JP2002526194A - 単一プル・ワイヤでの多数バンド結紮器 - Google Patents
単一プル・ワイヤでの多数バンド結紮器Info
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/12—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
- A61B17/12009—Implements for ligaturing other than by clamps or clips, e.g. using a loop with a slip knot
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Abstract
(57)【要約】
結紮バンド分配器は、複数の第１結紮バンドを保持できる実質的に円筒状の支持面を備える。この第１支持面は実質的に軸線方向に貫通して延びる第１チャネルと、前記第１支持面の少なくとも一部を通ってその遠位端から遠ざかるように延びる複数の第１スロットとを有している。複数の増大された直径の当接部は、前記スロットを通って延びるプル・ラインの複数の区分を定める。これら区分の各々は前記結紮バンドの内の対応する１つの回りにループを形成して、前記プル・ラインを前記結紮バンドと解放可能に結合する。
Description
【０００１】 （技術分野） 本発明は、一般的には、組織結紮の分野に関し、より詳細には、結紮バンドを
分配する改善した装置に関する。
分配する改善した装置に関する。
【０００２】 （発明の背景） 内科医は、内痔核及び粘膜炎を含む損傷を処理するために、弾性結紮バンドを
使用し、機械的な止血を実行している。そうした結紮の目的は、先ずその変形さ
れていない径を超えてそのバンドを引き伸ばしてから、結紮されるべき組織をバ
ンド内に引き寄せることによって、通常は弾性体である結紮バンドを目標とされ
た損傷部或いは、血管切断部の上に配置することである。その後、バンドは解放
されて収縮し、内側への圧力をバンド内に捕らわれた組織の部分上に加える。バ
ンドによって付与される内側圧力は目標とされた組織を介しての全ての循環を停
止し、それによってその組織を死なせることになる。次いで、身体はその死んだ
組織を徐々に消し去り、組織が身体を介して自然に生ずる。
使用し、機械的な止血を実行している。そうした結紮の目的は、先ずその変形さ
れていない径を超えてそのバンドを引き伸ばしてから、結紮されるべき組織をバ
ンド内に引き寄せることによって、通常は弾性体である結紮バンドを目標とされ
た損傷部或いは、血管切断部の上に配置することである。その後、バンドは解放
されて収縮し、内側への圧力をバンド内に捕らわれた組織の部分上に加える。バ
ンドによって付与される内側圧力は目標とされた組織を介しての全ての循環を停
止し、それによってその組織を死なせることになる。次いで、身体はその死んだ
組織を徐々に消し去り、組織が身体を介して自然に生ずる。
【０００３】 ここに援用する、ザスラフスキー（Ｚａｓｌａｖｓｋｙ）等の米国特許第５，
３９８，８４４号（ザスラフスキー特許）及びチュウ（Ｃｈｕ）等の米国特許第
５，３５６，４１６号（チュウ特許）は結紮バンド分配装置を記載し、その各々
は実質的に円筒状の支持面を含み、その上に弾性結紮バンドが引き伸ばされてい
る。その円筒状支持面は目標領域へ向けて身体内へ前進させられる内視鏡の先端
に、典型的には、結着されている。次いで、ユーザはその内視鏡を通じて吸引を
付与して、結紮されるべき組織をその円筒状支持面内へ引っ張り込んで、結紮バ
ンドをその組織回りで収縮させる。
３９８，８４４号（ザスラフスキー特許）及びチュウ（Ｃｈｕ）等の米国特許第
５，３５６，４１６号（チュウ特許）は結紮バンド分配装置を記載し、その各々
は実質的に円筒状の支持面を含み、その上に弾性結紮バンドが引き伸ばされてい
る。その円筒状支持面は目標領域へ向けて身体内へ前進させられる内視鏡の先端
に、典型的には、結着されている。次いで、ユーザはその内視鏡を通じて吸引を
付与して、結紮されるべき組織をその円筒状支持面内へ引っ張り込んで、結紮バ
ンドをその組織回りで収縮させる。
【０００４】 先行技術に係る結紮バンド分配器は、ユーザが一時に単一結紮バンドのみを分
配することを可能とした。即ち、単一結紮バンドが分配された後、もしユーザが
組織の別の部分を結紮しようと欲すれば、その装置を患者の身体から取り除き、
新しい結紮バンドを装置上に装填（又はロード）し、該装置を患者身体内の所望
領域まで再挿入することになる。ザスラフスキー特許及びチュウ特許は、患者身
体から装置を取り除いて結紮バンドを再装填すること無しに、幾つかの結紮バン
ドを所望箇所に配置することを可能としている。しかしながら、ザスラフスキー
特許は多数のストリングを使用して多数のバンドを展開すること（即ち、各バン
ドに対する別個の引っ張りストリング）を教示する一方で、チュウ特許は多数バ
ンドを配置するために多数のハウジング及びピストン・セグメントを含む結紮器
を教示している。
配することを可能とした。即ち、単一結紮バンドが分配された後、もしユーザが
組織の別の部分を結紮しようと欲すれば、その装置を患者の身体から取り除き、
新しい結紮バンドを装置上に装填（又はロード）し、該装置を患者身体内の所望
領域まで再挿入することになる。ザスラフスキー特許及びチュウ特許は、患者身
体から装置を取り除いて結紮バンドを再装填すること無しに、幾つかの結紮バン
ドを所望箇所に配置することを可能としている。しかしながら、ザスラフスキー
特許は多数のストリングを使用して多数のバンドを展開すること（即ち、各バン
ドに対する別個の引っ張りストリング）を教示する一方で、チュウ特許は多数バ
ンドを配置するために多数のハウジング及びピストン・セグメントを含む結紮器
を教示している。
【０００５】 Ａｈｍｅｄの米国特許第５，６２４，４５３号は、多数のコード１０３が複数
の結紮バンド５０の各々と係合する線要素１０５から延びる装置を示している。
特に、各コード１０３は該コード１０３各々の近位方向に配置されている複数の
結び目を含んで、線１０５が近位方向へ引っ張られると、コード１０３各々が近
位方向へ引っ張られると共に、各コード１０３上の１つの結び目１０９が同等距
離を遠位方向へ移動させられる。結び目１０９の各々はアダプタ１０２の周囲に
わたって実質的に同等に離間されているので、線１０５を介して付与される力は
バンド５０各々の周囲のわたって分布され、漸増的に増大する弛み量は、最も遠
位方向に存続するバンド５０が展開される際、他の残存するバンドはアダプタ１
０２のエッジへ向かって何れも移動させられないことを保証する。
の結紮バンド５０の各々と係合する線要素１０５から延びる装置を示している。
特に、各コード１０３は該コード１０３各々の近位方向に配置されている複数の
結び目を含んで、線１０５が近位方向へ引っ張られると、コード１０３各々が近
位方向へ引っ張られると共に、各コード１０３上の１つの結び目１０９が同等距
離を遠位方向へ移動させられる。結び目１０９の各々はアダプタ１０２の周囲に
わたって実質的に同等に離間されているので、線１０５を介して付与される力は
バンド５０各々の周囲のわたって分布され、漸増的に増大する弛み量は、最も遠
位方向に存続するバンド５０が展開される際、他の残存するバンドはアダプタ１
０２のエッジへ向かって何れも移動させられないことを保証する。
【０００６】 しかしながら、多数のコード１０３は内視鏡の視野を横切るように遠位方向に
延びて、オペレータの視界を阻害している。加えて、これらの対称的に分布され
たコード１０３は線１０５を内視鏡の管腔を通って実質的に中心に延び、それに
よって、その他の装置を操作するためにこの管腔を使用するオペレータの能力を
制限している。最後に、図１８に示されているように、多数のコード１０３は実
質的に円錐形態でアダプタ１０２内に延び、コネクタ１０６で結束している。こ
れは損傷組織のアダプタ１０内への吸入による引き入れを阻害するか、或いは、
代替的に、アダプタ１０２内への組織引き入れがコネクタ１０６を近位方向へ押
圧することでバンド５０の意図せぬ展開となる。最終的には、装置をこの特許に
記載されているように組み立てることは非常に労働集約的であり、多数コード１
０３の全ての適切な配置や、結び目１０９がバンド５０に対して適切に配置され
るようにコード各々が配列されることを伴った対応する弛み区分を必要としてい
る。
延びて、オペレータの視界を阻害している。加えて、これらの対称的に分布され
たコード１０３は線１０５を内視鏡の管腔を通って実質的に中心に延び、それに
よって、その他の装置を操作するためにこの管腔を使用するオペレータの能力を
制限している。最後に、図１８に示されているように、多数のコード１０３は実
質的に円錐形態でアダプタ１０２内に延び、コネクタ１０６で結束している。こ
れは損傷組織のアダプタ１０内への吸入による引き入れを阻害するか、或いは、
代替的に、アダプタ１０２内への組織引き入れがコネクタ１０６を近位方向へ押
圧することでバンド５０の意図せぬ展開となる。最終的には、装置をこの特許に
記載されているように組み立てることは非常に労働集約的であり、多数コード１
０３の全ての適切な配置や、結び目１０９がバンド５０に対して適切に配置され
