JP2002525446A - 繊維素パルプ混合物の洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents

繊維素パルプ混合物の洗浄方法及び洗浄装置

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JP2002525446A JP2000570414A JP2000570414A JP2002525446A JP 2002525446 A JP2002525446 A JP 2002525446A JP 2000570414 A JP2000570414 A JP 2000570414A JP 2000570414 A JP2000570414 A JP 2000570414A JP 2002525446 A JP2002525446 A JP 2002525446A
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fibrous pulp
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dewatering
wire
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ユ−チネン・フェザ
ハウタラ・ジョウコ
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    • D21D1/20Methods of refining
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    • DTEXTILES; PAPER
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    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/02Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents
    • D21C9/06Washing ; Displacing cooking or pulp-treating liquors contained in the pulp by fluids, e.g. wash water or other pulp-treating agents in filters ; Washing of concentrated pulp, e.g. pulp mats, on filtering surfaces
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/66Pulp catching, de-watering, or recovering; Re-use of pulp-water
    • D21F1/80Pulp catching, de-watering, or recovering; Re-use of pulp-water using endless screening belts

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 繊維素パルプ混合物から不純物を簡単に且つ効果的に除去し、同時に更なる処理に十分なレベルまで洗浄される繊維素パルプ混合物の濃度を高めることが可能な方法及び装置を提供する。 【解決手段】繊維素パルプ混合物を洗浄することによって水分、灰及び不純物が該繊維素パルプ混合物から除去される繊維素パルプ混合物の洗浄方法及び装置において、水分及び灰が各ワイヤを通して繊維素パルプ混合物から除去されるように、繊維素パルプ混合物が2個のワイヤ間に供給され、その後、各ワイヤ及び各ワイヤ間の繊維素パルプ混合物が、各ワイヤの圧力と湾曲状の移動による遠心力によって他の余剰水分を除去するように湾曲表面に沿って走行、案内される。本装置は2個のワイヤ(1,2)と該各ワイヤ間に脱水部(3)を有し、水分及び不純物が脱水部(3)で前記各ワイヤ(1,2)を通して除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、繊維素パルプ混合物が脱水部に供給されて、水分、灰分及び又は他
の不純物が前記脱水部における繊維素パルプ混合物と同じ方向に走行するワイヤ
を通して除去される前記繊維素パルプ混合物の洗浄方法に関するものであり、更
に、洗浄される前記繊維素パルプ混合物が2個のワイヤの間に形成された前記脱
水部に供給され、前記各ワイヤは前記脱水部がその供給部端からその退出部端に
向けて収斂するように走行すべく配設され、水分及び他の不純物が前記各ワイヤ
