JP2002521788A - チャネルコード制約に整合されるトレリスシーケンス検出器を用いるサンプル振幅読出しチャネルおよび信号サンプルおよびエラーシンドロームを用いる検出されたバイナリシーケンス中のエラーを訂正するためのポストプロセッサ - Google Patents

チャネルコード制約に整合されるトレリスシーケンス検出器を用いるサンプル振幅読出しチャネルおよび信号サンプルおよびエラーシンドロームを用いる検出されたバイナリシーケンス中のエラーを訂正するためのポストプロセッサ

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JP2002521788A JP2000562904A JP2000562904A JP2002521788A JP 2002521788 A JP2002521788 A JP 2002521788A JP 2000562904 A JP2000562904 A JP 2000562904A JP 2000562904 A JP2000562904 A JP 2000562904A JP 2002521788 A JP2002521788 A JP 2002521788A
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Abstract

(57)【要約】 特定のコード制約を行うことによってトレリスシーケンス検出器の特定の最小距離エラー事象を取出して符号化する高率チャネルコードを実施するための符号化器/復号器を備えるディスク格納システムについて、サンプル振幅読出しチャネルが開示される。トレリスシーケンス検出器は、検出された出力シーケンスから対応する最小距離エラーを有効に除去するコード制約に整合される状態マシーンを備える。さらに、チャネルコードは、エラー検出コードを実施するために冗長ビットを書込みデータに符号化する。冗長ビットは読出し動作の間に処理され、NRZ(+)および(+−+)エラー事象などの他の支配的なエラー事象を検出および訂正するために用いられるエラーシンドロームを生成させる。このように、トレリスシーケンス検出器の最も蓋然性の高いエラー事象は、チャネルコード制約によって取出して符号化されるか、あるいはエラーシンドロームを用いて検出および訂正されるかのいずれかである。その結果、本発明は、システムのコード率を低下させずに、従来技術に対して著しい距離増大性能利得を提供し、それによって線形ビット密度および記憶容量全体が実質的に増大される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、デジタルコンピュータ(磁気および光ディスクドライブなど)のた
めの格納システム中でのバイナリデータの記録および再生に関し、特に、読出し
動作の間にバイナリシーケンスを検出するためのコード制約に整合されるトレリ
スシーケンス検出器を用いるサンプル振幅読出しチャネル、および読出し信号の
サンプルおよび記録されたデータに符号化された冗長ビットから生成されたエラ
ーシンドロームを用いて、検出されたバイナリシーケンス中のエラーを訂正する
ためのポストプロセッサに関する。 (関連出願および特許への相互参照) 本願は、他の係属米国特許出願、すなわち、特許出願第08,862,493
号、発明の名称「SAMPLED AMPLITUDE READ CHANN
EL EMPLOYING A REMOD/DEMODE SEQUENCE
DETECTOR GUIDED BY AN ERROR SYNDROM
E」、第09/016,004号、発明の名称「A PARITY CHANN
EL CODE FOR ENHANCING THE OPERATION
OF A REMOD/DEMOD SEQUENCE DETECTOR I
N A D=1 SAMPLED AMPLITUDE READ CHANN
EL」、および第08/815,881号、発明の名称「TRELLIS CO
DING SYSTEM WHICH CONSTRAINS THE OCC
URRENCE OF TRIBITS TO K−MODULO−THREE
」に関する。本願は、いくつかの米国特許、すなわち、米国特許第5,291,
499号、発明の名称「METHOD AND APPARATUS FOR
REDUCED−COMPLEXITY VITERBI−TYPE SEQU
ENCE DETECTORS」、第5,696,639号、発明の名称「SA
MPLED AMPLITUDE READ CHANNEL EMPLOYI
NG INTERPOLATED TIMING RECOVERY」、第5,
424,881号、「SYNCHRONOUS READ CHANNEL」、
および第5,585,975号、「EQUALIZATION FOR SAM
PLE VALUE ESTIMATION AND SEQUENCE DE
TECTION IN A SAMPLED AMPLITUDE READ
CHANNEL」にも関する。上記の特許出願および特許の全てが同1人に譲渡
され、全てが本明細書において参考として援用される。
【0002】 (発明の背景) 光学および磁気ディスクドライブなどのコンピュータ格納装置において、最大
蓋然性(ML)シーケンス検出を伴う部分応答(PR)信号法を用いるサンプル
振幅読出しチャネルは、大幅により高い線形ビット濃度を可能にすることによっ
て、記憶容量を実質的に増大させていた。部分応答信号法は、通信媒体を介して
アナログパルスとして表されるシンボルを伝送するための特定の方法を指す。信
号時点(ボー速度)で、直接隣接する重畳パルスからの制御された量を除いて、
他のパルスからの符号間干渉(ISI)がないことである。パルスの制御された
重畳を可能にすることによって、信号対雑音比(SNR)の面で性能を犠牲にす
ることなく、シンボル速度(線形記録密度)が上昇することに利点がある。
【0003】 部分応答チャネルは、多項式 (1−D)(1+D)n によって特徴付けられ、ここでDは1つのシンボル時間の遅延を表し、nは整数
である。n=1、2、3について、部分応答チャネルはPR4、EPR4および
EEPR4と称され、それら各々の周波数応答は図1Aに示される。チャネルの
ダイパルス応答、すなわち、隔離されたシンボルに対する応答は、システムの伝
達関数(与えられた入力に対する出力)を特徴付ける。正のダイパルス応答を変
調するバイナリ「1」ビットおよび負のダイパルス応答を変調するバイナリ「0
」ビットを用いると、チャネルの出力は時間シフトダイパルス応答の線形結合で
ある。PR4チャネル(1−D2)についてのダイパルス応答は、図1Bにおい
て実線として示される。シンボル時点(ボー速度)では、t=0およびt=2の
時を除いてダイパルス応答はゼロであることに留意されたい。従って、時間シフ
トPR4ダイパルス応答の線形結合は、直接隣接するパルスが重畳する場合を除
いて、シンボル時点ではゼロISIとなる。
【0004】 時間シフトPR4ダイパルス応答の線形結合は、バイナリ入力シーケンスに依
存して、シンボル時点で+2、0または−2のチャネル出力となることが明らか
であるべきである。従って、チャネルの出力は、バイナリ入力シーケンスによっ
て駆動される状態マシーンとして特徴付けられ得、それとは逆に、入力シーケン
スは、「逆」状態マシーンを介するチャネルの出力で信号サンプルを実行するこ
とによって推定または復調され得る。雑音は信号サンプルを不明瞭にするので、
逆状態マシーンは、実際には、信号サンプルと関連付けられた最も蓋然性の高い
入力シーケンスを計算するトレリスシーケンス検出器として実施される。
【0005】 PR4トレリスシーケンス検出器の動作は、図2Aに示されるその状態遷移図
から理解される。各状態100は、最後の2つの入力シンボル(予備符号化後の
NRZ)で表され、1つの状態から別の状態への各分岐は、NRZ102での現
在の入力シンボルおよびそれが読返しの間に生じさせる対応するサンプル値10
4とで標識付けられる。PR4シーケンス検出器の復調工程は、図2Aの状態遷
移図を図2Bに示されるトレリス図として表すことによって理解される。トレリ
ス図は、サンプル値の時間シーケンスおよびサンプルシーケンスを生じさせ得た
可能な記録された入力シーケンスを表す。各可能な入力シーケンスについて、雑
音の無いシステム中で生成された予期されるサンプル値のシーケンスとチャネル
によって出力された実際のサンプル値との間の差に関して、エラー計量が計算さ
れる。例えば、予期されるサンプル値と実際のサンプル値との間の累算平方差と
して、ユークリッド計量が計算される。最小のユークリッド計量を生じさせる入
力シーケンスは、実際のサンプル値を生じさせた蓋然性が最も高いシーケンスで
ある。従って、このシーケンスはシーケンス検出器の出力として選択される。
【0006】 復調工程を容易にするために、シーケンス検出器は、各可能な入力シーケンス
および対応する計量を格納するための経路メモリを備える。シーケンス検出器の
公知の特性は、入力シーケンスが適切に制約される限り、ある数のサンプル値が
処理された後で最も蓋然性の高い入力シーケンスに「マージ」することである。
実際に、必要とされる経路メモリの最大数は、トレリス図中の状態数に等しい。
最も蓋然性の高い入力シーケンスは、これらの経路の1つによって常に表され、
これらの経路は、ある数のサンプル値が処理されると、1つの経路(すなわち、
最も蓋然性の高い入力シーケンス)に最終的にマージされる。
【0007】 経路メモリの「マージ」は図2Bのトレリス図から理解され、この図において
「残存」シーケンスは実線として表される。トレリス図中の各状態は、2つの状
態のうちの1つから達し得ること、すなわち、各状態に至る2つの遷移分岐があ
ることに留意されたい。各新しいサンプル値を用いて、ビタビアルゴリスムは、
新しいエラー計量を反復して計算し、最小エラー計量に対応する各状態について
1つの残存シーケンスを保持する。言い換えれば、分岐のうちの1つのみが最小
エラー計量に対応するので、ビタビアルゴリスムは2つの入力分岐の1つを選択
し、各状態にし、選択されない分岐に対応するトレリスを通る経路は選択された
経路にマージする。最終的には、全ての残存シーケンスは、図2Bに示されるよ
