JP2002525979A - データ接続を確立するための接続ユニットおよび方法 - Google Patents

データ接続を確立するための接続ユニットおよび方法

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セー. ストッフェルスマ ボウケ
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イン メディアス レス ゲゼルシャフト フュア コミュニケーションテクノロジエン ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、第1データ処理システム(2)からの照会に応じて、そこにファイルされているデータ要素を伝送するために第2データ処理システムとの接続を開始する2つのデータ処理システム間でデータ接続を確立するための接続ユニットに関する。第1データ処理システムは第2データ処理システムおよびその照会されるデータ要素に対するアドレスを指定する。本発明の目的は、特に特別速度、課金または特別安全性などの特別なパフォーマンス機能を有するデータ接続に対して良好で適合性のある接続ユニット(3)を実現することである。この目的のため、アドレス・ジェネレータを含む接続ユニット(3)が提供される。前記アドレス・ジェネレータは、照会されるアドレスに応じて第2アドレスを生成して、前記第2アドレスによって指定されるデータ処理システムおよびそのデータ要素に対してデータ接続の確立を開始する。この結果、この形式の接続が第2アドレスを選択することにより、また接続の確立を開始することによって、要求されるデータ要素の特別要件に対して十分なものとなることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、第1データ処理装置からの照会に応じて、そこにファイルされてい
るデータ要素を伝送するために、第2データ処理装置との接続を開始する、2つ
のデータ処理装置間のデータ接続を確立するための接続ユニットに関する。第1
データ処理装置は、第2データ処理システムおよびその照会されたデータ要素に
対してアドレスを指定する。本発明はまた、第1データ処理装置からの照会また
は要求に応答して、第2データ処理装置および要求されたデータ項目がアドレス
を使用して識別されて、第2データ処理装置にファイルされたデータ項目をその
間で伝送するための接続が、2つのデータ処理装置の2番目のものと確立される
ようにする、2つのデータ処理装置の間でデータ接続を行うための方法にも関す
る。データ処理装置という用語は、本明細書では、それに対してデータ接続を行
うことが可能な全ての種類の機器を含むものとして使用され、より詳細には、例
えば、コンピュータ、コンピュータ端末、論理的アドレス可能な大容量記憶装置
を含む。データ項目という用語は、データ・セットまたはデータ・ファイル、プ
ログラムおよびエレメント、スクリプト、データ・ストリーム、ならびにデータ
接続を介して交換することが可能な他の項目を含む。
【0002】 安価な計算機能力の出現は、データ処理装置に関する全く新しい用途および可
能な使用法を開いた。特にネットワーキングの分野では極めて迅速に技術開発が
行われている。一方、例えば、インターネットなどのデータ・ネットワークが、
世界的な規模でますます多くのユーザを引き付けていると考えられ、電話システ
ムに加えて通信の一般的手段と見なされるであろう。インターネットの大きな技
術的成功は、データがアドレス指定されたパケットの形式で、1つのネットワー
ク・ノードから別のノードに渡されるということによる。このことは、ネットワ
ークを通るデータ項目を配信するためのトポロジまたはインスタンスのために、
固定された中央構造が必要ないことを意味する。したがって、ネットワーク内の
データ接続は、ネットワーク内で発生するフォールト、障害、およびエラーに対
して堅固である。ただし、このようなデータ・ネットワーク内でデータ接続を行
うことは、特にデータ接続に関して特別な要求が行われる場合、一連の多くの技
術的問題を引き起こす。これらの問題はパケットに切り分けられた状態でデータ
項目がネットワークを通過するインターネットなどのパケット交換ネットワーク
で発生する。
【0003】 ネットワーク内のデータ接続に特定の要求を課すことができるようにするため
に、従来一連の提案がなされている。データ接続に対する特定の要求は、例えば
、許可のないパーティからのデータの伝送を遮断すること、データ接続の帯域幅
、およびデータ接続に対する料金を徴収する能力である。これらの特色は、QO
Sという略語で呼ばれるサービス品質として要約されることがあり、この点でQ
OSデータ接続またはQOSネットワークがとりあげられる。特別なデータ接続
の提供に関する一例としてのQOSデータ接続の提供が、例えば、オーディオ・
データおよびビデオ・データの伝送、あるいは有料のデータベースの紹介能力な
どの特別なサービスを提供するために望まれる。
【0004】 一般的にデータ・ネットワーク内で、ユーザがコンピュータを使用して第2コ
ンピュータに接続し、そこから、例えば、ファイルまたは連続的に伝送されるデ
ータ・ストリームなどユーザにとって関心のあるデータ項目を要求するようにな
っている。
【0005】 この要求または照会は、接続装置が所望の接続を行う、またはそうした接続を
させることを許可するプロトコルの一部を形成している。インターネット上で広
く使用されているプロトコルは、例えば、ハイパー・テキスト・トランスポート
・プロトコル(http)、ファイル転送プロトコル(ftp)、およびリアル
・オーディオ・プロトコルである。インターネット上、またその上に構築された
ワールド・ワイド・ウェブ上での特にユーザに扱いやすい構成として、データ処
理装置でのデータ項目のためのデータ接続に対する照会は、ユニフォーム・リソ
ース・ロケータ(URL)と呼ばれる固有アドレスを含んでいる。固有アドレス
は、直接に利用可能なあらゆるデータ項目に関連付けられている。これに関して
URLアドレスの構造は、確立された構文に基づいており、これに従って最初に
プロトコルが指定され、次にそれに、ドメイン内でネームによって識別されたコ
ンピュータが続く。これに関し、通常、ドメインの識別は、1つまたは複数のド
メイン名で階層式に構成されている。URLアドレス内では、コンピュータに対
する識別の後に、例えば、コンピュータ上のファイル名を有する相対ディレクト
リ構造という形式での、要求されたデータ項目に対するより正確な指定が続く。
データ項目が指定されない場合には、ディレクトリ構造内で、固定的に合意され
たデフォルトのデータ・ファイルに対するサーチが行われる。URLアドレスを
使用することにより、データ接続を介して伝送するために、利用可能などのデー
タ項目にもアドレス指定を行うことが可能である。通常、照会の場合は、疑問符
で始まり、サブアドレスまたはラベルの場合にはダブル・クロスで、他のパラメ
ータの場合には、セミコロンで始まって導入されるパラメータを、URLアドレ
スに付けることが可能である。これらのパラメータは、例えば、一種の外部プロ
グラム・パラメータとしてデータ項目に転送することが可能で、これにより、そ
のデータ項目が活動化された際にそれについて生じることに影響する。
【0006】 照会の対象であるアドレスが特定のデータ接続を必要とするデータ項目を含む
場合、さらに取られるべきステップについてユーザが例えば、テキスト・メッセ
ージという形式でユーザに送信されたメッセージにより通知を受けるのが従来の
慣行である。例えば、ユーザの注意は、情報プロバイダとの関係で、料金のアカ
ウントを設定する可能性に向けられる。情報プロバイダがユーザに直接請求書を
送れるように、ユーザはデータ・ネットワークを介して、または別途ファックス
によって、そのクレジット・カード番号を指定するように要求されることもある
。要求したデータ接続は、ユーザが望まれるステップを実行した後に行われる。
このような方式でデータ接続することは、請求書送付のためにユーザが情報プロ
バイダにデータを供与しなければならないので、ユーザ側の観点からは安全性に
欠けている。それに加え、情報プロバイダにとっては、ユーザの詳細が真正のも
のであるという保証が得られない不都合を生じることがある。
【0007】 ある程度進歩した有利な方法が米国特許明細書第5737414号に見られる
。この場合には、料金の支払いを伴う接続を行うのに、電話システムの料金記録
機構を利用する。有料のデータ接続が行われたとき、ユーザは特別の電話番号に
コールを行うよう要求され、これに関しては通常の接続料金に加えて追加的なプ
ロバイダ料金が課される。次に、このデータ接続に対する料金が、その電話のコ
ールとともに請求書として送られる。この目的で、照会の対象であるデータ項目
を提供するコンピュータは、その電話番号に対して行われたコールについてのア
クセス・メッセージを料金記録とともに受信することが必要である。アクセス・
メッセージの入力の後、それは、データ接続のために照会を受けているデータ項
目を用意する。したがって、アクセス・メッセージは、照会がアドレス指定され
たコンピュータに、有料データ項目を提供させるということで、データ・ネット
ワーク内で直接に見返り価値を形成する。情報プロバイダは、データ項目を提供
したことに関する料金を、電話コールとともに期限付のプロバイダ料金として請
求書送付する。安全性の理由で、この種の料金請求書送付では、アクセス・メッ
セージおよびデータ項目の提供を開始するさらなるメッセージが暗号化されてい
ることが必要である。これについての不都合は、まずユーザに関してデータ接続
のためのチャネルおよび料金記録のためのチャネルの2つのチャネルが占められ
ることである。また、暗号手続きに基づく安全性もより高度な暗号化が過度に大
量の時間および計算能力を必要とするので不利であると考えられ、かつ既存の暗
号手続きを考慮すると、原理的にはなお安全性が確保されていない。
【0008】 上記に概要を述べた不都合は、EP0818907A2に記載され、フュージ
ョンネットと呼ばれる手続きによってある程度克服される。このネットワークは
、特定のデータ接続に対する照会の際に、それ自体からユーザに電話接続を行う
フュージョンネットサーバと呼ばれるサーバを有する。フュージョンネットサー
バはまず要求されたデータ項目に関してデータ接続を行ない、次いでユーザにデ
ータ項目の伝送を行うためにユーザに対して接続を行う。フュージョンネットサ
ーバもユーザに対してデータ接続を行うために電話システムを使用する。この接
続を行うため、コールがフュージョンネットサーバによってプロバイダ料金を伴
う呼出し番号としてユーザのコンピュータを使用して処理され、あるいはフュー
ジョンネットサーバがコレクト・コールによってユーザのコンピュータに対して
接続を行う。安全性の点でのこれについての不都合は、データ・ネットワークが
そこに接続するための付帯料金を伴う要求を行うユーザからのデータを有してい
るサーバを有することである。ユーザに課せられるプロバイダ料金を伴う電話接
続によりサーバ自体によってデータ接続が行われるという点で、特に安全性の面
で問題が生じる可能性がある。さらに、最悪のシナリオでは、このサーバは、特
定の要件を伴う複数のデータ接続を同時に管理して、適切なデータ項目を準備し
なければならないので、フュージョンネットサーバに関する技術的要求は非常に
高い。
【0009】 この技術の現状に基づき、本発明の目的はデータ項目に応じて迅速、容易、か
つ安全にデータ項目の伝送のための接続を確立することのできる接続ユニットお
よびデータ接続を行うための方法を提供することにある。
【0010】 前記発明の原理により、接続ユニットは照会アドレスに対応して動作可能な、
第2アドレスを生成し、この第2アドレスによって識別されるデータ処理装置、
およびそのデータ項目に対するデータ接続の確立を開始するアドレス・ジェネレ
ータを含む。このアドレス・ジェネレータは、照会アドレスを第2アドレスに変
換する。この変換オペレーションの結果、すなわち第2アドレスは、やはり許容
可能なアドレスであり、本発明による接続ユニットはこの第2アドレスに関する
接続の確立を開始するために、やはり、知られている従来の伝送およびアドレス
指定の技術を利用することができる。したがって、関連するシステムも本発明に
よる接続ユニットがそこで動作することのできるインターネットなどの従来のパ
ケット交換ネットワークであってもよい。接続ユニットは、ネットワーク内での
データ接続の確立を第2アドレスの伝送によって従来の方式で開始する。第2ア
ドレスを使用する上で、本発明による接続ユニットが既存のデータ・ネットワー
クに干渉しないということでも、特に有利である。本発明による接続ユニットに
よってもたらされたデータ接続の場合には、従来のアドレスが利用されアドレス
