JP2002521495A - 核酸標識化合物 - Google Patents

核酸標識化合物

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JP2002521495A
JP2002521495A JP2000562553A JP2000562553A JP2002521495A JP 2002521495 A JP2002521495 A JP 2002521495A JP 2000562553 A JP2000562553 A JP 2000562553A JP 2000562553 A JP2000562553 A JP 2000562553A JP 2002521495 A JP2002521495 A JP 2002521495A
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aryl
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labeled
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グレン エイチ. マクガル,
アンソニー ディー. バローン,
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アフィメトリックス インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 ヘテロ環式誘導体を含む核酸標識化合物を開示する。ヘテロ環式誘導体含有化合物は、ヘテロ環式誘導体と環式基(例えば、リボフラノース誘導体)を縮合することによって合成される。標識化合物は、末端または内部のいずれかでの核酸に対する酵素的結合に適切であり、核酸検出の機構を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (連邦政府委託研究により行われる発明の権利書) 本発明は、Advanced Technology Program of
the National Institute of Standards
and Technologyにより与えられた70NANB5H1031と
契約を結び、政府の支援により行われた。
【0002】 (技術分野) 本発明は核酸標識化合物に関する。より詳細には、本発明は、検出可能な部分
を含有する複素環式誘導体を提供する。本発明はまた、このような複素環式誘導
体の作製方法を提供する。本発明はさらに、この複素環式誘導体を核酸に結合さ
せる方法を提供する。
【0003】 (背景技術) 病気の個体および健常な個体における遺伝子発現は、しばしば異なり、そして
特徴付け可能である。このような場合において、遺伝子発現をモニターする能力
は、医師に強力な診断ツールを提供する。この形態の診断は、腫瘍学の領域にお
いて特に重要であり、ここで癌遺伝子の過剰発現、または腫瘍サプレッサ遺伝子
の過小発現が腫瘍形成を引き起こすと考えられる。Mikkelsonら、J.
Cell.Biochem.1991,46,3〜8を参照のこと。
【0004】 遺伝子発現は、例えば、標的遺伝子の転写産物である核酸(例えば、mRNA
)を測定することによって、間接的にモニターされ得る。核酸は、検出可能部分
で化学的または生化学的に標識化され、公知の配列の局在的核酸プローブとハイ
ブリダイズし得る。プローブ位置で標識化された核酸の検出は、標的遺伝子が発
現したことを示す。国際出願公開WO97/27317、WO92/10588
およびWO97/10365を参照のこと。
【0005】 核酸の標識化は典型的に、検出可能基(ラベル)を内部または末端位に共有結
合することによって行われる。科学者は、酵素学的にオリゴヌクレオチドまたは
ポリヌクレオチドに取り込まれる、多数の検出可能ヌクレオチドアナログを報告
した。例えば、Langerらは、共有結合ビオチン部分を含有するdUTPお
よびUTPのアナログを開示した。Proc.Natl.Acad.Sci.U
SA 1981,78,6633〜6637。以下に示されるこれらのアナログ
は、ピリミジン環のC−5位に結合されたアリルアミンリンカーアームを有する
。dUTPおよびUTPアナログ(ここで、RはHまたはOHである)は、ポリ
ヌクレオチドに取り込まれた。
【0006】
【化7】 Petrieらは、dATPアナログである、3−[5−[(N−ビオチニル
−6−アミノカプロイル)アミノ]ペンチル]−1−(2−デオキシ−β−D−
エリスロ−ペントフラノシル)−1H−ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン−4
−アミン−5’−トリホスフェートを開示した。Bioconjugate C
hem.1991,2,441〜446。以下に示されるアナログは、3位を、
ビオチン部分に結合されるリンカーアームで修飾される。Petrieらは、R
がビオチンである化合物は、ニックトランスレーションによってDNAに取り込
まれることを報告した。
【0007】
【化8】 Proberらは、各々がスクシニルフルオレセイン色素を含む、4つのジデ
オキシヌクレオチドのセットを開示した。Science 1987,238,
336〜341。これらのジデオキシヌクレオチド(これらのうちの1つが以下
に示される)は、プライマーのテンプレート定方向伸長(template d
irected extension)によってオリゴヌクレオチドに酵素学的
に取り込まれる。これらの化合物は、ゲル移動に基づくDNA配列決定法を提供
する。
【0008】
【化9】 Herrleinらは、4つのDNA塩基の修飾されたヌクレオシド三リン酸
を開示した。Helv.Chim.Acta 1994,77,586〜596
。これらの化合物(これらのうちの1つが以下に示される)は、放射性部分また
は蛍光性部分を含有する3’−アミノ基を含む。Herrleinらはさらに、
DNA鎖ターミネーターとしてのヌクレオシドアナログの使用を記載した。
【0009】
【化10】 Cechらは、3’−アミノ官能化ヌクレオシド三リン酸を開示した。Col
lect.Czech.Chem.Commun.1996,61,S297〜
S300。これらの化合物(これらのうちの1つが以下に示される)は、アミノ
リンカーを通して3’位に結合されたフルオレセインを含有する。Cechらは
、記載された官能化ヌクレオシドはDNA配列決定のためのターミネーターとし
て有用であることを提案した。
【0010】
【化11】 (発明の開示) 効率的に核酸に取り込まれ、容易に検出可能な組成物を提供する、新規の核酸
標識化合物の開発は、遺伝子分析技術に役立った。これは、例えば、遺伝子発現
のモニタリング、ならびに突然変異および多型現象の検出およびスクリーニング
において、役立つ。このような化合物は、核酸への酵素学的取り込みに適切でな
ければならない。さらに、標識化合物が結合される核酸は、プローブ(例えば、
相補的核酸)に結合するその能力を保持しなければならない。
【0011】 本発明は、核酸に酵素学的に取り込まれ得る、核酸標識化合物を提供する。こ
れらの化合物が結合される核酸は、相補的核酸配列に結合するそれらの能力を維
持する。
【0012】 本発明の核酸標識化合物は、以下の構造を有する: A−O−CH2−T−Hc−L−(M)m−Q ここで、Aは、水素、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
Tは、テンプレート部分であり;Hcは、複素環式基であり;Lは、リンカー部
分であり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは
、0〜約5の範囲の整数である。
【0013】 一実施態様において、核酸標識化合物は以下の構造を有する:
【0014】
【化12】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1または
NHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり
;Lは、アミドアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結合
基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【0015】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり
;Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはア
リールであり;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約
2〜約10の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセイ
ンであり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは、1または
0である。
【0016】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−C(O)NH(CH24NH−であり;Qは、ビオチンであり;そ
してMは、−CO(CH25NHであり、ここでmは1である。
【0017】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−C(O)NH(CH24NH−であり;Qは、5−カルボキシフル
オレセインであり;そしてmは0である。
【0018】 一実施態様において、核酸標識化合物は以下の構造を有する:
【0019】
【化13】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1または
NHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり
;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結合
基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【0020】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリ
ールであり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約10
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−またはCO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここでmは、1または0である。
【0021】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−NH(CH24NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは
0である。
【0022】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−NH(CH24NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセイ
ンであり;そしてmは0である。
【0023】 一実施態様において、核酸標識化合物は以下の構造を有する:
【0024】
【化14】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1または
NHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり
;Lは、アルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、
結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【0025】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリ
ールであり;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここでnは、約1〜約1
0の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり
;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは、1または0である
【0026】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−C≡CCH2NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは1
である。
【0027】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−C≡CCH2NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセイン
であり;そしてmは1である。
【0028】 一実施態様において、核酸標識化合物は以下の構造を有する:
【0029】
【化15】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1または
NHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり
;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結合
基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【0030】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリ
ールであり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約10
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−またはCO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここでmは、1または0である。
【0031】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−NH(CH24NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてMは
、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは1である。
【0032】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−NH(CH24NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセイ
ンであり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは1である。
【0033】 1つの実施態様において、核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0034】
【化16】 ここで、Aは、Hまたは核酸標識化合物が核酸に結合することを可能にする官能
基であり;Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2
、独立して、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1
SR1、またはNHR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまた
はアリールであり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、また
はアルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結合
基であり、ここで、mは、0〜約3までの範囲の整数である。
【0035】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルま
たはアリールであり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、n
は、約1〜約10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフ
ルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH 25NHCO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0036】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−CH=CHCH2NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてm
は0である。
【0037】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−CH=CHCH2NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセ
インであり;そしてmは0である。
【0038】 1つの実施態様において、核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0039】
【化17】 ここで、Aは、Hまたは核酸標識化合物が核酸に結合することを可能にする官能
基であり;Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2
、独立して、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1
SR1、またはNHR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまた
はアリールであり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、また
はアルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結合
