JP2002526158A - 相互噛み合い可能な物品 - Google Patents
相互噛み合い可能な物品Info
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- A44—HABERDASHERY; JEWELLERY
- A44B—BUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
- A44B18/00—Fasteners of the touch-and-close type; Making such fasteners
- A44B18/0046—Fasteners made integrally of plastics
- A44B18/0053—Fasteners made integrally of plastics in which each part has similar elements
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- Y10T24/00—Buckles, buttons, clasps, etc.
- Y10T24/27—Buckles, buttons, clasps, etc. including readily dissociable fastener having numerous, protruding, unitary filaments randomly interlocking with, and simultaneously moving towards, mating structure [e.g., hook-loop type fastener]
-
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- Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)
- Slide Fasteners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
物品(10)は、表面(12)に取付けられた噛合面ファスナー部分を有する。噛合面ファスナー部分は、ランド(16)と複数の先細り要素(22)とを有し、別の物品のファスナー部分に再取付可能に且つ噛み合い式に相互に噛み合うことができ、それによりそれら物品を締結する。ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有する。ランドを取付ける表面は、少なくとも半剛性である。取付けるための手段は、0.381cm以下のコンプライアンスを有する。また、ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有することができ、689500N/m2以下の係合圧力に対して、ファスナー部分は少なくとも137900N/m2の脱離圧力を有する。
Description
【0001】 技術分野 本発明は、機械的ファスナーに関する。特に、本発明は、噛合面ファスナーに
関する。
関する。
【0002】 発明の背景 締結技術は、極めて幅広い範囲の方法および材料におよぶ。ねじ、ボルトおよ
びリベットは、分離応力を局所に集中させる高強度ファスナーである。それらは
、引張強さが比較的高い材料を使用して、締結を使用する箇所に取付力を集中さ
せる。フックアンドループ型ファスナーや有頭ステム型ファスナー等の機械的フ
ァスナーは、機械的干渉に依存して連結を達成している。
びリベットは、分離応力を局所に集中させる高強度ファスナーである。それらは
、引張強さが比較的高い材料を使用して、締結を使用する箇所に取付力を集中さ
せる。フックアンドループ型ファスナーや有頭ステム型ファスナー等の機械的フ
ァスナーは、機械的干渉に依存して連結を達成している。
【0003】 接着剤(感圧接着剤等)、グルーおよびエポキシは、接着力を分布させるが、
高強度用途では再締結不能である。多くの場合、最終的な締結強度が達成される
前に、養生または接着保圧が必要である。一般に、力が広い範囲にわたって分布
される場合の再締結性という、即座の高強度締結には不適当な必要性がある。低
プロファイルのまたは薄い層を使用してこれを達成する必要性もある。
高強度用途では再締結不能である。多くの場合、最終的な締結強度が達成される
前に、養生または接着保圧が必要である。一般に、力が広い範囲にわたって分布
される場合の再締結性という、即座の高強度締結には不適当な必要性がある。低
プロファイルのまたは薄い層を使用してこれを達成する必要性もある。
【0004】 噛合面ファスナーは、自己噛合ファスナーの一種である。これは、相互噛み合
い可能な物品を使用する。そのような物品のいくつかは、構造化表面同士を押付
ける前に位置的に整合させる必要があり(米国特許第4,875,259号)、
また他のいくつかは無作為な整合配置で締結できる(米国特許第5,201,1
01号)。他の噛合面ファスナーは、米国特許第5,344,177号および第
5,360,270号に開示されている。噛合面ファスナーは、機械的干渉を必
要としない。それらは、隣接する要素同士の間で摩擦的な相互作用を使用する。
い可能な物品を使用する。そのような物品のいくつかは、構造化表面同士を押付
ける前に位置的に整合させる必要があり(米国特許第4,875,259号)、
また他のいくつかは無作為な整合配置で締結できる(米国特許第5,201,1
01号)。他の噛合面ファスナーは、米国特許第5,344,177号および第
5,360,270号に開示されている。噛合面ファスナーは、機械的干渉を必
要としない。それらは、隣接する要素同士の間で摩擦的な相互作用を使用する。
【0005】 噛合面ファスナーは一般に、基部またはランドと呼ばれることもあるシートに
接続された先細り要素または支柱等の一連の構造化表面を有する。2つの物品は
、まず噛合面ファスナーを各物品に取付けることによって、互いに取外し可能に
取付けることができる。これは一般に、接着剤を使用して実行される。
接続された先細り要素または支柱等の一連の構造化表面を有する。2つの物品は
、まず噛合面ファスナーを各物品に取付けることによって、互いに取外し可能に
取付けることができる。これは一般に、接着剤を使用して実行される。
【0006】 各先細り要素は、テーパを形成するのに十分な角度で共通平面に対して傾斜し
