JP2002540687A - グループ通信システムに異なる信号遅延を有したユーザに公正なアクセスを提供するための方法および装置 - Google Patents

グループ通信システムに異なる信号遅延を有したユーザに公正なアクセスを提供するための方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】メンバが異なる信号遅延を経験するグループ通信システムのメンバに公正なアクセスを供給すること。 【解決手段】メンバが異なる信号遅延を経験するグループ通信システムのメンバに公正なアクセスを供給するための方法および装置。通信システムのメンバは他のメンバと通信したいとき調停装置に送信要求を送る。送信要求は究極的に調停装置により受信される。初期送信要求が受信されたとき、調停装置に配置されたプロセッサにより時間窓が開かれる。時間窓は、時間窓内に受信されたすべての送信要求を同時に受信したものとして取り扱うのに使用される。時間窓内に受信された送信要求はどのメンバに排他的送信特権を付与すべきかの決定に含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般にプッシュトーク通信システムに関し特に、メンバーが異なる信
号遅延を経験するプッシュトーク通信システムのメンバーに正当なアクセスを提
供するための方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に中心位置とシステムの複数のユーザとの間の通信を供給するためのポイ
ントツーマルチポイント通信システムが多年にわたり使用されてきた。例えば陸
上移動体無線(LMR)を用いたディスパッチシステムが中央のディスパッチセ
ンターと1つ以上の対応する乗り物群との間でスケジュール情報を通信するため
に、トラック、タクシー、バスおよびその他の乗り物に使用されてきた。通信は
、その乗り物群の特定の乗り物にまたは全ての乗り物に同時に通信することがで
きる。
【0003】 ポイントツーマルチポイント通信システムの他の例はプッシュトーク通信シス
テムである。そのようなシステムは、各個人が無線通信装置を有し、個人からな
るグループが、グループの他のメンバーと通信することを可能にする。一般に、
プッシュトークシステムは、通信が無線通信装置により受信される単一周波数あ
るいは専用チャネルに依存する。一度に一人のメンバのみが他のメンバに情報を
送信することができる。しかしながら、すべてのメンバは、送信している一人の
メンバから通信を受信するために専用の放送チャンネルを聞くことができる。シ
ステムの他のメンバと通信を希望するメンバは一般に各通信装置上のプッシュト
ークボタンを押しそれにより専用チャンネルに単独のアクセスを可能にする。そ
れゆえ、これらのシステムは、プッシュトーク通信システムとして知られている
【0004】 プッシュトークシステムは、グループあるいはメンバが互いに「ポイントツー
ポイント」の態様で通信を必要とする戸外の設定において、一般に用いられる。
プッシュトークシステムの使用は、作業グループ通信、セキュリティ通信、建設
現場通信および局地的軍事通信を含む。互いに通信を必要とする人々のグループ
は共通に「ネット」として知られ、ネットの各メンバはときどき「ネットメンバ
」あるいは単に「メンバ」と呼ばれる。
【0005】 一般的なプッシュトークシステムにおいて、ときとして放送チャネルと呼ばれ
る専用チャネルはネットのあるメンバから他のメンバに同時に通信を送信するの
に使用される。放送チャネルは単一のチャネルまたは周波数、あるいは単一チャ
ネルを模倣するためにコントローラによりそれぞれが管理される複数のチャネル
で構成してもよい。いずれの場合にも、ある時点において、唯一のメンバが他の
メンバユーザに対して音声および/またはデータ通信を送信するようにしてもよ
い。誰かが送信しているときに、別のメンバが音声および/またはデータを放送
チャネルを介して送信しようとすると、2つの競合する通信間の干渉が生じ、理
解できない音声および/またはデータが他のネットメンバにより受信される結果
となる。
【0006】 メンバ間の干渉を防止するために、多くのプッシュトークシステムは、調停装
置を用いてある時点において、一人のネットメンバに放送へのアクセスを制限す
る。一般に、調停装置は、中央施設、基地局、あるいはネットメンバ間の通信が
通過する他の通信施設に置かれる。この調停装置は一般に送信要求メッセージの
ためのメンバからの送信を監視するデジタルコンピュータで構成される。送信要
求メッセージは一般に、無線通信装置上に設けられたプッシュトークボタンをネ
ットメンバが押すことにより発生される。この送信要求は、ネットメンバが送信
を開始する前に無線通信装置から調停装置に送信される。
【0007】 実際には、メンバは一般的に専用チャネルを介して通信を聞き、その通信が無