基であり、ここで、mは、0〜約3までの範囲の整数である。
【0040】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルま
たはアリールであり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、n
は、約1〜約10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフ
ルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH 25NHCO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0041】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−CH=CHCH2NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてm
は0である。
【0042】 別の実施態様において、Yは、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであ
り;Lは、−CH=CHCH2NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセ
インであり;そしてmは0である。
【0043】 本発明はまた、核酸標識化合物と核酸および相補的なプローブに結合された核
酸誘導体を含むハイブリダイゼーション産物とを結合させることによって生成さ
れる核酸誘導体を提供する。
【0044】 1つの実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造で
ある:
【0045】
【化18】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約1
0までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインで
あり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0
である。
【0046】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0047】 別の実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造であ
る:
【0048】
【化19】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10までの
範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そ
してMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0049】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0050】 別の実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造であ
る:
【0051】
【化20】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である
【0052】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0053】 別の実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造であ
る:
【0054】
【化21】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10までの
範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そ
してMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0055】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0056】 別の実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造であ
る:
【0057】
【化22】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10
までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであ
り;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(C
25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0058】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0059】 別の実施態様において、結合に使用される核酸標識化合物は、以下の構造であ
る:
【0060】
【化23】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10
までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであ
り;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(C
25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0061】 この核酸誘導体から形成されるハイブリダイゼーション産物は、相補的なプロ
ーブに結合された核酸誘導体を含む。1つの実施態様において、プローブは、ガ
ラスチップに結合される。
【0062】 本発明はまた、核酸標識化合物を核酸に結合することによって核酸誘導体を合
成する方法を提供する。さらに、これは、プローブと共に核酸誘導体をインキュ
ベーションする工程を含む、核酸を検出する方法を提供する。
【0063】 1つの実施態様において、核酸に結合される核酸標識化合物は、以下の構造で
ある:
【0064】
【化24】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約1
0までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインで
あり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0
である。
【0065】 この核酸誘導体を使用する核酸検出方法は、プローブと誘導体のインキュベー
ションを含む。1つの実施態様において、プローブは、ガラスチップに結合され
る。
【0066】 1つの実施態様において、核酸に結合される核酸標識化合物は、以下の構造で
ある:
【0067】
【化25】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10までの
範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そ
してMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0068】 この核酸誘導体を使用する核酸検出方法は、プローブと誘導体のインキュベー
ションを含む。1つの実施態様において、プローブは、ガラスチップに結合され
る。
【0069】 1つの実施態様において、核酸に結合される核酸標識化合物は、以下の構造で
ある:
【0070】
【化26】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である
【0071】 この核酸誘導体を使用する核酸検出方法は、プローブと誘導体のインキュベー
ションを含む。1つの実施態様において、プローブは、ガラスチップに結合され
る。
【0072】 1つの実施態様において、核酸に結合される核酸標識化合物は、以下の構造で
ある:
【0073】
【化27】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10までの
範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そ
してMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25 NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【0074】 この核酸誘導体を使用する核酸検出方法は、プローブと誘導体のインキュベー
ションを含む。1つの実施態様において、プローブは、ガラスチップに結合され
る。
【0075】 1実施態様において、核酸に結合した核酸標識化合物は以下の構造を有し:
【0076】
【化28】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;YはHまたはOR1 であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;ZはH、N3、Fま
たはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは−CH
=CH(CH2nNH−であり、ここでnは約1〜約10の範囲の整数であり;
Qはビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは−CO(CH 25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここでm
は1または0である。
【0077】 核酸誘導体を使用する核酸検出の方法は、プローブと誘導体のインキュベーシ
ョンを含む。1実施態様において、プローブはガラスチップに結合される。
【0078】 1実施態様において、核酸に結合した核酸標識化合物は、以下の構造を有し:
【0079】
【化29】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;YはHまたはOR1 であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;ZはH、N3、Fま
たはOR1であり、ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは−CH
=CH(CH2nNH−であり、ここでnは約1〜約10の範囲の整数であり;
Qはビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは−CO(CH 25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここでm
は1または0である。
【0080】 核酸誘導体を使用する核酸検出の方法は、プローブと誘導体のインキュベーシ
ョンを含む。1実施態様において、プローブはガラスチップに結合される。
【0081】 (発明を実施するための最良モード) (定義) 「アルキル」は、炭素および水素のみを含む直鎖、分枝または環式の化学基を
いう。アルキル基には、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、シクロペンチル
および2−メチルブチルが挙げられるが、これらに限定されない。アルキル基は
1個以上の置換基(例えば、ハロゲン、アルコキシ、アミノ)で置換されないか
または置換される。
【0082】 「アリール」は、一価の不飽和芳香族炭素環式基をいう。アリール基には、フ
ェニル、ナフチル、アントリルおよびビフェニルが挙げられるが、これらに限定
されない。アリール基は、1個以上の置換基(例えば、ハロゲン、アルコキシ、
アミノ)で置換されないかまたは置換される。
【0083】 「アミドアルキル」は、構造−C(O)NR34−を有する化学基をいい、こ
こで、R3は水素、アルキルまたはアリールであり、そしてR4はアルキルまたは
アリールである。好ましくは、アミドアルキル基の構造は、−C(O)NH(C
2n5−であり、ここで、nは約2〜約10の範囲の整数であり、そしてR5 はO、NR6またはC(O)であり、ここでR6は水素、アルキルまたはアリール
である。より好ましくは、アミドアルキル基の構造は、−C(O)NH(CH2
nN(H)−であり、ここでnは約2〜約6の範囲の整数である。最も好まし
くは、アミドアルキル基の構造は、−C(O)NH(CH24N(H)−である
【0084】 「アルキニルアルキル」は、構造−C≡C−R4−を有する化学基をいい、こ
こでR4はアルキルまたはアリールである。好ましくは、アルキニルアルキル基
の構造は、−C≡C−(CH2n5−であり、ここでnは1〜約10の範囲の
整数であり、R5はO、NR6またはC(O)であり、ここでR6は水素、アルキ
ルまたはアリールである。さらに好ましくは、アルキニルアルキル基の構造は、
−C≡C−(CH2nN(H)−であり、ここで、nは1〜約4の範囲の整数で
ある。最も好ましくは、アルキニルアルキル基の構造は、−C≡C−CH2N(
H)−である。
【0085】 「アルケニルアルキル」は、構造−CH=CH−R4−を有する化学基をいい
、ここでR4はアルキルまたはアリールである。好ましくは、アルケニルアルキ
ル基の構造は、−CH=CH−(CH2n5−であり、ここでnは1〜約10
の範囲の整数であり、R5はO、NR6またはC(O)であり、ここでR6は水素
、アルキルまたはアリールである。より好ましくは、アルケニルアルキル基の構
造は、−CH=CH−(CH2nN(H)−であり、ここでnは1〜約4の範囲
の整数である。最も好ましくは、アルケニルアルキル基の構造は、−CH=CH
−CH2N(H)−である。
【0086】 「官能基化されたアルキル」は、構造−(CH2n7−の化学基をいい、こ
こでnは、1〜約10の範囲の整数であり、そしてR7はO、S、NHまたはC
(O)である。好ましくは、官能基化されたアルキル基の構造は、−(CH2n C(O)−であり、ここでnは、1〜約4の範囲の整数である。より好ましくは
、官能基化されたアルキル基の構造は、−CH2C(O)−である。
【0087】 「アルコキシ」は、構造−O(CH2n8−の化学基をいい、ここで、nは
2〜約10の範囲の整数であり、そしてR8はO、S、NHまたはC(O)であ
る。好ましくは、アルコキシ基の構造は、−O(CH2nC(O)−であり、こ
こで、nは2〜約4の範囲の整数である。より好ましくは、アルコキシ基の構造
は、−OCH2CH2C(O)−である。
【0088】 「チオ」は、構造−S(CH2n8−の化学基をいい、ここでnは2〜約1
0の範囲の整数であり、そしてR8はO、S、NHまたはC(O)である。好ま
しくは、チオ基の構造は、−S(CH2nC(O)−であり、nは、2〜約4の
範囲の整数である。より好ましくは、チオ基の構造は、−SCH2CH2C(O)
−である。
【0089】 「アミノアルキル」は、アルキル基に結合したアミノ基を有する化学基をいう
。好ましくは、アミノアルキルの構造は、−NH(CH2nNH−であり、ここ
で、nは約2〜約10の範囲の整数である。より好ましくは、アミノアルキルの
構造は−NH(CH2nNH−であり、ここでnは約2〜約4の範囲の整数であ
る。最も好ましくは、このアミノアルキル基の構造は、−NH(CH24NH−
である。
【0090】 「核酸」は、2個以上のヌクレオチドを含むポリマーをいい、一本鎖、二本鎖
および三本鎖のポリマーが挙げられる。「ヌクレオチド」は、天然に存在するお
よび天然に存在しない両方の化合物をいい、複素環式塩基、糖、および結合基、
好ましくはリン酸エステルを含む。例えば、構造基が、2’−O位におけるメチ
ルまたはアリル基、あるいは2’−O基と置換するフルオロ基のような、ヌクレ
オチドのリボシルまたはデオキシリボシル単位に加えられ得る。核酸のホスホジ
エステルのような結合基は、例えば、メチルホスホネートまたはO−メチルホス
ホネートで置換され得るか、または改変され得る。塩基および糖はまた、当該分
野で公知であるように、改変され得る。本開示の目的のための「核酸」はまた、
天然または改変された核酸塩基がポリアミド骨格に結合される「ペプチド核酸」
を含む。
【0091】 「プローブ」は、ハイブリダイゼーションによって、標的核酸を検出するため
に使用され得る核酸をいう。好ましくは、プローブは、プローブの全長に沿って
標的核酸に対して相補的であるが、プローブと標的との間の1個以上の塩基ミス
マッチの存在下でハイブリダイゼーションが起こり得る。
【0092】 (核酸標識化合物) 本発明の核酸標識化合物は、以下の構造を有し:
【0093】
【化30】 ここで、Aは、核酸への核酸標識化合物の結合を可能にする水素または官能基で
あり;Tはテンプレート部分であり;Hcは複素環式環であり;Lはリンカー部
分であり;Qは検出可能部分であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは0
〜約5の範囲の整数である。
【0094】 基Aは、核酸への核酸標識化合物の結合を可能にする水素または官能基のいず
れかである。このような基の限定しない例には以下が挙げられる:モノホスフェ
ート;ジホスフェート;トリホスフェート(H49P);ホスホルアミダイト(
(R2N)(R’O)P)であり、ここでRは直鎖、分枝または環式アルキルで
あり、R’は2−シアノエチルのような保護基であり;およびH−ホスホネート
(HP(O)O−HNR3)であり、ここでRは直鎖、分枝または環式アルキル
である。
【0095】 テンプレート部分(T)は、ある位置でメチレン基(CH2)に共有結合され
、そして別の位置で複素環式基(Hc)に共有結合される。テンプレート部分の
限定されない組は図1に示され、ここで置換基は以下のように規定される:Xは
、O、S、NR1またはCHR2であり;YはH、N3、F、OR1、SR1または
NHR1であり;ZはH、N3、FまたはOR1であり;WはO、SまたはCH2
あり;DはOまたはSであり;そしてGはO、NHまたはCH2である。置換基
1およびR2は、互いに独立し、H、アルキル、またはアリールである。
【0096】 複素環式基(Hc)は、炭素およびヘテロ原子の両方を含む環式部分である。
本発明により意図される複素環式基の限定されない例は図2に示される:4−ア
ミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;
1,3−ジアゾール(イミダゾール);1,2,4−トリアジン−3−オン;1
,2,4−トリアジン−3,5−ジオン;および5−アミノ−1,2,4−トリ
アジン−3−オン。
【0097】 核酸標識化合物のリンカー部分(L)は、1つの末端位置にて複素環(Hc
に共有結合される。それは、別の末端位置にて検出可能部分(Q)に、直接にま
たは結合基(M)を介して結合される。それは、核酸への挿入に対して立体的に
かつ電子的に適した構造を有する。リンカー部分の限定されない例には、アミド
アルキル基、アルキニルアルキル基、アルケニルアルキル基、官能基化したアル
キル基、アルコキシ基、チオ基およびアミノアルキル基が挙げられる。
【0098】 アミドアルキル基の構造は、−C(O)NR34−であり、ここで、R3は水
素、アルキルまたはアリールであり、そしてR4はアルキルまたはアリールであ
る。このアミドアルキル基の構造は、好ましくは、−C(O)NH(CH2n 5 −であり、ここでnは約2〜約10の範囲の整数であり、R5はO、NR6また
はC(O)であり、そしてここでR6は、水素、アルキルまたはアリールである
。さらに好ましくは、アミドアルキル基の構造は、−C(O)NH(CH2n
(H)−であり、ここでnは約2〜約6の範囲の整数である。最も好ましくは、
アミドアルキル基の構造は、−C(O)NH(CH24N(H)−である。
【0099】 アルキニルアルキル基の構造は、−C≡C−R4−であり、ここで、R4は、ア
ルキルまたはアリールである。アルキニルアルキル基の構造は、好ましくは、−
C≡C(CH2n5−であり、ここで、nは1〜約10の範囲の整数であり、
そしてR5はO、NR6またはC(O)であり、ここでR6は水素、アルキルまた
はアリールである。さらに好ましくは、アルキニルアルキル基の構造は、−C≡
C−(CH2nN(H)−であり、ここでnは、1〜約4の範囲の整数である。
最も好ましくは、アルキニルアルキル基の構造は、−C≡C−CH2N(H)−
である。
【0100】 アルケニルアルキル基の構造は、−CH=CH−R4−であり、ここでR4はア
ルキルまたはアリールである。アルケニルアルキル基の構造は、好ましくは、−
CH=CH(CH2n5−であり、ここで、nは1〜約10の範囲の整数であ
り、R5はO、NR6またはC(O)であり、ここでR6は水素、アルキルまたは
アリールである。より好ましくは、アルケニルアルキル基の構造は、−CH=C
H(CH2nNH−であり、ここでnは、1〜約4の範囲の整数である。最も好
ましくは、アルケニルアルキル基の構造は、−CH=CHCH2NH−である。
【0101】 官能基化したアルキル基の構造は、−(CH2n7−であり、ここでnは、
1〜約10の範囲の整数であり、そしてR7はO、S、NH、またはC(O)で
ある。官能基化したアルキル基の構造は、好ましくは、−(CH2nC(O)−
であり、ここで、nは、1〜約4の範囲の整数である。より詳細には、官能基化
したアルキル基は、−CH2C(O)−である。
【0102】 アルコキシ基の構造は、−O(CH2n8−であり、ここで、nは2〜約1
0の範囲の整数であり、そしてR8はO、S、NH、またはC(O)である。ア
ルコキシ基の構造は、好ましくは、−O(CH2nC(O)−であり、ここで、
nは2〜約4の範囲の整数である。より好ましくは、アルコキシ基の構造は−O
CH2CH2C(O)−である。
【0103】 チオ基は、構造−S(CH2n8−(ここで、nは、2〜約10の範囲であ
る整数であり、そしてR8は、O、S、NH、またはC(O)である)である。
このチオ基は、好ましくは、構造−S(CH2nC(O)−(ここで、nは、2
〜約4の範囲である整数である)である。より好ましくは、このチオ基は、構造
−SCH2CH2C(O)−である。
【0104】 アミノアルキル基は、アルキル基に連結するアミノ基を含む。好ましくは、ア
ミノアルキル基は、構造−NH(CH2nNH−(ここで、nは、約2〜約10
の範囲である整数である)である。このアミノアルキル基は、さらに好ましくは
、構造−NH(CH2nNH−(ここで、nは、約2〜約4の範囲である整数で
ある)である。最も好ましくは、このアミノアルキル基は、構造−NH(CH2
4NH−である。
【0105】 検出可能部分(Q)は、シグナルを提供する化学基である。このシグナルは、
任意の適切な手段により検出され、これらには、分光学的手段、光化学的手段、
生化学的手段、免疫化学的手段、電気的手段、光学的手段、または化学的手段が
挙げられる。特定の場合において、シグナルは、2以上の手段によって検出可能
である。
【0106】 検出可能部分は、直接的または間接的のいずれかのシグナルを提供する。標識
基が、自発的にシグナルを放射するか、または適切な刺激を導入してシグナルを
発生する場合に、直接的シグナルが生じる。放射標識(例えば、3H、125I、35 S、14Cまたは32P)および磁性粒子(たとえば、DynabeadsTM)は、
直接的かつ自発的にシグナルを提供する基の非制限例である。刺激の存在下でシ
グナルを直接的に提供する標識基には、次の非制限例が挙げられる:コロイド金
(40〜80nm直径)(これは、高い効率で緑色光を散乱する);蛍光標識(
例えば、フルオレセイン、テキサスレッド(texas red)、ローダミン
、および緑色蛍光タンパク質(Molecular Probes、Eugen
e、Oregon)(これらは、光を吸収し、そして実質的に光を放射する);
化学ルミネセンスまたはバイオルミネセンス標識(例えば、ルミノール、ロフィ
ン、アクリジン塩およびルシフェリン)(これらは、化学的反応または生物学的
反応の結果として電気的に励起され、そして実質的に光を放射する);スピン標
識(例えば、バナジウム、銅、鉄、マンガン、およびニトロオキシド遊離ラジカ
ル)(これらは、電子スピン共鳴(ESR)分光器によって測定される);色素
(例えば、キノリン色素、トリアリールメタン色素およびアクリジン色素)(こ
れらは、特定の波長の光を吸収する);ならびに着色ガラスまたはプラスチック
(例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、ラテックスなど)のビーズ。米国特
許第3,817,837;3,850,752;3,939,350;3,99
6,345;4,277,437;4,275,149および4,366,24
1号を参照のこと。
【0107】 検出可能部分は、自発的にシグナルを放射するか、または適切な刺激を導入し
てシグナルを発生する第二化合物と相互作用する場合に直接的シグナルを生じる
。例えば、ビオチンは、ストレプトアビジンと結合体を形成することでシグナル
を生じ、これは、次いで検出される。Hybridization With
Nucleic Acid Probesを参照のこと。Laboratory
Techniques in Biochemistry and Mole
cular Biology;Tijssen,P.編;Elsevier:N
ew York、1993;第24巻。ホースラディシュペルオキシダーゼまた
はアルカリホスファターゼのような酵素(ELISAアッセイにおけるような標
識−抗体−抗体の抗体に結合される)はまた、間接的シグナルを生じる。
【0108】 好ましい検出可能部分は、蛍光基である。蛍光基は、高いシグナル対ノイズ比
を典型的に生じ、これにより検出手順において増加した分解能および感度を提供
する。好ましくは、蛍光基は、約300nmより上、より好ましくは約350n
mより上および最も好ましくは、約400nmより上の波長で光を吸収する。蛍
光基によって放射される光の波長は、好ましくは、約310nmより上、より好
ましくは約360nmより上および最も好ましくは、約410nmより上の波長
で光を吸収する。
【0109】 蛍光検出可能部分は、種々の構造クラスから選択され、これらには、以下の非
制限的な例が挙げられる:1−および2−アミノナフタレン、p,p’−ジアミ
ノスチルベン、ピレン、四級フェナントリジン塩、9−アミノアクリジン、p,
p’−ジアミノベンゾフェノンイミン、アントラセン、オキサカルボシアニン、
マロシアニン、3−アミノエキレニン、ペリレン、ビスベンズオキサゾール、ビ
ス−p−オキサゾリルベンゼン、1,2−ベンゾフェナジン、レチノール、ビス
−3−アミノピリジニウム塩、ヘレブリゲニン、テトラサイクリン、ステロフェ
ノール(sterophenol)、ベンズイミダゾリルフェニルアミン、2−
オキソ−3−クロメン(chromen)、インドール、キサンテン、7−ヒド
ロキシクマリン、フェノキサジン、サリチラート、ストロファンチジン、ポルフ
ィリン、トリアリールメタン、フラビン、キサンテン色素(例えば、フルオレセ
インおよびローダミン色素);シアニン色素;4,4−ジフルオロ−4−ボラ−
3a,4a−ジアザ−s−インダセン色素、ならびに蛍光タンパク質(例えば、
緑色蛍光タンパク質、フィコビリンタンパク質)。
【0110】 多数の蛍光化合物は、本発明に組み込むのに適している。このような化合物の
非制限例には、以下が挙げられる:ダンシルクロリド;フルオレセイン(例えば
、3,6−ジヒドロキシ−9−フェニルキサントヒドロール;ローダミンイソチ
オシアネート;N−フェニル−1−アミノ−8−スルホナトナフタレン;N−フ
ェニル−2−アミノ−6−スルホナトナフタレン;4−アセタミド−4−イソチ
オシアナトスチルベン−2,2’−ジスルホン酸;ピレン−3−スルホン酸;2
−トルイジノナフタレン−6−スルホナート;N−フェニル,N−メチル2−ア
ミノナフタレン−6−スルホナート;臭化エチジウム;ステブリン(stebr
ine);アウロミン(auromine)−0,2−(9’−アントロリル)
パルミタート;ダンシルホスファチジルエタノールアミン;N−N’−ジオクタ
デシルオキサカルボシアニン(cycanine);N,N’−ジヘキシルオキ
サカルボシアニン;メロシアニン、4−(3’−ピレニル)ブトリエート(bu
tryate);d−3−アミノデスオキシ−エキレニン;12−(9’−アン
トロイル)ステアラート;2−メチルアントラセン;9−ビニルアントラセン;
2,2’−(ビニレン−p−フェニレン)ビスベンズオキサゾール;p−ビス[
2−(4−メチル−5−フェニルオキサゾリル)]ベンゼン;6−ジメチルアミ
ノ−1,2−ベンゾフェンジン;レチノール;ビス(3’−アミノピリジニウム
)−1,10−デカンジイルジヨージド;ヘレブリゲニン(hellibrie
nin)のスルホナフチルヒドラゾン;クロロテトラサイクリン;N−(7−ジ
メチルアミノ−4−メチル−2−オキソ−3−クロメニル)マレイミド;N−[
p−(2−ベンズイミダゾールイル)フェニル]マレイミド;N−(4−フルオ
ランチル)マレイミド;ビス(ホモバニリン酸);レザズリン(resazar
in);4−クロロ−7−ニトロ−2,1,3−ベンゾオキサジゾール;メロシ
アニン540;レゾルフィン(resorufin);ローズベンガルならびに
2,4−ジフェニル−3(2H)−フラノン。好ましくは、蛍光検出可能部分は
、フルオレセインまたはローダミン色素である。
【0111】 別の好ましい検出可能部分は、コロイド金である。このコロイド金粒子は、典
型的に、直径40nm〜80nmである。このコロイド金は、種々の方法で標識
化合物に結合され得る。1実施態様において、核酸標識化合物のリンカー部分は
、チオール基(−SH)で終結し、そしてチオール基は、配位結合を介して直接
的にコロイド金に結合する。Mirkinら、Nature 1996、382
、607〜609を参照のこと。別の実施態様において、例えば、抗ビオチンの
コロイド金結合体とビオチン化標識化合物との相互作用を介して間接的に結合さ
れる。金標識化合物の検出は、銀エンハンスメント法(enhancement
method)の使用を介して増強され得る。Danscherら、J.Hi
stotech 1993、16、201−207を参照のこと。
【0112】 結合基(M)mは、リンカー基(L)を検出可能部分(Q)に共有結合するの
に役に立ち得る。任意の適切な構造は、標識化合物の機能と相互作用しない構造
である。M基の非制限例には、以下が挙げられる:−CO(CH25NH−、−
CO−、−CO(O)−、−CO(NH)−、および−CO(CH25NHCO
(CH25NH−;ここで、mは、0〜約5、好ましくは0〜約3の範囲の整数
である。
【0113】 1実施態様において、本発明の核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0114】
【化31】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能部分であり;Xは、O、S
、NR1またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1またはNHR1 であり;Zは、H,N3、FまたはOR1であり;Hcは、複素環式基であり;A
は、H、または核酸標識を核酸に結合させる官能基であり;そしてMは、結合基
であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互
いに独立しており、そしてH、アルキルまたはアリールである。
【0115】 1実施態様において、複素環式基(Hc)は、イミダゾールであり、そしてこ
の核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0116】
【化32】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能部分であり;Xは、O、S
、NR1またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1またはNHR1 であり;Zは、H,N3、FまたはOR1であり;Aは、H、または核酸標識を核
酸に結合させる官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは、0〜約
3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立しており、そしてH
、アルキルまたはアリールである。
【0117】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、イミダゾールであり、そ
して連結部分は、アミノアルキルである:
【0118】
【化33】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;R3は、水素またはアルキルであり;R4は、−(CH2nNH−であり
、ここで、nは、約2〜約10の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカル
ボキシフルオレセインであり;Aは、水素またはH493−であり;そしてM
は、−CO(CH25NH−または−CO−、ここでmは、1または0である。
より好ましくは、YおよびZは水素であり;R3は水素であり;R4は、−(CH 24NH−であり;Aは、H493−であり;そしてQは、ビオチンであり、
ここで、Mは、−CO(CH25NH−であり、かつmが1であり、あるいは、
5−または6−カルボキシフルオレセインであり、かつmが0である。
【0119】 別の実施態様において、複素環式基(Hc)は、C3置換4−アミノピラゾロ
[3,4−d]ピリミジンであり、そして核酸標識化合物は、以下の構造である
【0120】
【化34】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能部分であり;Xは、O、S
、NR1またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1またはNHR1 であり;Zは、H,N3、FまたはOR1であり;Aは、H、または核酸標識を核
酸に結合させる官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは、0〜約
3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立しており、そしてH
、アルキルまたはアリールである。
【0121】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、C3置換4−アミノピラ
ゾロ[3,4−d]ピリミジンであり、そして結合基は、アルキニルアルキルで
ある:
【0122】
【化35】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;nは、1〜約10の範囲の整数であり;R5は、OまたはNHであり;
Aは、水素またはH493−であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオ
レセインであり;Mは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは、1または
0である。より好ましくは、YおよびZは、OHであり;nは1であり;R5
、NHであり;Aは、H493−であり;そしてQは、ビオチンあるいは5−
または6−カルボキシフルオレセインであり、ここでmは1である。
【0123】 別の実施態様において、複素環式基(Hc)は、C4置換ピラゾロ[3,4−
d]ピリミジンであり、そして核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0124】
【化36】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能部分であり;Xは、O、S
、NR1またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1またはNHR1 であり;Zは、H,N3、FまたはOR1であり;Aは、H、または核酸標識を核
酸に結合させる官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは、0〜約
3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立しており、そしてH
、アルキルまたはアリールである。
【0125】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、N4置換4−アミノ−ピ
