JP2002525187A - 補助熱源を使用して布地を洗浄し、回復させるための方法および装置 - Google Patents

補助熱源を使用して布地を洗浄し、回復させるための方法および装置

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    • Y02B40/18Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers using renewables, e.g. solar cooking stoves, furnaces or solar heating

Abstract

(57)【要約】 サイドパネルを有する布地処理バッグを含んでなる布地処理用の装置(該サイドパネルは、処理バッグの内側室を限定し、該内側室中に少なくとも1個の布地製品を吊すことができる様に設計されている)。液体洗浄/回復組成物を、洗浄/回復組成物から出る蒸気が処理バッグの内側室の中に入る様に、布地処理バッグの中またはバッグに隣接して配置し、処理バッグを補助熱源にさらす。好ましくは、補助熱源は受動的であり、さらに好ましくは、熱の受動的供給源は、太陽放射線、粒子状発熱組成物およびそれらの組合せからなる群から選択される。本発明の装置を使用して布地製品を洗浄し、回復させる方法も提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、補助熱源、好ましくは受動的熱源、を使用する非浸漬洗浄方法で布
地を洗浄し、回復させるのに有用な装置および方法に関する。
【0002】 発明の背景 ある種の繊細な布地は、従来の、家庭における浸漬洗浄方法には適していない
。今日の社会で使用される布地の大部分に優れた洗浄結果をもたらす家庭用洗濯
機は、特定の条件下では、絹、リネン、ウール、その他の繊細な布地に、縮みま
たは他の損傷を与えることがある。消費者は、繊細な品物を「ドライクリーニン
グ」するのが典型的である。残念ながら、ドライクリーニングは通常、特殊な取
扱いを必要とする様々な炭化水素およびハロゲン化炭素溶剤に布地を浸漬し、溶
剤を回収する必要があるので、家庭で行なうには適していない。そのため、ドラ
イクリーニングは伝統的に商業的な施設に限られ、家庭の洗濯方法よりも不便で
、経費がかかる。
【0003】 家庭における浸漬洗濯法の布地洗浄および回復特性を、ドライクリーニング法
の布地保護特性と組み合わせる、家庭内ドライクリーニング方式を提供する試み
がなされている。衣類を洗浄し、回復させるためのその様な家庭内方式の一つは
、各種の液体またはゲル洗浄剤を含む基材シートおよびプラスチックバッグを含
んでなる。衣類をシートと共にバッグの中に入れ、通常の衣類乾燥機中で回転さ
せる。現在の商業的実施態様では、洗浄/回復剤を含んでなる、多数の使い捨て
の平らなシートおよび単一の繰返し使用するプラスチックバッグが包装物の中に
入っている。
【0004】 残念ながら、その様な家庭内方法は、従来の衣類乾燥機、または類似の装置で
使用する様に設計されている。その様な装置は常に簡単に使用できる訳ではなく
、不経済であることが多い。その上、多くの国では、衣類乾燥機は単に不必要で
ある。例えば、多くの暑い熱帯地域では、年間を通じ、屋外で、太陽の下で衣類
を乾燥させることができるので、人々は独自の衣類乾燥機を持たない。世界中の
、典型的に人々が独自の衣類乾燥機を持たない地域では、加熱装置、例えば衣類
乾燥機、を必要とする製品は価値がほとんど、またはまったく無い。
【0005】 そこで、家庭用の、機械的、電気的または燃焼による熱源を必要とせずに、妥
当な洗浄を行なうことができる、非浸漬式の洗浄および回復方法、およびそこで
使用する洗浄および回復組成物を開発する必要がある。
【0006】 ここで予期せぬことに、家庭の非浸漬洗浄/回復方法で、ある種の熱源、例え
ば太陽放射線および/または化学的酸化反応、を、洗浄/回復組成物および布地
処理バッグと共に使用し、布地を効果的に洗浄し、回復させることができること
が分かった。本発明は、機械的、電気的または燃焼による熱源を必要とせずに、
布地を洗浄し、回復させるための装置、これらの装置を使用する方法、および装
置を含むキットを提供する。
【0007】 発明の概要 本発明の一態様では、 a)サイドパネルを有する布地処理バッグ(該サイドパネルは、処理バッグの内
側室を限定し、該内側室中に少なくとも1個の布地製品を吊すことができる様に
設計されている)、 b)液体洗浄/回復組成物、および c)受動的熱源 を含んでなる布地処理装置を提供する。受動的熱源は、好ましくは太陽放射線、
粒子状発熱組成物およびそれらの組合せからなる群から選択される。粒子状発熱
組成物は、好ましくは鉄粉末、炭素、少なくとも1種の金属塩、および水を含ん
でなる。
【0008】 本発明の好ましい実施態様では、洗浄/回復組成物は、基材中に放出できる様
に吸収されている。本発明のさらに別の態様では、装置が、洗浄/回復組成物を
収容する供給装置をさらに含んでなる。
【0009】 本発明は、布地製品処理用の非浸漬洗浄/回復方法であって、 (a)布地製品を洗浄および回復組成物と共に布地処理バッグの内側室の中に入
れる工程、 (b)布地処理バッグを受動的熱源にさらす工程、および (c)布地を布地処理バッグから取り出す工程 を含んでなる方法も提供する。
【0010】 好ましくは、上記方法における工程(b)の際に、布地処理バッグから蒸気を
排出する。本発明の好ましい態様では、布地製品は第一側および第二側を有し、
該方法が、 (a)供給装置から染抜き洗浄組成物を、布地の第一側の分離している染区域に
塗布する工程、 (b)工程(a)と同時に、または工程(a)に続いて、染区域に隣接する布地
製品の第一側を処理部材と接触させる工程、および (c)染区域に隣接する布地製品の第二側を、吸収性染受け部品と接触させる工
程 をさらに含んでなる。
【0011】 本発明は、高価な機械的装置、例えば衣類乾燥機、を必要とせずに、布地製品
を洗浄し、回復させることができる点で、先行技術よりも優れている。その上、
受動的熱源として太陽エネルギーを利用する場合、消費者にとってエネルギーコ
ストがかからない。
【0012】 発明の詳細な説明 本発明は、家庭の非浸漬洗浄方法で布地を洗浄し、回復させるための、好まし
くは受動的熱源である補助熱源を使用する装置を提供する。布地製品の洗浄およ
び回復は、布地処理バッグ中で、洗浄および回復組成物で行なうが、該組成物は
、例えば小袋の中に注ぎ込むか、噴霧するか、または処理バッグの中に配置する
供給装置の中に注ぎ込むことにより、処理バッグ中に直接加えることができる。
あるいは、洗浄および回復組成物は、組成物を放出できる様に吸収させる基材を
介して処理バッグの中に加えることができる。
【0013】 処理バッグの内側、外側または近くに位置できる受動的熱源は、洗浄および回
復組成物を少なくとも部分的に蒸発させる。次いで、組成物は布地製品と混じり
合い、布地を洗浄し、回復させる。蒸発した洗浄および回復組成物は、悪臭化合
物および他の揮発性物質と共に、好ましくは処理バッグの上側部分から排出され
