JP4405684B2 - ブリュアン散乱相共役ミラーを用いた光学アイソレータおよびその光学増幅器系への適用 - Google Patents

ブリュアン散乱相共役ミラーを用いた光学アイソレータおよびその光学増幅器系への適用 Download PDF

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Description

【0001】
(技術分野)
本発明は光学デバイス、より詳しくは誘発ブリュアン散乱相共役ミラーを使用する光学アイソレータに関する。本発明はまた光学増幅器系内のこの種の光学アイソレータに関する。
【0002】
(背景技術)
デバイスがレーザと併用される場合、デバイスから反射されたビームは、ビームがレーザに戻ると、レーザを妨害する。特に、パルス・タイプのレーザにとっては、反射されたビームは予期せぬように増幅され、またレーザの光学要素に損傷を与えることがある。従って、光学アイソレータが損傷を阻止するのに使用される。
【0003】
従来の光学アイソレータの例は、1/4波長プレート(クオータ・ウエーブ・プレート;以後「QW」という)またはファラディ・ローテータ(以後「FR」という)を使用する受動光学アイソレータおよびポッケル・セル(以後「PC」という)を使用する能動光学アイソレータである。しかし、これらの光学アイソレータの絶縁(遮断)効果は、ポラライザの他の直交偏光要素に対する除去率が完全でないために、完全でない。例えば、非線形クリスタル偏光子の除去率は約1000で、多層偏光子のそれは約100である。すなわち、従来の光学アイソレータの除去率は、100と1000の間であり、レーザ中の反射ビームの増幅を誘導するか、あるいは反射ビームが次のステージ内の増幅器で合成されれば、レーザに厳しい損傷を与えることになる。
【0004】
従来の光学アイソレータの動作例については添付図面で説明し、その問題を検討する。
【0005】
図1Aは従来の受動光学アイソレータのブロック図である。この受動光学アイソレータ100は偏光ビーム・スプリッタ(以後「PBS」という)110と、偏光変換器120とからなる。PBS110は偏光セパレタであって、水平偏光ビームを通過させるが、垂直偏光ビームは反射させる。偏光変換器120は1/4波長だけ相を遅らせるQWであるか、または45°だけ偏光平面を回転するFRのいずれかである。すなわち、ビームがQWを通過する度に、直線偏光ビームが円形偏光ビームに交換されるか、またはこれと逆に交換される。従って、QWを介するビームの二重(度)通過は前回偏光状態に対して直交する偏光状態にある結果となる。同様にして、FRを介するビームの二重通過は上述の結果と同じことになる。受動光学アイソレータ100の動作を理解するために、水平偏光パルス入力ビーム105が、図1Aに示したようにPBS110を通過すると仮定してみよう。PBS110からのビームが偏光変換器120を通過するとき、45°だけ回転される偏光平面で円形偏光ビームまたは線形偏光ビームに変換される。従って、ビームが反射され、また偏光変換器120を再度通過するとき、水平偏光ビームと直交する垂直偏光ビームに変換され、PBS110から反射ビーム130として放出される。これが光学アイソレーション(絶縁)効果となる。
【0006】
図1Bは従来の能動光学アイソレータのブロック図である。能動光学アイソレータ150は二つのPBS160と165及びPC170からなる。第1PBS160が水平偏光ビームを通過し、また第2PBS165が垂直偏光ビームを通過する。高電圧が所定時間間隔でPC170に印加されると、偏光方向が時間間隔中のみ垂直方向に回転することができる。能動光学アイソレータ150の動作を理解するために、水平偏光パルス入力ビーム145が図1Bに示したように第1PBS160を通過するを仮定してみよう。
【0007】
第1PBS160からの水平偏光ビームが、PC170を通過するとき、通過ビームのパルス幅に対応する時間間隔で高電圧がPC170に印加されると、水平偏光ビームがPC170を通過するにつれて垂直偏光ビームに変換される。従って、垂直偏光ビームが、変化なしに第2PBS165を通過する。その後、垂直偏光ビームがどこからか反射した後戻ってきたときに、垂直偏光ビームが第1PBS160から通過される代わりに反射される。これは高電圧がPC170に印加されないからである。これも光学アイソレーションという結果になる。
【0008】
