JP2002532812A - 偽造防止システム - Google Patents

偽造防止システム

Info

Publication number
JP2002532812A
JP2002532812A JP2000588925A JP2000588925A JP2002532812A JP 2002532812 A JP2002532812 A JP 2002532812A JP 2000588925 A JP2000588925 A JP 2000588925A JP 2000588925 A JP2000588925 A JP 2000588925A JP 2002532812 A JP2002532812 A JP 2002532812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
computer
image
data
security
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000588925A
Other languages
English (en)
Inventor
ビー ローズ ジョフリー
エル デーヴィス ブルース
カー ジェイ スコット
Original Assignee
ディジマーク コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ディジマーク コーポレイション filed Critical ディジマーク コーポレイション
Publication of JP2002532812A publication Critical patent/JP2002532812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/00856Preventive measures
    • H04N1/00859Issuing an alarm or the like
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00838Preventing unauthorised reproduction
    • H04N1/0084Determining the necessity for prevention
    • H04N1/00843Determining the necessity for prevention based on recognising a copy prohibited original, e.g. a banknote

Abstract

(57)【要約】 コンピュータシステムにおける銀行券やその他の証券のイメージの処理を検知して、ウェブブラウザを、ユーザーにそのようなイメージの利用についての制限を教育するウェブサイトへ送り出す(即ち誘導する)、および/または、合法目的に利用できるような代替イメージを提供する。このようなイメージは、符号化された電子透かし、或いは、その他の既知の技法によって認識することができる。この技術は、パスポート、ビザ、印紙、株券、トラベラーズチェック、コンサートやイベントのチケット、宝くじなどを含む、複製すべきでない広範囲の文書に亘って適用することが可能である。また、この技術は、証券以外のアプリケーション、例えば、あるクラスに属するものとして、ユーザのコンピュータ上で処理されるイメージ、ビデオ、或いは音声の認識、そして当該ユーザへの当該クラスのオブジェクトに関連するウェブページの提示にも利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同時継続中の仮出願60/112,955号の一部継続出願である
。 本出願の対象分野は、一般的に我々の所有する下記の開示事項、即ち、同時継
続出願09/127,502(98/7/31出願)、09/099,864(
98/6/18出願)、09/074,034(98/5/6出願)、09/2
87,940(99/4/7出願)、09/234,780(99/1/20出
願)、09/185,380(98/11/3出願)、および、08/746,
613(96/11/12出願)に関連するものである。前述のものの幾つかは
、即ちWO9953428、WO9936876、およびWO9743736と
して公開されている。
【0002】 本出願の対象分野は、さらに一般的に言えば、電子透かしに関連するものであ
る。典型例としては、本願の出願人による特許、5,721,788、5,768,426、5,636,
292、5,841,978、5,832,119、5,745,604、5,822,436、5,841,886、5,809,160、
および、同時継続中の出願08/746,613(96/11/12出願)、09/452,023(99/11/30出
願、タイトル「フーリエ・メリン変換を使用する電子透かし検知」)、09/452,02
2(99/11/30出願、タイトル「イメージ変換を決定する方法およびシステム」)に
関連するものである。
【0003】 本明細書を過度に長くすることなく、かつ理解し易く開示をするために、前述
の特許および特許出願の開示事項を参照によって本明細書に包含させるものとす
る。
【0004】
【従来の技術】
