JP2002526767A - 物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法及び測定システム - Google Patents

物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法及び測定システム

Info

Publication number
JP2002526767A
JP2002526767A JP2000574914A JP2000574914A JP2002526767A JP 2002526767 A JP2002526767 A JP 2002526767A JP 2000574914 A JP2000574914 A JP 2000574914A JP 2000574914 A JP2000574914 A JP 2000574914A JP 2002526767 A JP2002526767 A JP 2002526767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
sample
measurement
measuring
measuring head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000574914A
Other languages
English (en)
Inventor
ロザール コオーク
ヴィーレム ヤンセンス
ジャン パウル グラッツ
ベルンド オーカー
ケイ ニィーマックス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Europaische Gemeinschaft
Original Assignee
Europaische Gemeinschaft
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Europaische Gemeinschaft filed Critical Europaische Gemeinschaft
Publication of JP2002526767A publication Critical patent/JP2002526767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/71Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light thermally excited
    • G01N21/718Laser microanalysis, i.e. with formation of sample plasma
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/62Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
    • G01N21/63Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
    • G01N21/64Fluorescence; Phosphorescence
    • G01N21/6402Atomic fluorescence; Laser induced fluorescence

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物質、特に放射性物質中に存在する化学元素、特に放射性元素の同位体選択的測定方法および測定装置において、全濃度を測定できるとともに、含まれる元素の同位体組成をできるだけ早く測定できるようにすることを課題とする。 【解決手段】 測定を目的として、分析対象のサンプルからレーザーアブレーションによってプラズマをサンプルの蒸気クラウドとして発生する光学的発光分光法を、サンプルの蒸気クラウドについてレーザー誘導蛍光励起を行うレーザー誘導蛍光分光法と併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法および測定シス
テムに関する。本発明は、例えば放射性の高い廃棄ガラスなどの放射性物質に存
在する特にウランやプルトニウムなどの放射性元素の同位体選択的測定に使用で
きる。また、本発明測定方法および本発明測定システムは、鉱物の年代を決定す
るために、鉛の同位体組成を測定する場合にも使用できる。さらに、本発明は、
放射性物質に存在する特にウランやプルトニウムなどの放射性同位体や元素のい
わゆる遠隔測定、すなわち人体や装置に対する放射能の危険性を最小限に抑える
ために、かなりの距離をおいてこれら同位体や元素を測定することにも関する。
【0002】
【従来の技術】
劣化核燃料を再処理して、核分裂性物質を回収する再処理プロセスでは、プロ
セスの各工程で放射性廃棄物が発生する。従って、例えば放射性の高い液体廃棄
物(HLLW)をガラス化しても、最終生成物には無視できない量のウランおよ
びプルトニウムが残留する。従来、大量の分析データを収集しようとする場合、
比較的高度な施設で比較的コストをかけない限り、ガラスや他の廃棄物の体系的
なオンライン分析は不可能であった。特に、再処理に従事する作業員やガラス化
施設の側からみた場合、例えば、プルトニウム含量およびウラン含量の両者を分
析できるだけでなく、取り扱いが容易な分析装置によって対応する同位体組成を
分析できることが望まれている。
【0003】 DE19531988A1には、放射性物質に存在するウランやプルトニウム
を測定するために、分析対象のサンプルに装着できる測定ヘッドをもつ、取り扱
いが簡単な装置が開示されている。この公知装置は、純粋な光学的発光分光法を
動作原理とし、比較的簡単な方法で放射性物質に存在するプルトニウムおよびウ