る。処理バッグ、洗浄および回復組成物、受動的熱源、およびこれらを家庭の非
浸漬洗浄および回復方法で使用する方法を以下に詳細に説明する。
【0014】 布地処理バッグ 図1は、本発明の布地処理バッグ10を図式的に示すが、処理バッグ10は、
高さ12、幅13および深さ14を有する。処理バッグ10を長方形の箱の形状
で示しているが、無論、本発明はその様に制限するものではない。他の構造的形
状、例えばピラミッド、球状、半球状、2つの側面を有する衣類バッグ、その他
の形状、も本発明に好適である。処理バッグ10に好ましい寸法は下記の通りで
ある。高さ12は好ましくは約40cm〜約200cm、より好ましくは約50cm〜
約150cm、幅13は好ましくは約30cm〜約100cm、より好ましくは約40
cm〜約80cm、深さ14は好ましくは約0cm〜約100cm、より好ましくは約1
0cm〜約80cmである。
【0015】 処理バッグ10は、好ましくは内側室23を限定するサイドパネル21を含ん
でなり、内側室には開口部15を通って到達できる。開口部15は、処理バッグ
10の操作中は覆いをすべきであるが、これはアクセスパネル19により達成さ
れ、アクセスパネルはシール17でサイドパネル21に密封される。当業者には
明らかな様に、本発明の処理バッグの内側室23に到達するには様々な方法があ
り、その様な方法の一つを図2に示す。シール17は、事実上すべての公知の密
封装置、例えばジッパー、テープ、ZIP LOCK(商品名)シール、およびフック/
ループ型ファスナー、例えばVELCRO(商品名)、を含んでなることができる。
【0016】 処理バッグ10は、いずれかの適当な材料、例えばプラスチック、布地、金属
、等、から構築することができる。サイドパネル21、トップパネル30および
ボトムパネル36の製造には、プラスチックシート材料、例えばポリエチレンお
よびポリプロピレン、が好ましい。無論、このシート材料は剛性でも、たわみ性
でもよい。パネル21、30および36は、透明でも、あるいは不透明材料、U
V遮蔽材料、およびそれらの混合物からなる群から選択された材料で構築されて
いてもよい。図1に示す様に、処理バッグ10は、不透明な中間部分27(この
中間部分は高さ18を有する)、透明なボトム部分29(この下側部分は高さ2
0を有する)、および透明な上側部分(この上側部分は高さ16を有する)を有
する。図5は、中間部分42がバッグの残りの部分と同様に透明である処理バッ
グ100を示す。
【0017】 当業者には明らかな様に、実質的にすべての布地が、UV放射線の存在下で、
ある程度色褪せし、可視光の存在下では色褪せの程度はそれより低い。本発明の
好ましい一実施態様では、処理バッグを、UV放射線と可視光の両方を含んでな
る太陽放射線にさらすことを必要とするので、布地製品を色褪せに対してある程
度保護するのが好ましい。この色褪せに対する保護は、バリヤー材料、例えばU
Vブロッカーまたは不透明材料、で与えることができる。ここで使用する「不透
明材料」は、例えば布地、プラスチック、薄い金属、被覆、例えばサンスクリー
ン材料および塗料、その他の、その上に当たるUV放射線、可視光またはその両
方を少なくとも50%、より好ましくは75%、最も好ましくは90%反射また
は吸収するすべての材料を意味する。処理バッグは、その全体または図1に示す
様に一部だけを、バリヤー材料で製造することができる。UV遮蔽材料は、当業
者には公知であり、例えばポリエチレンナフタレン「PEN」がある。
【0018】 布地処理バッグ10は、所望により上側フレーム28、ボトムフレーム34お
よびサイドフレーム25をさらに含んでなる。これらのフレームは互いに分離し
ているか、または一体構造になっていてよい。これらのフレームの1個以上は存
在しなくてもよいが、上側フレームは非常に好ましい。本発明の処理バッグを構
築するのに、剛性のサイドパネルを使用することができ、蝶番を使用して処理バ
ッグを折り畳める様にすることができる。
【0019】 フレームを使用する場合、フレームが、たわみ性の、折り畳めるフレームを形
成し、それを広げた時に半剛性の立体構造を形成するのが好ましい。折り畳み可
能な構造の例は、例えば米国特許第5,038,812号明細書、1991年8
月13日にNormanに公布、で公知である。Normanの特許の開示全体をここに参考
として含める。一般的に、たわみ性で折り畳み可能なフレーム、例えばNormanに
見られる様なフレーム、は、比較的強いが、折り畳みできる様に十分にたわみ性
のある材料から形成される。代表的なフレーム材料は断面が長方形の平らなバネ
鋼であり、寸法が幅1.6mm、長さ76mmである。フレームは、処理バッグの内
側または外側に縫い付ける、接着する、または他の様式で取り付けることができ
る。同様に、フレームは自由に直立し、処理バッグ材料をゆるく掛けるか、また
はフレームにより引っ張ることができる。
【0020】 ここで、処理バッグ10の下側部分29の切り取った状態を示す図3に関して
、所望により使用する補助熱源50の上に載っている基材40を示す。基材40
は、洗浄/回復組成物を処理バッグ10の内側室23に供給する好ましい一方法
であり、洗浄/回復組成物は基材中に、放出できる様に吸収させてある。洗浄/
回復組成物を処理バッグ10に加える他の方法は、この分野で公知の直接塗布お
よび供給装置を包含し、他の方法は当業者には明らかである。所望により使用す
る補助熱源50は、例えば以下に説明する粒子状の発熱組成物を含んでなるヒー
トセルでよい。さらに、補助熱源50は蓄熱材料、例えば太陽放射線を吸収して
その表面温度を上昇させ、次いでこれが洗浄/回復組成物を含む基材40の温度
を増加する黒色材料、でよい。補助熱源50は、適当なサイズを有することがで
きる。しかし、補助熱源50が太陽放射線を吸収することを意図する場合、補助
熱源50は基材40よりも大きな表面積を有するべきである。基材40を補助熱
源50の上に直接置く場合、補助熱源50の少なくとも一部が基材40の縁部を
超えて伸びる様にする。
【0021】 ここで図4に関して、本発明の好ましい一実施態様で、処理バッグ10は、洗
浄/回復組成物を受けるための小袋54をさらに含んでなる。洗浄/回復組成物
は、小袋54の中に直接注ぎ込むこともできるが、より好ましくは、洗浄/回復
組成物を基材40の中に、放出できる様に吸収させ、その基材を小袋54の中に
入れる。小袋54は、処理バッグ10の内側室23の中に、または処理バッグ1
0の外側に配置することができるが、好ましくは小袋54は、洗浄/回復組成物
を太陽放射線60に露出し易い様にサイドパネル21の上に配置する。いずれに
せよ、蒸発した洗浄/回復組成物が、処理バッグ10の中に吊した布地製品と混
じり合う様に、小袋54は布地処理バッグ10の内側室23と流体連絡する必要
がある。小袋54は、図4に、所望により使用する補助熱源52と共に示すが、
これは、例えば太陽放射線を吸収して補助熱源の表面温度を上昇させ、次いで洗
浄/回復組成物を含む基材40の温度を増加する黒色材料でよい。補助熱源52
は、以下に説明する粒子状の発熱組成物を含むヒートセルでもよい。
