JP2002525393A - 益剤およびカチオン性ポリマーを含んでなるバー - Google Patents

益剤およびカチオン性ポリマーを含んでなるバー

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Abstract

(57)【要約】 合成非石鹸界面活性剤、親水性構造物質、水不溶性構造物質、油/皮膚軟化剤益剤およびカチオンポリマーを含んでなるバー組成物。カチオン性ポリマーは、0.007より大きい電荷密度を有し、界面活性剤に対する特定の比率で用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、皮膚に益剤(benefit agent)を送達することができ
るバー組成物に関する。更に詳細には、本発明は、比較的多量の親水性構造物質
(すなわち、親水性構造物質の疎水性構造物質に対する比率が少なくとも1:2
であり、好ましくは40:60より大きく、更に好ましくは少なくとも1:1で
あり、最も好ましくは約1:1を超える)を含有するバーに関し、この場合、カ
チオン性ポリマー、特に最低レベルの電荷密度を有するカチオン性ポリマーがこ
うしたバー中の益剤の付着を予想外に向上させることを発見した。
【0002】 カチオン性ポリマーは、当該技術分野においてよく知られている。例えば、液
体洗浄剤に関しては、アメリコール(Americhol)からのポリマーJR
(登録商標)またはローヌプーラン(Rhone Poulenc)からのJa
guar(登録商標)などのカチオン性親水性ポリマーが、益剤の送達を向上さ
せるために用いられてきた(例えば、EP93,602、WO94/03152
、およびWO94/03151に記載のとおり)。
【0003】 カチオン性ポリマーは、バー配合物にも用いられてきた。例えば、パラン・ジ
ュニア(Parran,Jr.)の米国特許第3,761,418号は、抗微生
物剤などの水不溶性粒子状物質およびこうした粒子状物質の付着および保持を向
上する一定のカチオン性ポリマーを含有する洗剤組成物(固形石鹸を含む)を教
示している。固形石鹸配合物が実施例に用いられているが、その配合物のすべて
が石鹸および/または脂肪酸で主として構成されている。さらに、益剤(油/皮
膚軟化剤)が開示されていないばかりでなく、疎水性構造物質が一切のこうした
油/皮膚軟化剤の付着に害を及ぼすことも予想される。
【0004】 カチャー(Kacher)らのWO95/26710(P&Gに譲渡された)
は、皮膚洗浄剤および脂質加湿剤を含有する皮膚の加湿および洗浄用バーを教示
している。好ましい任意の成分は、触覚的な役割を持たせるために添加される一
種以上のカチオン性ポリマー系皮膚コンディショニング剤である。重ねて、しか
し、そのバーは、選択された脂肪酸石鹸材料から本質的に成る硬質結晶性網目構
造で造られている。本出願人は、こうした脂肪酸石鹸材料が付着に有害であるこ
とを見出した。
【0005】 タネリ(Taneri)らの米国特許第5,425,892号は、中和された
カルボン酸石鹸の骨組構造を含んでなる身体洗浄用フリーザーバー(Perso
nal cleansing freezer bar)を教示している。この
特許は、ポリマー系皮膚感助剤、水溶性有機物質、および油を教示している。し
かし、そのバーは、お気付きのように、比較的多量の親水性構造物質を含有する
本発明のバーとは異なる特有のカルボン酸構造を有する。
【0006】 親水性構造のバーそれ自体は、例えば、マッサロー(Massaro)らの米
国特許第5,520,840号、またはフェアー(Fair)らの米国特許第5
,540,854号にも教示されている。しかし、これらの参考文献には、カチ
オン性ポリマーの教示はなく、またこうしたカチオン性ポリマーが、比較的多量
の親水性構造物質を含有するバー中の油/皮膚軟化剤の付着を向上させることが
できるという示唆がない。さらに、このまたはその他一切の参考文献には、油/
皮膚軟化剤の付着を著しく向上させる上記カチオン性ポリマー対界面活性剤の限
界比、またはカチオン性ポリマーが最低レベルの電荷密度を有さなければならな
いということに関する教示または示唆がない。
【0007】 最後に、カチャー(Kacher)らの米国特許第5,262,079号は、
5〜50重量%のモノカルボン酸系脂肪酸(骨組構造を提供する)、20から6
5重量%のバー硬度助剤、および15から55重量%の水を含んで成る固く、穏
やかな中性pHの洗浄用バーを教示している。バーは、「バー硬度助剤」として
任意のポリオール(0〜40%)を含有することができる。バーは、主として脂
肪酸構造であり、例示されたバー硬度助剤のみがイセチオネートである(すなわ
ち、それらは、疎水性構造物質に対する親水性構造物質の最低レベルを有さない
)。さらに、開示されているカチオン性ポリマーは、グアー、四級化グアーなど
であり、これらのすべては0.007より低い電荷密度を有する。故に、最小電
荷活性を有するカチオン性ポリマーのみがこの発明の目的にかなうという認識は
ない。
【0008】 突然に、また意外にも、本出願人は、カチオン性ポリマー、すなわち最小電荷
密度レベルのカチオン性ポリマーが、比較的多量の親水性構造物質(例えば、親
水性構造物質の疎水性構造物質に対する比率は、少なくとも1:2であり、好ま
しくは40:60より大きく、更に好ましくは少なくとも1:1であり、最も好
ましくは1:1を超え、さらに、石鹸および疎水性構造物質の合計は、親水性構
造物質を全組成物の10重量%以下で超えなければならない)を含んでなるバー
中の油/皮膚軟化剤の付着を向上させるために用いることができること、および
さらに、付着を著しく向上するカチオン性ポリマーの界面活性剤に対する最低限
界比があることを発見した。さらに、界面活性剤、特にアニオン界面活性剤のレ
ベルが一定の範囲を超えないこと(付着に影響を及ぼすといけないので)、およ
び最低量の油/皮膚軟化剤を用いることは、重大である。
【0009】 さらに詳細には、本発明は、 (a)10から50重量%、好ましくは20から40重量%の合成非石鹸界面活
性剤、好ましくはアニオン界面活性剤(例えば、アシルイソチオネートまたはラ
