JP2002531626A - 建築塗料、その製造方法及びその使用 - Google Patents

建築塗料、その製造方法及びその使用

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JP2002531626A JP2000585337A JP2000585337A JP2002531626A JP 2002531626 A JP2002531626 A JP 2002531626A JP 2000585337 A JP2000585337 A JP 2000585337A JP 2000585337 A JP2000585337 A JP 2000585337A JP 2002531626 A JP2002531626 A JP 2002531626A
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    • C09D133/04Homopolymers or copolymers of esters
    • C09D133/06Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical

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Abstract

(57)【要約】 a)少なくとも1種のポリアクリレート水性分散液及びb)少なくとも2個のヒドロキシル基により官能化された、少なくとも1種の分枝鎖状、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカンを含有する建築塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規の水で希釈可能な建築塗料、その製造方法及びその使用に関す
る。
【0002】 ポリマー樹脂分散液をベースとする水で希釈可能な建築塗料の特性の調整及び
改良のためには、一般に助剤が必要である。このことは就中流展性の改良、解放
時間、DIN53787に基づく最低皮膜形成温度(MFI)の低下及び激しい
臭気の軽減に当てはまる。
【0003】 特に、建築塗料の短すぎる解放時間は実地において使用範囲を強度に制限する
ことがある。即ち、面積の大きな部材、例えばドアーに水で希釈可能な建築塗料
を塗装しかつこの塗膜を、実地おいて通常のように、塗装後に再度平らにならす
場合には、塗膜は短すぎる解放時間のために既に乾燥し始めるか又は少なくとも
溶剤及び/又は水放出により濃化することが判明した。その結果、突起形成及び
縞の付いた塗膜形成が生じる。ローラで塗装する場合には、同じ理由から結果と
して生じる塗膜形成は要求に対応しない。ローラ傷は、急速すぎるコンシステン
シィー上昇のために殆ど残ったままである。
【0004】 この問題を軽減するために、周知のように有機溶剤又は軟化剤が使用される。
溶剤は、皮膜形成の改良(脱乳化剤(Koaleszenzmittel)としての機能)の他に
流展性及び解放時間に有利に作用すべきであり、かつ軟化剤とは別に、建材塗膜
からできるだけ速やかに放出されべきであり、しかもその際臭気汚染を惹起すべ
きでない。従来公知の脱乳化剤で、これらの要求を満足するものはない。
【0005】 極めて頻繁に使用される慣用かつ公知の脱乳化剤2,2,4−トリメチル−1
,3−ペタンジオール−モノ−イソブチレートは確かに最低皮膜形成温度を低下
させるが、解放時間及び流展性には殆ど好ましい影響を及ぼさない。さらに、長
時間不快な臭気を発する。
【0006】 それに対して、慣用かつ公知の軟化剤は、建材塗膜から確かに極めて緩慢に放
出されるが、それにもかかわらず解放時間を不十分に延長できるに過ぎない。
【0007】 この重要な適用技術上の特性を調整しかつ改良する従来公知の方法は、水で希
釈可能な塗料の幅広い使用、特に専門家の適用においてなお常に障害となる欠点
を有する。
【0008】 本発明の課題は、従来の技術の欠点をもはや有していないだけでなく、明らか
に低下せしめられた最低皮膜形成温度、ひいては改良された凍結安定性の他に良
好な流展性と結び付いた重要な長い解放時間を有する新規の水で希釈可能な塗料
を提供することである。さらに、該新規の水で希釈可能な塗料は臭気汚染をもは
や惹起すべきでない。
【0009】 従って、新規の水で希釈可能な建築塗料が見出され、該建築塗料は、 a)少なくとも1種のポリアクリレート水性分散液及び b)少なくとも2個のヒドロキシル基により官能化された、少なくとも1種の分
枝鎖状、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカン を含有する。