ラゾロ[3,4−d]ピリミジンであり、そして結合基は、アミノアルキルであ
る:
【0126】
【化37】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;nは、約2〜約10の範囲の整数であり;Aは、水素またはH493
−であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;Mは、−C
O(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、
ここでmは、1または0である。より好ましくは、YおよびZは、水素であり;
nは4であり;Aは、H493−であり;そしてQは、ビオチンあるいは5−
または6−カルボキシフルオレセインであり、ここでmは0である。
【0127】 別の実施態様において、複素環式基(Hc)は、1,2,4−トリアジン−3
−オンであり、そして核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0128】
【化38】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能部分であり;Xは、O、S
、NR1またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1またはNHR1 であり;Zは、H,N3、FまたはOR1であり;Aは、H、または核酸標識を核
酸に結合させる官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは、0〜約
3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立しており、そしてH
、アルキルまたはアリールである。
【0129】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、1,2,4−トリアジン
−3−オンであり、そして結合基は、アミノアルキルである:
【0130】
【化39】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;nは、約2〜約10の範囲の整数であり;Aは、水素またはH493
−であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;Mは、−C
O(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、
ここでmは、1または0である。より好ましくは、YおよびZは、水素であり;
nは4であり;Aは、H493−であり;そしてQは、ビオチンあるいは5−
または6−カルボキシフルオレセインであり、ここでMは、−CO(CH25
H−であり、そしてmは1である。
【0131】 別の実施態様において、複素環式基(Hc)は、1,2,4−トリアジン−3
,5−ジオンであり、そして核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0132】
【化40】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能な部分であり;Xは、O、
S、NR1、またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1、または
NHR1;Zは、H、N3、F、またはOR1;Aは、Hまたは核酸標識の核酸へ
の付着を可能にする官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここで、mは、
0〜約3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立であり、そし
てH、アルキルまたはアリールである。
【0133】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、1,2,4−トリアジン
−3,5−ジオンであり、そして結合基は、アルケニルアルキルである:
【0134】
【化41】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;nは、約1〜約10の範囲の整数であり;R5は、NR6であり、ここで
、R6は、水素、アルキルまたはアリールであり;Aは、水素またはH493
であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;Mは、−CO
(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、こ
こで、mは、1または0である。
【0135】 別の実施態様において、複素環式基(Hc)は、5−アミノ−1,2,4−ト
リアジン−3−オンであり、そして核酸標識化合物は、以下の構造である:
【0136】
【化42】 ここで、Lは、リンカー部分であり;Qは、検出可能な部分であり;Xは、O、
S、NR1、またはCHR2であり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1、または
NHR1;Zは、H、N3、F、またはOR1;Aは、Hまたは核酸標識の核酸へ
の付着を可能にする官能基であり;そしてMは、結合基であり、ここで、mは、
0〜約3の範囲の整数である。置換基R1およびR2は、互いに独立であり、そし
てH、アルキルまたはアリールである。
【0137】 好ましい実施態様において、複素環式基(Hc)は、5−アミノ−1,2,4
−トリアジン−3−オンであり、そして結合基は、アルケニルアルキルである:
【0138】
【化43】 ここで、Yは、水素またはヒドロキシルであり;Zは、水素またはヒドロキシル
であり;nは、約1〜約10の範囲の整数であり;R5は、NR6であり、ここで
、R6は、水素、アルキルまたはアリールであり;Aは、水素またはH493
であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;Mは、−CO
(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、こ
こで、mは、1または0である。
【0139】 (核酸標識化合物の合成) 図3は、核酸標識化合物8aおよび8bへの合成経路を示し、ここで、複素環
式基(Hc)は、イミダゾールであり、そしてリンカー部分(L)は、アミドア
ルキルである。シリル保護イミダゾール(2)をペントフラノース(1)に添加
し、カルボエトキシイミダゾールジデオキシリボシド異性体(3a〜3d)の混
合物を得た。この異性体を分離して、精製された3cを得た。3cのカルボエト
キシ基を、ジアミンを用いて、アミノカルボキシアミド(carboxamid
e)(4)に転換した。4の末端アミンを保護し、トリフルオロアセチル化生成
物5を得た。5のシリル保護基を除去し、第1級アルコール6を得た。化合物6
を5’−トリホスフェートに転換し、7を得た。7のトリフルオロアセチル保護
基を除去し、そして脱保護されたアミンを、ビオチン−NH(CH25CO−N
HSまたは5−カルボキシフルオレセイン−NHSと反応させ、それぞれ核酸標
識化合物8aおよび8bを得た。
【0140】 図4は、C3−標識4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンβ−D−リ
ボフラノシドトリホスフェートへの合成経路を示す。保護されたプロパルギルア
ミンリンカーを、パラジウム触媒下で、ヌクレオシド(9)に添加して、カップ
リングされた生成物(10)を得た。アルキレン置換ヌクレオシド(10)の第
1級アルコールをホスホリル化し、5’−トリホスフェート11を得た。トリホ
スフェート11の保護アミンを、次いで、脱保護し、そして生じた第1級アミン
を、反応性ビオチンまたはフルオレセイン誘導体で処理し、それぞれ核酸標識化
合物12aおよび12bを得た。
【0141】 図5は、ピラゾロピリミジンヌクレオチドへの合成経路を示す。クロロピラゾ
ロピリミジン(13)を、ペントフラノース1に添加し、アノマーの混合物とし
て付加体14を得た。ジアミンを化合物14に添加し、第1級アミン(15)の
混合物を得た。第1級アミン(15)を保護し、そしてクロマトグラフィーによ
って分離し、純粋なβ−アノマー16を得た。16のシリル基を除去し、そして
生じた第1級アルコールをホスホリル化し、トリホスフェート17を得た。17
のトリフルオロアセチル基を除去し、そして脱保護されたアミンを、反応性ビオ
チンまたはカルボキシフルオレセイン誘導体で処理して、それぞれ核酸標識化合
物18a〜18dを得た。
【0142】 図6は、N4−標識1,2,4−トリアジン−3−オンβ−D−リボフラノシ
ドトリホスフェートへの反応経路を示す。1,2,4−トリアジン−3,5−ジ
オンリボヌクレオシド19を、トリアゾールおよび三塩化リンで処理して、トリ
アゾールヌクレオシド20に転換した。ジアミンを20へ添加して、アミノアル
キルヌクレオシド21を得た。21の第1級アミンを保護し、トリフルオロアセ
トアミド22を得た。22の第1級アルコールをホスホリル化し、そして保護ア
ミンを脱保護し、そして、反応性ビオチンまたはカルボキシフルオレセイン誘導
体と反応させて、それぞれ核酸標識化合物23aおよび23bを得た。
【0143】 図7は、C5−標識1,2,4−トリアジン−3,5−ジオンリボシドホスフ
ェートへの反応経路を示す。アルデヒド24をイリド25と反応させ、フタルイ
ミド保護アリルアミン26を得る。化合物26をペントフラノシド27とカップ
リングし、ヌクレオシド28を得る。28のフタルイミド基をヒドラジンで処理
して除去し、第1級アミン29を得る。アミン29を、アミド30として保護す
る。アミド30をホスホリル化し、脱保護し、そして、ビオチンまたはカルボキ
シフルオレセインの反応性誘導体で処理して、それぞれ核酸標識化合物31aお
よび31bを得る。
【0144】 図8は、C5−標識5−アミノ−1,2,4−トリアジン−3−オンリボシド
トリホスフェートへの反応経路を示す。化合物28を、塩素化剤およびアンモニ
アで処理して、アミノ−1,3,6−トリアジン化合物32に転換する。32の
フタルイミド基を、ヒドラジンで処理して除去し、そして得られる第1級アミン
を保護して、33を得る。化合物33をホスホリル化し、脱保護し、そしてビオ
チンまたはカルボキシフルオレセインの反応性誘導体で処理して、それぞれ核酸
標識化合物34aおよび34bを得る。
【0145】 (核酸標識) 核酸は、生体サンプルから単離され得るか、または、当業者に公知の方法に従
って、例えば、固体支持体上または溶液中で、合成され得る。本明細書中で使用
されるように、標識化プロセスにおいて使用される核酸の長さまたは起源におい
て、制限は存在しない。核酸の例示的な単離および精製方法は、Theory
and Nucleic Acid Preparationに記述される(L
aboratory Techniques in Biochemistry
and Molecular Biology:Hybridization
With Nucleic Acid Probes;P.Tijssen,
編;第1巻;Elsevier:N.Y.,1993)。単離の好ましい方法は
、酸グアニジニウム(guanidinium)−フェノール−クロロホルム抽
出に続いて、オリゴdTカラムクロマトグラフィーまたは(dT)n磁気ビード
の使用に関係する(Sambrookら,Molecular Cloning
:A Laboratory Manual,第2版;Cold Spring
s Harbor Laboratory,1989;第1〜3巻;およびCu
rrent Protocols in Molecular Biology
;F.Ausubelら編;Greene Publishing and W
iley Interscience:N.Y.,1987)。
【0146】 特定の場合において、核酸は増幅を通して、量が増加する。適切な増幅法は、
以下の例を含むが、それらに限定されない:ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)(
Innis,らPCR Protocols.A guide to Meth
ods and Application;Academic Press:S
an Diego,1990);リガーゼ連鎖反応(LCR)(WuおよびWa
llace.Genomics 1989,4,560;Landgren,ら
Science 1988,241,1077;およびBarringer,ら
Gene 1990,89、117);転写増幅(Kwohら,Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA1989,86,1173);および自己持続
配列複製(self−sustained sequence replica
tion)(Guatelli,ら,Proc.Nat.Acad.Sci.U
SA1990,87,1874)。
【0147】 核酸標識化合物は、種々の方法を使用して、核酸内に組み込まれ得る。例えば
、それは、起源の核酸サンプル(例えば、MRNA、ポリAmRNA、cDNA
)または増幅生成物へ直接付着させ得る。標識化合物を核酸に付着する方法は、
ニック転位、3−末端−標識、連結反応、インビトロ転写(IVT)またはラン
ダムプライミングを含むが、これだけに限定されない。核酸がRNAである場合
、標識化リボリゴヌクレオチドが、例えば、T4 RNAリガーゼのようなRN
Aリガーゼを使用して連結される(The Enzymes;Uhlenbec
kおよびGreenspot,編;第15巻,B,pp.31−58;およびS
ambrookら,pp.5.66−5.69)。末端転位酵素は、例えば、核
酸が1本鎖DNAである場合、デオキシ−、ジデオキシ−、またはリボヌクレオ
シド(dNTP、ddNTPまたはNTP)を付加するために使用される。
【0148】 標識化合物はまた、核酸の内部位置で組み込まれ得る。例えば、標識化合物の
存在下でのPCRは、内部に標識された増幅生成物を提供する。例えば、Yuら
、Nucleic Acids Research 1994,22,3226
−3232を参照。同様に、標識化合物の存在下におけるIVTは、内部に標識
化された核酸を提供し得る。
【0149】 (プローブハイブリダイゼーション) 標識化合物が付着する核酸は、核酸プローブとのハイブリダイゼーション後、
検出され得る。あるいは、プローブは、使用者によって好まれる実験スキームに
依存して、標識され得る。プローブは核酸であるか、または改変された核酸であ
り、これは、固体支持体に付着されるか、または溶液中に存在するかのいずれで
ある。それは、それがハイブリダイズする標識された核酸に対し、構造において
相補的である。固体支持体は、任意の適切な材料であり、これはポリスチレンベ
ースビーズおよびガラスチップを含む。好ましい実施態様において、プローブま
たは標的核酸は、GeneChip(登録商標)製品(Affymetrix,
Inc.,Santa Clara,CA)のようなガラスチップに付着される
。国際出願公開第WO97/10365号、同第WO97/29212号、同第
WO97/27317号、同第WO95/11995号、同第WO90/150
70号、および米国特許第5,744,305号、同第5,445,934号を
参照。これらは、これによって参考として援用される。
【0150】 プローブハイブリダイゼーションは、たいてい核酸の検出における工程である
ので、核酸標識化合物は、このプロセスに、実質的に干渉しない構造であるべき
である。従って、標識化合物の立体的および電子的性質は、付着された核酸の相
補的構造への結合と両立できる。
【0151】 (実施例) 以下の実施例は、例示のために示されるのであり、本発明を限定するためでは
ない。
【0152】 (一般的な実験の詳細) 試薬は、Aldrich Chemical Company(Milwau
kee,WI)から、入手可能な最高の純度で購入した。列挙する全ての溶媒は
、無水物であった。中間体は、1H NMRおよび質量分析により特徴付けた。
【0153】 (実施例1) フルオレセインおよびビオチンにより標識した、1−(2,3−ジデオキシ−
β−D−グリセロペンタフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミドヌクレ
オチドの合成 1−O−アセチル−5−O−(t−ブチルジメチルシリル)−2,3−ジデオ
キシ−D−グリセロ−ペンタフラノース1(9.4g、34.2mmole)(
Duelholm,K.;Penderson,E.B.,Synthesis
,1992,1を参照のこと)および1−トリメチルシリル−4−カルボエトキ
シイミダゾール2(6.3g;34.2mmole)(Pochet,Sら、B
ioorg.Med.Chem.Lett.,1995,5,1679を参照の
こと)を、100mlの乾燥DCM中Ar下で合わせ、そしてトリメチルシリル
トリフレート触媒(6.2ml;34.2mmole)を0℃で添加した。この
溶液を室温で5時間撹拌し、そして次いで、100mlのNaHCO3飽和水溶
液で3回、NaCl飽和水溶液で1回洗浄し、NaSO4で乾燥して、エバポレ
ートし、4種類のカルボエトキシイミダゾールジデオキシリボシド異性体(3a
〜d)(これらは、N1およびN3の両方のアルキル化生成物のαおよびβアノ
マーに対応する)の粗製混合物を14g得た。これらの異性体生成物を精製し、
そしてフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、EtOAc−ヘキサン)で
分離して、全収率は52%であった。β−N1異性体(2.2g;18%収率)
を、1H−NMRの化学シフトおよびNOEデータにより同定した(Poche
t,Sら、Bioorg.Med.Chem.Lett.,1995,5,16
79を参照のこと)。精製した3c(0.5g;1.4mmole)を、20倍
過剰の1,4−ジアミノブタン(3.0ml、30mmole)と共に、145
℃付近で4時間加熱し、次いで、得られた混合物を、50mlのEtOAcで希
釈し、水で3回、ブラインで1回洗浄し、NaSO4で乾燥して、エバポレート
し、イミダゾール−4−(4−アミノブチル)カルボキサミドジデオキシリボシ
ド4を、無色のオイルとして、500mg(95%)得た。トルエンと共蒸発さ