に不適合な要素が導入されないからである。第2アドレスの生成は、第1データ
処理装置からの照会の対象であるアドレスに対応して実行される。このような対
応関係を構成する多くの異なった可能な方式が存在することが理解されよう。照
会の対象であるアドレスが第1データ処理装置から発生すると、アドレス・ジェ
ネレータはその照会を生成するデータ処理装置に対応して第2アドレスを生成す
ることができる。一般的に、第1データ処理装置でユーザがアドレスを新しく入
力するのではなく、そのアドレスは別のデータ処理装置によって、例えばリンク
の形式で予めユーザに通信されているので、アドレス・ジェネレータは、通信さ
れたアドレスの構成に対応して、あるいは他方のデータ処理装置で保持されてい
る情報の項目に対応して第2アドレスを生成することもできる。したがって、こ
のことは照会アドレスに対応して生成される第2アドレスが、照会を行っている
データ処理装置によって、或いは最初に、照会アドレスを通知した情報プロバイ
ダ、またはその双方によって決定できることを意味する。インターネットおよび
そのワールド・ワイド・ウェブの場合、これは照会URLがその内容に対応して
第2URLに変換され、この第2URLアドレスによって識別されたデータ項目
に関するデータ接続の確立が開始されることを意味している。データ項目に対す
る目標アドレスが可変であり、関連する特定の要件に従って生成され得るので、
本発明による接続ユニットは既存のネットワーク内で、特別な要件を伴うデータ
接続を柔軟に確立する可能性を有する。復号化オペレーションは同一アドレスの
表現形式の変更のみに関するので、生成または変換はURLのIPアドレスへの
復号含むものではない。ISO(International Standar
ds Organisation)の勧告に基づいて、OSI基準モデル(Op
en System Interconnection Reference
Model)の用語を適用すると、例えばネットワーク層またはトランスポート
層などの下部層内で行われるルーチングに関わる状況とは異なって、アドレスは
一つの層内で生成されることになり、符号化および復号化されることはない。特
に、生成される第2アドレスはデータ接続を行うのにネットワークの試験済みの
層およびその手続きが利用できるように、OSIリファレンス・モデルの最上部
層、つまりアプリケーション層から発信されてそのプロトコルの要件を満たすべ
きである。
【0011】 ネットワーク内でより簡単な変換を提供するために、少なくともアドレス・ジ
ェネレータが、照会を生成する第1データ処理装置の構成要素となり得る。この
ような場合、アドレス・ジェネレータは第1データ処理装置に対するプラグイン
・カードまたはボード上の回路の形態をとることが可能である。それはまた、デ
ータ処理装置の既存構成要素の方法という形態を利用することも可能である。こ
れに関して重要なことは、アドレス・ジェネレータが照会を行うデータ処理装置
の構成要素である場合にデータ・ネットワーク内でそれ以上の変更を必要としな
いことである。例えば、ワールド・ワイド・ウェブ上で、インターネット・ブラ
ウザなどのオペレータ・プログラムによって送信されるURLアドレスは、コン
ピュータを離れてインターネット・プロバイダのPOP(設置点)ダイヤルアッ
プ・ポイントなどの接続ユニットに伝送される前に、照会を行うコンピュータの
アドレス・ジェネレータによって第2URLアドレスに変換される。したがって
、データ接続を行う既存の方式はそれによって影響を受けない。本発明による接
続ユニットは、データ接続を行うために、どのような既存のデータ処理装置にも
、その要素に実質的な介入を行う必要なしに追加的に提供することができる。
【0012】 データ接続に関して、特定の要件および要求を満たすことができるように、少
なくともデータ接続の一部分は、電話システム内の電話接続を含むことが好まし
い。この場合、電話接続は特に電話システム内のダイヤル接続を含む。2つの異
なるデータ処理装置の間のデータ接続は、多数の通信チャネルを利用することが
できる。例えば、並置関係で、特別に設計されたデータ・ネットワーク、電話ネ
ットワークまたはシステム、および無線または衛星接続を使用することが可能で
ある。これに関して、接続パスが同時に存在していることさえも必要ではなく、
通信の複雑さおよびコストを抑える目的で、例えばキャッシュ機能とともにある
いはプロキシ・サーバとして、中間記憶装置をデータ・ネットワーク内で提供す
ることが普通である。頻繁に要求されるファイルまたは特に大きなデータ項目な
どのデータ項目のコピーを保持する中間記憶装置は、経路上のすべてのコンピュ
ータに対する、同時の接続を不必要にする。望ましくは、少なくともデータ接続
の一部分で、常時、電話接続を利用することができる接続ユニットのために、接
続ユニットのデータ接続の少なくとも1つのポイントが、特定のデータ接続を行
うときに考慮に入れることができる既知の定義された接続パラメータに関わるこ
とになる。一般的に電話接続は、特にモデムを使用する公衆電話システムを介し
て、またはISDNインターフェースを介して、インターネットにダイヤル接続
するコンピュータとの関係に関わっている。
【0013】 本発明の特に好ましい態様では、アドレス・ジェネレータが、オペレーション
上の態様またはパフォーマンス機能と呼ぶことができる、少なくとも1つの点で
従来の接続とは異なる所定の電話接続を介して、第2アドレスに対するデータ接
続を確立する。この場合、アドレス・ジェネレータは、生成された第2アドレス
に対するデータ接続に関する所定の電話接続を確立することによって、データ接
続を確立することに関わっている。本発明による接続ユニットは照会の対象であ
るアドレスに対応して第2アドレスを生成して、特別な電話接続を介して第2ア
ドレスによって識別されるデータ処理装置に対する接続を部分的に確立すること
を可能にする。これに関して、電話接続はアドレス・ジェネレータによって開始
される。特別な電話接続の確立を直接開始するためのファクタはすべて照会を行
うデータ処理装置内にある。接続の確立は照会を行うデータ処理装置だけによっ
て開始され、制御されるのでこれについての安全性の問題は発生しない。所定の
電話接続を介してアドレス・ジェネレータによる接続の確立の別の利点は、この
ような接続の確立がまた関連する既存の構成要素および技術によって行うことが
できることに留意されたい。データ接続の基本的確立は同様であり、データ接続
の一部分が所定の電話接続を介して実行されるだけである。特に、公衆電話シス
テムを介してインターネット・プロバイダのPOPダイヤルイン・ポイントに接
続されるデータ処理装置の場合、本発明による接続ユニットを備えたデータ処理
装置の動作のモードは隠されたままとなる。データ接続を行うための料金を必要
としないように所定の電話接続を介して伝送されるのは第2アドレスだけだから
である。第2アドレスによって識別されたデータ処理装置は識別されたデータ項
目に対するデータ接続が、部分的に所定の電話接続を介するものであるという情
報を有していてもよい。これに関して、所定の電話接続がデータ処理装置に対し
て直接に行われ、したがって、照会を行うデータ処理装置が、接続ユニットによ
って直接に第2アドレスによって識別されたデータ項目を含むデータ処理装置に
接続されれば特に有利である。
【0014】 このようにして確立されるデータ接続は、所定の電話接続の利用可能な帯域幅
全体を好ましく利用する。これについて、データ処理装置のインターフェースを
含む電話接続の効果的に利用可能な伝送容量は、その電話接続の帯域幅であると
みなされる。これについて、第2アドレスによって識別されたデータ処理装置と
の関係で、照会の対象であるデータ項目を、特別な電話接続を介して呼び出され
、したがって、データ項目はその情報を使用することによって用意し伝送できる
ことが知られている。
【0015】 本発明による接続ユニットの別の好ましい態様によれば、アドレス・ジェネレ
ータは、所定の電話接続を設定するために既存の電話接続を切断または中断する
。既存の電話接続のこのような事前の切断は、特定のパフォーマンス機能を伴う
電話接続に対して変更を行う場合でも1つの電話回線だけしか必要でないことを
意味している。特定のパフォーマンス機能は、電話接続に対してプロバイダ支払
いが課される、電話接続に対して特定の暗号化および/または圧縮処理が実行さ
れる、または電話接続がデータ項目のそれぞれの必要性に応じて異なる帯域幅の
ものになり得るということである。本発明による接続ユニットを使用し提供され
得る電話接続の特定のパフォーマンス機能には、例えばATM接続(非同期転送
モード接続)によって可能になる可変帯域幅、接続の保証された利用性および信
頼性、特に短い応答/アクセス時間、すなわち接続の短い待ち時間、ならびに、
例えば、特定の場合における移動体無線ネットワークを介して接続が行われ得る
場合には接続体の可搬性も含まれる。特に、特定のパフォーマンス機能としての
他の可能な例としては、コール転送またはコール分配、例えば、時間によるコー
ル・設定、特別な測定オプションを備えた接続の選択、特別機能としてコール発
信元認識を可能にする加入者データならびに接続の伝送がある。プロバイダ料金
がそれについて課される電話接続の場合、それ以上の支払情報のどのような項目
も、または他のデジタル支払ユニットもネットワークを介して伝送することなし
に、データ・ネットワークを介して、データ項目の提供に対して請求書を送るこ
とが可能である。データ・ネットワーク内の課金対象となる情報のプロバイダは
、そうした情報を通常の方法で提供することができる。それに対して接続が行わ
れるときにのみ部分的に電話接続を介して接続が確立され、それについてプロバ
イダ料金が課される。プロバイダ料金はプロバイダに対して接続が行われるとす
ぐに課され、提供されるデータ項目に対するアクセスがそれ以上ないときにそこ
で接続が再び中断されるのでその記録は終了する。インターネット上の接続とは
対照的に、二地点間接続とも呼ばれるこのような電話接続に許可のないパーティ
が盗聴器を仕掛けることや、盗聴することは困難である。特に第2アドレスによ
って識別されたデータ処理装置に対する直接のダイヤルアップ接続の場合、請求
書の送付を回避するどのような可能な方法もなしにアクセスが実行されて料金の
記録は実質的な時間遅延なしに行われる。
【0016】 アドレス・ジェネレータは照会されたアドレスに対して特別なパフォーマンス
機能が必要ないとき再び切断された接続の確立を開始することができる。このこ
とは、特別なパフォーマンス機能を伴う接続が、そのパフォーマンス機能が実際
に必要なときにだけ使用されることを意味している。
【0017】 データ接続の品質を保証するため、アドレス・ジェネレータによって生成され
る第2アドレスがサブネットワーク内のデータ処理装置を識別する。前記のよう
に、本発明による接続ユニットは、既存のネットワークに介入せず、第2アドレ
スは適切なプロトコルに従っているので、第2アドレスによって識別されたデー
タ処理装置は、通常の方法でデータ・ネットワーク内に組み込むことが可能であ
る。ただし、本発明に従って行われたデータ接続のみを介して排他的にデータ項
目が伝送されるべき場合には、データ処理装置が論理サブネットワークを形成す
る。すなわちノードとしてリンクせず照会を行うデータ処理装置がそれぞれそこ
でリンクを行うノードとなるようなネットワーク構造の分岐を形成することが必
要になる。このことは、本発明による接続ユニットを介してサブネットワークに
接続することだけが可能であることを意味する。これに関して2つの代替的方式
が存在する。第一の代替的方式では、特定の接続を必要とするデータ項目がネッ
トワーク内で複製として存在し、ユーザはアドレス・ジェネレータによって生成
された第2アドレスに対して接続を確立するかどうか選択することができる。第
2の代替的方式では、データ項目はサブネットワークの一つのデータ処理装置だ
けに存在しており接続ユニットを介してのみそこから呼び出すことができる。
【0018】 第2アドレスを生成するために、アドレス・ジェネレータはそれとの関係で第
2アドレスが生成される照会があった際に、各第2アドレスに少なくとも1つの
アドレスを割当てるアドレス割当てリストを含んでいてもよい。したがって、例
えば、URLアドレス http://www.EPO.eu/documen
t1.htmlが照会の対象であり、そしてアドレス・ジェネレータのアドレス
・リスト内で、第2URLアドレス http://www.provider
.de/www.EPO.eu/D1.htmlがそのURLアドレスに割当て
られている場合には、その第2URLアドレスが生成されて、それに対する接続
の確立が開始される。このようなリストの利点は、アドレス・ジェネレータを使
用して個々の割当てを実行できることである。このようにして各アドレス・ジェ