高品質な個人のコンピューティングや消費者向けのイメージ処理システムの強
力な成長により、これらのシステムによって引き起こされる偽造の脅威に対する
対応策も同様に必要になる。この偽造の脅威を阻止するために必要なことは、業
務用や家庭用のコンピュータシステムに、銀行券やその他の証券(例えば、パス
ポート、ビザ、その他の渡航書類、印紙、株券、その他の金融証書、トラベラー
ズチェック、その他の手形、コンサートやイベントのチケット、宝くじなど)を
認識し、応答する機能を装備させることである。解決策は、様々な、かつ競争関
係にある営利目的の製造業者のグループに受け入れられるものでなければならな
いため、前述したことは簡単な仕事ではない。
【0005】
【詳細説明】
本発明の一実施態様による偽造防止システムは、この増加する電子偽造問題に
対する、効率的かつスピーディな解決策であって、全世界に展開することが可能
な解決策を提供するものである。本システムは、パーソナルコンピュータ基盤に
おける証券文書検知器のネットワークを提供するものである。これらの検知器は
、パーソナルコンピュータや関連機器において複数の介入点を生成することがで
きる。これらのいずれかの介入点において証券文書の陽性検知は、所定の偽造防
止動作を引き起こす。証券の検知は、「アンチ偽造システム(ACS)マーク」
と呼ばれ、証券のデザインに追加される、特殊な電子透かしに依存するものであ
る。このようなマーキングは、証券の美感を損なうことなく、典型的にはパーソ
ナルコンピュータシステム上の処理中において、簡単にかつ信頼性が高い状態で
検知されるものである。このACSマークは、証券の芸術作品性を損なうことな
く(例えば、証券に事後或いは事前処理をして、テキスチャマーキング(即ち蝕
感でわかる風合いや、凹凸を付けること)やインクマーキングを行う)、既存の
証券のデザインに追加することができる。新たなデザインは、電子透かしを、作
品の不可分の一部として組み込ませることが可能である。
【0006】 好適な偽造防止システムは、証券文書類の検知に応答する幾つかの偽造防止動
作の機能を有する。これらの守備範囲は、警告の発行、特定の動作の禁止、証券
イメージを損傷させること(即ち、これらは全て、あらゆる偽造による生成を実
質的に防止するよう設計されている)である。
【0007】 説明するシステムの介入技法は、証券文書のイメージの獲得および印刷を防止
するというものであるが、一方では、中央銀行すなわち政府機関の芸術家が承認
されたイメージを手に入れて、マーケッティング、通信、その他の合法的な利用
を行えるようにするというものである。これらの承認されたイメージを、特定の
キーとなる、即ち重要な証券の特徴なしで、或いは追加の特別な証券の特徴を付
けた状態で、管理下に置きながら、配布することができる。また、偽造のリスク
を増加させることなく国や企業のシンボルと同様に、証券の使用を支配させるこ
ともできる。結果として、最終的には、デスクトップ・コンピューティング環境
からは権限のない証券イメージは除去される(必要な援助が、証券の発行団体や
コンピュータ機器ベンダーにより提供されるという仮定の下)。(その他の分野
では、透かしを参照することによるイメージの認識によって、その他の動作、例
えば商業上の機会即ちビジネスチャンスなどを引き起こさせることも可能である
)。検知器は、ハードウェア内にもソフトウェア内にも設けることができる。例
えば、検知器をイメージ編集アプリケーション或いは様々なデバイスドライバー
に実装させ、スキャニング、ファイルを開くとき、ファイルのセーブ操作のとき
に介入させることができる。これらの初期の位置は、その他の処理ポイント、例
えば、インターネット、オペレーティングシステム、および複数機能のデスクト
ップ周辺機器などを含むように追加されるものである。
【0008】 介入は、偽造防止システムの不可分の一部とすることができる秘密追跡システ
ムによって強化される。特許出願09/185,380号に詳細に述べられてい
るが、秘密追跡は、意図的にユーザに察知されないような方法で、偽造と推測さ
れる操作を複数の位置で、違法行為をしているパーソナルコンピュータ上に記録
するよう機能する。捜査機関は、不法ではないかと疑われる行為を確認するため
の手段を提供する特殊なツールを使用して、秘密監査記録を復元することができ
る。従って、偽造者の偽造行為の全ての痕跡を、偽造者の機器から除去すること
は不可能であろう。所望であれば、中古コンピュータの再販売する業者(或いは
、小売りチャンネルを介して返品された機器を加工する製造業者)は、潜在的な
不正使用を捜すためにコンピュータや周辺機器を調査することができる。
【0009】 埋め込み器 本発明の一実施態様による偽造防止システムは、埋め込み器、1つまたは複数
の検知器、そして(オプションとして)秘密追跡システムを具えるものである。
この埋め込み器は、ACSマークを証券文書内に埋め込む機能を有する。
【0010】 このACSマークは、列挙した特許や出願で記述されるように、視認可能な状態
或いは目に見えない状態というような様々な形態を取ることができる。
【0011】 このACSマーク埋め込み器は、一組のソフトウェアプログラムであり、これは
、開発における印刷の前段階において、証券文書デザインを対象とするACSマー
クのアプリケーション、または、デザイン用の一般的なアプリケーション、或い