を通して前記脱水部で除去され、そして、前記脱水部の後で、前記各ワイヤ及び
該ワイヤ間の前記繊維素パルプ混合物が、前記各ワイヤの近接状態によって生じ
る圧力と湾曲状の移動によって生じる遠心力が前記繊維素パルプ混合物から他の
余剰水分の除去をもたらすように、湾曲表面に沿って案内される繊維素パルプ混
合物の洗浄方法に関するものである。
【0002】 本発明は更に、前記繊維素パルプ混合物の洗浄装置に関するものであり、該装
置は、それに沿って長手方向に移動するワイヤによって限定され、その他方端ま
で前記繊維素パルプ混合物が供給されると共に前記他方端で除去され、それにお
ける前記ワイヤを通して前記繊維素パルプ混合物から前記水分、灰及び又は他の
不純物が除去される前記脱水部から成る。前記装置は、第1のワイヤと第2のワ
イヤから成り、前記各ワイヤに間に形成される前記脱水部によって前記水分と不
純物が前記各ワイヤを通して除去され、前記各ワイヤは前記脱水部がその供給部
端からその退出部端に向けて収斂するように走行すべく配設される。
【0003】 更に、前記装置は、前記脱水部の後に配設された湾曲表面から成り、それに沿
って前記各ワイヤ及び該ワイヤ間の前記繊維素パルプ混合物が反転するように案
内されて、前記各ワイヤの近接状態によって生じる圧力と湾曲状の移動によって
生じる遠心力により前記繊維素パルプ混合物から他の余剰水分を除去する。 再生繊維のような繊維素パルプ混合物は、処理されている間に洗浄される。前
記繊維素パルプ混合物が洗浄されると、前記水分がそれと共に灰のような粒子状
の物質を除去するように前記繊維素パルプ混合物から除去されて、有用な繊維素
が前記繊維素パルプ中に残存する。
【0004】
【従来の技術】
このような従来の装置は、例えば、1998年6月15〜17日のTappi
会議( the Tappi Conference 15 to 17 June 1998 )で紹介され、それによれ
ば、良好な洗浄成果は複式ワイヤ装置のみによって達成されていた。 ある装置は、その周囲に1個のワイヤを走行させる2本の大口径のロールから
成り、前記繊維物質は前記ロールと前記ワイヤとの間に供給されていた。別の装
置は、1本の大口径のロールと1個の独立したワイヤから成り、前記繊維物質は
前記ロールと前記ワイヤとの間に供給されていた。両装置も大部分の水分は1個
のワイヤを通し除去されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記両装置に関する問題点は、装置の幅当たりの繊維洗浄能力が小さいことで
あり、更に他の問題点は、前記ワイヤのより細かい両面が前記ロールに対向する
ので前記ワイヤの耐久性が低いことにあった。加えて、両装置は脱水レベルを十
分に調節する可能性、あるいはそれによって前記ワイヤの交換以外に洗浄中に失
われる微繊維 ( fines ) の量を調節する可能性を有してないことにあった。 更に、別の問題点は、前記装置から退出する洗浄された繊維物質の固形物含有
量が比較的少いので、通常更なる処理に先立って別の濃縮化を必要とすることに
あった。更に、別の問題点は、エネルギー消費とワイヤ耐久性に関して不利とな
る高いワイヤ速度を必要とすることであった。
【0006】 本発明の目的は、それによって前記繊維素パルプ混合物から不純物を簡単に且
つ効果的に除去し、同時に更なる処理に十分なレベルまで前記洗浄される繊維素
パルプ混合物の濃度を高めることが可能な方法及び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の係る目的は、繊維素パルプ混合物が脱水部に供給されて、水分、灰分
及び又は他の不純物が前記脱水部における繊維素パルプ混合物と同じ方向に走行
するワイヤを通過して除去される繊維素パルプ混合物の洗浄方法であって、洗浄
される前記繊維素パルプ混合物は2個のワイヤの間に形成される前記脱水部に供
給され、前記各ワイヤは前記脱水部がその供給部端からその退出部端に向けて収
斂するように走行すべく配設され、水分及び不純物が前記各ワイヤを通して前記
脱水部で除去され、そして、前記脱水部の後で、前記各ワイヤ及び該各ワイヤ間
の前記繊維素パルプ混合物は、前記各ワイヤの近接状態によって生じる圧力と湾
曲状の移動によって生じる遠心力が前記繊維素パルプ混合物から他の余剰水分の
除去を行うように、湾曲表面に沿って案内されることを特徴とする繊維素パルプ
混合物の洗浄方法によって達成される。
【0008】 更に、本発明の係る目的は、それに沿って長手方向に移動するワイヤによって
限定され、その他方端まで前記繊維素パルプ混合物が供給され、同様に前記他方
端で除去され、水分、灰及び又は他の不純物がそこにおける前記ワイヤを通して
前記繊維素パルプ混合物から除去される脱水部から成る繊維素パルプ混合物の洗