ランの含量を確認できるが、この装置による測定操作を考えた場合、分析対象物
質の同位体比などに関してさらに分析データを収集することはできない。このた
めには別な測定操作が必要になり、コストが望ましくない程高くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、本発明の目的は、特に放射性元素などの化学元素の含量の分析だけ
でなく、測定操作を新に加えることなく、可能な限り迅速かつ正確に対応する同
位体組成の分析も可能にする、特に放射性物質などの物質に存在する特に放射性
元素などの化学元素の同位体選択的測定方法および測定システムを提供すること
である。
【0005】
【課題の解決手段】
この目的は、請求項1の方法および請求項6のシステムによって実現できる。
本発明の他の構成については、従属項に記載してある。
【0006】 すなわち、本発明は、物質、特に放射性物質中に存在する化学元素、特に放射
性元素の同位体選択的測定方法において、測定を目的として、分析対象のサンプ
ルからレーザーアブレーションによってプラズマをサンプルの蒸気クラウドとし
て発生するそれ自体公知な光学的発光分光法を、サンプルの蒸気クラウドについ
てレーザー誘導蛍光励起を行なうそれ自体公知なレーザー誘導蛍光分光法と併用
、あるいは組合せて使用することを特徴とする測定方法を提供するものである。
【0007】 レーザーアブレーションを利用する光学的発光分光法(以下OESと略記する
)の原理を以下説明する。
【0008】 分析対象のサンプル上で、μgかそれ以下の量のサンプルをレーザーボンバー
ドメントによりアブレーションすると、これと同時に高レベルのレーザー出力に
より熱励起原子をもつプラズマが発生する。プラズマからの放射線の波長スペク
トルは含まれている元素に固有なスペクトルで、放射線の強度はその元素の濃度
に比例する。プラズマは、周囲圧力および照射レーザーパワーにもよるが、寿命
が約200〜400μsで、発光時間は約20〜50μsである。分光器やその
他の分散素子で放射線を分析すると、サンプルの組成に関する量的情報を得るこ
とができる。検出には、例えば光電子増倍管、フォトダイオード、フォトダイオ
ードアレイ(以下PDAと略記する)やフォトダイオードパネル(以下CCDと
略記する)などの光電素子を使用する。感度よく正確な測定を行なうためには、
レーザーパワー、測定のタイミング、測定時間だけでなく、測定操作を行なう圧
力および雰囲気を最適化する必要がある。なお、測定を成功させる基本的な条件
は、特に収束素子や合焦素子を始めとする光学素子すべての慎重な調整であるが
、これが各測定位置に依存する大きな問題になる。
【0009】 これと対照的なレーザー誘導蛍光分光法(以下LIFと略記する)の原理を次
に説明する。
【0010】 LIFの場合、既に存在している原子化サンプル蒸気クラウドにおけるある種
の原子の光学的遷移が選択的に励起される。帯域がきわめて狭いレーザーの照射
によって(なお、この場合レーザーの線幅が励起される遷移線幅未満であること
が好ましい)、ある種の原子が励起状態に変移するため、次の崩壊により発生し
、かつ原子濃度に比例する放射線の強度を測定することができる。蛍光の検出は
、OESの場合と同様に、例えば光電増倍管などの光電素子を使用して、あるい
は最も簡単に行なう場合にはフォトダイオードを使用して行なう。この場合、P
DAやCCDによって得られる局所解像については、必ずしも絶対的に必要なも
のではない。LIFはきわめて感度がよく正確なので、通常は、同位体選択的測
定法に用いられる。OESの場合と同様に、LIFにおいても、測定のタイミン
グ、測定時間だけでなく、測定操作を行なう圧力および雰囲気を最適化する必要
がある。また、必要な光学系の調整についてもOESと同様なことがいえる。
【0011】 LIF法の核心は、波長同調式レーザーを使用して、適正な原子遷移を見つけ
だし、これを励起することを可能にする点にある。このためのレーザーとしては
、例えば、コストは比較的低いが、取り扱いが比較的複雑な色素レーザーなどを
使用することができる。また、小形ではあるが、コストの高いダイオードレーザ
ーを使用することもできる。色素レーザーの場合と同様に、個々のレーザーダイ
オードにとって同調可能でかつ使用可能な波長範囲はそれ程広くないため、所望
の波長およびパワーに従ってダイオードレーザーの形式を選択する。ただし、大
半の種類の原子遷移状態に好適な市販のダイオードレーザーが存在しているため
、これらから選択使用すればよい。なお、ダイオードレーザーは、線幅が従来の
色素レーザーよりも狭いことが多い。
【0012】 本発明では、OESにおけるレーザーアブレーションによって発生したプラズ
マが、その存在がLIFにおける光学的遷移の励起にとって必要条件である原子
化サンプル蒸気クラウドとして機能するように上記の2つの測定方法、すなわち
OES測定方法およびLIF測定方法を併用する。本発明は、ただ1回の測定操
作で、一方ではOES測定法によって個々の元素を総濃度を確認でき、また他方
ではLIF測定法によって分析対象のサンプルの同位体組成を決定できる作用効
果をもつ。
【0013】 本発明方法の場合、異なる2種類の放射線が発生する。第1の放射線は、プラ
ズマによって発光され、かつOES手順を実施する分光器に送られる光を含む。
以下この放射線を発光放射線と呼ぶ。第2の放射線は、LIF法において励起し
た原子が崩壊すると、サンプル蒸気クラウドによって放射される放射線を含む。
以下この放射線を蛍光放射線と呼ぶ。
【0014】 本発明方法を実施するシステムの構造に応じて、まず発光放射線のOES測定
を実施し、この後に始めてOESで発生したサンプル蒸気クラウドを使用して、
蛍光放射線のLIF測定を実施することができる。あるいは、OES測定および
LIF測定を実質的に同時に行なうことも可能である。測定操作を連続して行な