【0010】 以下の記載において、新規の水で希釈可能な建築塗料を“本発明による建築塗
料”と称する。
【0011】 従来の技術においては、前記課題を、本発明に基づき使用される、少なくとも
2個のヒドロキシル基により官能化された、分枝鎖状、環式及び/又は非環式C 〜C16−アルカンb)を用いて解決することができることは予測されなかっ
たことである。それというのも、これらの化合物も従来の脱乳化剤の欠点を有す
るであろうと恐れられたからである。その代わりに予測に反して、本発明に基づ
き使用される、少なくとも2個のヒドロキシル基により官能化された、分枝鎖状
、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカンb)は臭気汚染を惹起せずかつ
測定によれば建材塗膜から、長い解放時間を保証する蒸発速度で揮発することが
判明した。さらに、該化合物は、最低皮膜形成温度を低下させかつ同時に新規の
建築塗料の凍結点を低下させることにより、皮膜形成を支援する。それというの
も、慣用の脱乳化剤の大部分とは異なり、最初の塗膜を、第2の塗膜の表面特性
が劣化される程度に溶解しないからである。
【0012】 以下に、本発明に基づき使用される、少なくとも2個のヒドロキシル基により
官能化された、分枝鎖状、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカンb)を
、簡略化のために“官能化アルカンb)”と称する。
【0013】 本発明で重要な官能化アルカンb)は、それぞれ基礎骨格を形成する、9〜1
6個の炭素原子を有する分枝鎖状、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカ
ンから誘導される。
【0014】 この種の9個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、2−メチルオクタン
、4−メチルオクタン、2,3−ジメチル−ヘプタン、3,4−ジメチル−ヘプ
タン、2,6−ジメチル−ヘプタン、3,5−ジメチル−ヘプタン、2−メチル
−4−エチル−ヘキサン又はイソプロピルシクロヘキサンである。
【0015】 この種の10個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、4−エチルオクタ
ン、2,3,4,5−テトラメチル−ヘキサン、2,3−ジエチル−ヘキサン又
は1−メチル−2−n−プロピル−シクロヘキサンである。
【0016】 この種の11個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、2,4,5,6−
トリメチル−ヘプタン又は3−メチル−6−エチル−オクタンである。
【0017】 この種の12個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、4−メチル−7−
エチル−ノナン、4,5−ジエチル−オクタン、1−エチル−ブチル−シクロヘ
キサン、3,5−ジエチル−ヘプタン又は2,4−ジエチル−オクタンである。
【0018】 この種の13個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、3,4−ジメチル
−5−エチル−ノナン又は4,6−ジエチル−5−エチル−ノナンである。
【0019】 この種の14個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、3,4−ジメチル
−7−エチル−デカンである。
【0020】 この種の15個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、3,6−ジエチル
−ウンデカン又は3,6−ジメチル−9−エチル−ウンデカンである。
【0021】 この種の16個の炭素原子を有する適当なアルカンの例は、3,7−ジエチル
−ドエカン又は4−エチル−6−イソプロピル−ウンデカンである。
【0022】 これらの基礎骨格のうちで、10〜14、及び特に12個の炭素原子を有する
アルカンが特に有利であり、従って使用するのが好ましい。これらのうちでも、
オクタン誘導体が全く特に有利である。
【0023】 本発明のためには、これらの分枝鎖状、環式及び/又は非環式アルカンから基
礎骨格として誘導されれる官能化アルカンb)は、室温で液状であることが重要
なことである。従って、個々の液状の官能化アルカンb)を使用するか又はこれ
らの化合物の液状混合物を使用することができる。このことは特に、官能化アル
