JP2002533190A - 表面順応型の剃刀およびそのための柄 - Google Patents
表面順応型の剃刀およびそのための柄Info
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Abstract
Description
面は、平坦さや曲率が一様ではなく、また剃刀の真っ直ぐな切刃のために平坦な
表面をもたらすような変形のしやすさも一様ではない。顕著な湾曲を有する身体
領域、例えば踝や膝を真っ直ぐな切刃を有した剃刀を用いて剃ると、接触領域が
局所的なものとなってしまう。このため、全領域を剃るためには往復行程を繰り
返す必要があり、また局所的な接触領域に大きなストレスの集中を引き起こし、
その領域での切り傷の可能性を増大させ得る。
けられる3つのブレード・ユニットと、各ブレード・ユニットを前記柄に対して
連結する取付構造とを備えた剃刀である。各ブレード・ユニットは、ガードと、
切刃を有する少なくとも1つのブレードと、キャップとを含んでいる。前記取付
構造は、前記切刃を横切る回動軸線の回りにおける当該取付構造に対する前記ブ
レード・ユニットの回動自在な連結をもたらすと共に、前記ガードおよび前記キ
ャップを通る平面を横切る移動方向に沿った前記ブレード・ユニットの上下運動
をもたらし、これにより各ブレード・ユニットが剃られる面の輪郭に順応するこ
とを許容するように構成されている。
行四辺形四棒リンク機構によって取り付けられるブレード・ユニットとを備えた
剃刀である。前記リンク機構は、一体型のプラスチック片からなると共に、2つ
の延長部材と、前記柄に対して連結される基端部材と、前記ブレード・ユニット
に対して連結される先端部材とを含んでいる。前記延長部材、前記基端部材およ
び前記先端部材は、前記ガードおよび前記キャップを通る平面を横切る移動軸線
に沿った前記ブレード・ユニットの上下運動を許容するように、第1の一体ヒン
ジを介して互いに回動自在に連結されている。
付構造によって取り付けられる3つのブレード・ユニットとを備えた剃刀である
。前記ブレード・ユニットのうちの2つにおける前記ブレードの切刃は、互いに
ほぼ整列して間に隙間を有し、第3のブレード・ユニットは、そのブレードが前
記隙間と重なり合うようにして、前記第1および第2のブレード・ユニットに対
してオフセットされている。整列された2つのブレード・ユニットは、前記キャ
ップに縁取り切欠部分を有し、前記第3のブレード・ユニットは部分的に、前記
切欠部分の領域内に位置している。
ブレード・ユニットが、他のブレード・ユニットの回動および移動から独立して
、それぞれの回動軸線の回りに回動してそれぞれの移動軸線に沿って移動される
ことを許容するように、各ブレード・ユニットのための前記取付構造が、他のブ
レード・ユニットのための前記取付構造から独立しいる。
互いに離間する休止位置と、前記延長部材同士が互いに接触する停止位置とを有
し、このプラスチック片は、前記一体ヒンジにおいて、前記休止位置から前記停
止位置への移動に抗する力をもたらすように弾性変形すると共に、前記ブレード
・ユニットは、前記延長部材同士が互いに接近および離間するにつれて、前記移
動方向に沿って上下運動する。
み、この第2の一体ヒンジは、前記回動軸線の回りにおける中立位置からの回動
に抗する力をもたらすように弾性変形する。
前記移動軸線に対して休止位置にあると共に前記回動軸線に対して中立位置にあ
るとき、互いにほぼ共平面をなす。
いにほぼ整列して間に隙間を有し、前記第3のブレード・ユニットは、前記回動
および上下運動中のあらゆる位置において、そのブレードが前記隙間と重なり合
うようにして、前記第1および第2のブレード・ユニットに対してオフセットさ
れている。
3/4インチ(1.91cm)(好ましくは3/8インチ(0.95cm)〜5/
8インチ(1.59cm)、最も好ましくは約1/2インチ(1.27cm))で
ある。
(好ましくは10〜20、最も好ましくは約15)重量g/mm(0.05〜0.