は、一枚のプレートまたはプレートの一部を対象とするアプリケーションを用い
て、それを用いるユーザを援助するように設計されている。説明する埋め込み器
は、ウィンドウズ(登録商標)NTオペレーティングシステムの環境下で稼動する ものであり、高解像度の証券イメージデータを受け取るステップ、ベクトルデザ インをラスタライズするステップ、これらのイメージ用のマスクを生成するステ ップ(即ち、ACSマークを受け取るべきプレートの領域、およびそれぞれの強度 がどれくらいであるのかを規定するステップ)、ACSマークをラスタライズされ たイメージデータ内に埋め込むステップ、印刷前段階システムとの間で移送即ち 転送および受け取りをするステップ、を含む様々な機能を実行するものである( 同様の処理を、インクの有無に拘わらず、テクスチャ(即ち触感による風合い) として適用されたACSマークに実行することもできる)。ある実施態様では、埋 め込み器は、スタンドアローン型のグループのプログラムとすることができる。 その他の態様では、バルコフォーチュナ(Barco Fortuna)システムなどの、デ ザイナーツールとシームレスに統合されたツールのパッケージソフトとすること もできる(例えば、このシステムのTIFITファイル搬出機能を使用する)。どち らの場合も、ACSマークは、本来の作品の一部として一体となってデザインされ 得るものであり、或いは、本来の作品が完成した後で追加され得るものである。
【0012】 ACSマークは、単一のビット(即ち、「コピー禁止」)とすることができるが
、しかし、典型的には、複数のビットの格納部を有するものである(例えば2〜
128ビット)。格納部に格納されたデータは、例えば、銀行券、額面債権、或
いは国債用のものを含むことができる。また、この格納部は、特別な必要性が生
じた場合に別に符号化されることができる予約エリアを含むことができる。例え
ば、銀行券即ち紙幣は通し番号を付けることができる。或いは、紙幣には特別な
目的のため(例えば、通貨の流通制御)、或いは、統計的な研究のために(例え
ば、異なる銀行から出される紙幣のグループに対する地理的な分散研究)、マー
クを付けることができる。
【0013】 埋め込み器は、1つのプレート/フィルム型ごとに作用するものである(1つ
の証券を印刷するのに一般的に、複数のプレート/フィルムが使用される)。模
範的なプレート用のイメージは、37500×7500ピクセルであり、これは
2500dpiを上回る解像度(例えば10000dpi)で印刷される。
【0014】 好適には、埋め込み器は、従来からあるユーザインターフェイス要素を使用し
て種々の処理を行わせることができるものとする。例えば、埋め込みのときには
、説明するユーザインターフェイスが、オペレータに対して、(1)ACSマーク
のアプリケーションのためにプレートの1つまたは複数の領域を選択すること、
(2)ACSマークのある箇所を選択すること、(3)デザインに対してバックグ
ラウンドティント即ち背景の濃淡或いは色彩にマークされたACSを追加すること
、(4)種々の銀行券の間における一般的なデザイン要素であるデザインのマー
クを管理することなど、を許可する。
【0015】 バックグラウンドティント、即ち背景の描画については、関連する出願(例え
ば、09/127,502(1998年7月31出願))で述べられている。ま
たバックグラウンドティントは、透かしデータを符号化する、繊細かつ目に見え
るパターニングと呼ばれるものである。一実施態様では、このパターニングは、
タイルを敷き詰めるようにする(即ち、繰り返しで)ものである。その他の実施
態様では、パターニングとは、様々な既知のイメージ操作/暗号化技法を使用し
てスクランブルをかけることであり、その結果、前述のデータは格納され、パタ
ーニングは、もはや、繰り返しの様相を呈することはない。引用した出願では、
好適なティンティングは、細い線の編み込みパターンの形態を取っている。その
他の実施態様では、編み込みパターニングに基づかないティンティング、例えば
、所望の輝度や反射率に変化させるその他のパターニングを使用することができ
る。このようなティンティングを適用して、例えば、紙の透かしが見えるように
印刷箇所が普通は制限されているような従来の紙の透かしの上から見たように、
証券の領域を透明なものにすることができる。
【0016】 グリッドパターンの利用に関して、従来の出願を参照するものとする。頑健さ
、およびセキュリティのために、埋め込み器には、1つのデザインに複数のグリ
ッドパターンを組み込む機能を持たせることができる。また、埋め込み器は、1
つのプレートやフィルムの各領域によってACSマークの強度を変化させる機能
を持たせることができる。
【0017】 ACSマークは、証券の作品の連続的なトーンの領域に適用することができる
。当該エリアにインクが付けられていない場合(証券の当該部分は印刷されてい
ない、即ち被印刷物自体の部分が露出している)、微細なインクの液適(例えば
、直径100ミクロン未満)を当該領域の全体に亘って散布させて、デザインの
美感を損なうことなく必要な輝度や反射率の変化を規定することができる。当該
領域に均一にインクが付けられている場合、インクが付いていない小さな箇所(
