JP2002521913A - データ送信方法、無線ネットワークサブシステム及びユーザ装置 - Google Patents

データ送信方法、無線ネットワークサブシステム及びユーザ装置

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JP2002521913A
JP2002521913A JP2000561717A JP2000561717A JP2002521913A JP 2002521913 A JP2002521913 A JP 2002521913A JP 2000561717 A JP2000561717 A JP 2000561717A JP 2000561717 A JP2000561717 A JP 2000561717A JP 2002521913 A JP2002521913 A JP 2002521913A
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spreading
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network subsystem
dedicated physical
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JP2000561717A
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ハルリ ホルマ
アンティ トスカラ
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ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
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    • H04J13/0007Code type
    • H04J13/004Orthogonal

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  • Signal Processing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、移動電話システム内で無線ネットワークサブシステム(RNS)から無線リンク(Uu)を経てユーザ装置(UE)へデータを送信する方法、無線ネットワークサブシステム、及びユーザ装置に係る。無線ネットワークサブシステム(RNS)は専用の物理的チャンネルをユーザ装置(UE)へ送信する(604,606)。専用の物理的チャンネルは、専用の物理的制御チャンネル及び専用の物理的データチャンネルを含む。専用の物理的チャンネルは、無線リンク(Uu)へ送信されるべきフレームにより形成される。送信中に、無線ネットワークサブシステム(RNS)は、各チャンネルを拡散コードで拡散し(608,610)、拡散コードの長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定する。拡散コードは、通常の状態で無線リンク(Uu)により使用するために指定される。特殊な状態において(602)、専用の物理的データチャンネルの少なくとも1つのフレームが共用拡散コードで拡散される(602)。この共用拡散コードは、通常状態で使用される拡散コードより短い。当該共用拡散コードは、少なくとも2つの異なる無線リンク(Uu)の専用の物理的データチャンネル間で時分割によって共用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、移動電話システムにおいて無線ネットワークサブシステムからユー
ザ装置へデータを送信する方法に係る。より詳細には、本発明は、ユニバーサル
移動電話システムにおける拡散コードの使用に係る。
【0002】
【背景技術】
移動電話システムの最も大きな問題の1つは、限定された無線リソースを効率
的に使用することである。現在のシステムでは、全無線リンク中の回路交換コー
ルに対して各ユーザごとに、ある量のリソース、例えば1つの拡散コードが指定
される。ユーザデータが連続的に送信されるだけではなく、システム制御データ
も時々又は規則的な繰り返し間隔で送信しなければならないために、問題が発生
する。別の問題は、ユーザ装置をスロット状モードで動作することに関するもの
で、ユーザ装置は、無線フレームの時間巾の一部分中に隣接ベーストランシーバ
ステーションの他の周波数の受信電力を測定する。この場合に、ユーザ装置は、
通常に受信することができず、無線フレーム全体を失うことすらある。
【0003】 例えば、コード分割多重アクセス方法(CDMA)を使用するシステムでは、
無線ネットワークサブシステムからユーザ装置へのダウンリンクにおける各接続
に対して拡散ファクタ256をもつ1つの拡散コードが指定される。この拡散フ
ァクタは、ユーザデータを送信するのには充分であるが、制御データを送信する
必要があるときには、コードを著しくカットしなければならない。この問題に対
する1つの可決策は、ユーザデータにシステム制御データを置き換えることであ
るが、この場合には、ユーザデータの若干が失われることになり、例えば、スピ
ーチを送信するときには、これがスピーチクオリティの低下として顕著に現れ、
スピーチが中断することすらある。
【0004】 この第1の問題に対する別の解決策は、常時充分なデータ送信送信リソースが
あるようにそれらを指定することである。この場合には、例えば、拡散ファクタ
128をもつ拡散コードが接続に指定される。しかしながら、必要な送信リソー
スは瞬時所要最大値に基づいて計算され、従って、制御データを送信する必要が
ないほとんどの時間中に送信リソースが浪費されるために、問題が生じる。理論
的には、128個の異なる拡散コードを同時に使用することができるが、25%
ないし30%のユーザがソフトハンドオーバーを同時に実行する場合でも、実際
上、使用のために残される拡散コードは百未満となる。
【0005】 使用される拡散コードは、システムに使用される拡散コードが相互に直交構成
となるように、コードツリー構成とすることができる。ツリーの深部へ進むとき
に、拡散コードの長さは各レベルごとに2倍となり、従って、データ送信速度を
有する。上記第2の問題に対して示唆された1つの解決策は、1つのレベルにお
ける隣接拡散コード、即ち兄弟コードを2つの異なるユーザに対して指定するこ
とである。兄弟コードの拡散ファクタは、例えば、256である。従って、必要
なときに、1人のユーザが、上記拡散コードの親コード、即ち拡散ファクタ12
8をもつ1レベル上のコードを得ることができる。しかしながら、この解決策は
、ユーザが互いに同期されることを付随する。というのは、第1のユーザはそれ
自身の兄弟コードを使用できないが、第2のユーザは親コードを使用するからで
ある。従って、第1のユーザ装置は、通常フレームの第1の半分の間に測定を行
うことができ、そして第2の半分の間に親コードで拡散された短縮フレームを受
け取ることができ、この場合に、そのデータ送信容量は、兄弟コードで拡散され
た通常フレームに対応する。第2のユーザ装置は、フレームの第1の半分の間に
親コードで拡散された短縮フレームを受信し、そして第2の半分の間に測定を行
う。通常動作では、両ユーザ装置セットが、それ自身の兄弟コードで拡散された
通常フレームを受信する。必要とされる同期は、システムの融通性を著しく制限
する。
【0006】
【発明の開示】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決する方法、及びこの方法を実施する
装置を開発することである。この目的は、以下に述べる方法、即ち移動電話シス
テム内で無線ネットワークサブシステムから無線リンクを経てユーザ装置へデー
タを送信する方法であって、無線ネットワークサブシステムが専用の物理的チャ
ンネルをユーザ装置へ送信し、上記専用の物理的チャンネルは、専用の物理的制
御チャンネル及び専用の物理的データチャンネルを備え、そして上記専用の物理
的チャンネルは、無線リンクへ送信されるべきフレームにより形成され、そして
送信中に、無線ネットワークサブシステムが各チャンネルを拡散コードで拡散し
