JP2002534694A - 共軸のシェルを備える光学アレイを組み立てる方法 - Google Patents

共軸のシェルを備える光学アレイを組み立てる方法

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JP2002534694A
JP2002534694A JP2000592839A JP2000592839A JP2002534694A JP 2002534694 A JP2002534694 A JP 2002534694A JP 2000592839 A JP2000592839 A JP 2000592839A JP 2000592839 A JP2000592839 A JP 2000592839A JP 2002534694 A JP2002534694 A JP 2002534694A
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ロベール レーヌ
ドゥ シャンブール ダニエル ペルティエ
クロード ジャマール
ジャン−ポール コレット
イヴァーン ストックマン
ジャン−フィリップ トック
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アジャンス スパシャル ユーロペエンヌ
ユニヴェルシトゥ ドゥ リージュ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、長手方向における第1の端部(5)と第2の端部(4)とを有し、基本のミラー(37)を形成するN枚の共軸のシェルを備える光学アレイ(10)を組み立てるための方法に関するものである。これにより、各シェルは、第1の端部(5)と第2の端部(4)との間に延び、第1の端部(5)において第1の直径を、また対向する第2の端部(4)において第1の直径より大きい第2の直径を有する。本発明は、1)支持台(20)に装着された光学アレイから最も遠い位置に配置される第1のシェル(36)の第1の端部(5)と、2)支持台に装着された光学アレイ(10)の直近にある第2のシェルの第1端部と、N)支持台に配置された光学アレイ(10)に最も近い内側に配置される第Nのシェルの第1端部とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は、長手方向における第1の端部と第2の端部とを有し、個々のミラー
を形成するN枚の共軸のシェルを備える光学アッセンブリを組み立てる方法に関
するものである。
【0002】 (発明の背景) 各ミラーは、第1の端部と第2の端部との間に延び、また、第1の端部におけ
る第1の直径と、対向する第2の端部における第1の直径より大きい第2の直径
を示し、シェルは完全な円筒または円筒状部であり得る。
【0003】 このような光学アッセンブリは、特にWOLTERI型望遠鏡のミラーとして
知られており、この望遠鏡において、各個々のミラーは、かすめ入射するX線の
ためのミラーであり、(大きい方の直径の第2の端部近傍の)回転放物面状の領
域と、(小さい方の直径の第1の端部近傍の)回転双曲面状の領域とを有する回
転面状をしている。
【0004】 このようなアッセンブリ及びその調整方法は、1997年2月に発行されたESA Bul
letin No. 89の68〜79頁に記載のD. de Chambure et al.による論文「Produ
cing the X-ray mirrors for ESA's XMM spacecraft」に説明されている。
【0005】 各シェルは、最も中央のシェルから始まる調整中に、計測され、次に第2の端
部により配置され、支持台に固定され、中央外側から調整が行われる。
【0006】 各個々のシェルの光学的操作は、調整前に最適化されなければならず、そのた
めには、非常に高水準の品質に至るまで製造を行わなければならない。
【0007】 調整後、ミラーを形成する各シェルの光学的操作をモニターすることはできる
が、各シェルへの個別の補正を行うことはできない。重力があるという点からだ
けでも、調整操作により個々のミラーのひずみが生じてしまう。
【0008】 (発明の概要) 本発明の目的は、シェルが新たに調整される度に、計測を行いかつ補正を行う
ことができる相互作用のある方法を提供することである。
【0009】 従って、本発明は、長手方向における第1の端部と第2の端部とを有し、個々
のミラーを形成するN枚の共軸のシェルを備える光学アッセンブリを組み立てる
