JP2002536926A - 画像領域を変換する方法および装置 - Google Patents

画像領域を変換する方法および装置

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JP2002536926A JP2000597962A JP2000597962A JP2002536926A JP 2002536926 A JP2002536926 A JP 2002536926A JP 2000597962 A JP2000597962 A JP 2000597962A JP 2000597962 A JP2000597962 A JP 2000597962A JP 2002536926 A JP2002536926 A JP 2002536926A
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Abstract

(57)【要約】 ここに記載されているのは画像領域を変換する方法であり、ここでは判定ユニットにより、まず画像領域の垂直方向の変換が行われ、引き続いてこの画像領域の水平方向の変換が行なわれるか、またはこの逆にまず水平方向の変換が行われ、その後に垂直方向の変換が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、画像領域を変換する方法および装置に関する。
【0002】 このような方法およびこれに所属する装置は文献[1]から公知である。この公
知の方法はMPEG標準を符号化方式として使用しており、動き補償を有するハ
イブリッドDCT(Discrete Cosine Transformation)にもっぱら基づいている
。類似の方式は、n×64kビット/sのテレビ電話(CCITT勧告H.26
1)に対して、34ないしは45Mビット/sのTVコントリビューション(C
CR勧告723)に対して、および1.2Mビット/sのマルチメディアアプリ
ケーション(ISO−MPEG−1)に対して使用される。ハイブリッドDCT
は、相前後する画像の類似性の関係を利用する時間的な処理ステップと、1画像
内での相関を利用する空間的な処理ステップとからなる。
【0003】 空間的な処理(フレーム内符号化)は実質的に典型的なDCT符号化に相応す
る。画像は8×8ピクセルのブロックに分割され、これらはそれぞれDCTによ
って周波数領域に変換される。その結果得られるのは、8×8係数のマトリクス
であり、これは近似的に、変換された画像ブロックにおける2次元の空間周波数
を反映する。周波数0の係数(直流成分)は、この画像ブロックの中央のグレイ
値を表す。
【0004】 変換の後、データ伸長が行われる。しかしながら通常の原図では、直流成分(
DC値)の周りにエネルギーの集中が発生し、これに対して最高周波数の係数は
ほとんどがゼロである。
【0005】 つぎのステップではスペクトル的な係数の重み付けが行われ、これにより高周
波の係数における振幅の精度が低減される。ここでは高い空間周波数ではより低
い空間周波数の場合よりも分解の精度が劣化するという人間の視覚特性が利用さ
れる。
【0006】 データ減少の第2ステップは、適応量子化の形態で行われ、この量子化によっ
て係数の振幅の精度がさらに低減され、ないしはこの量子化によって小さな振幅
が0に設定される。ここでこの量子化の尺度は、出力バッファの充填状態に依存
する。すなわちバッファが空の場合には細かな量子化が行われてより多くのデー
タが形成され、これに対してバッファがいっぱいの場合にはより粗い量子化が行
われてデータ量が低減される。
【0007】 量子化の後、ブロックは対角線状に走査され(「ジグザグ」スキャンニング)
、引き続いてエントロピ符号化が行われ、このエントロピ符号化によって実質的
なデータ減少が行われる。このために2つの効果が利用される。すなわち、 1.) 振幅値の統計(高い振幅値は低い振幅値よりも発生頻度が低いため、
発生頻度が低いイベントには長い符号語を、また発生頻度が高いイベントには短
い符号語を割り当てる(可変長符号化 Variable-Length-Coding VLC)。こ
れにより、平均的には固定の語長による符号化時よりも低いデータレートが得ら
れる。このVLCの可変のデータレートは、引き続いてバッファメモリで平滑化
される。
【0008】 2.) 所定の値から以降、ほとんどの場合にゼロだけが続くという事実を利
用する。これらのゼロをすべて伝送する代わりにただ1つのEOB(End of Blo
ck)符号を伝送する。これによって画像データの圧縮時に著しく良好な符号化が
得られる。512ビットの出力レートの代わりに、例えば46ビットだけをこの
ブロックに対して伝送すればよく、これは11を上回る圧縮比に相当する。
【0009】 さらなる圧縮は、時間的な処理(フレーム間符号化)によって得られる。差分
画像を符号化するためには、原画像に対するデータレートよりも低いデータレー
トしか必要でない。それは振幅値がはるかに小さいからである。
