JP2002529340A - 流体排出案内用タップ、および容器 - Google Patents

流体排出案内用タップ、および容器

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JP2002529340A
JP2002529340A JP2000582323A JP2000582323A JP2002529340A JP 2002529340 A JP2002529340 A JP 2002529340A JP 2000582323 A JP2000582323 A JP 2000582323A JP 2000582323 A JP2000582323 A JP 2000582323A JP 2002529340 A JP2002529340 A JP 2002529340A
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tap
outlet
seal member
pedestal
actuator
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JP2000582323A
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Inventor
サヴェイジ チェスター
ヴェレスペイ ロックリン
Original Assignee
スコーレ コーポレイション
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D3/00Apparatus or devices for controlling flow of liquids under gravity from storage containers for dispensing purposes
    • B67D3/04Liquid-dispensing taps or cocks adapted to seal and open tapping holes of casks, e.g. for beer
    • B67D3/043Liquid-dispensing taps or cocks adapted to seal and open tapping holes of casks, e.g. for beer with a closing element having a linear movement, in a direction perpendicular to the seat

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 入れ物から流体を排出案内するためのタップは、タップ本体、アクチュエータ、およびシール部材を含む。タップ本体は、入口と出口とを備える通路、および出口の周りに形成された肩部を備える台座を含む。アクチュエータは、ハンドルを有し、かつタップ本体に枢着されており、使用者のハンドル作動により、入れ物から流体を排出案内する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 発明の分野 本発明は、液体を含む流体を排出案内させるためのタップ(バルブまたはス
ピゴットを含む)に関する。特に、本発明は、入れ物または容器からの流体の排
出案内に使用されるタップに関する。本発明によるタップは、飲料をパック詰め
した箱形の容器から、飲料(たとえばワイン)等の流体を排出案内するのに使用
できる。
【0002】関連技術の説明 多くの分野において、容器から流体が排出案内される。消費者市場では、液
体または飲料(ワイン等)を、液体を収容する折畳み式内袋を有する板紙製の箱
形容器にパック詰めすることが、一般的に行われている。
【0003】 弾性タブ部を有するタップが、内袋に固定されたカップラーによって内袋に取
り付けられており、このタブは、たとえば指で押さえて起立させることができる
。タブの起立時に、容器内の液体は、タブの下の孔を通して排出案内される。
【0004】 この型のタップの欠点の1つは、流体が、タップの垂直下方からではなく、
タブの直下のタップ前部から、前方下側へ排出される点にある。そのため、使用
者は、容器をタップの下方の後部に置いた際、容器の前縁から液体が溢れ出ない
ように注意しなければならない。すなわち使用者は、排出された液体が、タップ
の下のやや前方に保持された容器に入って行くのを、注意して見ていなければな
らない。
【0005】 消費者に使用される従来のタップ、バルブおよびスピゴットは、ローテル(
Roethel)名義の米国特許は、第4,621,750号、およびレイ(Leigh)そ
の他の名義の米国特許第4,927,0 61号明細書に開示されているように
、相当に複雑である。
【0006】 ローテル名義の米国特許は、2本の直交通路を備える従来のバルブアセンブリ
を開示している。管状のシール部材が、一方の通路内に同心的に収容され、2本
の通路の間の孔を閉じる役目をしている。レバーにより、シール部材を孔から引
き離すと、バルブが開く。
【0007】 ローテル名義の米国特許に開示されている 装置と同様に、レイの他の名義の
米国特許第4、927、061号明細書は、管状シー ル部材を、オリフィスか
ら引き離してバルブを開けるバルブアセンブリを開示している。
【0008】 バルブの多くの用途では、1回の使用後、バルブ(および流体保持容器)は廃
