JP2002528195A - 防護マスク用可撓性フィルタ - Google Patents
防護マスク用可撓性フィルタInfo
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62B—DEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
- A62B23/00—Filters for breathing-protection purposes
- A62B23/02—Filters for breathing-protection purposes for respirators
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、周囲に沿って互いに封止されたフィルタ材料の実質的に同一の広がりを有する正面部及び背面部を備えかつ密封された外縁部を形成する防護マスク用可撓性フィルタを提供する。可撓性プラスチックフレームは、フィルタ材料の正面部と背面部との間に配置され、その間に空間が形成される。フレームは、密封された外縁部の全長に実質的に沿ってフィルタ材料の密封された外縁部に隣接する状態に保持される周辺部を有し、フィルタの圧潰を防止する十分な剛性を付与すると共に、他の個人的保護装置にの下に適合するように十分な可撓性を付与する。防護マスクにフィルタを接合するコネクタは、フィルタ材料の背面部から突出するようにフレームと一体に形成される。圧潰せず又は損傷せずにフィルタを容易に掴むことができる複数の凹部もフレームと一体に形成される。
Description
【０００１】
本発明は、防護マスク用フィルタ、特に、損傷を受けず又は圧潰せずにマスク
に容易に取付けられる防護マスク用可撓性フィルタに属する。
に容易に取付けられる防護マスク用可撓性フィルタに属する。
【０００２】
有害なガス、蒸気、煙及び微粒子から人の呼吸器系を保護するため、何十年の
間、着脱可能なフィルタを有するマスクが使用されている。フィルタは防護マス
クの吸気弁に着脱可能に接続され、使用者の呼気間に防護マスクを通じて大気が
吸引される。吸引された空気は濾過される。
間、着脱可能なフィルタを有するマスクが使用されている。フィルタは防護マス
クの吸気弁に着脱可能に接続され、使用者の呼気間に防護マスクを通じて大気が
吸引される。吸引された空気は濾過される。
【０００３】 多くの防護マスク用フィルタカートリッジは、フィルタ材料、例えば活性炭を
収納する剛性金属又はプラスチック殻を有する短い円筒容器として設計される。
例えば米国特許第5,714,126号明細書を参照されたい。剛性を有するプラスチッ
ク殻の構造のため、この種のフィルタカートリッジには可撓性がなく、十分に厚
いフィルタカートリッジでは、例えば溶接用フード等の目−顔保護具を使用者が
着用し難いこともある。更に、この種のフィルタカートリッジは使用者の視界の
一部を妨げるほど非常に分厚い場合もある。例えば防護マスク等の特性の目−顔
面保護具に容易に適合する可撓性の微粒子フィルタが立案され、微粒子フィルタ
のみが要求される特定用途での制約を解消することも試みられた。
収納する剛性金属又はプラスチック殻を有する短い円筒容器として設計される。
例えば米国特許第5,714,126号明細書を参照されたい。剛性を有するプラスチッ
ク殻の構造のため、この種のフィルタカートリッジには可撓性がなく、十分に厚
いフィルタカートリッジでは、例えば溶接用フード等の目−顔保護具を使用者が
着用し難いこともある。更に、この種のフィルタカートリッジは使用者の視界の
一部を妨げるほど非常に分厚い場合もある。例えば防護マスク等の特性の目−顔
面保護具に容易に適合する可撓性の微粒子フィルタが立案され、微粒子フィルタ
のみが要求される特定用途での制約を解消することも試みられた。
【０００４】 米国特許第35,062号再発行特許は、フィルタ材料の離間状態の正面壁及び背面
壁が周辺部に沿って互いに接合され、防護マスクにフィルタを固着する連結手段
を有する通気管を備える可撓性の微粒子フィルタを開示する。フィルタ壁と実質
的に同一の広がりを有する内在する軟質多孔質層の特定材料により正面壁と背面
