JP2002519529A - あらい線密度の弾性体とその湿式紡糸による製法 - Google Patents

あらい線密度の弾性体とその湿式紡糸による製法

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JP2002519529A JP2000557029A JP2000557029A JP2002519529A JP 2002519529 A JP2002519529 A JP 2002519529A JP 2000557029 A JP2000557029 A JP 2000557029A JP 2000557029 A JP2000557029 A JP 2000557029A JP 2002519529 A JP2002519529 A JP 2002519529A
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ライネール,ウルリヒ
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バイエル・フアーザー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少くとも2500dtexのタイタ−(titer)を有するエラスタンヤ−ンを湿式紡糸法を用いて製造する方法及びこれによって製造しうる、幅広い断面と低い残存溶媒含量を有するあらいタイタ−のエラスタンヤ−ンに関する。本方法は、35重量%までの、粘度が安定なエラスタン溶液を紡糸浴中へ紡糸して、洗浄且つ随時延伸し、接触加熱によって乾燥し、セットし、調製し、そしてこのヤ−ンを巻き取る工程を含んでなる、但し紡糸浴を出たのち、フィラメントを紡糸浴液体の直ぐ上に配置された偏向ローラーの周囲に誘導させ、個々の紡糸タイタ−が最終ヤ−ンのタイタ−の値の1%より大きくなく、ジェット延伸比が0.5−50の範囲内であり、接触加熱温度が少くとも220℃であり、そしてエラスタンヤ−ンの接触時間が少くとも2秒である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、少くとも2500dtexの線密度を有するエラスタンヤ−ンを湿
式紡糸法により製造する方法及びこれによって製造しうる、幅広い断面と低い残
存溶媒含量を有するあらい線密度(coarse linear densit
y)のエラスタンヤ−ンに関する。本方法は、少くとも25重量%の、安定粘度
(stable−viscosity)のエラスタン溶液を凝固浴中へ紡糸し、
洗浄且つ随時延伸し、まとめた一組のフィラメントを接触加熱によって乾燥し、
エラスタンヤ−ンを形成させ、セットし、スピン仕上げをし、そしてこのヤ−ン
を巻き取る工程を含んでなり、但し凝固浴を出るフィラメントを、凝固浴液体の
直ぐ上に配置された偏向ローラーを通過させ、紡糸した状態(as−spun)
のフィラメントの線密度が最終ヤ−ンの線密度値の1%より高くなく、ジェット
延伸比が0.5−50の範囲内であり、接触加熱温度が少くとも220℃であり
、そしてエラスタンヤ−ンの接触時間が少くとも2秒である。
【0002】 (背景の技術) エラスタンヤ−ンは、意図する用途に依存して、11−2500dtexの線
密度範囲内にあるモノまたはマルチフィラメントとして製造される合成フィラメ
ントヤ−ンである[参照、F.フォ−ヌ(Fourne)、化学繊維/織物工業
44/96;1994年6月、392ページ]。しかしながら、多かれ少なかれ
天然ゴムヤ−ンの典型的な用途範囲に延伸される、より高い線密度は、例えば室
内装飾布の弾性アンダ−テ−プとして、または下着及び水着に対する、また医者
及び技術者の分野におけるレッグボ−ダ−(leg border)として使用
するのに非常に有益である。
【0003】 しかしながら紡糸チムニ−(chimney)で紡糸溶液の溶媒を蒸発させる
ことが必要で、これがあらいエラスタン線密度を乾式紡糸法で製造することの技
術的限界になっている。2500dtexまたはそれ以上という高い線密度や、
あらい線密度ヤ−ンの小表面積のために、ヤ−ンを一緒にくっつかさせないで延
伸しうる程十分な紡糸溶液溶媒を蒸発させることは非常に困難である。紡糸チム
ニ−の下流端において依然存在する紡糸溶液溶媒の小滴は、フィラメントを一緒
にくっつけ、ボビンへ巻き取った後、最早ボビンから満足に取り出せないように
する。更に紡糸速度を減じた結果紡糸効率を減少させることなく、更なる経費の
かかる工程、例えばヤ−ンの洗浄または水蒸気処理を用いずに、エラスタンヤ−
ン中の残存溶媒含量を低下させることは非常に困難である。
【0004】 より低速の紡糸により、乾式紡糸チムニ−中の滞留時間を長らえ、例えばジメ
チルアセトアミド(DMAC)溶媒の残存量を減じることは可能である。しかし
ながら、これは紡糸効率を犠牲にするものである。一方紡糸チムニ−の温度をあ
