JP2002535696A - ブリュアン散乱相共役ミラーを用いた光学アイソレータおよびその光学増幅器系への適用 - Google Patents

ブリュアン散乱相共役ミラーを用いた光学アイソレータおよびその光学増幅器系への適用

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Abstract

(57)【要約】 完全な除去率とその光学増幅器系への適用。誘発ブリュアン散乱相共役ミラーが対称的に配備され、クロス−タイプの光学増幅器系を形成し、これが光学系をその光学的アライメントに対して無感覚にしている。光学系がレーザ増幅器と併用される場合、レーザ増幅器の出力電力は同じ反復率で所望するように増加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は光学デバイス、より詳しくは誘発ブリュアン散乱相共役ミラーを使用
する光学アイソレータに関する。本発明はまた光学増幅器系内のこの種の光学ア
イソレータに関する。
【0002】 (背景技術) デバイスがレーザと併用される場合、デバイスから反射されたビームは、ビー
ムがレーザに戻ると、レーザを妨害する。特に、パルス・タイプのレーザにとっ
ては、反射されたビームは予期せぬように増幅され、またレーザの光学要素に損
傷を与えることがある。従って、光学アイソレータが損傷を阻止するのに使用さ
れる。
【0003】 従来の光学アイソレータの例は、1/4波長プレート(クオータ・ウエーブ・
プレート;以後「QW」という)またはファラディ・ローテータ(以後「FR」
という)を使用する受動光学アイソレータおよびポッケル・セル(以後「PC」
という)を使用する能動光学アイソレータである。しかし、これらの光学アイソ
レータの絶縁(遮断)効果は、ポラライザの他の直交偏光要素に対する除去率が
完全でないために、完全でない。例えば、非線形クリスタル偏光子の除去率は約
1000で、多層偏光子のそれは約100である。すなわち、従来の光学アイソ
レータの除去率は、100と1000の間であり、レーザ中の反射ビームの増幅
を誘導するか、あるいは反射ビームが次のステージ内の増幅器で合成されれば、
レーザに厳しい損傷を与えることになる。
【0004】 従来の光学アイソレータの動作例については添付図面で説明し、その問題を検
討する。
【0005】 図1Aは従来の受動光学アイソレータのブロック図である。この受動光学アイ
ソレータ100は偏光ビーム・スプリッタ(以後「PBS」という)110と、
偏光変換器120とからなる。PBS110は偏光セパレタであって、水平偏光
ビームを通過させるが、垂直偏光ビームは反射させる。偏光変換器120は1/
4波長だけ相を遅らせるQWであるか、または45°だけ偏光平面を回転するF
Rのいずれかである。すなわち、ビームがQWを通過する度に、直線偏光ビーム
が円形偏光ビームに交換されるか、またはこれと逆に交換される。従って、QW
を介するビームの二重(度)通過は前回偏光状態に対して直交する偏光状態にあ
る結果となる。同様にして、FRを介するビームの二重通過は上述の結果と同じ
ことになる。受動光学アイソレータ100の動作を理解するために、水平偏光パ
ルス入力ビーム105が、図1Aに示したようにPBS110を通過すると仮定
してみよう。PBS110からのビームが偏光変換器120を通過するとき、4
5°だけ回転される偏光平面で円形偏光ビームまたは線形偏光ビームに変換され
る。従って、ビームが反射され、また偏光変換器120を再度通過するとき、水
平偏光ビームと直交する垂直偏光ビームに変換され、PBS110から反射ビー
ム130として放出される。これが光学アイソレーション(絶縁)効果となる。
【0006】 図1Bは従来の能動光学アイソレータのブロック図である。能動光学アイソレ
ータ150は二つのPBS160と165及びPC170からなる。第1PBS
160が水平偏光ビームを通過し、また第2PBS165が垂直偏光ビームを通
過する。高電圧が所定時間間隔でPC170に印加されると、偏光方向が時間間
