JP2002522444A - 重合触媒の製造 - Google Patents
重合触媒の製造Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F13/00—Compounds containing elements of Groups 7 or 17 of the Periodic System
- C07F13/005—Compounds without a metal-carbon linkage
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- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F15/00—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic System
- C07F15/0006—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic System compounds of the platinum group
- C07F15/0046—Ruthenium compounds
- C07F15/0053—Ruthenium compounds without a metal-carbon linkage
-
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- C07F15/00—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic System
- C07F15/02—Iron compounds
- C07F15/025—Iron compounds without a metal-carbon linkage
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- C07F15/00—Compounds containing elements of Groups 8, 9, 10 or 18 of the Periodic System
- C07F15/04—Nickel compounds
- C07F15/045—Nickel compounds without a metal-carbon linkage
Abstract
(57)【要約】
【化1】
【化2】
式(B)[式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R 3、R4、R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することができる]の遷移金属錯体の製造方法につき開示し、この方法は単一段階の反応にて、(1)リガンド(B)を形成しうる先駆体および(2)式M[T]−(T/b)Xの化合物からなる成分を互いに反応させることを特徴とする。この錯体は1−オレフィンを重合させる触媒としての用途を有する。
Description
【0001】 本発明は、重合触媒として使用される遷移金属化合物の新規な製造方法に関す
るものである。
るものである。
【0002】 1−オレフィン(たとえばエチレン)を重合させるための或る種の遷移金属化
合物の使用は従来技術にて充分確立されている。チーグラー・ナッタ触媒、たと
えばハロゲン化チタンを有機金属化合物(たとえばトリエチルアルミニウム)で
活性化させることにより製造される触媒の使用は、ポリオレフィンを製造するた
めの多くの産業的方法に基本的である。近年、或る種のメタロセン触媒(たとえ
ばアルモキサンで活性化されたビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロラ
イド)の使用は、極めて高い活性を有すると共に向上したコモノマー単位の分布
を可能にする触媒を与えている。極く最近、WO98/27124号はエチレン
を選択2,6−ピリジンカルボキシアルデヒドビス(イミン)および2,6−ジ
アシルピリジンビス(イミン)の或る種の鉄もしくはコバルト錯体と接触させて
エチレンを重合させうることを開示している。さらに本出願人自身によるWO9
9/12981号は、式B:
合物の使用は従来技術にて充分確立されている。チーグラー・ナッタ触媒、たと
えばハロゲン化チタンを有機金属化合物(たとえばトリエチルアルミニウム)で
活性化させることにより製造される触媒の使用は、ポリオレフィンを製造するた
めの多くの産業的方法に基本的である。近年、或る種のメタロセン触媒(たとえ
ばアルモキサンで活性化されたビスシクロペンタジエニルジルコニウムジクロラ
イド)の使用は、極めて高い活性を有すると共に向上したコモノマー単位の分布
を可能にする触媒を与えている。極く最近、WO98/27124号はエチレン
を選択2,6−ピリジンカルボキシアルデヒドビス(イミン)および2,6−ジ
アシルピリジンビス(イミン)の或る種の鉄もしくはコバルト錯体と接触させて
エチレンを重合させうることを開示している。さらに本出願人自身によるWO9
9/12981号は、式B:
【化7】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] に示される骨格単位を含む新規な窒素含有遷移金属化合物を開示している。
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] に示される骨格単位を含む新規な窒素含有遷移金属化合物を開示している。
【0003】 上記遷移金属錯体は、先ず最初にリガンド(たとえばWO98/27124号
の例1〜6)を形成させ、次いで別々にリガンドをたとえばFeCl2もしくは
CoCl2のような所望の金属塩と反応させて(たとえばWO98/27124
号の例7〜17)錯体を形成させることにより作成されると開示されている。こ
のルートは、たとえば2,6−ジアセチルピリジンビス(2,6−ジイソプロピ
ルアニル)FeCl2(下式D)の合成にてWO99/12981号にも例示さ
れており、ここでは反応式は次の通りである:
の例1〜6)を形成させ、次いで別々にリガンドをたとえばFeCl2もしくは
CoCl2のような所望の金属塩と反応させて(たとえばWO98/27124