カンb)がそれらのアルカン基礎骨格内の高い数の炭素原子のために個々の化合
物としは固体である場合に当てはまる。従って、当業者は相応する官能化アルカ
ンb)を簡単に選択することができる。
【0024】 さらに、本発明のためには、官能化アルカンb)が200℃を越える、好まし
くは220℃を越える、特に240℃を越える融点を有することが重要である。
さらに、これらは低い蒸発速度を有するべきである。
【0025】 本発明による建築塗料のためには、官能化アルカンb)が非環式である場合が
有利である。
【0026】 官能化アルカンb)は、第一及び/又は第二ヒドロキシル基を有する。本発明
による建築塗料のためには、これらの種類の第一及び/又は第二ヒドロキシル基
が化合物中に存在するのが有利である。
【0027】 従って、官能化アルカンb)としてはポリオールb)が該当する。これらの化
合物は、個々の又は一緒に混合物として使用することができる。ポリオールb)
がジオール及び/又はトリオール、しかし特にジオールである場合が特に有利で
ある。従って、これらを使用するのが全く特に好ましい。
【0028】 全く特に有利な本発明による建築塗料は、ポリオールb)が位置異性体のジア
ルキルオクタンジオール、特にジエチルオクタンジオールである場合に得られる
。傑出した結果は、2,4−ジエチルオクタンジオール−1,5を用いて達成さ
れる。
【0029】 前記の官能化アルカンb)は、自体公知の化合物でありかつ塩基触媒アルドー
ル縮合のような有機化学の公知の合成方法で製造することができるか又はこれら
は2−エチル−ヘキサノールの製造のような大規模な化学合成の副生成物として
生成する。
【0030】 官能化アルカンb)は、一般に本発明による建築塗料においては、本発明によ
る建築塗料の全量に対して、0.01〜10、好ましくは0.1〜8,特に好ま
しくは0.5〜5、特に0.8〜2質量%の量で含有されている。確かに、これ
はより多量に含有されていてもよいが、但し該範囲は、本発明による利点が確実
かつ信頼して達成される有利な範囲である。この範囲内で0.1〜8質量%の範
囲が特に有利である。それというのも、この量の官能化アルカンb)を含有する
本発明による建築塗料は特に有利な特性プロフィールを有するからである。但し
、全く特に有利な結果は、0.8〜2質量%の官能化アルカンb)の使用から生
じる。
【0031】 本発明による建築塗料の別の重要な成分は、分散液a)である。
【0032】 本発明に基づき使用される分散液a)は、実質的に2つの成分:水性媒体、特
に水及びポリアクリレートからなる。
【0033】 本発明の範囲内で、用語“水性媒体”とは、固体、液体及び/又はガス状の有
機及び/又は無機物質が溶解及び分散されている、大体において水からなる溶液
を称する。この種の適当な物質の例は、慣用かつ公知の水と混和可能な溶剤、ア
ンモニア、アミン又は塩である。
【0034】 水性媒体中に分散されたポリアクリレートは、好ましくは乳化重合により製造
されたポリアクリレートである。この場合、数平均分子量Mn=50,000〜
2,500,000、特に100,000〜1,500,000のポリアクリレート
が有利であり、従ってこれらを使用するのが特に好ましい。
【0035】 乳化重合の方法は、ポリアクリレートの分野で慣用かつ公知であり、かつ例え
ばB. Vollmert著の教本“Grundriss der Makromolekularen Chemie”, Band I,
Strukturprinzpien, Polymersythesen I [Polymerisation], E. Vollmert-Verla
g, Karlsruhe, 1979, p. 181-195、又は特許明細書EP-A-0761778に記
載されている。
【0036】 本発明に基づき使用すべきポリアクリレートは、 a1)(a2),(a3),(a4),(a5),(a6)及び(a7)とは異
なり、(a2),(a3),(a4),(a5),(a6)及び(a7)と共重
合可能な、実質的に酸基不含の(メタ)アクリル酸エステル又はこのようなモノ
マーの混合物、 a2)場合により(a1),(a3),(a4),(a5),(a6)及び(a
7)と共重合可能な、(a5)とは異なる、エチレン系不飽和モノマー、該モノ
マーは分子当たり少なくとも1個のヒドロキシル基を持ちかつ実質的に酸基不含
である、又はこのようなモノマーの混合物、 a3)分子当たり、相応する酸基に転化可能である少なくとも1個の酸基を持ち
、(a1),(a2),(a4),(a5),(a6)及び(a7)と共重合可
