JP2002526565A - 特定の放出挙動を有するカプセルに包まれた香料及び/又は芳香剤 - Google Patents

特定の放出挙動を有するカプセルに包まれた香料及び/又は芳香剤

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ハーマン・ウント・ライマー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、温度が増加すると可逆性ゲル形成を示す変性セルロースから成るコバーを有するカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香り物質に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はカプセルに包まれた(encapsulated)芳香剤(arom
as)及び/又は香料(perfumes)及びその製造方法に関する。
【0002】 芳香剤(aroma)[香味料(flavouring matters)]は揮発性
成分の複雑な液体混合物である。芳香剤を付与された食品(aromatize
d foods)及び香りを付けられた製品(perfumed produc
ts)の製造及調製期間中、損失を回避するために芳香剤又は香料の放出を制御
する必要がある。
【0003】 特に超加熱される(ultra−heated)水含有食品の場合には、芳香
剤の保護は技術的な挑戦である。この場合に、加熱すると芳香剤成分の揮発性に
より有意な芳香剤損失が起こる。更に、芳香剤組成物の場合には、個々の成分の
異なる損失速度(loss rates)により芳香剤プロフィルの変化(sh
ift)が起こりうる。従って、食品加工プロセスの高温期(high tem
perature phase)中の芳香剤の液体への移行は回避されなければ
ならない。この目的で、芳香剤をカプセルに包むことは適当である。その場合に
、この芳香剤カプセルは冷却期中制御された方式で芳香剤を理想的に溶解し、か
くして芳香剤を制御された方式で放出もするべきである。
【0004】 溶解性又は放出挙動を確立するため及びカプセルに包まれた物質を保護するた
めに粒子にコーティングを適用することは知られている。Jackson及びL
eeは、彼らの論文“Microencapsulation and the
Food Industry”(Kebensm.−Wiss.u.−Tec
hnol.24,289−297(1991)において脂肪、ワックス、例えば
変性されたセルロースを包むヒドロコロイド及びタンパク質を包含する多数の適
当なコーティング材料を列挙している。
【0005】 WO97/16078は、保護外皮により包むことができる芳香物質及び香料
についてのみ方法を記載している。可能なケーシングとして、なかでも変性セル
ロースも挙げられている。顆粒それ自体は不均一でありそして支持材料とフイル
ム形成剤中に囲まれた芳香剤を含んで成る。この出願の目的は、できる限りダス
トを含まない顆粒を製造することである。得られる粒子は不規則な形状及び制御
できない成分放出挙動を有する。
【0006】 水性系中の親水性マトリックスを有するカプセルに包まれた芳香剤の放出速度
の減少は、疎水性物質、例えば脂肪又はワックス並びにゲル形成性タンパク質又
はヒドロコロイドのコーティングを施すことにより普通は達成される。しかしな
がら、透明な水性食品では、脂肪又はワックスは不適当である。何故ならば、そ
れらを使用すると食物において目で見て許容できない付着物が形成されるからで
ある。
【0007】 ヒドロコロイドゲルは親水性である、即ち、それらは水性系にコロイド的に可
溶性であるけれども、しかしながら、ゲルの水和及び溶解度はこれらの系の多く
において増加する温度と共に絶えず増加する。その場合芳香剤の保護は正確には
高温で最も低い。
【0008】 対照的に、或る変性セルロースは高められた温度で水中の固体ゲルの可逆的形
成により区別され、これはヒドロコロイド群においては独特である。これらのゲ
ルの粘度は高い温度(特徴的凝集点(flocculation point)
より上、即ち固体の高粘度ゲルが形成される温度より上)で大きく増加し、次い
で冷却すると再び減少する。ゲル形成の可逆性もまたタンパク質ゲルの挙動から