壁との離間状態が保持される。正面壁と背面壁とのフィルタ壁を離間状態に保持
しなければ、正面壁と背面壁は単に圧潰され、フィルタとして機能しないであろ
う。特に取付け及び取外しの際に、フレームがなければ、損傷及び圧潰によって
、可撓性を有するこの種のフィルタは破損を受け易い。即ち、フィルタは損傷し
又は折れ曲がって、フィルタの一部で空気が吸引されなくなる。この場合に、フ
ィルタの有効な表面積は減少して呼吸抵抗が増大する。更に、多孔質層は、フィ
ルタ全圧力の５０%まで低下し、より呼吸が困難となる。
壁が周辺部に沿って互いに接合され、防護マスクにフィルタを固着する連結手段
を有する通気管を備える可撓性の微粒子フィルタを開示する。フィルタ壁と実質
的に同一の広がりを有する内在する軟質多孔質層の特定材料により正面壁と背面
壁との離間状態が保持される。正面壁と背面壁とのフィルタ壁を離間状態に保持
しなければ、正面壁と背面壁は単に圧潰され、フィルタとして機能しないであろ
う。特に取付け及び取外しの際に、フレームがなければ、損傷及び圧潰によって
、可撓性を有するこの種のフィルタは破損を受け易い。即ち、フィルタは損傷し
又は折れ曲がって、フィルタの一部で空気が吸引されなくなる。この場合に、フ
ィルタの有効な表面積は減少して呼吸抵抗が増大する。更に、多孔質層は、フィ
ルタ全圧力の５０%まで低下し、より呼吸が困難となる。
【０００５】 米国特許第5,732,695号は、可撓性フィルタとフィルタカートリッジとの複合
体で形成された微粒子フィルタを示す。この微粒子フィルタは、例えば可撓性フ
ィルタ等のフィルタ材料により形成された正面壁及び背面壁と、複数のスペーサ
により内部通気管に接続された外部周辺バンドを有する剛性フレームとを備えて
いる。この微粒子フィルタは可撓性フィルタの増加した表面積を有するが、剛性
フレームは柔軟性を妨げる。
体で形成された微粒子フィルタを示す。この微粒子フィルタは、例えば可撓性フ
ィルタ等のフィルタ材料により形成された正面壁及び背面壁と、複数のスペーサ
により内部通気管に接続された外部周辺バンドを有する剛性フレームとを備えて
いる。この微粒子フィルタは可撓性フィルタの増加した表面積を有するが、剛性
フレームは柔軟性を妨げる。
【０００６】 ノースセイフティプロダクト製の75 FFP 100微粒子フィルタは、ハブ及びスポ
ークを有する可撓性フレームを備えている。フレームのハブは、中央位置に配置
されかつ防護マスクにフィルタを固定する通気管を備えている。フレームのスポ
ークは、フィルタの正面層と背面層とを分離する。残念ながら、ハブ及びスポー
クの構造では、内部フレームは、各スポークの端部に形成された鋭い先端部及び
外縁部を有する。使用者がフィルタを把持して、フィルタの着脱を行うとき、十
分な力でフィルタを握持して、フィルタを圧潰し、フレームスポークによりフィ
ルタ材料を穿孔し、フィルタを損傷することがある。更に、可撓性フレームがフ
ィルタ材料の外縁部まで達しないので、フィルタも湾曲し、折れ曲がり圧潰しや
すい。
ークを有する可撓性フレームを備えている。フレームのハブは、中央位置に配置
されかつ防護マスクにフィルタを固定する通気管を備えている。フレームのスポ
ークは、フィルタの正面層と背面層とを分離する。残念ながら、ハブ及びスポー
クの構造では、内部フレームは、各スポークの端部に形成された鋭い先端部及び
外縁部を有する。使用者がフィルタを把持して、フィルタの着脱を行うとき、十
分な力でフィルタを握持して、フィルタを圧潰し、フレームスポークによりフィ
ルタ材料を穿孔し、フィルタを損傷することがある。更に、可撓性フレームがフ
ィルタ材料の外縁部まで達しないので、フィルタも湾曲し、折れ曲がり圧潰しや
すい。
【０００７】 従って、可撓性微粒子フィルタの長所を発揮しかつ公知の制約のないフィルタ
が望ましい。フィルタ材料と実質的に同一の広がりでフィルタ材料の縁部に達す
る可撓性内部フレームを利用することにより前記目的を達成でき、そのため、取
付時に圧潰及び損傷を防止できる十分な剛性を付与し、他の個人保護装置の下に
フィルタを着用できる十分な可撓性を付与することができる。
が望ましい。フィルタ材料と実質的に同一の広がりでフィルタ材料の縁部に達す