音のとき、たとえばネットメンバが送信を終了したとき送信しようとする。その
とき、送信したいと思っているメンバは一般に自分の通信装置上に設けられたプ
ッシュトークボタンを押し続ける。要求しているメンバが調停装置により送信特
権が許可されると、放送通信システムに属する他のメンバに対して通信の送信を
開始する。
【0008】 一般に、調停装置は、他のメンバが現在放送チャネルを使用していない場合に
のみ送信特権を要求しているメンバに許可する。
【0009】 他のシステムにおいて、他のメンバが現在送信特権を有しているとき誰に送信
特権を与えるかを決定するための優先度構成を使用している。
【0010】 別の状況下では、実質的に同時に2以上の通信装置から2以上の送信要求が調
停装置により受信される。この場合、調停装置は、他のメンバが現在送信してい
ないと仮定して、いずれの要求に対して送信特権を付与するかを決定する。
【0011】 このような調停機構に伴う1つの問題は、送信要求が発生されたときと、送信
要求が調停装置により受信されたときとの間に大きな信号遅延を経験するメンバ
は、送信特権を付与される機会がより小さいということであろう。そのような問
題は、例えば衛星通信装置を操作しているメンバにはよく起こることかも知れな
い。その場合、メンバは、他のメンバによる放送が停止した後、自己の衛星通信
装置上のプッシュトークボタンを押すことにより通信システムへのアクセスを得
ようと試みるかも知れない。しかしながら、送信要求が調停装置により受信され
ることにより、調停装置により近くで操作しているメンバ、一般には陸上の通信
システムを使用しているメンバはおそらく衛星メンバの要求よりもより早い時間
に送信要求を受信させるだろう。多くの調停装置は、「最初に来たものに最初に
サービスする」というベースにもとづいて送信特権を付与するので、衛星メンバ
は、話す機会に対して他のメンバと公正に競合することができないかも知れない
【0012】 必要なことは、送信要求を送信しているときの大きな信号遅延を経験するメン
バが送信特権を得る機会を改善することを可能にする調停装置である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、メンバが、異なる信号遅延を経験するグループ通信システムのメン
バに公正なアクセスを供給するための方法および装置である。そのようなグルー
プシステムにおいて、ある時点において、一人のメンバのみが他のメンバに情報
を送信することができる。これは、調停装置により一度に一人のメンバに排他的
送信特権を付与することにより得られる。
【0014】 通信システムのメンバは他のメンバと通信したいとき、送信要求を調停装置に
送る。各送信要求に相関する情報、例えば識別情報が一般には調停装置に設けら
れたメモリに記憶される。最初の送信要求を受信すると、最初の送信要求が受信
されたときあるいはその付近で、調停装置に設けられたプロセッサにより時間窓
が開かれる。時間窓は、その時間窓内に受信したすべての送信要求を同時に受信
したものとして取り扱うのに使用される。時間窓内で受信されたいかなる送信要
求も、どのメンバが排他的送信特権を付与されるべきかの決定に含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の特徴、目的および利点は、同一部に同符号を付した図面と関連して以
下に述べる詳細な説明から明白になるであろう。
【0016】 本発明は、無線陸上ベース通信システムおよび衛星通信システムからなる無線
プッシュトーク通信システムに関してここに記載する。本発明の開示は無線プッ
シュトークシステムに関して記載するが、本発明は、有線通信システムあるいは
、無線と有線の組合せシステムにも同様に使用可能であることが理解されるべき
である。さらに、本発明は陸上移動体無線(LMR)、携帯用無線電話機、ある
いはデータ通信ネットワークを含む多種多様の電話でないアプリケーションに使
用可能である。さらに、本発明は音声アプリケーションおよびデータアプリケー
ションの両方に適用できると理解されるべきである。
【0017】 図1は、無線プッシュトーク通信システムの図であり、さもなければ、グルー
プ通信システム、ネット放送システム、ディスパッチシステムあるいはポイント
ツーマルチポイント通信システムとして知られるシステムの図である。図1に示
す部品は、単にある種の無線通信システムを表しており、他の通信システムは同
様の結果を得るのに異なる部品を使用してもよいことが理解されるべきである。
それゆえ、本発明は図1に示すシステムに限定することを意図していない。さら
に、本発明は無線通信システムに限定することを意図していない。本発明に関連
してここに記載した原理は、無線プッシュトークシステムあるいは無線および有
線通信システムの両方から成るハイブリッドシステムにも同様に、等しく適用さ
