JP2002539878A - 眼球透明光学系の自己診断装置およびその使用方法 - Google Patents

眼球透明光学系の自己診断装置およびその使用方法

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JP2002539878A
JP2002539878A JP2000607531A JP2000607531A JP2002539878A JP 2002539878 A JP2002539878 A JP 2002539878A JP 2000607531 A JP2000607531 A JP 2000607531A JP 2000607531 A JP2000607531 A JP 2000607531A JP 2002539878 A JP2002539878 A JP 2002539878A
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ローゼンマン、ヤコブ
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タリア テクノロジー エルティーディー.
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B3/00Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes
    • A61B3/0008Apparatus for testing the eyes; Instruments for examining the eyes provided with illuminating means

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、a)眼窩への装着手段を備えた一面を有する硬性中空フレームと、b)前記フレーム内に位置する(一次または「仮想」)小型光源と、c)前記光源と角膜との間の距離を、前記フレームが眼に装着された際、前記距離が平均的な眼の焦点長の範囲内であるように調整するための手段とを備えた、眼球透明光学系の自己診断装置に関する。本発明に係る装置は更に、妨害物に由来する光束を排除するための電動または手動手段と、特定範囲の可視スペクトルを選択するためのフィルターとを備えていてもよい。本発明は更に、眼球透明光学系(角膜、水晶体、および硝子体液)における混濁の自己診断方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の分野] 本発明は、眼の角膜、水晶体、および硝子体ゲルにおける混濁を含む視覚異常
の自己診断装置および方法に関する。
【0002】 [発明の背景] 視覚異常は、非常に多くの場合、眼球の透明光学系における混濁と関連してい
る。そのような混濁は、網膜への光の通路を遮り、視覚障害を引き起こす。この
種の最も一般的な障害は、眼球の硝子体ゲルにおけるわずかな混濁により生じる
が、通常これらの障害は、光が自由に通過できないことだけである。より一層深
刻な問題は、角膜または水晶体における混濁、および、特に、水晶体が不透明な
状態となる白内障である。白内障は、水晶体において、機械的損傷や代謝性欠陥
の結果として、または白内障の最も一般的な形態である年齢を重ねた結果(老年
性白内障)として生じ得る。
【0003】 白内障のほとんどは痛みが無く、炎症を伴うことは無い。外傷性白内障は、眼
への直接的または間接的外傷に起因する。老年性白内障は、通常55歳を超えた
人々に発症し、一般的に両眼で生じる。筋状、点状、またはシート状の混濁の形
態で始まり、数ヶ月または数年をかけて徐々に進行し、最終的に水晶体全体を混
濁させる。手術可能な白内障の存在を示す単一の有効な客観検査は存在しない。
眼科医は、患者の症状を分析し、通常の眼球検査をし、グレア障害やコントラス
ト感受度を検査し診断を補助することはできる。手術をするための最終決定は患
者の役割である。白内障手術は、大抵の場合局所麻酔の下で行われる。曇った水
晶体は、6〜12mmの切開により完全に除去するか、または高周波超音波によ
り溶解(水晶体乳化)させる。この二番目の方法は、かなり小さな、約3mmの
切開しか必要とせず、白内障除去のためのより好ましい方法となっている。しか
しながら、この方法が最良の結果をもたらすのは、白内障があまり成熟していな
い場合である。かなり成熟した白内障において、硬化した水晶体の溶解には、更