29(好ましくは0.10〜0.20、最も好ましくは約0.15)N/mm)の
バネ定数で抗するように取り付けられている。
回動に対して3〜20g・mm/rad.(0.03〜0.20N・mm/rad.
)のバネ定数で抗するように取り付けられている。
用可能なポリエチレン・ブロックアミドである。
0.008〜0.018インチ(0.20〜0.46mm)(好ましくは0.012
〜0.014インチ(0.30〜0.36mm))である。
006〜0.014インチ(0.15〜0.36mm)(好ましくは0.009〜0
.011インチ(0.23〜0.28mm))である。
ができる。前記取付構造は、前記柄に対して一定の角度に向けられ得る。各ブレ
ード・ユニットは複数のブレードを有している。
握り方を用いることができるような形状を有する剃刀の柄である。
十分な長さに延長した人差し指用の窪みを有している。
方の節を支持するのに十分な長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有
している。
が基端側領域に置かれたときにユーザーの手掌の中にフィットするような形に形
成されている。
頸部領域を有し、この頸部領域は、一側に親指を受け、他側に複数の手指を受け
るのに十分な長さを有している。
5インチ(5.72cm)であり、前記親指用の窪みは、幅約1インチ(2.54
cm)で、長さ約3インチ(7.62cm)である。
へりを有している。前記親指用の窪みは、前記縦軸線を横断する軸線内において
、この横断軸線に沿った向きの親指端部の節を受けるのに十分な湾曲を有するよ
うに抉られている。
ず、剃刀は、顕著な湾曲を有する領域に渡って力が均一に分布されるような順応
型のブレードシステムを提供する。湾曲した表面上へのブレードの接触が向上す
ることで、より迅速かつ効果的に剃ることができるようになる。この剃刀は、そ
の使用が容易となるような自己調節機能を有する。この剃刀は、ブレード・ユニ
ットに対して小さな力を加えるだけで大きな湾曲に対して順応すると共に、凸面
と凹面の両方に対して適合する。
での局所的な剃りの幾何学的配置(例えばブレードの角度および露出度)を維持
する。一連のブレード・ユニット全体の総延長寸法は、通常のカートリッジの長
さと同様である。個々のブレード・ユニット同士の間において縞状の剃り残し(
unshaven stripes)は生じない。ブレード・ユニットの専有面積は、狭い面積内
に納まる。個々のブレード・ユニット同士が干渉し合うことはない。
し、これにより各ブレード・ユニットにおける接触領域の割合を最大限にする。
この剃刀は、各ブレードに渡って均一な荷重分布を有する。振動を生じさせない
ようにして皮膚に対する接触が保たれるように、アームの剛性が選択される。四
棒リンク機構によって、ブレードにおける切刃の平面の向きを維持しながらの上
下運動がもたらされる。この剃刀は、滑らかで、安全で、かつ快適な剃りを提供
する。その柄は、ユーザーの手の中に自然にフィットすると共に、多くの握り方
を受け入れるように順応する。この柄は、要部において柔軟な把手材料を有して
いる。
から明らかになるであろう。
された3つのブレード・ユニット14,16,18とを含む剃刀10が示されて
いる。柄12は、硬質プラスチック領域22と、弾性表面層を伴った人差し指用
延長窪み部24とを有している。その窪み部24は、握り方に応じて、人差し指
や他の指によって係合されるようになっている。
ド・ユニット14,16,18の底面が共通平面26内に位置している。各取付
構造20は、柄12に連結される基端部28と、各ブレード・ユニット14,1
6,18に連結される先端部30と、この先端部30を基端部28に連結する延
長部材32,34とを含んでいる。
されたキャップ領域38とを有しているのに対して、後追いのブレード・ユニッ
ト16は対称形状を有している。各ブレード・ユニットは、少なくとも2枚のブ
レード40を含むと共に、フィン付きの(エラストマーの)弾性ガード42とキ
ャップ44とを有している。ブレード40は、それぞれ約1.5インチ(約3.8
cm)の長さを有している。後追いのブレード・ユニット16内のブレードは、
先行のブレード・ユニット14,18同士の間の隙間とオーバーラップしている
。ブレード・ユニット14,16,18全体の総延長寸法は、通常のカートリッ
ジの長さと同様である。
sboro, PA から入手可能なポリエチレン・ブロックアミド(polyethylene block