れる。
【0018】 図1のグループ通信システムにおいて、ネットメンバはシステムの各メンバに
割当てられた無線通信装置を用いて互いに通信する。「ネット」という用語は、
メンバユーザのグループを示し、各々は、通信システム内で互いに通信する権限
を与えられている。一般に、中央データベースは、特定のネットのメンバを識別
する情報を含む。1つ以上のネットが同一の通信システム内で動作するようにし
てもよい。例えば、第1のネットは10人のメンバを有し、第2のネットは20
人のメンバを有するように定義してもよい。第1のネットの10人のメンバは互
いに通信することができるが、一般には第2のネットのメンバと通信することは
できない。他の状況において、異なるネットのメンバは1以上のネットのメンバ
間の通信を監視することができるが、自己のネットのメンバに情報を送信するこ
としかできない。
【0019】 無線通信装置あるいは遠隔装置は、図1に遠隔装置100、102、104,
106として示され、単一の遠隔装置は各ネットメンバに割当てられている。図
1では4台の遠隔装置のみが示されているが、プッシュトークシステムはわずか
2台の遠隔装置を持つようにしてもよいし、100台以上の遠隔装置を持つよう
にしてもよい。図1に示すように、無線通信装置100および102は、陸上無
線通信に装置を表し、遠隔装置104は衛星通信装置を表し、遠隔装置106は
データネットワーク160に接続されたデータ通信装置を表す。
【0020】 再び図1において、遠隔装置100および102からの通信は、無線の陸上通
信システムからなる1乃至「n」の基地局を表す基地局110a乃至110nと
の間でやりとりされる。基地局は、遠隔装置内の無線通信信号および遠隔装置と
、モバイルスイッチングセンタ(MSC)のような中央施設との間の無線通信信
号を中継するものとしてこの分野においてよく知られている。MSC120と基
地局との間の通信は1つ以上の基地局コントローラ(その1つを基地局コントロ
ーラ(BSC)115として示す)を介して経路制御される。BSC115は所
定の位置で動作する一般には幾つかの基地局の機能を調整する。
【0021】 各基地局110は、基地局の位置から半径数マイルまでの範囲のカバーエリア
を提供する。遠隔装置は、各基地局のカバーエリア内を移動するので、遠隔装置
との間でやりとりされる通信信号は一般に、遠隔装置が最も近接して位置する特
定の基地局を介して経路制御される。
【0022】 伝統的なプッシュトークシステムを定義する特徴は、一度に一人のメンバしか
他のメンバに情報を送信することができないということである。これは、理解で
きない音声とデータがネットメンバにより受信されることになる同時に発生する
複数の通信を回避する。多くのプッシュトーク通信システムにおいて、送信と受
信のためにすべての遠隔装置により単一の周波数あるいはチャンネルが一般に使
用される。例えば、携帯用無線電話機を用いた簡単なプッシュトークシステムを
考えてみる。そのようなシステムでは、携帯用無線電話機は基地局あるいは他の
中央通信マネージャの必要性無く互いに直接通信する。送信および受信の両方に
専用のチャネルが使用される。送信と受信は、専用チャネルにおいて、異なるタ
イムスロットを占有する。もし、専用チャネルが第1のユーザにより使用されて
いるなら、送信したい他のユーザは第1のユーザが送信を終了するまで待たなけ
ればならない。そうでなければ、実質的に同時に送している2人のユーザ間に干
渉を生じる。
【0023】 図1に示すようなより複雑なプッシュトークシステムにおいて、メンバは直接
互いに通信するよりも、1以上の基地局を経由して互いに通信する。これらの複
雑なシステムにおいては、調停装置がしばしば使用され、ある時点において、一
人のメンバが他のメンバに送信することを可能にする。送信および受信のための
専用チャネルの概念もそのようなシステムでは異なってよい。例えば、そのよう
なシステムにおける「放送チャネル」は、送信するための専用の周波数よりむし
ろ単に唯一人のメンバを他のメンバと通信可能にする概念である。
【0024】 例えば、例示的な符号分割多重アクセスシステムにおいて、各メンバは1以上
の基地局と通信する。各メンバは、互いの送信と受信を区別するためのユニーク
な変調コードを使用する。一般には、各メンバは1以上の基地局と順方向リンク
および逆方向リンクを確立し、前者は、基地局から遠隔装置へのチャネルを表す
のに使用され、後者は、遠隔装置から基地局へのチャネルを表すのに使用される
。メンバがネットの他のメンバに対してメッセージを送信したい場合、メッセー
ジは送信遠隔装置にユニークな逆方向リンクを介して基地局に送られる。次に、
メッセージは、ネットの各メンバごとに1順方向リンクである、複数の順方向リ
ンクを介して他のメンバの各々に再送信される。あるいはメッセージは、すべて
