JP2002532640A - ティッシュ材料の湿潤強度を増大するための方法 - Google Patents

ティッシュ材料の湿潤強度を増大するための方法

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JP2002532640A
JP2002532640A JP2000588454A JP2000588454A JP2002532640A JP 2002532640 A JP2002532640 A JP 2002532640A JP 2000588454 A JP2000588454 A JP 2000588454A JP 2000588454 A JP2000588454 A JP 2000588454A JP 2002532640 A JP2002532640 A JP 2002532640A
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JP2000588454A
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ヨアキム ヤルデビー,
アンナ ニールストランド,
タミ チハニ,
スッサン サンドバーグ,
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エスシーエー・ハイジーン・プロダクツ・アーベー
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21H25/00After-treatment of paper not provided for in groups D21H17/00 - D21H23/00
    • D21H25/04Physical treatment, e.g. heating, irradiating
    • D21H25/06Physical treatment, e.g. heating, irradiating of impregnated or coated paper
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/18Reinforcing agents
    • D21H21/20Wet strength agents

Abstract

(57)【要約】 本発明はティッシュ材料の湿潤強度を増大するための方法、及びその方法に供されたティッシュ材料(2′)に関する。ティッシュ材料(2,2′)に含まれる湿潤紙力増強剤は硬化工程によって達成されることができる固有の通常の湿潤強度増大効果を有し、前記硬化工程は湿潤紙力増強剤の異なる反応部位間、セルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作用、及び湿潤紙力増強剤の前記反応部位とセルロース繊維の前記反応部位の間の反応及び/又は相互作用を含み、前記反応及び/又は相互作用が結合によって一緒に保持されるポリマーのネットワークを生じる。本発明によれば、方法は雰囲気圧の気相において高い反応性を有するラジカル及び/又は励起された状態の形成を含み、ラジカル及び/又は励起された状態は反応及び/又は相互作用の数及び/又は反応部位の数を増大し、それによって結合の数も増大し、かくしてネットワークの強度が増大され、ティッシュ材料(2′)は増大した湿潤強度を与えられる。本発明のセルロース繊維及び好適な湿潤紙力増殖剤を含む全てのティッシュ紙材料のために実施されることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明はティッシュ材料の湿潤強度を増大するための方法に関する。さらに本
発明は本発明による方法に供されたティッシュ材料に関する。
【0002】 本発明はセルロース繊維及び湿潤紙力増強剤(それは例えばPAE樹脂(ポリ
アミド−エピクロロヒドリン)又は他の好適な湿潤紙力増強剤であることができ
る)を少なくとも含む湿潤紙力増強ティッシュ材料の分野に関する。