る可撓性内部フレームを利用することにより前記目的を達成でき、そのため、取
付時に圧潰及び損傷を防止できる十分な剛性を付与し、他の個人保護装置の下に
フィルタを着用できる十分な可撓性を付与することができる。
【０００８】
一般に、本発明は、密封された縁部を形成する周辺部に沿って互いに接合され
かつ実質的に同一に広がる正面部及び背面部を形成するフィルタ材料を備える防
護マスク用可撓性フィルタに関するものである。改善された耐久性及びスパーク
抵抗を与える複数の層及び活性炭素の層をフィルタ材料に設けることが望ましい
。フレームの周辺部がフィルタ材料の密封された外縁部と隣接した状態でフィル
タ材料の正面部と背面部との内側に少なくともフレームの一部が収容される。例
えばプラスチック等の可撓性材料でフレームを形成することが好ましい。別法と
して、可撓性を有するほど十分に薄い剛性材料でフレームを形成してもよい。フ
レーム自身に可撓性があり、フィルタ材料の密封された外縁部に隣接する周辺部
を形成することにより、取付け又は取外しの際に圧潰を阻止する十分な剛性を付
与すると共に、溶接用マスク又は防護マスクの下に取り付けるためフィルタが曲
がらないほどの大きな剛性は生じない。
かつ実質的に同一に広がる正面部及び背面部を形成するフィルタ材料を備える防
護マスク用可撓性フィルタに関するものである。改善された耐久性及びスパーク
抵抗を与える複数の層及び活性炭素の層をフィルタ材料に設けることが望ましい
。フレームの周辺部がフィルタ材料の密封された外縁部と隣接した状態でフィル
タ材料の正面部と背面部との内側に少なくともフレームの一部が収容される。例
えばプラスチック等の可撓性材料でフレームを形成することが好ましい。別法と
して、可撓性を有するほど十分に薄い剛性材料でフレームを形成してもよい。フ
レーム自身に可撓性があり、フィルタ材料の密封された外縁部に隣接する周辺部
を形成することにより、取付け又は取外しの際に圧潰を阻止する十分な剛性を付
与すると共に、溶接用マスク又は防護マスクの下に取り付けるためフィルタが曲
がらないほどの大きな剛性は生じない。
【０００９】 特に、本発明は、フィルタ材料の密封された周辺部に直接隣接しかつその全長
に実質的に沿って実質的に同一の広がりを有するフィルタ材料の正面層と背面層
との間に殆ど覆われた可撓性フレームを有する可撓性フィルタを提供する。この
ように、フィルタの形状が保持され圧潰しない。使用者がフィルタを把持して着
脱するとき、フィルタは剛性を保持し損傷を受けないように、内部フレームはほ
ぼ円形状であり、角部又は先端部がないことが好ましい。フレームの一方に好適
に形成された複数の指凹部で取付けを補助することができる。
に実質的に沿って実質的に同一の広がりを有するフィルタ材料の正面層と背面層
との間に殆ど覆われた可撓性フレームを有する可撓性フィルタを提供する。この
ように、フィルタの形状が保持され圧潰しない。使用者がフィルタを把持して着
脱するとき、フィルタは剛性を保持し損傷を受けないように、内部フレームはほ
ぼ円形状であり、角部又は先端部がないことが好ましい。フレームの一方に好適
に形成された複数の指凹部で取付けを補助することができる。
【００１０】 また、フィルタは、防護マスクにフィルタを取り付けるコネクタを備え、コネ
クタは、フィルタ材料の背面部の穴部から突出してフィルタ材料に封止される。
フレームと一体にコネクタを形成することが好ましい。フィルタは、ほぼ円形状
に形成され、僅かに偏心した位置に設けられたコネクタを備えることが好ましい
。フィルタの中心から僅かに偏心させてコネクタを配置することによって、防護
マスクにフィルタを取り付けるとき、フィルタは後退状態に保持され、下を見る
使用者により広い視界を与える。フレームと一体にかつコネクタの両側に指凹部
を形成することが好ましい。
クタは、フィルタ材料の背面部の穴部から突出してフィルタ材料に封止される。
フレームと一体にコネクタを形成することが好ましい。フィルタは、ほぼ円形状
に形成され、僅かに偏心した位置に設けられたコネクタを備えることが好ましい
。フィルタの中心から僅かに偏心させてコネクタを配置することによって、防護
マスクにフィルタを取り付けるとき、フィルタは後退状態に保持され、下を見る