能な、エチレン系不飽和モノマー又はこのようなモノマーの混合物、 a4)場合により1種以上のビニル芳香族炭化水素、 a5)アクリル酸及び/又はメタクリル酸と、分子当たり5〜18個の炭素原子
を有するアルファ位で分枝したモノカルボン酸のグリシジルエーテル(例えば名
称Cardura(R)で市販されているグリシジルエーテル)との少なくとも1種の
反応生成物、又は該反応生成物の代わりに、当量のアクリル酸及び/又はメタク
リル酸、これらはこの際には重合反応中又は後で分子当たり5〜18個の炭素原
子を有するアルファ位で分枝したモノカルボン酸のグリシジルエーテル(例えば
名称Cardura(R)で市販されているグリシジルエーテル)と反応させる、 a6)場合により少なくとも1種のポリシロキサンマクロモノマー並びに a7)場合により(a1),(a2),(a3),(a4),(a5)及び(a
6)と共重合可能な、(a1),(a2),(a3),(a4),(a5)及び
(a6)とは異なる、実質的に酸基不含の、エチレン系不飽和モノマー又はこの
ようなモノマーの混合物、 から製造され、この場合(a1),(a2),(a3),(a4),(a5),
(a6)及び(a7)の種類及び量は、ポリアクリレートが所望のOH価、酸価
及び所望の分子量を有するように選択される。
【0037】 本発明に基づき使用されるポリアクリレートを製造するには、必須のモノマー
(a1)として(a2),(a3),(a4),(a5),(a6)及び(a7
)と共重合可能な、実質的に酸基不含の(メタ)アクリル酸のエステル又はこの
ような(メタ)アクリル酸エステルの混合物を使用することができる。例として
は、アルキル基中に20個までの炭素原子を有するアルキルアクリレート及びア
ルキルメタクリレート、例えばメチル−,エチル−,プロピル−,n−ブチル−
,ヘキシル−,エチルヘキシル−,ステアリル−及びラウリルアクリレート又は
−メタクリレート、又は脂環式(メタ)アクリル酸エステル、例えばシクロヘキ
シル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペン
タジエニル(メタ)アクリレート及びt−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリ
レートが挙げられる。
【0038】 モノマー(a1)としては、エチルトリグリコール(メタ)アクリレート及び
好ましくは550の数平均分子量Mnを有するメトキシオリゴグリコール(メタ
)アクリレート又はその他のエトキシル化及び/又はプロポキシル化されたヒド
ロキシル基不含の(メタ)アクリル酸誘導体を使用することもできる。
【0039】 任意のモノマー(a2)としては、(a1),(a3),(a4),(a5)
,(a6)及び(a7)と共重合可能なかつ(a5)とは異なり、かつ分子当た
り少なくとも1個のヒドロキシル基を持ちかつ実質的に酸基不含であるエチレン
系モノマー、又はそのようなモノマーの混合物を使用することができる。例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸又は別のα,β−エチレン系不飽和カルボン酸
のヒドロキシアルキルエステルが挙げられる。これらのエステルは、酸でエステ
ル化されたアルキレングリコールから誘導することができ、又はこれらは酸とア
ルキレンオキシドとの反応により得ることができる。成分(a2)としては、好
ましくは、ヒドロキシアルキル基が20個の炭素原子を有するアクリル酸又はメ
タクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、環式エステル、例えばε−カプリラ
クトン及びこれらのヒドロキシアルキルエステルからなる反応生成物、又はこれ
らのヒドロキシアルキルエステルもしくはε−カプリラクトン変性ヒドロキシア
ルキルエステルからなる混合物が使用される。
【0040】 このようなヒドロキシアルキルエステルのための例は、2−ヒドロキシエチル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピル
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロキシブチ
ルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリレート、メチルプロパンジオー
ルモノアクリレート、メチルプロパンジオールモノメタクリレート、ヒドロキシ
ステアリルアクリレート及びヒドロキシステアリルメタクリレートが挙げられる
。別の不飽和酸、例えばエタクリル酸、クロトン酸及び分子当たり約6個までの
炭素原子を有する類似した酸の相応するエステルを使用することもできる。
