JP2002535504A - くぼみを付けたゴルフ・ボール表面の幻影を有する製造品およびそれを作る方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 下地材料（２０）およびその上に配置されたイメージ（３２）のパターンを備えた製造品。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 （発明の分野） 本発明は、製造品を広く対象とするが、より詳細には、ゴルフ・ボールのくぼ
みを付けたイルージョン（だまし飾りないし幻影）をもたらすパターン（模様）
をその上に有する製造品に関する。本発明はまた、ゴルフ・ボールのくぼみを付
けた外面の幻影を表面に作る方法も対象とする。

【０００２】 （発明の背景） ゴルフ・ゲームは、世界中に広く普及している。ゴルフは、その起源であるス
コットランドから多くの国に広まり、大規模なゴルファー社会を伴った好まれる
娯楽になった。多くのゴルフ・コースが、米国および他国の全域に設計され建設
されてきており、そのようなコースには、しばしば非常に多くの人が訪れる。

【０００３】 ゴルフ・ゲームの人気は、ゲームに関連し、ゲームを表し、ゲームを支持する
商業製品を派生させることとなった。ゲームを楽しむ人々は、ゴルフを表す或い
はゴルフに関係する品を着たいと思うことが多い。さらに、ゴルフを楽しむ人々
は、しばしば、ゲームに関係する印しを明示する実用製品を欲する。ゴルフ・ゲ
ームを念頭に置いて、多数の実用製品およびファッション用品がデザインされて
きた。帽子、シャツ、ジャケット、ゴルフ・バッグ、傘、タオルは、ロゴおよび
ゴルフ関係の印しの参照を含めて製造することのできる多くの品物のうちの、ご
くわずかである。

【０００４】 ゴルフ・ゲーム特有の印しの１つは、ゴルフ・ボールのくぼみパターンである
。くぼみパターンは、多くの形状およびサイズで現れる。多くのパターンは、ゲ
ーム中にゴルフ・ボールをゴルフ・クラブで打ったときの飛翔特性を向上させる
ために設計される。ゴルフ・ボールのくぼみパターンとゴルフ・ゲームとの関連
を考慮すれば、このようなパターンを組み込んだ商業用品を創作することが望ま
しい。しかし、くぼみパターンは、ゴルフ・ボールの三次元表面に現れるので、
このようなパターンを製造品の二次元表面に再現するのは難しい。

【０００５】 さらに、ゴルフ・ボール上で光る光がゴルフ・ボールのくぼみ中に影の勾配を
生成する方式を再現するのは難しい。ゴルフ・ボールのくぼみの、ゴルフ・ボー
ル上で光る光にさらされない部分では、ゴルフ・ボールのくぼみ部分中の凹所中
に影が表されることになるのが見られる。ゴルフ・ボールは球形なので、この影
は、光源に直接さらされるゴルフ・ボール部分から徐々に消えていくことになる
。

【０００６】 したがって、ゴルフ・ボールのくぼみを付けた表面の幻影を表面に形成する方
法を提供し、そのようなゴルフ・ボールのくぼみを付けた表面の幻影を表面に表
した製造品を提供するのが望ましい。ゴルフ・ボールのくぼみパターンを商業用
品に組み込むための効率的かつ簡単な方法が、工業で必要とされている。本発明
は、これらの必要性を満たすことを対象とする。

【０００７】 （発明の概要） 本発明の目的は、ゴルフ・ボールの表面のくぼみパターンの幻影をその上に表
した製造品を提供することである。

【０００８】 本発明の他の目的は、ゴルフ・ボールのくぼみを付けた外面の幻影を表面に生
成する方法を提供することである。

【０００９】 本発明の他の目的は、ゴルフ・ボールのくぼみを付けた表面のパターンをその
表面に有する製造品であって、一般的な製造技術によって簡単かつ効率的に形成
できる製造品を提供することである。