号の例7〜17)錯体を形成させることにより作成されると開示されている。こ
のルートは、たとえば2,6−ジアセチルピリジンビス(2,6−ジイソプロピ
ルアニル)FeCl2(下式D)の合成にてWO99/12981号にも例示さ
れており、ここでは反応式は次の通りである:
【化8】 従来、中間体BとCとの間の反応を完結させて中間体A(リガンド)を形成させ
ると共に、中間体Aを遷移金属化合物との反応前に中間体BおよびCから単離し
て遷移金属錯体化合物(式B)を形成させることが必要であると考えられていた
。しかしながら今回、この2工程法は実際には単一段階の反応として、たとえば
単一の反応容器を用いて実施しうることが突き止められた。これは相当なプロセ
ス上および経済上の利点を与える。
ると共に、中間体Aを遷移金属化合物との反応前に中間体BおよびCから単離し
て遷移金属錯体化合物(式B)を形成させることが必要であると考えられていた
。しかしながら今回、この2工程法は実際には単一段階の反応として、たとえば
単一の反応容器を用いて実施しうることが突き止められた。これは相当なプロセ
ス上および経済上の利点を与える。
【0004】 従って本発明の第1面は、式
【化9】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] の遷移金属錯体の製造方法を提供し、この方法は(1)リガンドB
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] の遷移金属錯体の製造方法を提供し、この方法は(1)リガンドB
【化10】 を形成しうる先駆体および(2)式M[T]−(T/b)Xの化合物からなる成
分を単一段階の反応にて互いに反応させることを特徴とする。
分を単一段階の反応にて互いに反応させることを特徴とする。
【0005】 反応は、好ましくは単一の反応容器にて行われる。
【0006】 本発明の方法において、最終生成物は単一段階の反応にて直接得られ、追加工
程を必要としない。しかしながら、分子レベルにて反応は2工程以上を介して行
いうることも勿論である。
程を必要としない。しかしながら、分子レベルにて反応は2工程以上を介して行
いうることも勿論である。
【0007】 本発明の方法により作成するのに好適な遷移金属錯体は式Z:
【化11】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 19 〜R28は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR19〜R28の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができ;ただしR19、R20、R21およびR22の少なく
とも1つは環系PおよびQのいずれもポリ芳香族融合環系の部分を形成しなけれ
ばヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘ
テロヒドロカルビルである] に示される骨格単位を含む。本発明のこの特定面において、環系PおよびQのい
ずれもポリ芳香族の環系の部分を形成しない場合はR19およびR20の少なく
とも1つ並びにR21およびR22の少なくとも1つはヒドロカルビル、置換ヒ
ドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選
択されることが好ましく、特に好ましくはR19、R20、R21およびR22 のそれぞれはヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもし
くは置換ヘテロヒドロカルビルから選択される。Xにより示される原子もしくは
基は好ましくはハライド、サルフェート、ナイトレート、チオレート、チオカル
ボキシレート、BF4 −、PF6 −、ハイドライド、ヒドロカルビルオキサイド
、カルボキシレート、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルおよびヘテロヒドロ
カルビルである。この種の原子もしくは基の例はクロライド、ブロマイド、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、デシル、フェニル、ベンジル、メト
キシド、エトキシド、イソプロポキシド、トシレート、トリフレート、ホルメー
ト、アセテート、フェノキシドおよびベンゾエートである。
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 19 〜R28は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR19〜R28の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができ;ただしR19、R20、R21およびR22の少なく
とも1つは環系PおよびQのいずれもポリ芳香族融合環系の部分を形成しなけれ
ばヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘ
テロヒドロカルビルである] に示される骨格単位を含む。本発明のこの特定面において、環系PおよびQのい
ずれもポリ芳香族の環系の部分を形成しない場合はR19およびR20の少なく
とも1つ並びにR21およびR22の少なくとも1つはヒドロカルビル、置換ヒ
ドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選
択されることが好ましく、特に好ましくはR19、R20、R21およびR22 のそれぞれはヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもし
くは置換ヘテロヒドロカルビルから選択される。Xにより示される原子もしくは
基は好ましくはハライド、サルフェート、ナイトレート、チオレート、チオカル
ボキシレート、BF4 −、PF6 −、ハイドライド、ヒドロカルビルオキサイド
、カルボキシレート、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルおよびヘテロヒドロ
カルビルである。この種の原子もしくは基の例はクロライド、ブロマイド、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、オクチル、デシル、フェニル、ベンジル、メト
キシド、エトキシド、イソプロポキシド、トシレート、トリフレート、ホルメー
ト、アセテート、フェノキシドおよびベンゾエートである。
【0008】 式ZにおけるR19、R20、R21およびR22に関する但し書きに従い、
本発明の式BおよびZに示した化合物におけるR1〜R4、R6およびR19〜
R28は好ましくは独立して水素およびC1〜C8ヒドロカルビル、たとえばメ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシルおよびn−オクチルか
ら選択される。式BにおいてR5およびR7は好ましくは独立して置換もしくは
未置換の非環式、複素環式もしくは芳香族の各基、たとえばフェニル、1−ナフ
チル、2−ナフチル、2−メチルフェニル、2−エチルフェニル、2,6−ジイ
ソプロピルフェニル、2,3−ジイソプロピルフェニル、2,4−ジイソプロピ
ルフェニル、2,6−ジ−n−ブチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2
,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2−t−ブチルフェニル
、2,6−ジフェニルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ト
リフルオロメチルフェニル、4−ブロモ−2,6−ジメチルフェニル、3,5−
ジクロル−2,6−ジエチルフェニルおよび2,6−ビス(2,6−ジメチルフ
ェニル)フェニル、シクロヘキシルおよびピリジニルから選択される。
本発明の式BおよびZに示した化合物におけるR1〜R4、R6およびR19〜
R28は好ましくは独立して水素およびC1〜C8ヒドロカルビル、たとえばメ
チル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシルおよびn−オクチルか
ら選択される。式BにおいてR5およびR7は好ましくは独立して置換もしくは
未置換の非環式、複素環式もしくは芳香族の各基、たとえばフェニル、1−ナフ
チル、2−ナフチル、2−メチルフェニル、2−エチルフェニル、2,6−ジイ
ソプロピルフェニル、2,3−ジイソプロピルフェニル、2,4−ジイソプロピ
ルフェニル、2,6−ジ−n−ブチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2
,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2−t−ブチルフェニル
、2,6−ジフェニルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−ト
リフルオロメチルフェニル、4−ブロモ−2,6−ジメチルフェニル、3,5−
ジクロル−2,6−ジエチルフェニルおよび2,6−ビス(2,6−ジメチルフ
ェニル)フェニル、シクロヘキシルおよびピリジニルから選択される。
【0009】 式Zにおける環系PおよびQは好ましくは独立して2,6−ヒドロカルビルフ
ェニルもしくは融合環ポリ芳香族、たとえば1−ナフチル、2−ナフチル、1−
フェナンスレニルおよび8−キノリニルである。
ェニルもしくは融合環ポリ芳香族、たとえば1−ナフチル、2−ナフチル、1−
フェナンスレニルおよび8−キノリニルである。
【0010】 他面において本発明は、遷移金属錯体が式T:
【化12】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 29 〜R32は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR29〜R32の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができる] を有する遷移金属錯体の製造方法を提供し、この方法は単一段階の反応にて(1
)リガンドT
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 29 〜R32は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR29〜R32の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができる] を有する遷移金属錯体の製造方法を提供し、この方法は単一段階の反応にて(1
)リガンドT
【化13】 を形成しうる先駆体および(2)式M[T]−(T/b)Xの化合物からなる成
分を互いに反応させることを特徴とする。
分を互いに反応させることを特徴とする。
【0011】 本発明の方法により作成しうる錯体の例は2,6−ジアセチルピリジンビス(
2,6−ジイソプロピルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジンビス
(2,4,6−トリメチルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジン(
2,6−ジイソプロピルアニル)CoCl2、2,6−ジアセチルピリジンビス
(2,4,6−トリメチルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジンビ
ス(2,6−ジメチルアニル)FeCl2および2,6−ジアセチルピリジンビ
ス(2,4−ジメチルアニル)FeCl2を包含する。
2,6−ジイソプロピルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジンビス
(2,4,6−トリメチルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジン(
2,6−ジイソプロピルアニル)CoCl2、2,6−ジアセチルピリジンビス
(2,4,6−トリメチルアニル)FeCl2、2,6−ジアセチルピリジンビ
ス(2,6−ジメチルアニル)FeCl2および2,6−ジアセチルピリジンビ
ス(2,4−ジメチルアニル)FeCl2を包含する。
【0012】 本発明の方法においては、反応の成分(1)および(2)をほぼ同時に合体さ