【0041】 さらに、モノマー(a2)としては、例えばトリメチロールプロパンモノアリ
ルエーテルのようなオレフィン系不飽和ポリオールを使用することもできる。ト
リメチロールプロパンモノアリルエーテルの割合は、ポリアクリル樹脂を製造す
るために使用されるモノマー(a1)〜(a7)の全質量に対して、通常10質
量%までである。しかしまたその他に、ポリアクリレートを製造するために使用
されるモノマーの全質量に対して、10質量%までトリメチロールプロパンモノ
アリルエーテルを完成したポリアクリレート樹脂に添加することも可能である。
オレフィン系不飽和ポリオール、特にトリメチロールプロパンモノアリルエーテ
ルを、唯一のヒドロキシル基含有モノマーとして、但し特に割合に応じて前記の
別のヒドロキシル基含有モノマー(a2)と組み合わせて使用することができる
【0042】 任意のモノマー(3a)として、分子当たり少なくとも1個の酸基、好ましく
はカルボキシル基を持ち、(a1),(a2),(a4),(a5),(a6)
及び(a7)と共重合可能な、あらゆるエチレン系不飽和モノマー又はこのよう
なモノマーの混合物を使用することができる。モノマー(3a)としては、アク
リル酸及び/又はメタクリル酸を使用するのが特に好ましい。しかしまた、分子
中に6個までの炭素原子を有するエチレン系不飽和カルボン酸を使用することも
できる。このような酸の例としては、エタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸及
びイタコン酸が挙げられる。さらに、例えばエチレン系不飽和スルホン酸又はホ
スホン酸もしくはそれらの部分エステルを成分(a3)として使用することがで
きる。モノマー(a3)としては、マレイン酸モノ(メタ)アクリロイルオキシ
エチルエステル、コハク酸モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステル及び
フタル酸モノ(メタ)アクリロイルオキシエチルエステルを使用することもでき
る。
【0043】 任意のモノマー(a4)として、ビニル芳香族炭化水素、例えばスチレン、α
−アルキルスチレン例えばα−メチルスチレン、α−アリールスチレン例えば1
,1−ジフェニレン例えば核アルキル化スチレン例えばビニルトルエンを使用す
ることができる。
【0044】 任意のモノマー(a5)としては、アクリル酸及び/又はメタクリル酸と、分
子当たり5〜18個の炭素原子を有するα位で分枝したモノカルボンのグリシジ
ルエステルとの反応混合物が使用される。アクリル酸及び/又はメタクリル酸と
第三α−炭素原子を有するカルボン酸のグリシジルエステルとの反応は、重合反
応前、中又は後に行うことができる。成分(a5)としてはアクリル酸及び/又
はメタクリル酸とベルサチック酸のグリシジルエステルとの反応混合物を使用す
るのが好ましい。このグリシジルエステルは、名称“Cardura E10”で市販され
ている。
【0045】 良好な取り扱い安さのために、α−C原子で分枝した9〜11個の炭素原子を
有する飽和脂肪族モノカルボン酸を使用するのが特に好ましい。
【0046】 本発明に基づき使用すべきポリアクリレートは、ポリシロキサンマクロモノマ
ー(a6)を重合して含有することもできる。
【0047】 好適であるのは、1,000〜40,000,好ましくは2,000〜20,00
0,特に好ましくは2,500〜10,000及び特に3,000〜7,000の数
平均分子量及び分子当たり平均して0.5〜2.5、好ましくは0.5〜1.5
の不飽和二重結合を有するポリシロキサンマクロモノマー(a6)である。
【0048】 適当であるのは、例えばドイツ国特許出願公開第3807571号明細書の第
5〜7頁、ドイツ国特許出願公開第3706095号明細書の第3〜7頁、欧州
特許第0358153号明細書第3〜6頁及び米国特許第4,754,014号明細
書の第5〜9欄に記載されたポリシロキサンマクロモノマーである。さらに、前
記の分子量、及びエチレン系不飽和二重結合の含量を有する別のアクリルオキシ
シラン含有ビニルモノマー、例えばヒドロキシ官能性シランをエピクロルヒドリ
ンと反応させ、引き続き該反応生成物をメタクリル酸及び/又は(メタ)アクリ
ル酸のヒドロキシアルキルエステルと反応させることにより製造可能である化合
物である。
【0049】 成分(a6)としては、ドイツ国特許出願公開第4421823号明細書に記
載されたポリシロキサンマクロモノマーを使用するのが特に好ましい。
【0050】 また、成分(a6)として適当なポリシロキサンマクロモノマーの例は、公開