なるエネルギーと尽力が必要とされるであろう。
【0004】 従って、いかなる人も、特に50歳を超えた人々は、定期的に眼球の透明光学
系の状態を検査することが望ましい。そのような自己診断はまた、白内障を認識
している多くの人々によっても所望されている。特殊なケースでは、眼科医によ
り白内障が生じていると既に診断されている場合、患者は、白内障の進行状態を
確認するため、眼科医を訪れてから次に訪れるまでの間自分でチェックすること
が時として望ましい。白内障自己診断用の簡便な方法および装置。本発明は、眼
球光学系の透明部を自己診断するための容易な方法および容易な装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】 [発明の簡単な説明] 本発明は、a)眼窩への装着手段を備えた一面を有する硬性中空フレームと、
b)前記フレーム内に位置する小型光源と、c)前記小型光源と角膜との間の距
離を、前記フレームが眼に装着された際、前記距離が5〜30mm、好ましくは
12〜18mmの範囲内であるように調整するための手段とを含む眼球透明光学
系の自己診断装置に関する。
【0006】 小型光源は、発光ダイオード(LED)のような一次光源であってもよいし、
または「仮想」光源、つまり、別の一次光源から放出された光を透過、反射また
は屈折させる素子(または一連の素子)であってもよい。一次光源は、前記装置
の一部であってもよいし、照明器具若しくは太陽といった外部の利用可能な光源
であってもよい。
【0007】 硬性フレームは、眼窩への前記装置の簡便な装着を可能にするか、または、眼
球前方に適切な距離をおいて前記装置を簡単かつ都合よく配置する手段を備えた
いかなる形状のものであってもよい。眼球前方に前記装置を配置するための、最
も一般的に使用される手段は、望遠鏡などに使用されるような弾性ゴム製眼保護
具である。
【0008】 硬性フレーム内の光源の位置は、光源と眼球との間の距離が、眼の検査中、平
均的眼の焦点長の範囲内にあるようにデザインされている。光源を被検眼の焦点
長に等しい距離dをもって配置するため、クリアで輪郭のはっきりした全円の光
が見えるまで眼窩に対して弾性ゴム製眼保護具を押圧するか、または硬性フレー
ム内の光源の位置調整手段を有する装置においてはこれらの手段を使用するかの
いずれかによって光源位置の更なる微調整が行われる。
【0009】 本発明に係る装置は更に、前記装置の光学素子上または光源から眼球への光の
通路上のほこりや汚れに起因する妨害物、あるいは光源自体のスペックル現象に
由来し角膜上に当たる光束を排除するための手段を備えていてもよい。これらの
手段は、妨害物が平均化されるように光源または光路上の素子の高速に回転させ
るための電動または手動手段であってもよいし、或いは、ピンホールディスクか
らなる、またはレンズかフィルターかディフューザとピンホールディスクとの組
み合わせからなる空間フィルターであってもよい。
【0010】 本発明にかかる装置は更に、特定範囲の可視スペクトルを選択するため、光源
と眼球に面した装置端部との間にフィルターを備えていてもよい。
【0011】 本発明は更に、眼球透明光学系(角膜、水晶体および硝子体液)内における混
濁の自己診断方法に関し、a)眼球に向かって発散光を放出する小型光源を、眼
球から約15mmの距離をおいて眼球前方に位置決めすること;b)被検眼でク
リアな明るい全円が見られるまで前記光源と眼球との間の距離を微調整すること
;c)前記円内に影がないかどうかチェックすることを含む方法であり、前記円
内に見られるいかなる影も眼球光学系における混濁を示している可能性がある。
【0012】 本発明にかかる前記方法は更に、眼球内の混濁に起因する影と、光束の(ほこ
りや汚れまたはスペックルに起因する)不均質部、つまり、装置の光学系におけ
る不均質部に起因する影とを区別するため、光源を回転または移動させることを
含んでいてもよい。
【0013】 [図面の説明] 図1:人間の眼球の概略図。1は角膜、2は水晶体、3は網膜、4は虹彩、5
は瞳孔、6は硝子体ゲル、7は眼球の第一の主面である。
【0014】 図2a:人の眼の前方焦点面に配置された小型光源10から放出された発散光
線は、角膜および水晶体で屈折し(図中、角膜で二度、水晶体7で二度屈折する
かわりに眼球の第一の主面で屈折するように概略的に示されている)、平行光線
として網膜上に当たり、均等な全円の光11を形成する。