棄されるため、バルブの単価を極力小にする必要がある。したがって、これらの
2つの米国特許の管状シール部材は、コスト的に不必要なものであると言える。
また、管状シール部材を収容して保持する付帯的構成体により、必要以上に高価
になる恐れもある。
【0009】 流体を分配する従来の手段に鑑みると、流体を、簡単かつ確実に、しかも安価
に案内しうるタップが必要とされていることが分かる。
【0010】 発明の概要 従って、本発明の目的は、従来の流体の排出案内タップの欠点の1つ以上を、
解消することにある。
【0011】 本発明の他の目的は、デザインが流線形であり、かつ簡単に製造しうる流体案
内用のタップを提供することにある。
【0012】 本発明の別の目的は、部品数がかなり少ない、流体の排出案内用のタップを提
供することにある。
【0013】 本発明の一様相によると、入れ物から流体を案内するタップは、入口、出口、
およびこの出口に形成された凸アーチ形台座を備える通路を画成するとともに、
出口の両側に1対の離間肩部を設けたタップ本体、タップ本体に可動的に取り付
けられて、作動時に出口から通路に沿って流体を制御自在に排出案内するアクチ
ュエータ、および凸アーチ形台座内の1対の離間肩部の間に受支されたシール部
材を含み、前記シール部材は、それぞれが1対の肩部のそれぞれに当接して受支
された1対の離間保持部、および前記1対の保持部の中間部にあって、第1位置
において台座と解放自在に密に係合するシール部を含んでいる。前記シール部材
はまた、降伏自在の形状保持弾性を有し、台座と係合して、前記シール部を弁座
に密に圧接させる自己偏倚力を与えるようになっている。
【0014】 本発明の利点の1つは、タップを、実質的に3つの主要素子または部品、すな
わち本体、シール部材およびアクチュエータだけで製造できるため、従来のタッ
プを複雑にしていた部品の多くを排除できる点にある。
【0015】 したがって、本発明のタップは、容易かつ安価に製造することができ、かつ生
産コストが低いため、タップを経済的に使い捨てすることができる。
【0016】 また本発明のタップは、原料が少なくて済むため、その廃棄によって、環境に
与える影響は小さい。この点に関して、飲料を、容器が空になったら、タップと
一緒に廃棄される使い切り袋付き箱形容器にパック詰めする多くの消費者または
小売り用に経済的に適用しうるものである。
【0017】 本発明の別の様相によると、シール部材を受支する台座は、おおむねアーチ形
をしている。したがって、シール部は、可撓性であり、台座と対応するアーチ形
となしうるようになっている。このようにアーチ形とすることによって、シール
部は、偏倚力を有し、液体を案内するべく、アクチュエータを手で作動させない
時に、タップを閉鎖保持する。
【0018】 アーチ形台座内に、シール部材を容易に密に嵌入させるため、台座の保持部は
、シール部がアーチ形になっている時、肩部とおおむね共角を成すような形状と
されている。
【0019】 本発明の他の様相は、アクチュエータへのシール部材の取り付け、およびタッ
プ本体へのアクチュエータの取り付けが含まれる。シール部材をアクチュエータ
に取り付けるため、アクチュエータはステムを含み、シール部材は、該ステムに
取り付けられた背骨部を含むことができる。背骨部は、好適には、シール部材の
シール部上におおむね長手方向に設蹴られている。
【0020】 したがって、アクチュエータが回転すると、ステムは背骨部を引っ張り、背骨
部とほぼ平行する撓み線に沿って、台座との密係合状態からシール部を偏位させ
、流体がタップから流出できるようにする溝を形成する。
【0021】 アクチュエータを主タップハウジングに枢着させるため、アクチュエ−タには
、少なくとも1つの枢軸を、またタップ本体には、該枢軸を枢支する縦長ソケッ
トを設けることがある。また、主タップハウジングには、アクチュエータが開放
位置まで回転する時に、ハンドルを受支する凹み、および開放位置において、さ
らなる回転を阻止するブロックを設けることができる。
【0022】 本発明の別の様相によると、流体を収容し案内排出させる容器は、入れ物とタ
ップとを含む。タップは、タップ本体、アクチュエータおよびシール部材を含む
。タップ本体は、入口と出口とを備える通路、および出口に隣接して形成された
肩部を備える台座を含む。アクチュエータは、ハンドル(すなわち手動で係合自
在の部分)を有し、タップ本体に枢着されて、使用者によるハンドル作動時に入
れ物から流体を分配する。
【0023】 シール部材は、台座内に受支され、アクチュエータに取り付けられている。シ
ール部材は、台座の肩部に当接して受支された保持部、および台座と解放自在に
係合するシール部を含んでいる。シール部材は弾性を有しており、シール部を台
座に押し当てる自己偏倚力を与えている。アクチュエータは、シール部が偏倚し
て台座に当接する(流体が出口を通過しないようにする)閉鎖位置と、シール部
の少なくとも一部が自己偏倚力に抗して台座から引き離される(液体が出口から
流出できるようにする)開放位置との間で回転する。
【0024】 本発明のその他の目的、特徴および利点は、添付図面を参照して行う以下の詳
細な説明から、当業者に明らかとなると思う。
【0025】 類例の詳細な説明 本発明の好適実施例 図1は、ワイン等の液体を収容する袋付き箱形容器10、および液体を容器
10から制御自在に排出案内するタップ12の例を示す。図2に示すように、容
