JP2002533020A - 通信システムおよび関連デスキュー方法 - Google Patents

通信システムおよび関連デスキュー方法

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JP2002533020A JP2000588935A JP2000588935A JP2002533020A JP 2002533020 A JP2002533020 A JP 2002533020A JP 2000588935 A JP2000588935 A JP 2000588935A JP 2000588935 A JP2000588935 A JP 2000588935A JP 2002533020 A JP2002533020 A JP 2002533020A
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Abstract

(57)【要約】 通信システムが並列通信チャネルによって接続されている第1のデバイスと第2のデバイスとを含む。第1のデバイスは、それぞれの並列通信チャネル上で並列に送信される情報記号ストリングの各情報記号ストリングに対して文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付加するための、文字列ベースのフレーミング・コーダを含むことが好ましい。各文字列ベースのフレーミング・コードは、それぞれの情報記号ストリングの中の少なくともいくつかの情報記号に基づいていることが好ましい。さらに、第2のデバイスは文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて、受信された並列情報記号ストリングを整列させるためのデスキューワを含むことが好ましい。言い換えれば、文字列ベースのフレーミング・コードおよびそれらの受信された情報記号ストリングを整列させるために使用することによって、高レートで、そして比較的長い距離上で伝送され、それによってスキューが発生する情報記号を送信することができる。その情報記号はバイナリ・ビットであってよい。その文字列ベースのコーダはそれぞれの情報ビット列に対してCRCコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CRC)コーダを含むことができる。したがって、デスキューワはCRCコードに基づいて情報ビット列をフレーム化するためのCRCフレーマを含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 <関連出願> 本発明は、1998年12月14日付けの仮特許出願第60/112,379
号に基づいており、上記出願は引用によってその全体を本明細書の記載に援用す
る。
【0002】
【技術分野】
本発明は、通信システムおよび方法に関し、特に、並列通信チャネル上でのデ
ィジタル通信システムおよび関連方法に関する。
【0003】
【発明の背景】
ディジタル通信は、音声、データおよびビデオ情報の伝送のために広く使用さ
れている。そのような伝送を長い地理的距離にわたって、パーソナル・コンピュ
ータ内の構成部品間で、あるいは集積回路上の隣接している回路部分間だけに拡
張することができる。そのような通信用途の或るものは並列通信チャネル上での
同時伝送のためにシリアル・データをパラレル・データへ変換すること、あるい
はより一般的には、M要素の記号からN要素の記号への変換から恩恵を受けるか
、あるいはそれを必要とする。受信端において、そのパラレル・データがシリア
ル・データに逆に変換されること、およびデータ誤差を回避するためにそのビッ
トまたは記号が正しい順序にあるように変換されることが望ましい。
【0004】 都合の悪いことに、より大きいデータ伝送ボリュームおよびさらに高速伝送に
対する要求によって、受信側においてスキューが発生する可能性がある。言い換
えれば、並列通信チャネルはそれが搬送する並列記号ストリングに対して異なる
遅延を導入する可能性がある。スキューのために、受信機における並列記号スト
リングは元のデータに単純には再アセンブルすることはできなくなっている。
【0005】 並列通信チャネルについてのスキューの問題は、多くの方法で対処されてきた
。例えば、ハース他に対する米国特許第4,677,618号は、光ファイバ上
での波長分割多重通信チャネルによって導入されるばらつきを認識している。こ
の特許はデータの所与のバイトの2つのビットの検出に基づいたチャネル間の相
対遅延の決定を開示している。1つのバイトの中の残りのビットの到着の相対時
刻は、その2つの検出されたビット間の相対遅延およびその伝送媒体の既知の周
波数関連の分散特性を使用してあらかじめ決定されている。受信された各バイト
の中の或る種のビットを、クロックの遅延線またはレジスタを使用して遅延させ
ることができ、それによってスキューを考慮することができる。
【0006】 同様に、ローブ他に対する米国特許第5,157,530号は、光ファイバの
波長分割多重化における分散によって付与されるスキューを決定し、考慮に入れ
る。各チャネルにおいて調整可能な遅延デバイスを制御するために相対遅延が使
用される。
【0007】 ハッチンソン他に対する米国特許第5,408,473号は、並列通信チャネ
ル上で伝送されるランレングス制限型のデータを同期化するための技法に関する
。各チャネルにおいて受信されたブロック境界を検出するために必要なHALT
コードの性質を使用することによって、接続の初期化時にブロック境界の同期化
が確立される。スキューの補正は2つのチャネルにおけるブロック境界の検出の
時間を比較し、そして少なくとも1つのチャネルの中の可変遅延を適切に制御す
ることによって行われる。それ以降での同期の消失があった場合、検出された伝
送エラーの結果、接続の再初期化および同期の再確立が行われる。都合の悪いこ
とに、境界を検出するための固定されたHALTコードの伝送は間違った境界検
出となる可能性がある。さらに、同期化は絶えず維持されているわけではないの
で、その技法はデータ・レートが高い場合には非実用的となる可能性がある。
【0008】 St.ジョン他に対する米国特許第5,793,770号は、同期光ネットワ
ーク(SONET)のゲートウェイに対する高性能並列インターフェース(HI
PPI)に関し、電子論理回路がデータおよびオーバヘッド信号を光ファイバ・
チャネル上での伝送のためにフォーマット化する。ストライプのスキュー調整は
SONETのフレーミングに基づいており、したがって、その回路は比較的複雑
であり、例えば、20,000個もの論理ゲートを含んでいる。
【0009】 並列通信チャネルによって生じるスキューによる障害は、集積回路デバイス間
での通信チャネルにおける対処される1つの重要な問題でもある。例えば、伝送
速度が高いほど、スキューに対する敏感度が増加する。というのは、1つの受信
ビットを正しく識別するため、そしてそれを他の並列通信チャネル上で受信され
たビットと正しく整列させるための時間ウィンドウがより短くなるからである。
総合伝送レートをより高くするために、任意の所与の通信チャネルの速度を増加
させずに、並列通信チャネルの数を増加させることができる。しかし、これは結
果として追加の通信チャネルに対する大幅なコストの増加を生じる可能性がある
。さらに、集積回路間での通信の場合、通信チャネルの数を増やすことによって
、そのICを接続するために必要なピンの数が増加する。ピン数および追加のパ
ッケージングの複雑性によって、そのような方法のコストが大幅に増加する可能
性がある。
【0010】 物理層のデバイス(PLD)またはPHYデバイスと論理リンク・デバイス(
LLD)の間の通信チャネルの場合、代表的なインターフェースは非対称であり
、そのデバイスはプッシュプル構成で動作する。その非対称性のために、比較的
高価なメモリがPLD上で必要である。というのは、それは非同期転送モード(
ATM)デバイスなどのLLDによってポールされるからである。また、制限さ
れた並列通信チャネル上での高ビット・レートの結果としての上記スキュー障害
によって、PLDとLLDとの間の通信インターフェースにおける更なる開発お
よび改善が妨げられる。
【0011】
【発明の概要】
したがって、前記の背景を考慮して、本発明の1つの目的は、並列通信チャネ
ル上での比較的高いレートでの動作およびスキューを考慮した通信システムおよ
び関連方法を提供することである。
【0012】 本発明によるこれら、および他の目的、特徴および利点は、並列通信チャネル
によって接続されている第1および第2のデバイスを含み、その通信チャネル上
でのスキューが直接的な技法によって対処される通信システムによって提供され
る。第1のデバイスはそれぞれの並列通信チャネル上で並列に伝送される情報記
号ストリングの各情報記号ストリングに対して文字列ベースのフレーミング・コ
ードを決定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダを含むこと
ができる。文字列ベースの各フレーミング・コードはそれぞれの情報記号ストリ
ングの中の少なくともいくつかの情報記号に基づいていることが好ましい。
【0013】 さらに、第2のデバイスは受信された並列情報記号ストリングを、文字列ベー
スのフレーミング・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ(desk
ewr)を含むことが好ましい。文字列ベースのフレーミング・コードおよび受
信された情報記号ストリングをデスキューするためにそれらを使用することによ
って、その情報記号を高レートで伝送することができ、あるいは比較的長い距離
上で伝送することができる。
【0014】 その情報記号は、例えば、本発明のいくつかの実施形態においてはバイナリ・
ビットとすることができる。文字列ベースのコーダは、それぞれの情報ビット列
に対してCRCコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CRC)コーダ
を含むことができる。したがって、デスキューワはそのCRCコードに基づいて
情報ビット列をフレーム化するためのCRCフレーマを含むことができる。もち
ろん、第2のデバイスもCRCコードを使用して誤り検出および訂正の回路を含
むことができる。各CRCコードは、例えば、CRC‐4からCRC‐32まで
のコードのうちの1つであってよい。
【0015】 デスキューワはそれぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて情
報記号ストリングをフレーム化するためのフレーマと、フレーム化された情報記
号ストリングを互いに関して、そして文字列ベースのフレーミング・コードに基
づいて整列させるためのアライナーとを含むことができる。そのアライナーは、
さらに、フレーム化された情報ビット列をバッファするためにフレーマに対して
接続されている少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイスと、フレー
ム化された情報ビット列を少なくとも1つのFIFOデバイスの書込フェーズお
よび読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベースのフレー
ミング・コードに基づいて整列させるFIFOコントローラとを含む。いくつか
の実施形態においては、情報記号ストリングのすべてが同じ個数の記号を有する
ことができる。
【0016】 通信チャネル上で第1のデバイスから第2のデバイスに対してクロック信号を
送ることができる。さらに、もう1つの実施形態においては、第1のデバイスは
第2のデバイスにおいてクロックの復元を容易化するように情報記号ストリング
をスクランブルするためのスクランブラを含むことができる。したがって、その
デスキューワも受信された情報記号ストリングをデスクランブルするためのデス
クランブラを含むことができる。スクランブラは文字列ベースのフレーミング・
コーダより上流に配置され、文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付
加する前に情報記号ストリングをスクランブルすることができる。代わりに、ス
クランブラを文字列ベースのフレーミング・コーダより下流に置くことができる
【0017】 第1のデバイスは並列通信チャネル上で伝送するためにM個の記号をN個の情
報記号ストリングに変換、すなわち、マップするためのM要素−N要素記号変換
器をさらに含むことができる。そのデスキュー回路は第2のデバイスにおいて逆
にN要素からM要素への変換を提供し、スキューを取り除く。並列通信チャネル
は少なくとも1つの有線伝送媒体上で、少なくとも1つの無線伝送媒体上で、あ
るいは少なくとも1つの光伝送媒体上で提供することができる。
【0018】 本発明のもう1つの態様は、上記システムおよび技法を使用して効率的なデス
キューを提供しながら、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で通信するため
の方法に関する。
【0019】
【好適な実施形態の詳細な説明】
本発明は、本発明の好適な実施形態が示されている添付図面を参照して以下に
より完全に説明される。しかし、本発明は多くの異なる形式で実施することがで
き、したがって、ここで説明される実施形態に制限されるものではないことを理
解されたい。むしろ、これらの実施形態はこの開示が完全でまとまっているよう
に、そして当業者には本発明の範囲を完全に伝えるようにするために提供されて
いる。同様な番号は全体を通じて同様な要素を指し、ダッシュおよび複数のダッ
シュの付いた表記は同様な要素を参照するために、代わりの実施形態において使
用される。
【0020】 最初に図1〜図5を参照して、本発明による通信システムの一実施形態20が
先ず最初に説明される。通信システム20は、図に示すように、並列通信チャネ
ルによって接続されている第1のデバイス22と、第2のデバイス24とを含む
。示されている実施形態においては、通信チャネルは電気導体または配線25〜
29によって提供されるが、当業者なら容易に理解されるように、他の伝送媒体
を使用して並列通信チャネルを確立すること、あるいは定義することができる。
また、示されている実施形態においては、4本の配線25〜28が情報ビットを
搬送するために接続され、一方、第5の配線29がクロック42からのクロック
信号を搬送する。クロック信号のための通信チャネルは、必ずしもすべての実施
形態において必要であるわけではない。というのは、クロック信号は、通常、受
信された情報ビットが十分な数の遷移を有している場合に復元することができる
からである。このことも当業者なら理解することができるだろう。
【0021】 本発明の背景の部分で説明されたように、並列通信チャネルはビット・レート
が比較的高いか、あるいは距離が比較的長い場合に特にスキューの問題を示す可
能性がある。例えば、電気並列導体上での800Mbsのレートの場合、スキュ
ーによって分離距離が2インチ以下に制限される可能性がある。
【0022】 説明の明確化のために、以下の説明はバイナリ情報要素または情報ビット列の
伝送に関して行われる。言い換えれば、「情報ビット列」という用語が使用され
る。ただし、当業者ならバイナリの1および0以外の記号も本発明に従って使用
することができることを理解することができるだろう。例えば、3レベルの情報
記号を使用することもでき、ここで説明されているデスキューの概念からの恩恵
を受けることができる。
【0023】 第1のデバイス22は、図に示すように、それぞれの並列通信チャネル上で並
列に伝送される情報ビット列の各情報ビット列に対して文字列ベースのフレーミ
ング・コードを決定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダ3