ウリルエーテル硫酸アルカリ金属塩)、 (b)10から40重量%、好ましくは15から35重量%の40℃から100
℃の範囲の融点を有する親水性構造物質(こうした構造物質は、室温で少なくと
も10%の溶解度を一般に有する)、 (c)5から20重量%の40℃から200℃の範囲の融点を有する水不溶性構
造物質、 (d)2から40重量%、好ましくは5から20重量%の益剤、および (e)1.0から10重量%のカチオン性ポリマーを含んで成るバー組成物であ
って、 不溶性構造物質(c)および存在する場合には石鹸の量が、親水性構造物質の
量を全バー組成物の10重量%以下で超えること、 カチオン性ポリマー(e)の量が、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比
率が0.06:1から1:1、さらに好ましくは0.08:1から0.5:1で
あるような量であること、 およびカチオン性ポリマーの電荷密度(繰返し単位のモル質量で割った繰返し
単位毎の一価の電荷の数)が、0.007より大きいことを特徴とするバー組成
物に関する。
【0010】 例とすることのみを目的として、添付図面を参照しながら本発明をさら説明す
る。添付図面において: − 図1は、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率に依存する付着結
果を示す。ご覧のように、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率が一定
の最低レベルに達する時のみ、付着が著しく増大する。
【0011】 本発明は、比較的低活性のバー(例えば、50%活性、好ましくは40%未満
、更に好ましくは30%以下の活性のバー)に関し、このバー中には比較的多量
の親水性構造物質(疎水性構造物質および存在する場合には石鹸が、親水性構造
物質の量より約10重量%以下多く構成するべきである)が存在し、およびこの
バーは、比較的多量の油/皮膚軟化剤(すなわち、少なくとも2%)をさらに含
んで成る。意外にも、本出願人は、こうしたバー中のカチオン性ポリマーの界面
活性剤に対する比率が一定の規定された比率に等しいかまたはそれを超えると、
バーからの益剤の付着を著しく向上させることを発見した。用いられるカチオン
性ポリマーは、最低規定レベルの電荷密度も有さなければならない。
【0012】 以下に更に詳細にバーを説明する。
【0013】 本発明のバーは、約10重量%から50重量%、更に好ましくは15から40
重量%の合成、非石鹸界面活性剤を含有しなければならない。適する界面活性剤
は、当該技術分野においてよく知られたものなどのアニオン性、非イオン性、両
性、双性イオン性および/またはカチオン性界面活性剤、ならびにそれらの混合
物から成る群から一般に選択される。
【0014】 更に詳細には、界面活性剤系は、少なくとも一つのアニオン界面活性剤、双性
イオン性界面活性剤、あるいは好ましくはアニオン性または複数のアニオン性界
面活性剤と双性イオン性界面活性剤との混合物を一般に含んでなる。
【0015】 用いることができるアニオン界面活性剤は、第一アルカン(例えば、C〜C 22 )スルホネート、第一アルカン(例えば、C〜C22)ジスルホネート、
〜C22アルケンスルホネート、C〜C22ヒドロキシアルカンスルホネ
ート、またはアルキルグリセリルエーテルスルホネート(AGS)などの脂肪族
スルホネート、またはアルキルベンゼンスルホネートなどの芳香族スルホネート
であることができる。
【0016】 アニオン性界面活性剤は、アルキルスルフェート(例えば、C12〜C18
ルキルスルフェート)またはアルキルエーテルスルフェート(アルキルグリセリ
ルエーテルスルフェートを含む)であってもよい。アルキルエーテルスルフェー
トの中で、式: RO(CHCHO)SOM (式中、Rは、炭素数8から18、好ましくは炭素数12から18のアルキルま
たはアルケニルであり、nは、1.0より大きい、好ましくは3より大きい平均
値であり、およびMは、ナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモ
ニウムなどの可溶化カチオンである)を有するものである。ラウレルエーテルス
ルホン酸アンモニウムおよびナトリウムが好ましい。
【0017】 アニオン性界面活性剤は、アルキルスルホスクシネート(モノ−およびジアル
キル、例えばC〜C22スルホスクシネートを含む)、アルキルおよびアシル
タウレート、アルキルおよびアシルサルコシネート、スルホアセテート、C
22アルキルホスフェートおよびホスフェート、リン酸アルキルエステルおよ
びリン酸アルコキシアルキルエステル、アシルラクテート、C〜C22モノア
ルキルスクシネートおよびマレエート、スルホアセテート、アルキルグルコシド
、およびアシルイセチオネートであってもよい。
【0018】 スルホスクシネートは、式: RCCHCH(SOM)COM を有するモノアルキルスルホコハク酸塩、および式: RCONHCHCHCCHCH(SOM)COM (式中、Rは、C〜C22アルキルの範囲をとり、Mは、可溶化カチオンで
ある)のアミド−MEAスルホコハク酸塩であることができる。
【0019】 サルコシネートは、一般に、式: RCON(CH)CHCOM (式中、Rは、CからC20アルキルの範囲をとり、Mは、可溶化カチオンで
ある)によって示される。
【0020】 タウレートは、一般に、式: RCONRCHCHSOM (式中、Rは、CからC20アルキルの範囲をとり、Rは、CからC アルキルの範囲をとり、Mは、可溶化カチオンである)によって示される。
【0021】 C〜C18アシルイソチオネートが特に好ましい。これらのエステルは、イ
セチオン酸アルカリ金属塩と、6から18個の炭素原子および20未満のヨウ素
価を有する混合脂肪族脂肪酸との反応によって製造される。少なくとも75%の
混合脂肪酸は、12から18個の炭素原子を有し、また25%以下の混合脂肪酸
は、6から10個の炭素原子を有する。
【0022】 アシルイセチオネートが存在する場合には、一般に、全バー組成物に対して約
