JP2002533214A - 流動可能な物質の分配装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
コンテナー（１３）が当該装置に適正に挿入されているか、物質がまだ使用可能であるか、および／または分配速度が物質の粘性または他の特性に応じて選択されているかを確認するために、電動機駆動の分配装置によってコンテナー（１３）から流動可能な物質を分配するとき、コンテナー（１３）は、前面のコンテナーキャップ（１６）に備えられているトランスポンダ（２５）内に格納することができるマーキングを与えられている。コンテナー（１３）が分配装置に適正に挿入されているとき、検知された特性データに基づき分配機構を作動可能にしおよび／または制御するために、トランスポンダ（２５）は当該装置の端末壁（１１）に配置されているセンサ（２６）と共働する。
Description
【０００１】 請求項１の前提部に記載されている特徴を有する、流動可能な物質の分配装置
は、欧州特許第０ ４９２ ４１３Ａ１号によって公知である。各カートリッジ
の後端には分配ピストンをそれぞれ有し、前端には本装置に備えられているミキ
サーの後部入口に連結される開口部をそれぞれ有する２つのカートリッジを、並
列に収めるための貝殻状の容器が供されている。分配中、双方のピストンは、電
動機によって同期して前進し、この電動機はミキサー内のロータも駆動する。
は、欧州特許第０ ４９２ ４１３Ａ１号によって公知である。各カートリッジ
の後端には分配ピストンをそれぞれ有し、前端には本装置に備えられているミキ
サーの後部入口に連結される開口部をそれぞれ有する２つのカートリッジを、並
列に収めるための貝殻状の容器が供されている。分配中、双方のピストンは、電
動機によって同期して前進し、この電動機はミキサー内のロータも駆動する。
【０００２】 ピストンの前進速度とそして恐らくはミキサーのロータの駆動速度もまた、粘
性または機械的力に対する感度のような、カートリッジに含まれる物質の特性に
左右され得る。適正な分配パラメータは、操作要員により選択されるものである
。不適切なパラメータを設定すると、分配される物質に望ましくない変化を生じ
させ、または装置に損傷を与えることがある。
性または機械的力に対する感度のような、カートリッジに含まれる物質の特性に
左右され得る。適正な分配パラメータは、操作要員により選択されるものである
。不適切なパラメータを設定すると、分配される物質に望ましくない変化を生じ
させ、または装置に損傷を与えることがある。
【０００３】 物質の中には、ある期間が過ぎると変質し、したがって製造者が定めた有効期
限以前に使用しなければならないものもある。これは特に、互いに反応し合う成
分で、直ちに使用できる物質を製造するために混合される成分について言えるこ
とである。もし操作員が有効期限に注意しなければ、本装置から分配された物質
が、使用できないことも、または少なくともその特性が劣化していることもあり
得る。
限以前に使用しなければならないものもある。これは特に、互いに反応し合う成
分で、直ちに使用できる物質を製造するために混合される成分について言えるこ
とである。もし操作員が有効期限に注意しなければ、本装置から分配された物質
が、使用できないことも、または少なくともその特性が劣化していることもあり
得る。
【０００４】 最後に、各カートリッジは正確に本装置の容器に挿入されることが、肝要であ
る。もし、これがなされていないならば、カートリッジへのピストンの進入およ
び／またはミキサー内でのミキサーシャフトの係合が確実に行われず、その結果
、本装置に損傷を与えたり、混合されていない物質を分配したり、あるいは漏出
を生じたりする。この場合もまた、カートリッジを操作員が正確に挿入するか否
かに左右される。
る。もし、これがなされていないならば、カートリッジへのピストンの進入およ
び／またはミキサー内でのミキサーシャフトの係合が確実に行われず、その結果
、本装置に損傷を与えたり、混合されていない物質を分配したり、あるいは漏出
を生じたりする。この場合もまた、カートリッジを操作員が正確に挿入するか否
かに左右される。
【０００５】 ドイツ特許公開公報ＤＥ３９ １９ １０５Ａ１には、内部に複数カートリッジ
が所定の混合率で幾つかの粘着性成分を充填さているグルーイングマシンが開示
されている。操作員は、この機械が混合率にしたがって正確に充填されているか
どうか、目視可能なマーキングによって確認できる。空気式コード化と、間違っ
たカートリッジが挿入されていればこのグルーイングマシンの使用禁止とについ
ての記述もある。
が所定の混合率で幾つかの粘着性成分を充填さているグルーイングマシンが開示