2を含んでいる。「付加」は前付加および後付加の両方をカバーすることを意味
する。ただし、当業者なら後付加の方が好ましい可能性があることを理解するこ
とができるだろう。というのは、前付加はバッファ・メモリをより多く必要とす
る可能性があるからである。
【0024】 スクランブラ34は文字列ベースのフレーミング・コーダ32より上流に接続
されている。スクランブラ34は、当業者なら理解されるように、クロックの復
元を妨げる可能性のあるヌル値の長い文字列を避けるために望ましい可能性があ
る。他の実施形態においては、スクランブラ34を文字列ベースのフレーミング
・コーダ32より下流に接続することができる。そのようなオプションのスクラ
ンブラは、当業者なら理解されるように、X^43スクランブラなどの自己同期
化スクランブラであってよい。
【0025】 M要素−N要素マッパまたは変換器36がスクランブラ34の上流に接続され
ているように示されている。M要素−N要素変換器36は入って来るM個のビッ
トを並列通信チャネル上のそれ以降での伝送のために、N個の並列情報ビット列
に変換する。M要素−N要素変換器36は、従来の方式の変換器であり、ここで
はこれ以上の説明を必要としない。
【0026】 ふたたび文字列ベースのフレーミング・コーダ32に戻って説明すると、これ
はそれぞれの情報ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビットに基づいて各
文字列ベースのフレーミング・コードを発生するための文字列ベースのコード発
生器37を含むように示されている。マルチプレクサ38は、当業者なら理解さ
れるように、それぞれの情報ビット列に対して文字列ベースのコードを付加する
。電気信号−媒体変換器41がマルチプレクサ38の出力と通信チャネルとの間
に配線25〜29によって接続されている。この示されている実施形態において
は、電気信号−媒体変換器41は、当業者なら理解されるように、適切な電気ド
ライバ回路によって提供することができる。他の実施形態においては、電気信号
−媒体変換器41を他の伝送媒体に対して接続することができる。
【0027】 第2のデバイス24は受信された並列情報ビット列を文字列ベースのフレーミ
ング・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ45を含むことが好まし
い。その文字列ベースのフレーミング・コードおよび、それらを受信された情報
ビット列のデスキューに使用することによって、情報ビットを高レートで、およ
び/または比較的長い距離にわたって伝送することができる。
【0028】 1つの好適な実施形態においては、文字列ベースのコーダ32はそれぞれの情
報ビット列に対してCRCコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CR
C)コーダを含む。したがって、デスキューワは、そのCRCコードに基づいて
情報ビット列をフレーム化するためのCRCフレーマを含むことができる。もち
ろん、第2のデバイス24は、そのCRCコードを使用した誤り検出および訂正
の回路47も含むことができる。各CRCコードは、例えば、CRC‐4からC
RC‐32までのコードのうちの1つであってよい。例えば、1024ビットの
情報ビット列の場合、CRC‐8のコードが迅速で正確なフレーミングを確保す
るために十分である可能性がある。
【0029】 文字列ベースのコードは、例えば、CRCコード・ビットなどの情報ビット列
に特に基づいているビットの他に、他のビットも含むことができる。当業者なら
理解されるように、期待される遅延またはスキューが単独のフレームより大きか
った時に使用されるカウンティングまたは識別のビットとしていくつかのビット
を割り当てることができる。もちろん、他の目的に対して他のビットを割り当て
ることもできる。
【0030】 特に、CRCコードの利点は、当業者なら理解されるように、比較的少数の論
理ゲートによって直接的なハードウェア実装が実現できることである。CRCコ
ードは比較的小さいオーバヘッドを情報ビット列に対して追加しながら、間違っ
たフレーミングに対する抵抗性も強い。対照的に固定のフレーミングは同様な数
のコード・ビットに対して間違ったフレーミングがかなり生じる可能性がある。
間違ったフレーミングを減らすために、固定のフレーミング・ビットの数が増や
された場合、そのオーバヘッドはかなり大きくなる可能性がある。CRCコード
のさらにもう1つの利点は、それらが従来から使用されているように誤り検出お
よび訂正のためにも使用することができることである。したがって、第2のデバ
イス24はオプションとして示されている誤り検出および訂正回路47を含むこ
とができる。これについてのそれ以上の説明はここでは不要である。
【0031】 デスキューワ45はそれぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づい
て情報ビット列をフレーム化するためのフレーマ50を含むことができる。第2
のデバイス24の示されているデスキューワ45は、フレーム化された情報ビッ
ト列を互いに相対的に整列させるための、そして文字列ベースのフレーミング・
コードに基づいているアライナー52も含む。さらに、アライナー52は図示さ
れている実施形態の中に示されているようなフレーム化された情報ビット列をバ
ッファするためのフレーマ50に対して接続されている少なくとも1つの先入れ
先出し(FIFO)デバイス53を含むことが有利である。また、アライナー5
2はフレーム化された情報ビット列を、少なくとも1つのFIFOデバイスの書
込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベースのフ
レーミング・コードに基づいて整列させるためのFIFOコントローラ55も含
むように示されている。「FIFOデバイス」という用語は、ここでは、当業者
なら理解されるように、FIFO、シフト・レジスタ、および任意の他のタイプ
の順序付けられた記憶要素を含むように使用されている。
【0032】 システムの実装を単純化するために、いくつかの実施形態においてはすべての
情報ビット列のビット数を同じにすることができる。他の実施形態においては、
ビット列は、当業者なら理解されるように長さが異なっていてもよい。
【0033】 ここで第2のデバイス24のフロント・エンドを参照すると、サンプラー56
がデスキューワ45より上流に接続されている。サンプラー56は、当業者なら
理解されるように、クロック・パルスに基づいて受信されたビット列をサンプル
する。理想的には、サンプラー56はビットの中央の点によって、ビット列をサ
ンプルする。サンプラー56に対するクロック信号は、クロック受信機57から
、あるいは復元されたクロック58から得ることができ、その両方の動作は、当
業者なら理解することができるだろう。
【0034】 媒体−電気信号変換器61が配線25〜29によって提供されているようにサ
ンプラー56と通信チャネルとの間に接続されている。もちろん、他のタイプの
変換器を異なる伝送媒体に対して使用することができる。
【0035】 また、デスキューワ45は、例えば、第2デバイス24においてクロックの復
元を容易化するために情報ビット列をデスクランブルするためのデスクランブラ
46も含むように示されている。デスクランブラ46はフレーマ50とFIFO
デバイス53との間に接続されるように示されている。他の実施形態においては
、デスクランブラ46は、当業者なら理解されるように、FIFOデバイス53
より下流に接続することができる。もちろん他の実施形態においては、デスクラ
ンブラ46およびスクランブラ34がまったく不要の場合もある。
【0036】 ここで特に図2〜図4を参照すると、本発明によるデスキュー方法が単純化さ
れた例を参照して説明される。図2の中のテーブル62はいくつかの情報ビット
A‐PといくつかのCRCビットC11‐C42とのアラインメントを示してい
る。これは、当業者なら理解されるように、第1のデバイス22の出力において
、あるいはそこから比較的短い距離において、通常、発生される適切なアライン
メントである。
【0037】 図3の表63に示されているように、トップから2番目の情報ビット列が他の
情報ビット列とアラインメントが外れている。したがって、デスキューを行わず
に復元されると、情報ビット列はA,Z,C,...Pとなる。言い換えれば、
その情報ビット列は正しくないことになる。
【0038】 ここで、図4の表64に示されているように、本発明のデスキューはスキュー
のために整列されていない可能性があるフレームを整列し直す。したがって、正
しい情報ビット列、A,B,...Pが出力において発生される。文字列ベース
のフレーミング・コードを使用した通信システム20および関連デスキュー方法
は、スキューを有利に、そして効率的に取り除くか、あるいは考慮することによ
って、高ビット・レートおよび/またはより長い伝送距離が可能である。高ビッ
ト・レートによって集積回路チップ間の通信のためのピン数を削減することがで
きる。追加のピンおよびパッケージングの複雑性のためのコストが比較的大きく
なる可能性があるので、本発明は、当業者なら理解されるように、依然として比
較的高い総合通信レートを有する低コスト通信用ICも可能にする。また、一方
向の通信だけが示されているが、当業者なら理解されるように、逆方向の通信を
実装するための回路を通信システムの他の実施形態10が含むことができる。言
い換えれば、本発明は全二重式通信システムに対しても容易に適用可能である。
さらに、当業者なら理解されるように、1つまたはそれ以上の送信デバイスに対
して複数の受信デバイスを接続することができる。
【0039】 図5をさらに詳しく参照して、いくつかの追加のフレーミングまたは同期化の
概念がここで説明される。特に、示されているフレーミングのステート・マシン
70は3つの状態、すなわち、同期前の状態71と、ハント状態73と同期状態
72とを有する。ハント状態と同期前の状態との間の遷移は文字列ベースのフレ
ーミング・コードが正しいか、あるいは正しくないかに基づいて決定される。マ
シン70はX個の連続した正しいコードが判定された場合に同期前の状態71か
ら同期状態72へ変化する。マシン70はY個の連続した正しくないコードが判
定された場合に同期状態72からハント状態73へ遷移する。フレーミングのス
テート・マシン70は、当業者なら理解されるように、他の既知のデータ同期化
の用途において使用されているフレーミングのステート・マシンと非常によく似
ている。
【0040】 本発明の基本の文字列ベースのフレーミング・コーディングおよび関連のデス
キュー方法の概念が、最初に25〜59の配線上で提供される並列通信チャネル
を参照して説明された。言い換えれば、通信システム20は配線の伝送媒体上で
動作する。別の配線の用途は、例えば、PCIバスなどのデータバス上での動作
を含む。代表的なPCIバスは約60〜70MHzの比較的低い周波数に限定さ
れている。したがって、情報のスループットを大きくするには広いバスが必要で
ある。本発明はこの障害を克服し、追加のバス幅なしでより速いクロック・スピ
ードでPCIバスを動作させることができる。他の配線伝送媒体としては、当業
者なら理解されるように、例えば、銅のツイスト・ペア、および同軸ケーブルな
どがある。
【0041】 ここで図6〜図8をさらに参照して、伝送媒体に関していくつかの代わりの実
施形態がここで説明される。図6に示されている通信システム20′の場合、そ
の通信媒体は2つの光ファイバ75によって提供されるように示されている。第
1のデバイス22′は文字列ベースのフレーミング・コーダ32′を含み、第2
のデバイス24′はデスキューワ45′を含む。また、通信システム20′は図
1に示されているような、そして上記のような他の構成部品も含むことができる
【0042】 第1の無線通信システムの実施形態20″′が図7を特に参照して説明される
。この実施形態においては、無線の送信機および受信機76、77がそれぞれ、
そして自由空間が無線媒体上での通信チャネルを提供する。他の構成部品は二重
のダッシュの表記で示されており、上記のものと類似している。
【0043】 図8は第2の無線通信システムの20″を示しており、赤外線送信機および赤
外線検出器81、82がそれぞれ、当業者なら理解されるように、自由空間上で
並列通信チャネルを提供する。また、当業者ならここで説明されている一般的な
通信システム20、20′、20″および20″′の他のより特定の実装および
用途を理解することができるだろう。
【0044】 ここで本発明の他の有利な特徴および実装が図9および図10をさらに参照し
て説明される。特に、図9に示されているように、本発明は、また複数の電気信
号−伝送媒体変換器141を含む第1のデバイス122と、複数の伝送媒体−電
気信号変換器161を含む第2のデバイス124とを含む通信システム120に
関する。電気信号−伝送媒体変換器141は少なくとも1つの伝送媒体を経由し
て伝送媒体−電気信号変換器161のそれぞれに対して接続され、第1のデバイ
スと第2のデバイスとの間の並列通信チャネルを定義している。示されている実
施形態においては、その伝送媒体は配線125によって提供されている。
【0045】 他の実施形態においては、無線および光学伝送媒体を使用することができる。
無線媒体はアンテナ113、114によって概略的に示され、赤外線または自由
空間の光学媒体はソース115および検出器116によって示されている。
【0046】 第1のデバイス122はそれぞれの並列通信チャネル上で並列に送信される情
報ビット列の各情報ビット列に対して文字列ベースのフレーミング・コードを決
定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダ132を含み、各文
字列ベースのフレーミング・コードは、図1を参照して上で説明されたように、
文字列ベースのフレーミング・コーダ32に関して上記のようにそれぞれの情報
ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビットに基づいている。文字列ベース
のコーダ132は図1に関して上で説明されたように、文字列ベースのコード発
生器およびマルチプレクサを含むことができる。
【0047】 第2のデバイス124は受信された情報ビット列を文字列ベースのフレーミン
グ・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ145を含む。デスキュー
ワ145は図1の通信システム20の中に示されているデスキューワ45につい
て上で説明されたような構成部品および/またはそれと等価なものを含むことが
できる。したがって、低レート・コンバータ141、161を通信システム12
0の中で使用することができ、コストが大幅に削減され、しかも所望の比較的高
い総合情報スループット・レートを提供する。そのデスキューの機能は並列通信
チャネルを通じて発生する可能性のあるスキューを考慮する。
【0048】 比較的長い距離に対しては、第1のデバイス122は配線媒体125などの普
通の伝送媒体に沿って、複数の電気信号−伝送媒体変換器141からの信号をマ
ルチプレックスするためのマルチプレクサ110をさらに含むことができる。こ
れらの実施形態においては、第2のデバイス124は、当業者なら理解されるよ
うに、伝送媒体−電気信号変換器161に対して接続されているデマルチプレク
サ112も含む。媒体のマルチプレックスおよびデマルチプレックスによって、
当業者なら理解されるように、第1のデバイス122と第2のデバイス124と
の間の比較的長い距離に対して総合の通信システム120に対するコストを削減
することができる。
【0049】 他の実施形態の場合、マルチプレクサ110およびデマルチプレクサ112は