せた後に、4(393mg;0.75mmole)を、トリフルオロアセチルイ
ミダゾール(94μL;0.83mmole)と5ml乾燥THF中で0℃で合
わせ、そして10分間撹拌した。溶媒をエバポレートし、そして油性の残渣を5
0mlのEtOAcに溶解し、NaHCO3飽和水溶液で2回、NaCl飽和水
溶液で1回抽出し、NaSO4で乾燥し、そしてエバポレートして、475mg
(99%)のN−TFA保護されたヌクレオシド5を、無色のオイルとして得た
。TBDMS基を、20mlの乾燥THF中の過剰のトリエチルアミントリヒド
ロフルオリド(2.3ml;14.4mmole)を添加し、一晩撹拌すること
によって、除去した。THFを真空下でエバポレートし、残渣を50mlのEt
OAcに溶解し、そしてこの溶液をNaHCO3飽和水溶液とブラインの1:1
の混合物で注意深く洗浄して中性とし、次いでNaSO4で乾燥し、そしてエバ
ポレートして、340mg(96%)の5を淡黄色オイルとして得た。NMRお
よびMSのデータは、帰属した構造と一致した。
【0154】 ヌクレオシド6を、他の箇所(Prober,J.M.ら、1988、PCT
0 252 683 A2を参照のこと)に報告された手順に従って、5’−
トリホスフェートに転換し、脱保護し、ビオチン−NH(CH25CO−NHS
または5−カルボキシフルオレセイン−NHSと反応させ、そして精製して、標
識されたヌクレオチド8a、bを得た(HPLC、31P−NMRから、95%よ
り高い純度)。
【0155】 (実施例2) C3−標識4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンβ−D−リボフラノ
シドトリホスフェートの合成 3−ヨード−4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンリボフラノシド(
ribofuranside)(9)の合成を、H.B.Cottamら、19
93、J.Med.Chem.36:3424に記載のように実施した。適切な
デオキシフラノシド前駆体を使用して、2’−デオキシおよび2’,3’−ジデ
オキシヌクレオシドの両方を、類似の手順を使用して調製した。例えば、U.N
eidballaおよびH.Vorbruggen 1974、J.Org.C
hem.39:3654;K.L.DuehomおよびE.B.Pederso
n 1992、Synthesis 1992:1を参照のこと。あるいは、こ
れらは、確立された手順に従って、リボフラノシド9を脱酸素することにより、
調製される。M.J.Robinsら、1983 J.Am.Chem.Soc
.103:4059;およびC.K.Chuら、1989 J.Org.Che
m.54:2217を参照のこと。
【0156】 保護されたプロパルギルアミンリンカーを、有機パラジウムに媒介される4−
アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンリボシドの3位への置換を経て、4−
アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンヌクレオシド(9)に付加した(Ho
bbs(J.Org.Chem.54:3420;Science 238:3
36)により記載される手順を使用した)。ヨウ化銅(38mg;0.2mmo
le)、トリエチルアミン(560μL;4.0mmole)、N−トリフルオ
ロアセチル−3−アミノプロピン(700μL;6.0mmole)および3−
ヨード−4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジン −D−リボフラノシド
(9)(H.B.Cottamら、1993、J.Med.Chem.36:3
424)(786mg;2.0mmole)を、5mlの乾燥DMF中アルゴン
下で合わせた。この撹拌混合物に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラ
ジウム(0)(232mg;0.2mmole)を添加した。この溶液は、10
分以内に均一になり、そして暗所でさらに4時間撹拌し、この時点で、この反応
物を20mLのMeOH−DCM(1:1)で希釈し、3.3gのDowex
AG−1アニオン交換樹脂(重炭酸塩形態)を添加して、撹拌をさらに15分間
続けた。この樹脂を濾過により除去して、MeOH−DCM(1:1)で洗浄し
、そしてあわせた濾液をエバポレートして乾固させた。残渣を4mLの熱MeO
Hに溶解し、次いで15mLのDCMを添加して、この混合物を昇温状態に保っ
て均一な溶液を維持し、同時にこの溶液を、1:9 MeOH−DCM中に充填
したシリカゲルのカラム(5cm×25cm)に装填した。この生成物(Rf
0.4、6:3:1:1 DCM−EtOAc−MeOH−HOAc)を、10
〜15〜20% MeOH−DCMの段階的な勾配で溶出した。得られた淡黄色
の固体を、2.5mlの氷冷アセトニトリルで3回、次いでエーテルで2回洗浄
し、真空下で乾燥して、630mg(75%)の4−アミノ−3−(N−トリフ
ルオロアセチル−3−アミノプロピニル)ピラゾロ[3,4−d]ピリミジンβ
−D−リボフラノシド(10)を得た。この生成物の同定を、1H−nmr、質
量分析および元素分析により、確認した。
【0157】 このヌクレオシドを、他の箇所(Prober,J.M.ら、1988、PC
T 0 252 683 A2)に報告された手順に従って、5’−トリホスフ
ェート(11)に転換し、脱保護し、オキシスクシニミジル−(N−ビオチノイ
ル−6−アミノ)ヘキサノエート、またはオキシスクシニミジル−(N−(フル
オレセイン−5−カルボキシル)−6−アミノ)ヘキサノエートと反応させ、そ
して精製して、ビオチン−およびフルオレセイン−標識ヌクレオチド(12a、
12b)を、95%より高い純度で得た。
【0158】 (実施例3) フルオレセイン−およびビオチン−N6−ジデオキシ−ピラゾロ[3,4−d
]ピリミジンヌクレオチドの合成 1−O−アセチル−5−O(t−ブチルジメチルシリル)−2,3−ジデオキ
シ−D−グリセロ−ペントフラノース(1)および1−トリメチルシリル−4−
クロロピラゾロ[3,4−d]ピリミジン(13)を、文献の手順に従って合成
した。Duelholm,K.L.;Penderson,E.B.、Synt
hesis 1992、1〜22;およびRobins,R.K.、J.Ame
r Chem Soc.1995、78、784〜790。40mlの乾燥DC
M中の2.3g(8.3mmol)の1および1.9g(8.3mmol、1当
量)の13に、0℃、アルゴン下で、1.5mL(8.3mmol、1当量)の
トリメチルシリルトリフレートを、5分間かけてゆっくりと添加した。30分後
、4.2ml(41.5mmol、5当量)の1,2−ジアミノブタンを手早く
添加し、そしてこの反応系を室温で1時間撹拌した。溶媒をエバポレートし;残
渣を50mlの酢酸エチルに溶解して、50mlのNaHCO3の飽和水溶液で
洗浄し、そしてNa2SO4で乾燥し、濾過して、溶媒をエバポレートし、4.2
gの黄色泡状物を得た。この泡状物を、100mlのジエチルエーテルに溶解し
、そして100mlのヘキサンを添加して、生成物をオイルとして沈殿させた。
この溶媒をデカントし、そしてこのオイルを高真空下で乾燥させて、3.4gの
15を淡黄色泡状物として得た。HPLC、UVおよびMSのデータは、α−お
よびβ−アノマーの2:1混合物に一致した。
【0159】 140mlの乾燥THF中の、異性体の粗製混合物(3.4g、8.1mmo
l、約50%純粋)に、0℃、アルゴン下で、1.0mlの1−トリフルオロア
セチルイミダゾール(8.9mmol、1.1当量)をゆっくりと添加した。こ
の反応系を、RP−HPLCで追跡した。さらなる5%のアシル化剤を添加して
、出発物質をTFA−保護されたアノマーの混合物に完全に転換させた。Ber
gerson,R.G.;McMains,J.S.,J.Org.Chem
1998、53、3108〜3111。この反応系を室温まで昇温させ、次いで
溶媒をエバポレートして約25ml容量とし、そして100mlの酢酸エチルで
希釈した。この溶液を、25mlの1%NaHCO3水溶液で2回、ブラインで
1回抽出し、次いでNa2SO4で乾燥し、そしてエバポレートして、3.4gの
黄色泡状物を得た。この粗製物質を、EtOAc−ヘキサン中のシリカゲルのフ
ラッシュクロマトグラフィーで精製して、16の1.3gのα−アノマーおよび
0.7gのβ−アノマーを得た(全収率50%)。1H−NMRおよびMSのデ
ータは、帰属した構造および立体化学に一致した。
【0160】 50mlの乾燥THF中の1.3g(2.5mmol)の16(α−アノマー
)に、アルゴン下で、1ml(13.6mmol)のトリエチルアミンおよび6
.1ml(37.5mmol、15当量)のトリエチルアミントリヒドロフルオ
リドを添加した。16時間の撹拌の後に、この溶媒をエバポレートし、そして残
渣のトリエチルアミントリヒドロフルオリドを、高真空下で除去した。Pirr
ung,M.C.ら;Biorg.Med.Chem.Lett.1994、4
、1345〜1346。その残渣を100mlの酢酸エチルに溶解し、そして1
00mlのNaHCO3の飽和水溶液で4回、ブラインで1回、注意深く洗浄し
、次いでNa2SO4で乾燥し、そしてエバポレートして、850mg(95%)
の白色泡状物を得た。1H−NMR、UVおよびMSのデータは、脱シリル化し
たヌクレオシドの帰属した構造に一致し、これを、さらに精製することなく次の
工程に使用した。
【0161】 このヌクレオシドを、Ecksteinリン酸化手順(Ludwig,J.L
.;Eckstein,F.J.Org.Chem.1989、54、631〜
635)を使用して、トリホスフェートに転換し、続いてResourceQア
ニオン交換カラム(緩衝液Aは、20mM Tri pH8、20%CH3CN
であり、そして緩衝液Bは、20mM Tris pH8、1M NaCl、2
0%CH3CNである)におけるHPLCで精製した。31P−NMR、UVおよ
びMSのデータは、このトリホスフェートの構造に一致した。このトリフルオロ
アセチル保護基を、過剰のNH4OHで、55℃で1時間処理することによって
除去し、続いてエバポレートして乾固させた。質量分析データは、アミノブチル
ヌクレオチド17に一致した。さらに精製することなく、このヌクレオチドを、
他の箇所(Prober,J.M.ら、1988、PCT 0 252 683
A2)に記載のように、ビオチン−NHSエステルまたは5−カルボキシフル
オレセイン−NHSのいずれかで処理し、それぞれの標識ヌクレオチド18a〜
18dを形成し、これらを記載のように(Prober,J.M.ら、1988
、PCT 0 252 683 A2)、HPLCによって精製した(18aの
場合には、緩衝液が20mMリン酸ナトリウムpH6であったことを例外とする
)。31P−NMRおよびUVのデータは、この標識アナログの構造に一致した。
【0162】 (実施例4) (N4−標識1,2,4−トリアジン−3−オンβ−D−リボフラノシド三リ
ン酸) 30mL乾燥ACN中の1,2,4−トリアゾール(6.7g;97mmol
)の溶液へ、POCl3(2.1mL;22mmol)を攪拌しながらアルゴン
下で徐々に添加した。30分後、この溶液を0℃まで冷却し、そして10mLA
CN中のトリエチルアミン(21mL;150mmol)および2’,3’,5
’−トリ−O−アセチル−6−アザウリジン(19、4.14g;11mmol
(Aldrich Chemical Companyから市販))の溶液を添
加した。さらに1時間室温で攪拌した後、得られた活性化ヌクレオシドの溶液を
、20mL MeOH中、1,4−ジアミノブタン(46g;524mmol)
の攪拌溶液へ滴下して移した。この溶媒を真空下で除去し、そして残渣を水に溶
解し、酢酸で中和し、そして再度エバポレートして乾固した。この粗残渣を、シ
リカゲルのクロマトグラフィー(95:5 MeOH−NH4OH)、続いて分
取逆層HPLCによって精製し、150mg(0.45mmol;3%)のアミ
ノブチルヌクレオシド(21)を得た。これを、0℃で2時間、3mLのACN
中の1−トリフルオロアセチルイミダゾール(300uL;1.8mmol)と
の反応によって、直接、TFA保護ヌクレオシド(22)へ転換し、この溶媒を
エバポレートし、そしてフラッシュクロマトグラフィー(1:9 MeOH−D
CM)によって精製した。収量175mg(0.42mmol;93%)この生
成物の同定を、1H−nmrおよび質量分析によって確認した。
【0163】 このヌクレオシドを、5’−三リン酸へ転換し、脱保護し、オキシスクシンイ
ミジル−(N−ビオチノイル−6−アミノ)ヘキサノエート、またはオキシスク
シンイミジル−(N−(フルオレセイン−5−カルボキシ)−6−アミノ)ヘキ
サノエートと反応させ、そして他に報告される手順(Prober,J.M.ら
、1988,PCT 0 252 683 A2.)に従って精製し、ビオチン
−およびフルオレセイン−標識ヌクレオチド(23a、23b)を>95%の純
度で得た。
【0164】 (実施例5) (ビオチンおよびフルオレセインC5−標識1,2,4,−トリアジン−3,
5−ジオンリボシド三リン酸の合成) 5−ホルミル−6−アザウラシル(24)を、文献手順に従って調製した。S
copes,D.I.C.1986,J.Chem.Med.,29,809−
816、およびそこで引用される参考文献を参照のこと。化合物24を、25の
ホスホニウムイリド(これは、25を触媒量のt−ブトキシドで処理することに
よって形成される)と反応させ、フタルイミドイル保護アリルアミン26を得る
。Scopesら、1986、J.Chem.Med.,29,809−816
の手順に従って、26とβ−D−ペントフラノシド27(Aldrichから市
販)とを反応させて、保護アリルアミン26をリボシル化し、β−アノマー28
を得る。β−リボヌクレオシド28を、THF中の無水ヒドラジンで脱保護し、
アリルアミン29を得る。THF中での一級アミン29とトリフルオロアセチル
イジダゾールとの反応によって、保護アミン30を得る。
【0165】 ヌクレオシド30を、5’−三リン酸へ転換し、脱保護し、オキシスクシンイ
ミジル−(N−ビオチオニル−6−アミノ)ヘキサノエートまたはオキシスクシ
ンイミジル−(N−(フルオレセイン−5−カルボキシ)−6−アミノ)ヘキサ
ノエートと反応させ、そしてProber,J.M.ら、1988,PCT 0
252 683 A2)で報告される手順に従って精製し、それぞれビオチン
−ならびにフルオレセイン−標識ヌクレオチド31aおよび31bを得る。
【0166】 (実施例6) (ビオチンおよびフルオレセインC5−標識5−アミノ−1,2,4−トリア
ジン−3−オンリボシド三リン酸の合成) 上述のβ−リボヌクレオシド28を、SOCl2またはPOCl3で処理し、そ
して引き続いてアンモニアと反応させ、4−アミノ−1,3,6−トリアジンヌ
クレオシド32を得る。32のフタルイミド基を、ヒドラジンとの反応で除去し
、そして得られる一級アミンを保護し、ヌクレオシド33を得る。ヌクレオシド
33を、5’−三リン酸へ転換し、脱保護し、オキシスクシンイミジル−(N−
ビオチノイル−6−アミノ)ヘキサノエート、またはオキシスクシンイミジル−
(N−(フルオレセイン−5−カルボキシ)−6−アミノ)ヘキサノエートと反
応させ、そして他に報告される手順(Prober,J.M.ら、1988,P
CT 0 252 683 A2)に従って精製し、それぞれビオチン−および
フルオレセイン−標識ヌクレオチド34a,34bを得る。
【0167】 (実施例7) (修飾ヌクレオチドの酵素による組み込みのHPLC分析に関する手順) (反応条件) TdT 3uMd T16テンプレート 15(30)uM NTP 40U TdT(Promega) 1X緩衝液、pH7.5(Promega) 手順:1時間37℃で、次いで10分70℃でインキュベートし、続いて50
uLの容量のEDTA(2mM 最終濃度)を添加する。
【0168】 (HPLC分析) (物質および試薬) 4.6mmX250mm Nucleopac PA−100イオン交換カラ
ム(Dionex) 緩衝液A:20mM NaOH(または20mM Tris pH8、色素標
識されていないヌクレオチド三リン酸のTdT組み込みの場合) 緩衝液B:20mM NaOH、1M NaCl(または20mM Tris
pH8、1M NaCl、色素標識されていないヌクレオチド三リン酸のTd
T組み込みの場合) (一般的手順) この反応物を50uLの緩衝液Aで希釈する。50uLのこのサンプルをHP
LCカラムへ注入し、そして5〜100%の緩衝液Bの勾配を使用して30分に
わたり1mL/分の流速で分画する。この色素の260nmでの吸光度のピーク
および吸光度の極大(この色素のフルオレセイン発光極大)を同時に検出する。
【0169】 この組み込み効率は、標識されたオリゴヌクレオチドの割合として表される。
この数値は、標識されたオリゴヌクレオチドの260nmで測定した吸光度ピー
ク面積を、標識されていないオリゴヌクレオチドおよび標識されたオリゴヌクレ
オチドの合計ピーク面積で除算することによって、決定した。(フルオレセイン
標識されたdT16の保持時間は、2〜3分のオーダーにおいてであり、標識さ
れていないdT16よりも長い)。この種のアッセイにおける誤差は、約10%
である。4種の核酸標識化合物についてのパーセンテージ標識効率は、以下の表
1において示される。
【0170】
【表1】 (実施例8) (標識されたイミダゾールカルボキサミド(「ITP」)および4−アミノピ
ラゾロ[3,4−d]ピリミジン(「APPTP」)ヌクレオチドのハイブリダ
イゼーション研究) 標識されたイミダゾールカルボキサミドおよび4−アミノピラゾロ[3,4−
d]ピリミジンヌクレオチドの性能を、標準GeneChip(登録商標)プロ
ダクトプロトコル(Affymetrix,Inc.,Santa Clara
,CA)を使用してp53アッセイにおいて評価し、これは、例えば、Gene
Chip(登録商標)p53アッセイのパッケージ挿入物中に詳細に記載される
。この実験において使用されるサンプルDNAは、プラスミド「p53mut2
48」であった。この標識されたヌクレオチドアナログを、通常の標識試薬(フ
ルオレセイン−N6−ddATPまたはビオチン−M−N6−ddATP(ここ
で、M=アミノカプロイル)、NENから、それぞれパート番号NEL−503