しかし、PBS、PC、QWまたはFRのような光学アイソレータ要素に普通欠陥がある。例えば、PBS中の垂直偏光ビームと水平偏光ビームの分離率がわずか約数10ないし数100である。PC、QWまたはFRの偏光回転はいずれにしても完全ではなく、また除去率はまったく完全ではない。反射ビームの不完全光学アイソレータを介しての入力端への漏洩が、近接増幅器間の増幅結合となって、光学デバイスに損傷を与えることになり、あるいはレーザ・オッシレータの出力モード中の不安定な発振につながる。
【0009】
従って、ジャッケル他は、誘発ブリュアン散乱相共役ミラー(以後「SBS−PCM」という)を使用する光学アイソレータを示唆している。しかし、この構造においてさえも、SBS−PCMの反射率は100%未満であり、また増幅器はレーザ・オッシレータへ反射するビームを完全に遮断することはできない。従って、完全な除去率を有する光学アイソレータがハイ・パワ・レーザ増幅器を形成するのに必要である。
【0010】
本発明の発明者は、米国特許第5,832,020号において高い反復率とハイ・パワを備えた固体レーザを提示した。固体レーザの反復率は、冷却速度に依存し、従来技術において増幅器システム用に使用されたレーザ・ロッドの直径は所望のレーザ出力の増大に応じて増大させなければならず、これが反復率を低下させている。米国特許第5,832,020号に開示された技術は、問題を解決しているが、この種のレーザ構造の下においてさえも、不完全波長プレートまたはPBSは帰還ビームを完全に遮断せず、光学系が増幅ビームによって損傷を受けることになる。
【0011】
(発明の開示)
従って、本発明の目的は、完全なビーム・アイソレーション効果によって光学系に対する損傷を阻止する光学アイソレータを提供することである。
【0012】
本発明の他の目的は、この種のレーザのような光学系を損傷することなしに出力を増大できる光学増幅器系を提供することである。
【0013】
目的を達成する本発明の光学アイソレータは、偏光ビーム・スプリッタと偏光変換器を使用することにおいては従来技術と同様であるが、偏光変換器を通過するビームを反射させる誘発ブリュアン散乱相共役ミラーによって特徴付けることができる。偏光変換のために、1/4波長だけビームの相を遅らせる1/4波長プレートまたは45°だけ偏光プレートを回転させるファラディ・ローテータを使用できる。
【0014】
他の目的を達成する本発明の光学増幅器系は、少なくとも二つの増幅器ステージからなり、また各光学増幅器ステージは本発明の光学アイソレータを含んでいる。すなわち、各増幅器ステージは光学アイソレータと、光学アイソレータからの増幅ビームを反射させるが、偏光は変換され、変換ビームが光学アイソレータ内に含まれた偏光ビーム・スプリッタを通るビームと、偏光ビーム・スプリッタで反射されることによって合成される。増幅器ステージはチェーン・タイプに構成されるので、前段増幅器ステージからのビームが次の増幅器ステージ内に含まれた偏光ビーム・スプリッタに導入される。誘発ブリュアン散乱相共役ミラーが光学アイソレータからのビームを反射させるのに使用でき、また1/4波長プレートあるいはファラディ・ローテータのいずれかがビームの偏光を変換するのに使用できる。
【0015】
光学増幅器系がレーザ・オッシレータからのビームを、光学増幅器ステージの第1番目内に導入されれば、ハイパワ・ビームを得ることができる。光学増幅器系はさらに、ビームのサイズを拡大するために近接光学増幅器ステージ間に配備されたビーム・サイズ拡大手段を備えているのが好ましい。
【0016】
光学増幅器系はレーザのタイプに依存してロッド−タイプあるいはスラブ−タイプとすることができる。さらに、光学アイソレータと光学増幅器の少なくとも一つがアレイ・タイプに構成でき、この場合において、ウエッジ・タイプ・ビーム・スプリッタが光路内に付加され、ビームがアレイのそれぞれに伝送される。
【0017】
【発明を実施するための最良の形態】
パルス・タイプ・レーザ・ビームが、本発明の光学アイソレータと光学増幅器系両方のために使用されるときに、反射対入力エネルギーは図2のグラフに示すように非線形である。図2において、SBS−PCMの非線形反射がゼロから突然増大する臨界値はIthとして規定され、また反射率の90%を有する入射ビームのエネルギーはI0.9として規定される。
【0018】
図3Aと図3Bは本発明の実施例に基づく光学アイソレータのブロック図である。
