JP2002530193A - 低周波数振動を利用した高粘度流体の噴霧化装置 - Google Patents

低周波数振動を利用した高粘度流体の噴霧化装置

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JP2002530193A
JP2002530193A JP2000583636A JP2000583636A JP2002530193A JP 2002530193 A JP2002530193 A JP 2002530193A JP 2000583636 A JP2000583636 A JP 2000583636A JP 2000583636 A JP2000583636 A JP 2000583636A JP 2002530193 A JP2002530193 A JP 2002530193A
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ヘリン,ジェフ・リー
モレジ,マイケル・ジョセフ
ドレスラー,ジョン・ローレンス
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    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
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    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
    • B05B17/0638Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced by discharging the liquid or other fluent material through a plate comprising a plurality of orifices

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Abstract

(57)【要約】 低い周波数(5000Hz未満、好ましくは約100Hz〜約1000Hz)で選択的に動作し得る装置が、高粘度流体のジェットを単分散液滴に分解する。装置が、室、該室内に配置されたピストン、ハウジング及びピストンに作動的に取付けられた磁気コイルを装置を有するハウジングと、磁気コイル装置を駆動する発振器とを含む。ハウジング及びピストンが、供給される高粘度流体を受入れる貯蔵槽を構成し、この高粘度流体がピストンの振動運動の作用を受けて、供給された流体に圧力摂動を加え、この為、貯蔵槽から放出されるとき、流体が分離して複数の単分散液滴に分解される。更に、液滴を形成するのに必要な電力を最小限にするように、装置の性能を最適にする方法を開示した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術的背景】
本発明は噴霧器、更に具体的には高粘度流体を単分散液滴に噴霧化する噴霧器
に関する。
【0002】 高粘度流体、即ち、水の粘度(μwater=1.0cP)よりずっと大きな粘度
をもつ流体の噴霧化は、例えば食品処理、金属粉末の生成及びポリマーの生成を
含めた多くの工業的なプロセスにおける基本的なプロセス工程である。例えば、
プラスチック産業では、ポリマー溶液を噴霧化して、プラスチック粉末生成の沈
澱段階における溶媒の蒸発を高める。ポリマーの量が溶媒の量に比例して増加す
るので、ポリマー溶液が更に粘性が強くなる。流体の粘性が増すと、液滴の形成
に抵抗する粘性力が増加し、それに対応して流体を噴霧化するのに必要なエネル
ギが増加する。
【0003】 典型的な工業的方法は、担体流体、例えば噴霧化の為に高速に加速された空気
の運動エネルギを利用する剪断力の強い空気吹付け噴霧器を使うことである。こ
のような噴霧器は大量の高圧担体ガスを必要とし、本質的に、単分散液滴寸法分
布ほど一般的には望ましくない多分散液滴寸法分布を発生するのが固有の性質で
ある。液滴の形成は、担体ガス及び噴霧化しようとする流体の流れの局部的な状
態、例えば、乱流レベル、運動量束及び混合速度に関係するから、こういう種類
の噴霧化過程の制御も困難である。
【0004】 水の粘度(μwater=1.0cP)と略等しい粘度をもつ低粘度流体を噴霧化
するのには、液滴発生器が使われている。液滴発生器は、オリフィスに流体を通
し、オリフィスから放出される流体の流れが液滴に分離する傾向をもつように、
ある周波数で流体に擾乱を加えることによって動作する。例えば、1mm未満の
直径をもつ液滴の流れに流体ジェットを噴霧化する為、インク・ジェット・プリ
ンタの用途に液滴発生器が使われてきた。このような液滴発生器は、流体に擾乱
を与える為に高い周波数、例えば、約50000ヘルツ(Hz)の周波数で駆動
される変換器をもっている。