【0003】 さらに、本発明はコロナ処理、プラズマ処理、電子線処理、又はUV光での処
理の如き雰囲気圧の気相におけるラジカル形成のための方法の分野にも少し関連
する。
【0004】 本発明はセルロース繊維及び好適な湿潤紙力増強剤を含む全てのティッシュ材
料のために実施されることができる。
【0005】 発明の背景 “ティッシュ”及び“ティッシュ材料”という表現はクレープ処理及びスル−
エア(through-air)乾燥されたティッシュ紙を指すために一般に使用される。
概ね、ティッシュ材料は非湿潤紙力増強ティッシュ等級と湿潤紙力増強ティッシ
ュ等級に分類されることができる。非湿潤紙力増強ティッシュは例えばトイレッ
トペーパー及びいわゆるフェイシャルティッシュに利用され、一方湿潤紙力増強
ティッシュは例えばキッチンロールペーパー、紙タオル、ナプキンに及び工業用
ふき取り材料に利用される。
【0006】 現在、湿潤紙力増強ティッシュ等級を製造するとき、湿潤引張強度として、又
は湿潤引張強度と乾燥引張強度(相対湿潤強度)の間の比として通常表現される
所望の湿潤強度を得るために主にカチオン湿潤紙力増強樹脂が使用される。
【0007】 湿潤紙力増強ティッシュ等級のための一般的なタイプの湿潤紙力増強剤はいわ
ゆるポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂(PAE樹脂)である。PAE樹脂及
び多くの他の現在の湿潤紙力増強剤は不飽和部位(二重又は三重結合)、エポキ
シ、アミノ、ヒドロキシ又はカルボキシル基の如き幾つかの種類の反応基を含有
する。ある条件では、これらの反応基を、他の湿潤紙力増強剤分子の化学基と、
又はティッシュ材料に含まれるセルロース繊維の化学基と反応又は相互作用させ
ることができる。この反応は通常硬化と称せられ、ティッシュ材料に高い湿潤強
度を与える架橋及びネットワーク形成を生じる。通常、硬化工程は3−5週間か
かり、ある条件ではこの長い硬化時間は例えばパルプ原料から生じるティッシュ
材料中の有害な物質に硬化工程を妨げる可能性を与え、その結果湿潤紙力増強剤
の固有の通常の湿潤強度増大効果が決して達成されない。
【0008】 通常、硬化工程は高温で速く行われ、熱処理は室温での貯蔵で要求される3〜
5週間より短い時間での十分な湿潤強度をティッシュ材料に与えることが従来か
ら知られている。高温での強制硬化はティッシュの品質制御のために利用される
ことが多い。これは湿潤強度評価のためのティッシュ検体が通常105℃で10
分間オーブン内で“急速硬化”されることを意味する。強制硬化によって得られ
る湿潤強度レベルは1ヶ月間の室温での通常硬化によって得られる湿潤強度レベ
ルに相対的に十分一致する。しかしながら、ある場合には、強制硬化は室温又は
室温より低い温度(例えば寒い倉庫)での通常硬化によって得られることができ
るものより高い値を生じることが証明されている。それゆえ、熱処理は商業的な
ティッシュ紙製造においても強制硬化を得るために利用されるべきであることが
従来から提案されている。
【0009】 例えば工業用ふき取り材料としての用途を見出した別のタイプの材料は高圧水
噴射でのニードリングによって製造されるいわゆるスパンレース材料である。こ
のタイプの繊維布はいわゆる水流交絡不織材料とも称され、通常パルプ繊維より
長い他の繊維も含む。水流交絡不織材料における凝集力は主に材料中に含まれる
繊維間の摩擦であり、セルロース繊維が存在する場合にはさらに水素結合である
。あるタイプの水流交絡不織材料で生じるかもしれない一つの問題はかかる材料
が水性液で湿潤されるとき、繊維−繊維摩擦、及びそれによる湿潤強度が強く低
下されることである。
【0010】 従って、WO 96/27044では水流交絡不織材料は湿潤強度を増大する
目的でプラズマ又はコロナ処理を受けるべきであることが提案されている。WO
96/27044によれば、開示された処理は湿潤状態においても増大した繊
維−繊維摩擦を与え、処理後に水流交絡不織材料の高い湿潤強度を生じる。
【0011】 上述のプラズマ又はコロナ処理、UV光、電子線技術、及び他の方法の如き気