浄装置であって、第1のワイヤ及び第2のワイヤと、前記各ワイヤ間に形成され
る前記脱水部とを具備して成り、水分と不純物が前記各ワイヤを通して除去され
、前記脱水部がその供給部端から退出部端まで収斂するように前記各ワイヤが走
行すべく配設され、更に、前記脱水部の後に配設される湾曲面を具備して成り、
該湾曲面に沿って前記各ワイヤと該各ワイヤ間の前記繊維素パルプ混合物が反転
するように案内されて、前記各ワイヤの近接状態より生じる圧力と湾曲状の移動
により生じる遠心力によって前記繊維素パルプ混合物から余剰水分を除去するこ
とを特徴とする繊維素パルプ混合物の洗浄装置各ワイヤの少なくとも1個が凸状
経路に沿って脱水部で走行するように配設されることを特徴とする繊維素パルプ
混合物の洗浄装置によって達成される。
【0009】
【作用】 本発明の本質的な概念は、前記繊維素パルプ混合物が2個のワイヤ間に供給さ
れ、それによって前記脱水と洗浄が前記脱水部の両側で行われることである。更
に、本発明の本質的な概念は、前記各ワイヤ間の前記脱水部から出る前記繊維素
パルプ混合物が、前記各ワイヤと共に湾曲面好ましくは1個のロールに沿って走
行し、それによって余剰水分の除去が、前記各ワイヤの近接状態によって生じる
圧力と湾曲状の移動によって生じる遠心力により達成される。本発明に基づけば
、前記繊維素パルプ混合物は、好ましくは前記各ワイヤ間に前記収斂する脱水部
を形成してそこを経て前記各ワイヤが通過する閉鎖された脱水室に案内される。
【0010】 本発明の好ましい一実施態様は、前記繊維素パルプ混合物が前記脱水部に案内
される前に、撹流が前記繊維素パルプ混合物に発生し、それによって、前記各ワ
イヤの上部に繊維素層を層設することなく、前記脱水部の長さに沿って可能な限
り効果的に且つ可能な限り遠くまで前記脱水と洗浄が行われる。 本発明の好ましい一実施態様の本質的な概念は、前記繊維素パルプ混合物の流
速 ( flow rate ) が前記脱水部の開始点における前記各ワイヤの移動速度と異
なるように、前記脱水部の開始点において前記脱水が行われることである。この
ように前記繊維素パルプ混合物が前記脱水部に案内される前に前記繊維素パルプ
混合物に発生した前記撹流は、可能な限り長時間にわたり効果的に維持される。
【0011】 本発明の他の本質的な概念は、その横断面輪郭がその供給部端において退出部
端におけるよりも一層急激に減少するように、前記脱水部がその内部に向けて湾
曲するように形成されることである。本発明は、反転ロールによって行われる前
記脱水と組合わさって非常に有効な前記脱水が達成されるこの方法が、更なる処
理のための前記洗浄された繊維素パルプ混合物に十分な固形物含有量を達成させ
ること言う利点を備えている。 本発明の他の利点は、前記繊維素パルプ混合物を洗浄すると、所望する長さの
前記繊維素が前記繊維素パルプ混合物中に効率的に残存する一方、前記灰及び他
の粒状固形物が前記水分と共に前記繊維素パルプ混合物から極めて効率的に除去
されることである。
【0012】 本発明の別の利点は、付加的な搾り機あるいはそれに類似する機械的装置を伴
わずに洗浄した後、前記繊維素パルプ混合物の十分に高い濃度が達成されること
である。 本発明の方法によって、前記脱水と前記洗浄成果は、前記脱水室の領域内のコ
ントロール弁あるいは他のコントロール要素によって十分に調節され、それが更
に前記洗浄成果と微繊維の損失( fines loss )を改善する。もしも、強力な洗
浄が必要な場合、前記移動方向における前記繊維素パルプ混合物の長さ当たりの
水分が前記脱水部の前記退出部端よりも多量に前記供給部端で除去されるように
、前記脱水が調節される。
【0013】 本発明の装置もまた、前記脱水部の後に配設された前記反転ロールのような湾
曲面によって付加的な脱水を可能にする。前記退出部端における前記繊維素パル
プ混合物の前記固形物含有量が十分に高くなるように、前記脱水部の前記退出部
端におけるクリアランスが調節されるので、実際の脱水部後でエッジ部密封化は
必要ない。実際の付加的脱水は、ワイヤの近接状態と前記湾曲面上の遠心力に基
づいてなされる。本発明の装置は他の対応装置に比べて著しい利点を有する。 本発明の装置による前記脱水と洗浄は2方向に発生し、それが上述した各装置
に比べて著しい能力増加を与える。更に、本発明の装置は好ましくは独立した撹
流要素を具備する。この装置によって、前記脱水部における前記繊維素パルプ混
合物の流速 ( flow rate ) が前記ワイヤ速度に関連して適正に維持される。従
って、両因子は前記各ワイヤの表面に対する前記繊維素パルプ混合物の必然的な
浸透を効果的に遅延させるために貢献するので、良好な洗浄成果を維持する。更