10重量%から50重量%の範囲で存在する。好ましくは、この成分は、約20
重量%から約40重量%存在する。
【0023】 アシルイセチオネートは、本明細書が参考として取り入れるイラージ(Ila
rdi)らの米国特許第5,393,466号に記載されているものなどのアル
コキシル化イセチオネートであってもよい。
【0024】 アニオン界面活性剤は、「石鹸」であってもよい。石鹸とは、脂肪族アルカン
−またはアルケンモノカルボン酸、更に一般的にはC12〜C22アルキル脂肪
酸として知られているもののアルカリ金属塩を意味する。ナトリウムおよびカリ
ウム塩が好ましい。好ましい石鹸は、約15%から約45%のココナッツ油と約
55%から約85%の牛脂の混合物である。
【0025】 石鹸は、商業的に許容できる基準に従って、不飽和を含んでもよい。過剰の不
飽和は、通常、避けられる。
【0026】 一般に、アニオン性成分は、バー組成物の約10%から約50%を構成するで
あろう。
【0027】 本発明に用いることができる両性洗剤は、少なくとも一つの酸根を含む。これ
は、カルボン酸根であっても、スルホン酸根であってもよい。それらは四級窒素
を含み、それ故、第四アミド酸である。それらは、炭素原子数7から18のアル
キルまたはアルケニル基を一般には含まなければならない。それらは、全構造式
【0028】
【化1】 (式中、Rは、炭素原子数7から18のアルキルまたはアルケニルであり、R およびRは、各々独立に、炭素原子数1から3のアルキル、ヒドロキシアル
キルまたはカルボキシアルキルであり、nは、2から4であり、mは、0から1
であり、xは、ヒドロキシルで任意に置換される炭素原子数1から3のアルケン
であり、およびyは、−CO−または−SO−である)に通常従う。
【0029】 上記一般式の範囲内の適する両性洗剤には、式:
【0030】
【化2】 の単純なベタイン、および式:
【0031】
【化3】 (式中、mは、2または3である)を含む。
【0032】 両式のRは、炭素数7から18のアルキルまたはアルケニルであり、R
よびRは、独立に、炭素数1から3のアルキル、ヒドロキシアルキルまたはカ
ルボキシルアルキルである。特に、Rは、基群Rの少なくとも半分、好まし
くは少なくとも四分の三が炭素原子数10から14を有するようなココナッツか
ら誘導されるC12およびC14アルキル基の混合である。RおよびRは、
好ましくはメチルである)のアミドベタインが挙げられる。
【0033】 両性洗剤は、式:
【0034】
【化4】 または
【0035】
【化5】 (式中、mは、2または3である。これらの式において、R、RおよびR は、論じたようなアミドベタインである) もしくは上記式中、−(CHSO
【0036】
【化6】 で置換されるこれらの変異体のスルホベタインであることがさらに可能である。
【0037】 両性洗剤は、バー組成物の1%から10%を一般に構成する。
【0038】 その他の界面活性剤(すなわち、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤)を任意に用いてもよいが、これらがバー組成物の0.01から20重量%を
超えて構成することは、一般にはない。
【0039】 詳細には、非イオン性界面活性剤には、疎水性基および反応性水素原子を有す
る化合物の反応生成物、例えば、アルキレンオキシド、特にエチレンオキシド単
独またはプロピレンオキシドを有するエチレンオキシドを有する脂肪族アルコー
ル、アシド、アミドまたはアルキルフェノールが挙げられる。特定の非イオン性
洗剤化合物には、アルキル(C〜C22)フェノール−エチレンオキシド縮合
体、およびエチレンオキシドと脂肪族(C〜C18)第一または第二、直鎖ま
たは分枝鎖アルコールとの縮合生成物、ならびにプロピレンオキシドとエチレン
ジアミンの反応生成物とエチレンオキシドとの縮合によって製造される生成物が
ある。非イオン性洗剤化合物と呼ばれるその他のものには、長鎖第三アミンオキ
シド、長鎖第三ホスフィンオキシドおよびジアルキルスルホキシドが挙げられる
【0040】 非イオン性洗剤は、多糖アミドなどの糖アミドであってもよい。特に、界面活
性剤は、本明細書が参考として取り入れるアウ(Au)らの米国特許第5,38
9,279号に記載されているラクトビオンアミドの一つ、および本明細書が参
考として本出願に組み込まれるレットン(Letton)らの米国特許第5,3
12,954号に記載されているものなどのポリヒドロキシアミドであってもよ
い。
【0041】 カチオン性洗剤の例には、ハロゲン化アルキルジメチルアンモニウムなどの第
四アンモニウム化合物がある。
【0042】 用いることができるその他の界面活性剤は、パラーン・ジュニア(Parra
n Jr.)の米国特許第3,723,325号、およびペリー・アンド・ベリ
ヒ(Perry & Berch)のシュワルツ(Schwartz)による「
表面活性剤および洗剤(Surface Active Agents and Detergents)」(第IおよびII巻)に記載されており、これらの
両文献も参考として本出願に組み込まれる。
【0043】 好ましい組成物は、10から50%のアシルイセチオネートおよび1%から1
0%のベタインを含んでなる。
【0044】 本バーの別の重要な化合物は、親水性構造物質(例えば、ポリアルキレングリ
コール)である。
【0045】 この成分は、バー組成物の10重量%から40重量%を超えて、好ましくは1
5重量%から35重量%を超えて構成すべきである。
【0046】 この構造物質は、40℃から100℃、好ましくは45℃から100℃、更に
好ましくは50℃から90℃の融点を有する。一般に、これらの構造物質は、室
温で少なくとも10%水溶性であろう。
【0047】 水溶性構造物質(b)として考えられる材料は、適切な融点の高分子量ポリア
ルキレンオキシドであり、詳細には、ポリエチレングリコールまたはそれらの混
合物である。
【0048】 用いることができるポリエチレングリコール類(PEG’s)は、1,500
〜20,000の範囲の分子量を有することができる。
【0049】 各製品(例えば、ユニオンカーバイド(Union Carbide)のCa