せることが好ましい。しかしながら所望ならば、これらを任意の順序で急速連続
的に合体させることもできる。
せることが好ましい。しかしながら所望ならば、これらを任意の順序で急速連続
的に合体させることもできる。
【0013】 好ましくは成分(1)と(2)との間の反応は酸性触媒の存在下に行われる。
酸性触媒の例は氷酢酸、p−トルエンスルホン酸および蟻酸を包含する。
酸性触媒の例は氷酢酸、p−トルエンスルホン酸および蟻酸を包含する。
【0014】 反応は液体希釈剤の存在下に行うのが好ましい。特に好ましくは、希釈剤は反
応における1種もしくはそれ以上の成分のための溶剤である。適する液体希釈剤
の例は液体炭化水素、たとえばトルエン、キシレン、ヘキサンおよびシクロヘキ
サンまたはアルコール、たとえばエタノール、イソプロパノールもしくは1−ブ
タノールである。
応における1種もしくはそれ以上の成分のための溶剤である。適する液体希釈剤
の例は液体炭化水素、たとえばトルエン、キシレン、ヘキサンおよびシクロヘキ
サンまたはアルコール、たとえばエタノール、イソプロパノールもしくは1−ブ
タノールである。
【0015】 反応は好ましくは0〜150℃の温度にて行われる。好ましくは反応物を典型
的には50〜130℃、より一般には70〜110℃の温度まで加熱する。
的には50〜130℃、より一般には70〜110℃の温度まで加熱する。
【0016】 反応時間はたとえば5分間〜72時間としうるが、12〜48時間、典型的に
は18〜36時間とするのがより一般的である。
は18〜36時間とするのがより一般的である。
【0017】 「リガンドB」を作成すべく本発明の反応過程で用いるリガンドと先駆体は好
ましくは式Kの化合物
ましくは式Kの化合物
【化14】 と化合物H2NR5およびH2NR7とからなり、ここでR1〜R7は上記の意
味を有する。R5およびR7が同じであれば、2当量の同じアミン化合物が勿論
使用される。R5およびR7が異なると共に2種のアミンを使用すれば生成物の
混合物が得られ、ここでR5およびR7は個々の分子にて同一もしくは異なるも
のである。「リガンドT」を作成する反応にて用いられるリガンド先駆体は好ま
しくは式Kの化合物
味を有する。R5およびR7が同じであれば、2当量の同じアミン化合物が勿論
使用される。R5およびR7が異なると共に2種のアミンを使用すれば生成物の
混合物が得られ、ここでR5およびR7は個々の分子にて同一もしくは異なるも
のである。「リガンドT」を作成する反応にて用いられるリガンド先駆体は好ま
しくは式Kの化合物
【化15】 と化合物H2N−NR29R30およびH2N−NR31R32とからなり、こ
こでR1〜R4、R6、R29、R30、R31、およびR32は上記の意味を
有する。H2N−NR29R30およびH2N−NR31R32は同じであれば
、2当量の同じアミン化合物を使用する。H2N−NR29R30およびH2N
−NR31R32が異なるものであれば生成物の混合物が得られ、−NR29R 30 および−NR31R32は個々の分子にて同一または異なるものである。
こでR1〜R4、R6、R29、R30、R31、およびR32は上記の意味を
有する。H2N−NR29R30およびH2N−NR31R32は同じであれば
、2当量の同じアミン化合物を使用する。H2N−NR29R30およびH2N
−NR31R32が異なるものであれば生成物の混合物が得られ、−NR29R 30 および−NR31R32は個々の分子にて同一または異なるものである。
【0018】 本発明の方法において、式M[T]−(T/b)Xの化合物[成分(2)]に
おけるMおよびXは上記した式B、ZおよびTに規定した通りである。式M[T
]−(T/b)Xの化合物の例はFeCl2、MnCl2、CoCl2、FeB
r2、CoBr2およびFeCl3である。好適金属M[T]はFe[II]、
Fe[III]、Co[II]およびCo[III]である。
おけるMおよびXは上記した式B、ZおよびTに規定した通りである。式M[T
]−(T/b)Xの化合物の例はFeCl2、MnCl2、CoCl2、FeB
r2、CoBr2およびFeCl3である。好適金属M[T]はFe[II]、
Fe[III]、Co[II]およびCo[III]である。
【0019】 本発明の方法は2種もしくはそれ以上の異なる遷移金属を含有する錯体の混合
物を製造すべく使用することができ、それにはたとえば式M[T]−(T/b)
Xの2種もしくはそれ以上の異なる遷移金属化合物を成分(2)として用いる。
物を製造すべく使用することができ、それにはたとえば式M[T]−(T/b)
Xの2種もしくはそれ以上の異なる遷移金属化合物を成分(2)として用いる。
【0020】 本発明の方法により作成される錯体は重合触媒として直接使用することができ
る。代案として、これらは活性化剤と組み合わせることもできる。活性化剤化合
物は好適には有機アルミニウム化合物およびヒドロカルビル硼素化合物から選択
される。適する有機アルミニウム化合物はトリアルキルアルミニウム化合物、た
とえばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリブチルアルミニ
ウム、トリ−n−オクチルアルミニウム、エチルアルミニウムジクロライド、ジ
エチルアルミニウムクロライドおよびアルモキサンを包含する。アルモキサンは
、典型的にはアルキルアルミニウム化合物(たとえばトリメチルアルミニウム)
への水の調節添加により作成しうるオリゴマー化合物として当業界で周知されて
いる。この種の化合物は線状、環式もしくはその混合物とすることができる。市
販入手しうるアルモキサンは一般に線状化合物と環式化合物との混合物であると
思われる。環式アルモキサンは式[R16AlO]sにより示すことができ、線
状アルモキサンは式R17(R18AlO)sにより示され、ここでsは約2〜
50の数であり、R16、R17およびR18はヒドロカルビル基、好ましくは
C1〜C6アルキル基、たとえばメチル、エチルもしくはブチル基を示す。
る。代案として、これらは活性化剤と組み合わせることもできる。活性化剤化合
物は好適には有機アルミニウム化合物およびヒドロカルビル硼素化合物から選択
される。適する有機アルミニウム化合物はトリアルキルアルミニウム化合物、た
とえばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリブチルアルミニ
ウム、トリ−n−オクチルアルミニウム、エチルアルミニウムジクロライド、ジ
エチルアルミニウムクロライドおよびアルモキサンを包含する。アルモキサンは
、典型的にはアルキルアルミニウム化合物(たとえばトリメチルアルミニウム)
への水の調節添加により作成しうるオリゴマー化合物として当業界で周知されて
いる。この種の化合物は線状、環式もしくはその混合物とすることができる。市
販入手しうるアルモキサンは一般に線状化合物と環式化合物との混合物であると
思われる。環式アルモキサンは式[R16AlO]sにより示すことができ、線
状アルモキサンは式R17(R18AlO)sにより示され、ここでsは約2〜
50の数であり、R16、R17およびR18はヒドロカルビル基、好ましくは
C1〜C6アルキル基、たとえばメチル、エチルもしくはブチル基を示す。
【0021】 適するヒドロカルビル硼素化合物の例はジメチルフェニルアンモニウムテトラ
(フェニル)ボレート、トリチルテトラ(フェニル)ボレート、トリフェニル硼
素、ジメチルフェニルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート
、ナトリウムテトラキス[(ビス−3,5−トリフルオロメチル)フェニル]ボ
レート、H+(OEt2)[(ビス−3,5−トリフルオロメチル)フェニル]
ボレート、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレートおよびトリス(
ペンタフルオロフェニル)硼素である。
(フェニル)ボレート、トリチルテトラ(フェニル)ボレート、トリフェニル硼
素、ジメチルフェニルアンモニウムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレート
、ナトリウムテトラキス[(ビス−3,5−トリフルオロメチル)フェニル]ボ
レート、H+(OEt2)[(ビス−3,5−トリフルオロメチル)フェニル]
ボレート、トリチルテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレートおよびトリス(
ペンタフルオロフェニル)硼素である。
【0022】 重合触媒の製造方法につき有機アルミニウム化合物およびヒドロカルビル硼素
化合物から選択される活性化用化合物の量は、たとえば少量のモノマーを重合さ
せると共に生成触媒の活性を測定すべく使用しうる小試験試料の作成により簡単
な試験で容易に決定される。一般に、使用量は式Bの化合物におけるFe、Co
、MnもしくはRu金属原子1個当たり0.1〜20,000原子、好ましくは
1〜2000原子のアルミニウムもしくは硼素を与えれば充分であることが判明
した。
化合物から選択される活性化用化合物の量は、たとえば少量のモノマーを重合さ
せると共に生成触媒の活性を測定すべく使用しうる小試験試料の作成により簡単
な試験で容易に決定される。一般に、使用量は式Bの化合物におけるFe、Co
、MnもしくはRu金属原子1個当たり0.1〜20,000原子、好ましくは
1〜2000原子のアルミニウムもしくは硼素を与えれば充分であることが判明
した。
【0023】 所望ならば、重合触媒の作成は本発明の方法による遷移金属錯体の作成と同じ
容器にて行うことができる。
容器にて行うことができる。
【0024】 本発明により作成される錯体で作成された触媒は未支持または支持材料、たと
えばシリカ、アルミナもしくはジルコニアに或いはポリマーもしくはプレポリマ
ー、たとえばポリエチレン、ポリスチレンもしくはポリ(アミノスチレン)に支
持することができる。所望ならば、触媒は支持材料の存在下にその場で形成させ
ることができ、或いは支持材料を触媒成分の1種もしくはそれ以上で同時的また
は順次に予備含浸または予備混合することができる。触媒は所望ならば不均質触
媒、たとえばハロゲン化マグネシウム支持チーグラー・ナッタ触媒、フィリップ
ス型(酸化クロム)支持触媒または支持メタロセン触媒に支持することもできる
。支持触媒の形成は、たとえば本発明の遷移金属化合物を適する不活性希釈剤(
たとえば揮発性炭化水素)中にてアルモキサンで処理し、微粒子支持材料を生成
物でスラリー化させ、次いで揮発性希釈剤を蒸発させて達成することができる。
用いる支持材料の量は広範囲に変化することができ、たとえば遷移金属化合物に
存在する金属1g当たり100,000〜1gとすることができる。
えばシリカ、アルミナもしくはジルコニアに或いはポリマーもしくはプレポリマ
ー、たとえばポリエチレン、ポリスチレンもしくはポリ(アミノスチレン)に支
持することができる。所望ならば、触媒は支持材料の存在下にその場で形成させ
ることができ、或いは支持材料を触媒成分の1種もしくはそれ以上で同時的また
は順次に予備含浸または予備混合することができる。触媒は所望ならば不均質触
媒、たとえばハロゲン化マグネシウム支持チーグラー・ナッタ触媒、フィリップ
ス型(酸化クロム)支持触媒または支持メタロセン触媒に支持することもできる
。支持触媒の形成は、たとえば本発明の遷移金属化合物を適する不活性希釈剤(
たとえば揮発性炭化水素)中にてアルモキサンで処理し、微粒子支持材料を生成
物でスラリー化させ、次いで揮発性希釈剤を蒸発させて達成することができる。
用いる支持材料の量は広範囲に変化することができ、たとえば遷移金属化合物に
存在する金属1g当たり100,000〜1gとすることができる。
【0025】 支持材料における触媒を使用することが望ましければ(下記参照)、これはた
とえば遷移金属錯体と活性化剤とからなる触媒系を予備形成させると共に支持材
料に好ましくはその溶液を含浸させ、或いは支持材料に各成分の1種もしくはそ
れ以上を同時的または順次に導入することにより達成することができる。
とえば遷移金属錯体と活性化剤とからなる触媒系を予備形成させると共に支持材
料に好ましくはその溶液を含浸させ、或いは支持材料に各成分の1種もしくはそ
れ以上を同時的または順次に導入することにより達成することができる。
【0026】実施例 錯体の作成 下式の2,6−ピリジルジイミン鉄(II)ジクロライド錯体を本発明の方法
により製造した。
により製造した。
【化16】