ネレータは個々に第2アドレスを生成することができる。そして第2アドレスの
更新は、個々の割当てに対する変更または接続ユニットのアドレス・ジェネレー
タ内のリスト全体の取替えによって行うことができる。
【0019】 アドレス・ジェネレータに関して、アドレス・ジェネレータに着信するアドレ
スが第2アドレスの生成を開始しかつ第2アドレスを決定するパラメータを含む
ことも好ましい。元のアドレスに対する第2アドレスのこの形式の対応関係につ
いて、着信する第1アドレスが第2アドレスの生成を確立する構文を備えたパラ
メータを含む。関連するこのパラメータに関して、これらがネットワーク内に既
に存在し、データ接続を確立する構成要素に対して影響を与えないことが有利で
ある。さらに、これらは、アドレスに関して情報プロバイダがアドレス・ジェネ
レータの構文に従う限り、プロバイダ自体が第2アドレスを決定することを可能
にする。本発明による接続ユニットが使用されない場合には、これらのパラメー
タは無視されて従来のデータ接続が確立される。それとは反対に、本発明による
接続ユニットが使用される場合には、それは情報プロバイダによって選択された
第2アドレスに対してデータ接続を行うことができる。
【0020】 本発明がそれに基づいている課題もまた、照会されるアドレスに対応して第2
アドレスが生成され、この第2アドレスによって識別されたデータ処理装置およ
びそのデータ項目に対してデータ接続の確立が開始される前述の方法によって解
決される。本発明の方法は、例えばプロキシ・サーバなどの接続ユニット上、あ
るいはネットワーク内でそのために特に提供される接続ユニット等で実施され得
る。この方法は照会アドレスによって識別されるデータ処理装置とは異なるデー
タ処理装置に対するデータ接続の確立を提供する。照会されるアドレスに対応し
て第2アドレスが生成されることにより、この第2アドレスを使用して特に要求
されたデータ項目のために設計された特定のデータ接続を確立することができる
【0021】 照会を行うデータ処理装置によって第2アドレスが生成されることが特に有利
である。このようにしてこの方法はデータ接続のためにそこで照会の対象である
アドレスが受信され、それに対応して第2アドレスに変換され得るデータ処理装
置上で実行することができる。
【0022】 データ接続の品質により容易に影響を与えることができるように、第2アドレ
スによって識別されたデータ処理装置に対するデータ接続の確立は、少なくとも
部分的に所定の電話接続を介して実施される。したがって、第1ステップでこの
方法は照会アドレスとの関係で第2アドレスを生成すべきかどうかを認識するこ
とに関わり、第2ステップでは第2アドレスが第1アドレスに対応して生成され
、データ接続のために第2アドレスによって識別されたデータ処理装置に対して
所定の電話接続が確立されることになる第3ステップがそれに続く。所定の電話
接続がユーザの正しくない認識とは別に確定されるので、この方法は誤用に対し
て保護されている。
【0023】 本発明の別の好ましい機能では、その方法がさらに2つの付加的な方法ステッ
プを有し、これによってそれに対して第2アドレスが生成される照会アドレスの
場合には、所定の電話接続とは同一ではない既存の電話接続が中断されて照会を
行う第1データ処理装置が適切な電話番号にダイヤリングを行うことによって、
所定の電話接続が設定される。これらの2つのステップは通信が不必要に長い時
間中断されないことを確保する。選択されたデータ接続がユーザには明らかとな
ることなしに、ユーザに対する適切な接続が確立される。所定の電話接続が確立
されたとき、電話番号が使用中の状況では、迅速に所定の電話接続を確立するた
めに複数の電話番号を順次試行することが可能である。
【0024】 例えば提供されたデータ接続に対する支払いのために所定の電話接続が特別な
パフォーマンス機能を有していることが望ましい。接続料金に加えてプロバイダ
料金も所定の電話接続に対して徴収されることが特に望ましい。このような接続
は、双方のパーティに対して高いレベルの安全性を保証する。有料情報に対して
照会を行うとき、照会を行っているコンピュータは有料電話番号にダイヤルする
。このようにして照会を行うデータ処理装置のユーザは、常時独立的に関連する
コストを調べてコントロールすることができる。この形式の方法を使用すれば、
プロバイダはそれに関して照会が行われたデータ項目に対する料金が記録されて
取り分としてのプロバイダ料金を受け取っているという保証を有する。別の安全
性の態様として、有料電話接続の確立が、照会を行う装置のユーザによって再度
、明示的に確認されなければならないという方法ステップを提供することも可能
である。
【0025】 実施することが特に簡単な本発明による方法の実施形態では、着信するアドレ
スのパラメータがデータ接続に関して少なくとも1つのパフォーマンス機能を決
定し、所定の電話接続が対応するパフォーマンス機能と共にパラメータに対応し
て選択されるようにする。料金レコードに関してデータ接続に対して課されるプ
ロバイダ料金は、着信するアドレスのパラメータによって決定され、所定の電話
接続は対応するプロバイダ料金を有するパラメータに対応して選択される。複数
のパラメータを着信するアドレスと合わせて通信することができる。これに関し
て、料金、帯域幅、または暗号化のためのキーを設定するためのパラメータを伝
送することも可能である。例えば、着信するURLアドレス: http://
www.abc.de/document1.html?....tariff
=A....が、データ項目document1.htmlに関して料金Aを適
用することを表す。この例では、疑問符はアドレスの終りおよびパラメータ部分
の始りを示し、終止符はパラメータ部分のさらなる詳細を表している。情報プロ
バイダはこの料金情報を使用してそれに対して自身がデータ項目を提供する料金
を自ら設定することができる。データ処理装置がアドレスを選択した場合、追加
のステップを必要とせずにパラメータ部分も伝送されるからである。
【0026】 着信するアドレスに対応して特定のパフォーマンス機能を有する所定の電話接
続に変更することも有利である。これに関して、電話接続は、例えば、特定の帯
域幅を伴う接続など、特別なパフォーマンス機能を有し、必要なパフォーマンス
機能に対応してそれに対して切り替えられる。
【0027】 本発明の有利な態様では、第2アドレスによって識別されたデータ処理装置が
照会アドレスによって識別されたデータ処理装置とは異なるようにする。2つの
データ処理装置の間でのデータ接続を確立するための方法ステップを区別するこ
とによって、すべてのデータ処理装置がそこで本発明による方法を使用しない既
存のデータ・ネットワークも円滑に障害のなく動作できることを保証する。従来
の接続方法の場合、アドレスのパラメータは無視されて着信するアドレスとの接
続が確立される。したがって、前述の例ではこれはhttp://www.ab
c.de/document1.htm1のことである。本発明による方法が適
用される場合には、第2アドレスが生成されそれに対して場合により特定の電話
接続を介してリンクが行われる。このケースではdocument1.html
であるデータ項目のプロバイダが第2アドレスの下で同様に排他的に提供を行う
ことを望む場合には、データ項目として照会アドレスの下に、その方法について
の情報を与える指示を提供することができる。
【0028】 本発明の好ましい機能では、照会を行うデータ処理装置上で、着信するアドレ
スに対して第2アドレスを生成すべきかどうかを設定することができる。方法内
のこのようなステップは、本発明による方法を使用不可能にして、データ接続を
生成する選択をユーザに提供する。この目的のために第2アドレスの生成が抑止
され、着信するアドレスが伝送される。
【0029】 本発明による方法の特に有利な態様では、着信するアドレスおよび第2アドレ
スが使用されるそれぞれのプロトコルに対応する方式でデータ処理装置をそれぞ
れ識別する。本発明の方法が使用されない場合でも着信するアドレスは許容可能
なアドレスを表すので、それによってデータ接続を生成することが可能である。
この方法はしたがって、接続を確立するためまたアドレス指定の目的で、既知の
手続きに戻ることが可能である。さらに、アドレスにはアドレスの通信または伝
送を妨げる可能性のある項目は何も導入されない。
【0030】 この方法が、料金の請求書送付をデータ接続に対する特別な要求に変換し、変
形するのに使用される、本明細書で例として記載する本発明による方法の実施形
態が、下記の図面で示されている。ここで料金の請求書送付の他に、他の特別な
または特定のパフォーマンス機能も本発明による方法によって変換し、変形でき
ることに留意されたい。
【0031】 図面は下記の内容を示す。
【0032】 インターネット・サービスの提供に関して、データ接続に対する特定の要求を
考慮すると、データ接続は2つのアクセスを介して実施することが可能である。
1で示される従来の標準ISP(標準インターネット・サービス・プロバイダ)
を介する第1アクセスは、従来のPOP(設置点)ダイヤルアップ・ポイントを
提供する。この場合、ダイヤルインは例えばアナログ電話接続を介して、あるい
は例えばISDN、GSM、ATMまたはADSLを使用するなどのダイヤル接
続を介して達成される。標準ISP1のプロバイダは、一般的にそのサービスの
提供に関して、ユーザと契約を結んでいる。
【0033】 インターネットに対する第2アクセスは5で示される1つまたは複数の有料付
加料金・レート呼出し番号を介して提供される。付加料金・レート呼出し番号5
は電話会社の呼出し番号を表し、これについて特定の料金が徴収される。通常、
徴収される料金は接続料金とプロバイダ料金に分けられ、そこで、付加料金・レ
ート呼出し番号を介してサービスを提供するパーティが電話会社によって支払わ
れたプロバイダ料金の少なくとも一部を受け取る。後者は関連する合計料金をそ
の通常の料金レコード手続きを介して顧客に請求書として送付する。
【0034】 ユーザがワールド・ワイド・ウェブに1で示される標準ISPを介して接続し
ている場合には、複数のアドレスが例えば、グラフィック構成の要素という形式
でインターネット・ブラウザを介してユーザに提供される。提供されるアドレス
のうちの1つに対してデータ接続を行うために、ユーザは自分のインターネット
・ブラウザを操作してこのような要素を活動化させる。その要素が活動化すると
、そのアドレスによって識別されたデータ要素に対して物理的な接続が行われる
。このような状態でアドレスを活動化した2で示されるユーザのPCによって接
続の確立が開始されて、POPダイヤルアップ・ポイントを介して、インターネ
ット上に伝送される。
【0035】 この例では、有料データ項目がそれを介して提供される特定のデータ接続を行
うために、3で示される接続ユニットまたは接続デバイスがPC2上で付加料金
・レート・アクセスを選択する。このようなケースでは、場合によって適切な照
会の後に標準ISP1に対する既存の接続が自動的に中断され、有料呼出し番号
5をダイヤルすることによって4で示される付加料金・レートISPに対して接
続が確立される。このような有料接続に関しては、この接続を介して不必要な料
金が課されるのを回避するために、この接続を介してデータの伝送がなされない
所定の期間が経過した後に再び接続を中断する、例えばタイムアウト・デバイス
の形態としての切断デバイスを提供することができる。
【0036】 どのISPがそれに関して照会が行われるアドレスを処理するかについての決
定は、接続ユニット2に着信するURL目標アドレスに直接に対応する。URL
アドレスを含むストリングが、接続デバイスにそれが有料データ接続であること
を通知するある文字を有すると、接続の確立が直ちに開始され、場合によって適
切な照会の後に有料接続が確立される。
【0037】 ユーザが「有料」通知を有するアドレスを呼び出す場合であって、ユーザPC
上で付加料金・レートISP4に接続することができる接続ユニットが提供され
ていない場合には、ユーザは本発明による接続方法をプログラムの形態でロード
してインストールする能力を有するHTML文書を、彼の標準ISP1を介して
受信する。装置が終わると照会済みアドレスが直ちに変換され6で示される有料
接続が確立される。
【0038】 プログラムの形態での方法はインストール時に設定されるシステム変数を含む
。これらの変数を使用してどのマスタ・プログラムからコピーが出ているかを確
定することができる。
【0039】 この方法はユーザPC2上で、標準ISP1から付加料金・レートISP4へ
のまたはその逆の切替えを開始するために、httpプロトコル内のメッセージ
を読み取る。例えば、Real Audio、FTP等の他のプロトコルがIS
Pに対してそれぞれ存在するTCP/IPデータ接続上で変換される。このよう
