JP2002536437A - FXaのラクタム抑制剤および方法 - Google Patents

FXaのラクタム抑制剤および方法

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JP2002536437A JP2000598484A JP2000598484A JP2002536437A JP 2002536437 A JP2002536437 A JP 2002536437A JP 2000598484 A JP2000598484 A JP 2000598484A JP 2000598484 A JP2000598484 A JP 2000598484A JP 2002536437 A JP2002536437 A JP 2002536437A
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スティーブン・エム・サイラー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、式: 【化73】 [式中、Xは 【化74】 YはOまたはS;Rは 【化75】 ,R,R,R,R,RおよびRは明細書の記載と同意義である]で示されるラクタム抑制剤を提供する。これらの化合物は、Xa因子の抑制剤であって、抗凝固藥として有用である。血栓症に関連する心臓血管病の治療法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、血栓症に関連する心臓血管病の処置での抗凝固藥として有用な、酵
素Xa因子(FXa)のラクタム抑制剤に関する。
【0002】 (発明の簡単な説明) 本発明によれば、新規な置換ラクタム誘導体が提供され、該化合物は酵素Xa
因子の抑制剤であって、かつ下記Iで示され、その医薬的に許容しうる塩並びに
その全ての立体異性体およびプロドラッグエステルも包含する。
【化21】
【0003】 上記式I中、RおよびRは同一もしくは異なり、かつそれぞれ独立して、
アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアル
キル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ポ
リシクロアルキル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロヘ
テロアルキル、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニルもしくはポリ
シクロアルケニルアルキルから選ばれ、またはRとRはそれらが結合する窒
素と共に合してシクロヘテロアルキル環を形成することができ、RおよびR は必要に応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル
、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シ
クロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル
、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、ア
リールアルケニル、アリールアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアル
キル、アリールアルコキシ、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリ
ールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ
、ニトロ、シアノ、アミノ、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、
チオール、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオア
ルキル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリールアミノカルボニル
、アミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル
、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニ
ルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールス
ルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルス
ルホニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテ
ロアリールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまた
はアルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されてい
てもよい; Xは
【化22】 YはOまたはS; R
【化23】 である。
【0004】 Rは、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ア
リールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルア
ルキル、ポリシクロアルキル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル
、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニルま
たはポリシクロアルケニルアルキルから選ばれ、必要に応じて、有効炭素原子を
介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、
アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘ
テロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ア
リールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールアルケニル、アリールアル
キニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ、アリ
ールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールア
ルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、置換
アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、アリー
ルチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキル、アルキルカルボニル、ア
リールカルボニル、アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノ
カルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケ
ニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ
、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスルフィニ
ル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスルホニル
、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロアリー
ルスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたはアルキ
ルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていてもよい
【0005】 RおよびRは同一もしくは異なり、かつそれぞれ独立して、アルキル、ア
ルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロ
アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ポリシクロアル
キル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアルキル
、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニル、ポリシクロアルケニルア
ルキル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ア
リールオキシカルボニル、アリールスルホニルもしくはアルキルスルホニルから
選ばれ、またはRとRはそれらが結合する窒素原子と共に合してシクロヘテ
ロアルキル環を形成することができ、RおよびRは必要に応じて、有効炭素
原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコ
キシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シ
クロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリー
ル、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールアルケニル、アリー
ルアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ
、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリ
ールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ
、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、
アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキル、アルキルカルボニ
ル、アリールカルボニル、アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、
アミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、
アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニル
オキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスル
フィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスル
ホニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロ
アリールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたは
アルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていて
もよい。
【0006】 RおよびRはそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
リール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロ
アルキル、シクロアルキルアルキル、ポリシクロアルキル、ポリシクロアルキル
アルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニルアルキ
ル、ポリシクロアルケニルまたはポリシクロアルケニルアルキルから選ばれ、必
要に応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロ
アルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、ア
リール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリー
ルアルケニル、アリールアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル
、アリールアルコキシ、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリール
アルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニ
トロ、シアノ、アミノ、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオ
ール、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキ
ル、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、アリールアミノカルボニル、ア
ルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキ
ルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ
、アリールカルボニルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル
アミノ、アリールスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスル
ホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカル
ボニルアミノ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリ
ールスルホニルまたはアルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個
の基で置換されていてもよく、但し、 Xが
【化24】 で、かつ (1)RおよびRがそれぞれ独立して、アルキル、シクロアルキル、アル
ケニル、フェニル、ベンジル、シアノアルキル、アルコキシカルボニルアルキル
、またはモノもしくはジ置換フェニル(置換基として低級アルキル、シアノ、ヒ
ドロキシ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、ベンジルオキシ、アルキルアミノ、
アルコキシカルボニル、ピロリジノ、モルホリノ、ハロゲン、1個以上の弗素で
置換されたアルキルである)の場合、YはS; (2)RおよびRがアルキルの場合、YはS;および (3)RとRの一方がアルキルで、YがOの場合、他方はアルキニル、ヘ
テロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアル
キル、ヘテロアリールオキシ、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニ
ル、ポリシクロアルケニルアルキル、またはRとRはそれらが結合する窒素
と共に合してシクロヘテロアルキル環を形成することができ、RおよびR
必要に応じて、有効炭素原子を介して、RおよびRの場合に定義した1、2
、3または4個の置換基で置換されていてもよい。
【0007】 このように、式Iの本発明化合物は、式:
【化25】 の化学構造を有することができる。
【0008】 上記式中、YはSが好ましい。 RとRがそれらが結合する窒素と共に合してシクロヘテロアルキル環、好
ましくはピロリジニル環を形成し、RとRの一方が水素で、他方がアリール
、アルキルアリールまたはアルコキシアルキル、たとえばフェニル、3−メチル
フェニルもしくは3−メトキシフェニル、4−シアノフェニル、3−フルオロフ
ェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、3
−クロロ−4−メチルフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3−ヨードフェニ
ル、3,5−ジメチルフェニルまたはナフチルである式IBの化合物が好ましい
【0009】 さらに、本発明によれば、血栓症に関連する心臓血管病の予防、抑制または治
療法が提供され、該方法において、式Iの化合物を、Xa因子を抑制する治療上
有効量で投与する。
【0010】 (発明の詳細な説明) 以下に示す定義は、特別な場合に特に他に限定がない限り、本明細書を通じて
用いられる語句に適用される。 本明細書で単独または他の基の一部として用いられる語句“低級アルキル”、
“アルキル”または“alk”としては、特に他の指示がない限り、ノルマル鎖
の炭素数1〜40(アルキルまたはalkの場合)、好ましくは1〜20、より
好ましくは1〜12(低級アルキルの場合)の直鎖および分枝鎖炭化水素の両方
を包含し、たとえばメチル、エチル、フロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブ
チル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジ
メチルペンチル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル
、ウンデシル、ドデシル、これらの各種分枝鎖異性体等、並びにかかる基にあっ
て、Rまたは本明細書記載のR置換基のいずれかであってよい1〜4個の置
換基を有するものが挙げられる。
【0011】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“シクロアルキル”とし
ては、特に他の指示がない限り、環形成炭素の総数3〜20、好ましくは4〜1
2でかつ後記アリールの場合の記載と同様に1つの芳香族環に縮合しうる、モノ
環式アルキル、ジ環式アルキルおよびトリ環式アルキルを含む、1〜3つの環含
有の飽和または部分不飽和(1または2つの二重結合を含有)環式炭化水素基を
包含し、たとえば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロデシル、シクロドデシル、シ
クロヘキセニル、
【化26】 が挙げられ、これらの基のいずれも必要に応じて、R基または本明細書記載の
置換基のいずれであってもよい1〜4個の置換基で置換されてよい。
【0012】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“シクロアルケニル”と
は、5〜20個の炭素、好ましくは6〜12個の炭素および1または2つの二重