相におけるラジカル形成のための方法は化学反応を開始するために利用されるこ
とができることが従来から知られている。基本となる機構は全く熱供給を必要と
しないが、本質的に極めて反応性であるラジカル及び/又は励起された状態を形
成することによって反応部位を作る。
【0012】 ティッシュ材料のための従来の湿潤紙力増強剤で欠点として認識されうるもの
は十分な湿潤強度増大効果を達成するために要求される相対的に長い貯蔵時間で
ある。
【0013】 速い硬化工程によって貯蔵時間を短くする目的の熱処理は実際に達成するには
困難でありコストがかかることが証明されている。
【0014】 さらに、ティッシュ材料が利用されるある用途では、自然硬化で達成しうるも
のより高い湿潤強度を持つことが望まれる。
【0015】 発明の概要 従って、本発明の第1目的はいかなる熱処理も必要とせずにティッシュ材料に
増大した湿潤強度を与え、通常の硬化より高い湿潤強度レベルを実現しかつ硬化
のための特別な貯蔵時間に対する必要性を最小にする方法を提供することである
【0016】 この第1目的は請求項1に従った方法によって達成され、そこではティッシュ
材料に含まれる湿潤紙力増強剤は硬化工程によって達成されうる固有の通常の湿
潤強度増大効果を有する。それによって、硬化工程は湿潤紙力増強剤の異なる反
応部位間、セルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作
用、及び湿潤紙力増強剤の反応部位とセルロース繊維の反応部位の間の反応及び
/又は相互作用を含み、前記反応及び/又は相互作用は結合によって一緒に保持
されるポリマーのネットワークを生じる。本発明によれば、方法は雰囲気圧の気
相において高い反応性を有するラジカル及び/又は励起された状態の形成を含み
、ラジカル及び/又は励起された状態は前記反応及び/又は相互作用の数及び/
又は反応部位の数を増大し、それによって結合の数も増大し、かくしてネットワ
ークの強度が増大され、ティッシュ材料が増大した湿潤強度を与えられる。
【0017】 本発明の第2目的は方法に供された後に増大した湿潤強度を示すティッシュ材
料を提供することである。
【0018】 請求項12によれば、本発明のこの第2目的はセルロース繊維及び湿潤紙力増
強剤を含むティッシュ材料によって達成され、湿潤紙力増強剤は湿潤紙力増強剤
の異なる反応部位間、セルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は
物理相互作用、及び湿潤紙力増強剤の反応部位とセルロース繊維の反応部位の間
の反応及び/又は相互作用を含む硬化工程によって達成されうる固有の通常の湿
潤強度増大効果を有する。それによって、反応及び/又は相互作用は結合によっ
て一緒に保持されるポリマーのネットワークを生じる。本発明によれば、ティッ
シュ材料は雰囲気圧の気相において高い反応性を有するラジカル及び/又は励起
された状態に暴露された後に増大した湿潤強度を示し、そこではラジカル及び/
又は励起された状態は前記反応及び/又は相互作用の数及び/又は反応部位の数
を増大し、それによって結合の数も増大し、かくしてネットワークの強度が増大
されている。
【0019】 ここで使用される“通常の湿潤強度増大効果”は室温又は室温より低い温度で
の通常の硬化によって問題の時間における点での湿潤紙力増強剤のためにティッ
シュ材料が得た湿潤強度増大として理解されるべきである。
【0020】 図面の簡単な説明 以下において、本発明は添付図面1を参照して記載され、それは本発明による
方法の好ましい例を与えるためのコロナ処理ユニット1の側面図を概略的に示す
【0021】 実施例1 この実験的試験において、30g/mのグラム割合及び25%のクレープ度
を有する商業的な湿潤紙力増強ティッシュ材料Aが利用された。ティッシュ材料
は65重量%の過酸化漂白軟材パルプ及び35重量%の過酸化漂白軟材CTMP
からなり、商標名Kenoresの下で販売される商業的に入手可能なタイプの(乾燥
)PAE湿潤紙力増強剤を約0.6重量%添加された。