のメンバにより監視される単一の順方向リンクを介して送信される。二人以上の
メンバが他のメンバに同時に送信しようとする場合には、調停装置は他のメンバ
に再送信すべき唯一の送信を選択する。
【0025】 図1に戻ると、MSC120は、種々の基地局カバーエリア内で動作する遠隔
装置間並びに、図1にPSTNとして示されるパブリックスイッチテレホンネッ
トワークを介して遠隔局と陸線電話ユーザとの間の通信経路を制御するための回
路を供給する。代替的にあるいはさらにMSC120はパーソナルコンピュータ
、メインフレームコンピュータ、デジタルカメラ、eメールシステム、遠隔制御
された装置等のようなコンピュータネットワーク160に接続するようにしても
よい。一般に、MSC120からコンピュータネットワーク160への接続は相
互作用機能すなわちIWF117を用いて行われる。IWF117は、一般によ
く知られたTCP/IPプロトコルであるコンピュータネットワーク160に使
用するのに適したプロトコルを用いてMSC120からデータをフォーマット化
する。あるいはコンピュータネットワーク160との接続は、別個のIWF11
7の必要なくしてBSC115により直接行うこともできる。この場合、IWF
117のフォーマット機能はBSC115内に組み込まれる。
【0026】 通信マネージャ140は図1に示すようにPSTN130に接続可能であり、
あるいはデータネットワーク160に接続可能であり、既存のポイントツーポイ
ント無線通信システムにおいて、プッシュトーク通信を供給する。通信マネージ
ャ140は、放送通信が所望の場合に、一人のネットメンバが他のネットメンバ
と同時に通信可能にするのに使用されるトラフィックコントローラ(後述)を供
給する。さらに、調停装置150もまた通信マネージャ140に配置するように
してもよい。調停装置150はどのメンバが他のネットメンバに送信するための
排他的特権を付与するかを制御する。この排他的特権は時として、排他的送信特
権あるいは単に送信特権と呼ばれ、一般に一度に一人のネットメンバに付与され
る。既存の無線通信システムにおいて動作する通信マネージャの例は、本発明の
譲受人に譲渡され、引用することにより、本明細書に組み込まれる米国出願番号
第08/595,566号(発明の名称:「パブリックスイッチテレホンネットワークにお
いてプライベート通信システムを提供するための方法および装置」)に開示され
ている。
【0027】 調停装置150は通信マネージャに配置することができ、あるいはMSC12
0に配置することもできるし、基地局110a乃至110nのいずれか1つに配
置することができる。調停装置150はさらに、データパケットの形態で通信信
号を受信するデータネットワークに接続するようにしてもよい。ネットワーク1
60の例はインターネットであり、データは良く知られたTCP/IPプロトコ
ルのようなあらかじめ決められたプロトコルを用いてコンピュータ間でデータが
交換される。遠隔装置との通信のやりとりはデータネットワーク160を介して
送信するのに適したデータパケットに変換される。メンバは、電話またはコンピ
ュータのような通信装置をデータネットワーク160に接続し、他のメンバと通
信することができる。調停装置150の主たる機能は一度に一人のメンバに排他
的送信特権を付与することである。
【0028】 図2は、アンテナ200、ディスプレイ210、キー220、スピーカ230
、イヤピース240およびプッシュトークスイッチ250から構成される一般的
な遠隔装置100を示す。説明のために、図2の遠隔装置は無線の陸上遠隔装置
100であるが、同じ説明を他の示した遠隔装置タイプにも適用可能であること
が理解されるべきである。遠隔装置100は一つ以上のデジタルおよび/または
アナログ技術を用いた無線電話、陸上移動体無線(LMR)、携帯用無線電話機
、データ計算装置、衛星通信装置、あるいは遠隔装置100と遠隔相手先との間
で生じる無線通信を可能にする何らかの装置であり得る。一般に、遠隔装置10
0は、ネットメンバ間で音声通信を送受信するのに用いられる。遠隔装置100
はさらに、無線または有線の通信装置を用いた通信システムの他の無線または有
線のユーザに対するポイントツーポイント通信、あるいは特定のネットで動作す
るメンバのグループに相関しない通信装置に対するポイントツーポイント通信を
供給する能力を持つようにしてもよい。
【0029】 音声通信に加えて、遠隔装置100はまた集約してデータ通信を送信および受
信するために、ポータブルあるいは据え置きのコンピュータシステム、位置報告
システム、あるいはメータ読取りシステムのような何らかのデータ処理装置を備
えるようにしてもよい。遠隔装置100は、一端がデータ処理装置に接続され、
他端が遠隔装置100上の通信ポート(図示せず)に接続されたインタフェース
ケーブルを用いてそのようなデータを発生する装置にインターフェースするよう