結合を含有する環式炭化水素を指称する。シクロアルケニル基の具体例としては
、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル
、シクロヘキサジエニルおよびシクロヘプタジエニルが挙げられ、これらは必要
に応じて、シクロアルキルの場合の記載と同様に置換されていてもよい。
【0013】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“アリール”とは、環部
の炭素数6〜10のモノ環式およびジ環式芳香族基(たとえばフェニルまたは1
−ナフチルや2−ナフチルを含むナフチル)を指称し、必要に応じて炭素環式環
または複素環式環(たとえばアリール、シクロアルキル、ヘテロアリールまたは
シクロヘテロアルキル環)に縮合する1〜3つの追加の環を含有してよく、また
必要に応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ、ハロアルキル、アルキル、
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、トリフルオロメチル
、トリフルオロメトキシ、アルキニル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロ
アルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリー
ルアルキル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ、
アリールチオ、アリールアゾ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケ
ニル、ヘテロアリールヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニ
トロ、シアノ、アミノ、置換アミノ(ここで、アミノは、アルキル、アリールま
たは定義中に記載した他のアリール化合物のいずれかである1または2個の置換
基を含有する)、チオール、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ
、アリールチオアルキル、アルコキシアリールチオ、アルキルカルボニル、アリ
ールカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノカルボニル、アル
コキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカ
ルボニルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリ
ールスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアミノ
もしくはアリールスルホンアミノカルボニルまたはR基あるいは本明細書記載
のR置換基のいずれかから選ばれる1、2または3個の基で置換されていても
よい。
【0014】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“アラルキル”、“アリ
ール−アルキル”または“アリール低級アルキル”とは、アリール置換基を有す
る上述のアルキル基を指称し、たとえばベンジルもしくはフェネチルまたはナフ
チルプロピルが挙げられる。 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“低級アルコキシ”、“
アルコキシ”、“アリールオキシ”または“アラルコキシ”としては、上記アル
キル、アラルキルまたはアリール基が酸素原子に結合したものを包含する。
【0015】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“アミノ”は、必要に応
じ独立して1または2個の置換基で置換されてよく、該置換基は同一もしくは異
なって、たとえばアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘ
テロアリールアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル
、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ハロアルキル、ヒドロキシアルキ
ル、アルコキシアルキルまたはチオアルキルであってよい。これらの置換基はさ
らに、カルボン酸またはR基あるいはその上記R置換基のいずれかで置換さ
れてもよい。加えて、アミノ置換基は、それらが結合する窒素原子と共に合して
、1−ピロリジニル、1−ピペリジニル、1−アゼピニル、4−モルホリニル、
4−チアモルホリニル、1−ピペラジニル、4−アルキル−1−ピペラジニル、
4−アリールアルキル−1−ピペラジニル、4−ジアリールアルキル−1−ピペ
ラジニル、または必要に応じてアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロ、ト
リフルオロメチルあるいはヒドロキシで置換された1−ピロリジニル、1−ピペ
リジニルもしくは1−アゼピニルを形成してもよい。
【0016】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“低級アルキルチオ”、
“アルキルチオ”、“アリールチオ”または“アラルキルチオ”としては、上記
アルキル、アラルキルまたはアリール基が硫黄原子に結合したものを包含する。 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“低級アルキルアミノ”
、“アルキルアミノ”、“アリールアミノ”または“アリールアルキルアミノ”
としては、上記アルキル、アリールまたはアリールアルキル基が窒素原子に結合
したものを包含する。 本明細書でそれ自体または他の基の一部として用いる語句“アシル”とは、有
機基がカルボニル基(C=O)に結合したものを指称し、アシル基の具体例とし
ては、R基のいずれかがカルボニルに結合したもの、たとえばアルカノイル、
アルケノイル、アロイル、アラルカノイル、ヘテロアロイル、シクロアルカノイ
ル、シクロヘテロアルカノイル等が挙げられる。 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“アルカノイル”とは、
アルキルがカルボニル基に結合したものを指称する。
【0017】 本明細書でそれ自体または他の基の一部として用いる語句“低級アルケニル”
または“アルケニル”とは、特に他の指示がない限り、ノルマル鎖の炭素数2〜
20、好ましくは3〜12、より好ましくは3〜8で、ノルマル鎖に1〜6つの
二重結合を有する直鎖または分枝鎖基を指称し、たとえばビニル、2−プロペニ
ル、3−ブテニル、2−ブテニル、4−ペンテニル、3−ペンテニル、2−ヘキ
セニル、3−ヘキセニル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、
3−オクテニル、3−ノネニル、4−デセニル、3−ウンデセニル、4−ドデセ
ニル、4,8,12−テトラデカトリエニル等が挙げられ、これらは必要に応じ
て、1〜4個の置換基、すなわちハロゲン、ハロアルキル、アルキル、アルコキ
シ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、
アミノ、ヒドロキシ、ヘテロアリール、シクロヘテロアリール、アルカノイルア
ミノ、アルキルアミド、アリールカルボニルアミノ、ニトロ、シアノ、チオール
、アルキルチオもしくはR基のいずれか、または本明細書記載のR置換基で
置換されてよい。
【0018】 本明細書でそれ自体または他の基の一部として用いる語句“低級アルキニル”
または“アルキニル”とは、特に他の指示がない限り、ノルマル鎖の炭素数2〜
20、好ましくは2〜12、より好ましくは2〜8で、ノルマル鎖に1つの三重
結合を有する直鎖または分枝鎖基を指称し、たとえば2−プロピニル、3−ブチ
ニル、2−ブチニル、4−ペンチニル、3−ペンチニル、2−ヘキシニル、3−
ヘキシニル、2−ヘプチニル、3−ヘプチニル、4−ヘプチニル、3−オクチニ
ル、3−ノニニル、4−デシニル、3−ウンデシニル、4−ドデシニル等が挙げ
られ、これらは必要に応じて、1〜4個の置換基、すなわち、ハロゲン、ハロア
ルキル、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリール
アルキル、シクロアルキル、アミノ、ヘテロアリール、シクロヘテロアルキル、
ヒドロキシ、アルカノイルアミノ、アルキルアミド、アリールカルボニルアミノ
、ニトロ、シアノ、チオール、および/またはアルキルチオ、またはR基のい
ずれか、もしくは本明細書記載のR置換基で置換されてよい。
【0019】 上述のアルキル基が、他の基に結合するための単結合を2つの異なる炭素原子
に有する場合、“アルキレン”基と称せられ、かつ必要に応じて“アルキル”の
場合の記載と同様に置換されていてもよい。 上述のアルケニル基および上述のアルキニル基がそれぞれ、結合するための単
結合を2つの異なる炭素原子に有する場合、それぞれ“アルケニレン基”および
“アルキニレン基”と称せられ、かつ必要に応じて“アルケニル”および“アル
キニル”の場合の記載と同様に置換されていてもよい。 本明細書記載の適当なアルキレン、アルケニレンまたはアルキニレン基,(C