た少なくとも1つの側面を有する。シートの複数の先細り要素は、各シート上に
、少なくとも1つの長手方向軸線を含む複数の軸線を形成するように位置してい
る。互いに締結されると、各シートの長手方向軸線は、他方のシートの長手方向
軸線に対して傾斜する。また、少なくとも1つの先細り要素は、軸線方向に曲が
るか、または、それ自体の解放状態の非締結位置に対して捻って曲げられるかま
たは捩られる。また、いくつかの先細り要素の傾斜側面は、他の先細り要素の少
なくともいくつかの傾斜側面に摩擦式に付着して、それらシートを互いに締結さ
れた状態に維持する。2つの物品上のファスナー同士を係合させるのに使用され
る力は、ファスナーを取り外すのに必要な力を決定する。
た少なくとも1つの側面を有する。シートの複数の先細り要素は、各シート上に
、少なくとも1つの長手方向軸線を含む複数の軸線を形成するように位置してい
る。互いに締結されると、各シートの長手方向軸線は、他方のシートの長手方向
軸線に対して傾斜する。また、少なくとも1つの先細り要素は、軸線方向に曲が
るか、または、それ自体の解放状態の非締結位置に対して捻って曲げられるかま
たは捩られる。また、いくつかの先細り要素の傾斜側面は、他の先細り要素の少
なくともいくつかの傾斜側面に摩擦式に付着して、それらシートを互いに締結さ
れた状態に維持する。2つの物品上のファスナー同士を係合させるのに使用され
る力は、ファスナーを取り外すのに必要な力を決定する。
【0007】 発明の要約 物品は、表面に取付けられる噛合面ファスナー部分を有する。噛合面ファスナ
ー部分は、ランドと複数の先細り要素とを有し、別の物品のファスナー部分に再
取付可能に且つ噛合式に相互に噛み合って、それら物品を締結することができる
。ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有する。ランド
を取付ける表面は、少なくとも半剛性である。
ー部分は、ランドと複数の先細り要素とを有し、別の物品のファスナー部分に再
取付可能に且つ噛合式に相互に噛み合って、それら物品を締結することができる
。ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有する。ランド
を取付ける表面は、少なくとも半剛性である。
【0008】 取付けるための手段は、0.381cm以下のコンプライアンスを有する。ま
た、ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有することが
でき、689500N/m2以下の係合圧力に対して、ファスナー部分は少なく
とも137900N/m2の脱離圧力を有する。
た、ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有することが
でき、689500N/m2以下の係合圧力に対して、ファスナー部分は少なく
とも137900N/m2の脱離圧力を有する。
【0009】 取付けるための手段は、ファスナー部分を表面と一緒に一体的に成形するかま
たは、接着剤または他の材料を使用することができる。
たは、接着剤または他の材料を使用することができる。
【0010】 ファスナー部分は、第1の材料で形成されることができる。第1の材料と第2
の材料とのいずれかまたはその両方を使用して、表面を形成することができる。
の材料とのいずれかまたはその両方を使用して、表面を形成することができる。
【0011】 本発明は、物品を作る方法でもある。この方法は、ランドと複数の先細り要素
とを有する噛合面ファスナー部分と、ランドを取付ける表面と、ランドを表面へ
取付けるとともに所定のコンプライアンスを有する接着剤と、を互いに組み合わ
せて、選択するステップを含む。
とを有する噛合面ファスナー部分と、ランドを取付ける表面と、ランドを表面へ
取付けるとともに所定のコンプライアンスを有する接着剤と、を互いに組み合わ
せて、選択するステップを含む。
【0012】 ランドは接着剤を使用して表面に接着されるか、または、ランドは表面に一体
的に成形される。
的に成形される。
【0013】 詳細な説明 発明者らは、噛合面ファスナーの性能に影響を与える重大な特徴の1つが、支
持体のコンプライアンスであることを発見した。コンプライアンス(または可撓
性)は、支持体が、かけられた力に従うことができる容易さである。コンプライ
アンスの簡単な測定は、特定の重量および寸法のボール(または追加重量を有す
るボール)を、個別の層または組み合わされた層の上に置いて、表面の本来有す
る水平面からの撓みdを決定することである。表面の撓みが大きくなればなるほ
ど、有効コンプライアンスも大きくなる。これが図2に示される。コンプライア
ンスは、材料の厚さに依存する可能性がある。本発明においてコンプライアンス
を測定するために、ボールの直径は1.112cm(0.438インチ)であり
、質量は5.59gであった。928.3gの追加質量がボール上に置かれて、
最終変位dを生成した。変位は時間とともに増加し、きわめて長い時間にわたる
緩和限界に近づくので、重量を表面上に置いた後の5分という時間が、変位dを
決定するために選択された。
持体のコンプライアンスであることを発見した。コンプライアンス(または可撓
性)は、支持体が、かけられた力に従うことができる容易さである。コンプライ
アンスの簡単な測定は、特定の重量および寸法のボール(または追加重量を有す
るボール)を、個別の層または組み合わされた層の上に置いて、表面の本来有す
る水平面からの撓みdを決定することである。表面の撓みが大きくなればなるほ
ど、有効コンプライアンスも大きくなる。これが図2に示される。コンプライア
ンスは、材料の厚さに依存する可能性がある。本発明においてコンプライアンス
を測定するために、ボールの直径は1.112cm(0.438インチ)であり
、質量は5.59gであった。928.3gの追加質量がボール上に置かれて、
最終変位dを生成した。変位は時間とともに増加し、きわめて長い時間にわたる
緩和限界に近づくので、重量を表面上に置いた後の5分という時間が、変位dを
決定するために選択された。
【0014】 ファスナーのコンプライアンスの決定において、システムの3つの構成要素を
考慮することができる。すなわち、ファスナーのランド(基部)、ファスナーが
取り付けられる表面、およびランドを表面へ取り付けるのに使用される接着剤ま
