JP2002532735A - 分岐した光導波路から放出されるフラックスを調節するための方法および装置 - Google Patents

分岐した光導波路から放出されるフラックスを調節するための方法および装置

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JP2002532735A JP2000587213A JP2000587213A JP2002532735A JP 2002532735 A JP2002532735 A JP 2002532735A JP 2000587213 A JP2000587213 A JP 2000587213A JP 2000587213 A JP2000587213 A JP 2000587213A JP 2002532735 A JP2002532735 A JP 2002532735A
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    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
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    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/2804Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals forming multipart couplers without wavelength selective elements, e.g. "T" couplers, star couplers

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Abstract

(57)【要約】 ステム部と、ステム部に一体的に接続された複数のブランチとを有する光スプリッタは、可撓性である接合部をステム部と複数ブランチとの間に有する。複数のブランチ間の固定角度を維持しつつステムと複数のブランチとの間の角度を制御することによって、すなわち、接合部を折り曲げることによって、複数のブランチのそれぞれから放出されるフラックスが、各ブランチがステム部に対してなす角度に基づいて調節可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 この発明は、一般に、単一光源から複数の場所に光を伝送するための方法およ
び装置に、特に、数本の下流ブランチのそれぞれから放出されるフラックスが制
御可能となる、単一光源から複数の場所に光を伝送する方法および装置に関する
【0002】 光透過性材料が、光を伝搬する光導波路として使用されても良い。光導波路は
、典型的に、光源からの光を受けるようにした少なくとも1つの表面と、光導波
路に沿って、または内部での内部全反射を通じて伝搬する光を反射させる光平滑
表面とを含む。光導波路の良く知られている例は、データ通信産業で伝統的に採
用されている光ファイバや、最近では照明用に使用される光ファイバを含む。例
えば、米国特許第4,422,719号(‘719特許)は、光ファイバを採用
する1つのそのような照明装置を開示している。このような装置では、光ファイ
バの少なくとも1つの端部表面は、光源からの光を受けるようにしてあり、その
光はそのファイバに沿って、またはその内部を軸方向に伝搬する。
【0003】 そのような照明装置を製作するための1つの技術は、透明の細長いファイバコ
アを形成することから始まる。ファイバコアは、一端からファイバ内に入射する
光が、ファイバ表面における伝送性のため光の損失もなく他端に移動するように
設計される。この周知現象は、内部全反射と呼ばれる。
【0004】 光ファイバを、照明システムまたは「光伝送システム」の構成部材として使用
することもできる。これらのシステムでは、光は、通常、単一光源から光ファイ
バの少なくとも一端に入射し、ファイバの長さに沿った所定位置または複数の位
置からファイバを出射するようにされる。さらに、「結合器」または「スプリッ
タ」装置が、単一光源または光源ファイバからの光を受光し、スプリッタの一端
に入射する光を多数の出力ファイバに分配するようにしても良い。
【0005】 通信光ファイバの分野におけるこのような光束の分割を提供する技術は、光束
を要求通りに分割できるように、精密な仕様で製造される調節可能なスプリッタ
装置の特定の製造を含む。これらのスプリッタは、光パワーの分割を制御するた