繰り返すが、典型的には100ミクロン未満、例えば30〜50ミクロン)をデ
ザインと一体化して、即ち組み込ませて、意図する輝度や反射率の変化を起こさ
せることができる。どちらの場合も、均一でないサイズの液適や箇所を用いて、
視認性即ち見え易さを最小化させることができる。
【0018】 詳述した埋め込み器はピクセルドメイン内に埋め込みを行うものであるが、こ
のツールは、はじめにデザインをラスターファイルに変換する必要性がない直接
的にベクトルデザインファイルを目的とするACSマークのアプリケーションを
サポートするものである。
【0019】 所望であれば、埋め込み器と共に確認ツールを提供して、デジタルイメージや
マークが付けられた文書の走査データ内のACSマークの格納部や頑健さを読み
出して検査することができる。このようなツールによる検査結果は、視認性と頑
健さとの間のトレードオフが反復的に釣り合わせられるようなデザイン環境にお
いて利用することができる。
【0020】検知器 説明するACSマーク検知器は、イメージ編集アプリケーション、TWAIN
ドライバー、スキャナデバイスドライバー、プリンターデバイスドライバー、お
よびその他の介入点を含むソフトウェアアプリケーションや制御ソフトウェアに
統合するようにデザインされるソフト開発キット(SDK)である。この例示の
環境では、SDKは、容易に様々なソフトウェア製品に統合できるように検知器
に対するプログラミングインターフェイスを含むC/C++を呼び出し可能なラ
イブラリである。検知器は、様々な異なるカラーフォーマット(例えば、RGB
、CMYKなど)をサポートすることができる。
【0021】 他の実施態様では、検知器は、ASIC、PLAなどのハードウェアの形態を
取ることもできる。
【0022】 監査記録機能(これについては後述する)は、検知器と統合することができ、
これにより、ACSマークの検知を、例えばホストコンピュータ上での秘密監査
記録の書き込みの引き金とすることができる。また、検知器は、その他の透かし
(例えば、アドビフォトショップや、他のベンダーから入手できる他のイメージ
編集ソフトウェアを使用して埋め込み可能な商業的な電子透かし)も応答する即
ち検知することができる。検知器を、スキャナーのハードウェア、スキャナード
ライバー、オペレーティングシステム、イメージ編集アプリケーション、プリン
タードライバー、プリンターのハードウェア、インターネットブラウザー、通信
ポートなどを含む、様々な介入点において装備することができる。
【0023】 検知器はソフトウェアと完全に統合即ち一体化させソフトウェアの一部を形成
させ、プラグインソフトウェアの除去などのくだらない対処をさせるのを防止さ
せるのが好適である。
【0024】 検知器が証券文書のイメージデータを検出したとき、検知器は、様々な方法で
介入することができる。一実施態様では、検知器は、下記のようなユーザに忠告
を行うダイアローグボックスで介入する。 「このアプリケーションは、管理されている証券の権限のない「スキャニング
、編集、印刷、およびこれに該当するような行為など」をサポートしません。合
法使用のためにイメージを入手したい場合は、下の「イメージ獲得」を選択する
か、www.imagedistribution.comに行ってください。」
【0025】 このダイアローグボックスは、コンピュータ上にあるウェブブラウザを起動し
たり、証券の発行者により承認されているウェブサイトへ誘導したり、さらにそ
のサイトからダウンロード用に代替の合法な証券イメージが入手可能である「イ
メージ獲得」ボタンを含むものである。この代替イメージは、第1検査では、本
物の証券イメージのように見え、ほぼ十分に、証券イメージの全ての合法利用(
例えば、広告での使用)を満足させるものである。しかしながら、より細かく検
査すれば、明白に違法なものであるとわかる(例えば代替のものは、低解像度で
あったり、片面のみであったり、特定のキーとなる証券の特徴が除去されていた
りする)。僅かに異なる代替イメージを各ユーザに提供することもできる(例え
ば、各イメージに、電子透かしとして埋め込まれた異なる追跡情報を持たせるこ
ともできる)。代替イメージをリクエストするユーザに対して、登録および事前
承認を要求することもできる。そして、種々のセキュリティ/認証技法を使用し
て、正確な登録データが入手されたかを保証させることができる。
【0026】 本構成によれば、結局、株券の写真コピーや貨幣の使用などを含む流通から、
権限のない証券イメージのすべてを除去することが可能となる。
【0027】 さらに、ウェブサイトは、追加の関連情報を提供する。例えば、この情報には
、証券の偽造や不正な複製に関する、当該国に特有の警告を、含ませることがで
きる。また、証券イメージの合法使用のガイドライン(例えば、必要とされるサ
イズやカラー、必要とされる登録や事前承認など)を提供することもできる。
【0028】 ダイアローグボックスは、さらに、簡単に処理(スキャニング、印刷、ファイ
ルのオープンなど)を中止させる「キャンセル」ボタンを含むものである。なお
、このボタンは、検知器の応答によって現れるものである。
【0029】 その他の検知器の介入によって、検知器が証券データに対する代替データに置
き換える。例えば、証券のスキャニングは、おもちゃのお金に相当するイメージ