amide)であるPEBAXないしは他の弾性ポリマー製の一体成形されたプラスチッ
ク片から作られている。この取付構造20は、成形製を向上させるための薄化領
域50を含んでいる。それは又、先端部30の連結部材52を含んでいる。この
取付部材20は、4つの一体ヒンジ部分54を有している。図4に示すように、
それらのヒンジ部分54において、プラスチックの厚さが約0.0130インチ
(約0.033cm)まで徐々に薄くなっている。これにより、延長部材32,
34、先端部30の側枠56および基端部28の側枠58を含む平行四辺形の四
棒リンク機構の構造がもたらされる。
置に向かって上方へ移動されながら図4に示す向きを維持するような、制御され
た動きをもたらす(このような上方への移動は、例えばブレード・ユニット14
の表面に作用する力の増大によってなされる)。各ブレード・ユニットは、この
ような上下移動の間、切刃に対して平行な軸線の回りに回動することはなく、ま
た取付構造20は、各ブレード・ユニットの(僅かな横方向移動を伴う)上下移
動をもたらすだけで、それ自体屈曲したり捻れたりすることはない。これは、図
4に示すブレード・ユニット14の水平な位置を図5に示す位置と比較すること
で明らかになる。
渉し合うことなく相互の位置関係を保ち、これにより、先行のユニット14,1
8のブレード同士の間の隙間を後追いのユニット16がカバーして、縞状の剃り
残しを避けることができる。
図5においては、取付構造20が停止位置で示されている。この停止位置は、延
長部材32,34の厚い方の部分が互いに当接し合い、それよりも上方への(ブ
レード・ユニットの)移動が妨げられるような位置である。一体ヒンジ54は、
回動をもたらすように弾性変形すると共に、移動させる力が減少するにつれて休
止位置へ復帰して行くようになっている。
ード・ユニット14,16,18上に位置する一体ヒンジ62を有し、これによ
り個々のブレード・ユニットが、それぞれの回動軸線60の回りでローリングす
るようになっている。図6において、ブレード・ユニット14,16,18、取
付構造20、および一体ヒンジ62は、それらが表面から押圧されていない時や
平坦な表面に対して均等に押圧されている時に達成されるような、中立の休止位
置にある状態で示されている。一体ヒンジ62は、弾力があり、この位置へ弾性
的に復帰するようになっている。角部69は、それぞれのカートリッジ(ユニッ
ト)の上面との相互作用によって更なる回動を防止するようなストッパとして作
用する。
した位置および向きにある。この曲面70上において、後追いのブレード・ユニ
ット16用の取付構造20は、他の2つの取付構造20に対して僅かに上方へ移
動されている。またブレード・ユニット14が一体ヒンジ62で時計回り方向に
回動しているのに対して、ブレード・ユニット18は一体ヒンジ62で反時計回
り方向に回動している。このように、各ブレード・ユニット14,16,18は
、剃られる表面に対する接触圧力を分散すると共に当該表面の湾曲従ってこれと
順応するために、上下移動と回動の両方向に、互いに独立して移動可能となって
いる。それゆえ、切刃に加わるストレスがより低いものとなる。このようにして
、一体ヒンジ54及び62の組合せが、ブレード・ユニット14,16,18の
(ピッチングやヨーイングを伴わない)ローリングと上下動を許容する。
の湾曲、指のある手掌の先端における横方向のアーチの湾曲、および手掌の基部
から指の端部まで延びる縦方向のアーチの湾曲を含む)に適合するようになって
いる。手の休止位置は、作業をするためにもっとも有利であると認められ、手の
ストレスの掛かからない位置は、ユーザーにより優れた取扱性と快適性の感覚を
与える。また、図11乃至図15に示すように、柄12には、種々の把持位置に
おける快適な握り許容するための、窪みと頸部領域とが設けられている。
よびブレード・ユニット14,16,18に連結するための端部74を有してい
る。上面70上にある人差し指用の窪み24は、幅約5/8インチ(約1.59
cm)で長さ約2.25インチ(約5.72cm)である。この長さは、人差し指
の少なくとも2つの節を支持するのに十分な長さである。これによって、より優
れた取扱性がもたらされる。上面70は又、湾曲した(ユーザーの手に対する)
基端側領域78を有している。この上面70は十分に長く、また基端側領域78