めに屈折率の変動(例えば、電界または温度変化によって誘導される)または別
の導波路からの接触をあてにして、固定されたジオメトリを維持する。さらに、
これらのスプリッタやそれらの制御手段は、それらのサイズ、コスト、および電
力供給の要求が問題で、大径の光ファイバには適用できない。
【0006】 上述の技術が2つ以上のブランチ間で光パワーを分割するのに適さないような
用途には、限定的なジオメトリ解決法が展開されている。照明産業では、マルチ
ポート光源とマルチファイバハーネスとの両方が入手可能である。但し、それら
は、動的調節能力も受光(下流)ファイバ間の色の保全性も提供しない。
【0007】 本発明は、故に、数本の下流光導波路ブランチのそれぞれから放出されるフラ
ックス量の動的調節を可能にし、しかもその光が各導波路で同色となるようにす
る効率的な方法を開発する課題に向けられる。さらに、本発明は、各ブランチで
様々な量の光束を放出することができる、光スプリッタを含む、スプリッタシス
テムを開発する課題に向けられる。
【0008】 発明の開示 本発明は、数本の分岐した光導波路のそれぞれから放出される様々な量のフラ
ックスを提供するために特注製造されたスプリッタまたは多数の光源の必要性を
排除することによってこれらの課題を解消する。色の保全性と共に動的フラック
ス調節を提供するために、本発明は、フレキシブル光スプリッタを使用し、上流
ステム部に対して、下流ブランチの角度を調節する。上流ステム部に対する各下
流ブランチの角度を変更すると、各下流ブランチから放出されるフラックスを調
節でき、それによって、特注製造されたスプリッタの必要性が無用となる。本発
明の光スプリッタは、対称であり、且つ2つの下流ブランチ間の角度が固定され
ていることが好ましい。
【0009】 本発明は、照明装置内のフラックスを動的且つ調節的に制御するための方法お
よび装置を提供する。
【0010】 本発明の1つの態様によれば、光スプリッタの数ブランチのそれぞれから放出
される光量を制御する方法が規定され、ここで各ブランチが断面積を有する。そ
の光スプリッタは、ステム部と、そのステム部に一体的に接続された少なくとも
2つのブランチと、ステム部と少なくとも2つのブランチとが接合するフレキシ
ブル領域とを有する。ブランチと光スプリッタのステム部との間の角度は、2つ
のブランチのそれぞれから放出される光量が、調節された角度に基づいて決定さ
れるように調節される。
【0011】 本発明の他の態様では、その方法は、2つのブランチのそれぞれの間の固定角
度を維持するステップを含む。
【0012】 本発明の1つの特定の実施形態では、光スプリッタのステム部と2つのブラン
チとは、光導波路を含む。他の実施形態では、その光導波路は光ファイバを含む
【0013】 本発明の他の態様では、光スプリッタのブランチのそれぞれから放出される光
の色が、光スプリッタのステム部における入射光の色と実質的に同じである。
【0014】 本発明の実施形態に係る光スプリッタでは、そのステム部とブランチとは、一
体的に形成された単一光導波路装置であることが好ましい。
【0015】 本発明の好適実施形態では、光スプリッタは、1つのステム部と2つのブラン
チとを具備し、ステム部の中心軸回りで対称であっても良い。光スプリッタの2
つのブランチ間の角度(図2(c)の角度A)は、固定され、一定に保たれる。
本発明に従って任意の角度Aが使用されても良いが、好ましくは、その角度は1
゜〜90゜であり、より好ましくは1゜〜20゜、最も好ましくは、1゜〜10
゜である。
【0016】 本発明の別の実施形態では、光スプリッタは、1つのステム部と少なくとも2
つのブランチとを具備し、ステム部の中心軸に対して非対称であっても良い。ブ
ランチ間の角度Aは、固定のままであり、対称型のスプリッタについて説明した
値を有する。さらに、ステム部と主ブランチとの間の角度(図2(a)の角度B
)は、90゜〜180゜であり、好ましくは150゜〜180゜、最も好ましく
は、170゜〜180゜である。用語「主ブランチ」は、そのブランチがステム
部とそれ自体との間でより大きなまたは最大の角度をなすことを意味する。
【0017】 詳細な説明 本発明によれば、上流ステム部に対する光スプリッタの2つまたはそれ以上の
下流ブランチ間となす角度は、下流ブランチのそれぞれから放出されるフラック
スを制御できるように調節される。本発明は、スプリッタボックスに設けられ、
フレキシブル接合部を有する、スプリッタを含む、放出されるフラックスを調節
するためのシステムをも含み、それは、下流ブランチ間で所望のフラックス分割