という結果になる。証券を印刷する場合も同様でる。
【0030】 プリンターに付属する検知器の場合は、介入応答は、印刷されたイメージの全
体に亘って明白に繰り返される「コピー」の文字によって視覚的にイメージを傷
付けることができる。
【0031】 古い機器の問題に取り組むため、ACSマーク検知機能は、デバイスドライバー
の更新によって提供することが可能である。更新されたデバイスドライバーは、
普通は、当該デバイスを使用する新たなアプリケーションが導入される場合、或
いは、更新されたオペレーティングシステムが導入される場合に、導入される。
同様に、オンライン更新が、多くのプログラムにおいて利用可能である。ACS
マーク準拠ドライバーも、同様に、このようなオンラインの仕組みを使用して導
入することができる。このようなアプローチによって、ACSマーク機能は、本
偽造防止システムが活用される以前にリリースされた機器にさえも拡張すること
が可能である。
【0032】 本検知器の機能性は、使用される環境、および利用可能な計算資源に適合させ
ることができる。例えば、プリンターの環境では、検知器は、通常サイズの15
0%で印刷される証券については考慮する必要がないとすることもできる。なぜ
なら、このようなサイズの証券は、通用するはずがないからである。これとは対
照的に、イメージ編集機器の検知器は、全ての寸法に対して、頑健である必要が
ある、即ち対応する必要がある。
【0033】 PCの分野以外では、ACSマーク検知器は、様々な証券の読み出し/認証の
アプリケーションに使用することができ、従って、これらの機能の要件はそれら
に依存させることができる。例えば、自動販売機の場合は、供給機構は、証券の
回転を制限すること、および、証券即ち紙幣が所定の端部から供給されるべきで
ある、というユーザへの指示を必要とすることもできる。このような環境では、
縮尺や回転は、ほぼ無視し得るものである。紙幣計数機や、証券プリンターによ
って使用される品質保証検査機器でも同様である。
【0034】 秘密追跡 秘密追跡機能(例えば、証券データの検知に応答して、秘密の監査記録データ
を書き込む機能)は、特許出願09/185380号において、完全に詳細に説
明されているので、従って本明細書では繰り返して開示しない。何らかの証券イ
メージデータの検知によって、下記のデータの全て或いは一部を含む、1つまた
は複数の記録を格納させる引き金とすることができる、と言えば十分であろう。
このデータとは、検知したACSマークに格納されるもの、処理が実行された日
付や時間、コンピュータタイプ、オペレーティングシステムやバージョン番号、
ユーザID、プリンタータイプ、プリンタードライバーバージョン、スキャナー
タイプ、スキャナドライバーバージョンなどである。
【0035】 説明する実施態様では、秘密追跡機能は、証券データが検出された場合だけで
はなく、検知器のソフトウェアやその機能がパッチされようとしたり、改造され
ようとしたりした場合にも同様に、呼び出されるものである。コンピュータ業界
の当業者は、プログラムコードの様々なセキュリティ技法や、このような改竄を
検出し得るようなその他のアプローチを理解するであろう。
【0036】 雑録 特許5841886号は、人間が知覚し得る証券上の情報を用いる所定の方法
に対応するように証券上のイメージがステガノグラフィカリ、即ち通信秘匿的に
符号化されているような、識別文書を自己認証する機能を開示するものである。
例えば、カードの所有者の名前を、カード上の所有者の肖像内にステガノグラフ
ィカリに符号化する、または、カード上に触感でわかるように印刷する。
【0037】 上述した実施態様では、ステガノグラフィカリに埋め込まれたデータは、それ
自体では、文書(例えばテキスト)上の人間が知覚し得る情報と一致する必要が
ない。代わりに、リモートデータベースなどとの通信を行わせることができる。
このような実施例では、埋め込まれたデータを、リモートデータベースへのイン
デックスとすることができる。当該インデックスによって識別されるデータベー
ス上の記録は、所有者の名前を含むカード所有者の情報を含むことができる。従
って、ユーザを認証するためには、このインデックスを、イメージからステガノ
グラフィカリに復号して、その後、データベースを検査して、当該インデックス
に対応する所有者の名前がカード上に印刷された名前と一致するのかを確認する
【0038】 この原理は、認証用の文書以外にも応用することができる。認証の助けとして
、このような方法で、株券やその他の証券を、ステガノグラフィカリに符号化す
ることができる。株券の場合には、ステガノグラフィックな符号化は、引用した
特許出願(例えば、線幅変調など)で説明される証券への埋め込み技法によって
達成することができる。
【0039】 結論 例示の実施態様およびその変形例を参照しながら本発明の原理を説明してきた
が、本発明の構成や詳細は、本発明の原理から離れることなく変形し得るもので
あると理解すべきである。
【0040】 例えば、本発明を、PCを基盤とした偽造に焦点を当てて説明してきたが、同
様の検知器や介入応答は、カラー複写機でも使用することとも可能である。
【0041】 同様に、本発明を、電子透かしを基盤とする文書の認識に言及しつつ説明して
きたが、その他の文書認識技法をその他の実施態様において使用することもでき