、拡散コードの長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定し、そして通常
の状態で使用されるべき拡散コードが無線リンクに対して指定されるような方法
によって達成される。この方法では、特殊な状態において、上記専用の物理的デ
ータチャンネルの少なくとも1つのフレームが共用拡散コードで拡散され、この
共用拡散コードは、通常状態で使用される拡散コードより短く、そして当該共用
拡散コードは、少なくとも2つの異なる無線リンクの専用の物理的データチャン
ネル間で時分割によって共用される。
【0007】 本発明の更に別の目的は、無線リンクを経てユーザ装置へ専用の物理的チャン
ネルを送信し、専用の物理的チャンネルは、専用の物理的制御チャンネル及び専
用の物理的データチャンネルを備え、更に、無線リンクへ送信されるべきフレー
ムから専用の物理的チャンネルを形成し、そして送信中に各チャンネルを拡散コ
ードで拡散し、拡散コードの長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定し
、そして無線リンクに対して通常状態で使用されるべき拡散コードを指定するよ
うに構成された無線ネットワークサブシステムを提供することである。この無線
システムは、特殊な状態において、専用の物理的データチャンネルの少なくとも
1つのフレームを共用拡散コードで拡散し、この共用拡散コードは、通常状態で
使用される拡散コードより短く、そして当該共用拡散コードを、少なくとも2つ
の異なる無線リンクの専用の物理的データチャンネル間で時分割によって共用す
るように構成される。
【0008】 本発明の更に別の目的は、無線ネットワークサブシステムにより無線リンクを
経て送信される専用の物理的チャンネルを受信し、専用の物理的チャンネルは、
専用の物理的制御チャンネル及び専用の物理的データチャンネルを備え、更に、
無線リンクから受信されるべきフレームから専用の物理的チャンネルを形成し、
そして受信中に拡散コードで各チャンネルの拡散を除去し、拡散コードの長さ即
ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定し、そして通常状態中に無線リンクに
対して指定された拡散コードを通常状態で使用して拡散を除去するように構成さ
れたユーザ装置を提供することである。このユーザ装置は、特殊な状態において
、専用の物理的データチャンネルの少なくとも1つのフレームの拡散を共用拡散
コードで除去し、この共用拡散コードは、通常状態で使用される拡散コードより
短く、そして少なくとも2つの異なる無線リンクの専用の物理的データチャンネ
ル間で時分割により使用される。
【0009】 本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。 本発明は、異なる無線リンクに分布された共通のコードリソースが専用の物理
的データチャンネルの拡散に対して指定されることをベースとする。通常の状態
では、各無線リンクは、それ自身のコードリソースを使用するが、特殊な状態で
は、無線リンクが共用コードリソースを使用することができる。無線リンクの個
々のコードリソース及び共用コードリソースは、互いに何ら依存せず、即ちそれ
らは、同時に使用することができる。 本発明の方法は、多数の効果を発揮する。データ送信レートは、適当な拡散コ
ードを選択することにより、各フレーム特有に、迅速に変更することができる。
これは、無線リソースを効率的に利用できるようにする。
【0010】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明は、コード分割多重アクセス方法(CDMA)を使用する種々の移動電
話システムに使用することができる。以下の例は、直接シーケンスの広帯域コー
ド分割多重アクセス方法を用いた一般的な移動電話システムに本発明を使用した
場合を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。従って、例えば、日本
のARIB(Association of Radio Industries and Business)により開発され
たIMT−2000移動電話システムが本発明のシステムである。以下の例は、
WCDMAシステムの仕様に基づくものであり、その詳細な情報は、参考として
ここに取り上げるETSI(European Telecommunications Standards Institut
e)仕様書「ETSI UMTS地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access)
(UTRA)ITU−R RTT、候補サブミッション(Candidate Submission)
(Tdoc SMG2 260/98、1998年5月/6月)をから得ること
ができる。
【0011】 図1A及び1Bを参照して、一般的な移動テレコミュニケーションシステムの
構造を説明する。図1Bは、本発明を説明する上で重要なブロックしか含まない
が、通常の移動電話システムは、ここで詳細に説明する必要のない他の機能及び
構造も含むことが当業者に明らかであろう。移動電話システムの主たる部分は、
コアネットワークCNと、一般的な移動電話システム(UMTS)の地上無線ア
クセスネットワークUTRANと、ユーザ装置UEである。CNとUTRANと
の間のインターフェイスは、Iuと称し、そしてUTRANとUEとの間のエア
インターフェイスは、Uuと称する。
【0012】 UTRANは、無線ネットワークサブシステムRNSを備えている。RNS間
のインターフェイスは、Iurと称する。RNSは、無線ネットワークコントロ
ーラRNC及び1つ以上のノードBを備えている。RNCとBとの間のインター
フェイスは、Iubと称する。ノードBのサービスエリア即ちセルは、図1Bに
Cで示されている。 図1Aの表示は非常に抽象的であるので、図1Bでは、UMTSの部分にほぼ
対応するGSMシステムの部分を示すことにより明確にしている。図示されたマ
ッピングは、それに強制されるものではなく、近似に過ぎないことに注意された
い。というのは、UMTSの異なる部分の責任及び機能は、まだプランニング中
だからである。
【0013】 図1Bに示すように、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)102において
ユーザ装置UEから電話100へ回路交換接続を確立することができる。ユーザ
装置UEは、例えば、固定ターミナル、乗物に搭載されたターミナル、又はポー
タブルターミナルである。無線ネットワークUTRANのインフラストラクチャ
ーは、無線ネットワークサブシステムRNS、即ちベーストランシーバステーシ
ョンシステムを備えている。無線ネットワークサブシステムRNSは、無線ネッ
トワークコントローラRNC即ちベースステーションコントローラと、その制御
下にある少なくとも1つのノードB即ちベーストランシーバステーションとを備
えている。
【0014】 ベーストランシーバステーションBは、マルチプレクサ114と、トランシー
バ116と、これらトランシーバ116及びマルチプレクサ114の動作を制御
するコントロールユニット118とを有する。マルチプレクサ114では、多数
のトランシーバ116により使用されるトラフィック及び制御チャンネルが送信
リンクIubに入れられる。 ベーストランシーバステーションBのトランシーバ116は、アンテナユニッ
ト120に接続され、これは、ユーザ装置UEへの両方向無線リンクUuを実施
する。この両方向無線リンクUuを経て送信されるべきフレームの構造は明確に
規定されている。
【0015】 無線ネットワークコントローラRNCは、グループスイッチングフィールド1
10及び制御ユニット112を備えている。グループスイッチングフィールド1
10は、スピーチ及びデータを接続すると共に、シグナリング回路を接続するの
に使用される。ベーストランシーバステーションB及び無線ネットワークコント
ローラRNCにより形成されるベースステーションシステムは、トランスコーダ
108も含む。無線ネットワークコントローラRNCとベーストランシーバステ
ーションBとの間の作業分布、並びにそれらの物理的構造は、実施形態に基づい
て変化し得る。典型的に、ベーストランシーバステーションBは、上述した無線