(pは1〜8、好ましくは1〜5)(アルキレン、アルケニレンまたは
アルキニレン基を包含しうる)は、必要に応じて、R基のいずれかまたは本明
細書記載のR置換基を包含する1、2または3個の置換基を有していてもよい
【0020】 アルキレン、アルケニレンおよびアルキニレンの具体例としては、
【化27】
【化28】 が挙げられる。
【0021】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“ハロゲン”または“ハ
ロ”とは、塩素、臭素、弗素および沃素並びにCFを指称し、塩素または弗素
が好ましい。 語句“金属イオン”とは、ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどのアルカ
リ金属イオンおよびマグネシウム、カルシウムなどのアルカリ土類金属イオン、
並びに亜鉛およびアルミニウムを指称する。
【0022】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“シクロヘテロアルキル
”とは、窒素、酸素および/または硫黄などの1〜2個のヘテロ原子を有し、炭
素原子もしくはヘテロ原子により、可能ならば、必要に応じて上記のリンカー(
CHを介して結合する、5、6または7員飽和または部分不飽和環を指称
し、たとえば
【化29】
【化30】 等が挙げられる。かかる基は、1〜4個の置換基、たとえばアルキル、ハロ、オ
キソおよび/またはR基のいずれか、または本明細書記載のR置換基を有し
うる。さらに、上記環はいずれも、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール
またはシクロヘテロアルキル環に縮合することができる。
【0023】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“ヘテロアリール”とは
、窒素、酸素または硫黄などの1、2、3または4個のヘテロ原子を有する5ま
たは6員芳香族環およびかかる環がアリール、シクロアルキル、ヘテロアリール
またはシクロヘテロアルキル環に縮合したもの(たとえばベンゾチオフェニル、
インドリル)を指称し、可能なN−オキシド体をも包含する。ヘテロアリール基
は必要に応じて、1〜4個の置換基、たとえばR基または上記R置換基のい
ずれかを有してもよい。
【0024】 ヘテロアリール基の具体例としては、下記のものなどが挙げられる。
【化31】
【化32】
【0025】 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“シクロヘテロアルキル
アルキル”とは、上述のシクロヘテロアルキル基がC原子またはヘテロ原子を介
して(CH)p鎖に結合したものを指称する。 本明細書で単独または他の基の一部として用いる語句“ヘテロアリールアルキ
ル”または“ヘテロアリールアルケニル”とは、上述のヘテロアリール基がC原
子またはヘテロ原子を介して上記の−(CH)p−鎖、アルキレンまたはアルケ
ニレンに結合したものを指称する。
【0026】 本明細書で用いる語句“ポリハロアルキル”とは、2〜9個、好ましくは2〜
5個のハロ置換基、たとえばFまたはCl(好ましくはF)を有する上述の“ア
ルキル”基を指称し、たとえばCFCH、CFまたはCFCFCH が挙げられる。 本明細書で用いる語句“ポリハロアルキルオキシ”とは、2〜9個、好ましく
は2〜5個のハロ置換基、たとえばFまたはCl(好ましくはF)を有する上述
の“アルコキシ”または“アルキルオキシ”基を指称し、たとえばCFCH O、CFOまたはCFCFCHOが挙げられる。
【0027】 式Iの化合物は、塩、特に医薬的に許容しうる塩で存在しうる。式Iの化合物
が、たとえば少なくとも1つの塩基性中心を有する場合、該化合物は酸付加塩を
形成しうる。これらの塩はたとえば、鉱酸たとえば硫酸、リン酸またはハロゲン
化水素酸などの強無機酸;非置換またはたとえばハロゲンで置換された炭素数1
〜4のアルカンカルボン酸、たとえば酢酸、飽和または不飽和ジカルボン酸、た
とえばシュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸または
テレフタル酸、ヒドロキシカルボン酸、たとえばアスコルビン酸、グリコール酸
、乳酸、リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸、アミノ酸(たとえばアスパラギン酸
またはリシンまたはアルギニン)もしくは安息香酸などの強有機カルボン酸;ま
たは非置換またはハロゲンで置換された(C−C)−アルキル−またはアリ
ール−スルホン酸、たとえばメタンまたはp−トルエンスルホン酸などの有機ス
ルホン酸によって形成される。また対応する酸付加塩は、要すれば、さらに塩基
性中心を有するように形成することもできる。
【0028】 少なくとも1つの酸基(たとえばCOOH)を有する式Iの化合物は、塩基に
よっても塩を形成しうる。塩基による適当な塩はたとえば、アルカリ金属または
アルカリ土類金属、たとえばナトリウム、カリウムまたはマグネシウム塩などの
金属塩;またはアンモニアまたは有機アミン、たとえばモルホリン、チオモルホ
リン、ピペリジン、ピロリジン、モノ、ジまたはトリ低級アルキルアミン(たと
えばエチル−、t−ブチル−、ジエチル−、ジイソプロピル−、トリエチル−、
トリブチル−またはジメチル−プロピルアミン)またはモノ、ジまたはトリヒド
ロキシ低級アルキルアミン、たとえばモノ、ジまたはトリエタノールアミンによ
る塩である。
【0029】 さらに、対応する内部塩も形成しうる。医薬用途には不適であるが、たとえば
遊離の化合物Iまたはその医薬的に許容しうる塩の単離または精製のために使用
できる塩も包含される。 式Iの化合物の好ましい塩としては、モノ塩酸塩、酸性硫酸塩、メタンスルホ
ン酸塩、リン酸塩または硝酸塩が挙げられる。
【0030】 本発明化合物の立体異性体は、混合または純粋もしくは実質的純粋形状のいず
れかの全てが意図される。本発明化合物は、R置換基のいずれか1つを含む炭素
原子のいずれかに不斉中心を有しうる。従って、式Iの化合物はエナンチオマー
もしくはジアステレオマー形状またはその混合物で存在することができる。製造
方法には、出発物質としてラセミ体、エナンチオマーまたはジアステレオマーを
利用できる。エナンチオマーまたはジアステレオマー生成物を製造するとき、通
常の方法、たとえばクロマトグラフィーまたは分別結晶でそれらを分離すること
ができる。
【0031】 本発明は式Iの化合物のプロドラッグ体、たとえば酸のアルキルエステルまた
はラクタム誘導体への公知プロドラッグを包含することを理解すべきである。 本発明化合物は、例えば遊離または水和形状であってよく、かつ以下に記載の
例示の方法で得ることができる。 式Iの化合物は、以下に示す反応式に記載の実例方法によって製造されうる。
これらの反応における実例となる試薬や手順(操作)については、以下の説明お
よび後記実施例によって明らかとなる。
【0032】 式Iの本発明化合物は、下記反応式Iに概要の反応工程を用いることにより、
対応するアミン1から製造することができる。 反応式I
【化33】
【化34】
【0033】 アミン1をジクロロメタン、クロロホルムまたはテトラヒドロフランなどの不
活性有機溶媒中、必要に応じて酸掃去剤、たとえばトリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、ピリジンまたはポリビニルピリジンの存在下、各反応体、
すなわち酸クロリド2、スルホニルクロリド3、クロロホルメート4またはカル
バモイルクロリド5と、該反応体とアミン1のモル比が約5:1〜1:5となる
ように反応させて、本発明の化合物ID、IA、ICまたはIBを形成する。
【0034】 出発化合物1は、下記反応式IAに概要の公知方法によって製造することがで
きる。 反応式IA
【化35】
【化36】
【0035】 化合物1は新規な化合物、但し、RおよびRは本明細書規定の通りである
が、アルキル、アルケニル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキルまた
はポリシクロアルキルを除く。 Xが
【化37】 、YがOおよびR
【化38】 、すなわちXが
【化39】 である式Iの本発明化合物は、下記反応式IIに概要の反応工程(操作Aおよび
B)を用い、対応する酸6から製造することができる。
【0036】 反応式II
【化40】 操作A:Rおよび/またはRが付加的な塩基性窒素を含有するアミンの場
合 操作B:Rおよび/またはRが付加的な塩基性窒素を含有しないアミンの
場合
【0037】 操作A(Rおよび/またはRが付加的な塩基性窒素を含有するアミンの場
合)において、アミン21/不活性有機溶媒(たとえばTHF、メチレンクロリ
ドまたはクロロホルム)の溶液、ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)など
のカルボジイミドおよび7−アザ−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOA
t)の混合物を、酸20と、アミン21と酸20のモル比が約5:1〜1:5の
範囲内、好ましくは約1:1.1となるように反応させて、反応混合物を形成し
、これをSCXカラムを介して精製することにより、本発明化合物IBを分離す
る。