【0022】 それの製造後、ティッシュ材料Aは約6ヶ月間室温で貯蔵された。それは硬化
工程がおそらくほとんど完了されるべきであり、含まれた湿潤紙力増強剤がその
固有の通常の湿潤紙力増強効果を達成するべきであるためである。
【0023】 ティッシュ材料A 2,2′は図1に概略的に示されるパイロットスケールの
コロナ処理装置1において異なるエネルギー線量でその片側上にコロナ処理され
た。電極間隙3、即ち電極4,4′と接地されたロール5の間の距離は2.5m
mであった。ティッシュ材料2,2′のウェブ幅は0.3mであり、一方有効電
極長さは0.42mであった。
【0024】 試験結果は以下の表1から明らかであり、そこでは湿潤強度及び湿潤引張指数
は検体が引張試験の直前に希釈水で湿潤されたことに言及する。
【0025】表1 ティッシュ材料Aのコロナ処理
【表1】
【0026】 実験的試験からの表1に掲載の結果から明らかなように、コロナ処理は使用さ
れた全てのエネルギー量において増大した湿潤強度をティッシュ材料に与える。
【0027】 実施例2 第2の試験では、ティッシュ材料Nは商業的なティッシュ抄紙機によって製造
され、グラム割合は25.6g/mであり、クレープ度は25%であった。テ
ィッシュ材料Nは65重量%の過酸化漂白軟材硫酸パルプ及び35重量%の過酸
化漂白軟材CTMPからなっていた。約0.5重量%の(乾燥)PAE樹脂(Ke
nores 1445)が湿潤紙力増強剤として添加された。ティッシュ紙製造直後、ティ
ッシュ材料の検体がコロナ処理のため、及び未処理参照材料として使用するため
抜き出された。0又は4週間の貯蔵/硬化時間後、ティッシュ材料Nのバッチが
次の条件で上述のコロナ処理ユニット1において処理された:ウェブスピード1
0m/min、有効電極長さ0.42m、電流2.8A及びエネルギー量8.8
kWs/m。この試験では、電極間隙3は2.0mmであった。コロナ処理は
ティッシュ材料2,2′の片側上だけに行われた。さらに、コロナ処理ユニット
1を通るティッシュシートのための支持キャリヤ材料としてスパンレース材料の
繊維ウェブ上にスコッチテープを取り付けた、ロールの形及び切断シートの形の
両方の検体を処理した。コロナ処理後、ティッシュ材料Nの検体を従来の方法で
抜き出し、23℃、50%r.h.で4時間耐候試験室で状態調整した後、60mm
/minの引張速度で従来の引張試験機において水における湿潤引張強度及び乾
燥引張強度について試験した。この試験からの結果は表2から明らかである。
【0028】表2 ティッシュ材料Nのコロナ処理
【表2】
【0029】 表2に掲載された結果から明らかなように、この試験においてもコロナ処理は
水における相対湿潤強度RWS及び湿潤引張強度の両方の増加を与えた。
【0030】 ここで使用されているような相対湿潤強度RWSは式
【数3】 に従って計算された水中における相対強度に関する。
【0031】 実施例3 第3の試験では、ティッシュ材料Vはパイロットティッシュ機によって製造さ
れ、グラム割合は28.0g/m及びクレープ度は25%であった。ティッシ
ュ材料Vは50重量%の過酸化漂白軟材硫酸パルプ及び50重量%の過酸化漂白
軟材高温CTMPからなった。約0.7重量%の(乾燥)PAE樹脂(Kenores
1440)が湿潤紙力増強剤として添加された。その後、検体は実施例2と同じ方法
でコロナ処理された。この試験からの結果は以下の表3から明らかである。
【0032】表3 ティッシュ材料Vのコロナ処理
【表3】
【0033】 表3に掲載された結果から明らかなように、この試験ではコロナ処理は主に湿
潤引張強度MDの増加を与えた。
【0034】 実施例4 第4の試験において、実験用シートは商業的に入手可能なタイプの動的シート
成形機によって製造され、グラム割合は30g/mであった。実験用シートは
100%過酸化漂白軟材硫酸パルプから成形された。この試験では、(TCF)
を含まない及び(TCF+PAE)約1.0重量%(乾燥)PAE樹脂(Kenore
s 1440)を含む実験用シートが成形された。実験用シートは23℃、50%r.h.