隔中のみ垂直方向に回転することができる。能動光学アイソレータ150の動作
を理解するために、水平偏光パルス入力ビーム145が図1Bに示したように第
1PBS160を通過するを仮定してみよう。
【0007】 第1PBS160からの水平偏光ビームが、PC170を通過するとき、通過
ビームのパルス幅に対応する時間間隔で高電圧がPC170に印加されると、水
平偏光ビームがPC170を通過するにつれて垂直偏光ビームに変換される。従
って、垂直偏光ビームが、変化なしに第2PBS165を通過する。その後、垂
直偏光ビームがどこからか反射した後戻ってきたときに、垂直偏光ビームが第1
PBS160から通過される代わりに反射される。これは高電圧がPC170に
印加されないからである。これも光学アイソレーションという結果になる。
【0008】 しかし、PBS、PC、QWまたはFRのような光学アイソレータ要素に普通
欠陥がある。例えば、PBS中の垂直偏光ビームと水平偏光ビームの分離率がわ
ずか約数10ないし数100である。PC、QWまたはFRの偏光回転はいずれ
にしても完全ではなく、また除去率はまったく完全ではない。反射ビームの不完
全光学アイソレータを介しての入力端への漏洩が、近接増幅器間の増幅結合とな
って、光学デバイスに損傷を与えることになり、あるいはレーザ・オッシレータ
の出力モード中の不安定な発振につながる。
【0009】 従って、ジャッケル他は、誘発ブリュアン散乱相共役ミラー(以後「SBS−
PCM」という)を使用する光学アイソレータを示唆している。しかし、この構
造においてさえも、SBS−PCMの反射率は100%未満であり、また増幅器
はレーザ・オッシレータへ反射するビームを完全に遮断することはできない。従
って、完全な除去率を有する光学アイソレータがハイ・パワ・レーザ増幅器を形
成するのに必要である。
【0010】 本発明の発明者は、米国特許第5,832,020号において高い反復率とハ
イ・パワを備えた固体レーザを提示した。固体レーザの反復率は、冷却速度に依
存し、従来技術において増幅器システム用に使用されたレーザ・ロッドの直径は
所望のレーザ出力の増大に応じて増大させなければならず、これが反復率を低下
させている。米国特許第5,832,020号に開示された技術は、問題を解決
しているが、この種のレーザ構造の下においてさえも、不完全波長プレートまた
はPBSは帰還ビームを完全に遮断せず、光学系が増幅ビームによって損傷を受
けることになる。
【0011】 (発明の開示) 従って、本発明の目的は、完全なビーム・アイソレーション効果によって光学
系に対する損傷を阻止する光学アイソレータを提供することである。
【0012】 本発明の他の目的は、この種のレーザのような光学系を損傷することなしに出
力を増大できる光学増幅器系を提供することである。
【0013】 目的を達成する本発明の光学アイソレータは、偏光ビーム・スプリッタと偏光
変換器を使用することにおいては従来技術と同様であるが、偏光変換器を通過す
るビームを反射させる誘発ブリュアン散乱相共役ミラーによって特徴付けること
ができる。偏光変換のために、1/4波長だけビームの相を遅らせる1/4波長
プレートまたは45°だけ偏光プレートを回転させるファラディ・ローテータを
使用できる。
【0014】 他の目的を達成する本発明の光学増幅器系は、少なくとも二つの増幅器ステー
ジからなり、また各光学増幅器ステージは本発明の光学アイソレータを含んでい
る。すなわち、各増幅器ステージは光学アイソレータと、光学アイソレータから
の増幅ビームを反射させるが、偏光は変換され、変換ビームが光学アイソレータ
内に含まれた偏光ビーム・スプリッタを通るビームと、偏光ビーム・スプリッタ
で反射されることによって合成される。増幅器ステージはチェーン・タイプに構
成されるので、前段増幅器ステージからのビームが次の増幅器ステージ内に含ま
れた偏光ビーム・スプリッタに導入される。誘発ブリュアン散乱相共役ミラーが
光学アイソレータからのビームを反射させるのに使用でき、また1/4波長プレ