を得ることができるようにスプリッタの配列位置を制御する。
【0018】 上述のように、本発明によれば、光ファイバスプリッタの上流ステム部と下流
ブランチ間でなす角度は、下流ブランチに放出される上流ステム部からのフラッ
クスの配分を調節できるように調節される。本発明の下流ブランチから放出され
るフラックスを制御する方法は、単一光源からの光が、多数の終端照明装置間、
または多数の終端場所間で、様々な量に、分割されなければならないような状況
で特に有用となる。そのような状況の例は、「チャネルレター」の照明であり、
そこでは照らされるべき各文字の表面積が、光源からの特定文字に必要なフラッ
クスを決定する。本発明による方法/システムを実用化した他の例は、単一光源
から数カ所の地点で様々なフラックス量の照明が必要な「オーバーヘッドライテ
ィング」または「タスクライティング」の照明状況のものである。
【0019】 本発明による光スプリッタのステム部およびブランチは、光ファイバを含む、
任意の光導波路であっても良い。一般に、「照明装置」用の従来の光ファイバは
、特定の断面ジオメトリ(すなわち、円形、楕円形など)を備えたコアファイバ
とそのコア周りのクラッドとを有する。コアの屈折率は、クラッドの屈折率より
も大きいので、光導波路に沿って、またはその内部を移動する光が内部全反射の
原理に従って最小限の損失で光導波路の表面で反射する。そのクラッドは、材料
の保護層でさらに包囲されても良く、またはその最も簡単な形の、大気であって
も良い。好適実施形態では、低屈折率クラッド、例えば、浸漬被覆したフッ素重
合体が使用される。
【0020】 使用時、ファイバの一端においてコア内に導入される、可視光のような電磁エ
ネルギーのビームが、臨界角度よりも大きな角度でコア/クラッド界面に衝突す
るように向けられるので、内部で全反射する。その結果、その光は大きな損失も
なくファイバの他端に伝送される。
【0021】 工場生産光ファイバスプリッタ(例えば、「Y状スプリッタ」は、これらに限
定されるものではないが、以下で詳述される手段を含む任意の周知手段から形成
されても良い。本発明の要求に従って構成された成形光ファイバスプリッタは、
例えば、射出成形に適応した従来の2個構成金型を利用する成形法で、または他
の通常の成形法で形成されても良い。
【0022】 採用される金型の種類に関係なく、完成物品を形成する硬化性材料は、実質的
に光透過材料に硬化する任意の材料であっても良く、それは、金型に導入され、
金型に悪影響を与えない温度および/または圧力条件で硬化させられる。硬化性
材料は、熱、放射線、または他の周知加工法で硬化可能であっても良い。適当な
構成材料は、重合化可能な化合物または混合物を含む。アクリル樹脂は、それら
の透明特性にとって好ましい硬化性材料の部類である。ウレタン樹脂も、より柔
軟性のある完成物品が得られので硬化性材料の所望の部類であり、さらに、硬化
中の収縮も最小限となる傾向があるが、一定の配合のものしか所望の透明特性を
持たない。シリコーン樹脂は、それらの透明性、柔軟性、および耐熱性の故に硬
化性材料の第3の所望部類となる。
【0023】 図1は、1つの上流ステム部と2つの下流ブランチとを有する対称光スプリッ
タの斜視図を示す。Yスプリッタのようなスプリッタ装置は、単一光源から放出
されたフラックスを2つまたはそれ以上の経路間に分割されるようにして光を多
数の装置および/または場所に提供することができる。
【0024】 本発明の特徴に従って設計された光スプリッタは、図1に示されるように、ス
テム部10aとブランチ10b、10cとを含むスプリッタ10を具備する。光
源からの光は、ステム部10aの入力端部10iに入射し、内部全反射の原理に
従ってステム部に沿って伝送され、ブランチ10bおよび10cを経て、光が放
出されるそれぞれの出力端部10boおよび10coに至る。
【0025】 従来の均一(すなわち、サイズおよび形状が同一のブランチを有する)で対称
な(すなわち、「折り曲げられていない」、または基部に対して同一角度を有す
るように配置されたブランチを有する)「Y」状スプリッタ装置では、光は均等
に入射ステム部から下流ブランチ間に分割される。図1で例示されたスプリッタ
は、下流ブランチに分配されるフラックスを自在に制御するために、下流ブラン
チが上流ステム部と合流する接合部でスプリッタを「折り曲げる」ことについて
ここで説明した方法が可能となる。2つの下流ブランチ間の分離角度は固定した
ままであるのが好ましい。
【0026】 図2a〜2cは、本発明の原理に従って、様々な配分で放出されるように光を