【0022】 本発明の処理バッグの好ましい実施態様では、少なくとも1個の通気孔を使用
するが、以下に記載する様に、通気孔は別の部品である必要はない。上側通気孔
32を図1、2および5に示し、下側通気孔38は図1〜4に示す。通気孔32
および38は、トップパネル30およびボトムパネル36にそれぞれ隣接して示
すが、本発明はその様に限定するものではない。通気孔はサイドパネル21のど
の位置にあってもよいし、通気孔は別の部品である必要もない。特に、処理バッ
グ10は、継目およびシール、例えば開口部15の周囲のシール17、を通る自
然の漏れによって通気することもできる。あるいは、特に内側室の温度または蒸
気濃度を増加するために、完全に密封した内側室を使用することもできる。
【0023】 布地製品は、処理バッグ10の内側室23の中に、いずれかの好適な方法によ
り吊り下げることができる。その様な方法の一つを図1、2および5に示すが、
そこではハンガー26を吊り下げるための棒24を備えている。本発明の一実施
態様では、基材40を、例えばハンガー26の上に掛けることにより、処理バッ
グ10の中に吊り下げることができる。処理バッグ10は、上記の様に剛性のフ
レームで支持することにより自由に直立するか、または懸垂手段22により支持
手段(図には示していない)から吊り下げることができる。処理バッグ10を懸
垂手段22により吊り下げる場合、フレームは必要ないが、内側室23の形状お
よび容積を調整し、維持するために、一般的にフレームを使用するのが好ましい
【0024】 ここで布地処理バッグ10を図式的に示す、基材40をより見易くするために
角の一部を切り取った図2に関して、サイドパネル21に当たる太陽放射線60
を示す。太陽放射線60が処理バッグ10に当たると、良く知られた現象である
「温室効果」および放射熱が内側室23の温度を増加させる。温度増加により、
基材40上に、放出し得る様に吸収されていた洗浄/回復組成物が蒸気46の形
態に蒸発する。温度増加により、内側室23の中に、やはり良く知られている「
煙突効果」も引き起こされる。煙突効果により、外側の空気44が下側通気孔3
8を通して吸い込まれ、基材40から放出されて内側室23を通って上昇する洗
浄/回復組成物の蒸気46と混合し、空気と蒸気の混合物が、室の中に吊り下げ
られた布地製品、例えば図5に示す衣類33、と混じり合う。次いで、空気/蒸
気混合物48は上側通気孔32を経由して大気中に排出される。空気/蒸気混合
物48は、典型的には、布地製品から出た悪臭化合物、例えば煙草の煙、その他
の、布地製品上に存在する揮発性化合物を包含する。図5に示す処理バッグ10
0は、ボトムパネル36に通気孔が無いこと以外は、上記と同様に機能する。
【0025】 図2には、処理バッグ10の上側部分31の近くでハンガー26の上に掛けた
第二の基材40を示す。無論、本発明の洗浄/回復組成物を放出し得る様に含む
単一または多数の基材を、ここに記載する布地処理方法に使用することができる
。その上、基材は、上記の様に事実上処理バッグ中の何処にでも、あるいは処理
バッグの外側にも配置することができる。図2は、処理バッグ10の内側室に到
達するための、別のアクセスパネル19も示す。
【0026】 布地製品、例えば図5に示す衣類33、を通る乱気流により、布地と空気の接
触が改善され、布地製品から悪臭がより効果的に除去される。乱気流は、当業者
には公知の様々な方法のいずれかにより達成することができる。処理バッグの内
側室内に乱気流を発生し得る方法の例には、特殊なバッグ設計、バッグ中のそら
せ板、バッテリー、太陽電池または他の使用可能な動力源で駆動するファン、ま
たは上記の「煙突効果」により発生した上昇暖気により駆動されるファンが挙げ
られる。
【0027】 熱源 本発明の処理バッグは、一般的に補助熱源を必要とし、好ましくは、その熱源
は受動的である。「受動的」とは、その熱源が機械的、電気的または燃焼供給源
を備えていないことを意味する。受動的ではないが、本発明における使用が考え
られる補助熱源は、例えば、処理バッグの中に部分的に挿入し、処理バッグ中に
熱風を送り込む従来のヘアドライヤーを包含する。太陽放射線および発熱化学的
供給源が特に好ましい受動的熱源である。好ましい発熱化学的供給源は、例えば
鉄粉末、炭素、金属塩、および水を含んでなる粒子状発熱組成物から得られる。
【0028】 粒子状発熱組成物を含んでなるヒートセルは、ヒートセルと題する米国特許出
願第第08/604,694号明細書、1996年2月21日にTimothy Alan B
urkettの名前で提出、に開示されている。出願第第08/604,694号明細
書の開示全体をここに参考として含める。上記の様に、図3は、布地処理バッグ
10の下側部分を図式的に示すが、そこでは補助熱源50が基材40の下に配置
されている。補助熱源50は、例えば米国特許出願第第08/604,694号
明細書に開示されている1個以上のヒートセルでよい。好ましい粒子状発熱組成
物は鉄粉末、炭素、少なくとも1種の金属塩、および水を含んでなる。これらの
成分のそれぞれを、以下に詳細に説明する。
【0029】 鉄粉末 鉄は、鉄の発熱酸化における電気化学的反応のための陽極である。鉄粉末の好
適な供給源には、鋳鉄粉末、還元鉄粉末、電解鉄粉末、スクラップ鉄粉末、銑鉄
、錬鉄、各種の鋼、鉄合金、等、およびこれらの鉄粉末の各種処理材料が挙げら
れる。導電性の水および空気で発熱に使用できれば、それらの純度、種類、等に
は特に制限はない。
【0030】 典型的には、鉄粉末は本発明の粒子状発熱組成物の約30〜約80重量%、好
ましくは約50〜約70重量%を構成する。
【0031】 鉄の酸化反応が起こるには酸素が必要であるが、本発明のヒートセルには内部
酸素供給源は必要ない。しかし、本発明の範囲を変更することなく、ヒートセル
の製造時に、酸素を発生する化学物質を粒子状発熱組成物に配合することができ
る。本発明の目的に使用する酸素供給源は、空気および様々な純度の人工的に作
られた酸素を包含する。これらの酸素供給源の中で、最も便利で、安価であるの
で、空気が好ましい。
【0032】 活性炭および非活性化炭素 活性炭は、鉄の発熱酸化に関与する電気化学的反応のための陰極として作用す
る。活性炭は、内部構造が極めて多孔質であり、保水能力が特に良好である。そ
の上、活性炭は、水を良く吸収するのみならず、発熱組成物の発熱により蒸発し
た水蒸気も吸収し、水蒸気の散逸を阻止するのに役立つ。従って、活性炭は保水
材料としても作用することができる。さらに、活性炭は、鉄粉末の酸化により生
じる様な臭気も吸着することができる。
【0033】 ココナッツの殻、木材、木炭、石炭、骨炭、等から製造された活性炭が有用で
あるが、他の原料、例えば動物生成物、天然ガス、脂肪、油および樹脂、から製
造された活性炭も本発明のヒートセルに有用である。使用する活性炭の種類には
何の制限もないが、保水能力の優れた活性炭が好ましい。陰極能力は、非活性化
炭素粉末、すなわちコストを下げるために混合した炭素、の使用により延長する
ことができる。従って、上記の炭素の混合物も本発明で有用である。