は、人差し指用の窪み24の上に人差し指が置かれたときにユーザーの手掌の中
にフィットするような形に形成されている。これによっても、より快適な感覚と
優れた取扱性がもたらされる。
m)の親指用の窪み76を有している。この長さは、親指が縦軸線に沿った向き
にあるときに、当該縦軸線に沿って親指の両方の節を支持するのに十分な長さで
ある。この親指用の窪み76は、その末端部に、ユーザーに当該窪みの端部を示
すためのへり82を有している。親指用の窪み76は、上記縦軸線を横断する軸
線内において、この横断軸線に沿った向きの親指端部の節を受けるのに十分な湾
曲を有するように抉られている。側面73は、より幅の広い2つの領域同士の間
に頸部領域80を形成するように窄まっている。この頸部領域80は、十分な長
さで、一側に親指を受け、他側に複数の手指を受けるような形に形成されている
。
部周辺)などの身体の異なる部分を剃る際にユーザーが用いる可能性のある異な
る複数の把持位置を受容する。第1の把持位置(図11)においては、親指把持
部の背面における親指と、柄の上面を覆う複数の指とが係わっている。第の把持
位置(図1)においては、と、とが係わっている。第2の把持位置(図12)に
おいては、上面71上に配置された人差し指と親指と間のV字形と共に、手掌内
における柄の先端部の保持が係わっている。摘みと称される第3の把持位置(図
13)においては、縦軸線を横切って親指用の窪み76上に配置された親指と、
人差し指用の窪み24を横切って被せられた他の複数の指とが係わっている。第
4の把持位置(図14)においては、人差し指用の窪み24の長さを超えて置か
れた人差し指と、頸部領域80における親指と、基端側領域78の周囲を包む残
りの複数の指とが係わっている。第5の把持位置(図15)においては、背側に
おいて、親指用の窪み76を超えてこれを横切って置かれた親指と、柄の湾曲し
た基端側領域78を受けるカールした人差し指の側面とが係わっている。
例えば腋)の両方に対して順応する。個々のブレード・ユニット14,16,1
8は、湾曲に対してそれぞれ独立して適合すると同時に、皮膚上での局所的な剃
りの幾何学的配置(例えばブレードの角度および露出度)を維持する。上方への
移動を生じさせるのに僅かな力しか要しないため、個々のブレード・ユニットの
中での比較的均一な荷重分布が得られる。個々のブレード・ユニット14,16
,18は、それらの複数のブレードに渡って均一な荷重分布を有する。
す図。
れたブレード・ユニットとを示す立面図。
・ユニットを示す図。
立回動位置にある状態で部分的に示す模式的側面図。
度にある取付構造およびブレード・ユニットを示す図。
Claims (57)
- 【請求項1】 柄と、 この柄の端部に取り付けられると共に、それぞれ、ガードと、切刃を有する少
なくとも1つのブレードと、キャップとを含む、第1、第2および第3のブレー
ド・ユニットと、 各ブレード・ユニットを前記柄に対して連結する取付構造と を備え、 前記取付構造は、前記切刃を横切る回動軸線の回りにおける当該取付構造に対
する前記ブレード・ユニットの回動自在な連結をもたらすと共に、前記ガードお
よび前記キャップを通る平面を横切る移動方向に沿った前記ブレード・ユニット
の上下運動をもたらし、これにより各ブレード・ユニットが剃られる面の輪郭に
順応することを許容するように構成されている、ことを特徴とする剃刀。 - 【請求項2】 各ブレード・ユニットが、他のブレード・ユニットの回動および移動から独立
して、それぞれの回動軸線の回りに回動してそれぞれの移動軸線に沿って移動さ
れることを許容するように、各ブレード・ユニットのための前記取付構造が、他
のブレード・ユニットのための前記取付構造から独立しいる、ことを特徴とする
請求項1記載の剃刀。 - 【請求項3】 各取付構造はリンク機構を含み、 このリンク機構は、前記柄に対して連結される基端部材から、前記ブレード・
ユニットに対して連結される先端部材まで延びる2つの延長部材を有している、
ことを特徴とする請求項2記載の剃刀。 - 【請求項4】 前記リンク機構は平行四辺形をなし、 この平行四辺形は、前記2つの延長部材を含むと共に、 前記2つの延長部材の互いに離間した基端部同士の間と、前記基端部材とに連
結された第1の側枠と、 前記2つの延長部材の互いに離間した先端部同士の間と、前記先端部材とに連
結された第2の側枠と を更に含み、 前記延長部材は、前記第1の側枠および前記第2の側枠のそれぞれへの連結部