不要の場合もある。当業者なら通信システム120をマルチプレクサ/デマルチ
プレクサ付きの、あるいはそれらが付かない形のいずれかで実装するためのコス
トのトレードオフを容易に決定することができるだろう。
【0050】 並列通信チャネルの数に対するコンバータの速度におけるトレードオフの1つ
の特定の有利な使用は、同期光ネットワーク(SONET)および/または同期
式ディジタル階層(SDH)標準によるものなどに対する光学実装に対する使用
である。特に、波長分割多重(WDM)および高密度波長分割多重(DWDM)
は高度に開発されており、当業者なら理解されるように、異なる光学波長におい
て比較的多数の通信チャネルを確立することができるだろう。示されている通信
システム120′においては、より少ない数の高レート・コンバータの代わりに
、低レートOC‐Xコンバータ141′、161′を多数使用することができる
。ファイバ175上での総合レートは比較的高いレート、すなわち、OC‐Xの
レートのN倍にすることができる。例えば、OC‐192コンバータのコストは
OC‐48コンバータのコストの100倍の可能性がある。したがって、通信シ
ステム120′は、高速光学コンバータを使用した同等程度の総合伝送レートの
システムより安価になる可能性がある。
【0051】 ファイバ175上にマルチプレックスされた異なる波長は、そのファイバを通
して異なる速度で進行する。過去においては、これらの異なる速度が測定され、
そしてスキューを考慮するために固定のオフセットが追加された。都合の悪いこ
とに、そのような方法は、例えば、ファイバのエージングおよび/または温度サ
イクルによって生じる可能性があるスキューにおける変動を考慮に入れることが
できない。当業者なら、光通信システム120′に対する本発明による文字列ベ
ースのフレーミング・コーダ132′およびデスキューワ145′によって提供
される効率および単純性に関しての利点を理解することができるだろう。
【0052】 本発明によるもう1つの通信システム200が、特に図11および図12を参
照して以下に説明される。示されている通信システム200は、物理層デバイス
(PLD)201と、それに接続されている論理リンク・デバイス(LLD)2
02とを含む。PLD 201はPLD送信インターフェース203を含み、そ
れはさらに、PLDの並列情報出力205〜208と、少なくとも1つのPLD
制御出力211とを含む。
【0053】 LLD 202はLLD受信インターフェース204を含み、それはさらに、
LLD並列情報入力215〜218と、少なくとも1つのLLD制御入力221
とを含む。また、通信システム200は、PLD情報の出力205〜208をそ
れぞれのLLD情報入力215〜218に対して接続する第1の並列通信チャネ
ル225も含む。第2の通信チャネル226は、示されている単独のPLD制御
出力211をLLD制御入力221に対して接続し、情報信号から帯域が外れて
いるLLDに対してPLDから制御信号が送信されるようにする。したがって、
制御速度が向上し、情報のスループットの効率が犠牲にされることはない。当業
者なら理解されるように、第1および第2の通信チャネル225および226の
個数は、実施形態によって異なる可能性がある。
【0054】 LLD受信インターフェース204は、LLD状態出力222をさらに含むよ
うに示されており、PLD送信インターフェース203はPLD状態入力212
を含む。したがって、第3の通信チャネル227がLLD状態出力222をPL
D状態入力212に対して接続する。
【0055】 また、PLD 201は、PLDの並列情報入力231〜234と、PLD制
御入力235とを含むPLD受信インターフェース230も含む。LLD 20
2は、LLD並列情報出力241〜244と、LLD制御出力245とを含むL
LD送信インターフェース240をさらに含む。示されている実施形態において
は、第4の並列通信チャネル250がLLD情報出力241〜244をそれぞれ
のPLD情報入力231〜234に対して接続する。さらに、第5の通信チャネ
ル251がLLD制御出力245をPLD制御入力235と接続する。
【0056】 PLD受信インターフェース230は、PLD状態出力236をさらに含むこ
とができ、LLD送信インターフェース240はLLD状態入力246をさらに
含むことができ、そして通信システム200は、PLD状態出力236をLLD
状態入力246に対して接続する第6の通信チャネル252も含むことができる
。本発明のこの態様によれば、PLD 201とLLD 202はプッシュ‐プ
ッシュ構成で動作することができる。
【0057】 プッシュ‐プッシュ構成は、従来のプッシュプル構成のいくつかの障害を克服
する。PLD 201は、通常、比較的高価であるオンチップ・メモリ260を
含む。LLD 202は、通常、より多くのメモリを必要とするが、メモリ26
1は、当業者なら理解されるように、通常、オフチップで提供されるので比較的
安価である。プッシュ‐プッシュ構成は、LLD 202がPLD 201を減
速しないので、PLD 201に対する比較的高価なオンチップ・メモリ260
に対する必要性を緩和する。
【0058】 本発明のもう1つの有利な特徴は、インターフェース203、204、230
および240を対称的にすることができることである。言い換えれば、PLD送
信インターフェース203とLLD送信インターフェース240とを実質的に同
じものにすることができ、また、PLD受信インターフェース230とLLD受
信インターフェース204とを実質的に同じものとすることができ、それによっ
て対称的なインターフェースを定義することができる。対称的なインターフェー
スは設計および製造を単純化し、当業者なら理解されるように、PLD送信イン
ターフェース203とPLD受信インターフェース230との間に示されている
点線のループバック径路263によって示されているようなループバック機能な
どの他の利点を提供することができる。
【0059】 また、その対称性によって、LLD 202が点線の水平線264によって示
されているように、2つの別々の集積回路パッケージに機能的に分けることがで
きる。ピン数が比較的多くなる可能性があり、コストの大きな部分となり得るの
で、対称性および2つの別々のICを提供するための機能は本発明の大きな利点
である。
【0060】 LLD 202は、当業者なら理解されるように、例えば、非同期転送モード
(ATM)デバイスを含むことができる。さらに、PLDは、当業者ならやはり
理解されるように、同期光ネットワーク(SONET)デバイスまたは同期式デ
ィジタル階層(SDH)デバイスとすることができる。また、LLD 202は
、当業者なら理解されるようにSDLまたはHDLCのデバイスとすることがで
きる。
【0061】 通信システム200のさらにもう1つの態様は、スキューを考慮しながら、高
速並列通信チャネルを使用することによって、PLD 201およびLLD 2
02のピン数を管理可能なように維持できることである。特に、図11を特に参
照して示されているように、PLD送信インターフェース203は、それぞれの
第1の並列通信チャネル上で並列に送信される情報ビット列の各情報ビット列に
対して文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付加するための文字列ベ
ースのフレーミング・コーダ32″″を含むことができ、各文字列ベースのフレ
ーミング・コードはそれぞれの情報ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビ
ットに基づいている。また、LLD受信インターフェース204は、受信された
並列情報ビット列を文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて整列させる
ためのデスキューワ45″″も含むことができる。
【0062】 その文字列ベースのフレーミング・コードは、例えば、CRCコードであって
よい。示されている文字列ベースのコーダ32″″は上記のように文字列ベース
のコード発生器37″″と、マルチプレクサ38″″とを含む。スクランブラを
追加することができるが、それは示されている実施形態の中には示されていない
。M要素−N要素変換器36″″は文字列ベースのフレーミング・コーダ32″
″より上流にある。
【0063】 デスキューワ45″″は、情報ビット列をそれぞれの文字列ベースのフレーミ
ング・コードに基づいてフレーム化するためのフレーマ50″″と、フレーム化
された情報ビット列を互いに相対的に、そしてその文字列ベースのフレーミング
・コードに基づいて整列させるアライナー52″″とを含むように示されている
。アライナー52″″は、フレーム化された情報ビット列をバッファするために
フレーマに接続されている少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイス
53″″と;フレーム化された情報ビット列を少なくとも1つのFIFOデバイ
スの書込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベー
スのフレーミング・コードに基づいて整列させるためのFIFOコントローラ5
5″″とを含む。効率的なフレーミング・アルゴリズムの特定の事例が、この説
明の残りの部分において与えられる。
【0064】 PLDからLLDへの逆方向の情報および制御信号についてのコーティングお
よびデスキューを提供することができる。いくつかの実施形態においては、並列
通信チャネルを図示されている実施形態の中で示されているように、電気導体上
で提供することができる。もちろん、他の伝送媒体も使用することができる。
【0065】 <I.インターフェースの例> 本発明の一般的な構成部品、概念、特徴および利点を既に説明してきたが、こ
こでこの説明はPNGインターフェースと称するインターフェースの特定の例を
含む。もちろん、この例は、例示としてのものであり、本発明をさらに記述する
ことを意味しており、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
【0066】 PNGは最小のピン数で、非常に高いデータ・レートで1つのデバイスから別
のデバイスへデータを転送することができるインターフェースである。PNGは
対称的で、プッシュ/プッシュであり、OC‐192以上にまで拡張可能なOC
‐48のレートにおいて使用することができる。さらに、PNGはATMセルお
よびパケットの両方を同時並行的に転送するように設計されている。
【0067】 図11に示されているように、PNGは3種類の信号、すなわち、データ、制
御、および状態を含むことが分かる。制御信号はデータと同じ方向に送信され、
そして状態は反対の方向に送信される。したがって、一方向当たりのインターフ
ェースを構成するd+c+s個のビットがある。(UtopiaまたはUtop
iaに似たインターフェースとは違って、PNGは対称的であり、プッシュ/プ
ルでなく、プッシュ/プッシュである。)表1は各種のビット・レートに対する
代表的な、あるいは推奨されるd、cおよびsに対する値を示す。
【表1】
【0068】 622MB/s以上で、スキューを制御することは困難である可能性がある。
ビット間のアラインメントを確実に行い、およびフレーミングを達成するために
、各ビットはそれ自身のフレーミング構造を備えている。送信されるn個の情報
ビットのすべてに対して、1つのCRCが付加される。N個の情報ビットとCR
Cとを情報フレームと呼ぶことができる。nの推奨されるサイズは1024ビッ
トであり、推奨されるCRCは多項式x^8+x^2+x+1のCRC‐8であ
る。しかし、このサイズおよびCRCは最も確率の高い取得時間を求めるために
解析によって変えることができる。他の推奨されるサイズはCRC‐4付きの5
12ビット、あるいはCRC‐32付きの2048ビットである。CRC‐4は
必要なハードウェアが最小であるが、間違ったフレーミングの確率が高いので、
かなりの取得時間を必要とする可能性がある。CRC‐32はより多くのフレー
ミング回路を必要とする。
【0069】 付加されるCRCの他に、データも多項式x^7+x^6+1のシーケンス長
127のフレーム同期スクランブラを使用してスクランブルすることができる。
そのスクランブラはCRCの挿入の後、最上位ビットにおいて7′b111_1
111にリセットされなければならない。情報のスクランブリングはCDRを可
能にするために、0と1との一様な分布を確実に行うために実行されることに留
意されたい。
【0070】 当業者なら理解されるように、HECの詳細描写に似たフレーミングのステー
ト・マシンを採用することが提案される。フレーミングのステート・マシン70
は図5に示されており、既に説明されている。
【0071】 フレームが見つかった後、複数のビットにわたって情報を整列させることは受
信機の責任である。OC‐48の場合、受信機は4個のdビットおよび1個のc
ビットについてフレーム化し、5個のすべてのビットによりフレームが獲得され
た後、データおよび制御を正しく抽出することができる。取得時間を加速するた
めに、限られた時間(ビット間の許されているスキューによって変わるが、それ
に数個のビットをプラスまたはマイナスした時間)において5個のすべてのビッ
トについてフレームが見つからなかった場合、CRCについての間違った肯定マ
ッチを無視することができる。
【0072】 622MB/sにおける4個のデータ・ビットと1個の制御ビット演算でのO
C‐48の場合、データおよび制御は図13に示されているように分けられ、8
個のすべての制御ビットに対して32ビットの関係を形成する。この分類はもち
ろん情報のフレーミングが発生した後に実行されることになる。
【0073】 制御とデータの区分けが行われた後、その制御情報が関連データの状態を決定
するために使用される。この情報はポートID(PID)、グループID(GI
D)、パケット(またはセル)の開始、およびパケット(またはセル)の終了(
そのバイトはそのパケットの終りである)を含む。その情報が以下の表2に示さ
れている。
【表2】
【0074】 制御フィールドの第1ビットは、その制御オクテット(およびその関連データ
・フィールド)が前の制御オクテットの続き(すなわち、一部分)であるかどう
かを示す。CONTが0であった場合、これは新しい送信の第1オクテットであ
る。ポートID(PID)は7ビット幅であり、そのデータが関連付けられてい
るポートを識別するために使用される。この結果、ポートは128個までとなる
。それより多い数のポートが必要な場合、3ビットであるグループID(GID
)フィールドがポートの範囲を1024(2^10)まで拡張するために使用さ
れる。STATUSフィールドは残りの制御情報を伝えるために使用される。S
TATUSフィールドのコード化が表3に示されている。
【表3】
【0075】 各チャネルに対して送信されなければならない制御情報の量を、1個の8ビッ
ト・オクテットの中に含めることはできないので、ポートのコンテキスト・スイ
ッチが実行できる前に、少なくとも2個の8ビット・オクテットが送られなけれ
ばならない。しかし、この後、次の4バイト境界においてコンテキスト・スイッ
チを実行することができる(パケットが8バイト以上である限り、そのインター
フェースは複数の4バイト・パケットに対して100%有効であることを意味し
ている)。1バイト以上の任意のサイズのパケットを送信することができること
に留意されたい(8バイトより少ない場合、そのリンクの効率が落ちる)。
【0076】 以下の表4にはヌルのデータが送信された後、32バイトのパケットが続く場
合の例が示されている。
【表4】
【0077】 PIDおよびGIDによって、PNGにおいてサポートすることができるチャ
ネルの数は1024であることに留意されたい。これは必要な場合、状態のサイ