【００１０】 本発明の他の目的は、ゴルフ・ゲームを楽しむ人にとって見た目に美しい商業
用品を提供することである。

【００１１】 本発明によれば、製造品は、下地材料と、下地材料上に配置されたパターンを
含む。パターンは、行列に構成された複数の類似イメージで形成される。各イメ
ージは、中心を備えた選択された幾何形状を有する。行列は、第１の方向に延び
る、前記イメージの複数の行を有し、各行の中のイメージは、相互に整列した中
心を有する。選択された行の中にある各イメージの中心は、この選択された行の
中の隣接するイメージの中心から距離Ｓで等距離に間隔が空いており、距離Ｓは
、イメージのうちの１つの、第１の方向における寸法よりも長い。各イメージは
、プリント部分とプリントなし部分を含み、したがって、各イメージ中のプリン
トなし部分に対するプリント部分の割合は、共通の主方向に減少する。

【００１２】 イメージの行は相互にずらすことができ、したがって、第１の方向に対して垂
直な第１の軸であって、行の中の選択されたイメージの中心を通る第１の軸を、
第１の方向に対して垂直な第２の軸であって、隣接する行の中のイメージの中心
を通る第２の軸から距離Ｓ／２だけずらすことができる。イメージは、円、楕円
、長円、およびＮ個の辺を有する多角形からなるグループから選択した幾何形状
とすることができ、Ｎは３以上である。

【００１３】 各イメージの端から端まで主方向に影の勾配の幻影をもたらすために、イメー
ジには、イメージ中で等距離に間隔を空けることのできるいくつかの種類のプリ
ント部分によって徐々に陰影を付ける。一実施形態は、円形とすることのできる
プリント部分を含み、このプリント部分のサイズが、主方向に徐々に減少する。
別の実施形態では、プリント部分は、等距離に間隔の空いた帯であり、主方向に
測定した帯高さを有し、これらの帯は、高さが主方向に漸進的に減少する。他の
実施形態では、帯は、主方向に細くなっていく。帯は、主方向に対して垂直また
は平行に配向することができる。プリント部分は、下地材料よりも淡い色でもよ
いが、下地材料の色よりも濃い色を付けることが好ましい。プリント部分は、ウ
ェット印刷、シルクスクリーン、布地製織などの技術によって下地材料上に形成
することができるが、他の技術を企図することもできる。

【００１４】 主方向は、第１の方向に対して、垂直を含む、或る角度で配向することができ
る。あるいは、主方向は、第１の方向に対して平行とすることもできる。各イメ
ージはさらに、その周囲の境界も含み、この境界は、境界全体が見えるように連
続していてもよく、境界の全部または一部が見えないように断続していてもよい
。

【００１５】 下地材料は、布地、紙、プラスチック、金属、木を含めた様々な材料から選択
される。可撓性材料を含め、当業者に理解されるその他の材料も企図される。

【００１６】 本発明によればまた、ゴルフ・ボールのくぼんだ外面の幻影を表面に生成する
方法も提供される。この方法は、表面を有する製造品を提供する段階と、複数の
類似イメージを表面に配置する段階を含む。各イメージは、円などの選択された
幾何形状を有し、各イメージには、主方向に徐々に陰影が付く。徐々に陰影が付
くことは、複数のプリント部分およびプリントなし部分からもたらされ、プリン
トなし部分に対するプリント部分の割合が、主方向に漸進的に減少する。このよ
うなプリント部分およびプリントなし部分は、段階的なドット・パターン、また
は太さと細さのある線形パターンを含むことができる。配置する段階は、イメー
ジを表面でパターンに構成することを含み、選択されたイメージの中心は、隣接
するイメージの中心から距離Ｓで等距離に間隔が空く。距離Ｓは、イメージのう
ちの１つの、選択された方向における寸法よりも長い。

【００１７】 本発明はさらに、下地材料と、下地材料上に配置された類似イメージの配列と
を備える製造品を含み、各イメージは、選択された幾何形状を有する。各イメー
ジはさらに、プリント部分とプリントなし部分を含み、各イメージ中のプリント
なし部分に対するプリント部分の割合は、主方向に減少する。イメージは、下地
材料上に均一に配置することができ、配列は、イメージの行を含むことができ、
あるいは、イメージは、隣接する３つのイメージの中心を結んだ線が正三角形を
形成するように配置することができる。イメージはさらに、下地材料上に配置し
、それにより、選択されたゴルフ・ボールのくぼみパターンを擬することもでき
る。また、イメージのサイズおよび幾何形状は、配列内で変形させることもでき
、したがって、選択されたイメージのサイズが隣接するイメージのサイズと異な
るか、または選択されたイメージの幾何形状が隣接するイメージの幾何形状と異
なるようにすることもできる。

