JP2002528671A - エンジン用混合気混合装置 - Google Patents

エンジン用混合気混合装置

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JP2002528671A JP2000578554A JP2000578554A JP2002528671A JP 2002528671 A JP2002528671 A JP 2002528671A JP 2000578554 A JP2000578554 A JP 2000578554A JP 2000578554 A JP2000578554 A JP 2000578554A JP 2002528671 A JP2002528671 A JP 2002528671A
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レーナー,モシュ
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M35/00Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M35/10Air intakes; Induction systems
    • F02M35/10006Air intakes; Induction systems characterised by the position of elements of the air intake system in direction of the air intake flow, i.e. between ambient air inlet and supply to the combustion chamber
    • F02M35/10078Connections of intake systems to the engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M29/00Apparatus for re-atomising condensed fuel or homogenising fuel-air mixture
    • F02M29/04Apparatus for re-atomising condensed fuel or homogenising fuel-air mixture having screens, gratings, baffles or the like

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Abstract

(57)【要約】 混合気混合装置が内燃エンジンの吸気マニホルドと吸気ダクトとの間に設けられる。この装置は吸気ダクト内に延び、混合気を装置内に導く開口入口端を有する。閉塞下流側端部により混合気は、燃料を粉砕し空気と混合させる特別の孔を介して吸気ダクトの下流側に送られる。この構成により、混合気は吸気ダクトに向かって、かつ、それに平行に通過するよう強制され、熱的接触により燃料の気化が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、混合気をエンジンの燃焼室に燃焼のため供給するための装置に係り
、特に、燃料が気化し実質的に空気と均一に混合された混合気をエンジンの燃焼
室に供給するための装置に関する。特に、本発明は、燃料蒸気と空気とを混合す
るための特別に設計されたスクリーンシステムと、該燃料を気化するための加熱
部材とを有する装置に関する。
【0002】 (従来技術) 内燃エンジンにおいて、各シリンダーの燃焼室における燃焼プロセスに必要な
混合気は一般に吸気マニホルドの上流又はその中の燃料噴射システム又は気化器
により提供され、この燃焼可能な混合物は空気流に浮遊された異なるサイズの燃
料滴を含むものであった。周知のように、温度が比較的低い場合は、温度が比較
的高い場合に比べて、この燃料滴はより大きい液滴となり易く、また、空気流中
により不均一に分散され易い。
【0003】 燃料の導入点(通常、気化器又は燃料インジェクターにより行われる)は一般
に各燃焼室の吸気孔からダクト(一般に、1又はそれ以上の曲りを有する)の長
さの分だけ離れている。このダクトの長さは一般に、空気流と共に運ばれる燃料
滴がダクトの壁面から離れたダクト中央部に集められるような流速プロフィール
の気流となるように選択される。なお、このダクトの壁面はエンジンの通常の動
作において高熱となっている。事実、混合気が気化器から放出される際に、どの
ように良好に混合され、気化させていおうと、又、燃料噴射器が空気流中の燃料
を均一に分散させるようにどのように良好に設計されていおうと、混合気が吸気
マニホルド、特にシリンダーへの吸気ポートの直ぐ上流の吸気ダクトに達するま
でに、その特性に変化が生じることになる。一般に、加熱されたダクト壁面から
離れている燃料滴は比較的低い温度に保たれ燃料の十分な気化が抑制され、又、
空気流の作用により燃料滴はより大きい燃料滴に凝集されることになる。その結
果、燃焼室に到達する混合気は、燃料滴を高い割合で含む実質的に燃料リッチな
中央部の流れを含むことになり、これは比較的大きい液滴や空気と燃料との不均
一な混合による酸素不足のために点火されても十分に急速には燃焼することがで
きない。エンジンの回転数が高ければ高いほど、空気流の中央部に移行する傾向
が大きくなる。
【0004】 すなわち、一般に10%ないし30%の範囲あるいはそれ以上であるところの
燃料の割合のものが出力発生のためにエンジンにより適切に利用されず、燃焼さ
れないままにとどまり、その代りに汚染物質に変換し、それが大気中に排出され
ることになる。そのため、その中和のために排気システムに高価な触媒利用コン
バータを必要とすることになる。更に、燃料の不完全な燃焼はカーボン堆積物の
形成をもたらし、一般的に点火ユニット、ピストン、弁およびエンジンの使用寿
命が減少することになる。
【0005】 液体燃料の気化を促進することにより熱効率を高め、汚染物質発生を減少させ
るための装置が従来から多く試みられてきた。燃料の気化は燃料を回転刃、スク
リーン又は渦状チャンバーを通過させることにより機械的に達成することができ
る。その他、あるいは場合によっては追加として、加熱装置を設けて燃料を気化
することが行われている。そのような装置の例としては、米国特許No.4,1
08,953;No.4,204,485;No.5,666,929;No.
4,550,706およびNo.4,359,035に記載されている。これら
の装置は、様々に混合のためのスクリーンに加え、或る場合には更に燃料の気化
のためのヒータを備えていて、これら装置の或るものは複雑であって、かつ、高
価であり、他の或るものは改装のためには適しておらず、改装するとなると、エ
ンジンおよび/又はエンジンベイを大幅に改良しなければならない。いずれにし
ても、これらの装置は一般に多くの理由によりそれ程効果的ではない。第1に、
これらの装置は一般にキャブレター/吸気マニホルド接合部に位置しているため
、燃料/空気混合物(混合気)は依然として各燃焼室に導入される以前に可なり
の距離を経なければならない。その結果、燃料液滴が依然として冷却され、凝集
され、ダクトの中央部に向けて集中されるようになる。ヒータを利用する装置で
の問題はヒータが常に燃料を十分に気化し得ていないことである。すなわち、加
熱エレメントは一般に燃料液滴の流れの方向に対し垂直に配置され、従って燃料
液滴は加熱エレメントと長時間に亘って接触するように強制されない。すなわち
、燃料とヒータとの間の接触時間は非常に短くなりがちであり、可能な気化の程
度が著しく制限されることになる。メッシュ又は有孔スクリーンを使用すること
によりこれら装置での混合を高めることができる。しかし、前述のように、この