うにサンプル値を生じさせた蓋然性が最も高い推定データシーケンスを表すトレ
リスを介して1つの経路にマージする。
【0008】 ある場合、入力シーケンスがチャネルコードの使用によって適切に制約されな
い場合には、経路メモリが1つの残存シーケンスにマージしない場合がある。図
2B中に示されるPR4トレリスを考える。全てゼロまたは全て1の入力シーケ
ンスは経路のマージを防止し、それにより検出器によって出力される複数の可能
な残存シーケンスが生じる。経路メモリのマージを防止するデータシーケンスは
、出力シーケンス中で準破局(quasi−catastrophic)エラー
となるために、「準破局」データシーケンスと称される。準破局エラーを回避す
るために、経路メモリのマージを防止し得る全てのシーケンスを記録データから
符号化するチャネルコードが代表的に用いられる。
【0009】 準破局データシーケンスが入力シーケンスから符号化された場合でも、十分な
破壊雑音が読出し信号中に存在する場合は、シーケンス検出器は出力シーケンス
の検出において未だにエラーを行い得る。可能な出力シーケンスは、最小ユーク
リッド距離の分だけ互いに異なる。信号雑音が有効な出力シーケンス間のこの最
小距離から外れるとき、検出エラーが代表的に生じる。図3A〜図3Dは、それ
ぞれNRZ、PR4、EPR4およびEEPR4空間中のPR4シーケンス検出
器の支配的な最小距離エラー事象と関連付けられたサンプルエラーシーケンスを
図示する。概して、より高次のシーケンス検出器は、エラー事象が影響を与える
データサンプルの数のために、低次のシーケンス検出器よりも性能が優れている
。例えば、図3Aに示されているNRZ空間中の第1のエラー事象を考える。こ
のエラー事象は、図3B中のPR4空間中の2つのデータサンプル(2つの出力
ビット)を転化する2つの雑音サンプル、図3CのEPR4空間中の4つの雑音
サンプル、および図3D中のEEPR4空間中の4つの雑音サンプルで、そのう
ちの2つの大きさが増大されている、雑音サンプルを生じさせる。このエラー事
象の「広がり」によって、検出エラーの確率が低下する。
【0010】 最小距離エラー事象は、データシーケンスがトレリス中の特定の状態から発散
し、次いで、後の状態で再びマージする場合に生じ得る。完全なシステム中では
、全ての最小距離エラー事象は等しい確率で生じる。しかし、チャネルイコライ
ザは信号サンプル中の雑音を相関させるので、最小長さ最小距離エラー事象が生
じる蓋然性が高くなる。従って、図3A〜図3Dに示されるエラー事象は長さが
最も短いものであるので、「支配的」最小距離エラー事象である。最短エラー事
象である第1のエラー事象(NRZで(+))が、代表的には最も支配的である
。しかし、用いられる部分応答多項式に依存して、線形ビット密度が増大するに
従って、他のエラー事象が最も支配的になり得る。
【0011】 性能の増大は、最小距離エラー事象(準破局データシーケンスの取出し符号化
に類似する)に関連付けられたデータシーケンスを取り出して符号化し、次いで
、従来のトレリス符号化変調(TCM)技術を用いたこのチャネルコードにシー
ケンス検出器を整合させるるためにチャネルコードを用いることによって達成さ
れ得る。例えば、図3Aに示される最小距離エラー値は、入力シーケンスから(
1、0、1)または(0、1、0)から成るビットシーケンスを除去することに
よって取り出されて符号化され得る。次いで、PR4シーケンス検出器の状態マ
シーンは、図2Aに示される内部分岐を除去することによって、このコード制約
に整合され得る。これらの分岐が除去されると、PR4シーケンス検出器の最小
距離はdmin2=2からdmin2=4(信号サンプルが+1、0、−1に正規
化された状態で)に増大する。
【0012】 ディスク記憶媒体を介するデジタルデータの記録および再生は、通信チャネル
としてモデル化され得る。ディスク記憶システムは本質的に帯域通過チャネルで
あり、従って、所望される部分応答多項式へ応答全体を整合させるために必要に
なる等化が少ないために、部分応答信号法はディスク格納システムに特に適して
いる。図1Aを参照すると、EEPR4などのより高次の部分応答多項式は、特
に、より高い線形密度で、より低次の多項式よりもチャネルの自然応答により近
く整合される。従って、チャネルの応答を所望される部分応答に整合させるため
に必要な等価が少ないので、より高次の部分応答チャネルは、図3に示されるよ
うにエラーサンプルを広がらせることに加えて、代表的にはより良好な性能を提
供する。しかし、性能の代償として複雑さが犠牲になる。状態マシーン中の状態
の数は2n+1だけ増加し、これは複雑さが指数関数的に増大することを意味する
。PR4状態マシーン中に4つの状態しかないことと比較すると、完全EEPR
4状態マシーンは16の状態(n=3)を含む。
【0013】 上記のPR4読出しチャネルと同様に、EEPR4状態マシーンをランレング
ス制限(RLL)d=1制約(連続するNRZI「1」ビットを防止する)に整
合させることによって、EEPR4シーケンス検出器の最小距離エラー事象を取
り出して符号化し、有効出力シーケンス間の最小距離をdmin2=6からdm
in2=10に実質的に増大させる。しかし、RLL d=1制約に不都合なの
は、それに伴ってコード率、すなわち、ユーザデータビットのコードワードビッ
トに対する比であり、代表的には、RLL(1、7)システム中で2/3である
コード率が低下することである。コード率の低下によって、ユーザデータ密度、
従って、ディスクの記憶容量全体が減少するために望ましくない。ユーザデータ
密度および記憶容量は、チャネルデータ密度を増大させることによって増大され
得るが、これによってSNRが実質的に低下するために、ビットエラー率が高く
なる。さらに、チャネル密度の増大には、チャネルデータ率の増加を補償するた
めに、より高速の読出しチャネル回路が必要となる。また、RLL d=1制約
がEEPR4シーケンス検出器の最小距離エラー事象を取出し符号化しても、次
の最も支配的なエラー事象、すなわち、(+)エラー事象によって生じるビット
シフトを取出し符号化しない。
【0014】 従って、格納システムのコード率を低下させずに距離増大性能利得を提供する
ディスク格納システムで用いるための改善されたサンプル振幅読出しチャネルが
必要とされている。特に、本発明の目的は、高速のコスト有効なチャネルコード
を用いて、ビットシフトエラー事象を含むいくつかの最小距離エラー事象を減衰
させることによって、トレリスシーケンス検出器の動作を向上させることである
【0015】 (発明の要旨) サンプル振幅読出しチャネルが、特定のコード制約を行うことによって、トレ
リスシーケンス検出器の特定の最小距離エラー事象を取出し符号化する高速チャ
ネルコードを実施するための符号化器/復号化器を備えたディスク格納システム
について開示されている。トレリスシーケンス検出器は、検出された出力シーケ
ンスから対応する最小距離エラーを有効に除去するコード制約に整合される状態
マシーンを備える。さらに、チャネルコードは、エラー検出コードを実施するた
めに冗長ビットを書込みデータに符号化する。冗長ビットは読出し動作の間に処
理され、NRZ(+)および(+−+)エラー事象などの他の支配的なエラー事
象を検出し訂正するために用いられるエラーシンドロームを生成する。このよう
に、トレリスシーケンス検出器の最も蓋然性の高いエラー事象は、チャネルコー
ド制約によって取り出されて符号化されるか、あるいはエラーシンドロームを用
いて検出および訂正されるかのいずれかである。その結果、本発明は、システム
のコード率を低下させずに、従来技術に対して優れた距離増大性能利得を提供し
、それによって線形ビット密度および記憶容量全体を実質的に増大させる。
【0016】 1つの実施の形態において、本発明のチャネルコードは、書込みデータの偶数
および奇数インターリーブの1つから、5つまたはそれ以上の連続したNRZI
「1」ビットおよび4つの連続したNRZI「1」ビット(すなわち、クアドビ
ット)のシーケンスを取り出して符号化する。クアドビット−モジューロ−2す
なわち、クアドビット−モジューロ−2、すなわちQM2コードと称されるこの
コードは、従来のRLL d=1チャネルコードについてのコード率の2/3よ
りも大幅に高い17/18のコード率でコスト有効に実施され得る。シーケンス
検出器の状態マシーンをQM2コード制約に整合させるためには、4つの連続す
るNRZI「1」ビットに対応する分岐が他の全てのサンプル間隔で除去される
。そのような状態マシーンの構造は時間に渡って変化するので、この状態マシー
ンは「時間変化」であると考えられる。
【0017】 QM2コード制約は、長さ4またはそれ以上の長さの対応する最小距離エラー
事象を取出して符号化する。次いで、単純なパリティエラー検出コードが、最短
の最小距離エラー事象(+−+)および支配的な(+)エラー事象を訂正するた
めに用いられる。QM2コードをパリティコードと組み合わせることによって、
システムの有効な信号対雑音比(SNR)の大幅な増大が提供される。これは、
両方のコード制約に整合されたトレリスシーケンス検出器の性能に近づくが、回
路コストおよび複雑さが大幅に低下している。さらに、本発明のQM2パリティ
コードは、従来のRLL d=1コードの2/3コード率に対して48/52の
高いコード率でコスト有効に実施され得、それによってチャネルデータ率を高く
することなくシステムの記憶容量を増大させる。
【0018】 本発明の上記および他の局面および利点は、図面と共に以下の本発明の詳細な
記載を読むことによってより良く理解される。
【0019】 (好適な実施形態の詳細な説明) データフォーマット 図4Aは、一連の同心円放射状に間隔を空けられたデータトラック14を含む
磁気ディスク格納媒体の従来のデータフォーマットを示し、ここで各データトラ
ック14は、埋込みサーボウェッジ18を有する複数のセクタ16を含む。サー
ボ制御器(図示せず)は、サーボウェッジ18中のサーボデータを処理し、それ
に応答して、選択されたトラック上に読出し/書込みヘッドを配置する。さらに
、サーボ制御器は、データの書込みおよび読出しを行うと同時に、サーボウェッ