ズを3ビットに減らし、GIDを4ビットに拡大することによって2048に拡
張することができる。しかし、その時、データのフィールドは1〜4バイトのサ
イズのパケットについての情報を伝えるために利用されなければならないことに
なる。
【0078】 STATUSフィールドは、データおよび制御とは反対の方向に送信され、そ
してチャネルごとのベースでフロー制御を提供するために使用される。この状態
フィールドはスクランブルされ、制御およびデータの場合と同じ方法でCRCが
後に付けられる。状態情報が抽出されると、それは以下の表5に示されているフ
ォーマットに従って解釈される。
【表5】
【0079】 制御フィールドの場合と同様に、PIDはポートIDを表し、GIDはグルー
プIDを表し、そしてこれらのビットの組合せを使用して1024個までのポー
トについての状態を提供することができる。Rは予約済みであり、FSTATU
Sはそのポートに関連付けられているFIFOの状態を伝えるために使用される
。Rフィールドは必要に応じてGIDまたはFSTATUSのいずれかを大きく
するために使用することができる。 FSTATUSのコード化が以下の表6に示されている。
【表6】
【0080】 1ビットの状態だけが必要な場合、FSTATUSのMSBビットを採用する
ことができる。受信側(データおよび制御ビットを受信するが、状態を送信する
側として定義される)が、そのFIFOの状態を決定し、そしてその情報を送信
側(データおよび制御ビットを送信するが、状態を受信する側として定義される
)に対して伝える。1ビットのfifo状態は、Utopiaインターフェース
におけるTxClavと同様なものと考えることができる。
【0081】 送信側は受信側にあるすべてのFIFOの状態を維持することが要求される。
この状態は受信機においてFIFOの状態が変化する時は常に絶えず更新され、
そしてそのような伝える情報がない場合、受信機はアクティブなすべてのFIF
Oをすべてラウンド・ロビンし、送信側が確実に絶えず同期されるようにする。
送信者として従来のPHYデバイスの場合、それは状態を必要としない。したが
って、状態情報は送信者としてPHYによって無視することができる。
【0082】 PNGインターフェースの論理ブロック図が図1に示されており、これ以上の
説明は不要である。
【0083】 <II.デスキューのアルゴリズムの例> 本発明の一般的な構成部品、概念、特徴および利点、およびインターフェース
の例を説明してきたところで、この説明は次にデスキューのアルゴリズムの特定
の例を含む。このデスキューのアルゴリズムは例示としてのものであり、本発明
をさらに説明することを意味し、本発明を制限するものではないことを理解され
たい。
【0084】 ネットワークにおいてより大きいバンド幅が必要になる際、顧客はオン・デマ
ンドのベースで2点間にバンド幅を追加するための機能を要求する。SONET
/SDHネットワークにおいては、このバンド幅は普通はそのバンド幅を必要と
している点に対して次のより大きい連結レベルを送信することによって提供され
る。これらのネットワークには、その新しい連結信号が占める可能性のあるタイ
ムスロットに大きな制限がある。本発明によると、使用されているSTS‐1/
VC‐4信号における制限なしに、それぞれSONET/SDH信号に対してS
TS‐1/VC‐4レベルにおいてバンド幅を割当て/割当て解除することがで
きる。受信端においては、外部の介在(ソフトウェア)および最小限のハードウ
ェア(ゲート数)なしでこれらのばらばらのストリームを1つのストリームに整
列させるためのメカニズムが存在しなければならない。この例は完全にハードウ
ェア・ベースのデスキュー・アルゴリズムを実装することによってソフトウェア
の介在およびゲート数の問題に対処する。
【0085】 SONET/SDHのSPEデスキュー・アルゴリズムによって、ユーザが定
義したグループ内で複数のSTS‐1/VC‐4信号の動的なアラインメントが
可能である。したがって、出力信号に誤りを導入することなしに、ユーザが定義
したグループに対して信号を動的に追加するか、あるいはドロップすることがで
きる。
【0086】 図14を参照して理解されるように、デスキューのアルゴリズム279は異な
るSTS‐1/VC‐4の信号のSPEを整列させるための単純なアルゴリズム
を可能にするSONET/SDHフレームの特徴を考慮に入れる。アルゴリズム
279は4つの基本構成部品、すなわち、入力制御論理ブロック280、書込制
御論理ブロック281、データ記憶要素ブロック285、および読取制御論理ブ
ロック286を含む。
【0087】 入力制御論理ブロック280は、1つの仮想グループを形成するためにどのS
TS‐1/VC‐4信号が一緒にまとめられているかを知るために必要な準備さ
れた情報を含む。また、この情報がデスキューの目的のために他の制御ブロック
によっても使用される。
【0088】 書込制御論理ブロック282は、各仮想グループに対して書込アドレス生成論
理回路および最小書込アドレスおよび最大書込アドレス計算論理回路を含んでい
る。仮想グループは2から48までのSTS‐1信号または、2から16までの
VC‐4信号を含む。書込アドレスはJ1Iマーカに対して同期化されている。
これにおいてJ1のPOHバイトが常にデータ記憶メモリの中の同じ場所に書き
込まれる。その書込アドレスは常にJ1マーカ間で783(STS‐1)または
783*3(VC‐4)個のバイトを書き込む。これはその信号がネットワーク
内のポインタ・プロセッサ要素を通過する際に入って来るポインタの値に対して
発生した増加または減少動作とは無関係である。同時に、各ロウの間に、最大お
よび最小の書込アドレスがすべての仮想グループに対して計算される。この情報
が、増加または減少動作が必要であるかどうかを知ることにおいて読取制御論理
回路286によって使用される。これはそのVCグループ内のすべての信号がF
IFOの深さの境界内で確実に整列されるようにする。
【0089】 データ記憶要素ブロック285は、入って来る各STS‐1またはVC‐4信
号に対してデータの1つのロウをバッファするために十分なRAMを含む。
【0090】 読取制御論理ブロック286は、入って来る信号間の位相関係がポインタの増
加および減少のために変化する際に読取ポインタが確実に移動/保持するように
する。増加動作(SPEタイムにおいて読取アドレスが保持されている)または
減少動作(TOH時刻の間に進んだ読取アドレス)が必要であるかどうかを決定
するためにロウごとに一度評価が行われる。読取ポインタは、減少動作が実行さ
れていることを除いて、SPEタイムの間でのみカウントする。仮想グループの
入力信号のすべてが同じJ1バイトのロケーションを有している場合、その読取
および書込ポインタは、その記憶の深さの半分だけオフセットされ、最小値およ
び最大値は、そのデスキュー・プロセスの後、等しくなる。
【0091】 要約すると、そのデスキューのアルゴリズムによって任意の数の信号が1つの
仮想グループを作り上げること、そしてその入って来る信号がマーカ間で首尾一
貫した数のバイトを有していて、そのマーカ間の相対オフセットがFIFOの深
さより大きくない限り、これらの信号を整列したままに保つことができる。上記
説明はSONET/SDHの信号に対して固有であるが、本発明は整列されなけ
ればならない任意のタイプの信号に対して使用することができる。
【0092】 この方法の主な利点はSONET/SDHのフレーム構造およびポインタ移動
の挙動の標準の特性を考慮に入れるデスキューのアルゴリズムの単純性である。
1つの仮想グループを作っている入力信号はその書込アルゴリズムを通じて自動
的に整列され、その入力信号が互いに関して位相を変える際に、その出力が誤り
のないことを読取アルゴリズムが確実にする。本発明はSONET/SDHネッ
トワークの中で仮想連結信号を整列させるため、あるいはパケット・ネットワー
クにおいて高速デスキューを実行するためのアラインメント用FIFO回路にお
いて使用することができる。
【0093】 実際に、当業者なら、上記説明およびその関連図面の中で提示されている内容
の恩恵を有する本発明の多くの変更および他の実施形態を思いつくことができる
だろう。したがって、本発明は開示された特定の実施形態に限定されるものでは
ないこと、および変更および実施形態が添付の特許請求の範囲に含まれることが
意図されていることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による通信システムの第1の実施形態の略ブロック図である。
【図2】 図1に示されているような第1のデバイスの出力からの概略的なビット位置図
である。
【図3】 図1に示されていて、スキューを示す第2のデバイスの入力からの概略的なビ
ット位置図である。
【図4】 図1に示されていて、デスキューを示す第2のデバイスのFIFOデバイスか
らの概略的なビット位置図である。
【図5】 図1に示されているような第2のデバイスにおいて使用することができるフレ
ーミングのステート・マシンの概略図である。
【図6】 本発明による通信システムの光ファイバによる実施形態の略ブロック図である
【図7】 本発明による通信システムの無線による実施形態の略ブロック図である。
【図8】 本発明による通信システムの赤外線自由空間による実施形態の略ブロック図で
ある。
【図9】 本発明による通信システムのもう1つの実施形態の略ブロック図であり、低レ
ート・コンバータの電子回路のバンクを示していて、本発明によるデスキュー機
能を組み込んでいる図である。
【図10】 図9に示されているような通信システムの光ファイバによる実施形態の略ブロ
ック図である。
【図11】 並列通信チャネルによって接続されているPLDおよびLLDを含む、本発明
による通信システムの略ブロック図である。
【図12】 図11に示されているようなPLDの送信インターフェースおよびLLDの受
信インターフェースのより詳細な略ブロック図である。
【図13】 本発明によるPNGインターフェースの例に対するデータおよび制御ビットの
ビン化(binning)の略図である。
【図14】 本発明によるデスキューのアルゴリズムの一例の略ブロック図である。
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月4日(2002.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 通信システムおよび関連デスキュー方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】 本発明は、通信システムおよび方法に関し、特に、並列通信チャネル上でのデ
ィジタル通信システムおよび関連方法に関する。
【0002】
【発明の背景】 ディジタル通信は、音声、データおよびビデオ情報の伝送のために広く使用さ
れている。そのような伝送を長い地理的距離にわたって、パーソナル・コンピュ
ータ内の構成部品間で、あるいは集積回路上の隣接している回路部分間だけに拡
張することができる。そのような通信用途の或るものは並列通信チャネル上での
同時伝送のためにシリアル・データをパラレル・データへ変換すること、あるい
はより一般的には、M要素の記号からN要素の記号への変換から恩恵を受けるか
、あるいはそれを必要とする。受信端において、そのパラレル・データがシリア
ル・データに逆に変換されること、およびデータ誤差を回避するためにそのビッ
トまたは記号が正しい順序にあるように変換されることが望ましい。
【0003】 都合の悪いことに、より大きいデータ伝送ボリュームおよびさらに高速伝送に
対する要求によって、受信側においてスキューが発生する可能性がある。言い換
えれば、並列通信チャネルはそれが搬送する並列記号ストリングに対して異なる
遅延を導入する可能性がある。スキューのために、受信機における並列記号スト
リングは元のデータに単純には再アセンブルすることはできなくなっている。
【0004】 並列通信チャネルについてのスキューの問題は、多くの方法で対処されてきた
。例えば、ハース他に対する米国特許第4,677,618号は、光ファイバ上
での波長分割多重通信チャネルによって導入されるばらつきを認識している。こ
の特許はデータの所与のバイトの2つのビットの検出に基づいたチャネル間の相
対遅延の決定を開示している。1つのバイトの中の残りのビットの到着の相対時
刻は、その2つの検出されたビット間の相対遅延およびその伝送媒体の既知の周
波数関連の分散特性を使用してあらかじめ決定されている。受信された各バイト
の中の或る種のビットを、クロックの遅延線またはレジスタを使用して遅延させ
ることができ、それによってスキューを考慮することができる。
【0005】 同様に、ローブ他に対する米国特許第5,157,530号は、光ファイバの
波長分割多重化における分散によって付与されるスキューを決定し、考慮に入れ
る。各チャネルにおいて調整可能な遅延デバイスを制御するために相対遅延が使
用される。
【0006】 ハッチンソン他に対する米国特許第5,408,473号は、並列通信チャネ
ル上で伝送されるランレングス制限型のデータを同期化するための技法に関する
。各チャネルにおいて受信されたブロック境界を検出するために必要なHALT
コードの性質を使用することによって、接続の初期化時にブロック境界の同期化
が確立される。スキューの補正は2つのチャネルにおけるブロック境界の検出の
時間を比較し、そして少なくとも1つのチャネルの中の可変遅延を適切に制御す
ることによって行われる。それ以降での同期の消失があった場合、検出された伝
送エラーの結果、接続の再初期化および同期の再確立が行われる。都合の悪いこ
とに、境界を検出するための固定されたHALTコードの伝送は間違った境界検
出となる可能性がある。さらに、同期化は絶えず維持されているわけではないの
で、その技法はデータ・レートが高い場合には非実用的となる可能性がある。
【0007】 St.ジョン他に対する米国特許第5,793,770号は、同期光ネットワ
ーク(SONET)のゲートウェイに対する高性能並列インターフェース(HI
PPI)に関し、電子論理回路がデータおよびオーバヘッド信号を光ファイバ・
チャネル上での伝送のためにフォーマット化する。ストライプのスキュー調整は
SONETのフレーミングに基づいており、したがって、その回路は比較的複雑
であり、例えば、20,000個もの論理ゲートを含んでいる。
【0008】 並列通信チャネルによって生じるスキューによる障害は、集積回路デバイス間
での通信チャネルにおける対処される1つの重要な問題でもある。例えば、伝送
速度が高いほど、スキューに対する敏感度が増加する。というのは、1つの受信
ビットを正しく識別するため、そしてそれを他の並列通信チャネル上で受信され
たビットと正しく整列させるための時間ウィンドウがより短くなるからである。
総合伝送レートをより高くするために、任意の所与の通信チャネルの速度を増加
させずに、並列通信チャネルの数を増加させることができる。しかし、これは結
果として追加の通信チャネルに対する大幅なコストの増加を生じる可能性がある
。さらに、集積回路間での通信の場合、通信チャネルの数を増やすことによって
、そのICを接続するために必要なピンの数が増加する。ピン数および追加のパ
ッケージングの複雑性によって、そのような方法のコストが大幅に増加する可能
性がある。
【0009】 物理層のデバイス(PLD)またはPHYデバイスと論理リンク・デバイス(
LLD)の間の通信チャネルの場合、代表的なインターフェースは非対称であり
、そのデバイスはプッシュプル構成で動作する。その非対称性のために、比較的
高価なメモリがPLD上で必要である。というのは、それは非同期転送モード(
ATM)デバイスなどのLLDによってポールされるからである。また、制限さ
れた並列通信チャネル上での高ビット・レートの結果としての上記スキュー障害