たは他のシステムである。このシステムの有効コンプライアンスは、これらの個
別の層の各々のコンプライアンスの組み合わされた結果である。本明細書の実施
例においては、接着剤のコンプライアンスのみが変動した。
考慮することができる。すなわち、ファスナーのランド(基部)、ファスナーが
取り付けられる表面、およびランドを表面へ取り付けるのに使用される接着剤ま
たは他のシステムである。このシステムの有効コンプライアンスは、これらの個
別の層の各々のコンプライアンスの組み合わされた結果である。本明細書の実施
例においては、接着剤のコンプライアンスのみが変動した。
【0015】 発明者らは、有効コンプライアンスが高くなるほど、ファスナーの性能が低く
なることを見いだした。この挙動の理由は、有効締結のために、ファスナーの支
柱群が、それらの変形を維持するとともに、それらの中で摩擦に必要な接触圧力
を維持しなければならないことにある。システムのコンプライアンスが上昇する
に従い、支柱群は、それらの変形および相互の取り外しが一層容易になる。した
がって、有効コンプライアンス全体を下げることにより、所与の係合圧力に対し
て必要な脱離圧力を増加することが望ましい。
なることを見いだした。この挙動の理由は、有効締結のために、ファスナーの支
柱群が、それらの変形を維持するとともに、それらの中で摩擦に必要な接触圧力
を維持しなければならないことにある。システムのコンプライアンスが上昇する
に従い、支柱群は、それらの変形および相互の取り外しが一層容易になる。した
がって、有効コンプライアンス全体を下げることにより、所与の係合圧力に対し
て必要な脱離圧力を増加することが望ましい。
【0016】 発明者らは、どの単一構成要素(ランド、表面または接着剤)のコンプライア
ンスを下げても、隣接する支柱同士間の付着性の改良により、ファスナーの性能
、有効性または強度が上がることを見いだした。性能を説明するいくつかの標準
的な方法として、引張強さ、剪断強さおよび剥離強さが挙げられる。引張試験は
、支持体コンプライアンスに対するファスナーの反応を測定する。試験は、接着
剤を使用して6.45cm2(1平方インチ)のファスナーを2つのTブロック
に取付けることによって実行される。それらTブロックは、規定の圧力(Tブロ
ック同士を係合するのに必要な力を面積で割ったもの)を使用して係合される。
本発明を試験するために、係合した2つのTブロックを、ジョンシャティロンア
ンドサン社(John Chatillon & Sons,Inc.)(アメ
リカ合衆国ノースカロライナ州グリーンズボロ)製のシャティロンTCD−20
0引張/圧縮テスター(Chatillon TCD−200 Tension
/Compression Tester)に装着した。類似の装置を使用する
こともできる。それらTブロックを、30.5cm/分(12インチ/分)の一
定速度で分離した。Tブロックを脱離するのに必要な力を使用して、係合圧力の
関数として脱離圧力を計算する。最大脱離圧力は、ファスナーの引張強さとして
規定される。
ンスを下げても、隣接する支柱同士間の付着性の改良により、ファスナーの性能
、有効性または強度が上がることを見いだした。性能を説明するいくつかの標準
的な方法として、引張強さ、剪断強さおよび剥離強さが挙げられる。引張試験は
、支持体コンプライアンスに対するファスナーの反応を測定する。試験は、接着
剤を使用して6.45cm2(1平方インチ)のファスナーを2つのTブロック
に取付けることによって実行される。それらTブロックは、規定の圧力(Tブロ
ック同士を係合するのに必要な力を面積で割ったもの)を使用して係合される。
本発明を試験するために、係合した2つのTブロックを、ジョンシャティロンア
ンドサン社(John Chatillon & Sons,Inc.)(アメ
リカ合衆国ノースカロライナ州グリーンズボロ)製のシャティロンTCD−20
0引張/圧縮テスター(Chatillon TCD−200 Tension
/Compression Tester)に装着した。類似の装置を使用する
こともできる。それらTブロックを、30.5cm/分(12インチ/分)の一
定速度で分離した。Tブロックを脱離するのに必要な力を使用して、係合圧力の
関数として脱離圧力を計算する。最大脱離圧力は、ファスナーの引張強さとして
規定される。
【0017】 本発明の噛合面ファスナーは、微細構造化することができる相互噛み合い式の
可撓性のある先細り要素を使用して、材料および物品を接続する。これらの要素
は円錐であっても平坦な側面を有してもよい。支柱は、先細りでもよく、いずれ
の個数の側面を有する完全角錐または角錐台であってもよい。支柱は細長くても
よく、または、等辺等角の角錐であってもよい。ファスナーを使用して、ガラス
、金属またはプラスチック等の剛性または半剛性の物体、並びにビデオスクリー
ンカバーおよび電話またはポケベル構成要素等の成形部品を、互いに締結して保
持することができる。ファスナー構成要素は、係合中に支柱が壊れるのを回避す
るために、物理特性の任意範囲に適合しなければならない。
可撓性のある先細り要素を使用して、材料および物品を接続する。これらの要素
は円錐であっても平坦な側面を有してもよい。支柱は、先細りでもよく、いずれ
の個数の側面を有する完全角錐または角錐台であってもよい。支柱は細長くても
よく、または、等辺等角の角錐であってもよい。ファスナーを使用して、ガラス
、金属またはプラスチック等の剛性または半剛性の物体、並びにビデオスクリー
ンカバーおよび電話またはポケベル構成要素等の成形部品を、互いに締結して保
持することができる。ファスナー構成要素は、係合中に支柱が壊れるのを回避す
るために、物理特性の任意範囲に適合しなければならない。
【0018】 米国特許第4,875,259号および第5,201,101号に記載のもの
等の相互噛み合い可能な傾斜のあるファスナーを、一体成形または薄い高強度の
非コンプライアンス結合材料によって剛性または半剛性物体に装着するときに、
きわめて高い強度の再取付可能な締結が達成される。この結合を増強することに
より、ファスナーの局所剛性を高く保ち、ファスナーの結合強度をさらに改良す
ることができる。高強度PSA等の、薄い高強度の結合材料を使用することがで
きる。あるいは、圧縮成型、射出成形等の直接成型および他の方法を使用するこ
とによって、ファスナーを表面に直接結合することができる。相互噛み合い可能