方法を提供し、各ミラーは、前記第1の端部と第2の端部との間に延び、また、
前記第1の端部における第1の直径と、前記対向する第2の端部における第1の
直径より大きい第2の直径を示す該方法において、 1)光学アッセンブリの最も外側に配置された第1のシェルの第1の端部を、 支持台上に配置し、 2)光学アッセンブリにおいて第1のシェルの直近にある第2のシェルの第1 の端部を支持台上の第1のシェルの内側に配置し、 …、 N) 光学アッセンブリにおいて最も内側に配置された第Nのシェルの第1の 端部を支持台上に配置することを含むことを特徴とする光学アッセンブリ組 立方法を提供する。
【0010】 シェルは、少なくとも小さい方の直径の端部により支持台上で保持されながら
、最も外側のシェルから内側へと調整されていくので、シェルの内側表面、つま
り活性反射面には、次のシェルが配置されるまで接近可能な状態が維持される。
従って、各シェル上で適当と見られる種々の補正または追加の操作を行うことが
できる。
【0011】 特に、本方法は、前記設置操作の少なくとも1つが、 a)前記シェルのうち1枚を支持台上に配置し、 b)支持台上に配置された前記シェルの内側表面の形状を計測し、 c)ここで、前記形状計測の結果の作用として、支持台上の前記シェルを適 宜再配置し、 c')支持台上の前記シェルの位置を固定することを含むことを特徴とする 。
【0012】 好ましい変形例において、本方法は、支持台上の位置を固定した後、前記設置
操作のうち少なくとも1つが、 d)支持台上に固定された前記シェルの内側表面の形状を計測し、 e)ここで前記シェルの内側表面を適宜イオン機械加工することを含むこと を特徴とし、 e)の後、本方法において、 f)必要に応じて前記シェルの内側表面上に反射コートを適用し、f)の後 、 g)必要に応じて前記シェルを検査することを含むと特に有利である方法で ある。
【0013】 前記方法において、前記形状計測では、前記シェルの内側表面と、支持台上の
基準位置に配置された基準シリンダーとの両方をスキャニングすることにより、
誤差計測が行われ、前記誤差計測は、計測プレートにより移動され前記基準シリ
ンダーに対する計測プレートのずれを検出するセンサーにより、接触せずに行わ
れることを特徴とするのが好ましい。
【0014】 少なくとも1枚のシェルは、その長手方向における端部のうち少なくとも1つ
まで、少なくとも一方に延長することができる。
【0015】 少なくとも1枚のシェルは、第1の端部と第2の端部との間に延びる複数の素
子により構成され、各素子は前記シェルの輪郭部分を占めており、また、前記素
子は、その長手方向における端部のうち少なくとも1つ及びその側縁のうち少な
くとも1つに配置される少なくとも1つの延長部を示すことを特徴とし得る方法
である。
【0016】 このような延長部は機械的固定エレメントを構成する。長手方向における端部
に配置された前記延長部のうち少なくとも1つは、寄生光を低減させるためのバ
ッフルを構成することが可能である。
【0017】 本発明の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら実施例を限定しない
ものとして以下の説明を読めば、より明らかとなるだろう。
【0018】 (発明を実施するための最良の形態) 宇宙天文学では、現在、集光表面領域及び1秒未満の弧の解像度が大きい光学
系の開発を行う傾向にある。一般に、これは、−80℃程度の低い温度もあり得
る温度でかつ0.2℃未満の温度傾斜である安定した温度環境で作動する高品質
のミラーを大量に製造することを示している。このようなミラーにより提起され
る問題の1つは、その製造コストである。
【0019】 本発明は、特に、WOLTERI型ミラーを実施する光学系1に適合する場合だけに
限らず、0.003keVと100keVとの間のエネルギー帯(つまり400
nmから0.01nmまでの波長)で作動するミラーを調整する方法を提供する
。個々の不対称の環状のミラーまたはシェル(M1、…、Mn)は、それぞれ、入
口端部4を形成する放物面状部分である入口部2と出口端部5を形成する双曲面
状部分である出口部3とを備えており、一体に組み立てられ、共通の焦点を有す
る同心のミラーから成るモジュール10を形成する。各ミラーは、矢印Fの方向
にかすめ入射するX線を受け取るように適合されている。各個々のミラー(M1
、…、Mn)は、平均曲率半径に対する厚さの割合が1/50未満のものとして
定義されるようなミラーを含む薄いミラーである。