で12時間標準耐候試験室で自然乾燥させられた。その後、湿潤紙力増強剤を含
まない多数の実験用シート(TCF+CORONA)、及び湿潤紙力増強剤を含
む多数の実験用シート(TCF+PAE+CORONA)を、電極間隙が1.8
5mmであった以外、実施例2と同じ方法でコロナ処理した。その後、引張試験
のための検体が切り抜かれ、23℃、50%r.h.で4時間状態調整された。第4
の試験からの結果は以下の表4から明らかである。
【0035】表4 自然乾燥実験用シートのコロナ処理
【表4】
【0036】 表1に掲載された結果から明らかなように、湿潤紙力増強剤を有するコロナ処
理された実験用シートは湿潤紙力増強樹脂を有する非コロナ処理実験用シート(
TCF+PAE)の初期湿潤引張強度から及びいかなる湿潤紙力増強剤も有さな
いコロナ処理実験用シート(TCF+CORONA)のそれから期待されうるも
のよりずっと高い初期湿潤引張強度を得た。表4の結果は実験用シートが高温で
のいかなる乾燥を受ける前の初期湿潤強度に関するものであることが注意される
べきである。
【0037】 従って、初期湿潤強度に関して、本発明による湿潤紙力増強剤の添加とコロナ
処理の組み合わせは従来開示されていない極めて大きな相乗効果を与える。この
相乗効果は価値あるものである。なぜならばティッシュ材料中の有害になりうる
物質が湿潤紙力増強剤の通常の相対的に遅い硬化工程を妨げることができる前に
高い初期湿潤強度レベルを達成することができるからである。
【0038】 好ましい例の詳細な記述 以下において、本発明を適宜添付図面1を参照してより詳細に記載する。
【0039】 本発明による方法の好ましい例では、ティッシュ材料2はセルロース繊維及び
湿潤紙力増強剤を含み、湿潤紙力増強剤は湿潤紙力増強剤の異なる反応部位間、
セルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作用、及び湿
潤紙力増強剤の反応部位とセルロース繊維の反応部位の間の反応及び/又は相互
作用を含む硬化工程によって達成されることができる固有の通常の湿潤強度増大
効果を有する。化学反応及び/又は相互作用は結合によって一緒に保持されるポ
リマーのネットワークを生じる。
【0040】 本発明及びその好ましい例によれば、方法は雰囲気圧の気相において高い反応
性を有するラジカル及び/又は励起された状態の形成を含む。ラジカル及び/又
は励起された状態は前記反応及び/又は相互作用の数及び/又は反応部位の数を
増大し、それによって前記結合の数も増大するため、ネットワークの強度は増大
され、ティッシュ材料2′は増大した湿潤強度を与えられる。
【0041】 本発明による方法の好ましい例では、湿潤紙力増強剤の通常の湿潤強度増大効
果に加えて、ティッシュ材料2は前記ラジカル及び/又は励起された状態に暴露
されるときに湿潤強度増大のための固有の通常の能力を示す。この例によれば、
ティッシュ材料2′が方法に供されるときにティッシュ材料の湿潤強度の増大は
通常の湿潤強度増大効果と湿潤強度増大のための通常の能力を一緒にしたものよ
り大きくなる。
【0042】 特に有利な例では、ティッシュ材料2′が方法に供されるとき、ティッシュ材
料の湿潤強度の増大は通常の湿潤強度増大効果と湿潤強度増大のための通常の能
力を一緒にしたものより2倍以上大きくなる。この例では、ティッシュ材料は通
常の硬化工程が完了される前に方法に供される。
【0043】 一つの有利な例では、方法によって、湿潤引張強度MDとして表示されるティ
ッシュ材料2′の湿潤強度は通常の湿潤強度増大効果と比較して約15%以上増
大される。
【0044】 本発明による方法の別の有利な例では、方法によって、
【数4】 として表示されるティッシュ材料2′の湿潤強度は通常の湿潤強度増大効果と比
較して約9%以上さらに増大される。この方法の例は実施例1の試験によって示
されている。しかしながら、湿潤強度増大がより小さい本発明による方法の有利
さに劣る例も考えられる。
【0045】 本発明による方法の別の例によれば、方法によって、相対湿潤強度RWSとし
て表示されるティッシュ材料2′の湿潤強度は通常の湿潤強度増大効果と比較し
て約7%以上さらに増大される。実施例2の試験によって示されるこの方法の例
は高い乾燥強度が望まれないが相対的に高い湿潤強度がなお要求される場合にお
いて、例えば最大湿潤強度を達成するよりティッシュ材料の柔軟性を保持する方