に、これらのプロトコルを使用するデータ項目の伝送は、正しいISPに対する
接続がまず行われることを前提としている。
【0040】 図2から明らかなように、付加料金・レートISP4に対するアクセスは、図
面上7で示される従来のPOPダイヤルイン・ポイントを介して実施される。た
だし、これに5で示される付加料金・レート呼出し番号を使用してダイヤルアッ
プをすることによってのみ到達することが可能である。これは接続の確立を単純
で安価にし、試験済みの手続きを利用できるようにする。図2で示すように、こ
のアクセスはまた有料の文書を保持するローカル・ウェブ・サーバ8としての役
割も果たす。それらが有料のものだけである場合、それらの文書のコピーは自由
にアクセス可能なインターネット内には存在しない。例えば、Real Aud
ioまたは複雑なデータベース照会など、ウェブ・サーバ8上に保持されていな
いデータ項目との特定のデータ接続に関しては、付加料金・レートPOPダイヤ
ルイン・ポイント7が10で示される外部システムに対する適切なTCP/IP
接続9を提供する。TCP/IP接続9を介した照会に関して、外部システムの
プロバイダはそれを使用して、照会が付加料金・レートPOPダイヤルイン・ポ
イント7を介しても行われ、その料金の請求書送付が保証される特別な安全性・
プロトコルに合意することが可能である。接続9はまたそれ以上の予防策を行わ
なくてもよいように直接の物理的接続によるものであることも可能である。ロー
カル・ウェブ・サーバ8上でのデータ項目の提供によってデータ接続6の帯域幅
を直接に十分に使用することが可能である。
【0041】 付加料金・レートPOPダイヤルイン・ポイント7に対するアクセスがすべて
のサービス・プロバイダに関して同一の付加料金・レート呼出し番号5を使用し
て行われるので、電話会社によって支払われるプロバイダ料金はこれらの情報プ
ロバイダの間で分配されなければならない。この目的を達するため、3つの接続
状態が検出されて記録される。 1.回線が切断されている。 2.回線が確立されているならびに 3.接続が確立されており、データ項目が照会の対象となった。
【0042】 次に、接続状態3に対応してデータ項目に対する2つの連続する照会の間、お
よび接続状態3と1の間のすべての期間に対して料金が支払われるような方式で
請求書送付を実行することができる。これらの期間は要求されたデータ項目のそ
れぞれのプロバイダに帰属するものとされ、請求書送付手続きの基準として使用
される。
【0043】 請求書送付手続きに関して、複数のサービスが場合によっては既存の回線を使
用して同時に使用されることもあるという事実を別に考慮しなければならない。
このような状況では、ポートを使用する既知のアドレス指定の手続きが利用され
る。プロバイダ料金の帰属は個々のポートとの関係で個々のプロバイダに対して
相応する方式で実行される。
【0044】 照会の対象であるアドレスに対するアドレスの対応関係を下記に例として説明
する。原則として、第2アドレスの生成では、それが照会アドレスと同一である
ことが可能である。URLアドレス間などでの対応関係を決定するために、UR
Lアドレスとともにパラメータを伝送する既存の能力が使用される。例えば、A
BCとして識別されるデータベース・オペレータが、ドメイン名「Angebo
te.de」を有するウェブ・サイト上で自身のデータベースに対するアクセス
を提供する場合には、それに対応するURLアドレスは下記のようなものである
。 http://www.Angebote.de/ABC
【0045】 このURLアドレスがユーザによる照会の対象である場合には、このURLア
ドレスを有するデータ項目に対してデータ接続が行われる。
【0046】 次に、データベース・オペレータが特定の品質のものである自身のデータベー
スに対するアクセスを提供することを望む場合には、本明細書に記載した好まし
い実施形態で本発明の方法と協働するURLアドレスは下記のようになる。 http://www.Angebote.de/ABC?document.
html,tariff=0,50
【0047】 このアドレスが照会の対象である場合、すなわちユーザが例えば対応するアド
レス要素に対してクリックすることによってこのアドレスを活動化させる場合に
は、本発明による方法が動作可能となり、下記の第2アドレスを生成する。 http://www.ABC.de/www.Angebote.de/0,
50/document.html
【0048】 このアドレスに対して最初に、付加料金・レートISP4に対して、例えば、
ドイツでは0190#電話番号という付加料金・レート電話接続が確立される。
この接続は、下記のURLアドレスを有するコンピュータに対して直接に行われ
る。 www.ABC.de
【0049】 このコンピュータ上で、データ項目www.Angebote.de/0.5
0/document.htmlが照会の対象となる。照会の間およびデータ項
目の伝送の間、ダイヤルされた呼出し番号5に対するプロバイダ料金が課せられ
る。同時にデータベースのプロバイダはデータ項目「www.Angebote
.de/0.50/document.html」が照会の対象であるとき、そ
れに対してこの場合、0.5として識別される自身の料金が支払われていること
を知る。個々のデータ項目に対する内部アクセス権利がダイヤルインのために使
用される電話接続に対応して割り当てられれば便利である。プロバイダはまたこ
の接続が本来コンピュータ「www.Angebote.de」に対するもので
あったことも知る。同時にデータベース・プロバイダは本来のアドレスの下に、
幾分速度の低いデータベース・アクセス、または無料デモ・バージョンのデータ
ベース・アクセスを置くこともできる。データ項目が伝送されるとき6で示され
る接続が再び切断されて元の接続が回復される。この場合、パラメータの構文は
データ項目のネーミングが簡単なプログラムを使用して実施され得るように選択
される。
【0050】 別の実施形態では、料金レコードは時間ベースのプロバイダ料金を伴う電話番
号を使用するのではなく、それをダイヤルすると個別に決定可能な料金が徴収さ
れる電話番号を使用して確定することが可能である。この課金システムを使用す
ると、電話番号のユーザの請求書送付データは電話会社とは異なることもある付
加料金・レートISP4に通知される。付加料金・レートISP4はこのような
請求書送付データをその接続データに帰属させ、個々の料金が電話会社または付
加料金・レートISP4のいずれかによって徴収できるようにする。これについ
て請求書送付データの交換は、それに関わる安全性の問題がないように通常の郵
便を使用して実行することができる。この料金徴収手続きを使用して時間ベース
で既に徴収されている料金に追加して料金の請求書送付を行うことも可能である
【0051】 特に、特別なパフォーマンス機能を有する複数のプロバイダが付加料金・ネッ
トワーク上に存在するときは、最初に行われた接続に関するパフォーマンス・パ
ラメータしたがってこの場合には料金情報を提供することが望ましいことが判明
している。これらのパフォーマンス・パラメータは、次に、すべてのサーバ側の
照会に関連して付加料金・ネットワークにも送信され、付加料金・ネットワーク
内での変更の際にダイヤルアップに関する情報、したがって利用可能なパフォー
マンス・パラメータに関する情報が失われないようにする。変換オペレーション
は利用可能なパフォーマンス・パラメータを各IPパケットとともに符号化する
か、あるいはサーバ照会があった場合にその情報を伝送するかの選択を伴う。後
者の手続きはまた、クッキー手続きの形式で実行することもでき、この場合には
、本明細書に記載した実施形態で、クッキーは付加料金・ネットワーク内でのみ
使用される。この選択の追加は、ユーザが特夫々の場合において付加料金・ネッ
トワークに対して新規の電話接続を確立する必要なく付加料金・ネットワーク内
の異なるコンピュータに対して接続を特に容易に行い得ることを意味する。言い
換えれば、最初に確立された接続についての情報がさらなる接続のために提供さ
れることにより、一度接続が行われれば付加料金・ネットワーク内の異なったデ
ータ処理装置間でその変更を行うことが可能である。これについて、例えば接続
の帯域幅の点で表される利用可能な望ましい特別なパフォーマンス機能が要求に
応じてプロバイダにとって排他的に利用可能となる。このことは、ユーザが同時
にサービスを使用できるのは、無制限のパフォーマンス機能を備えた1つのプロ
バイダからだけであることを要求を受けたプロバイダにとって確実にする。この
ことは、一方でプロバイダが他のプロバイダとチャネルを共用する必要がないこ
とを確実にし、他方では、例えば接続の帯域幅全体がユーザに使用可能であるこ
とを確実にする。この後者の態様は音楽の伝送で重要なことであり得る。
【0052】 本明細書に例として記載されている実施形態はまた、ユーザによって使用され
ているブラウザのために新しい接続を行う上で発生するあらゆる遅延をブリッジ
するための方法ステップを含むこともできる。このブリッジするステップは、例
えば、新しい接続が確立されるまでブラウザが待って、その間エラー・メッセー
ジを生成しないようにする。この遅延は、例えば、それによって、第2アドレス
を生成するステップの後、最初に中間ページがユーザに提示される手続きによっ
て達成せられる。このページは、例えば、ユーザが再度特定のパフォーマンス機
能を確認するのを要求することができる。これについてこのようなページが大き
な出費または手間を伴うことなくブラウザを介してすべてのユーザに対してロー
カル・ネットワークでも提示できることも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プロキシ・サーバがそこで適切な接続を選択するブロック回路図である。
【図2】 図1に示したプロキシ・サーバの原理を示す概略図である。
【符号の説明】
1 標準ISP 2 データ処理装置 3 接続ユニット 4 付加料金・レートISP 5 特別電話番号 6 特別な電話接続 7 POPダイヤルイン・ポイント 8 ウェブ・サーバ 9 TCP/IP接続 10 外部システム
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年12月19日(2000.12.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 データ接続を確立するための接続ユニットおよび方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、第1データ処理装置からの照会に応じて、そこにファイルされてい
るデータ要素を伝送するために、第2データ処理装置との接続を開始する、2つ
のデータ処理装置間のデータ接続を確立するための接続ユニットに関する。第1
データ処理装置は、第2データ処理システムおよびその照会されたデータ要素に
対してアドレスを指定する。本発明はまた、第1データ処理装置からの照会また
は要求に応答して、第2データ処理装置および要求されたデータ項目がアドレス
を使用して識別されて、第2データ処理装置にファイルされたデータ項目をその
間で伝送するための接続が、2つのデータ処理装置の2番目のものと確立される
ようにする、2つのデータ処理装置の間でデータ接続を行うための方法にも関す
る。データ処理装置という用語は、本明細書では、それに対してデータ接続を行
うことが可能な全ての種類の機器を含むものとして使用され、より詳細には、例
えば、コンピュータ、コンピュータ端末、論理的アドレス可能な大容量記憶装置
を含む。データ項目という用語は、データ・セットまたはデータ・ファイル、プ
ログラムおよびエレメント、スクリプト、データ・ストリーム、ならびにデータ
接続を介して交換することが可能な他の項目を含む。
【0002】 安価な計算機能力の出現は、データ処理装置に関する全く新しい用途および可
能な使用法を開いた。特にネットワーキングの分野では極めて迅速に技術開発が
行われている。一方、例えば、インターネットなどのデータ・ネットワークが、
世界的な規模でますます多くのユーザを引き付けていると考えられ、電話システ
ムに加えて通信の一般的手段と見なされるであろう。インターネットの大きな技
術的成功は、データがアドレス指定されたパケットの形式で、1つのネットワー
ク・ノードから別のノードに渡されるということによる。このことは、ネットワ
ークを通るデータ項目を配信するためのトポロジまたはインスタンスのために、
固定された中央構造が必要ないことを意味する。したがって、ネットワーク内の
データ接続は、ネットワーク内で発生するフォールト、障害、およびエラーに対
して堅固である。ただし、このようなデータ・ネットワーク内でデータ接続を行
うことは、特にデータ接続に関して特別な要求が行われる場合、一連の多くの技