う場合、発光放射線測定のために予め発生したプラズマが既に実質的に再結合し
た時にのみ、蛍光放射線の測定のために励起を行なうのが特に有利である。
【0015】 LIF測定のためにレーザーダイオードを使用する場合、ダイオードレーザー
誘導蛍光分光法と呼ぶことにし、この特定のLIF法を以下DILF法と略記す
ることにする。
【0016】 また、本発明は、物質、特に放射性物質中に存在する化学元素、特に放射性元
素の同位体選択的測定システムであって、分析対象のサンプルに第1合焦装置に
よってレーザービームを合焦できるため、OESのために発光プラズマをサンプ
ルの蒸気クラウドとして発生できる第1レーザーと、画像形成装置によってプラ
ズマにより発光した放射線の画像を形成できる放射線分析装置とを有する測定シ
ステムにおいて、 プラズマの発生空間に第2合焦装置によってレーザービームを合焦できるため
、サンプルの蒸気クラウドのレーザー誘導蛍光励起を可能にする第2レーザーを
設けたことを特徴とする測定システムを提案するものでもある。
【0017】 第2レーザーとしてダイオードレーザーを選択するのが好ましい。本発明シス
テムは、本発明方法を実施するのに特に好適である。
【0018】 本発明システムにおける放射線分析装置は、発光放射線を検出するだけでなく
、蛍光放射線も検出できる。LIF測定法における蛍光放射線を検出するために
別な検出装置を設けることは許容できるが、絶対的に必要な装置ではない。放射
線分析装置としては分光器が好ましいが、他の分散素子を使用することも可能で
ある。
【0019】 第1合焦装置および第2合焦装置の光軸については、第1レーザー、すなわち
OES測定を実施するレーザーのレーザービームが実質的に平坦なサンプルにほ
ぼ垂直入射し、かつ第2レーザー、すなわちLIF測定を実施するレーザーのレ
ーザービームが、サンプル自体に入射することなく、サンプル蒸気クラウドを透
過するように配向しておくのが有利である。このためには、相互に直交するよう
に、第1合焦装置の光軸を垂直に配向し、そして第2合焦装置の光軸を水平に配
向するのが好ましい。この場合、各合焦装置は実質的に同一平面内に位置する。
換言すれば、相互に傾斜していない。
【0020】 レーザーアブレーションを真空中かガス減圧状態で行なうと、アブレーション
後も原子の伝搬方向に変化はない。すなわち、速度(大きさ及び/又は方向)を
変化させる原子間衝突は全くないか、あってもごくわずかである。これは、急速
伝搬しているサンプル蒸気クラウドの中心にある原子がその優先方向を維持して
いることを意味する。より具体的には、サンプルの表面に垂直であることを意味
する。ここで、原子が帯域の狭いレーザー照射によって伝搬方向に垂直に励起し
、これに加えて蛍光が伝搬方向に対して垂直に認められた場合、スペクトル線の
ドップラー幅がきわめて狭くなる。特にレーザーアブレーション効果に関連して
、これは重要である。できるだけ高レベルのスペクトル解像度を実現するために
は、広がるサンプル蒸気クラウドの中心から蛍光を測定する必要がある。これを
実現するには、一方で視準度を密にしたダイオードレーザービームを使用し、他
方で広がるサンプル蒸気クラウドの中心領域の画像を(i)(例えば正面に開口
を形成した)光検出器、(ii)ガラスファイバーの入射開口または(iii)
分光器の入射スリットにより形成する操作を行なえばよい。なお、最後の(ii
i)の場合には、入射スリットのスリット側部材が、偏心蛍光領域を遮蔽するこ
とになる。
【0021】 ドップラー幅減少によりスペクトル解像度が向上するため、同位体成分の分離
をより良好に行なうことができる。これは、レーザーアブレーションした場合の
光学的同位体測定の選択性レベルが高くなることを意味する。さらに、全体とし
て、ウランよりも同位体シフトがかなり小さい同位体成分を分離できることも意
味する。
【0022】 235Uに関してスペクトル線のドップラー幅減少を初めて観測したのは本発明
者である。広がるアブレーションプラズマ中のレーザー誘導蛍光によって682
.88nm線のわずかな微小分割までも解像することができた。
【0023】 特に、サンプルに装着できるか、あるいはサンプルに被せて装着でき、しかも
任意に位置決めできる測定ヘッドを測定システムに設けるのが有利である。分析
対象のサンプルの表面積が測定ヘッドのチャンバーの開口よりも大きい場合には
、サンプルそれ自体が測定ヘッドの支持体あるいは支持面になる。この場合、厳
密な意味では、サンプルは測定ヘッドのチャンバー内に位置しないことになるが
、発生するプラズマまたはサンプル蒸気クラウドは確実に測定ヘッドに閉じこめ
られる。サンプルの表面積が測定ヘッドのチャンバーの開口よりも小さい場合に
は、測定ヘッドを逆にして、サンプルに被せて装着するため、なんらかの支持体
または支持面が必要になる。この場合、発生プラズマだけでなく、分析対象であ
る実際のサンプルも測定ヘッド内に設けられることになる。
【0024】 測定ヘッドには第1合焦装置、第2合焦装置および画像形成装置を相互に固定
して設けるため、放射性環境中でこれら光学的素子の調整操作を行なう必要がな
くなる。測定ヘッドは、小形で、扱いやすく、十分に耐久性があるため、光学的
素子を信頼性高く設けることができる。本発明の好適な実施態様では、本測定シ
ステムのごく一部が分析対象のサンプルに接触するにすぎない。レーザーアブレ
ーションによるプラズマ発生および蛍光発光の両者も、そして分析に使用する発
光放射線の取り込みも測定ヘッド内で行なう。例えば、マニピュレーターアーム
によって自由にサンプルに装着される測定ヘッドは、任意の長さの光ファイバー
や電気ケーブルによって測定システムの他の装置に接続できる。放射性サンプル
の場合、これら他の装置は移動可能な一体ユニットとして、放射性エリアから完
全に隔離される。