ジ18内のサーボバーストを処理し、選択されたトラックの中心線上にヘッドを
位置合わせした状態で保持する。サーボウェッジ18は、単純な離散時間パルス
検出器または離散時間シーケンス検出器によって検出され得る。サーボウェッジ
18のフォーマットは、図4Bを参照して以下に記載されるユーザデータセクタ
16に類似するプリアンブルおよび同期マークを含む。
【0020】 ゾーン記録は、内径トラックと外径トラックとの間の予め規定されたゾーンに
異なる速度でユーザデータを記録することによって記録密度を増大させるための
、当該分野で公知の技術である。データ率は、円周方向記録領域の増大および符
号間干渉の減少によって、外径トラックで増大され得る。これによって、図4A
に示されるように、外径トラックにより多くのデータを格納することが可能にな
り、ここでディスクは、トラック毎に14のデータセクタを含む外側ゾーン20
と、トラック毎に7つのデータセクタを含む内側ゾーン22とに分割される。実
施において、ディスクは実際には、内径ゾーンから外径ゾーンへデータ率が増大
する状態でいくつかのゾーンに分割される。
【0021】 図4Bは、獲得プリアンブル24、同期マーク26、ユーザデータフィールド
28、および読返しの際にユーザデータ中でのエラーの検出および訂正に用いら
れる付属ECCバイト30から成るデータセクタ16のフォーマットを示す。図
5のタイミング回復68は獲得プリアンブル24を処理し、ユーザデータフィー
ルド28を読み出す前に正しいデータ周波数および位相を獲得し、同期マーク2
6は、ユーザデータのシンボル同期化に用いるためのユーザデータフィールド2
8の開始にマーク付けをする。本発明において、ユーザデータ28は、従来技術
に対して距離増大改善を与えるチャネルコードによって符号化され、これは以下
でさらに詳細に記載される。
【0022】 サンプル振幅読出しチャネル 図5を参照すると、本発明のサンプル振幅読出しチャネルのブロック図が示さ
れている。書込み動作の間に、読出しチャネルは、ホストシステムから線32を
通ってユーザデータを受取る。データ生成器34は、ユーザデータ28を書込む
前に、ディスクへ書込まれる図4Bのプリアンブル24(例えば、2Tプリアン
ブルデータ)を生成させる。データ生成器34は、読出し動作の間にユーザデー
タへのシンボル同期化に用いるための同期マーク26も生成させる。QM2パリ
ティ符号化器36は、クアドビット−モジュール−2(QM2)およびパリティ
制約に従ってユーザデータ32を符号化し、符号化されたバイナリシーケンスb
(n)38を生成させる。QM2制約は、入力データから5つまたはそれ以上の
連続する遷移(すなわち、連続するNRZI「1」ビット)の全シーケンスを削
除し、四つの連続する遷移(クアドビット)のシーケンスが偶数インターリーブ
のみで開始することを可能にすることによって、[+−+−]、[+−+−+]、[
+−+−+−]などの形態の全てのエラー事象を取り出し符号化する。以下に説
明するように、シーケンス検出器88の状態遷移図は、有意な距離増大性能利得
を与えるQM2制約に整合される。さらに、パリティ制約は書込みシーケンス〜
b(n)46に符号化され、ポストプロセッサ95は、支配的なNRZ(+)お
よび(+−+)エラー事象などのシーケンス検出器88によって出力された推定
バイナリシーケンス^b(n)90中の他のエラーを検出および訂正するために
用いられるパリティシンドロームを生成する。
【0023】 QM2およびパリティ制約を符号化36した後、プリコーダ40は、記録チャ
ネル42および等化フィルタの伝達関数を補償するために、バイナリ入力シーケ
ンスb(n)38をプリコードする。次いで、結果として得られた書込みシーケ
ンス〜b(n)46は書込み回路52の電流を変調し48、それによってゾーン
ボー速度で記録ヘッドコイル中の電流(またはレーザビームの強度)を変調して
、記録されたデータを表すディスク42上に遷移のシーケンスを記録する。NR
Z記録において、「1」ビットは書込み電流中の正の極性を変調し48、「0」
ビットは負の極性を変調する48。周波数シンセサイザ54は、書込み回路52
にボー速度書込みクロック56を与え、書込みヘッドが上にある現在のゾーンに
従って、ボーまたはチャネルデータ率信号(CDR)58によって調整される。
【0024】 媒体から記録されたバイナリシーケンスを読み出すとき、タイミング回復68
は、書込みクロック56をマルチプレクサ70を介して読出しチャネルへの入力
として選択することによって、ゾーンの書込み周波数へのロックを初めに行う。
公称サンプリング周波数である書込み周波数へ一旦ロックされると、マルチプレ
クサ70は、図4Bに示されるような記録されたユーザデータ28の前にディス
ク上に記録された獲得プリアンブル24を獲得するために、読出しヘッドから読
出しチャネルへの入力として信号72を選択する。可変利得増幅器62はアナロ
グ読出し信号60の振幅を調整し、アナログ受取りフィルタ61は所望の応答に
向って初期等化を提供し、エイリアシング雑音を減衰させる。サンプリング装置
64はアナログフィルタ61からアナログ読出し信号66をサンプリングし、離
散時間イコライザフィルタ74は、所望の応答に向ってサンプル値76の等化を
さらに与える。表1は、図1BのPR4、EPR4およびEEPR4ダイパルス
応答についての正規化された値を示す。
【0025】
【表1】 離散イコライザフィルタ74は、ディスク半径(すなわち、ゾーン)、ディスク
角度、および温度ドリフトなどの環境条件に対するパラメータ変動を補償する実
時間適応フィルタとして実施され得る。
【0026】 等化後、等化されたサンプル値78は、読出し信号60の振幅、ならびにサン
プリング装置64の周波数および位相をそれぞれ調整するための決定指向利得制
御80およびタイミング回復68回路に与えられる。利得制御80は、所望され
る部分応答へチャネルの周波数応答の大きさを整合させるために、線82を通っ
て可変利得増幅器62の利得を調整し、タイミング回復68は、ボー速度に等化
サンプル78を同期化させるために、線84を通ってサンプリング装置64の周
波数を調整する。周波数シンセサイザ54は、温度、圧力、および処理変化に渡
ってタイミング回復周波数を中心付けるために、線86を通ってタイミング回復
回路68にコース中心周波数設定を与える。
【0027】 好ましい実施の形態において、離散時間イコライザ74は、単純なスライサ回
路(図示せず)がタイミング回復68および利得制御80決定指向フィードバッ
クループ中で使用するための推定サンプル値を生成し得るように、サンプル値を
PR4応答に等化する76。次いで、PR4等化サンプル78は(1+D)n
ィルタを通過させられ、シーケンス検出器88の部分応答ドメイン中でサンプル
値が生成される。タイミング回復68および利得制御80のためのサンプル値推
定のための様々な代替的実施形態に関する実施の詳細については、上記で参照し
た米国特許第5,585,975号、「EQUALIZATION FOR S
AMPLE VALUE ESTIMATION AND SEQUENCE
DETECTION IN A SAMPLED AMPLITUDE REA
D CHANNEL」を参照のこと。
【0028】 同期等化サンプル78は、サンプル値から推定バイナリシーケンス^b(n)
90を検出する時間変化QM2シーケンス検出器88に最終的に入力される。ポ
ストプロセッサ95は、シーケンス検出器88がいつ検出エラーを行ったかを示
す推定バイナリシーケンス^b(n)90からパリティシンドロームを生成する
。エラーが検出されると、ポストプロセッサ95は、エラーが生じる推定バイナ
リシーケンス^b(n)90内の最も蓋然性の高い位置を決定し、それを訂正す
る。QM2パリティ復号化器92は、訂正されたバイナリシーケンス97を復号
化し、推定ユーザデータ94にする。データ同期検出器96は、QM2パリティ
復号化器92のフレーム動作のために、データセクタ16内の同期マーク26(
図4Bに示される)を検出する。エラーが無い場合は、推定バイナリシーケンス
^b(n)90は記録バイナリシーケンスb(n)38に整合し、復号化ユーザ
データ94は記録ユーザデータ32に整合する。QM2およびパリティチャネル
コードの性能強化局面を含む時間変化QM2シーケンス検出器88およびポスト
プロセッサ95の詳細な記載は以下に与えられる。
【0029】 時間変化QM2シーケンス検出器およびポストプロセッサ 本発明の好ましい実施の形態において、図5のトレリスシーケンス検出器88
がEEPR4ドメインで実施される。出力ビットがNRZで標識されず、16の
状態を含む従来のEEPR4状態遷移図が図6に示される。状態遷移図をQM2
制約に整合させるために、状態5と10の間の内部分岐が他の全てのシンボル期
間で削除される(すなわち、状態マシーンが時間変化である)。これは、状態5
と10との間の内部分岐を点線で示し、これらの分岐が他の全てのシンボル時間
でのトレリスのみに存在することを意味する図7に示される。奇数(または偶数
)シンボル期間中にこれらの分岐を削除することによって、シーケンス検出器を
QM2制約に整合させ、それによって偶数(奇数)インターリーブのみでクアド
ビット遷移が開始することが可能になる。これにより、[+−+−]、[+−+−
+]、[+−+−+−]などの形態のエラーを有効に取り出して符号化することに
よって、シーケンス検出器内の距離増大性能利得が提供される。しかし、QM2
制約は、最短[+−+]最小距離エラー事象も、支配的(+)エラー事象のいずれ
も取り出し符号化しない。
【0030】 QM2コードによって取出し符号化されないエラー事象を補償するために、ユ
ーザデータが、エラー検出コード(EDC)、例えば、書込み電流46(NRZ
書込みデータ)のブロックに渡るパリティに従って、符号化される。あるいは、
パリティはNRZIドメイン中の書込みデータの偶数または奇数インターリーブ
のブロックに渡って生成され得る(上記で参照した同時係属特許出願、発明の名
称「A PARITY CHANNEL CODE FOR ENHANCIN
G THE OPERATION OF A REMOD/DEMOD SEQ