分割するために「折り曲げられた」状態で示されたスプリッタを例示する。図2
(a)〜2(c)のそれぞれにおいて、2つのブランチ間の角度である、角度A
は、固定されたままであるが、例示されるように、ブランチの一方とステム部と
の間の角度である、角度Bは、変更可能である。
【0027】 図2aは、一方のブランチから80%、他方のブランチから20%放出される
ように光を分割する「折り曲げられた」スプリッタを例示するが、図2bは、一
方のブランチから60%、他方のブランチから40%放出されるように光を分割
する「折り曲げられた」スプリッタを例示する。最後に、図2cは、一方のブラ
ンチから50%、他方のブランチから50%放出されるように光を分割するため
に「折り曲げられた」状態で示されたスプリッタを例示する。これらの図では、
Yスプリッタのブランチとのステム部の配列位置は様々であるが、固定された角
度は、2つのブランチ間で維持される。図2で例示されたスプリッタは、断面積
が均一且つ等しい下流ブランチを有するが、これらの下流ブランチは、断面積が
不等および/または不均一である場合もあることは、当業者には理解されよう。
【0028】 図3は、本発明の原理によるスプリッタの別の実施形態である。特に、図3は
、多数の下流ブランチを有する光スプリッタを示し、そこでは、少なくとも1つ
の下流ブランチ(ブランチ10d参照)が、少なくとも2つの他のブランチによ
って画定される面と異なる基準面に存在している。再度、下流ブランチと上流ス
テム部とのなす角度は、本発明の原理に従って下流ブランチから放出される光を
分割できるように動的に調節されても良い。
【0029】 表1は、本発明に従って得られた実験データを示す。表1において、フラック
ス(すなわち光パワー)測定値(パーセント)が、180度、177度、176
度、および173度の、Y状スプリッタの第1ブランチとステム部との間の、角
度(例えば、図2の角度Bを参照)に対して示されている。さらに、第1ブラン
チからの色と第2ブランチからの色とが、上記角度に対して測定された。光がS
pectralon分光式フラット拡散反射表面物標(ニューハンプシャー州、
ノースサットンのLabsphere,Inc.社)で反射したときに、各ブラ
ンチから放出された光の色を測定するためにMinolta CS−100三刺
激比色計(ニュージャージー州、ラムゼーのMinolta Corp.社)が
使用された。第1および第2ブランチ分離角度(例えば、図2の角度A)は、1
4度でその実験全体を通じて一定に保たれた。
【0030】
【表1】
【0031】 表1では、折り曲げられていない構成で、2つの下流ブランチ間で均等に放出
される光を分割する等しい断面積を備えたブランチを有する対称Yの測定値が記
録された。その実験用のYのコアは、直径が1.3cm(0.5”)であり、ク
ラッド無しであった(すなわち、その光ファイバは「空気」クラッドを採用して
いた。)。ブランチとステム部とは、それぞれ長さが7.6cm(3”)であっ
た。
【0032】 Yスプリッタを準備するために、二つ割り真鍮型が、真鍮ブロックからYスプ
リッタの指示された寸法まで型の2つの同一半分割を機械加工し、次に成型表面
を光学的公差まで研磨することによって準備された。型の2つの半分割は共にク
ランプされ、硬化性ポリウレタン先駆物質混合物が注入されて硬化させられた。
硬化性ポリウレタン先駆物質混合物は、19.65gのビス(4−イソシアナト
シクロヘキシル)メタン(例えば、これらは、ペンシルベニア州、ピッツバーグ
のBayer Corp.,社の商標Desmodur Wで入手可能)と、1
9.8gのイソシアヌレート含有ポリイソシアネート(例えば、Bayer C
orp.,社のDesmodur N−3300)と、40gのポリエステルジ
オール(例えば、テキサス州、ヒューストンのSolvay Interox社
のCAPA200ポリオール)と、10gのポリエステルトリオール(例えば、
Solvay Interox社のCAPA301)とから構成される。この混
合物は、23℃においてポンプ減圧下で30分間撹拌された後、0.67gのジ
ブチル錫ジメルカプチド重合触媒(例えば、コネチカット州、グリニッジのWi
tco Corp.,社のFoamrez UL−1)が添加された。減圧が再
度行われ、その混合物はさらに数分間撹拌され、次に混入した気体を除去するた
めに1分間平衡化され、次に減圧が解放された。その混合物は、密閉式2個構成
真鍮型に注入され、23℃で1時間硬化させられた。必要ならば、硬化した装置
が、型から取り出されて、100℃で1時間加熱することによってさらに後硬化