されている。操作員は、この機械が混合率にしたがって正確に充填されているか
どうか、目視可能なマーキングによって確認できる。空気式コード化と、間違っ
たカートリッジが挿入されていればこのグルーイングマシンの使用禁止とについ
ての記述もある。
【０００６】 本発明の目的は、このような分配装置が不適正に取り扱われることを防止する
ことであり、特にコンテナーが不適正に挿入されたり、ありいは不適切なコンテ
ナーが挿入されたり、また場合によっては不適切なミキサーが用いられたりする
ことを防ぐことである。
ことであり、特にコンテナーが不適正に挿入されたり、ありいは不適切なコンテ
ナーが挿入されたり、また場合によっては不適切なミキサーが用いられたりする
ことを防ぐことである。
【０００７】 本発明は、この目的を達成するための解決策を与える請求項１によって特徴づ
けられている。請求項１によると、コンテナーに与えられているマーキングと、
そして本装置に備えつけられている手段による上記マーキングの検知とによって
、そのマーキングが許容可能として認識されるならば、また場合によってはこの
マーキングのコンテンツに応答して作動するならば、そうした時に限って、本装
置を空にする移送機構が機能するようになっている。マーキングには、コンテナ
ーの内容物の特性、その耐久性、製造者、および他のデータに関する情報が含ま
れている。マーキングと検知手段とは互いに関連していなければならないので、
コンテナーが本装置の容器内の所定の位置にある場合のみ、マーキングは有効で
あると確認することが可能になる。
けられている。請求項１によると、コンテナーに与えられているマーキングと、
そして本装置に備えつけられている手段による上記マーキングの検知とによって
、そのマーキングが許容可能として認識されるならば、また場合によってはこの
マーキングのコンテンツに応答して作動するならば、そうした時に限って、本装
置を空にする移送機構が機能するようになっている。マーキングには、コンテナ
ーの内容物の特性、その耐久性、製造者、および他のデータに関する情報が含ま
れている。マーキングと検知手段とは互いに関連していなければならないので、
コンテナーが本装置の容器内の所定の位置にある場合のみ、マーキングは有効で
あると確認することが可能になる。
【０００８】 マーキングと、そしてこれと共働する検知手段との好ましい実施例は、請求項
２から６までに記載されている。
２から６までに記載されている。
【０００９】 請求項７、８および１６それぞれに記載されている本発明の実施例は、それぞ
れコンテナーおよび本装置におけるマーキングおよび検知手段の好ましい位置に
関連している。請求項９および１０に記載されている本発明の実施例におけるよ
うに、コンテナーの適正位置ばかりでなく、本装置の適正動作を確立するために
マーキングを使用することは、特に有利である。
れコンテナーおよび本装置におけるマーキングおよび検知手段の好ましい位置に
関連している。請求項９および１０に記載されている本発明の実施例におけるよ
うに、コンテナーの適正位置ばかりでなく、本装置の適正動作を確立するために
マーキングを使用することは、特に有利である。
【００１０】 請求項１１の実施例は特に、ある条件下において分配中に過剰になることもあ
る内圧の検知に関している。この目的のために検知されるのは特に、適正でない
か、または古すぎて固めになっているテーストを分配しようとして、その結果、
一定の最大分配力を超過する場合に生じることがあるコンテナーキャップの変形
である。こうして、この分配装置の損傷や、コンテナーの破損による本装置の汚
染や、その他の危険を避けることが可能になる。したがって、本装置にふさわし
いコンテナーが適正に挿入されているかどうかに関する検知ばかりではなく、分
配中におけるオーバーロード状態も回避される。従来技術による幾つかの装置に
設置されている、高価なオーバーロードクラッチを使用する必要もなくなる。
る内圧の検知に関している。この目的のために検知されるのは特に、適正でない
か、または古すぎて固めになっているテーストを分配しようとして、その結果、
一定の最大分配力を超過する場合に生じることがあるコンテナーキャップの変形
である。こうして、この分配装置の損傷や、コンテナーの破損による本装置の汚
染や、その他の危険を避けることが可能になる。したがって、本装置にふさわし
いコンテナーが適正に挿入されているかどうかに関する検知ばかりではなく、分
配中におけるオーバーロード状態も回避される。従来技術による幾つかの装置に
設置されている、高価なオーバーロードクラッチを使用する必要もなくなる。
【００１１】 こうした用途にとって有利であるマーキングおよびその検知手段の実施例は、
請求項１２から１５までに記載されている。