な要素のモジュラスを調整する場合には、相互噛み合いおよび結合はさらに改良
される。689500N/m2(100psi)を超える引張強さが達成された
。
等の相互噛み合い可能な傾斜のあるファスナーを、一体成形または薄い高強度の
非コンプライアンス結合材料によって剛性または半剛性物体に装着するときに、
きわめて高い強度の再取付可能な締結が達成される。この結合を増強することに
より、ファスナーの局所剛性を高く保ち、ファスナーの結合強度をさらに改良す
ることができる。高強度PSA等の、薄い高強度の結合材料を使用することがで
きる。あるいは、圧縮成型、射出成形等の直接成型および他の方法を使用するこ
とによって、ファスナーを表面に直接結合することができる。相互噛み合い可能
な要素のモジュラスを調整する場合には、相互噛み合いおよび結合はさらに改良
される。689500N/m2(100psi)を超える引張強さが達成された
。
【0019】 図3は、異なる接着剤を備えたファスナーを使用して引張試験における接着剤
剛性の効果を比較する。使用されたファスナー材料は、高さ0.0635cm(
0.025インチ)の複数の先細り要素を有し、ミネソタマイニングアンドマニ
ュファクチャリング社(アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール)製のものであ
る。これは、低可塑剤移行用の信越ポリマー株式会社(日本、埼玉)製のシンエ
ツからなるPVCから構成されていた。サンプルをTブロックに装着した。1つ
のサンプルは、3Mスコッチフォーム4508テープ(3M Scotch F
oam 4508 tape)を使用した。別のサンプルは、両面アクリルフォ
ームテープ4959を使用した。第3のサンプルは、より剛性の高い467MP
高性能接着剤(467MP Hi Performance Adhesive
)を使用した。すべてのテープおよび接着剤は、ミネソタマイニングアンドマニ
ュファクチャリング社製である。
剛性の効果を比較する。使用されたファスナー材料は、高さ0.0635cm(
0.025インチ)の複数の先細り要素を有し、ミネソタマイニングアンドマニ
ュファクチャリング社(アメリカ合衆国ミネソタ州セントポール)製のものであ
る。これは、低可塑剤移行用の信越ポリマー株式会社(日本、埼玉)製のシンエ
ツからなるPVCから構成されていた。サンプルをTブロックに装着した。1つ
のサンプルは、3Mスコッチフォーム4508テープ(3M Scotch F
oam 4508 tape)を使用した。別のサンプルは、両面アクリルフォ
ームテープ4959を使用した。第3のサンプルは、より剛性の高い467MP
高性能接着剤(467MP Hi Performance Adhesive
)を使用した。すべてのテープおよび接着剤は、ミネソタマイニングアンドマニ
ュファクチャリング社製である。
【0020】 図2の試験を使用して測定すると、467MP接着剤は、0.00127cm
(0.0005インチ)のコンプライアンスを有し、4959接着剤は、0.1
35cm(0.053インチ)のコンプライアンスを有し、3Mスコッチフォー
ム4508テープは、0.2652cm(0.1044インチ)のコンプライア
ンスを有していた。図3のグラフが示すように、コンプライアンスの低い接着剤
がより高い引張強さを有し、所与の係合圧力に対する脱離圧力がより高い。最小
コンプライアンス(最大剛性)から最大コンプライアンス(最小剛性)へ剛性が
増加する(コンプライアンスが減少する)と、引張性能はおよそ400%増加し
た。より高い引張強さの材料で締結された構成要素は、分離するのがより困難に
なる。
(0.0005インチ)のコンプライアンスを有し、4959接着剤は、0.1
35cm(0.053インチ)のコンプライアンスを有し、3Mスコッチフォー
ム4508テープは、0.2652cm(0.1044インチ)のコンプライア
ンスを有していた。図3のグラフが示すように、コンプライアンスの低い接着剤
がより高い引張強さを有し、所与の係合圧力に対する脱離圧力がより高い。最小
コンプライアンス(最大剛性)から最大コンプライアンス(最小剛性)へ剛性が
増加する(コンプライアンスが減少する)と、引張性能はおよそ400%増加し
た。より高い引張強さの材料で締結された構成要素は、分離するのがより困難に
なる。
【0021】 グラフから、0.2652cm(0.1044インチ)以下のコンプライアン
スを有する接着剤および他の取付装置が、少なくとも137900N/m2(2
0psi)の脱離圧力を達成できることがわかる。所与のファスナーでは、低コ
ンプライアンスの取付装置を選択すると、より高いコンプライアンスを有する取
付装置よりも、より高い脱離圧力をファスナーに必要とさせることができる。発
明者らは、0.381cm(0.15インチ)以下のコンプライアンスを有する
取付装置がよく機能すると考える。グラフに見られるように、発明者らはさらに
、適切なコンプライアンスを備えた取付装置を選択することによって、所与の係
合圧力に対して、所望の脱離圧力を必要とすることができることを見いだした。
たとえば、ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して、少なくとも68950
N/m2の所定の脱離圧力を有することができる。1つの実施形態において、6
89500N/m2(100psi)以下の所与の係合圧力に対して、少なくと
も137900N/m2(20psi)の所定の脱離圧力が必要である。
スを有する接着剤および他の取付装置が、少なくとも137900N/m2(2
0psi)の脱離圧力を達成できることがわかる。所与のファスナーでは、低コ
ンプライアンスの取付装置を選択すると、より高いコンプライアンスを有する取
付装置よりも、より高い脱離圧力をファスナーに必要とさせることができる。発
明者らは、0.381cm(0.15インチ)以下のコンプライアンスを有する
取付装置がよく機能すると考える。グラフに見られるように、発明者らはさらに
、適切なコンプライアンスを備えた取付装置を選択することによって、所与の係
合圧力に対して、所望の脱離圧力を必要とすることができることを見いだした。
たとえば、ファスナー部分は、所与の係合圧力に対して、少なくとも68950
N/m2の所定の脱離圧力を有することができる。1つの実施形態において、6
89500N/m2(100psi)以下の所与の係合圧力に対して、少なくと