【0010】 しかしながら時間的な差分が少ないのは、この画像における動きも小さい場合
だけである。これに対して画像における動きが大きい場合には大きな差分が発生
し、これを符号化することは困難である。このような理由から画像間の動きが測
定され(動き予測)、差分形成の前に補償される(動き補償)。ここでは動きの
情報が画像情報と共に伝送され、通例、1動きベクトルだけがマクロブロック毎
(例えば4つの8×8画像ブロック)に使用される。
【0011】 差分画像のより小さな振幅値が得られるのは、使用される予測の代わりに、動
き補償両方向予測を利用する場合である。
【0012】 動き補償ハイブリッド符号化器では、画像信号それ自体が変換されるのではな
く、時間的な差分信号が変換される。このために符号化器は時間的な再帰ループ
も有している。それは予測器によって、予測値をすでに伝送した(符号化した)
画像の値から計算しなければならないからである。同等の時間的な再帰ループが
復号化器にもあり、これによって符号化器と復号化器は完全に同期化される。
【0013】 MPEG−2符号化方式では主に3つの手法があり、これらによって画像を処
理することができる。すなわち、 I−画像: I−画像では時間的な予測は使用しない。すなわち画像値は、画
像1に示されたように直接変換され符号化される。I−画像を使用するのは、時
間的に先行するものについての知識なしに復号化過程を新たに開始できるように
するため、ないしは再同期化を伝送誤り時に行えるようにするためである。
【0014】 P−画像: P−画像に基づいて時間的な予測が行われ、DCTは時間的な予
測誤りに適用される。
【0015】 B−画像: B−画像では時間的な両方向予測誤りが計算され、引き続いて変
換される。この両方向予測は基本的な適応形で動作する。すなわちここでは前向
き予測、後ろ向き予測または補間が許容される。
【0016】 画像列は、MPEG−2符号化ではいわゆるGOP(Group Of Pictures)に
区分される。2つのI−画像の間のn画像が1GOPを形成する。P−画像間の
間隔をmで示し、ここはでそれぞれm−1のB−画像がこれらのP−画像間にあ
る。しかしながらMPEGシンタックスでは、mおよびnをどのように選択する
かは使用者に任されている。m=1とはB−画像を使用しないことを、またn=
1とはI−画像だけを符号化することをそれぞれ意味する。
【0017】 DCT変換の枠内では有利には符号化器側で列ないしは行毎に変換が行われる
。ここでは変換の方式はすべての画像データに対して同じであるため、所定の画
像データに対しては不利である。
【0018】 本発明の課題は、画像領域を変換することであり、ここでは垂直および水平の
変換の順番が、適切に考慮された所定の条件に依存するようにされる。
【0019】 ここでは画像品質を格段に改善することができる。
【0020】 上記の課題は、請求項1の特徴部分に記載された特徴的構成によって解決され
る。本発明の発展形態は従属請求項に記載されている。
【0021】 上記の課題を解決するために画像領域の変換方法が提供され、ここでは判定ユ
ニットにより、まず画像領域の垂直方向の変換が行われ、引き続いてこの画像領
域の水平方向の変換が行なわれるか、または逆にまず水平方向の変換が行われ、
その後垂直方向の変換が行われる。
【0022】 1発展形態では、画像領域は不規則な構造を有する。
【0023】 ここで殊に有利であるのは、所定の値または求めた値に依存して判定ユニット
において、ないしは判定ユニットによって変換の順番を求められることである。
したがって変換すべき画像領域、また殊にこの画像領域を特徴付ける固有の特徴
に依存して、水平方向および垂直方向の変換の順番を判定ユニットによって設定
し、これによってこの画像領域の圧縮についてできる限り良好な結果を得ること
ができる。
【0024】 例えば画像領域の構造が不規則である場合には、変換の順番は重要である。そ
れは垂直方向または水平方向の変換を行った後にはその都度、この不規則な画像
領域のピクセルの並び替えが行われ、これによってピクセルの相関が空間領域に
おいて失われることがあるからである。このような並び替えは例えば、水平また
は垂直軸(線)に沿う整列とすることができる。
【0025】 判定ユニットにより、有利には画像領域の1つまたは複数の固有の特徴、その
伝送の仕方、またはこの画像領域を特徴付ける特徴に基づいて変換の順番を求め
る。
【0026】 本発明の1実施形態では画像領域の上記の整列は水平線に沿って行われ、ない
しはこの整列は垂直線に沿って行われる。ここでは画像領域の行のピクセルは垂
直線に整列され、ないしは画像領域の列のピクセルは水平線に整列される。例え
ば(垂直方向または水平方向に)変換した後、その都度相応する整列が行われる
。この整列によって、すなわち画像領域の行ないしは列をシフトすることによっ
て、空間領域における相関が(不規則な構造ではこの領域に対して)場合によっ
て失われる。それは元々隣り合うピクセルは、整列の後、必ずしも隣り合ってい