UENCE DETECTOR IN A D=1 SAMPLED AMPL
ITUDE READ CHANNEL」を参照)。読出し動作の間、図5のポ
ストプロセッサ95は、推定読出しデータのブロックに渡ってエラーシンドロー
ムを生成させ、(+)および(+−+)エラー事象によって生じたエラーを検出
および訂正する。パリティチャネルコードおよびポストプロセッサ95によって
提供された改善は、従来のトレリス符号化変調(TCM)技術を用いる検出器の
トレリス状態マシーンのパリティコード制約への整合によって達成された性能利
得に近づくが、コストおよび複雑さが大幅に低減される。
【0031】 図8Aは、図5のポストプロセッサ95のブロック図を示す。再変調器116
は、シーケンス検出器88によって出力されたバイナリシーケンス90を理想的
なサンプル値117の推定シーケンスに再変調し、これらの理想的なサンプル値
は、チャネルサンプル78(シーケンス検出器88中の遅延を補償するために遅
延118を通過後)から減算されて、サンプルエラー値120のシーケンスが生
成される。エラーパターン検出器122はサンプルエラー120のシーケンスを
処理し、シーケンス検出器88が検出エラーを行う蓋然性が最も高いときを検出
する。エラーパターン検出器122は、QM2コードによって取出し符号化され
ないシーケンス検出器88の支配的なエラー事象(例えば、NRZ(+)および
(+−+)エラー事象)に整合された複数の有限インパルス応答(FIR)フィ
ルタを含む。エラーパターン検出器122がエラー事象を検出すると、エラー訂
正器124に信号を与えて、シーケンス検出器88によって出力されたバイナリ
シーケンス90を訂正させる。エラーパターン検出器122のみが著しい性能利
得を提供するが、偽のエラー事象を検出することもあり得、その結果としてバイ
ナリシーケンス90の訂正誤りが生じる。
【0032】 好ましい実施の形態において単純なパリティコードであるエラー検出コード(
EDC)によって、検出されたバイナリシーケンス90の所定数のビット(すな
わち、ブロックまたはコードワード)中でいつエラーが生じるかを検出すること
によって、訂正誤りの確率が低くなる。図8Aのシンドローム生成器110は、
シーケンス検出器88によって出力された検出バイナリシーケンス90を処理し
、エラーがEDCコードワード中で生じたかを示すエラーシンドローム126を
生成する。エラーが検出されると、エラー訂正器124は、エラーを生じさせた
蓋然性が最も高い、エラーパターン検出器122によって検出されたエラー事象
(例えば、最大エラー事象)を用いて、検出されたバイナリシーケンス90を訂
正する。このように、EDCのエラーシンドローム126はエラーが存在すると
きのみ訂正が行われることを可能にするので、訂正誤りの確率は低くなる。訂正
を行うために用いられた選択されたエラー事象が誤ったエラー事象である場合は
訂正誤りが未だに生じ得るが、それでもこれは従来技術に対する大幅な改善であ
る。
【0033】 現在のEDCコードワード中で生じるエラーは、コードワード境界を渡って前
または次のEDCコードワードに伝播し得る。この可能性を補償するためにエラ
ーパターン検出器122中に回路が設けられる。この回路の1つの実施態様は、
図8C〜図8Fおよび本発明のポストプロセッサ95の好ましい実施の形態を示
す図8Bを参照してさらに詳細に述べられる。
【0034】 図5を参照して上記したように、単純なスライサ回路がタイミング回復68お
よび利得制御80によって用いられるための推定されたサンプル値を生成し得る
ように、チャネルサンプル78はPR4応答に等化される。PR4サンプル78
は、図8Bに示される単純な(1+D)2フィルタ130によってEEPR4サ
ンプルに変換される。EEPR4シーケンス検出器88はEEPR4サンプルか
らの予備NRZシーケンス90を検出し、次いで、NRZシーケンス90は再変
調器138によって再変調され、図8Aに類似する推定サンプル値140のシー
ケンスが生成される。推定サンプル値140はPR4チャネルサンプル78から
減算され(EEPR4検出器88中の遅延を補償するために遅延142を通過し
た後)、サンプルエラー値144のシーケンスが生成される。PR4/EPR4
エラーパターン検出器146はサンプルエラー値144を処理し、最も蓋然性の
高いエラー事象の訂正値および位置をセーブする。シンドローム生成器148は
、NRZシーケンス90のブロックに渡ってエラーシンドローム(例えば、パリ
ティ)を生成し、EEPR4検出器88が検出エラーを行ったことをエラーシン
ドロームが示す場合は、エラーパターン検出器146によって生成される最も蓋
然性の高いエラー事象を用いて符号付きNRZIシーケンス154(再変調器1
38によって生成される)が訂正される。
【0035】 図8Bの再変調器138は、NRZシーケンス90を符号付きNRZI(SN
RZI)シーケンス154に変換するための1−Dフィルタ152と、SNRZ
Iシーケンス154を推定PR4サンプル値140のシーケンスに変換するため
のSNRZIシーケンス154に変換するための1+Dフィルタ158とを備え
る。次いで、推定PR4サンプルシーケンス140は加算器178で実際の読出
し信号サンプル値176から減算され、エラーパターン検出器146によって処
理されるPR4サンプルエラーシーケンス144が生成される。エラーパターン
検出器146のさらなる詳細は、図8Cに示される。
【0036】 コンピュータシミュレーションにより、1.8〜2.5のユーザ密度について
、最も支配的なエラー事象((+)エラー事象)はEPR4ドメインにおいて最
も良く検出され、次に最も支配的なエラー事象((+−+)エラー事象)はPR
4ドメインにおいて最も良く検出されることが決定された。従って、本発明のP
R4/EPR4エラーパターン検出器146は以下の形態の2つのFIRフィル
タ180を備える。 (1+2D+D2)(1−D2)および 1−D+D3−D4 第1のFIRフィルタは、EPR4ドメイン中のNRZ(+)またはSNRZI
(+1、−1)エラー事象に整合され、第2のFIRフィルタは、PR4ドメイ
ン中のNRZ(+−+)またはSNRZI(+1、−2、+2、−1)エラー事
象に整合される。
【0037】 さらなるフレキシビリティを可能にするために、PR4ドメインではなくEP
R4ドメイン中のエラー事象を検出するように第2のFIRエラーフィルタを選
択的に構成するために、マルチプレクサ185が設けられる。すなわち、マルチ
プレクサ185は、第2のFIRフィルタを以下の形態に構成するために、第1
のFIRフィルタから中間出力187を選択し得る。すなわち、 (1+2D+D2)(1−D+D3−D4) であり、こではEPR4ドメイン中のSNRZI(+1、−2、+2、−1)最
小距離エラー事象に整合される。EPR4ドメイン中の両方のエラー事象を検出
することは、用いられるシステムダイナミクスおよび/または記録密度に依存し
て望ましくあり得る。
【0038】 エラーパターン検出器に入力された各エラーサンプルについて、コンパレータ
182は、下記のように有効なエラーシーケンスに対応する最大絶対大きさ出力
を有するFIRフィルタを選択する。次いで、コンパレータ182の出力はコン
パレータ184での「現在の最大値」およびコンパレータ186での次の最大値
と比較される。「現在の最大値」は、処理されている現在のEDCコードワード
のために最大FIR出力をセーブし、「次の最大値」は次のEDCコードワード
について最大FIR出力をセーブする。
【0039】 再変調器138によって生成されたSNRZIシーケンス154はFIFOバ
ッファ188中でバッファされ、参照用テーブル190中に格納される予想され
るエラーシーケンスと比較される。各新しいサンプル値が処理されると、エラー
フィルター180の出力は線192を通って参照用テーブル190を指標付けし
、検出されたSNRZIシーケンス154が有効エラーシーケンスと整合するか
を決定する。コンパレータ182は、エラーフィルタ180の出力を対応する有
効エラーシーケンスのみと比較する(無効エラーシーケンスに対応するエラーフ
ィルタの出力はゼロに設定される)。最大有効FIR出力180がコンパレータ
184または186での現在の最大値または次の最大値を越えるので、潜在的な
エラー事象が検出されると、参照用テーブル190は現在および/または次のE
DCコードワードについての検出されたエラーに対応する訂正シーケンスを出力
し、訂正シーケンスはレジスタ194および196にそれぞれセーブされる。
【0040】 図8Cの参照用テーブル190は、2つの検出されたエラー事象E1およびE
2から生じる予想されるSNRZIシーケンスおよび対応する訂正された出力シ
ーケンスを示す以下の表2および表3に従って動作する。
【0041】
【表2】 表2−SNRZIエラー(+1、−1)
【0042】
【表3】 表3−SNRZIエラー(+1、−2、+2、−1) エラー事象E1およびE2は、サンプルエラーシーケンス144の極性に依存し
て正または負であり得る。図8CのFIFOバッファ188に格納された検出さ
れたSNRZIシーケンスは、上記の参照用テーブル中の「予想されるSNRZ
I」シーケンスと比較され、有効な訂正が行われ得るかを決定する。参照用テー
ブル190は、SNRZI FIFO188中に格納される周囲ビットに対する
上記の表中の「訂正されたSNRZI」シーケンスを評価し、訂正がQM2コー
ド制約を違反するかを決定する回路も含み得る。QM2制約が違反される場合、
訂正は無効だと考えられ、対応するエラーフィルタの出力がゼロに設定される。
【0043】 コンパレータ184および186の出力は参照用テーブル190の出力をイネ
ーブルにし、現在および次のEDCコードワードについてのSNRZIシーケン
ス154中のエラー事象の位置を示す。エラーの位置は、レジスタ198および
200にそれぞれ格納される。図8Bのパリティ生成器148によって生成され
るパリティシンドロームが現在のEDCコードワード中の検出エラーを示すとき
、エラー訂正器150は、レジスタ194中に格納される訂正されたシーケンス
および図8Cのレジスタ198に格納されるエラーの対応する位置を用いてSN