術的問題を引き起こす。これらの問題はパケットに切り分けられた状態でデータ
項目がネットワークを通過するインターネットなどのパケット交換ネットワーク
で発生する。
【0003】 ネットワーク内のデータ接続に特定の要求を課すことができるようにするため
に、従来一連の提案がなされている。データ接続に対する特定の要求は、例えば
、許可のないパーティからのデータの伝送を遮断すること、データ接続の帯域幅
、およびデータ接続に対する料金を徴収する能力である。これらの特色は、QO
Sという略語で呼ばれるサービス品質として要約されることがあり、この点でQ
OSデータ接続またはQOSネットワークがとりあげられる。特別なデータ接続
の提供に関する一例としてのQOSデータ接続の提供が、例えば、オーディオ・
データおよびビデオ・データの伝送、あるいは有料のデータベースの紹介能力な
どの特別なサービスを提供するために望まれる。
【0004】 一般的にデータ・ネットワーク内で、ユーザがコンピュータを使用して第2コ
ンピュータに接続し、そこから、例えば、ファイルまたは連続的に伝送されるデ
ータ・ストリームなどユーザにとって関心のあるデータ項目を要求するようにな
っている。
【0005】 この要求または照会は、接続装置が所望の接続を行う、またはそうした接続を
させることを許可するプロトコルの一部を形成している。インターネット上で広
く使用されているプロトコルは、例えば、ハイパー・テキスト・トランスポート
・プロトコル(http)、ファイル転送プロトコル(ftp)、およびリアル
・オーディオ・プロトコルである。インターネット上、またその上に構築された
ワールド・ワイド・ウェブ上での特にユーザに扱いやすい構成として、データ処
理装置でのデータ項目のためのデータ接続に対する照会は、ユニフォーム・リソ
ース・ロケータ(URL)と呼ばれる固有アドレスを含んでいる。固有アドレス
は、直接に利用可能なあらゆるデータ項目に関連付けられている。これに関して
URLアドレスの構造は、確立された構文に基づいており、これに従って最初に
プロトコルが指定され、次にそれに、ドメイン内でネームによって識別されたコ
ンピュータが続く。これに関し、通常、ドメインの識別は、1つまたは複数のド
メイン名で階層式に構成されている。URLアドレス内では、コンピュータに対
する識別の後に、例えば、コンピュータ上のファイル名を有する相対ディレクト
リ構造という形式での、要求されたデータ項目に対するより正確な指定が続く。
データ項目が指定されない場合には、ディレクトリ構造内で、固定的に合意され
たデフォルトのデータ・ファイルに対するサーチが行われる。URLアドレスを
使用することにより、データ接続を介して伝送するために、利用可能などのデー
タ項目にもアドレス指定を行うことが可能である。通常、照会の場合は、疑問符
で始まり、サブアドレスまたはラベルの場合にはダブル・クロスで、他のパラメ
ータの場合には、セミコロンで始まって導入されるパラメータを、URLアドレ
スに付けることが可能である。これらのパラメータは、例えば、一種の外部プロ
グラム・パラメータとしてデータ項目に転送することが可能で、これにより、そ
のデータ項目が活動化された際にそれについて生じることに影響する。
【0006】 照会の対象であるアドレスが特定のデータ接続を必要とするデータ項目を含む
場合、さらに取られるべきステップについてユーザが例えば、テキスト・メッセ
ージという形式でユーザに送信されたメッセージにより通知を受けるのが従来の
慣行である。例えば、ユーザの注意は、情報プロバイダとの関係で、料金のアカ
ウントを設定する可能性に向けられる。情報プロバイダがユーザに直接請求書を
送れるように、ユーザはデータ・ネットワークを介して、または別途ファックス
によって、そのクレジット・カード番号を指定するように要求されることもある
。要求したデータ接続は、ユーザが望まれるステップを実行した後に行われる。
このような方式でデータ接続することは、請求書送付のためにユーザが情報プロ
バイダにデータを供与しなければならないので、ユーザ側の観点からは安全性に
欠けている。それに加え、情報プロバイダにとっては、ユーザの詳細が真正のも
のであるという保証が得られない不都合を生じることがある。
【0007】 ある程度進歩した有利な方法が米国特許明細書第5737414号に見られる
。この場合には、料金の支払いを伴う接続を行うのに、電話システムの料金記録
機構を利用する。有料のデータ接続が行われたとき、ユーザは特別の電話番号に
コールを行うよう要求され、これに関しては通常の接続料金に加えて追加的なプ
ロバイダ料金が課される。次に、このデータ接続に対する料金が、その電話のコ
ールとともに請求書として送られる。この目的で、照会の対象であるデータ項目
を提供するコンピュータは、その電話番号に対して行われたコールについてのア
クセス・メッセージを料金記録とともに受信することが必要である。アクセス・
メッセージの入力の後、それは、データ接続のために照会を受けているデータ項
目を用意する。したがって、アクセス・メッセージは、照会がアドレス指定され
たコンピュータに、有料データ項目を提供させるということで、データ・ネット
ワーク内で直接に見返り価値を形成する。情報プロバイダは、データ項目を提供
したことに関する料金を、電話コールとともに期限付のプロバイダ料金として請
求書送付する。安全性の理由で、この種の料金請求書送付では、アクセス・メッ
セージおよびデータ項目の提供を開始するさらなるメッセージが暗号化されてい
ることが必要である。これについての不都合は、まずユーザに関してデータ接続
のためのチャネルおよび料金記録のためのチャネルの2つのチャネルが占められ
ることである。また、暗号手続きに基づく安全性もより高度な暗号化が過度に大
量の時間および計算能力を必要とするので不利であると考えられ、かつ既存の暗
号手続きを考慮すると、原理的にはなお安全性が確保されていない。
【0008】 上記に概要を述べた不都合は、EP0818907A2に記載され、フュージ
ョンネットと呼ばれる手続きによってある程度克服される。このネットワークは
、特定のデータ接続に対する照会の際に、それ自体からユーザに電話接続を行う
フュージョンネットサーバと呼ばれるサーバを有する。フュージョンネットサー
バはまず要求されたデータ項目に関してデータ接続を行ない、次いでユーザにデ
ータ項目の伝送を行うためにユーザに対して接続を行う。フュージョンネットサ
ーバもユーザに対してデータ接続を行うために電話システムを使用する。この接
続を行うため、コールがフュージョンネットサーバによってプロバイダ料金を伴
う呼出し番号としてユーザのコンピュータを使用して処理され、あるいはフュー
ジョンネットサーバがコレクト・コールによってユーザのコンピュータに対して
接続を行う。安全性の点でのこれについての不都合は、データ・ネットワークが
そこに接続するための付帯料金を伴う要求を行うユーザからのデータを有してい
るサーバを有することである。ユーザに課せられるプロバイダ料金を伴う電話接
続によりサーバ自体によってデータ接続が行われるという点で、特に安全性の面
で問題が生じる可能性がある。さらに、最悪のシナリオでは、このサーバは、特
定の要件を伴う複数のデータ接続を同時に管理して、適切なデータ項目を準備し
なければならないので、フュージョンネットサーバに関する技術的要求は非常に
高い。
【0009】 この技術の現状に基づき、本発明の目的はデータ項目に応じて迅速、容易、か
つ安全にデータ項目の伝送のための接続を確立することのできる接続ユニットお
よびデータ接続を行うための方法を提供することにある。
【0010】 前記発明の原理により、接続ユニットは照会アドレスに対応して動作可能な、
第2アドレスを生成し、この第2アドレスによって識別されるデータ処理装置、
およびそのデータ項目に対するデータ接続の確立を開始するアドレス・ジェネレ
ータを含む。このアドレス・ジェネレータは、照会アドレスを第2アドレスに変
換する。この変換オペレーションの結果、すなわち第2アドレスは、やはり許容
可能なアドレスであり、本発明による接続ユニットはこの第2アドレスに関する
接続の確立を開始するために、やはり、知られている従来の伝送およびアドレス
指定の技術を利用することができる。したがって、関連するシステムも本発明に
よる接続ユニットがそこで動作することのできるインターネットなどの従来のパ
ケット交換ネットワークであってもよい。接続ユニットは、ネットワーク内での
データ接続の確立を第2アドレスの伝送によって従来の方式で開始する。第2ア
ドレスを使用する上で、本発明による接続ユニットが既存のデータ・ネットワー
クに干渉しないということでも、特に有利である。本発明による接続ユニットに
よってもたらされたデータ接続の場合には、従来のアドレスが利用されアドレス
に不適合な要素が導入されないからである。第2アドレスの生成は、第1データ
処理装置からの照会の対象であるアドレスに対応して実行される。このような対
応関係を構成する多くの異なった可能な方式が存在することが理解されよう。照
会の対象であるアドレスが第1データ処理装置から発生すると、アドレス・ジェ
ネレータはその照会を生成するデータ処理装置に対応して第2アドレスを生成す
ることができる。一般的に、第1データ処理装置でユーザがアドレスを新しく入
力するのではなく、そのアドレスは別のデータ処理装置によって、例えばリンク
の形式で予めユーザに通信されているので、アドレス・ジェネレータは、通信さ
れたアドレスの構成に対応して、あるいは他方のデータ処理装置で保持されてい
る情報の項目に対応して第2アドレスを生成することもできる。したがって、こ
のことは照会アドレスに対応して生成される第2アドレスが、照会を行っている
データ処理装置によって、或いは最初に、照会アドレスを通知した情報プロバイ
ダ、またはその双方によって決定できることを意味する。インターネットおよび
そのワールド・ワイド・ウェブの場合、これは照会URLがその内容に対応して
第2URLに変換され、この第2URLアドレスによって識別されたデータ項目
に関するデータ接続の確立が開始されることを意味している。データ項目に対す
る目標アドレスが可変であり、関連する特定の要件に従って生成され得るので、
本発明による接続ユニットは既存のネットワーク内で、特別な要件を伴うデータ
接続を柔軟に確立する可能性を有する。復号化オペレーションは同一アドレスの
表現形式の変更のみに関するので、生成または変換はURLのIPアドレスへの
復号含むものではない。ISO(International Standar
ds Organisation)の勧告に基づいて、OSI基準モデル(Op
en System Interconnection Reference
Model)の用語を適用すると、例えばネットワーク層またはトランスポート
層などの下部層内で行われるルーチングに関わる状況とは異なって、アドレスは
一つの層内で生成されることになり、符号化および復号化されることはない。特
に、生成される第2アドレスはデータ接続を行うのにネットワークの試験済みの
層およびその手続きが利用できるように、OSIリファレンス・モデルの最上部
層、つまりアプリケーション層から発信されてそのプロトコルの要件を満たすべ
きである。
【0011】 ネットワーク内でより簡単な変換を提供するために、少なくともアドレス・ジ
ェネレータが、照会を生成する第1データ処理装置の構成要素となっている。こ
のような場合、アドレス・ジェネレータは第1データ処理装置に対するプラグイ
ン・カードまたはボード上の回路の形態をとることが可能である。それはまた、
データ処理装置の既存構成要素の方法という形態を利用することも可能である。
これに関して重要なことは、アドレス・ジェネレータが照会を行うデータ処理装
置の構成要素である場合にデータ・ネットワーク内でそれ以上の変更を必要とし
ないことである。例えば、ワールド・ワイド・ウェブ上で、インターネット・ブ
ラウザなどのオペレータ・プログラムによって送信されるURLアドレスは、コ
ンピュータを離れてインターネット・プロバイダのPOP(設置点)ダイヤルア
ップ・ポイントなどの接続ユニットに伝送される前に、照会を行うコンピュータ
のアドレス・ジェネレータによって第2URLアドレスに変換される。したがっ
て、データ接続を行う既存の方式はそれによって影響を受けない。本発明による
接続ユニットは、データ接続を行うために、どのような既存のデータ処理装置に
も、その要素に実質的な介入を行う必要なしに追加的に提供することができる。
【0012】 データ接続に関して、特定の要件および要求を満たすことができるように、少
なくともデータ接続の一部分は、電話システム内の電話接続を含むことが好まし
い。この場合、電話接続は特に電話システム内のダイヤル接続を含む。2つの異
なるデータ処理装置の間のデータ接続は、多数の通信チャネルを利用することが