器10は、形状を保持する外側の支持枠体すなわち外箱14と、可撓性の内袋1
6を有する。外箱14は、たとえば段ボールからなり、内袋16は、プラスチッ
クシート等の液体不透過性の材料からなっている。
【0026】 図2に示すように、容器10は、さらに、柔軟性があり、かつおおむね形状保
持性のあるポリマー材からなるカプラ−18を備えている。実施例では、雌形連
結部として示されているカップラ−18は、おおむね筒形であり、その内端には
、フランジ20が設けられ、フランジ20は、内袋16の開口22の個所で、内
袋16に密着されている。フランジ20を、袋16の開口22に、例えば熱溶着
できる。
【0027】 箱14は、形状保持性であるが、耐液性でなくてもよい。したがって内袋16
は、箱14内で可変容量の折畳み式液体収容容器を形成している。内袋16には
液体24が収容される。この袋付き箱の構造については、本発明の背景を明らか
にするために説明したが、それ自体は公知のものである。
【0028】 特に図1〜図3に示すように、例示したタップ12は、本発明に従って形成さ
れている。本発明の適用範囲を限定するものではないが、説明の便宜上、例示し
たタップ12は、袋付き箱形容器10から液体を排出案内するためのものとして
示されている。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。
【0029】 本発明の特に好適な実施例におけるタップ12は、袋付き箱形容器10の袋2
0に支持されたカップラ−18と密接するような形状とされている。しかし、本
発明におけるタップについては、その他の容器、入れ物、または流体導管と密接
するように、別の形状としてもよいことは、当業者には理解されると思う。この
実施例の場合、容器10内の流体24は、ワイン等の飲料とされている。袋付き
箱形容器10の性質上、液体24の圧力水頭は、液体の十数mmに過ぎない。し
かし、本発明によるバルブまたはタップを、高圧で液体の流量を制御するような
形状もしくは構成とすることもできる。
【0030】 本発明は、あらゆる種類の液体および半液体(たとえば、香辛料、化学薬品お
よび水)を、あらゆる型の容器(たとえば、瓶、ジョッキ、樽、導管またはパイ
プ)から、排出案内するような形状とされたタップに、容易に適用できる。
【0031】 また、ここに提示した本発明の実施例は、タップのアクチュエータ部を、手で
操作してタップを開けることにより、液体を排出案内しうるとともに、できるよ
うにすると共に、手動操作を中断すると、タップが自己閉鎖しうるような特徴を
有している。しかしこの特徴は、本発明を限定または完全化するものではない。
たとえば、本発明におけるタップのアクチュエータには、タップを、手動、機械
的または電気的に作動させることによって、タップを通して、液体および流体を
制御自在に排出案内できるようなものとすることができる。
【0032】 図1〜図4を参照して、本発明の第1例によるタップ12を、より詳細に説明
する。タップ12は、カップリング18を介して、容器10に密着自在のタップ
本体26、使用者が操作する(指先で押す)アクチュエータ28、およびシール
部材30を含んでいる。タップ本体26は、容器10のカップラ−18に取り付
けるための取付部32を備えている。この取付部32は、カップリング18へ公
知の要領で取付られる。
【0033】 また例示したタップ本体26は、さらに、入口36と出口38とを備える貫通
路34を備えている。貫通路34は、図2に最も良く示すように、容器10内の
流体収容袋16と連通している。そのため、袋16からの流体は、タップ12の
開放時に出口38から排出される。 次に、その詳細について説明する。
【0034】 アーチ形のシート40(図3および図4に最も良く示す)が、貫通路34の出
口38に設けられており、その対向端44には、1対の離間する肩部42が形成
されている。シート40の断面は、半円形または半楕円形(図3に最も良く示す
)である。そのため、シート40は半円筒形であり、図4に示すように、その軸
線は、ほぼ垂直方向を向いている。すなわち、ほぼ軸線方向に延びる中央垂直面
にあるとすると、シート40の曲率線はおおむね垂直に延びるが、このシート4
0がタップ12の軸と直交する垂直面にあるとすると、シート40は傾斜して、
この直交垂直面と交錯することが分かる。さらに図3において、肩部42は、シ
ート40の周りの長さであるアーチ寸法「d」だけ離間されている。
【0035】 アクチュエータ28は、タップ本体26(その構成については、後に詳細に説
明する)に枢着されており、使用者が容易に操作して、容器10から流体24を
排出案内しうるハンドル44を備えている。たとえば、ハンドル44は、図2に
矢印44aで示す作動力を受ける。この力は、アクチュエータ28のハンドル4
4を、ほぼこの矢印で示す位置で指先で押し下げることによって与えられる。 シール部材30(図5は、その弛緩状態、すなわち非歪曲状態を示す)は、保
持部46とシール部48とを含んでいる。保持部46は、シ−ル部材30の対向
側縁部によって囲まれており、シール48は、シール部材のほぼ平坦な中間部か
らなっている。保持部46は、シート40の両側にある各肩部42に当接受支さ
れるような形状になっている。シール部48は、肩部42の間で、シート40と
解放自在に係合できる形状になっている。
【0036】 シール部材30の少なくともシール部48は、形状保持性の降伏自在な弾性材
からなっているため、図5に一部を示すほぼ平坦な形状から、捻曲または歪曲す