rbowax(登録商標)PEG−8,000)が分子量の分布を表わすことは
理解されるべきである。従って、例えば、PEG 8,000は、7,000か
ら9,000の平均分子量範囲を有し、一方、PEG 300は、285から3
15の平均分子量範囲を有する。製品の平均分子量は、その低値と高値の間なら
どこでもよく、また低値よりも低く、高値よりも高い分子量を有してもなお良好
な一部の材料があってもよい。
【0050】 本発明の一部の実施態様では、50,000から500,000の範囲の分子
量、特に100,000周辺の分子量を有する非常に少量のポリアルキレングリ
コール(例えば、ポリエチレングリコール)を含むことが好ましい。こうしたポ
リエチレングリコールは、バーの摩減速度を改善することがわかった。これは、
バー組成物が使用中に濡れた時でさえ、それらの長いポリマー鎖が絡み合ったま
まであるためであると考えられる。
【0051】 こうした高分子量のエチレングリコール(またはその他一切の水溶性高分子量
ポリアルキレンオキシド)が用いられる場合、その量は、組成物に対して、好ま
しくは1重量%から5重量%、更に好ましくは1重量%または1.5重量%から
4重量%または4.5重量%である。これらの材料は、一般に、分子量1,50
0から10,000の上述のポリエチレングリコールなどの大量のその他の水溶
性構造物質(b)と組み合わせて用いられる。
【0052】 一部のポリエチレンオキシドポリプロピレンオキシドブロックコポリマーは、
40から100℃の求められた範囲内の温度で融解し、水溶性構造物質(b)の
一部またはすべてとして用いることができる。ポリエチレンオキシドがブロック
コポリマーの少なくとも40重量%を供給するブロックコポリマーが、ここでは
好ましい。こうしたブロックコポリマーは、ポリエチレングリコールまたはその
他のポリエチレングリコール水溶性構造物質と混合して用いることができる。
【0053】 さらに、本明細書が参考として本出願に組み込まれるポスト(Post)らの
米国特許第5,683,973号に記載のより低い分子量のポリアルキレングリ
コールとより高い分子量のポリアルキレングリコールの混合物であってもよい。
【0054】 それらは、必ずしも単独で用いられなくともよいのだが、一定の水溶性補助充
填剤を水溶性構造物質と併用してもよいことには注目すべきである。これらの中
には、例えば、マルトデキストリンおよび類似の水溶性スターチが包含される。
これらの補助剤が含まれる場合には、組成物の約10重量%以下を構成するであ
ろう。
【0055】 水不溶性構造物質も40から100℃、更に好ましくは少なくとも50℃、特
に50℃から90℃の範囲の融点を有することが求められる。特に考えられる適
する材料は、脂肪酸、特に炭素原子数12から24の炭素鎖を有するものである
。それらの例には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
アラキドン酸、およびベヘン酸、ならびにそれらの混合物がある。これらの脂肪
酸源は、ココナッツ、抜頭ココナッツ、パーム、パーム核、ババスおよび牛脂脂
肪酸、および部分的または全体的に硬化した脂肪酸あるいは蒸留脂肪酸である。
その他の適する水不溶性構造物質には、炭素原子数8から20のアルカノール、
好ましくはセチルアルコールが挙げられる。これらの材料は、一般に、20℃で
5g/L(リットル)よりも低い水溶性を有する。
【0056】 水溶性構造物質と水不溶性構造物質の相対比率によって、使用中にバーが摩減
する速度が決まる。使用中に水にさらされた時、水不溶性構造物質の存在によっ
て、バーの溶解が遅れ、故に摩減速度が低下する傾向がある。
【0057】 一般に、不溶性構造物質は、組成物の5から20重量%を構成するであろう。
【0058】 本発明によると、水不溶性構造物質(c)の量は、水溶性構造物質(b)に存
在することができる一切の石鹸を加えた量を約10重量%より多く超えるべきで
はない。理論に拘束させることを望まないが、これは、石鹸および/または水溶
性構造物質があまりにも多量に存在すると、付着のレベルが低減するためにそう
なると考えられる。
【0059】 本発明の組成物の益剤は、皮膚に潤いを与え、皮膚の調子を整えおよび/また
は保護するために組成物に含まれる。「益剤(benefit agent)」
とは、皮膚(角質層)を柔軟にし、その含水量の低下を阻止することによって皮
膚を柔軟に保ち、および/または皮膚を保護する物質を意味する。
【0060】 好ましい益剤には、 (a)線状および環状ポリジメチルシロキサン、アミノ、アルキル、アルキルア
リールおよびアリールシリコーン油などのシリコーン油、ゴム、およびそれらの
改良種、 (b)ホホバ油、ダイズ油、ヒマワリ油、米ぬか油、アボカード油、扁桃油、オ
リーブ油、ゴマ油、杏仁油、ヒマシ油、ココナッツ油、ミンク油、カカオ脂、牛
脂、ラードなどの天然脂肪および油、および後述の油を水素化することによって
得られる硬化油、ならびにミリスチン酸グリセリドおよび2−エチレンヘキサン
酸グリセリドなどの合成モノ、ジおよびトリグリセリド、を含む脂肪および油、
(c)カルナウバ蝋、鯨蝋、蜜蝋、ラノリン、およびそれらの誘導体などの蝋、
(d)疎水性植物エキス、 (e)液体パラフィン油、石油ゼリー、マイクロクリスタリンワックス、セレシ
ン、スクワレン、スクアラン、および鉱油などの炭化水素、 (f)ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オ
レイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸、およびポ
リ不飽和脂肪酸(PUFA)などの高級脂肪酸、 (g)ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステリルアルコール、オレイル
アルコール、ベヘニルアルコール、コレステロール、および2−ヘキサデカノー
ルなどの高級アルコール、 (h)セチルオクタノエート、ミリスチルラクテート、セチルラクテート、イソ
プロピルミリステート、ミリスチルミリステート、イソプロピルパルミテート、
