JP2002526839A - データ処理装置及びその電圧供給方法 - Google Patents
データ処理装置及びその電圧供給方法Info
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Abstract
Description
理装置、特にチップカードに関する。本発明はまた、請求項6の導入部分で開示
された、特にチップカードにおける集積回路に電力を供給する方法に関する。
動作又は装置内に伝送されたデータを保護するように行われる。このため要求さ
れる算術演算は、標準プロセッサのみならず暗号専用プロセッサにより実行され
る。代表例として後者のプロセッサは、チップカードやICカードにより構成さ
れる。このことに関して使用されるデータや中間結果は通常、例えば暗号化キー
やオペランドなどのセキュリティ関連情報を構成する。
ランドや中間結果の論理結合を形成する。使用技術により、この動作、特に空の
、又は前もって消去した記憶部分やレジスタのデータの読込みは、データ処理装
置の電流消費量の増加に繋がる。相補論理、例えばCMOSの場合、ビット記憶
セルの数値が変わるとき、すなわちその数値が「0」から「1」、又は「1」か
ら「0」に変わるとき、電流消費量の増加が発生する。消費量増加は次にメモリ
やレジスタで変わったビット位置数による。すなわち、前もって消去したレジス
タの読込みは、空のレジスタに書込まれたオペランド(=数値「1」を有するビ
ット数)のハミング重量に比例した電流消費量の増加を発生する。従って、この
電流変化の分析により、実行動作に関する情報抽出が可能となり、例えば暗号化
キーなどの機密オペランドの暗号分析に成功する。数回の電流測定をデータ処理
装置で実行したとき、例えばごく少量の信号変化の場合、十分な情報を抽出でき
る。一方、複数回の電流測定によりまた必須微分(required differentiation)
を可能にする。この種類の暗号分析はまた「微分電力分析(Differential Power
Analysis)」と呼ばれ、第三者はデータ処理装置の電流消費量の変化を観測す
るだけで、暗号化動作、アルゴリズム、オペランド、又はデータの非認証暗号分
析をうまく実行できる。従って、「微分電力分析」では、純粋機能性以上に集積
回路の追加内部情報の抽出が可能となる。
ンピュータと同じ高周波を放射する装置とを結合することが周知である。従って
、非認証第三者はもはやコンピュータが放射した高周波を解読することはできな
い。しかし、このシステムはコンピュータに直接アクセスできる第三者による暗
号分析を回避できない。
トランスファーが発生し暗号分析を妨害する保護通信システムが記載されている
。しかし、このシステムはまた、コンピュータに直接アクセスできる第三者によ
る暗号分析を回避することはできない。
する改良されたデータ処理装置と、前述の種類の改良された方法とを提供するに
ある。
理装置により達成される。
、Vaus<Veinの場合、これを集積回路に伝達する電圧変換器を備える。
の時間変化から無くし、集積回路に生じた入力電流が微分電力分析の情報源とし
てもはや使用できなくなるという効果が提供される。
。
、そのスイッチはコンデンサを介してアースに接続され、制御回路の制御下で、
コンデンサを入力電圧Veinと集積回路に交互に接続する。
を集積回路に出力する出力ノードとを備えた電流搬送供給リード線を提供する。
このスイッチは入力ノードと出力ノードとの間で供給リード線を遮断し、第1位
置で、第1供給リード線セグメントを介して第1コンデンサを入力ノードに接続
し、第2位置で、第2供給リード線セグメントを介して出力ノードに接続するよ
うに配置される。
ド線をアースに接続する入力コンデンサと、スイッチの第2位置と出力ノードと
の間で供給リード線をアースに接続する出力コンデンサとを備える。
て、定パルス振幅のパルス電流だけが測定できるように変換される。このため、
入力電圧Veinはパルス幅変調した出力電圧Vausに変換され、集積回路に印加さ
れる。
の時間変化から無くし、集積回路に生じた入力電流が微分電力分析の情報源とし
てもはや使用できなくなるという効果が提供される。
処理装置100の好ましい実施の形態を示し、残りは図示していない。電圧変換
器12はスイッチ14と、スイッチ14の制御回路16とを備え、スイッチ14
はコンデンサ18を介してアース20に接続され、制御回路16の制御下で、コ
ンデンサ18を入力電圧Vein22と集積回路10とに交互に接続する。
と、出力電圧Vaus28を集積回路10に出力する出力ノード30とを備え、ス
イッチ14は入力ノード26と出力ノード30との間で供給リード線24を遮断
し、第1位置32で、第1供給リード線セグメント34を介してコンデンサ18
を入力ノード26に接続し、第2位置36で、第2供給リード線セグメント38
を介してコンデンサ18を出力ノード30に接続するように配置する。
で供給リード線24をアース20に接続する入力コンデンサ40と、スイッチ1
4の第2位置36と出力ノード30との間で供給リード線34をアース20に接
続する出力コンデンサ42とを備える。
er氏が発表した論文「微分電力分析」によると、入力/出力信号だけでなく、
集積回路の電流消費量Ia又は供給電圧Uaの電圧降下ΔUaが分析される。この
分析方法の成功は、時間におけるアナログ(Ia(t)又はΔUa(t))信号変
化S(k,t)の数NAがk={1,...,NA}の様々なオペランドにより測定で
き、以下の式の和を構成できるかどうかによるものである。
号変化S(k1,t1)、S(k2,t1)、S(k3,t1)...を同時点t=t1で
観測した場合、集積回路がその時点で様々なオペランドk={1,...,NA}によ
り同一の算術演算を実行する、すなわち、信号変化S(k,t)を正確に登録す
ることができる場合のみ微分電力分析は成功となる。これは計算自体のためだけ
でなく、データの入出力に適用できる。