【0019】
図3Aを参照して、光学アイソレータ300がPBS310とQW320とSBS−PCM340からなる。図2のIthより高いエネルギーを有するレーザ・オッシレータから垂直偏光ビーム305がPBS310に入射されると、PBS310によって反射され、QW320を通過後、SBS−PCM340に入射される。この時点で、SBS−PCM340に入射されたビームのエネルギーがIthより高ければ、ビームはSBS−PCM340の反射率がゼロでないので反射される。特に、I0.9よりも高いエネルギーを有するビームがSBS−PCM340に入射されたときに、SBS−PCM340の反射率が約90%であり、また従来のミラーの反射率を有する。一般的に、SBS−PCMによって反射されたビームは相共役波で、入射ビームに関する相共役を有している。ビームの相は、光学系がこれを歪ませたときに、補正されることを意味している。付加的に、相共役波は、波が反射されたときに、入射経路にトレース・バックする特徴を有している。
【0020】
さらに、SBS−PCMの反射が図2に示すように非線形でないので、空間的周波数フィルタ効果を示す。すなわち、弱いビーム強度を有する空間的周波数成分がSBS−PCMによる低い反射率を有し、また、強いビーム強度を有する空間的周波数成分がSBS−PCMによる高い反射率を有し、従って、強いビーム強度を有する空間的周波数成分のみが増幅されるとともに、空間的フィルタ効果を呈する。従って、SBS−PCMによって反射されたビームの質は従来のミラーのものよりも優れている。
【0021】
SBS−PCM340によって反射されたビームが再度QW320を通過するとき、入射ビームと直交する水平偏光ビームに変換され、PBS310を通過する。他方において、PBS310からの出力ビームが次の光学系によって反射されるとき、ほとんどの反射ビームIbackがPBS310によって反射される。PBS310を通過するビームIleakが再度SBS−PCM340に入射されるが、このビームは非常に弱く、その強度はSBS−PCMの反射臨界値Ith未満である。これはビームがまったくレーザ・オッシレータに戻るように反射されないということである。
【0022】
図3Bに示したように、PBS360を通過するビーム345が水平方向に偏光されたときに、QW370とSBS−PCM390を通って戻るビームがPBS360によって反射され、また図3Aに示すような同じ結果となる。
【0023】
図4は本発明の他の実施例に基づく光学増幅器系のブロック図であり、またSBS−PCM光学アイソレータが汎用多段増幅器系に適用される。図4を参照して、光学増幅器系が複数の光学増幅器ステージ400、450、...からなる。
【0024】
光学増幅器系の機能を第1光学増幅器ステージ400につき説明する。垂直偏光レーザ・パルス・ビーム395が、第1光学アイソレータ410に含まれたPBS412に入射されると、PBS1 412によって反射され、QW1 414を通過するときに円形偏光ビームに変換される。この円形偏光ビームが、SBS−PCM416によって反射された後、QW 1414を通過されると、水平偏光ビームに変換され、PBS1 412を通過できる。ビームがSBS光学増幅器420に含まれているマルチパス増幅器1 422を通過されることによって増幅されるとき、QW424を通過するビームがSBS−PCM2 426によって反射され、QW2 424を再度通過し、これで垂直偏光ビームに変換される。QW2 424は45°だけ偏光平面を回転するファラディ・ローテータと置換することができる。従って、ビームはマルチパス増幅器1 422を通過することによって再度増幅され、PBS1 412によって反射され、第2増幅器ステージ450の第2光学アイソレータ460内に含まれたPBS2 462に入射される。第2増幅器ステージ450が第1増幅器ステージ400と同じ要素を有しており、第2光学アイソレータ460と第2SBS光学増幅器470からなる。全体として、光学増幅器ステージ400、450、...は各々同じ構造をなし、またチェーン・タイプに構成されているので、前段増幅器ステージからのビームが次の増幅器ステージ中に含まれるPBSに導入される。このようになっている光学増幅器系の形態がレーザ・ビームのエンハンスト増幅を提供するとともに、反射ビームによるレーザへの損傷を除去する。
【0025】