変性セルロースを有意に区別する。タンパク質ゲルは、高温でゲル化することも
できるけれども、それらのゲルは冷却しても再溶解しない。
【0009】 他のゲル系の挙動の逆である凝集点より上のこの粘度及び温度挙動及び或る変
性セルロースのゲル形成の可逆性は、「可逆性熱ゲル化」と呼ばれる(Edib
le Films and Coatings:A Review,Food
Technology,December 1986,47−59)。
【0010】 温度感受性物質のための保護されたマトリックスとして使用されているメチル
セルロース又はヒドロキシプロピルセルロースの可逆性熱ゲル化の利用はそれ自
体知られている。
【0011】 WO92/11084では、高温で水含有媒体中で不安定な甘味料アスパルテ
ートのためのカプセルマトリックスにおいてメチルセルロースが使用されている
。かくしてパン製品(bakery products)中の甘味料の安定性を
増加させることができる。
【0012】 WO98/49910は、食品及び他の材料のカプセル被包(encapsu
lation)を記載しており、これらの材料は最初疎水性フイルムで包まれ(
encased)、次いで温度依存性可逆性溶解挙動を有する層で包まれる。こ
の層はセルロース誘導体又は他のポリマーから成ることができる。内側疎水性フ
イルムは、例えば、脂肪、パラフイン又はワックスから成ることができる。外側
疎水性層を可逆性溶解挙動を有するポリマー層のまわりに更に配置することも可
能である。カプセルに包まれた材料は種々の寸法であることができ、そして食品
それ事態から又は錠剤形態で与えられることができる。内側層はカプセルに包ま
れた材料中に存在することもできる(ハイブリッド系)。この系の欠点は水性系
において望まれない方式で表面に付着する疎水性層である。
【0013】 本発明の目的は、加熱プロセスを通る芳香剤を付与された水含有食品の製造に
おいて、芳香剤の放出を有効に制御することである。冷却期における放出速度は
、完全な冷水溶解性まで時間及び温度依存性方式で特定的に制御可能であるべき
である。更に、フレーバープロフイルの望まれない変化を防止するために、異な
る芳香剤成分の放出速度をほぼ等しくするべきである。芳香剤損失は高温での放
出を遅延させることにより減少させるべきである。
【0014】 親水性固体粒子から成り、該親水性固体粒子中に芳香剤及び/又は香料が封入
されており(enclosed)そして該親水性固体粒子は変性セルロースで包
まれているか又は変性セルロースを含んで成り、該変性セルロースは温度が増加
すると可逆性ゲル形成を示すことを特徴とするカプセルに包まれた芳香剤及び/
又は香料が見いだされた。
【0015】 保護のための或る変性セルロースの発明的使用、及び逆に熱い水性系における
カプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料の温度/時間制御式放出(tempe
rature/time−controlled release)は驚くべき
ことである。
【0016】 本発明によりカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料のためのセルロースは
、正確には水性媒体中で高温で高い粘度を有しそして芳香物質のための拡散バリ
ヤーであるフイルムを形成する。その後徐々に冷却される間、セルロースゲル層
は増加した膨潤性を示し、完全に残留物のない溶解性までの制御可能な粘度減少
を示す。結果として芳香剤は時間/温度依存性様式で且つ線形で(linear
ly)放出されうる。コーティングの機能化の様式(遅延速度)はそれぞれの用
途の要求に最適にマッチさせることができる。
【0017】 変性セルロースは芳香剤粒子及び/又は香料粒子のケーシングを形成する。ケ
ーシング層を通しての芳香物質又は香料の拡散、従ってそれらの放出は、特定の
凝集点を有するセルロースの選択及びケーシング層の厚さにより制御することが
できる。
【0018】 本発明のカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料は、変性セルロース1〜5
0重量%、好ましくは2〜20重量%、特に好ましくは5〜10重量%を含有し
て成ることができる。セルロースのそれぞれの量は層厚さを決定しそして芳香剤