【００１８】 本発明のこれらおよび他の目的は、添付の図面を一緒に解釈すると、例示的な
実施形態に関する後続の詳細な説明を考慮することによって、より容易に認識さ
れ理解されるであろう。

【００１９】 （例示的な実施形態の詳細な説明） 本発明は、製造品を対象とし、詳細には、ゴルフ・ボールのくぼみを付けた外
面の幻影を生成するパターンをその上に有する製造品を対象とする。概して本発
明は、下地材料と、複数の類似イメージによって形成された下地材料上のパター
ンとを含む。本発明の重要な特徴は、ゴルフ・ボール上のくぼみの配置を擬する
イメージのパターンと、ゴルフ・ボールのくぼみ全体に照射される光の陰影を擬
するためにイメージに主方向で徐々に陰影を付けることである。本発明はまた、
ゴルフ・ボールのくぼみを付けた外面を表面に擬する方法も対象とする。本明細
書に述べるもの以外のパターン、イメージ形状、および陰影変化も本発明の範囲
内であることを理解されたい。

【００２０】 ここで図１を参照すると、本発明の第１の例示的な実施形態が製造品１０とし
て示されており、この場合、製造品１０はゴルファー１２が着ることのできるシ
ャツである。製造品１０は下地材料２０を有し、これは可撓性の布地として示す
。下地材料２０は、紙、プラスチック、金属、木など、製造品に適した他の材料
でもよい。

【００２１】 図２および図３に示すように、製造品１０の下地材料２０は、表面２２を有す
る。下地材料２０上にパターン３０が配置されるが、パターン３０は、行列２４
に構成された、選択された幾何形状４６を有する複数の類似イメージ３２によっ
て形成される。各イメージ３２は、プリント部分４２とプリントなし部分４４を
有することが分かる。各イメージ３２内のプリントなし部分４４に対するプリン
ト部分４２の割合は、主方向「Ｐ」に減少し、したがって、イメージ３２のそれ
ぞれの端から端まで主方向「Ｐ」の影の勾配５４の幻影がもたらされるように、
イメージ３２には主方向「Ｐ」に徐々に陰影が付く。

【００２２】 図３に示すように、行列２４は複数の行を有し、ここではＲ₁、Ｒ₂、Ｒ₃とし
て示すが、これら行は、第１の方向「Ｆ」に延びる。ここで、第１の方向「Ｆ」
と主方向「Ｐ」とは垂直である。各行の中のイメージ３２は、相互に整列した中
心３４を有する。選択された行の中の各イメージ３２の中心３４は、この選択さ
れた行の中の隣接するイメージの中心から距離「Ｓ」で等距離に間隔が空いてい
る。距離「Ｓ」は、イメージのうちの１つの、第１の方向「Ｆ」における寸法「
Ｄ」よりも長い。ここで「Ｄ」は、円である選択された幾何形状４６を有するイ
メージ３２の直径である。

【００２３】 図３からさらに、隣接する行、例えばＲ₁およびＲ₂の中にあるイメージ３２の
中心３４がずれていることが分かる。ここで、第１の方向「Ｆ」に対して垂直な
第１の軸であって、行Ｒ₁中の選択されたイメージの中心３４を通る第１の軸３
８は、やはり第１の方向「Ｆ」に対して垂直な第２の軸であって、隣接する行Ｒ ₂ 中のイメージ３２の中心３４を通る第２の軸４０から、距離Ｓ／２だけずれて
いる。イメージ３２は、隣接するいずれかのイメージ３２の中心３４の間に引い
た線の距離が「Ｓ」であるように、下地材料２０の表面２２に構成することがで
きる。この構成では、隣接する３つのイメージ３２の中心３４を結んだ線が、長
さ「Ｓ」の辺を有する正三角形３６を形成することが、図３から分かる。