るようにコード各々が配列されることを伴った対応する弛み区分を必要としてい
る。
【０００７】 （発明の概要） 本発明は結紮バンド分配器に向けられており、複数の結紮バンドを保持できる
実質的に円筒状の支持面を備え、該支持面が軸線方向に貫通して延びるチャネル
を有し、複数のスロットがその支持面の少なくとも一部を通って該支持面の遠位
端から遠ざかるように延びる。この結紮バンド分配器は、複数の増大する直径の
当接部を有するプル・ラインを含み、それら当接部の各々が前記プル・ラインの
径よりも大きな径を有しており、それら当接部がそれらの間に複数の区分を定め
ており、前記プル・ラインは前記スロットを通って延び、前記当接部の各々が該
スロットの内の対応する１つと接触することによって前記チャネル内に保持され
、前記区分の各々が前記結紮バンドの内の対応する１つの回りにループを形成す
る。
実質的に円筒状の支持面を備え、該支持面が軸線方向に貫通して延びるチャネル
を有し、複数のスロットがその支持面の少なくとも一部を通って該支持面の遠位
端から遠ざかるように延びる。この結紮バンド分配器は、複数の増大する直径の
当接部を有するプル・ラインを含み、それら当接部の各々が前記プル・ラインの
径よりも大きな径を有しており、それら当接部がそれらの間に複数の区分を定め
ており、前記プル・ラインは前記スロットを通って延び、前記当接部の各々が該
スロットの内の対応する１つと接触することによって前記チャネル内に保持され
、前記区分の各々が前記結紮バンドの内の対応する１つの回りにループを形成す
る。
【０００８】 （発明の詳細な説明） 図１は、本発明に従ったプル・ストリング又は引き抜きひも８０１の概略図を
示している。プル・ストリング８０１は、例えば、その全長に沿って配列された
複数の結び目５０１−５０７を含み、これら結び目が複数のストリング区分４０
１−４０６によって分離されている。理解できるように、数多くの異なる要素が
結び目５０１−５０７の機能の代わりに採用し得ると共に、それらの機能を実行
できる。例えば、複数の固体物をそのプル・ストリング８０１に対して、接着、
締結、或いは、、他の方法で固定することができる。代替的には（或いは、付加
的には）、ストリング上の各点に液体を付与し、その液体が数珠のようになって
から固体に硬化するように為すことが可能である。他の変形も可能である。明確
化の目的で、以下の記載では用語「結び目」のみを利用しているが、その用語は
以上に説明したそれらの実施形態を他の適切な実施形態と共に含むことが意図さ
れている。よって、それは本発明での限定として解釈されるべきではない。
示している。プル・ストリング８０１は、例えば、その全長に沿って配列された
複数の結び目５０１−５０７を含み、これら結び目が複数のストリング区分４０
１−４０６によって分離されている。理解できるように、数多くの異なる要素が
結び目５０１−５０７の機能の代わりに採用し得ると共に、それらの機能を実行
できる。例えば、複数の固体物をそのプル・ストリング８０１に対して、接着、
締結、或いは、、他の方法で固定することができる。代替的には（或いは、付加
的には）、ストリング上の各点に液体を付与し、その液体が数珠のようになって
から固体に硬化するように為すことが可能である。他の変形も可能である。明確
化の目的で、以下の記載では用語「結び目」のみを利用しているが、その用語は
以上に説明したそれらの実施形態を他の適切な実施形態と共に含むことが意図さ
れている。よって、それは本発明での限定として解釈されるべきではない。
【０００９】 図２は、図１のプル・ストリングを含む結紮バンド分配器の実施形態を示して
いる。この結紮バンド分配器は、例えば、遠位の支持面１００を有する実質的に
円筒状のハウジングと、結紮バンド分配器を内視鏡、或いは、他の適切な装置（
図示せず）に結合するように設計されたアダプタ１０１とを含む。実質的に円筒
状であるが、ハウジングは遠位端へ向かって僅かなテーパであるような図面では
示されていない特徴を有することができる（遠位端は図面における右側に配置さ
れている）。結紮バンド分配器は、例えば、貫通するように延びる実質的に円筒
状チャネル１１１を含む（この側面上には示されていない）。支持面１００は、
例えば、結び目５０１−５０６よりも、例えば、小さな複数のスロット３０１−
３０６を含む。図２は、結紮バンド分配器が、例えば、６本の結紮バンド２０１
−２０６を保持していることを図示しているが、この結紮バンド分配器は任意の
適切数のバンドを含んでもよい。
いる。この結紮バンド分配器は、例えば、遠位の支持面１００を有する実質的に
円筒状のハウジングと、結紮バンド分配器を内視鏡、或いは、他の適切な装置（
図示せず）に結合するように設計されたアダプタ１０１とを含む。実質的に円筒
状であるが、ハウジングは遠位端へ向かって僅かなテーパであるような図面では
示されていない特徴を有することができる（遠位端は図面における右側に配置さ
れている）。結紮バンド分配器は、例えば、貫通するように延びる実質的に円筒
状チャネル１１１を含む（この側面上には示されていない）。支持面１００は、
例えば、結び目５０１−５０６よりも、例えば、小さな複数のスロット３０１−
３０６を含む。図２は、結紮バンド分配器が、例えば、６本の結紮バンド２０１
−２０６を保持していることを図示しているが、この結紮バンド分配器は任意の
適切数のバンドを含んでもよい。
【００１０】 また結紮バンド分配器は、例えば、遠位の支持面１００の、例えば、近位方向
に、或いは、近位端付近に実質的に円筒状のケーシング１０３をも含むことがで
きる。ケーシング１０３は遠位の支持面１００をカバーして、装置の挿入を容易
にすると共に、装置が身体中を移動している最中にバンド２０１−２０６が然る
べき位置に残留することを確保している。図２からわかるように、ケーシング１
０３は支持面１００よりも更に遠位方向へ延びる。ケーシング１０３は、例えば
、その遠位端付近にアウトレット・ホール１０５も含んで、ケーシング１０３外
側で且つ損傷部及びバンドから遠方で、プル・ストリング８０１が支持面１００
を超えて引っ張られることができるようになっている。更にケーシング１０３は
その近位端付近にインレット・ホール１０７を含んで、プル・ストリング８０１
が、例えば、アダプタ１０１内、そして、内視鏡を介してオペレータまで通るこ
とができるようになっている。
に、或いは、近位端付近に実質的に円筒状のケーシング１０３をも含むことがで
きる。ケーシング１０３は遠位の支持面１００をカバーして、装置の挿入を容易
にすると共に、装置が身体中を移動している最中にバンド２０１−２０６が然る
べき位置に残留することを確保している。図２からわかるように、ケーシング１
０３は支持面１００よりも更に遠位方向へ延びる。ケーシング１０３は、例えば
、その遠位端付近にアウトレット・ホール１０５も含んで、ケーシング１０３外
側で且つ損傷部及びバンドから遠方で、プル・ストリング８０１が支持面１００
を超えて引っ張られることができるようになっている。更にケーシング１０３は
その近位端付近にインレット・ホール１０７を含んで、プル・ストリング８０１
が、例えば、アダプタ１０１内、そして、内視鏡を介してオペレータまで通るこ
とができるようになっている。
【００１１】 バンド２０１−２０６及びプル・ストリング８０１の配列は、例えば、最も近
位のバンド２０１（図２の左側へ最も離れて見えているバンド）で始まる。結び
目５０１は、例えば、スロット後方に配置及び保持されている。この文脈におい
て用語「後方」とは、チャネル１１１内の位置を示す。図面に概略的に示されて
いるようにスロット３０１−３０６は、例えば、結び目５０１−５０７をスロッ
ト３０１−３０６の後方の位置に収容し、それらの結び目を然るべき位置に保持
するような形状であるのがよい。然るべき位置に保持された結び目５０１によっ
て、プル・ストリング８０１はスロット３０１を通ることができ、該プル・スト
リング８０１が結紮バンド分配器の外側となって、遠位の支持面１００に沿って
近位方向へ延びる。次いでバンド２０１は支持面１００上で引き伸ばされて、例
えば、該支持面１００の近位端付近のプル・ストリング８０１上に配置させられ
ている。ひとたびバンド２０１が然るべき位置になると、プル・ストリング８０
１は、例えば、バンド２０１上を環状に囲んでループを形成すことができる。次
いで、プル・ストリング８０１は、例えば、スロット３０１を介して下方へ通さ
れてからスロット３０２を介して戻るように通される。このようにして、結び目
５０２は例えばスロット３０１及び３０２の間に保持される（例えばスロット３
０２の後方）。それ故に、図２の例示的な配列に示されるように、ストリング区
分４０１はバンド２０１に巻き付けられ、そのストリング区分４０１の任意の弛
み部６０１が、例えば、該バンド２０１に近い遠位端支持面１００に沿って静止
している。弛み部６０１は、勿論、図２及びその他の図面に示されるものよりも
長くなっても短くなってもよい。
位のバンド２０１（図２の左側へ最も離れて見えているバンド）で始まる。結び
目５０１は、例えば、スロット後方に配置及び保持されている。この文脈におい
て用語「後方」とは、チャネル１１１内の位置を示す。図面に概略的に示されて
いるようにスロット３０１−３０６は、例えば、結び目５０１−５０７をスロッ