【0005】 ドレスラー(本願発明者の1人でもある)の米国特許第5248087号は、
農業噴霧用、吹付け乾燥用及び燃料噴射用の液滴発生器を開示している。この液
滴発生器は、1対又は更に多くの対の圧電変換器と、流体を液滴に噴霧化する為
に流体に高周波数の摂動を加えるピストンとを用いている。特に、この液滴発生
器は約5550Hz、約9640Hz及び約9780Hzの周波数で駆動される
【0006】 上に述べた液滴発生器は、高周波数の摂動を用いて低粘度流体を噴霧化する所
期の目的には適当であっても、低周波数の摂動を必要とする高粘度の流体を噴霧
化するには適当ではない。更に、上に述べた液滴発生器では、流体が一定寸法の
室又は貯蔵槽の中に収容されていて、変換器は変換器装置の選ばれた固有周波数
、例えば7000Hz、13000Hz及び17000Hzと、それから約10
0Hzの範囲内でしか動作することが出来ない。こういう形式は、液滴発生器の
性能を最適にすることが何処まで出来るか、制限される。
【0007】 従って、高粘度流体のジェットを単分散液滴に分解する為に低い周波数で選択
的に動作し得る装置に対する要望がある。更に、液滴を形成するのに必要な電力
を最小限にする為に、装置の性能を最適にすることが出来るような装置及び方法
に対する要望がある。
【0008】
【発明の簡単な要約】
高粘度流体の1以上のジェットを複数の単分散液滴に分解する装置が、ハウジ
ングをもち、このハウジングは、室、該室内に配置されて貯蔵槽を構成するピス
トン、貯蔵槽の中に流体を受入れる為の1以上の入口、及び貯蔵槽から流体を放
出する為の1以上の出口をもっている。磁気コイル装置がハウジング及びピスト
ンに接続される。発振器が磁気コイル装置を駆動して、貯蔵槽内の流体に対して
、約5000ヘルツ未満、特に約1000Hz未満の周波数をもつ圧力摂動を選
択的に加え、貯蔵槽から放出される高粘度流体が複数の単分散液滴に分解される
ようにする。
【0009】 更に装置は、貯蔵槽内にある流体に対する圧力摂動に応答して、信号を発生す
る圧力変換器と、圧力変換器からの信号に応答して発振器を制御して、高粘度流
体のジェットを複数の単分散液滴に分解する為に全体的に一定のフィラメント長
を保つ制御装置とを含んでいてよい。更に装置は、ピストンの位置に応答して信
号を発生する光学式位置センサと、袋を制御して貯蔵槽の寸法を選択的に変える
制御装置とを含んでいてよい。
【0010】
【発明の詳しい説明】
図1は、高粘度流体、即ち、水の粘度より大きく、典型的には約15cPより
大きい粘度をもつ流体の1以上のジェットを複数の単分散液滴に分解する装置1
0を示す。装置10が全体として、室22、室22の中に配置されたピストン3
0、ハウジング20及びピストン30に取付けられた磁気コイル装置40を有す
るハウジング20と、磁気コイル装置40を駆動する発振器50とを有する。ハ
ウジング20及びピストン30が、流体の供給を受ける貯蔵槽12を構成してい
る。貯蔵槽12に供給される流体がピストン30の振動運動を受けて、貯蔵槽1
2内にある流体に圧力摂動を加え、この為、貯蔵槽12から放出されるとき、流
体が分離し、(図3に示すように)複数の単分散液滴に分解される。
【0011】 実施例では、ハウジング20が垂直に伸びる円筒形側壁24と、水平に配置さ
れた下側末端部分又はオリフィス板26をもち、これがその中に室22を構成し
ている。側壁24が1対の入口28をもち、この入口が側壁20を通り抜けて、
室22内に開口し、流体を室22の中に導入する。ハウジング20の末端部分2
6が、貯蔵槽12から流体を放出する為に、複数の出口又はオリフィス25、典
型的には(図2に一番よく示されているように)5つのオリフィスをもっている
【0012】 ピストン30が垂直に伸びる側壁32及び下端部分又はピストン・ヘッド34
をもっている。垂直の側壁32がハウジング20の室22の中に摺動自在に受入
れられている。垂直に伸びる側壁32に円周方向に伸びる溝23を設け、この溝
の中にピストン30を室22に対して密封するOリング27が入るようにして、
貯蔵槽12を構成することが望ましい。
【0013】 磁気コイル装置40は夫々ハウジング20及びピストン30に接続された永久
磁石42及びコイル44を有する。例えばコイル42は、ピストン30の上端部
分に取付けられた取付け装置46の周りに支持することが出来る。永久磁石42
はハウジング20の上側部分に取付けられた磁気取付け装置48によって、コイ
ル44の間で支持することが出来る。実施例では、永久磁石42が取付け装置4
8を介してオリフィス板26に頑丈に結合されていて、その間の相対的な運動を
小さくして、ピストン30からのエネルギの流体に対する結合を最大にする。可
撓性隔膜45を取付け装置46及び取付け装置48の間に配置して、磁石42及
びコイル44を室22から密封することが出来る。
【0014】 発振器50、例えば、増幅波発生器が、所定の振幅及び周波数をもつ時間的に