使用者により広い視界を与える。フレームと一体にかつコネクタの両側に指凹部
を形成することが好ましい。
【００１１】 フィルタ材料の正面部及び背面部に流入する空気が呼吸抵抗を増加させずに容
易にコネクタの開口部に達するように、可撓性フレームはフィルタで空間（plen
um）を形成する。フレームは複数の交差部材を備え、少なくとも１の交差部材は
剛性付与要素となるフレームの平面内に配置され、複数の付加的な交差部材はフ
レームの平面内に配置されず、これにより、フィルタを通じる呼吸を容易にする
空間をフィルタ材料の正面部と背面部との間に形成することが好ましい。
易にコネクタの開口部に達するように、可撓性フレームはフィルタで空間（plen
um）を形成する。フレームは複数の交差部材を備え、少なくとも１の交差部材は
剛性付与要素となるフレームの平面内に配置され、複数の付加的な交差部材はフ
レームの平面内に配置されず、これにより、フィルタを通じる呼吸を容易にする
空間をフィルタ材料の正面部と背面部との間に形成することが好ましい。
【００１２】 発明の詳細な以下の説明により、本発明による他の詳細及び作用は明らかとな
ろう。
ろう。
【００１３】
図１は、半面形防護マスク（half-mask respirator）60の面体50に接合された
本発明による一対の可撓性フィルタ1を示す。図２は、全面形防護マスク（full-
face respirator）80の面体70に接合された本発明による一対のフィルタ1を示す
。図３は、本発明によるフィルタの前面を示す上面図又は平面図を示す。図４は
、フィルタの背面から突出するコネクタ10を示す図３のフィルタの側面図を示す
。図示のように、フィルタ1はほぼ円形状に形成され、フィルタに損傷及び他の
損傷を与えずに、防護マスクの面体上にフィルタを容易に取り付けることができ
る一対の凹部9A及び9Bを有する。フィルタの中心から偏心してコネクタ10を配置
し、コネクタ10の両側に対向して凹部9A及び9Bを配置することが好ましい。図１
及び図２に示すように、防護マスク面体に取り付けられるフィルタに瓢箪形状を
付与する設計によって、防護マスクの視界及び快適装着性を改善できる。溶接用
フードの下にかつ他の個人的な防護装置と共に、低い輪郭（プロファイル）及び
可撓性を有する防護マスクをに容易に装着することができる。
本発明による一対の可撓性フィルタ1を示す。図２は、全面形防護マスク（full-
face respirator）80の面体70に接合された本発明による一対のフィルタ1を示す
。図３は、本発明によるフィルタの前面を示す上面図又は平面図を示す。図４は
、フィルタの背面から突出するコネクタ10を示す図３のフィルタの側面図を示す
。図示のように、フィルタ1はほぼ円形状に形成され、フィルタに損傷及び他の
損傷を与えずに、防護マスクの面体上にフィルタを容易に取り付けることができ
る一対の凹部9A及び9Bを有する。フィルタの中心から偏心してコネクタ10を配置
し、コネクタ10の両側に対向して凹部9A及び9Bを配置することが好ましい。図１
及び図２に示すように、防護マスク面体に取り付けられるフィルタに瓢箪形状を
付与する設計によって、防護マスクの視界及び快適装着性を改善できる。溶接用
フードの下にかつ他の個人的な防護装置と共に、低い輪郭（プロファイル）及び
可撓性を有する防護マスクをに容易に装着することができる。
【００１４】 図５及び図６は、フィルタ材料の正面部2と、フィルタ材料の背面部3（図４及
び図６に示す）とを有するほぼ円形状の可撓性フィルタ1を示す。フィルタ材料
の背面部3は穴部15を備え、開口部18を有するコネクタ10が穴部15から延伸する
。正面部2は、当業者に公知の手段によって背面部3に封着される。フィルタ材料
の周囲に沿う超音波接合により密封された外縁30を形成することが好ましいが、
可撓性フレーム4内に収容されるフィルタ材料は、可撓性フレーム４に接合され
ないことが好ましい。可撓性フレーム4は、フィルタ材料の外形より僅かに小さ
いが、実質的に同一形状である。このようにフレーム4は、正面層2と背面層3と
の間に手袋のように覆われ、フィルタ材料の密封外縁部30に隣接して直接配置さ