【0015】 光線の通路を遮る、眼球の透明部分におけるあらゆる障害物または混濁12は
、この光の円内に影14として見られる。
【0016】 図2b:光源が眼の焦点長13より短い距離を置いて配置されると、水晶体か
らの出射光線は発散し、より大きく幾分暗い円が見られる。いかなる混濁も拡大
されて見えるであろう。
【0017】 図2c:光源が眼の焦点長より長い距離を置いて配置されると、水晶体からの
出射光線は収束し、より小さくより明るい円が見られるであろう。いかなる混濁
も小さく見えるであろう。
【0018】 図3:本発明に係る装置の好ましい実施の形態。前記装置は、一方が密閉され
、開放(または透明な窓で密封)された前面に眼保護具(21)を有するシリン
ダ(20)を備えている。シリンダ内には、白熱電球(22)と小さなガラスビ
ーズ(23)が中心軸に沿って並べられている。ガラスビーズによって作り出さ
れた電球のフィラメントの像が、(仮想)光源である。前記装置は更に、電球に
電力を供給するための電池(24)を備えている。
【0019】 図4:本発明に係る装置の好ましい実施の形態。前記装置は、一方が密閉され
、開放(または透明な窓で密封)された前面に眼保護具(21)を有するシリン
ダ(20)を備えている。シリンダ内には、白熱電球(22)と、散光ガラスビ
ーズ(25)と、ピンホールディスク(26)とが中心軸に沿って並べられてお
り、ピンホールが(仮想)光源である。散光ガラスは回転させることができ、そ
れによって光源のスペックル、または装置内のほこりや汚れによって生じる妨害
物を平均化する。ピンホールが(仮想)光源である。前記装置は更に、白熱電球
に電力を供給するための電池(24)を備えている。
【0020】 [発明の詳細な説明] 眼球(図1)の光学系は、眼に見えるものの像が網膜(3)上に投影されるよ
うに、眼球に入射する光線を屈折させる機能を有し、角膜(1)と水晶体(2)
とから構成される。この多素子レンズ(すなわち、角膜+水晶体)は、角膜と水
晶体の間(角膜の1.5mm後方)に位置する、代表的な平均焦点長16.67
mmを有する薄いレンズと略等価である。この仮想等価レンズが位置する面は、
眼球の第一の主面(7)と呼ばれる。
【0021】 均一に散光する小型光源が、凸レンズの原理上の焦点(principle
focus)に配置される場合、光源から放射され、レンズに当たる光線は、レ
ンズで屈折しレンズの第二の面から(レンズ面に垂直な)平行光線として出射す
る。同様に、眼の焦点長に等しい距離dを置いて眼球の前方に配置された小型発
散光源から放出された光線は、平行線状に網膜上に当たる。従って、眼球の外表
面と網膜との間に障害物が存在しないとすれば、光源は、(瞳孔直径によって決
まる直径の)クリアで均一に照らし出された円として観察者には見えるであろう
。光線の通路を遮り得る、眼球の透明部分におけるいかなる障害物も、この光の
円内で影または斑点として見えるであろう(図2)。これらの影は必ずしもバッ
クグラウンドより暗いものではなく、周囲の屈折率に対する混濁部の屈折率によ
って時にはより明るい斑点として見える。
【0022】 光源が、眼球の前方に被検眼の焦点長と厳密に等しい距離dをおいて配置され
る場合、全円の光(その直径は瞳孔直径によって決まる)が網膜上に当たり、観
察者(すなわち、前記眼を有する人)には照らし出された全円が見える。
【0023】 光源が眼の焦点長より短い距離をおいて配置されている場合、眼球光学系は、
光線を完全に平行にするのに十分なだけ光線を屈折させることができず、光線は
発散角を持ってレンズの第二の面から出射する。よって、より大きくて幾分暗い
円が見られる。光源が眼の焦点長より長い距離をおいて配置されている場合、前
記レンズから出射した光線は集光角を持って網膜上に当たることにより、より小
さく幾分明るい円が見られる。
【0024】 従って、光源が焦点長と略等しい距離をおいて配置されている場合、眼球透明
光学系のあらゆる部分における混濁が輪郭のはっきりした影として最もクリアに
見える。前記距離が長くなるにつれ、小さすぎて見えなくなるまで影は小さくな
る。前記距離が短くなるにつれ、明暗のコントラストを明確にするのが困難にな
るまで影は大きくなるが拡散する。
【0025】 本発明の装置はこの現象に基づくもので、眼球の透明光学系における混濁の自
己診断にその現象を利用している。
【0026】 本発明に係る装置は、硬性フレーム内に封入された点(小型)光源を備えてい