【００２４】 イメージ３２を下地材料２０上に均一または不規則に配置することのできる他
のパターンも企図されることを理解されたい。さらに、イメージ３２を、選択さ
れたゴルフ・ボールのくぼみパターンを擬するパターンに下地材料３４上で配置
するとができることも理解されたい。さらに、イメージ３２は、ウェット印刷、
シルクスクリーン、布地製織を含めた様々な技術のどれでも下地材料２０上に形
成できることも理解されたい。さらに、下地材料２０およびプリント部分４２に
は、様々な色を付けることができる。プリント部分４２は、イメージ３２の端か
ら端まで影の勾配の幻影を与えるように、下地材料２０の色よりも濃い色を付け
ることが好ましい。ただし、プリント部分４２は、下地材料２０の色よりも明る
い色を付けることもできる。好ましくは、プリント部分４２は黒、下地材料２０
は白である。

【００２５】 図４〜図８を参照すると、本発明のイメージ３２の例示的な実施形態が５つ提
供されている。これらの例示的な実施形態はどれでも、先の図２および図３に関
して述べたように下地材料２０上に配置することが好ましいことを理解されたい
。図４〜図８から、幾何形状４６は、円またはＮ個の辺を有する多角形とするこ
とができ、Ｎは少なくとも３であることを理解されたい。長円や楕円など、他の
幾何形状を用いることもできることを理解されたい。

【００２６】 図４に本発明の第１の例示的なイメージ３２を示すが、この場合、段階的なド
ット・パターン５０を利用して、イメージ３２に主方向「Ｐ」に徐々に陰影が付
けてある。ここでは、プリント部分４２は、イメージ３２内で等距離に間隔が空
いている。プリントなし部分４４もまた、イメージ３２中に含まれる。プリント
部分４２のサイズは、主方向「Ｐ」に減少し、したがって、プリントなし部分４
４に対するプリント部分４２の割合は、徐々に減少する。図４から、プリント部
分４２は、主方向「Ｐ」に徐々にサイズが減少する円形のドットであることが分
かる。しかし、円以外の形状のプリント部分４２を使用することもできることを
理解されたい。また、イメージ３２は、断続的な境界４８を有することも分かる
。

【００２７】 図５を参照すると、第２の例示的なイメージ２３２中では、太さと細さのある
線形パターン２５２を使用して、イメージ２３２に徐々に陰影を付けてあるのが
分かる。ここで、プリント部分２４２は、イメージ２３２中で等距離に間隔の空
いた、主方向「Ｐ」に対して平行に走る帯２５６である。各帯２５６は、イメー
ジ２３２に徐々に陰影を付けるように、主方向「Ｐ」に細くなっていくことが分
かる。さらに、境界２４８は、断続的な部分を有する。

【００２８】 図６を参照すると、第３の例示的なイメージ３３２は、異なるタイプの、太さ
と細さのある線形パターン３５８を利用して、イメージ３３２の端から端まで影
の勾配の幻影を与える。ここで、プリント部分３４２は、イメージ３３２中で等
距離に間隔の空いた、主方向「Ｐ」に対して垂直に走る帯３５６である。各帯３
５６は、主方向に測定した帯高さ「ｈ」を有する。帯３５６の帯高さ「ｈ」は、
主方向に漸進的に減少し、したがって、主方向「Ｐ」の帯の帯高さ「ｈ」は、主
方向「Ｐ」と反対にある帯３５６に対して相対的に低い。イメージ３３２の周囲
の境界３４８は断続的である。

【００２９】 図７および図８に示すように、第４の例示的なイメージ４３２および第５の例
示的なイメージ５３２は、それぞれ六角形および八角形である幾何形状４４６お
よび５４６を有する。ここでは、太さと細さのある線形パターン４５２および５
５８をそれぞれ使用して、イメージ４３２および５３２に徐々に陰影を付けてあ
る。図７および図８に示す寸法「Ｄ」は、イメージ４３２および５３２の寸法で
あることに留意されたい。ここで、寸法「Ｄ」は、主方向「Ｐ」に対して垂直の
方向に測定される。ただし、寸法「Ｄ」は、図２および図３に示した第１の方向
「Ｆ」など、他の方向に測定してもよい。また、ここでは、境界４４８および５
４８はイメージ４３２および５３２の周囲で連続的であることにも留意されたい
。

【００３０】 図４〜図８から、イメージ３２の形成においては、幾何形状４６とプリント部
分４２の様々な組合せが企図されることを理解されたい。さらに、イメージ３２
に徐々に陰影を付けるために、他の種類のプリント部分４４が企図されることも
理解されたい。また、図２および図４〜図８に関し、異なる幾何形状４６、異な
るプリント部分４２、および異なる寸法「Ｄ」を有するイメージの組合せのすべ
てが、製造品１０の下地２０上に配置できることも理解されたい。