イソプロピルアジペート、ブチルステアレート、デシルオレエート、コレステロ
ールイソステアレート、グセロールモノステアレート、グリセロールジステアレ
ート、グリセロールトリステアレート、アルキルラクテート(例えば、ラウリル
ラクテート)、アルキルシトレート、およびアルキルタータレートなどのエステ
ル、 (i)魚油、ハッカ油、ジャスミン油、樟脳油、ホワイトセダー油、苦橙皮油、
ヘンルーダ油、テレビン油、桂皮油、ベルガモット油、ウンシュウミカン油、菖
蒲油、パイン油、ラベンダー油、ベイ油、丁子油、ヒバ油、ユーカリ油、レモン
油、スターフラワー油、サイム油、ハッカ油、バラ油、セイジ油、メントール油
、シネオール油、オイゲノール油、シトラール油、シトロネラ油、ボルネオール
油、リナロール油、ゲラニオール油、オオマツヨイグサ油、樟脳油、チモール油
、スピラントール油、ピネン油、リモネン油、およびテルペノイド油などの芳香
油、 (j)コレステロール、セラミド、ショ糖エステル、および欧州特許出願第55
6,957号に記載の擬セラミドなどの脂質、 (k)ビタミンAおよびEなどのビタミン、およびそれらのビタミンCアルキル
エステルを含むビタミンアルキルエステル、 (l)オクチルメトキシルシンナメート(パーソル(Parsol)MCX)お
よびブチルメトキシベンゾイルメタン(パーソル(Parsol)1789)な
どの日焼け止め剤、 (m)リン脂質、 (n)グリセリン、プロピレングリコールおよびソルビトールなどの保湿剤、 (o)上記構造物質いずれかの混合物、 が挙げられる。
【0061】 益剤と界面活性剤の間の有害な相互作用が特に深刻になりそうな場合には、益
剤を担体の形で本発明の組成物に配合してもよい。
【0062】 こうした益剤には、脂質、アルキルラクテート、日焼け止め剤、イソプロピル
パルミテートおよびミリステートどのエステル、およびビタミンが挙げられる。
担体は、例えば、界面活性層によって可溶化/ミセル化されない、また益剤が比
較的可溶であるシリコーンまたは炭化水素油であることができる。
【0063】 特に好ましい益剤には、シリコーン油、ゴムおよびそれらの改良種、イソプロ
ピルパルミテートおよびミリステートならびにアルキルラクテートなどのエステ
ル、およびヒマワリ種子油などの植物油が挙げられる。
【0064】 益剤は、乳液形態で提供することができる。
【0065】 本発明の益剤は、本発明の組成物で処置される皮膚に効能剤を送達するための
担体として機能することもできる。この経路は、皮膚上に付着させることが困難
な効能薬、または組成物中のその他の成分との有害な相互作用を被るものを送達
するために特に有用である。こうした場合の担体は、多くの場合、界面活性層に
よって可溶化/ミセル化されない、また効能剤が比較的可溶であるシリコーンま
たは炭化水素油である。こうした効能剤の例には、抗ウイルス剤、ヒドロキシカ
プリル酸、ピロリドン、カルボン酸、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、
過酸化ベンゾイル、香料、芳香油、殺菌剤、および2,4,4’−トリクロロ−
2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(イルガサン(Irgasan)DP30
0)などの防虫剤、サリチル酸、ヤナギエキス、N,N−ジメチル−m−トルア
ミド(DEET)、およびそれらの混合物が挙げられる。
【0066】 益剤は、組成物の2から40重量%、好ましくは5から20重量%を構成する
【0067】 最後に、カチオン性ポリマー(付着助剤)は、約1,000から2,000,
000の分子量および高いカチオン電荷密度を有する水溶性カチオン性ポリマー
またはコポリマーである。特に、カチオン電荷密度は、少なくとも0.007以
上であるべきであり、この場合、カチオン電荷密度は、繰返し単位のモル質量で
割った繰返し単位毎の一価の電荷数として定義される。
【0068】 従って、例えば、Jaguar C14S(登録商標)(カチャー(Kach
er)らの米国特許第5,262,079号の実施例RRに用いられているもの
など)などのJagur(登録商標)タイプのカチオン性ポリマーは0.000
8の電荷密度を有し、これは、0.00661の電荷密度を有する二塩化[N−
[−3−(ジメチルアンモニオ)プロピル]尿素(Mirapol A15(登
録商標))と同様に本発明の限界値より低い。これに比べて、塩化ジメチルジア
リルアンモニウム(Mirquat 100(登録商標))は、0.00793
の密度を有し、本発明の範囲内である。
【0069】 所望の利点、すなわち付着の向上のためには、カチオン性ポリマーが、(a)
バー配合物に配合される前に完全に水和されること、および(b)1重量%以上
の濃度であることも重要である。従って、前記発明の商業的応用(実用性)には
、合成洗剤バー配合物を乾燥することの非現実性、問題点および高コストを回避
するために、水和の際、カチオン性ポリマーが比較的高い濃度であることが求め
られる。塩化ジメチルジアリルアンモニウム(商品名:Mirquat 100
)などのカチオン性ポリマーは、40%の濃度(水60%)で製造することがで
きるのに対して、カチャー(Kacher)らによって例示された低電荷密度の
四級化グアーカチオン性ポリマー(商品名:Jaguar C14s)は、約3
%の濃度(水97%)でしか製造することができず、また商業規模で実用化しな
い。
【0070】 本発明によって用いることができるカチオン性ポリマーの例には、アライド・
コロイズ(Allied Colloids)からのSalcare(登録商標
)タイプのポリマー、およびカルゴン(Calgon)からのMirquat(
登録商標)タイプのポリマーが挙げられる。
【0071】 本発明によって、一般に応用することができないカチオン性ポリマーは、アメ
リコール(Americhol)からのポリマー JR−400(登録商標)な
どの高分子量、低電荷密度ポリマー、およびローヌプーラン(Rhone−Po
ulenc)からのJaguar C14S(登録商標)などのカチオン性グア
ーガム類である。