によって、PLDとLLDとの間の通信インターフェースにおける更なる開発お
よび改善が妨げられる。
【0010】
【発明の概要】 したがって、前記の背景を考慮して、本発明の1つの目的は、並列通信チャネ
ル上での比較的高いレートでの動作およびスキューを考慮した通信システムおよ
び関連方法を提供することである。
【0011】 本発明によるこれら、および他の目的、特徴および利点は、並列通信チャネル
によって接続されている第1および第2のデバイスを含み、その通信チャネル上
でのスキューが直接的な技法によって対処される通信システムによって提供され
る。第1のデバイスはそれぞれの並列通信チャネル上で並列に伝送される情報記
号ストリングの各情報記号ストリングに対して文字列ベースのフレーミング・コ
ードを決定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダを含む。文
字列ベースの各フレーミング・コードはそれぞれの情報記号ストリングの中の少
なくともいくつかの情報記号に基づいている。
【0012】 さらに、第2のデバイスは受信された並列情報記号ストリングを、文字列ベー
スのフレーミング・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ(desk
ewr)を含む。文字列ベースのフレーミング・コードおよび受信された情報記
号ストリングをデスキューするためにそれらを使用することによって、その情報
記号を高レートで伝送し、あるいは比較的長い距離上で伝送する。
【0013】 その情報記号は、例えば、本発明のいくつかの実施形態においてはバイナリ・
ビットとする。文字列ベースのコーダは、それぞれの情報ビット列に対してCR
Cコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CRC)コーダを含む。した
がって、デスキューワはそのCRCコードに基づいて情報ビット列をフレーム化
するためのCRCフレーマを含む。もちろん、第2のデバイスもCRCコードを
使用して誤り検出および訂正の回路を含む。各CRCコードは、例えば、CRC
‐4からCRC‐32までのコードのうちの1つである。
【0014】 デスキューワはそれぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて情
報記号ストリングをフレーム化するためのフレーマと、フレーム化された情報記
号ストリングを互いに関して、そして文字列ベースのフレーミング・コードに基
づいて整列させるためのアライナーとを含む。そのアライナーは、さらに、フレ
ーム化された情報ビット列をバッファするためにフレーマに対して接続されてい
る少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイスと、フレーム化された情
報ビット列を少なくとも1つのFIFOデバイスの書込フェーズおよび読取フェ
ーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベースのフレーミング・コー
ドに基づいて整列させるFIFOコントローラとを含む。いくつかの実施形態に
おいては、情報記号ストリングのすべてが同じ個数の記号を有する。
【0015】 通信チャネル上で第1のデバイスから第2のデバイスに対してクロック信号を
送る。さらに、もう1つの実施形態においては、第1のデバイスは第2のデバイ
スにおいてクロックの復元を容易化するように情報記号ストリングをスクランブ
ルするためのスクランブラを含む。したがって、そのデスキューワも受信された
情報記号ストリングをデスクランブルするためのデスクランブラを含む。スクラ
ンブラは文字列ベースのフレーミング・コーダより上流に配置され、文字列ベー
スのフレーミング・コードを決定して付加する前に情報記号ストリングをスクラ
ンブルする。代わりに、スクランブラを文字列ベースのフレーミング・コーダよ
り下流に置く。
【0016】 第1のデバイスは並列通信チャネル上で伝送するためにM個の記号をN個の情
報記号ストリングに変換、すなわち、マップするためのM要素−N要素記号変換
器をさらに含む。そのデスキュー回路は第2のデバイスにおいて逆にN要素から
M要素への変換を提供し、スキューを取り除く。並列通信チャネルは少なくとも
1つの有線伝送媒体上で、少なくとも1つの無線伝送媒体上で、あるいは少なく
とも1つの光伝送媒体上で提供する。
【0017】 本発明のもう1つの態様は、上記システムおよび技法を使用して効率的なデス
キューを提供しながら、第1のデバイスと第2のデバイスとの間で通信するため
の方法に関する。
【0018】
【好適な実施形態の詳細な説明】 本発明は、本発明の好適な実施形態が示されている添付図面を参照して以下に
より完全に説明される。しかし、本発明は多くの異なる形式で実施することがで
き、したがって、ここで説明される実施形態に制限されるものではないことを理
解されたい。むしろ、これらの実施形態はこの開示が完全でまとまっているよう
に、そして当業者には本発明の範囲を完全に伝えるようにするために提供されて
いる。同様な番号は全体を通じて同様な要素を指し、ダッシュおよび複数のダッ
シュの付いた表記は同様な要素を参照するために、代わりの実施形態において使
用される。
【0019】 最初に図1〜図5を参照して、本発明による通信システムの一実施形態20が
先ず最初に説明される。通信システム20は、図に示すように、並列通信チャネ
ルによって接続されている第1のデバイス22と、第2のデバイス24とを含む
。示されている実施形態においては、通信チャネルは電気導体または配線25〜
29によって提供されるが、当業者なら容易に理解されるように、他の伝送媒体
を使用して並列通信チャネルを確立すること、あるいは定義することができる。
また、示されている実施形態においては、4本の配線25〜28が情報ビットを
搬送するために接続され、一方、第5の配線29がクロック42からのクロック
信号を搬送する。クロック信号のための通信チャネルは、必ずしもすべての実施
形態において必要であるわけではない。というのは、クロック信号は、通常、受
信された情報ビットが十分な数の遷移を有している場合に復元することができる
からである。このことも当業者なら理解することができるだろう。
【0020】 本発明の背景の部分で説明されたように、並列通信チャネルはビット・レート
が比較的高いか、あるいは距離が比較的長い場合に特にスキューの問題を示す可
能性がある。例えば、電気並列導体上での800Mbsのレートの場合、スキュ
ーによって分離距離が2インチ以下に制限される可能性がある。
【0021】 説明の明確化のために、以下の説明はバイナリ情報要素または情報ビット列の
伝送に関して行われる。言い換えれば、「情報ビット列」という用語が使用され
る。ただし、当業者ならバイナリの1および0以外の記号も本発明に従って使用
することができることを理解することができるだろう。例えば、3レベルの情報
記号を使用することもでき、ここで説明されているデスキューの概念からの恩恵
を受けることができる。
【0022】 第1のデバイス22は、図に示すように、それぞれの並列通信チャネル上で並
列に伝送される情報ビット列の各情報ビット列に対して文字列ベースのフレーミ
ング・コードを決定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダ3
2を含んでいる。「付加」は前付加および後付加の両方をカバーすることを意味
する。ただし、当業者なら後付加の方が好ましい可能性があることを理解するこ
とができるだろう。というのは、前付加はバッファ・メモリをより多く必要とす
る可能性があるからである。
【0023】 スクランブラ34は文字列ベースのフレーミング・コーダ32より上流に接続
されている。スクランブラ34は、当業者なら理解されるように、クロックの復
元を妨げる可能性のあるヌル値の長い文字列を避けるために望ましい可能性があ
る。他の実施形態においては、スクランブラ34を文字列ベースのフレーミング
・コーダ32より下流に接続することができる。そのようなオプションのスクラ
ンブラは、当業者なら理解されるように、X^43スクランブラなどの自己同期
化スクランブラであってよい。
【0024】 M要素−N要素マッパまたは変換器36がスクランブラ34の上流に接続され
ているように示されている。M要素−N要素変換器36は入って来るM個のビッ
トを並列通信チャネル上のそれ以降での伝送のために、N個の並列情報ビット列
に変換する。M要素−N要素変換器36は、従来の方式の変換器であり、ここで
はこれ以上の説明を必要としない。
【0025】 ふたたび文字列ベースのフレーミング・コーダ32に戻って説明すると、これ
はそれぞれの情報ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビットに基づいて各
文字列ベースのフレーミング・コードを発生するための文字列ベースのコード発
生器37を含むように示されている。マルチプレクサ38は、当業者なら理解さ
れるように、それぞれの情報ビット列に対して文字列ベースのコードを付加する
。電気信号−媒体変換器41がマルチプレクサ38の出力と通信チャネルとの間
に配線25〜29によって接続されている。この示されている実施形態において
は、電気信号−媒体変換器41は、当業者なら理解されるように、適切な電気ド
ライバ回路によって提供することができる。他の実施形態においては、電気信号
−媒体変換器41を他の伝送媒体に対して接続することができる。
【0026】 第2のデバイス24は受信された並列情報ビット列を文字列ベースのフレーミ
ング・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ45を含むことが好まし
い。その文字列ベースのフレーミング・コードおよび、それらを受信された情報
ビット列のデスキューに使用することによって、情報ビットを高レートで、およ
び/または比較的長い距離にわたって伝送することができる。
【0027】 1つの好適な実施形態においては、文字列ベースのコーダ32はそれぞれの情
報ビット列に対してCRCコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CR
C)コーダを含む。したがって、デスキューワは、そのCRCコードに基づいて
情報ビット列をフレーム化するためのCRCフレーマを含むことができる。もち
ろん、第2のデバイス24は、そのCRCコードを使用した誤り検出および訂正
の回路47も含むことができる。各CRCコードは、例えば、CRC‐4からC
RC‐32までのコードのうちの1つであってよい。例えば、1024ビットの
情報ビット列の場合、CRC‐8のコードが迅速で正確なフレーミングを確保す
るために十分である可能性がある。
【0028】 文字列ベースのコードは、例えば、CRCコード・ビットなどの情報ビット列
に特に基づいているビットの他に、他のビットも含むことができる。当業者なら
理解されるように、期待される遅延またはスキューが単独のフレームより大きか
った時に使用されるカウンティングまたは識別のビットとしていくつかのビット
を割り当てることができる。もちろん、他の目的に対して他のビットを割り当て
ることもできる。
【0029】 特に、CRCコードの利点は、当業者なら理解されるように、比較的少数の論
理ゲートによって直接的なハードウェア実装が実現できることである。CRCコ
ードは比較的小さいオーバヘッドを情報ビット列に対して追加しながら、間違っ
たフレーミングに対する抵抗性も強い。対照的に固定のフレーミングは同様な数
のコード・ビットに対して間違ったフレーミングがかなり生じる可能性がある。
間違ったフレーミングを減らすために、固定のフレーミング・ビットの数が増や
された場合、そのオーバヘッドはかなり大きくなる可能性がある。CRCコード
のさらにもう1つの利点は、それらが従来から使用されているように誤り検出お
よび訂正のためにも使用することができることである。したがって、第2のデバ
イス24はオプションとして示されている誤り検出および訂正回路47を含むこ
とができる。これについてのそれ以上の説明はここでは不要である。
【0030】 デスキューワ45はそれぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づい
て情報ビット列をフレーム化するためのフレーマ50を含むことができる。第2
のデバイス24の示されているデスキューワ45は、フレーム化された情報ビッ
ト列を互いに相対的に整列させるための、そして文字列ベースのフレーミング・
コードに基づいているアライナー52も含む。さらに、アライナー52は図示さ
れている実施形態の中に示されているようなフレーム化された情報ビット列をバ
ッファするためのフレーマ50に対して接続されている少なくとも1つの先入れ
先出し(FIFO)デバイス53を含むことが有利である。また、アライナー5
2はフレーム化された情報ビット列を、少なくとも1つのFIFOデバイスの書
込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベースのフ
レーミング・コードに基づいて整列させるためのFIFOコントローラ55も含
むように示されている。「FIFOデバイス」という用語は、ここでは、当業者
なら理解されるように、FIFO、シフト・レジスタ、および任意の他のタイプ
の順序付けられた記憶要素を含むように使用されている。
【0031】 システムの実装を単純化するために、いくつかの実施形態においてはすべての
情報ビット列のビット数を同じにすることができる。他の実施形態においては、
ビット列は、当業者なら理解されるように長さが異なっていてもよい。
【0032】 ここで第2のデバイス24のフロント・エンドを参照すると、サンプラー56
がデスキューワ45より上流に接続されている。サンプラー56は、当業者なら
理解されるように、クロック・パルスに基づいて受信されたビット列をサンプル
する。理想的には、サンプラー56はビットの中央の点によって、ビット列をサ
ンプルする。サンプラー56に対するクロック信号は、クロック受信機57から
、あるいは復元されたクロック58から得ることができ、その両方の動作は、当
業者なら理解することができるだろう。
【0033】 媒体−電気信号変換器61が配線25〜29によって提供されているようにサ
ンプラー56と通信チャネルとの間に接続されている。もちろん、他のタイプの
変換器を異なる伝送媒体に対して使用することができる。
【0034】 また、デスキューワ45は、例えば、第2デバイス24においてクロックの復
元を容易化するために情報ビット列をデスクランブルするためのデスクランブラ
46も含むように示されている。デスクランブラ46はフレーマ50とFIFO
デバイス53との間に接続されるように示されている。他の実施形態においては
、デスクランブラ46は、当業者なら理解されるように、FIFOデバイス53
より下流に接続することができる。もちろん他の実施形態においては、デスクラ
ンブラ46およびスクランブラ34がまったく不要の場合もある。
【0035】 ここで特に図2〜図4を参照すると、本発明によるデスキュー方法が単純化さ
れた例を参照して説明される。図2の中のテーブル62はいくつかの情報ビット
A‐PといくつかのCRCビットC11‐C42とのアラインメントを示してい
る。これは、当業者なら理解されるように、第1のデバイス22の出力において
、あるいはそこから比較的短い距離において、通常、発生される適切なアライン
メントである。
【0036】 図3の表63に示されているように、トップから2番目の情報ビット列が他の
情報ビット列とアラインメントが外れている。したがって、デスキューを行わず
に復元されると、情報ビット列はA,Z,C,...Pとなる。言い換えれば、
その情報ビット列は正しくないことになる。
【0037】 ここで、図4の表64に示されているように、本発明のデスキューはスキュー