混合の有効性は、これらスクリーンと燃焼室との間の距離に反比例する。米国特
許No.4,295,458には開放端を有する多孔円錐体を備え、燃料液滴を
マニホルド壁に高速で沈積させるようにしたものが開示されている。しかし、こ
の燃料/空気混合物の大部分は円錐体の開放端を通ってそのまま通過し、何らの
影響を受けない。或る例では、旋回部などの内部部材を設け、この混合気の渦流
を促進するようにしているが、いずれにしてもこの円錐体の作用は燃焼室入口か
ら離れているためその寿命が短い。
【0006】 従って、できるだけ小さい燃料粒子を含む均一な混合気が燃焼室に到達し、完
全燃焼が得られるようにするための工夫の必要性が依然として存在している。
【0007】 微小なミスト(もや)状の水を供給することによりエンジンの性能を高める装
置も、例えば米国特許No.3,767,172およびNo.4,076,00
2に記載の如く、公知である。しかし、エンジンの性能が高められるが、内燃エ
ンジンへの水噴射の使用は、カルシウムやスラグがバルブ、ピストンあるいはス
パークプラグに堆積するなどの欠点を伴なう。
【0008】 本発明の第2の特徴点においては、酢酸溶液、特にメタノールを混合させたも
の、などの媒体が水の代りに導入され、これによりエンジンの性能を改善すると
共に、エンジンの稼働の間において空気入口システム、燃焼室および排気システ
ムの清浄化を助けるようにしている。この場合のメタノールは酢酸の気化特性を
改善し、更に抗凍結剤として作用する。本発明のこの特徴点によれば、上記媒体
の高い気化を保証するためのアトマイザーが設けられる。この媒体は燃焼室での
燃焼混合物の過早点火を防止するのに役立ち、通常のノック防止剤を含まない実
質的に安価な燃料を使用することが可能となり、更に本発明におけるエンジンの
ランニングコストを軽減させる。
【0009】 したがって、本発明の1つの目的は、従来の混合気混合装置の種々の欠点を実
質的に解決し得る装置を提供することである。
【0010】 特に、本発明の1つの目的は、液体燃料気化器を備えた混合気混合装置を提供
することにより、燃料の完全燃焼により内燃エンジンについて高い燃焼効率と、
低い汚染物質発生を可能にすることである。
【0011】 本発明の他の目的は、現存する内燃エンジンの範囲内で、特に最小又は僅かな
変更で、又はその周辺での僅かな変更で、改装することができる装置を提供する
ことである。
【0012】 本発明の他の目的は、設置、操作が簡単な装置を提供することである。
【0013】 本発明の他の目的は、機構的に比較的簡単で、製造および保持の上で経済的な
装置を提供することである。
【0014】 本発明の他の目的は、燃料を気化するための電気的加熱エレメントを組込んだ
装置を提供することである。
【0015】 本発明の他の目的は、混合気を空気入口孔の上流のダクト壁に沿って向させる
特異な有孔スクリーンを組込んだ装置を提供することである。
【0016】 (発明の開示) 本発明の第1の特徴点によれば、内燃エンジンの吸気システム内に設置するた
めの混合気混合装置が提供される。この混合気混合装置は、内燃エンジンのシリ
ンダーの吸気ダクト内にその下流側に向けて延出して設けられるものであって、
開放上流入口端と、閉塞下流端と、上流端の周縁と上記下流端の周縁と間に延出
し、吸気システムの上流端と上記吸気ダクトの下流端との間の流体流路を与え、
通過する液体燃料の霧化を高めるための複数の出口孔を有するスクリーンとを具
備してなる第1のスクリーン手段と;該吸気ダクト内に上記第1のスクリーン手
段を装着するための装着手段とを具備してなる。
【0017】 本発明の第2の特徴点によれば、内燃エンジンに含まれる混合気混合装置に関
連して用いられる燃焼安定化手段が提供される。この燃焼安定化手段は該エンジ
ンに含まれる燃焼室内に噴霧化媒体を導入するためのもので、該媒体の或る量を
保持するための再補充可能な貯留部と;噴霧化ユニットと、上記貯留部と上記噴
霧化ユニットとの間並びに上記噴霧化ユニットと上記エンジンの吸気システムと
の間に流体流路を与えるための適当な第1および第2流体ラインとを具備してな
る。
【0018】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は特許請求の範囲により規定されており、その内容は本明細書の開示に
包含されるものと理解されるべきであり、それを添付の図面を参照し、実施例に
より以下に説明する。
【0019】 相対的位置用語、“上流”および“下流”はそれぞれ図中に(U)および(D
)として、それぞれ示されていて、他の方法で指定されない限り、燃焼室の空気
入口ポートから離れた方向および空気入口ポートに近い方向を指すものである。
【0020】 本発明は内燃エンジンのために燃焼の前に燃料と空気とを混合するための装置
に関する。以下の記載はオットーサイクルで操作される内燃エンジンに向けられ
ているが、他の内燃エンジンにも適宜変更を加えて適用可能なものである。
【0021】 図1は典型的な従来の内燃スパーク点火エンジン1を示しており、これはクラ
ンクシャフト(図示しない)に連結された内部往復動ピストン16を有する少な
くとも1個のシリンダー10と、上部燃焼室22とを具備してなる。
【0022】 上記シリンダー10は、更に空気と燃料とを別々に導入するための手段を具備
してなる。このエンジン1の空気吸入システムは一般に、吸気ダクト60と吸気
マニホルド65とを具備してなる。吸気ダクト60は入口弁12を有する入口ポ
ート62と連通し、更に空気供給部、すなわち吸気マニホルド65を介して大気
から直接供給を可能する部分とも連通している。吸気ダクト60は通常、エンジ
ンブロックに装着されたエンジンのシリンダーヘッド内に設けられる。液体燃料
は吸気ダクト60と連通する燃料入口パイプ又はインジェクター70により供給
される。一般に、エンジン1の各シリンダー10について別々のインジェクター
70が設けられ、吸気マニホルド65の内部に配置される。その他、シリンダー
10は、キャブレター19内にて或る程度、既に予備的に混合された空気および
燃料を導入するための手段を具備する。例えば、この手段は吸気マニホルド65
を介して上記吸気ダクト60と連通している。このシリンダー10は、更に出力
行程後のシリンダーの流体内容物を排気するための手段を具備すると共に、出口
弁14を有する燃焼室22に設けられた出口ポート31と連通する出口ダクト3
0を具備している。このシリンダー10は、更にスパークプラグなどの点火手段
18を具備している。
【0023】 従来の内燃スパーク点火エンジンの殆どは4行程サイクルで稼働されるが、或
るエンジンでは2行程サイクルで稼働されるものもある。典型的な4行程オット
ーサイクルでは、第1の吸気行程はピストン16の降下運動からなり、入口弁1
2は同期して開口しキャブレターから適当な混合気を吸入させる。その他、仮に
エンジンが燃料インジェクターシステムを具備する場合は、吸気マニホルド65
および吸気ダクト60を介して空気が燃焼室22内に導入され、各燃料インジェ
クター70は所定のパラメータに従い同期して所定量の燃料を導入するようにな
っている。圧縮行程として知られる第2の行程においては、ピストン16は上方
に移動し燃焼室22内の混合気を圧縮させる。一般に、ピストンが上死点に到達
する直前において、混合気は点火手段18により点火される。それにより急激な
燃焼が発生し、高温高圧の燃焼ガスの生成を伴なう。出力行程である第3の行程
においては、この高圧燃焼ガスによりピストン16が強制的に降下させられ、ク
ランクシャフトを介して回転駆動出力が与えられる。第4の排気行程においては
、出口弁14が同期して開口し、ピストン16が上死点に向て上方に移動するに
伴い燃焼ガスを流出させ、次のサイクルが開始されることになる。