【0027】実施例1 1−[2,6−ジアルジミンピリジンビス(2,4,6−トリメチルアニル)F
eCl2]の作成 シュレンクチューブに窒素雰囲気下で2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒ
ド(1.2当量、0.054g、0.397ミリモル)と無水二塩化鉄(II)
(1当量、0.042g、0.331ミリモル)と2,4,6−トリメチルアニ
リン(2.5当量、0.12ml、0.828ミリモル)とを添加し、次いでn
−ブタノール(40ml、乾燥)を添加して黄色懸濁物を形成させた。この反応
混合物を80℃で20時間にわたり加熱して褐色沈殿物を生ぜしめた。溶剤をポ
ンプ除去し、残留物をエーテル(6x30ml)で洗浄して褐色固体(0.10
1g、62%)を得た。 1.FAB+MSm/z495[M+]、460[M+−Cl]、422[M+ −2Cl]、368[M+−FeCl2]。 IR ν(C=N)1632cm−1。他のC=NピークはIRにて観察されな
かった。
eCl2]の作成 シュレンクチューブに窒素雰囲気下で2,6−ピリジンジカルボキシアルデヒ
ド(1.2当量、0.054g、0.397ミリモル)と無水二塩化鉄(II)
(1当量、0.042g、0.331ミリモル)と2,4,6−トリメチルアニ
リン(2.5当量、0.12ml、0.828ミリモル)とを添加し、次いでn
−ブタノール(40ml、乾燥)を添加して黄色懸濁物を形成させた。この反応
混合物を80℃で20時間にわたり加熱して褐色沈殿物を生ぜしめた。溶剤をポ
ンプ除去し、残留物をエーテル(6x30ml)で洗浄して褐色固体(0.10
1g、62%)を得た。 1.FAB+MSm/z495[M+]、460[M+−Cl]、422[M+ −2Cl]、368[M+−FeCl2]。 IR ν(C=N)1632cm−1。他のC=NピークはIRにて観察されな
かった。
【0028】実施例2 2−[2,6−ジアセチルピリジンビス(2,4,6−トリメチルアニル)Fe
Cl2]の作成 シュレンクチューブに窒素雰囲気下で2,6−ジアセチルピリジン(1.2当
量、0.054g、0.397ミリモル)と無水二塩化鉄(II)(1当量、0
.042g、0.331ミリモル)と2,4,6−トリメチルアニリン(2.5
当量、0.12ml、0.828ミリモル)と氷酢酸(3滴、触媒)とを添加し
、次いでn−ブタノール(40ml、乾燥)を添加した。この反応混合物を80
℃で24時間にわたり加熱して暗青色沈殿物を得た。溶剤をポンプ除去すると共
に、残留物をエーテル(4x30ml)で洗浄して暗青色固体(0.137g、
83%)を得た。 2.FAB+MSm/z523[M+]、488[M+−Cl]、453[M+ −2Cl]。
Cl2]の作成 シュレンクチューブに窒素雰囲気下で2,6−ジアセチルピリジン(1.2当
量、0.054g、0.397ミリモル)と無水二塩化鉄(II)(1当量、0
.042g、0.331ミリモル)と2,4,6−トリメチルアニリン(2.5
当量、0.12ml、0.828ミリモル)と氷酢酸(3滴、触媒)とを添加し
、次いでn−ブタノール(40ml、乾燥)を添加した。この反応混合物を80
℃で24時間にわたり加熱して暗青色沈殿物を得た。溶剤をポンプ除去すると共
に、残留物をエーテル(4x30ml)で洗浄して暗青色固体(0.137g、
83%)を得た。 2.FAB+MSm/z523[M+]、488[M+−Cl]、453[M+ −2Cl]。
【0029】実施例3 3−[2,6−ジアセチルピリジンビス(2,6−ジエチルアニル)FeCl2 ]の作成 無水二塩化鉄(II)(0.095g、0.750ミリモル)と2,6−ピリ
ジンジカルボキシアルデヒド(1.2当量、0.122g、0.900ミリモル
)と2,6−ジエチルアニリン(2.5当量、0.310ml、1.875ミリ
モル)とをシュレンクチューブに添加し、次いでn−ブタノール(40ml)を
添加し、80℃にて48時間にわたり加熱した。緑色沈殿物が10分間後に出現
した。溶剤をポンプ除去してエーテル(4x40ml)で洗浄した後に緑青色固
体を得た。 FAB+MSm/z523[M+]、488[M+−Cl]、453[M+−2
Cl]。
ジンジカルボキシアルデヒド(1.2当量、0.122g、0.900ミリモル
)と2,6−ジエチルアニリン(2.5当量、0.310ml、1.875ミリ
モル)とをシュレンクチューブに添加し、次いでn−ブタノール(40ml)を
添加し、80℃にて48時間にわたり加熱した。緑色沈殿物が10分間後に出現
した。溶剤をポンプ除去してエーテル(4x40ml)で洗浄した後に緑青色固
体を得た。 FAB+MSm/z523[M+]、488[M+−Cl]、453[M+−2
Cl]。
【0030】上記で作成した錯体を用いる重合 シュレンクチューブに触媒(0.01ミリモル)とトルエン(40ml、乾燥
)とを添加し、次いでメチルアルモキサン(トルエン中10%w/w、100当
量、0.65ml、1.00ミリモル)を添加して橙色溶液を形成させた。この
シュレンクチューブを室温の水浴中に入れた。エチレン雰囲気(1バール)を溶
液上に30分間にわたり通した。次いで反応を希HCl(40ml)の添加によ
り停止させ、得られたポリマーを濾過すると共にメタノール(3x50ml)で
洗浄し、減圧オーブン内で乾燥して固体ポリエチレンを得た。
)とを添加し、次いでメチルアルモキサン(トルエン中10%w/w、100当
量、0.65ml、1.00ミリモル)を添加して橙色溶液を形成させた。この
シュレンクチューブを室温の水浴中に入れた。エチレン雰囲気(1バール)を溶
液上に30分間にわたり通した。次いで反応を希HCl(40ml)の添加によ
り停止させ、得られたポリマーを濾過すると共にメタノール(3x50ml)で
洗浄し、減圧オーブン内で乾燥して固体ポリエチレンを得た。
【0031】実施例4 1−[2,6−ジアルジミンピリジンビス(2,4,6−トリメチルアニル)F
eCl2]を用いる重合 錯体1(0.01ミリモル、4.96mg)は、1240gミリモル−1h− 1 バール−1の活性を示す6.20gのポリエチレンを生成した。 PE、Mw=46000、PDI=18.0、MPK=1400。