ートあるいはファラディ・ローテータのいずれかがビームの偏光を変換するのに
使用できる。
【0015】 光学増幅器系がレーザ・オッシレータからのビームを、光学増幅器ステージの
第1番目内に導入されれば、ハイパワ・ビームを得ることができる。光学増幅器
系はさらに、ビームのサイズを拡大するために近接光学増幅器ステージ間に配備
されたビーム・サイズ拡大手段を備えているのが好ましい。
【0016】 光学増幅器系はレーザのタイプに依存してロッド−タイプあるいはスラブ−タ
イプとすることができる。さらに、光学アイソレータと光学増幅器の少なくとも
一つがアレイ・タイプに構成でき、この場合において、ウエッジ・タイプ・ビー
ム・スプリッタが光路内に付加され、ビームがアレイのそれぞれに伝送される。
【0017】
【発明を実施するための最良の形態】
パルス・タイプ・レーザ・ビームが、本発明の光学アイソレータと光学増幅器
系両方のために使用されるときに、反射対入力エネルギーは図2のグラフに示す
ように非線形である。図2において、SBS−PCMの非線形反射がゼロから突
然増大する臨界値はIthとして規定され、また反射率の90%を有する入射ビー
ムのエネルギーはI0.9として規定される。
【0018】 図3Aと図3Bは本発明の実施例に基づく光学アイソレータのブロック図であ
る。
【0019】 図3Aを参照して、光学アイソレータ300がPBS310とQW320とS
BS−PCM340からなる。図2のIthより高いエネルギーを有するレーザ・
オッシレータから垂直偏光ビーム305がPBS310に入射されると、PBS
310によって反射され、QW320を通過後、SBS−PCM340に入射さ
れる。この時点で、SBS−PCM340に入射されたビームのエネルギーがI th より高ければ、ビームはSBS−PCM340の反射率がゼロでないので反射
される。特に、I0.9よりも高いエネルギーを有するビームがSBS−PCM3
40に入射されたときに、SBS−PCM340の反射率が約90%であり、ま
た従来のミラーの反射率を有する。一般的に、SBS−PCMによって反射され
たビームは相共役波で、入射ビームに関する相共役を有している。ビームの相は
、光学系がこれを歪ませたときに、補正されることを意味している。付加的に、
相共役波は、波が反射されたときに、入射経路にトレース・バックする特徴を有
している。
【0020】 さらに、SBS−PCMの反射が図2に示すように非線形でないので、空間的
周波数フィルタ効果を示す。すなわち、弱いビーム強度を有する空間的周波数成
分がSBS−PCMによる低い反射率を有し、また、強いビーム強度を有する空
間的周波数成分がSBS−PCMによる高い反射率を有し、従って、強いビーム
強度を有する空間的周波数成分のみが増幅されるとともに、空間的フィルタ効果
を呈する。従って、SBS−PCMによって反射されたビームの質は従来のミラ
ーのものよりも優れている。
【0021】 SBS−PCM340によって反射されたビームが再度QW320を通過する
とき、入射ビームと直交する水平偏光ビームに変換され、PBS310を通過す
る。他方において、PBS310からの出力ビームが次の光学系によって反射さ
れるとき、ほとんどの反射ビームIbackがPBS310によって反射される。P
BS310を通過するビームIleakが再度SBS−PCM340に入射されるが
、このビームは非常に弱く、その強度はSBS−PCMの反射臨界値Ith未満で
ある。これはビームがまったくレーザ・オッシレータに戻るように反射されない
ということである。
【0022】 図3Bに示したように、PBS360を通過するビーム345が水平方向に偏
光されたときに、QW370とSBS−PCM390を通って戻るビームがPB
S360によって反射され、また図3Aに示すような同じ結果となる。
【0023】 図4は本発明の他の実施例に基づく光学増幅器系のブロック図であり、またS
BS−PCM光学アイソレータが汎用多段増幅器系に適用される。図4を参照し