【0024】 このスパークのタイミングおよび期間並びに混合気の割合は重要なパラメータ
であって、エンジンの回転速度および負荷により変化し、これらは注意深く制御
されなければならない。過去においては、その制御のため機械的システムが用い
られたが、適当な燃料噴射システムに駆動可能に接続された電子的マイクロプロ
セッサーにより、より信頼性の高い制御が可能になっており、これについては公
知である。
【0025】 符号100で参照されている本発明の装置は混合気の均一性を向上させること
により霧化された混合気を得ることを目的とし、燃焼行程において、燃料の化学
量論的燃焼が実質的に達成されるようにし、燃料効率を増大させると同時に、汚
染物質の発生を減少させるものである。
【0026】 すなわち、この装置100は内燃エンジンの吸気システム内に設けられ、吸気
ダクト60の下流端68に向ってシリンダー10の吸気ダクト60内に延出して
いる。少なくとも1個の上記シリンダー10、好ましくはエンジン1の全てのシ
リンダー10にはこの装置100が備えられている。この装置は可能であれば吸
気ダクト60内に直接設けることができるが、一般的にはこの装置100は吸気
マニホルド65と内燃エンジン1のシリンダー10の吸気ダクト60との間に好
ましく設けられ、吸気ダクト60の下流端に向って吸気ダクト内に可能な限り延
出するようにして設けられる。事実、本発明の特徴は、装置100が燃焼室の空
気入口ポート62の直ぐ上流側に設けられる。すなわち、装置100から流出す
る混合気が冷却されたり、燃料滴を形成するための時間が比較的短く、従って、
燃料滴が合体して比較的大きい粒子になったり、入口ポート62の中央部に向ら
れることが抑制される。
【0027】 最も簡単な形態を図11を参照して説明すると、装置100は、開放上流側入
口端部310と、閉塞下流側端部340と、上記上流側端部の周縁と上記下流側
端部の周縁との間に延出したスクリーン部材330とを有する第1のスクリーン
手段300を具備してなる。上記第1のスクリーン手段は複数の出口孔320を
有し、これらはそれを通過する液体燃料の霧化を高めるようになっており、かつ
、吸気マニホルド65と吸気ダクト60の下流端68との間に流体流路を与える
ようになっている。この複数の出口孔の少なくとも或るものはそこを通過する流
体を、この出口孔と反対側の上記吸気ダクトの内壁に実質的に平行に下流側方向
に向かわせるようになっている。上記上流側入口端部310は吸気ダクト60の
上流端と輪郭が合致し、かつ、気密に連結されている。従って、吸気マニホルド
65から吸気ダクト60への流体流は全て装置100を介することになる。スク
リーン手段300は、混合気が燃焼室22中に導入される前に混合気を準備させ
る搬送膜手段として見做すこともできる。すなわち、ここを通ることで燃料粒子
はより小さな粒子に分解され霧化され、空気と完全に混合される。ついで、燃料
粒子は吸気ダクト60の内部表面66に向って方向づけられる。なお、この内部
表面66は熱的接触による燃料の気化のため、適宜研磨された静電防止剤で、あ
るいは固体潤滑層で塗布されていてもよい。装置100は、更に吸気ダクト60
内に装着されるべく、そのための装着手段、より好ましくは上記スクリーン手段
の上記上流端を空気導入システムの吸気マニホルドと吸気ダクトとの間に装着さ
せるための手段を具備している。この装着手段は好ましくは、装置100に結合
され、かつ、上記吸気ダクト60と吸気マニホルド65との中間に直接又は1以
上のガスケットを介して配置されるフランジ220を具備している。好ましくは
、このフランジ220はスクリーン手段300の上流端に結合され、より好まし
くは以下に記載のように一体的に結合される。その他、フランジ220は後述の
ようにハウジング200の上流端に結合され、上記吸気ダクト60内への装置1
00の装着を容易にするようにしてもよい。このフランジ220は一般に特に薄
く形成され、上記吸気マニホルドと吸気ダクトとの間に設けられるガスケットの
代りになる適当な材料の塗布層を有するものであってもよい。具体的なエンジン
1の2以上の隣接するシリンダー10に対応する数の上記装置100のフランジ
220(複数)を連結させ一体的ユニットとして形成してもよい。その他、装置
100を吸気ダクト60内に嵌合させ、フランジ220がガスケットの上流側又
は下流側に配置されるようにしてもよい。このように、本発明の装置100は現
在のエンジンに対し容易に対応して装着し得るようになっている。
【0028】 その他、上記吸気マニホルド65は、上流側電気絶縁ガスケット24とエンジ
ンに設けられたガスケット26の上流側に整合されたフランジ220との間に挟
着された磁気ガスケット25を介してエンジン1へ気密に装着してもよい。この
磁気ガスケット25は端子27を具備し、スクリーン手段300からの静電気を
除去するために設けられる。
【0029】 本発明の好ましい態様を図2ないし7を参照して説明すると、装置100はハ
ウジング200を具備し、このハウジング200は上記スクリーン手段300を
軸方向に囲繞し、上記吸気ダクト60の上流端から下流に延びた吸気ダクト60
の少なくとも1部の内部表面66を実質的に補完する外観形状を有している。そ
れによりハウジング200が上記吸気ダクト60内に気密に設けられることにな
り、ハウジング200の内部表面210が流体流境界として上記吸気ダクト60
の内部表面66の対応部分を実質的に置換することになる。すなわち、図2、3
に示す具体例において、ハウジング200は実質的にボックス状構造となってい
て、上記吸気ダクト60の形状を相補するような実質的に四角形の断面形状を有
すると共に、開口入口端205および出口端215を有する。その他、このハウ
ジング200は他の任意の形状、例えば円管状、裁頭円錐状などを、内燃エンジ
ン1の吸気ダクト60の特別な物理的特徴に従って選択することができる。すな
わち、本発明は適当な変更を加えてハウジング200および吸気ダクト60の種
々の外形の変化にも適応し得るものである。このハウジング200は一般に薄い
銅又は真鍮シート(例えば約0.5ないし2.0mm厚)のような熱伝導性の材
料から作られる。好ましくは、このハウジング200はその内部表面210の少
なくとも部分的に、合成セラミック又はシリコーンラッカーのようなすべすべの
静電防止剤の塗布層、あるいは例えばテフロンのような良好な熱伝導特性を有す
る固体潤滑材料の塗布層が施される。
【0030】 スクリーン手段300はハウジング200内に収容される。このスクリーン手
段300は開放上流側入口端部310と、閉塞下流側端部340と、上記上流側
入口端部310の周縁を上記下流側端部340の周縁に結合させるスクリーン部
材330とを有する。このスクリーン手段300の閉塞下流側端部340は一般
に上記吸気ダクト60の長手軸に対し実質的に垂直になっている。スクリーン部
材330は、吸気マニホルド65と上記吸気ダクト60の下流端68との間を連
通させるための複数の出口孔320を有する。上流端310は吸気マニホルド6
5からの流体流(空気と蒸気状および種々のサイズの燃料滴からなる)をスクリ
ーン部材330と端板340とにより囲まれた空間に導入し得るようになってい
る。従って、この流体流は複数の孔320を介して強制的にスクリーン手段30
0から排出されるようになっている。スクリーン部材330は、その長手軸に沿
う対応位置においてハウジング200に類似するが、それより小さい面積の断面
形状を有する。換言すれば、このスクリーン部材330は、上記吸気ダクト60
の対応する断面との関連で下流方向に向かって面積が減少する断面を有する。す
なわち、図示の好ましい例において、このスクリーン部材330は、その長手方
向に沿ってほぼ四角形の断面形状を有するシート様構造のもので、台形の上部、