のために整列されていない可能性があるフレームを整列し直す。したがって、正
しい情報ビット列、A,B,...Pが出力において発生される。文字列ベース
のフレーミング・コードを使用した通信システム20および関連デスキュー方法
は、スキューを有利に、そして効率的に取り除くか、あるいは考慮することによ
って、高ビット・レートおよび/またはより長い伝送距離が可能である。高ビッ
ト・レートによって集積回路チップ間の通信のためのピン数を削減することがで
きる。追加のピンおよびパッケージングの複雑性のためのコストが比較的大きく
なる可能性があるので、本発明は、当業者なら理解されるように、依然として比
較的高い総合通信レートを有する低コスト通信用ICも可能にする。また、一方
向の通信だけが示されているが、当業者なら理解されるように、逆方向の通信を
実装するための回路を通信システムの他の実施形態10が含むことができる。言
い換えれば、本発明は全二重式通信システムに対しても容易に適用可能である。
さらに、当業者なら理解されるように、1つまたはそれ以上の送信デバイスに対
して複数の受信デバイスを接続することができる。
【0038】 図5をさらに詳しく参照して、いくつかの追加のフレーミングまたは同期化の
概念がここで説明される。特に、示されているフレーミングのステート・マシン
70は3つの状態、すなわち、同期前の状態71と、ハント状態73と同期状態
72とを有する。ハント状態と同期前の状態との間の遷移は文字列ベースのフレ
ーミング・コードが正しいか、あるいは正しくないかに基づいて決定される。マ
シン70はX個の連続した正しいコードが判定された場合に同期前の状態71か
ら同期状態72へ変化する。マシン70はY個の連続した正しくないコードが判
定された場合に同期状態72からハント状態73へ遷移する。フレーミングのス
テート・マシン70は、当業者なら理解されるように、他の既知のデータ同期化
の用途において使用されているフレーミングのステート・マシンと非常によく似
ている。
【0039】 本発明の基本の文字列ベースのフレーミング・コーディングおよび関連のデス
キュー方法の概念が、最初に25〜59の配線上で提供される並列通信チャネル
を参照して説明された。言い換えれば、通信システム20は配線の伝送媒体上で
動作する。別の配線の用途は、例えば、PCIバスなどのデータバス上での動作
を含む。代表的なPCIバスは約60〜70MHzの比較的低い周波数に限定さ
れている。したがって、情報のスループットを大きくするには広いバスが必要で
ある。本発明はこの障害を克服し、追加のバス幅なしでより速いクロック・スピ
ードでPCIバスを動作させることができる。他の配線伝送媒体としては、当業
者なら理解されるように、例えば、銅のツイスト・ペア、および同軸ケーブルな
どがある。
【0040】 ここで図6〜図8をさらに参照して、伝送媒体に関していくつかの代わりの実
施形態がここで説明される。図6に示されている通信システム20′の場合、そ
の通信媒体は2つの光ファイバ75によって提供されるように示されている。第
1のデバイス22′は文字列ベースのフレーミング・コーダ32′を含み、第2
のデバイス24′はデスキューワ45′を含む。また、通信システム20′は図
1に示されているような、そして上記のような他の構成部品も含むことができる
【0041】 第1の無線通信システムの実施形態20″′が図7を特に参照して説明される
。この実施形態においては、無線の送信機および受信機76、77がそれぞれ、
そして自由空間が無線媒体上での通信チャネルを提供する。他の構成部品は二重
のダッシュの表記で示されており、上記のものと類似している。
【0042】 図8は第2の無線通信システムの20″を示しており、赤外線送信機および赤
外線検出器81、82がそれぞれ、当業者なら理解されるように、自由空間上で
並列通信チャネルを提供する。また、当業者ならここで説明されている一般的な
通信システム20、20′、20″および20″′の他のより特定の実装および
用途を理解することができるだろう。
【0043】 ここで、本発明の他の有利な特徴および実装が図9および図10をさらに参照
して説明される。特に、図9に示されているように、通信システム120は、複
数の電気信号−伝送媒体変換器141を含む第1のデバイス122と、複数の伝
送媒体−電気信号変換器161を含む第2のデバイス124とを含む。電気信号
−伝送媒体変換器141は少なくとも1つの伝送媒体を経由して伝送媒体−電気
信号変換器161のそれぞれに対して接続され、第1のデバイスと第2のデバイ
スとの間の並列通信チャネルを定義している。示されている実施形態においては
、その伝送媒体は配線125によって提供されている。
【0044】 他の実施形態においては、無線および光学伝送媒体を使用することができる。
無線媒体はアンテナ113、114によって概略的に示され、赤外線または自由
空間の光学媒体はソース115および検出器116によって示されている。
【0045】 第1のデバイス122はそれぞれの並列通信チャネル上で並列に送信される情
報ビット列の各情報ビット列に対して文字列ベースのフレーミング・コードを決
定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダ132を含み、各文
字列ベースのフレーミング・コードは、図1を参照して上で説明されたように、
文字列ベースのフレーミング・コーダ32に関して上記のようにそれぞれの情報
ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビットに基づいている。文字列ベース
のコーダ132は図1に関して上で説明されたように、文字列ベースのコード発
生器およびマルチプレクサを含むことができる。
【0046】 第2のデバイス124は受信された情報ビット列を文字列ベースのフレーミン
グ・コードに基づいて整列させるためのデスキューワ145を含む。デスキュー
ワ145は図1の通信システム20の中に示されているデスキューワ45につい
て上で説明されたような構成部品および/またはそれと等価なものを含むことが
できる。したがって、低レート・コンバータ141、161を通信システム12
0の中で使用することができ、コストが大幅に削減され、しかも所望の比較的高
い総合情報スループット・レートを提供する。そのデスキューの機能は並列通信
チャネルを通じて発生する可能性のあるスキューを考慮する。
【0047】 比較的長い距離に対しては、第1のデバイス122は配線媒体125などの普
通の伝送媒体に沿って、複数の電気信号−伝送媒体変換器141からの信号をマ
ルチプレックスするためのマルチプレクサ110をさらに含むことができる。こ
れらの実施形態においては、第2のデバイス124は、当業者なら理解されるよ
うに、伝送媒体−電気信号変換器161に対して接続されているデマルチプレク
サ112も含む。媒体のマルチプレックスおよびデマルチプレックスによって、
当業者なら理解されるように、第1のデバイス122と第2のデバイス124と
の間の比較的長い距離に対して総合の通信システム120に対するコストを削減
することができる。
【0048】 他の実施形態の場合、マルチプレクサ110およびデマルチプレクサ112は
不要の場合もある。当業者なら通信システム120をマルチプレクサ/デマルチ
プレクサ付きの、あるいはそれらが付かない形のいずれかで実装するためのコス
トのトレードオフを容易に決定することができるだろう。
【0049】 並列通信チャネルの数に対するコンバータの速度におけるトレードオフの1つ
の特定の有利な使用は、同期光ネットワーク(SONET)および/または同期
式ディジタル階層(SDH)標準によるものなどに対する光学実装に対する使用
である。特に、波長分割多重(WDM)および高密度波長分割多重(DWDM)
は高度に開発されており、当業者なら理解されるように、異なる光学波長におい
て比較的多数の通信チャネルを確立することができるだろう。示されている通信
システム120′においては、より少ない数の高レート・コンバータの代わりに
、低レートOC‐Xコンバータ141′、161′を多数使用することができる
。ファイバ175上での総合レートは比較的高いレート、すなわち、OC‐Xの
レートのN倍にすることができる。例えば、OC‐192コンバータのコストは
OC‐48コンバータのコストの100倍の可能性がある。したがって、通信シ
ステム120′は、高速光学コンバータを使用した同等程度の総合伝送レートの
システムより安価になる可能性がある。
【0050】 ファイバ175上にマルチプレックスされた異なる波長は、そのファイバを通
して異なる速度で進行する。過去においては、これらの異なる速度が測定され、
そしてスキューを考慮するために固定のオフセットが追加された。都合の悪いこ
とに、そのような方法は、例えば、ファイバのエージングおよび/または温度サ
イクルによって生じる可能性があるスキューにおける変動を考慮に入れることが
できない。当業者なら、光通信システム120′に対する文字列ベースのフレー
ミング・コーダ132′およびデスキューワ145′によって提供される効率お
よび単純性に関しての利点を理解することができるだろう。
【0051】 もう1つの通信システム200が、特に図11および図12を参照して以下に
説明される。示されている通信システム200は、物理層デバイス(PLD)2
01と、それに接続されている論理リンク・デバイス(LLD)202とを含む
。PLD 201はPLD送信インターフェース203を含み、それはさらに、
PLDの並列情報出力205〜208と、少なくとも1つのPLD制御出力21
1とを含む。
【0052】 LLD 202はLLD受信インターフェース204を含み、それはさらに、
LLD並列情報入力215〜218と、少なくとも1つのLLD制御入力221
とを含む。また、通信システム200は、PLD情報の出力205〜208をそ
れぞれのLLD情報入力215〜218に対して接続する第1の並列通信チャネ
ル225も含む。第2の通信チャネル226は、示されている単独のPLD制御
出力211をLLD制御入力221に対して接続し、情報信号から帯域が外れて
いるLLDに対してPLDから制御信号が送信されるようにする。したがって、
制御速度が向上し、情報のスループットの効率が犠牲にされることはない。当業
者なら理解されるように、第1および第2の通信チャネル225および226の
個数は、実施形態によって異なる可能性がある。
【0053】 LLD受信インターフェース204は、LLD状態出力222をさらに含むよ
うに示されており、PLD送信インターフェース203はPLD状態入力212
を含む。したがって、第3の通信チャネル227がLLD状態出力222をPL
D状態入力212に対して接続する。
【0054】 また、PLD 201は、PLDの並列情報入力231〜234と、PLD制
御入力235とを含むPLD受信インターフェース230も含む。LLD 20
2は、LLD並列情報出力241〜244と、LLD制御出力245とを含むL
LD送信インターフェース240をさらに含む。示されている実施形態において
は、第4の並列通信チャネル250がLLD情報出力241〜244をそれぞれ
のPLD情報入力231〜234に対して接続する。さらに、第5の通信チャネ
ル251がLLD制御出力245をPLD制御入力235と接続する。
【0055】 PLD受信インターフェース230は、PLD状態出力236をさらに含むこ
とができ、LLD送信インターフェース240はLLD状態入力246をさらに
含むことができ、そして通信システム200は、PLD状態出力236をLLD
状態入力246に対して接続する第6の通信チャネル252も含むことができる
。このシステムによればPLD 201とLLD 202はプッシュ‐プッシュ
構成で動作することができる。
【0056】 プッシュ‐プッシュ構成は、従来のプッシュプル構成のいくつかの障害を克服
する。PLD 201は、通常、比較的高価であるオンチップ・メモリ260を
含む。LLD 202は、通常、より多くのメモリを必要とするが、メモリ26
1は、当業者なら理解されるように、通常、オフチップで提供されるので比較的
安価である。プッシュ‐プッシュ構成は、LLD 202がPLD 201を減
速しないので、PLD 201に対する比較的高価なオンチップ・メモリ260
に対する必要性を緩和する。
【0057】 もう1つの有利な特徴は、インターフェース203、204、230および2
40を対称的にすることができることである。言い換えれば、PLD送信インタ
ーフェース203とLLD送信インターフェース240とを実質的に同じものに
することができ、また、PLD受信インターフェース230とLLD受信インタ
ーフェース204とを実質的に同じものとすることができ、それによって対称的
なインターフェースを定義することができる。対称的なインターフェースは設計
および製造を単純化し、当業者なら理解されるように、PLD送信インターフェ
ース203とPLD受信インターフェース230との間に示されている点線のル
ープバック径路263によって示されているようなループバック機能などの他の
利点を提供することができる。
【0058】 また、その対称性によって、LLD 202が点線の水平線264によって示
されているように、2つの別々の集積回路パッケージに機能的に分けることがで
きる。ピン数が比較的多くなる可能性があり、コストの大きな部分となり得るの
で、対称性および2つの別々のICを提供するための機能は本発明の大きな利点
である。
【0059】 LLD 202は、当業者なら理解されるように、例えば、非同期転送モード
(ATM)デバイスを含むことができる。さらに、PLDは、当業者ならやはり
理解されるように、同期光ネットワーク(SONET)デバイスまたは同期式デ
ィジタル階層(SDH)デバイスとすることができる。また、LLD 202は
、当業者なら理解されるようにSDLまたはHDLCのデバイスとすることがで
きる。
【0060】 通信システム200のさらにもう1つの態様は、スキューを考慮しながら、高
速並列通信チャネルを使用することによって、PLD 201およびLLD 2
02のピン数を管理可能なように維持できることである。特に、図11を特に参
照して示されているように、PLD送信インターフェース203は、それぞれの
第1の並列通信チャネル上で並列に送信される情報ビット列の各情報ビット列に
対して文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付加するための文字列ベ
ースのフレーミング・コーダ32″″を含むことができ、各文字列ベースのフレ
ーミング・コードはそれぞれの情報ビット列の中の少なくともいくつかの情報ビ
ットに基づいている。また、LLD受信インターフェース204は、受信された
並列情報ビット列を文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて整列させる
ためのデスキューワ45″″も含むことができる。
【0061】 その文字列ベースのフレーミング・コードは、例えば、CRCコードであって
よい。示されている文字列ベースのコーダ32″″は上記のように文字列ベース
のコード発生器37″″と、マルチプレクサ38″″とを含む。スクランブラを
追加することができるが、それは示されている実施形態の中には示されていない
。M要素−N要素変換器36″″は文字列ベースのフレーミング・コーダ32″
″より上流にある。
【0062】 デスキューワ45″″は、情報ビット列をそれぞれの文字列ベースのフレーミ
ング・コードに基づいてフレーム化するためのフレーマ50″″と、フレーム化
された情報ビット列を互いに相対的に、そしてその文字列ベースのフレーミング
・コードに基づいて整列させるアライナー52″″とを含むように示されている
。アライナー52″″は、フレーム化された情報ビット列をバッファするために
