JP2002524279A - 波形切削エッジを持つ切削ツールの研削方法 - Google Patents
波形切削エッジを持つ切削ツールの研削方法Info
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Abstract
Description
タ数値制御式(CNC)研削機械を操作して、波形切削エッジを持つ切削ツール
を生産する方法及び本方法によって生産されるこのような切削ツールに関する。
レードは、一般的に2つの隣接するフェース、すなわち前縁フェース(例えば、
溝表面)と後縁フェース(例えば、リリーフ表面)とによって形成されている。
これらの隣接フェースは、ほぼ平滑な螺旋状構成を持つ鋭いエッジを持つ波山を
形成している。このエッジは通常は切削エッジと呼ばれる。ある特殊なタイプの
ミリングカッタは、波形又は正弦波構成の切削エッジを持つ螺旋状ブレードを有
している。このような切削エッジ構成によって、長尺の切れ端ではなく小さい金
属チップという形態で材料を加工物から除去しやすくなる。このため、波形切削
エッジを持つ切削ツールはしばしば「荒削り」ツールと呼ばれている。
成されている。しかしながら、波形切削エッジを持つこのようなミリングカッタ
の製造には以前は様々な問題があった。
研削して螺旋状切削エッジを形成することは可能である。しかしながら、CNC
機械の研削ホイールはその直径が通常は溝の幅より大きく、このため、今まで固
体のブランクから単一の作りの波形又は正弦波構成の切削エッジを持つ完全なミ
リングカッタブレードを研削する目的専用で研削ホイールを用いることができな
かった。したがって、このようなブレードに溝表面やリリーフ表面を発生させる
に必要な機械加工動作を実行するには、異なった機械上にある別の作りが通常は
必要である。例えば、リリーフ表面はしばしば機械式に制御された再研削機械上
で研削され、一方、溝表面の波形部分は、螺旋状の前縁と後縁間にある溝の幅よ
り小さい直径を持つボールノーズミルを用いてミリング機械上で機械加工される
。しかしながら、このようなボールノーズミルはタングステンカーバイドには適
していない。タングステンカーバイドで形成された、このような切削エッジを特
徴として持つブレードを有することが望ましい場合、これは通常、必要とされる
波形切削エッジを持つタングステンカーバイド挿入物を別の材料で形成されたツ
ール中に組み込むことによって達成されるが、このようなツールは製造コストが
高く成りかねない。 したがって、CNCツール研削機械を用いて波形切削エッジを持つ切削ツール
を生産する改良型の方法を提供することが望ましい。
切削エッジを持つブレードを研削する方法が提供され、このツール研削機械は加
工物に対して可動である少なくとも1つの回転式研削ホイールを有し、そして、
前記方法は、 少なくとも1つの研削ホイール用の少なくとも1つの経路を持つCNC機械を
プログラミングする工程であり、前記少なくとも1つの経路が加工物中のほぼ平
滑な切削エッジを持つブレードの少なくとも1つの表面を研削するように計算さ
れる、工程と、 前記少なくとも1つの経路に対する摂動を持つCNC機械をプログラミングす
る工程であり、前記摂動が、前記少なくとも1つの研削ホイールが前記加工物中
の波形構成の切削エッジを持つ前記ブレードの少なくとも1つの表面を研削する
ように配置されるように前記少なくとも1つの研削ホイールの運動を変更する、
工程と、 を含んでいる。
式研削ホイールを有して前記加工物中の少なくとも1つのブレードを研削するC
NC研削機械が提供されるが、この機械が、ほぼ平滑な切削エッジを持つブレー
ドの少なくとも1つの表面を研削するように計算される少なくとも1つの研削ホ
イールの少なくとも1つの経路でプログラミングされており、前記機械は前記少
なくとも1つの経路に対する摂動でプログラミングされており、前記摂動が、前
記少なくとも1つの研削ホイールが前記加工物中の波形構成の切削エッジを持つ
ブレードを研削するように前記少なくとも1つの経路からの前記少なくとも1つ
の研削ホイールの運動を変化させることを特徴とする。
、前記経路を定めるホイール位置の集合がほぼ平滑な切削エッジを持つブレード
のジオメトリを表すデータと前記少なくとも1つの研削ホイールの形状を表すデ
ータに基づいて発生され、また、経路調整手段が前記経路を定める前記ホイール
位置の集合と波形切削エッジの摂動を表すデータに基づいて摂動されたホイール
位置を計算することを特徴とする。
する人に供給されるフロッピディスク、CD−ROMなどのメモリ又はデータ蓄
積媒体に記録するのが好ましい。しかしながら、前記コンピュータプログラムは
インターネットなどのコンピュータネットワーク上でこのような人によってダウ
