JP2002530955A - 移動体通信における通話品質を向上させる装置および方法 - Google Patents
移動体通信における通話品質を向上させる装置および方法Info
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Abstract
(57)【要約】
従来のTDMAセルラ移動電話システムにおいて、1つの移動局とネットワークとの間の接続は、TDMAフレーム毎に1つのタイムスロットを通常用い、音声信号に適用されるコーデックおよびエラー制御コーディングの双方は、固定された数のビットに基づいている。高妨害の地域においてユーザは、手動により、または永久的要求を登録することにより、通話品質の向上を要求しうる。ネットワークはそれに応答して、接続に対し、TDMAフレーム毎に少なくとも1つのさらなるスロットを割当てる。次に、同じ音声情報が2つのスロットへ拡散され、追加の容量は、通常のエラー制御コーディングに加えて、または、通常のエラー制御コーディングの代わりに、より強力なエラー制御コーディングを実行するために利用される。さらなる実施例においては、追加の容量は、改善されたコーデックを適用し、それにより通話品質を固定回線の通話品質以上にさえ改善するために利用される。
Description
【0001】 (発明の分野) 本発明は、時分割多元接続(time division multiple
access)を用いたセルラ移動電話システムに関し、特に、そのようなセ
ルラ移動電話システムにおける接続の通話品質の向上に関する。
access)を用いたセルラ移動電話システムに関し、特に、そのようなセ
ルラ移動電話システムにおける接続の通話品質の向上に関する。
【0002】 (背景技術) セルラ移動電話システムにおいては、劣った通話品質は、通常は妨害またはカ
バレージの問題による。音声接続の知覚される品質は、定量化することが困難で
あるが、一般に、伝送リンクのビット誤り率(BER)とよい相関を有する。高
いBERは、一般に劣った通話品質を示し、低いBERは、知覚される通話品質
が良好であることを意味する。現在、移動局のユーザが劣った通話を受信する時
に、そのユーザが取りうる対策は、異なる位置へ物理的に移動し、それにより妨
害のバイパスを期待することである。その間に、ネットワークは別のセル内の、
より良いチャネルの発見を継続的に試みる。しかし、高妨害の地域においては、
より良い通話品質を有する新しいチャネルを発見できる前に、通話品質は実質的
に劣化しうる。高妨害のこの期間中に、エンドユーザは、通話を予定したよりも
早く終わらなければならないほど深刻な通話品質の劣化に直面しうる。他の場合
には、BERが高くなり過ぎて、ネットワークが接続を維持しえなくなり、通話
が途絶えることがありうる。従って、劣化した信号品質の影響は、エンドユーザ
を不愉快にし、いらいらさせるのみでなく、高妨害の地域において通話の平均保
持時間を著しく減少させうる。従って、オペレータの収入も、通話の悪品質によ
り同様に悪影響を受ける。
バレージの問題による。音声接続の知覚される品質は、定量化することが困難で
あるが、一般に、伝送リンクのビット誤り率(BER)とよい相関を有する。高
いBERは、一般に劣った通話品質を示し、低いBERは、知覚される通話品質
が良好であることを意味する。現在、移動局のユーザが劣った通話を受信する時
に、そのユーザが取りうる対策は、異なる位置へ物理的に移動し、それにより妨
害のバイパスを期待することである。その間に、ネットワークは別のセル内の、
より良いチャネルの発見を継続的に試みる。しかし、高妨害の地域においては、
より良い通話品質を有する新しいチャネルを発見できる前に、通話品質は実質的
に劣化しうる。高妨害のこの期間中に、エンドユーザは、通話を予定したよりも
早く終わらなければならないほど深刻な通話品質の劣化に直面しうる。他の場合
には、BERが高くなり過ぎて、ネットワークが接続を維持しえなくなり、通話
が途絶えることがありうる。従って、劣化した信号品質の影響は、エンドユーザ
を不愉快にし、いらいらさせるのみでなく、高妨害の地域において通話の平均保
持時間を著しく減少させうる。従って、オペレータの収入も、通話の悪品質によ
り同様に悪影響を受ける。
【0003】 セルラ電話システムにおける悪い通話品質には、3つの主要な理由がある。こ
れらの理由とは、低い信号強度と、動きがとれない周波数の再使用と、輻輳と、
である。 従来は、低い信号強度から起こる悪い信号品質は、カバレージが散在する地域
における無線カバレージの改善により対応された。例えばこれは、高い利得、例
えば、ダイバーシチ利得、を有する、より良いアンテナを設置することにより、
または基地局の出力電圧を増加させることにより、リンクリソースを改善するこ
とを含む。もっと費用がかかる解決法は、低信号強度の地域に追加の基地局を設
けることである。
れらの理由とは、低い信号強度と、動きがとれない周波数の再使用と、輻輳と、
である。 従来は、低い信号強度から起こる悪い信号品質は、カバレージが散在する地域
における無線カバレージの改善により対応された。例えばこれは、高い利得、例
えば、ダイバーシチ利得、を有する、より良いアンテナを設置することにより、
または基地局の出力電圧を増加させることにより、リンクリソースを改善するこ
とを含む。もっと費用がかかる解決法は、低信号強度の地域に追加の基地局を設
けることである。
【0004】 動きがとれない周波数の再使用から起こる妨害は、従来は多くの方法により対
応された。最もわかりやすい方法は、高妨害地域内に新しいサイトを設けること
である。しかし、これは、費用がかさむのみでなく、新しいセルが使用しうる周
波数が得られることを仮定している。もしスペクトルが制限されていれば、その
地域で用いうる周波数を見出すことは困難でありうるが、他の地域における妨害
問題は起こさない。その場合、実行可能な解決法は、周波数計画を立て直すこと
のみである。
応された。最もわかりやすい方法は、高妨害地域内に新しいサイトを設けること
である。しかし、これは、費用がかさむのみでなく、新しいセルが使用しうる周
波数が得られることを仮定している。もしスペクトルが制限されていれば、その
地域で用いうる周波数を見出すことは困難でありうるが、他の地域における妨害
問題は起こさない。その場合、実行可能な解決法は、周波数計画を立て直すこと
のみである。
【0005】 従来技術において用いられる別の改善策は、基地局制御装置(BSC)におけ
るパラメータを変化させることにより、セル境界を効果的に移動させることであ
る。詳述すると、基地局制御装置は、妨害を受けている移動局に、もう1つの基