る。前記硬性フレームは、フレームを眼窩に装着する手段を有し、また、前記光
源は、フレームが眼に装着された際、光源と角膜との間の距離が5〜30mmの
範囲内にあるようにフレーム内に配置されている。
【0027】 前記光源が収納されている硬性フレームは、眼球から光源までの距離が平均的
な眼の焦点長の範囲内に正確に保持されている限り、いかなる形状のものでもよ
い。
【0028】 眼球前方に前記装置を配置するための最も一般的に使用される手段は、望遠鏡
などに使用されるようなゴム製眼保護具である。
【0029】 眼の焦点長には個人差があるため、本発明に係る装置は、個々の被検眼に関し
て調整できるように設計することができる。
【0030】 光源の中心を被検眼の焦点長に合わせるため、前記距離の微調整は、眼窩に対
して弾性眼保護具を押圧するか、または硬性フレーム内光源の位置調整手段を有
する装置においては、これらの手段を使用するかのいずれかによって行われる。
これらの調整手段は、硬性フレーム内の軌道とこの軌道に沿って光源を押し動か
すねじの形態であってもよい。光源位置の調整を可能にする装置の別の構成は、
望遠鏡状のボディー、すなわち、外筒内をスライド可能な内筒である。
【0031】 光源から放射された光線が眼球に向かって均一に(すなわち、まるで球体の中
心から放射されたかのように)発散するとすれば、光源が凸レンズの焦点の位置
に配置される場合、光源は、レンズから出射した光線が平行で均一な円柱状の光
(収束も発散もしていない)を形成するような一次光源または仮想光源であって
もよい。
【0032】 本発明においては、そのような光源を「小型発散光源」と定義する。
【0033】 本発明において、「一次光源」という用語は、照明器具のような「光源」とい
う用語の従来の意味、すなわち、光線がその光源から放出されることを意味する
。「仮想光源」という用語は、あたかも光源であるかのように(別の「一次」光
源から放出された)光線を小さな点から均一に全方向に向ける素子(または一連
の素子)を意味する。
【0034】 一次光源は、発光ダイオード(LED)、ダイオードレーザー、または細長い
光ファイバーの端部から選択することができる。
【0035】 仮想光源は、硬性フレーム内に封入されているか、装置の外部にある別の光源
から放出される光により照らされる、ピンホールディスク、ガラスビーズ、また
は研摩された金属球の形態であってもよい。
【0036】 前記装置は更に、光源に電力を供給するための手段を備えていてもよい。
【0037】 本発明に係る装置は更に、レオスタットまたは減光装置により光源の強度を制
御することによるか、またはフィルターによって光強度を調整および制御するた
めの手段を備えることもできる。光源が装置の外部にあり、ピンホールディスク
を有する装置では、オプションとして、ピンホールは可変直径を有し、これによ
り網膜上に当たる光の強度を制御可能とするものであってもよい。
【0038】 本発明に係る装置は更に、特定範囲の可視スペクトルを選択するためフィルタ
ーを備えていてもよい。たとえば、このようなフィルターは、虹彩があまり敏感
でない光の「赤色」部分を選択できることにより、より大きな円の光が瞳孔を通
過し網膜上に当たるようにすることができる。
【0039】 また、空間フィルターを組み込むことによるか、或いは、照明光、またはその
光路上の素子を高速移動(好ましくは回転)させることにより、装置自体に起因
する斑点や光源のスペックルを排除する手段を備えることもできる。
【0040】 本発明の好ましい実施形態において(図3)、硬性フレームは一面が密閉され
、その第二の前部開放面に眼保護具を有するシリンダである。シリンダ内には、
その中心軸に沿って小型白熱電球があり、その電球は不透明ディスクの中心に位
置した小さなガラスビーズを照射し、また前記装置は更に電球に動力を供給する
ため電池を備えている。
【0041】 本発明の別の実施形態において、硬性支持体(rigid support)
は、一つの透明な窓を備えた密封されたシリンダであり、光源は、LED、ダイ
オードレーザー、または光源に対し位置決めをした細長い光ファイバーの端部で
ある。更に、本発明の別の好ましい実施形態では、硬性フレームの一面が開放さ
れており、外部光を装置内に入射させ、ガラスビーズまたは不透明な隔壁の中央
に位置する小さなピンホールを通過させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 人間の眼球の概略図である。