ることによって、撓曲時に自己偏倚力を与える。
【0037】 さらにシール部材30は、若干圧縮されて、1対の肩部42の間のアーチ形シ
ート40に当接する。詳細に説明すると、図5に示すように、非歪曲かつ非捻曲
状態にあるシール部材30は、肩部42の間のシート上に設置された時に、シー
ト40の曲線に沿う寸法「D」を有している。寸法「D」は、寸法「d」より若
干長い(すなわち、後者を真っ直にして直線にした場合)ため、シール部材30
は円周方向に若干圧縮されて、肩部42の間でシート40に当接するとともに、
シール部材30自体の固有弾性エネルギによって、半径方向外側(すなわち、シ
ート40の曲率中心に対して)に押される。
【0038】 そのため、シール部材30は偏倚されて、図5に示すようなおおむね平坦な形
状(すなわち、「正常」な板状)に戻り、撓曲または折曲時に、図4に示すよう
なシート40に当接したおおむね湾曲した形状になり、かつ、円周方向に圧縮ま
たは歪曲して、シート40に当接する。 図に示すように、シート40は、好適には、曲線またはアーチ形である。詳
細に説明すると、シール部材30は、図5に示すほぼ平坦な形状から、撓曲して
、図4に示す形状になる時に、シート40の曲線形状と相応する曲線形状を有す
る。
【0039】 また、シール部材30とシート40とは、好適には、シール部材30のシール
部48を肩部42の間のシート40のアーチ形線に沿って若干圧縮させて、シー
ル部材30を肩部42の間で受支できるような形状になっている。したがって、
この撓曲形状では、シール部材30は、出口38でシール部材に作用する液体の
圧力水頭を克服するのに十分な、シート40への自己偏倚力を与える。こうして
、シール部材30は、第1位置でシート40と密に係合して、液体が出口38か
ら出ていくのを阻止する。
【0040】 アクチュエータ28は、タップ本体26上に、回転自在(すなわち可傾的また
は揺動的)に配設されているため、使用者がアクチュエータ28を手で回転させ
ると、シール部材30とタップ本体26との間のシート40に形成された流体密
シールが、開放され、すなわち係合が解かれて、容器10内の流体を排出案内(
この状態を図6および図7に示す)できるようになる。
【0041】 さらに詳細に説明すると、図6および図7に示すように、アクチュエータ28
は、図2に示す第1位置から開放位置まで回転し、この開放位置で、シール部4
8が自己偏倚力に対向して、アーチ形シート40から引き離され、流体は、図6
および図7に示すように、出口38から流出する。 前記のように、アクチュエータ28は、好適には、タップ本体26に枢着され
ている。この枢着は、種々の要領で実施しうる。たとえば、アクチュエータ28
に、少なくとも1つ(好適には1対)の突出軸またはピントル50(1つを図4
に示す)を設けてもよい。このピントル50は、タップ本体26上に形成された
相補型ソケット52(図4にその1つを示すが、他方ソケットのおおよその場所
は、矢印符号52で示してある)と回転自在に係合する。ソケット52は、回転
するアクチュエータ28の支点の役目をする。
【0042】 タップ本体26は、アクチュエータ28のハンドル部44を収容する凹み54
を画成している。また図2および図6に示すように、タップ本体26は、凹み5
4内に位置決めされて、アクチュエータ28の移動を限定することにより、シー
ル部材30の撓曲運動を好適にまたは所定範囲内に限定する突出ブロック56(
または離間された1対のブロック−一方だけを図4に示す)を画成している。 当業者であれば、アクチュエータ28をシール部材30に取り付けるための多
くの適切な代替例を想定できると思うが、シール部材30をアクチュエータ28
に連結する構造の一例を、図2〜図6および図7に示す。
【0043】 必要な連結を行うため、クリップ60を備える主幹58は、アクチュエータ2
8上に配設され、背骨部62は、その長手中央軸線(シート40の円筒軸線と平
行する。詳細については後で説明する)に沿って、シール部材30上に画成され
ている。背骨部62は、クリップ60内に受支可能である。図に示すように、ク
リップ60と背骨部62とは、例えば円形と対応する形状を有している。
【0044】 背骨部62を、その長手の軸線方向に、クリップ60にスナップ嵌めするか、
もしくは滑り嵌めすることによって、クリップ60に、受支させることができる
。背骨部62をクリップ60内に保持する力は、使用時に、背骨部がクリップか
ら確実に外れないようにするために、シール部48によって印加される偏倚力よ
りおおむね大きくなっている。
【0045】 この代わりに、背骨部62(またはこのシール部材30の両側縁部にある保持
部46の中間に位置するシール部材30のその他の部分)を、主幹58(または
アクチュエータ28のその他の部分)に恒久的に取り付けすることができる。た
とえば、タップ12の製造過程において、シール部材30によって形成された孔
に、リベットを密封貫通させ、主幹58のおおよその場所で、アクチュエータ2
8に係入させることができる。 特に図5に示すように、シール部材30をシート40に当接させて、容易かつ
確実に密封嵌合させるには、シール部材30の両側縁部(すなわち保持部46)
の形状を、おおむね台形にすることが好ましい。換言すると、シール部材30の
保持部46の両側縁面を、部分48を画成するシール部材30の表面(すなわち
、シート40と接触する表面)から、内向きに傾斜させる。