ト３０１−３０６の後方の位置に収容し、それらの結び目を然るべき位置に保持
するような形状であるのがよい。然るべき位置に保持された結び目５０１によっ
て、プル・ストリング８０１はスロット３０１を通ることができ、該プル・スト
リング８０１が結紮バンド分配器の外側となって、遠位の支持面１００に沿って
近位方向へ延びる。次いでバンド２０１は支持面１００上で引き伸ばされて、例
えば、該支持面１００の近位端付近のプル・ストリング８０１上に配置させられ
ている。ひとたびバンド２０１が然るべき位置になると、プル・ストリング８０
１は、例えば、バンド２０１上を環状に囲んでループを形成すことができる。次
いで、プル・ストリング８０１は、例えば、スロット３０１を介して下方へ通さ
れてからスロット３０２を介して戻るように通される。このようにして、結び目
５０２は例えばスロット３０１及び３０２の間に保持される（例えばスロット３
０２の後方）。それ故に、図２の例示的な配列に示されるように、ストリング区
分４０１はバンド２０１に巻き付けられ、そのストリング区分４０１の任意の弛
み部６０１が、例えば、該バンド２０１に近い遠位端支持面１００に沿って静止
している。弛み部６０１は、勿論、図２及びその他の図面に示されるものよりも
長くなっても短くなってもよい。
【００１２】 スロット３０２後方に保持された結び目５０２によって、プル・ストリング８
０１は、再度、支持面１００に沿って近位方向に延びることができる。次いでバ
ンド２０２は支持面１００上に引き伸ばされて、例えば、バンド２０１の直ぐ遠
位に配置させることができる。明確化の目的で、図２はバンド２０１−２０６の
間には幾分かの隔たりが図示されている。しかしながら、バンド２０１−２０６
はもし所望であれば相互に接触していてもよい。ひとたびバンド２０２が然るべ
き位置になれば、プル・ストリング８０１が該バンド２０２を環状に囲んでルー
プを成して、スロット３０２及び３０３に通されて、結び目５０３がスロット３
０３の後方に保持される。ストリング区分４０２（プル・ストリング８０１のバ
ンド２０２を環状に囲む部分）における弛み部６０２が近位方向に支持面１００
上に延び、バンド２０１下方に押し込まれ得る。
０１は、再度、支持面１００に沿って近位方向に延びることができる。次いでバ
ンド２０２は支持面１００上に引き伸ばされて、例えば、バンド２０１の直ぐ遠
位に配置させることができる。明確化の目的で、図２はバンド２０１−２０６の
間には幾分かの隔たりが図示されている。しかしながら、バンド２０１−２０６
はもし所望であれば相互に接触していてもよい。ひとたびバンド２０２が然るべ
き位置になれば、プル・ストリング８０１が該バンド２０２を環状に囲んでルー
プを成して、スロット３０２及び３０３に通されて、結び目５０３がスロット３
０３の後方に保持される。ストリング区分４０２（プル・ストリング８０１のバ
ンド２０２を環状に囲む部分）における弛み部６０２が近位方向に支持面１００
上に延び、バンド２０１下方に押し込まれ得る。
【００１３】 同じようにして、プル・ストリング８０１は、再度、支持面１００上の近位方
向に延びることができる。次いでバンド２０３はプル・ストリング８０１及び支
持面１００の上に配置されて、プル・ストリング８０１はバンド２０３を環状に
囲んでループとなって、適切なスロットを介して巻かれる。このプロセスは残る
バンド６０４−６０６が、同様にして、配列されるまで続行される。詳細には、
各バンド６０４−６０６は、例えば、先行するバンドの遠位方向に配置されて、
対応する結び目５０４−５０６が、対応するスロット３０４−３０６の後方に保
持される。結び目５０７も、例えば、スロット３０６後方に保持され得、それに
よって、プル・ストリング８０１が遠位方向に移転しないことを確保している。
留意されることは、プル・ストリング８０１を言及する場合、「遠位方向」はオ
ペレータから遠ざかる方向のプル・ストリング８０１自体に沿っての方向を言及
するものであり、支持面１００の「遠位」の部分、或いは、「近位」の部分を参
照することがない。
向に延びることができる。次いでバンド２０３はプル・ストリング８０１及び支
持面１００の上に配置されて、プル・ストリング８０１はバンド２０３を環状に
囲んでループとなって、適切なスロットを介して巻かれる。このプロセスは残る
バンド６０４−６０６が、同様にして、配列されるまで続行される。詳細には、
各バンド６０４−６０６は、例えば、先行するバンドの遠位方向に配置されて、
対応する結び目５０４−５０６が、対応するスロット３０４−３０６の後方に保
持される。結び目５０７も、例えば、スロット３０６後方に保持され得、それに
よって、プル・ストリング８０１が遠位方向に移転しないことを確保している。
留意されることは、プル・ストリング８０１を言及する場合、「遠位方向」はオ
ペレータから遠ざかる方向のプル・ストリング８０１自体に沿っての方向を言及
するものであり、支持面１００の「遠位」の部分、或いは、「近位」の部分を参
照することがない。
【００１４】 図２に示されるように、ストリング区分４０３−４０６の弛み部６０３−６０
６は支持ハウジング上の近位方向に延びることができると共に、例えば、バンド
２０１以外の任意の近位のバンドにわたって延びることができる。次いで、これ
ら弛み部６０３−６０６は、例えば、バンド２０１下方に押し込まれる。理解で
きるように、各バンド６０１−６０６は支持面１００上に配置されると、対応す
る弛みは、ストリング区分４０１−４０６が長さに関して減少するまで、それぞ
れ増大する。減少する長さのストリング区分４０１−４０６が利用される一方で
、例示的な実施形態でのストリング区分４０１−４０６は長さに関して同等であ
るか、或いは、実質的に同等である。この例示的実施形態において、プル・スト
リングは、次いで、スプール（不図示）によって引っ張られて、それが、例えば
、バンド２０１−２０６の内の１つを展開するために必要とされるスレッド量と
同一量が回転によって巻き取られる。
６は支持ハウジング上の近位方向に延びることができると共に、例えば、バンド
２０１以外の任意の近位のバンドにわたって延びることができる。次いで、これ
ら弛み部６０３−６０６は、例えば、バンド２０１下方に押し込まれる。理解で
きるように、各バンド６０１−６０６は支持面１００上に配置されると、対応す
る弛みは、ストリング区分４０１−４０６が長さに関して減少するまで、それぞ
れ増大する。減少する長さのストリング区分４０１−４０６が利用される一方で
、例示的な実施形態でのストリング区分４０１−４０６は長さに関して同等であ
るか、或いは、実質的に同等である。この例示的実施形態において、プル・スト
リングは、次いで、スプール（不図示）によって引っ張られて、それが、例えば
、バンド２０１−２０６の内の１つを展開するために必要とされるスレッド量と
同一量が回転によって巻き取られる。
【００１５】 バンド２０１−２０６を展開するために結紮バンド分配器は、例えば身体内へ
挿入される内視鏡（図示せず）の端部に固定されて、所望箇所まで操作される。
ひとたび結紮装置がその所望箇所に到達すれば、公知なように例えば吸入が損傷
部に対して付与されて、その損傷部が、例えば、チャネル１１１内へ引っ張られ
る。次いで、オペレータはプル・ストリング８０１を近位方向に引き寄せ（或い
は、プル・ストリング８０１がそのように引っ張られるようにして）、バンド２
０６回りに配列されたストリング区分４０１が、例えば、アウトレット・ホール
１０５を通って近位方向にオペレータへ向かって引っ張られる。こうしてプル・
ストリング８０１が弛み部６０６を巻き取り、バンド２０６を支持面１００の遠
位端へ向けて付勢し始める。結び目５０６がスロット３０６後方に保持されてい
るので、プル・ストリング８０１のバンド２０１−２０５回りに配列された部分
はオペレータへ向かって引っ張られず、それらバンド２０１−２０５は然るべき
位置に保持される。
挿入される内視鏡（図示せず）の端部に固定されて、所望箇所まで操作される。
ひとたび結紮装置がその所望箇所に到達すれば、公知なように例えば吸入が損傷
部に対して付与されて、その損傷部が、例えば、チャネル１１１内へ引っ張られ
る。次いで、オペレータはプル・ストリング８０１を近位方向に引き寄せ（或い
は、プル・ストリング８０１がそのように引っ張られるようにして）、バンド２
０６回りに配列されたストリング区分４０１が、例えば、アウトレット・ホール
１０５を通って近位方向にオペレータへ向かって引っ張られる。こうしてプル・
ストリング８０１が弛み部６０６を巻き取り、バンド２０６を支持面１００の遠
位端へ向けて付勢し始める。結び目５０６がスロット３０６後方に保持されてい
るので、プル・ストリング８０１のバンド２０１−２０５回りに配列された部分
はオペレータへ向かって引っ張られず、それらバンド２０１−２０５は然るべき
位置に保持される。
【００１６】 支持面１００の遠位端に到達するとき、バンド２０６はチャネル１１１内へ引
き入れられた組織を結紮するように展開することになる。この展開又は配備は、
例えば、支持面１００の遠位端におけるテーパ、或いは、斜面（図示せず）によ
って促進補助される。展開されたバンドによって、結び目５０６はスロット３０
６から解放される。プル・ストリング８０１をオペレータへ向かって更に引き寄