及び/又は香料の放出速度を制御し、セルロース含有率が高ければ高い程放出は
よりゆっくりと起こる。
【0019】 本発明のカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料のための変性セルロースは
、熱的に可逆性のゲルを形成することができる変性セルロースを意味するものと
みなされる。特に好ましいものはメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルメチルセルロース、エチル
セルロース又はその混合物である。
【0020】 可逆性熱ゲル化は用語「変性セルロース」の下に要約されるすべての物質で起
こることはできない。本発明の「変性セルロース」以外のゲル、例えばカルボキ
シメチルセルロースは所望されるように挙動しない。
【0021】 親水性芳香剤粒子及び/又は香料粒子は芳香剤混合物及び/又は香料混合物並
びにそれ自体既知の親水性支持体(例えば、アラビアゴム又はデキストリン、例
えばマルトデキストリン)を含んで成る。
【0022】 他の物質、例えば、ビタミン、微生物、食用酸又は色素を加えることも可能で
ある。
【0023】 本発明では、コアを保護するのに更なる層は必要ではないことが必須である。
【0024】 本発明は、芳香剤粒子及び/又は香料粒子がコーティングを備えているカプセ
ルに包まれた芳香剤及び/又は香料を製造する方法にも関する。この方法は、コ
ーティングが温度の増加と共に可逆性ゲル化が起こる変性セルロースを含んで成
ることを特徴とする。
【0025】 本発明の製造方法は、本発明で記載した利点を有する上記したタイプのカプセ
ルに包まれた芳香剤及び/又は香料を製造する。これらのカプセルに包まれた芳
香剤及び/又は香料はそれらの製造後変性セルロース1〜50重量%、好ましく
は2〜20重量%、特に好ましくは5〜10重量%を含んで成ることができる。
挙げることができる変性セルロースは特にメチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチセルロース、エチルメチルセルロース、
エチルセルロース又は混合物である。
【0026】 好ましくは、コアとしても働く芳香剤粒子及び/又は香料粒子は流動床噴霧造
粒(fluidized−bed spray granulation)によ
り製造される。これらのコアの製造はそれ自体知られている。
【0027】 粒子は10〜5000μm、好ましくは200〜2000μmの直径を有する
【0028】 EP−070719は、バッチ式で操作される流動床での芳香剤粒子及び/又
は香料粒子の製造を記載している。この場合に、造粒されるべき芳香剤粒子及び
/又は香料粒子及び適当な支持体材料は、空気により渦巻きにされた粒子から成
る流動床に噴霧される。次いで粒子は顆粒の形成のための種子として働く。
【0029】 EP0163836は連続操作式流動床により顆粒を製造するための装置を記
載している。顆粒の発生及び所望の粒子寸法に達するときの選ばれた排出は同時
に且つ連続的に進行する。
【0030】 WO97/16078はバッチ式で操作される流動床ローター造粒機における
芳香剤粒子及び/又は香料粒子の製造を記載している。回転しているベースプレ
ートにより、ローター造粒機はそれに存在する流動床の流動化を生じさせ、その
結果その流動化のためにより少ない空気が必要である。
【0031】 本発明に従えば、EP0163836に従う装置において粒子を製造する連続
方式が好ましい。
【0032】 流動床噴霧造粒段階の後、水及び変性セルロースを含んで成る溶液を噴霧する
ことにより、均一な規定された層厚さを有するコーティングフイルムが、カプセ
ルに包まれた芳香剤又は香料を含む芳香剤粒子及び/又は香料粒子に適用される
。この目的で、それ自体知られている装置、好ましくは流動床装置(頂部噴霧コ
ーター、底部噴霧コーター、バースターコーター(Wurster coate
rs)が使用される。
【0033】 噴霧溶液のための溶媒として、例えば、水又は水/エタノール混合物を使用す
ることができる。該変性セルロースは0%〜25%、好ましくは1%〜15%の
濃度の噴霧溶液として構成される。好ましくは、コーティングを施すために、噴
霧溶液に低い粘度しか与えないエーテル化の程度を有する変性セルロースが選ば
れる。