できる。例えば、並置関係で、特別に設計されたデータ・ネットワーク、電話ネ
ットワークまたはシステム、および無線または衛星接続を使用することが可能で
ある。これに関して、接続パスが同時に存在していることさえも必要ではなく、
通信の複雑さおよびコストを抑える目的で、例えばキャッシュ機能とともにある
いはプロキシ・サーバとして、中間記憶装置をデータ・ネットワーク内で提供す
ることが普通である。頻繁に要求されるファイルまたは特に大きなデータ項目な
どのデータ項目のコピーを保持する中間記憶装置は、経路上のすべてのコンピュ
ータに対する、同時の接続を不必要にする。望ましくは、少なくともデータ接続
の一部分で、常時、電話接続を利用することができる接続ユニットのために、接
続ユニットのデータ接続の少なくとも1つのポイントが、特定のデータ接続を行
うときに考慮に入れることができる既知の定義された接続パラメータに関わるこ
とになる。一般的に電話接続は、特にモデムを使用する公衆電話システムを介し
て、またはISDNインターフェースを介して、インターネットにダイヤル接続
するコンピュータとの関係に関わっている。
【0013】 本発明の特に好ましい態様では、アドレス・ジェネレータが、オペレーション
上の態様またはパフォーマンス機能と呼ぶことができる、少なくとも1つの点で
従来の接続とは異なる所定の電話接続を介して、第2アドレスに対するデータ接
続を確立する。この場合、アドレス・ジェネレータは、生成された第2アドレス
に対するデータ接続に関する所定の電話接続を確立することによって、データ接
続を確立することに関わっている。本発明による接続ユニットは照会の対象であ
るアドレスに対応して第2アドレスを生成して、特別な電話接続を介して第2ア
ドレスによって識別されるデータ処理装置に対する接続を部分的に確立すること
を可能にする。これに関して、電話接続はアドレス・ジェネレータによって開始
される。特別な電話接続の確立を直接開始するためのファクタはすべて照会を行
うデータ処理装置内にある。接続の確立は照会を行うデータ処理装置だけによっ
て開始され、制御されるのでこれについての安全性の問題は発生しない。所定の
電話接続を介してアドレス・ジェネレータによる接続の確立の別の利点は、この
ような接続の確立がまた関連する既存の構成要素および技術によって行うことが
できることに留意されたい。データ接続の基本的確立は同様であり、データ接続
の一部分が所定の電話接続を介して実行されるだけである。特に、公衆電話シス
テムを介してインターネット・プロバイダのPOPダイヤルイン・ポイントに接
続されるデータ処理装置の場合、本発明による接続ユニットを備えたデータ処理
装置の動作のモードは隠されたままとなる。データ接続を行うための料金を必要
としないように所定の電話接続を介して伝送されるのは第2アドレスだけだから
である。第2アドレスによって識別されたデータ処理装置は識別されたデータ項
目に対するデータ接続が、部分的に所定の電話接続を介するものであるという情
報を有していてもよい。これに関して、所定の電話接続がデータ処理装置に対し
て直接に行われ、したがって、照会を行うデータ処理装置が、接続ユニットによ
って直接に第2アドレスによって識別されたデータ項目を含むデータ処理装置に
接続されれば特に有利である。
【0014】 このようにして確立されるデータ接続は、所定の電話接続の利用可能な帯域幅
全体を好ましく利用する。これについて、データ処理装置のインターフェースを
含む電話接続の効果的に利用可能な伝送容量は、その電話接続の帯域幅であると
みなされる。これについて、第2アドレスによって識別されたデータ処理装置と
の関係で、照会の対象であるデータ項目を、特別な電話接続を介して呼び出され
、したがって、データ項目はその情報を使用することによって用意し伝送できる
ことが知られている。
【0015】 本発明による接続ユニットの別の好ましい態様によれば、アドレス・ジェネレ
ータは、所定の電話接続を設定するために既存の電話接続を切断または中断する
。既存の電話接続のこのような事前の切断は、特定のパフォーマンス機能を伴う
電話接続に対して変更を行う場合でも1つの電話回線だけしか必要でないことを
意味している。特定のパフォーマンス機能は、電話接続に対してプロバイダ支払
いが課される、電話接続に対して特定の暗号化および/または圧縮処理が実行さ
れる、または電話接続がデータ項目のそれぞれの必要性に応じて異なる帯域幅の
ものになり得るということである。本発明による接続ユニットを使用し提供され
得る電話接続の特定のパフォーマンス機能には、例えばATM接続(非同期転送
モード接続)によって可能になる可変帯域幅、接続の保証された利用性および信
頼性、特に短い応答/アクセス時間、すなわち接続の短い待ち時間、ならびに、
例えば、特定の場合における移動体無線ネットワークを介して接続が行われ得る
場合には接続体の可搬性も含まれる。特に、特定のパフォーマンス機能としての
他の可能な例としては、コール転送またはコール分配、例えば、時間によるコー
ル・設定、特別な測定オプションを備えた接続の選択、特別機能としてコール発
信元認識を可能にする加入者データならびに接続の伝送がある。プロバイダ料金
がそれについて課される電話接続の場合、それ以上の支払情報のどのような項目
も、または他のデジタル支払ユニットもネットワークを介して伝送することなし
に、データ・ネットワークを介して、データ項目の提供に対して請求書を送るこ
とが可能である。データ・ネットワーク内の課金対象となる情報のプロバイダは
、そうした情報を通常の方法で提供することができる。それに対して接続が行わ
れるときにのみ部分的に電話接続を介して接続が確立され、それについてプロバ
イダ料金が課される。プロバイダ料金はプロバイダに対して接続が行われるとす
ぐに課され、提供されるデータ項目に対するアクセスがそれ以上ないときにそこ
で接続が再び中断されるのでその記録は終了する。インターネット上の接続とは
対照的に、二地点間接続とも呼ばれるこのような電話接続に許可のないパーティ
が盗聴器を仕掛けることや、盗聴することは困難である。特に第2アドレスによ
って識別されたデータ処理装置に対する直接のダイヤルアップ接続の場合、請求
書の送付を回避するどのような可能な方法もなしにアクセスが実行されて料金の
記録は実質的な時間遅延なしに行われる。
【0016】 アドレス・ジェネレータは照会されたアドレスに対して特別なパフォーマンス
機能が必要ないとき再び切断された接続の確立を開始することができる。このこ
とは、特別なパフォーマンス機能を伴う接続が、そのパフォーマンス機能が実際
に必要なときにだけ使用されることを意味している。
【0017】 データ接続の品質を保証するため、アドレス・ジェネレータによって生成され
る第2アドレスがサブネットワーク内のデータ処理装置を識別する。前記のよう
に、本発明による接続ユニットは、既存のネットワークに介入せず、第2アドレ
スは適切なプロトコルに従っているので、第2アドレスによって識別されたデー
タ処理装置は、通常の方法でデータ・ネットワーク内に組み込むことが可能であ
る。ただし、本発明に従って行われたデータ接続のみを介して排他的にデータ項
目が伝送されるべき場合には、データ処理装置が論理サブネットワークを形成す
る。すなわちノードとしてリンクせず照会を行うデータ処理装置がそれぞれそこ
でリンクを行うノードとなるようなネットワーク構造の分岐を形成することが必
要になる。このことは、本発明による接続ユニットを介してサブネットワークに
接続することだけが可能であることを意味する。これに関して2つの代替的方式
が存在する。第一の代替的方式では、特定の接続を必要とするデータ項目がネッ
トワーク内で複製として存在し、ユーザはアドレス・ジェネレータによって生成
された第2アドレスに対して接続を確立するかどうか選択することができる。第
2の代替的方式では、データ項目はサブネットワークの一つのデータ処理装置だ
けに存在しており接続ユニットを介してのみそこから呼び出すことができる。
【0018】 第2アドレスを生成するために、アドレス・ジェネレータはそれとの関係で第
2アドレスが生成される照会があった際に、各第2アドレスに少なくとも1つの
アドレスを割当てるアドレス割当てリストを含んでいてもよい。したがって、例
えば、URLアドレス http://www.EPO.eu/documen
t1.htmlが照会の対象であり、そしてアドレス・ジェネレータのアドレス
・リスト内で、第2URLアドレス http://www.provider
.de/www.EPO.eu/D1.htmlがそのURLアドレスに割当て
られている場合には、その第2URLアドレスが生成されて、それに対する接続
の確立が開始される。このようなリストの利点は、アドレス・ジェネレータを使
用して個々の割当てを実行できることである。このようにして各アドレス・ジェ
ネレータは個々に第2アドレスを生成することができる。そして第2アドレスの
更新は、個々の割当てに対する変更または接続ユニットのアドレス・ジェネレー
タ内のリスト全体の取替えによって行うことができる。
【0019】 アドレス・ジェネレータに関して、アドレス・ジェネレータに着信するアドレ
スが第2アドレスの生成を開始しかつ第2アドレスを決定するパラメータを含む
ことも好ましい。元のアドレスに対する第2アドレスのこの形式の対応関係につ
いて、着信する第1アドレスが第2アドレスの生成を確立する構文を備えたパラ
メータを含む。関連するこのパラメータに関して、これらがネットワーク内に既
に存在し、データ接続を確立する構成要素に対して影響を与えないことが有利で
ある。さらに、これらは、アドレスに関して情報プロバイダがアドレス・ジェネ
レータの構文に従う限り、プロバイダ自体が第2アドレスを決定することを可能
にする。本発明による接続ユニットが使用されない場合には、これらのパラメー
タは無視されて従来のデータ接続が確立される。それとは反対に、本発明による
接続ユニットが使用される場合には、それは情報プロバイダによって選択された
第2アドレスに対してデータ接続を行うことができる。
【0020】 本発明がそれに基づいている課題もまた、照会されるアドレスに対応して第2
アドレスが生成され、この第2アドレスによって識別されたデータ処理装置およ
びそのデータ項目に対してデータ接続の確立が開始される前述の方法によって解
決される。本発明の方法は、例えばプロキシ・サーバなどの接続ユニット上、あ
るいはネットワーク内でそのために特に提供される接続ユニット等で実施される
。この方法は照会アドレスによって識別されるデータ処理装置とは異なるデータ
処理装置に対するデータ接続の確立を提供する。照会されるアドレスに対応して
第2アドレスが生成されることにより、この第2アドレスを使用して特に要求さ
れたデータ項目のために設計された特定のデータ接続を確立することができる。
【0021】 照会を行うデータ処理装置によって第2アドレスが生成されることが特に有利
である。このようにしてこの方法はデータ接続のためにそこで照会の対象である
アドレスが受信され、それに対応して第2アドレスに変換され得るデータ処理装
置上で実行することができる。
【0022】 データ接続の品質により容易に影響を与えることができるように、第2アドレ
スによって識別されたデータ処理装置に対するデータ接続の確立は、少なくとも
部分的に所定の電話接続を介して実施される。したがって、第1ステップでこの
方法は照会アドレスとの関係で第2アドレスを生成すべきかどうかを認識するこ
とに関わり、第2ステップでは第2アドレスが第1アドレスに対応して生成され
、データ接続のために第2アドレスによって識別されたデータ処理装置に対して
所定の電話接続が確立されることになる第3ステップがそれに続く。所定の電話
接続がユーザの正しくない認識とは別に確定されるので、この方法は誤用に対し
て保護されている。
【0023】 本発明の別の好ましい機能では、その方法がさらに2つの付加的な方法ステッ
プを有し、これによってそれに対して第2アドレスが生成される照会アドレスの
場合には、所定の電話接続とは同一ではない既存の電話接続が中断されて照会を
行う第1データ処理装置が適切な電話番号にダイヤリングを行うことによって、
所定の電話接続が設定される。これらの2つのステップは通信が不必要に長い時
間中断されないことを確保する。選択されたデータ接続がユーザには明らかとな
ることなしに、ユーザに対する適切な接続が確立される。所定の電話接続が確立
されたとき、電話番号が使用中の状況では、迅速に所定の電話接続を確立するた
めに複数の電話番号を順次試行することが可能である。
【0024】 例えば提供されたデータ接続に対する支払いのために所定の電話接続が特別な
パフォーマンス機能を有していることが望ましい。接続料金に加えてプロバイダ
料金も所定の電話接続に対して徴収されることが特に望ましい。このような接続
は、双方のパーティに対して高いレベルの安全性を保証する。有料情報に対して