に、前記洗浄成果とファインズ・ロス( fines loss )は、前記装置の長手方向
に種々の方法で前記脱水をコントロールすることによって調節される。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の繊維素パルプ混合物の洗浄方法及び洗浄装置の一実施態様について、
添付した図面に基づき以下に詳述する。図1は、本発明装置の一実施態様の側断
面図である。前記装置は、第1のワイヤ1と第2のワイヤ2から成り、前記各ワ
イヤ1,2間に脱水部3が形成される。前記第1のワイヤ1は、ガイドローラ群
4a〜4dの周りを閉ループとして走行し、前記第2のワイヤ2も1本の反転ロ
ーラ5とガイドローラ群6a,6bの周りを同様に閉ループとして走行する。前
記ガイドローラ群の本数と位置が適宜設定されることは、当業者にとってそれ自
体周知のことである。
【0015】 洗浄すべき前記繊維素パルプ混合物は、そこから、例えばそれ自体既知の撹流
発生器8を通して前記各ワイヤ1,2間に形成される前記脱水部3に供給される
供給室7内に供給される。前記各ワイヤ1,2の各外方表面に対向する前記脱水
部3の両側面上に各脱水室9,10があり、それを通して水分が前記脱水部3に
おける前記繊維素パルプ混合物から各矢印9a,10aで示したように退出され
る。 前記脱水部3は、好ましくは両側面及び該両側面間の支持構造体によって形成
される閉鎖室である。前記各脱水室9,10は、前記各ワイヤ1,2を通して排
出する前記水分が前記支持構造体を通して前記各脱水室9,10内に流出するよ
うに、前記支持構造体上に取り付けられる。多孔板、各種フォイル構造体等から
成るワイヤ支持構造体自体は、当業者にとって既知であり、従って、それらの作
用に関する詳細な説明は不要である。
【0016】 本願出願及び関連する各請求項において、閉鎖された脱水室は、それが収容す
る前記繊維素パルプ混合物と水分が所望する脱水経路以外の経路の沿って前記脱
水部3を退出できない構造体に特に関連するものである。 前記脱水部の両側は閉鎖され、前記各ワイヤ1,2と前記各ガイドローラ4a
,6b間の領域は前記繊維素パルプ混合物が別の方向に流出しないように封止さ
れているので、前記繊維素パルプ混合物は前記脱水部3から前記各ワイヤ1,2
と同じ方向に向けて流動しなければならない。同時に、前記水分は前記脱水部3
から全体の経路に沿って除去される。
【0017】 例えば、移動方向における前記繊維素パルプ混合物の長さ当たりの水分が、好
ましくは前記脱水部3の前記退出部端におけるものよりも多量に前記脱水部3の
前記供給部端、即ち前記繊維素パルプ混合物の入り口端で除去されるように、前
記脱水が前記脱水部3で発生する。 更に、事前に前記繊維素パルプ混合物に生じる前記撹流も、速度比差 ( speed ratio difference ) に応じて前記脱水を調節することによって維持され、前記
繊維素パルプ混合物は前記各ワイヤ1,2上への著しい浸透なしに混合された状
態を適正に維持する。前記繊維素パルプ混合物が前記反転ロール5に到達すると
、より多く水分がそこから前記遠心力と前記第1のワイヤ1に沿って脱水トレー
11までの前記各ワイヤ1,2の近接状態によって除去され、適正な固形物含有
量を有する前記繊維素パルプ混合物になる。
【0018】 前記脱水部3から退出してきた前記繊維素パルプ混合物の濃度は、可成り高い
ので、該繊維素パルプ混合物は側面から噴出することなく前記各ワイヤ1,2間
に停滞する。従って、この装置は前記脱水部3後の如何なる独立したシール機構
も必要としない。前記繊維素パルプ混合物を前記下方ワイヤ2に追従させるには
その方向に作用するある種の力を要する。 このことは前記反転ロール5として平滑なロールを利用することによって都合
良く達成される。従って、前記第2のワイヤ2が前記反転ロール5から分離する
前記第2のワイヤ2と前記反転ロール5との間の空間における該反転ロール5の
左側に負圧が形成される。前記空間は図中の符号12で示される。その役割は、
前記負圧に前記第2のワイヤ2に前記繊維素パルプ混合物を吸収させることであ
り、その結果、該繊維素パルプ混合物が前記第1のワイヤ1から分離させられる
【0019】 前記脱水部の上方表面と下方表面を脱水に関して適正に設計することによって
、前記脱水部の長さに沿った脱水分布が多くの点で変更される。もしも、前記脱
水部の前記供給部端で、それと共に前記脱水部の横断面領域が減少する前記各ワ
イヤ1,2の移動速度よりも速く前記水分が前記繊維素パルプ混合物から排出さ
れるならば、前記繊維素パルプ混合物の流速は前記横断面領域で減少する。 他の成果は、前記脱水部の前記退出部端に近づくと、それと共に前記脱水部の
横断面領域が減少する前記各ワイヤ1,2の移動速度よりも遅く前記水分が前記