【0046】 このシール部材30の形状の説明は、シール部材が、図5に示すようにおおむ
ね平坦(すなわち撓曲していない)である場合に、最も的確に当てはまる。した
がって、シール部材30が、およそ180度撓曲して、肩部42の間に、シート
40に当接して受支される(すなわち、自己偏倚力を与える)と、保持部46は
、シート40の両側で、肩部42とおおむね同一面となる。 特に図6および図7に示すように、液体をタップから排出案内する作業におい
て、指先で力を加えて(図2に矢印44aで示す)、アクチュエータ28のハン
ドル部44を押し下げて凹み54に入れる。すると、アクチュエータ28は、ソ
ケット52、軸50によって定められた支点を中心として回転することにより、
、図6に矢印Bで示すように、主幹58を外方に引き出す。したがって主幹58
は、背骨部62およびシール部材30のシール部48を、主幹62に沿って、シ
ート40から引き離す。
【0047】 主幹62が縦長形状であるため、図7に示すように、シール部材の撓曲方向の
確定に役立つ。シール部材30は、その固有の自己偏倚力に対抗して撓曲するこ
とにより、ほぼ下方に開口する溝路64(図6および7に示す)を画成する。
【0048】 主幹58がシール部材30の下方延長部付近に配設されているため、溝路64
は、上向きに小さくなっている。さらに、溝路64の上方延長部は、本体26の
ウェブ66によってブロックされて、シートの上方延長部でシート40を横断し
ている。こうして、容器10からの液体24は、通路34を貫通して、タップ1
2から流出できるようになる。
【0049】 図6および図7の付加的に撓曲した位置で示すように、シール部48は、主幹
62の縦に対して、ほぼ直角を成す曲率を有するおおむねS字曲線形状に偏倚し
て、溝路64を画成している。 使用者がハンドル44を解放すると、シール部材(すなわちシール部48)の
弾性エネルギによって、シール部材30のシール部48が押されて、バネのよう
な要領で、シート40に向かって後退し、出口38を密封して、容器10からの
流体24の流出を止める。
【0050】 したがって、シール部材30を、図2および図3に示すような、流体の排出案
内を阻止する閉鎖位置と、図6および図7に示すような、流体を容器10から排
出案内する開放位置との間で、手で選択的に移動させることができる。手による
作動力を中断すると、シール部材30は、自己の弾性でシール位置まで後退し、
容器10からの流体の流出を止める。 シール部材30は、好適には、天然ゴムまたは合成ゴム等の弾性材から、形成
または成形された一体素子である。この弾性エネルギによって、シール部材30
のシール部48は、初期にシート40内へ偏位し、次にタップ10の開放時に付
加的に偏位して、シール部48を、相補型シート40に向かって押圧するのに必
要な偏倚力を与えることができる。この弾性特性により、シール部48は、シー
ル部材の偏位時に、自己偏倚力を継続的に印加するため、使用者がハンドル44
を解放すると、シール部48は、スナップまたはバネの様に撓んで、図6および
図7に示す撓み形状から、図2および図3に示すタップが閉鎖位置にある撓みの
小さい形状になる。
【0051】 図8〜図12は、本発明の別の実施例を示す。本発明によるタップの代替実施
例の説明に使用する符号の内、前記の図1〜図7に示したものと、構成的または
機能的に同様もしくは類似のものについては、同一符号に100を加えたもので
示す。
【0052】 タップ112は、カップリング18(図示せず)を介して、容器10(図8〜
図12には示されていない)に密着自在なタップ本体126を備えている。使用
者によって操作(すなわち、タップ本体のフランジ部[後で説明する]と一緒に
、親指と他の1、2本の指の間に挟む)されるアクチュエータ128、およびシ
ール部材130は、同様に本体126に支持されている。
【0053】 タップ本体126は、たとえば容器のカップラ−に取り付ける相対部132を
備えている。例示したタップ本体126は、さらに、入口136と出口138と
を備える貫通路134を備えている。 しかしこの場合、アクチュエータ128は、アクチュエータ28とは異なる形
状を有しており、平面が半円形であるハンドル部144を備えている。ハウジン
グ126は、ハンドル部144から縦に離間され、これと並設された、半円形の
突出フランジ68を画成しているが、このフランジは、ウェブ166の若干上方
に離間して設けられている。
【0054】 タップ本体126は、このフランジ68とウェブ166との間に、横方向に延
びる溝152を画成している。この溝152は、ウェブ166の真上にある。
【0055】 アクチュエータ128は、本体126に隣接するハンドル部144の縁に、横
方向に延びるリブ150(図9および図11に最もよく示されているが、図8に
は、その一部しか示されていない)を画成している。リブ150は、溝152に
、側方からスナップ嵌めまたは滑り嵌めされて、この溝に回転自在に受支され、
アクチュエータ128を本体126上に回転自在に支持している。 この場合、容器128は、前壁70aおよび1対の離間側壁70bと70cと
を含む、符号70で示すU字形の垂下溝路を画成している。溝路70は、本体1
26の縦に配置されたフランジ部74から前方に突出するボス(全体を符号72
で示す)に滑り嵌合している。
【0056】 図8に示すように、ボス72には、開口138が設けられている。また、溝路