パンフレット番号WO92/22615を有する国際特許出願の第12頁第18
行目から第18頁第10行目に記載された化合物である。
【0051】 ポリシロキサンマクロモノマー(a6)は、市場で得られかつ例えば東亞合成
社から銘柄“Marubeni(R) AK5”で販売されている。
【0052】 任意のモノマー(a7)としては、(a1),(a2),(a3),(a4)
,(a5)及び(a6)と共重合可能な、(a1),(a3),(a4),(a
5)及び(a6)と異なる、実質的に酸基不含の全てのエチレン系不飽和モノマ
ー又はこのようなモノマーの混合物を使用することができる。
【0053】 モノマー(7a)としては、分子中に5〜18個の炭素原子を有するα位で分
枝した1種以上のビニルエステルを使用することもできる。分枝鎖状モノカルボ
ン酸は、蟻酸又は一酸化炭素及び水とオレフィンとを液状の強酸性触媒の存在下
に反応させることにより得ることができる。該オレフィンは、石油留分のような
パラフィン炭化水素に分解生成物であってよくかつ分枝鎖状並びにまた直鎖状の
非環式及び/又は脂環式オレフィンを含有してもよい。このようなオレフィンを
蟻酸もしくは一酸化炭素及び水と反応させると、カルボキシル基が主として第四
炭素原子に位置するカルボン酸からなる混合物が生成する。その他のオレフィン
系出発物質は、例えばプロピレントリマー、プロピレンテトラマー及びジイソブ
チレンである。しかしまた、該ビニルエステルは、自体公知方法で酸から、例え
ば、該酸をアセチレンと反応させることにより製造することができる。その他の
適当なビニルエステル(a7)の例は、ビニルアセテート、ビニルプロピオネー
ト又はビニルブチレートである。
【0054】 さらに、任意のモノマー(a7)としては、(メタ)アクリル酸又はビニルエ
ステル、例えば(メタ)アクリル酸−ペンタン−2,4−ジオン−1−イル−エ
ステル又はアセト酢酸ビニルが該当し、これらにより側位のカルボニル基例えば
時ケトン基をポリアクリレートに導入することができる。
【0055】 本発明により、もっぱらモノマー(a1)及び(a3)を重合して含有するポ
リアクリレートが有利である。従って、これらを使用するのが特に有利である。
【0056】 本発明に基づき使用されるべきポリアクリレートは、市場で入手される慣用か
つ公知の化合物である。
【0057】 同様に、本発明に基づき使用されるべき分散液a)は慣用かつ公知の、市場で
入手される製品である。本発明に基づき使用される分散液a)の1つの例は、Ze
neca Resin社から銘柄NeoCryl(R) XK90で市販されている。
【0058】 本発明に基づき使用されるべきポリアクリレートは、本発明による分散液a)
内に、それぞれ分散液aに対して、20〜70、好ましくは30〜60及び特に
35〜55質量%の量で含有されている。
【0059】 本発明による建築塗料もしくはその内部に含有された分散液a)は、ポリアク
リレートの他になおべつのポリマーを副次的量で含有することができる。本発明
の範囲内で、用語“副次的量は”は、別のポリマーは、分散液a)の特性プロフ
ィールを、ポリアクリレートに起因する有利な特性を劣化するようには変化させ
ない量で使用すべきであることを意味する。
【0060】 ポリアクリレートの他に使用することができる適当なポリマーの例は、ポリエ
ステル、ポリウレタン、アクリル化ポリウレタン、アクリル化ポリエステル、ポ
リラクトン、ポリエーテル及び/又は(メタ)アクリレートジオールである。こ
れらは技術上周知であり、かつ多数の適当な例は市販されている。
【0061】 本発明に基づき使用されるべき分散液a)は、本発明による建築塗料内に、そ
れぞれ該建築塗料に対して、20〜80、好ましくは30〜70及び特に45〜
65質量%の量で含有されている。
【0062】 本発明に基づき使用されるべきポリアクリレートが側位のカルボニル基を含有
している限り、ヒドラジン基含有架橋剤を特に化学量論的量で併用するのが有利
である。このような種類の適当な架橋剤の例は、アジピン酸ジヒドラジドである
【0063】 さらに、本発明による建築塗料は、建築塗料の分野で慣用かつ周知であるよう
に、添加物を有効量で含有する。添加物の種類及びその量は、本発明による建築
塗料で達成せんとする光学的及び技術的作用効果次第である。従って、当業者は
適当な添加物及びその量を経験に基づき、場合により簡単な前実験を補助手段と
して選択することができる。
【0064】 適当な添加物の例は、つや消し剤、消泡剤、流展剤、湿潤剤、皮膜形成助剤、
例えばセルロース誘導体、ワックス及び特に流動助剤である。