れた周辺部16を有することが好ましい。更に、フレーム4は複数の交差部材5、6
及び7を備える。図６及び図８に示すように、交差部材5は、フレーム4に跨り周
辺部16の平面内に位置する。交差部材6及び7は、交差部材5の両側に対向して配
置され、フレーム4が形成する平面より上方に立ち上がり、正面部2及び背面部3
の間に空間17を形成する。
び図６に示す）とを有するほぼ円形状の可撓性フィルタ1を示す。フィルタ材料
の背面部3は穴部15を備え、開口部18を有するコネクタ10が穴部15から延伸する
。正面部2は、当業者に公知の手段によって背面部3に封着される。フィルタ材料
の周囲に沿う超音波接合により密封された外縁30を形成することが好ましいが、
可撓性フレーム4内に収容されるフィルタ材料は、可撓性フレーム４に接合され
ないことが好ましい。可撓性フレーム4は、フィルタ材料の外形より僅かに小さ
いが、実質的に同一形状である。このようにフレーム4は、正面層2と背面層3と
の間に手袋のように覆われ、フィルタ材料の密封外縁部30に隣接して直接配置さ
れた周辺部16を有することが好ましい。更に、フレーム4は複数の交差部材5、6
及び7を備える。図６及び図８に示すように、交差部材5は、フレーム4に跨り周
辺部16の平面内に位置する。交差部材6及び7は、交差部材5の両側に対向して配
置され、フレーム4が形成する平面より上方に立ち上がり、正面部2及び背面部3
の間に空間17を形成する。
【００１５】 図７〜図９に示すように、内部に開口部18と、防護マスクにフィルタ1を取り
付ける突出型コネクタ11とが形成されたコネクタ10を可撓性フレーム4と一体に
形成することが好ましい。コネクタ10は、フレーム4と比べて非常に小さい直径
の円形状が好ましい。フレーム14の底面側に延伸するコネクタ10は、フレーム4
の円形状の中心から偏心することが好ましい。フレーム4の外周上に又はそれを
超えてコネクタ10を配置することができる。防護マスクに対しフィルタ１を一方
向作動で着脱自在に接続するキー状の連結突起11を空間17とは反対側のコネクタ
10の外端部に設けることが好ましい。フィルタ材料の背面部3には、コネクタ10
が延伸する穴部15が形成される。コネクタ10が空間領域から防護マスクの吸気弁
への密閉した気流通路を形成するように、超音波接合によりコネクタ10にフィル
タ材料の背面部3を溶着封止することが好ましい。
付ける突出型コネクタ11とが形成されたコネクタ10を可撓性フレーム4と一体に
形成することが好ましい。コネクタ10は、フレーム4と比べて非常に小さい直径
の円形状が好ましい。フレーム14の底面側に延伸するコネクタ10は、フレーム4
の円形状の中心から偏心することが好ましい。フレーム4の外周上に又はそれを
超えてコネクタ10を配置することができる。防護マスクに対しフィルタ１を一方
向作動で着脱自在に接続するキー状の連結突起11を空間17とは反対側のコネクタ
10の外端部に設けることが好ましい。フィルタ材料の背面部3には、コネクタ10
が延伸する穴部15が形成される。コネクタ10が空間領域から防護マスクの吸気弁
への密閉した気流通路を形成するように、超音波接合によりコネクタ10にフィル
タ材料の背面部3を溶着封止することが好ましい。
【００１６】 図５及び図７に示すように、可撓性フィルタの取り付けを補助する指摘み9A及
び9Bがコネクタ10の両側に形成される。フレーム4が形成する平面内に配置され
るようにフレーム4と一体に凹部9A及び9Bを形成することが好ましい。取り付け
の際に、使用者は凹部9A及び9Bに指を掛けてフィルタ1を握持し、防護マスクの
キー付き受溝に連結突起11のタブを配置し、連結突起11が所定の位置にスナップ
嵌合するまでフィルタ1をゆっくり約30度の角度だけ回転させる。フィルタ1の凹
部9A及び9Bを把持し反対方向に捻り、連結突起11を外せば、フィルタ1を取り外
すことができる。このように、湾曲、圧潰又は損傷を受けずにフィルタ1を容易
に交換及び変更することができる。
び9Bがコネクタ10の両側に形成される。フレーム4が形成する平面内に配置され
るようにフレーム4と一体に凹部9A及び9Bを形成することが好ましい。取り付け
の際に、使用者は凹部9A及び9Bに指を掛けてフィルタ1を握持し、防護マスクの