【0072】 最低量のカチオン性ポリマーを用いることは、本発明の重量な側面である。カ
チオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率は、好ましくは0.06:1から1
:1、更に好ましくは0.08:1から0.5:1である。
【0073】 さらに、親水性構造物質の石鹸と疎水性構造物質の合計に対する比率は、少な
くとも1:2、好ましくは40:60、更に好ましくは少なくとも1:1、およ
び最も好ましくは1:1より大きくあるべきである。
【0074】 操作例および比較例中、そうでなければ明確に指示された場合を除いて、材料
または反応条件の量または比率、材料の物理的性質、および/または使用を示す
本明細書中のすべての数字は、「約」という語で修飾されているものとして理解
されるべきである。
【0075】 さらに、「含んでなる(comprisesまたはcomprising)」
という用語は、明細書および請求の範囲の中で用いられる時、述べられた特徴、
整数、段階、成分などの存在を規定するが、一つ以上の特徴、整数、段階、成分
またはそれらの群の存在または追加を排除しないことは理解されるべきである。
【0076】 以下の実施例は、本発明をさらに説明するためのものであり、いかなる点にお
いても請求の範囲を制限するためのものではない。
【0077】 実施例 材料および方法 材料 ココイルイセチオン酸ナトリウムは、レバー・バルチモア(Lever Ba
ltimore)から供給され、ポリエチレングリコール(PEG 8000)
は、ユニオン・カーバイド(Union Cabide)から供給され、またM
erquat 100(カチオン性ポリマー)は、カルゴン(Calgon C
orporation)から供給された。60,000csの粘度を有するポリ
ジメチルシロキサン(PDMS)は、ダウ・コーニング(Dow Cornin
g)から供給され、マルトデキストリンは、グレーン・プロセッシング(Gra
in Processing Corp.)から供給され、ココアミドプロピル
ベタインは、ゴールドシュミット・パルミチック(Goldschmidt P
almitic)から供給され、またステアリン酸およびステアリン酸ナトリウ
ムは、ユニケマ(Unichema)から供給された。
【0078】 生体における付着測定 減衰全反射法フーリエ変換赤外線分光分析(ATR−FTIR)が、シリコー
ンの付着を測定するために用いた分析技術であった。標準手順を以下に詳細に記
載する。
【0079】 配合物加工 バー配合物は、2−リットルのパターソン(Patterson)ミキサーで
製造した。脂肪酸およびステアリン酸ナトリウムを90℃で混合した。次に、コ
コイルイセチオネートを添加し、続いてベタインおよび少量成分を添加した。3
0分間混合し、水分約7%に乾燥した後、ポリエチレングリコールおよびマルト
デキストリンを添加した。これをさらに10分間混合した。蓋を外して、シリコ
ーンおよびMirquat 100を添加した。ターボ滴定装置でのカール・フ
ィッシャー(Karl Fisher)滴定によって、含水量を測定した。
【0080】 最終湿分レベル(5%以下)で、配合物を加熱したアプリケーターロール上に
滴下し、その後、冷却ロール上でチップにした。ウェーバー・シーランダー(W
eber Seelander)複式精製装置内で、20rpm以下のスクリュ
ー速度で、冷却ロールチップを押出した。押出機のノーズコーンは、45〜50
℃に加熱した。切断ビレットは、ナイロンの枕状ダイを有するウェーバー・シー
ランダーL4油圧機を用いて、所定の位置にスタンピングした。
【0081】 Dove(登録商標)様組成物(例えば、脂肪酸で構成される高アシルイセチ
オネート)または主として石鹸に基づく組成物への益剤(例えば、ポリジメチル
シロキサン)の配合は、益剤のごくわずかな付着をもたらす。高い界面活性剤レ
ベル(例えば、60%)および不溶性構造物質(例えば、脂肪酸)は、皮膚への
益剤の移送を一般に抑制する。マッサロー(Massaro)らの米国特許第5
,520,840号に教示されたものなどの低活性、親水性構造のバーへの添加
でさえ、ほとんど付着をもたらさない。しかし、カチオン性ポリマーのこうした
低活性、親水性構造物質のバーへの影響を研究するために、以下の組成物を製造
した。
【0082】
【表1】 一般に、組成物は、充分に高い温度で成分を混合して配合物を生じ、冷却ロー
ル上で冷却してチップ/フレークを形成し、押出して、切断し、スタンピングす
ることによって製造した。製造した組成物を表1に記載する。
【0083】 減衰全反射法フーリエ変換赤外線分光分析(ATR−FTIR)が、シリコー
ンの付着を測定するために用いた分析技術であった。標準手順では、試験バーを
濡らして、手で10回まわし、その後、前腕内側を濡らし、そのバーを前腕に1
0回こすりつけた。この後、30秒洗浄して、15秒すすいだ。その後、腕を乾
燥して、前腕内側の赤外線スキャンを得た。770cm−1と835cm−1
間の吸収バンドを積算することによって、シリコーンを定量した。これを検量線
上にプロットし、付着値μg/cmを報告する。
【0084】 実験計画配合物の付着結果を表2にまとめ、図1に図示する。広い分散が観察
されるのは、皮膚のタイプおよび皮膚の状態が異なるためであり、この故、一つ
のプロトタイプにつき最低約8回の異なる測定を必要とする。
【0085】
【表2】 ここで見られる様に、皮膚上に付着した油の量が、カチオンポリマーの界面活
性剤に対する比率の関数であることは明らかである。特に、0.06の最低比率
が求められるようである。ポリマーが不在である場合には、バーのプロトタイプ
から皮膚上に検出されるシリコーンは殆どない。ポリマー:界面活性剤比が増大
すると、付着の相当な増大が観察される。
【0086】 なお一層の付着のために、以下の配合物を選択した。
【0087】
【表3】 実施例6に関して、カチオン性ポリマー/界面活性剤の比率=0.083 実施例7に関して、カチオン性ポリマー/界面活性剤の比率=0.0625 実施例6は、2.5%のMerquatおよび10%のPDMSと共に30%