るため、供給電流と供給電圧の時間変化Ia(t)又はΔUa(t)を無くする。
あたかも集積回路10の動作特徴である電圧及び電流成分であるかのように電圧
変換器12は「バッファ」となる。
出力ノード30は入力ノード26の入力電圧Vein22より低いかそれと同等の
出力電圧Vaus28を搬送し、所定の精度要求事項を満足する。これは、例えば
パルス幅変調(pulse width modulation)により達成される。
イッチ14は第2位置36に切換えられ、コンデンサ18は出力ノード30に電
荷を伝送し、出力コンデンサ42と集積回路10の自己容量により緩衝記憶され
る。入力ノードは入力コンデンサ40により緩衝記憶される。
出力電流Iaus46とを示す。電流44、46はともに時間軸48でプロットさ
れる。もっぱら入力電流Iein44は外部からアクセスされる。このため、例え
ば電圧変換器12自体は、集積回路としての制御回路16とともに構成され、又
は集積回路10に付加されて一体化される。図2から直接明らかにされているよ
うに、入力電流Iein44は集積回路の演算による振幅変化を示さないが、定振
幅のパルスにされる。集積回路10で実行される演算自体ではなく、この回路1
0の活性度に関する情報を可能な限り抽出できる。
部から集積回路10の電流変化と供給電圧Vaus28の電圧変化とをマスクし、
電流消費量の特性成分が抑制される。従って、電流消費量に関する抽出可能情報
を欠くため、微分電力分析は不成功に終わると思われる。
と出力電流とを示すグラフ。
Claims (6)
- 【請求項1】 集積回路(10)と電源とを備え、特にチップカードのデータ処理装置(10
0)において、 電源は集積回路(10)に電力を供給する入力電流Iaus(46)を、Vaus<
Veinの場合、パルス入力電流Iein(44)に変換する電圧変換器(12)を備
えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のデータ処理装置(100)において、 電圧変換器(12)がスイッチ(14)と、スイッチ(14)の制御回路(1
6)とを備え、スイッチ(14)はコンデンサ(18)を介してアース(20)
に接続され、制御回路(16)の制御下で、コンデンサ(18)を入力電圧Vei
n(22)と集積回路(10)とに交互に接続することを特徴とするデータ処理
装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のデータ処理装置(100)において、 電圧変換器(12)が入力電圧Vein(22)に接続した入力ノード(26)
と、出力電圧Vaus(28)を集積回路(10)に出力する出力ノード(30)
とを備えた電流搬送供給リード線(24,34,38)を備え、スイッチ(14
)は入力ノード(26)と出力ノード(30)との間で供給リード線(24)を
遮断し、第1位置(32)で、第1供給リード線セグメント(35)を介して第
1コンデンサ(18)を入力ノード(26)に接続し、第2位置(36)で、第
2供給リード線セグメント(38)を介して出力ノード(30)に接続するよう
に配置したことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載のデータ処理装置(100)において、 電圧変換器(12)が入力ノード(26)とスイッチ(14)の第1位置(3
2)との間で供給リード線(24,34)をアース(20)に接続する入力コン
デンサ(40)を備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載のデータ処理装置(100)において、 電圧変換器(12)がスイッチ(14)の第2位置(36)と出力ノード(3
0)との間で供給リード線(24,38)をアース(20)に接続する出力コン
デンサ(42)を備えたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項6】 特にチップカード内の集積回路に電源を供給する方法において、 入力電圧Veinがパルス幅変調した出力電圧Vausに変換され、集積回路に印加
されることを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (3)
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DE19936919.4 | 1999-08-05 | ||
PCT/EP1999/007018 WO2000019366A1 (de) | 1998-09-30 | 1999-09-20 | Datenverarbeitungseinrichtung und verfahren zu deren spannungsversorgung |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002526839A true JP2002526839A (ja) | 2002-08-20 |
JP2002526839A5 JP2002526839A5 (ja) | 2006-11-24 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000572792A Pending JP2002526839A (ja) | 1999-08-05 | 1999-09-20 | データ処理装置及びその電圧供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002526839A (ja) |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP2000572792A patent/JP2002526839A/ja active Pending
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