およびNEL−508)で置き換えた。標識反応を、このアッセイプロトコルに
おいて指定される標準量(25U)のTdT酵素および100Uの酵素の両方を
使用して、実施した。標識化後、フルオレセイン標識標的を、この配列にハイブ
リダイズし、そして直接スキャンした。ビオチン標識標的を使用する実験におい
て、GeneChip(登録商標)チップを、ハイブリダイゼーション工程後に
おいて、スキャンの前に、記載される手順(Science 280:1077
−1082(1998))に従ってフィコエリトリン−ストレプトアビジン接合
体(PE−SA)で染色した。
【0171】 図9は、このチップの「Unit−2」部分でコールされる1300塩基につ
いて観察されたハイブリダイゼーション蛍光強度の比較を示す。下方のプロット
において、フルオレセイン−ddITP(8b)標識標的についての強度を、標
準フルオレセイン−N6−ddATP標識標的(コントロール)についての強度
に対してプロットする(両方ともTdTが25Uで)。観察される約0.75の
傾きは、8bの標識効率が、これらの条件下でのFluorescein−Nd
−ddATPの標識効率の約75%であったことを示す。上方のプロットにおい
て、同一の比較が、100UのTdTが8b標識反応において使用されたことを
除いてなされた。約1.1の傾きは、標準Fluorescein−N6−dd
ATP/25Uコントロールの反応よりもわずかに良好かまたは等しいことを示
す。
【0172】 図10は、このチップの「Unit−2」部分でコールされる1300塩基に
対して観察されたハイブリダイゼーション蛍光強度の比較を示す。ビオチン−(
M)2−ddAPPTP(18c、M=アミノカプロイルリンカー;図10にお
いてビオチン−N4−ddAPPTPとして表す)標識標的(PE−SA染色後
)についての強度を、標準ビオチン−M−N6−ddATP標識標的(コントロ
ール)についての強度に対してプロットする(両方ともTdTが25Uで)。約
0.3の観察された傾きは、ビオチン−(M)2−ddAPPTP(18c)で
の標識効率が、これらの条件下で、ビオチン−M−N6−ddATPの標識効率
の約30%であったことを示す。
【0173】 図11は、チップの「Unit−2」でコールされる1300塩基に対して観
察されるハイブリダイゼーション蛍光強度の比較を示す。下方のプロットにおい
て、ビオチン−M−ddITP(8a、M=アミノカプロイル;図11において
Bio−ddITPとして表す)標識標的についての強度が、標準ビオチン−M
−N6−ddATP標識コントロール標的についての強度に対してプロットされ
る(両方ともTdTが25Uで)。約0.4の観察された傾きは、8aでの標識
効率が、これらの条件下で、ビオチン−M−N6−ddATPの標識効率の約4
0%であったことを示す。上方のプロットにおいて、同一の比較が、8a標識反
応において100UのTdTが使用されることを除いて、実施される。約1.1
の傾きは、標準ビオチン−M−N6−ddATP/25Uコントロール反応より
もわずかに良いかまたは等しい標識化を示す。
【0174】 図12は、TdTが25Uおよび100Uの両方でのフルオレセイン−ddI
TP標識標的、ならびに標準フルオレセイン−N6−ddATP/25U Td
T標識「コントロール」標的を使用して得られた、両方の鎖についての全ての再
塩基配列決定(塩基−コーリング(base−calling))精度の比較を
示す。図13は、ビオチン−M−ddIP(8a;図13においてビオチン−d
dITPとして表す)およびビオチン−M−N6−ddATP「コントロール」
で標識した標的についての同様の比較を示す。続いてPE−SA染色。図14は
、ビオチン−(M)2−ddAPPTP/100U TdTおよびビオチン−M
−N6−ddATP/25U TdTを使用する、再塩基配列決定精度の比較を
示す。これらのデータは、標識されたイミダゾールカルボキサミドおよび4−ア
ミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンジデオキシヌクレオチドアナログが、ハ
イブリダイゼーションベースアッセイにおけるDNA標識のために使用され得、
そして標準標識−N6−ddATP試薬と等価の性能を与えることを示す。
【0175】 (実施例9) ビオチン標識したイミダゾールカルボキサミドおよび4−アミノピラゾロ[3
,4−d]ピリミジンのヌクレオチド(「ビオチン−M−ITP」(8a)およ
び「ビオチン−(M)2−APPTP」(18c))の性能を、シングルヌクレ
オチド多形遺伝子型(single−polymorphism genoty
ping)GeneChip(登録商標)チップアレイを使用して評価した。公
開されたプロトコル(D.G.Wangら、1998、Science 280
:1077〜82)を、これらの実験において、以下の改変を除いて使用した:
1)標識反応を、公開されたプロトコルにおいて指定される標準量(15U)の
TdT酵素、または3倍(45U)の酵素、の両方を使用して実施した;2)標
識ヌクレオチドアナログを標準的な標識試薬(ビオチン−N6−ddATP、N
EN:P/N NEL−508から)で置換;3)この標識されたヌクレオチド
アナログを、公開プロトコルにおいて指定される標準濃度の2倍(25uM)、
または6倍(75uM)のいずれかで使用した。標識後、ビオチン標識標的を、
これらのアレイにハイブリダイズさせ、フィコエリトリン−ストレプトアビジン
接合体(PE−SA)で染色し、そしてこのアレイを、公開された手順に従って
スキャンして分析した。
【0176】 このデータを以下の表2において示す。観察されたハイブリダイゼーションシ
グナルの平均強度(全アレイにわたって平均化した)によって示されるように、
25uMのビオチン−M−ITP(8a)での標識効率は、12.5uMのビオ
チン−N6−ddATPと同じぐらい良好であり、そして75uMで8aを使用
することによってなおさらに高い強度が得られた(項目1〜3;7、8)。コン
トロールと比較して、このアナログは、等しいまたはより良好な性能を提供し、
コレクトベースコール(correct base call)比として表され
た。幾分低い平均シグナル強度が、このアナログの低い組み込み効率を反映して
、ビオチン−(M)2−APPTP(18c)で観察されるが、等しいアッセイ
性能が、幾分高い酵素およびヌクレオチド濃度を使用して、このアナログを用い
てさらに達成され得た。
【0177】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、限定しない組のテンプレート部分を示す。
【図2】 図2は、以下の限定しない組の複素環式基を示す:4−アミノピラゾロ[3,
4−d]ピリミジン、ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン、1、3−ジアゾール
(イミダゾール)、1,2,4−トリアジン−3−オン、1,2,4−トリアジ
ン−3,5−ジオンおよび5−アミノ−1,2,4−トリアジン−3−オン。
【図3】 図3は、フルオレセインおよびビオチンで標識した1−(2,3−ジデオキシ
−D−グリセロ−ペンタフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミドヌクレ
オチドへの合成経路を示す。
【図4】 図4は、C3−標識4−アミノピラゾロ[3,4−d]ピリミジンβ−D−リ
ボフラノシドトリホスフェートへの合成経路を示す。
【図5】 図5は、フルオレセインおよびビオチンで標識したN6−ジデオキシ−ピラゾ
ロ[3,4−d]ピリミジンヌクレオチドへの合成経路を示す。
【図6】 図6は、N4−標識1,2,4−トリアジン−3−オンβ−D−リボフラノシ
ドトリホスフェートへの合成経路を示す。
【図7】 図7は、ビオチンおよびフルオレセインC5標識1,2,4−トリアジン−3
,5−ジオンリボシドトリホスフェートへの合成経路を示す。
【図8】 図8は、ビオチンおよびフルオレセインC5標識5−アミノ−1,2,4−ト
リアジン−3−オンリボシドトリホスフェートへの合成経路を示す。
【図9】 図9は、フルオレセインddITPおよびフルオレセインddATPを使用し
て観察したハイブリダイゼーション蛍光強度のグラフィカル比較を示す。
【図10】 図10は、ビオチン−(M)2−ddAPTP(ここでM=アミノカプロイル
)およびビオチン−N6−ddATPを使用して観察したハイブリダイゼーショ
ン蛍光強度のグラフィカル比較を示す。
【図11】 図11は、ビオチン−M−ddITP(ここでM=アミノカプロイル)および
ビオチン−N6−ddATPを使用して観察したハイブリダイゼーション蛍光強
度のグラフィカル比較を示す。
【図12】 図12は、フルオレセインddITPおよびフルオレセインN6−ddATP
標識標的を使用した全体の再配列塩基決定(塩基−コール)精度のグラフィカル
比較を示す。
【図13】 図13は、ビオチン−M−ddITP(ここでM=アミノカプロイル)および
ビオチン−N6−ddATPを使用した全体の再配列塩基決定精度のグラフィカ
ル比較を示す。
【図14】 図14は、ビオチン−(M)2−ddAPPTP(ここで、M=アミノカプロ
イル)およびビオチン−N6−ddATPを使用した再配列塩基決定精度のグラ
フィカル比較を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月2日(2001.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミドアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化2】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミドアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化3】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミノアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化4】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミノアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化5】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アルキニルアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化6】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アルキニルアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化44】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミノアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結合基であり、ここでmは、0〜約3
の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化45】 ここで、 Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9またはNHR9であり、ここで、R9はH、ア
ルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、アミノアルキルであり; Qは、検出可能部分であり;そして Mは、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化46】 ここで、 Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H
、アルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニルアルキ
ルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここで、mは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化47】 ここで、 Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H
、アルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニルアルキ
ルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここで、mは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化48】 ここで、 Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H
、アルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニルアルキ
ルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結合基であり、ここで、mは、0〜
約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【化49】 ここで、 Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり; Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
、H、アルキルまたはアリールであり; Yは、H、N3、F、OR9、SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H
、アルキルまたはアリールであり; Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり; Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニルアルキ
ルであり; Qは、検出可能部分であり;そして、 Mは、結合基であり、ここで、mは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【化12】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9、SR9または
NHR9であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、アミドアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR9であり、ここでR9はH、アルキルまたはアリールであり
;Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたは
アリールであり;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここでnは、
約2〜約10の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセ
インであり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは、1また
は0である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【化13】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9、SR9または
NHR9であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR9であり、ここでR9はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約1
0の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり
;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH 25NH−であり、ここでmは、1または0である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【化14】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9、SR9または
NHR9であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、アルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは
、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR9であり、ここでR9はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここでnは、約1〜約
10の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであ
り;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここでmは、1または0であ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【化15】 ここで、Aは、H、または核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9、SR9または
NHR9であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはアリールであ
り;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;
Yは、HまたはOR9であり、ここでR9はH、アルキルまたはアリールであり;
Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルまたはア
リールであり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約1