【0020】 モジュール10の下流には、X線つまり、非分散X線と分散X線とをそれぞれ
受け入れるために、分散回折格子11と、2つの電荷結合素子(CCD)センサ
ー12及び14とが配置されている。
【0021】 このようなミラーを製造し調整するための技術は、D. de Chambureによる上述
の論文に説明されている。
【0022】 このようなミラーを調整する際に発生する問題は以下の通りである。
【0023】 −設置した光学表面の実測を行うことが困難であること、 −ミラーを最終的な非常に緻密な設計書通りに製造することが要求される場合
でさえも、ミラーを調整する時に光学系にひずみが生じ、これにより高コストが
かかってしまうこと、 −種々の段階、つまり製造、調整、テスト、及び使用段階で、ミラーと支持台
との間に、熱膨張率が異なることにより種々のひずみが生じてしまうこと、 −個々のミラー全てを、焦点を一致させるために正しく配列するのが困難であ
ること。
【0024】 本発明は、モジュールを構成する際、個々のミラーに対して、よりよい調整と
最終的な補正を行うことができる方法を提供する。
【0025】 本方法では、連続N回、段階的に支持台20上でミラーの調整を行う。調整は
、最大寸法のミラーM1(図2a参照)、つまりモジュール10の最も外側のミ
ラーから始まる。第1のまたは下流の端部5つまり直径の小さい方の端部を有す
るミラーが、支持台上に配置され、次に、同様に下流の端部5で直立しているN
枚目のミラー(図2b及び2cを参照)まで段階的に(M1、M2、M3、…)調
整が進んでいく。
【0026】 その結果、支持台20上で調整されたばかりの各シェル1の内側反射面6には
、(図3に関連して)後述する装置(34、35)を用いて、調整されたばかり
のシェルを計測するため及び種々の補正を行うために、なおアクセス可能である
【0027】 個々のミラーを連続して調整する際に、個々のミラーの重量により支持台20
にさらにかかる荷重を補正するために、支持台20の位置調整を行うか、または
調整されるミラーの光軸と垂直軸との間に生じる可能性のある種々のひずみを考
慮するような方法で、実際に支持台20の向きを変えることが可能である。
【0028】 個々のミラーは、調整後に、各ミラーにイオン研磨を行うことにより補正する
ことができる。イオン研磨により、ミラー製造による欠陥及び/または調整プロ
セスによる欠陥(接着剤による収縮、機械的荷重など)を補正することができる
。イオン研磨は、研磨面の粗さの微細性を低下させず、材料の除去速度及び除去
量を適切な範囲内に維持できるという利点を示す。この補正方法では、接触する
ことがないので、悪影響がない。
【0029】 個々のミラー内で発生するひずみを減少させる1つの解決方法は、光学的に活
性化していない界面領域でミラーを調整することであり、これにより応力を減少
させることができる。
【0030】 例えば、図4は、WOLTERI型の個別のミラーを示している。このミラー
は素子40から成り、素子40は完全に湾曲した断片から成る円筒状部分を構成
しており、各素子は、放物面状部分である領域42と双曲面状部分である領域4
3とを示している。領域42の縁部44は、延長され、ミラーアッセンブリを覆
う一部分に固定するタブ46となり、また、領域43の縁部45は、延長され、
支持台20に固定するタブ47となる。横方向には、少なくとも一方の側で、領
域42及び43は延長され、別個の固定タブ48及び49となる。これらの機械
的固定タブは、個々のミラーに必要不可欠な端部を構成する。
【0031】 図5は、完全な円筒形状となるWOLTERI型の個々のミラーを示す。この
型のミラーは、上流の縁部54及び下流の縁部55を介して、放物面状部分であ
る領域52及び双曲面状部分である領域53とに接続されている上流の固定タブ
56及び下流の固定タブ57とを示す。
【0032】 46から49、56及び57のタブにより、光学系の間近で温度を調節するこ
とができる。
【0033】 タブ46、47、56及び57により、モジュール内を貫通する寄生光量を制
限することもできる。
【0034】 寄生干渉光は、かすめ入射角を有する望遠鏡に本来存在するものである。この
ような寄生光を低減するために、ミラーと相互に配列されるバッフルまたはスク
リーンを配置することが知られているが、このようなバッフルは、製造が難しく
また配列することが困難であるため、時間がかかりコストが高くなる。このよう
な光学バッフルのあるものは、例えば、電気鋳造法により、個々のミラーと一体