キー付き受溝に連結突起11のタブを配置し、連結突起11が所定の位置にスナップ
嵌合するまでフィルタ1をゆっくり約30度の角度だけ回転させる。フィルタ1の凹
部9A及び9Bを把持し反対方向に捻り、連結突起11を外せば、フィルタ1を取り外
すことができる。このように、湾曲、圧潰又は損傷を受けずにフィルタ1を容易
に交換及び変更することができる。
【００１７】 本明細書に開示したフィルタでは、ほぼ円形状の突出型のコネクタを用いるこ
とが好ましいが、本発明は、前記実施の形態のみに制限されない。本発明は、如
何なる形状のフィルタ又は如何なる型式のコネクタに実施できる。本発明を詳述
した前記実施の形態は単に説明の便宜に過ぎず、以下の請求項により制限される
場合を除き、本発明の趣旨から逸脱することなく、当業者により本発明の実施の
形態に変更を加えられることは理解されよう。
とが好ましいが、本発明は、前記実施の形態のみに制限されない。本発明は、如
何なる形状のフィルタ又は如何なる型式のコネクタに実施できる。本発明を詳述
した前記実施の形態は単に説明の便宜に過ぎず、以下の請求項により制限される
場合を除き、本発明の趣旨から逸脱することなく、当業者により本発明の実施の
形態に変更を加えられることは理解されよう。
【図１】 本発明による半面形防護マスクに取り付けたフィルタを示す斜視図
【図２】 本発明による全面形防護マスクに取り付けたフィルタを示す斜視図
【図３】 本発明によるフィルタの前面を示す平面図
【図４】 コネクタを有する本発明によるフィルタの側面図
【図５】 フレームの輪郭を示す図３のフィルタの平面図
【図６】 図５のＡ−Ａ線に沿う断面図
【図７】 図５のフィルタに含まれるフレームの平面図
【図８】 図７のＡ−Ａに沿う断面図
【図９】 図５のＢ−Ｂ線に沿う断面図
1・・可撓性フィルタ、 2・・正面部、 3・・背面部、 4・・可撓性フレー ム、 5, 6, 7・・交差部材、 9A, 9B・・凹部、 10・・コネクタ、 15・・ 穴部、 17・・空間、 18・・開口部、 30・・外縁部、 60・・半面形防護マ スク、 80・・全面形防護マスク、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ，ＵＧ，ＺＷ )，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ， ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ， ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｕ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ， ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ， ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，Ｔ Ｍ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ ，ＺＷ (72)発明者 ウルフ・ロジャー・ピー アメリカ合衆国16001ペンシルベニア州バ トラー、パービス・ロード106 (72)発明者 ゼラー・ポール・エイ アメリカ合衆国15237ペンシルベニア州ピ ッツバーグ、キング・チャールズ・ドライ ブ1563 Ｆターム(参考） 2E185 AA06 AA07 BA04 CB13 CC33 4D058 JA12 JB01 JB22 JB39 KA01 SA20
Claims (20)
- 【請求項１】 密封縁部を形成する周辺部に沿って互いに接合されかつ実質的に
同一の広がりを有する正面部及び背面部を形成するフィルタ材料と、 フィルタ材料の背面部から突出し、背面部に封止されたコネクタと、 正面部と背面部との間に配置されかつコネクタに通じる空間を形成する可撓性
フレームとを備え、 可撓性フレームは、密封縁部に実質的に隣接する周辺縁部を有することを特徴
とする防護マスク用可撓性フィルタ。 - 【請求項２】 フィルタ材料は、複数の層を有する請求項１に記載の可撓性フィ