経路実施を受け持つ。無線ネットワークコントローラRNCは、通常、無線リソ
ースの管理、セル間のハンドオーバーの制御、電力調整、タイミング及び同期、
ユーザ装置のページングを受け持つ。
【0016】 トランスコーダ108は、通常、移動交換センター106にできるだけ接近し
て配置される。というのは、そうすれば、トランスコーダ108と無線ネットワ
ークコントローラRNCとの間で移動電話システムのフォーマットでスピーチを
送信でき、送信容量を節約できるからである。トランスコーダ108は、公衆交
換電話ネットワークと移動電話ネットワークとの間に使用されるスピーチの異な
るデジタルコードフォーマットを互いに適合するように変換し、例えば、公衆ネ
ットワークの64kビット/sからセルラーネットワークの別のフォーマット(
例えば、13kビット/s)へ及びそれとは逆に変換する。必要なハードウェア
は、ここでは詳細に説明しないが、トランスコーダ122ではスピーチ以外のデ
ータは変換されないことに注意されたい。コントロールユニット112は、コー
ル制御、移動管理、統計学的情報の収集及びシグナリングを受け持つ。
【0017】 コアネットワークCNは、UTRANの外部で移動電話システムに属するイン
フラストラクチャーを備えている。図1Bは、コアネットワークCNの要素の2
つ、即ち移動交換センター106及びゲートウェイ移動交換センター104を示
し、これは、移動電話システムから外界、この場合、公衆交換電話ネットワーク
102への接続を取り扱う。 図5は、ユーザ装置UEの構造の一例を示す。ユーザ装置UEの重要な部分は
、ユーザ装置のアンテナ502へのインターフェイス504と、トランシーバ5
06と、ユーザ装置の制御部510と、バッテリ514へのインターフェイス5
12である。ユーザインターフェイスは、通常、ディスプレイ500、キーボー
ド508、マイクロホン516、及びスピーカ518を含む。
【0018】 図2Aは、無線送信器−無線受信器の対の動作を説明するものである。図2A
は、無線送信器がノードBに配置されそして無線受信器がユーザ装置UEに配置
されたダウンリンクのケースを示す。 図2Aの上部は、無線送信器の重要な機能を説明するためのものである。物理
的チャンネルに配置された種々のサービスは、スピーチ、データ、動画又は静止
画映像、及びシステムの制御チャンネルを含み、これらは、無線送信器の制御部
214で処理される。この図は、制御チャンネル及びデータの処理を示す。異な
るサービスは、異なるソースコード手段を必要とし、例えば、スピーチは、スピ
ーチコーデックを必要とする。しかしながら、明瞭化のために、図2Aにはソー
スコード手段は示されていない。
【0019】 次いで、ブロック202A及び202Bにおいて異なるチャンネルに対して異
なるチャンネルコード化が実行される。チャンネルコード化は、例えば、異なる
ブロックコードを含み、その一例は、繰り返し冗長チェック(CRC)である。
更に、コンボリューションコード及びその種々の変形、例えば、パンクチャード
コンボリューションコード又はターボコードも一般的に使用される。 異なるチャンネルがチャンネルコード化されたときには、それらがインターリ
ーバー204A、204Bにおいてインターリーブされる。インターリーブの目
的は、エラー修正を容易にすることである。インターリーブにおいて、異なるサ
ービスのビットが、あるやり方で一緒に混合され、この場合、無線経路における
瞬間的なフェージングは、必ずしも送信情報を識別不能にするものではない。次
いで、インターリーブされたビットは、拡散コードで拡散され、スクランブルコ
ードでスクランブルされ、そしてブロック206A、206Bにおいて変調され
、その動作は、図2Bに詳細に示されている。個々の信号は、ブロック208に
おいて合成され、1つの送信器を経て送信される。
【0020】 最終的に、合成信号は、高周波部分210へ送られ、これは、異なる電力増幅
器及び帯域制限フィルタである。次いで、アンテナ212を経て無線経路Uuへ
アナログ無線信号が送信される。 図2Aの下部は、無線受信器の重要な機能を示す。無線受信器は、典型的に、
レーキ(RAKE)受信器である。無線経路Uuからアンテナ234でアナログ高周波
信号が受信される。この信号は、所望の帯域以外の全ての周波数を阻止するフィ
ルタを含む高周波部分232へ送られる。その後、信号は、復調器230におい
て中間周波に変換されるか又は基本帯域へ直接変換され、そしてこのように変換
された信号が次いでサンプリング及び量子化される。
【0021】 当該信号は、多経路伝播信号であるので、異なる経路を経て伝播した信号成分
を、公知の多数のレーキフィンガを含むブロック228において合成することが
目的である。レーキフィンガによって異なる時間遅延で受信された信号成分は、
受信信号を、所定の時間遅延で遅延された使用拡散コードと相関することにより
サーチされる。信号成分の時間遅延が分かったときには、同じ信号に属する信号
成分が合成される。同時に、信号成分の拡散は、物理的チャンネルの拡散コード
で信号を乗算することにより除去される。次いで、受信した物理的チャンネルの
インターリーブがデインターリーブ手段226において除去される。
【0022】 デインターリーブされた物理的チャンネルは、次いで、デマルチプレクサ22
4において種々のチャンネルのデータ流に分配される。これらチャンネルは、そ
れ自身のチャンネルデコードブロック222A、222Bへ各々向けられ、そこ
で、送信に使用されたチャンネルコード、例えば、ブロックコード又はコンボリ
ューションコードがデコードされる。コンボリューションコードは、ビタビデコ
ーダでデコードされるのが好ましい。各送信チャンネル220A、220Bは、
次いで、更に別の必要な処理のために送られ、例えば、データ220は、ユーザ
装置UEに接続されたコンピュータ122へ送られる。システムの制御チャンネ
ルは、無線受信器の制御部236へ送られる。
【0023】 図2Bは、拡散コードでのチャンネルの拡散及びその変調を詳細に示す。この
図において、チャンネルのビット流は、ブロックS/Pの左側から到着し、そこ
で、各2ビットシーケンスがシリアルモードからパラレルモードに変換され、即
ち1つのビットが信号のIブランチへ送られ、そして第2ビットがQブランチへ
送られる。次いで、I及びQブランチの信号に同じ拡散コードCchが乗算され、
この場合に、比較的狭帯域の情報が広い周波数帯域にわたって拡散される。各リ
ンクUuは、受信器がそれに意図された送信を識別するところのそれ自身の拡散
コードを有する。次いで、信号は、各送信器ごとに異なるスクランブルコードC scramb を乗算することによりスクランブルされる。得られた信号のパルスフォー
マットがフィルタP(t)でフィルタリングされる。最終的に、信号は、互いに9
0°ずれたその異なるブランチを乗算することにより高周波搬送波へと変調され
、このようにして得られるブランチは、1つの搬送波に合成され、これは、考え
られるフィルタリング及び電力増幅とは別に無線経路Uuへ送信される準備がな
される。ここに述べる変調方法は、QPSK(直角位相シフトキーイング)であ
る。
【0024】 図4Aは、異なる拡散コードを示す。各ポイント400は、1つの考えられる
拡散コードを表す。縦の破線は、異なる拡散ファクタSF=1、SF=2、SF
=4、SF=8、SF=16、SF=32、SF=64、SF=128、SF=
256を示す。各縦の破線におけるコードは、相互に直交する。従って、せいぜ
い256個の異なる相互に直交する拡散コードを同時に使用することができる。
例えば、UMTSでは、5MHzの搬送波を4.096メガチップ/秒で使用す
るときには、SF=256の拡散ファクタが、32kビット/sの送信レートに
対応し、そして対応的に、実際上最も高い送信レートは、拡散ファクタSF=4
で得られ、この場合、データ送信レートは、248kビット/sである。従って
、チャンネルの送信レートは、32、64、128、256、512、1024
及び2048と段階的に変化するが、対応的に、拡散ファクタは、256、12
8、64、32、16、8及び4と変化する。ユーザに使用できるデータ送信レ
ートは、使用するチャンネルコードに依存する。例えば、1/3のコンボリュー
ションコードを使用するときには、ユーザのデータ送信レートが、チャンネルの