ンロードできることが予測される。
ルの形状を表すデータが波形切削エッジに対する必要な摂動を表すデータと共に
入力されるプログラミング式制御ユニット(PCU)を有するのが好ましい。
はほぼ平滑な切削エッジを持つブレードの表面を研削する研削ホイールに対する
複数の経路でプログラミングされ、また、前記機械は前記経路に対する摂動でプ
ログラミングされる。
に計算されているプログラミング済み経路は各々が前記少なくとも1つの研削ホ
イールのホイール位置の集合によって定められる。CNC機械はほぼ平滑な切削
エッジを研削するためにプログラミング済み経路を定めるホイール位置の集合を
計算するホイール位置発生器と、前記プログラミング済み経路からオフセットて
いる研削ホイールの摂動されたホイール位置を計算するためのホイール位置調整
手段と、を含むのが好ましい。前記ホイール位置は線形方向、回転方向又はその
組合せ方向にオフセットしていて、エッジのオーバーカットやアンダーカットを
避けながら、摂動された各位置に対して、研削ホイールが摂動された切削エッジ
の1つの位置で加工物と接触するか又は、第2又はさらなるリリーフファセット
に対しては、このリリーフファセットの摂動された前縁の1つの位置で接触する
ように、それらの方向におけるオフセットの大きさに対する特定の関数によって
定められるのが好ましい。
研削するために類似の仕方で上記のように応用される経路オフセット方法でパラ
メータ的湾曲で示されることがある。
カットやアンダーカットは、オーバーカットやアンダーカットの位置における研
削ホイールと切削エッジ間のなんらかの距離の大きさを計算し、前記大きさがし
きい値未満であるか判断し、未満でなければ、摂動されたホイール位置をそれが
前記しきい値未満になるまで摂動されたホイール位置を直接的又は増分的に改変
することによって避けられる。
法、CNC機械又はコンピュータプログラムによって生産された波形切削エッジ
を持つ少なくとも1つのブレードを有する切削ツールが提供される。
とに特に適用されるが、回転対称の中心長手方向軸を有する円錐状又は環状形状
の切削ツール又は不規則形状のツールなどの他の形状の切削ツール中でこのよう
なブレードを研削するのに適用できることが理解されよう。
動のことである。その範囲には、対称性の正弦波摂動、一体式もしくは非対称性
の正弦波摂動、切削エッジの部分円形状スカロップ及び自由形状の波形摂動が含
まれる。
長を有する、ほぼ平滑な螺旋状切削エッジに対する非対称性又は一体式の正弦波
摂動を波形切削エッジが含むことを特徴とする波形切削エッジを有する切削ツー
ルが提供される。
る。 図1を参照すると、平滑な螺旋状切削エッジを持つブレードの溝表面3を研削
するために回転対称Sの、中心長軸の周りに回転する円筒状加工物2に処理をす
るCNCツール研削機械の研削ホイール1が示されている。研削ホイール1は、
ほぼ円盤形状を有し、回転中心軸Cの周りに回転可能である。研削ホイールは周
縁に研削エッジ4を持つ。
切削エッジ5を特徴付けるブレードの溝表面3を研削する。加工物2から形成さ
れる回転切削ツールでは、切削ツールは通常複数の螺旋状のブレードを持ち、そ
れらの各々は溝表面3を特徴付け、またそれらの各々はツールの前縁を形成する
切削エッジ5を持つ。
プログラミングするのに用いられる5つ以上のプログラム可能な軸を有している
。これらプログラム可能な軸には、オーストラリア特許第665000号に開示
されているように物理的軸と仮想的プログラム可能軸、即ち「ソフト軸」とが含
まれる。前記の図1を参照して説明される特定の場合には、加工物に対して軸方
向A及び円周方向Bへの研削ホイールの運動は、図1には示されていないCNC
機械のプログラム可能軸によってプログラムすることができる。本発明によるC
NCツール研削機械のための制御システムを図3に表す。従来型のCNC機械の
場合と同様に制御システムは、プログラム可能制御ユニット(PCU)11、軌
道補間回路12、位置コントローラ14、及び1つ以上の研削ホイール1を加工
物に対して運動させる1つ以上のアクチュエータ15を備えている。CNC機械
が「ソフト軸」を含む場合、それはまた座標変換モジュール13をも含む。
イール1のための1つ以上のツール経路を定める1セットのホイール位置を発生
する位置発生器16、及び1セットのホイール位置から1セットの機械軸位置を
取り出すための機械軸位置プロセッサ18を備える。本発明ではCNC機械の制
御システムはさらに、ホイール位置発生器16と機械軸位置プロセッサ18との
あいだのホイール位置調整モジュール17を備えて、ホイール位置のセットを調
整して摂動切削エッジに沿う研削のための1つ以上のツール経路を表すホイール
位置の1セットに変換する。ホイール位置発生器16、ホイール位置調整モジュ