も137900N/m2(20psi)の所定の脱離圧力が必要である。
【0022】 剛性支持体を使用して界面を拘束するとともに、より剛性のある接着剤を使用
して界面を局所的に限定することによって、ファスナーの性能をさらに改良する
ことができる。より高い接着剤モジュラスまたは減少した接着剤厚さを使用して
ファスナーの局所剛性をさらに上げると、締結性能はさらに改良される。
して界面を局所的に限定することによって、ファスナーの性能をさらに改良する
ことができる。より高い接着剤モジュラスまたは減少した接着剤厚さを使用して
ファスナーの局所剛性をさらに上げると、締結性能はさらに改良される。
【0023】 図1を参照すると、物品10は、あらゆる形状または寸法を有し且つ外側部分
13に表面12を有するあらゆる物品であることができる。物品10は、他のあ
らゆる物品に結合できる。結合される2つの物品は、同一の物品であっても異な
る物品であってもよい。各物品10は、噛合面ファスナー14を接続できる表面
12を有する。噛合面ファスナー14は、第1面18と第2面20とを有するラ
ンド16を備える。複数の先細り要素22が第1面18に接続される。一般に、
先細り要素22は、(成型または他の方法によって)ランド16と一体的に形成
でき、ランドと同一の材料または異なる材料から形成できる。
13に表面12を有するあらゆる物品であることができる。物品10は、他のあ
らゆる物品に結合できる。結合される2つの物品は、同一の物品であっても異な
る物品であってもよい。各物品10は、噛合面ファスナー14を接続できる表面
12を有する。噛合面ファスナー14は、第1面18と第2面20とを有するラ
ンド16を備える。複数の先細り要素22が第1面18に接続される。一般に、
先細り要素22は、(成型または他の方法によって)ランド16と一体的に形成
でき、ランドと同一の材料または異なる材料から形成できる。
【0024】 図示のように、第1面18および先細り要素22は、構造化表面を形成する。
先細り要素22は、第1面18の平面に対して傾斜した少なくとも1つの側面を
有してテーパを形成する支柱であってもよい。テーパの角度は、各支柱が他の物
品の少なくとも1つの対応する支柱に噛み合うことができるのに十分であるよう
に選択される。図1は、いわゆる25ミルファスナーを示す。このファスナーに
おいて、各要素22は、0.0635cm(0.025インチ)の高さhを有す
る。要素22の頂部の各辺の長さLは、0.01209cm(0.00476イ
ンチ)であり、隣接する要素22同士の間の距離の長さlは、その基部で測定し
て、0.0104cm(0.0041インチ)である。要素同士の間隔sは、0
.03360cm(0.01323インチ)である。
先細り要素22は、第1面18の平面に対して傾斜した少なくとも1つの側面を
有してテーパを形成する支柱であってもよい。テーパの角度は、各支柱が他の物
品の少なくとも1つの対応する支柱に噛み合うことができるのに十分であるよう
に選択される。図1は、いわゆる25ミルファスナーを示す。このファスナーに
おいて、各要素22は、0.0635cm(0.025インチ)の高さhを有す
る。要素22の頂部の各辺の長さLは、0.01209cm(0.00476イ
ンチ)であり、隣接する要素22同士の間の距離の長さlは、その基部で測定し
て、0.0104cm(0.0041インチ)である。要素同士の間隔sは、0
.03360cm(0.01323インチ)である。
【0025】 ファスナー14は、あらゆる公知の方法または取付装置によって表面12に接
続することができる。図1に示されるように、テープであれ他の形態であれ、接
着剤24として示されるある種の取付装置を使用することができる。
続することができる。図1に示されるように、テープであれ他の形態であれ、接
着剤24として示されるある種の取付装置を使用することができる。
【0026】 別の実施形態において、ファスナー14は、2つの構成要素を一体的に成形す
ることによって表面12に接続される。これは、物品の壁に厚さを追加せずに達
成することができる。射出成形、圧縮成形、滑り成形、インサート成形およびブ
ロー成形を含むあらゆる種類の成形法を使用することができる。ファスナー14
の材料は、表面12に使用される材料と同一であってもよく、その材料とは異な
ってもよく、または、材料の組み合わせであってもよい。
ることによって表面12に接続される。これは、物品の壁に厚さを追加せずに達
成することができる。射出成形、圧縮成形、滑り成形、インサート成形およびブ
ロー成形を含むあらゆる種類の成形法を使用することができる。ファスナー14
の材料は、表面12に使用される材料と同一であってもよく、その材料とは異な
ってもよく、または、材料の組み合わせであってもよい。
【0027】 射出成形によって噛合面ファスナー構造をプラスチック物品に一体にするため
に、ファスナー構造は、物品が作られるときと同一の射出成形サイクルの間に、
プラスチック物品の1つまたはそれ以上の表面に生成される。このファスナー構
造を生成するのに必要な小部品は、成形型に組み込まれる。
に、ファスナー構造は、物品が作られるときと同一の射出成形サイクルの間に、
プラスチック物品の1つまたはそれ以上の表面に生成される。このファスナー構
造を生成するのに必要な小部品は、成形型に組み込まれる。
【0028】 1つの実施形態において、2つの成形型が使用された。両方の成形型は、2プ
レートの単キャビティ構造であった。それらは、従来のコールドランナーおよび
タブゲートを備えて、一端でゲートされた。キャビティ側にファスナー小部品を
備えたニッケルスタンパが、成形型のエジェクタ側に挿入された。8本のエジェ
クタピンが、スタンパ基部を通ってキャビティ表面まで貫通した。
レートの単キャビティ構造であった。それらは、従来のコールドランナーおよび
タブゲートを備えて、一端でゲートされた。キャビティ側にファスナー小部品を
備えたニッケルスタンパが、成形型のエジェクタ側に挿入された。8本のエジェ
クタピンが、スタンパ基部を通ってキャビティ表面まで貫通した。
【0029】 第1の成形型は、2.54cm(1.0インチ)×5.08cm(2.0イン
チ)×0.152cm(0.060インチ)厚さの矩形キャビティを有した。こ
れは、ファスナーを一方の表面に一体化した小型プラスチック試験クーポンを形