フレーマに接続されている少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイス
53″″と;フレーム化された情報ビット列を少なくとも1つのFIFOデバイ
スの書込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして文字列ベー
スのフレーミング・コードに基づいて整列させるためのFIFOコントローラ5
5″″とを含む。効率的なフレーミング・アルゴリズムの特定の事例が、この説
明の残りの部分において与えられる。
【0063】 PLDからLLDへの逆方向の情報および制御信号についてのコーティングお
よびデスキューを提供することができる。いくつかの実施形態においては、並列
通信チャネルを図示されている実施形態の中で示されているように、電気導体上
で提供することができる。もちろん、他の伝送媒体も使用することができる。
【0064】 <I.インターフェースの例> 本発明の一般的な構成部品、概念、特徴および利点を既に説明してきたが、こ
こでこの説明はPNGインターフェースと称するインターフェースの特定の例を
含む。もちろん、この例は、例示としてのものであり、本発明をさらに記述する
ことを意味しており、本発明を制限するものではないことを理解されたい。
【0065】 PNGは最小のピン数で、非常に高いデータ・レートで1つのデバイスから別
のデバイスへデータを転送することができるインターフェースである。PNGは
対称的で、プッシュ/プッシュであり、OC‐192以上にまで拡張可能なOC
‐48のレートにおいて使用することができる。さらに、PNGはATMセルお
よびパケットの両方を同時並行的に転送するように設計されている。
【0066】 図11に示されているように、PNGは3種類の信号、すなわち、データ、制
御、および状態を含むことが分かる。制御信号はデータと同じ方向に送信され、
そして状態は反対の方向に送信される。したがって、一方向当たりのインターフ
ェースを構成するd+c+s個のビットがある。(UtopiaまたはUtop
iaに似たインターフェースとは違って、PNGは対称的であり、プッシュ/プ
ルでなく、プッシュ/プッシュである。)表1は各種のビット・レートに対する
代表的な、あるいは推奨されるd、cおよびsに対する値を示す。
【表1】
【0067】 622MB/s以上で、スキューを制御することは困難である可能性がある。
ビット間のアラインメントを確実に行い、およびフレーミングを達成するために
、各ビットはそれ自身のフレーミング構造を備えている。送信されるn個の情報
ビットのすべてに対して、1つのCRCが付加される。N個の情報ビットとCR
Cとを情報フレームと呼ぶことができる。nの推奨されるサイズは1024ビッ
トであり、推奨されるCRCは多項式x^8+x^2+x+1のCRC‐8であ
る。しかし、このサイズおよびCRCは最も確率の高い取得時間を求めるために
解析によって変えることができる。他の推奨されるサイズはCRC‐4付きの5
12ビット、あるいはCRC‐32付きの2048ビットである。CRC‐4は
必要なハードウェアが最小であるが、間違ったフレーミングの確率が高いので、
かなりの取得時間を必要とする可能性がある。CRC‐32はより多くのフレー
ミング回路を必要とする。
【0068】 付加されるCRCの他に、データも多項式x^7+x^6+1のシーケンス長
127のフレーム同期スクランブラを使用してスクランブルすることができる。
そのスクランブラはCRCの挿入の後、最上位ビットにおいて7′b111_1
111にリセットされなければならない。情報のスクランブリングはCDRを可
能にするために、0と1との一様な分布を確実に行うために実行されることに留
意されたい。
【0069】 当業者なら理解されるように、HECの詳細描写に似たフレーミングのステー
ト・マシンを採用することが提案される。フレーミングのステート・マシン70
は図5に示されており、既に説明されている。
【0070】 フレームが見つかった後、複数のビットにわたって情報を整列させることは受
信機の責任である。OC‐48の場合、受信機は4個のdビットおよび1個のc
ビットについてフレーム化し、5個のすべてのビットによりフレームが獲得され
た後、データおよび制御を正しく抽出することができる。取得時間を加速するた
めに、限られた時間(ビット間の許されているスキューによって変わるが、それ
に数個のビットをプラスまたはマイナスした時間)において5個のすべてのビッ
トについてフレームが見つからなかった場合、CRCについての間違った肯定マ
ッチを無視することができる。
【0071】 622MB/sにおける4個のデータ・ビットと1個の制御ビット演算でのO
C‐48の場合、データおよび制御は図13に示されているように分けられ、8
個のすべての制御ビットに対して32ビットの関係を形成する。この分類はもち
ろん情報のフレーミングが発生した後に実行されることになる。
【0072】 制御とデータの区分けが行われた後、その制御情報が関連データの状態を決定
するために使用される。この情報はポートID(PID)、グループID(GI
D)、パケット(またはセル)の開始、およびパケット(またはセル)の終了(
そのバイトはそのパケットの終りである)を含む。その情報が以下の表2に示さ
れている。
【表2】
【0073】 制御フィールドの第1ビットは、その制御オクテット(およびその関連データ
・フィールド)が前の制御オクテットの続き(すなわち、一部分)であるかどう
かを示す。CONTが0であった場合、これは新しい送信の第1オクテットであ
る。ポートID(PID)は7ビット幅であり、そのデータが関連付けられてい
るポートを識別するために使用される。この結果、ポートは128個までとなる
。それより多い数のポートが必要な場合、3ビットであるグループID(GID
)フィールドがポートの範囲を1024(2^10)まで拡張するために使用さ
れる。STATUSフィールドは残りの制御情報を伝えるために使用される。S
TATUSフィールドのコード化が表3に示されている。
【表3】
【0074】 各チャネルに対して送信されなければならない制御情報の量を、1個の8ビッ
ト・オクテットの中に含めることはできないので、ポートのコンテキスト・スイ
ッチが実行できる前に、少なくとも2個の8ビット・オクテットが送られなけれ
ばならない。しかし、この後、次の4バイト境界においてコンテキスト・スイッ
チを実行することができる(パケットが8バイト以上である限り、そのインター
フェースは複数の4バイト・パケットに対して100%有効であることを意味し
ている)。1バイト以上の任意のサイズのパケットを送信することができること
に留意されたい(8バイトより少ない場合、そのリンクの効率が落ちる)。
【0075】 以下の表4にはヌルのデータが送信された後、32バイトのパケットが続く場
合の例が示されている。
【表4】
【0076】 PIDおよびGIDによって、PNGにおいてサポートすることができるチャ
ネルの数は1024であることに留意されたい。これは必要な場合、状態のサイ
ズを3ビットに減らし、GIDを4ビットに拡大することによって2048に拡
張することができる。しかし、その時、データのフィールドは1〜4バイトのサ
イズのパケットについての情報を伝えるために利用されなければならないことに
なる。
【0077】 STATUSフィールドは、データおよび制御とは反対の方向に送信され、そ
してチャネルごとのベースでフロー制御を提供するために使用される。この状態
フィールドはスクランブルされ、制御およびデータの場合と同じ方法でCRCが
後に付けられる。状態情報が抽出されると、それは以下の表5に示されているフ
ォーマットに従って解釈される。
【表5】
【0078】 制御フィールドの場合と同様に、PIDはポートIDを表し、GIDはグルー
プIDを表し、そしてこれらのビットの組合せを使用して1024個までのポー
トについての状態を提供することができる。Rは予約済みであり、FSTATU
Sはそのポートに関連付けられているFIFOの状態を伝えるために使用される
。Rフィールドは必要に応じてGIDまたはFSTATUSのいずれかを大きく
するために使用することができる。 FSTATUSのコード化が以下の表6に示されている。
【表6】
【0079】 1ビットの状態だけが必要な場合、FSTATUSのMSBビットを採用する
ことができる。受信側(データおよび制御ビットを受信するが、状態を送信する
側として定義される)が、そのFIFOの状態を決定し、そしてその情報を送信
側(データおよび制御ビットを送信するが、状態を受信する側として定義される
)に対して伝える。1ビットのfifo状態は、Utopiaインターフェース
におけるTxClavと同様なものと考えることができる。
【0080】 送信側は受信側にあるすべてのFIFOの状態を維持することが要求される。
この状態は受信機においてFIFOの状態が変化する時は常に絶えず更新され、
そしてそのような伝える情報がない場合、受信機はアクティブなすべてのFIF
Oをすべてラウンド・ロビンし、送信側が確実に絶えず同期されるようにする。
送信者として従来のPHYデバイスの場合、それは状態を必要としない。したが
って、状態情報は送信者としてPHYによって無視することができる。
【0081】 PNGインターフェースの論理ブロック図が図1に示されており、これ以上の
説明は不要である。
【0082】 <II.デスキューのアルゴリズムの例> 本発明の一般的な構成部品、概念、特徴および利点、およびインターフェース
の例を説明してきたところで、この説明は次にデスキューのアルゴリズムの特定
の例を含む。このデスキューのアルゴリズムは例示としてのものであり、本発明
をさらに説明することを意味し、本発明を制限するものではないことを理解され
たい。
【0083】 ネットワークにおいてより大きいバンド幅が必要になる際、顧客はオン・デマ
ンドのベースで2点間にバンド幅を追加するための機能を要求する。SONET
/SDHネットワークにおいては、このバンド幅は普通はそのバンド幅を必要と
している点に対して次のより大きい連結レベルを送信することによって提供され
る。これらのネットワークには、その新しい連結信号が占める可能性のあるタイ
ムスロットに大きな制限がある。本発明によると、使用されているSTS‐1/
VC‐4信号における制限なしに、それぞれSONET/SDH信号に対してS
TS‐1/VC‐4レベルにおいてバンド幅を割当て/割当て解除することがで
きる。受信端においては、外部の介在(ソフトウェア)および最小限のハードウ
ェア(ゲート数)なしでこれらのばらばらのストリームを1つのストリームに整
列させるためのメカニズムが存在しなければならない。この例は完全にハードウ
ェア・ベースのデスキュー・アルゴリズムを実装することによってソフトウェア
の介在およびゲート数の問題に対処する。
【0084】 SONET/SDHのSPEデスキュー・アルゴリズムによって、ユーザが定
義したグループ内で複数のSTS‐1/VC‐4信号の動的なアラインメントが
可能である。したがって、出力信号に誤りを導入することなしに、ユーザが定義
したグループに対して信号を動的に追加するか、あるいはドロップすることがで
きる。
【0085】 図14を参照して理解されるように、デスキューのアルゴリズム279は異な
るSTS‐1/VC‐4の信号のSPEを整列させるための単純なアルゴリズム
を可能にするSONET/SDHフレームの特徴を考慮に入れる。アルゴリズム
279は4つの基本構成部品、すなわち、入力制御論理ブロック280、書込制
御論理ブロック281、データ記憶要素ブロック285、および読取制御論理ブ
ロック286を含む。
【0086】 入力制御論理ブロック280は、1つの仮想グループを形成するためにどのS
TS‐1/VC‐4信号が一緒にまとめられているかを知るために必要な準備さ
れた情報を含む。また、この情報がデスキューの目的のために他の制御ブロック
によっても使用される。
【0087】 書込制御論理ブロック282は、各仮想グループに対して書込アドレス生成論
理回路および最小書込アドレスおよび最大書込アドレス計算論理回路を含んでい
る。仮想グループは2から48までのSTS‐1信号または、2から16までの
VC‐4信号を含む。書込アドレスはJ1Iマーカに対して同期化されている。
これにおいてJ1のPOHバイトが常にデータ記憶メモリの中の同じ場所に書き
込まれる。その書込アドレスは常にJ1マーカ間で783(STS‐1)または
783*3(VC‐4)個のバイトを書き込む。これはその信号がネットワーク
内のポインタ・プロセッサ要素を通過する際に入って来るポインタの値に対して
発生した増加または減少動作とは無関係である。同時に、各ロウの間に、最大お
よび最小の書込アドレスがすべての仮想グループに対して計算される。この情報
が、増加または減少動作が必要であるかどうかを知ることにおいて読取制御論理
回路286によって使用される。これはそのVCグループ内のすべての信号がF
IFOの深さの境界内で確実に整列されるようにする。
【0088】 データ記憶要素ブロック285は、入って来る各STS‐1またはVC‐4信
号に対してデータの1つのロウをバッファするために十分なRAMを含む。
【0089】 読取制御論理ブロック286は、入って来る信号間の位相関係がポインタの増
加および減少のために変化する際に読取ポインタが確実に移動/保持するように
する。増加動作(SPEタイムにおいて読取アドレスが保持されている)または
減少動作(TOH時刻の間に進んだ読取アドレス)が必要であるかどうかを決定
するためにロウごとに一度評価が行われる。読取ポインタは、減少動作が実行さ
れていることを除いて、SPEタイムの間でのみカウントする。仮想グループの
入力信号のすべてが同じJ1バイトのロケーションを有している場合、その読取
および書込ポインタは、その記憶の深さの半分だけオフセットされ、最小値およ
び最大値は、そのデスキュー・プロセスの後、等しくなる。
【0090】 要約すると、そのデスキューのアルゴリズムによって任意の数の信号が1つの
仮想グループを作り上げること、そしてその入って来る信号がマーカ間で首尾一
貫した数のバイトを有していて、そのマーカ間の相対オフセットがFIFOの深
さより大きくない限り、これらの信号を整列したままに保つことができる。上記
説明はSONET/SDHの信号に対して固有であるが、本発明は整列されなけ
ればならない任意のタイプの信号に対して使用することができる。
【0091】 この方法の主な利点はSONET/SDHのフレーム構造およびポインタ移動
の挙動の標準の特性を考慮に入れるデスキューのアルゴリズムの単純性である。
1つの仮想グループを作っている入力信号はその書込アルゴリズムを通じて自動
的に整列され、その入力信号が互いに関して位相を変える際に、その出力が誤り
のないことを読取アルゴリズムが確実にする。本発明はSONET/SDHネッ
トワークの中で仮想連結信号を整列させるため、あるいはパケット・ネットワー
クにおいて高速デスキューを実行するためのアラインメント用FIFO回路にお
いて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による通信システムの第1の実施形態の略ブロック図である。
【図2】 図1に示されているような第1のデバイスの出力からの概略的なビット位置図
である。
【図3】 図1に示されていて、スキューを示す第2のデバイスの入力からの概略的なビ
ット位置図である。
【図4】 図1に示されていて、デスキューを示す第2のデバイスのFIFOデバイスか
らの概略的なビット位置図である。
【図5】 図1に示されているような第2のデバイスにおいて使用することができるフレ
ーミングのステート・マシンの概略図である。
【図6】 本発明による通信システムの光ファイバによる実施形態の略ブロック図である