て、光学増幅器系が複数の光学増幅器ステージ400、450、...からなる
【0024】 光学増幅器系の機能を第1光学増幅器ステージ400につき説明する。垂直偏
光レーザ・パルス・ビーム395が、第1光学アイソレータ410に含まれたP
BS412に入射されると、PBS1 412によって反射され、QW1 41
4を通過するときに円形偏光ビームに変換される。この円形偏光ビームが、SB
S−PCM416によって反射された後、QW 1414を通過されると、水平
偏光ビームに変換され、PBS1 412を通過できる。ビームがSBS光学増
幅器420に含まれているマルチパス増幅器1 422を通過されることによっ
て増幅されるとき、QW424を通過するビームがSBS−PCM2 426に
よって反射され、QW2 424を再度通過し、これで垂直偏光ビームに変換さ
れる。QW2 424は45°だけ偏光平面を回転するファラディ・ローテータ
と置換することができる。従って、ビームはマルチパス増幅器1 422を通過
することによって再度増幅され、PBS1 412によって反射され、第2増幅
器ステージ450の第2光学アイソレータ460内に含まれたPBS2 462
に入射される。第2増幅器ステージ450が第1増幅器ステージ400と同じ要
素を有しており、第2光学アイソレータ460と第2SBS光学増幅器470か
らなる。全体として、光学増幅器ステージ400、450、...は各々同じ構
造をなし、またチェーン・タイプに構成されているので、前段増幅器ステージか
らのビームが次の増幅器ステージ中に含まれるPBSに導入される。このように
なっている光学増幅器系の形態がレーザ・ビームのエンハンスト増幅を提供する
とともに、反射ビームによるレーザへの損傷を除去する。
【0025】 図5は本発明の光学増幅器系のロッド・タイプ・レーザへの適用例を示す。図
5を参照して、レーザ・オッシレータ500からのビーム505は、第1増幅器
ステージ510を通過するときに、第1SBS光学増幅器530によって増幅さ
れ、帰還ビームが第1光学アイソレータ520によって遮断される。図4の光学
増幅器系のステージと各増幅器ステージ間の差異は、SBS−PCMの前方にレ
ンズがあって、ビームの焦点を調整していることである。他の差異は第2増幅器
ステージ540内の第2SBS光学増幅器560が2X2アレイ・タイプであり
、また、ウエッジ・タイプ・ビーム・スプリッタ562がビームを各アレイに伝
送するのに使用されていることである。第3増幅器ステージ570において、第
3SBS光学増幅器590は4x4アレイ・タイプであり、また第3光学アイソ
レータ580が2x2アレイ・タイプである。ウエッジ・タイプ・ビーム・スプ
リッタ582と592もビームを各アレイに伝送するのに使用される。さらに、
光学増幅器ステージ510、540、570、...間にビーム拡大装置535
、565、...があって、ビームのサイズを調整している。このようにしてレ
ーザ増幅器系を構成することによって、増幅器ステージを所望のように付加する
ことができ、また出力エネルギーを、同じ反復率を維持しながら光学系に損傷を
与えることなく高めることができる。
【0026】 図6は本発明の光学増幅器系のスラブ・タイプ・レーザへの適用例を示す。図
5の光学増幅器系と比較すると、第2SBS光学増幅器660と異なる点は、2
x1アレイ・タイプであり、第3光学増幅器690が4x1アレイ・タイプであ
って、第3光学アイソレータ680が、スラブ・タイプ・レーザに適した2x1
アレイ・タイプである。
【0027】 本発明の光学系は数個の光学系を示す図7Aから図7Cに説明されたアライメ
ントに対して不感覚である。図7Aから図7C中の同様の要素には同じ参照符号
を付している。
【0028】 図7Aは二つの対称配備SBS−PCMを使用する本発明の光学増幅系のアラ
イメント感度を示す。この形態において、レーザ・オッシレータ700からのビ
ームがアライメントからΔθだけ変位したPBS710に入射しているが、対称