変化する電気信号を発生する。後で詳しく説明するが、発振器50及び磁気コイ
ル装置40が組合わさって、縦軸線に沿ってピストン30を駆動し、貯蔵槽12
内の流体に圧力摂動を加える。
【0015】 1実施例では、磁気コイル装置40及び発振器50は10000Hzから直流
(例えば0Hz)まで選択的に動作し得る。磁気コイル装置40及び発振器50
が、約0Hz〜約5000Hz、好ましくは約1000Hz未満、最も好ましく
は約100Hz及び500Hzの間に選んだ周波数をもつ圧力摂動を貯蔵槽12
内の流体に加えるのが典型的である。
【0016】 装置10の動作について説明すると、噴霧化しようとする高粘度流体が、入口
28からハウジング20及びピストン30の間の空間に送り込まれる。その後流
体がピストン・ヘッド34とオリフィス板26の間を通る。高粘度流体は、約2
0psi〜60psiの圧力で貯蔵槽12に供給されることが望ましい。
【0017】 発振器50を作動して、コイル44に流れる電流を発生し、この電流が永久磁
石42の磁界と相互作用する。この電流と磁石の相互作用により、ハウジング2
0の縦軸線に沿ってコイル44及びピストン30を駆動する力が発生される。発
振器50が、電気駆動信号、例えば、単一又は多重周波数に基づく周期的な波を
発生することが望ましい。
【0018】 ピストン30がオリフィス板26に向かって移動すると、ピストン・ヘッド3
4とオリフィス板26の間の領域にある流体が圧縮され、こうして流体を加速し
てオリフィス25から押し出す。ピストン30がオリフィス板26から後退する
と、オリフィス25を出ていく流体が減速される。この連続的な加速−減速の流
体運動により、オリフィス25を出ていく流体の流れが、コイル44に加えられ
た電流の周波数で、全般的に一様な寸法の液滴に分解される。
【0019】 図3に示すように、装置10から放出される流体14の流れは、最初は互いに
フィラメント18によってくっついた複数の液滴16で構成される。流れが別々
の液滴に完全に分解するのに必要な長さが、この分野では「フィラメント長」と
呼ばれている。2000cPまでの粘度をもつカルボキシメチル・セルロース(
CMC)の水溶液が単分散液滴に噴霧化されたが、このとき、正弦状励振の周波
数は、100〜3000Hzの範囲に互って変え、これによって液滴の直径は約
1.0mmから約5.0mmまでになった。
【0020】 図1に戻って説明すると、本発明の別の一面では、装置10が、ピストン・ヘ
ッド34に装着された応答の速いダイナミック圧力変換器60を含んでいて、装
置10の性能を監視し、特に、ジェットが分解されるフィラメント長を制御する
ことが出来る。フィラメント長の制御は、例えば、ジェットの溶媒又は液滴の流
れが気化し、その為に、分解の前に流体ジェットを凍結させる可能性のある吹付
け乾燥及びその他の用途では特に重要である。
【0021】 図4は、一定の粘度(750cP)をもつ流体に対し、ある周波数範囲(20
0Hz〜3000Hz)に互って一定のフィラメント長(480mm)に必要な
ピーク間貯蔵槽圧力のグラフである。フィラメント長は、この範囲の周波数に対
しては殆ど反応がなく、本質的には圧力摂動の関数である。従って、フィラメン
ト長を、1つの周波数における貯蔵槽内の圧力パルスの大きさと相関させること
が出来、この為、圧力変換器60がある周波数範囲に互る「フィラメント長調整
器」として作用することが出来る。
【0022】 再び図1に戻って説明すると、圧力変換器60は、発振器50に結合された制
御装置70に結合して、噴霧過程の為の閉ループ制御回路を作ることが出来る。
例えば、制御装置70は、磁気コイル装置40に対する信号の電力(電圧及び電
流)を制御して、噴霧過程の間の一定のピーク間貯蔵槽圧力を保ち、こうして一
定のフィラメント長を保つ適当な電子回路又はマイクロプロセッサを含んでいて
よい。更に噴霧器のヘッド内の圧力摂動を監視することにより、噴霧装置の性能
を絶えず監視し、時間的に安定な液滴パターンを得られるように調節することが
出来る。これは、(例えばガスタービンの燃焼器のように)噴霧の分布が重要な
装置では、特に有利であることがある。
【0023】 本発明は、液滴の分解に必要な電力入力を最小限にする方法をも提供する。例
えば、ピストンの運動の為に、ピストン・ヘッド34及びオリフィス板26の間
にある流体が絶えず時間的に変化する圧力の場に曝されるとき、貯蔵槽内には共
振状態が存在する。この共振状態が、圧力摂動がオリフィス25の中での流体の
加速及び減速に結合される効率を決定する。ピストン32のヘッド34に装着さ
れた圧力変換器60によって測定して所定の圧力摂動(これは上に述べたように
、それによって一定のフィラメント長になる)を保ちながら、ある周波数範囲に
互って相次いで噴霧器を動作させることにより、こういう共振状態が見付けられ
る。各々の周波数で、噴霧器に対する時間的に変化する電圧及び電流を測定し、