【0034】 流動床におけるコーティング期間中の適当な供給空気温度は50℃〜140℃
である。流動床におけるコーティング期間中の適当な排出空気温度は30℃〜1
00℃である。
【0035】 層厚さは1〜200μm好ましくは2〜100μm、特に好ましくは5〜50
μmである。
【0036】 層厚さは噴霧されるコーティング溶液の量により調節される。
【0037】 用途に依存して、他の物質又は他の物質の混合物、例えば、他のヒドロコロイ
ド、脂肪、ワックス、糖又は他の可塑剤、例えば、ポリエチレングリコール又は
他の慣用の添加剤、例えば、食品色素を噴霧溶液に加えることができる。
【0038】 本発明の他の態様では、芳香剤粒子及び/又は香料粒子は一つのケーシングに
よってではなくて変性セルロースを粒子に含浸させることにより包まれる。
【0039】 適当なカプセルに包まれた物質は、工業において使用されるすべての芳香剤及
び/又は香料混合物であり、そして個々の芳香剤成分及び/又は香料成分もそう
である。
【0040】 本発明は更に食品の芳香を高める方法又は香りを加えた消費者物品、例えば洗
剤を製造する方法に関する。この方法は、上記したカプセルに包まれた芳香剤及
び/又は香料を食品又は消費者物品に加えることを特徴とする。
【0041】 挙げることができる例は浸出バッグティー(infusion bag te
a)、インスタントソース粉末(instant sauce powder)
、調理済みソース(prepared sauce)、低温殺菌飲料(past
eurized beverages)、チューイングスイート(chewin
g sweets)、ウエファー(wafers)、洗剤である。
【0042】 好ましくは、食品は、本発明のカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料の添
加期間中又は添加の後、変性セルロースの凝集点より上の温度に加熱され、次い
で冷却される。
【0043】 本発明の芳香剤の特定の放出挙動によって、新しい食品の品質が達成される。
かくして、例えば、過剰の芳香剤の損失が起こることなく加熱が可能である。逆
に食品の冷却期間中、芳香剤の所望の及び規定された放出が起こり、これはカプ
セル被包のタイプによりその時間の経過において制御されうる。異なる個々の芳
香剤成分が同じ速度で放出され、従ってそれらの互いの重量比は一定であるので
、芳香剤プロフイルの望まれない変化は起こらない。
【0044】
【実施例】
本発明を関連した図により例示態様を参照してより詳細に説明する。
【0045】 実施例1 60℃以上の温度で50%/分の放出速度を有するカプセルの製造 水中の低粘度メチルセルロース(20℃で2%濃度水性溶液の粘度:400c
P)の2.0重量%の溶液を製造する。このメチルセルロースの凝集点は50℃
以上である。
【0046】 EP0163836に示されたタイプの流動床装置(下記の特徴:ガス分配板
(gas distributor plate)の直径:225mm、噴霧ノ
ズル:二成分ノズル、分級排出(classifying discharge
):ジグザグシフター(zig−zag sifter)、フィルター:内部バ
ッグフイルター(internal bag filter)))において、カ
プセルに包まれたモデル芳香剤混合物(酪酸エチル、リモネン、フェニルエチル
アルコール、1:1:1)を含んで成る粒子をメチルセルロースでコーティング
する。30℃で20kg/hに分級ガス速度を上昇させることにより材料は排出
されず、即ち、コーティングはバッチ式に行われる。この操作では、芳香剤粒子
480gを初期床仕込み物として導入する。メチルセルロース溶液を22℃の温
度で流動床造粒機に噴霧する。噴霧ガス(atomizing gas)の温度
は30℃である。床内容物を流動化するために、窒素を120kg/hの速度で
吹き込む。流動化ガスの入り口温度は140℃である。排出ガスの温度は81℃
である。自由流動性顆粒が得られる。固体粒子は丸い。薄い高度に均一なメチル
セルロースコーティングは顆粒重量を基準として5重量%である。
【0047】 実施例2 60℃以上の温度で10%/分の放出速度を有するカプセルの製造 水中の低粘度メチルセルロース(20℃で2%濃度水性溶液の粘度:400c
P)の2.0重量%の溶液を製造する。このメチルセルロースの凝集点は50℃