のココイルイセチオン酸ナトリウム(SCI)を含有した。実施例において、S
CIを40%に増加させた。MerquatおよびPDMSのレベルは変化させ
なかった。
【0088】 配合物からの付着結果を以下の表4に示す。
【0089】
【表4】 表4は、また、生体におけるバーのプロトタイプ(実施例6および7)からの
付着を液体身体洗浄剤(実施例8)と比較している。著しく高レベルの油がバー
のプロトタイプから皮膚に付着されていることが判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率に依存する付着結果を
示す。ご覧のように、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率が一定の最
低レベルに達する時のみ、付着が著しく増大する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年8月25日(2000.8.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 アシルイセチオネートが存在する場合には、全バー組成物に対して約10重量
%から50重量%の範囲で存在する。好ましくは、この成分は、約20重量%か
ら約40重量%存在する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 アニオン性成分は、バー組成物の約10%から約50%を構成するであろう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【化1】 (式中、Rは、炭素原子数7から18のアルキルまたはアルケニルであり、R およびRは、各々独立に、炭素原子数1から3のアルキル、ヒドロキシアル
キルまたはカルボキシアルキルであり、nは、2から4であり、mは、0から1
であり、xは、ヒドロキシルで任意に置換される炭素原子数1から3のアルケン
であり、およびyは、−CO または−SO である)に通常従う。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【化4】 または
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】 水不溶性構造物質も40から200℃、更に好ましくは少なくとも50℃、特
に50℃から90℃の範囲の融点を有することが求められる。特に考えられる適
する材料は、脂肪酸、特に炭素原子数12から24の炭素鎖を有するものである
。それらの例には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
アラキドン酸、およびベヘン酸、ならびにそれらの混合物がある。これらの脂肪
酸源は、ココナッツ、抜頭ココナッツ、パーム、パーム核、ババスおよび牛脂脂
肪酸、および部分的または全体的に硬化した脂肪酸あるいは蒸留脂肪酸である。
その他の適する水不溶性構造物質には、炭素原子数8から20のアルカノール、
好ましくはセチルアルコールが挙げられる。これらの材料は、一般に、20℃で
5g/L(リットル)よりも低い水溶性を有する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】 最低量のカチオン性ポリマーを用いることは、本発明の重量な側面である。カ
チオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率は、0.06:1から1:1、更に
好ましくは0.08:1から0.5:1である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 突然に、また意外にも、本出願人は、カチオン性ポリマー、すなわち最小電荷
密度レベルのカチオン性ポリマーが、比較的多量の親水性構造物質(例えば、親
水性構造物質の疎水性構造物質に対する比率は、少なくとも1:2であり、好ま
しくは40:60より大きく、更に好ましくは少なくとも1:1であり、最も好
ましくは1:1を超え、さらに、石鹸および疎水性構造物質の合計は、親水性構
造物質を全組成物の10重量%以下で超える)を含んでなるバー中の油/皮膚軟
化剤の付着を向上させるために用いることができること、およびさらに、付着を
著しく向上するカチオン性ポリマーの界面活性剤に対する最低限界比があること
を発見した。さらに、界面活性剤、特にアニオン界面活性剤のレベルが一定の範
囲を超えないこと(付着に影響を及ぼすといけないので)、および最低量の油/
皮膚軟化剤を用いることは、重大である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】 本発明は、比較的低活性のバー(例えば、50%活性、好ましくは40%未満
、更に好ましくは30%以下の活性のバー)に関し、このバー中には比較的多量
の親水性構造物質(疎水性構造物質および存在する場合には石鹸が、親水性構造
物質の量より約10重量%以下多く構成する)が存在し、およびこのバーは、比
較的多量の油/皮膚軟化剤(すなわち、少なくとも2%)をさらに含んで成る。
意外にも、本出願人は、こうしたバー中のカチオン性ポリマーの界面活性剤に対
する比率が一定の規定された比率に等しいかまたはそれを超えると、バーからの
益剤の付着を著しく向上させることを発見した。用いられるカチオン性ポリマー
は、最低規定レベルの電荷密度も有さなければならない。 以下に更に詳細にバーを説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 本発明のバーは、約10重量%から50重量%、更に好ましくは15から40
重量%の合成、非石鹸界面活性剤を含有する。適する界面活性剤は、当該技術分
野においてよく知られたものなどのアニオン性、非イオン性、両性、双性イオン
性および/またはカチオン性界面活性剤、ならびにそれらの混合物から成る群か
ら一般に選択される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】 好ましい組成物は、少なくとも10%のアシルイセチオネートおよび1%から