下部、左側および右側側面382、384、386、388を有し、これら壁面
382、384、386、388は平行な長い上流辺と短い下流辺とを有し、こ
れらは対称的角度をなす辺で連結されている。隣接するこれら壁面382、38
4、386、388は、それらの対向する辺に沿って結合されている。これら壁
面382、384、386、388の短い下流端部はスクリーン手段300の閉
塞下流側端部340の周縁で結合されている。好ましくは、スクリーン手段30
0および少なくともスクリーン部材330は、好ましくは熱伝導性材料から作ら
れた一体的なものからなり、例えば、これらを好ましくはニッケル−クロム合金
の被覆を有する銅又は真鍮シートから作ることができる。壁面382、384、
386、388は一般に0.5mmないし約2mmの厚み、好ましくは約1mm
の厚みを有するものであるが、必要に応じ、0.5mmよりも薄くとも、あるい
は2mmより厚くてもよい。
【0031】 すなわち、好ましい態様において、スクリーン手段300の上流端310はハ
ウジング200の上流端205に気密に連結されている。スクリーン部材330
は、下流方向に向かってハウジング200の対応する内壁210から次第に離れ
て形成され、孔320を通過する混合気について軸方向の流路面積が相対的に増
大することになる。従って、混合気の軸方向の流速は吸気ダクト60にスクリー
ン部材330がないときとほぼ同じに維持されることになる。スクリーン手段3
00の下流側端部340が閉じているので、混合気はハウジング200の軸に対
し或る角度(一般に30ないし90度の角度)で孔320を通過しなければなら
ない。更に、ハウジング200の上流端で孔320が内部表面210に接近して
おり、かつ、下流側方向に向て次第に離間しているため、混合気はスクリーン部
材330の複数の孔320の連続的列から出た後は、内部表面210に対しほぼ
平行な道筋を通るよう強制される。これにより、気流により運ばれる燃料滴は全
て比較的長い時間、内部表面210と接線方向に熱的に接触することになる。こ
の作用は、事実、上述のようにテフロンなどの摩擦減少塗布層の存在により促進
される。その結果、依然として液滴状の燃料の大部分は、吸気ダクト60の壁面
により運ばれ、熱伝導によりハウジング200へ伝達されるエンジンブロックの
熱(エンジンの稼働の間)により気化される。
【0032】 その他、スクリーン手段300は更に、スクリーン部材330からハウジング
200の内部表面210へ長手方向に延出するリブ又は主軸羽根(複数)360
を具備している。これらの主軸羽根360はストラット(支柱)として作用し、
ハウジング200内におけるスクリーン部材330の機械的一体性および位置を
維持すると共に、混合気の流れを多数の別々の流路に分割し燃料滴が凝集して大
きな液滴になる可能性を減少させる。これらの主軸羽根360もニッケル−クロ
ム合金の被覆を有する銅又は真鍮、その他の適当な熱伝導性材料から作られるこ
とが好ましい。それにより接触させられる燃料滴の更なる気化のための熱交換表
面積が増大することになる。図示の好ましい具体例においては、4個の主軸羽根
360が、隣接する壁面382、384、386、388間に形成された頂部お
よび上記ハウジング200内の対応する頂部に接続されたスクリーン部材330
に設けられている。
【0033】 上記スクリーン手段300は更に、少なくとも1個あるいは複数、好ましくは
一対の2次的羽根370が少なくとも1つ、好ましくは各隣接対の上記主軸羽根
360の間に横方向に配置されている。この2次的羽根370はスクリーン部材
330の機械的一体性を更に改善し、それらが先端部で(好ましくは一体的に)
接合された各対応する壁面382、384、386、388の剛性に特に寄与す
る。更に、2次的羽根370は後退角の表面を提供し、この2次的羽根370の
上流の出口孔320から排出する混合気を内部表面210に向て更に指向させる
【0034】 上記スクリーン部材330は、吸気マニホルド66を含む空気入口システムの
上流端と吸気ダクト60の下流端68との間の連通を提供するための複数の出口
孔320を具備している。これら出口孔320は一般に小さく(約1mmないし
3mm、好ましくは約2mm)、上記スクリーン部材330上に、上記スクリー
ン手段300の上流側入口断面又は幾何学的流通面積、すなわち実質的に吸気ダ
クト60の入口よりも約25%ないし75%、好ましくは約50%大きい総幾何
学的流通面積を提供している。勿論、出口孔320により提供される総幾何学的
流通面積は例えば出口孔320の数を増減することにより上記数値から増減する
ことができる。これらの出口孔320はそれを通過する液体燃料の霧化を高める
ように作用する。すなわち、出口孔320を通過する液滴は、スクリーンの固体
面325との衝突により、並びにスクリーン部材330の下流側に生じる乱流に
より、より小さな液滴に機械的に破壊される。
【0035】 このスクリーン部材330は、メッシュ又はネットのような織布状構造からな
るものでよく、その場合、出口孔320は縦糸エレメントと横糸エレメントとの
間の開口部として形成される。好ましい態様において、このスクリーン部材33
0は、例えば図2、3に示すような複数のオリフィス(孔)332を有する薄い
シート構造のものからなる。これらのオリフィス332は好ましくはノズル状の
もので、それぞれ朝顔型の口、又は面取りした上流入口331を有するもので、
更にスクリーン部材330の下流側表面334から下流側方向に延出した一体的
下流側出口ノズル部材333を有するものが好ましい。このノズル部材333は
混合気の流れを加速し、燃料の霧化を助け、更に混合気の流れを内部表面210
に沿って下流方向に向させるのを助ける。一般に、オリフィス332は円形断面
形状のものであるが、断面楕円形、多角形などであってもよい。図4に示すよう
に、オリフィス332の或るもの、あるいは全ての中心軸335はスクリーン部
材330の面に対しほぼ垂直であってもよく、これは製造上、特に便宜である。
しかし、他のバリエーションも可能であり、場合によっては実際に好ましいこと
もある。例えば、スクリーン部材330の上流端で、オリフィス332の軸33
5を吸気ダクト60の長手軸とほぼ整合させ混合気がハウジング200の内部表
面210に沿って流れるよう強制させ、前述のように燃料を更に気化させるよう
にしてもよい。このバリエーションも図4に示されている。同時に、スクリーン
部材330の下流端において、オリフィス332の軸335を吸気ダクト60の
長手軸に対しほぼ直角になるように整合させて、交差流を生じさせ、これらオリ
フィス332からの混合気が上流オリフィス332からの混合気と強制的に完全
に混合するようにしてもよい。
【0036】 従来の内燃エンジンにおいて、吸気マニホルド65および吸気ダクト60を通
過する空気の流れは以下に示すような流速プロフィールを採る傾向があった。す
なわち、燃料インジェクター70により吸気マニホルド内に注入される燃料滴、
あるいはキャブレター19又は他の燃料供給システムにより供給され空気流によ
り運ばれる燃料滴は、壁面66から離れて吸気マニホルド65および吸気ダクト
60のそれぞれ中央部に集中させられる傾向があった。しかし、本発明において
は、このスクリーン手段300は吸気ダクト60内に設けられ、基本的に燃料滴
を強制的に霧化させ孔320を通過することにより空気と混合され、その状態が
、上述のように好ましくはハウジング200を介しての吸気ダクト60の内部表
面66との延長された熱的接触により維持される。すなわち、スクリーン手段3
00は、流れの中央部に対してよりも、むしろ装置100への混合気の流れの周
縁部に対してより有意な作用を与える。閉塞した下流端340を有することによ
り気流の中央部(大多数の燃料滴を含む)は圧倒的な長手方向から方向を強制的