にしてもよい。
【0030】 あるいは、遠隔装置100の必要な内部部品をデータ処理装置に集約し、集積
されたパッケージにおいて、データおよび/または音声通信を送信および受信す
るのに適した単一装置を形成するようにしてもよい。いずれの場合にも、遠隔装
置100はデータ発生装置からのデータを一人以上のネットメンバにあるいは一
人以上のネット外のメンバにデータを送信するのに用いることができる。
【0031】 音声通信装置として使用される場合、ネットメンバはキー220を用いてデー
タを遠隔装置100に入力する。データは一般にネットメンバが送信したい相手
に属する第2の通信装置の、電話番号のような識別番号からなる。キー220は
また、ディスプレイ210と関連して使用され種々の通信オプションを選択する
。例えば、メンバがネットのすべてのメンバと通信したい場合、キー220を用
いてディスプレイ210から視認可能なオプションのメニューからそのようなオ
プションを選択することができる。さらに、キー220はネットメンバが通信し
たいすべてのネットメンバの代わりにサブセットのネットメンバを選択するのに
使用することができる。遠隔装置100の他の動作機能はディスプレイ210に
関連してキー220を用いてアクセスすることができる。例えば、イヤピース2
40が作動するボリューム、メンバ名および相関する電話番号あるいは、遠隔装
置100により置かれたあるいは受信された過去の通信に関する種々の情報のよ
うな情報の記憶と検索である。
【0032】 ネットメンバが他のネットメンバに音声またはデータを送信したい場合、送信
が許可可能になる前にメンバにより最初に許可を求めそして調停装置150によ
り許可されなければならない。メンバは一般に遠隔装置100上に配置されたプ
ッシュトーク(PTT)ボタンまたはスイッチ250を押すことにより、送信要
求として知られる、送信するための許可を要求する。PTTスイッチ250を押
すと、遠隔装置100は送信要求を発生し、後述する調停装置150に究極的に
送信される。他のネットメンバが送信特権を保持していなければ、送信するため
の許可が調停装置により付与され、要求しているネットメンバは、送信するネッ
トメンバが誰を選択したかに応じて他のネットメンバあるいはネット外のメンバ
に音声及び/またはデータを送信開始するように許可される。送信要求信号が調
停装置150により受信されたときに他のネットメンバが送信特権を保持してい
る場合には、要求しているメンバは現在送信特権を保持しているメンバよりも高
い優先度を有する。
【0033】 メンバがPTTスイッチ250を押したときと、送信要求が調停装置150に
より受信されたときとの間に時間の経過を生じる。これは、遠隔装置100と調
停装置150との距離および送信要求が調停装置150に到達するまでの電子回
路の数を含む種々の要因による。例えば、無線陸上通信システムにおいて、少量
の遅延を有し、その遅延は、送信要求が遠隔装置100から空中を介して基地局
100aに移動するのにかかる時間に帰する。次に、送信要求はダウンコンバー
トされ、復調されMSC120に送られる。MSC120では、送信要求はPS
TN130に導かれ最終的に通信マネージャ140内に配置された調停装置15
0に送られる。送信要求は、調停装置150により受信される時間までに500
ミリ秒以上遅延されたかも知れない。
【0034】 別の例において、遠隔装置104は調停装置150から数千マイル離れた衛星
通信装置である。遠隔装置104が送信要求を送ると、遠隔装置104から、一
般に地上から数百マイルあるいは数千マイル上空の衛星108に送信される。送
信要求が遠隔装置104からゲートウエイ112により受信されるまでに250
ミリ秒のオーダーの時間遅延を生じる。ゲートウエイ112から送信要求は、ゲ
ートウエイ112に近いPSTNに導かれなければならない。次に、一般に電気
またはファイバケーブルを介して数千マイル離れたPSTN114に導かれる。
この結果100ミリ秒のオーダーの別の遅延を生じる。最後に、送信要求は、遠
隔装置104上でPTTスイッチ250が押されてから比較的長い遅延の後で調
停装置150により受信される。
【0035】 さらに、別の例では、遠隔装置106はデータネットワーク160に接続され
たデータ通信装置である。一般に、遠隔装置106はふたたび調停装置150か
ら長い距離離れたところに配置される。遠隔装置106が送信要求を送るとデー
タネットワーク160を構成する多くのコンピュータネットワークを介して導か
れなければならない。しばしば、データネットワーク160は途方もないデータ
量により過負荷となり意図した宛先に導かれる時大きくデータを遅延させる。こ
の場合、遠隔装置160からの送信要求は調停装置150に到達する前に数百ミ
リ秒以上遅延されるかもしれない。
【0036】 上述した遅延は、図1において説明した放送システムに望ましくない効果をも