せると、結び目５０６は、例えば、アウトレット・ホール１０５を脱して、バン
ド２０５が先に説明したように展開又は配備させることができる。このプロセス
は、バンド２０２−２０６の全てが展開させられるまで、バンド２０２−２０６
の各々によって組織の連続的な部分を結紮するオペレータによって続けられるこ
とになる。
き入れられた組織を結紮するように展開することになる。この展開又は配備は、
例えば、支持面１００の遠位端におけるテーパ、或いは、斜面（図示せず）によ
って促進補助される。展開されたバンドによって、結び目５０６はスロット３０
６から解放される。プル・ストリング８０１をオペレータへ向かって更に引き寄
せると、結び目５０６は、例えば、アウトレット・ホール１０５を脱して、バン
ド２０５が先に説明したように展開又は配備させることができる。このプロセス
は、バンド２０２−２０６の全てが展開させられるまで、バンド２０２−２０６
の各々によって組織の連続的な部分を結紮するオペレータによって続けられるこ
とになる。
【００１７】 結紮バンド分配器は内視鏡の遠位端に固定されると、好ましくは、ストリング
８０１が支持面１００の遠位のリムから延びる箇所は、ストリング８０１がオペ
レータまで戻るように貫通し延びる内視鏡の内腔（又は管腔）にできる限り接近
するように支持面１００は向けられる。これにより、ストリング８０１が視野、
或いは、チャネル１１１内への組織の引き入れの何れかと干渉しないことを確保
する。
８０１が支持面１００の遠位のリムから延びる箇所は、ストリング８０１がオペ
レータまで戻るように貫通し延びる内視鏡の内腔（又は管腔）にできる限り接近
するように支持面１００は向けられる。これにより、ストリング８０１が視野、
或いは、チャネル１１１内への組織の引き入れの何れかと干渉しないことを確保
する。
【００１８】 図３は、本発明に従った結紮バンド分配器の第２の例示的な実施形態を図示し
ている。この第２の例示的な実施形態は、例えば、支持層１００内に配置された
第２の実質的に円筒状の支持層１００ａを含む。またこの第２支持層１００ａは
、例えば、支持層１００及び外側ケーシング１０３の間の支持層１００外部に配
置される。また図３は、例えば、第２支持層１００ａよりも更に遠位方向に延び
る支持層１００を示しているが、この形態を逆転してもよい。第２支持層１００
ａは、例えば、スロット３０１−３０６と同一形態を有する（スロット３０１ａ
で表示される）追加スロットを含む。第２支持層１００ａは、結紮バンド分配器
の長さを不適切に伸ばすことなしに、結紮装置がより多数のバンドを保持するこ
とを可能としている。
ている。この第２の例示的な実施形態は、例えば、支持層１００内に配置された
第２の実質的に円筒状の支持層１００ａを含む。またこの第２支持層１００ａは
、例えば、支持層１００及び外側ケーシング１０３の間の支持層１００外部に配
置される。また図３は、例えば、第２支持層１００ａよりも更に遠位方向に延び
る支持層１００を示しているが、この形態を逆転してもよい。第２支持層１００
ａは、例えば、スロット３０１−３０６と同一形態を有する（スロット３０１ａ
で表示される）追加スロットを含む。第２支持層１００ａは、結紮バンド分配器
の長さを不適切に伸ばすことなしに、結紮装置がより多数のバンドを保持するこ
とを可能としている。
【００１９】 追加バンド（図示せず）は、例えば、バンド２０１−２０６が支持層１００上
に配列されているのと同様に、第２支持層１００ａ上に配列される。プル・スト
リング８０１は追加バンドを配置するために、追加結び目（結び目５０１ａで表
示される）を含むのがよい。これら追加バンドは、例えば、バンド２０１−２０
６に先行して結紮バンド分配器上に配置される。次いで、バンド２０１−２０６
が先に説明されたように配列される。このようにして、バンド２０６は、例えば
、数が少なくなる順でバンド２０１−２０５が追従されて、展開されることにな
る。バンド２０１−２０６が展開された後、追加結び目が、例えば、一時に１つ
ずつ、全てのバンドが展開されるまで追加バンドを展開する。
に配列されているのと同様に、第２支持層１００ａ上に配列される。プル・スト
リング８０１は追加バンドを配置するために、追加結び目（結び目５０１ａで表
示される）を含むのがよい。これら追加バンドは、例えば、バンド２０１−２０
６に先行して結紮バンド分配器上に配置される。次いで、バンド２０１−２０６
が先に説明されたように配列される。このようにして、バンド２０６は、例えば
、数が少なくなる順でバンド２０１−２０５が追従されて、展開されることにな
る。バンド２０１−２０６が展開された後、追加結び目が、例えば、一時に１つ
ずつ、全てのバンドが展開されるまで追加バンドを展開する。
【００２０】 図４及び図５は、バンド及びプル・ストリング８０１の代替的な配列を図示し
ている。図４の分配器は、例えば、３つのバンド２０１−２０３を展開する。従
ってプル・ストリング８０１は、例えば、３つのストリング区分４０１−４０３
で分離された４つのみの結び目５０１−５０４を含む。しかしながら、この分配
器は依然として、例えば、６つのスロット３０１−３０６を含む。バンド２０１
−２０３を配列するために、結び目５０１及び５０２は、例えば、スロット３０
１及び３０３後方にそれぞれ配置され且つ保持される。保持された結び目５０１
及び５０２でループを形成しているストリング区分４０１は近位方向に延びて、
支持面１００の外面に対して配置される。次いで、バンド２０１はその支持面１
００上に引き伸ばされて、ストリング区分４０１上に配置される。然るべき位置
にあるバンド２０１によって、ストリング区分４０１は、例えば、バンド２０１
上で折り返され、スロット５０１及び５０２の間に図５に示されるようにループ
を成す。この配列はバンド２０１回りに２つのループ４０１ａ及び４０１ｂを形
成し、これら双方のループが、プル・ストリング８０１がオペレータへ向けて引
っ張られると、バンド２０１を遠位方向に付勢する。
ている。図４の分配器は、例えば、３つのバンド２０１−２０３を展開する。従
ってプル・ストリング８０１は、例えば、３つのストリング区分４０１−４０３
で分離された４つのみの結び目５０１−５０４を含む。しかしながら、この分配
器は依然として、例えば、６つのスロット３０１−３０６を含む。バンド２０１
−２０３を配列するために、結び目５０１及び５０２は、例えば、スロット３０
１及び３０３後方にそれぞれ配置され且つ保持される。保持された結び目５０１
及び５０２でループを形成しているストリング区分４０１は近位方向に延びて、
支持面１００の外面に対して配置される。次いで、バンド２０１はその支持面１
００上に引き伸ばされて、ストリング区分４０１上に配置される。然るべき位置
にあるバンド２０１によって、ストリング区分４０１は、例えば、バンド２０１
上で折り返され、スロット５０１及び５０２の間に図５に示されるようにループ
を成す。この配列はバンド２０１回りに２つのループ４０１ａ及び４０１ｂを形
成し、これら双方のループが、プル・ストリング８０１がオペレータへ向けて引
っ張られると、バンド２０１を遠位方向に付勢する。
【００２１】 また、ループ４０１ａ及び４０１ｂにおける２つの弛み部６０１及び６０２も
形成される。これらは支持面１００の外面上の近位方向に横たわることができ、
例えば、同等長さであるのがよい。代替的には、弛み部６０２は近位方向に引っ
張られて、弛み部６０２を延ばし、弛み部６０１が最小となるまで弛み部６０１
を減少する（例えば、ループ４０１ａが弛み部６０１を有することがない）。こ
のようにして、バンド２０１が展開されると、弛み部６０１及び６０２の全てが
ループ４０１ａ、或いは、ループ４０１ｂの何れかが、バンド２０１に力を付与
する前に巻き上げられる。
形成される。これらは支持面１００の外面上の近位方向に横たわることができ、
例えば、同等長さであるのがよい。代替的には、弛み部６０２は近位方向に引っ
張られて、弛み部６０２を延ばし、弛み部６０１が最小となるまで弛み部６０１
を減少する（例えば、ループ４０１ａが弛み部６０１を有することがない）。こ
のようにして、バンド２０１が展開されると、弛み部６０１及び６０２の全てが
ループ４０１ａ、或いは、ループ４０１ｂの何れかが、バンド２０１に力を付与
する前に巻き上げられる。
【００２２】 ひとたびバンド２０１が支持面１００上に配置されると、プル・ストリング８
０１はスロット３０３を通して出され、スロット３０４を通して戻され、結び目
５０３が、例えば、スロット３０５後方で保持される。ストリング区分４０２は
、例えば、支持面１００の外面に沿って近位方向に延びてから、バンド２０２が
ストリング区分４０２上に配置される。然るべき位置にあるバンド２０２によっ
て、ストリング区分４０２はバンド２０２上で折り返されて、スロット５０３及
び５０４回りにループが形成される。これはループ４０２ａ及び４０２ｂと弛み
部６０３及び６０４を作り出し、それらが先に説明されたように配列される。弛
み部６０３、弛み部６０４、或いは、それら双方は、例えば、バンド２０１下方
に押し込まれる。
０１はスロット３０３を通して出され、スロット３０４を通して戻され、結び目
５０３が、例えば、スロット３０５後方で保持される。ストリング区分４０２は