【0065】 適当な流動助剤の例は、会合増粘剤(Assoziativ-Verdicker)、特にポリウレ
タンベースのものである。これらは以下の構造特徴を有する: 十分な水溶性を保証する親水性骨核、及び 水性媒体中で会合交互作用の能力を与える疎水性基 を有する。
【0066】 適当な疎水性基の例は、長鎖状アルキル基例えばドデシル基、ヘキサデシル基
又はオクタデシル基、又はアルキルアリール基例えばオクチルフェニル基又はノ
ニルフェニル基である。
【0067】 適当な親水性基の例は、ポリアクリレート、セルロースエーテル又は特に、ポ
リマー構成要素として親水性基を含有するポリウレタンである。この場合、親水
性骨核としては、好ましくはポリエチレンオキシドからなるポリエーテル鎖を構
成要素として含有するポリウレタンが特に好ましい。
【0068】 このようなポリエーテルポリウレタンを合成する際には、ヒドロキシル基を末
端基とするポリエーテル構成要素を相互に結合させるため及びポリエーテル構成
要素を、例えば前記の長鎖状アルキル基及び/又はアルキルアリール基を有する
一官能価アルコール及び/又はアミンであってよい疎水性末端基構成要素を有す
るポリエーテル構成要素を結合させるために、ジ−及び/又はポリイソシアネー
ト、好ましくは脂肪族ジイソシアネート、特に場合によりアルキル置換された1
,6−ヘキサメチレンジイソシアネートが役立つ。
【0069】 さらに、本発明による建築塗料は、あらゆる種類の顔料及び充填剤、例えば有
色顔料例えばアゾ顔料、フタロシアニン顔料、カルボニル顔料、ジオキサジン顔
料、二酸化チタン、カラーカーボンブラック、鉄酸化物又はクロム−もしくはコ
バルト酸化物、効果顔料例えば金属粒子片顔料、特にアルミニウム粒子片顔料、
及び真珠光沢顔料、又は充填物、例えば白亜、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、
ケイ酸塩例えばタルク又はカオリン、シリカ、酸化物例えば水酸化アルミニウム
又は水酸化マグネシウム又は有機充填剤例えばテキスタイル繊維、セルロース繊
維、ポリエチレン繊維又は木材粉を含有する。
【0070】 本発明による建築塗料の製造は、方法技術的特殊性を有せず、このために個々
の成分の統合及びその攪拌下での混合のような通常の方法が適用される。多くの
場合、本発明による建築塗料の全部の構成成分を1度に相互に混合することも可
能である。しかししばしば、成分の一部を別々に予備混合し、結果として生じた
混合物を引き続き別の成分と一緒にして本発明による建築塗料にすることが有利
であることが立証された。
【0071】 本発明によれば、まず、顔料及び充填剤を除いた添加物を別に予備混合しかつ
得られた添加物混合物を本発明に基づき使用されるべき分散液a)に加えるのが
有利である。次いで、結果として得られた混合物に、顔料及び/又は充填剤を個
々に配合する。
【0072】 さらに、本発明によれば、まず添加物の一部を顔料及び/又は充填剤と並びに
残りの添加物を別に混合して、両者の混合物を本発明に基づき使用されるべき分
散液a)に加えるのが特に有利である。
【0073】 本発明による建築塗料は、明白に低下せしめられた最低皮膜形成温度、ひいて
は改良された耐凍結性並びに、脱乳化剤まで同じ組成を有する従来の建築塗料よ
りも長い開放時間を有する。さらに、本発明による建築塗料はもはや臭気汚染を
惹起しない、従って、問題なく貯蔵しかつ塗装することができ、しかもそのため
に特別の手段を講じる必要はない。
【0074】 実施例及び比較例 実施例1 くるみ色の色調を有する本発明によるクリヤー塗料の製造 45質量%のポリアクリレート分散液55質量部を、実験室ディゾルバーに入
れた。
【0075】 プロピレングリコール3.5質量部、ブチルジグリコール1.5質量部、シリ
コーン消泡剤(Firma Byk Chemie GmbHのBYK(R)024)0.5質量部、湿潤
剤(Firma Air ProductsのSurfynol(R)104 E)0.4質量部、2,4−ジエ
チルオクタンジオール−1,5 1質量部、ポリウレタンベースの会合増粘剤(
Firma Rheox Europe SA/NVのRheolate(R)278)2.2質量部及び脱イオン水
1質量部を別々に相互に混合し、かつ生じた混合物を撹拌しながら分散液に加え
た。
【0076】 生じた分散液に、以下の顔料製剤を個別に加えた: 透明酸化鉄レッド(Firma BASF AktiengesellschaftのLuconyl(R)2817)1.
4質量部、 透明酸化鉄エロー(Firma BASF AktiengesellschaftのLuconyl(R)1916)1.