に変更させられ、スクリーン部材330に向て横方向に向られる。しかし、この
後者の作用は、燃料滴の閉塞下流端340との衝突後のスクリーン部材330の
下流端において最も顕著になる。従って、スクリーン部材330の下流端の孔3
20から出た燃料滴にとって、十分に霧化されるための時間および/又は後に上
記内部表面66との熱的接触により気化されるための時間は殆どない。すなわち
、スクリーン手段300は燃料の霧化、気化および燃料と空気との均一な混合に
ついて高いレベルを提供、維持させるが、更なる改良は孔320を通過する前の
気流により運ばれた燃料滴の主流を気化することにより初めて可能となる。
【0037】 従って、上記装置100は好ましくは、更に混合気の少なくとも1部と熱的に
連通する少なくとも1つの熱交換表面を有する気化手段を具備する。この気化手
段は好ましくは、上流側ハウジング部を具備し、これにより混合気の一部を少な
くとも1つの熱交換表面に向け、かつ、沿って導くようにする。この上流側ハウ
ジング部は好ましくは下流側ハウジング部と連通しており、この下流側ハウジン
グ部には燃料滴を霧化し、これを空気と混合するための適当な孔を有する第2の
スクリーン手段が設けられている。また、この孔は熱交換表面と第2のスクリー
ン手段の外側との間の連通を可能にするものである。なお、第2のスクリーン手
段は閉塞下流端を有する。
【0038】 すなわち、好ましい態様において、上記装置100は更に吸気マニホルド65
から装置100へ流れる混合気の中央部に含まれる燃料を気化するための気化手
段400を有する。図2、5、6、7を参照すると、上記気化手段400は下流
側に向けて上記スクリーン手段300内に延び、又、この気化手段400には両
側にそれぞれ配置された実質的に平行な熱交換表面452、454を有する長尺
電気加熱エレメント450の形態の加熱手段が設けられている。この熱交換表面
452、454は互いに実質的に平行になっており、ハウジング200への流れ
方向に実質的に整合している。好ましい態様において、上記加熱エレメント45
0はハウジング200の幅に対し比較的薄く形成され、熱交換表面452、45
4はハウジング200内に垂直に配置されていて、中心から上下方向にスクリー
ン手段300の高さの約50−75%の範囲で延びている。この加熱エレメント
450は好ましくはその下流端にて適当なサーモスタット490と駆動可能に接
続されていて、その温度が規定、制御されるようになっている。この加熱エレメ
ント450は実質的に矩形の内部ハウジング460内に収容されている。なお、
この内部ハウジング460は開放上流入口端461と閉塞下流端469とを備え
、更に内部ハウジング460の長手方向の長さの約25%ないし50%に沿って
入口端461の周縁から下流側に延びた上流部462を有している。この上流部
462は、実質的にスクリーン手段300の中央軸に沿って流れる燃料リッチな
混合気を加熱エレメント450に向けて、かつ、これに沿って通過させ、それに
より燃料滴の上記熱交換表面452、454との実質的な接線方向の長時間の接
触がもたらされ、その結果、燃料滴の少なくとも一部の気化がもたらされる。上
流部462は下流部464と連通していて、この下流部464は上流部462の
周縁と閉塞下流端469の周縁との間に延出した第2のスクリーン部材466を
備えている。この第2のスクリーン部材466には内部ハウジング460とスク
リーン手段300の下流端との間の連通を図るための複数の出口孔467が設け
られている。燃料リッチな混合気が上記内部ハウジング460内を流れるとき、
燃料滴は上記熱交換表面452、454との長時間の熱的接触により次第に気化
される。この出口孔467は更にそれを通過する燃料の更なる霧化と、スクリー
ン手段300と内部ハウジング460との間の空間350を流れる混合気とこの
燃料とのいっそうの混合を与えるものとなる。
【0039】 上流部分461は吸気マニホルドからの流体の流れ(空気と燃料の蒸気の形態
、種々のサイズの液滴の形態からなる)を、内部ハウジング460と閉塞下流端
469により区画される空間部へ導くようになっていて、それによりこの流体流
は孔467を介して内部ハウジング460から強制的に排出される。この内部ハ
ウジング460はその長手軸に沿う対応位置でスクリーン手段300のものと断
面形状は類似するが、それよりもやや狭くなっている。すなわち、図示の好まし
い態様において、内部ハウジング460は、その長手方向に沿ってほぼ四角形の
断面形状を有するシート様構造のもので、台形の上部、下部、左側および右側側
面482、484、486、488を有し、これら壁面482、484、486
、488は平行な長い上流辺と短い下流辺とを構成し、これらは対称的角度をな
す辺で連結されている。隣接するこれら壁面482、484、486、488は
、それらの対向する角度をなす辺に沿って結合されている。これら壁面482、
484、486、488の短い下流端部は内部ハウジング460の閉塞下流側端
部469の周縁で結合されている。好ましくは、内部ハウジング460は熱伝導
性材料から作られた一体的なものからなり、例えば、これらを好ましくはニッケ
ル−クロム合金の被覆を有する銅又は真鍮シートから作ることができる。壁面4
82、484、486、488は一般に0.5mmないし約2mmの厚み、好ま
しくは約1mmの厚みを有するものであるが、必要に応じ、0.5mmよりも薄
くとも、あるいは2mmより厚くてもよい。
【0040】 気化手段400の入口端461はスクリーン手段300の入口端310と整合
するもの、あるいは上流側に変位していてもよい。好ましくは、図5、6に示す
ように、気化手段400の入口端461はスクリーン手段300の入口端310
との関連で下流側方向に変位している。入口端461での側壁486、488間
の幅(W)で表されているこの入口端461の入口面積は、特にスクリーン手段
300の入口端310の入口面積との関連で重要なパラメータとなっている。も
し、この入口端461の面積又は寸法(W)が小さ過ぎると、流れの燃料リッチ
な中心部の一部が気化手段400を通過しないことになり、装置100の気化お
よび混合効率が減少することになる。逆に、もし、この入口端461の面積又は
寸法(W)が大き過ぎると、流れの燃料リッチな中心部が熱交換表面452、4
54に対し十分に近い位置で維持されなくなり、その結果、装置100の気化効
率が減少することになる。任意の特徴として、この入口端461に、対向する複
数の入口フラップ468を設け、気化手段を通過する混合気を加熱エレメント4
50に向けさせ、かつ、これに沿って通過させるようにしてもよい。各フラップ
468は図6に示すように側壁486、488の上流側エッジ部に片持ちさせて
いる。一方又は双方のフラップ468を内側又は外側に曲げることにより、蒸気
幅(W)、従って入口端461の面積が所定のパラメータの範囲でそれぞれ増減
する。
【0041】 好ましい態様において、内部ハウジング460はスクリーン手段300内に適
当な装着手段により装着される。例えば上方および下方上流側支柱472の少な
くとも1方、好ましくは双方をハウジング200の上流端205および/又はス
クリーン手段300の上流端310に固定する。その他、この内部ハウジング4
60を少なくとも1個、好ましくは2個の付加的下流側支柱475をハウジング
200の下流端壁面340に設けることによりスクリーン手段300内に固定す
ることができる。上記内部ハウジング460の壁面482、484、486、4
88は、上記スクリーン部材330の対応する壁面382、384、386、3
88との関係で実質的に平行に、かつ、対向して設けられている。ここで側壁面
486、488は、上下壁面482、484が上下壁面382、384に対する
よりも、側壁面386、388から比較的大きく離して設けられる。内部ハウジ