配置されたSBS−PCM720からの出力ビームの位置と方向は入射ビームの
方向と一致している。
【0029】 図7Bはただ一つのSBS−PCMを使用する光学系のアライメント感度を示
す。この場合において、PBS710はアライメントからΔθだけ変位しておれ
ば、出力ビームはアライメントからΔψ(=2Δθ)だけ変位する。
【0030】 図7Cは両端に従来のミラー722を使用する光学系のアライメント感度を示
す。この場合において、出力ビームはアライメントからδだけ変位する。
【0031】 一方、本発明の光学増幅器系において、レーザ・ロッドの熱誘導複屈折が問題
となる。この複屈折効果は図8Aから図8Cに示した光学増幅器ステージを構築
することによって補正できる。
【0032】 図8Aは2パス光学ステージを示し、二つの増幅器手段820と822を含ん
でいる。両者間に、90°の偏光ローテータ830がある。増幅器ステージ80
0の両端において、45°のファラディ・ローテータか、あるいは1/4波長プ
レート832がある。SBS−PCM810によって反射されたビームが、増幅
器ステージ800の一端に再入射される。
【0033】 図8Bは4パス増幅器ステージを示す。増幅器ステージ850は増幅器手段8
70を含み、PBS890と45°ファラディ・ローテータまたは1/4波長プ
レート832が増幅器ステージ800の両端にある。PBS890によるスプリ
ット・ビームがミラー892とSBS−PCM860それぞれによって反射され
、増幅器手段870からのビームがPC882を通過する。
【0034】 図8Cは内部に複屈折非線形クリスタルを配備された光学増幅器ステージを示
す。SBS−PCM896によって反射されたビームの一部は90°偏光ローテ
ータ834を通過することが許容され、残りの部分は複屈折非線形クリスタル8
94を通過することを許容される。その後、ビームは増幅器手段872と45°
偏光ローテータまたは1/4波長プレート832を連続して通過する。
【0035】 本発明の光学増幅器系は、光学増幅器系に含まれた誘発ブリュアン散乱相共役
ミラーで反射されたビームの相ロッキングによってビームを視準する手段をさら
に備えることができる。この視準手段は、自己発生バック・シーディング法また
は音響−光学誘導相ロッキング法のいずれかを利用できる。
【0036】 (産業上の利用の可能性) 本発明の光学アイソレータが使用されるとき、反射ビームによる光学系への損
傷が完全に阻止できる。さらに、本発明の光学増幅器系によれば、同じ反復率を
維持しながら出力エネルギーが増大できる。また光学系がアライメントに対して
不感覚であるため、取扱が便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは従来の受動光学アイソレータのブロック図、図1Bは従来の能動光学
アイソレータのブロック図。
【図2】 誘発ブリュアン散乱相共役ミラー対入力パルス・エネルギーの反射率を示す図
【図3】 図3Aは本発明の実施例による光学アイソレータのブロック図、3Bは発明の
実施例による光学アイソレータのブロック図。
【図4】 本発明の他の実施例による光学増幅器系のブロック図。
【図5】 本発明の光学増幅器系のロッド・タイプ・レーザへの適用例を示す図。
【図6】 本発明の光学増幅器系のスラブ・タイプ・レーザへの他の適用例を示す図。
【図7】 図7Aは光学系のアライメント感度を説明する図、図7Bは光学系のアライメ
ント感度を説明する図、図7Cは光学系のアライメント感度を説明する図。
【図8】 図8Aはレーザ・ロッドの熱誘導複屈折を補正するための補正手段からなる本
発明の光学増幅器系の増幅ステージを示す図、図8Bはレーザ・ロッドの熱誘導
複屈折を補正するための補正手段からなる本発明の光学増幅器系の増幅ステージ
を示す図、図8Cはレーザ・ロッドの熱誘導複屈折を補正するための補正手段か
らなる本発明の光学増幅器系の増幅ステージを示す図。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射ビームの偏光に依存して入射ビームを反射または通過さ