、例えば、支持面１００の外面に沿って近位方向に延びてから、バンド２０２が
ストリング区分４０２上に配置される。然るべき位置にあるバンド２０２によっ
て、ストリング区分４０２はバンド２０２上で折り返されて、スロット５０３及
び５０４回りにループが形成される。これはループ４０２ａ及び４０２ｂと弛み
部６０３及び６０４を作り出し、それらが先に説明されたように配列される。弛
み部６０３、弛み部６０４、或いは、それら双方は、例えば、バンド２０１下方
に押し込まれる。
【００２３】 バンド２０３は支持面１００上に同様に配置される。結び目５０４はスロット
３０６後方に保持されて、プル・ストリング８０１の、例えば、遠位方向への転
移を防止する。加えて、弛み部６０５、弛み部６０６、或いは、それら双方は、
それぞれ、例えば、バンド２０１、バンド２０２、或いは、それら双方の下方に
押し込まれる。
３０６後方に保持されて、プル・ストリング８０１の、例えば、遠位方向への転
移を防止する。加えて、弛み部６０５、弛み部６０６、或いは、それら双方は、
それぞれ、例えば、バンド２０１、バンド２０２、或いは、それら双方の下方に
押し込まれる。
【００２４】 図４及び図５に示されていないが外側ケーシング１０３は、この例示的な実施
形態に包含されることを留意すべきである。この特定の例示的な実施形態に明確
に説明されていない他の要素も包含される。理解できるように、こうしたことは
、ここで説明された各例示的な実施形態に対して一般的に当てはまり、明確化の
目的で一方の図示した実施形態に示された特定要素は他方の図示した実施形態に
表現されない可能性があるが、そうした要素は所望に応じて示されていなくとも
包含される。
形態に包含されることを留意すべきである。この特定の例示的な実施形態に明確
に説明されていない他の要素も包含される。理解できるように、こうしたことは
、ここで説明された各例示的な実施形態に対して一般的に当てはまり、明確化の
目的で一方の図示した実施形態に示された特定要素は他方の図示した実施形態に
表現されない可能性があるが、そうした要素は所望に応じて示されていなくとも
包含される。
【００２５】 図６は、図４及び図５のバンド／引き抜き線（プル・ライン）配列を伴う例示
的な結紮バンド分配器を図示しており、例えば、第２支持層１００ａを有する。
図６に示される第２支持層１００ａは、例えば、図３の第２支持層と同一構造を
有し得る。同じように、図６の第２支持層１００ａの配列は図３の第２支持層の
配列と類似している。詳細には、追加バンド（図示せず）が、例えば、図４及び
図５の実施形態に対して先に説明された配列を用いて、第２支持層１００ａ上に
配置される。ひとたび追加バンドが装填されたならば、バンド２０１−２０３は
、例えば、図４及び図５の実施形態に対して説明されたように装填される。使用
中、バンド２０３は、例えば、最初に展開されることとなって、それにバンド２
０２及び２０１が追従される。追加バンドはそれから展開され得て、最も遠位の
追加バンドが最初に展開され、それに、例えば、残りの追加バンドが追従される
。
的な結紮バンド分配器を図示しており、例えば、第２支持層１００ａを有する。
図６に示される第２支持層１００ａは、例えば、図３の第２支持層と同一構造を
有し得る。同じように、図６の第２支持層１００ａの配列は図３の第２支持層の
配列と類似している。詳細には、追加バンド（図示せず）が、例えば、図４及び
図５の実施形態に対して先に説明された配列を用いて、第２支持層１００ａ上に
配置される。ひとたび追加バンドが装填されたならば、バンド２０１−２０３は
、例えば、図４及び図５の実施形態に対して説明されたように装填される。使用
中、バンド２０３は、例えば、最初に展開されることとなって、それにバンド２
０２及び２０１が追従される。追加バンドはそれから展開され得て、最も遠位の
追加バンドが最初に展開され、それに、例えば、残りの追加バンドが追従される
。
【００２６】 図７及び図８は、本発明に従った結紮バンド分配器の別の例示的な実施形態を
図示しており、この結紮バンド分配器は、支持面１００の外面上に形成された複
数の軸線方向に走る溝１０９を含んでいる。バンド２０１−２０６（図示せず）
及び支持面１００の間の摩擦を低減するこれらな溝１０９は、例えば、支持面１
００の全周囲回りに形成されている。加えて、スロット３０１−３０６は、それ
ぞれ、例えば、溝１０９の内の１つにおける中心に沿って整合される。
図示しており、この結紮バンド分配器は、支持面１００の外面上に形成された複
数の軸線方向に走る溝１０９を含んでいる。バンド２０１−２０６（図示せず）
及び支持面１００の間の摩擦を低減するこれらな溝１０９は、例えば、支持面１
００の全周囲回りに形成されている。加えて、スロット３０１−３０６は、それ
ぞれ、例えば、溝１０９の内の１つにおける中心に沿って整合される。
【００２７】 図９は、図７及び図８の溝１０９を有する結紮バンド分配器の端面図を示して
いる。図９の例示的実施形態は第２支持面１００ａを含む。図７及び図８の実施
形態の場合のように、スロット３０１−３０６は支持面１００ａのスロット３０
１ａ−３０６ａと共に、例えば、溝１０８と整合される。更には、スロット３０
１−３０６は１つのグループとして、スロット３０１ａ−３０６ａから円周方向
に沿ってオフセットされる。このオフセットはプル・ワイヤ８０１が、過剰な円
周方向運動無しに、例えば、スロット３０１−３０６及び３０１ａ−３０６ａを
掛け渡されることを可能としている。加えて、スロット３０６及び３０１ａの間
の比較的小さな距離は、充分な長さを有さないプル・ストリング８０１がそれら
スロット３０６及び３０１ａに関連されたバンド回りにループを形成する可能性
を削除する。
いる。図９の例示的実施形態は第２支持面１００ａを含む。図７及び図８の実施
形態の場合のように、スロット３０１−３０６は支持面１００ａのスロット３０
１ａ−３０６ａと共に、例えば、溝１０８と整合される。更には、スロット３０
１−３０６は１つのグループとして、スロット３０１ａ−３０６ａから円周方向
に沿ってオフセットされる。このオフセットはプル・ワイヤ８０１が、過剰な円
周方向運動無しに、例えば、スロット３０１−３０６及び３０１ａ−３０６ａを
掛け渡されることを可能としている。加えて、スロット３０６及び３０１ａの間
の比較的小さな距離は、充分な長さを有さないプル・ストリング８０１がそれら
スロット３０６及び３０１ａに関連されたバンド回りにループを形成する可能性
を削除する。
【００２８】 図１０乃至図１３は、本発明に従った結紮バンド分配器の更なる例示的な実施
形態を図示している。図１０乃至図１３に示される実施形態は、例えば６つのバ
ンド２０１−２０６を展開できるが、より多くの数のバンドを包含することがで
き、或いは、より少ない数のバンドを包含することができる。これらの実施形態
における支持面１００は、例えば、結び目５０１−５０６を保持するためのスロ
ット３０１−３０６の何れをも含まない。代わりに、結び目５０１−５０６は動
的に利用され、例えば、バンド２０１−２０６を展開のために支持面１００の遠
位端へ向けて付勢する。
形態を図示している。図１０乃至図１３に示される実施形態は、例えば６つのバ
ンド２０１−２０６を展開できるが、より多くの数のバンドを包含することがで
き、或いは、より少ない数のバンドを包含することができる。これらの実施形態
における支持面１００は、例えば、結び目５０１−５０６を保持するためのスロ
ット３０１−３０６の何れをも含まない。代わりに、結び目５０１−５０６は動
的に利用され、例えば、バンド２０１−２０６を展開のために支持面１００の遠
位端へ向けて付勢する。
【００２９】 図１０の実施形態では、バンド２０１−２０６及びプル・ストリング８０１を
配列するために、プル・ストリング８０１の結び目５０１は、例えば、支持面１
００の外面上に配列され、プル・ストリング８０１が結び目５０１から支持面１
００に沿って遠位方向に延びる。図１０に示されるように結び目５０１は、例え
ば、プル・ストリング８０１の最も遠位に配置されている。次いでバンド２０１
は支持面１００及びプル・ストリング８０１上に引き伸ばされ、結び目５０１の
直ぐ遠位のプル・ストリング８０１上に配置される。次いで、プル・ストリング
８０１は、例えば、支持面１００回りを、例えば、結紮バンド分配器の遠位端か
ら見た場合に時計方向に巻回されて、結び目５０１はバンド２０１の遠位端に静
止する。ストリング区分４０１−４０５の長さは、次の結び目（この場合、結び
目５０２）が支持面１００に対して静止する前に支持面１００の回りを、例えば
、略１回巻回するようにされる。
配列するために、プル・ストリング８０１の結び目５０１は、例えば、支持面１
００の外面上に配列され、プル・ストリング８０１が結び目５０１から支持面１
００に沿って遠位方向に延びる。図１０に示されるように結び目５０１は、例え
ば、プル・ストリング８０１の最も遠位に配置されている。次いでバンド２０１
は支持面１００及びプル・ストリング８０１上に引き伸ばされ、結び目５０１の
直ぐ遠位のプル・ストリング８０１上に配置される。次いで、プル・ストリング
８０１は、例えば、支持面１００回りを、例えば、結紮バンド分配器の遠位端か
ら見た場合に時計方向に巻回されて、結び目５０１はバンド２０１の遠位端に静