たらす。調停装置150は一般に「最初に来たものに最初にサービスする」に基
づいて排他的送信特権を付与する。それゆえ、タイムリーな態様で送信要求を調
停装置150に導かせるのに首尾一貫した遅延を経験するネットメンバは常に送
信特権が否定されることにより不利を被る。それゆえ、あるネットメンバからの
遅延された送信要求を受信する調停装置150の結果は送信要求に関連する遅延
をほとんど持たないあるいは全くもたないメンバに有利に働き、一方、送信要求
に関し比較的大きな遅延を持つメンバに対して不公平な取り扱いをする。この問
題は、以下に述べるように本発明の調停装置150で解決される。
【0037】 図3は、調停装置150およびトラフィックコントローラ308の機能的部品
を示す。プロセッサ300はプッシュトークシステムの遠隔装置からの送信要求
を受信する。プロセッサ300は一般的にパーソナルコンピュータ、メインフレ
ームコンピュータ、あるいは単にマイクロプロセッサ、例えばカリフォルニア州
サンタクララのIntelコーポレーションの80×86マイクロプロセッサの
ようなデジタル計算装置である。
【0038】 送信要求は、少なくとも要求が始まる遠隔装置を識別する情報を含む。他の情
報は送信要求と一緒に送信可能である。他の情報としては、その要求が送信され
た日にちおよび時間、要求が送信されたときこの通信が向けられているロケーシ
ョン、あるいは遠隔装置に割当てられた優先度を含む。送信要求は、制御チャネ
ル、ページングチャネル、トラフィックチャネルを用いた通信システムの遠隔装
置によって、あるいはメッセージを送信するためのこの分野で一般的に知られた
なんらかの手段により送信することが可能である。それゆえ、本発明は送信要求
がプロセッサ300に送信される方法に限定されない。
【0039】 送信要求は、この分野でよく知られる技術を用いて受信器302により受信さ
れる。プロセッサ300は各送信要求に関連する情報を抽出し、メモリ304に
記憶する。そのような情報は、送信要求を送ったメンバを識別する情報を含む。
例えば各送信要求が受信される時間のような送信要求に含まれる他の情報もオプ
ション的に記憶するようにしてもよい。
【0040】 各送信要求に関連する情報を記憶することに加えて、プロセッサ300は、初
期の送信要求が受信された時間に実質的に等しい開始時間を持つ時間窓を開く。
タイマ306は、初期送信要求が受信された時間および時間窓が終了するときを
決定するのに使用される。時間窓の終了は多くの方法で成就できる。好適実施形
態において、プロセッサ300は初期送信要求が受信されたときタイマ306に
信号を供給する。それによりタイマ306はプロセッサ300により供給された
信号からの経過時間の追跡を開始する。経過時間が所定の時間窓の期間に等しい
とき、タイマ306は信号をプロセッサ300に送り、時間窓が閉じられたこと
を示す。タイマ306は良く知られたハードウエアおよびソフトウエア技術を用
いて実現可能であり、所望であればプロセッサ300内に集積可能である。
【0041】 時間窓が終了しない場合、初期送信要求の後調停装置150により受信された
各送信要求に関する情報は、メモリ304に記憶される。時間窓が終了すると、
プロセッサ300は、あたかも同時に受信されたかのように時間窓内で受信され
たすべての送信要求を評価する。随意的に、時間窓が閉じると、プロセッサ30
0は他のメンバが現在送信特権を保持しているかを判断する。もしそうであれば
、プロセッサ300は時間窓内で受信した送信要求を評価する必要がない。なぜ
ならば、好適実施形態において、送信特権は、他のメンバが現在送信特権を保持
しているならば他のメンバに与えることができないからである。他の実施形態に
おいて、送信要求が調停装置150により受信されたときに例え送信特権が他の
メンバにより保持されているとしても送信特権を他のメンバに与えるべきか否か
を決定するのに優先機構が使用される。
【0042】 他のメンバが送信特権を保持していない場合には、プロセッサ300は、各送
信要求に対応する優先度を比較するような所定の方法を用いてメモリ304に記
憶された送信要求の1つに対応するメンバに送信特権を付与する。メンバが送信
特権を受信するように選択された後、プロセッサ300は最初に他のメンバが現
在送信特権を保持しているか否かを決定する。送信特権を保持していなければ、
選択されたメンバは、一般に確認メッセージを選択されたメンバに送ることによ
り選択されたメンバに送信特権が付与され、他の競合するメンバは特権が否定さ
れる。否定メッセージは随意的にこれらのメンバに送るようにしてもよい。次に
、プロセッサ300は、初期送信要求の待ちを再開する。他のメンバが現在送信
特権を保持している場合、すべての送信要求は否定され、プロセッサ300は初
期送信要求の待ちを再開する。