請求項１２から１５までに記載されている。
【００１２】 請求項１７および１８による本発明の実施例は、２種類以上の成分から成る混
合物の混合および分配装置における適正な混合物の使用を保証する点において、
有利である。
合物の混合および分配装置における適正な混合物の使用を保証する点において、
有利である。
【００１３】 有効期限日のような、マーキングに含まれるある種の情報が直ちに利用者に認
識されるという、請求項１９の特徴は有利な点である。
識されるという、請求項１９の特徴は有利な点である。
【００１４】 本発明の好ましい幾つかの実施例が、添付の図面を参照しながら、以下に説明
される。
される。
【００１５】 図１に部分的に示されている分配装置には、端末壁１１と、並列されている２
つのほぼ円筒形のコンテナー１３、１４を収納するための容器１２とを有するハ
ウジング１０が含まれる。
つのほぼ円筒形のコンテナー１３、１４を収納するための容器１２とを有するハ
ウジング１０が含まれる。
【００１６】 この場合、コンテナー１３、１４のそれぞれは薄膜管１５より構成され、この
薄膜管１５の前端は剛性のキャップ１６に接着されている。図１においては、コ
ンテナー１３のみが様々な細部を図示されているが、コンテナー１４は略図によ
ってのみ示されている。図２は、キャップ１６の透視図である。
薄膜管１５の前端は剛性のキャップ１６に接着されている。図１においては、コ
ンテナー１３のみが様々な細部を図示されているが、コンテナー１４は略図によ
ってのみ示されている。図２は、キャップ１６の透視図である。
【００１７】 後端に連結されており、電動機（図示されていない）により同期して前進させ
られるピストン（図示されていない）によって、２つのコンテナー１３、１４の
薄膜管１５は、空にされる。電動機はシャフト１７も回転させ、このシャフトは
、コンテナーのキャップ１６かハウジングの端末壁かに結合されている動的なミ
キサ−１９のロータ１８に連結されている。各キャップ１６は移送管２０を有し
、この管は、ミキサ−１９の後端に設置されている対応する送入管２１に通じて
いる。
られるピストン（図示されていない）によって、２つのコンテナー１３、１４の
薄膜管１５は、空にされる。電動機はシャフト１７も回転させ、このシャフトは
、コンテナーのキャップ１６かハウジングの端末壁かに結合されている動的なミ
キサ−１９のロータ１８に連結されている。各キャップ１６は移送管２０を有し
、この管は、ミキサ−１９の後端に設置されている対応する送入管２１に通じて
いる。
【００１８】 トランスポンダ２５はキャップ１６の前端に設置され、その中に、コンテナー
１３に関連するデータ、即ち、コンテナーの内容物、これら内容物の有効期限日
および／またはその製造者のデータが格納されている。トランスポンダ２５と共
働するセンサ２６は、ハウジングの端末壁１１における、このトランスポンダ２
５に正確に向かい合っている位置に配置される。トランスポンダ２５がセンサ２
６に充分接近しているその所定の位置に、コンテナー１３があるとき、トランス
ポンダ２５内に格納されているデータはセンサ２６に受信されると、それらのデ
ータは、本装置の制御装置に格納されているデータと対応していれば、分配装置
の作動が可能になる。分配ピストンおよびミキサーのシャフト１７を駆動させる
ための実際の作業は、スイッチ（図示されていない）によってなされる。
１３に関連するデータ、即ち、コンテナーの内容物、これら内容物の有効期限日
および／またはその製造者のデータが格納されている。トランスポンダ２５と共
働するセンサ２６は、ハウジングの端末壁１１における、このトランスポンダ２
５に正確に向かい合っている位置に配置される。トランスポンダ２５がセンサ２
６に充分接近しているその所定の位置に、コンテナー１３があるとき、トランス
ポンダ２５内に格納されているデータはセンサ２６に受信されると、それらのデ
ータは、本装置の制御装置に格納されているデータと対応していれば、分配装置
の作動が可能になる。分配ピストンおよびミキサーのシャフト１７を駆動させる
ための実際の作業は、スイッチ（図示されていない）によってなされる。
【００１９】 トランスポンダ２５からセンサ２６へ転送されたデータに、コンテナー１３内
の物質の情報が含まれている場合、これに対応して、分配装置の前進速度および
／またはミキサーのロータ１８の回転速度を制御することができる。
の物質の情報が含まれている場合、これに対応して、分配装置の前進速度および
／またはミキサーのロータ１８の回転速度を制御することができる。
【００２０】 トランスポンダ２５から転送される、有効期限日のようなデータを表示するた
めに、追加的手段（図示されていない）が設置されることもある。表示手段は、