RZIシーケンス154を訂正する。
【0044】 最大FIR出力および対応する訂正シーケンスおよび次のEDCコードワード
のエラー位置を格納する理由は、現在のEDCコードワード中のエラーがコード
ワード境界を通って前または次のEDCコードワードに伝播し得るためである。
従って、エラーパターン検出器146は、前のEDCコードワードの最後の2ビ
ットから始まり、次のEDCコードワードの最初の3つのビットを通って拡張す
るエラー事象を検索する。本発明のこの局面は、データセクタを処理する際に実
行されるフローチャートである図8DおよびエラーがEDCコードワード境界を
越えて拡張する場合を含むパリティ生成および最大エラー事象検出の両方を示す
図8Eおよび8Fを参照するとより良く理解される。
【0045】 本発明の好ましい実施の形態において、EDCコードワードは、NRZドメイ
ン中の偶数パリティ(偶数のNRZ「1」ビット)を有する52ビットを含む。
図8Eは、前のEDCコードワードの最後の2ビット、現在のEDCコードワー
ドの52ビット、および次のEDCコードワードの最初の3ビットを含む、FI
FOバッファ202中でバッファされる現在のセクタの57ビットを示す。FI
FOバッファ202に格納されたデータは、図8Dのフローチャートに従って処
理され、この図においてステップ204で現在のパリティCUR_PARITY
、次のパリティNEXT_PARITY、現在の最大FIR出力CUR_MAX
および次の最大FIR出力NEXT_MAXがゼロに初期化される。COUNT
ERは3に初期化され、図8Eに示されるようにセクタの第1のEDCコードワ
ードの第1のビットから開始する。
【0046】 ステップ206で、FIFOバッファ202中へのポインタを表す現在のCO
UNTER値に依存して、分岐が実行される。ステップ206でCOUNTER
値が3〜54の場合、再変調/復調検出器は現在のEDCコードワードのデータ
ビットを処理する。ステップ208で、現在のパリティCUR_PARITYは
、EEPR4シーケンス検出器88によって出力される現在のNRZビット90
で更新され、ステップ210で、現在のサンプルエラー値144は、図8Cのエ
ラーパターン検出器146中のFIRフィルタ180によってフィルタされる。
表2または表3からの有効な訂正シーケンスに対応する最大出力MAX_FIR
を有するFIRフィルタがステップ212で選択され、選択されたFIRフィル
タはCUR_FIRに割り当てられる。ステップ214で最大FIRフィルタ出
力MAX_FIRが現在の最大CUR_MAXよりも大きい場合、ステップ21
6で図8Cの参照用テーブル190はFIFOバッファ188中に格納される検
出されたSNRZIシーケンスを、表2および表3に示されるような検出された
エラー事象に対応する予想されたSNRZIシーケンスと比較する。有効な訂正
が行われ得ることを示す整合がステップ216に存在する場合、ステップ218
で、現在の最大CUR_MAXがMAX_FIRに更新され、検出されたエラー
LOC[CUR_FIR]の対応する位置がCUR_LOCに割り当てられ、表2
または表3からの対応する訂正シーケンスがCUR_CORに割り当てられる。
ステップ214で最大FIR出力MAX_FIRが現在の最大CUR_MAXよ
りも大きくない場合、または有効な訂正がステップ216で行われ得ない場合、
ステップ218は飛ばされる。
【0047】 COUNTERの現在の値に基づいて、別の分岐がステップ220で実行され
る。COUNTER値が53〜57である場合、エラーパターン検出器146は
、次のEDCコードワード中の最大エラー事象の検索を開始する。ステップ22
2で、最大FIR出力はNEXT_MAXと比較され、最大値は次のEDCコー
ドワードについてセーブされる。この出力が大きい場合、図8Cの参照用テーブ
ル190が、FIFOバッファ188中に格納される検出されたSNRZIシー
ケンスを表2または表3に格納される予想されるSNRZIシーケンスと再び比
較する。有効訂正が行われ得ることを示す整合がステップ224で存在する場合
、ステップ226で、次のEDCコードワードNEXT_MAXについての最大
FIR出力がMAX_FIRに更新され、検出されたエラーLOC[CUR_F
IR]の対応する位置がNEXT_LOCに割り当てられ、表2または表3から
の対応する訂正シーケンスがNEXT_CORに割り当てられる。ステップ22
2で最大FIR出力MAX_FIRがNEXT_MAXよりも大きくない場合、
または有効訂正がステップ224で行われ得ない場合、ステップ226は飛ばさ
れる。
【0048】 ステップ228で、COUNTERは増分され、制御はループの初めに分岐す
る。ステップ206でCOUNTER値が55〜57である場合、現在のEDC
コードワードについてのパリティが完全に生成されている。従って、ステップ2
08で現在のNRZビットをNEXT_PARITYに加算し、現在のEDCコ
ードワードについてのパリティ更新を飛ばすことによって、次のEDCコードワ
ードについてのパリティがステップ230で更新される。
【0049】 ステップ206でCOUNTER値が58である場合、エラーパターン検出器
146は、現在のEDCコードワードの処理を完了している。従って、ステップ
232で、現在のEDCコードワードCUR_PARITYについてのパリティ
シンドロームが評価される。ゼロではなく、検出エラーが生じていることを示す
場合、ステップ234で、図8Cのレジスタ194中に格納される現在の訂正シ
ーケンスCUR_CORおよびレジスタ198に格納される現在の位置CUR_
LOCを用いてエラーが訂正される。次いで、ステップ236で、システム変数
が再初期化される。COUNTERは5にリセットされる。現在のパリティCU
R_PARITYがNEXT_PARITYに設定され、次のEDCコードワー
ドについてパリティが計算される。現在のFIR最大CUR_MAXがNEXT
_MAXに設定され、次のEDCコードワードについて最大FIR出力がセーブ
される。次のEDCコードワードについてのパリティおよび訂正シーケンス、N
EXT_PARITYおよびNEXT_CORがゼロに設定される。次いで、ス
テップ238でセクタの最後に達するまで、図8Dのフローチャートが次のED
Cコードワードについて再実行される。
【0050】 図8Fは、現在および次のEDCコードワードについてのパリティおよび最大
FIRエラー事象をトラックするために用いられる回路のさらなる詳細を示す。
図8BのEEPR4シーケンス検出器88によって出力される検出されたNRZ
シーケンス90は、レジスタ242aおよび242bのそれぞれにおける現在お
よび次のEDCコードワードについて累算されている。COUNTER240a
が3〜54に等しいとき、現在のEDCコードワードについてのパリティが更新
され、COUNTER240bが55〜57に等しいとき、次のEDCコードワ
ードについてのパリティが更新される。COUNTERが58に等しい場合、レ
ジスタ242bに格納されている次のEDCコードワードについてのパリティは
、レジスタ242a中の現在のEDCコードワードについてのパリティに転送さ
れる。
【0051】 図8Bの再変調器138によって生成されたSNRZIシーケンス154が、
図8Eに示されるFIFOと同一である図8Fに示されるFIFO202中でバ
ッファされる。レジスタ242a中に格納される現在のEDCコードワードにつ
いてのパリティが、EEPR4シーケンス検出器88によって検出エラーが行わ
れたことを示す場合、エラー訂正器150は、エラーパターン検出器146によ
って検出される最大エラー事象を用いて、SNRZIシーケンス154中のエラ
ーを訂正する。
【0052】 図8Cの2つのFIRエラーフィルタ180によって検出される2つのエラー
事象E1(n)およびE2(n)は比較器182で比較され、絶対値の最大値が
比較器182の出力として選択される。COUNTER240cが3〜57に等
しいとき、最大エラーフィルタ出力が比較器244aで現在のEDCコードワー
ドについての最大値と比較され、COUNTER240dが53〜57に等しい
とき、比較器244bで次のEDCコードワードについての最大値と比較される
。現在のEDCコードワードについての最大エラー事象(位置および訂正シーケ
ンス)がレジスタ246a中に格納され、次のEDCコードワードについての最
大エラー事象はレジスタ246b中に格納される。カウンタが58と等しいとき
、レジスタ242a中に格納される現在のパリティがゼロではない場合、現在の
EDCコードワードについての最大エラー事象(位置および訂正シーケンス)が
現在のEDCコードワードを訂正するために用いられる。次いで、レジスタ24
6bに格納される次のEDCコードワードについての最大エラー事象(訂正およ
び位置シーケンス)は、レジスタ246aに格納される現在の最大エラー事象に
転送される。COUNTERは5にリセットされ、次のEDCコードワードにつ
いて手順が再び開始する。
【0053】 図8Bのエラー訂正器150が検出されたSNRZIシーケンス中のエラーを
どのように訂正するかは、図8Gのブロック図を参照してよりよく理解される。
図8Bのシンドローム生成器148によって生成されるエラーシンドローム(パ
リティ)が現在のEDCコードワード中で検出エラーが生じたことを示すとき、
エラー訂正器150は、図8CのPR4/EPR4エラーパターン検出器146
から線250を通って最大エラー事象の位置を、線252を通って対応する訂正
されたSNRZIシーケンスを受け取る。訂正されたSNRZIシーケンスはレ
ジスタ254中に格納され、マルチプレクサ256a〜256dの第1の入力に
与えられる。検出されたSNRZIシーケンス154はシフトレジスタ258を
介してシフトされ、ここで遅延要素260a〜260dの出力がマルチプレクサ
256a〜256dの第2の入力に与えられる。最大エラー事象の位置であるL
OCATION250は、検出されたSNRZIシーケンス中の誤りビットを適
切な時間に訂正されたSNRZIシーケンスで置き換えるために、マルチプレク