地局へのハンドオフを早期に、すなわち、移動局と新しい基地局との間の信号強
度が最適レベルに達する前に、行わせるように構成される。この方法は、妨害が
バイパスされることを可能にしうるが、ユーザは、低信号強度の結果として、劣
った通話品質を受け続ける可能性が強い。
るパラメータを変化させることにより、セル境界を効果的に移動させることであ
る。詳述すると、基地局制御装置は、妨害を受けている移動局に、もう1つの基
地局へのハンドオフを早期に、すなわち、移動局と新しい基地局との間の信号強
度が最適レベルに達する前に、行わせるように構成される。この方法は、妨害が
バイパスされることを可能にしうるが、ユーザは、低信号強度の結果として、劣
った通話品質を受け続ける可能性が強い。
【0006】 輻輳は、移動局のユーザがセルの限界に到達したが、過加入により隣接セル内
の空きチャネルを得ることが不可能である時に、信号品質を劣ったものにする。
トラヒックの分布は、ネットワーク中に一様に広がるものではないので、常にト
ラヒックのピークが輻輳を招く状況が存在する。従来は、これは、より良いトラ
ヒックチャネルへのハンドオーバを連続的に試みつつ、古いチャネルをできるだ
け長く保持する移動局により処理された。しかし、移動局が、信号強度により「
誤った」基地局に本質的に接続されているために、移動局に空きチャネルが割当
てられないでいる間に、信号品質は最終的にきわめて悪くなる。その場合は、通
話が早まって途絶える危険が生じる。
の空きチャネルを得ることが不可能である時に、信号品質を劣ったものにする。
トラヒックの分布は、ネットワーク中に一様に広がるものではないので、常にト
ラヒックのピークが輻輳を招く状況が存在する。従来は、これは、より良いトラ
ヒックチャネルへのハンドオーバを連続的に試みつつ、古いチャネルをできるだ
け長く保持する移動局により処理された。しかし、移動局が、信号強度により「
誤った」基地局に本質的に接続されているために、移動局に空きチャネルが割当
てられないでいる間に、信号品質は最終的にきわめて悪くなる。その場合は、通
話が早まって途絶える危険が生じる。
【0007】 品質を改善するための上述の方法は、必要かつ有用であるが、それらは必ずし
も十分ではない。さらにそれは、セルラ電話ネットワークにおける高妨害の地域
を十分に排除する試みにおいて、経済的に実行可能でないかもしれない。全ての
可能なトラヒック条件に対処するための、完全な品質および十分な容量をもって
動作しうるネットワークは、費用効果良く設計できず、利用可能なきわめて大き
いスペクトルと、多数の基地局とを必要とする。セルラ電話ネットワークへの加
入者が、彼らの要求しなかった、最終的に、限定された場所またはある期間中に
おいてのみ遭遇する問題を軽減しうる、リソースの増加に対して支払いをするこ
とは期待できない。また、オペレータは、もしコストをエンドユーザへ転嫁しえ
なければ、そのようなリソースへの投資を当然ためらう。
も十分ではない。さらにそれは、セルラ電話ネットワークにおける高妨害の地域
を十分に排除する試みにおいて、経済的に実行可能でないかもしれない。全ての
可能なトラヒック条件に対処するための、完全な品質および十分な容量をもって
動作しうるネットワークは、費用効果良く設計できず、利用可能なきわめて大き
いスペクトルと、多数の基地局とを必要とする。セルラ電話ネットワークへの加
入者が、彼らの要求しなかった、最終的に、限定された場所またはある期間中に
おいてのみ遭遇する問題を軽減しうる、リソースの増加に対して支払いをするこ
とは期待できない。また、オペレータは、もしコストをエンドユーザへ転嫁しえ
なければ、そのようなリソースへの投資を当然ためらう。
【0008】 伝送の品質が、エラー制御コーディングを用いることにより改善されうること
は公知である。移動局と基地局との間のエアインタフェースのためのより良いコ
ーディングの使用は、無線接続のビット誤り率を明らかに減少させる。しかし、
移動局と基地局との間のTDMA接続においては、1つのバーストにより転送さ
れるビットの数は固定されている。エラー制御コーディングは、本質的に冗長性
の計算された使用である。強いエラー制御コードは、一般に弱いものよりも長い
。従って、TDMA接続においては、エラー制御レベル、すなわち、コーディン
グビットの数と、送信されるトラヒック情報の量と、の間で妥協が行われる。エ
ラー制御を増強すると、それぞれのバーストにより送信されうる情報ビットの数
は減少する。しかし、バースト毎に送信される通話ビットが少ないと、ひいては
通話品質が劣ったものとなる。
は公知である。移動局と基地局との間のエアインタフェースのためのより良いコ
ーディングの使用は、無線接続のビット誤り率を明らかに減少させる。しかし、
移動局と基地局との間のTDMA接続においては、1つのバーストにより転送さ
れるビットの数は固定されている。エラー制御コーディングは、本質的に冗長性
の計算された使用である。強いエラー制御コードは、一般に弱いものよりも長い
。従って、TDMA接続においては、エラー制御レベル、すなわち、コーディン
グビットの数と、送信されるトラヒック情報の量と、の間で妥協が行われる。エ
ラー制御を増強すると、それぞれのバーストにより送信されうる情報ビットの数
は減少する。しかし、バースト毎に送信される通話ビットが少ないと、ひいては
通話品質が劣ったものとなる。
【0009】 (発明の要約) 従って、本発明の目的は、高妨害の地域において音声接続の知覚される品質の
改善を可能にする、TDMAに基づくセルラ移動電話システムのための装置およ
び方法を提供することである。
改善を可能にする、TDMAに基づくセルラ移動電話システムのための装置およ
び方法を提供することである。
【0010】 本発明のもう1つの目的は、オペレータが負担するオペレーティングコストを
本質的に増加させることなく通話品質の改善を可能にする、TDMAに基づくセ
ルラ移動電話システムのための装置および方法を提供することである。
本質的に増加させることなく通話品質の改善を可能にする、TDMAに基づくセ
ルラ移動電話システムのための装置および方法を提供することである。
【0011】 これらの目的およびその他の目的は、TDMAに基づくセルラ電話通信システ
ムにおいて、移動局および/または基地局内に、特定の接続のために少なくとも
1つの追加のタイムスロットを割当てる手段を備えることにより達成される。詳
述すると、たいていはキーの形式の手動操作可能な手段を移動局に備え、ユーザ
はそれにより、接続の通話品質が劣化していると感じた時に、ネットワークから