ないからである(例えば空間領域における相関)。この情報は例えば、変換の順
番について判定するために判定ユニット内で利用され、これによって空間または
時間領域において隣り合うピクセルの相関が最適に利用されるようにする。
【0027】 さらに1実施形態では、判定ユニットにより、垂直方向および水平方向の変換
の順番を決定するために、以下のメカニズムの少なくとも1つが考慮される: a) 飛び越し走査方式(インタレース)での伝送時には、画像の1つおきの
行だけが表され(て伝送され)る。別の1つおきの行に交代することによって、
時間的にシフトされた、動画像を表す画像が得られ、ここで時間的に相前後する
2つ画像の行はそれぞれ互いに補間し合って完全な画像になる。判定ユニットで
は、例えば画像ヘッダに基づいて、この伝送がインターレース方式で行われてい
るか否かが求められる。インターレース方式の場合、まず水平方向の変換が行わ
れ、引き続いて垂直方向の変換が行なわれる。ここで利用されているのは、イン
ターレース方式では1つのおきの行だけが伝送され、これによって単一の行内で
のピクセルの相関が列に沿った相関よりも高いことである。
【0028】 b) 別のメカニズムでは、上記のようにまず、画像領域の変換すべきピクセ
ルの相関が高い方の方向に沿って変換を行う。
【0029】 別の発展形態では、変換の際に付加的な次元を考慮する。ここではこの付加的
な次元は、ピクセルの相関をこの付加的な次元において考慮することによって調
べられる。1実施例では、この付加的な次元は時間軸である(3次元変換)。
【0030】 別の実施形態では判定ユニットによって、変換の順番が含まれているサイド情
報(Seiteninformation)が形成される。ここでこのサイド情報は信号に相応して
おり、これは有利には受信器(復号化器)に伝送され、かつこの信号に基づいて
この受信器は変換の順番についての情報を取り出すことできる。この順番は、復
号化における逆の操作の際に相応に考慮することができる。
【0031】 別の発展形態の枠内では水平方向の変換から垂直方向の変換が生じる。これは
変換の前に45°軸で鏡映を行うことによって得られる。相応に垂直方向の変換
から水平方向の変換が生じる。この鏡映によって(仮想的に)変換の順番が交代
する。
【0032】 この方法は、画像データを圧縮する符号化器、例えばMPEG画像符号化器に
使用するのに有利である。相応する復号化器は有利にはサイド情報信号を評価で
きるように拡張され、これによってこの画像領域を復号化する際に、正しい順番
で垂直および水平方向の変換(ないしはこれとはそれぞれ逆の操作)が実行でき
るようにする。
【0033】 符号化器および復号化器は有利にはMPEG標準またはH.26x標準に準拠
して動作する。
【0034】 1発展形態では変換は、DCT変換ないしはこれとは逆のIDCT変換である
【0035】 課題を解決するためさらに、判定ユニットを有する画像領域変換装置が提供さ
れる。この装置に基づいて画像領域の垂直方向の変換を行い、引き続いてこの画
像領域の水平方向の変換を行うか、または逆にまず水平方向の変換を行い、その
後この画像領域の垂直方向の変換を行うことができる。
【0036】 この装置は、本発明の方法または上記の発展形態のうちの1つを実行するのに
殊に有利である。
【0037】 本発明の実施例を以下、図面に基づいて示し説明する。
【0038】 ここで、 図1は、画像領域の変換のステップを説明する概略図を示しており、 図2は、判定ユニットおよびこの判定ユニットから形成される信号/値を説明
する概略図を示しており、 図3は、画像圧縮のための送信器および受信器を説明する概略図を示しており
、 図4は、画像符号化器および画像復号化器を有するより詳細な概略図を示して
おり、 図5は、判定ユニットをプロセッサユニットの形態で実施した例を示している
【0039】 図1には、所定の画像領域に対する変換、例えばDCT変換のステップが示さ
れており、ここでこの画像領域は不規則な構造を有する。ステップ101では、
インターレース方式における画像領域の不規則な構造が示されており、これは1
つおきに配置された行によって示されている。ここではこの画像領域は、行10
5,106,107および108からなる。ステップ102では実際にインター
レース方式で表された画像が示されており、これも行105〜108を有する。
不規則な構造を有するこの画像領域の相関は行に沿って殊に高い。これに相応し
てインタレース方式ではまず行が変換される。これに先だってこれらの行は垂直
線109に沿って整列される。この整列によって、隣り合うピクセルの、列に関
するシフトが得られる。垂直方向の変換はステップ103で行われる。その前に
水平方向の整列が水平線110に沿って行われる。
【0040】 変換を時間軸に沿って(付加的に)考慮することも可能である。この場合にス
テップ101では、複数の行105〜108ないしは複数の画像領域105〜1
08が表されていると解釈することもでき、これらは時間軸111に沿って互い