止する。ストリング区分４０１−４０５の長さは、次の結び目（この場合、結び
目５０２）が支持面１００に対して静止する前に支持面１００の回りを、例えば
、略１回巻回するようにされる。
【００３０】 ひとたび結び目５０２が支持面１００に対して静止したならば、バンド２０２
は支持面１００上に引き伸ばされ、結び目５０２の直ぐ遠位のプル・ストリング
８０１上に配置される。再びプル・ストリング８０１は、例えば、結び目５０３
が支持面１００に対して静止するまで支持面１００回りに巻回されて、その地点
でバンド２０３は結び目５０３の直ぐ遠位のプル・ストリング８０１上に配置さ
れ得る。このプロセスは、バンド２０１−２０６の全てが支持面１００上に配列
されるまで続行される。
は支持面１００上に引き伸ばされ、結び目５０２の直ぐ遠位のプル・ストリング
８０１上に配置される。再びプル・ストリング８０１は、例えば、結び目５０３
が支持面１００に対して静止するまで支持面１００回りに巻回されて、その地点
でバンド２０３は結び目５０３の直ぐ遠位のプル・ストリング８０１上に配置さ
れ得る。このプロセスは、バンド２０１−２０６の全てが支持面１００上に配列
されるまで続行される。
【００３１】 バンド２０１−２０６を展開するために、この結紮バンド分配器は先に説明さ
れたように損傷部上に配置されて、該損傷部が当業界で周知なように結紮バンド
分配器の遠位端内へ引き寄せ可能となる。ひとたび然るべき位置となれば、プル
・ストリング８０１は、例えば、近位方向に内視鏡（図示せず）を通ってオペレ
ータまで引っ張られることが可能となる。プル・ストリング８０１が近位方向に
引っ張られると、結び目５０６は支持面１００に沿って遠位方向に引っ張られる
こととなって、バンド２０６と接触し、該バンド２０６を支持面１００の遠位方
向に向けて引き寄せ、結局はバンド２０６を展開する。結び目５０６が引っ張ら
れると、プル・ストリング８０１は、例えば、支持面１００回りから解かれて、
プル・ストリング８０１における任意の弛みを巻き上げる。バンド２０６が展開
され且つ任意の弛みが巻き上げられた後（これは、例えば、プル・ストリング８
０１を巻き上げるスプールの１回転によって達成される）、結紮バンド分配器は
バンド２０５を展開する準備が為される。
れたように損傷部上に配置されて、該損傷部が当業界で周知なように結紮バンド
分配器の遠位端内へ引き寄せ可能となる。ひとたび然るべき位置となれば、プル
・ストリング８０１は、例えば、近位方向に内視鏡（図示せず）を通ってオペレ
ータまで引っ張られることが可能となる。プル・ストリング８０１が近位方向に
引っ張られると、結び目５０６は支持面１００に沿って遠位方向に引っ張られる
こととなって、バンド２０６と接触し、該バンド２０６を支持面１００の遠位方
向に向けて引き寄せ、結局はバンド２０６を展開する。結び目５０６が引っ張ら
れると、プル・ストリング８０１は、例えば、支持面１００回りから解かれて、
プル・ストリング８０１における任意の弛みを巻き上げる。バンド２０６が展開
され且つ任意の弛みが巻き上げられた後（これは、例えば、プル・ストリング８
０１を巻き上げるスプールの１回転によって達成される）、結紮バンド分配器は
バンド２０５を展開する準備が為される。
【００３２】 先に説明されたように、結紮バンド分配器が内視鏡の遠位端に固定されると、
ストリング８０１が支持面１００の遠位端リムから延びる地点は、好ましくは、
ストリング８０１がオペレータまで戻るために貫通し延びる内視鏡の内腔にでき
る限り接近するように向けられる。これにより、ストリング８０１が、視野、或
いは、チャネル１１１内への組織の引き入れの何れかと干渉しないことを確保す
る。また、これにより、オペレータが他の装置を内視鏡の遠位端へ導入するため
に内腔を利用することを可能としている。
ストリング８０１が支持面１００の遠位端リムから延びる地点は、好ましくは、
ストリング８０１がオペレータまで戻るために貫通し延びる内視鏡の内腔にでき
る限り接近するように向けられる。これにより、ストリング８０１が、視野、或
いは、チャネル１１１内への組織の引き入れの何れかと干渉しないことを確保す
る。また、これにより、オペレータが他の装置を内視鏡の遠位端へ導入するため
に内腔を利用することを可能としている。
【００３３】 図１１は、図１０の結紮バンド分配器と同様な配列を有する結紮バンド分配器
の別の例示的な実施形態を図示している。しかしながら、図１１に示される実施
形態においては、複数の結び目がバンド２０１−２０６の各対の間に利用される
。例えば、図１０の結び目５０６は図１１の結び目５０６ａ−５０６ｄと対応し
ている。これら追加の結び目により、たとえ結び目５０６ａ−５０６ｄの内の１
つ（例えば、図１１の結び目５０６ａ）がバンド２０６下方を滑ったとしても、
該バンド２０６が支持面１００上に取り残されないことを確保する。勿論、４つ
の結び目より多くの結び目を使用してもよく、或いは、４つの結び目より少ない
結び目を使用してもよい。加えて、図１１はバンド２０１後方に１つのみの結び
目を示しているが、追加の結び目がバンド２０１の後方に同様にして包含されて
いてもよい。
の別の例示的な実施形態を図示している。しかしながら、図１１に示される実施
形態においては、複数の結び目がバンド２０１−２０６の各対の間に利用される
。例えば、図１０の結び目５０６は図１１の結び目５０６ａ−５０６ｄと対応し
ている。これら追加の結び目により、たとえ結び目５０６ａ−５０６ｄの内の１
つ（例えば、図１１の結び目５０６ａ）がバンド２０６下方を滑ったとしても、
該バンド２０６が支持面１００上に取り残されないことを確保する。勿論、４つ
の結び目より多くの結び目を使用してもよく、或いは、４つの結び目より少ない
結び目を使用してもよい。加えて、図１１はバンド２０１後方に１つのみの結び
目を示しているが、追加の結び目がバンド２０１の後方に同様にして包含されて
いてもよい。
【００３４】 図１２及び図１３はストリング区分４０１−４０５の代替的な配列を図示して
おり、本質的には、それらの結び目５０１−５０６間の弛みを形成する。図１２
の配列において、ストリング区分４０１−４０５は、例えば、支持面１０に沿っ
て近位方向にループを成して配列される。これらは、例えば、対応する結び目へ
近位方向に任意のバンド下方に押し込まれるか、そうしたバンドの全ての下方に
押し込まれるか、或いは、そうしたバンドの上部に横たわるようにできる。図１
３の配列においてストリング区分４０１−４０５は、例えば、図１０におけるよ
うに支持面１００回りに巻回される。しかしながら、図１３の配列において、巻
回方向は連続する各ストリング区分４０１−４０５毎に変化し、プル・ストリン
グ８０１の「ジグザグ」経路を作り出している。
おり、本質的には、それらの結び目５０１−５０６間の弛みを形成する。図１２
の配列において、ストリング区分４０１−４０５は、例えば、支持面１０に沿っ
て近位方向にループを成して配列される。これらは、例えば、対応する結び目へ
近位方向に任意のバンド下方に押し込まれるか、そうしたバンドの全ての下方に
押し込まれるか、或いは、そうしたバンドの上部に横たわるようにできる。図１
３の配列においてストリング区分４０１−４０５は、例えば、図１０におけるよ
うに支持面１００回りに巻回される。しかしながら、図１３の配列において、巻
回方向は連続する各ストリング区分４０１−４０５毎に変化し、プル・ストリン
グ８０１の「ジグザグ」経路を作り出している。
【００３５】 図１４は、本発明に従った結紮バンド分配器の更なる例示的な特徴であるガイ
ド・リング１１５を図示している。支持面１００回りのプル・ストリング８０１
の任意の摂動を防止するために、プル・ストリング８０１は、例えば、ガイド・
リング１１５に通すことができる。ガイド・リング１１５は、例えば、支持面１
００の内面上に配置される（即ち、チャネル１１１内）。ガイド・リング１１５
は、勿論、先に説明された任意の実施形態に設けることができる。
ド・リング１１５を図示している。支持面１００回りのプル・ストリング８０１
の任意の摂動を防止するために、プル・ストリング８０１は、例えば、ガイド・
リング１１５に通すことができる。ガイド・リング１１５は、例えば、支持面１
００の内面上に配置される（即ち、チャネル１１１内）。ガイド・リング１１５
は、勿論、先に説明された任意の実施形態に設けることができる。
【００３６】 本発明は幾つかの例示的な実施形態に関して説明された。開示された実施形態
には数多くの変更があり、それらは当業者に明らかであろう。理解できるように
、これらの変更は特許請求の範囲のみによって限定される本発明の教示内に入る
。
には数多くの変更があり、それらは当業者に明らかであろう。理解できるように
、これらの変更は特許請求の範囲のみによって限定される本発明の教示内に入る
。
【図１】 図１は、本発明に従った例示的なプル・ストリングを図示している概略図であ
る。
る。
【図２】 図２は、本発明に従った例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図３】 図３は、第２の分配層を有する本発明に従った例示的な結紮バンド分配器の部
分的に破断された側面図である。
分的に破断された側面図である。
【図４】 図４は、プル・ストリング及び結紮バンドの代替的な配列を有する本発明に従