【0034】 典型的には、活性炭、非活性化炭素およびそれらの混合物は、本発明の発熱組
成物の約3〜約25重量%、好ましくは約8〜約20重量%、最も好ましくは約
9〜約15重量%を構成する。
【0035】 金属塩 金属塩は、鉄粉末の表面を活性化して空気との反応を促進するのに役立ち、発
熱組成物に導電性を与え、腐食反応を遅延させる。有用な金属塩には、硫酸塩、
例えば硫酸第二鉄、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マンガン、硫酸マグネ
シウム、および塩化物、例えば塩化第二銅、塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩
化カルシウム、塩化マンガン、塩化マグネシウムおよび塩化第一銅、が挙げられ
る。また、炭酸塩、酢酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、その他の塩も使用できる。
【0036】 これらの金属塩の中で、潮解性塩、例えば塩化カルシウム、塩化マグネシウム
、等は吸湿性が非常に高いので、これらの化合物は、少量加えただけでも、水蒸
気の散逸を効果的に阻止する。塩化ナトリウムは、温度差に対する溶解度差が小
さいので、低温で結晶が沈殿せず、妥当な発熱性も与える。このため、大気の温
度差による発熱変化が起きない。一般的に、単独で、または組み合わせて使用し
、鉄の腐食反応を遅延させることができる、幾つかの好適なアルカリ、アルカリ
土類、および遷移金属塩がある。
【0037】 本発明の好ましい金属塩は、塩化ナトリウム、塩化第二銅、およびそれらの混
合物である。
【0038】 典型的には、金属塩は、本発明の粒子状発熱組成物の約0.5〜約10重量%
、好ましくは約1.0〜約5重量%を構成する。
【0039】 ここで使用する水は、あらゆる好適な供給源から得らることができる。水の純
度、種類、等には何の制限もない。典型的には、水は、本発明の粒子状発熱組成
物の約1〜約40重量%、好ましくは約10〜約30重量%を構成する。
【0040】 追加成分 本発明の粒子状発熱組成物の上記の成分に加えて、他の成分も適宜加えること
ができる。
【0041】 追加の保水材料は、炭素と同様に、反応促進剤の水溶液を吸収し、共存する鉄
粉末に促進剤および水を徐々に供給する機能を果たす。有用な追加の保水材料に
は、バーミキュル石、多孔質ケイ酸塩、木粉、大量の綿毛を有する綿布地、綿の
短繊維、紙スクラップ、植物材料、超吸収性で水膨潤性または水溶性の重合体お
よび樹脂、カルボキシメチルセルロース塩が挙げられるが、その他の、大きな毛
管機能および親水性を有する多孔質材料も使用することができる。
【0042】 典型的には、追加の保水材料は、本発明の粒子状発熱組成物の約0.1〜約3
0重量%、好ましくは約0.5〜約20重量%、最も好ましくは約1〜約10重
量%を構成する。
【0043】 他の追加成分には、酸化反応促進剤、例えば元素状クロム、マンガン、または
銅、該元素を含んでなる化合物、またはそれらの混合物、水素ガス抑制剤、例え
ば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、
水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、およびプロピオン酸ナトリウムを包含する
無機または有機アルカリ化合物またはアルカリ弱酸塩、充填材、例えば木材粉塵
、コットンリンター、およびセルロースを包含する天然セルロース系断片、ポリ
エステル繊維を包含する断片形態の合成繊維、発泡合成樹脂、例えば発泡ポリス
チレンおよびポリウレタン、およびシリカ粉末、多孔質シリカゲル、硫酸ナトリ
ウム、硫酸バリウム、酸化鉄、およびアルミナを包含する無機化合物、およびケ
ーキング防止剤、例えばリン酸三カルシウムおよびシリコアルミン酸ナトリウム
、が挙げられる。その様な成分には、増粘剤、例えばコーンスターチ、ジャガイ
モデンプン、カルボキシメチルセルロース、およびα−デンプン、および界面活
性剤、例えば陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、双生イオン系、および両性
型の界面活性剤、も挙げられる。好ましい界面活性剤、ただし使用する場合、は
非イオン系である。本発明の粒子状発熱組成物に適宜添加できるさらに他の追加
成分は、増量剤、例えばメタケイ酸塩、ジルコニウム、およびセラミック、を包
含する。
【0044】 粒子径範囲 好ましくは、本発明の粒子状発熱組成物の粒子の少なくとも50重量%、より
好ましくは70重量%、さらに好ましくは80重量%、最も好ましくは90重量
%が、200μm未満、好ましくは150μm未満の平均粒子径を有する。
【0045】 成分の混合 上記の組成物成分は、通常の混合技術を使用し、空気を遮断しながら混合する
。これらの成分を混合する好適な方法は、ここに参考として含める米国特許第4
,649,895号明細書、Yasuki et al.、1987年3月17日公布、に記
載されている。
【0046】 粒子状発熱組成物は、好適な容器、例えば、すでにここに参考として含めた上
記の米国特許第4,649,895号明細書に記載されている容器、に収容する
ことができる。完成したヒートセルは、やはり米国特許第4,649,895号
明細書に記載されている様に、二次的な空気不透過性包装物中に包装し、所望の
時点まで酸化反応が起こるのを阻止する。あるいは、空気不透過性の、除去可能
な接着性細片をヒートセルの通気孔の上に貼っておき、その細片を除去した時に
空気がヒートセル中に入り、鉄粉末の酸化反応を活性化させる様にすることがで
きる。
【0047】 洗浄/回復組成物 洗浄/回復組成物は、好ましくは水、および界面活性剤、香料、保存剤、漂白
剤、補助洗浄剤、収縮抑制組成物、有機溶剤およびそれらの混合物からなる群か
ら選択された成分を含んでなる。好ましい有機溶剤は、グリコールエーテル、特
にメトキシプロポキシプロパノール、エトキシプロポキシプロパノール、プロポ
キシプロポキシプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロ
パノール、エタノール、イソプロパノールおよびそれらの混合物である。本発明
で使用するのに好適な布地収縮抑制組成物は、エチレングリコール、プロパンジ
オール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオールのすべての異性
体、およびそれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、布地収
縮抑制組成物は、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、1,2−
プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1−オクタノールおよびそれらの
混合物からなる群から選択される。界面活性剤は、好ましくは非イオン系界面活
性剤、例えばエトキシル化アルコール、またはエトキシル化アルキルフェノール