サ256a〜256dの動作を制御する。Sn、Sn-1、Sn-2およびSn-3と標識
されるレジスタ254の出力線は、上述の表2および表3に示される訂正された
SNRZIシーケンスに対応する。
【0054】 QM2パリティ符号化器 図5のQM2パリティ符号化器36が、QM2およびパリティ制約に従ってユ
ーザデータ32を符号化する方法が述べられる。重要な設計基準は、システムの
有効性および記憶容量を最大化するために最高の実用コード率(チャネルコード
ワード毎のユーザビット数)を用いるコード制約を実施するものであり、ここで
「実用」とは最もコスト有効な実施を意味する。QM2コードの最高の可能なコ
ード率または「容量」は0.9613であるが、この率の実施費用は非常に高い
。本発明は、新規な符号化技術を用いることによって得られるコスト有効な符号
化回路を用いて、コード率48/52(0.9231)を達成する。
【0055】 QM2についての状態遷移図(STD)は図9Aに示され、この図は以下の遷
移行列を有する。
【0056】
【数1】 この行列の2乗をとることによって、1つは2つの状態を有し、他方は3つの
状態を有する2つの行列および対応するSTDが生じる。2乗2状態STDは図
9Bに示され、この図は以下の行列を有する。
【0057】
【数2】 上記の2乗行列の4乗および8乗(元の行列の8乗および16乗)をとることに
よって、図9Cおよび図9Dにそれぞれ示されるSTDがそれぞれ生じる。
【0058】 図9Dの16乗STDは、状態1を残し、状態1で終わる、15/16コード
率(最小で32768が必要とされる)を生じさせるために十分な数を超える分
岐を有することに留意されたい。図9Dの16乗STDは、図9Cの8乗STD
の2度の使用から構成され得る。符号化器の実施を単純化するために、15/1
6コード率を実施するために8乗STDの2度の使用において十分な分岐を保持
し続けながら、複数の分岐が除去される。状態1への自己ループ中の分岐のうち
の3つ、状態1から状態2への分岐の5つ、状態2への自己ループ中の全ての分
岐、および状態2から状態1への分岐の7つを図9CのSTDから除去すること
によって、図9Eの変更された8乗STDが生じる。図9EのSTDの2度使用
は、図9Dの16乗STDよりも少ない分岐を全体で有する図9Fの変更された
16乗STDが生じるが、状態1への自己ループ中では15/16コード率を実
施するために十分である。
【0059】 図9Fの変更された16乗STD中の状態1への自己ループ中の全てのシーケ
ンスは、図9Eの変更された8乗STDの2度の使用から生成され得る。2つの
可能な状態シーケンスが存在し、それらの両方が状態1で開始および終了する。
すなわち、遷移1−>−1>−1または遷移1−>2−>1である。これは、図
9Eの変更された8乗STD中の分岐数で標識付けされた2つの可能な状態シー
ケンスを示す図10Aに図示されている。標識の積によって、各リーガル状態遷
移シーケンスについて利用可能なシーケンスの総数が生じ、15/16コード中
の各有効コードワードは2つの有効な状態遷移シーケンスの1つに対応する。
【0060】 図10A中の各状態から広がる分岐を、単純なアドレッシングスキームを可能
にする2乗に因数分解することによって、複雑さのさらなる低減が達成される。
これは、(128、32、8)に因数分解された1−>1シーケンス中の168
の分岐、(32、8)に因数分解された1−>2シーケンス中の40の分岐、お
よび変更されない2−>1シーケンス中の128の分岐を図示する図10Bに示
される。生成され得る16ビットコードワードの総数は、表4中に示されるよう
に因数分解された分岐のクロス乗積を取ることによって決定される。
【0061】
【表4】 生成され得る16ビットコードワードの総数(33,344)は必要とされる数
(32,768)よりも大きいので、最後の3つのクロス乗積は、図5に示され
るように15/16コード率を実施するために必要とされるコードワードの数を
ちょうど残して削除される。
【0062】
【表5】 表5は6つの異なるサブセット分岐12811、3211、811、3212、812およ
び12821を用いて8つのエントリを含むことに留意されたい。各遷移シーケン
スについてのサブセット分岐は、図11に示されるようにメモリバンク中に格納
され得、適切なメモリバンクが選択されて16ビット出力コードワードが形成さ
れる。3ビットを用いて分岐の6つのサブセットを用いることには、いずれもの
特定の15ビット入力コードワードについての遷移シーケンスを特定するために
8×3×2=6バイトの総数を必要とする。15ビット入力コードワードの最上
位5ビットが表5中のエントリを選択するために用いられ、ここで表5中の各エ
ントリは図11中の対応するメモリバンクを選択するために2つの3ビットシー
ケンスを含む。15ビット入力コードワードの最下位14ビットは、2つのサブ
セット分岐から特定の分岐を選択するために用いられ、次いで、選択された分岐
は連結され、16ビット出力コードワードを形成する。
【0063】 符号化工程は、b14−b0として表される15ビット入力コードワードを用い
て以下の符号化アルゴリスムを実施する、図12のコード木構造図からさらに理
解される。
【0064】 1.b14がゼロの場合、図11の12811メモリバンクから2つの8ビットシ
ーケンスを選択するために、7ビットの2つのグループに分割された残りの14
ビット(b13−b0)との12811×12811の連結を選択する。
【0065】 2.b14が1であり、次の2つのビット(b13、b12)が00に等しい場合、
12811×3211と、12811メモリバンクから8ビットシーケンスを選択する
ために用いられる次の7ビット(b11−b5)および3211メモリバンクから8
ビットシーケンスを選択するために用いられる最後の5ビット(b4−b0)との
連結を選択する。
【0066】 01に等しい場合、3211×12811と、3211メモリバンクから8ビットシ
ーケンスを選択するために用いられる次の5ビット(b11−b7)および1281 1 メモリバンクから8ビットシーケンスを選択するために用いられる最後の7ビ
ット(b6−b0)との連結を選択する。
【0067】 10に等しい場合、3212×12821と、3212メモリバンクから8ビットシ
ーケンスを選択するために用いられる次の5ビット(b11−b7)および1282 1 メモリバンクから8ビットシーケンスを選択するために用いられる最後の7ビ
ット(b6−b0)との連結を選択する。
【0068】 3.初めの3ビット(b14−b12)が1の場合、次の2ビット(b11、b10
が、それぞれ7+3、5+5、3+7および3+7のグループに分割された残り
の10ビット(b9−b0)を用いて適切なメモリバンクを選択するため、および
図11の適切なメモリバンクから8ビットシーケンスを選択するために用いられ
る。上記の符号化スキームを実施するために必要とされる全メモリは容易に計算
される。336バイトの総バイトについて、図11のメモリバンク中に格納され
る合計で128+32+8+32+8+128の8ビットシーケンスが存在する
。図12の符号化木構造図は、配線によるものであり得るか、あるいは表5の各
エントリ中の2つのメモリバンクについて2つの3ビットアドレス(すなわち、
合計で6つの付加的なバイト)の8つのエントリを含む参照用テーブルを用いて
実施され得る。これは、215×16ビットすなわち65,536バイトを必要と
する直線15−16参照用テーブルと比較すると、ハードウエアの大幅な減少に
なる。
【0069】 上記の符号化法は、複雑さが多少増すが、さらにより高いコード率を生じさせ
るために拡張され得る。さらに、本発明の符号化法は、8乗STDに制限されな
い。他の乗数は、設計を実際に単純化するものであり得る。例えば、四乗STD
を4度使用し、次いで、2乗2TDを用いることによって17/18コード率を
生成することが可能である。これは図13A〜図13Gに図示されている。図1
3Aは図9Aの4乗STDであり、図13Bは2乗STDであり、図13Cは4
つの4乗STDへの1つの2乗STDの連結である。17/18コード率を実施
するために十分な分岐が、図13CのSTD中の状態1への自己ループ中に存在
することに留意されたい。コードワードシーケンスが常に状態1で開始するので
、図13Dは状態2からの全ての分岐が除去された状態の図13Aの4乗STD
である。図13Eは、変更されていない4乗STDであり、図13Fは、コード
ワードシーケンスが常に状態1で開始するので、状態2で終了する全ての分岐が
除去された状態の図13Bの2乗STDである。図13DのSTDを図13Eの
3度の使用および図13Fの1度の使用と連結することによって、17/18コ
ード率を実施するために十分な状態1の自己ループ中の分岐を有する単純なブロ
ックコードである、図13GのSTDが得られる。状態1で開始および終了する
この特定の連結の16個の許容可能な状態シーケンスが存在する。
【0070】 本発明の好ましい実施の形態において、書込み電流中の偶数パリティを有する
48/52QM2コード率は、17/18コード率の2度の使用および14/1
6コード率の1度の使用を連結することによって構成される。2つの17/18
コードワードのパリティが生成され、次いで、14/16コード率ワードのパリ
ティは、48/52コード率の総パリティが偶数であるように選択される。これ
は、15/16QM2コード率についてのコードブックを、偶数および奇数パリ
ティのコードワードを含む2つのコードブックに分割することによって達成され
る。
【0071】 元の15/16QM2コード(図9C)は、表6に示されるように84の偶数
パリティコードワードおよび86の奇数パリティコードワードに分割される、状
態1への自己ループ中の171個の分岐を含む。状態1から状態2へは、22の
偶数パリティコードワードおよび22の奇数パリティコードワードに分割される
45の元の分岐が存在する。状態2から状態1へは、67の偶数パリティコード
ワードおよび68のパリティコードワードへ分割される135の元の分岐が存在
する。図14は、各コードワードセットについてのメモリバンクがどのように2