0の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり
;そしてMは、−CO(CH25NH−またはCO(CH25NHCO(CH2
5NH−であり、ここでmは、1または0である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【化16】 ここで、Aは、Hまたは核酸標識化合物が核酸に結合することを可能にする官能
基であり;Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2
、独立して、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9
SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルま
たはアリールであり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、ま
たはアルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結
合基であり、ここで、mは、0〜約3までの範囲の整数である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキル
またはアリールであり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、
nは、約1〜約10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシ
フルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(C
25NHCO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【化17】 ここで、Aは、Hまたは核酸標識化合物が核酸に結合することを可能にする官能
基であり;Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2
、独立して、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR9
SR9、またはNHR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10はH、アルキルま
たはアリールであり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、ま
たはアルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結
合基であり、ここで、mは、0〜約3までの範囲の整数である。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 別の実施態様において、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり
;Yは、HまたはOR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Zは、H、N3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキル
またはアリールであり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、
nは、約1〜約10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシ
フルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(C
25NHCO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】
【化18】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約
10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセイン
であり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または
0である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】
【化19】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH2
5NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】
【化20】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10ま
での範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり
;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0であ
る。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】
【化21】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH2
5NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】
【化22】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約1
0までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインで
あり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(
CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】
【化23】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約1
0までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインで
あり;そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(
CH25NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】
【化24】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−C(O)NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約
10までの範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセイン
であり;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または
0である。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】
【化25】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH2
5NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】
【化26】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−C≡C(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10ま
での範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり
;そしてMは、−CO(CH25NH−であり、ここで、mは、1または0であ
る。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】
【化27】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、Hまたは
OR9であり、ここで、R9は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、
3、FまたはOR10であり、ここで、R10は、H、アルキルまたはアリールで
あり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約2〜約10まで
の範囲の整数であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;
そしてMは、−CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH2
5NH−であり、ここで、mは、1または0である。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】
【化28】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;YはHまたはOR9 であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;ZはH、N3、Fま
たはOR10であり、ここでR10はH、アルキルまたはアリールであり;Lは−C
H=CH(CH2nNH−であり、ここでnは約1〜約10の範囲の整数であり
;Qはビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは−CO(C
25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここで
mは1または0である。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】
【化29】 ここで、Aは、HまたはH493−であり;XはOであり;YはHまたはOR9 であり、ここで、R9はH、アルキルまたはアリールであり;ZはH、N3、Fま
たはOR10であり、ここでR10はH、アルキルまたはアリールであり;Lは−C
H=CH(CH2nNH−であり、ここでnは約1〜約10の範囲の整数であり
;Qはビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは−CO(C
25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここで
mは1または0である。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】 テンプレート部分(T)は、ある位置でメチレン基(CH2)に共有結合され
、そして別の位置で複素環式基(Hc)に共有結合される。テンプレート部分の
限定されない組は図1に示され、ここで置換基は以下のように規定される:Xは
、O、S、NR1またはCHR2であり;YはH、N3、F、OR9、SR9または
NHR9であり;ZはH、N3、FまたはOR10であり;WはO、SまたはCH2
であり;DはOまたはSであり;そしてGはO、NHまたはCH2である。置換
基R1、R2、R9およびR10は、独立して、H、アルキル、またはアリールであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07H 21/04 C07H 21/04 B 4H050 C12N 15/09 C12Q 1/68 A C12Q 1/68 G01N 21/78 C G01N 21/78 33/50 P 33/50 33/53 M 33/53 33/566 33/566 C12N 15/00 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 バローン, アンソニー ディー. アメリカ合衆国 カリフォルニア 95125, サン ノゼ, エレン アベニュー 2118 Fターム(参考) 2G045 BB41 BB51 DA13 FA29 FB02 FB07 GC10 2G054 AA06 BB20 CA22 EA03 EB01 GA04 4B024 AA11 CA01 CA09 CA11 HA13 4B063 QA01 QQ42 QQ52 QR41 QR56 QR66 QR82 QS03 QS34 QX02 4C057 BB02 CC01 DD01 LL02 LL50 4H050 AB20 AB92

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化1】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
    Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
    、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1また
    はNHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H
    、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであ
    り;Lは、アミドアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
    合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Aは、
    HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、HまたはOR1であり、こ
    こでR1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、FまたはOR1
    であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは、−C(O)
    NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約10の範囲の整数であり;
    Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO(
    CH25NH−であり、ここでmは、1または0である、核酸標識化合物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Yは、
    HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−C(O)NH(CH 24NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてMは、−CO(CH25NH
    であり、ここでmは1である、 核酸標識化合物。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Yは、
    HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−C(O)NH(CH 24NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてmは0
    である、核酸標識化合物。
  5. 【請求項5】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化2】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
    Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
    、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1また
    はNHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H
    、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであ
    り;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
    合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Aは、
    HまたはH493−であり;XはOであり;Yは、HまたはOR1であり、ここ
    でR1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、FまたはOR1
    あり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは、−NH(CH2nNH−であり、ここでnは、約2〜約10の範囲の整数であり;Qは、ビオ
    チンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25
    H−または、−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここでmは、
    1または0である、核酸標識化合物。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Yは、
    HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−NH(CH24NH
    −であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは0である、核酸標識化合物。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Yは、
    HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−NH(CH24NH
    −であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてmは0である、
    核酸標識化合物。