の1つまたはそれ以上のタイムスロットの割当てを要求する操作を行いうる。こ
の要求は通話中に行うことができ、あるいは、移動電話機は、接続の品質、すな
わちBER、が所定レベルよりも低下した時に、自動的に通話の前に要求を送る
ように構成されうる。あるいは、ネットワークは、妨害のレベルが所定レベルを
超えたことが見出された時に、特定の移動局との通信へ少なくとも1つの追加の
タイムスロットを自動的に割当てるように構成されうる。
ムにおいて、移動局および/または基地局内に、特定の接続のために少なくとも
1つの追加のタイムスロットを割当てる手段を備えることにより達成される。詳
述すると、たいていはキーの形式の手動操作可能な手段を移動局に備え、ユーザ
はそれにより、接続の通話品質が劣化していると感じた時に、ネットワークから
の1つまたはそれ以上のタイムスロットの割当てを要求する操作を行いうる。こ
の要求は通話中に行うことができ、あるいは、移動電話機は、接続の品質、すな
わちBER、が所定レベルよりも低下した時に、自動的に通話の前に要求を送る
ように構成されうる。あるいは、ネットワークは、妨害のレベルが所定レベルを
超えたことが見出された時に、特定の移動局との通信へ少なくとも1つの追加の
タイムスロットを自動的に割当てるように構成されうる。
【0012】 本発明はさらに、特定の接続のために少なくとも1つの追加のタイムスロット
の割当てを要求するための、手動操作可能な手段を含む移動局を開示する。 さらに、接続の通話品質を、接続に対し少なくとも1つの追加のタイムスロッ
トの割当てることにより改善しうる方法を提案する。追加のタイムスロットは、
それぞれの固定された量のユーザ情報または通話情報と共に送信されるエラー制
御コーディングの量を増加させるために用いられうる。別の実施例においては、
追加のタイムスロットは、向上した通話品質を提供するために、改善され拡張さ
れた通話コーディングスキームを送信するために用いられる。追加のタイムスロ
ットは、好ましくは、ユーザからの要求があった時に割当てられるようにする。
この要求は、通話中に行うことができ、あるいは、同等の機能が、通話の前に使
用可能にされ、接続の品質が追加のタイムスロットの使用を正当とする時に、移
動電話機から要求を出させる。追加のタイムスロットは、エンドユーザに対する
接続のビット誤り率が所定レベルに達した時、またエンドユーザが、通話品質の
向上の要求をネットワークにより登録した時に、基地局の装置により割当てられ
うる。
の割当てを要求するための、手動操作可能な手段を含む移動局を開示する。 さらに、接続の通話品質を、接続に対し少なくとも1つの追加のタイムスロッ
トの割当てることにより改善しうる方法を提案する。追加のタイムスロットは、
それぞれの固定された量のユーザ情報または通話情報と共に送信されるエラー制
御コーディングの量を増加させるために用いられうる。別の実施例においては、
追加のタイムスロットは、向上した通話品質を提供するために、改善され拡張さ
れた通話コーディングスキームを送信するために用いられる。追加のタイムスロ
ットは、好ましくは、ユーザからの要求があった時に割当てられるようにする。
この要求は、通話中に行うことができ、あるいは、同等の機能が、通話の前に使
用可能にされ、接続の品質が追加のタイムスロットの使用を正当とする時に、移
動電話機から要求を出させる。追加のタイムスロットは、エンドユーザに対する
接続のビット誤り率が所定レベルに達した時、またエンドユーザが、通話品質の
向上の要求をネットワークにより登録した時に、基地局の装置により割当てられ
うる。
【0013】 妨害が存在する期間における接続の通話品質は、ユーザデータまたは通話デー
タを、1つのタイムスロットの代わりに2つまたはそれ以上のタイムスロットに
対して拡散させることにより、タイムスロットまたはバーストの冗長性を増大さ
せ、また追加の容量を改善されたエラー制御コードのために利用することによっ
て改善されうる。さらに、改善された、従ってより長い、通話コーディングスキ
ーム(コーデック)を収容するために追加のタイムスロットを利用することによ
り、通話の知覚される全体的品質が改善されうる。追加のタイムスロットは、例
えば高妨害の期間中にエンドユーザが要求した時に割当てられうるので、接続の
追加のコストは、オペレータにより直接ユーザへ転嫁されうる。エンドユーザは
、もし支払いをしたくなければ、通話の改善を要求する必要はなく、オペレータ
は、高価な追加のリソースを一般に利用させることを強制されない。
タを、1つのタイムスロットの代わりに2つまたはそれ以上のタイムスロットに
対して拡散させることにより、タイムスロットまたはバーストの冗長性を増大さ
せ、また追加の容量を改善されたエラー制御コードのために利用することによっ
て改善されうる。さらに、改善された、従ってより長い、通話コーディングスキ
ーム(コーデック)を収容するために追加のタイムスロットを利用することによ
り、通話の知覚される全体的品質が改善されうる。追加のタイムスロットは、例
えば高妨害の期間中にエンドユーザが要求した時に割当てられうるので、接続の
追加のコストは、オペレータにより直接ユーザへ転嫁されうる。エンドユーザは
、もし支払いをしたくなければ、通話の改善を要求する必要はなく、オペレータ
は、高価な追加のリソースを一般に利用させることを強制されない。
【0014】 (図面の詳細な説明) 本発明の他の目的および利点は、添付図面を参照しつつ行われる、例として与
えられる実施例の以下の説明において明らかにされる。 図1には、GSMシステムにより代表される典型的なセルラ移動電話システム
のリンクが示されている。このセルラ移動電話システムは、一般にセルの中央に
位置するいくつかの基地トランシーバ局(BTS)20を含むネットワークと、
それぞれが一般に複数の基地トランシーバ局20を制御する基地局制御装置(B
SC)30と、適正なセルへの、接続をセットアップし、管理し、クリアし、ま
た呼をルーティングする責任をもつ、移動サービス交換局(mobile se
rvices switching centers:MSC)40と、を含む
。MSCはまた、固定電話システム(PSTNまたはISDN)に対するインタ
フェースおよび課金サービスのための設備をも備えている。セルからセルへ移動
する移動電話機、すなわち移動局(MS)10は、エアインタフェースを経て、
1つの、一般に最も近い基地トランシーバ局20と通信する。
えられる実施例の以下の説明において明らかにされる。 図1には、GSMシステムにより代表される典型的なセルラ移動電話システム
のリンクが示されている。このセルラ移動電話システムは、一般にセルの中央に