データ送信レートの約1/3である。拡散ファクタは、拡散コードの長さを指示
する。例えば、拡散ファクタSF=1に対応する拡散コードは、(1)である。
拡散ファクタSF=2は、2つの相互に直交する拡散コード(1、1)及び(1
、−1)を有する。更に、拡散コードSF=4は、4つの相互に直交する拡散コ
ードを有し、即ち高レベル拡散コードのもとでは、拡散コード(1、1、1、1
)及び(1、1、−1、−1)があり、そして第2の高レベル拡散コードのもと
では、拡散コード(1、−1、1、−1)及び(1、−1、−1、1)がある。
このように、拡散コードの形成は、コードツリーの下位レベルに向かって続けら
れる。あるレベルの拡散コードは、常に、相互に直交する。同様に、あるレベル
の拡散コードは、同じレベルの別の拡散コードから導出された全ての下位レベル
拡散コードと直交する。
【0025】 図3を参照し、どんな種類のフレーム構造を物理的チャンネルに使用できるか
の一例を説明する。フレーム340A、340B、340C、340Dは、1か
ら72まで順次番号が付けられ、それらは、720msの長いスーパーフレーム
を形成する。1つのフレーム340Cの長さは、10msである。フレーム34
0Cは、16個のスロット330A、330B、330C、330Dに分割され
る。1つのスロット330Cの長さは、0.625msである。1つのスロット
330Cは、一般に、電力を例えば1dB上下に調整するところの1つの電力調
整周期に対応する。
【0026】 物理的チャンネルは、2つの異なる形式、即ち専用の物理的データチャンネル
(DPDCH)310及び専用の物理的制御チャンネル(DPCCH)312に
分割される。専用の物理的データチャンネル310は、OSI(オープンシステ
ム相互接続)の上、即ち専用のトラフィックチャンネルの最も近くで、第2層に
発生されるデータ306を送信するのに使用される。専用の物理的制御チャンネ
ル312は、OSIの第1層に発生される制御情報を送信する。制御情報は、チ
ャンネル推定に使用されるパイロットビット300と、送信電力制御コマンド(
TPC)302と、任意であるが搬送フォーマット指示子(TFI)304とを
含む。この搬送フォーマット指示子304は、所与の時間にアップリンクの各専
用物理的データチャンネルに使用される送信レートを受信器に指示する。
【0027】 図3に示すように、ダウンリンクにおける専用の物理的データチャンネル31
0及び専用の物理的制御チャンネル312は、同じスロット330Cへと時間マ
ルチプレクスされる。しかしながら、アップリンクでは、当該チャンネルがパラ
レルに送信され、従って、それらは、各フレーム340CへとIQ/コードマル
チプレクスされ(I=同相、Q=直角位相)、そして二重チャンネルQPSK変
調(二重チャンネル直角位相シフトキーイング変調)を用いて送信される。付加
的な専用物理的データチャンネル310を送信する必要があるときには、それら
が第1チャンネル対のI又はQブランチへとコードマルチプレクスされる。
【0028】 もし必要であれば、関連制御チャンネルを専用の物理的データチャンネルへと
マルチプレクスすることができ、この関連制御チャンネルでは、第2及びその上
位層の制御データが送信され、例えば、アクティブなセットに対する更新データ
、及び出力電力制御ループの信号/干渉ターゲットの調整データが送信される。
このマルチプレクス動作は、最初に述べた容量に関する問題を生じさせる。 例えば、拡散ファクタSF=256を使用するときには、10個の記号を使用
することができ、即ちスロット330Cに対して12ビットとなる。これは、3
20ビット/フレームを生じさせる。これらビットの使用をテーブル1に一例と
して示す。 テーブル1 内容 長さ DPCCH:PILOT 32記号=64ビット DPCCH:TPC 8記号=16ビット DPCCH:TFI 8記号=16ビット DPDCH:DATA 112記号=224ビット
【0029】 従って、ユーザデータに対して224ビットが残される。例えば、スピーチデ
ータを8kビット/sで通常のスピーチコーデックに送信するためには、上記ビ
ットのうちの80ビットがデータに必要とされ、16ビットが繰り返し冗長チェ
ックに必要とされ、そして8ビットがテールビットとして必要とされ、全部で1
04ビットとなる。使用されるべきコンボリューションコードに対して得られる
コード比は、104/224=0.46であり、これは、関連制御チャンネルに
必要とされる約20ビットをまだ含まない。従って、使用されるべきコンボリュ
ーションコードは、1/2コンボリューションコードより既に悪い。このような
チャンネルでは、関連制御チャンネルに必要とされるビットを送信することが困
難である。というのは、チャンネルコードの量がかなり小さいと共に、パンクチ
ャリング即ち除去コードを使用することが必要になるためである。
【0030】 スピーチデータを改善されたスピーチコーデックへ即ち12.2kビット/s
のレートで送信することが必要な場合には、この状態が更に悪化する。従って、
コード比は、0.60(=224データビット+16CRCビット+8テールビ
ット/448)だけとなる。 無線ネットワークサブシステムRNSから無線リンクUuを経てユーザ装置U
Eへデータを送信するための本発明の方法を、図6A及び6Bのフローチャート
を参照して説明する。個々の無線フレームに対する方法の実行は、ブロック60
0でスタートする。 ブロック604及び606では、無線ネットワークサブシステムRNSが専用
の物理的チャンネルをユーザ装置UEへ送信する。上述したように、専用の物理
的チャンネルは、専用の物理的制御チャンネル及び専用の物理的データチャンネ
ルを含む。又、上述したように、専用の物理的チャンネルは、無線リンクUuへ
送信されるべきフレームによって形成される。
【0031】 ブロック608及び610では、無線ネットワークサブシステムRNSは、各
チャンネルを送信中に拡散コードで拡散する。拡散コードの長さ、即ち拡散ファ
クタは、送信レートを決定し、そして通常の状態で送信されるべき拡散コードが
無線リンクUuに対して指定される。この通常の拡散コードの拡散ファクタは、
例えば、256である。 ブロック602は、本発明の基本的な考え方、即ち特殊な状態において、専用
の物理的データチャンネルの少なくとも1つのフレームが共用拡散コードで拡散
されることを示す。この共用拡散コードは、通常の状態で使用される拡散コード
より短い。更に、この共用拡散コードは、少なくとも2つの異なる無線リンクU
uの専用の物理的データチャンネル間に時分割により共用される。特殊な状態に
使用される拡散コードの拡散ファクタは、例えば、128である。
【0032】 図6Bは、図6Aのブロック602で実行される動作を詳細に示す。このサブ
ブロックの実行は、ブロック620からスタートする。次いで、ブロック622
において、それが特殊な状態であるかどうか、即ち専用の物理的データチャンネ
ルに必要なデータ送信容量の通常の量より多いかどうかのチェックがなされる。
データ送信容量の必要性が通常の通りであり、即ち通常の状態で使用される拡散
コードで満足できる場合には、ブロック624から実行が続けられる。 ブロック624において、通常の拡散コードが当該無線リンクUuに既に割り
当てられたかどうかのチェックがなされる。コードがまだ割り当てられていない
場合には、ブロック628から実行が続けられ、コードが割り当てられて、処理
中のフレームを拡散するのに使用される。コードが既に割り当てられている場合
には、ブロック630から実行が続けられ、その割り当てられた拡散コードを使
用してフレームが拡散される。
【0033】 ブロック622においてデータ送信容量の必要性が通常より高い場合には、ブ
ロック626から実行が続けられる。ブロック626では、既に割り当てられた
共用拡散コードのいずれか1つが空き容量を有するかどうかのチェックがなされ
る。いずれの共用拡散コードも空き容量をもたない場合には、ブロック632に
おいて、通常使用される拡散コードより小さな拡散ファクタをもつ新たな共用拡
散コードが選択され、そしてその選択された共用拡散コードを使用して、処理中
のフレームが拡散される。共用拡散コードの1つが空き容量を有する場合には、
ブロック634において当該共用拡散コードを使用して処理中のフレームが拡散
される。