化して形成することが可能である。次に、調整後、ミラーを下流の端部5で直立
させながら、上流の端部4に配置された光学バッフルを処理することが可能であ
る。調節された表面粗さをバッフルの内側表面に分与するためのこの機械的処理
は、ミラーの反射面にイオン機械加工をする操作を行う間に、イオン機械加工に
より行うことができる。
【0035】 個々のミラーが調整された後、広いパスバンドで高い反射率という特性を備え
るように従来のコート方法でミラーをコーティングすることができる。このよう
なコーティングは、例えば、金属層などの1またはそれ以上の層を適用すること
により行われる。
【0036】 ミラー支持台20(図3を参照)は、個々のミラーが連続して調整される際、
その重量により起こるひずみを補正するための装置39を備える。支持台20は
、調整されたばかりのミラー37の光学面37'に面し、軸33'が個々のミラー
(M1、…、MN)の共通の光軸Xに平行であるのが好ましい、基準シリンダー3
3を移動させる。
【0037】 ミラーは、その縁部に沿う位置(その位置は等間隔とされ得る)で保持されて
おり、前に調整された種々のミラーに接触せずに下降できる所定の軌道をたどっ
た後、調整されるミラーが確実に配置されるように、水平軸Y及びZに対する基
準としてシリンダー33を用いることにより、X軸に対して平行に下降する。SP
IE Proceedings No. 2808 (1966)の362〜375頁に発表されたD. de Chambu
re et al.による論文「The status of the X-ray mirror production for the X
MM spacecraft」に記載されているミラーハンドリングツールを用いることも可
能である。
【0038】 ミラーが配置されると、その活性面37'の形状が、基準シリンダー33と、
非接触計器を用いたスキャニングにより、計測される。形状は光学的試験によっ
ても計測することができる。
【0039】 スキャニングの後、ミラー37の最適位置が計算され、ハンドリングツールに
よりミラー37が再配置される必要がある。
【0040】 次に、ミラー37は、接着剤、または機械的に例えばねじにより、固定される
。次に、ハンドリングツールはミラー37から切り離される。この時、ミラー3
7の重量が支持台20に移動し、これにより支持台にひずみが生じる。このひず
みが計測され、支持台20を初期状態に戻すために、ひずみ補正装置39が補正
力を生じ支持台20が初期状態に戻る。
【0041】 もし補正を行わなければ、ミラー37の調整により、ミラーのわずかな角度誤
差及び局所的ひずみが、ミラーの固定点付近においておよそ数ミクロン生じる場
合がある。
【0042】 このような誤差は、新しい計測方法を用いてミラー37の形状をスキャニング
することにより補正することができる。計測された形状と所望の形状との間の差
異により、イオン加工により除去される材料の量を決定することができ、またこ
のようにしてイオン加工のパラメータを調整することができる。次に計測系30
が取り出され、加工ヘッドが配置される。計測系30は、基準シリンダー33に
対して加工ヘッドを配置するためのX、Y、Z軸に基づく位置決め装置を備える
。変形例において、加工ヘッドは、スキャニングにより計測を行うための装置上
に配置することができ、これにより、形状計測ステップ後すぐにこのような加工
を行うことが可能となる。
【0043】 上述のように、1またはそれ以上の層、特に金属層または有機層から成る、次
のコーティングステップを提供することも可能である。コーティングヘッドは加
工ヘッドに取り付けることができ、この場合、アッセンブリは、真空状態を妨げ
ずに操作の全部(形状計測、加工、コーティング)を行うように適合されたロボ
ットの一部となり得て、これにより、最適な清浄さを達成でき、またかなりの時
間を節減できる。
【0044】 垂直軸上においてミラーまたはミラーのセットに光学的試験を行うことも常時
可能であり、これにより、重力によるひずみを最小限に抑えることができ、SPIE
Proceedings, Denver (1996)に発表されたJ. P. Collette et al. による論文
「Performance of XMM optics and vertical test facility」に説明されている
方法を用いて種々の波長で計測を行うことができる。
【0045】 一度ミラーが調整されると、全工程を繰り返すことにより、次のミラーを調整
することが可能である。