【図7】 本発明による通信システムの無線による実施形態の略ブロック図である。
【図8】 本発明による通信システムの赤外線自由空間による実施形態の略ブロック図で
ある。
【図9】 本発明による通信システムのもう1つの実施形態の略ブロック図であり、低レ
ート・コンバータの電子回路のバンクを示している。
【図10】 図9に示されているような通信システムの光ファイバによる実施形態の略ブロ
ック図である。
【図11】 並列通信チャネルによって接続されているPLDおよびLLDを含む通信シス
テムの略ブロック図である。
【図12】 図11に示されているようなPLDの送信インターフェースおよびLLDの受
信インターフェースのより詳細な略ブロック図である。
【図13】 PNGインターフェースの例に対するデータおよび制御ビットのビン化(bi
nning)の略図である。
【図14】 デスキューのアルゴリズムの一例の略ブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,C Z,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH ,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ザカー,ヒマンシュ,マヘンドラ アメリカ合衆国 07901 ペンシルヴァニ ア,サミット,ディヴィジョン アヴェニ ュー 75 エー (72)発明者 ウエブ,チャールズ,アルバート,サード アメリカ合衆国 07760 ニュージャーシ ィ,ラムソン,ウォーターマン アヴェニ ュー 62 (72)発明者 ウー,レスリー,ジェン−ユアン アメリカ合衆国 07046 ニュージャーシ ィ,パーシパニー,インターヴェール ロ ード 161 Fターム(参考) 5B077 AA16 DD04 GG07 GG16 5K034 AA01 DD01 EE07 HH01 HH02 HH10 HH12 HH16 HH23 HH27 JJ11 MM01 MM25 PP05 5K047 AA08 BB04 GG33 GG36 GG44 GG45 HH01 HH12 HH43 HH57 MM14 MM26 【要約の続き】 Cコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CR C)コーダを含むことができる。したがって、デスキュ ーワはCRCコードに基づいて情報ビット列をフレーム 化するためのCRCフレーマを含むことができる。

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信システムであって、 第1のデバイスおよび第2のデバイスと、 前記第1のデバイスと第2のデバイスとを接続している並列通信チャネルとを
    含み、 前記第1のデバイスは、それぞれの並列通信チャネル上で並列に送信される情
    報記号ストリングの各情報記号ストリングに対して文字列ベースのフレーミング
    ・コードを決定して付加するための文字列ベースのフレーミング・コーダを含み
    、各文字列ベースのフレーミング・コードは、それぞれの情報記号ストリングの
    中の前記情報記号の少なくともいくつかに基づいていて、 前記第2のデバイスは、前記文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて
    、受信された並列情報記号ストリングを整列させるためのデスキューワを含む通
    信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信システムにおいて、各情報記号がバイ
    ナリ・ビットを含み、文字列ベースのコーダがそれぞれの情報ビット列に対して
    CRCコードを決定して付加するための巡回冗長検査(CRC)コーダを含む通
    信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信システムにおいて、前記デスキューワ
    が前記CRCコードに基づいて前記情報ビット列をフレーム化するためのCRC
    フレーマを含む通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の通信システムにおいて、前記第2のデバイ
    スが、前記CRCコードを使用した誤り検出および訂正の回路をさらに含む通信
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の通信システムにおいて、各CRCコードが
    CRC‐4からCRC‐32までのコードのうちの1つである通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記デスキューワ
    が、 それぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて、情報記号ストリ
    ングをフレーム化するためのフレーマと、 フレーム化された情報記号ストリングを互いに関して相対的に、そして前記文
    字列ベースのフレーミング・コードに基づいて整列させるアライナーとを含む通
    信システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の通信システムにおいて、各情報記号が1つ
    のバイナリ・ビットを含み、前記アライナーが、 フレーム化された情報ビット列をバッファするために前記フレーマに対して接
    続されている少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイスと、 フレーム化された情報ビット列を、前記少なくとも1つのFIFOデバイスの
    書込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして前記文字列ベー
    スのフレーミング・コードに基づいて整列させるFIFOコントローラとを含む
    通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の通信システムにおいて、すべての前記情報
    記号ストリングが同じ個数の記号を有している通信システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記第1のデバイ
    スが、前記情報ビット列をスクランブルするためのスクランブラを含み、前記デ
    スキューワが受信された情報記号ストリングをデスクランブルをするためのデス
    クランブラを含む通信システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の通信システムにおいて、前記文字列ベー
    スのフレーミング・コードを決定して付加するのに先立って前記情報記号ストリ
    ングをスクランブルするために、前記スクランブラが前記文字列ベースのフレー
    ミング・コーダより上流に配置されている通信システム。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記第1のデバ
    イスがクロック発生回路をさらに含み、前記複数の通信チャネルが1つのクロッ
    ク・チャネルを含み、前記第2のデバイスが前記クロック・チャネルに対して接
    続されているクロック受信回路を含む通信システム。
  12. 【請求項12】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記第2のデバ
    イスが、受信された記号ストリングおよび文字列ベースのコードに基づいてクロ
    ック信号を復元するためのクロック復元回路を含む通信システム。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記第1のデバ
    イスが、前記並列通信チャネル上での送信のためにM個の情報記号をN個の情報
    記号に変換するためのM要素−N要素変換器をさらに含む通信システム。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記並列通信チ
    ャネルが少なくとも1つの配線伝送媒体上で提供されるようになっている通信シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記並列通信チ
    ャネルが少なくとも1つの無線伝送媒体上で提供されるようになっている通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の通信システムにおいて、前記並列通信チ
    ャネルが少なくとも1つの光学伝送媒体上で提供されるようになっている通信シ
    ステム。
  17. 【請求項17】 並列通信チャネル上で受信された情報記号ストリングに対
    するデスキューワであって、前記情報記号ストリングが、前記並列通信チャネル
    上での送信に先立って付加された文字列ベースのフレーミング・コードを有して
    おり、前記デスキューワは、 前記それぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて前記情報ビッ
    ト列をフレーム化するためのフレーマと、 フレーム化された情報記号ストリングを互いに関して、そして前記文字列ベー
    スのフレーミング・コードに基づいて整列させるアライナーとを含むデスキュー
    ワ。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のデスキューワにおいて、前記情報記号
    がバイナリ・ビットを含み、文字列ベースのコードが巡回冗長検査(CRC)コ
    ードを含み、前記フレーマがCRCフレーマを含むデスキューワ。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のデスキューワにおいて、各CRCコー
    ドがCRC‐4からCRC‐32までのコードのうちの1つであるデスキューワ
  20. 【請求項20】 請求項17に記載のデスキューワにおいて、前記情報記号
    がバイナリ・ビットを含み、前記アライナーが、 フレーム化された情報ビット列をバッファするために前記フレーマに対して接
    続されている少なくとも1つの先入れ先出し(FIFO)デバイスと、 フレーム化された情報ビット列を、前記少なくとも1つのFIFOデバイスの
    書込および読取フェーズのうちの少なくとも1つの間に、そして前記文字列ベー
    スのフレーミング・コードに基づいて整列させるためのFIFOコントローラと
    を含むデスキューワ。
  21. 【請求項21】 請求項17に記載のデスキューワにおいて、前記情報記号
    ストリングのすべてが同じ個数の記号を有しているデスキューワ。
  22. 【請求項22】 並列通信チャネル上で第1のデバイスから第2のデバイス
    へ通信する方法であって、該方法は、 前記第1のデバイスにおいて情報記号ストリングの各情報記号ストリングに対
    して文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付加し、それぞれの並列通
    信チャネル上で並列に送信し、各文字列ベースのフレーミング・コードは、それ
    ぞれの情報記号ストリングの中の少なくともいくつかの情報記号に基づいている
    ステップと、 前記文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて、受信された情報記号ス
    トリングを整列させることによって前記第2のデバイスにおいて前記受信された
    情報記号ストリングをデスキューするステップとを含む方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の方法において、前記各情報記号がバイ
    ナリ・ビットを含み、前記文字列ベースのコードを決定して付加するステップが
    巡回冗長検査(CRC)コードを決定して付加するステップを含む方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の方法において、前記デスキューのステ
    ップが、前記CRCコードに基づいて前記情報ビット列をフレーム化するステッ
    プをさらに含む方法。
  25. 【請求項25】 請求項22に記載の方法において、前記CRCコードを使
    用して前記第2のデバイスにおいて誤り検出および訂正を実行するステップをさ
    らに含む方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の方法において、各CRCコードがCR
    C‐4からCRC‐32までのコードのうちの1つである方法。
  27. 【請求項27】 請求項22に記載の方法において、前記デスキューのステ
    ップが、 前記それぞれの文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて、前記情報記
    号ストリングのフレーミングを決定するステップと、 並列通信チャネルから受信された情報記号ストリングを互いに相対的に、そし
    て前記文字列ベースのフレーミング・コードに基づいて整列させるステップとを
    含む方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法において、各情報記号がバイナリ
    ・ビットを含み、前記整列のステップが、 フレーム化された情報ビット列をバッファするための少なくとも1つの先入れ
    先出し(FIFO)デバイスを提供するステップと、 前記少なくとも1つのFIFOデバイスの書込および読取フェーズのうちの少
    なくとも1つにおいて、そして前記文字列ベースのフレーミング・コードに基づ
    いて前記情報ビット列を整列させるステップとを含む方法。
  29. 【請求項29】 請求項27に記載の方法において、前記情報記号ストリン
    グのすべてが同じ個数の記号を有している方法。
  30. 【請求項30】 請求項22に記載の方法において、前記第1のデバイスに
    おいて前記情報記号ストリングをスクランブルするステップと、前記第2のデバ
    イスにおいて受信された情報記号ストリングをデスクランブルするステップとを
    さらに含む方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載の方法において、前記スクランブルのス
    テップが、前記文字列ベースのフレーミング・コードを決定して付加するステッ
    プの前に実行されるようになっている方法。
  32. 【請求項32】 請求項22に記載の方法において、 前記第1のデバイスにおいてクロック信号を発生するステップと、 通信チャネル上で前記クロック信号を送信するステップと、 前記第2のデバイスにおいて前記クロック信号を受信するステップとをさらに
    含む方法。
  33. 【請求項33】 請求項22に記載の方法において、受信された記号ストリ
    ングおよび文字列ベースのコードに基づいて前記第2のデバイスにおいてクロッ
    ク信号を復元するステップをさらに含む方法。
  34. 【請求項34】 請求項22に記載の方法において、前記並列通信チャネル
    上で送信するためにM個の情報記号をN個の情報記号に変換するM要素からN要
    素への変換を前記第1のデバイスにおいて実行するステップをさらに含む方法。
  35. 【請求項35】 請求項22に記載の方法において、前記並列通信チャネル
    は少なくとも1つの配線伝送媒体と、無線伝送媒体と、光学伝送媒体とのうちの
    少なくとも1つ上で提供されるようになっている方法。
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