乗に分割されるかを含む、偶数および奇数パリティコードブックを示す。
【0072】 16ビット出力コードワードの構成は、実質的に上記と同じである。コード木
構造図(または参照用テーブル)は、図14のメモリバンクから2つの8ビット
コードワードを選択し、15ビット入力コードワードからの1つのビットは偶数
パリティと奇数パリティの間での選択に用いられる。偶数パリティ16ビットコ
ードワードは、偶数−偶数または奇数−奇数8ビットコードワードを連結するこ
とによって生成され、奇数パリティ16ビットコードワードは、偶数−奇数また
は奇数−偶数8ビットコードワードを連結することによって生成される。コード
木構造図(または参照用テーブル)は、図14中のメモリバンクの十分な置換が
、必要とされる2×214すなわち32,768個の16ビットコードワードを生
成するために用いられるように構成される。
【0073】 図14のメモリバンクは、図5の書込みシーケンス〜b(n)46中の所望の
パリティを生成させる8ビットコードワードを用いて構成される。図5のプリコ
ーダ40は、単純な1/(1−D)フィルタであり、従って、8ビットコードワ
ードは、書込みシーケンス〜b(n)46中のNRZパリティがプリコーダ40
の出力で偶数または奇数であるように選択される。以下の表は、図14の偶数お
よび奇数コードブックについての8ビットコードワードを一覧にする。
【0074】
【表6】 図5のQM2パリティ復号器92は、上述の符号化工程とは逆の動作を行う。
まず、この復号器は17/18コードに従って2つの18ビットコードワードを
復号化し、次いで、15/16コードに従って16ビットコードワードを復号化
する。上記で開示された符号化工程を用いて、当業者は図5のQM2パリティ復
号器92を構成し得る。従って、本発明を理解するために詳細は必要ではないの
で、詳細は開示されない。
【0075】 本発明の目的は、本明細書で開示される実施の形態を通じて十分に実現される
。本発明の様々な局面が、本質的な機能から逸脱することなく異なる実施の形態
を通じて達成され得ることを当業者は理解する。例えば、本発明の局面は、EE
PR4以外のシーケンス検出器中のエラー事象を減衰するために適用され得る。
QM2およびパリティエラー検出コードを構成するための別の実施の形態は、ま
ずQM2制約を符号化し、次いで、複数のビットを追加してパリティ制約を生成
させることである。さらに、シーケンス検出器がいつ検出エラーを行ったかを検
出するために、パリティ以外のEDCコードが用いられ得ることを当業者は理解
する。開示された特定の実施の形態は例示的なものであり、以下の請求の範囲か
ら適切に解釈されるように、本発明の範囲を制限することを意図するものではな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 図1Aは、PR4、EPR4およびEEPR4読出しチャネルについての周波
数応答を示す図である。
【図1B】 図1Bは、図1AのPR4、EPR4およびEEPR4読出しチャネルについ
てのダイパルス応答を示す図である。
【図2A】 図2Aは、PR4シーケンス検出器のための状態遷移図である。
【図2B】 図2Bは、与えられた入力シーケンスについての経路メモリおよび残存シーケ
ンスを示す、図2AのPR4状態遷移図に対応するトレリス図である。
【図3A】 図3Aは、NRZ空間中のPR4シーケンス検出器の支配的な最小距離エラー
事象を示す図である。
【図3B】 図3Bは、PR4空間中のPR4シーケンス検出器の支配的な最小距離エラー
事象を示す図である。
【図3C】 図3Cは、EPR4空間中のPR4シーケンス検出器の支配的な最小距離エラ
ー事象を示す図である。
【図3D】 図3Dは、EEPR4空間中のPR4シーケンス検出器の支配的な最小距離エ
ラー事象を示す図である。
【図4A】 図4Aは、各データトラックが複数のデータセクタに分割されている、予め規
定されたゾーン中にグループ化された複数の同心円状データトラックを含む、磁
気ディスク格納媒体のための代表的なデータフォーマットを示す図である。
【図4B】 図4Bは、データセクタのための代表的なデータフォーマットを示す図である
【図5】 図5は、QM2コードに整合された時間変化EEPR4シーケンス検出器と、
エラー検出コードを用いる最小距離エラー事象を訂正するためのポストプロセッ
サとを含む、本発明のサンプル振幅読出しチャネルのブロック図である。
【図6】 図6は、NRZで標識された出力ビットを有する、完全16状態EEPR4シ
ーケンス検出器の状態遷移図である。
【図7】 図7は、QM2コード制約に整合された16状態時間変化EEPR4シーケン
ス検出器の状態遷移図である。
【図8A】 図8Aは、シンドローム生成器、再変調器、エラーパターン検出器およびエラ
ー訂正器を含むポストプロセッサの詳細を示す図である。
【図8B】 図8Bは、図5のポストプロセッサの好ましい実施の形態のさらなる詳細を示
す図である。
【図8C】 図8Cは、図8Aのポストプロセッサのエラーパターン検出器の詳細を示す図
である。
【図8D】 図8Dは、図8Aのポストプロセッサの動作を記載するフローチャートである
【図8E】 図8Eは、コードワード境界を横切ってエラー事象が生じたときの、シンドロ
ーム生成(パリティ)を示す図である。
【図8F】 図8Fは、コードワード境界を横切ってエラー事象が生じたときの、シンドロ
ーム生成(パリティ)を示す図である。
【図8G】 図8Gは、図8Aのポストプロセッサ中のエラー訂正器のブロック図である。
【図9A】 図9Aは、本発明のQM2についての状態遷移図(STD)である。
【図9B】 図9Bは、図9Aの2乗STDに対応する2状態STDである。
【図9C】 図9Cは、図9BのSTDの4乗および図9Aの8乗STDに対応する2状態
STDである。
【図9D】 図9Dは、図9CのSTDの2乗および図9AのSTDの16乗に対応する2
状態STDである。
【図9E】 図9Eは、図9CのSTDのある分岐を削除することによって生じる2状態S
TDである。
【図9F】 図9Fは、図9EのSTDの2乗に対応する2状態STDである。
【図10A】 図10Aは、図9EのSTDの2例を用いるQM2コード率15/16を実施
するために選択される状態シーケンスを示す図である。
【図10B】 図10Bは、符号化器中で単純なアドレッシングスキームを達成するために図
10Aの状態分岐のコードワード組がどのように2乗に因数分解されるかを示す
図である。
【図11】 図11は、図10Bの可能なコードワード連結を実施するために用いられるメ
モリバンクを示す図である。
【図12】 図12は、QM2コード率15/16の符号化法を示す木構造図である。
【図13A】 図13Aは、QM2コード率15/16を生成するために用いられる技術に類
似した技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態
遷移図である。
【図13B】 図13Bは、QM2コード率15/16を生成するために用いられる技術に類
似した技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態
遷移図である。
【図13C】 図13Cは、コード率15/16を生成するために用いられる技術に類似した
技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態遷移図
である。
【図13D】 図13Dは、15/16コード率を生成するために用いられる技術に類似した
技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態遷移図
である。
【図13E】 図13Eは、コード率15/16を生成するために用いられる技術に類似した
技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態遷移図
である。
【図13F】 図13Fは、コード率15/16を生成するために用いられる技術に類似した
技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態遷移図
である。
【図13G】 図13Gは、コード率15/16を生成するために用いられる技術に類似した
技術を用いるQM2コード率17/18を生成するために用いられる状態遷移図
である。
【図14】 図14は、図8Aのポストプロセッサのためにパリティエラー検出コードを実
施するために用いられる偶数および奇数パリティのメモリバンクに分割されるQ
M2コード率15/16のメモリバンクを示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 13/25 H03M 13/25 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AE ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZA,ZW (71)出願人 3100 West Warren Aven ue,Fremont,Californ ia 94538,U.S.A. (72)発明者 リビングストン, ジェイ エヌ. アメリカ合衆国 コロラド 80026, ラ ファイエット, ジェイムズ サークル 1124 Fターム(参考) 5D044 AB01 BC01 BC04 CC04 GL02 GL13 GL31 5J065 AA01 AA03 AB01 AC03 AD02 AE06 AF02 AG01 AG02 AH01 AH02 AH04 AH06 (54)【発明の名称】 チャネルコード制約に整合されるトレリスシーケンス検出器を用いるサンプル振幅読出しチャネ ルおよび信号サンプルおよびエラーシンドロームを用いる検出されたバイナリシーケンス中のエ ラーを訂正するためのポストプロセッサ 【要約の続き】 ット密度および記憶容量全体が実質的に増大される。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク格納媒体の上に位置する読出しヘッドから発せられ
    るアナログ読出し信号をサンプリングすることによって生成される離散時間サン