本装置にあるディスプレイの形態でも、分離スクリーンの形態でもよい。
めに、追加的手段（図示されていない）が設置されることもある。表示手段は、
本装置にあるディスプレイの形態でも、分離スクリーンの形態でもよい。
【００２１】 図１に示されている第２のコンテナー１４もまた、コンテナー１３と同様に、
トランスポンダを取り付けられていることがあり、このトランスポンダは、それ
に対応して本装置のハウジング１０の端末壁１１に配置されているセンサと共働
する。この場合、双方のコンテナーに所望の混合物を作るのに適宜な成分が含ま
れていることが、確かめられる。
トランスポンダを取り付けられていることがあり、このトランスポンダは、それ
に対応して本装置のハウジング１０の端末壁１１に配置されているセンサと共働
する。この場合、双方のコンテナーに所望の混合物を作るのに適宜な成分が含ま
れていることが、確かめられる。
【００２２】 代替の１実施例では、図１に示されている分配装置の２つのコンテナーのうち
の１つのみが、トランスポンダ２５を備えられていることがあり、そして本装置
に単一センサ２６が設置されていることもある。更に、図面で示されている位置
とは別の位置に、このトランスポンダ２５とセンサ２６とを配置することもでき
る。
の１つのみが、トランスポンダ２５を備えられていることがあり、そして本装置
に単一センサ２６が設置されていることもある。更に、図面で示されている位置
とは別の位置に、このトランスポンダ２５とセンサ２６とを配置することもでき
る。
【００２３】 本発明は、２種類以上の成分からなる物質を製造するための装置に限定されな
い。分配される物質を収納するコンテナー１３に備えつけられ、そして本装置に
おいてセンサ２６と共働するトランスポンダ２５は、純粋な分配装置においても
また有用である。この場合、トランスポンダ２５に格納されているデータは、分
配速度を制御し、そして／あるいは期限切れになった物質の使用を防止するため
に、用いることができる。
い。分配される物質を収納するコンテナー１３に備えつけられ、そして本装置に
おいてセンサ２６と共働するトランスポンダ２５は、純粋な分配装置においても
また有用である。この場合、トランスポンダ２５に格納されているデータは、分
配速度を制御し、そして／あるいは期限切れになった物質の使用を防止するため
に、用いることができる。
【００２４】 図１および２において想定されているトランスポンダ２５の代わりに、磁気コ
ードまたは光学読取りバーコードの形態でキャップ１６の端末壁にコンテナーの
マーキングがなされていることがあり、そしてそれぞれのコードは、ハウジング
１０の端末壁１１における図１のセンサに対応する位置に配置されている、対応
する磁気コードリーダまたは光学コードリーダによって感知される。
ードまたは光学読取りバーコードの形態でキャップ１６の端末壁にコンテナーの
マーキングがなされていることがあり、そしてそれぞれのコードは、ハウジング
１０の端末壁１１における図１のセンサに対応する位置に配置されている、対応
する磁気コードリーダまたは光学コードリーダによって感知される。
【００２５】 更にもう一つの実施例では（図示されていない）、コンテナーまたはコンテナ
ーの内容物のマーキングは、この場合も図１におけるトランスポンダ２５の位置
に配置されている電子回路チップの形態で供されることがあり、そしてハウジン
グ１０の端末壁１１に設置されている、対応するセンサ２６と共働する。この場
合、センサには、回路チップのための接触要素と、そしてこのような接触要素に
接続されているプロセッサとが含まれる。
ーの内容物のマーキングは、この場合も図１におけるトランスポンダ２５の位置
に配置されている電子回路チップの形態で供されることがあり、そしてハウジン
グ１０の端末壁１１に設置されている、対応するセンサ２６と共働する。この場
合、センサには、回路チップのための接触要素と、そしてこのような接触要素に
接続されているプロセッサとが含まれる。
【００２６】 図３および４に示されている、本発明の第２の実施例では、キャップ１６から
前方に突出しているリブ３０に、幾つかの窪みまたは穴３１がある。コンテナー
１３が完全に本装置に挿入されているとき、これらの窪みまたは穴３１は、リブ
３０に平行に延びそしてハウジングの端末壁１１から後方に向かって突出してい
るウェブ３４に配置されているマイクロスイッチ３３のアクチュエータピン３２
によって、係合される。
前方に突出しているリブ３０に、幾つかの窪みまたは穴３１がある。コンテナー
１３が完全に本装置に挿入されているとき、これらの窪みまたは穴３１は、リブ
３０に平行に延びそしてハウジングの端末壁１１から後方に向かって突出してい