位置するいくつかの基地トランシーバ局(BTS)20を含むネットワークと、
それぞれが一般に複数の基地トランシーバ局20を制御する基地局制御装置(B
SC)30と、適正なセルへの、接続をセットアップし、管理し、クリアし、ま
た呼をルーティングする責任をもつ、移動サービス交換局(mobile se
rvices switching centers:MSC)40と、を含む
。MSCはまた、固定電話システム(PSTNまたはISDN)に対するインタ
フェースおよび課金サービスのための設備をも備えている。セルからセルへ移動
する移動電話機、すなわち移動局(MS)10は、エアインタフェースを経て、
1つの、一般に最も近い基地トランシーバ局20と通信する。
【0015】 図1に示したシステムにおいて、移動局10は、長方形11により概略的に示
した1つまたは複数の制御キーを備えている。制御キー11は、以下に詳述する
ように、ユーザがネットワークからの通話品質の向上を要求するための働きをも
つ。
した1つまたは複数の制御キーを備えている。制御キー11は、以下に詳述する
ように、ユーザがネットワークからの通話品質の向上を要求するための働きをも
つ。
【0016】 移動局10と基地トランシーバ局20との間のエアインタフェースにおいて、
ユーザトラヒックは、周波数分割多重化技術と、時分割多元接続技術との組合せ
により転送される。8つまでの移動局10が、一般に200kHzの固定帯域幅
の通信チャネルへ割当てられる。
ユーザトラヒックは、周波数分割多重化技術と、時分割多元接続技術との組合せ
により転送される。8つまでの移動局10が、一般に200kHzの固定帯域幅
の通信チャネルへ割当てられる。
【0017】 それぞれの移動局10とネットワークとの間のユーザトラヒックは、固定長の
諸バーストまたは諸タイムスロット内へ分割される。これらのバーストまたはタ
イムスロットは、8スロットTDMAフレーム内へ多重化され、それらのフレー
ムは、RF搬送波を変調することにより前記チャネルを経て送られる。それらの
フレームは、固定期間内における送信のために、さらに互いに多重化されうる。
諸バーストまたは諸タイムスロット内へ分割される。これらのバーストまたはタ
イムスロットは、8スロットTDMAフレーム内へ多重化され、それらのフレー
ムは、RF搬送波を変調することにより前記チャネルを経て送られる。それらの
フレームは、固定期間内における送信のために、さらに互いに多重化されうる。
【0018】 図2は、移動局10への、また移動局10からの、音声接続の動作を示す。タ
イムスロットの割当ては、ダウンリンクのために用いられる1つの搬送波周波数
チャネルに対して示されている。図において0から7までの番号を付けた8つの
タイムスロットはTDMAフレームを形成し、一般に8つ毎に1つの特定のタイ
ムスロットが、移動局10からのユーザトラヒックに割当てられる。これは、陰
影を付けた領域により示されている。
イムスロットの割当ては、ダウンリンクのために用いられる1つの搬送波周波数
チャネルに対して示されている。図において0から7までの番号を付けた8つの
タイムスロットはTDMAフレームを形成し、一般に8つ毎に1つの特定のタイ
ムスロットが、移動局10からのユーザトラヒックに割当てられる。これは、陰
影を付けた領域により示されている。
【0019】 それぞれのタイムスロットにより送信されるユーザトラヒックは、ディジタル
化された音声情報と、同期ビットと、制御ビットとを含む。アナログ音声信号の
ディジタル信号への変換は、固定されたビット数のために従来設計されている通
話コーディングスキーム(コーデック)を用いて行われる。得られたディジタル
信号は、次に、信号が伝送エラーを受けにくいようにコーディングされる。エラ
ー制御コーディングは、ディジタル化された音声信号に冗長性を導入する。一般
に、冗長性の増加、すなわち、エラー制御ビットの数の増加は、より堅牢な接続
を意味する。しかし、1つのバーストにより送信されうるビット数は制限されて
いるので、低妨害レベルにおいて受入れうる音声品質を得るための、タイムスロ
ット毎に送信されるエラー制御ビットおよび音声情報ビットの数と、高妨害レベ
ルにおいてこの通話品質を維持するための十分なエラー制御能力と、の間には妥
協が行われる。
化された音声情報と、同期ビットと、制御ビットとを含む。アナログ音声信号の
ディジタル信号への変換は、固定されたビット数のために従来設計されている通
話コーディングスキーム(コーデック)を用いて行われる。得られたディジタル
信号は、次に、信号が伝送エラーを受けにくいようにコーディングされる。エラ
ー制御コーディングは、ディジタル化された音声信号に冗長性を導入する。一般
に、冗長性の増加、すなわち、エラー制御ビットの数の増加は、より堅牢な接続
を意味する。しかし、1つのバーストにより送信されうるビット数は制限されて
いるので、低妨害レベルにおいて受入れうる音声品質を得るための、タイムスロ
ット毎に送信されるエラー制御ビットおよび音声情報ビットの数と、高妨害レベ
ルにおいてこの通話品質を維持するための十分なエラー制御能力と、の間には妥
協が行われる。
【0020】 移動局のユーザが、極めて高妨害(低C/I)の地域を通過する時に生じるビ
ット誤り率(BER)は、1つのタイムスロットのために用いられるエラー制御
コーディングにより補正されうる限度を超えることがありえ、その場合は知覚さ
れる音声品質が劣化する。
ット誤り率(BER)は、1つのタイムスロットのために用いられるエラー制御
コーディングにより補正されうる限度を超えることがありえ、その場合は知覚さ
れる音声品質が劣化する。
【0021】 本発明によれば、音声接続の品質は、より強力なエラー補正スキームを用い、
従って、ディジタル化された音声信号のエラー制御コーディングにおける冗長性
を増加させることにより向上せしめられる。しかし、実際上低妨害レベルにおけ
る通話品質を劣化させうる、割当てられたスロットにより送信されるディジタル
化された音声ビットの数の減少を行わずに、同じ量の音声情報を2つのタイムス
ロットへ拡散させて送信する。この第2タイムスロットにより与えられる追加の
容量は、エラー制御コーディングの冗長性を実質的に増加させるために利用され
る。接続毎のタイムスロットの割当てのこの増加は、図3に示されている。ここ
では、フレーム毎の2つの連続するタイムスロットが、単一の移動局10に割当
てられている。もしBERが特に高ければ、単一接続に対し、フレーム毎に1つ
より多くの補助タイムスロットを割当てることができる。単一移動局10に割当