70は、ボス72の下縁72aとほぼ同じの高さに配置された下縁70cを有し
ている。図9に示すように、アクチュエータの溝路70は、ボス72を覆ってい
る。アクチュエータ128は、前記した特徴と機能的に等価の特徴を有するクリ
ップ160を有する主幹158を備えている。 しかし、図8〜図12に示すタップの実施例では、タップは、図11に矢印「
p」で示すように、ピンチ力を加えることによって付勢される。このピンチ力に
ついては、たとえば、親指と、これと向かい合わせの人差指とで最も簡便に加え
ることができる。
【0057】 ピンチ力「p」を加えると、ハンドル部144は上方に移動し、フランジ68
と係合して、主幹158と背骨部160とを引き上げるため、シール部材130
の下部が、シート140との密係合状態から引き上げられて、図12に最もよく
示す流路162ができる。
【0058】 ピンチ力「p」を中断すると、シール部材130は、タップ112の閉鎖に要
する自己偏倚を与える。
【0059】 さらに、図8Aに示すように、この場合、シール部材130は、捻曲または歪
曲していない自由状態では、アーチ形をしている。
【0060】 さらに、図12に最もよく示すように、シート140は、アーチ周り寸法「d
」を有している。図8Aに示すように、この場合、シール部材130は、寸法「
d」より大きいアーチ形寸法「D」を有しているため、1対の肩部142の間で
、円周方向に圧縮または歪曲される。
【0061】 シール部材130の自由形状がアーチ形であるため、シート140に、シール
部材130の強い弾性自己偏倚力と予負荷とがより良くかかるものと期待される
。 たとえば、飲料容器10と共に、小売り用消費商品に使用されるタップ12の
多くの例を考慮すると、タップ12には、ハンドル44とタップ本体26との間
(または代替実施例のハンドル部144とフランジ68との間)に位置決めされ
た、着脱自在の不正証示条片(図示せず)を設けてもよい。この不正証示条片は
、その取り外しに先立ち、アクチュエータ28(128)の回転を防止すること
によって、容器10からの流体の流出を防止する。
【0062】 不正証示条片に、使用者が握って、タップ12からの条片の取り外しを容易に
するタブを設けることもできる。不正証示条片12は、タップ本体26と一体成
形することができ、かつ本体と結合するためのプラスチック材製の脆弱な結合部
または肉薄ウェブをもうけてもよい。このようにすると、使用者は、この脆弱な
結合部を破壊することによって、条片を除去できる。不正証示条片は、一旦壊さ
れると、元の破壊前の状態に戻すことはできず、タップ12が開放(または少な
くとも不正証示条片が除去)されたことは、次に容器10とその内容物を購入し
た消費者に明らかとなる。 本発明の前記した実施例に対し、多くの代替および修正が可能であることを、
当業者には明らかであると思う。たとえば、例示したタップ12は、箱形入れ物
10(すなわち袋付き箱形容器)に装着しうる形状とするよりは、導管端部、湾
曲面(すなわち、樽栓部分)、または瓶およびジョッキに共通のスピゴット、ま
たは飲み口に装着しう形状とすることができる。
【0063】 これらの、その他のすべて代替例および修正例は、本発明の範囲に入るもので
ある。したがって、本発明は、本明細書中に明示および説明されたものに限定さ
れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による袋付き箱形容器に装着されている流体排出案内タップの例を示す
斜視図である。
【図2】 図1の例示的タップを閉じて、流体の排出を阻止した状態を示す断面図である
【図3】 閉じて流体の排出を阻止した状態のタップを示す、図2の3−3線で見た図で
ある。
【図4】 図1に示す例示的タップの分解斜視図である。
【図5】 非歪曲状態にある本発明による例示的シール部材の斜視図である。
【図6】 開いて流体を排出案内できるようにした状態を示す、図2と類似するタップの
断面図である。
【図7】 開いて流体を排出案内できるようにした状態のタップを示す、図6の7−7線
における平面図である。
【図8】 本発明の別の実施例の分解斜視図である。
【図8A】 図8に示すシール部材の拡大斜視図である。
【図9】 図8に示すタップの断面図である。
【図10】 図10は、図9の10−10線に沿う図である。
【図11】 開いて液体を排出案内できるようにした状態のタップを示す、図9と類似する
図である。
【図12】 タップが開放位置にある状態を示す、図11の12−12線に沿う図10と類
似する図である。
【符号の説明】
10 容器 12 タップ 14 外箱 16 内袋 18 カプラー 20 フランジ 22 開口 24 液体 26 タップ本体 28 アクチュエータ 30 シール部材 32 取付部 34 貫通路 36 入口 38 出口 40 シート 42 肩部 44 対向端 46 保持部 48 シール部 50 ピントル 52 ソケット 54 凹み 56 突出ブロック 58 主幹 60 クリップ 62 背骨部 64 溝路 66 ウェブ 112 タップ 126 タップ本体 128 アクチュエータ 138 開口 140 シート 144 ハンドル部 150 リブ 152 溝 160 背骨部 166 ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU ,ZA,ZW Fターム(参考) 3E082 AA01 BB01 BB05 CC02 DD05 FF05