【0034】 この方法において、「通常の状態」とは、無線リンクに割り当てられた拡散コ
ードを使用できる状態を指す。対応的に、「特殊な状態」とは、無線リンクに割
り当てられた拡散コードのデータ送信容量が所要データを送信するのに充分でな
い状態を指す。通常の状態に使用される拡散コードの拡散ファクタは、例えば、
256であり、そして特殊な状態に使用される拡散コードの拡散ファクタは、例
えば、128である。これらの数値は、一例に過ぎず、即ち他の値の組合せも考
えられる。
【0035】 特殊な状態は、関連制御チャンネルを専用の物理的データチャンネルへとマル
チプレクスする必要がある上述した状態により生じ得る。特殊な状態の別の例は
、ユーザ装置UEがスロット状モードで機能するときである。このような場合に
は、ユーザ装置UEは、無線ネットワークサブシステムRNSにより通常送信さ
れる無線フレームの時間巾の一部分中に、隣接ベーストランシーバステーション
Bの他の周波数の受信電力を測定する。異なる周波数で動作するこのようなセル
は、例えば、屋外セル及び屋内セルの両方を伴う環境において生じる。従って、
ユーザ装置は、当該フレームを受信することができず、それに含まれた情報が通
常の動作中に失われることになる。本発明によれば、これは特殊な状態であり、
そしてフレームの時間巾の残りの間に、無線ネットワークサブシステムRNSは
、短縮フレームを拡散するための共用拡散コードを使用して短縮フレームを送信
する。たとえフレームが短縮されても、使用する共用拡散コードにより、通常の
フレームの場合と同じ量のデータを送信することができる。共用拡散コードのデ
ータ送信容量は、通常使用される拡散コードより高い。
【0036】 次いで、本発明の方法に基づいて使用するために図4Aのコードツリーからコ
ードをいかに指定するかを示した図4Bを説明する。図4Bでは、通常の状態に
使用される拡散コードの拡散ファクタがSF=256であり、そして特殊な状態
に使用される拡散コードの拡散ファクタがその半分、即ちSF=128である。
拡散コードの基本的な原理は、通常の状態で使用されるべき無線リンクUuに対
して指定される拡散コードと、特殊な状態で使用されるべき共用拡散コードとが
コードツリーの異なるレベル及び異なるブランチにあることである。一般に、Y
人のユーザが1つの拡散コードを共用する場合に、その拡散ファクタは、SF=
128であり、拡散ファクタSF=256をもつX個の拡散コードが使用のため
に残されると言うことができる。即ち、 X+2(X/Y)=256 (1) 式(1)からXを得ることができる。 X=256/(1+2/Y) (2)
【0037】 次いで、式(2)を使用して、Yに異なる数字を代入することによりXの値を計
算することができる。 Y=4の場合には、X=170であり、即ち4人のユーザが拡散ファクタ12
8で1つの共用拡散コードを共用する場合には、拡散ファクタ256をもつ17
0個の拡散コードが空き状態に保たれる。 Y=6の場合には、X=192であり、即ち6人のユーザが拡散ファクタ12
8で1つの共用拡散コードを共用する場合には、拡散ファクタ256をもつ19
2個の拡散コードが空き状態に保たれる。 Y=8の場合には、X=204であり、即ち8人のユーザが拡散ファクタ12
8で1つの共用拡散コードを共用する場合には、拡散ファクタ256をもつ20
4個の拡散コードが空き状態に保たれる。 図4Bの例は、中間の形態を示し、即ちこの例では、6つの無線リンクが同じ
共用拡散コードを共用すると仮定される。
【0038】 図4Bは、SF=256でスタートするインデックス、即ち拡散コードSF=
256、CODE1、SD=256、CODE2、等々により通常の拡散コード
を示している。これらコードは、拡散レベルSF=128のコードのうち、最初
の96を指定する。従って、6人のユーザ間で共用される共用拡散コードは、拡
散レベルSF=128のコード、即ちSF=128、CODE97、SF=12
8、CODE98等々である。従って、拡散レベルSF=256の全部で192
個のコード、及び拡散レベルSF=128の32個の共用コードが使用される。
【0039】 従って、本発明の方法では、192個の直交拡散コードの同時使用をサポート
して、例えば、スピーチ又は他の回路交換サービスを送信しながら、特殊な状態
により設定されるいかなる要件を満足することもできる。これは、特殊な状態を
考慮するという問題を伴わずに128個の直交拡散コードしか同時に使用できな
い公知の解決策に比して、50%もの高いリソース増加を与える。 次に、図7A及び7Bを説明する。この図は、図4Bの例で述べた拡散コード
が無線リンク間にいかに共用されるかを示す。図7Aの例では、異なる無線リン
クのフレームが同期されず、即ち同じ時点でフレームを送信するように送信時間
が互いに同期されていないと仮定する。それ故、無線リンクUuは、この無線リ
ンクに送信されるべきフレームの長さの2倍である時間周期中に使用するための
共用拡散コードを受信する。図7Aは、6つのユーザ装置UE1、UE2、UE
3、UE4、UE5、UE6について無線リンクUuに対して使用されるタイミ
ングを縦方向に示す。横方向は、#1、#2、・・#72と番号付けされた10
ms長さの無線フレームが各ユーザ装置にいかに連続的に送信されるかを示す。
最も下の行のセグメントは、高いデータ送信容量のタイムスロットSLOT1、
SLOT2、・・SLOT6を示す。1つの高いデータ送信容量のスロットは、
通常フレームの長さの2倍であり、即ち20msである。各タイムスロットは、
ここで、1つの高いデータ送信容量のスロットを使用のために次々に受け取る。
6個の無線リンクがその高いデータ送信容量の拡散コードを共用するときには、
各無線リンクは、その共用拡散コードを100msの間隔で一度に20ms間、
使用することができる。図7Aでは、黒いフレームは、当該ユーザ装置が共用拡
散コードを使用できるところの各ユーザ装置の無線リンクのタイムスロットを示
している。換言すれば、ユーザ装置UE1は、例えば、共用拡散コードの第1タ
イムスロットSLOT1を常に使用することができる。その10msフレームの
どれにおいてユーザ装置UE1が共用拡散コードを使用できるかは、当該ユーザ
装置のタイミングに完全に依存する。ユーザ装置UE1は、共用拡散コードを使
用して、フレーム#1、#13を送信する。対応的に、例えば、ユーザ装置UE
4は、共用拡散コードの第4タイムスロットSLOT4を使用し、そしてもし必
要であれば、共用拡散コードを使用して、例えば、フレーム#7、#19、#3
1、#43、#55及び#67を送信する。
【0040】 図7Bは、図7Aに破線で囲まれて「図7B」と示された部分の拡大詳細図で
ある。図7Bは、第4のユーザ装置UE4の3つのフレーム#6、#7及び#8
がいかに拡散されるかを示す。通常送信されるフレーム#6及び#9では、専用
の物理的制御チャンネル及び専用の物理的データチャンネルの両方が、通常の状
態に対してリンクに許された拡散コードを用いて拡散され、その拡散ファクタは
SF=256である。本発明によれば、フレーム#7の専用の物理的データチャ
ンネルが、共用拡散モードを用いて拡散され、その拡散ファクタはSF=128
である。フレーム#7の専用の物理的制御チャンネルを拡散するために2つの異
なる可能性があり、即ち専用の物理的データチャンネルを拡散するのと同じ共用
拡散コードを使用するか、又は通常状態に対する拡散コードを使用することであ
る。
【0041】 図7Aの例は、異なる無線リンクのフレームが互いに同期されないケースを示
す。異なる無線リンクUuのフレームが互いに同期されるときには、各無線リン
クUuは、その無線リンクUuへ送信されるべきフレームと同じ長さの時間周期
中に使用するための共用拡散コードを受信する。このケースでは、各ユーザ装置
は、50msの間隔で共用拡散コードを使用することができる。 好ましい実施形態では、各無線リンクUuは、必要なときに使用するための共
用拡散コードを受信する。各無線リンクUuが、無線ネットワークサブシステム
RNS及びユーザ装置UEにより前もって合意されたフレームとして使用するた
めの共用拡散コードを受信する図7Aの例に比して、これは、共用コードリソー
スが無益に指定されたままとならないという効果を発揮するが、より多くのシグ
ナリングが必要になるという欠点もある。