【0025】 測定システムは全体として移動可能なシステムであり、実験室外部のさまざま
な環境で各種の方法で使用可能である。測定前に、化学的分解操作や他のサンプ
ル作成操作も必要ない。測定時の、第1レーザー、アブレーションレーザーにお
る全アブレーション量は1μgにも満たない。
【0026】 さまざまな取り扱いができるため、測定ヘッドを使用すると、放射性物質に存
在する特にウランやプルトニウムなどの放射性元素を遠隔測定できる。サンプル
を分析する場合、サンプル表面を広範囲にわたって測定することも可能であり、
またランダムな点において測定操作を実施することも可能である。
【0027】
【発明の実施態様】
以下、例示を目的として、本発明の実施態様を添付図面について説明する。
【0028】 図1は、本発明測定システムの概略図であり、そして図2は、測定ヘッド17
の細部を示す図である。
【0029】 排気可能な測定ヘッド17は自由に位置決めでき、アルミニウムで構成するの
が好ましい。ヘッド内壁は黒く艶消し処理した内壁で、ヘッド形状は直径が約8
cmのほぼ半球形である。ヘッド高さは5cmである。図示の実施態様では、第
1合焦装置19及び第2合焦装置29を測定ヘッド壁31に一体化する。2つの
画像形成装置28は、それぞれ、直径が1cmの黒く艶消し処理した金属、好ま
しくはアルミニウムのスリーブ内に収容した復レンズ石英光学系で構成する。こ
れらは合焦装置、画像形成装置、視準化装置として機能し、市販のものか、ある
いは独自に製作したものを使用できる(製作は容易である)。測定ヘッド17に
は、プラズマ発生および測定を促進するアルゴンガスを供給する供給ノズル20
を設ける。
【0030】 サンプル23の各形状に応じて、封止リング22、特にプラスチック封止リン
グを使用して、測定ヘッド17を表面18に直接装着できる。サンプル23は、
設計構成が単純で、かつ測定ヘッド17、例えば測定ヘッド17を設定する平滑
な表面に取り付けるサンプルホルダーに等しく保持できる。光学系、すなわち合
焦装置19、29および2つの画像形成装置28の調整は、測定ヘッド17の組
み立て時に既に終えているので必要ない。
【0031】 できるだけ最適なアブレーション条件および乱されていないプラズマを実現す
るために、2つの供給ノズル20によりアルゴンガスを測定ヘッド17に供給し
、測定ヘッド17を1〜100haPaの圧力まで弁21によって排気する。
【0032】 光導波路13(波長1,064nm、直径600μm)によって、パルスNd
:YAGレーザー2(光導波路を組み込んだレーザー、1,064nm、パルス
40mJmax.、5〜10ns)のプラズマ発生レーザービーム26を測定ヘ
ッド17内に直射し、第1合焦装置19によってサンプル23の表面に合焦する
。発生したプラズマ24の発光放射線が2つの画像形成装置28および2つの光
導波路14(それぞれ200μmファイバー約35本で構成した光導波路束であ
る)を通って時間分解増感CCD検出装置6(以下ICCD検出装置と略記する
)を備えた分光器5に達し、ここで測定される。ICCD検出装置6は、解像度
が少なくとも578×384画素で、冷却はペルチエ素子および流通冷却器で行
なう。分光器5は、波長範囲が250〜750nm、解像度が20pmかそれ以
上の0.5m分光器である。測定値を読み取り、評価し、かつ測定を開始するた
めに、電気ケーブル15、好ましくはBNCケーブルによってICCD制御器4
(増感CCDカメラ)およびNd:YAGレーザー2に接続した高速パソコン(
PC)1を使用する。
【0033】 ICCD検出装置6の照明は、プラズマ形成に対してある一定の遅れ時間(μ
s範囲内)が経過した後に始めて行なう。なお、照明時間は約20〜50μs(
プラズマの光継続時間)である。このために、ICCD制御器4に接続したパル
ス遅延発生器3によって1μs〜1msのパルス遅延時間ICCD検出装置6を
スイッチングする。
【0034】 DLIF励起のために、光導波路を組み込み、流通冷却器を備えたダイオード
レーザー7の狭帯域レーザー光線27を、測定ヘッド17に一体化した第2合焦
装置29を介してサンプル蒸気クラウドに合焦する。このレーザービームは、直
径が200μmかそれ以下の光導波路13aを通って測定ヘッド17に達する。
波長調整はダイオードレーザー発振器8によって行なう。ダイオードレーザー7
は連続発振する。
【0035】 本発明の場合、測定は2種類の異なる方法で実施できる。
【0036】 第1の方法では、蛍光放射線を光導波路14を介して分光器5に送り、ICC
D検出装置6で測定する。発光によるあまりにも強い背景放射を避けるために、
レーザー発生プラズマ24が十分に再結合した時点で、すなわち約50μs後に
測定を開始する。特に有利な方法では、ICCD検出装置6を使用し、迷光によ
ってダイオードレーザー光線の波長を制御する。この結果、特殊な波長測定装置
が無用になる。
【0037】 第2の方法では、測定ヘッド17中に一体化した検出装置、好ましくはフォト
ダイオード検出装置25によってDLIF測定を行なう。この場合、検出をより
早い時期に行い、その間に面倒な発光および迷光をDLIFから変調方法により
分離できる。ダイオードレーザー光線の周波数変調は、周波数発生器または関数
発生器9によって行なう。フォトダイオード32の対応する振幅変調信号はロッ
ク・イン増幅器11によってさらに増幅でき、PCインターフェースをもつデジ
タルストレージ型オシロスコープ10にこの信号を記録し、PC1に取り込み、
評価する(例えばフーリエ解析する)。この方法の場合、ICCD検出装置6で
測定を行なう場合よりも、より高いレベルの感度を期待できる。
【0038】 図2に円形の破線で示すように、フォトダイオード検出装置(PDDE)25
は、測定ヘッド17のヘッド壁31中に、図面平面の前側か後側のいずれかの側