繊維素パルプ混合物から排出されることにあり、それが前記脱水部の退出開口部
で前記各ワイヤ1,2の移動速度と等しい前記繊維素パルプ混合物の流速をもた
らす。
【0020】 同様に、もしも、前記脱水部の前記供給部端で、前記脱水部の前記横断面領域
の減少に関連して生じるよりも少ない量の前記水分が前記繊維素パルプ混合物か
ら排出されるならば、前記繊維素パルプ混合物の流速は前記各ワイヤ1,2の移
動速度よりも速くなり、この場合、前記脱水部の退出開口部により近くの前記脱
水は、前記退出開口部における前記繊維素パルプ混合物の流速が前記各ワイヤ1
,2の移動速度と同じであるように、前記脱水部の前記横断面領域の減少に関連
して多量でなくてはならない。 両変更例は、例えば脱水チャネルを絞り、即ちその流出量を調節すること、あ
るいは各種周知の手段によって達成される。とはいえ、その結果は、前記各ワイ
ヤ1,2の移動速度と異なる前記繊維素パルプ混合物の流速が前記攪流を発生及
び維持させ、従って、ある条件下で装置の作動を促進さることになる。
【0021】 前記繊維素パルプ混合物中の前記灰及び他の物質が可能な限り完全に除去され
ることを必要とする前記繊維素パルプ混合物の洗浄において、前記反転ロール5
の前で前記ワイヤ2よりも下にあるノズル13から水が前記繊維素パルプ混合物
中に供給される。その場合、前記水は前記繊維素パルプ混合物を通して流出する
一方、前記粒状固形物を前記繊維素パルプ混合物の反対が側に、そして前記一方
のワイヤ1上に移動させ、その後、前記水と前記粒状固形物は前記脱水トレー中
に放出される。
【0022】 図2は、前記各ワイヤ1,2と前記繊維素パルプ混合物が前記反転ロール5に
到達する前で前記脱水部の前記退出開口部の直後における本発明装置の構造を示
す略図である。図2は、前記脱水部が至る所でカバー部3a,3bあるいは側部
3cのような上方あるいは下方支持構造体によってどのように包囲され、且つ
前記各ワイヤ1,2が前記上方あるいは下方支持構造体に対してどのように押し
つけているかについて示している。
【0023】 前記繊維素パルプ混合物はその一部が前記各ワイヤ1,2から前記各エッジ部
にまでの前記各ワイヤ1,2と前記脱水部との間の空間を満たしている。図中で
上方に示す前記第1のワイヤ1は、好ましくは下方に示す前記第2のワイヤ2よ
りも若干狭幅である。このこは、前記各ワイヤ1,2と前記繊維素パルプ混合物
が前記脱水部から出てきたら、上方に示す前記第1のワイヤ1の側にあるウォタ
ージェット14が前記第1のワイヤ1の外側に残存する前記繊維素パルプ混合物
の部分を洗い流し、それによって前記第2のワイヤ2の各エッジ部が前記繊維素
パルプ混合物から汚染されず、前記繊維素パルプ混合物が装置の他の部分に付着
せず、その結果、装置を不必要に汚させないためである。
【0024】 このことは図3に詳細に示されている。点線は、前記各ワイヤ1,2の間の前
記繊維素パルプ混合物の一部分を囲み、そこが前記ウォタージェット14のため
に矢印Aの方向に移動して、前記第2のワイヤ2の各エッジ部を清浄に維持する
。 図4は、独立した脱水シュー15が前記脱水部と前記反転ロール5との間に付
加され、そのシュー15に沿って前記各ワイヤ1,2が走行して前記繊維素パル
プ混合物から前記水分を除去することを除き、図1の装置の実施態様に対応する
第2の実施態様を示す。前記脱水シュー15は、好ましくは湾曲面を有し、その
湾曲面がそれに続く前記反転ロール5の湾曲あるいは他の対応する湾曲面よりも
小さくする。このようにして、前記固形物含有量は、複雑で高価な搾り機あるい
は他の対応装置を必要とせずに一層上昇させられる。
【0025】 更に、図4は、前記第2のワイヤ2における前記脱水部に配設された各独立し
た各ストリップス16のような圧縮パルス要素を示す。前記各ストリップス16
は前記ワイヤを通して交互の圧縮パルスを発生させ、一方のパルスが前記第2の
ワイヤ2の表面上の前記繊維素パルプ混合物を該ワイヤから押し出し、他方の反
対方向圧縮パルスが前記ワイヤ表面上に蓄積した前記繊維素物質の層が破壊され
て、前記層の脱水阻止効果を著しく減退させる。 このようにして、前記撹流もまた前記脱水部で維持されるので、前記ワイヤ表
面の前記繊維素物質による閉塞化及び層状化をもたらすことなく脱水を改良させ
る。前記各ストリップス16に代わり、それ自体周知である種々の回転圧縮パル
ス要素あるいは他の手段が、前記脱水部の片側あるいは両側に圧縮パルスを発生
させることも可能である。
【0026】 図5は、本発明装置の第3の実施態様を示し、そこには前記各ワイヤ1,2及
び前記繊維素パルプ混合物がその周りを反転する湾曲シュー17によって前記反
転ロール5が置換されている。前記湾曲シュー17は、ストリップス付きの表面