【0046】 支持台20は、2枚の連続したミラーが光軸と垂直軸との間に異なる角度を示
し得る系、特にオープンサーフェスミラー系に対して、傾斜装置38により、傾
斜させることができる。
【0047】 スキャニング装置30は、図3に示すようである場合もある。スキャニング装
置30は、支持台20に直立する基準シリンダー33に対してメインプレート3
1の位置を確定するための、非接触型のセンタリング装置32が取り付けられた
プレート31を備える。プレート31は、基準シリンダー33の軸33'に対し
て平行な軸を中心に回転可能であり、これにより計測ヘッドを動かし方位付けで
きる。方位角は角度センサにより計測される。メインプレート31は、プレート
31の長手方向の軸に沿って並進移動可能な少なくとも1本のアーム34を移動
させる。アーム34は、2つのモータが装着されたベンチ上に取り付けられ、ア
ーム34の長手方向軸に沿って垂直及び水平に移動可能な、計測プレート35を
移動させる。
【0048】 計測プレート35は、A、B、Cの3つのセンサーを移動させる。センサーA
は、例えばレーザー型、磁気型、または実際に容量型の近距離センサーであり、
調整される個々のミラー37の光学面37'に面している。光学面37'がスキャ
ニングされている間、プレート35のずれが、センサーAと面37'の間隔
一定に保たれるようにサーボ機構で制御され、このようにして、計測プレート3
5と面37'の間隔が一定に保たれる。
【0049】 例えばレーザー型のセンサーBは、プレート35と基準シリンダー33の間隔
Dを決定するのに作動する。ミラーの光学面37'と軸33'の間隔は、間隔
センサーAとBの間の(一定の)間隔D0+間隔D+基準シリンダー33の半径
となる。
【0050】 例えばレーザー型のセンサーCは、計測プレート35と支持台20の垂直間隔
を計測するのに作動する。方位角、及びセンサーB及びCにより伝達される数値
が、規則的な間隔で読まれ、これにより、ミラー37の面37'上の対応するポ
イントの(X、Y、Z軸の)調整の決定を行うことができる。
【0051】 上述のように、アッセンブリが計測、加工、コーティングを行うためのロボッ
トを構成するように、複数のアームをプレート35により運ぶことが可能である
【0052】 プレート35は、機械加工ヘッド、コーティングヘッド、及びセンサーB及び
Cに類似するセンサーB'及びC'を備えるアームを移動させることができる。こ
の場合、ミラーの表面形状が知られていれば、アームを配置するためには、セン
サーB'及びC'により計測されたデータと(プレート35により与えられる)方
位角に対する数値のみが必要とされ、センサーAは不要である。
【0053】 本発明の方法は、非光学面についても一部分にはほぼ十分な程度に適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 XMM望遠鏡のためのモジュールを示す図である。
【図2a】 本発明の調整方法を示す図である。
【図2b】 本発明の調整方法を示す図である。
【図2c】 本発明の調整方法を示す図である。
【図3】 本発明の方法に適用された計測装置を示す図である。
【図4】 個々の鏡部分を形成する1つの方法を示す図である。
【図5】 個々の鏡部分を形成する1つの方法を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペルティエ ドゥ シャンブール ダニエ ル オランダ エンエル−2287 エー デン ハーグ ステフィンストラート 169 (72)発明者 ジャマール クロード ベルギー ベー−4550 サン セヴェラー ン リュ ウサール 46 (72)発明者 コレット ジャン−ポール ベルギー ベー−4053 アンブール アヴ ェニュー ユージェンヌ イザイェ 16ア ー (72)発明者 ストックマン イヴァーン ベルギー ベー−4280 アニュ シャヴェ デ ループ 7ベー (72)発明者 トック ジャン−フィリップ フランス エフ−01630 セルジ シュマ ーン ドゥ ラ ラマ 237

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向における第1の端部と第2の端部とを有し、個々の
    ミラーを形成するN枚の共軸のシェルを備える光学アッセンブリを組み立てる方
    法であって、各ミラーは、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延び、また