【0038】 DICは、酸20とのモル比が約5:1〜1:5の範囲内、好ましくは約1.
6:1となるように使用し、またHOAtは、酸20とのモル比が約5:1〜1
:5の範囲内、好ましくは約1.6:1となるように使用する。 操作B(Rおよび/またはRが付加的な塩基性窒素を含有しないアミンの
場合)において、アミン21/不活性有機溶媒(たとえばTHF、メチレンクロ
リドまたはクロロホルム)の溶液、エチルジメチルアミノプロピルカルボジイミ
ド(EDAC)およびジメチルアミノピリジン(DMAP)の混合物を、酸20
と、アミン21と酸20のモル比が約5:1〜1:5の範囲内、好ましくは約1
.5:1となるように反応させて、反応混合物を形成し、これをSCXカラムを
介して精製することにより、本発明化合物IBを分離する。
【0039】 EDACは、酸20とのモル比が約5:1〜1:5の範囲内、好ましくは約1
.5:1となるように使用し、またDMAPは、酸20とのモル比が約5:1〜
1:5の範囲内、好ましくは約1.5:1となるように使用する。 出発化合物20は、反応式IIAに概要の公知方法によって製造することがで
きる。
【0040】 反応式IIA
【化41】
【0041】 Xが
【化42】 、YがOまたはSおよびR
【化43】 、すなわちXが
【化44】 である式Iの本発明化合物は、下記反応式IIIに概要の反応工程を用い、対応
するアミン1から製造することができる。
【0042】 反応式III
【化45】 アミン1(ジクロロメタン、クロロホルムまたはテトラヒドロフランなどの不
活性有機溶媒中)を反応体30または31と、反応体30または31とアミン1
のモル比が約5:1〜1:5の範囲内となるように反応させた後、アミノメチル
ポリスチレン(32)で処理して、本発明化合物IB’またはIB”を得る。
【0043】 本発明化合物は、Xa因子として公知の賦活凝固セリンプロテアーゼの抑制剤
であって、このため、Xa因子の産生および/または作用を必然的に伴う経過(
プロセス)の治療または予防に有用である。すなわち、本発明化合物は冠動脈疾
患および脳血管病に関連する血栓症状の治療または予防に有用である。これには
、凝固カスケードが賦活される多数の血栓および前血栓状態が含まれ、たとえば
これらに限定されるものではないが、アテローム硬化プラグの形成、静脈または
動脈血栓症、凝固症候群、虚血および狭心症(安定および不安定)、深静脈血栓
症(DVT)、散在性脈管内凝固障害、カサバッハ−メリット症候群、肺塞栓症
、心筋梗塞、脳梗塞、脳血栓症、心房細動、脳塞栓症、手術(たとえば股関節部
交換、人工心臓弁の導入および動脈内膜切除)の血栓塞栓合併症および末梢動脈
閉塞が挙げられる。また本発明化合物は、たとえば全血の調製、貯蔵および分別
中の血液凝固の抑制剤としても有用である。
【0044】 また本発明化合物は、たとえば分析および生理学的テストに必要な、流体相に
全および分別血を維持するのにも使用しうる。具体例としては、これらに限定さ
れるものでないが、エクスビボ(ex vivo)の血小板および他の細胞機能研究、
生体分析処置および血液含有成分の定量が挙げられる。 さらに、本発明化合物は、内因性事態(アテローム硬化プラグの破裂)または
外因性事態(侵襲性心臓病学処置、たとえば血管形成によって生じる血管壁損傷
)によって誘発する動脈損傷の後に起こる再狭窄を予防するのに使用しうる。
【0045】 また本発明化合物は、体外血液循環における抗凝固薬、たとえば透析や手術(
冠動脈バイパス手術など)で必要な抗凝固薬としても使用しうる。 加えて、本発明化合物は、バイパス移植、動脈整復、アテレクトミィー(athe
rectomy)、血管移植およびステント開存、器官、組織および細胞インプラント
およびトランスプラント(移植)を含む血管手術と共に、血管開存を維持するの
に使用しうる。
【0046】 本発明化合物は、ヘパリン−不耐性患者、たとえば先天性および後天性抗トロ
ンビンIII欠乏症、ヘパリン−誘発血小板減少症の患者、および高レベルの多
形核顆粒球エラスターゼの患者の処置に使用しうる。 また本発明は、炎症性疾患の処置や、バクテリヤおよび/またはウイルス感染
に基づく敗血症性ショックおよび血管損傷の予防にも使用しうる。
【0047】 また本発明化合物は、悪性疾患の処置、転移の予防、癌の前血栓合併症の予防
に、および化学療法への添加物として使用しうる。 また本発明化合物は、前血栓崩壊剤、たとえば組織プラスミノゲン賦活物質(
天然または組換え)、ストレプトキナーゼ、リテプラーゼ(reteplase)、アク
チベース(activase)、ラノテプラーゼ(lanoteplase)、ウロキナーゼ、プロ
ウロキナーゼ、アニソル化ストレプトキナーゼ・プラスミノゲン賦活物質複合体
(ASPAC)、動物唾液腺プラスミノゲン賦活物質等と組合せて使用しうる。
本発明化合物は、うまくいった血栓崩壊療法に続く再閉塞を防止および/または
再潅流への時間を縮小するため、上記作用物質の1種以上と共に、相乗的に作用
しうる。また本発明化合物は、使用する血栓崩壊剤の量を下げることができ、従
って、潜在的な出血副作用を最小化する。
【0048】 また本発明化合物は、他のセリンプロテアーゼ、たとえばトロンビン、VII
a因子、ウロキナーゼ型プラスミノゲン賦活物質(ウロキナーゼ)、トリプター
ゼおよび/またはトリプシンを抑制しうる。この結果、これらの化合物は付加的
に、癌の処置の脈管形成インヒビターとして、特に慢性ぜん息の処置や、アレル
ギー性鼻炎、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬および結膜炎の治療または
予防、および膵炎の治療または予防の抗炎症性作用物質として使用しうる。
【0049】 また本発明化合物は、他の抗血栓または抗凝固薬、たとえばトロンビン抑制剤
、クロピドグレル(clopidogrel)、チクロピジン(ticlopidine)などの血小板
凝集抑制剤、XR−330およびT−686などのPAI−1抑制剤、抗α−2
−抗プラスミン抗体およびトロンボキサン・レセプタ拮抗剤(たとえばイフェト
ロバン(ifetroban))などのα−2−抗プラスミンの抑制剤、ジピリダモール
またはシロスタゾール(cilostazol)などのプロスタサイクリン模擬のホスホジ
エステラーゼ(PDE)抑制剤、トロンボキサン・レセプタ拮抗剤/トロンボキ
サンAシンセターゼ抑制剤(たとえばピコタミド(picotamide))と組合せるP
DE抑制剤、セロトニン−2−レセプタ拮抗剤(たとえばケタンセリン)、フィ
ブリノゲン・レセプタ拮抗剤、アスピリン、低脂質血症剤(たとえばプラバスタ
チンもしくはシンバスタチンなどのHMG−CoAリダクターゼ抑制剤、または
U.S.特許No.5739135、5712279および5760246に開示さ
れるようなミクロソームトリグリセリド・移送たん白抑制剤)、抗高血圧剤(た
とえばカプトプリル、リシノプリルまたはホシノプリルなどのアンギオテンシン
変換酵素抑制剤、アーベサータン(irbesartan)、ロサータンまたはバルサータ
ンなどのアンギオテンシンIIレセプタ拮抗剤、およびオマパトリラット(omap
atrilat)などのACE/NEP抑制剤)、アスピリン、イフェトロバン、ピコ
タミド、ケタンセリンまたはクロピドグレル等と組合せるPDE抑制剤といっし
ょに使用することができる。
【0050】 上述の疾病にかかりやすいことが知られている各種の哺乳動物種、たとえばヒ
ト、ネコ、イヌ等に対して、本発明化合物を生活規制上、1日1回または2〜4
回の分割用量にて、約0.1〜100mg/kg、好ましくは約0.2〜50mg/kg、
より好ましくは約0.5〜25mg/kg(または約1〜2500mg、好ましくは約
5〜2000mg)の用量範囲内の有効量で、経口または非経口、たとえば皮下も
しくは静脈内投与、並びに鼻適用、直腸または舌下投与することができる。
【0051】 活性物質は、錠剤、カプセル剤、溶液または懸濁液などの組成物(製剤)に、
あるいは他種の担体物質、たとえば経皮装置、イオン導入装置、直腸坐剤、吸入
装置等に利用することができる。かかる組成物あるいは担体は、投与単位当り約
5〜500mgの式I、IA、IB、ICおよびIDの化合物の1種または2種以
上の混合物を含有するだろう。これらの化合物は、承認医薬実務に要求される、
生理学的に許容しうるビヒクルもしくは担体、賦形剤、結合剤、保存剤、安定化
剤、フレーバー等と共に、通常の方法で配合されてよい。
【0052】 次に挙げる実施例は、本発明の好ましい具体例である。 実施例1
【化46】 A.
【化47】 式:
【化48】 の化合物8.3g(36ミリモル、1当量)/40mlの乾燥THFの溶液に、
リチウム・ヘキサメチルジシラジド(LHMDS)/THFの1M溶液72ml
(72ミリモル、2当量)を1h(時間)にわたって滴下する。10分後、10
mlの乾燥THF中の4.4ml(40ミリモル、1.1当量)のブロモエチル
アセテートの溶液を10分にわたって滴下し、得られる反応混合物をRT(室温
)で17h攪拌する。反応混合物をジエチルエーテル(10ml)で希釈し、5
%水性KHSOで2回洗った後、飽和NaHCOおよび塩水で洗う。有機溶
液を乾燥(MgSO)し、濃縮して11.3g(99%)の標記化合物を粘稠
黄褐色油状物で得る。1Hおよび13C−NMRスペクトルは所望生成物に一致
し、これは少量のヘキサメチルジシラザンを除けば、該物質の純粋を示す。物質
を精製せずに使用する。 B.