、であり、洗浄/回復組成物の約2重量%まで存在する。本発明の典型的な布地
洗浄/回復組成物は、少なくとも約80重量%の水、好ましくは少なくとも約9
0重量%、より好ましくは少なくとも約95重量%の水を含んでなることができ
る。
【0048】 下記の例は、ここで使用するのに好ましい洗浄/回復組成物の個々の成分の具
体的な範囲を示す。洗浄/回復組成物の個々の成分、すなわち有機溶剤、界面活
性剤、香料、保存剤、漂白剤および補助洗浄剤、のより詳細な説明は、米国特許
第5,789,368号明細書、1998年8月4日にYou et al.に公布、に記
載されている。You et al.の特許の開示全体をここに参考として含める。さらに
、洗浄/回復組成物は、審査中の米国特許出願第08/789,171号明細書
、1997年1月24日にTrinh et al.の名前で提出、に記載されている。Trin
h et al.の出願の開示全体をここに参考として含める。本発明に使用する収縮抑
制組成物は、審査中の米国特許暫定出願第60/ 号明細書、題名「布地
の収縮を抑制する洗浄組成物」、1998年8月24日にStrangおよびSiklosi
により提出、に記載されている。StrangおよびSiklosiの出願の開示全体をここ
に参考として含める。
【0049】 基材 本発明の一実施態様では、洗浄/回復組成物は、吸収性基材(以下、「基材」
と呼ぶ)に、放出し得る様に吸収させる。基材は、組成物を放出できる様に含む
。「放出できる様に含む」とは、本発明の洗浄および布地回復方法の一部として
、基材から汚れた布地上に効果的に組成物が放出されることを意味する。この放
出は主として、補助熱源から出る熱のために組成物が蒸発することにより起こる
【0050】 基材は、所望のどの様な形態、例えば粉末、フレーク、細片、等、でもよい。
しかし、基材は、方法全体にわたってその構造的な一体性を実質的に維持する一
体的なパッドまたは「シート」の形態にあるのが非常に好ましい。本発明の基材
およびシートは、文献中で「キャリヤー」または「吸収性キャリヤーシート」と
呼ばれることがあるが、無論、これらのラベルはすべて液体を都合良く搬送する
のに使用できる液体吸収材料を意味する。その様な基材は、上に参考として含め
たYou et al.への米国特許第5,789,368号明細書に記載されている。こ
れらのシートの製造は、本発明のどの部分も構成せず、文献中にすでに開示され
ている。例えば、ここに参考として含める米国特許第5,009,747号明細
書、Viazmensky, et al.、1991年4月23日、および第5,292,581
号明細書、Viazmensky, et al.、1994年3月8日、参照。
【0051】 基材は、意図する目的に有効であるために十分な量の洗浄/回復組成物を含む
ことを意図している。その様な組成物に使用する基材の容量は、意図する用途に
より異なる。基材のサイズは、使用者が取り扱い難い程大きくすべきではない。
典型的には、基材の寸法は、少なくとも約360cm、好ましくは約360cm 〜約3000cmの巨視的表面積を与えるのに十分な寸法である。例えば、全体
的に長方形の基材は、寸法がX方向で約10cm〜約35cm、Y方向で約18cm〜
約45cmでよい。
【0052】 本発明の好ましい一実施態様では、基材は黒色材料であるか、または黒色材料
、例えば黒色布地、で覆われている。黒色材料が白色材料よりも熱を良く吸収す
ることは良く知られている。そのため、黒色基材は、補助熱源として例えば太陽
放射線を使用した場合には、より多くの熱を吸収し、より多くの洗浄/回復組成
物を蒸発させる傾向がある。上記の様に、基材は所望により、以下に記載するカ
バーシートで覆うことができる。
【0053】 カバーシート ここで使用するカバーシートは、基材と比較して洗浄/回復組成物に対して比
較的非吸収性であるので、基材とは区別される。カバーシートは、吸収、「浸出
」または流体移動を促進する傾向がない疎水性繊維から構築される。流体は、カ
バーシートの繊維間の空隙を通過できるが、これは、製品に過剰の圧力が加えら
れた時に主として起こる。そのため、典型的な使用条件下では、カバーシートは
、洗浄/回復組成物を含むために濡れている吸収性基材と、処理している布地と
の直接接触を阻止する物理的なバリヤーを与える。しかし、カバーシートは、洗
浄/回復組成物の蒸気を基材からカバーシートを通して布地処理バッグの中に、
次いで処理している布地の上に移動させることができる。所望により、カバーシ
ートは、巨視的な開口部を備え、その開口部を糸屑、繊維または粒子状汚れが通
過し、それによってその様な異物を製品自体の中にさらに捕獲し易くすることが
できる。
【0054】 その様な繊維状の、好ましくは耐熱性で、最も好ましくは疎水性のカバーシー
トは、ここに参考として含めるYou et al.への米国特許第5,789,368号
明細書に記載されている。さらに、Wise et al.の名前で1998年3月11日
提出した審査中の米国特許暫定出願第60/077,556号明細書は、本発明
のカバーシートに対するある種の改良を開示している。Wise et al.の出願の開
示全体をここに参考として含める。製造業者の所望により、本発明の精神および
範囲から逸脱することなく、You et al.により開示されているカバーシートと、
Wise et al.により開示されている改良の好適な組合せを使用することができる
【0055】 染抜き洗浄組成物 本方法の使用者は、本発明の所望により行なう予備染抜きで、各種の染抜き洗
浄組成物を使用することができる。これらの組成物は、ここに規定する洗浄およ
び回復方法の前または後に、処理している布地から局所的な染を除去するのに使
用される。染抜き洗浄組成物は、処理している布地と必ず相容性でなければなら
ない。すなわち、染抜き洗浄組成物は、染抜き処理の際にある量の染料を布地か
ら除去してはならないし、目に見える染を布地上に残してもいけない。従って、
本発明の好ましい態様では、処理する布地上に目に見える残留物を残す材料を実
質的に含まない染抜き洗浄組成物を提供する。これは必然的に、好ましい組成物
が可能な限り高いレベルの、典型的には約95%、好ましくは97.7%の揮発
性材料、好ましくは水、および約0.1%〜約0.7%の界面活性剤を含む様に
処方されることを意味する。好ましい染抜き洗浄組成物は、洗浄溶剤、例えばブ
トキシプロポキシプロパノール(BPP)、も、低いが、有効な量で、典型的に
は約1%〜約4%、好ましくは約2%含む。
【0056】 好ましい染抜き洗浄組成物を以下に例示するが、これらは、ここに参考として
含める上記の、You et al.への米国特許第5,789,368号明細書に記載さ
れている。さらに、染抜き洗浄組成物は、Roetkerへの米国特許第5,630,
847号明細書、1997年5月20日公布、に記載されている。Roetker特許
の開示全体をここに参考として含める。
【0057】 処理部材 一実施態様では、布地から局所的な染を除去し易くするための処理部材を提供
する。本発明の好ましい実施態様では、染抜き洗浄組成物は、供給装置、例えば