に異なる時点にそれぞれ走査される。各行105〜108ないしは各画像領域1
05〜108における空間情報は相関が高く、これに対して時間軸111に沿っ
て時間次元の方向に走査することにより、低い相関が個々の行105〜108な
いしは画像領域105〜108間で得られる。
【0041】 図2には、判定ユニットとこの判定ユニットから形成される信号/値とを示す
概略図が示されている。1つまたは複数の入力信号200は判定ユニット201
によって使用されて、複数の変換(水平方向、垂直方向、時間)のうちのどれを
どの順番で実行すべきかが求められ、これによって空間領域または時間領域にお
ける相関をそれぞれできる限り良好に利用できるようにする。すなわち相関を考
慮して、所属の変換がまず行われるようにする。例としては図1で説明したイン
タレース方式があり、このインタレース方式に基づいて判定ユニット201は、
水平方向の変換を垂直方向の変換の前に行う。実際の変換はユニット202によ
って行なわれ、ここでも同様に画像領域の整列が行われる。これによって得られ
る係数203が、変換ユニット202の結果である(ステップ104の説明も参
照されたい)。さらに判定ユニット201によってサイド情報203が形成され
、これには実行すべき変換の順番が含まれる。
【0042】 図2に示した装置は、例えば、図3に示したように送信器(符号化器)301
の一部である。送信器301から画像データ303が有利には圧縮された形式で
受信器(復号化器)302に伝送される。図2に示したサイド情報203も同様
に(ここでは接続線304によって示されているように)送信器301から受信
器302に伝送される。ここではサイド情報304が復号化され、これには変換
の順番についての情報が含まれる。
【0043】 原理的には変換を行うのにつぎの2つの可能性があることにも注意されたい。
すなわち実際に(水平方向および垂直方向の)2つの変換は交代する。これはプ
ログラム技術的に少なからぬ繁雑さに結びつく。これとは択一的に変換の順番を
(判定ユニット201に基づいて)決定することができ、ここでは垂直方向の変
換が水平方向の変換から生じ、これは画像領域を(左上から右下への)45°軸
で鏡映を行うことによって得られる。この鏡映によって(仮想的に)変換の順番
を交代する。受信器302の側では相応にこの鏡映操作を考慮しなければならな
い。
【0044】 図4は、所属の画像復号器を有する画像符号化器をより詳細に示している(H
.263標準によるブロックベースの画像符号化方式)。
【0045】 時間的に相前後するデジタル化画像を有する符号化すべきビデオデータストリ
ームは、画像符号化ユニット201に供給される。デジタル化画像はマクロブロ
ック202に分割され、ここで各マクロブロックは16×16のピクセルを有す
る。マクロブロック202は4つの画像ブロック203,204,205および
206を有しており、ここで各画像ブロックは、ルミナンス値(輝度値)が割り
当てられた8×8のピクセルを含む。さらに各マクロブロック202には、ピク
セルに割り当てられたクロミナンス値(色情報、彩度)を有する2つのクロミナ
ンスブロック207および208が含まれる。
【0046】 画像のブロックには、ルミナンス値(=輝度)、第1クロミナンス値(=色相
)および第2クロミナンス値(=彩度)が含まれる。ここではルミナンス値、第
1クロミナンス値および第2クロミナンス値を色値と称する。
【0047】 画像ブロックは変換符号化ユニット209に供給される。差分画像符号化では
、時間的に先行する画像における画像ブロックの符号化すべき値を、目下符号化
すべき画像ブロックから減算し、この差分画像情報210だけを変換符号化ユニ
ット(Discrete Cosine Transformatin DCT)209に供給する。このために接
続線234を介して目下のマクロブロック202が動き予測ユニット229に伝
達される。変換符号化ユニット209では、符号化すべき画像ブロックないしは
差分画像ブロックに対してスペクトル係数211が形成され、量子化ユニット2
12に供給される。量子化ユニット212は本発明の量子化のための装置に相応
する。
【0048】 量子化されたスペクトル係数213は、スキャンユニット214にも、帰還路
の逆量子化ユニット215にも供給される。スキャン、例えば「ジグザグ」スキ
ャンを行った後、このスキャンしたスペクトル係数232にエントロピ符号化が
、このために設けられたエントロピ符号化ユニット216にて行われる。エント
ロピ符号化されたスペクトル係数は、符号化された画像データ217としてチャ
ネル、有利には線路または無線リンクを介して復号化器に伝送される。
【0049】 逆量子化ユニット215では、量子化されたスペクトル係数213の逆量子化
が行われる。このようにして得られたスペクトル係数218は、逆変換符号化ユ
ニット219(Inverse Discrete Cosine Transformation IDCT)に供給される
。再構成された符号化値(差分符号化値も含む)220は差分形成モードで加算