eCl2]を用いる重合 錯体1(0.01ミリモル、4.96mg)は、1240gミリモル−1h− 1 バール−1の活性を示す6.20gのポリエチレンを生成した。 PE、Mw=46000、PDI=18.0、MPK=1400。
【0032】実施例5 2−[2,6−ジアセチルピリジンビス(2,4,6−トリメチルアニル)Fe
Cl2]を用いる重合 錯体2(0.01ミリモル、5.24mg)は、870gミリモル−1h−1 バール−1の活性を示す4.35gのポリエチレンを生成した。 PE、Mw=80 000、PDI=21.0、MPK=70 000。
Cl2]を用いる重合 錯体2(0.01ミリモル、5.24mg)は、870gミリモル−1h−1 バール−1の活性を示す4.35gのポリエチレンを生成した。 PE、Mw=80 000、PDI=21.0、MPK=70 000。
【0033】 これらの結果は、本発明の方法が公知の2段階法により製造されるものと同程
度に効果的な触媒を与えることを示す。
度に効果的な触媒を与えることを示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月19日(2000.7.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] の遷移金属錯体の製造方法において (1)リガンドB
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] の遷移金属錯体の製造方法において (1)リガンドB
【化2】 を形成しうる先駆体および(2)式M[T]−(T/b)Xの化合物からなる成
分を単一の反応段階にて互いに反応させることを特徴とする式Bの遷移金属錯体
の製造方法。
分を単一の反応段階にて互いに反応させることを特徴とする式Bの遷移金属錯体
の製造方法。
【化3】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 19 〜R28は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR19〜R28の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができ;ただしR19、R20、R21およびR22の少なく
とも1つは環系PおよびQのいずれもポリ芳香族融合環系の部分を形成しなけれ
ばヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘ
テロヒドロカルビルである] で示される骨格単位を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 19 〜R28は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR19〜R28の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができ;ただしR19、R20、R21およびR22の少なく
とも1つは環系PおよびQのいずれもポリ芳香族融合環系の部分を形成しなけれ
ばヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘ
テロヒドロカルビルである] で示される骨格単位を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【化4】 の化合物 (1b)式H2NR5およびH2NR7を有する化合物、および (2)式M[T]−(T/b)Xの化合物 からなる請求項9に記載の方法。
【化5】 [式中、R29〜R32は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒド
ロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択
され;その2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテ
ロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つもしくは
それ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することができる
] に示される骨格単位を有する請求項1に記載の方法。
ロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択
され;その2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテ
ロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つもしくは
それ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することができる
] に示される骨格単位を有する請求項1に記載の方法。
【化6】 の化合物 (1b)式H2N−NR29R30およびH2N−NR31R32を有する化合
物、および (2)式M[T]−(T/b)Xの化合物 からなる請求項12に記載の方法。
物、および (2)式M[T]−(T/b)Xの化合物 からなる請求項12に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07F 15/06 C07F 15/06 (72)発明者 マクタビッシュ,スチュアート,ジェーム ズ イギリス国、エスダブリュー6 1エイチ エル、ロンドン、フラム ロード 475、 メゾネット フラット Fターム(参考) 4C055 AA01 BA03 BA18 BA30 BB04 CA01 DA01 GA02 4H050 AB40 BB11 BB14 WB14
Claims (14)
- 【請求項1】 式 【化1】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1、R2、R3、R4、
R5、R6およびR7は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロ
カルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択さ