るウェブ３４に配置されているマイクロスイッチ３３のアクチュエータピン３２
によって、係合される。
【００２７】 図示されている実施例では、リブ３０には、４つのマイクロスイッチ３３全て
のアクチュエータピン３２と共働する４つの穴３１がある。この場合、コンテナ
ー１３が図４において上から挿入されるとき、いずれのマイクロスイッチ３３も
作動しない。リブ３０に上記穴３１のうちの幾つかしか備えられていない場合、
そのための穴がないアクチュエータピン３２を有するマイクロスイッチ３３のみ
が、作動される。したがって、リブ３０に設けられている穴３１の数に応じて、
異なる情報が転送される。
のアクチュエータピン３２と共働する４つの穴３１がある。この場合、コンテナ
ー１３が図４において上から挿入されるとき、いずれのマイクロスイッチ３３も
作動しない。リブ３０に上記穴３１のうちの幾つかしか備えられていない場合、
そのための穴がないアクチュエータピン３２を有するマイクロスイッチ３３のみ
が、作動される。したがって、リブ３０に設けられている穴３１の数に応じて、
異なる情報が転送される。
【００２８】 図３および４に示されているような、キャップ１６内のリブ３０に設けられて
いる穴３１の代わりに、その中でコンテナー１３またはコンテナーの内容物に関
連するデータがコード化される、キービットと類似の他の表面構成を与えること
もできる。この場合、このような表面構成を感知し、その構造に対応する情報を
検知するために、ハウジング１０は対応するスプリング要素を有する。
いる穴３１の代わりに、その中でコンテナー１３またはコンテナーの内容物に関
連するデータがコード化される、キービットと類似の他の表面構成を与えること
もできる。この場合、このような表面構成を感知し、その構造に対応する情報を
検知するために、ハウジング１０は対応するスプリング要素を有する。
【００２９】 コンテナーに備えつけられているマーキングに加えて、またはその代わりに、
本装置および／または分配される物質に関連して適宜なミキサ−１９が確実に用
いられるために、コンテナーと共働するミキサーまたは本装置のハウジング１０
に設置されている分離評価ユニットにも、マーキング（図示されていない）を備
えつけることができる。この場合、両方のマーキングが制御装置に供給されたデ
ータと一致すれば、本装置の作動が可能になるように、本装置の制御装置は設定
される。
本装置および／または分配される物質に関連して適宜なミキサ−１９が確実に用
いられるために、コンテナーと共働するミキサーまたは本装置のハウジング１０
に設置されている分離評価ユニットにも、マーキング（図示されていない）を備
えつけることができる。この場合、両方のマーキングが制御装置に供給されたデ
ータと一致すれば、本装置の作動が可能になるように、本装置の制御装置は設定
される。
【００３０】 図５ａから５ｃまでの図面は、分配装置のコンテナー容器における球面壁４０
の一部および端末壁１１の一部を示している略図である。この装置は、図１に示
されている装置とほぼ一致しているが、旋回ロッドの形態をなしているセンサ４
２が球面壁４０から、コンテナー１３を収める空間に延びている点において（図
５ｂ）、上記の装置と異なっている。
の一部および端末壁１１の一部を示している略図である。この装置は、図１に示
されている装置とほぼ一致しているが、旋回ロッドの形態をなしているセンサ４
２が球面壁４０から、コンテナー１３を収める空間に延びている点において（図
５ｂ）、上記の装置と異なっている。
【００３１】 図５ａにおいて、センサ４２は右に偏っている休止位置にあり、そのとき、セ
ンサは、コンテナーが分配装置の中に存在しないことを推定する。
ンサは、コンテナーが分配装置の中に存在しないことを推定する。
【００３２】 図５ｂでは、コンテナー１３はその正常動作位置にある。コンテナー１３はそ
のキャップ１６’の端末面に突起４３を有している。ピストンが正常動作位置に
むかって前進するに連れて、突起４３は、センサ４２を図５ａに示されている位
置からそらさせる。センサ４２のこの位置において、分配装置はいつでも作動で
きる状態にある。
のキャップ１６’の端末面に突起４３を有している。ピストンが正常動作位置に
むかって前進するに連れて、突起４３は、センサ４２を図５ａに示されている位
置からそらさせる。センサ４２のこの位置において、分配装置はいつでも作動で
きる状態にある。
【００３３】 コンテナー１３が適正に本装置に挿入されていないか、または本装置と共に使
用するのがふさわしくないコンテナーであるために、誤動作を起こす恐れがある
場合には、センサ４２はその休止位置からそらされず、したがって分配作業が不
能になる。
用するのがふさわしくないコンテナーであるために、誤動作を起こす恐れがある