が重要である用途においての実施を考えることができる。
【0046】 本発明の好ましい例では、方法はティッシュ材料2,2′がコロナ処理、プラ
ズマ処理、電子線処理、又はUV光での処理からなる群から選択された雰囲気圧
の気相におけるラジカル形成のための方法に供されることを含む。しかしながら
、同じ効果を発生する他の処理方法を利用する方法の例も考えられる。
【0047】 本発明の一つの有利な例では、方法は抄紙機の乾燥装置におけるティッシュ材
料2の乾燥中又は直後に実施される。このようにして、通常のティッシュ材料よ
り高い湿潤強度レベルが抄紙機の直後で実現され、湿潤紙力増強剤の効果を得る
ための貯蔵が全く必要でない。
【0048】 別の有利な例では、方法はティッシュ材料2のクレープ処理中又は直後に実施
される。
【0049】 本発明の別の例では、方法は別個の後処理ラインにおいて実施される。これは
例えばコロナ処理のための必要な装置の設計に関してより自由な選択を与え、し
かも例えばティッシュ材料のウェブスピードを調整することによって後処理の強
さを制御する大きな可能性を与える。
【0050】 本発明のさらに別の例では、方法はティッシュ材料2の物品のための別個の加
工ラインにおいて及び/又はティッシュ材料2の加工された物品とともに実施さ
れる。この例は追加の別個の後処理ラインが全く必要ないこと、及び処理がティ
ッシュ抄紙機で実施されるときにウェブスピードがより容易に適応されうること
などの利点を与える。
【0051】 本発明によるティッシュ材料の好ましい例によれば、材料はセルロース繊維及
び湿潤紙力増強剤を含む。湿潤紙力増強剤は湿潤紙力増強剤の異なる反応部位間
、セルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作用、及び
湿潤紙力増強剤の前記反応部位とセルロース繊維の前記反応部位の間の反応及び
/又は相互作用を含む硬化工程によって達成されることができる固有の通常の湿
潤強度増大効果を有し、前記反応及び/又は相互作用が結合によって一緒に保持
されるポリマーのネットワークを生じる。本発明及びその好ましい例によれば、
ティッシュ材料2′は雰囲気圧の気相において高い反応性を有するラジカル及び
/又は励起された状態に暴露された後に増大した湿潤強度を示し、ラジカル及び
/又は励起された状態が前記反応及び/又は相互作用の数及び/又は前記反応部
位の数を増大し、それによって前記結合の数を増大し、かくして前記ネットワー
クの強度が増大される。
【0052】 本発明による好ましい例では、湿潤紙力増強剤の通常の湿潤強度増大効果に加
えて、ティッシュ材料2′はラジカル及び/又は励起された状態に暴露されると
きに湿潤強度増大のための固有の通常の能力を示し、前記暴露が通常の湿潤強度
増大効果と湿潤強度増大のための通常の能力を一緒にしたものより大きい湿潤強
度増大をティッシュ材料に与える。
【0053】 ティッシュ材料2′の特に有利な例では、湿潤強度増大は通常の湿潤強度増大
効果と湿潤強度増大のための通常の能力を一緒にしたものより2倍以上高い。こ
の例では、ティッシュ材料は通常の硬化工程が完了される前に方法に供されるこ
とが好ましい。
【0054】 本発明の一つの有利な例では、ティッシュ材料2′は約2.5Nm/gより高
い湿潤引張指数
【数5】 を有する。この例によるティッシュ材料は湿潤強度に対して異常に高い要求を有
する用途のために特に良く適している。しかしながら、湿潤引張指数
【数6】 が2.5Nm/gより低いティッシュ材料の有利さに劣る例も考えられる。
【0055】 本発明の有利な例では、ティッシュ材料2′はコロナ処理、プラズマ処理、電
子線処理又はUV光での処理の群から選択された雰囲気圧の気相におけるラジカ
ル形成のための一つ又は幾つかの方法で処理されている。しかしながら、ティッ
シュ材料が同様の効果を発生する別の好適な方法によって処理されている本発明
の例も考えられる。
【0056】 本発明の一つの有利な例によれば、ティッシュ材料2′は湿潤紙力増強剤とし
て0.5−2.0重量%(乾燥)PAE樹脂を含む。
【0057】 本発明はここで好ましい例に関連して記載されたもの、又は添付図面に示され
たものに限定されてみなされるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の