されることもある。装置の光学的特性が、それで決定された。
【0033】 Labsphere FIMS−P400、明所視的に濾光されたハンドヘル
ド型10.2cm(4”)の積分球(ニューハンプシャー州、ノースサットンの
Labsphere,Inc.,社)が、各ブランチから放出されるフラックス
を測定するために使用され、Quiet Lightning QL−60Y(
カリフォルニア州、コスタメーサのLumenyte Internation
al Corp.,社)光源が、ハーネスからフレキシブルYスプリッタ内に直
に光を入射させるために使用された。最後に、フラックス分配計算は、Yを出射
する総フラックス、すなわち2つのブランチの合計に基づき、ステム部に入射す
る総フラックスに基づかない。
【0034】 表1の測定されたデータは、173度の角度における、すなわち対称Yスプリ
ッタが通常、すなわち「折り曲げられていない」構成である場合を例示している
が、そのフラックスは放出される光のフラックスと色の両方に対してほぼ対称で
ある。ブランチの1つ、「第1ブランチ」とステム部との間の接合部が折り曲げ
られ、上流ステム部に対するブランチの角度を180度の角度まで増大させる、
すなわち、第1ブランチがYステム部に対して実質的に「真っ直ぐ」になった場
合、第1ブランチのフラックスは68%まで増大したが、第2ブランチのフラッ
クスは32%まで減少した。但し、第1ブランチおよび第2ブランチからの色は
均等であった(すなわち、観察者には何の差も認識されなかった)。「折り曲げ
られていない」173度構成と「折り曲げられた」180度構成との間の中間点
も測定されており、均等フラックスから68%/32%分配までの遷移を例示し
ていることも留意されるべきである。中間点のそれぞれにおいて、2つのブラン
チ間の色保全性は、再び均等であった、すなわち、観察者に識別可能ではなかっ
た(この実験では、その色は実験的誤差範囲内で同じであった)。
【0035】 ここで詳述された方法およびシステムは、従って有効性が確認され、多数の下
流ブランチから放出されるフラックスを調節しつつ、色保全性を維持する方法お
よびシステムが十分満足のいくようなものであることが示された。
【0036】 当然ながら、より多数のブランチを備えた対称均一スプリッタ、例えば、図3
で例示されたようなスプリッタが使用される場合、スプリッタが折り曲げられず
、下流ブランチが対称的に配置されていれば、再び、入射光は下流ブランチ間で
均等に分配される。光の不均等な分配が特定の用途で求められる場合、不均一な
ブランチを有するスプリッタが本発明の方法/システムに従って使用される。こ
の場合、各下流ブランチがステム部となす角度が、各下流ブランチから放出され
るフラックスの量を決定する。
【0037】 一方のブランチに80%、他方のブランチに20%までのフラックスの分配が
、「均一な」スプリッタに対して図2aで例示されているが、「不均一な」スプ
リッタ、すなわちブランチの少なくとも2つが異なる断面積を有する多数のブラ
ンチを備えたスプリッタが、ブランチ間でフラックスを分配する代わりとなるべ
き手段となり、ブランチ間でのフラックスのより大きな分配が可能となることも
留意されるべきである。
【0038】 様々な実施形態がここで特定的に例示され説明されたが、本発明の修正や変形
は、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく上記教示によって、および添付
の請求の範囲内で実施可能であることは理解されよう。例えば、限定的でなく、
先に記載されたように、光スプリッタは、任意の面に配置された任意本数の下流
ブランチを有しても良い。
【0039】 さらに、本発明は、任意の断面形状を有するスプリッタにも同等に適用可能で
ある。例えば、スプリッタの断面形状が平坦表面を有する平頭円形、文字「D」
に似た構成、「三角」形状表面、または正方形、すなわち矩形状である場合に有
利となる。さらに、本発明は、入射光を受け入れ、詳細に上述されたものと同じ
原理で働く「入力部」すなわちステム部を2つ以上有するスプリッタにも適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 1つの上流ステム部と2つの下流ブランチとを有し、スプリッタ
のジオメトリが動的に調節されて、本発明の原理に従って自在に上流ステム部に
入射する光を2つの下流ブランチ間に分割する、Yスプリッタの斜視図である。
【図2a】 本発明の原理に従って、1つのブランチから80%、他方のブ
ランチから20%放出されるように光を分割できるように折り曲げられたときの