電力入力を計算する。
【0024】 図5は、約0Hz〜3000Hzの間の周波数範囲に互って一定のフィラメン
ト長(例えば480mm)を保つのに必要な電力のグラフを示す。曲線の極小値
の場所は、装置に対する最も効率のよい動作周波数(即ち所定のフィラメント長
に必要な電力入力が最小である場所)を定める。この試験では、電力消費量が最
小である点は、約350Hz、800Hz、1600Hz及び2500Hzで発
生した。
【0025】 本発明の別の一面では、貯蔵槽12の寸法を変えることが出来る。例えば、所
定の流量に対して隙間寸法(ピストン・ヘッド34とオリフィス板26の間)を
小さくすると、必要な電力が減少し、図5に示す曲線が下に移動する。所定の流
量に対して隙間寸法を大きくすると、必要な電力が増加し、図5に示す曲線が上
に移動する。
【0026】 もう一度図1に戻って説明すると、貯蔵槽12の寸法を変える為に空気又は液
体で満たした袋80及び光学式位置センサ90を設けることが出来る。光学式位
置センサ90を使って、空気袋80を正確に調整し、ピストン・ヘッド34及び
オリフィス板26の間の隙間、或いはその前後にピストン30が移動し又は振動
するピストン30の直流位置又は公称位置を最適にすることが望ましい。
【0027】 この実施例では、袋80が磁石42及び取付け装置46の間に配置されている
。袋80に空気又は液体を導入すると、取付け装置46が磁石42から遠ざかり
、ピストン・ヘッド34がオリフィス板26に接近して、貯蔵槽12の寸法を小
さくする。袋80から空気を取り出すと、取付け装置46が磁石42に接近し、
ピストン・ヘッド34がオリフィス板26から遠ざかり、貯蔵槽12の寸法を大
きくする。光学式位置センサ90、例えば光ファイバ・センサを、ハウジング2
0に固着し、ピストン30の側壁30に通して、所蔵槽12の寸法又はピストン
・ヘッド34とオリフィス板26の間の隙間を間接的に測定することが出来る。
【0028】 この実施例では、袋80の寸法は、ポンプ又は送風機(図に示していない)を
通じて、制御装置70及び光学式位置センサ90からの入力信号によって制御す
ることが出来る。隙間の寸法を圧力変換器60からの信号に結合して、装置の性
能を最適にすることが望ましい。
【0029】 以上の説明から、当業者であれば、貯蔵槽内にある流体に圧力摂動を加える為
に、ピストンを揺動させるアクチュエータ、ソレノイド形装置及びモータ駆動の
カム又はクランク作動機構のようなこの他の駆動機構が適していることがあるこ
とが理解されよう。圧電変換器を用いる従来と異なり、本発明の駆動機構は、噴
霧化を促進する為に、移動するピストンの慣性に頼らず、その代わりに、駆動機
構によって発生される力次第にすることが出来る。例えば、可変ばね機構又はモ
ータ制御のねじ機構のように、貯蔵槽の寸法を変えるこの他の機構が適している
ことがあることが理解されよう。更に、圧力変換器60はピストン・ヘッド34
内に取付ける必要はなく、その代わりに、貯蔵槽内の圧力摂動を測定するように
作用し得れば、ハウジング内に装着されていてもよいことが理解されよう。
【0030】 更に、本発明は既存の噴霧装置と結合して、噴霧の空間的な一様性を高めるこ
とが出来る。例えば、本発明を既存の噴霧装置と結合することにより、噴霧過程
に対する余分のエネルギ入力は、噴霧パターン内の空所が発生することを減らす
傾向をもつ。
【0031】 本発明のある特長だけを図面に示して説明したが、当業者には色々な変更が考
えられよう。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲内に属するこのような全
ての変更を包括するものであることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 高粘度流体を噴霧化する本発明の装置の断面図。
【図2】 図1の装置の端面図で、オリフィス板を示す。
【図3】 図1に示す装置によって形成された液滴の側面図。
【図4】 ある周波数範囲に互って一定のフィラメント長を保つのに必要なピーク間貯蔵
槽圧力のグラフ。
【図5】 ある周波数範囲に互って流体ジェットを分解する為に一定のフィラメント長を
保つのに必要な電力のグラフ。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月4日(2000.12.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 モレジ,マイケル・ジョセフ アメリカ合衆国、12309、ニューヨーク州、 スケネクタデイ、2475・ブルックシャイ ア・ドライブ、アパートメント・34−4番 (72)発明者 ドレスラー,ジョン・ローレンス アメリカ合衆国、45458、オハイオ州、デ イトン、ウォーターウィック・トレイル、 1216番 Fターム(参考) 4D074 AA10 BB10 CC02 CC32 CC56 CC60