ング460の下流端469は閉じられているため、燃料リッチな混合気は孔46
7を通ってスクリーン手段300と内部ハウジング460との間の空間350へ
と進まざるを得ない。吸気マニホルド65から直接、又は気化手段400の孔4
67を介して間接的に到達して、この空間350に入った混合気は孔320を介
してハウジング200の上流端の内部表面210に向けて強制的に送られる。内
部表面210から下流方向に次第に遠くなる孔320の結果、混合気はスクリー
ン部材330の複数の孔320の連続的列から出た後は、内部表面210に対し
ほぼ平行な道筋を進むよう強制される。前述のように、これにより、気流により
運ばれる燃料滴は全て比較的長い時間、内部表面210と接線方向に熱的に接触
することになる。この作用は、事実、上述のようにテフロンなどの摩擦減少塗布
層の存在により促進される。その結果、装置100を通過した後は、液滴状の燃
料の全部でなくとも大部分が十分に気化され、シリンダー10の入口ポート62
の直ぐ上流の空気と十分に混合されることになる。
【0042】 所望により、内部ハウジング460は更に、側壁面486、488のそれぞれ
の上流部462の上流端および下流端のそれぞれに羽根455、456が横断方
向に配置されている。これらの羽根455、456により内部ハウジング460
の機械的一体性が改善され、特にこれらが好ましくはその先端エッジを介して一
体的に取り付けられた側壁面486、488の剛性が向上する。更に、これらの
羽根455、456は後退角の表面を提供し、スクリーン手段300と内部ハウ
ジング460との間の空間に流れる混合気がスクリーン部材330に向って更に
指向される。
【0043】 内部ハウジング460の下流側端464には第2のスクリーン部材466が設
けられ、この第2のスクリーン部材466には複数の出口孔467が設けられ、
内部ハウジング460により閉じられた内部空間480と、気化手段400とス
クリーン部材330との間の空間350との間の流体の通過を許容している。こ
の孔467はスクリーン部材330の孔320よりも一般に小さく形成されてい
る。つまり前者の孔は一般に直径が0.5mmないし約2mmのもの、好ましく
は約1.5mmのものとなっている。この孔467は内部ハウジング460の下
流部464に配置され、内部ハウジング460の上流側入口断面積よりも約50
%大きい総幾何学的流通面積を与えている。勿論、この孔467により与えられ
る総幾何学的流通面積は例えば、その孔の数を増減することにより増減すること
ができる。これらの孔467はそれを通過する液体燃料の霧化を高めるように作
用する。すなわち、孔467を通過する液滴は、第2スクリーン部材466の固
体面との衝突により、並びに第2スクリーン部材466の下流側に生じる乱流に
より、より小さな液滴へと機械的に破壊される。
【0044】 上記第1スクリーン部材330の場合と同様に、この第2スクリーン部材46
6は、メッシュ又はネットのような織布状構造からなるものでよく、その場合、
孔467は縦糸エレメントと横糸エレメントとの間の開口部として形成される。
好ましい態様として、図4に示すように、この第2スクリーン部材466は、上
述の第1スクリーン部材330のオリフィス(孔)332と同様に、複数のオリ
フィスを有する薄いシート構造のものからなる。
【0045】 本発明のこの好ましい例はあらゆる型のキャブレター又は燃料噴射システムを
備えた内燃エンジンでも使用することが可能であり、特に回転数が2500−2
000rpmよりも大きい燃料噴射エンジンに適用することができ、スーパーチ
ャージング又はターボチャージングの有無に影響されない。しかし、回転数が2
500−2000rpmよりも小さい燃料噴射エンジン又はキャブレターを備え
た内燃エンジンでも、以下に説明するような本発明の第2の態様によるより簡単
な型の装置100を備えさせることができる。
【0046】 図8、図9、図10(および図4)に示す本発明の第2の態様のものは、上記
気化手段400(加熱エレメント450、上記内部ハウジング460、上記支柱
472、475、上記羽根455、456、又はサーモスタット490を含む)
および上記第2の羽根370を除いて前述の好ましい態様のものと実質的に同一
の構成部材から構成されている。
【0047】 本発明の第2の態様において、装置100は更に、スクリーン手段300に導
入される流れをスクリーン部材330の壁面382、384、386、388に
向け、従って孔320を通るようにした内部転換手段500を適宜有している。
この例において、この転換手段500はスプリッター壁510を有し、このスプ
リッター壁510は先端エッジ516と実質的に垂直な面512、514とを有
し、この垂直面512、514は下流側に延び、スクリーン手段300の軸に沿
って入口端310から閉塞端340に亘って設けられ、上方壁面382と下方壁
面384とを各中間部で連結している。スプリッター壁510は更に、複数の第
1次転換羽根575を有し、これらは上記垂直面512、514に平行に横断す
るようにして配置されている。好ましくは、この複数の第1次転換羽根575の
各垂直面512、514での軸長は下流側羽根575については上流側羽根57
5におけるよりも次第に長く形成されている。この第1次転換羽根575はスク
リーン部材330の機械的一体性を更に改善し、それらが先端部で(好ましくは
一体的に)接合された上方壁面382および下方壁面384の剛性に特に寄与す
る。主に、この第1次転換羽根575は各対応する面512、514から離れた
後退角の表面のカスケードを提供し、混合気をスクリーン部材330に向けさせ
、従って孔320に向けさせる。
【0048】 本発明の第2の態様において、上記スクリーン手段300は複数の2次転換羽
根375を更に備えていてもよい。これら2次転換羽根375は隣接する上記主
軸羽根360の間に横方向に平行に配置されている。この2次的転換羽根375
はそれらの先端部で、対応する壁面382、384、386、388から横方向
に変位させて設けられている。この2次的転換羽根375はスクリーン部材33
0の全体としての機械的一体性を更に改善し、それらは先端部で隣接する第1次
羽根360の対向面に接合されている(好ましくは一体的に)。主に、この2次
的転換羽根375は各対応する壁面382、384、386、388から離れた
後退角の表面のカスケードを提供し、混合気がこの2次的転換羽根375の上流
の孔320から出た際にそれを内部表面210に向って更に指向させる。
【0049】 所望により、本発明の第2の特徴点として、少なくとも1個のシリンダー10
について上記装置100を備えたエンジン1が更に燃焼安定化手段900を有す
るものであってもよい。この燃焼安定化手段900は吸入行程において霧化した
媒体950を燃焼室22へ送るためのものである。この媒体950は一般にメタ
ノールなどと、酢酸などとからなる混合物であり、通常、ほぼ等量(容量)で配
合され、酢酸は約5%酢酸/95%水(いずれも容量)の濃度のものが用いられ
る。この媒体950は混合気の過早点火の可能性を抑制し、エンジンの吸気ダク
ト60および排気ダクト30の清浄化、並びにエンジン1の正常稼働の間の燃焼
室22のの清浄化のために用いられる。
【0050】 図12、13、14を参照してこの燃焼安定化手段900の好ましい例を説明
すると、これは媒体950の適当量を保持し、これをライン908、909およ
びフィルター902を介して霧化ユニット903へ供給するための充填自在な貯
留部901を具備してなる。
【0051】 この媒体950を破壊し、霧化し、給気するためのアトマイザー903が更に
設けられている。このアトマイザー903はエンジン1の接近して又はじかに装
着され、外側ケース915に設けられた熱交換羽根910を介してアトマイザー