ール17及び機械軸位置プロセッサ18はプログラム可能制御ユニット(PCU
)11内に組み込まれるプログラム又はモジュールを含んでいる、又はそれらは
別々のプログラム又はモジュールであり得る。機械軸位置プロセッサ18は、変
換されたこれらのホイール位置に対応する機械軸位置のセットを取り出す。それ
からCNCツール研削機械は、標準的CNCプログラミングインタフェースを通
じてこれらの機械軸位置を用いてプログラミングされる。プログラムされた経路
はそれから、その軌道補間回路12、座標変換モジュール13及び位置コントロ
ーラ14を用いてアクチュエータ15の運動を制御するCNCツール研削機械に
よって研削ホイールの物理的な運動に変換される。
滑な切削エッジ5を持つブレードを研削することができるだけである。しかしな
がら前記のように特定のタイプのミリングカッタの場合は、長尺の切れ端ではな
くて小さい金属チップの形態で材料を除去するのに適した波形又は蛇行切削エッ
ジを持つブレードを有していることが望ましい。そのようなブレードを形成する
ために、研削ホイールによって形成された平滑螺旋状溝を持つ加工物は、ミリン
グ機械上でボールノーズミルを用いて波形切削エッジを持つブレードを機械加工
する別の作りにおける第2の操作、及び別の研削機械上の波形切削エッジを持つ
ブレードの波形リリーフ表面を研削するさらに別の作りにおける第3の操作を受
ける。しかしながら本発明では、単一の作りの加工物において研削ホイールの運
動に適した経路のプログラミングにより1つ以上の研削ホイールを用いて、波形
切削エッジを持つブレードの全ての表面を、すなわち平滑螺旋状溝表面、溝表面
の波形部分及び波形リリーフ表面を研削することが可能である。
行切削エッジ6を持つブレードの波形溝表面を研削するCNC機械が示されてい
る。本発明ではこれは、研削ホイールが(図1の)加工物2上の平滑螺旋状溝5
を研削するために通常行う運動を表している研削ホイール経路を取り出し、その
経路に対する摂動を取り出しまたそれに摂動を適用し、その摂動経路でCNC機
械をプログラミングして、波形切削エッジ6を持つブレードを形成するために必
要な波形前縁及び後縁表面を形成することによって達成される。図2に示される
例では、加工物2に対する研削ホイール1のB方向への円周運動に対して摂動α
が適用される。
機械をプログラミングする1つの好ましい方法が、特に図4、5、6を参照して
説明される。 そのプロセスは次の工程において実行される。 (1)標準的エンドミルの構成は一般的に平滑な螺旋状エッジを用いて具体化
される。そのようなエッジは次のようなパラメータ曲線で数学的に記述すること
ができる。
標である。この標準的エンドミル構成及び研削ホイールの形状を表すデータは、
CNC機械のPCU11内へ(図6の工程20)又は別のプログラム又はモジュ
ール内にプログラミングされる。
削するためのツール経路がホイール位置発生器16内に発生し、加工物に対する
“n”個のホイールホイール位置のセットとして記憶される(図6の工程22)
。
て具体化される。そのようなエッジはまた次のようなパラメータ曲線として数学
的に記述することができる: c_2(t) = (x(t)+px(t),y(t)+py(t),z(t)+Pz(t) = c_1(t)+p(t) ここでpi(t)はi番目の座標における摂動を表し、p(t)は全摂動を表す
。以下、c_2(t)エッジによって示されるエッジを切削エッジと呼ぶ。切削
エッジの湾曲を表すデータはまた(図6の20における)CNCのPCU11又
は別のプログラム又はモジュール内にプログラミングされる。
の各々はもはや有効な研削ホイール位置を表さない。一般にこれらの研削ホイー
ル位置は切削エッジの摂動方向に応じて、研削ホイール1と切削エッジ6とのあ
いだにある距離を置くか(アンダーカット)、又は切削エッジの中を研削してそ
れを破壊する(オーバーカット)。オーバカッティングとアンダーカッティング
はそれぞれ図4及び5に示されている。図4では、研削ホイール1のフェースの
研削エッジ4は距離dだけ切削エッジ6内に入り込んで研削する。図5では、研
削ホイール1のフェースの研削エッジ4は切削エッジ6から距離−dだけ離れる
。
て(図6の工程24及び26)、ホイール位置調整モジュール17によって変換
(工程30)が適用されて、研削ホイール及び研削エッジ間の距離(工程32)
又は研削ホイールの切削エッジ内への最大貫通深度がゼロ又は所定のしきい値以
下になり(工程34)、その結果変換されたホイール位置(new_pos_i
)の1セットが得られ(工程46)、それは摂動された切削エッジに沿う研削の
ための正確なツール経路を表す。
転方向又はそれらを組み合せた方向へ、その方向へのオフセットの大きさ(al