る。例えば、例えば、スペクトル特性、可視パターン認識(例えば、日本銀行の
印)、「極秘」の文字などを参照することによって銀行券を認識するコピー機上
には、膨大な印刷物がある。保護される文書上にあるバーコードや象形文字、そ
の他の多くの標識を、同様に識別することができる。このような認識技術のいず
れかを使用して、ユーザに適切な応答(例えば、ユーザの許容され得る制限事項
をアドバイスする、または、利用可能な代替イメージを作成するなど)を提供す
るウェブブラウザを起動させることができる。
【0042】 同様に、前述した教示によってガイドされた様々な透かし、復号、および偽造
対抗技術を、上で詳述した要素と置き換え、および/または、組合せることでさ
らなる効果を上げることができることを理解されたい。引用した出願や特許で開
示したその他の特徴を、本明細書で詳述した技術の実施態様において使用するこ
とができる(従って、本明細書では、本件を対象とする引用した出願や発明(例
えば、検知器へのニューラルネットワークの利用)で開示した各技術の記載を省
略することとする。同様のことは、これら以前の特許の文脈における開示を読む
ことによって明白に教示されるものであるためである)。
【0043】 更に、上で詳述した技術を、証券(security)以外のアプリケーション、例え
ば、ユーザのコンピュータ上で処理されるべきイメージ、ビデオ、或いは音声を
、ある特定のクラスに属するものとして、認識させること、および、当該ユーザ
に当該クラスのオブジェクトに関連するウェブページを提示することに使用する
ことができる。
【0044】 本明細書は埋め込み器、ACSをマークされた証券、および様々な検知器(秘
密追跡機能を含む)を一体化した「システム」に焦点を当ててきたが、個々のコ
ンポーネントやサブコンビネーションは、このような完全なシステムから分離、
即ち独立した形態で特許可能であることを理解されたい。
【0045】 本発明の様々な実施態様を鑑みると、本発明の原理は応用可能であり、詳細に
説明した実施態様は例示のみを目的とするものであって本発明の範囲を制限する
ものと解釈してはならないと理解すべきである。従って、むしろ、我々は、請求
の範囲やこれに相当するものの範囲や精神の範疇とすることができるような実施
態様の全てを特許請求の範囲として要求するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 H04N 1/40 Z (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 スコット カー ジェイ アメリカ合衆国 オレゴン州 97007 ビ ーヴァートン サウスウェスト 第189 アヴェニュー 7814 Fターム(参考) 5B057 AA11 CB19 CE08 CG01 CH01 CH11 CH20 5C076 AA14 BA06 BA09 5C077 LL14 PP23 PP27 PQ12 PQ22 5J104 AA14 PA09 PA10

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 証券を認識するステップと、 これに応じて、ウェブブラウザーをこれに関連するウェブサイトへ導くステッ
    プと、 を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、 ユーザに前記ウェブサイトからの代替イメージを提示するステップ、 をも含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法において、 前記の認識された証券に関連する、或いは、そのものについての所定の用途に
    関連する補足情報を、ユーザに提示するステップ、 をも含むことを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法において、 符号化された電子透かしによって証券を認識するステップ、 をも含むことを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の方法をコンピュータに実行させる命令を含むコ
    ンピュータ記憶媒体。
  6. 【請求項6】 ユーザのコンピュータ上で処理されるべきグラフィック、ビデオ
    、或いは、音声のデータを、所定のクラスに属するものとして認識するステップ
    と、 これに応じて、ウェブブラウザをこのクラスの関連するウェブサイトへ導くス
    テップと、 を含むことを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の方法において、 前記ウェブサイトが、商業上の機会を前記ブラウザのユーザに提示する、 ことを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の方法において、 符号化された電子透かしを参照することによって、前記データを前記所定のク
    ラスに属するものとして認識するステップ、 を含むことを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の方法をコンピュータに実行させる命令を含む、
    コンピュータ記憶媒体。