てられる連続配置のスロットは、例としてのみ与えられている。これらのスロッ
トは、TDMAフレーム内において、別の様式で分布させることもできる。
従って、ディジタル化された音声信号のエラー制御コーディングにおける冗長性
を増加させることにより向上せしめられる。しかし、実際上低妨害レベルにおけ
る通話品質を劣化させうる、割当てられたスロットにより送信されるディジタル
化された音声ビットの数の減少を行わずに、同じ量の音声情報を2つのタイムス
ロットへ拡散させて送信する。この第2タイムスロットにより与えられる追加の
容量は、エラー制御コーディングの冗長性を実質的に増加させるために利用され
る。接続毎のタイムスロットの割当てのこの増加は、図3に示されている。ここ
では、フレーム毎の2つの連続するタイムスロットが、単一の移動局10に割当
てられている。もしBERが特に高ければ、単一接続に対し、フレーム毎に1つ
より多くの補助タイムスロットを割当てることができる。単一移動局10に割当
てられる連続配置のスロットは、例としてのみ与えられている。これらのスロッ
トは、TDMAフレーム内において、別の様式で分布させることもできる。
【0022】 改善されたエラー制御コーディングは、通常用いられるコーディングを、接続
に対し割当てられるこれらのタイムスロットのための上位スキームに置き換える
ことによって実現される。もう1つの選択肢は、ディジタル化された通話を、例
えばアプリケーションレベルにおいてプリコーディングし、その後そのプリコー
ディングされた信号に、通常のエラー制御コーディングプロセスを受けさせるこ
とである。この後者のプロシージャは、規格により課せられうる場合もある現存
の機能を、保持しうるという利点を有する。
に対し割当てられるこれらのタイムスロットのための上位スキームに置き換える
ことによって実現される。もう1つの選択肢は、ディジタル化された通話を、例
えばアプリケーションレベルにおいてプリコーディングし、その後そのプリコー
ディングされた信号に、通常のエラー制御コーディングプロセスを受けさせるこ
とである。この後者のプロシージャは、規格により課せられうる場合もある現存
の機能を、保持しうるという利点を有する。
【0023】 上述の通話品質の向上は、当然単一接続に対するリソースの割当ての増加をも
たらすので、この機能は、ユーザからの要求によって提供されることが好ましい
。従って、移動局10は、1つまたはそれより多い数の制御キーを備えており、
これらのキーは、専用の機能キーであるか、または、キーパッド上の既存のキー
の指定された組合せでありうる。ユーザが接続中に劣った品質の通話を受けた時
は、ユーザは制御キー11を用いて通話品質の向上を要求しうる。妨害の期間が
過ぎてしまえば、ユーザは、同じ、または別個の専用機能キー、またはキーパッ
ドにより入力される指定された指令により、接続を単一タイムスロットへ復帰さ
せるように要求しうる。ユーザにより発せられた要求の結果として1つの追加の
タイムスロットを割当るようにしても良く、その場合、フレーム毎にいくつかの
タイムスロットが割当てられた接続を得るためには、要求をいくつか発しなけれ
ばならない。代替として、接続のために必要とされるタイムスロットの(最大8
までの)数を、単一の要求により指定しても良い。
たらすので、この機能は、ユーザからの要求によって提供されることが好ましい
。従って、移動局10は、1つまたはそれより多い数の制御キーを備えており、
これらのキーは、専用の機能キーであるか、または、キーパッド上の既存のキー
の指定された組合せでありうる。ユーザが接続中に劣った品質の通話を受けた時
は、ユーザは制御キー11を用いて通話品質の向上を要求しうる。妨害の期間が
過ぎてしまえば、ユーザは、同じ、または別個の専用機能キー、またはキーパッ
ドにより入力される指定された指令により、接続を単一タイムスロットへ復帰さ
せるように要求しうる。ユーザにより発せられた要求の結果として1つの追加の
タイムスロットを割当るようにしても良く、その場合、フレーム毎にいくつかの
タイムスロットが割当てられた接続を得るためには、要求をいくつか発しなけれ
ばならない。代替として、接続のために必要とされるタイムスロットの(最大8
までの)数を、単一の要求により指定しても良い。
【0024】 図3は、この、ユーザが開始する通話品質のブーストのためのプロシージャを
示す。ステップ1においては、移動局10が、通話品質のブーストの要求をネッ
トワークに通知する。この要求はMSC40により処理され、MSC40は、も
しネットワークが変更を許容しうるならば、BSC30へ割当て要求を行う。そ
の後続いて、リソースのアップグレードまたはダウングレードのプロシージャが
行われ、そのプロシージャ中に、割当てられたタイムスロットの数が変更され、
増加した容量に適応する適切なエラーコーディングスキームが指示される。その
後、BSC30は、ステップ3において、このプロシージャの完了をMSC40
に通知し、ステップ4においては、MSC40からMS10へ変更の受理通知が
行われる。
示す。ステップ1においては、移動局10が、通話品質のブーストの要求をネッ
トワークに通知する。この要求はMSC40により処理され、MSC40は、も
しネットワークが変更を許容しうるならば、BSC30へ割当て要求を行う。そ
の後続いて、リソースのアップグレードまたはダウングレードのプロシージャが
行われ、そのプロシージャ中に、割当てられたタイムスロットの数が変更され、
増加した容量に適応する適切なエラーコーディングスキームが指示される。その
後、BSC30は、ステップ3において、このプロシージャの完了をMSC40
に通知し、ステップ4においては、MSC40からMS10へ変更の受理通知が
行われる。
【0025】 知覚される通話品質と、接続のビット誤り率と、の間には相関が存在するので
、移動電話機10は、回線を監視し、接続が追加のタイムスロットの使用から利
益を得るであろう時にはユーザに知らせうるある機能を備えることができる。同
様にして、移動電話機10は、接続が、フレーム毎の1つのタイムスロットによ
り与えられる標準的なエラー制御コーディングによって、受け入れうる通話品質
を与えるほど良好である時は、ユーザに、追加のタイムスロットの解除を促しう
る。
、移動電話機10は、回線を監視し、接続が追加のタイムスロットの使用から利
益を得るであろう時にはユーザに知らせうるある機能を備えることができる。同
様にして、移動電話機10は、接続が、フレーム毎の1つのタイムスロットによ
り与えられる標準的なエラー制御コーディングによって、受け入れうる通話品質
を与えるほど良好である時は、ユーザに、追加のタイムスロットの解除を促しう