pha_j)に対する特定の機能の評価を通じて決定された量だけオフセットす
ることに対応する(工程30)。
ている次の対話式手順である。
た研削ホイール位置(pos_i,j;j=1)を平滑な溝の研削に必要なホイ
ール位置(pos_i)で初期化し、直線及び/又は回転方向への摂動(alp
ha_j)をゼロに、摂動調整インクリメント(beta_j)をそれらの初期
非ゼロ値(すなわちalpha_j=0.0及びbeta_j=beta0)に
初期化することによって、このプロセスは開始する(図6の工程28)。
指定される量だけオフセット方向にオフセットすることによって、新たなホイー
ル位置(pos_i,j、すなわちi番目のホイール位置のj番目の調整)が発
生する。
ジ間の最小距離又は最大貫通深度が計算される(工程32)。誤差が事前設定さ
れたしきい値より小さい場合は(工程34)、現在のホイール位置の反復手順は
終了し、オフセットされた研削ホイール位置が新たなホイール位置のセットに加
えられ、iが1だけインクリメントされて、次のホイール位置のための変換手順
に続く(工程46)。
なり(j=j+1)(工程36)、またオーバーカット又はアンダーカットの有
無がチェックされる(工程38)。
摂動調整インクリメントbeta_j=−f*beta_j−1が計算される(
工程40)。アンダーカットがある場合は、正の摂動調整インクリメントbet
a_j=f*beta_j−1が計算される(工程42)。
摂動調整インクリメントすわなちalpha_j=alpha_j−1+bet
a*jによって、摂動(alpha_i)が修正される(図7の工程44)。
された)新たな現在の摂動(alpha_j)を持つ新たなホイール位置(B)
を発生することによって、次の反復工程が開始する。
から(G)が繰り返される。
置の回転であり、それはミリングカッタ構成に関して具体化される。またそのよ
うな特定の機能の1つはその軸の周りの回転角度を決定する機能である。
リングカッタ軸の周りの回転(pos_i,j=pos_i,j−1*rot(
x、alpha_j))である(図6の工程30)。そのような特定の角度機能
の1つは、それぞれアンダーカット又はオーバーカットの検出の有無に応じて、
先行して決定された角度の割合の正又は負の値のどちらかに対する(A)〜(F
)に従う対話式手順によって査定する角度機能である。
ルの球形セクションと同心)に導き、現行の研削ホイール位置のオフセットが決
定される対象である前記平滑エッジのそのポイントで前記平滑切削エッジに接す
る接線とある角度を成す軸の周りの研削ホイール位置の回転である。
れる線形軸である。別のこのような特定の関数は長さ関数であり、これによって
、研削ホイールが前記線形方向にオフセットされる長さが決定される。
フセットが決定される対象である、平滑切削エッジのあのポイントでミリングカ
ッタの切削包絡線に接する円周接線の方向である。1つのこのような特定の長さ
関数はあの長さ関数であり、これが、それぞれアンダーカット又はオーバーカッ
トが検出されたかによって、前に決定された長さの端数の正又は負の値に対する
(A)〜(F)による対話型手順によって評価する。
イントでミリングカッタの切削包絡線に接するが、また、5.b.1で述べたの
と同じポイントで平滑切削エッジの接線に対して垂直であるあの接線の方向であ
る。
ら(図7の工程46)、機械軸位置の集合が機械軸位置プロセッサによって誘導
されて、自身は、機械軸座標で表される研削ホイールのツール経路を表す。
つかの又は全ての線形軸と回転軸上での追加の同時の線形運動と回転運動との組
合せであるが、これらは、工程(5)で決定されたように、角度関数値と長さ関
数値に対応する、工程(5)で述べたオフセット方向によって決まる。
指定されたオフセット方向によって決定されるツール保持軸と工程(5.a.1
)で述べたような前記オフセット方向における指定された回転角度の追加の同時
回転である。この指定された回転角度は工程(5.a.1)で決定されたような
角度関数を評価した結果得られるのが望ましい。
.2)で述べるように指定された線形と回転のオフセット方向及び前記オフセッ
ト方向における指定された回転角度と変換長さによって決定される研削機械のい
くつかの又は全ての線形軸と回転軸における追加の同時発生する線形運動と回転
運動の組合せである。回転角度と変換長さは、工程(5.a.2)で決定された
ようにそれぞれ角度関数と長さ関数を評価した結果得られるのが望ましい。角度
関数と長さ関数は互いに依存するのが望ましい。
)で述べたような指定されたオフセット方向と前記オフセット方向における指定
された変換オフセット長さによって決定される研削機械の線形軸の内の1つの軸
上での追加の同時発生する線形運動との組合せである。変換長さは、工程(5.