以上である。
【0048】 メチルセルロースのコーティングを実施例1における如きカプセルに包まれた
モデル芳香剤混合物(酪酸ブチル、リモネン、フェニルエチルアルコール、1:
1:1)を含んで成る芳香剤粒子に適用するが、2倍のケーシングを適用する。
このために、コーティングは対応してより長く行わなければならない。
【0049】 メチルセルロースコーティングは顆粒の重量を基準として10重量%である。
【0050】 コーティング材料の機能化は、図1及び図2にダイアグラムにより記載されて
いる。図1は、メチルセロのコーティングにより熱(沸騰)水を注いでいる間の
芳香剤放出遅延を示す(カプセルに包まれた芳香剤は実施例1及び2に従って製
造された)。
【0051】 x軸上の時間軸は0〜600秒に及ぶ。左y軸上には放出された芳香剤の百分
率(0〜100%)がプロットされ、そして右y軸上ではそれぞれのプロセス温
度(0℃〜100℃)を関連した下降線により読み取ることができる。
【0052】 ケーシングなしの慣用の芳香剤粒子(連続的な急に増加している線)は芳香剤
の早い放出を示す。1分後ですら、実質的に全芳香剤が放出された。
【0053】 対照的に、本発明のカプセルに包まれた芳香剤は、それらの内容物を有意によ
り遅く放出する。放出速度はこの場合にメチルセルロース含有率により制御する
ことができる。10%メチルセルロースの含有率(点線)ではそれは5%メチル
セルロース含有率(長点線)におけるより実質的に低い。
【0054】 図2は、同じプロセスについて、2つの異なる芳香剤化合物の放出曲線を示す
(点線及び連続線)。これらは殆ど重なって延びている。即ち、化合物は同じ速
度で放出され、その結果フレーバープロフィルの望まれない変化は起こらない。
【0055】 実施例3 ストローベリー芳香剤を含有するスプセルの製造 水中の低粘度のメチルセルロース(20℃における2%濃度水性溶液の粘度:
400cP)の2.0重量%の溶液を製造する。このメチルセルロースの凝集点
は50℃以上である。
【0056】 メチルセルロースのコーティングを下記の特徴を有するGlattからのGP
CG3型の流動床装置中のカプセルに包まれたストローベリー芳香剤を含んで成
る芳香剤粒子に適用する。
【0057】 ガス分配板:150mm 噴霧ノズル:2成分ノズル フィルター:内部バッグフィルター 流動化ガス入り口温度:100℃ 排出空気温度:60℃ 噴霧ガス温度:22℃ 流動化ガス速度:50kg/h。
【0058】 メチルセルロースコーティングは顆粒重量を基準として10重量%である。
【0059】 4.応用例 4.1.浸出バッグ中の茶 バッグ中の茶に、メチルセルロースコーティングを備えたカプセルに包まれた
ストローベリー芳香剤を有する芳香剤粒子及び同じストローベリー芳香剤を含ん
で成るメチルセルロースコーティングなしの芳香剤粒子を加える。
【0060】 利点 芳香剤を付与されたティーバッグの浸出の後、下記のものが得られる。
【0061】 臭いにより(真鼻的に(orthonasally)及びフレーバーにより(
鼻後方で(retronasally))知覚される強い直接の芳香剤インパク
ト(strong immediate aroma impact)、並びに 複数分の注ぎ時間にわたり注ぎ時間とは無関係の飲料の持続性芳香剤化(強度
、芳香剤プロフィル)の両方。
【0062】 コーティングされていない芳香剤粒子から水の蒸気に放出された芳香物質の移
行により沸騰水による浸出時に起こる損失は、コーティングされた芳香剤又は香
料粒子からの芳香剤の徐々の且つ線形放出(gradual and line
ar release)により茶の進行する冷却に引き続き補償される。
【0063】 4.2.インスタントソース インスタントソース粉末にメチルセルロースでコーティングされた白ワイン芳
香剤顆粒で芳香剤付与する。調理中、ソースは少なくとも5分間沸騰温度以上に
ポット中で水で加熱される。
【0064】 利点 加熱中揮発性芳香剤成分の損失は減少する。全芳香剤が消費中作用する。
【0065】 4.3.調理済みソース パスタソースを、メチルセルロースでコーティングされたトマト芳香剤粒子で
芳香剤付与する。保存の目的で、ソースを10分間80℃〜100℃に加熱し、
次いで密閉した包装中で冷却する。
【0066】 利点 加熱中の揮発性芳香剤成分の損失は減少する。芳香剤の完全な放出は閉じた容