    プル値のシーケンスから予想されたバイナリシーケンスを検出することによって
    、該ディスク格納媒体上に記録されたデータを読み出すためのサンプル振幅読出
    しチャネルであって、該サンプル振幅読出しチャネルは、 (a)該アナログ読出し信号をサンプリングして該離散時間サンプル値のシー
    ケンスを生成させるためのサンプリング装置と、 (b)該離散時間サンプル値のシーケンスから予備バイナリシーケンスを検出
    するためのトレリスシーケンス検出器であって、該トレリスシーケンス検出器は
    、該ディスク格納媒体上に記録された該データに符号化された所定のコード制約
    に整合された時間変化状態マシーンを備える、トレリスシーケンス検出器と、 (c)該離散時間サンプル値に応答して、該予備バイナリシーケンス中のエラ
    ーを訂正するためのエラー訂正器を備えるポストプロセッサと、 を備える、サンプル振幅読出しチャネル。
  2. 【請求項2】 前記トレリスシーケンス検出器がビットの所定のシーケンス
    を検出しない、請求項1に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  3. 【請求項3】 前記ビットの所定のシーケンスを表す信号サンプルは、前記
    予備バイナリシーケンス中の対応する数のビットを表す信号サンプルと、ユーク
    リッド空間中の最小距離だけ異なる、請求項2に記載のサンプル振幅読出しチャ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記ビットの所定のシーケンスは、4つを超える連続するN
    RZI「1」ビットを含む、請求項2に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  5. 【請求項5】 (a)前記シーケンス検出器は、前記予備バイナリシーケン
    スの偶数および奇数インターリーブを検出し、 (b)前記ビットの所定のシーケンスは、該偶数または奇数インターリーブ中
    の4つの連続NRZI「1」ビットを含む、請求項2に記載のサンプル振幅読出
    しチャネル。
  6. 【請求項6】 前記訂正の結果、前記ビットの所定のシーケンスを含む前記
    予備バイナリシーケンスとなる場合、前記エラー訂正器は該予備バイナリシーケ
    ンスを訂正しない、請求項2に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  7. 【請求項7】 (a)前記チャネルのダイパルス応答は、複数のゼロではな
    いサンプル値を含み、 (b)前記離散時間サンプル値は時間シフトダイパルス応答の線形結合を含み
    、 (c)完全トレリス状態マシーンは、時間シフトダイパルス応答の全ての可能
    な組合せを規定し、 (d)前記コード制約は、該完全トレリス状態マシーンの第1の最小距離エラ
    ー事象を取り出して符号化し、 (e)前記エラー訂正器は、該完全トレリス状態マシーンの第2の最小距離エ
    ラー事象を訂正する、請求項2に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  8. 【請求項8】 前記ダイパルス応答は、EPR4ダイパルス応答およびEE
    PR4ダイパルス応答からなるグループから選択される、請求項7に記載のサン
    プル振幅読出しチャネル。
  9. 【請求項9】 (a)前記ポストプロセッサは、前記予備バイナリシーケン
    スからエラーシンドロームを生成させるためのシンドローム生成器をさらに含み
    、 (b)前記エラー訂正器は、該エラーシンドロームを用いて前記予備バイナリ
    シーケンスを訂正する、請求項2に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  10. 【請求項10】 前記エラーシンドロームは、前記予備バイナリシーケンス
    中の所定数のビットに対して生成されたパリティエラーシンドロームである、請
    求項9に記載のサンプル振幅読出しチャネル。
  11. 【請求項11】 ディスク格納媒体へユーザデータを書込みおよび該ディス
    ク格納媒体から該ユーザデータを読み出すためのサンプル振幅読出し/書込みチ
    ャネルであって、 (a)ユーザデータのn個のビットを符号化してmビットコードワードにする
    ための符号化器であって、該mビットコードワードは、チャネルコード制約と、
    連続するNRZI「1」ビットと、エラー検出コードの少なくとも1つの冗長ビ
    ットとを含む、符号化器と、 (b)該mビットコードワードを該ディスク格納媒体に書込むための書込み回
    路と、 (c)アナログ読出し信号をサンプリングし、離散時間サンプル値のシーケン
    スを生成するためのサンプリング装置と、 (d)該離散時間サンプル値のシーケンスから予備バイナリシーケンスを検出
    するためのトレリスシーケンス検出器と、 (e)ポストプロセッサであって、 (i)該予備バイナリシーケンスに応答してエラーシンドロームを生成させ るためのシンドローム生成器と、 (ii)該離散時間サンプル値および該エラーシンドロームに応答して、該 予備バイナリシーケンス中のエラーを訂正するためのエラー訂正器と、を備え
    たポストプロセッサと、 を備えた、サンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  12. 【請求項12】 前記冗長ビットは、前記mビットコードワード中の所定数
    のビットに対するパリティとして生成される、請求項11に記載のサンプル振幅
    読出し/書込みチャネル。
  13. 【請求項13】 前記パリティは、NRZの所定数のビットに対して生成さ
    れる、請求項12に記載のサンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  14. 【請求項14】 前記チャネルコード制約は、前記mビットコードワードか
    ら所定のデータシーケンスを取り出して符号化する、請求項11に記載のサンプ
    ル振幅読出し/書込みチャネル。
  15. 【請求項15】 前記所定のデータシーケンスは、4つを超える連続したN
    RZI「1」ビットを含む、請求項14に記載のサンプル振幅読出し/書込みチ
    ャネル。
  16. 【請求項16】 (a)前記mビットコードワードは偶数および奇数インタ
    ーリーブを含み、 (b)前記所定のデータシーケンスは、該偶数および奇数インターリーブの1
    つにおいて4つの連続するNRZI「1」ビットを含む、請求項14に記載のサ
    ンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  17. 【請求項17】 前記トレリスシーケンス検出器は、前記チャネルコード制
    約に整合された状態マシーンを備える、請求項11に記載のサンプル振幅読出し
    /書込みチャネル。
  18. 【請求項18】 前記状態マシーンは時間変化である、請求項17に記載の
    サンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  19. 【請求項19】 前記ポストプロセッサは、 (a)前記予備バイナリシーケンスを予想されるサンプル値のシーケンスに再
    変調するための再変調器と、 (b)前記離散時間サンプル値および前記予想されたサンプル値に応答して、
    サンプルエラーシーケンスを生成するためのサンプルエラー生成器と、 (c)該サンプルエラーシーケンス中のエラー事象を検出するためのエラーパ
    ターン検出器と、 をさらに備えた、請求項11に記載のサンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  20. 【請求項20】 前記エラーパターン検出器は、前記トレリスシーケンス検
    出器の最小距離エラー事象に整合された離散時間フィルタを備える、請求項19
    に記載のサンプル振幅読出し/書込みチャネル。
  21. 【請求項21】 ディスク格納媒体へ、および該ディスク格納媒体からの書
    込みおよび読出し方法であって、 (a)ユーザデータのn個のビットをmビットコードワードに符号化するステ
    ップであって、該mビットコードワードは所定のデータシーケンスを有さず、コ
    ード率n/mは2/3よりも大きい、ステップと、 (b)該ディスク格納媒体上に配置される読出しヘッドから発せられるアナロ
    グ読出し信号をサンプリングし、離散時間サンプル値のシーケンスを生成させる
    ステップと、 (c)該離散時間サンプル値のシーケンスから予備バイナリシーケンスを検出
    するステップと、 (d)該予備バイナリシーケンスに応答してエラーシンドロームを生成させる
    ステップと、 (e)該離散時間サンプル値および該エラーシンドロームを用いて、該予備バ
    イナリシーケンス中のエラーを訂正するステップと、 を包含する、方法。
  22. 【請求項22】 前記所定のデータシーケンスは、4つを超える連続するN
    RZI「1」ビットを含む、請求項21に記載のユーザデータの読出しおよび書
    込み方法。
  23. 【請求項23】 (a)前記mビットコードワードは偶数および奇数インタ
    ーリーブを含み、 (b)前記所定のデータシーケンスは、該偶数または奇数インターリーブの1
    つ中に4つの連続するNRZI「1」ビットを含む、請求項21に記載のユーザ
    データの読出しおよび書込み方法。
JP2000562904A 1998-07-31 1999-07-27 チャネルコード制約に整合されるトレリスシーケンス検出器を用いるサンプル振幅読出しチャネルおよび信号サンプルおよびエラーシンドロームを用いる検出されたバイナリシーケンス中のエラーを訂正するためのポストプロセッサ Abandoned JP2002521788A (ja)

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