b.1)で述べたように長さ関数を評価した結果得られるのが望ましい。
2)で述べたように指定されたオフセット方向と前記指定されたオフセット方向
における変換長さによって決定される研削機械の線形軸の内の2つの軸上での追
加の同時発生する線形運動との組合せである。変換望長さは工程(5.b.1)
で決定されたような長さ関数を評価した結果得られるのが望ましい。
ールジオメトリ、切削ツールジオメトリ、オフセット方向及びアンダーカッタや
オーバーカットがしきい値未満であるという条件の関数として表す。
ッタ溝を研削するに必要な一般的に周知な運動を意味するために用いられる。上
述したようなツール経路発生方法の本質上、機械軸座標で表した研削ホイール運
動は、「平滑溝運動」と研削機械の1つ以上の物理的軸及び/又はソフト軸上で
の同時発生する追加の摂動された運動との組合せである。
ドを研削するために用いられ得ることが理解されよう。1つのこのような摂動は
、ほぼ平滑な切削エッジ形態を持つ切削エッジの周期的な発振である。好ましい
タイプのこのような平滑切削エッジは、一定の螺旋、一定のリードジオメトリ及
び一定のせん断ジオメトリを持つエッジである。1つの好ましいこのような摂動
は図8の(A)に示すような対称性正弦波形態である。本発明による別の好まし
い摂動は、一体式正弦波発振である。一体式正弦波発振は、互いに異なった波長
を持つ正の半波71と負の半波72を示す図8の(B)の非対称性正弦波発振に
示すように、正と負の半波に対して異なった波長を有したり、正の(又は負の)
半波だけで構成されたりする。
ロップ付き切削エッジである。また、例えば図8の(C)に示すように、切削エ
ッジに自由形態の波形摂動を研削するように機械をプログラミングすることも可
能である。
エッジ82中の波形摂動81を持つブレードを研削するために用いられるが、本
発明はまた、円筒形以外の形状を持つがまた、回転の中心となる長手方向中心対
称軸Sを有する加工物上でも用いられる。例えば、CNC機械は、円錐形加工物
84(図9の(B))、環状の加工物85(図9の(C))又は、中心長手方向
軸Sの周りに回転対称性を有するだけの不規則形状の加工物86(図9の(D)
)中で切削エッジ82中に波形摂動81を持つブレードを研削するようにプログ
ラミングされたりする。
の好ましい実施形態に対して可能であることが理解されよう。
を研削するCNCツール又はカッタ研削機械の研削ホイールの概略斜視図である
。
ようにプログラミングされた研削ホイールを示す図1に類似の概略斜視図である
。
ック図である。
図である。
ある。
ある。
動の夫々の例の図である。
ードを有する切削ツールの形状の異なる例の図である。
Claims (56)
- 【請求項1】 加工物中で波形構成の切削エッジを持つブレードを研削する
ためにCNC研削機械を操作する方法であり、前記ツール研削機械が前記加工物
に対して可動である少なくとも1つの回転式研削ホイールを有し、前記方法が: 前記CNC機械を前記少なくとも1つの研削ホイールの少なくとも1つの経路
でプログラミングする工程であり、前記少なくとも1つの経路が前記加工物中で
ほぼ平滑な切削エッジを持つブレードの少なくとも1つの表面を研削する用に計
算される、工程と; 前記CNC機械を前記少なくとも1つの経路に対する摂動でプログラミングす
る工程であり、前記摂動が、前記加工物中で波形構成の切削エッジを持つ前記ブ
レードの少なくとも1つの表面を研削するように前記少なくとも1つの研削ホイ
ールが配置されるように前記少なくとも1つの研削ホイールの運動を変化させる
、工程; を含んでいる方法。 - 【請求項2】 前記CNC機械が複数の研削ホイールを有し、また、前記ほ
ぼ平滑な切削エッジを持つ前記ブレードの表面を研削するように前記研削ホイー
ルの複数の経路でプログラミングされる、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 前記または各々の研削ホイールの前記又は各々の経路を定め
るホイール位置の集合を計算する工程と; 前記又は各々の研削ホイールの前記経路からのオフセットしている摂動された
ホイール位置を計算する工程と; を含む、請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 前記ホイール位置集合がほぼ平滑な切削エッジを持つ前記ブ
レードのジオメトリを表すデータと前記少なくとも1つの研削ホイールの形状を
表すデータに基づいて計算され、また、摂動されたホイール位置が前記ホイール
位置と前記波形切削エッジに対する必要とされる摂動を表すデータに基づいて計