で一体化できる。この検出装置25は、直径が2.5cm、長さが約4cmの金
属スリーブで構成する。検出装置25は、フォトダイオード32に加えて、DL
IFまたは蛍光放射線をフォトダイオード32に合焦するレンズ系33を有して
いる。面倒な散乱光や発光光を取り除くために、さらに、フォトダイオード32
と、本実施例では2枚のレンズからなるレンズ系33との間に偏光フィルターか
帯域フィルター34を設ける。プラズマ24に対するPDDE25の空間的近接
性と大きな直径とにより、高いレベルの集光効率が得られる。これにより、放射
線を通す別な光導波路が必要なくなり、この結果、生じる恐れのある結合損失や
減衰損失を防止でき、ICCD検出装置6を使用するDLIF測定の場合よりも
すぐれたレベルの検出効率を実現できる。さらに、PDDE25を使用すると、
OESおよびLIFを同時に測定することが可能になる。
【0039】 図3aおよび図3bに、フォトダイオード32を使用して、ウラン同位体23
8Uのダイオードレーザー誘導蛍光を測定した結果を示す。図3aには、ダイオ
ードレーザー7の波長を遷移(破線)に対して10pmだけ離調(detune
)して純粋な発光測定を行なった場合のオシロスコープで記録した最初の結果を
示す。この測定では、ロック・イン増幅は行なわなかった。
【0040】 測定結果の定量化は、既知濃度のサンプル23の主成分の強いスペクトル線を
使用する内標準化によってOESスペクトル内で行なう。同位体選択的DLIF
測定の場合には、定量化は信号の強度レベルから直接行なう。
【0041】 本発明では、図2に示す測定ヘッド17を例えばグローブボックスやいわゆる
ホットセルなどに設置するため、放射能で汚染される。測定システムの他のすべ
ての構成成分およびガス供給装置、すなわち全構成成分1〜16については、外
部に設けるので、放射能に暴露されることはない。外部と内部との間のインター
フェースとして働くのは、一部放射能エリア内に設けられる光導波路13、13
a、14である。光導波路の長さに制限はない。さらに、測定ヘッド17は、2
本のプラスチックホース16(アルゴン供給ホースおよび排気用ホース)および
BNC電気ケーブル15によってフォトダイオード32に、そして測定システム
に接続する。予備的な真空ポンプ12によって真空を発生し、1hPa未満の圧
力まで減圧する。なお、このポンプの吸引力は約5m3/hである。
【0042】 新しいサンプル位置を分析するには、測定ヘッド17を全体として適当なサン
プル位置に装着する。サンプルを動かす必要はないし、また調整も必要ない。直
ちに、測定を新しい位置で開始できる。
【0043】 測定ヘッド17の寸法は変更可能であるため、使用位置に応じて変更できる。
なお、半球形の形状は、想定されるあらゆる用途に対処できる形状である。
【0044】 しかし、合焦装置19、29および画像形成装置28のプラズマ24からの間
隔は少なくとも4cmでなければならない。従って、内径の大きさは最低でも4
cmの半径に対応していなければならない。間隔が狭くなると、合焦装置や画像
形成装置の光学系に、アブレーションされたサンプル物質の蒸気が付着し、数百
回の測定後には光学系が不透明になる。
【0045】 測定ヘッド17の高さについては、存在するレンズ系すべての光軸がサンプル
表面から約1cmの高さで交差するように選択する。
【0046】 レンズ系により、プラズマ24の1:2画像が光導波路の端部またはフォトダ
イオード32上に形成する。また、2つのレーザービームを合焦すると、それぞ
れの光導波路の1:1画像がプラズマ24に形成する。
【0047】
【発明の作用効果】
最後に、上記実施態様の本質的な作用効果を再度列記する。 1.測定ヘッド17内の密閉環境により、供給ノズル20からアブレーション
位置に直接流入するアルゴンガスの消費量を最小限に抑えることができる。 2.放射性環境に接触するのは測定ヘッド17のみと、光導波路13、13a
、14、電気ケーブル15およびプラスチックホース15の一部である。 3.放射性環境における測定ヘッド17の調整操作は不要である。 4.測定ヘッド17の装着場所は実質的に任意である。 5.測定ヘッド17のチャンバー30は、弁21によって、平滑なサンプル表
面18/23上に封止リング22を位置決めすることにより排気できる。 6.分析操作は、全体として、予め機械的準備や化学的準備をすることなく実
施できる。 7.蛍光放射線またはDLIFまたはLIF放射線は、ICCD検出装置6と
フォトダイオード検出装置25の両装置を使用して測定できる。 8.フォトダイオード検出装置25を使用して測定する場合、DLIFおよび
OESを同時に測定できる。 9.フォトダイオード検出装置25は、レンズ系33、帯域フィルター34お
よびフォトダイオード32を備えたきわめてコンパクトな装置である。 10.分光器5でダイオードレーザー散乱光を波長モニターするため、別な波
長測定装置を使用する必要がなくなる。 11.上記実施態様によるシステム構造全体は搬送が可能であるため、測定位
置を変更する場合には、測定ヘッド17のみを取り替えるだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 測定操作に必要な測定装置をそれぞれ接続した本発明システムを示す概略図で
ある。
【図2】 各部分を一体化した本発明による測定ヘッドの概略図である。
【図3a】 波長λ=682.880−0.01nmの周波数変調ダイオードレーザービー
ムによる蛍光励起を使用して測定した、ウラン同位体238Uの蛍光測定結果を示
すもので、DLIF使用した場合と、使用しなかった場合のスペクトルを比較し
たグラフである。なお、蛍光放射線を検出するフォトダイオード検出装置と、そ
れぞれレーザーショットをもつオシロスコープとを使用して測定を行い、DLI
Fについては50kHzで振幅変調した。