において、回動自在に連結されている、ことを特徴とする請求項3記載の剃刀。 - 【請求項5】 前記リンク機構は、一体型のプラスチック片から形成されると共に、前記第1
および第2の側枠への連結部において第1の一体ヒンジを含む、ことを特徴とす
る請求項4記載の剃刀。 - 【請求項6】 前記一体型のプラスチック片は、前記延長部材同士が互いに離間する休止位置
と、前記延長部材同士が互いに接触する停止位置とを有し、 前記プラスチック片は、前記一体ヒンジにおいて、前記休止位置から前記停止
位置への移動に抗する力をもたらすように弾性変形すると共に、 前記ブレード・ユニットは、前記延長部材同士が互いに接近および離間するに
つれて、前記移動方向に沿って上下運動する、ことを特徴とする請求項5記載の
剃刀。 - 【請求項7】 前記取付構造は、前記回動軸線の回りの回動をもたらす第2の一体ヒンジを含
み、 この第2の一体ヒンジは、前記回動軸線の回りにおける中立位置からの回動に
抗する力をもたらすように弾性変形する、ことを特徴とする請求項5又は6記載
の剃刀。 - 【請求項8】 前記取付構造は、前記回動軸線の回りの回動をもたらす第2の一体ヒンジを含
み、 この第2の一体ヒンジは、前記回動軸線の回りにおける中立位置からの回動に
抗する力をもたらすように弾性変形すると共に、 前記取付構造は、前記回動軸線の回りの回動を制限するストッパ構造を含む、
ことを特徴とする請求項5又は6記載の剃刀。 - 【請求項9】 各ブレード・ユニットにおける前記ガードおよび前記キャップを通る平面は、
前記移動軸線に対して休止位置にあると共に前記回動軸線に対して中立位置にあ
るとき、互いにほぼ共平面をなす、ことを特徴とする請求項1記載の剃刀。 - 【請求項10】 前記延長部材が前記休止位置にあり、前記第2の一体ヒンジがその中立位置に
あるとき、各ブレード・ユニットにおける前記ガードおよび前記キャップを通る
平面は、互いにほぼ共平面をなす、ことを特徴とする請求項8記載の剃刀。 - 【請求項11】 前記第1および第2のブレード・ユニットにおける前記ブレードの切刃は、互
いにほぼ整列して間に隙間を有し、 前記第3のブレード・ユニットは、前記回動および上下運動中のあらゆる位置
において、そのブレードが前記隙間と重なり合うようにして、前記第1および第
2のブレード・ユニットに対してオフセットされている、ことを特徴とする請求
項1記載の剃刀。 - 【請求項12】 前記第3のブレード・ユニットは、前記第1および第2のブレード・ユニット
の後方に配置されている、ことを特徴とする請求項11記載の剃刀。 - 【請求項13】 前記第1および第2のブレード・ユニットにおける前記ブレードの切刃は、互
いにほぼ整列して間に隙間を有し、 前記第3のブレード・ユニットは、そのブレードが前記隙間と重なり合うよう
にして、前記第1および第2のブレード・ユニットに対してオフセットされてい
る、ことを特徴とする請求ことを特徴とする請求項10記載の剃刀。 - 【請求項14】 前記第3のブレード・ユニットは、前記第1および第2のブレード・ユニット
の後方に配置されている、ことを特徴とする請求項10記載の剃刀。 - 【請求項15】 前記ブレード・ユニットのブレードは、長さ1/4インチ〜3/4インチであ
る、ことを特徴とする請求項1記載の剃刀。 - 【請求項16】 前記ブレード・ユニットのブレードは、長さ約1/2インチである、ことを特
徴とする請求項1記載の剃刀。 - 【請求項17】 前記ブレード・ユニットは、前記休止位置からの前記移動に対して、5〜30
重量g/mmのバネ定数で抗するように取り付けられている、ことを特徴とする
請求項9記載の剃刀。 - 【請求項18】 前記ブレード・ユニットは、前記休止位置からの前記移動に対して、10〜2
0重量g/mmのバネ定数で抗するように取り付けられている、ことを特徴とす
る請求項9記載の剃刀。 - 【請求項19】 前記ブレード・ユニットは、前記回動軸線の回りにおける前記中立位置からの
回動に対して、2〜3g・mm/rad.のバネ定数で抗するように取り付けら
れている、ことを特徴とする請求項9記載の剃刀。 - 【請求項20】 前記プラスチックは弾性ポリマーである、ことを特徴とする請求項6記載の剃
刀。 - 【請求項21】 前記プラスチックはポリエチレン・ブロックアミドである、ことを特徴とする
請求項20記載の剃刀。 - 【請求項22】 前記プラスチックはPEBAXである、ことを特徴とする請求項20記載の剃