10%のベタインを含んでなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】 この成分は、バー組成物の10重量%から40重量%を超えて、好ましくは1
5重量%から35重量%を超えて構成すべきである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】 本発明によると、水不溶性構造物質(c)の量は、水溶性構造物質(b)に存
在することができる一切の石鹸を加えた量を約10重量%より多く超えない。理
論に拘束させることを望まないが、これは、石鹸および/または水溶性構造物質
があまりにも多量に存在すると、付着のレベルが低減するためにそうなると考え
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/37 C11D 3/37 10/02 10/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 マサーロ,マイケル アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド (72)発明者 クルツクハム,ハリイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド (72)発明者 ラツテインガー,ゲイル・ベス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド (72)発明者 ドルトン,ジエイムズ・ジヨージフ アメリカ合衆国、アリゾナ・85254、スコ ツツデイル、アパートメント・2041、イー スト・アコマ・ドライブ・7009 (72)発明者 フアレル,テレンス・ジエイムズ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド (72)発明者 シエイフアー,ジヨージア・リン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07020、エツジウオーター、リバー・ロー ド・45、ユニリーバー・リサーチ・ユー・ エス・インコーポレイテツド Fターム(参考) 4H003 AB04 AB20 AB31 AD04 BA01 DA02 EB07 EB28 EB34 EB36 EB37 EB41 ED02 FA02 FA21 FA39

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性/双性イ
    オン性界面活性剤、およびそれらの混合物から成る群から選択される10重量%
    から50重量%の合成非石鹸界面活性剤、 (b)40℃から100℃の融点範囲を有する10重量%から40重量%の親
    水性構造物質、 (c)40℃から200℃の融点を有する5重量%から20重量%の水不溶性
    構造物質、 (d)2%から40%の益剤、 (e)1.0重量%から10重量%のカチオン性ポリマーを 含んでなるバー組成物であって、 不溶性構造物質(c)および存在する場合には石鹸の量が親水性構造物質(b
    )の量を全バー組成物の10重量%以下で超えること、および カチオン性ポリマー(e)の量が、カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する
    比率が0.06:1から1:1であるような量であること、ならびに カチオン性ポリマーの電荷密度が0.007より大きいことを特徴とするバー
    組成物。
  2. 【請求項2】 界面活性剤がアニオン界面活性剤である、請求項1に記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 界面活性剤が、アシルイセチオネートまたはアルキルエーテ
    ル硫酸アルカリ金属塩である、請求項2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 15から40重量%の(a)を含んでなる、前記請求項のい
    ずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 15から35重量%の(b)を含んでなる、前記請求項のい
    ずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 親水性構造物質(b)が室温で少なくとも10%水溶性であ
    る、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 親水性構造物質(b)が、分子量1500から20,000
    を有するポリアルキレンオキシド、およびポリエチレンとポリプロピレンオキシ
    ドのコポリマー、ならびにそれらの混合物から選択される、前記請求項のいずれ
    かに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 不溶性構造物質(c)がC12からC24の脂肪酸である、
    前記請求項のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 益剤(d)が5から20重量%の益剤から成る、前記請求項
    のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 カチオン性ポリマーが約1,000から2,000,00
    0の分子量および0.001より大きいカチオン電荷密度を有するカチオン性コ
    ポリマーまたはカチオン性ポリマーである、前記請求項のいずれかに記載の組成
    物。
  11. 【請求項11】 1.0%から7%のカチオン性ポリマーを含んでなる、前
    記請求項のいずれかに記載の組成物。
  12. 【請求項12】 カチオン性ポリマーの界面活性剤に対する比率が0.08
    :1から0.5:1の範囲にある、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
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