【図3b】 波長λ=682.880−0.01nmの周波数変調ダイオードレーザービー
ムによる蛍光励起を使用して測定した、ウラン同位体238Uの蛍光測定結果を示
すもので、フーリエ解析後の図3aに示したDLIFスペクトルの周波数スペク
トルを示すグラフである。
【符号の説明】
1 パソコン 2 Nd:YAGレーザー 3 パルス遅延発生器 4 ICCD制御器 5 分光器 6 ICCD検出器 7 ダイオードレーザー 8 ダイオードレーザー発振器 9 周波数発生器または関数発生器 10 デジタル式蓄積型オシロスコープ 11 ロック・イン増幅器 12 予備的な真空ポンプ 13 第2光導波路 13a 第2光導波路 14 第3光導波路 15 電気ケーブル 16 プラスチックホース 17 測定ヘッド 18 平滑表面、支持体または分析対象サンプル 19 第1合焦装置 20 供給ノズル 21 弁 22 封止リング 23 分析対象サンプル 24 Nd:YAGレーザーアブレーションによって発生した発光プラズマ 25 フォトダイオード検出装置 26 プラズマ発生レーザーアブレーション 27 狭帯域レーザービーム 28 画像形成装置 29 第2合焦装置 30 チャンバー 32 測定ヘッド壁 32 フォトダイオード 33 レンズ系 34 偏光フィルターまたは帯域フィルター
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月22日(2000.12.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Rue Alcide de Gaspe ri,L−2920 Luxembourg, Luxembourg (72)発明者 グラッツ ジャン パウル ドイツ国,カールスリューヘ 76139,イ ム アイヒェバウムル 80 (72)発明者 オーカー ベルンド ドイツ国,フィルダーシュタット 70794, カナルストラーセ 19/1 (72)発明者 ニィーマックス ケイ ドイツ国,シュヴェルテ 58239,アム ヴィゼンベルク 2 Fターム(参考) 2G043 AA01 CA05 EA01 EA10 GA02 HA01 JA03 KA08 KA09 LA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物質、特に放射性物質中に存在する化学元素、特に放射性元
    素の同位体選択的測定方法において、測定を目的として、分析対象のサンプル(
    18、23)からレーザーアブレーションによってプラズマ(24)をサンプル
    の蒸気クラウドとして発生する光学的発光分光(OES)法を、サンプルの蒸気
    クラウドについてレーザー誘導蛍光励起を行なうレーザー誘導蛍光分光(LIF
    )法と併用することを特徴とする測定方法。
  2. 【請求項2】 レーザー誘導蛍光分光法(LIF)にダイオードレーザー(
    7)を使用することを特徴とする請求項1の測定方法。
  3. 【請求項3】 光学的発光分光法(OES)終了後に始めてレーザー誘導蛍
    光分光法(LIF)を開始することを特徴とする請求項1または2の測定方法。
  4. 【請求項4】 光学的発光分光法(OES)のために発生したプラズマ(2
    4)が実質的に再結合した時に始めてレーザー誘導蛍光分光法(LIF)を開始
    することを特徴とする請求項3の測定方法。
  5. 【請求項5】 光学的発光分光法(OES)とレーザー誘導蛍光分光法(L
    IF)とを同時に行なう請求項1または2の測定方法。
  6. 【請求項6】 物質、特に放射性物質中に存在する化学元素、特に放射性元
    素の同位体選択的測定システムであって、分析対象のサンプル(23)に第1合
    焦装置(19)によってレーザービームを合焦できるため、光学的発光分光法の
    ために発光プラズマ(24)をサンプルの蒸気クラウドとして発生できる第1レ
    ーザー2と、少なくとも一つの画像形成装置(28)によってプラズマ(24)
    により発光した放射線の画像を形成できる放射線分析装置(5)とを有する測定
    装置において、 プラズマ(24)の発生空間に第2合焦装置(29)によってレーザービーム
    を合焦できるため、サンプルの蒸気クラウドのレーザー誘導蛍光励起を可能にす
    る第2レーザー(7)を設けたことを特徴とする測定システム。
  7. 【請求項7】 サンプル(23)に装着できるか、サンプル(23)にかぶ
    せて装着できる測定ヘッド(17)を設け、かつ少なくとも発生するプラズマ(
    24)が測定ヘッド(17)のチャンバー(30)内に存在するように任意に測
    定ヘッド(17)を位置決めできることを特徴とする請求項6の測定システム。
  8. 【請求項8】 第1合焦装置(19)、第2合焦装置(29)および画像形
    成装置(28)を測定ヘッド壁(31)中に一体化し、第1の光導波路(13)
    により第1レーザー2を第1合焦装置(19)に接続し、第2の光導波路(13
    a)により第2レーザー(7)を第2合焦装置(29)に接続し、かつ第3の光
    導波路(14)によって画像装置(28)を放射線分析装置(5)に接続したこ
    とを特徴とする請求項7の測定システム。
  9. 【請求項9】 測定ヘッド(17)が、アルゴンガスをチャンバー(30)
    に供給するために少なくとも1つの供給ノズル(20)を有していることを特徴
    とする請求項7または8のシステム。
  10. 【請求項10】 測定ヘッド(17)が、チャンバー(30)を排気できる
    弁(21)を有していることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項の測定シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 測定ヘッド(17)が、測定ヘッド(17)をサンプル(