  10. 【請求項10】 ユーザのコンピュータ上で処理されるべき、グラフィック、ビ
    デオ、或いは、音声のデータを、所定のクラスに属するものとして認識するステ
    ップと、 このようなクラスに応じて、当該ユーザに前記クラスに関連するメッセージを
    提示するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の方法において、 符号化された電子透かしを捜すように前記データを検査するステップ、 を含むことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】 前記メッセージが、前記データが許可されている用途であるか
    、或いは、否かについて、前記ユーザへ通知する、 ことを特徴とする請求項10に記載の方法を実行するプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の方法をコンピュータに実行させる命令を含
    むコンピュータ記憶媒体。
  14. 【請求項14】 第1のイメージデータを受け取るステップと、 当該第1のイメージデータを、複製には適さないものとして認識するステップ
    と、 当該第1のイメージデータを、おもちゃのお金のイメージである第2のイメー
    ジデータへと置き換えるステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】 文書の所定のクラスの表示特性を捜すようにイメージデータを
    検査する、および、同じものが生成されるのを妨害する機能を有するドライバー
    ソフトウェアをユーザのコンピュータへ提供するステップと、 前記の更新されたドライバーソフトウェアを前記ユーザのコンピュータ上に導
    入し、このような機能を含まない以前のドライバーソフトウェアを置き換えるス
    テップと、 を含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 電子透かしの方法であって、 複数の場所に印刷されたイメージの明度を変化させ、それによって、デジタル
    データをステガノグラフィカリに符号化するステップを含み、 比較的均一にインクが付けられた前記イメージの領域内における、本質的にイ
    ンクが付いていない範囲内において、小さな点を生成することによって、この領
    域において透かし信号を伝達するように改善すること、および、少なくとも、こ
    のような点の幾つかは100ミクロン未満の寸法を有すること、 を特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の方法において、 少なくとも、前記点の幾つかは、30〜50ミクロンの寸法を有すること、 を特徴とする方法。
JP2000588925A 1998-12-18 1999-12-16 偽造防止システム Pending JP2002532812A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11295598P 1998-12-18 1998-12-18
US60/112,955 1998-12-18
PCT/US1999/030217 WO2000036785A1 (en) 1998-12-18 1999-12-16 Counterfeit deterrence system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002532812A true JP2002532812A (ja) 2002-10-02

Family

ID=22346778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000588925A Pending JP2002532812A (ja) 1998-12-18 1999-12-16 偽造防止システム

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1142190A4 (ja)
JP (1) JP2002532812A (ja)
KR (1) KR20020003357A (ja)
AU (1) AU2369500A (ja)
CA (1) CA2355715A1 (ja)
WO (1) WO2000036785A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9630443B2 (en) 1995-07-27 2017-04-25 Digimarc Corporation Printer driver separately applying watermark and information
US8091025B2 (en) 2000-03-24 2012-01-03 Digimarc Corporation Systems and methods for processing content objects
US6952485B1 (en) 2000-09-11 2005-10-04 Digimarc Corporation Watermark encoding and decoding in imaging devices and imaging device interfaces