範囲によって規定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による方法の好ましい例を与えるためのコロナ処理ユニット1の側面図
を概略的に示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年2月13日(2001.2.13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【数1】 として表示されるティッシュ材料(2′)の湿潤強度が通常の湿潤強度増大効果
と比較して約9%以上さらに増大されることを特徴とする請求項1又は2に記載
の方法。
【数2】 を有することを特徴とする請求項9に記載のティッシュ材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D21H 21/20 D21H 21/20 // C08L 1:02 C08L 1:02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 チハニ, タミ スウェーデン, エス−435 32 メール ンリューケ, ローダ ポルター 7 (72)発明者 サンドバーグ, スッサン スウェーデン, エス−439 35 オンサ ラ, グッベクラヴェーゲン 15 Fターム(参考) 4F073 AA01 BA03 BB01 BB09 CA01 CA21 CA42 CA45 4L055 AA01 AC03 AC08 AG39 AG84 AH17 AJ06 BD10 BE20 FA13 GA29 【要約の続き】 ことができる。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティッシュ材料の湿潤強度を増大するための方法であって、
    前記ティッシュ材料(2,2′)がセルロース繊維及び湿潤紙力増強剤を含み、
    前記湿潤紙力増強剤が硬化工程によって達成されることができる固有の通常の湿
    潤強度増大効果を有し、前記硬化工程が湿潤紙力増強剤の異なる反応部位間、セ
    ルロース繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作用、及び湿潤
    紙力増強剤の前記反応部位とセルロース繊維の前記反応部位の間の反応及び/又
    は相互作用を含み、前記反応及び/又は相互作用が結合によって一緒に保持され
    るポリマーのネットワークを生じる場合において、前記方法が雰囲気圧の気相に
    おいて高い反応性を有するラジカル及び/又は励起された状態の形成を含むこと
    、及び前記ラジカル及び/又は励起された状態が前記反応及び/又は相互作用の
    数及び/又は前記反応部位の数を増大し、それによって前記結合の数も増大し、
    かくして前記ネットワークの強度が増大され、ティッシュ材料(2′)が増大し
    た湿潤強度を与えられることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ティッシュ材料(2)が湿潤紙力増強剤の前記通常の湿潤強
    度増大効果に加えて、前記ラジカル及び/又は励起された状態に暴露されるとき
    に湿潤強度増大のための固有の通常の能力を示すこと、及びティッシュ材料(2
    ′)が方法に供されるときにティッシュ材料の湿潤強度の増大が前記通常の湿潤
    強度増大効果と湿潤強度増大のための前記通常の能力を一緒にしたものより大き
    くなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ティッシュ材料(2′)が方法に供されるときにティッシュ
    材料の湿潤強度の増大が前記通常の湿潤強度増大効果と湿潤強度増大のための前
    記通常の能力を一緒にしたものより2倍以上大きくなることを特徴とする請求項
    2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 方法によって、湿潤引張強度MDとして表示されるティッシ
    ュ材料(2′)の湿潤強度が通常の湿潤強度増大効果と比較して約15%以上さ
    らに増大されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 方法によって、 【数1】 として表示されるティッシュ材料(2′)の湿潤強度が通常の湿潤強度増大効果