903への熱の移動が最大限に図られるようになっている。
【0052】 空気はアトマイザー903の底部930にフィルター938および入口パイプ
935を介し、更に媒体950に給気するためのエアレータ955を通って供給
される。内部熱交換羽根960は媒体950を加熱し、少なくともその1部を気
化させる。この気化され、給気された媒体950はアトマイザー903の上部空
間に集められ、ついで調整可能な真空ポンプ978およびライン907を介して
エンジン吸気システムにサイホン形式で供給される。このアトマイザー903は
、ライン909および自動充填手段911(一般に電気制御弁)を介しては媒体
950を供給され続ける。なお、自動充填手段911は適当なレベル検出器によ
り媒体950のレベルが降下したことに応答するようになっており、例えばフロ
ート970およびソレノイド975を含む構成からなるものである。ガード97
7はフロート970がアトマイザー903内で過度に移行するのを防止している
【0053】 図14を参照すると、アトマイザーは点火ロック983、点火コイル984、
自動充填手段911およびリレー(図示しない)、蓄電池986および任意の表
示装置987により制御される。この装置を稼働状態にするためには、点火が行
われ、電圧がコイル984とリレーに印加され、それにより自動充填手段911
が駆動されて媒体950の供給がタンク901から行われ、空気がライン935
を介して供給される。媒体が気化され、給気され、エンジン1に供給されると、
アトマイザー903内で媒体950のレベルが降下し、ソレノイド975に接続
されたフロート970がその降下を検出し、信号が自動充填手段911へ送られ
媒体950を更に供給するようにする。可視ディスプレー35がアトマイザー9
03の全体の動作を表示するようになっている。
【0054】 出力ライン907はエンジン1のキャブレター19に駆動可能に接続されてい
てもよい。その他、エンジン1が燃料噴射システムを備えている場合、出力ライ
ン907は図11に示すように、上流開口部64を有するフランジ18によりマ
ニホルド65内のディストリビュータ64に駆動可能に接続される。すなわち、
給気された媒体950はアトマイザー903からディストリビュータ64を介し
て多孔ノズル15のセットに送られ、媒体の粒子を更に細かく破壊させる。この
多孔ノズル15は通常、多孔ブロンズ又は特別のプラスチックから作られる。
【0055】 以上、本発明を僅かな実施態様を例として説明したが、これ以外にも種々の変
更が可能であり、従って本発明はここに記載された発明の範囲、趣旨を逸脱する
ことなく可能な全ての変形を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の内燃エンジンの吸気および燃焼システムの全体的レイアウトを説明す
る図。
【図2】 本発明の好ましい例の主要部の下流部分を一部破断して示す斜視図。
【図3】 図2の例の上流部分を示す斜視図。
【図4】 本発明のスクリーン部材の断面図。
【図5】 図2の例の気化手段を示す側面図。
【図6】 図5のY−Y線に沿う断面図。
【図7】 図5、6に示す例の下流側を示す側面図。
【図8】 本発明の第2の態様の主要部の下流部分を一部破断して示す斜視図。
【図9】 図8の態様のハウジングを省略した上流部分を示す斜視図。
【図10】 図8のエンジンのZ−Z線に沿う断面図。
【図11】 図1に示すエンジンのX−X線に沿う部分断面図。
【図12】 本発明の燃焼安定化手段の好ましい例を模式的に示す斜視図。
【図13】 図12のアトマイザーの一部切欠側面図。
【図14】 図12のアトマイザーのための制御手段を示す図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月17日(2000.7.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (49)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃エンジンの吸気システムに設けられる混合気混合装置で
    あって、該混合装置は該内燃エンジンのシリンダーの吸気ダクトの下流端に向け
    て上記吸気ダクト内に延出して設けられ、 開放上流入口端と、閉塞下流端と、上流端の周縁と上記下流端の周縁と間に延
    出し、吸気システムの上流端と上記吸気ダクトの下流端との間の流体流路を与え
    、通過する液体燃料の霧化を高めるための複数の出口孔を有するスクリーンとを
    具備してなる第1のスクリーン手段と; 該吸気ダクト内に上記第1のスクリーン手段を装着するための装着手段と; を具備してなる混合気混合装置。
  2. 【請求項2】 該複数の出口孔の少なくとも或るものが、それを通過する流
    体を該出口孔の反対側の該吸気ダクトの内壁に向け、かつ、該内壁に実質的に平
    行に下流方向に向けさせるようになっている請求項1記載の混合気混合装置。
  3. 【請求項3】 該出口孔が実質的に円形である請求項1記載の混合気混合装
    置。
  4. 【請求項4】 該出口孔がそれぞれ下流出口端を有する実質的にノズル状の
    ものである請求項1記載の混合気混合装置。
  5. 【請求項5】 該第1のスクリーン手段の閉塞下流端が該吸気ダクトの長手
    軸に対し実質的に垂直になっている請求項1記載の混合気混合装置。
  6. 【請求項6】 該第1のスクリーン手段の出口孔のそれぞれが直径約1mm
    ないし3mmの範囲であり、好ましくは約2mmである請求項3記載の混合気混
    合装置。
  7. 【請求項7】 該複数の出口孔が、該第1のスクリーン手段の幾何学的入口
    側流路面積の約25%ないし75%、好ましくは約50%の幾何学的組合せ流通
    面積を与えるものである請求項1記載の混合気混合装置。
  8. 【請求項8】 該装着手段が、該スクリーン手段の上流端に結合され、かつ
    、該吸気ダクトと該吸気システムの吸気マニホルドとの中間に直接又は1以上の
    ガスケットを介して配置されるフランジを有する請求項1記載の混合気混合装置
  9. 【請求項9】 該第1のスクリーン手段を軸方向に囲繞し、入口から下流側
    に延出した該吸気ダクトの少なくとも一部の内部表面を実質的に補完する外観形
    状を有するハウジングを更に具備し、該ハウジングを該吸気ダクト内に密着嵌合
    させるようにした請求項1ないし8のいずれかに記載の混合気混合装置。
  10. 【請求項10】 該第1のスクリーン手段が、流体流境界として該吸気ダク
    トの内部表面の対応部分を実質的に置換する内部表面を有する請求項9記載の混
    合気混合装置。
  11. 【請求項11】 該ハウジングの内部表面が、潤滑材の層を有する請求項1
    0記載の混合気混合装置。
  12. 【請求項12】 該潤滑材がテフロン(登録商標)である請求項11記載の 混合気混合装置。
  13. 【請求項13】 該スクリーン部材が、該吸気ダクトの対応する断面に関連
    して、下流方向に向けて面積が減少する断面を有する請求項9記載の混合気混合
    装置。
  14. 【請求項14】 該スクリーン部材の断面が実質的に四角形である請求項1
    3記載の混合気混合装置。
  15. 【請求項15】 該スクリーン部材が、台形の上部、下部、左側および右側
    側面を有し、各壁面が平行な長い上流辺と短い下流辺とを有し、これらは対称的
    角度をなす辺で連結され、隣接する該壁面が対向する角度をなす辺に沿って相互
    に連結されている請求項14記載の混合気混合装置。
  16. 【請求項16】 該壁面の短い下流端が、該第1のスクリーン手段の下流端
    の周縁に接合されている請求項15記載の混合気混合装置。