【0042】 好ましい実施形態では、専用の物理的制御チャンネルは、専用の物理的データ
チャンネルを拡散するのに使用される拡散コードを指示する搬送フォーマット指
示子TFIを含む。これは、次の少なくとも2つの異なる方法において実施でき
る。1)受信した物理的フレームの搬送フォーマット指示子が、受信したフレー
ムにおいて専用の物理的データチャンネルを拡散するのに使用される拡散コード
を指示し、そして2)受信した物理的フレームに先行する物理的フレームの搬送
フォーマット指示子が、受信したフレームにおいて専用の物理的データチャンネ
ルを拡散するのに使用される拡散コードを指示する。上記形態1)におけるシグ
ナリングは、上記形態2)の場合のように10msの遅延をもたない。一方、上
記形態2)は、上記形態1)の場合のように受信器において拡散を除去する部分
の複写を必要としない。
【0043】 又、本発明の方法は、ユーザ装置UEがソフトハンドオーバーを実行する状態
にも使用できる。ソフトハンドオーバーでは、少なくとも2つの異なるベースト
ランシーバステーションBが、拡散に対して等しい長さの共用拡散コードを使用
して専用の物理的データチャンネルをユーザ装置UEへ送信し、ユーザ装置UE
がほぼ同じ瞬間に当該送信を受信するようにする。使用する共用拡散コードは、
各ベーストランシーバステーションBごとに独立して選択され、即ち使用する拡
散コードの長さが同じであり、即ち同じ拡散ファクタを有する限り、同じである
必要はない。タイミングも同じである必要はなく、そして実際には、例えば、異
なる無線経路を経てユーザ装置UEへ送信される記号が部分的に重畳すれば充分
である。例えば、4.096メガチップ/秒で5MHz搬送波を使用するときに
は、拡散ファクタが256である拡散コードでチャンネルコード化された1つの
10msフレーム当たり160個の記号を送信することができる。従って、互い
に対応する記号のチップは、厳密に互いの上にある必要はなく、例えば、50な
いし100チップのオフセットが許される。又、このオフセットは、もっと大き
くてもよいが、必要な処理が更に複雑になる。
【0044】 本発明は、ソフトウェアで実施されるのが好ましい。無線ネットワークサブシ
ステムに必要とされる処理は、プロトコル処理ソフトウェア及び送信器動作の制
御、特に、拡散コードの処理に変更を必要とする。対応的に、ユーザ装置のプロ
トコル処理ソフトウェア及び受信器動作の制御、特に、拡散コードの処理に変更
を必要とする。 添付図面の例を参照して本発明を以上に詳細に説明したが、本発明は、これに
限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲内で種々の変
更がなされ得ることが明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 移動電話システムを示す図である。
【図1B】 移動電話システムを示す図である。
【図2A】 移動電話システムの送信器及び受信器を示す図である。
【図2B】 送信器において実行される拡散及び変調を示す図である。
【図3】 フレームにおいて設定された移動電話システムのチャンネルを示す図である。
【図4A】 コードツリーを示す図である。
【図4B】 本発明によるコードの割り当てを示す図である。
【図5】 ユーザ装置を示す図である。
【図6A】 本発明の動作を示すフローチャートである。
【図6B】 本発明の動作を示すフローチャートである。
【図7A】 本発明による拡散コードの共用を示す図である。
【図7B】 図7Aの拡大図であって、異なる拡散コードを1つのフレーム内にいかに使用
できるかを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31 5K067 AA11 BB04 CC04 CC10 DD23 EE02 EE10 EE16 EE71 HH05 HH21 【要約の続き】 分割によって共用される。

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動電話システム内で無線ネットワークサブシステム(RNS)
    から無線リンク(Uu)を経てユーザ装置(UE)へデータを送信する方法であって、無
    線ネットワークサブシステム(RNS)が専用の物理的チャンネルをユーザ装置(UE)
    へ送信し(604,606)、上記専用の物理的チャンネルは、専用の物理的制御チャン
    ネル及び専用の物理的データチャンネルを備え、そして上記専用の物理的チャン
    ネルは、無線リンク(Uu)へ送信されるべきフレームにより形成され、そして送信
    中に、無線ネットワークサブシステム(RNS)が各チャンネルを拡散コードで拡散
    し(608,610)、拡散コードの長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定し
    、そして通常の状態で使用されるべき拡散コードが無線リンク(Uu)に対して指定
    されるような方法において、 特殊な状態において、上記専用の物理的データチャンネルの少なくとも1つの
    フレームが共用拡散コードで拡散され(602)、この共用拡散コードは、通常状態
    で使用される拡散コードより短く、そして当該共用拡散コードは、少なくとも2
    つの異なる無線リンク(Uu)の専用の物理的データチャンネル間で時分割によって
    共用されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 特殊な状態において関連制御チャンネルが専用の物理的デー
    タチャンネルへとマルチプレクスされる請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 特殊な状態において、ユーザ装置(UE)はスロット化モードで
    機能し、ユーザ装置(UE)は、無線ネットワークサブシステム(RNS)によって通常
    送信されるフレームの時間巾の一部分中に隣接ベーストランシーバステーション
    (B)の他の周波数の受信電力を測定し、そしてフレームの時間巾の残りの間に、
    無線ネットワークサブシステム(RNS)は、短縮フレームを拡散するための共用拡
    散コードを使用して短縮フレームを送信する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されないとき
    には、各無線リンク(Uu)は、その無線リンク(Uu)へ送信されるべきフレームの長
    さの2倍である時間周期中に使用するための共用拡散コードを受信する請求項1
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されるときに
    は、各無線リンク(Uu)は、その無線リンク(Uu)へ送信されるべきフレームと同じ
    長さの時間周期中に使用するための共用拡散コードを受信する請求項1に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 専用の物理的制御チャンネルは、共用拡散コードで拡散され
    る請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 各無線リンク(Uu)は、無線ネットワークサブシステム(RNS)
    及びユーザ装置(UE)により前もって合意されたフレームとして使用するための共
    用拡散コードを受信する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 各無線リンク(Uu)は、必要なときに使用するための共用拡散
    コードを受信する請求項1に記載の方法。
  9. 【請求項9】 専用の物理的制御チャンネルは、専用の物理的データチャン
    ネルを拡散するのに使用される拡散コードを指示する搬送フォーマット指示子を
    含む請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 受信した物理的フレームにおける搬送フォーマット指示子
    は、受信したフレームにおいて専用の物理的データチャンネルを拡散するために
    使用される拡散コードを指示する請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 受信した物理的フレームに先行する物理的フレームにおけ