図5は本発明の光学増幅器系のロッド・タイプ・レーザへの適用例を示す。図5を参照して、レーザ・オッシレータ500からのビーム505は、第1増幅器ステージ510を通過するときに、第1SBS光学増幅器530によって増幅され、帰還ビームが第1光学アイソレータ520によって遮断される。図4の光学増幅器系のステージと各増幅器ステージ間の差異は、SBS−PCMの前方にレンズがあって、ビームの焦点を調整していることである。他の差異は第2増幅器ステージ540内の第2SBS光学増幅器560が2X2アレイ・タイプであり、また、ウエッジ・タイプ・ビーム・スプリッタ562がビームを各アレイに伝送するのに使用されていることである。第3増幅器ステージ570において、第3SBS光学増幅器590は4x4アレイ・タイプであり、また第3光学アイソレータ580が2x2アレイ・タイプである。ウエッジ・タイプ・ビーム・スプリッタ582と592もビームを各アレイに伝送するのに使用される。さらに、光学増幅器ステージ510、540、570、...間にビーム拡大装置535、565、...があって、ビームのサイズを調整している。このようにしてレーザ増幅器系を構成することによって、増幅器ステージを所望のように付加することができ、また出力エネルギーを、同じ反復率を維持しながら光学系に損傷を与えることなく高めることができる。
【0026】
図6は本発明の光学増幅器系のスラブ・タイプ・レーザへの適用例を示す。図5の光学増幅器系と比較すると、第2SBS光学増幅器660と異なる点は、2x1アレイ・タイプであり、第3光学増幅器690が4x1アレイ・タイプであって、第3光学アイソレータ680が、スラブ・タイプ・レーザに適した2x1アレイ・タイプである。
【0027】
本発明の光学系は数個の光学系を示す図7Aから図7Cに説明されたアライメントに対して不感覚である。図7Aから図7C中の同様の要素には同じ参照符号を付している。
【0028】
図7Aは二つの対称配備SBS−PCMを使用する本発明の光学増幅系のアライメント感度を示す。この形態において、レーザ・オッシレータ700からのビームがアライメントからΔθだけ変位したPBS710に入射しているが、対称配置されたSBS−PCM720からの出力ビームの位置と方向は入射ビームの方向と一致している。
【0029】
図7Bはただ一つのSBS−PCMを使用する光学系のアライメント感度を示す。この場合において、PBS710はアライメントからΔθだけ変位しておれば、出力ビームはアライメントからΔψ(=2Δθ)だけ変位する。
【0030】
図7Cは両端に従来のミラー722を使用する光学系のアライメント感度を示す。この場合において、出力ビームはアライメントからδだけ変位する。
【0031】
一方、本発明の光学増幅器系において、レーザ・ロッドの熱誘導複屈折が問題となる。この複屈折効果は図8Aから図8Cに示した光学増幅器ステージを構築することによって補正できる。
【0032】
図8Aは2パス光学ステージを示し、二つの増幅器手段820と822を含んでいる。両者間に、90°の偏光ローテータ830がある。増幅器ステージ800の両端において、45°のファラディ・ローテータか、あるいは1/4波長プレート832がある。SBS−PCM810によって反射されたビームが、増幅器ステージ800の一端に再入射される。
【0033】
図8Bは4パス増幅器ステージを示す。増幅器ステージ850は増幅器手段870を含み、PBS890と45°ファラディ・ローテータまたは1/4波長プレート832が増幅器ステージ800の両端にある。PBS890によるスプリット・ビームがミラー892とSBS−PCM860それぞれによって反射され、増幅器手段870からのビームがPC882を通過する。
【0034】
図8Cは内部に複屈折非線形クリスタルを配備された光学増幅器ステージを示す。SBS−PCM896によって反射されたビームの一部は90°偏光ローテータ834を通過することが許容され、残りの部分は複屈折非線形クリスタル894を通過することを許容される。その後、ビームは増幅器手段872と45°偏光ローテータまたは1/4波長プレート832を連続して通過する。
【0035】
本発明の光学増幅器系は、光学増幅器系に含まれた誘発ブリュアン散乱相共役ミラーで反射されたビームの相ロッキングによってビームを視準する手段をさらに備えることができる。この視準手段は、自己発生バック・シーディング法または音響−光学誘導相ロッキング法のいずれかを利用できる。
【0036】