  17. 【請求項17】 該第1のスクリーン手段および少なくとも該スクリーン部
    材が一体部材からなるものである請求項16記載の混合気混合装置。
  18. 【請求項18】 該第1のスクリーン手段および少なくとも該スクリーン部
    材が、ニッケル/クロム合金の被覆層を有する薄い銅又は真鍮シートから作られ
    たものである請求項17記載の混合気混合装置。
  19. 【請求項19】 該第1のスクリーン手段が、該スクリーン部材から該ハウ
    ジングの内部表面へ長手方向に延出する複数の主軸支持羽根を更に具備してなる
    請求項10ないし18のいずれかに記載の混合気混合装置。
  20. 【請求項20】 該スクリーン部材が、該スクリーン部材の隣接する壁面間
    に形成された頂部に、および該ハウジング内の対応する頂部に接続された4個の
    該主軸羽根を具備してなる請求項19記載の混合気混合装置。
  21. 【請求項21】 該スクリーン部材が、更に、少なくとも1対の隣接する主
    軸羽根の間に横方向に配置された複数の2次的羽根を具備してなる請求項20記
    載の混合気混合装置。
  22. 【請求項22】 該2次的羽根が、対応するその先端エッジ部で該スクリー
    ン部材の対応する壁面に接合されている請求項21記載の混合気混合装置。
  23. 【請求項23】 流通する混合気の少なくとも1部と熱的に連通する少なく
    とも1個の熱交換表面を有する少なくとも1個の加熱エレメントを具備する適当
    な気化手段を更に有する請求項22記載の混合気混合装置。
  24. 【請求項24】 該少なくとも1個の熱交換表面が該第1のスクリーン手段
    内に下流側へ長手方向に延出している請求項23記載の混合気混合装置。
  25. 【請求項25】 該気化手段が、該装置を少なくとも1個の熱交換表面に向
    かって、かつ、それに沿って流通する混合気の一部を案内するようにした上流側
    ハウジング部を有する請求項24記載の混合気混合装置。
  26. 【請求項26】 該気化手段が、流通する液体燃料の霧化を高め、かつ、空
    気流との混合を促進する適当な複数の孔を有する第2の第1スクリーン手段を有
    する下流側ハウジング部を更に具備している請求項25記載の混合気混合装置。
  27. 【請求項27】 該第2のスクリーン手段の該複数の孔がそれぞれ直径、約
    0.5mmないし2.5mmの範囲、好ましくは約1.5mmのものである請求
    項26記載の混合気混合装置。
  28. 【請求項28】 該第2のスクリーン手段が閉塞下流端を有する請求項26
    記載の混合気混合装置。
  29. 【請求項29】 該少なくとも1個の加熱エレメントが、両面に実質的に平
    行な熱交換面を有する長尺電気的加熱エレメントを具備してなる請求項23ない
    し28のいずれかに記載の混合気混合装置。
  30. 【請求項30】 適当なサーモスタット手段を更に具備し、これが該加熱エ
    レメントに駆動可能に接続されていてその温度を調節するようにした請求項29
    記載の混合気混合装置。
  31. 【請求項31】 該気化手段が該第1のスクリーン手段内に装着されるため
    の適当な装着手段を具備してなる請求項30記載の混合気混合装置。
  32. 【請求項32】 該装着手段が、該気化手段の上流端を該第1のスクリーン
    手段の入口端に連結させる少なくとも1個の適当な支柱を具備してなる請求項3
    1記載の混合気混合装置。
  33. 【請求項33】 該装着手段が、該気化手段の下流端を該第1のスクリーン
    手段の該閉塞下流端に連結させる少なくとも1個の適当な支柱を更に具備してな
    る請求項32記載の混合気混合装置。
  34. 【請求項34】 該気化手段を流通する混合気を該加熱手段に向かって、か
    つ、それに沿って向けさせるためのフラップを該気化手段の上流端に更に具備し
    てなる請求項30ないし33のいずれかに記載の混合気混合装置。
  35. 【請求項35】 該2次的羽根が、該スクリーン部材の対応する壁面から対
    応するその先端エッジにて横方向に変位して配置されている請求項21記載の混
    合気混合装置。
  36. 【請求項36】 該装置を流れる混合気を該スクリーン部材の壁面に向けさ
    せる内部転換手段を更に具備してなる請求項35記載の混合気混合装置。
  37. 【請求項37】 該内部転換手段が、上流側先端エッジと、該第1のスクリ
    ーン手段内に下流方向に延びた実質的に垂直な面とを有するスプリッター壁面を
    具備してなる請求項36記載の混合気混合装置。
  38. 【請求項38】 該スプリッター壁面が、該入口端から該第1のスクリーン
    手段の閉塞下流側端へ向けて、該第1のスクリーン手段の実質的な軸長に亘って
    設けられ、該スクリーン部材の上方壁部と下方壁部とを、それぞれの中間部にて
    結合させている請求項37記載の混合気混合装置。
  39. 【請求項39】 該スプリッター壁面が、その各垂直面に複数の一次転換羽
    根を更に有する請求項38記載の混合気混合装置。
  40. 【請求項40】 該一次転換羽根が、対応する複数の後退角表面を該垂直面
    の各々に沿って提供している請求項39記載の混合気混合装置。
  41. 【請求項41】 少なくとも1個のシリンダーの吸気システム内に、請求項
    1ないし8、10ないし18、20ないし28、30ないし33、35ないし4
    0にて請求された該混合気混合装置のいずれかを装着してなる内燃エンジン。
  42. 【請求項42】 請求項1ないし8、10ないし18、20ないし28、3
    0ないし33、35ないし40にて請求された該混合気混合装置との関連で使用
    される燃焼安定化手段であって、内燃エンジン内で設けられ、霧化された媒体を
    該エンジン内の燃焼室に移送するためのもので、 該媒体の或る量を保持するための再補充可能な貯留部と; 噴霧化ユニットと; 上記貯留部と上記噴霧化ユニットとの間並びに上記噴霧化ユニットと上記エン
    ジンの吸気システムとの間に流体流路を与えるための適当な第1および第2流体
    ラインと; を具備してなる燃焼安定化手段。
  43. 【請求項43】 該第1流体ライン内に適当なフィルターを更に具備してな
    る請求項42記載の燃焼安定化手段。
  44. 【請求項44】 該噴霧化ユニットが、その底面に空気導入手段を有するハ
    ウジングと、該媒体に給気するためのエアレーターと、該媒体を加熱するための
    内部熱交換羽根と、給気、気化された媒体を収集するための上部収容部と、該第
    2流体ラインを介して該エンジン吸気システムと連通する出口手段とを具備して
    なる請求項43記載の燃焼安定化手段。
  45. 【請求項45】 空気が、適当なエアフィルターと連通する適当なエアパイ
    プを介して該空気導入手段に供給される請求項44記載の燃焼安定化手段。
  46. 【請求項46】 該噴霧化ユニットにおける媒体のレベルを維持するための
    適当なレベル検出器に駆動可能に接続された自動フィラー手段を更に具備してな
    る請求項44記載の燃焼安定化手段。
  47. 【請求項47】 該ハウジングが外部熱を吸収するための外部熱交換羽根を
    具備してなる請求項44記載の燃焼安定化手段。
  48. 【請求項48】 該媒体がメタノールと酢酸との混合物からなる請求項47
    記載の燃焼安定化手段。
  49. 【請求項49】 該混合物が約50容量%のメタノールと、約50容量%の
    酢酸とからなる請求項48記載の燃焼安定化手段。
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