  9. 【請求項9】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化3】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
    Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
    、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1また
    はNHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H
    、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであ
    り;Lは、アルキニルアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは
    、結合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Aは
    、HまたはH493−であり;XはOであり;Yは、HまたはOR1であり、こ
    こでR1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、FまたはOR1
    であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは、−C≡C(
    CH2nNH−であり、ここでnは、約1〜約10の範囲の整数であり;Qは、
    ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH2
    5NH−であり、ここでmは、1または0である、核酸標識化合物。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−C≡CCH2
    H−であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは1である、核酸標識化合物。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−C≡CCH2
    H−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてmは1である
    、核酸標識化合物。
  13. 【請求項13】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化4】 ここで、Aは、H、または該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;
    Xは、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して
    、H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1また
    はNHR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H
    、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであ
    り;Lは、アミノアルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そしてMは、結
    合基であり、ここでmは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の核酸標識化合物であって、ここで、A
    は、HまたはH493−であり;XはOであり;Yは、HまたはOR1であり、
    ここでR1はH、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、FまたはOR 1 であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールであり;Lは、−NH(C
    2nNH−であり、ここでnは、約2〜約10の範囲の整数であり;Qは、ビ
    オチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO(CH25 NH−または、CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、ここでmは、
    1または0である、核酸標識化合物。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−NH(CH24 NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてMは、−CO(CH25NH−で
    あり、ここで、mは1である、核酸標識化合物。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載の核酸化合物であって、ここで、Yは、
    HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−NH(CH24NH
    −であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO(
    CH25NH−であり、ここでmは1である、核酸標識化合物。
  17. 【請求項17】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化5】 ここで、Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
    は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
    H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1、また
    はNHR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、
    H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールで
    あり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニル
    アルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結合基であり、こ
    こで、mは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の核酸標識化合物であって、Aは、Hま
    たはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、HまたはOR1であり、ここで
    、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、FまたはOR1
    であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Lは、−CH=
    CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10の範囲の整数であり
    ;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、−CO
    (CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であり、こ
    こで、mは、1または0である、核酸標識化合物。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−CH=CHCH 2 NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは0である、核酸標識化合物
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−CH=CHCH 2 NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてmは0で
    ある、核酸標識化合物。
  21. 【請求項21】 以下の構造の核酸標識化合物であって: 【化6】 ここで、Aは、Hまたは該核酸標識化合物を核酸に結合し得る官能基であり;X
    は、O、S、NR1またはCHR2であり、ここで、R1およびR2は、独立して、
    H、アルキルまたはアリールであり;Yは、H、N3、F、OR1、SR1、また
    はNHR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、
    H、N3、FまたはOR1であり、ここで、R1はH、アルキルまたはアリールで
    あり;Lは、官能基化されたアルキル、アルケニルアルキル、またはアルキニル
    アルキルであり;Qは、検出可能部分であり;そして、Mは、結合基であり、こ
    こで、mは、0〜約3の範囲の整数である、 核酸標識化合物。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載の核酸標識化合物であって、ここで、A
    は、HまたはH493−であり;Xは、Oであり;Yは、HまたはOR1であり
    、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Zは、H、N3、Fまた
    はOR1であり、ここで、R1は、H、アルキルまたはアリールであり;Lは、−
    CH=CH(CH2nNH−であり、ここで、nは、約1〜約10の範囲の整数
    であり;Qは、ビオチンまたはカルボキシフルオレセインであり;そしてMは、
    −CO(CH25NH−または−CO(CH25NHCO(CH25NH−であ
    り、ここで、mは、1または0である、 核酸標識化合物。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−CH=CHCH 2 NH−であり;Qは、ビオチンであり;そしてmは0である、核酸標識化合物
  24. 【請求項24】 請求項22に記載の核酸標識化合物であって、ここで、Y
    は、HまたはOHであり;Zは、HまたはOHであり;Lは、−CH=CHCH 2 NH−であり;Qは、5−カルボキシフルオレセインであり;そしてmは0で
    ある、核酸標識化合物。
  25. 【請求項25】 請求項2に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させること
    によって生成される、核酸誘導体。
  26. 【請求項26】 請求項6に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させること
    によって生成される、核酸誘導体。
  27. 【請求項27】 請求項10に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させるこ
    とによって生成される、核酸誘導体。
  28. 【請求項28】 請求項14に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させるこ
    とによって生成される、核酸誘導体。
  29. 【請求項29】 請求項18に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させるこ
    とによって生成される、核酸誘導体。
  30. 【請求項30】 請求項22に記載の核酸標識化合物と核酸を結合させるこ
    とによって生成される、核酸誘導体。
  31. 【請求項31】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項25に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  33. 【請求項33】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項26に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  34. 【請求項34】 請求項33に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  35. 【請求項35】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項27に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  37. 【請求項37】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項28に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  38. 【請求項38】 請求項37に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  39. 【請求項39】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項29に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  40. 【請求項40】 請求項39に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  41. 【請求項41】 ハイブリダイゼーション産物であって、ここで、該ハイブ
    リダイゼーション産物が、相補的なプローブに結合された請求項30に記載の核
    酸誘導体を含む、ハイブリダイゼーション産物。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のハイブリダイゼーション産物であって
    、ここで、前記プローブがガラスチップに結合されている、ハイブリダイゼーシ
    ョン産物。
  43. 【請求項43】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項2に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  44. 【請求項44】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項6に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  45. 【請求項45】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項10に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  46. 【請求項46】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項14に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  47. 【請求項47】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項18に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  48. 【請求項48】 標識された核酸を合成する方法であって、該方法は、請求
    項22に記載の核酸標識化合物を核酸に結合させる工程を包含する、方法。
  49. 【請求項49】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項25に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  50. 【請求項50】 請求項49に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
  51. 【請求項51】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項26に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  52. 【請求項52】 請求項51に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
  53. 【請求項53】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項27に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  54. 【請求項54】 請求項53に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
  55. 【請求項55】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項28に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  56. 【請求項56】 請求項55に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
  57. 【請求項57】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項29に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  58. 【請求項58】 請求項57に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
  59. 【請求項59】 核酸を検出する方法であって、該方法は、請求項30に記
    載の核酸誘導体をプローブと共にインキュベートする工程を包含する、方法。
  60. 【請求項60】 請求項59に記載の方法であって、ここで、前記プローブ
    がガラスチップに結合されている、方法。
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