CA2424331C (en) * 2000-10-31 2012-01-03 Inktomi Corporation Approach for tracking data
KR100511630B1 (ko) * 2001-08-28 2005-08-31 (주)마크텍 멀티미디어 전자화폐, 및 멀티미디어 전자화폐의발급/인증/양도 방법 및 시스템
KR100822724B1 (ko) * 2006-06-16 2008-04-17 이정옥 디지털 보안 인쇄 장치 및 그 방법, 및 이미지 인증장치

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3273781B2 (ja) * 1989-09-21 2002-04-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴイ 記録担体及び記録担体を得る方法及び装置及び複写防止手段を持つ情報記録装置
JP3073590B2 (ja) * 1992-03-16 2000-08-07 富士通株式会社 電子化データ保護システム、使用許諾者側装置および使用者側装置
US5671277A (en) * 1992-06-30 1997-09-23 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and copy management system
EP0770109A4 (en) * 1994-07-14 1999-01-20 Tonejet Corp Pty Ltd SOLID INK FOR INK JET PRINTING
DE69631806T2 (de) * 1995-05-08 2005-02-03 Digimarc Corp., Tualatin Gebrauch im Transformationsbereich steganographisch eingebetteter Kalibrierungsdaten zur Detektion von Bildverzerrungen
US5825892A (en) * 1996-10-28 1998-10-20 International Business Machines Corporation Protecting images with an image watermark

Also Published As

Publication number Publication date
AU2369500A (en) 2000-07-03
WO2000036785A1 (en) 2000-06-22
EP1142190A4 (en) 2005-05-25
CA2355715A1 (en) 2000-06-22
KR20020003357A (ko) 2002-01-12
EP1142190A1 (en) 2001-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11548310B2 (en) Authenticating identification and security documents and other objects
AU761566B2 (en) Digital watermarking and banknotes
US6345104B1 (en) Digital watermarks and methods for security documents
KR100400582B1 (ko) 디지털 워터마킹을 이용한 유가증권등의 발급, 인증장치와방법
US7571323B2 (en) Image processor, method thereof, computer program, and computer readable storage medium
KR20030038677A (ko) 인쇄된 오브젝트들 및 관련 애플리케이션들을 위한 인증워터마크들
JP2002236960A (ja) 物理媒体の物理的特性を用いるドキュメント認証方法及び装置
WO1999053428A1 (en) Digital watermarking and banknotes
US6636614B1 (en) Method for preventing the falsification of documents comprising a photograph, preferably a facial-view photograph
US7104709B1 (en) Document printing process
KR100430469B1 (ko) 문서 위조/변조 방지 시스템
JP2002532812A (ja) 偽造防止システム
JP2003060890A (ja) 通信ネットワークを利用した個人認証システム
JP2008178081A (ja) ディジタル透かしを用いた方法及びシステム
KR200249617Y1 (ko) 디지털 워터마킹을 이용한 오프라인 디텍터
Geetha et al. Recent Watermarking Patents of Digimarc Corporation: The Period between March’12-June ‘12