る。
【0026】 もう1つの実施例においては、この後者の構成が拡張される。詳述すると、手
動操作可能な制御キー11の機能性が、呼の前に電話機10のセッティングを変
更するユーザにより、電話機自体に組込まれる。この機能が使用可能にされると
、移動電話機自体が、BERが高くなり過ぎた時に自動的に追加のタイムスロッ
トを要求し、その後、BERが再び低下した時に追加のタイムスロットを解除す
る。この機能の使用は、専用制御キーを用いて、または電話機の通常のキーパッ
ドによる指定されたキー配置により要求を提出することにより達成することもで
きる。
動操作可能な制御キー11の機能性が、呼の前に電話機10のセッティングを変
更するユーザにより、電話機自体に組込まれる。この機能が使用可能にされると
、移動電話機自体が、BERが高くなり過ぎた時に自動的に追加のタイムスロッ
トを要求し、その後、BERが再び低下した時に追加のタイムスロットを解除す
る。この機能の使用は、専用制御キーを用いて、または電話機の通常のキーパッ
ドによる指定されたキー配置により要求を提出することにより達成することもで
きる。
【0027】 もう1つの実施例において、ユーザは、通話品質のブーストを手動で要求する
必要はなく、代わりに、ネットワークに永久的要求を登録する。ネットワークは
、搬送波対妨害比(C/I)の増加が検出されるように、信号レベルおよびチャ
ネルの品質を継続的に監視する。もしユーザからの要求が登録されれば、ネット
ワークは、追加のタイムスロットを割当て、もっと強力なエラー制御コーディン
グを用いることにより、接続の品質を自動的にブーストしうる。そのような要求
は、例えばユーザに関する識別情報と共にネットワークのレジスタ内に記憶され
、ユーザに対し提供される他の補助サービスはホームロケーションレジスタ(H
LR)内に記憶されうる。手動要求されるプロシージャに関しては、ネットワー
クは、接続のBERが受入れうるレベル、または少なくとも顕著でないレベルに
復帰した時に、割当てられたタイムスロットの数を減少せしめうる。
必要はなく、代わりに、ネットワークに永久的要求を登録する。ネットワークは
、搬送波対妨害比(C/I)の増加が検出されるように、信号レベルおよびチャ
ネルの品質を継続的に監視する。もしユーザからの要求が登録されれば、ネット
ワークは、追加のタイムスロットを割当て、もっと強力なエラー制御コーディン
グを用いることにより、接続の品質を自動的にブーストしうる。そのような要求
は、例えばユーザに関する識別情報と共にネットワークのレジスタ内に記憶され
、ユーザに対し提供される他の補助サービスはホームロケーションレジスタ(H
LR)内に記憶されうる。手動要求されるプロシージャに関しては、ネットワー
クは、接続のBERが受入れうるレベル、または少なくとも顕著でないレベルに
復帰した時に、割当てられたタイムスロットの数を減少せしめうる。
【0028】 図4には、このプロシージャが示されている。このプロシージャにおいては、
記録されたユーザの要求を含むレジスタが問合せを受け、BSC30が、ユーザ
が通話品質の自動的向上を要求していることを知るものと仮定されている。この
プロシージャのステップ1においては、ユーザが追加のタイムスロットの割当て
、または追加されたタイムスロットの除去から利益を得られるような、接続のB
ERになったことを、BSC30が判定する。ステップ2において、BSC30
は、BTS20に、いずれの追加のスロットを割当てるべきか、または解除すべ
きかを知らせる。この指令に対し、ステップ3において受理通知が行われる。次
に、ステップ4において構成の変更がMS10に通知され、ステップ5において
は、この指令に対する受理通知が行われる。ステップ2および3は、接続のBE
Rおよび用いられるエラー制御スキームの強さに依存して必要な回数だけ行われ
る。
記録されたユーザの要求を含むレジスタが問合せを受け、BSC30が、ユーザ
が通話品質の自動的向上を要求していることを知るものと仮定されている。この
プロシージャのステップ1においては、ユーザが追加のタイムスロットの割当て
、または追加されたタイムスロットの除去から利益を得られるような、接続のB
ERになったことを、BSC30が判定する。ステップ2において、BSC30
は、BTS20に、いずれの追加のスロットを割当てるべきか、または解除すべ
きかを知らせる。この指令に対し、ステップ3において受理通知が行われる。次
に、ステップ4において構成の変更がMS10に通知され、ステップ5において
は、この指令に対する受理通知が行われる。ステップ2および3は、接続のBE
Rおよび用いられるエラー制御スキームの強さに依存して必要な回数だけ行われ
る。
【0029】 図4および図5に示されている2つのプロシージャの組合せもまた実現するこ
とができ、それによれば、手動要求の処理機能がネットワークによりユーザのた
めに登録された時に限って、手動要求が処理される。
とができ、それによれば、手動要求の処理機能がネットワークによりユーザのた
めに登録された時に限って、手動要求が処理される。
【0030】 改善されたエラー制御コーディングを利用するために割当てられた追加のタイ
ムスロットを用いることにより、通話品質は、わずかな、または無視しうる妨害
しか受けない、接続の通常の通話品質まで向上せしめられうる。もう1つの実施
例においては、要求に基づいてユーザに割当てられる1つまたは2つ以上の追加
のタイムスロットは、改善された通話コーディングスキーム(コーデック)を収
容するために用いられる。その場合得られる接続は、用いられるコーデックに依
存して、固定回線の通話品質よりも遥かに優れたものでさえありうる。実際上の
理由から、改善されたコーデックを実施するために用いられるタイムスロットの
数は、制限することが好ましい。その場合、上述のようにユーザにより要求され
た時、追加のタイムスロットを接続のエラー制御を改善するために割当てること
が可能となる。
ムスロットを用いることにより、通話品質は、わずかな、または無視しうる妨害
しか受けない、接続の通常の通話品質まで向上せしめられうる。もう1つの実施
例においては、要求に基づいてユーザに割当てられる1つまたは2つ以上の追加
のタイムスロットは、改善された通話コーディングスキーム(コーデック)を収
容するために用いられる。その場合得られる接続は、用いられるコーデックに依
存して、固定回線の通話品質よりも遥かに優れたものでさえありうる。実際上の
理由から、改善されたコーデックを実施するために用いられるタイムスロットの
数は、制限することが好ましい。その場合、上述のようにユーザにより要求され