    る搬送フォーマット指示子は、受信したフレームにおいて専用の物理的データチ
    ャンネルを拡散するために使用される拡散コードを指示する請求項9に記載の方
    法。
  12. 【請求項12】 拡散コードはコードツリーに構成され、コードツリールー
    トの第1レベルは、1ビット拡散コードを含み、第2レベルは、相互に直交する
    2ビット拡散コードをもつ2つのブランチを含み、第3レベルは、相互に直交す
    る4ビット拡散コードをもつ4つのブランチを含み、第4レベルは、相互に直交
    する8ビット拡散コードをもつ8つのブランチを含み、第5レベルは、相互に直
    交する16ビット拡散コードをもつ16個のブランチを含み、第6レベルは、相
    互に直交する32ビット拡散コードをもつ32個のブランチを含み、第7レベル
    は、相互に直交する64ビット拡散コードをもつ64個のブランチを含み、第8
    レベルは、相互に直交する128ビット拡散コードをもつ128個のブランチを
    含み、第9レベルは、相互に直交する256ビット拡散コードをもつ256個の
    ブランチを含み、そして拡散コードを参照するための明確な方法が無線ネットワ
    ークサブシステム(RNS)及びユーザ装置(UE)により合意される請求項1に記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 上記送信レートは、フレームを拡散するのに使用される拡
    散コードの長さを変更し、即ちコードツリーのあるレベルから別のレベルへ移動
    することにより変更される請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 通常状態で使用されるべき無線リンク(Uu)に対して指定さ
    れる拡散コード、及び特殊な状態で使用されるべき共用拡散コードは、コードツ
    リーの異なるレベル及び異なるブランチにある請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ソフトハンドオーバーにおいて、少なくとも2つの異なる
    ベーストランシーバステーション(B)は、拡散に対して等しい長さの共用拡散コ
    ードを使用して専用の物理的データチャンネルをユーザ装置(UE)へ送信して、ユ
    ーザ装置(UE)が実質的に同時に当該送信を受け取るようにする請求項1に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 無線リンク(Uu)を経てユーザ装置(UE)へ専用の物理的チャ
    ンネルを送信し、専用の物理的チャンネルは、専用の物理的制御チャンネル及び
    専用の物理的データチャンネルを備え、更に、無線リンク(Uu)へ送信されるべき
    フレームから専用の物理的チャンネルを形成し、そして送信中に各チャンネルを
    拡散コードで拡散し、拡散コードの長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを
    決定し、そして無線リンク(Uu)に対して通常状態で使用されるべき拡散コードを
    指定するように構成された無線ネットワークサブシステム(RNS)において、 上記サブシステムは、特殊な状態において、専用の物理的データチャンネルの
    少なくとも1つのフレームを共用拡散コードで拡散し、この共用拡散コードは、
    通常状態で使用される拡散コードより短く、そして当該共用拡散コードを、少な
    くとも2つの異なる無線リンク(Uu)の専用の物理的データチャンネル間で時分割
    によって共用するように構成されたことを特徴とする無線ネットワークサブシス
    テム。
  17. 【請求項17】 特殊な状態において、無線ネットワークセブシステム(RNS
    )は、関連制御チャンネルを専用の物理的データチャンネルへとマルチプレクス
    するよう構成される請求項16に記載の無線ネットワークサブシステム。
  18. 【請求項18】 特殊な状態において、ユーザ装置(UE)はスロット化モード
    で機能し、ユーザ装置(UE)は、無線ネットワークサブシステム(RNS)により通常
    送信されるフレームの時間巾の一部分中に隣接ベーストランシーバステーション
    (B)の他の周波数の受信電力を測定し、そしてフレームの時間巾の残りの間に、
    無線ネットワークサブシステム(RNS)は、短縮フレームを拡散するための共用拡
    散コードを使用して短縮フレームを送信するよう構成された請求項16に記載の
    無線ネットワークサブシステム。
  19. 【請求項19】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されないと
    きには、無線ネットワークサブシステム(RNS)は、各無線リンク(Uu)に、その無
    線リンク(Uu)へ送信されるべきフレームの長さの2倍である時間周期中に使用す
    るための共用拡散コードを与えるように構成される請求項16に記載の無線ネッ
    トワークサブシステム。
  20. 【請求項20】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されるとき
    には、無線ネットワークサブシステム(RNS)は、各無線リンク(Uu)に、その無線
    リンク(Uu)へ送信されるべきフレームと同じ長さの時間周期中に使用するための
    共用拡散コードを与えるように構成される請求項16に記載の無線ネットワーク
    サブシステム。
  21. 【請求項21】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、専用の物理的制
    御チャンネルを共用拡散コードで拡散するように構成される請求項16に記載の
    無線ネットワークサブシステム。
  22. 【請求項22】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、各無線リンク(Uu
    )に、無線ネットワークサブシステム(RNS)及びユーザ装置(UE)により前もって合
    意されたフレームとして共用拡散コードを与えるように構成される請求項16に
    記載の無線ネットワークサブシステム。
  23. 【請求項23】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、各無線リンク(Uu
    )に、必要なときに共用拡散コードを与えるように構成された請求項16に記載
    の無線ネットワークサブシステム。
  24. 【請求項24】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、専用の物理的デ
    ータチャンネルを拡散するのに使用される拡散コードを指示する搬送フォーマッ
    ト指示子を専用の物理的制御チャンネルに与えるように構成される請求項16に
    記載の無線ネットワークサブシステム。
  25. 【請求項25】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、送信されるべき
    物理的フレームの搬送フォーマット指示子に、送信されるべきフレームにおいて
    専用の物理的データチャンネルを拡散するのに使用される拡散コードの識別デー
    タを与えるよう構成される請求項24に記載の無線ネットワークサブシステム。
  26. 【請求項26】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、送信されるべき
    物理的フレームに先行する物理的フレームの搬送フォーマット指示子に、送信さ
    れるべきフレームにおいて専用の物理的データチャンネルを拡散するのに使用さ
    れる拡散コードの識別データを与えるよう構成される請求項24に記載の無線ネ
    ットワークサブシステム。
  27. 【請求項27】 拡散コードはコードツリーに構成され、コードツリールー
    トの第1レベルは、1ビット拡散コードを含み、第2レベルは、相互に直交する