(産業上の利用の可能性)
本発明の光学アイソレータが使用されるとき、反射ビームによる光学系への損傷が完全に阻止できる。さらに、本発明の光学増幅器系によれば、同じ反復率を維持しながら出力エネルギーが増大できる。また光学系がアライメントに対して不感覚であるため、取扱が便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1Aは従来の受動光学アイソレータのブロック図、図1Bは従来の能動光学アイソレータのブロック図。
【図2】 誘発ブリュアン散乱相共役ミラー対入力パルス・エネルギーの反射率を示す図。
【図3】 図3Aは本発明の実施例による光学アイソレータのブロック図、3Bは発明の実施例による光学アイソレータのブロック図。
【図4】 本発明の他の実施例による光学増幅器系のブロック図。
【図5】 本発明の光学増幅器系のロッド・タイプ・レーザへの適用例を示す図。
【図6】 本発明の光学増幅器系のスラブ・タイプ・レーザへの他の適用例を示す図。
【図7】 図7Aは光学系のアライメント感度を説明する図、図7Bは光学系のアライメント感度を説明する図、図7Cは光学系のアライメント感度を説明する図。
【図8】 図8Aはレーザ・ロッドの熱誘導複屈折を補正するための補正手段からなる本発明の光学増幅器系の増幅ステージを示す図、図8Bはレーザ・ロッドの熱誘導複屈折を補正するための補正手段からなる本発明の光学増幅器系の増幅ステージを示す図、図8Cはレーザ・ロッドの熱誘導複屈折を補正するための補正手段からなる本発明の光学増幅器系の増幅ステージを示す図。

Claims (6)

  1. 少なくとも二つの光学増幅器ステージを有する光学増幅器系であって、各増幅器ステージが、
    水平偏光ビームと垂直偏光ビームからなる入射ビームが入射し、水平偏光ビームを通過させるが、垂直偏光ビームを反射させる偏光ビーム・スプリッタと;
    前記偏光ビーム・スプリッタを通過した前記水平偏光ビームと、前記偏光ビーム・スプリッタで反射した前記垂直偏光ビームのいずれか一つを、前記偏光ビーム・スプリッタの方へ反射させるための第1誘導ブリアン散乱相共役と;
    前記偏光ビーム・スプリッタと前記第1誘導ブリルアン散乱位相共役鏡の間に設置され、前記偏光ビーム・スプリッタを通過又は反射したビームを往復で二度通過させる場合、前記ビームの偏光を直交偏光に変換する第1偏光変換手段と;
    前記第1誘導ブリルアン散乱位相共役鏡で反射し、前記第1偏光変換手段を二度目に通過した後、前記偏光ビーム・スプリッタを再度通過又は反射したビームの経路に設置され、前記偏光ビーム・スプリッタを前記再度通過又は反射したビームを、前記偏光ビーム・スプリッタの方へ再度反射させるための第2誘導ブリアン散乱相共役と;
    前記偏光ビーム・スプリッタと前記第2誘導ブリルアン散乱位相共役鏡の間に設置され、
    前記偏光ビーム・スプリッタを再度通過又は反射したビームを往復で二度通過させる場合、前記ビームの偏光を直交偏光に変換する第2偏光変換手段と;
    前記第2偏光変換手段と前記偏光ビーム・スプリッタの間に設置され、通過するビームを往復で二度増幅するための増幅手段と;を具備し、
    前記増幅器ステージがチェーン・タイプに配備され、これにより前段の増幅器ステージからのビームが次段の増幅器ステージに含まれ偏光ビーム・スプリッタに導入されることを特徴とする光学増幅器系。
  2. 前記第1および第2偏光変換手段が、各々1/4波長だけビームの相を遅らせ1/4波長プレートか、または45°だけ偏光を回転させるファラデー・ローテータである請求項に記載の光学増幅器系。
  3. レーザ・オッシレータからのビームが、前記光学増幅器ステージの第1段に含まれ偏光ビーム・スプリッタに入射される請求項に記載の光学増幅器系。
  4. ビームのサイズを拡大するために、隣接する光学増幅器ステージ間に配備されビーム・サイズ拡大手段をさらに含んでいる請求項に記載の光学増幅器系。
  5. 前記光学増幅器系が、ロッド・タイプかスラブ・タイプのいずれかである請求項に記載の光学増幅器系。
  6. 前記光学増幅器ステージがアレイ・タイプに構成され、ウェッジ・タイプ・ビーム・スプリッタが光路に付加され、ビームを前記アレイの各々に伝送する請求項に記載の光学増幅器系。
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