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口、出口、および前記出口が開口している凸アーチ形台座
    を有する通路を画成するとともに、前記出口の各側に離間された1対の保持部を
    備えるタップ本体と、 前記凸アーチ形台座内の前記1対の離間する保持部の間に受支され、それぞれ
    が、前記1対の保持部のそれぞれに嵌入係合する1対の離間する保持部と、前記
    1対の保持部の中間にあって、第1位置において、前記台座に当接して、解放自
    在にアーチ形に密に係合するシール部とを含み、かつ降伏自在の形状保持弾性を
    有し、歪曲して台座と係合し、かつ前記シール部を押して、前記台座に密に当接
    させる自己偏倚力を有するシール部材と、 前記タップ本体に可動的に取り付けられ、前記シール部材のシール部を、その
    少なくとも一部を前記出口から離して、前記通路に沿って液体を制御自在に排出
    案内する第2位置に移動させるアクチュエータを備える液体排出案内用のタップ
  2. 【請求項2】 前記アーチ形台座が、おおむね縦方向を向いている請求項
    1記載のタップ。
  3. 【請求項3】 前記1対の保持部が、1対の離間する肩部を有する請求項
    1記載のタップ。
  4. 【請求項4】 前記シール部材が、前記1対の肩部の間で、アーチ形に圧
    縮されている請求項3記載のタップ。
  5. 【請求項5】 前記シール部材が、おおむね平坦な歪みのない形状から、
    前記台座と対応する前記アーチ形状に撓曲されることにより、前記自己偏倚力を
    与えるようになっている請求項1記載のタップ。
  6. 【請求項6】 前記シール部材が、前記1対の保持部で円周方向に拘束さ
    れて、前記アーチ形台座とアーチ形に係合することにより、前記自己偏倚力を与
    えるようになっている請求項1記載のタップ。
  7. 【請求項7】 前記台座内で前記アーチ形を成す前記1対の保持部のそれ
    ぞれが、その各端縁の表面において、前記1対の肩部のそれぞれとおおむね同一
    面を成すような形状に、前記シール部材の各保持部が形成されている請求項3記
    載のタップ。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータが主幹を有し、前記シール部材が、前
    記主幹に取り付けうる長い背骨部を有する請求項1記載のタップ。
  9. 【請求項9】 前記アクチュエータが、平面が半円形であるハンドル部を
    有し、前記タップ本体が、前記ハンドル部から離れて、これとほぼ平行かつ縦方
    向に、並列して延びる半円形のフランジを画成している請求項1記載のタップ。
  10. 【請求項10】 前記タップ本体が、前記出口が開口する突出ボスを含
    み、前記アクチュエータが、前記ボスと嵌合しうるU字形溝路を含む請求項9記
    載のタップ。
  11. 【請求項11】 前記背骨部が、前記シール部上の、前記保持部のおおむ
    ね中間にあって、おおむね縦方向の中心位置に設けられている請求項8記載のタ
    ップ。
  12. 【請求項12】 前記シール部が、前記背骨部とおおむね平行をなし、前
    記シール部の少なくとも一部が、前記アーチ形台座から離れる第2開放位置に偏
    位し、また前記シール部材の断面が、S字曲線形状である請求項11記載のタッ
    プ。
  13. 【請求項13】 前記アクチュエータとタップ本体とが、前記アクチュエ
    ータに対して枢軸を形成する協働手段を画成している請求項1記載のタップ。
  14. 【請求項14】 前記協働手段が、軸部を画成する前記アクチュエータ、
    およびタップ本体の一方を含み、前記アクチュエータおよびタップ本体の他方が
    、前記軸部を枢支する相補形ソケットを含む請求項13記載のタップ。
  15. 【請求項15】 前記タップ本体が、前記アクチュエータのハンドル部を
    可動的に受支する凹みを含む請求項1記載のタップ。
  16. 【請求項16】 前記タップ本体がさらに、前記タップの第1位置から第
    2位置に向かう前記アクチュエータの移動を限定するとうになっている請求項1
    2記載のタップ。
  17. 【請求項17】 液体を収容し、かつ出口を画成する容器、 前記容器から液体を制御自在に排出案内する前記出口を閉じるタップであって
    、 前記容器の前記出口に密着されるとともに、前記容器と連絡する入口、出口、
    および前記入口と出口との間に延びる通路を備える通路、前記出口が開口するア
    ーチ形台座面、および前記出口と台座面との各対向側部に離間された1対の保持
    部を含むタップ本体、 前記台座内の前記1対の保持部の間に、アーチ形に受支された円周方向に断続
    するシール部材であって、それぞれが、前記1対の各保持部と係合するように受
    支されて、前記シール部材を、それらの間の第1位置でアーチ形に延ばせるよう
    にする1対の対向縁保持部、および前記1対の保持特徴部の中間にあって、前記
    台座と解放自在に係合するシール部を含み、形状を保持する降伏自在の弾性を有
    し、前記第1位置において、前記シール部を前記台座に密に圧接させる自己偏倚
    力を与え、また第2位置に移動して、前記シール部の少なくとも一部が、前記台
    座から離されて、液体が前期出口から流出できるようにするとともに、S字曲線