状態が例示的に示されたスプリッタを表す。図2aでは、角度Aは固定されるが
、角度Bは変更可能である。
【図2b】 本発明の原理に従って、1つのブランチから60%、他方のブ
ランチから40%放出されるように光を分割できるように折り曲げられたときの
状態が例示的に示されたスプリッタを表す。図2bでは、角度Aは固定されるが
、角度Bは変更可能である。
【図2c】 本発明の原理に従って、1つのブランチから50%、他方のブ
ランチから50%放出されるように光を分割できるように折り曲げられたときの
状態が例示的に示されたスプリッタを表す。図2cでは、角度Aは固定されるが
、角度Bは変更可能である。
【図3】 下流ブランチが任意の基準面に配置され、本発明の原理に従って
上流ステム部に入射する光を複数の下流ブランチ間に分割できるようにスプリッ
タのジオメトリが動的に調節される、本発明の原理による光スプリッタの別の実
施形態を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光スプリッタの複数ブランチのそれぞれから放出される光量
    を制御する方法であって、 ステム部と、前記ステム部に一体的に接続された少なくとも2つのブランチと
    を含む光スプリッタを準備するステップであって、前記ステム部と前記少なくと
    も2つのブランチとの間の接合部が可撓性である、光スプリッタを準備するステ
    ップと、 前記光スプリッタのステム部と前記少なくとも2つのブランチとの間の角度を
    調節することによって前記少なくとも2つのブランチのそれぞれから放出される
    光量を制御するステップとを具備する、方法。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つのブランチのそれぞれの間の固定角度を
    維持するステップをさらに具備する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記光スプリッタの前記ステム部および少なくとも2つのブ
    ランチが光導波路を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記光導波路が光ファイバを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記光スプリッタが、ステム部と2つのブランチとを有する
    Y形状を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記光スプリッタの前記ステム部と前記2つのブランチの1
    つとなす角度がほぼ90〜180度である、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記2つのブランチが対称であり、ほぼ1〜90度の間で固
    定角度をなす、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記光スプリッタが実質的に光透過材料を含む、請求項1に
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記光スプリッタが、ウレタン、珪素、およびアクリレート
    材料から成る群から選択された材料を具備する、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記光スプリッタがウレタンを具備する、請求項1に記載
    の方法。
  11. 【請求項11】 前記光スプリッタが低屈折率クラッドを含む、請求項1に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 複数の下流ブランチから放出される光量を制御するための
    システムであって、 スプリッタ調節装置に取り付けられた光スプリッタを具備し、前記スプリッタ
    が上流ステム部と少なくとも2つの下流ブランチとを有し、前記上流ステム部と
    下流ブランチとのそれぞれが光導波路から形成され、さらに前記上流ステム部と
    少なくとも2つの下流ブランチとの間の接合部が可撓性であり、前記光スプリッ
    タの前記少なくとも2つの下流ブランチのそれぞれから放出された光量が、前記
    スプリッタ調節装置を使用して前記光スプリッタの上流ステム部と少なくとも2
    つの下流ブランチとの間の角度を調節することによって調節される、システム。
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