照会を行うとき、照会を行っているコンピュータは有料電話番号にダイヤルする
。このようにして照会を行うデータ処理装置のユーザは、常時独立的に関連する
コストを調べてコントロールすることができる。この形式の方法を使用すれば、
プロバイダはそれに関して照会が行われたデータ項目に対する料金が記録されて
取り分としてのプロバイダ料金を受け取っているという保証を有する。別の安全
性の態様として、有料電話接続の確立が、照会を行う装置のユーザによって再度
、明示的に確認されなければならないという方法ステップを提供することも可能
である。
【0025】 実施することが特に簡単な本発明による方法の実施形態では、着信するアドレ
スのパラメータがデータ接続に関して少なくとも1つのパフォーマンス機能を決
定し、所定の電話接続が対応するパフォーマンス機能と共にパラメータに対応し
て選択されるようにする。料金レコードに関してデータ接続に対して課されるプ
ロバイダ料金は、着信するアドレスのパラメータによって決定され、所定の電話
接続は対応するプロバイダ料金を有するパラメータに対応して選択される。複数
のパラメータを着信するアドレスと合わせて通信することができる。これに関し
て、料金、帯域幅、または暗号化のためのキーを設定するためのパラメータを伝
送することも可能である。例えば、着信するURLアドレス: http://
www.abc.de/document1.html?....tariff
=A....が、データ項目document1.htmlに関して料金Aを適
用することを表す。この例では、疑問符はアドレスの終りおよびパラメータ部分
の始りを示し、終止符はパラメータ部分のさらなる詳細を表している。情報プロ
バイダはこの料金情報を使用してそれに対して自身がデータ項目を提供する料金
を自ら設定することができる。データ処理装置がアドレスを選択した場合、追加
のステップを必要とせずにパラメータ部分も伝送されるからである。
【0026】 着信するアドレスに対応して特定のパフォーマンス機能を有する所定の電話接
続に変更することも有利である。これに関して、電話接続は、例えば、特定の帯
域幅を伴う接続など、特別なパフォーマンス機能を有し、必要なパフォーマンス
機能に対応してそれに対して切り替えられる。
【0027】 本発明の有利な態様では、第2アドレスによって識別されたデータ処理装置が
照会アドレスによって識別されたデータ処理装置とは異なるようにする。2つの
データ処理装置の間でのデータ接続を確立するための方法ステップを区別するこ
とによって、すべてのデータ処理装置がそこで本発明による方法を使用しない既
存のデータ・ネットワークも円滑に障害のなく動作できることを保証する。従来
の接続方法の場合、アドレスのパラメータは無視されて着信するアドレスとの接
続が確立される。したがって、前述の例ではこれはhttp://www.ab
c.de/document1.htm1のことである。本発明による方法が適
用される場合には、第2アドレスが生成されそれに対して場合により特定の電話
接続を介してリンクが行われる。このケースではdocument1.html
であるデータ項目のプロバイダが第2アドレスの下で同様に排他的に提供を行う
ことを望む場合には、データ項目として照会アドレスの下に、その方法について
の情報を与える指示を提供することができる。
【0028】 本発明の好ましい機能では、照会を行うデータ処理装置上で、着信するアドレ
スに対して第2アドレスを生成すべきかどうかを設定することができる。方法内
のこのようなステップは、本発明による方法を使用不可能にして、データ接続を
生成する選択をユーザに提供する。この目的のために第2アドレスの生成が抑止
され、着信するアドレスが伝送される。
【0029】 本発明による方法の特に有利な態様では、着信するアドレスおよび第2アドレ
スが使用されるそれぞれのプロトコルに対応する方式でデータ処理装置をそれぞ
れ識別する。本発明の方法が使用されない場合でも着信するアドレスは許容可能
なアドレスを表すので、それによってデータ接続を生成することが可能である。
この方法はしたがって、接続を確立するためまたアドレス指定の目的で、既知の
手続きに戻ることが可能である。さらに、アドレスにはアドレスの通信または伝
送を妨げる可能性のある項目は何も導入されない。
【0030】 この方法が、料金の請求書送付をデータ接続に対する特別な要求に変換し、変
形するのに使用される、本明細書で例として記載する本発明による方法の実施形
態が、下記の図面で示されている。ここで料金の請求書送付の他に、他の特別な
または特定のパフォーマンス機能も本発明による方法によって変換し、変形でき
ることに留意されたい。
【0031】 図面は下記の内容を示す。
【0032】 インターネット・サービスの提供に関して、データ接続に対する特定の要求を
考慮すると、データ接続は2つのアクセスを介して実施することが可能である。
1で示される従来の標準ISP(標準インターネット・サービス・プロバイダ)
を介する第1アクセスは、従来のPOP(設置点)ダイヤルアップ・ポイントを
提供する。この場合、ダイヤルインは例えばアナログ電話接続を介して、あるい
は例えばISDN、GSM、ATMまたはADSLを使用するなどのダイヤル接
続を介して達成される。標準ISP1のプロバイダは、一般的にそのサービスの
提供に関して、ユーザと契約を結んでいる。
【0033】 インターネットに対する第2アクセスは5で示される1つまたは複数の有料付
加料金・レート呼出し番号を介して提供される。付加料金・レート呼出し番号5
は電話会社の呼出し番号を表し、これについて特定の料金が徴収される。通常、
徴収される料金は接続料金とプロバイダ料金に分けられ、そこで、付加料金・レ
ート呼出し番号を介してサービスを提供するパーティが電話会社によって支払わ
れたプロバイダ料金の少なくとも一部を受け取る。後者は関連する合計料金をそ
の通常の料金レコード手続きを介して顧客に請求書として送付する。
【0034】 ユーザがワールド・ワイド・ウェブに1で示される標準ISPを介して接続し
ている場合には、複数のアドレスが例えば、グラフィック構成の要素という形式
でインターネット・ブラウザを介してユーザに提供される。提供されるアドレス
のうちの1つに対してデータ接続を行うために、ユーザは自分のインターネット
・ブラウザを操作してこのような要素を活動化させる。その要素が活動化すると
、そのアドレスによって識別されたデータ要素に対して物理的な接続が行われる
。このような状態でアドレスを活動化した2で示されるユーザのPCによって接
続の確立が開始されて、POPダイヤルアップ・ポイントを介して、インターネ
ット上に伝送される。
【0035】 この例では、有料データ項目がそれを介して提供される特定のデータ接続を行
うために、3で示される接続ユニットまたは接続デバイスがPC2上で付加料金
・レート・アクセスを選択する。このようなケースでは、場合によって適切な照
会の後に標準ISP1に対する既存の接続が自動的に中断され、有料呼出し番号
5をダイヤルすることによって4で示される付加料金・レートISPに対して接
続が確立される。このような有料接続に関しては、この接続を介して不必要な料
金が課されるのを回避するために、この接続を介してデータの伝送がなされない
所定の期間が経過した後に再び接続を中断する、例えばタイムアウト・デバイス
の形態としての切断デバイスを提供することができる。
【0036】 どのISPがそれに関して照会が行われるアドレスを処理するかについての決
定は、接続ユニット2に着信するURL目標アドレスに直接に対応する。URL
アドレスを含むストリングが、接続デバイスにそれが有料データ接続であること
を通知するある文字を有すると、接続の確立が直ちに開始され、場合によって適
切な照会の後に有料接続が確立される。
【0037】 ユーザが「有料」通知を有するアドレスを呼び出す場合であって、ユーザPC
上で付加料金・レートISP4に接続することができる接続ユニットが提供され
ていない場合には、ユーザは本発明による接続方法をプログラムの形態でロード
してインストールする能力を有するHTML文書を、彼の標準ISP1を介して
受信する。装置が終わると照会済みアドレスが直ちに変換され6で示される有料
接続が確立される。
【0038】 プログラムの形態での方法はインストール時に設定されるシステム変数を含む
。これらの変数を使用してどのマスタ・プログラムからコピーが出ているかを確
定することができる。
【0039】 この方法はユーザPC2上で、標準ISP1から付加料金・レートISP4へ
のまたはその逆の切替えを開始するために、httpプロトコル内のメッセージ
を読み取る。例えば、Real Audio、FTP等の他のプロトコルがIS
Pに対してそれぞれ存在するTCP/IPデータ接続上で変換される。このよう
に、これらのプロトコルを使用するデータ項目の伝送は、正しいISPに対する
接続がまず行われることを前提としている。
【0040】 図2から明らかなように、付加料金・レートISP4に対するアクセスは、図
面上7で示される従来のPOPダイヤルイン・ポイントを介して実施される。た
だし、これに5で示される付加料金・レート呼出し番号を使用してダイヤルアッ
プをすることによってのみ到達することが可能である。これは接続の確立を単純
で安価にし、試験済みの手続きを利用できるようにする。図2で示すように、こ
のアクセスはまた有料の文書を保持するローカル・ウェブ・サーバ8としての役
割も果たす。それらが有料のものだけである場合、それらの文書のコピーは自由
にアクセス可能なインターネット内には存在しない。例えば、Real Aud
ioまたは複雑なデータベース照会など、ウェブ・サーバ8上に保持されていな
いデータ項目との特定のデータ接続に関しては、付加料金・レートPOPダイヤ
ルイン・ポイント7が10で示される外部システムに対する適切なTCP/IP
接続9を提供する。TCP/IP接続9を介した照会に関して、外部システムの
プロバイダはそれを使用して、照会が付加料金・レートPOPダイヤルイン・ポ
イント7を介しても行われ、その料金の請求書送付が保証される特別な安全性・
プロトコルに合意することが可能である。接続9はまたそれ以上の予防策を行わ
なくてもよいように直接の物理的接続によるものであることも可能である。ロー
カル・ウェブ・サーバ8上でのデータ項目の提供によってデータ接続6の帯域幅
を直接に十分に使用することが可能である。
【0041】 付加料金・レートPOPダイヤルイン・ポイント7に対するアクセスがすべて
のサービス・プロバイダに関して同一の付加料金・レート呼出し番号5を使用し
て行われるので、電話会社によって支払われるプロバイダ料金はこれらの情報プ
ロバイダの間で分配されなければならない。この目的を達するため、3つの接続
状態が検出されて記録される。 1.回線が切断されている。 2.回線が確立されているならびに 3.接続が確立されており、データ項目が照会の対象となった。
【0042】 次に、接続状態3に対応してデータ項目に対する2つの連続する照会の間、お
よび接続状態3と1の間のすべての期間に対して料金が支払われるような方式で
請求書送付を実行することができる。これらの期間は要求されたデータ項目のそ
れぞれのプロバイダに帰属するものとされ、請求書送付手続きの基準として使用
される。
【0043】 請求書送付手続きに関して、複数のサービスが場合によっては既存の回線を使
用して同時に使用されることもあるという事実を別に考慮しなければならない。
このような状況では、ポートを使用する既知のアドレス指定の手続きが利用され
る。プロバイダ料金の帰属は個々のポートとの関係で個々のプロバイダに対して
相応する方式で実行される。
【0044】 照会の対象であるアドレスに対するアドレスの対応関係を下記に例として説明
する。原則として、第2アドレスの生成では、それが照会アドレスと同一である
ことが可能である。URLアドレス間などでの対応関係を決定するために、UR
Lアドレスとともにパラメータを伝送する既存の能力が使用される。例えば、A
BCとして識別されるデータベース・オペレータが、ドメイン名「Angebo
te.de」を有するウェブ・サイト上で自身のデータベースに対するアクセス
を提供する場合には、それに対応するURLアドレスは下記のようなものである
。 http://www.Angebote.de/ABC
【0045】 このURLアドレスがユーザによる照会の対象である場合には、このURLア
ドレスを有するデータ項目に対してデータ接続が行われる。
【0046】 次に、データベース・オペレータが特定の品質のものである自身のデータベー
スに対するアクセスを提供することを望む場合には、本明細書に記載した好まし
い実施形態で本発明の方法と協働するURLアドレスは下記のようになる。 http://www.Angebote.de/ABC?document.