成した。第2の成形型は、壁厚0.1588cm(0.0625インチ)の7.
62cm(3インチ)×3.81cm(1.5インチ)×1.905cm(0.
75インチ)の中空プラスチック箱用の既存の成形型を、25ミル(0.063
5cm)噛合面ファスナーニッケルスタンパインサートと組み合わせた。これは
、一方の表面上に一体化されたファスナー構造を備えたプラスチック箱を形成し
た。50トンの全電気シンシナチ射出成形機械が使用された。
チ)×0.152cm(0.060インチ)厚さの矩形キャビティを有した。こ
れは、ファスナーを一方の表面に一体化した小型プラスチック試験クーポンを形
成した。第2の成形型は、壁厚0.1588cm(0.0625インチ)の7.
62cm(3インチ)×3.81cm(1.5インチ)×1.905cm(0.
75インチ)の中空プラスチック箱用の既存の成形型を、25ミル(0.063
5cm)噛合面ファスナーニッケルスタンパインサートと組み合わせた。これは
、一方の表面上に一体化されたファスナー構造を備えたプラスチック箱を形成し
た。50トンの全電気シンシナチ射出成形機械が使用された。
【0030】 固い(剛性)ABSプラスチックおよびコンプライアンス材料(アメリカ合衆
国デラウェア州ウィルミントンのダウケミカル社が製造しているダウディヴェイ
ル3050(Dow Devail 3050))が成形された。この射出成形
方法は、あらゆる射出成形方法に類似するものであった。温度、サイクル時間、
圧力および他の処理変数を調節して、満足のいく結果が得られた。これらの状態
のいずれも、通常の射出成形処理状態とみなされるものから逸脱したものはない
。表は、使用された材料のいくつかのデータを提供する。すべての試験に完全テ
ーパノズルが使用された。
国デラウェア州ウィルミントンのダウケミカル社が製造しているダウディヴェイ
ル3050(Dow Devail 3050))が成形された。この射出成形
方法は、あらゆる射出成形方法に類似するものであった。温度、サイクル時間、
圧力および他の処理変数を調節して、満足のいく結果が得られた。これらの状態
のいずれも、通常の射出成形処理状態とみなされるものから逸脱したものはない
。表は、使用された材料のいくつかのデータを提供する。すべての試験に完全テ
ーパノズルが使用された。
【0031】
【表1】
【0032】 部分エジェクトは、微細構造ファスナー表面には重大な挑戦である。スタンパ
を成形型のエジェクタ側に挿入し、8本のエジェクタピンをスタンパ基部を通し
てキャビティ表面まで貫通させることは、成形された部品の効果的な排出に重要
であった。成形型は、高射出圧力を使用してスタンパのファスナー小部品を満た
すことを可能にする一方で、成形型から部品を排出するように設計された。成形
されるプラスチックまたは他の材料の特性に関連して、成形パラメータおよび変
数を最適化することが重要である。材料の膨張および収縮特性が特に重要である
。
を成形型のエジェクタ側に挿入し、8本のエジェクタピンをスタンパ基部を通し
てキャビティ表面まで貫通させることは、成形された部品の効果的な排出に重要
であった。成形型は、高射出圧力を使用してスタンパのファスナー小部品を満た
すことを可能にする一方で、成形型から部品を排出するように設計された。成形
されるプラスチックまたは他の材料の特性に関連して、成形パラメータおよび変
数を最適化することが重要である。材料の膨張および収縮特性が特に重要である
。
【0033】 厚紙シートと、クロムめっき黄銅プレートと、0.0635cm(0.025
インチ)のキャビティを備えた12.7cm×12.7cm(5インチ×5イン
チ)のニッケル噛合面ファスナーツールと、ツールに隣接し、ツールの頂部上方
に延在して約0.025cm(0.010インチ)の均一ランド(基部)厚さを
備えた製品を製造するシムと、アルファゲリー社(AlphaGary Cor
p.)(アメリカ合衆国マサチューセッツ州レオミニスタ)製のペレット状可塑
化PVC(アルファゲリー2215−80(AlphaGary 2215−8
0))の単層と、第2のクロムめっき黄銅プレートと、第2の厚紙シートとを順
次積み重ねることによって、別のサンプルが圧縮成形用に準備された。積み重ね
は、圧縮成型機(アメリカ合衆国アイダホ州ウォバッシュのウォバッシュMPI
(Wabash MPI)製のウォバッシュモデルV75H−24−CLX(W
abash Model V75H−24−CLX)内に置かれ、170℃で2
分間にわたり22241N(5000lb)の負荷で加圧された。負荷は、さら
なる2分間に88964N(20000lb)に増加され、次いで圧力下でおよ
そ80℃に冷却された。積み重ねは、成形機から取り外され、分解されて機能的
ファスナーを提供した。型キャビティの寸法とファスナー部分の寸法とを比較す
ることによってわかるように、ファスナーの先細り要素22とファスナー全体と
しての構造化表面とは、型キャビティの他の特徴よりも何桁も小さい。
インチ)のキャビティを備えた12.7cm×12.7cm(5インチ×5イン
チ)のニッケル噛合面ファスナーツールと、ツールに隣接し、ツールの頂部上方
に延在して約0.025cm(0.010インチ)の均一ランド(基部)厚さを
備えた製品を製造するシムと、アルファゲリー社(AlphaGary Cor
p.)(アメリカ合衆国マサチューセッツ州レオミニスタ)製のペレット状可塑
化PVC(アルファゲリー2215−80(AlphaGary 2215−8
0))の単層と、第2のクロムめっき黄銅プレートと、第2の厚紙シートとを順
次積み重ねることによって、別のサンプルが圧縮成形用に準備された。積み重ね
は、圧縮成型機(アメリカ合衆国アイダホ州ウォバッシュのウォバッシュMPI
(Wabash MPI)製のウォバッシュモデルV75H−24−CLX(W
abash Model V75H−24−CLX)内に置かれ、170℃で2
分間にわたり22241N(5000lb)の負荷で加圧された。負荷は、さら
なる2分間に88964N(20000lb)に増加され、次いで圧力下でおよ
そ80℃に冷却された。積み重ねは、成形機から取り外され、分解されて機能的
ファスナーを提供した。型キャビティの寸法とファスナー部分の寸法とを比較す
ることによってわかるように、ファスナーの先細り要素22とファスナー全体と
しての構造化表面とは、型キャビティの他の特徴よりも何桁も小さい。
【0034】 物品10は全体として、特に構造化表面を形成する物品の部分が、少なくとも