場合には、センサ４２はその休止位置からそらされず、したがって分配作業が不
能になる。
【００３４】 図５ｃは、コンテナー１３のキャップ１６’が超過圧力のために変形し、その
結果、突起４３がセンサ４２をその正常動作位置を越えて異常位置にまでそらせ
ている場合を示している。分配処理はこのセンサ４２の位置では中断される。
結果、突起４３がセンサ４２をその正常動作位置を越えて異常位置にまでそらせ
ている場合を示している。分配処理はこのセンサ４２の位置では中断される。
【００３５】 適正でないか、または古くなって、そのために固めになったテーストを分配し
ようとし、その結果、一定の最大分配圧Ｆを超過しているならば、ハウジングの
キャップ１６’のこのような変形が発生することがある。こうして、分配装置の
損傷や、コンテナーの破損に因る本装置の汚染や、その他の危険が高い信頼度で
防止される。
ようとし、その結果、一定の最大分配圧Ｆを超過しているならば、ハウジングの
キャップ１６’のこのような変形が発生することがある。こうして、分配装置の
損傷や、コンテナーの破損に因る本装置の汚染や、その他の危険が高い信頼度で
防止される。
【００３６】 図５ｃに示されているセンサ４２の異常位置は、センサ４２の領域の端末壁１
６において過剰な突出部を有する不適正なコンテナーの使用によっても、生じる
ことがある。
６において過剰な突出部を有する不適正なコンテナーの使用によっても、生じる
ことがある。
【００３７】 図６ａないし６ｃに概略図示されている実施例は、コンテナー１３のキャップ
１６”にある突起４３が、光放射器４５と受光器４６より成る光障壁４７により
検知される反射マーク４４と置き換えられるという点で図５ａないし５ｃの実施
例とは異っている。コンテナーが挿入されていない図６ａの休止位置では、光放
射器４５により放射された光ビームは反射が不十分である。
１６”にある突起４３が、光放射器４５と受光器４６より成る光障壁４７により
検知される反射マーク４４と置き換えられるという点で図５ａないし５ｃの実施
例とは異っている。コンテナーが挿入されていない図６ａの休止位置では、光放
射器４５により放射された光ビームは反射が不十分である。
【００３８】 図６ｂに示されている正常動作状態においては、光レシーバ４６への反射マー
ク４４により光ビームが反射され、その出力信号が、分配装置の作動を可能にす
るための評価回路（図示されていない）に供給される。
ク４４により光ビームが反射され、その出力信号が、分配装置の作動を可能にす
るための評価回路（図示されていない）に供給される。
【００３９】 コンテナーのキャップ１６”が超過荷重のために変形されているならば、反射
マーク４４によって反射された光ビームは、光レシーバ４６を去り、このとき光
レシーバ４６は出力信号を生成しない。このような異常状態は評価回路によって
検知され、この回路は分配処理を遮断する。
マーク４４によって反射された光ビームは、光レシーバ４６を去り、このとき光
レシーバ４６は出力信号を生成しない。このような異常状態は評価回路によって
検知され、この回路は分配処理を遮断する。
【００４０】 したがって、図５ａから５ｃまでの実施例および図６ａから６ｃまでの実施例
は、本装置に使用するのに適しているコンテナーが適正に挿入されているか否か
だけではなく、分配中における超過荷重をもまた防止する。従来技術による幾つ
かの装置においては、駆動機構に個別の高価な過剰荷重クラッチを設置すること
によって、このような超過荷重状態が防止されるが、本発明はこのクラッチを余
分なものとする。
は、本装置に使用するのに適しているコンテナーが適正に挿入されているか否か
だけではなく、分配中における超過荷重をもまた防止する。従来技術による幾つ
かの装置においては、駆動機構に個別の高価な過剰荷重クラッチを設置すること
によって、このような超過荷重状態が防止されるが、本発明はこのクラッチを余
分なものとする。
【図１】 分配装置の前部の縦断面図である。
【図２】 コンテナーの前部を構成するキャップの透視図である。
【図３】 もう一つの実施例のコンテナーキャップを示す図２に類似の透視図である。
【図４】 図３の配置に適用される装置の一部を示す。
【図５】 図５ａないし図５ｃは更にもう一つの実施例にしたがったコンテナーマーキン
グを検知するための手段を備えている分配装置の一部の略図である。
グを検知するための手段を備えている分配装置の一部の略図である。
【図６】 図６ａないし図６ｃは更にまたもう一つの実施例を示す、図５ａないし図５ｃ
に類似の図面である。