刀。 - 【請求項23】 前記一体型のプラスチック片は、前記第1の一体ヒンジにおいて厚さ0.00
8〜0.018インチである、ことを特徴とする請求項6記載の剃刀。 - 【請求項24】 前記一体型のプラスチック片は、前記第1の一体ヒンジにおいて厚さ0.01
2〜0.014インチである、ことを特徴とする請求項6記載の剃刀。 - 【請求項25】 前記一体型のプラスチック片は、前記第2の一体ヒンジにおいて厚さ0.00
6〜0.014インチである、ことを特徴とする請求項7記載の剃刀。 - 【請求項26】 前記一体型のプラスチック片は、前記第2の一体ヒンジにおいて厚さ0.00
9〜0.011インチである、ことを特徴とする請求項7記載の剃刀。 - 【請求項27】 前記取付構造は、前記切刃に対して平行な軸線の回りの回動をももたらす、こ
とを特徴とする請求項1記載の剃刀。 - 【請求項28】 前記柄は縦軸線に沿って延びており、前記取付構造は、休止位置において前記
縦軸線に対して一定の角度に向けられている、ことを特徴とする請求項1記載の
剃刀。 - 【請求項29】 各ブレード・ユニットは複数のブレードを有している、ことを特徴とする請求
項1記載の剃刀。 - 【請求項30】 各ブレード・ユニットは可動式のブレードを有している、ことを特徴とする請
求項1記載の剃刀。 - 【請求項31】 柄と、 この柄の端部に取り付けられると共に、ガードと、切刃を有する少なくとも1
つのブレードと、キャップとを含むブレード・ユニットと、 前記ブレード・ユニットを前記柄に対して連結する平行四辺形四棒リンク機構
と を備え、 前記リンク機構は、一体型のプラスチック片からなると共に、2つの延長部材
と、前記柄に対して連結される基端部材と、前記ブレード・ユニットに対して連
結される先端部材とを含み、 各延長部材は、それぞれの端部で、前記基端部材および前記先端部材に対して
、第1の一体ヒンジを介して回動自在に連結され、 前記第1の一体ヒンジは、前記ガードおよび前記キャップを通る平面を横切る
移動軸線に沿った前記ブレード・ユニットの上下運動をもたらすように構成され
ている、ことを特徴とする剃刀。 - 【請求項32】 前記一体型のプラスチック片は、前記延長部材同士が互いに離間する休止位置
と、前記延長部材同士が互いに接触する停止位置とを有し、 前記プラスチック片は、前記一体ヒンジにおいて、前記休止位置から前記停止
位置への移動に抗する力をもたらすように弾性変形すると共に、 前記ブレード・ユニットは、前記延長部材同士が互いに接近および離間するに
つれて、前記移動方向に沿って上下運動する、ことを特徴とする請求項31記載
の剃刀。 - 【請求項33】 前記取付構造は、前記切刃を横切る回動軸線の回りの回動をもたらす第2の一
体ヒンジを含み、 この第2の一体ヒンジは、前記回動軸線の回りにおける中立位置からの回動に
抗する力をもたらすように弾性変形すると共に、 前記リンク機構は、前記回動軸線の回りの回動を制限するストッパ構造を含む
、ことを特徴とする請求項31記載の剃刀。 - 【請求項34】 柄と、 この柄の端部に取り付けられると共に、それぞれ、ガードと、切刃を有する少
なくとも1つのブレードと、キャップとを含む、第1、第2および第3のブレー
ド・ユニットと、 各ブレード・ユニットを前記柄に対して連結する取付構造と を備え、 前記第1および第2のブレード・ユニットにおける前記ブレードの切刃は、互
いにほぼ整列して間に隙間を有し、 前記第3のブレード・ユニットは、そのブレードが前記隙間と重なり合うよう
にして、前記第1および第2のブレード・ユニットに対してオフセットされ、 前記第1および第2のブレード・ユニットは、前記キャップに縁取り切欠部分
を有し、 前記第3のブレード・ユニットは部分的に、前記切欠部分の領域内に位置して
いる、ことを特徴とする剃刀。 - 【請求項35】 前記ブレード・ユニットのブレードは、長さ3/8インチ〜5/8インチであ
る、ことを特徴とする請求項34記載の剃刀。 - 【請求項36】 前記ブレード・ユニットのブレードは、長さ約1/2インチである、ことを特
徴とする請求項34記載の剃刀。 - 【請求項37】 上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられたブレード・
ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を備え、 前記上面は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延長した人差し
指用の窪みを有する、ことを特徴とする剃刀の柄。 - 【請求項38】 上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられたブレード・
ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を備え、 前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持するのに十分な
長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを特徴とする剃刀
の柄。 - 【請求項39】 上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられたブレード・
ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を備え、 前記上面は、第1の指用の窪みを有し、前記下面は、第2の指用の窪みを有す
る、ことを特徴とする剃刀の柄。 - 【請求項40】 上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられたブレード・
ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を備え、 前記上面は、前記端部に近接した人差し指を受けるための先端側領域と、湾曲
した基端側領域とを有すると共に、十分に長く、 前記先端側領域は、人差し指が前記基端側領域に置かれたときにユーザーの手
掌の中にフィットするような形に形成されている、ことを特徴とする剃刀の柄。 - 【請求項41】 上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられたブレード・
ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を備え、 この延長した把手構造は、前記上面と前記下面との間の側面をも有し、 この側面は、より幅の広い2つの領域同士の間の頸部領域を有し、 この頸部領域は、一側に親指を受け、他側に複数の手指を受けるのに十分な長
さを有している、ことを特徴とする剃刀の柄。 - 【請求項42】 前記第1の指用の窪みは、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延
長した人差し指用の窪みであり、 前記第2の指用の窪みは、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持す
るのに十分な長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みである、ことを特徴
とする請求項39記載の剃刀の柄。 - 【請求項43】 前記先端側領域は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延長した
人差し指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求項40記載の剃刀の柄。 - 【請求項44】 前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持するのに十分な
長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求
項40記載の剃刀の柄。 - 【請求項45】 前記先端側領域は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延長した
人差し指用の窪みを有し、 前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持するのに十分な
長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求
項40記載の剃刀の柄。 - 【請求項46】 前記上面は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延長した人差し