算される、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 前記摂動されたホイール位置が、少なくとも線形方向又は回
転方向に、前記少なくとも1つの方向のオフセットの大きさに対する特定の関数
を定義することによってオフセットされる、請求項3又は4に記載の方法。 - 【請求項6】 摂動された切削エッジを研削する際に、前記研削ホイールが
、摂動された各ホイール位置に対して、前記摂動された切削エッジの1つの位置
で、前記切削エッジのオーバーカットやアンダーカット避けながらも前記加工物
と接触するようにプログラミングされる、請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 前記方法が、加工物中でブレードの波形切削エッジのリリー
フファセットの摂動された前縁を研削するために用いられる、請求項1〜5の内
のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 リリーフファセットの摂動された前縁を研削する際に、前記
研削ホイールが、摂動された各ホイール位置に対して、前記摂動された前縁の1
つの位置で前記加工物と、前記前縁のオーバーカットやアンダーカットを避けな
がらも接触するようにプログラミングされる、請求項7に記載の方法。 - 【請求項9】 摂動された各ホイール位置に対して、前記摂動されたホイー
ル位置とオーバーカット又はアンダーカットの位置における前記切削エッジ又は
前縁間のなんらかの距離の大きさを計算し、前記大きさがしきい値未満であるか
どうか判断し、未満でなければ、前記摂動されたホイール位置を前記しきい値未
満になるまで改変することによってオーバーカットやアンダーカットを避ける、
請求項6又は8に記載の方法。 - 【請求項10】 前記大きさが前記しきい値未満でないと前記摂動されたホ
イール位置が増分的に改変される、請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 前記ホイール位置が前記加工物の回転軸に対して回転方向
にオフセットされる、請求項5〜10の内のいずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 前記ホイール位置が球体の中心に導く軸に対して回転方向
にオフセットされ、また、現行の研削ホイール位置が決定される対象である前記
平滑な切削エッジのポイントで前記平滑切削エッジに対する接線を持つ角度を含
む、請求項5〜10の内のいずれかに記載の方法。 - 【請求項13】 前記ホイール位置が、現行の研削ホイール位置が決定され
る対象である前記平滑切削エッジのポイントで前記加工物の切削包絡線に対する
円周接線の線形方向にオフセットされる、請求項5〜10の内のいずれかに記載
の方法。 - 【請求項14】 前記線形方向がまた、現行の研削ホイール位置が決定され
る対象である前記ポイントで前記加工物の前記平滑切削エッジの接線に対して垂
直である、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】 機械の軸座標で表された前記研削ホイールのツール経路を
表す機械軸位置の集合が前記摂動されたホイール位置から誘導される、請求項5
〜13の内のいずれかに記載の方法。 - 【請求項16】 前記ツール経路が、ミリングカッタ上で平滑カッタ溝を研
削する平滑溝運動と、前記研削機械の1つ以上の線形及び/又は回転軸上での少
なくとも1つの追加の同時線形及び/又は回転運動と、の組合せである、請求項
15に記載の方法。 - 【請求項17】 前記ツール経路が、前記平滑溝運動と特定のオフセット方
向と前記オフセット方向における特定の回転角度によって決定される前記機械の
ツール保持軸の追加の同時回転との組合せである、請求項16に記載の方法。 - 【請求項18】 前記特定の回転角度が角度関数の評価の結果得られる、請
求項17に記載の方法。 - 【請求項19】 前記角度関数が、回転角度を、前記所与のホイールジオメ
トリ、前記切削ツールジオメトリ、前記オフセット方向及びアンダーカット又は
オーバーカットがしきい値未満であるという条件の関数として表す、請求項18
に記載の方法。 - 【請求項20】 前記ツール経路が、前記平滑運動と、特定の線形オフセッ
ト方向及び回転オフセット方向並びに前記オフセット方向への変換の特定の回転
角度及び長さによって決定される複数の線形軸及び回転軸上の複数の追加の同時
線形運動及び回転運動と、の組合せである、請求項16に記載の方法。 - 【請求項21】 前記回転角度が角度関数の評価の結果得られ、また、前記