【化49】 10mlのジエチルエーテル中の7.8g(25ミリモル、1当量)の上記A
化合物の溶液に、塩化水素酸/ジエチルエーテルの1M溶液50ml(50ミリ
モル、2当量)を加える。反応混合物をRTで18h攪拌する。得られる不均質
反応混合物を濃縮し、油状残渣をエーテルと共にトリチュレートし、メタノール
に溶解し、濃縮して5.1g(81%)の標記化合物を黄色固体で得る。1Hお
よび13C−NMRスペクトルは、所望生成物に一致する。
【0053】 C.
【化50】 120mlの乾燥THF中の5.1g(20ミリモル、1当量)の上記B化合
物の溶液に、5.7ml(41ミリモル、3当量)のトリエチルアミンおよび3
.9ml(30ミリモル、1.5当量)のm−トリルイソシアネートを加える。
反応混合物をRTで18h攪拌する。反応混合物を濃縮し、残渣をメタノールに
溶解する。不溶不純物を濾去し、粗生成物を再度濃縮する。CHCl/酢酸
エチル(EtOAc)(9:1)で溶離するフラッシュクロマトグラフィーを行
って、3.3g(48%)の標記化合物を明褐色固体で得る。1Hおよび13C
−NMRスペクトルは、所望生成物に一致する。
【0054】 D.
【化51】 30mlのTHFおよび30mlのEtOH中の2.3g(7ミリモル、1当
量)の上記C化合物の溶液に、2M水酸化ナトリウム/水8.3ml(17ミリ
モル、2.5当量)を加える。反応混合物をRTで18h攪拌する。反応混合物
を濃縮し、残渣を20mlの水に溶解し、1M−HClでpHを3に調整する。
得られる沈澱物を濾取し、水(10ml)、ヘキサン(10ml)で洗い、乾燥
して1.7g(82%)の標記化合物を明黄色固体で得る。1Hおよび13C−
NMRスペクトルは、所望生成物に一致する。
【0055】 E.
【化52】 以下に示す操作に従って、試薬や出発物質の添加用の液体ハンドラー(handle
r)[ハミルトン・ミクロラブ(Hamilton Microlab)(登録商標)2200
]を用い、製造自動化溶液相流れ(solution phase run)の一部として、標記
化合物を製造する。
【0056】 16mm×100mmの反応チューブに、液体ハンドラーを介して、100μ
l(3.9mg、0.036ミリモル、1当量)の4−[2−(メチルアミノ)
エチル]ピリジン/THFのストック溶液、300μl(7mg、0.057ミ
リモル、1.6当量)のジイソプロピルカルボジイミド/CHClのストッ
ク溶液、300μl(8mg、0.057ミリモル、1.6当量)の7−アザ−
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール/DMFのストック溶液および300μl(
12mg、0.038ミリモル、1.05当量)の上記D化合物/CHCl のストック溶液を加える。チューブを取出し、オービタル振とう器にて72h混
合する。
【0057】 生成物を下記概要の手順に従い、Varian SCXカチオン交換カラム(カラ
ム6ml中1gの収着剤)を用いて固相抽出により精製する。 1)カラムを2×7.5mlのメタノールで状態調整する(10ml/分) 2)反応混合物(1ml)をSCXカラムに装填する(3ml/分) 3)カラムを20mlのMeOHでリンスする(6ml/分) 4)カラムを10mlの0.1Nアンモニア/MeOHでリンスする(6ml /分) 5)風袋をはかった16×100チューブの中へ、生成物を8mlの2Nアン モニア/MeOHで溶離する(6ml/分)
【0058】 生成物溶液を高速減圧下で14h濃縮して、17mgの標記化合物を油状物で
得る(109%)。逆相分析のHPLC分析により、純度96%が認められる。 MS(電気噴霧):m/z438(M+H)
【0059】 実施例2〜4 実施例1の手順に従って、以下に示す本発明化合物を製造する。
【化53】
【0060】 実施例5
【化54】 以下に示す操作に従って、試薬や出発物質の添加用の液体ハンドラー[Hamil
ton Microlab(登録商標)2200]を用い、製造自動化溶液相流れの一部と
して、実施例5化合物を製造する。 16mm×100mmの反応チューブに、液体ハンドラーを介して、100μ
l(0.057ミリモル、1.5当量)の1,2,3,6−テトラヒドロピリジ
ン/THFのストック溶液、CHCl中にエチルジメチルアミノプロピルカ
ルボジイミド・塩酸塩(0.057ml、1.5当量)およびジメチルアミノピ
リジン(0.057ミリモル、1.5当量)の両方を含有する300μlのスト
ック溶液および600μl(0.038ミリモル、1.0当量)の実施例1/D
化合物/CHClのストック溶液を加える。チューブを取出し、オービタル
振とう器にて72h混合する。
【0061】 生成物を下記概要の手順に従い、Varian SCXカチオン交換カラム(カラ
ム6ml中1gの収着剤)を用いて固相抽出により精製する。 1)カラムを15mlのMeOHで状態調整する(10ml/分) 2)反応混合物(1ml)をSCXカラムに装填し(3ml/分)、流出液を 風袋をはかった16mm×100mmチューブに集める 3)カラムを6mlのMeOHでリンスし、風袋をはかったチューブに集める (6ml/分)
【0062】 生成物溶液を高速減圧下で14h濃縮して、14mgの実施例5化合物を油状
物で得る(94%)。逆相分析のHPLC分析により、純度97%が認められる
。 MS(電気噴霧):m/z385(M+H)
【0063】 実施例6〜10 実施例5の手順に従って、以下に示す実施例番号、構造式およびマススペクト
ルの本発明化合物を製造する。
【化55】
【0064】 実施例11
【化56】 A.
【化57】 400mlのCHCl中のCl−CO−CH−Br(55g、0.35
モル)の溶液に、アルゴン下0℃にて、100mlのCHCl中のピロリジ
ン(25g、0.35モル)およびトリエチルアミン(42.4g、0.42モ
ル)の溶液を5hにわたって滴下する。さらに14h攪拌しながら、反応混合物
を室温までゆっくりと加温せしめる。反応混合物をHO(250ml×3)、
0.5N−HCl(250ml)、飽和NaCl(300ml×3)で洗い、乾
燥(NaSO)し、濃縮する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグ
ラフィー(1%MeOH/CHClで溶離)で精製して、標記化合物をくす
んだ茶色の固体で得る(46.1g、68.6%)。 MH(実測値):191.7
【0065】 B.