ルタ。 - 【請求項３】 コネクタは、可撓性フレームと一体に形成された請求項１に記載
の可撓性フィルタ。 - 【請求項４】 複数の可撓性の交差部材を備え、一方の交差部材は、可撓性フレ
ームの周辺部が形成する平面に配置され、他方の交差部材は、可撓性フレームの
周辺部が形成する平面からフィルタ材料に向かって延伸する請求項１に記載の可
撓性フィルタ。 - 【請求項５】 可撓性フレームに跨る３つの可撓性の交差部材を備え、３つの可
撓性交差部材は、可撓性フレームの周辺縁部と同一面上に配置される中央交差部
材と、同一面の外に配置される部分を含む両外側交差部材とを有し、フィルタ材
料の正面部と背面部との間に空間を形成する請求項４に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項６】 フレームは、フィルタを握持する複数の凹部を有する請求項４に
記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項７】 コネクタの両側に対向して２つの凹部が配置される請求項６に記
載の可撓性フィルタ。 - 【請求項８】 コネクタは、ほぼ円形状に形成されるフィルタの中心から偏心し
て配置される請求項１に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項９】 コネクタの両側に対向して配置されかつフィルタを握持する複数
の凹部を備える請求項８に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１０】 コネクタは、１方向作動のみでフィルタを防護マスクに接続で
きるキー状の連結突起を有する請求項１に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１１】 周辺部に沿って互いに接合されかつ実質的に同一の広がりを有
する正面部及び背面部を形成するフィルタ材料を備える防護マスク用可撓性フィ
ルタにおいて、 可撓性フレームは、フィルタ材料の正面部と背面部との間に配置されかつその
間に空間を形成し、 可撓性フレームは、密封縁部のほぼ全長に沿いフィルタ材料の密封縁部に隣接
する周辺縁部を有することを特徴とする防護マスク用可撓性フィルタ。 - 【請求項１２】 フィルタ材料は、複数の層を有する請求項１１に記載の可撓性
防護マスクフィルタ。 - 【請求項１３】 コネクタは、フレームと一体に形成される請求項１１に記載の
可撓性フィルタ。 - 【請求項１４】 複数の可撓性の交差部材を備え、一方の交差部材は可撓性フレ
ームの周辺縁部が形成する平面上に配置され、他方の交差部材はフィルタ材料の
方向へ周辺縁部が形成する平面から延伸する請求項１１に記載の可撓性フィルタ
。 - 【請求項１５】 フレームに跨る３つの可撓性交差部材を備え、中央交差部材と
可撓性フレームの周辺縁部とは同一面上に配置され、両外側交差部材は前記同一
面から離間する部分を含み、これによりフィルタ材料の正面部と背面部との間に
空間を形成する請求項１１に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１６】 フレームは、フィルタを握持する複数の凹部を有する請求項１
４に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１７】 コネクタに両側に対向して２つの凹部を配置した請求項１６に
記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１８】 コネクタは、ほぼ円形状に形成されるフィルタの中心から偏心
して配置される請求項１１に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項１９】 コネクタの両側に対向して配置されかつフィルタを握持する複
数の凹部を備える請求項１８に記載の可撓性フィルタ。 - 【請求項２０】 コネクタは、１方向作動のみでフィルタを防護マスクに接続で
きるキー状の連結突起を有する請求項１１に記載の可撓性フィルタ。
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