【００３１】 図９に、本発明の第２の例示的な実施形態による、パターン６３０を有する下
地材料６２０を示す。ここで、パターン６３０は、下地材料６２０上に配置され
たイメージ６３２の配列６２６を含む。ただしこの実施形態では、主方向「Ｐ」
は、第１の方向に対して角度「ａ」で配向されているのが分かる。図１０に関し
ては、本発明の第３の例示的な実施形態による、イメージ７３２の配列７２６を
含むパターン７３０を有する下地材料７２０が示されているが、主方向「Ｐ」が
第１の方向「Ｆ」に対して平行に配向されているのが分かる。ここで、主方向「
Ｐ」は第１の方向「Ｆ」と反対に配向されているが、主方向「Ｐ」は第１の方向
「Ｆ」と同じ方向でもよいことを理解されたい。さらに、図９および図１０から
、主方向「Ｐ」は、第１の方向「Ｆ」に対してどんな角度で配向してもよいこと
を理解されたい。

【００３２】 したがって、本発明を、本発明の例示的な実施形態にある程度特定して述べた
。しかし、本発明は、従来技術に鑑みて解釈される冒頭の特許請求の範囲によっ
て定義し、したがって、本明細書に含まれる創意ある概念を逸脱することなく本
発明の例示的な実施形態に修正または変更を加えることができることを理解され
たい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の第１の例示的な実施形態による製造品を着用した人の斜視図である。