半剛性である。少なくとも半剛性とは、物品が剛性であってもよいことを意味す
る。ガラス、プラスチック、木、金属、シリコン、セラミック等から形成された
表面12を有する物品を使用することができる。ダウディヴェイル3050およ
びダウペレテイン2103(両方ともダウケミカル社製)のようなABSプラス
チックを初めとする多くのプラスチックを使用することができる。物品は、下記
の試験で変形が4cm以下であれば、少なくとも半剛性である。189.5gの
質量を、試験される材料の15cm×25cmのサンプルの中心に負荷する。材
料は、15cmの間隔をおいて複数の1.4cmロッドによって支持される。平
面からの撓みは、サンプルの中心で測定される。好適な材料の撓みは、2〜3c
m以下である。白色パッケージ厚紙(0.58mm厚)では、0.8cmの撓み
であった。茶色パッケージ厚紙(0.82mm厚)では、0.35cmの撓みで
あった。波形厚紙(6.6mm厚)では、0.0cmの撓みであった。
半剛性である。少なくとも半剛性とは、物品が剛性であってもよいことを意味す
る。ガラス、プラスチック、木、金属、シリコン、セラミック等から形成された
表面12を有する物品を使用することができる。ダウディヴェイル3050およ
びダウペレテイン2103(両方ともダウケミカル社製)のようなABSプラス
チックを初めとする多くのプラスチックを使用することができる。物品は、下記
の試験で変形が4cm以下であれば、少なくとも半剛性である。189.5gの
質量を、試験される材料の15cm×25cmのサンプルの中心に負荷する。材
料は、15cmの間隔をおいて複数の1.4cmロッドによって支持される。平
面からの撓みは、サンプルの中心で測定される。好適な材料の撓みは、2〜3c
m以下である。白色パッケージ厚紙(0.58mm厚)では、0.8cmの撓み
であった。茶色パッケージ厚紙(0.82mm厚)では、0.35cmの撓みで
あった。波形厚紙(6.6mm厚)では、0.0cmの撓みであった。
【0035】 2つの物品10を互いに接触させるときに、それぞれの支柱は、支柱の接触表
面の付着の摩擦力のため、互いに少なくとも部分的に付着する。これは、支柱の
大きな変形、機械的干渉または連結なしに、達成される。(顕微鏡的な規模の表
面不整および不規則な微小粗さの変形は、表面同士の間で付触する実際の面積の
量を増加することによって付着に貢献する。)支柱群のこの付着は、2つの物品
を相互噛み合い的に接続する。それらは、再取付可能に(または再締結可能に)
接続される。
面の付着の摩擦力のため、互いに少なくとも部分的に付着する。これは、支柱の
大きな変形、機械的干渉または連結なしに、達成される。(顕微鏡的な規模の表
面不整および不規則な微小粗さの変形は、表面同士の間で付触する実際の面積の
量を増加することによって付着に貢献する。)支柱群のこの付着は、2つの物品
を相互噛み合い的に接続する。それらは、再取付可能に(または再締結可能に)
接続される。
【0036】 本発明の範囲および精神から逸脱することなく、本発明に様々な変更および修
正を行うことができる。上述のすべての特許の開示は、本願明細書に引用したも
のとする。
正を行うことができる。上述のすべての特許の開示は、本願明細書に引用したも
のとする。
【図1】 本発明の物品の断面図である。
【図2】 コンプライアンス試験の断面図である。
【図3】 異なるコンプライアンスの数種類の接着剤の性能を比較するグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジョンストン,レイモンド ピー. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133−3427, セント ポール,ピー.オー.ボックス 33427 Fターム(参考) 3B098 AA02 BA03 BB02 FA02 GA03 GB04 GB24
Claims (7)
- 【請求項1】 物品10であって、 ランド16と複数の先細り要素22とを具備する噛合面ファスナー部分であっ
て、別の物品のファスナー部分に再取付可能に且つ噛合式に相互に噛み合ってそ
れぞれの物品を締結でき、所与の係合圧力に対して所定の脱離圧力を有する噛合
面ファスナー部分と、 該ランド16を取付ける少なくとも半剛性の表面12と、 該ランドを該表面へ取付けるための手段と、 を具備し、 該取付けるための手段が0.381cm以下のコンプライアンスを有すること
と、該所定の脱離圧力が少なくとも68950N/m2であることと、の少なく
とも一方である物品10。 - 【請求項2】 前記取付けるための手段は、前記ファスナー部分を前記表面
12と一緒に一体的に成形することと、接着剤層24との一方を具備する請求項
1記載の物品10。 - 【請求項3】 前記ファスナー部分を形成するのに使用される第1の材料と
、該第1の材料と前記表面12を形成するのに使用される第2の材料との少なく
とも一方と、を具備する請求項1または2に記載の物品10。 - 【請求項4】 前記ファスナー部分の前記先細り要素22を形成するのに使
用される第1の材料と、該第1の材料と該ファスナー部分の前記ランド16を形
成するのに使用される第2の材料との少なくとも一方と、を具備する請求項1記
載の物品10。 - 【請求項5】 689500N/m2以下の係合圧力に対して、前記ファス
ナー部分は少なくとも137900N/m2の脱離圧力を有する請求項1記載の
物品10。 - 【請求項6】 ランド16と複数の先細り要素22とを具備する噛合面ファ
スナー部分と、該ランドを取付ける表面12と、該ランドを該表面へ取付けると
ともに、所定のコンプライアンスを有することにより所与の係合圧力に対して所
定の脱離圧力を達成する接着剤24と、を互いに組み合わせて、選択することと
、 該接着剤を使用して該ランドを該表面へ接着することと、 を含む物品10を製造する方法。 - 【請求項7】 ランド16と複数の先細り要素22とを具備する噛合面ファ
スナー部分と、該ランドを取付けて所定のコンプライアンスを達成し、所与の係
合圧力に対して所定の脱離圧力を達成する表面12と、を一体的に且つ1つの部
品として成形することを含む物品10を製造する方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/164,830 | 1998-10-01 | ||