を有すること、あるいはそれ自体周知の方法で形成され、それによって前記水分
は前記第2のワイヤ2を通して吸収され、あるいはストリップスが脱水を改良す
る吸引力を発生させるために使用される。
【0027】 図6は、本発明の装置及び方法によって実施された繊維素パルプ混合物の繊維
素分布に関する洗浄効果を示す略図である。本実施例において、種々の長さの繊
維素の分布はそれ自体周知の測定方法で測定され、その数値は、洗浄前後の使用
された前記繊維素パルプ混合物における種々の長さの繊維素の割合を示す。図6
において、Iは最も長い繊維素の割合を、またVは前記繊維素パルプ混合物にお
ける微繊維及び灰の割合を表す。
【0028】 図6に示されているように、Vグループにおける多量の成分、即ち微繊維及び
灰が洗浄中に除去され、その結果、洗浄された繊維素パルプ混合物におけるそれ
らの相対比率は著しく低下した。同時に、前記洗浄された繊維素パルプ混合物に
おける他の繊維素の濃度は対応して一層高くなった。これらの数値は、この洗浄
が洗浄すべき前記繊維素パルプ混合物成分を所定量除去し、他の繊維素が洗浄す
る前記繊維素パルプ混合物中に十分に残存することを示している。 前述した説明及び図面において、本発明は例示のみで記述されてきたが、それ
に限定されるものでなく、その保護範囲は各請求項に記載されたように規定され
るものである。
【0029】
【発明の効果】
以上、記述した本発明の繊維素パルプ混合物の洗浄方法及び洗浄装置は、次
に記すような新規な効果を奏するものである。即ち、本発明の繊維素パルプ混合
物の洗浄方法は、洗浄される前記繊維素パルプ混合物が2個のワイヤの間に形成
される前記脱水部(3)に供給される前に攪流を発生させて前記脱水部に供給さ
れ、前記各ワイヤは前記脱水部がその供給部端からその退出部端に向けて収斂す
るように走行すべく配設され、水分及び不純物が前記各ワイヤを通して前記脱水
部で除去され、そして、前記脱水部の後で、前記各ワイヤ及び該各ワイヤ間の前
記繊維素パルプ混合物は、前記各ワイヤの近接状態によって生じる圧力と湾曲状
の移動によって生じる遠心力が前記繊維素パルプ混合物から他の余剰水分の除去
を行うように、湾曲表面に沿って案内されるので、前記撹流によって前記各ワイ
ヤの上部に繊維素層を層設することなく、前記脱水部の長さに沿って可能な限り
効果的に且つ可能な限り遠くまで前記脱水と洗浄を行うことが可能になった。
【0030】 また、本発明の繊維素パルプ混合物の洗浄方法は、前記繊維素パルプ混合物の
流速が前記脱水部の開始点における前記各ワイヤの移動速度と異なるように、前
記脱水部の開始点において前記脱水を行うので、前記繊維素パルプ混合物が前記
脱水部に案内される前に前記繊維素パルプ混合物に発生した前記撹流は、可能な
限り長時間にわたり効果的に維持することが可能になった。
【0031】 更に、本発明の繊維素パルプ混合物の洗浄方法は、その横断面輪郭がその供給
部端において退出部端におけるよりも一層急激に減少するように、前記脱水部が
その内部に向けて湾曲するように形成されるので、反転ロールによって行われる
前記脱水と組合わさって非常に有効な前記脱水を達成させることが可能になった
。 また、更なる処理のための前記洗浄された繊維素パルプ混合物に十分な固形物含
有量を達成させ、所望する長さの前記繊維素を前記繊維素パルプ混合物中に効率
的に残存させる一方、前記灰及び他の粒状固形物を前記水分と共に前記繊維素パ
ルプ混合物から極めて効率的に除去することが可能になった。
【0032】 更に、本発明の繊維素パルプ混合物の洗浄装置は、第1のワイヤ及び第2のワイ
ヤと、前記各ワイヤ間に形成される前記脱水部とを具備して成り、水分と不純物
が前記各ワイヤを通して除去され、前記脱水部がその供給部端から退出部端まで
収斂するように前記各ワイヤが走行すべく配設され、更に、前記脱水部の後に配
設される湾曲面を具備して成り、該湾曲面に沿って前記各ワイヤと該各ワイヤ間
の前記繊維素パルプ混合物が反転するように案内されて、前記各ワイヤの近接状
態より生じる圧力と湾曲状の移動により生じる遠心力によって前記繊維素パルプ
混合物から余剰水分を除去することを特徴とする繊維素パルプ混合物の洗浄装置
各ワイヤの少なくとも1個が凸状経路に沿って脱水部で走行するように配設され
るので、前記脱水と洗浄は2方向に発生し、従来装置に比べて著しい能力増加を
図ることが可能になった。更に、本発明の装置は好ましくは独立した撹流要素を
具備するので、前記脱水部における前記繊維素パルプ混合物の流速が前記ワイヤ
速度に関連して適正に維持され前記各ワイヤの表面に対する前記繊維素パルプ混