    23)に装着したときに、あるいは測定ヘッド(17)をサンプル(23)にか
    ぶせて装着したときに、チャンバー(30)を環境に対して封止する封止手段(
    22)を有していることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1項の測定シス
    テム。
  12. 【請求項12】 レーザー誘導蛍光励起により生じる蛍光放射線を検出する
    検出装置(25)を設けたことを特徴とする請求項6〜11のいずれか1項の測
    定システム。
  13. 【請求項13】 検出装置(25)がフォトダイオード(32)と合焦装置
    (33)とを有していることを特徴とする請求項11の測定システム。
  14. 【請求項14】 フォトダイオード(32)と合焦装置(33)との間に偏
    光フィルターまたは帯域フィルター(34)を設けたことを特徴とする請求項1
    3の測定システム。
  15. 【請求項15】 検出手段(25)を測定ヘッド(17)中に一体化したこ
    とを特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に準じる請求項12〜14のいず
    れか1項の測定システム。
  16. 【請求項16】 第2レーザーがダイオードレーザー(7)であることを特
    徴とする請求項6〜15のいずれか1項の測定システム。
JP2000574914A 1998-10-07 1999-08-24 物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法及び測定システム Pending JP2002526767A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
LU90296 1998-10-07
LU90296 1998-10-07
PCT/EP1999/006214 WO2000020847A1 (de) 1998-10-07 1999-08-24 Verfahren und vorrichtung zur isotopenselektiven messung chemischer elemente in materialien

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002526767A true JP2002526767A (ja) 2002-08-20

Family

ID=19731773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000574914A Pending JP2002526767A (ja) 1998-10-07 1999-08-24 物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法及び測定システム

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1119764A1 (ja)
JP (1) JP2002526767A (ja)
CA (1) CA2347401A1 (ja)
NO (1) NO20011777L (ja)
WO (1) WO2000020847A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059539A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Kanazawa Univ スポレーション評価システムおよび画像処理プログラム、並びに消弧装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2359886A (en) * 2000-03-04 2001-09-05 Applied Photonics Ltd Laser spectroscopic remote detection of surface contamination
EP1720002A1 (en) * 2005-05-04 2006-11-08 Oxford Instruments Analytical Oy Method and arrangement for non-destructive composition analysis of delicate samples
FR2929011B1 (fr) * 2008-03-20 2013-01-04 Commissariat Energie Atomique Procede et dispositif de mesure quantitative a haute cadence de cibles biomoleculaires presentes sur ou dans un support d'analyse biologique.

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4247770A (en) * 1978-09-07 1981-01-27 Welch Albert B Aerial mineral survey method and apparatus using pulsed laser beam to vaporize surface material
US5424841A (en) * 1993-05-28 1995-06-13 Molecular Dynamics Apparatus for measuring spatial distribution of fluorescence on a substrate