た時、追加のタイムスロットを接続のエラー制御を改善するために割当てること
が可能となる。
【0031】 補助タイムスロットの割当てと、改善されたエラー制御コーディングまたはコ
ーデックの利用と、により得られる向上した通話品質は、ダウンリンク接続のみ
において、またはダウンリンク接続およびアップリンク接続の双方において、提
供されうることを理解すべきである。ある場合には、ユーザは、ネットワークが
劣化を検出した時に、アップリンク接続における通話品質のブーストを要求しう
る。
ーデックの利用と、により得られる向上した通話品質は、ダウンリンク接続のみ
において、またはダウンリンク接続およびアップリンク接続の双方において、提
供されうることを理解すべきである。ある場合には、ユーザは、ネットワークが
劣化を検出した時に、アップリンク接続における通話品質のブーストを要求しう
る。
【0032】 通話品質のブーストは、接続中の要求により、または前に登録した機能の要求
により、ユーザが開始するので、追加のリソースの割当てのコストは、直接ユー
ザに課せられる。その代わり、ユーザは、自分が要求した、増加したタイムスロ
ットが存在した期間に対してのみ支払いをすればよい。
により、ユーザが開始するので、追加のリソースの割当てのコストは、直接ユー
ザに課せられる。その代わり、ユーザは、自分が要求した、増加したタイムスロ
ットが存在した期間に対してのみ支払いをすればよい。
【0033】 また、この形式の通話品質の向上に対し永久的アクセスを有することは、ある
種の緊急サービスにとって重要な場合もありうる。 本発明は、データトラヒックに対しても適用しうることを理解すべきである。
種の緊急サービスにとって重要な場合もありうる。 本発明は、データトラヒックに対しても適用しうることを理解すべきである。
【図1】 セルラ移動電話システムを概略的に示す。
【図2】 接続のためのタイムスロットの従来の割当てを示す。
【図3】 本発明による接続のためのタイムスロットの割当てを示す。
【図4】 ユーザが開始する通話品質のブーストのためのプロシージャを示す。
【図5】 登録されたユーザの要求に基づいて通話品質をブーストするプロシージャを示
す。
す。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月10日(2000.4.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,UZ,VN,YU,ZA,ZW
Claims (14)
- 【請求項1】 時分割多元接続による接続によりセルラ電話ネットワーク(
20、30、40)と通信するようにされた少なくとも1つの移動局10を含む
セルラ電話通信システムであって、前記移動局および前記ネットワークの少なく
とも1方が、接続のための少なくとも1つの追加のタイムスロットの使用を開始
する手段(11)を含むことを特徴とする、前記セルラ電話通信システム。 - 【請求項2】 前記手段が、前記移動局(10)内に含まれる、少なくとも
1つの追加のタイムスロットの割当てを要求するための手動操作可能手段(11
)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のシステム。 - 【請求項3】 前記移動局(10)内に含まれる前記手動操作可能手段(1
1)が、接続の確立の前に使用可能にされ、信号品質が所定レベルよりも低下し
た時に少なくとも1つの追加のタイムスロットの割当てを自動的に要求するよう
にされることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシステム。 - 【請求項4】 前記ネットワーク(20、30、40)が、向上した通話品
質への要求を登録する手段と、接続のための少なくとも1つの追加のタイムスロ
ットを割当てることにより前記要求に応答する手段と、を含むことを特徴とする
、請求項1に記載のシステム。 - 【請求項5】 前記ネットワーク(20、30、40)が、接続の信号品質
を監視する手段をさらに含み、前記要求に応答する手段が、前記信号品質が所定
レベルよりも低下した時に接続のための少なくとも1つの追加のタイムスロット
を割当てるようにされていることを特徴とする、請求項4に記載のシステム。 - 【請求項6】 接続のための追加のタイムスロットの割当てを要求するため
の手動操作可能手段(11)を含むことを特徴とする、TDMAセルラ電話にお
いて用いられる移動電話機。 - 【請求項7】 前記手動操作可能手段が、前記接続の信号品質が所定レベル
に達した時に、接続のための追加のタイムスロットの割当ておよび除去の一方を
要求する前記移動電話機(10)の機能を使用可能にするようにされていること
を特徴とする、請求項6に記載の移動電話機。 - 【請求項8】 接続のための少なくとも1つの追加のタイムスロットの除去
を要求する手動操作可能手段を含むことを特徴とする、請求項6に記載の移動電
話機。 - 【請求項9】 移動局(10)と時分割多元接続セルラ電話通信ネットワー
クとの間の通話品質を向上させる方法であって、固定量のトラヒック情報を表す
、送信情報の量を増加させるための少なくとも1つの追加のタイムスロットを利
用することを特徴とする、前記方法。 - 【請求項10】 接続のビット誤り率(BER)を減少させるために、送信
されるエラーコーディング情報の量を増加させる少なくとも1つの追加のタイム
スロットを利用することを特徴とする、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 接続の通話品質を向上させるために、音声コーディング情
報(コーデック)ビットの数を増加させる前記追加のタイムスロットを利用する
ことを特徴とする、請求項9または請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 エンドユーザにより要求された時、接続に少なくとも1つ
の追加のタイムスロットを割当てることを特徴とする、請求項9から請求項11
までのいずれかに記載の方法。 - 【請求項13】 エンドユーザが登録した要求により、少なくとも1つの追
加のタイムスロットを割当てることを特徴とする、請求項9から請求項12まで
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項14】 接続のビット誤り率が所定レベルを越えた時、少なくとも
1つの追加のタイムスロットを割当てることを特徴とする、請求項13に記載の
方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE9803886-2 | 1998-11-13 | ||