器中のソースの冷却まで起こらない。
【0067】 4.4.低温殺菌されたドリンク 保存のためのソフトドリンク製造プロセスにおける熱処理段階期間中、メチル
セルロースのフイルムでコーティングされたカプセルに包まれた酪酸エチルを含
有する顆粒を加えた。
【0068】 利点 加熱段階中の揮発性酪酸エチルを保護すること及び密閉した容器における冷却
プロセス中の酪酸エチルのその後の完全な放出による芳香剤プロフィルの改良。
コーティングは最終ドリンクにおいて残留物を残さない。
【0069】 4.5.チューイングスイート(chewing sweets) カプセルに包まれたラズベリー芳香剤及びメチルセルロースコーティングを含
有する赤に着色された(red−dyed)芳香剤顆粒は、スクロース、水、グ
ルコースシロップ、脂肪、フォンダント、ゼラチン、クエン酸及び乳化剤を含ん
で成る熱い(120℃)チューイングスイート塊に成形の前に1%で加え、次い
で混合物を冷却しそして通気する。
【0070】 利点 顆粒は製造プロセス中溶解しないため、最終製品においてはっきり見える顆粒
を介して視覚による効果を達成することができる。
【0071】 低い芳香剤損失がプロセッシング操作中に起こる。
【0072】 芳香剤は少数の点に局在したマトリックス中に存在しそして移行しない。結果
として、特定の知覚効果が達成される(ホットスポット)。取り囲んでいるチュ
ーイングスイート塊は他の液体芳香剤で芳香剤付与され、それにより二重に知覚
効果が達成されうる。
【0073】 4.6洗剤 カプセルに包まれた香料の組み合わせ(スズラン芳香剤)を含んで成りそして
変性セルロースのコーティングを備えた顆粒を使用して洗浄粉末に香りをつける
(perfumed)。
【0074】 利点 洗剤中の香料用量を減少させることができる。洗浄水で漂白することによる布
の洗浄中の香料の損失は、芳香剤粒子が布の繊維に付着するので最小になる。カ
プセルに包まれた香料は特に高い洗浄温度で保護される。
【0075】 4.7.アイスクリームウエハー カプセルに包まれたレモン芳香剤及び5%濃度メチルセルロースコーティング
を有する黄色に着色された芳香剤顆粒をアイスクリームウエハーを製造するため
のドウ(dough)混合物に2重量%の用量で加える。このドウ混合物は水(
45%)、小麦粉(35%)、スクロース(15%)、落花生油(ground
nut oil)、レシチン、塩から成る。次いで芳香剤顆粒を含有するドウ
を250℃のウエハーアイロン上に薄く注ぎ(poured out)、そして
1.5分間ベーキングする。次いでウエハーを巻いてコーンを成形する。
【0076】 コーティングされていない芳香剤顆粒に勝る利点 芳香剤顆粒はベーキングプロセス中保持されそしてカプセルに包まれた揮発性
レモン芳香剤の少量の損失しか起こらない。消費中まで機械的に噛むことによっ
て芳香剤は放出されない。
【0077】 ウエハーにおける個々の点での芳香剤の局在化により、特定の知覚効果(senso
ry effect)が達成されうる。
【0078】 視覚による効果ははっきりと見えるように染色された顆粒の保持により達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 変性セルロースのコーティングを有する及び変性セルロースのコーティングな
しのカプセルに包まれた芳香剤の芳香剤保湿を示する
【図2】 異なる芳香剤成分の放出を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/39 A23L 1/39 4B047 2/00 C11B 15/00 4H003 C11B 15/00 C11D 3/50 4H059 C11D 3/50 A23L 2/00 B (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヒンデラー,ユルゲン ドイツ・デー−51381レーフエルクーゼ ン・アムベンタール54 Fターム(参考) 4B014 GB13 GK05 4B017 LC02 LL01 4B027 FB11 FC01 FE09 4B032 DB26 DL05 4B036 LC01 LF03 LK01 4B047 LE08 LF07 LF08 LF09 LG29 LP09 4H003 DA01 EB42 FA21 FA26 4H059 BC45 CA53 CA72 CA96 DA09 DA14 DA16 DA24 DA26 EA11 EA15 EA31