に類似の図面である。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年７月２０日（２０００．７．２０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項１８】 １つのマーキング要素（２５、３１、４３、４４）を有す
ることを特徴とする、前記請求項のいずれか１項に記載の装置に用いられるため
のコンテナー。
ることを特徴とする、前記請求項のいずれか１項に記載の装置に用いられるため
のコンテナー。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１３年１月２３日（２００１．１．２３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項７
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項８
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００１０】 請求項１１の実施例は特に、ある条件下において分配中に過剰になることもあ
る内圧の検知に関している。この目的のために検知されるのは特に、適正でない
か、または古すぎて固めになっているペーストを分配しようとして、その結果、
一定の最大分配力を超過する場合に生じることがあるコンテナーキャップの変形
である。こうして、この分配装置の損傷や、コンテナーの破損による本装置の汚
染や、その他の危険を避けることが可能になる。したがって、本装置にふさわし
いコンテナーが適正に挿入されているかどうかに関する検知ばかりではなく、分
配中におけるオーバーロード状態も回避される。従来技術による幾つかの装置に
設置されている、高価なオーバーロードクラッチを使用する必要もなくなる。
る内圧の検知に関している。この目的のために検知されるのは特に、適正でない
か、または古すぎて固めになっているペーストを分配しようとして、その結果、
一定の最大分配力を超過する場合に生じることがあるコンテナーキャップの変形
である。こうして、この分配装置の損傷や、コンテナーの破損による本装置の汚
染や、その他の危険を避けることが可能になる。したがって、本装置にふさわし
いコンテナーが適正に挿入されているかどうかに関する検知ばかりではなく、分
配中におけるオーバーロード状態も回避される。従来技術による幾つかの装置に
設置されている、高価なオーバーロードクラッチを使用する必要もなくなる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３５
【補正方法】変更
【補正の内容】
【００３５】 適正でないか、または古くなって、そのために固めになったペーストを分配し
ようとし、その結果、一定の最大分配圧Ｆを超過しているならば、ハウジングの
キャップ１６’のこのような変形が発生することがある。こうして、分配装置の
損傷や、コンテナーの破損に因る本装置の汚染や、その他の危険が高い信頼度で
防止される。
ようとし、その結果、一定の最大分配圧Ｆを超過しているならば、ハウジングの
キャップ１６’のこのような変形が発生することがある。こうして、分配装置の
損傷や、コンテナーの破損に因る本装置の汚染や、その他の危険が高い信頼度で
防止される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボイシェル、マルチン ドイツ連邦共和国 デー−80639 ミュン ヒェン フェルディナント−マリア−シュ トラーセ 26 Ｆターム(参考） 4F042 BA06 CA03 CB03 CB10 CB27 DH02
Claims (20)
- 【請求項１】 流動可能な物質を収め、かつ１つのマーキング要素（２５、
３１、４３、４４）を有するコンテナー（１３）を受け入れるためのハウジング
（１０）と、前記コンテナーを空にするための手段とを含む流動可能な物質の分
配装置において、前記ハウジング（１０）は前記マーキング要素（２５、３１、
４３、４４）の検知手段（２６、３３、４２、４７）を含み、該検知手段は検知
手段（２６、３３）の出力信号により該分配装置を制御する流動可能な物質の分
配装置。 - 【請求項２】 前記マーキング要素は光学コ−ドまたは磁気コードを含み、
前記検知手段は対応するコードリーダから成る請求項１に記載の装置。 - 【請求項３】 前記コンテナー（１３）に取り付けられているトランスポン
ダ（２５）には前記マーキング要素が含まれ、前記検知手段は前記トランスポン
ダによって伝達される信号のためのレシーバ（２６）から成る請求項１に記載の
装置。 - 【請求項４】 コンテナー（１３）に備えられた表面構成（３１）には前記
マーキング要素が含まれ、前記検知手段は前記表面構成の検知手段（３２、３３