【図２】 本発明の第１の例示的な実施形態による下地材料およびイメージの一部分の斜
視図である。

【図３】 本発明によるパターンを有する下地材料の一部分を示す上平面図である。

【図４】 本発明の第１の例示的な実施形態によるイメージの上平面図である。

【図５】 本発明の第２の例示的なイメージの上平面図である。

【図６】 本発明の第３の例示的なイメージの上平面図である。

【図７】 本発明の第４の例示的なイメージの上平面図である。

【図８】 本発明の第５の例示的なイメージの上平面図である。

【図９】 本発明の第２の例示的な実施形態によるパターンを有する下地材料の一部分の
上平面図である。

【図１０】 本発明の第３の例示的な実施形態によるパターンを有する下地材料の一部分の
上平面図である。

Claims (30)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 （ａ）下地材料と、 （ｂ）前記下地材料上に配置されたパターンとを有する製造品であって、前記
   パターンは、行列に構成された複数の類似イメージによって形成され、前記各イ
   メージは、中心を備えた選択された幾何形状を有し、前記行列は、第１の方向に
   延びる、前記イメージの複数の行を有し、前記各行の中のイメージは、相互に整
   列した中心を有し、選択された行の中の各イメージの中心は、この選択された行
   の中の隣接するイメージの中心から距離Ｓで等距離に間隔が空き、距離Ｓは、前
   記イメージのうちの１つの、第１の方向における寸法よりも長く、各イメージは
   、プリント部分とプリントなし部分を含み、したがって、プリントなし部分に対
   するプリント部分の割合が主方向に減少する製造品。
2. 【請求項２】 第１の方向に対して垂直な第１の軸であって、１つの行の中
   の選択されたイメージの中心を通る第１の軸が、第１の方向に対して垂直な第２
   の軸であって、隣接する行の中のイメージの中心を通る第２の軸から距離Ｓ／２
   だけずれている、請求項１に記載の製造品。
3. 【請求項３】 前記幾何形状が、円、楕円、長円、およびＮ個の辺を有する
   多角形からなるグループから選択され、Ｎは３以上である、請求項１に記載の製
   造品。
4. 【請求項４】 前記幾何形状が円であり、前記寸法が円の直径である、請求
   項３に記載の製造品。
5. 【請求項５】 前記プリント部分が前記イメージ内で等距離に間隔を空けて
   おり、これらプリント部分のサイズが主方向に減少する、請求項１に記載の製造
   品。
6. 【請求項６】 前記プリント部分が円形である、請求項５に記載の製造品。
7. 【請求項７】 前記プリント部分が、前記イメージ内で等距離に間隔の空い
   た帯であり、主方向に測定した帯高さを有し、前記帯は、高さが主方向に漸進的
   に減少する、請求項１に記載の製造品。
8. 【請求項８】 前記帯が、前記主方向に対して垂直に配向される、請求項７
   に記載の製造品。
9. 【請求項９】 前記プリント部分が、前記イメージ内で等距離に間隔の空い
   た帯であり、前記帯がそれぞれ主方向に細くなる、請求項１に記載の製造品。
10. 【請求項１０】 前記帯が、前記主方向に対して平行に配向される、請求項
    ９に記載の製造品。
11. 【請求項１１】 前記主方向が、前記第１の方向に対して或る角度で配向さ
    れる、請求項１に記載の製造品。
12. 【請求項１２】 前記主方向が、前記第１の方向に対して垂直である、請求
    項１１に記載の製造品。
13. 【請求項１３】 前記各イメージが、その周囲に断続的な境界を有する、請
    求項１に記載の製造品。
14. 【請求項１４】 前記プリント部分が、前記各イメージの端から端まで主方
    向に影の勾配の幻影をもたらす、請求項１に記載の製造品。
15. 【請求項１５】 前記下地材料に第１の色が付き、前記プリント部分に、前
    記第１の色よりも濃い第２の色が付く、請求項１に記載の製造品。
16. 【請求項１６】 前記下地材料が、布地、紙、プラスチック、金属、および
    木からなるグループから選択される、請求項１に記載の製造品。
17. 【請求項１７】 前記下地が可撓性材料で形成される、請求項１に記載の製
    造品。
18. 【請求項１８】 前記プリント部分が、ウェット印刷、シルクスクリーン、
    および布地製織からなるグループから選択される技術によって形成される、請求
    項１に記載の製造品。
19. 【請求項１９】 ゴルフ・ボールのくぼみを付けた外面の幻影を表面に作る
    方法であって、 （ａ）表面を有する製造品を提供する段階と、 （ｂ）前記表面に複数の類似イメージを配置する段階とを含み、前記各イメー
    ジは、選択された幾何形状を有し、前記各イメージに、主方向に徐々に陰影が付
    き、前記配置する段階は、イメージを表面上のパターンに構成することを含み、
    選択されたイメージの中心は、隣接するイメージの中心から距離Ｓで等距離に間
    隔が空き、距離Ｓは、前記イメージのうちの１つの、選択された方向における寸
    法よりも長い方法。
20. 【請求項２０】 前記幾何形状が円である、請求項１９に記載の方法。
21. 【請求項２１】 各イメージが、複数のプリント部分とプリントなし部分を
    含み、したがって、プリントなし部分に対するプリント部分の割合が、主方向に
    漸進的に減少し、それにより、各イメージに主方向に徐々に陰影が付く、請求項
    １９に記載の方法。
22. 【請求項２２】 各イメージに、段階的なドット・パターンによって陰影が
    付く、請求項１９に記載の方法。
23. 【請求項２３】 各イメージに、太さと細さのある線形パターンによって陰
    影が付く、請求項１９に記載の方法。
24. 【請求項２４】 （ａ）下地材料と、 （ｂ）下地材料上に配置された類似イメージの配列とを備える製造品であって
    、各イメージは、選択された幾何形状を有し、各イメージは、プリント部分とプ
    リントなし部分を含み、したがって、各イメージ中のプリントなし部分に対する
    プリント部分の割合が主方向に減少する製造品。
25. 【請求項２５】 前記イメージが下地材料上に均一に配置される、請求項２
    ４に記載の製造品。
26. 【請求項２６】 前記配列がイメージの行を含む、請求項２４に記載の製造
    品。
27. 【請求項２７】 隣接する３つのイメージの中心を結んだ線が正三角形を形
    成する、請求項２４に記載の製造品。
28. 【請求項２８】 選択されたイメージのサイズが、隣接するイメージのサイ
    ズと異なる、請求項２４に記載の製造品。
29. 【請求項２９】 選択されたイメージの幾何形状が、隣接するイメージの幾
    何形状と異なる、請求項２４に記載の製造品。
30. 【請求項３０】 前記イメージが下地材料上に配置され、したがって、選択
    されたゴルフ・ボールのくぼみパターンが疑似される、請求項２４に記載の製造
    品。