った別の例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
った別の例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図５】 図５は、第２の例示的プル・ストリング配列を有する本発明に従った例示的な
結紮バンド分配器の側面図である。
結紮バンド分配器の側面図である。
【図６】 図６は、図５のプル・ストリング配列を利用している別の例示的結紮バンド分
配器の部分的に破断された側面図である。
配器の部分的に破断された側面図である。
【図７】 図７は、外面上に複数の溝を有する本発明に従った例示的な結紮バンド分配器
の側面図である。
の側面図である。
【図８】 図８は、図７の結紮バンド分配器の端面図である。
【図９】 図９は、外面上に複数の溝を有する本発明に従った２層式結紮バンド分配器の
例示的な実施形態の端面図である。
例示的な実施形態の端面図である。
【図１０】 図１０は、第３の例示的なプル・ストリング配列を利用している本発明に従っ
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図１１】 図１１は、第４の例示的なプル・ストリング配列を利用している本発明に従っ
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図１２】 図１２は、第４の例示的なプル・ストリング配列を利用している本発明に従っ
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図１３】 図１３は、第６の例示的なプル・ストリング配列を利用している本発明に従っ
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
た例示的な結紮バンド分配器の側面図である。
【図１４】 図１４は、プル・ストリング用のガイド・リングを含んでいる例示的な結紮バ
ンド分配器の断面図である。
ンド分配器の断面図である。
１００ 支持面 １００ａ 第２支持層 １０１ アダプタ １０３ ケーシング １０５ ケーシングのアウトレット・ホール １０７ ケーシングのインレット・ホール １０９ 溝 １１１ チャネル ２０１〜２０６ 結紮バンド ３０１〜３０６，３０１ａ〜３０６ａ スロット ４０１〜４０６ ストリング区分 ５０１〜５０７，５０６ａ〜５０６ｄ 結び目 ６０１〜６０６ 弛み ４０１ａ，４０１ｂ，４０２ａ，４０２ｂ ループ ８０１ プル・ストリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チン イェム アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 01803 バーリントン ユニヴァーシティ アベニュー 35 Ｆターム(参考） 4C060 DD03 DD12 DD22 EE21
Claims (32)
- 【請求項１】 結紮バンド分配器であって、 複数の第１結紮バンドを保持できる実質的に円筒状の第１支持面を備え、該第
１支持面は、実質的に軸線方向に貫通し延びる第１チャネルを有しており、複数
の第１スロットが前記第１支持面の少なくとも一部を通って前記第１支持面の遠
位端から遠ざかるように延びており、 複数の第１当接部を有するプル・ラインを備え、前記第１当接部の各々が前記
プル・ラインの直径より大きな直径を有し、前記第１当接部がその間に複数の第
１区分を定め、前記プル・ラインが前記第１スロットを通じて延び、前記第１当
接部の各々が前記第１スロットの内の対応する１つとの接触によって前記第１チ
ャネル内に保持され、前記第１区分の各々が前記第１結紮バンドの内の対応する
１つの回りにループを形成する、 ことを特徴とする結紮バンド分配器。 - 【請求項２】 前記第１支持面を内視鏡に結合する、前記第１支持面の近位
端に配置されたアダプタを更に備えることを特徴とする、請求項１に記載の結紮
バンド分配器。 - 【請求項３】 前記第１支持面及び前記第１結紮バンドを取り囲む実質的に
円筒状ケーシングを更に備え、該ケーシングの近位部分が前記第１支持面の近位
部分と連結されていることを特徴とする、請求項１に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項４】 前記ケーシングが当該ケーシングの遠位部分に形成されたア
ウトレット・ホールと、前記ケーシングの近位部分に形成されたインレット・ホ
ールとを含み、前記プル・ラインが前記アウトレット・ホールを通って前記ケー
シングを出て、前記インレット・ホールを通って前記ケーシングに入ることを特
徴とする、請求項３に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項５】 複数の軸線方向に走る第１の溝が前記支持面の外面に形成さ
れていることを特徴とする、請求項１に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項６】 前記第１スロットの各々が前記第１溝の内の対応する１つの
中央線に沿って配置されていることを特徴とする、請求項５に記載の結紮バンド
分配器。 - 【請求項７】 前記第１支持面が該第１支持面の内部面上に配置されたガイ
ド・リングを更に含み、前記プル・ラインが前記ガイド・リングを通されている
ことを特徴とする、請求項１に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項８】 前記第１支持面と実質的に同軸状の実質的に円筒状の第２支
持面を更に備え、該第２支持面が軸線方向に貫通し延びる第２チャネルを有する
と共に、その上に複数の第２結紮バンドを保持しており、複数の第２スロットが
前記第２支持面の近位端から遠ざかるように前記第２支持面の少なくとも一部を
通って延びており、前記プル・ラインがその間に複数の第２区分を定める複数の
第２当接部を含み、前記プル・ラインが前記第２スロットを通って延びて、前記
第２当接部の各々が前記第２スロットの内の対応する１つとの接触によって前記
第２チャネル内に保持されており、前記第２区分が前記結紮バンドの内の対応す
る１つの回りにループを形成していることを特徴とする、請求項１に記載の結紮
バンド分配器。 - 【請求項９】 前記第２支持面が前記第１支持面内に配置されていることを
特徴とする、請求項８に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１０】 前記第１支持面と前記第２支持面が相互に結合され、これ
ら第１支持面及び第２支持面を内視鏡に結合するために、前記第１支持面及び前
記第２支持面の内の少なくとも一方における近位部分と結合されたアダプタを更
に備えることを特徴とする、請求項９に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１１】 前記第１支持面及び前記第１結紮バンドを取り囲んでいる
実質的に円筒状ケーシングを更に備え、該ケーシングの近位部分が前記第１支持
面の近位部分と連結されていることを特徴とする、請求項９に記載の結紮バンド
分配器。 - 【請求項１２】 前記ケーシングが該ケーシングの遠位部分に形成されたア
ウトレット・ホールと、前記ケーシングの前記近位部分に形成されたインレット
・ホールとを含み、前記プル・ラインが前記アウトレット・ホールを通って前記
ケーシングを出て、前記インレット・ホールを通って前記ケーシングに入ること
を特徴とする、請求項１１に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１３】 複数の軸線方向に走る第１溝が前記第１支持面の外面にお
ける少なくとも一部を横切るように延びており、複数の軸線方向に走る第２溝が
前記第２支持面の外面における少なくとも一部を横切るように延びることを特徴
とする、請求項９に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１４】 前記第１スロットの各々が前記第１溝の内の対応する１つ
における中央線に沿って配置されており、前記第２スロットの各々が前記第２溝
の内の対応する１つにおける中央線に沿って配置されていることを特徴とする、
請求項１３に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１５】 前記第２支持面が該第２支持面の内部面上に配置された第
２ガイド・リングを更に含み、前記プル・ラインが前記第２ガイド・リングを通
されていることを特徴とする、請求項９に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項１６】 結紮バンド分配器であって、 複数の第１結紮バンドをその上に保持できる実質的に円筒状の第１支持面を備
え、該第１支持面は、実質的に軸線方向に貫通し延びる実質的に円筒状の第１チ
ャネルを有しており、前記第１支持面は、前記第１支持面の少なくとも一部を通
って遠位端から遠ざかるように延びる複数の第１スロットを有しており、 複数の第１結び目を有するプル・ラインを備え、前記複数の第１結び目が前記
プル・ラインの間を複数の第１区分を定めており、前記プル・ラインは、前記複