US09/164,830 US6223401B1 (en) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | Intermeshable articles |
PCT/US1999/002304 WO2000019938A2 (en) | 1998-10-01 | 1999-02-03 | Intermeshable articles |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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US6824378B2 (en) * | 2002-05-31 | 2004-11-30 | 3M Innovative Properties Company | Microreplication tool with gas release features |
US6708379B1 (en) * | 2002-08-09 | 2004-03-23 | Eric P. Wilson | Fastening device and method for material having a mesh |
WO2007019613A1 (en) * | 2005-08-15 | 2007-02-22 | Continence Control Systems International Pty Ltd | Method and apparatus for controlling a bodily function |
US7725992B2 (en) * | 2006-12-29 | 2010-06-01 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Mechanical fastener |
US8375529B1 (en) | 2008-07-29 | 2013-02-19 | Leonard Arnold Duffy | Touch engageable fastener |
US8875356B2 (en) | 2011-10-06 | 2014-11-04 | Intercontinental Great Brands Llc | Mechanical and adhesive based reclosable fasteners |
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US5088164A (en) * | 1986-09-08 | 1992-02-18 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Container with intermeshable closure members |
US4875259A (en) | 1986-09-08 | 1989-10-24 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Intermeshable article |
US5638581A (en) * | 1989-04-21 | 1997-06-17 | Burke; Edward Matthew | Balloon mooring system |
US5316849A (en) * | 1989-10-26 | 1994-05-31 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Reclosable mechanical fastener based on a composite article |
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US5360270A (en) | 1992-04-28 | 1994-11-01 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Reusable security enclosure |
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US5203053A (en) * | 1992-09-23 | 1993-04-20 | I. J. Associates, Inc. | Shoe fastening device |
US5634245A (en) * | 1995-07-14 | 1997-06-03 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Structured surface fastener |
US5657516A (en) | 1995-10-12 | 1997-08-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Dual structured fastener elements |
US6159596A (en) | 1997-12-23 | 2000-12-12 | 3M Innovative Properties Company | Self mating adhesive fastener element articles including a self mating adhesive fastener element and methods for producing and using |
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- 1998-10-01 US US09/164,830 patent/US6223401B1/en not_active Expired - Fee Related
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- 1999-02-03 AU AU32860/99A patent/AU3286099A/en not_active Abandoned
- 1999-02-03 CN CN99811370.0A patent/CN1323174A/zh active Pending
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