る程度以上まで上昇させることは可能でない。これはヤ−ンの変色ばかりでなく
、軟化及び溶融をもたらすからである。エラスタンヤ−ンの軟化範囲は重合体の
組成と共に変わるが、典型的には180−230℃であり、溶融範囲は約250
−270℃である。
【0005】 この理由のために、エラスタンヤ−ンの乾式紡糸の分野では、2500dte
x以上の最終線密度を有するヤ−ンは今まで開示されなかった。化学的紡糸法で
反応的に紡糸されたエラスタンヤ−ンの場合、グロ−ブ・マニュファクツアリン
グ社(Globe Manufacturing Co.)が3240dtex
までの細かさを報告し、また湿式紡糸で製造されるエラスタンヤ−ンの場合、フ
ジボ−・スパンデックス(Fujibo Spandex)が2464dtex
までの線密度を報告した。参照、P.A.コッホ(Koch):化学繊維/織物
工業における繊維物質表、1979年2月、100ページ。
【0006】 エラスタンヤ−ンを、例えばリボン織りで更に加工しうるためには、それはあ
る最小の強度を有さねばならない。この要求に答えるためには、あらい線密度の
場合少くとも0.4−0.5cN/dtexの靭性が必要である。
【0007】 しかしながら、2500dtexより大きいあらい線密度を有するエラスタン
ヤ−ンの場合、重合体鎖間で可塑剤として働く残存溶媒、例えばジメチルアセト
アミド量がよりい多いと、ヤ−ンの強度が著しく低下するから、適当な強度を達
成することは非常に困難である。
【0008】 本発明の目的は、上述した必要条件に適合するエラスタンヤ−ン及びその製造
法を開発すること、更に特に残存溶媒含量が低く、強度が高く、且つ残存伸長性
が高い高最終線密度エラスタンヤ−ンを提供することである。
【0009】 (発明の説明) 本発明によると、この目的は、少くとも25重量%、好ましくは少くとも30
重量%の、安定粘度のエラスタン溶液を凝固浴中へ紡糸し、一組のフィラメント
を形成させ、洗浄且つ随時延伸し、まとめた一組のフィラメントを接触加熱によ
って乾燥し、エラスタンヤ−ンを形成させ、セットし、スピン仕上げをし、そし
てこのエラスタンヤ−ンを少くとも2500dtex、好ましくは3500−2
0000dtex、更に好ましくは4000−15000dtexの最終線密度
で巻き取り、但し凝固浴を出るフィラメントを凝固浴液体の直ぐ上に配置された
偏向ローラーを通過させる、工程を含んでなる湿式紡糸されたエラスタンヤ−ン
の製造に際して、 a)紡糸した状態のフィラメントの線密度がそのヤ−ンの最終線密度値の1%よ
り大きくなく、 b)ヤ−ンのジェット延伸比が0.3−50、好ましくは0.5−50の範囲内
にあり、 c)接触加熱温度が少くとも220℃、好ましくは少くとも230℃、特に25
0℃、更に好ましくは少くとも260℃であり、そして d)エラスタンヤ−ンと接触加熱の加熱媒体との接触時間が少くとも2秒、好ま
しくは少くとも3秒、特に少くとも5秒である、 該湿式紡糸されたエラスタンヤ−ンを製造する方法よって達成される。
【0010】 好ましくは、用いる接触加熱は加熱手段特有の加熱されたローラーである。
【0011】 電気的に加熱されたローラーを加熱されてない遊びローラーと組合わせた加熱
手段中でエラスタンヤ−ンを乾燥することは特に有利である。
【0012】 加熱されたローラーの表面温度は、特に250−280℃、特に好ましくは2
60−270℃の範囲内である。
【0013】 特に良好な結果は、ヤ−ンの加熱ローラーとの接触時間が10−30秒、好ま
しくは10−15秒の場合に得られる。
【0014】 本発明の湿式紡糸法は、今までに公知の2464dtexという限界値よりは
るかに高い最終線密度を有し、一方で明らかに0.4cN/dtex以上の靭性
、500%以上の伸長性、及び0.5重量%以下の残存溶媒含量を有するエラス
タンヤ−ンの製造を可能にすることが発見された。
【0015】 本発明は、少くとも2500dtex、特に3500−20000dtex、
更に好ましくは4000−15000dtexの最終線密度及びリボン状断面を
有する、但しヤ−ンの断面における幅対高さの比が少くとも4:1、特に少くと
も8:1、より好ましくは少くとも10:1であるエラスタンヤ−ンを提供する
ことである。
【0016】 本エラスタンヤ−ンは、特に残存溶媒含量が非常に低い。ヤ−ンの残存溶媒含
量は、5000dtexまでの最終線密度において1.0重量%以下、好ましく
は0.5重量%以下、更に好ましくは0.3重量%以下である。
【0017】 ヤ−ンの残存溶媒含量は、5000−10000dtexの最終線密度におい
て2.0重量%以下、好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.6重量%以
下である。
【0018】 ヤ−ンの残存溶媒含量は、10000dtex以上の最終線密度において3.