合物の必然的な浸透を効果的に遅延させることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に基づく装置の一実施態様の横断面図である。
【図2】 本発明に基づく装置における脱水部の退出開口部の直後における構造を示す略
図である。
【図3】 図2の各ワイヤ1,2の各エッジ部周辺を拡大して示した略図である。
【図4】 本発明装置の第2の実施態様を示す横断面図である。
【図5】 本発明装置の第3の実施態様を示す横断面図である。
【図6】 本発明の装置及び方法によって実施された繊維素パルプ混合物の繊維素分布に
関する洗浄効果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 第1のワイヤ 2 第2のワイヤ 3 脱水部 3a−3b カバ−部 3c 側部 4a−4d ガイドロール 5 反転ロール 6a−6b ガイドロール 7 供給室 8 撹流発生器 9 脱水室 10 脱水室 11 脱水トレー 12 空間 13 ノズル 14 ウォ−タジェット 15 脱水シュ− 17 湾曲シュ−
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月11日(2000.4.11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維素パルプ混合物が脱水部(3)に供給されて、水分、灰
    分及び又は他の不純物が前記脱水部(3)における繊維素パルプ混合物と同じ方
    向に走行するワイヤを通過して除去される繊維素パルプ混合物の洗浄方法であっ
    て、 洗浄される前記繊維素パルプ混合物は2個のワイヤ(1,2)の間に形成され
    る前記脱水部(3)に供給され、前記各ワイヤ(1,2)は前記脱水部(3)が
    その供給部端からその退出部端に向けて収斂するように走行すべく配設され、 水分及び不純物が前記各ワイヤ(1,2)を通して前記脱水部(3)で除去さ
    れ、そして、 前記脱水部(3)の後で、前記各ワイヤ(1,2)及び該各ワイヤ間の前記繊
    維素パルプ混合物は、前記各ワイヤ(1,2)の近接状態によって生じる圧力と
    湾曲状の移動によって生じる遠心力が前記繊維素パルプ混合物から他の余剰水分
    の除去を行うように、湾曲表面に沿って案内されることを特徴とする繊維素パル
    プ混合物の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記脱水部(3)として、その両側を閉鎖した内部に前記各
    ワイヤ(1,2)が走行するように配設される脱水室を使用することを特徴とす
    る請求項1に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記繊維素パルプ混合物が前記脱水部(3)に供給される前
    に、前記繊維素パルプ混合物に攪流を発生させることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記撹流が独立した撹流発生要素(8)によって発生するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 洗浄される前記繊維素パルプ混合物が前記脱水部(3)中に
    供給され、その中で前記各ワイヤ(1,2)の少なくとも1個が前記脱水部(3
    )の退出部端よりもその供給部端で洗浄を一層効果的にする凸状経路に沿って案
    内されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の繊維素パルプ混
    合物の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 洗浄される前記繊維素パルプ混合物が、前記各ワイヤ(1,
    2)の間に供給されて前記脱水部(3)の後に配設される反転ロール(5)の表
    面に沿って走行することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の繊維
    素パルプ混合物の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 洗浄される前記繊維素パルプ混合物が、前記各ワイヤ(1,
    2)の間に供給されて前記脱水部(3)の後に配設される湾曲シュー(15,1
    7)の表面に沿って走行することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記
    載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 水が前記湾曲面とそれに沿って走行する前記ワイヤとの間に