）から成る請求項１に記載の装置。 - 【請求項５】 前記表面構成は複数の窪みまたは穴（３１）を含み、前記検
知手段は前記ハウジング（１０）に配置されているマイクロスイッチ（３３）の
アクチュエータピン（３２）を含む請求項４に記載の装置。 - 【請求項６】 前記コンテナー（１３）に備えられている電子回路チップに
前記マーキング要素が含まれ、前記検知手段は前記電子回路チップと接触できる
ように配置されたプロセッサを含む請求項１に記載の装置。 - 【請求項７】 前記コンテナー（１３）はほぼ円筒形であり、かつその縦軸
を横断して前記ハウジング（１０）のコンテナー容器（１２）内に挿入されるよ
うになっており、前記マーキング要素（２５）は前記縦軸を横断して延びている
端末面に配置され、前記検知手段（２６）は該端末面に向かい合った前記ハウジ
ング（１０）の壁（１１）に配置されている前記請求項のいずれか１項に記載の
装置。 - 【請求項８】 前記コンテナー（１３）はほぼ円筒形であり、かつその縦軸
を横断して前記ハウジング（１０）のコンテナー容器（１２）に挿入されるよう
になっており、前記マーキング要素（３１）は前記縦軸に平行して延びている表
面に備えられ、前記検知手段（３３）は該表面に向かい合った前記ハウジング（
１０）の壁（３４）に配置されている請求項１から６までのいずれか１項に記載
の装置。 - 【請求項９】 前記マーキング要素（４３、４４）は前記コンテナー（１３
）の空間的位置に関連しており、前記検知手段（４２、４７）は該マーキング要
素の位置に応じて分配装置を制御する請求項１に記載の装置。 - 【請求項１０】 前記分配装置内にコンテナーが存在していない場合の休止
位置と、前記マーキング要素（４３、４４）を含むコンテナー（１３）が前記分
配装置内で適正な位置にある場合の動作位置と、前記マーキング要素（４３、４
４）が前記分配装置内における前記コンテナー（１３）の不適正位置を表示する
位置にある場合の異常位置とを、前記検知手段（４２、４７）はそれぞれ識別す
る請求項９に記載の装置。 - 【請求項１１】 前記マーキング要素（４３、４４）は前記コンテナー（１
３）の内圧に応じて移行可能な部分に備えつけられている請求項１０に記載の装
置。 - 【請求項１２】 前記検知手段は前記マーキング要素（４３）を検知するた
めの機械的センサ（４３）である請求項９から１１までのいずれか１項に記載の
装置。 - 【請求項１３】 前記検知手段は接触せずに前記マーキング要素（４４）を
検知するためのセンサ（４７）である請求項９から１１までのいずれか１項に記
載の装置。 - 【請求項１４】 前記マーキング要素は１つの反射マーク（４４）を含み、
前記センサは光障壁（４７）である請求項１３に記載の装置。 - 【請求項１５】 前記コンテナー（１３）が該分配装置に挿入されていると
き、前記検知手段（４７）が動作位置を通過するマーキング要素（４４）を検知
する請求項１３または１４に記載の装置。 - 【請求項１６】 前記コンテナー（１３）には薄膜管（１５）と、該薄膜管
の前端に備えつけられ、かつ前記マーキング要素（２５、３１、４３、４４）を
有しているキャップ（１６）とが含まれている前記請求項のいずれか１項に記載
の装置。 - 【請求項１７】 少なくとも２つのコンテナー（１３、１４）とミキサー（
１９）とを含む該分配装置において、前記ミキサーは１つのマーキング要素を備
えており、前記ハウジング（１０）は該マーキング要素の検知手段を備えている
前記請求項のいずれか１項に記載の装置。 - 【請求項１８】 前記コンテナー（１３、１４）の前記マーキング要素と前
記ミキサー（１９）の前記マーキング要素とは、同じ検知手段（２６、３３、４
２、４７）によって検知される請求項１７に記載の装置。 - 【請求項１９】 検知手段（２６、３３、４２、４７）の出力信号に応じて
ディスプレイを生成するための手段を含む前記請求項のいずれか１項に記載の装
置。 - 【請求項２０】 １つのマーキング要素（２５、３１、４３、４４）を有す
ることを特徴とする、前記請求項のいずれか１項に記載の装置に用いられるため
のコンテナー。
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| PCT/EP1999/010316 WO2000038841A1 (de) | 1998-12-23 | 1999-12-22 | Gerät zum ausbringen von fliessfähigen massen |
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|---|---|
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