html,tariff=0,50
【0047】 このアドレスが照会の対象である場合、すなわちユーザが例えば対応するアド
レス要素に対してクリックすることによってこのアドレスを活動化させる場合に
は、本発明による方法が動作可能となり、下記の第2アドレスを生成する。 http://www.ABC.de/www.Angebote.de/0,
50/document.html
【0048】 このアドレスに対して最初に、付加料金・レートISP4に対して、例えば、
ドイツでは0190#電話番号という付加料金・レート電話接続が確立される。
この接続は、下記のURLアドレスを有するコンピュータに対して直接に行われ
る。 www.ABC.de
【0049】 このコンピュータ上で、データ項目www.Angebote.de/0.5
0/document.htmlが照会の対象となる。照会の間およびデータ項
目の伝送の間、ダイヤルされた呼出し番号5に対するプロバイダ料金が課せられ
る。同時にデータベースのプロバイダはデータ項目「www.Angebote
.de/0.50/document.html」が照会の対象であるとき、そ
れに対してこの場合、0.5として識別される自身の料金が支払われていること
を知る。個々のデータ項目に対する内部アクセス権利がダイヤルインのために使
用される電話接続に対応して割り当てられれば便利である。プロバイダはまたこ
の接続が本来コンピュータ「www.Angebote.de」に対するもので
あったことも知る。同時にデータベース・プロバイダは本来のアドレスの下に、
幾分速度の低いデータベース・アクセス、または無料デモ・バージョンのデータ
ベース・アクセスを置くこともできる。データ項目が伝送されるとき6で示され
る接続が再び切断されて元の接続が回復される。この場合、パラメータの構文は
データ項目のネーミングが簡単なプログラムを使用して実施され得るように選択
される。
【0050】 別の実施形態では、料金レコードは時間ベースのプロバイダ料金を伴う電話番
号を使用するのではなく、それをダイヤルすると個別に決定可能な料金が徴収さ
れる電話番号を使用して確定することが可能である。この課金システムを使用す
ると、電話番号のユーザの請求書送付データは電話会社とは異なることもある付
加料金・レートISP4に通知される。付加料金・レートISP4はこのような
請求書送付データをその接続データに帰属させ、個々の料金が電話会社または付
加料金・レートISP4のいずれかによって徴収できるようにする。これについ
て請求書送付データの交換は、それに関わる安全性の問題がないように通常の郵
便を使用して実行することができる。この料金徴収手続きを使用して時間ベース
で既に徴収されている料金に追加して料金の請求書送付を行うことも可能である
【0051】 特に、特別なパフォーマンス機能を有する複数のプロバイダが付加料金・ネッ
トワーク上に存在するときは、最初に行われた接続に関するパフォーマンス・パ
ラメータしたがってこの場合には料金情報を提供することが望ましいことが判明
している。これらのパフォーマンス・パラメータは、次に、すべてのサーバ側の
照会に関連して付加料金・ネットワークにも送信され、付加料金・ネットワーク
内での変更の際にダイヤルアップに関する情報、したがって利用可能なパフォー
マンス・パラメータに関する情報が失われないようにする。変換オペレーション
は利用可能なパフォーマンス・パラメータを各IPパケットとともに符号化する
か、あるいはサーバ照会があった場合にその情報を伝送するかの選択を伴う。後
者の手続きはまた、クッキー手続きの形式で実行することもでき、この場合には
、本明細書に記載した実施形態で、クッキーは付加料金・ネットワーク内でのみ
使用される。この選択の追加は、ユーザが特夫々の場合において付加料金・ネッ
トワークに対して新規の電話接続を確立する必要なく付加料金・ネットワーク内
の異なるコンピュータに対して接続を特に容易に行い得ることを意味する。言い
換えれば、最初に確立された接続についての情報がさらなる接続のために提供さ
れることにより、一度接続が行われれば付加料金・ネットワーク内の異なったデ
ータ処理装置間でその変更を行うことが可能である。これについて、例えば接続
の帯域幅の点で表される利用可能な望ましい特別なパフォーマンス機能が要求に
応じてプロバイダにとって排他的に利用可能となる。このことは、ユーザが同時
にサービスを使用できるのは、無制限のパフォーマンス機能を備えた1つのプロ
バイダからだけであることを要求を受けたプロバイダにとって確実にする。この
ことは、一方でプロバイダが他のプロバイダとチャネルを共用する必要がないこ
とを確実にし、他方では、例えば接続の帯域幅全体がユーザに使用可能であるこ
とを確実にする。この後者の態様は音楽の伝送で重要なことであり得る。
【0052】 本明細書に例として記載されている実施形態はまた、ユーザによって使用され
ているブラウザのために新しい接続を行う上で発生するあらゆる遅延をブリッジ
するための方法ステップを含むこともできる。このブリッジするステップは、例
えば、新しい接続が確立されるまでブラウザが待って、その間エラー・メッセー
ジを生成しないようにする。この遅延は、例えば、それによって、第2アドレス
を生成するステップの後、最初に中間ページがユーザに提示される手続きによっ
て達成せられる。このページは、例えば、ユーザが再度特定のパフォーマンス機
能を確認するのを要求することができる。これについてこのようなページが大き
な出費または手間を伴うことなくブラウザを介してすべてのユーザに対してロー
カル・ネットワークでも提示できることも好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プロキシ・サーバがそこで適切な接続を選択するブロック回路図である。
【図2】 図1に示したプロキシ・サーバの原理を示す概略図である。
【符号の説明】 1 標準ISP 2 データ処理装置 3 接続ユニット 4 付加料金・レートISP 5 特別電話番号 6 特別な電話接続 7 POPダイヤルイン・ポイント 8 ウェブ・サーバ 9 TCP/IP接続 10 外部システム
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つのデータ処理装置間でデータ接続を行うための接続ユニ
    ット(3)であって、第2データ処理装置に対して第1データ処理装置からの照
    会に対応してそこにあるデータ項目の伝送のために接続を確立し、その際第1デ
    ータ処理装置によって照会アドレスにより第2データ処理装置およびその要求さ
    れたデータ項目が識別され、第2アドレスを生成しかつ前記第2アドレスによっ
    て識別されたデータ処理装置およびそのデータ項目に対してデータ接続の確立を
    開始するように照会アドレスに対応して動作可能なアドレス・ジェネレータを設
    けたことを特徴とする接続ユニット(3)。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記アドレス・ジェネレータが前記第1データ処
    理装置の構成要素である請求項1記載の接続ユニット(3)。
  3. 【請求項3】 少なくともデータ接続の一部分が電話システム内の電話接続
    (6)を含む請求項1または2に記載の接続ユニット(3)。
  4. 【請求項4】 アドレス・ジェネレータが少なくとも1つのパフォーマンス
    機能で従来の接続とは異なる所定の電話接続(6)を使用して第2アドレスに対
    するデータ接続の確立を開始するように動作可能な請求項1ないし3に記載の接
    続ユニット(3)。
  5. 【請求項5】 確立されたデータ接続が、所定の電話接続(6)の使用可能
    な帯域幅全体を使用する請求項4に記載の接続ユニット(3)。
  6. 【請求項6】 アドレス・ジェネレータが既存の電話接続を切断して所定の
    電話接続(6)を設定するように動作可能な請求項4または5に記載の接続ユニ
    ット(3)。
  7. 【請求項7】 特別なパフォーマンス機能が要求されたアドレスに関して必
    要とされないとき、アドレス・ジェネレータが別個の接続の確立を再び開始する
    ように動作可能な請求項6に記載の接続ユニット(3)。
  8. 【請求項8】 第2アドレスが照会アドレスによって識別されるデータ処理
    装置とは異なるデータ処理装置を識別する請求項1ないし7に記載の接続ユニッ
    ト(3)。
  9. 【請求項9】 アドレス・ジェネレータによって生成された第2アドレスが
    、サブネットワーク(4)内にデータ項目を有するデータ処理装置を識別する請
    求項1ないし8に記載の接続ユニット(3)。
  10. 【請求項10】 アドレス・ジェネレータがそれに対して第2アドレスが生
    成される照会時に、各第2アドレスに対して少なくとも1つのアドレスを割り当
    てるリストを含む請求項1ないし9に記載の接続ユニット(3)。
  11. 【請求項11】 アドレス・ジェネレータでの着信するアドレスが第2アド
    レスの生成を開始しかつ前記第2アドレスを決定する情報の項目を含む請求項1
    ないし9に記載の接続ユニット(3)。
  12. 【請求項12】 アドレス・ジェネレータでの着信するアドレスが要求され
    たデータ接続の特定のパフォーマンス機能に関する情報の項目を含む請求項11
    に記載の接続ユニット(3)。
  13. 【請求項13】 第1データ処理装置(2)からの照会に応答して第2デー
    タ処理装置にあるデータ項目の伝送のためのデータ接続の確立を開始する2つの
    データ処理装置の間でデータ接続を行う方法であって、第2データ処理装置(8
    )およびその要求されたデータ項目がアドレスによって識別され、前記照会アド
    レスに対応して第2アドレスが生成されて前記第2アドレスによって識別された
    データ処理装置(8)および前記データ項目に対するデータ接続の確立が開始さ
    れる方法。
  14. 【請求項14】 前記第2アドレスが照会を行うデータ処理装置(2)によ
    って生成される請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 第2アドレスによって識別されたデータ処理装置(8)に
    対するデータ接続の確立が所定の電話接続(6)を使用して、少なくとも部分的
    に実施される請求項13または14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 第2アドレスがそれに対して生成される照会アドレスの場
    合には、所定の電話接続(6)と同一ではない既存の電話接続が中断され、次い
    で第1データ処理装置(2)が適切な電話番号(5)をダイヤルすることによっ
    て所定の電話接続6が設定される請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 所定の電話接続(6)が少なくとも1つの特別なパフォー
    マンス機能を有する請求項13ないし16に記載のデータ接続を行う方法。
  18. 【請求項18】 データ接続に関する少なくとも1つのパフォーマンス機能
    が着信するアドレスの情報の項目によって決定され、かつ所定の電話接続(6)
    が対応するパフォーマンス機能と共に情報の項目に対応して選択される請求項1
    7に記載の方法。
  19. 【請求項19】 着信するアドレスに対応して特別なパフォーマンス機能を
    有する所定の電話接続に切り替えることを含む請求項13ないし18に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】 第2アドレスによって識別されたデータ処理装置が照会ア
    ドレスによって識別されたデータ処理装置とは異なる請求項13ないし19に記
    載の方法。
  21. 【請求項21】 生成されるべき第2アドレスが着信するアドレスのパラメ
    ータによって識別される請求項13ないし20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 着信するアドレスに対して第2アドレスが生成されるべき
    かどうかを照会を行うデータ処理装置(2)で設定する任意の選択ステップを含
    む請求項13ないし21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 着信するアドレスおよび第2アドレスが使用されるそれぞ
    れのプロトコルに対応する方式でデータ処理装置をそれぞれ識別する請求項13
    ないし22に記載の方法。
  24. 【請求項24】 着信するアドレスおよび第2アドレスがhttpプロトコ
    ルおよび/またはアプリケーション層のプロトコルに適合する請求項13ないし
    23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 第2アドレスが特別なパフォーマンス機能を必要としない
    とき、特別なパフォーマンス機能を有する電話接続が中断される請求項17ない
    し24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 特別なパフォーマンス機能を有する電話接続の中断の後、
    前に存在していた電話接続が回復される請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 所定の時間枠内に複数の着信するアドレスが収集されて、
    前記着信するアドレスのなかで特別なパフォーマンス機能を有する接続を必要と
    するものに対して特別なパフォーマンス機能を有する合同で対応するデータ接続
    が設定される請求項17ないし26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 さらなるデータ処理装置に対する接続が設定されたとき、
    第2アドレスによって識別された前記データ処理装置(8)および前記データ項
    目に対する前記設定されたデータ接続に関してそれぞれのパラメータが準備され
    る請求項13ないし27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 第2アドレスによって識別されたデータ処理装置(8)お
    よびその前記データ項目に対するデータ接続の確立が開始される前に中間ページ
    が呼び出される請求項13ないし28に記載の方法。
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