器221に供給される。加算器221はさらに画像ブロックの符号化値を受け取
り、ここでこの符号化値は、時間的に先行する画像からすでに実行された動き補
償の後に得られたものである。加算器221によって、再構成された画像ブロッ
ク222が形成され、これは画像記憶装置223に記憶される。
【0050】 再構成された画像ブロック222のクロミナンス値224は画像記憶装置22
3から動き補償ユニット225に供給される。輝度値226に対しては補間が、
このために設けられた補間ユニット227にて行われる。この補間に基づいて各
画像ブロックに含まれる輝度値の数が有利にも倍になる。すべての輝度値228
は動き補償ユニット225にも、動き予測ユニット229にも供給される。動き
予測ユニット229はさらに、その都度符号化すべきマクロブロック(16×1
6ピクセル)の画像ブロックを接続線234を介して受け取る。動き予測ユニッ
ト229では動き予測が、補間された輝度値の考慮の元に行われる(ハーフピク
セルベースの動き予測)。有利には動き予測の際に、個々の輝度値の差分値の絶
対値が、目下符号化すべきマクロブロック202と、時間的に先行する画像から
得られた、再構成されたマクロブロックとにおいて求められる。
【0051】 動き予測の結果は動きベクトル230であり、この動きベクトルによって、時
間的に先行する画像から得られたマクロブロックと、符号化すべきマクロブロッ
ク202との空間的なシフト量が表される。
【0052】 動き予測ユニット229によって求めたマクロブロックに関連する輝度情報も
、クロミナンス情報も共に、動きベクトル230の分だけシフトされ、マクロブ
ロック202の符号化値から減算される(データ路231参照)。
【0053】 図5には変換の実行および/または圧縮/伸張に有利なプロセッサユニットP
RZEが示されている。プロセッサユニットPRZEは、プロセッサCPUと、
記憶装置SPEと、インタフェースIFCを介して種々に利用される入力/出力
インタフェースIOSとを含んでいる。すなわちグラフィックインタフェースを
介して出力結果をモニタMONで見ることができ、および/またはプリンタPR
Tに出力する。入力はマウスMASまたはキーボードTASTを介して行われる
。プロセッサユニットPRZEはデータバスBUSも有しており、これは記憶装
置MEM、プロセッサCPUおよび入力/出力インタフェースIOSの接続を補
償する。さらにデータバスBUSには付加的な部材、例えば付加的な記憶装置、
データ記憶装置(固定ディスク)またはスキャナを接続可能である。
【0054】 引用文献 [1] J. De Lameillieure, R. Schaefer: "MPEG-2-Bildcodierung fuer das di
gitale Fernsehen", Fernseh- und Kino-Technik, 48.Jahrgang, Nr.3/1994,
第99〜107頁。
【図面の簡単な説明】
【図1】 画像領域の変換の概略およびステップを示す図である。
【図2】 判定ユニットおよびこの判定ユニットから形成される信号/値を説明する概略
図である。
【図3】 画像圧縮のための送信器および受信器を説明する概略図である。
【図4】 画像符号化器および画像復号化器を有するより詳細な概略図である。
【図5】 判定ユニットをプロセッサユニットの形態で実施した例を示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月18日(2000.12.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】 DCT変換の枠内では有利には符号化器側で列ないしは行毎に変換が行われる
。ここでは変換の方式はすべての画像データに対して同じであるため、所定の画
像データに対しては不利である。 文献[2]から画像領域を変換する方法が公知であり、ここではより良好な相関
に依存してまず垂直方向または水平方向のいずれか一方の変換が行われる。 文献[3]には3次元のDCTを行うシステムが記載されており、ここでは画像
列における空間的冗長性だけでなく、時間的冗長性も除去される。 文献[4]から変換符号化デジタル画像データを使用するテレビジョンシステム
のための回路装置が公知であり、ここでは水平方向の変換が、垂直方向の変換か
ら45°軸で鏡映を行うことにより得られ、またこの逆も得られる。 最後に文献[5]からは符号化アルゴリズムが公知であり、ここではどちらの形
態がオブジェクトセグメントをブロックにおいて有するか応じて、伸長補間(Au
sdehnungsinterpolation)(EI)がまず水平方向に、つぎに垂直方向に行われ
るか、またはこの逆の順番で行われる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0054】 引用文献 [1] J. De Lameillieure, R. Schaefer: "MPEG-2-Bildcodierung fuer das di