【0043】 時間窓は、時間窓内で受信された送信要求が、どのメンバが排他的送信特権を
付与されるべきかの決定に含まれることを可能にすることにより遅延された送信
要求の効果を等しくするのに使用される。従って、初期送信要求が受信されてか
ら比較的長い時間で受信された送信要求は、あたかも初期送信要求と同じ時間に
受信されたものとして取り扱われる。
【0044】 好適実施形態において、時間窓の期間は、100ミリ秒ないし150ミリ秒の
オーダーの所定の固定値である。もちろん、他の実施形態において、時間窓はよ
り大きなまたはより小さな値を持つことができる。他の好適実施形態において、
時間窓は、1つ以上のイベントあるいは環境に応じて可変可能な期間時間から構
成される。例えば、調停装置150が遠隔装置が非常に長い距離離れて配置され
ていると判断すると、時間窓の期間を増大して、送信特権を得るにあたり近くの
メンバとより等しく競合できるようにすることが望ましい。そのようなロケーシ
ョンの情報は上述したように送信要求内に含ませることができる。
【0045】 確認メッセージに加えて送信特権がメンバに付与されると、プロセッサ300
は1以上のコマンドまたは制御信号をトラフィックコントローラ308に送り、
要求しているメンバの入力送信を放送システムの他のメンバに導くように指示す
る。トラフィックコントローラ308は、放送システムのいずれか一人のメンバ
からの送信をプロセッサ300から受信したコマンドまたは信号に応じて放送シ
ステムの一人以上の他のメンバに接続する能力を有する。トラフィックコントロ
ーラ308はこの分野において良く知られており、良く知られた回路スイッチあ
るいは、メンバ間にパケットデータスイッチングを供給するプロセッサであり得
る。
【0046】 図4Aおよび4Bは本発明の方法を詳細に示すフローチャートである。この方
法は、ステップ400で始まり、ステップ400において、プロセッサ300は
グループ通信システムのメンバからの初期送信要求の受信待ちとなる。ステップ
402において、プロセッサ300は、通信システムの最初のメンバから初期送
信要求を受信する。ステップ404において、プロセッサ300は少なくとも最
初のメンバに対応する識別情報をメモリ304に記憶する。この識別情報は一般
に初期送信要求内に含まれるが、最初のメンバからのその後の送信に含めるよう
にしても良い。プロセッサ300はまたステップ404において初期送信要求が
受信された時間に実質的に等しい開始時間を持つ時間窓を開く。最後にステップ
404において、プロセッサ300はタイマ306に警報を出し、初期送信要求
が受信されたときの時間からの経過時間をカウントする。
【0047】 ステップ406において、プロセッサ300は時間窓の終了前に通信システム
の第2のメンバから次の送信要求を受信する。ステップ408において、プロセ
ッサ300は少なくとも第2のメンバに対応した識別情報をメモリ304に記憶
する。
【0048】 ステップ410において、タイマ306は、初期送信要求の受信からの経過時
間を所定の時間窓期間と比較することにより時間窓が閉じたことを決定する。経
過時間が時間窓期間に等しいとき、タイマ306は時間窓が閉じたことを示す信
号をプロセッサ300に送る。
【0049】 随意的に、フローはステップ422に続き、送信特権が他のメンバにより保持
されているか否かを決定する。もしそうであれば、時間窓内で受信された送信要
求は評価される必要はない。なぜなら、調停装置150により使用されている優
先機構のような送信特権を付与する設備が実施されていない限り、他のメンバが
送信特権をすでに保持している場合には、メンバは、送信特権が付与されないか
らである。この場合、フローはステップ424に進み、プロセッサ300はメモ
リ304内の従前の時間窓の期間に受信された何らかの送信要求に関連する情報
をクリアする。次に、プロセッサ300は、ステップ400において、次の初期
送信要求の待ちを再開する。ステップ422において、送信特権が現在他のメン
バにより保持されていないと決定されると、フローは以下に述べるようにステッ
プ412に進む。
【0050】 ステップ412において、プロセッサ300はどのメンバが送信特権を付与さ
れるべきかを決定するのに時間窓内に生じた送信要求を含む。この選択は、一般
に当業者に知られた態様で行うことができる。
【0051】 ステップ414において、時間窓内に受信された送信要求の1つに対応するメ
ンバがプロセッサ300により選択され送信特権を受信する。しかしながら、こ
れが行われる前に、図4Bのステップ416に示すようにプロセッサ300は最
初に他のメンバが現在送信特権を保持しているか否か決定する。いずれのメンバ
も送信特権を現在保持していない場合には、ステップ418に示すように、一般
に確認メッセージを選択されたメンバに送ることにより送信特権が付与され、他