【化58】 600mlのTHF中の
【化59】 (8.0g、35.1ミリモル)の溶液に、アルゴン下室温にて、70.2ml
のLHMDS(THF中1.0M)を3hにわたって滴下した後、100mlの
THF中の上記B化合物(7.4g、38.6ミリモル)の溶液を2hにわたっ
て滴下する。反応混合物をさらに室温で14h攪拌する。反応混合物を5%KH
SO(300ml)に注ぎ、これに酢酸エチル(AcOEt)(300ml)
を加える。有機層を5%KHSO(300ml)、飽和NaHCO(300
ml×2)、HO(300ml×3)で洗い、乾燥(NaSO)し、濃縮
して標記化合物を黄色油状物で得る(11.1g、93.2%)。 MH(実測値):340.1
【0066】 C.
【化60】 100mlのCHCl中の上記B化合物(4.1g、12.1ミリモル)
の溶液に、室温で100mlのHCl/EtO(1.0M)を加える。混合物
を14h攪拌する。溶媒を減圧除去し、得られる残渣をイオン交換樹脂カラムク
ロマトグラフィー(2%アンモニア/MeOHで溶離)で精製して、標記化合物
を黄色油状物で得る(1.91g、66.0%)。 MH(実測値):240.2
【0067】 D.
【化61】 3mlのCHCl中の上記C化合物(90.8mg、0.38ミリモル)
の溶液に、室温で2mlのCHCl中のm−トリルイソチオシアネート(5
1.5mg、0.345ミリモル)の溶液を加える。反応混合物を0.5h攪拌
し、減圧濃縮する。得られる残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(1%
MeOH/CHClで溶離)で精製して、標記化合物を白色固体で得る(1
30mg、97.0%)。 MH(実測値):389.1
【0068】 実施例12〜16 実施例11に記載の手順を用いて、以下に示す実施例番号、構造式およびマス
スペクトルの本発明化合物を製造する。
【化62】
【0069】 実施例17
【化63】 13.9mgのポリビニルピリジン(9.0ミリモル/g)に、実施例13/
C化合物/ジクロロメタンの溶液(0.158ミリモル/ml)0.400ml
と、o−トルオイルクロリド/ジクロロメタンの溶液(0.173ミリモル/m
l)0.400mlを加える。混合物を室温で4h振とうする。次いで反応混合
物を、31.4mgのアミノメチルポリスチレン(1.0ミリモル/g)および
0.200mlのジクロロメタンに加える。混合物を室温で14h振とうする。
反応溶液を集め、残留樹脂をジクロロメタン(0.400ml)で洗う。コンバ
インした反応溶液を高速減圧で乾燥して、標記化合物を得る(17.1mg、6
9%)。 MH(実測値):358.1
【0070】 実施例18,19 実施例17に記載の手順を用いて、以下に示す実施例番号、構造式およびマス
スペクトルの化合物を製造する。
【化64】
【0071】 実施例20〜59 前記実施例に記載の手順を用いて、以下に示す実施例番号、構造式およびマス
スペクトルの化合物を製造する。
【化65】
【0072】
【化66】
【0073】
【化67】
【0074】
【化68】
【0075】
【化69】
【0076】
【化70】
【0077】
【化71】
【0078】
【化72】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 111 C07D 487/04 150 C07D 487/04 150 C07K 5/06 C07K 5/06 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 スティーブン・エム・サイラー アメリカ合衆国08534ニュージャージー州 ペニントン、ノース・メイン・ストリート 101番 (72)発明者 アール・マイケル・ローレンス アメリカ合衆国19067ペンシルベニア州ヤ ードリー、ウエスト・クラウン・テラス48 番 Fターム(参考) 4C050 AA02 AA07 BB09 CC10 EE02 FF01 GG01 HH04 4C084 AA01 AA02 AA07 BA01 BA08 BA14 CA59 DC50 MA17 MA23 MA35 MA37 MA52 MA55 MA57 MA59 MA60 MA66 NA14 ZA36 ZA54 ZC41 4C086 AA01 AA03 BC31 BC50 CB11 GA02 GA07 GA08 GA16 MA01 MA04 MA17 MA23 MA31 MA35 MA37 MA52 MA55 MA59 MA60 MA66 ZA36 ZA54 ZC41 ZC54 4H045 AA10 AA20 AA30 BA11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、RおよびRは同一もしくは異なり、かつそれぞれ独立して、アル
    キル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル
    、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ポリシ
    クロアルキル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロ
    アルキル、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニルもしくはポリシク
    ロアルケニルアルキルから選ばれ、またはRとRはそれらが結合する窒素と
    共に合してシクロヘテロアルキル環を形成することができ、RおよびRは必
    要に応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、ア
    ルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロ
    アルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、ア
    リール、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリー
    ルアルケニル、アリールアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル
    、アリールアルコキシ、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリール
    アルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニ
    トロ、シアノ、アミノ、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオ
    ール、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキ
    ル、アルキルカルボニル、アリールアルボニル、アリールアミノカルボニル、ア
    ミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ア
    ルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオ
    キシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスルフ
    ィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスルホ
    ニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロア
    リールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたはア
    ルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていても
    よい; Xは 【化2】 YはOまたはS; Rは 【化3】 は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、ア
    リールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルア
    ルキル、ポリシクロアルキル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル
    、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニルま
    たはポリシクロアルケニルアルキルから選ばれ、必要に応じて、有効炭素原子を
    介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、
    アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘ
    テロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、ア
    リールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールアルケニル、アリールアル
    キニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ、アリ
    ールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールア
    ルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、置換
    アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、アリー
    ルチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキル、アルキルカルボニル、ア
    リールアルボニル、アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノ
    カルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケ
    ニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ
    、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスルフィニ
    ル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスルホニル
    、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロアリー
    ルスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたはアルキ
    ルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていてもよい
    ; RおよびRは同一もしくは異なり、かつそれぞれ独立して、アルキル、ア
    ルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロ
    アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ポリシクロアル
    キル、ポリシクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアルキル
    、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニル、ポリシクロアルケニルア
    ルキル、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、ア
    リールオキシカルボニル、アリールスルホニルもしくはアルキルスルホニルから
    選ばれ、またはRとRはそれらが結合する窒素原子と共に合してシクロヘテ
    ロアルキル環を形成することができ、RおよびRは必要に応じて、有効炭素
    原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコ
    キシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シ
    クロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリー
    ル、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールアルケニル、アリー
    ルアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ
    、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリ
    ールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ
    、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、
    アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキル、アルキルカルボニ
    ル、アリールアルボニル、アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、
    アミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、
    アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニル
    オキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスル
    フィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスル
    ホニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロ
    アリールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたは
    アルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていて
    もよい; RおよびRはそれぞれ独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、ア
    リール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロ
    アルキル、シクロアルキルアルキル、ポリシクロアルキル、ポリシクロアルキル
    アルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアルキル、シクロアルケニルアルキ
    ル、ポリシクロアルケニル、ポリシクロアルケニルアルキルから選ばれ、必要に
    応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ、アルキル、ハロアルキル、アルコ
    キシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアル
    キルアルキル、シクロヘテロアルキル、シクロヘテロアルキルアルキル、アリー
    ル、ヘテロアリール、アリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールア
    ルケニル、アリールアルキニル、アリールオキシ、アリールオキシアルキル、ア
    リールアルコキシ、アリールアゾ、ヘテロアリールオキソ、ヘテロアリールアル
    キル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロアリールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ
    、シアノ、アミノ、置換アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、チオール
    、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、アリールチオアルキル、
    アルキルカルボニル、アリールアルボニル、アリールアミノカルボニル、アルコ
    キシカルボニル、アミノカルボニル、アルキニルアミノカルボニル、アルキルア
    ミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、ア
    リールカルボニルオキシ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミ
    ノ、アリールスルフィニル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニ
    ル、アルキルスルホニル、アリールスルホニルアミノ、ヘテロアリールカルボニ
    ルアミノ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘテロアリールチオ、ヘテロアリール
    スルホニルまたはアルキルスルフィニルから選ばれる1、2、3または4個の基
    で置換されていてもよく、但し、 Xが 【化4】 で、かつ (1)RおよびRがそれぞれ独立して、シクロアルキル、アルケニル、フ
    ェニル、ベンジル、シアノアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、またはモ
    ノもしくはジ置換フェニル(置換基として低級アルキル、シアノ、ヒドロキシ、
    ジアルキルアミノ、アルコキシ、ベンジルオキシ、アルキルアミノ、アルコキシ
    カルボニル、ピロリジノ、モルホリノ、ハロゲン、1個以上の弗素で置換された
    アルキルである)の場合、YはS; (2)RおよびRがアルキルの場合、YはS;および (3)RとRの一方がアルキルで、YがOの場合、他方はアルキニル、ヘ
    テロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルケニル、シクロヘテロアル
    キル、ヘテロアリールオキシ、シクロアルケニルアルキル、ポリシクロアルケニ
    ル、ポリシクロアルケニルアルキル、またはRとRはそれらが結合する窒素
    と共に合してシクロヘテロアルキル環を形成することができ、RおよびR
    必要に応じて、有効炭素原子を介して、RおよびRの場合に定義した1、2
    、3または4個の置換基で置換されていてもよい] で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩あるいは立体異性体もしく
    はプロドラッグエステル。
  2. 【請求項2】 式: 【化5】 で示される請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 式: 【化6】 で示される請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式: 【化7】 で示される請求項1に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 式: 【化8】 で示される請求項1に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Xが 【化9】 で、YがSである請求項1に記載の化合物。
  7. 【請求項7】 YがSである請求項3に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 RとRがそれらが結合する窒素と共に合してシクロヘテ
    ロアルキル環を形成し、YがS、RとRの一方が水素で、他方がアリール、
    アルキルアリールまたはアルコキシアリールである請求項3に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 RとRがそれらが結合する窒素と共に合してピロリジニ
    ル環を形成し、YがS、RとRの一方が水素で、他方がフェニル、3−メチ
    ルフェニル、3−メトキシフェニル、4−シアノフェニル、3−フルオロフェニ
    ル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、3−ク
    ロロ−4−メチルフェニル、3,5−ジクロロフェニル、3−ヨードフェニル、
    3,5−ジメチルフェニルまたはナフチルである請求項8に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 式: 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 【化14】 【化15】 で示される請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 式: 【化16】 【化17】 【化18】 で示される請求項1に記載の化合物。
  12. 【請求項12】 式: 【化19】 [式中、RおよびRは同一もしくは異なり、かつそれぞれ独立して、アル
    キニル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルケニル、シクロ
    ヘテロアルキル、ヘテロアリールオキシ、シクロアルケニルアルキル、ポリシク
    ロアルケニルもしくはポリシクロアルケニルアルキルから選ばれ、またはR
    はそれらが結合する窒素と共に合してシクロヘテロアルキル環を形成するこ
    とができ、RおよびRは必要に応じて、有効炭素原子を介して、水素、ハロ
    、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルケニル、アルキ
    ニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロヘテロアルキル、シク
    ロヘテロアルキルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ア
    リールシクロアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アリールオ
    キシ、アリールオキシアルキル、アリールアルコキシ、アリールアゾ、ヘテロア
    リールオキソ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルケニル、ヘテロア
    リールオキシ、ヒドロキシ、ニトロ、シアノ、アミノ、置換アミノ、アルキルア
    ミノ、ジアルキルアミノ、チオール、アルキルチオ、アリールチオ、ヘテロアリ
    ールチオ、アリールチオアルキル、アルキルカルボニル、アリールアルボニル、
    アリールアミノカルボニル、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキ
    ニルアミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケニルアミノカルボニ
    ル、アルキルカルボニルオキシ、アリールカルボニルオキシ、アルキルカルボニ
    ルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アリールスルフィニル、アリールスルフ
    ィニルアルキル、アリールスルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
    ルアミノ、ヘテロアリールカルボニルアミノ、ヘテロアリールスルフィニル、ヘ
    テロアリールチオ、ヘテロアリールスルホニルまたはアルキルスルフィニルから
    選ばれる1、2、3または4個の基で置換されていてもよい] で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩。
  13. 【請求項13】 式: 【化20】 で示される請求項12に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の化合物およびその医薬的に許容しうる
    担体から成る医薬組成物。
  15. 【請求項15】 血栓症に関連する心臓血管病の予防または治療法であって
    、かかる処置を必要とする哺乳動物種に対し、治療上有効量の請求項1に記載の
    化合物を投与することから成る方法。
  16. 【請求項16】 血栓症、冠動脈疾患または脳血管病の予防または治療法で
    あった、かかる処置を必要とする哺乳動物種に対し、治療上有効量の請求項1に
    記載の化合物を投与することから成る方法。
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