【図2a】 光源が人の眼の前方焦点面に配置された場合を示す図である。
【図2b】 光源が眼の焦点長より短い距離を置いて配置された場合を示す図
である。
【図2c】 光源が眼の焦点長より長い距離を置いて配置された場合を示す図
である。
【図3】 本発明に係る装置の好ましい実施の形態を示す図である。
【図4】 本発明に係る装置の好ましい実施の形態を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月20日(2001.2.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0004】 従って、いかなる人も、特に50歳を超えた人々は、定期的に眼球の透明光学
系の状態を検査することが望ましい。そのような自己診断はまた、白内障を認識
している多くの人々によっても所望されている。特殊なケースでは、眼科医によ
り白内障が生じていると既に診断されている場合、患者は、白内障の進行状態を
確認するため、眼科医を訪れてから次に訪れるまでの間自分でチェックすること
が時として望ましい。 眼のある状態を自己診断するための装置および方法を開発するために様々な試 みがなされた。 米国特許第3,903,870号明細書には、眼の自己診断を行う方法および 装置が開示されている。異常が認められる場合、自己診断により検出されたパタ ーンは、的確な専門家の助言を求めるようユーザーに警告する役割を果たす。そ の方法は、直径10mm以下の照射された光ファイバーを、眼の前方焦点に配置 することを含み、それにより、眼が、眼の網膜上に平行光束を集光するようにし 、前記点光源による均一な網膜照射によりユーザーは自分自身の網膜上で像を見 ることができる。 米国特許第3,787,112号明細書には、眼のある状態、たとえば、白内 障の存在、位置、および性質、網膜障害、瘢痕、および損傷などを自己診断する 方法および装置が開示されている。拡散光が、瞳孔軸と同軸方向に支持された接 眼レンズを通して眼球内に導入されることにより、ユーザーに自分の眼の白内障 を認識させたり、半透明の視標またはスクリーン上に自分自身の眼の白内障およ び/または一定の状態を実質的にかなり拡大された形で眼の前で見させたりする ことができる。その視標は、観察された状態や障害の正確な送信および記録に有 用なラインネットワークを用いて、類似のネットワークにのせることができる紙 上に印刷されるのが好ましい。 米国特許第4,682,867号明細書は、光束を発生させるペンライトと、 ピンホールを有する不透明ディスクを通して前記光束を直角に反射させる反射球 体と、前記反射球体および不透明ディスクを収納する円柱型ヘッドとを含む、人 間の眼の自己診断装置を教示している。反射球体はその軸に沿って調節可能で、 ピンホールを通して均等に拡散した光束を反射するよう機能する。ピンホールが 、その瞳孔軸に沿って人間の眼の前方焦点にある場合、観察者は眼の中の混濁を 見ることができる。 本発明は、白内障自己診断用の簡便な方法および装置を提供する。 本発明は、眼球光学系の透明部を自己診断するための容易な方法および容易な 装置を提供することを目的とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)眼窩への装着手段を備えた一面を有する硬性中空フレーム
    と、b)前記フレーム内に位置する小型光源と、c)前記小型光源と角膜との間
    の距離を、前記フレームが眼に装着された際、前記距離が5〜30mm、好まし
    くは12〜18mmの範囲内であるように調整するための手段とを含む、眼球透
    明光学系の自己診断装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームが眼窩に装着された際、前記光源と角膜との間の
    距離が約15mmである請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記小型光源が、一次光源、または別の光源から放出された光
    線を透過、反射または屈折させる仮想光源である請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記小型光源が、発光ダイオード(LED)、ダイオードレー
    ザー、または細長い光ファイバーの端部から選択される一次小型光源である請求