数の第１結び目の各々が前記複数の第１スロットの内の対応する１つの後方に保
持されるように配列されており、 前記第１区分の各々が前記第１結紮バンドの内の対応する１つの回りにループ
を形成し、第１スロットの対を通ってループを形成し、そして、前記第１結紮バ
ンドの内の前記対応する１つの回りで再度ループを形成する、 ことを特徴とする結紮バンド分配器。 - 【請求項１７】 前記第１支持面を内視鏡に結合するために、前記支持面の
近位端と結合されたアダプタを更に備えることを特徴とする、請求項１６に記載
の結紮バンド分配器。 - 【請求項１８】 前記第１支持面及び前記第１結紮バンドを取り囲んでいる
実質的に円筒状ケーシングを更に備え、前記ケーシングの近位部分が前記第１支
持面の近位部分と連結されていることを特徴とする、請求項１６に記載の結紮バ
ンド分配器。 - 【請求項１９】 前記ケーシングが当該ケーシングの遠位部分に形成された
アウトレット・ホールと、前記ケーシングの前記近位部分に形成されたインレッ
ト・ホールとを含み、前記プル・ラインが前記アウトレット・ホールを通って前
記ケーシングを出て、前記インレット・ホールを通って前記ケーシングに入るこ
とを特徴とする、請求項１８に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２０】 複数の軸線方向に走る溝が前記第１支持面の外面に形成さ
れていることを特徴とする、請求項１６に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２１】 前記第１スロットの各々が前記第１溝の内の対応する１つ
の中央線に沿って配置されていることを特徴とする、請求項２０に記載の結紮バ
ンド分配器。 - 【請求項２２】 前記第１支持面が該第１支持面の内部面上に配置されたガ
イド・リングを更に含み、前記プル・ラインが前記ガイド・リングを通されてい
ることを特徴とする、請求項１６に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２３】 前記第１支持面と実質的に同軸状の実質的に円筒状の第２
支持面を更に備え、当該第２支持面がその上に複数の第２結紮バンドを保持する
と共に、当該第２支持面の遠位端から所定距離を遠ざかるように延びる複数の第
２スロットを含み、前記プル・ラインがその間に複数の第２区分を定める複数の
第２結び目を含み、前記プル・ラインが前記第２スロットを通って延びて、前記
第２結び目の各々が前記第２スロットの内の対応する１つとの接触によって前記
第２チャネル内に保持されており、前記第２区分の各々が前記第２結紮バンドの
内の対応する１つの回りにループを形成していることを特徴とする、請求項１６
に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２４】 前記第１区分が前記第１支持面回りに両回転方向に連続し
て巻回されていることを特徴とする、請求項１６に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２５】 前記第１区分の各々がループを形成すると共に、前記第１
支持面の外面に沿って近位方向に配列されていることを特徴とする、請求項１６
に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項２６】 前記第１区分の少なくとも１つが前記第１結紮バンドの最
も近位の１つの下方に押し込まれていることを特徴とする、請求項２５に記載の
結紮バンド分配器。 - 【請求項２７】 前記第１結び目の内の少なくとも２つが前記第１結紮バン
ドの各々の近位方向に保持されていることを特徴とする、請求項１６に記載の結
紮バンド分配器。 - 【請求項２８】 結紮バンド分配器であって、 実質的に軸線方向に貫通し延びる実質的に円筒状チャネルを有する実質的に円
筒状支持面と、 前記支持面上に支持された複数の結紮バンドと、 複数の結び目を有する単一プル・ラインとを備え、前記結び目の各々が前記結
紮バンドの内の対応する１つの近位方向に保持されて、前記プル・ラインが前記
支持面から結紮バンドを引き出す際、１つのみの結び目が前記結紮バンドの内の
最も遠位の１つを前記支持面の遠位のエッジから押し出し、 前記プル・ラインが前記結び目の内の第１のものから前記支持面回りを次の最
も遠位のバンドの下方に通過する前に所定距離だけ延び、そこで前記結び目の内
の第２のものが前記次の最も遠位のバンドの近位の面に対して着座しており、前
記所定距離が前記第１結び目及び前記第２結び目の間に所望の弛み量を提供する
ように選択されて、前記第１結び目の遠位方向への移動に及んで、前記最も遠位
の結紮バンドが前記支持面の前記遠位端から押し出されるまで前記第２結び目が
移動しない、 ことを特徴とする結紮バンド分配器。 - 【請求項２９】 複数の二次的な結び目が前記第１結び目と前記第２結び目
との間の前記プル・ラインに沿って配置されていることを特徴とする、請求項２
８に記載の結紮バンド分配器。 - 【請求項３０】 生体内の損傷部を結紮する方法であって、 上に受領するように複数の結紮バンドを有する実質的に円筒状の支持面を備え
、該支持面は内視鏡の遠位端と結合されており、吸気チャンバーが前記支持面を
実質的に軸線方向に貫通し延びて、前記内視鏡の作業チャネルと連通し、複数の
スロットが当該支持面の少なくとも一部を通って当該支持面の遠位端から遠ざか
るように延びており、 前記内視鏡の前記作業チャネルを通り、前記結紮バンドの各々と解放自在に結
合する吸気チャンバーを通って延びる単一プル・ラインを備え、該プル・ライン
が複数の当接部を定め、該当接部の各々が前記プル・ラインの直径よりも大きな
直径を有し、前記プル・ラインが前記スロットを貫通し延びて、前記当接部の各
々が前記スロットの内の対応する１つとの接触によって前記チャネル内に保持さ
れている装置を生体内へ挿入する段階と、 結紮されるべき第１損傷部に隣接するように前記支持面の遠位端を配置する段
階と、 前記内視鏡の前記作業チャネルを通してツールを前進させる段階と、 前記第１損傷部を吸引の付与と把持装置の使用との内の一方によって前記吸気
チャネル内へ引き入れる段階と、 前記プル・ラインを前記内視鏡の前記作業チャネルから近位方向に引き寄せて
、前記第１損傷部を結紮するために、前記支持面から前記結紮バンドの内の選択
された第１のものを解放する段階と、 を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項３１】 前記作業チャネルを通じて前進させられた前記ツールが硬
化療法ニードルであることを特徴とする、請求項３０に記載の方法。 - 【請求項３２】 前記第１損傷部が結紮された後、前記支持面の前記遠位端
を結紮されるべき第２の損傷部に隣接するように配置する段階と、 前記プル・ラインを前記内視鏡の前記作業チャネルから近位方向に引き寄せて
、前記第２損傷部を結紮するために、前記支持面から前記結紮バンドの内の選択
された第２のものを解放する段階と、 を更に含むことを特徴とする、請求項３０に記載の方法。
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|---|---|---|---|
| US09/157,577 US6235040B1 (en) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | Single pull wire multiple band ligator |
| US09/157,577 | 1998-09-21 | ||
| PCT/US1999/021483 WO2000016702A1 (en) | 1998-09-21 | 1999-09-17 | Single pull wire multiple band ligator |
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|---|---|
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| JP4109421B2 JP4109421B2 (ja) | 2008-07-02 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000573665A Expired - Fee Related JP4109421B2 (ja) | 1998-09-21 | 1999-09-17 | 単一プル・ワイヤでの多数バンド結紮器 |
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|---|---|
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| EP (1) | EP1115337B1 (ja) |
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| DE (1) | DE69934240T2 (ja) |
| WO (1) | WO2000016702A1 (ja) |
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