ビン、の中に入れ、その供給装置は、処理部材として機能する先端を有する。さ
らに、処理部材は吸収性の基礎材料を含んでなることができるが、これは例えば
天然または合成のスポンジ、吸収性のセルロース系シートまたはパッド、等でよ
い。複数の突起がこの基礎材料と接触し、そこから外方向に伸びていてよい。処
理部材の具体例は、ここに参考として含める上記の、You et al.への米国特許第
5,789,368号明細書に記載されている。
【0058】 吸収性染受け部品 吸収性染受け部品(ここでは染受けと呼ぶことがある)は、所望により行なう
本発明の予備染抜き操作に使用することができる。その様な染受けは、予備染抜
き操作で使用する液体組成物を吸収するすべての吸収性材料でよい。使い捨ての
紙タオル、布タオル、例えばBOUNTY(商品名)ブランドのタオル、清掃用ぼろ、
等を使用することができる。しかし、好ましい様式では、染受けは、液体組成物
を染の付いた区域から特に「吸い上げる」または「吸引する」様に設計する。染
受けの好ましい一型式は不織パッド、例えば熱的に接合したエアレイド布地 (
「TBAL」)からなる。ここで使用するのに非常に好ましい別の型の染受けは
、重合体状発泡材料を含んでなり、重合体状発泡材料は、重合した油中水形エマ
ルション(「ポリHIPE」と呼ぶことがある)を含んでなる。
【0059】 重合体状発泡材料の製造は、特許文献中に非常に広範囲に開示されており、例
えばすべてここに参考として含める米国特許第5,260,345号明細書、1
993年11月9日にDesMarais, Stone, Thompson, Young, LaVonおよびDyerに
公布、米国特許第5,550,167号明細書、1996年8月27日にDesMar
ais に公布、および米国特許第5,650,222号明細書、1997年7月2
2日にDesMarais et al.に公布、参照。本発明の重合体状発泡材料を形成するた
めの典型的な条件は、ここにその開示を参考として含める、「水性液体を配分す
るための吸収性材料」と題する、審査中の米国特許出願第09/042,418
号明細書、T.A. DesMarais et al.により1998年3月13日提出、に記載さ
れている。本発明で使用する重合体状発泡材料を形成するための条件は、ここに
その開示を参考として含める、「耐摩耗性重合体状発泡材料およびそこから製造
した染受け」と題する、審査中の米国特許暫定出願第60/077,955号明
細書、T.A. DesMarais et al.により1998年3月13日提出、に記載されて
いる。
【0060】 ここに記載されている、およびここに参考として含める文献中に記載されてい
る各種の染受けは、好ましくは液体不透過性のバックシートを含んでなる。バッ
クシートは、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、等の薄い層で製造すること
ができる。バックシートは、染受けが接触している表面を染抜き洗浄組成物から
保護する。例えば、染抜き洗浄方法は典型的には硬質表面、例えばテーブルの上
面、で行なわれる。染受けをテーブル上に置き、処理すべき布地を染受けの上に
置く。染抜き洗浄組成物を布地の染の付いた区域に塗布し、次いで染受けの中に
吸収させる。しかし、バックシートがない場合、染抜き洗浄組成物はテーブルの
上に漏れ、テーブルに損傷を与えることがある。
【0061】 バックシートは染受けの片側だけを覆い、反対側は染抜き洗浄溶液を受け取る
様に露出したままにするのが好ましいが、バックシートは染受けの縁部を越えて
伸び、染抜き洗浄溶液が染受けの縁部から漏れるのを阻止するとよい。しかし、
バックシートが縁部を越え、染受けの吸収側の上に伸びると、染抜き洗浄溶液を
受け取るための表面積が最小に抑えられる。この矛盾に対する一解決策は、バッ
クシートの一部が「翼」の形態で染受けの縁部の1つ以上を越えて伸びる様にす
ることである。この翼は、染抜き洗浄組成物が染受けの縁部から漏れた時に確実
に収容することにより、さらに保護し、同時に染受けの吸収表面を最大にする。
【0062】 洗浄および回復方法 洗浄/回復組成物は、蒸気または液体の形態で処理バッグの中に入る必要があ
る。すなわち、蒸気がバッグの中に自由に入るなら、液体組成物は処理バッグの
外側に隣接していてもよい。従って、洗浄/回復組成物は、例えば洗浄/回復組
成物をバッグの中に直接注ぎ込むか、またはスプレーすることにより、洗浄/回
復組成物を放出し得る様に含む基材をバッグの中に入れることにより、洗浄/回
復組成物を蒸気透過性の供給装置の中に入れ、その装置をバッグの中に置くこと
により、あるいは洗浄/回復組成物から出る蒸気が処理バッグの内側室に入る様
に、染抜き洗浄組成物を上記の方法のいずれかにより処理バッグの外側に隣接し
て配置することにより、処理バッグに直接加える。洗浄し、回復させるべき布地
製品は、都合の良いどの時点でも、すなわち洗浄および回復組成物を加える前、
加えている間、または加えた後、に処理バッグの中に入れてもよい。
【0063】 次いで、処理バッグの中の温度を上昇させ、洗浄および回復組成物を少なくと
も部分的に蒸発させるために、処理バッグを補助熱源にさらす。これは、例えば
処理バッグを太陽放射線が当たる区域に置く、1個以上のヒートセルを処理バッ
グの中に、または処理バッグの外側に隣接して、ヒートセルが洗浄および回復組
成物を加熱する様に置く、通常のヘアドライヤーを処理バッグの中に部分的に挿
入し、熱風を処理バッグの中に吹き込む、または処理バッグ中の温度を上昇させ
る他の方法により、達成することができる。
【0064】 無論、処理バッグは支持体から吊り下げるか、または自由直立させることがで
きる。自由直立させる場合、一般的に地表または他の、ヒートシンクとして作用
し得る表面上に直接置くのは好ましくない。例えば、処理バッグを支持する脚お
よびベースを含んでなる簡単な台を使用し、処理バッグの下側部分から熱を吸収
しそうなすべての表面から処理バッグを持ち上げるとよい。
【0065】 補助熱源は、バッグの中に暖かい、湿った環境を造り出し、これが、「蒸気蒸
留」法の様式で悪臭成分を蒸発させ、布地およびその上の汚れを湿潤させる。こ
の布地の湿潤により、乾燥機サイクルの最後に向かう乾燥段階の際に新しいしわ
を発生させず、以前に生じたしわを弛緩させることができる。洗浄/回復組成物
の量、および特にこの方法で使用する水の量を適切に選択することにより、およ
び重要なのは、本様式でバッグを適切に通気することにより、布地の収縮を最少
に抑えることができる。その上、バッグを通気しない場合、布地から除去された
揮発性悪臭物質が、好ましくないことに、布地に再付着することがある。
【0066】 より詳しくは、本発明の洗浄および回復方法は下記の様式で行なうことができ
る。本方法は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、変形することが
できる。
【0067】 (i) 所望により、布地の局所的な染の付いた区域に、下記の説明に従って予備
染抜き処理を行ない、 (ii)布地全体を、洗浄/回復組成物、好ましくは組成物を放出し得る様に含む