指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求項41記載の剃刀の柄。 - 【請求項47】 前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持するのに十分な
長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求
項41記載の剃刀の柄。 - 【請求項48】 前記上面は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに延長した人差し
指用の窪みを有し、 前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持するのに十分な
長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求
項41記載の剃刀の柄。 - 【請求項49】 前記人差し指用の窪みは、幅約5/8インチで、長さ約2.25インチである
、ことを特徴とする請求項37,42,43又は47記載の剃刀の柄。 - 【請求項50】 前記親指用の窪みは、幅約1インチで、長さ約3インチである、ことを特徴と
する請求項38,42,44又は48記載の剃刀の柄。 - 【請求項51】 前記親指用の窪みは、その末端部に、ユーザーに当該窪みの端部を示すための
へりを有している、ことを特徴とする請求項38,42,44又は48記載の剃
刀の柄。 - 【請求項52】 前記親指用の窪みは、前記縦軸線を横断する軸線内において、この横断軸線に
沿った向きの親指端部の節を受けるのに十分な湾曲を有するように抉られている
、ことを特徴とする請求項38,42,44又は48記載の剃刀の柄。 - 【請求項53】 前記柄は、上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられた
ブレード・ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を
備え、 この把手構造の前記上面は、人差し指の複数の節を支持するのに十分な長さに
延長した人差し指用の窪みを有する、ことを特徴とする請求項1、31又は34
記載の剃刀。 - 【請求項54】 前記柄は、上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられた
ブレード・ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を
備え、 この把手構造の前記下面は、縦軸線に沿った向きにある親指の両方の節を支持
するのに十分な長さで前記縦軸線方向に延長した親指用の窪みを有する、ことを
特徴とする請求項1、31又は34記載の剃刀。 - 【請求項55】 前記柄は、上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられた
ブレード・ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を
備え、 この把手構造の前記上面は、第1の指用の窪みを有し、前記下面は、第2の指
用の窪みを有する、ことを特徴とする請求項1、31又は34記載の剃刀。 - 【請求項56】 前記柄は、上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられた
ブレード・ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を
備え、 この把手構造の前記上面は、前記端部に近接した人差し指を受けるための先端
側領域と、湾曲した基端側領域とを有すると共に、十分に長く、 前記先端側領域は、人差し指が前記基端側領域に置かれたときにユーザーの手
掌の中にフィットするような形に形成されている、ことを特徴とする請求項1、
31又は34記載の剃刀。 - 【請求項57】 前記柄は、上面と、下面と、前記上面から離れる向きの切刃と関連付けられた
ブレード・ユニットに対して連結するための端部とを有する延長した把手構造を
備え、 この延長した把手構造は、前記上面と前記下面との間の側面をも有し、 この側面は、より幅の広い2つの領域同士の間の頸部領域を有し、 この頸部領域は、一側に親指を受け、他側に複数の手指を受けるのに十分な長
さを有している、ことを特徴とする請求項1、31又は34記載の剃刀。
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