変換長さが長さ関数の評価の結果得られる、請求項20に記載の方法。 - 【請求項22】 前記角度関数と前記長さ関数が前記変換の回転角度と長さ
を、前記所与のホイールジオメトリ、前記切削ツールジオメトリ、前記オフセッ
ト方向及びアンダーカット又はオーバーカットがしきい値未満であるという条件
の関数として表す、請求項21に記載の方法。 - 【請求項23】 前記角度関数と前記長さ関数が互いに依存している、請求
項21又は22に記載の方法。 - 【請求項24】 前記ツール経路が、前記平滑溝運動と、特定のオフセット
方向及び前記特定のオフセット方向における特定の変換長さによって決定される
、前記研削機械の前記線形軸の内の1つの軸上での追加の同時線形運動と、の組
合せである、請求項16に記載の方法。 - 【請求項25】 前記変換アガサが長さ関数の評価の結果得られる、請求項
24に記載の方法。 - 【請求項26】 前記長さ関数が前記変換長さを、前記所与のホイールジオ
メトリ、前記切削ツールジオメトリ、前記オフセット方向及びアンダーカットや
オーバーカットがしきい値未満であるという条件の関数として表す請求項25に
記載の方法。 - 【請求項27】 前記ツール経路が、前記平滑溝運動と、特定のオフセット
方向および前記オフセット方向における変換長さによって決定される前記研削機
械の前記線形軸の内の2つの軸上での追加の同時線形運動と、の組合せである、
請求項16に記載の方法。 - 【請求項28】 前記変換長さが長さ関数の評価の結果得られる、請求項2
7に記載の方法。 - 【請求項29】 前記長さ関数が、前記変換長さを、前記所与のホイールジ
オメトリ、前記切削ツールジオメトリ、前記オフセット方向及びアンダーカット
又はオーバーカットがしきい値未満であるという条件の関数として表す、請求項
28に記載の方法。 - 【請求項30】 前記長さ関数が互いに依存する請求項28又は29に記載
の方法。 - 【請求項31】 加工物に対して可動である少なくとも1つの回転式研削ホ
イールを有して、前記加工物中で少なくとも1つのブレードを研削するCNC研
削機械であり、前記機械が、ほぼ平滑な切削エッジを持つブレードの少なくとも
1つの表面を研削するように計算された前記少なくとも1つの研削ホイールの少
なくとも1つの経路でプログラミングされ、前記機械が前記少なくとも1つの経
路に対する摂動でプログラミングされ、前記摂動が、前記加工物中で波形構成の
切削エッジを持つブレードを前記少なくとも1つの研削ホイールが研削するよう
に、前記少なくとも1つの経路からの前記少なくとも1つの研削ホイールの運動
を変化させる、CNC研削機械。 - 【請求項32】 ほぼ平滑な切削エッジを持つ前記ブレードのジオメトリを
表すデータと、前記少なくとも1つの研削ホイールの形状を表すデータと、前記
波形切削エッジに対する必要な摂動を表すデータと、を受信するプログラム式手
段を含む、請求項31に記載の機械。 - 【請求項33】 前記少なくとも1つの研削ホイールの前記経路を定めるホ
イール位置の集合を発生するホイール位置発生器と; 前記経路からオフセットしている前記少なくとも1つの研削ホイールに対して
摂動されたホイール位置を計算するホイール位置調整手段と; を備える、請求項31又は32に記載の機械。 - 【請求項34】 前記経路を定める前記ホイール位置集合が、ほぼ平滑な切
削エッジを持つ前記ブレードに対するジオメトリを表すデータと、前記少なくと
も1つの研削ホイールの形状を表す前記データと、に基づいて発生される、請求
項32に添付される請求項33に記載の機械。 - 【請求項35】 前記ホイール位置調整手段が、前記経路を定める前記ホイ
ール位置集合と、前記波形切削エッジに対する前記必要とされる摂動を表す前記
データと、に基づいて前記摂動されたホイール位置を計算する、請求項34に記
載の機械。 - 【請求項36】 前記ホイール位置調整手段が、前記摂動されたホイール位
置と前記切削エッジ間のなんらかの距離の大きさを計算し、前記大きさがしきい
値未満であるかどうか判断し、未満でない場合、前記摂動ホイール位置が前記し
きい値未満になるまで改変することによってオーバーカットやアンダーカットを
避けるようにプログラミングされる、請求項33〜35の内のいずれかに記載の
機械。 - 【請求項37】 前記ホイール位置が少なくとも線形方向にオフセットする
、請求項33〜36の内のいずれかに記載の機械。 - 【請求項38】 前記ホイール位置が少なくとも回転方向にオフセットする
、請求項33〜36の内のいずれかに記載の機械。 - 【請求項39】 前記摂動されたホイール位置から機械軸位置の集合を誘導
するように適応される機械軸位置プロセッサをさらに含む、請求項33〜38の