DE19531988A1 (de) * 1995-08-30 1997-03-06 Europaeische Kommission Fernmessung von U (Pu) in Gläsern
US5781289A (en) * 1996-11-05 1998-07-14 Sabsabi; Mohamad Method and apparatus for rapid in situ analysis of preselected components of homogeneous solid compositions, especially pharmaceutical compositions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012059539A (ja) * 2010-09-09 2012-03-22 Kanazawa Univ スポレーション評価システムおよび画像処理プログラム、並びに消弧装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2347401A1 (en) 2000-04-13
NO20011777D0 (no) 2001-04-06
EP1119764A1 (de) 2001-08-01
NO20011777L (no) 2001-04-06
WO2000020847A1 (de) 2000-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5847825A (en) Apparatus and method for detection and concentration measurement of trace metals using laser induced breakdown spectroscopy
JP3290586B2 (ja) 走査型近視野光学顕微鏡
US7233643B2 (en) Measurement apparatus and method for determining the material composition of a sample by combined X-ray fluorescence analysis and laser-induced breakdown spectroscopy
US5379103A (en) Method and apparatus for in situ detection of minute amounts of trace elements
US6407811B1 (en) Ambient methods and apparatus for rapid laser trace constituent analysis
CZ285316B6 (cs) Způsob spektroskopické analýzy roztaveného kovu a zařízení k provádění způsobu
RU2249813C2 (ru) Устройство для элементного анализа путем спектрометрии оптической эмиссии на плазме, полученной с помощью лазера
Olesik et al. Observation of atom and ion clouds produced from single droplets of sample in inductively coupled plasmas by optical emission and laser-induced fluorescence imaging
WO1992008120A1 (en) Pulsed laser flow cytometry
US8675193B2 (en) Near-field material processing system
Ciucci et al. CF-LIPS: a new approach to LIPS spectra analysis
JP2002526767A (ja) 物質中に存在する化学元素の同位体選択的測定方法及び測定システム
French Laser-plasma sourced, temperature dependent, VUV spectrophotometer using dispersive analysis
WO1993007470A1 (en) Analyzer
JPH10132741A (ja) レーザを用いた微量成分計測手法及びその装置
JP2009288067A (ja) 分析方法およびその装置
JPS62188919A (ja) レ−ザ多段励起直接発光分析方法及び装置
JP2005221373A (ja) 元素分析装置
RU2303255C1 (ru) Лазерный атомный эмиссионный спектрометр "лаэс"
Sneddon et al. Laser-induced breakdown spectrometry
Telle In-situ assaying of materials using laser analytical spectroscopy
Cremers et al. Remote elemental analysis using laser-induced breakdown spectroscopy
US3503686A (en) Atomic absorption spectrophotometer
WO1996002835A1 (en) Method and apparatus for non-destructive elemental analysis of the headspace of a sealed container
KR100299451B1 (ko) 레이저플라즈마를이용한합금강성분측정장치및방법