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高粘度流体の1以上のジェットを複数の単分散液滴に分解す
    る装置であって、 室と該室に流体を受入れる1以上の入口と該室から流体を放出する1以上の出
    口とを有するハウジング、及び 前記室から放出される流体が複数の単分散液滴に分解されるように、前記室内
    に導入された流体に、周波数約5000ヘルツ未満の圧力摂動を加える手段 を含む装置。
  2. 【請求項2】 前記圧力摂動を加える手段が約1000ヘルツ未満の周波数
    で選択的に動作し得る、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記圧力摂動を加える手段が約100ヘルツ〜約500ヘル
    ツの間で選択的に動作し得る、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力摂動を加える手段が、ピストン、前記ハウジングと
    前記ピストンとに接続された磁気コイル装置、及び該磁気コイル装置を駆動する
    発振器を含む、請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 更に、全体的に一定のフィラメント長を保つ手段を含む、請
    求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記室内の流体に対する圧力摂動に応答して、信号を
    発生する圧力変換器と、該圧力変換器からの信号に応答して、前記発振器を制御
    して全体的に一定のフィラメント長を保つ制御装置とを含む、請求項1記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記圧力摂動を加える手段が、前記室からの流体が吐出され
    る元になる貯蔵槽を構成するピストンと、前記貯蔵槽の寸法を選択的に変える手
    段とを含む、請求項1記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記貯蔵槽の寸法を選択的に変える手段が、前記ピストンの
    位置に応答して信号を発生する光学式位置センサと、袋を制御して前記貯蔵槽の
    寸法を選択的に変える制御装置とを含む、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 高粘度流体の1以上のジェットを複数の単分散液滴に分解す
    る方法であって、 ハウジングを設けると共に該ハウジング内に貯蔵槽を構成するピストンを設け
    る工程、 前記貯蔵槽に供給する流体を導入する工程、 前記ピストンを移動して前記貯蔵槽内の流体に周波数約5000ヘルツ未満の
    圧力摂動を加える工程、及び 当該流体が複数の単分散液滴に分解されるように、前記貯蔵槽に供給された流
    体を1以上のオリフィスを介して放出する工程 を含む方法。
  10. 【請求項10】 前記圧力摂動を加える工程が、約1000ヘルツ未満の周
    波数をもつ圧力摂動を加えることを含む、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 更に、前記貯蔵槽内にある流体に対する圧力摂動の大きさ
    を監視し、前記圧力摂動の大きさに応答して、前記流体のジェットの分解用のフ
    ィラメント長を制御する工程を含む、請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 更に、前記貯蔵槽の寸法を変える工程を含む、請求項9記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 更に、液滴を形成する為に必要な電力を最小限にする工程
    を含む、請求項9記載の方法。
  14. 【請求項14】 液滴を形成する為に必要な電力を最小限にする工程が、前
    記圧力摂動の周波数を変える工程と前記貯蔵槽の寸法を変える工程の少なくとも
    一方を含む、請求項13記載の方法。
JP2000583636A 1998-11-23 1999-09-07 低周波数振動を利用した高粘度流体の噴霧化装置 Pending JP2002530193A (ja)

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US09/197,876 1998-11-23
PCT/US1999/020423 WO2000030762A1 (en) 1998-11-23 1999-09-07 Apparatus for atomizing high-viscosity fluids using low-frequency vibrations

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