    2ビット拡散コードをもつ2つのブランチを含み、第3レベルは、相互に直交す
    る4ビット拡散コードをもつ4つのブランチを含み、第4レベルは、相互に直交
    する8ビット拡散コードをもつ8つのブランチを含み、第5レベルは、相互に直
    交する16ビット拡散コードをもつ16個のブランチを含み、第6レベルは、相
    互に直交する32ビット拡散コードをもつ32個のブランチを含み、第7レベル
    は、相互に直交する64ビット拡散コードをもつ64個のブランチを含み、第8
    レベルは、相互に直交する128ビット拡散コードをもつ128個のブランチを
    含み、第9レベルは、相互に直交する256ビット拡散コードをもつ256個の
    ブランチを含み、そして拡散コードを参照するための明確な方法が無線ネットワ
    ークサブシステム(RNS)及びユーザ装置(UE)により合意される請求項16に記載
    の無線ネットワークシステム。
  28. 【請求項28】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、フレームを拡散
    するのに使用される拡散コードの長さを変更し、即ちコードツリーのあるレベル
    から別のレベルへ移動することにより、送信レートを変更するように構成される
    請求項27に記載の無線ネットワークサブシステム。
  29. 【請求項29】 無線ネットワークサブシステム(RNS)は、通常状態で使用
    される拡散コード及び特殊な状態に対する共用拡散コードを、コードツリーの異
    なるレベル及びブランチから無線リンク(Uu)に対して指定するように構成される
    請求項27に記載の無線ネットワークサブシステム。
  30. 【請求項30】 ソフトハンドオーバーにおいて、無線ネットワークサブシ
    ステム(RNS)は、拡散に対して等しい長さの共用拡散コードを使用して少なくと
    も2つの異なるベーストランシーバステーション(B)を経てユーザ装置(UE)へ専
    用の物理的データチャンネルを送信して、ユーザ装置(UE)が実質的に同時に当該
    送信を受け取るようにする請求項16に記載の無線ネットワークサブシステム。
  31. 【請求項31】 無線ネットワークサブシステム(RNS)により無線リンク(Uu
    )を経て送信される専用の物理的チャンネルを受信し、専用の物理的チャンネル
    は、専用の物理的制御チャンネル及び専用の物理的データチャンネルを備え、更
    に、無線リンク(Uu)から受信されるべきフレームから専用の物理的チャンネルを
    形成し、そして受信中に拡散コードで各チャンネルの拡散を除去し、拡散コード
    の長さ即ち拡散ファクタがデータ送信レートを決定し、そして通常状態中に無線
    リンク(Uu)に対して指定された拡散コードを通常状態で使用して拡散を除去する
    ように構成されたユーザ装置(UE)において、 上記ユーザ装置は、特殊な状態において、専用の物理的データチャンネルの少
    なくとも1つのフレームの拡散を共用拡散コードで除去し、この共用拡散コード
    は、通常状態で使用される拡散コードより短く、そして少なくとも2つの異なる
    無線リンク(Uu)の専用の物理的データチャンネル間で時分割により使用されるこ
    とを特徴とするユーザ装置。
  32. 【請求項32】 特殊な状態において、ユーザ装置(UE)は、物理的データチ
    ャンネルから関連制御チャンネルをデマルチプレクスするように構成される請求
    項31に記載のユーザ装置。
  33. 【請求項33】 特殊な状態において、ユーザ装置(UE)はスロット化モード
    で機能し、ユーザ装置(UE)は、無線ネットワークサブシステム(RNS)により通常
    送信されるフレームの時間巾の一部分中に隣接ベーストランシーバステーション
    (B)の他の周波数の受信電力を測定し、そしてフレームの時間巾の残りの間に、
    ユーザ装置(UE)は、無線ネットワークサブシステム(RNS)により送信される短縮
    フレームを受信し、そして共用拡散コードを使用して当該短縮フレームの拡散を
    除去するように構成された請求項31に記載のユーザ装置。
  34. 【請求項34】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されないと
    きには、ユーザ装置(UE)は、その無線リンク(Uu)から受信されるべきフレームの
    長さの2倍である時間周期中に使用するための共用拡散コードを受信するように
    構成される請求項31に記載のユーザ装置。
  35. 【請求項35】 異なる無線リンク(Uu)のフレームが互いに同期されるとき
    には、ユーザ装置(UE)は、その無線リンク(Uu)から受信されるべきフレームと同
    じ長さの時間周期中に使用するための共用拡散コードを受信するように構成され
    る請求項31に記載のユーザ装置。
  36. 【請求項36】 ユーザ装置(UE)は、専用の物理的制御チャンネルの拡散を
    共用拡散コードで除去するように構成される請求項31に記載のユーザ装置。
  37. 【請求項37】 ユーザ装置(UE)は、以前に合意したフレームが無線リンク
    (Uu)に使用されるべき共用拡散コードとなるように、無線ネットワークサブシス
    テム(RNS)と合意する請求項31に記載のユーザ装置。
  38. 【請求項38】 ユーザ装置(UE)は、必要なときに無線リンク(Uu)に使用す
    る共用拡散コードを無線ネットワークサブシステム(RNS)から要求するように構
    成される請求項31に記載のユーザ装置。
  39. 【請求項39】 ユーザ装置(UE)は、専用の物理的制御チャンネルにおいて
    搬送フォーマット指示子から専用の物理的データチャンネルを拡散するのに使用
    される拡散コードを読み取るように構成される請求項31に記載のユーザ装置。
  40. 【請求項40】 ユーザ装置(UE)は、受信した物理的フレームの搬送フォー
    マット指示子から受信したフレームにおいて専用の物理的データチャンネルを拡
    散するのに使用される拡散コードの識別データを読み取るように構成される請求
    項39に記載のユーザ装置。
  41. 【請求項41】 ユーザ装置(UE)は、受信した物理的フレームに先行する物
    理的フレームの搬送フォーマット指示子から受信したフレームにおいて専用の物
    理的データチャンネルを拡散するのに使用される拡散コードの識別データを読み
    取るように構成される請求項39に記載のユーザ装置。
  42. 【請求項42】 拡散コードはコードツリーに構成され、コードツリールー
    トの第1レベルは、1ビット拡散コードを含み、第2レベルは、相互に直交する
    2ビット拡散コードをもつ2つのブランチを含み、第3レベルは、相互に直交す
    る4ビット拡散コードをもつ4つのブランチを含み、第4レベルは、相互に直交
    する8ビット拡散コードをもつ8つのブランチを含み、第5レベルは、相互に直
    交する16ビット拡散コードをもつ16個のブランチを含み、第6レベルは、相
    互に直交する32ビット拡散コードをもつ32個のブランチを含み、第7レベル
    は、相互に直交する64ビット拡散コードをもつ64個のブランチを含み、第8
    レベルは、相互に直交する128ビット拡散コードをもつ128個のブランチを
    含み、第9レベルは、相互に直交する256ビット拡散コードをもつ256個の
    ブランチを含み、そして拡散コードを参照するための明確な方法が無線ネットワ
    ークサブシステム(RNS)及びユーザ装置(UE)により合意される請求項31に記載
    のユーザ装置。
  43. 【請求項43】 ソフトハンドオーバーにおいて、ユーザ装置(UE)は、少な
    くとも2つの異なるベーストランシーバステーション(B)を経て実質的に同時に
    送信された専用の物理的データチャンネルを受信し、そして等しい長さの共用拡
    散コードを使用して拡散を除去するように構成された請求項31に記載のユーザ
    装置。
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