内のいずれかに記載の機械。 - 【請求項40】 先行する請求項の内のいずれかに記載の方法又は機械によ
って生産される波形切削エッジを持つ少なくとも1つのブレードを有する切削ツ
ール。 - 【請求項41】 前記ほぼ平滑な切削エッジに対する前記摂動が対称的な正
弦波摂動である、先行する請求項の内のいずれかに記載の方法、機械又はツール
。 - 【請求項42】 前記ほぼ平滑な切削エッジに対する前記摂動が非対称的又
は一体的な正弦波摂動である、請求項1〜40の内のいずれかに記載の方法、機
械又はツール。 - 【請求項43】 交番する摂動が互いに異なった波長をも有する、請求項4
2に記載の方法、機械又はツール。 - 【請求項44】 前記ほぼ平滑な切削エッジに対する前記摂動が円形のスカ
ロップである、請求項1〜40の内のいずれかに記載の方法、機械又はツール。 - 【請求項45】 前記摂動が自由携帯の波形摂動である、請求項1〜40の
内のいずれかに記載の方法、機械又はツール。 - 【請求項46】 前記切削ツールが回転対称の中心長手方向軸を有する、請
求項40〜45の内のいずれかに記載の切削ツール。 - 【請求項47】 前記切削ツールが少なくとも1つの螺旋状溝を持つ実質的
に円筒形である、請求項46に記載の切削ツール。 - 【請求項48】 前記切削ツールが少なくとも1つの螺旋状溝を持つほぼ円
錐又は円錐台形である、請求項46に記載の切削ツール。 - 【請求項49】 前記切削ツールが少なくとも1つの螺旋状溝を持つほぼ環
状形である、請求項46に記載の切削ツール。 - 【請求項50】 加工物に対して可動である少なくとも1つの回転式研削ホ
イールを有するCNCツール研削機械で用いられて、前記加工物中で波形構成の
切削エッジを持つブレードを研削するためのコンピュータプログラムであり、前
記コンピュータプログラムが: 前記少なくとも1つの研削ホイールに対して少なくとも1つの経路を発生する
経路発生手段であり、前記少なくとも1つの経路が、前記加工物中でほぼ平滑な
切削エッジを持つ前記ブレードの少なくとも1つの表面を研削するように計算さ
れる、前記経路発生手段と; 前記少なくとも1つの経路に対する摂動を計算する経路調整手段であり、前記
摂動が、波形構成の切削エッジを持つ前記ブレードの少なくとも1つの表面を前
記少なくとも1つの研削ホイールが研削するように前記少なくとも1つの研削ホ
イールの運動を変化させるように配慮される、前記経路調整手段と; を備えるコンピュータプログラム。 - 【請求項51】 前記経路発生手段が、前記少なくとも1つの研削ホイール
に対する前記経路を定めるホイール位置の集合を発生し、また、前記経路調整手
段が、前記経路からオフセットされた前記少なくとも1つの研削ホイールに対し
て摂動されたホイール位置を計算する、請求項50に記載のコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項52】 前記経路を定める前記ホイール位置集合が、ほぼ平滑な切
削エッジを持つ前記ブレードのジオメトリを表すデータと前記少なくとも1つの
研削ホイールの形状を表すデータに基づいて発生され、また、前記経路調整手段
が、前記経路を定める前記ホイール位置集合と前記波形切削エッジに対する前記
摂動を表すデータに基づいて前記摂動されたホイール位置を計算する、請求項5
1に記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項53】 前記摂動されたホイール位置が、少なくとも1つの線形方
向又は回転方向において、前記少なくとも1つの方向におけるオフセットの大き
さに対する特定の関数を定義することによってオフセットされる、請求項51又
は52に記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項54】 前記経路調整手段が、前記摂動されたホイール位置と前記
切削エッジ間のなんらかの距離の大きさを計算し、前記大きさがしきい値未完で
あるかどうかを判断し、未満でない場合に、前記摂動されたホイール位置を前記
しきい値未満になるまで改変するように配慮される、請求項51〜53の内のい
ずれかに記載のコンピュータプログラム。 - 【請求項55】 前記摂動されたホイール位置が、前記大きさが前記漆器値
未満でない場合に増分的に改変される、請求項54に記載のコンピュータプログ
ラム。 - 【請求項56】 メモリ又はデータ直積媒体に記録される、請求項50〜5
5の内のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
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