    項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記小型光源が、ピンホールディスク、ガラスビーズ、または
    研磨された金属球の形態で、別の光源から放出された光によって照射される仮想
    光源である請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記別の光源が前記硬性フレーム内に封入されている請求項5
    に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記装置が更に、前記光源の光の強度を調整かつ制御するため
    の手段を備えた請求項4または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記別の光源が前記装置の外部にある請求項5に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記光源に動力を供給するための手段を更に備える請求項1に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記フレームの眼窩への装着手段が、弾性眼保護具である請
    求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性眼保護具が、前記弾性眼保護具を眼窩に対し押圧す
    ることにより、前記光源と角膜との間の距離を調整する前記手段としての役割も
    果たす請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記硬性フレーム内の前記小型光源の位置調整手段を更に備
    える請求項1に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記硬性フレーム内の前記光源の前記位置調整手段が、前記
    硬性フレームの軌道とこの軌道に沿って前記光源を押し動かすねじか、外筒内を
    スライド可能な内筒から選択される請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記装置の光学素子上または眼球までの光の通路上のほこり
    や汚れにより、或いは前記光源自体のスペックルにより生じる妨害物に由来する
    光束を排除するための手段を更に備える前記請求項のいずれか一つに記載の装置
  15. 【請求項15】 前記手段が、被検眼で前記妨害物が平均化されるように前記
    光源または光路上の素子を高速回転させる手段であり、前記高速回転手段が電動
    または手動である請求項14に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記手段が、ピンホールディスク、あるいは、レンズまたは
    散光ガラスとピンホールディスクとの組み合わせからなる空間フィルターである
    請求項14に記載の装置。
  17. 【請求項17】 特定範囲の可視スペクトルを選択するためのフィルターを更
    に備える前記請求項のいずれか一つに記載の装置。
  18. 【請求項18】 a)眼球に向かって発散光を放出する小型光源を、角膜から
    約15mmの距離をおいて眼球前方に位置決めすること;b)被検眼でクリアな
    明るい円が見られるまで前記光源と眼球との間の距離を微調整すること;c)前
    記円内に影がないかどうかチェックすることを含む眼球透明光学系内における混
    濁の自己診断方法であって、前記円内に見られるいかなる影も眼球光学系におけ
    る混濁を示している可能性のある自己診断方法。
  19. 【請求項19】 前記光源が、一次光源、または、別の光源からの光を透過、
    反射または屈折させる仮想光源である請求項18に記載の方法。
  20. 【請求項20】 眼球内の混濁に起因する影と、前記光源から眼球までの光束
    の通路上のあらゆるほこりや汚れといった障害物、または前記光源自体のスペッ
    クルに起因する影とを区別するため、前記光源または光路上の素子を回転または
    移動させることを更に含む請求項18に記載の方法。
  21. 【請求項21】 請求項1〜17に定義された装置を使用することによる、眼
    球透明光学系内における混濁の自己診断方法。
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