    形状の断面を有するシール部材、および 前記タップ本体と可動的に結合され、作動時に入れ物から流体を分配させる力
    を前記シール部材に伝達するとともに、前記シール部材が前記第1位置と第2位
    置との間を選択的に移動できるように、移動可能な手で係合自在のハンドル部を
    有するアクチュエータを含むタップを備え、 前記アクチュエータの作動が中断すると、前記シ−ル部材が、おおむね自己偏
    倚して、前記第1位置に戻り、前記出口からの液体の流出を封止するようにした
    、液体を収容かつ制御自在に排出案内する容器と、タップとの組み合わせ。
  18. 【請求項18】 前記容器内に配設され、前記液体を収容する可撓性の内
    袋を備える請求項17記載の容器とタップの組み合わせ。
  19. 【請求項19】 前記出口で前記袋に取り付けられたカップラ−を備え、
    前記タップ本体が、前記カップラ−と密に合致している請求項17記載容器。
  20. 【請求項20】 流体が入れられ、かつ出口を有する容器を設ける工程、 前記容器の出口に、シールしてタップを設ける工程、 前記タップに、前記容器の出口にシールし、容器および容器内の流体と連絡
    する入口、出口、および前記入口と出口との間に延びる通路を備える通路を含む
    タップ本体を設ける工程、 前記タップ本体上の前記出口にアーチ形台座を設け、前記出口と台座との対向
    側部に一対の保持特徴部を離間設置する工程、 前記台座内の前記1対の保持部の間にアーチ形に嵌受された、円周方向に断続
    するシール部材であって、 それぞれが前記1対の保持部のそれぞれと係合するように受支された一対の対
    向縁保持部、および 前記1対の保持部の中間にあって、第1位置において、前記台座と解放自在に
    係合するシール部を含み、 形状を保持する降伏自在の弾性材で形成することによって、前記シール部を押
    して、前記台座に密接させる自己偏倚力を与えるようにしたシール部材をもって
    、前記出口を閉鎖する工程、 前記シール部材を制御自在に第2位置に移動させて、前記シール部の少なくと
    も一部を前記台座から離すことによって、前記出口から流体を流出させると共に
    、前記シール部材の断面をS字曲線形状にする工程、および 前記タップ本体と可動的に結合されたアクチュエータを利用して、入れ物から
    流体を排出案内させると共に、前記アクチュエータに、手で移動させることがで
    き、かつ前記アクチュエータを前記第1位置と第2位置との間で回転させること
    によって、前記シール部材が、前記第1位置と第2位置との間を移動できるよう
    にするハンドル部を持たせる工程を備える、流体を制御自在に排出案内する方法
  21. 【請求項21】 前記シール部材の前記シール部を前記アクチュエータに
    取り付けて、前記シール部の下方延長部を、前記アクチュエータの作動に応答し
    て、前記台座から引き離すとともに、前記シール部材を前記第1位置から第2位
    置に移動させる工程を備える請求項20による方法。
  22. 【請求項22】 入口、出口、および前記入口から出口に延びる流路を備
    える流路を画成する本体を有するタップにおいて、 前記出口にアーチ形台座面を設ける工程、および 円周方向に断続するアーチ形のシール部材を設け、第1位置において、出口で
    前記台座に密に受支されて出口を閉鎖し、第2位置において、前記シール部材の
    一部を前記出口から離して、流体が前記出口から流出できるようにするとともに
    、前記シール部材の断面をS字曲線形状にする工程を有する、タップから流体を
    制御自在に排出案内する方法。
  23. 【請求項23】 前記シール部材を、歪みのない形状では、対向側縁部を
    有する縁部の形状がおおむね台形である、ほぼ平坦な形状にする工程を含む請求
    項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記シール部材上に縦長背骨部を設け、この背骨部を、
    前記対向する台形側縁部の中間に、これらとおおむね平行に離間して配置する工
    程を含む請求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 入口、出口、および前記入口と出口の間を連絡する流路
    を画成するとともに、前記出口にアーチ形台座を画成するタップ本体、 前記アーチ形台座にあって、前記タップ本体を密封した状態にある第1位置で
    は、前記アーチ形台座に密に歪曲受支され、第2位置では、前記出口において、
    前記タップ本体から少なくとも部分的に離れて、前記出口を開けることによって
    、前記出口の外側に向かう平面の断面形状がおおむねS字曲線状になる間に、前
    記出口から流体が流出できるようにした、アーチ形の弾性降伏自在の形状保持シ
    −ル部材、および 前記第1位置と第2位置との間で、前記シール部材を制御自在に移動させ、前
    記シール部材が、非歪曲状態においては、前記アーチ形台座内における歪曲位置
    にあるよりはおおむねより平坦な状態になり、前記第1位置に向かう自己偏倚力
    を与えるようにしたアクチュエータ手段を備える、流体を制御自在に分配するタ
    ップ。
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