    、前記第1の端部における第1の直径と、前記対向する第2の端部における第1
    の直径より大きい第2の直径を示す該方法において、 1)前記光学アッセンブリ(10)の最も外側に配置された第1のシェル(M 1)の前記第1の端部(5)を、支持台(20)上に配置し、 2)前記光学アッセンブリ(10)において前記第1のシェルの直近にある前 記第2のシェル(M2)の前記第1の端部(5)を前記支持台(20 )上の前記第1のシェルの内側に配置し、 …、 N)前記光学アッセンブリ(10)において最も内側に配置された前記第Nの シェル(MN)の前記第1の端部(5)を前記支持台(20)上に配置するこ とを含むことを特徴とする光学アッセンブリ組立方法。
  2. 【請求項2】 シェルを配置する前記操作のうちの少なくとも1つが、 a)前記シェル(37)のうち1枚を前記支持台(20)上に配置し、 b)前記支持台(20)上に配置された前記シェル(37)の前記内側表面 (6,37')の形状を計測し、 c)ここで、前記形状計測の結果の作用として、前記支持台(20)上の前 記シェル(37)を適宜再配置し、 c')前記支持台(20)上の前記シェル(37)の位置を固定することを 含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記支持台(20)上にシェルを固定した後、シェルを配 置する前記操作のうち少なくとも1つが、 d)前記支持台(20)上に固定された前記シェル(37)の内側表面(3 7')の形状を計測し、 e)ここで前記シェル(37)の内側表面(37')を適宜イオン機械加工 することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ステップe)の後、 f)前記シェル(37)の内側表面(37')上に反射コートを適用するこ とを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ステップf)の後、 g)前記シェルを必要に応じて検査することを含むことを特徴とする請求項 4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記形状計測では、前記シェル(37)の前記内側表面( 37')と、前記支持台(20)上の基準位置に配置された基準シリンダー( 33)の両方をスキャニングすることにより、誤差計測が行われ、該誤差計測 は、前記基準シリンダー(33)に対する計測プレート(31、34、35) のずれを検出するセンサー(A、B、C、D)により、接触せず行われること を特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1枚のシェル(40)が、機械的固定エレメン トを構成する少なくとも1つの延張部(46、47)を示し、該延長部(46 、47)は、その長手方向における端部のうち少なくとも1つに配置されてい ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも1枚のシェルは、前記第1の端部(45)と前 記第2の端部(44)との間に延びる複数の素子(50)により構成され、各 素子は前記シェルの輪郭部分を占めており、また、前記素子は、前記長手方向 における端部(44、45)のうち少なくとも1つ及び前記側縁のうち少なく とも1つに配置されている機械的固定エレメントを構成する、少なくとも1つ の延長部(46、47、56、57)を示すことを特徴とする請求項1から6 のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記長手方向における端部のうち1つに配置された前記延 長部(46、47)のうち少なくとも1つは、寄生光の干渉を低減させるため のバッフルを構成することを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
JP2000592839A 1999-01-07 1999-12-14 共軸のシェルを備える光学アレイを組み立てる方法 Pending JP2002534694A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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FR99/00085 1999-01-07
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