の競合するメンバは特権が否定される。否定メッセージは、随意的にこれらのメ
ンバに送るようにしても良い。次に、プロセッサ300は、ステップ400にお
いて、次の初期送信要求の待ちを再開する。他のメンバが現在送信特権を保持し
ている場合には、すべての送信要求は否定され、プロセッサ300は、送信特権
を与えるための有線機構あるいは他の方法が使用されていない限り、ステップ4
20において、時間窓内で受信された送信要求に関連するメモリ304に記憶さ
れた情報をクリアする。プロセッサ300は随意的にこの時、従前の時間窓の期
間に送信要求を送信した遠隔装置に否定メッセージを送る。次に、プロセッサ3
00はステップ400において、次の初期送信要求の待ちを再開する。
【0052】 上述した好適実施形態の記載は当業者が本発明を作成または使用することを可
能にするために提供されたものである。これらの実施形態の種々の変形例は、当
業者には明白であり、ここで定義した一般的な原理は、発明力の使用なしに他の
実施形態に適用可能である。従って、本発明は、個々に示した実施形態に限定す
ることを意図したものではなく、個々に開示した原理および新規的な特徴に一致
する最も広い範囲が与えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が使用されるグループ通信システムの図である。
【図2】 図1のグループシステムに使用される一般的な遠隔装置を示す図である。
【図3】 図1のグループシステムで使用される調停装置およびトラフィックコントロー
ラの機能的部品を示す図である。
【図4A】 本発明の方法を詳細に示すフローチャートである。
【図4B】 本発明の方法を詳細に示すフローチャートである。
【符号の説明】
100、102、104、106・・・遠隔装置 1098・・・衛星 110a乃至110n・・・基地局 112・・・ゲートウエイ 114・・・PSTN 115・・・BSC 120・・・MSC 130・・・PSTN 140・・・通信マネージャ 150・・・調停装置 160・・・データネットワーク 200・・・アンテナ 210・・・ディスプレイ 220・・・キー 230・・・スピーカ 240・・・イヤピース 250・・・スイッチ 300・・・プロセッサ 302・・・受信器 304・・・メモリ 306・・・タイマ 308・・・トラフィックコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調停装置によって最初のメンバから初期送信要求を受信し
    、 前記初期送信要求に応答して時間窓を開き、 前記調停装置により第2のメンバから第2の送信要求を受信し、 前記第2の送信要求が前記時間窓内で受信されたか否かを決定し、および 前記第2の送信要求が前記時間窓内で受信された場合、そのメンバに排他的送
    信特権を付与すべきかの決定に、前記初期送信要求と前記第2の送信要求を含め
    る、 ことを具備する、メンバが異なる信号遅延を経験するグループ通信システムのメ
    ンバに公正なアクセスを提供する方法。
  2. 【請求項2】 第1の送信要求を受信するステップは、前記第1のメンバに
    対応する識別情報を記憶するステップからなる、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 第2の送信要求を受信するステップは前記第2のメンバに対
    応する識別情報を記憶するステップからなる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の送信要求が前記時間窓内に受信されたか否かを決
    定するステップは、 前記時間窓が閉じているか否かを決定し、および 前記時間窓が閉じていなかった場合には、前記第2のメンバに関連する情報を
    記憶することから構成される、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1のメンバから初期送信要求を受信し、第2のメンバから
    第2の送信要求を受信する受信器と、 前記初期送信要求および前記第2の送信要求に関連する情報を記憶するメモリ
    と、 時間窓が閉じたときを決定するタイマと、および 前記受信器、前記メモリおよび前記タイマと接続され、前記第2の送信要
    求が前記時間窓内で受信された場合、どのメンバに排他的送信特権を付与するか
    の決定に前記処理送信要求および前記第2の送信要求を含めるプロセッサと を具備する、メンバが異なる信号遅延を経験するグループ通信システムのメンバ
    に公正なアクセスを提供する装置。
  6. 【請求項6】 前記情報は、前記第1のメンバおよび前記第2のメンバに関
    連する識別情報からなる、請求項5記載の装置。
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