基材、と共に布地処理バッグの中に入れ、 (iii) バッグを、好ましくは受動的であり、より好ましくは太陽放射線、粒子
状発熱組成物およびそれらの組合せからなる群から選択された補助熱源にさらし
、 (iv)布地をバッグから取り出す。
【0068】 処理バッグは補助熱源に、適当な時間さらすことができる。この時間は、短く
は約10分間から、長くはまる1日でよい。例えば、熱源として太陽放射線を使
用する場合、本方法は太陽が出ている間行なうことができる。あるいは、異なっ
た熱源を使用する場合、時間を短縮できることもある。この工程は、使用者の必
要性に従って、布地の汚れの程度と種類、汚れの性質、布地の性質、布地の装填
量、加える熱量、等のファクターに応じてより長く、またはより短く行なうこと
ができる。
【0069】 より詳しくは、予備染抜き法は下記の様に行なうことができる。この方法の変
形は、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、行なうことができる。
【0070】 1.適当な表面、例えばテーブルの上またはトレーの中、等で、布地の染の付
いた区域をポリ−HIPEまたはTBAL染受け、またはそれ程好ましくはない
が折り畳んだ紙タオル(例えば、タオルからの染料移動を防止するために白色ま
たは印刷していない、bounty(商品名)ブランド)の上に、これと接触させて置
く。
【0071】 2.組成物を(布地の周囲区域を不必要に飽和することなく)染の上に直接向
ける細い吐出口を備えた供給ビンから十分な染抜き洗浄組成物を塗布し、局所的
な染区域を飽和させる(約10滴、より大きな染にはより多く使用する)。
【0072】 3.所望により、組成物を染に3〜5分間浸透させる。
【0073】 4.所望により、さらに組成物を塗布する(約10滴、より大きな染にはより
多く使用する)。
【0074】 5.処理部材、例えば供給ビン上の先端、を使用して染を十分に処理する。接
触時間は、軽度の染には1〜60秒間、重度の、またはより頑固な染には1〜5
分間、またはそれ以上、でよい。
【0075】 6.所望により、布地を、例えば紙タオルの間で拭い、過剰組成物を除去する
。あるいは、処理した区域を湿ったスポンジまたは他の吸収性媒体で拭い、繊維
を洗い、過剰の組成物を除去する。
【0076】 下記の例は、本発明をさらに例証するが、本発明を制限するものではない。
【0077】 例I 洗浄/回復組成物 本発明の、布地処理バッグ中で使用する洗浄/回復組成物を下記の様に製造す
る。 成分 重量% 乳化剤(TWEEN 20) 0.5 香料 0.5 KATHON(商品名) 0.0003 安息香酸ナトリウム 0.1 水 残り ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート、ICI Surfactantsか
ら市販。
【0078】 さらに、本方法の布地処理バッグ中で使用する好ましい組成物は下記の通りで
ある。成分 重量% 範囲(重量%) 水 99.9 95.1〜99.9 香料 0.5 0.05〜1.5 界面活性剤 0.5 0.05〜2.0 エタノールまたはイソプロパノール 0 所望量〜4% 溶剤(例えばBPP) 0 所望量〜4% 過酸化水素 0 所望量〜4% pH範囲約6〜約8
【0079】 例II 洗浄/回復組成物を含んでなる基材の製造 シート形状の10 1/4 in.x14 1/4 in.(26cmx36cm)基材を、Dexter
Corp.製のHYDRASPUN(商品名)材料から製造する。この基材シートの両側を、
8ミル(0.2mm)のReemay布地カバーシート材料のトップシートおよびボトム
シートで覆う。カバーシート(すなわちトップシートおよびボトムシート)を基
材に、Vertrod(商品名)または他の標準的な熱密封装置、例えば通常の音響密
封装置により結合させ、シートの全周でラミネート構造を一つに結合する。シー
トの縁部は、その周辺部でトップシートとボトムシートの間に挿入されている。
上記の様に、結合部の幅は最小に抑え、約0.25 in.(6.4mm)にする。
【0080】 この様にして製造した、結合されたラミネートシートを折り畳み、小袋の中に
入れる。漏れが無ければ、どの様な小袋でもよい。例えば、食品業界で使用され
ている型のホイルを張り合わせた小袋を使用することができる。その様な小袋は
、この業界では良く知られており、食品の香りを吸収しない材料から製造される
。同様に、処方者は、洗浄/回復組成物に使用する香料が小袋により吸収される
のを避けたいと思うこともあろう。様々な小袋がここで有用であり、日常的に市
販されている。
【0081】 折り畳んだ基材/カバーシートのシートを小袋の中に入れる。折り畳み方は随
意であり、例えばアコーディオン型の折り畳みでも、ロールに巻いてからそのロ
ールを半分に追ってもよい。折り畳みサイズは重要ではないが、小袋に入れ易く
すべきである。
【0082】 基材シート/カバーシート上に洗浄/回復組成物23グラムを注ぎ、基材中に
組成物を吸収させる。液体製品を入れた後、直ちに小袋を密封し、使用時まで保
存する。
【0083】 例III 染抜き洗浄組成物 本発明で、好ましくは上記の供給装置、およびTBALまたはポリ−HIPE
発泡材料の染受けと共に使用する染抜き洗浄組成物を下記の様に製造する。成分 重量% 範囲(重量%) 過酸化水素 1.000 0〜2 アミノトリス(メチレンホスホン酸) 0.040 0〜0.06 ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 1〜6 Neodol 23 6.5 0.250 0〜1 Kathon保存剤 0.0003 所望量** 水 96.710 残り 目標pH=7、範囲=6〜8 過酸化水素用の安定剤** 保存剤機能を発揮するのに十分な量
【0084】 本発明の予備染抜き工程で使用する別の好ましい高含水量、低残留物染抜き洗
浄組成物の例は下記の通りである。成分 重量% 過酸化水素 1.000 アミノトリス(メチレンホスホン酸) 0.0400 ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 NHココナッツES 0.285 ドデシルジメチルアミンオキシド 0.031 塩化マグネシウム 0.018 硫酸マグネシウム 0.019 ヒドロトロピー剤、香料、他の少量成分 0.101 Kathon保存剤 0.0003 水(脱イオン水または蒸留) 96.5 目標pH 6.0 過酸化水素用の安定剤
【0085】 好ましくは、上記の様な染料損傷の危険性を最小に抑えるために、H
有予備染抜き組成物は、Hの量よりも少ない量(組成物の重量で)の陰イ
オン系または非イオン系界面活性剤を含んでなる。好ましくは、界面活性剤:H の重量比は約1:10〜約1:1.5、最も好ましくは約1:4〜約1:
3である。
【0086】 本発明の予備染抜き工程で使用する別の好ましい高含水量、低残留物染抜き洗