    と比較して約9%以上さらに増大されることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の方法。
  6. 【請求項6】 方法によって、相対湿潤強度として表示されるティッシュ材
    料(2′)の湿潤強度が通常の湿潤強度増大効果と比較して約7%以上さらに増
    大されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 方法が、ティッシュ材料(2)がコロナ処理、プラズマ処理
    、電子線処理、又はUV光での処理から選択された雰囲気圧の気相におけるラジ
    カル形成のための方法に供されることを含むことを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 方法が抄紙機の乾燥装置においてティッシュ材料(2)を乾
    燥している間又はその直後に実施されることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の方法。
  9. 【請求項9】 方法がティッシュ材料(2)をクレープ処理している間又は
    その直後に実施されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 方法が別個の後処理ラインで実施されることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 方法が前記ティッシュ材料の物品のための別個の加工ライ
    ンにおいて及び/又はティッシュ材料の加工された物品とともに実施されること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 セルロース繊維及び湿潤紙力増強剤を含むティッシュ材料
    であって、前記湿潤紙力増強剤が湿潤紙力増強剤の異なる反応部位間、セルロー
    ス繊維の異なる反応部位間の化学反応及び/又は物理相互作用、及び湿潤紙力増
    強剤の前記反応部位とセルロース繊維の前記反応部位の間の反応及び/又は相互
    作用を含む硬化工程によって達成されることができる固有の通常の湿潤強度増大
    効果を有し、前記反応及び/又は相互作用が結合によって一緒に保持されるポリ
    マーのネットワークを生じる場合において、ティッシュ材料(2′)が雰囲気圧
    の気相における高い反応性を有するラジカル及び/又は励起された状態に暴露さ
    れた後に増大した湿潤強度を示し、ラジカル及び/又は励起された状態が前記反
    応及び/又は相互作用の数及び/又は前記反応部位の数を増大し、それによって
    前記結合の数も増大し、かくして前記ネットワークの強度が増大されることを特
    徴とするティッシュ材料。
  13. 【請求項13】 ティッシュ材料が湿潤紙力増強剤の前記通常の湿潤強度増
    大効果に加えて、前記ラジカル及び/又は励起された状態に暴露されるときに湿
    潤強度増大のための固有の通常の能力を示すこと、及び前記暴露が前記通常の湿
    潤強度増大効果と湿潤強度増大のための前記通常の能力を一緒にしたものより大
    きい湿潤強度増大をティッシュ材料(2′)に与えることを特徴とする請求項1
    2に記載のティッシュ材料。
  14. 【請求項14】 ティッシュ材料(2′)の湿潤強度増大が前記通常の湿潤
    強度増大効果と湿潤強度増大のための前記通常の能力を一緒にしたものより2倍
    以上大きいことを特徴とする請求項13に記載のティッシュ材料。
  15. 【請求項15】 約2.5Nm/gより高い湿潤引張指数 【数2】 を有することを特徴とする請求項12〜14のいずれかに記載のティッシュ材料
  16. 【請求項16】 ティッシュ材料(2′)がコロナ処理、プラズマ処理、電
    子線処理、又はUV光での処理の群から選択された雰囲気圧の気相におけるラジ
    カル形成のための一つ又は幾つかの方法で処理されていることを特徴とする請求
    項12〜15のいずれかに記載のティッシュ材料。
  17. 【請求項17】 ティッシュ材料(2′)が湿潤紙力増強剤として0.5〜
    2.0重量%(乾燥)PAE樹脂を含むことを特徴とする請求項12〜16のい
    ずれかに記載のティッシュ材料。
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