SE9803886A SE515700C2 (sv) | 1998-11-13 | 1998-11-13 | Enhet, mobiltelefon samt förfarande för att förbättra samtalskvaliteten i ett tidsdelat mobiltelefonnät |
PCT/SE1999/001992 WO2000030383A1 (en) | 1998-11-13 | 1999-11-04 | An apparatus and method for the enhancement of speech quality in mobile communications |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002530955A true JP2002530955A (ja) | 2002-09-17 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000583278A Pending JP2002530955A (ja) | 1998-11-13 | 1999-11-04 | 移動体通信における通話品質を向上させる装置および方法 |
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EP (1) | EP1129589A1 (ja) |
JP (1) | JP2002530955A (ja) |
CN (1) | CN1326650A (ja) |
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SE (1) | SE515700C2 (ja) |
WO (1) | WO2000030383A1 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002112305A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Canon Inc | 基地局装置、無線端末装置、通信装置および通信装置の制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6973140B2 (en) * | 1999-03-05 | 2005-12-06 | Ipr Licensing, Inc. | Maximizing data rate by adjusting codes and code rates in CDMA system |
DE102004024651A1 (de) * | 2004-05-18 | 2005-12-08 | Siemens Ag | Verfahren und Funkstation zur Übertragung von Daten über paketvermittelte Übertragungsstrecken |
US20060209780A1 (en) * | 2005-01-21 | 2006-09-21 | Nokia Corporation | Data transfer in TDMA system |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FI114178B (fi) * | 1995-01-09 | 2004-08-31 | Nokia Corp | Radiokapasiteetin dynaaminen jakaminen TDMA-järjestelmässä |
US5701294A (en) * | 1995-10-02 | 1997-12-23 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | System and method for flexible coding, modulation, and time slot allocation in a radio telecommunications network |
FI106182B (fi) * | 1996-11-27 | 2000-11-30 | Nokia Networks Oy | Menetelmä yhteyden laadun ja järjestelmän kapasiteetin parantamiseksi solukkoradiojärjestelmässä ja solukkoradiojärjestelmä |
-
1998
- 1998-11-13 SE SE9803886A patent/SE515700C2/sv not_active IP Right Cessation
-
1999
- 1999-11-04 JP JP2000583278A patent/JP2002530955A/ja active Pending
- 1999-11-04 WO PCT/SE1999/001992 patent/WO2000030383A1/en not_active Application Discontinuation
- 1999-11-04 EP EP99972414A patent/EP1129589A1/en not_active Withdrawn
- 1999-11-04 CN CN 99813248 patent/CN1326650A/zh active Pending
- 1999-11-04 AU AU14349/00A patent/AU1434900A/en not_active Abandoned
-
2001
- 2001-05-31 ZA ZA200104496A patent/ZA200104496B/en unknown
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JP4514172B2 (ja) * | 2000-09-28 | 2010-07-28 | キヤノン株式会社 | 無線通信装置、無線通信装置の制御方法 |
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WO2000030383A1 (en) | 2000-05-25 |
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EP1129589A1 (en) | 2001-09-05 |
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