浄組成物の例は下記の通りである。成分 重量% ブトキシプロポキシプロパノール(BPP) 2.000 NHココナッツES 0.285 ドデシルジメチルアミンオキシド 0.031 塩化マグネシウム 0.018 硫酸マグネシウム 0.019 ヒドロトロピー剤、香料、他の少量成分 0.101 Kathon保存剤 0.0003 水(脱イオン水または蒸留) 97.5 目標pH 6.0
【図面の簡単な説明】
本明細書は本発明を明瞭に規定する請求項を含むが、これらの請求項は、本発
明の詳細な説明および図面を参照することにより、より深く理解できると考えら
れる。
【図1】 本発明の布地処理バッグを図式的に示す図である。
【図2】 基材が見える様に角部の一部を切り取った、本発明の布地処理バッグを図式的
に示す図である。
【図3】 補助熱源を基材の下に置いた、本発明の布地処理バッグの下側部分を図式的に
示す部分図である。
【図4】 基材を受け入れる小袋を処理バッグのサイドパネル上に配置した、本発明の布
地処理バッグの底部を図式的に示す部分図である。
【図5】 サイドパネルが透明であり、処理バッグの下側部分に通気孔を設けていない、
本発明の布地処理バッグを図式的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ジョー、マイケル、ジェンゼン アメリカ合衆国オハイオ州、ワイオミン グ、ガーデン、サークル、1244 (72)発明者 マシュウ、エドワード、ボルペンハイン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ガーリア、ドライブ、271 Fターム(参考) 3B155 CC20 4H003 AB31 AB46 AC03 AC08 AC15 BA12 DA01 DA03 DC01 EA12 EA19 EB24 ED02 ED28 ED29 EE04 FA15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)サイドパネルを有する布地処理バッグと、 前記サイドパネルは、処理バッグの内側室を限定してなり、 少なくとも1個の布地製品が前記内側室中に吊することができる様に設計され
    てなり、 b)液体洗浄/回復組成物と、そして c)受動的熱源とを含んでなる、布地処理装置。
  2. 【請求項2】 前記受動的熱源が、太陽放射線、粒子状発熱組成物およびそれらの組合せから
    なる群から選択される、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄/回復組成物が、水と、界面活性剤、香料、保存剤、漂白剤、補助洗
    浄剤、収縮抑制組成物、有機溶剤およびそれらの混合物からなる群から選択され
    た成分を含んでなり、好ましくは有機溶剤がグリコールエーテルであり、より好
    ましくは有機溶剤が、メトキシプロポキシプロパノール、エトキシプロポキシプ
    ロパノール、プロポキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノ
    ール、ブトキシプロパノール、エタノール、イソプロパノールおよびそれらの混
    合物からなる群から選択される、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄/回復組成物が基材中に、放出し得る様に吸収されている、請求項1
    に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄/回復組成物を収容する配給装置をさらに含んでなる、請求項1に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 前記粒子状発熱組成物が、鉄粉末、炭素、少なくとも1種の金属塩、および水
    を含んでなる、請求項2に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記サイドパネルの一部が、不透明材料、UV遮蔽材料およびそれらの組合せ
    からなる群から選択された材料で構築されている、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記布地処理バッグが、たわみ性の、折り畳めるフレームをさらに含んでなり
    、前記フレームが広げた時に半剛性の立体構造を形成し、好ましくは、前記処理
    バッグが、洗浄/回復組成物を受け入れる小袋をさらに含んでなり、 ここで、前記小袋が布地処理バッグの内側室と流体連絡し、さらに好ましくは
    、前記布地処理バッグが少なくとも1個の通気孔をさらに含んでなる、請求項1
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 (a)布地製品を洗浄/回復組成物と共に布地処理バッグの内側室の中に入れ
    ることと、 (b)布地処理バッグを受動的熱源にさらすことと、そして (c)布地を布地処理バッグから取り出すこととを含んでなる、布地製品処理用
    の非浸漬洗浄/回復方法。
  10. 【請求項10】 前記洗浄/回復組成物が基材中に、放出し得る様に吸収されており、前記洗浄
    /回復組成物が、水と、界面活性剤、香料、保存剤、漂白剤、補助洗浄剤、収縮
    抑制組成物、有機溶剤およびそれらの混合物からなる群から選択された成分とを
    含んでなり、好ましくは有機溶剤がグリコールエーテルであり、より好ましくは
    有機溶剤が、メトキシプロポキシプロパノール、エトキシプロポキシプロパノー
    ル、プロポキシプロポキシプロパノール、ブトキシプロポキシプロパノール、ブ
    トキシプロパノール、エタノール、イソプロパノールおよびそれらの混合物から
    なる群から選択される、請求項9に記載の非浸漬洗浄/回復方法。
  11. 【請求項11】 工程(b)の際に、蒸気が布地処理バッグから排出される、請求項9に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 前記布地製品と前記基材が布地処理バッグ中に吊り下げられる、請求項10に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記処理バッグが、洗浄/回復組成物を受け入れる小袋をさらに含んでなり、
    前記小袋が布地処理バッグの内側室と流体連絡する、請求項9に記載の方法。
  14. 【請求項14】 布地製品が第一側および第二側を有し、 (a)供給装置から染抜き洗浄組成物を、布地の第一側の分離している染区域に
    塗布することと、 (b)工程(a)と同時に、または工程(a)に続いて、染区域に隣接する布地
    の第一側を処理部材と接触させることと、および (c)染区域に隣接する布地の第二側を、吸収性染受け部品と接触させることと
    をさらに含んでなる、請求項9に記載の方法。
JP2000572442A 1998-09-28 1999-09-28 補助熱源を使用して布地を洗浄し、回復させるための方法および装置 Withdrawn JP2002525187A (ja)

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