gitale Fernsehen", Fernseh- und Kino-Technik, 48.Jahrgang, Nr.3/1994,
第99〜107頁。 [2] Matsuda et al: "DCT coding of still images based on variable-shape
-blocks" Proc. of the 5th Intern. Conf. on High Technology: Imaging Scie
nce and Technology, Evolutions and Promise, World Techno fair in Chiba '
96, Proc. of Image Science and Technology, Evolutions and Promise, Chiba
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Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像領域を変換する方法において、 判定ユニットに依存して、まず当該画像領域の垂直方向の変換を行い、引き続
    き当該画像領域の水平方向の変換を行うか、またはこの逆にまず垂直方向の変換
    を行い、その後垂直方向の変換を行うことを特徴とする、 画像領域を変換する方法。
  2. 【請求項2】 前記画像領域は不規則な構造を有する 請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 a) 垂直方向の変換の前または後に、前記画像領域を水平
    線に沿って整列させ、 b) 水平方向の変換の前または後に、前記画像領域を垂直線に沿って整列さ
    せる 請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記の判定ユニットによってつぎのメカニズム、すなわち a) 画像領域がインタレース方式である場合、まず水平方向の変換を行い、
    引き続き垂直方向の変換を行うメカニズム、 b) 画像領域におけるピクセルの相関がより高い(水平方向または垂直方向
    の)方の変換をまず行うメカニズムのうちの少なくとも1つを行う 請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記変換時に付加的な次元を考慮する 請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記の付加的な変換を時間次元に沿って行う 請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記判定ユニットによって、前記変換の順番を含むサイド情
    報を形成する 請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記変換の前に45°軸で鏡映を行うことによって水平方向
    の変換を垂直方向の変換から生じさせる 請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記変換の前に45°軸で鏡映を行うことによって垂直方向
    の変換を水平方向の変換から生じさせる 請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 画像データを圧縮する符号化器に使用される 請求項1から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記画像領域を伸長する復号化器にて前記ページ情報を使
    用する 請求項7から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記の符号化器および/または復号化器の動作は、MPE
    G標準またはH.26x標準に準拠して決定される 請求項10または11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記変換は、DCT変換ないしは当該DCT変換の逆変換
    であるIDCT変換である 請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 画像領域を変換する装置において、 判定ユニットを有しており、 該判定ユニットは、当該判定ユニットによって求めた値に依存して、まず当該
    画像領域の垂直方向の変換が行われ、引き続き当該画像領域の水平方向の変換が
    行われるか、またはこの逆にまず水平方向の変換が行われ、その後に垂直方向の
    変換が行われるように設けられていることを特徴とする、 画像領域を変換する装置。
JP2000597962A 1999-02-01 2000-02-01 画像領域を変換する方法および装置 Withdrawn JP2002536926A (ja)

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