    せる偏光ビーム・スプリッタと; ビームを該偏光変換手段に2度通過させた後、ビームの前記偏光変換手段を通
    過する前に、ビームの偏光と直交して前記偏光ビーム・スプリッタで反射または
    通過されるビームの偏光を変換する偏光変換手段と; 前記偏光変換手段を通過したビームを反射させるための誘発ブリュアン散乱相
    共役ミラーと; を具備する光学アイソレータ。
  2. 【請求項2】 前記偏光変換手段が、ビームの相を1/4波長だけ遅らせた
    1/4波長プレートか、または45°だけ偏光を回転させるファラデー・ローテ
    ータである請求項1に記載の光学アイソレータ。
  3. 【請求項3】 少なくとも二つの光学増幅器ステージを有する光学増幅器系
    であって、各増幅器ステージが、 入射ビームの偏光に依存して入射ビームを反射または通過させる偏光ビーム・
    スプリッタと; ビームの第1偏光変換手段の二重(度)通過後、ビームの前記第1偏光変換手
    段を通過する前に、ビームの偏光と直交して変換するための前記第1偏光変換手
    段と、前記第1偏光変換手段を通過したビームを反射させるための誘発ブリュア
    ン散乱相共役ミラーとを含む誘発ブリュアン散乱光学アイソレータと; ビームの該増幅手段の二度通過中に前記偏光ビーム・スプリッタを通るビーム
    を増幅するための増幅手段と、該第2偏光変換手段をビームが2度通過した後、
    該第2偏光変換手段を通過する前に、ビームの偏光と直交する増幅ビームの偏光
    を変換するための第2偏光変換手段と、前記第2偏光変換手段を通過するビーム
    を反射させるための第2誘発ブリュアン散乱相共役ミラーとを含む誘発ブリュア
    ン散乱光学増幅器と; を具備し、 前記増幅ステージがチェーン・タイプに配備され、これによって前段の増幅器
    ステージからのビームが次段の増幅器ステージ内に含まれた偏光ビーム・スプリ
    ッタに導入されることを特徴とする光学増幅器系。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2偏光変換手段が、各々1/4波長だけビ
    ームの相を遅らせた1/4波長プレートか、または45°だけ偏光を回転させる
    ファラデー・ローテータである請求項3に記載の光学増幅器系。
  5. 【請求項5】 レーザ・オッシレータからのビームが、前記光学増幅器ステ
    ージの第1段に含まれた偏光ビーム・スプリッタに入射される請求項3に記載の
    光学増幅器系。
  6. 【請求項6】 ビームのサイズを拡大するために光学増幅器ステージ近傍間
    に配備されたビーム・サイズ拡大手段をさらに含んでいる請求項5に記載の光学
    増幅器系。
  7. 【請求項7】 前記誘発ブリュアン散乱光学増幅器が、ロッド・タイプかス
    ラブ・タイプのいずれかである請求項5に記載の光学増幅器系。
  8. 【請求項8】 前記誘発ブリュアン散乱光学アイソレータと前記誘発ブリュ
    アン散乱光学増幅器の少なくとも一つが、アレイ・タイプに構成され、またウエ
    ッジ・タイプ・ビーム・スプリッタが光路に付加されてビームを前記アレイの各
    々に伝送する請求項5に記載の光学増幅器系。
  9. 【請求項9】 前記増幅手段の熱誘導複屈折を補正するための補正手段をさ
    らに含んでいる請求項7に記載の光学増幅器系。
  10. 【請求項10】 前記誘発ブリュアン散乱相共役ミラーで反射されたビーム
    の相ロッキングによってビームを視準するための手段をさらに含んでいる請求項
    5に記載の光学増幅器系。
  11. 【請求項11】 前記視準手段が自己バック・シーディング法か、音響−光
    学誘導相ロッキング法のいずれかを使用する請求項10に記載の光学増幅器系。
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