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性固体粒子から成り、該親水性固体粒子中に芳香剤及び
    /又は香料が封入されておりそして該親水性固体粒子は変性セルロースで包まれ
    ているか又は変性セルロースを含んで成り、該変性セルロースは温度が増加する
    と可逆性ゲル形成を示すことを特徴とするカプセルに包まれた芳香剤及び/又は
    香料。
  2. 【請求項2】 変性セルロース1〜50重量%を含んで成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の芳香剤及び/又は香料。
  3. 【請求項3】 変性セルロース2〜20重量%を含んで成ることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の芳香剤及び/又は香料。
  4. 【請求項4】 変性セルロース5〜10重量%を含んで成ることを特徴とす
    る請求項1〜3に記載の芳香剤及び/又は香料。
  5. 【請求項5】 変性セルロースとして、メチルセルロース、ヒドロキシプロ
    ピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルメチルセルロー
    ス、エチルセルロース又はその混合物を含んで成ることを特徴とする請求項1〜
    4の1つに記載のの芳香剤及び/又は香料。
  6. 【請求項6】 芳香剤粒子及び/又は香料粒子がコーティングを備えている
    か又はそれらにコーティングが加えられているカプセルに包まれた芳香剤及び/
    又は香料を製造する方法であって、温度の増加と共に可逆的なゲル形成が起こる
    変性セルロースを使用することを特徴とする方法。
  7. 【請求項7】 芳香剤粒子及び/又は香料粒子が芳香剤及び/又は香料及び
    親水性支持体の水性エマルシヨンの流動床噴霧造粒により製造されることを特徴
    とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 芳香剤及び/又は香料粒子が流動床装置においてコーティン
    グされることを特徴とする請求項6及び7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 変性セルロースが芳香剤及び/又は香料粒子に加えられるこ
    とを特徴とする請求項6〜8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5の1つに記載のカプセルに包まれた芳香剤及
    び/又は香料を食品に加えることを特徴とする芳香剤及び/又は香料で食品を強
    化する方法。
  11. 【請求項11】 カプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料の添加中又は添
    加後、食品を変性セルロースの凝集点以上の温度に加熱することを特徴とする請
    求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 食品又は消費者物品を製造するための請求項1〜5の1つ
    に記載のカプセルに包まれた芳香剤及び/又は香料の使用。
  13. 【請求項13】 茶浸出バッグを製造するための請求項12に記載の使用。
  14. 【請求項14】 インスタントソース粉末を製造するための請求項12に記
    載の使用。
  15. 【請求項15】 調理されたソースを製造するための請求項12に記載の使
    用。
  16. 【請求項16】 低温殺菌されたドリンクを製造するための請求項12に記
    載の使用。
  17. 【請求項17】 チューイングスイートを製造するための請求項12に記載
    の使用。
  18. 【請求項18】 洗剤を製造するための請求項12に記載の使用。
  19. 【請求項19】 ウエハーを製造するための請求項12に記載の使用。
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