れ;R1〜R7の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つも
しくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することが
できる] の遷移金属錯体の製造方法において (1)リガンドB 【化2】 を形成しうる先駆体および(2)式M[T]−(T/b)Xの化合物からなる成
分を単一の反応段階にて互いに反応させることを特徴とする式Bの遷移金属錯体
の製造方法。 - 【請求項2】 単一の反応容器にて行う請求項1に記載の方法。
- 【請求項3】 反応の成分(1)および(2)を実質的に同時に合体させる
請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 成分(1)と(2)との間の反応を酸性触媒の存在下に行う
請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】 酸性触媒が氷酢酸、p−トルエンスルホン酸もしくは蟻酸か
らなる請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 反応を液体希釈剤の存在下に行う請求項1〜5のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項7】 希釈剤がトルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン、
エタノール、イソプロパノールもしくは1−ブタノールからなる請求項6に記載
の方法。 - 【請求項8】 反応を50〜130℃の温度にて行う請求項1〜7のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項9】 遷移金属錯体が式Z: 【化3】 [式中、MはFe[II]、Fe[III]、Co[I]、Co[II]、Co
[III]、Mn[I]、Mn[II]、Mn[III]、Mn[IV]、Ru
[II]、Ru[III]もしくはRu[IV]であり;Xは遷移金属Mに共有
結合もしくはイオン結合した原子もしくは基を示し;Tは遷移金属Mの酸化状態
であると共にbは原子もしくは基Xの原子価であり;R1〜R4、R6およびR 19 〜R28は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル
、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルから選択され;R1 〜R4、R6およびR19〜R28の2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、
置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビル
であれば前記2つもしくはそれ以上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換
基を形成することができ;ただしR19、R20、R21およびR22の少なく
とも1つは環系PおよびQのいずれもポリ芳香族融合環系の部分を形成しなけれ
ばヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘ
テロヒドロカルビルである] で示される骨格単位を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】 反応体が (1a)式K 【化4】 の化合物 (1b)式H2NR5およびH2NR7を有する化合物、および (2)式M[T]−(T/b)Xの化合物 からなる請求項9に記載の方法。
- 【請求項11】 R5およびR7が独立してフェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、2−メチルフェニル、2−エチルフェニル、2,6−ジイソプロピル
フェニル、2,3−ジイソプロピルフェニル、2,4−ジイソプロピルフェニル
、2,6−ジ−n−ブチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、2,3−ジメ
チルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2−t−ブチルフェニル、2,6−
ジフェニルフェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2,6−トリフルオロ
メチルフェニル、4−ブロモ−2,6−ジメチルフェニル、3,5−ジクロル−
2,6−ジエチルフェニルおよび2,6−ビス(2,6−ジメチルフェニル)フ
ェニル、シクロヘキシルおよびピリジニルから選択される請求項1〜10のいず
れか一項に記載の方法。 - 【請求項12】 遷移金属錯体が式T: 【化5】 [式中、R29〜R32は独立して水素、ハロゲン、ヒドロカルビル、置換ヒド
ロカルビル、ヘテロヒドロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであり;
その2つもしくはそれ以上がヒドロカルビル、置換ヒドロカルビル、ヘテロヒド
ロカルビルもしくは置換ヘテロヒドロカルビルであれば前記2つもしくはそれ以
上は結合して1個もしくはそれ以上の環式置換基を形成することができる] に示される骨格単位を有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項13】 反応体が式K 【化6】 の化合物 (1b)式H2N−NR29R30およびH2N−NR31R32を有する化合
物、および (2)式M[T]−(T/b)Xの化合物 からなる請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 Xがハライド、サルフェート、ナイトレート、チオレート
、チオカルボキシレート、BF4 −、PF6 −、ハイドライド、ヒドロカルビル
オキサイド、カルボキシレート、ヒドロカルビル、置換ヒドロカルビルもしくは
ヘテロヒドルカルビルからなる請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
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