7質量部、 透明カラーカーボンブラック(Firma BASF AktiengesellschaftのLuconyl(R) 0060)0.2質量部。
【0077】 その後、さらに脱イオン水32.6質量部を加えた。
【0078】 得られた実際に無臭の本発明による建築塗料は、低い温度(例えば5℃)でも
問題なく塗装することができた。また大きな面積でも、刷毛又はローラでの材料
被覆に基づき突起なくならすことができた。塗膜は均一に平滑になりかつ優れた
視覚的印象を呈した。
【0079】 比較例V1 くるみ色の色調を有する本発明によらないクリヤー塗料の製造 実施例1を繰り返したが、但しこの場合には2,4−ジエチルオクタンジオー
ル−1,5の代わりに2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−モ
ノ−イソブチレートを使用した。
【0080】 本発明によらない建築塗料は、長く付着する不快な臭気を有し、これは塗装の
際にもまたその後にも障害と見なすことができた。突起のない平滑化は、実施例
1の本発明による建築塗料における程度には不可能であった。
【0081】 実施例2 本発明によるシルク光沢塗料の製造 実施例1のポリアクリレート分散液53質量部を、実験室ディゾルバーに入れ
た。
【0082】 脱イオン水3.5質量部、湿潤剤(Firma BASF AGのPigmentsverteiler S)0
.5質量部、プロピレングリコール2質量部、ブチルジグリコール1質量部、実
施例1のシリコーン消泡剤0.5質量部、二酸化チタン(Firma Kronos Titan G
mbHのKronos(R)2190)22質量部、充填剤(炭酸カルシウム;FirmaOMYA Gmb
HのKreide Hydrocarb(R))5質量部及び実施例1の会合増粘剤1質量部を撹
拌しながらポリアクリレート分散液に加え、かつ、粒度<15μmが達成される
までの間撹拌した。その後、なお脱イオン水1.5質量部を加えた。
【0083】 プロピレングリコール2.9質量部、ブチルジグリコール0.5質量部、2.
4−ジエチルオクタンジオール−1,5 1質量部、実施例1の会合増粘剤1.
8質量部、及びポリエチレンワックス分散液(25%;Firma Langer & Co. Gm
bHのLanco-Glidd(R))2.0質量部を別々に相互に混合した。
【0084】 得られた混合物を、前記の分散液に撹拌導入した。
【0085】 本発明による建築塗料は、実施例1におけると同じ有利な特性を有していた。
【0086】 比較例V2 本発明によらない水性シルク光沢塗料の製造 実施例2を繰り返したが、但しこの場合には2,4−ジエチルオクタンジオー
ル−1,5の代わりに2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール−モ
ノ−イソブチレートを使用した。本発明によらない建築塗料は、不快な臭気を有
しかつ短い解放時間のために悪い流展性を呈した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デトレフ ティール ドイツ連邦共和国 ケルン オーヴァーベ ックシュトラーセ 70 (72)発明者 エルンスト ヘーリング ドイツ連邦共和国 ベルクハイム ハイン リヒ−ヘルツ−シュトラーセ 5 Fターム(参考) 4J038 CG001 GA03 JA20 JA21 MA08 MA10 PB05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも1種のポリアクリレート水性分散液及び b)少なくとも2個のヒドロキシル基により官能化された、少なくとも1種の分
    枝鎖状、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカン を含有する建築塗料。
  2. 【請求項2】 官能化されたアルカンb)が室温で液状であることを特徴と
    する請求項1記載の建築塗料。
  3. 【請求項3】 官能化されたアルカンb)が200℃を越える沸点を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の建築塗料。
  4. 【請求項4】 官能化されたアルカンb)が非環式であることを特徴とする
    請求項1から3までのいずれか1項記載の建築塗料。
  5. 【請求項5】 官能化されたアルカンb)が第一及び/又は第二、特に第一
    及び第二、ヒドロキシル基を有することを特徴とする請求項1から4までのいず
    れか1項記載の建築塗料。
  6. 【請求項6】 官能化されたアルカンb)がジオール及び/又はトリオール
    b)であることを特徴とする請求項5記載の建築塗料。
  7. 【請求項7】 官能化されたアルカンb)が位置異性体のジアルキルオクタ
    ンジオール、特にジエチルオクタンジオールであることを特徴とする請求項6記
    載の建築塗料。
  8. 【請求項8】 官能化されたアルカンb)が2,4−ジエチル−オクタンジ
    オール−1,5を含有するか又はそれよりなることを特徴とする請求項7記載の
    建築塗料。
  9. 【請求項9】 官能化されたアルカンb)が内部に、本発明による建築塗料
    の全量に対して、0.01〜10、好ましくは0.1〜8、特に好ましくは0.
    5〜5及び特に0.8〜2質量%の量で含有されていることを特徴とする請求項
    1から8までのいずれか1項記載の建築塗料。
  10. 【請求項10】 少なくとも2個のヒドロキシル基で官能化された分枝鎖状
    、環式及び/又は非環式C〜C16−アルカンの、建築塗料の分野での使用。
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