    供給されて洗浄を促進させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記
    載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  9. 【請求項9】 圧縮パルスが、前記脱水部(3)の長さに沿った少なくとも
    片側で洗浄される前記繊維素パルプ混合物に引き起こされることを特徴とする請
    求項1乃至8の何れか1項に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄方法。
  10. 【請求項10】 前記圧縮パルスが、前記洗浄される前記繊維素パルプ混合
    物に対向する前記ワイヤ側の前記脱水部(3)に配設される独立した圧縮パルス
    要素によって発生することを特徴とする請求項9に記載の繊維素パルプ混合物の
    洗浄方法。
  11. 【請求項11】 それに沿って長手方向に移動するワイヤによって限定され
    、その他方端まで前記繊維素パルプ混合物が供給され、同様に前記他方端で除去
    され、水分、灰及び又は他の不純物がそこにおける前記ワイヤを通して前記繊維
    素パルプ混合物から除去される脱水部(3)から成る繊維素パルプ混合物の洗浄
    装置であって、 第1のワイヤ(1)及び第2のワイヤ(2)と、前記各ワイヤ(1,2)間に
    形成される前記脱水部(3)とを具備して成り、水分と不純物が前記各ワイヤ(
    1,2)を通して除去され、前記脱水部(3)がその供給部端から退出部端まで
    収斂するように前記各ワイヤ(1,2)が走行すべく配設され、 更に、前記脱水部(3)の後に配設される湾曲面を具備して成り、該湾曲面に
    沿って前記各ワイヤ(1,2)と該各ワイヤ(1,2)間の前記繊維素パルプ混
    合物が反転するように案内されて、前記各ワイヤ(1,2)の近接状態より生じ
    る圧力と湾曲状の移動により生じる遠心力によって前記繊維素パルプ混合物から
    余剰水分を除去することを特徴とする繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  12. 【請求項12】 前記脱水部(3)が、両側を閉鎖された脱水室であり、そ
    の内部に前記各ワイヤ(1,2)が走行するように配設されることを特徴とする
    請求項11に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記脱水部(3)に供給された前記繊維素パルプ混合物に
    撹流を発生させるための独立した撹流要素(8)を具備して成ることを特徴とす
    る請求項11または12に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  14. 【請求項14】 前記各ワイヤ(1,2)の少なくとも1個が、その凸状経
    路に沿った前記前記脱水部(3)で走行するように配設されることを特徴とする
    請求項11乃至13に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  15. 【請求項15】 前記湾曲面が反転ロール(5)であることを特徴とする請
    求項11乃至14に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  16. 【請求項16】 前記脱水部(3)の後に配設され、その表面に沿って前記
    各ワイヤ(1,2)と該各ワイヤ(1,2)間の前記繊維素パルプ混合物が走行
    するように配設される少なくとも1個の湾曲シュー(15,17)を具備して成
    ることを特徴とする請求項11乃至15に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置
  17. 【請求項17】 前記脱水部(3)において洗浄される該繊維素パルプ混合
    物に圧縮パルスを発生するための要素(16)を具備して成ることを特徴とする
    請求項11乃至16に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
  18. 【請求項18】 前記各ワイヤ(1,2)と該各ワイヤ(1,2)間の前記
    繊維素パルプ混合物が前記脱水部(3)から退出したら、狭幅のワイヤ(1)の
    外側の前記繊維素パルプ混合物が広幅のワイヤ(2)の表面から洗い流されるよ
    うに、前記各ワイヤ(1,2)が異なった幅から成ることを特徴とする請求項1
    1乃至17に記載の繊維素パルプ混合物の洗浄装置。
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