0重量%以下、好ましくは1.5重量%以下、更に好ましくは1重量%以下であ
る。
【0019】 好適なエラスタンヤ−ンは少くとも0.4cN/dtex、好ましくは少くと
も0.5cN/dtexの靭性を有する。
【0020】 好適なエラスタンヤ−ンは少くとも500%、好ましくは少くとも550%の
伸長性を有する。
【0021】 特に興味あるものは、リボン状の断面を有し、ヤ−ンの断面における幅が1.
5mm以上、好ましくは2mm以上のエラスタンヤ−ンである。リボン状の断面
を有するヤ−ンの厚さは0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上である。
【0022】 各実施例は更に条件を例示するが、本発明の方法に開示されるパラメ−タ−は
、良好な連続ヤ−ンを得ることに関して、その形成並びに良好なヤ−ンデータ−
の達成について忠実でなければならない。
【0023】 例えば紡糸状態のフィラメントの線密度(ASFLD)が最終線密度の値の1
%よりはるかに高くまで上昇するならば、加熱ローラー上で切断端が生じること
がある(参照、表2の実施例9)。紡糸状態のフィラメントの線密度を更に上昇
させると、ヤ−ンは加熱ローラー上で常に破断するから、最早加熱ローラーで処
理できない(参照、表3の実施例10)。
【0024】 少くとも0.4cN/dtexのヤ−ンの靭性を得るためには、ジェット延伸
比は少くとも0.5であるべきである。ある環境の場合、より低いジェット延伸
比は、所望のヤ−ン靭性を提供しないことがある(参照、表3の実施例11及び
12)。同様にヤ−ンの加熱ローラー上でのセット温度や接触時間は、ヤ−ンの
靭性及びあらいエラスタンヤ−ンの場合の残存溶媒含量に関して本質的な役割を
果たす。
【0025】 表4から分かるように、260℃のセット温度及び5秒以下の接触時間でさえ
、ある環境では、3000dtexの線密度を持つエラスタンヤ−ンの場合に最
適なヤ−ン強度を提供しない(参照、表4の実施例20)。5秒より短くない接
触時間及び最小250℃のセット温度だけが、そのような場合に0.4cN/d
texまたはそれ以上のヤ−ンの靭性を与えるであろう(参照、表4の実施例1
9)。3000dtex以上のよりあらい線密度の場合には、エラスタンヤ−ン
の加熱ローラー上での接触時間及び更に場合によってはセット温度を、時には特
別なヤ−ン強度を得るために増大させなければならない。例えば、7381dt
exの線密度は、0.67cN/dtexのヤ−ン靭性を得るために、加熱ロー
ラーの領域1−3に対して260/265/270℃のセット温度で、14.8
秒の接触時間を必要とする(参照、実施例1及び表4、実施例21)。
【0026】 一般にエラスタンヤ−ンは、例えば独国特許第19504316号の実施例1
a−1dにおけるような配置に従えば1対または更に2対の加熱されたローラー
でセットすることができる。本例の場合、それは特に電気的に加熱されたローラ
ー及び調節できる遊びローラーが特徴の独国特許第19504316号の実施例
1a配置であり、これは特に有利であることが判明した。加熱ローラーの温度プ
ロフィ−ルモ−ドを設定するために、好ましくは技術的には基本的な公知の放射
加熱要素及び調節可能な囲い板が利用される。
【0027】 エラスタンヤ−ンの延伸をヤ−ンの洗浄と乾燥の間に行うことは重要である。
さもなければ、品質の低下した、線密度のばらついた、即ち線密度、強度及び伸
長性の変動係数の大きい不均一なヤ−ン材料が観察される。
【0028】 本発明の方法は、好ましくはセグメント化ポリウレタンを少くとも85重量%
含むエラスタン重合体を利用する。
【0029】 セグメント化ポリウレタンは、例えばポリエ−テル、ポリエステル、ポリエ−
テルエステル、ポリカ−ボネ−トまたはこれらの混合物に基づくセグメント化ポ
リウレタンである。
【0030】 本発明によるエラスタンヤ−ンは、織物に、また非織物分野に、例えば室内装
飾布のアンダ−テ−プとしてまたは下着及び水着製品のレッグ・ボ−ダ−として
、例えば使い捨ておしめに、そして医者及び技術者分野の製品に使用される。
【0031】 下記の実施例において、報告するパラメーターは紡糸状態のフィラメントの線
密度を含む。
【0032】 紡糸状態のフィラメントの線密度(ASFLD)は次のように計算できる。
【0033】 ASFLD=FxKx0.94x100/AxZ(dtex) 但し、F=パンペ−ジ(pumpage)速度(ccm/分) K=紡糸溶液の濃度(重量%) A=凝固浴速度(m/分) Z=ジェットホールの数。
【0034】 ジェット延伸比(V)は、テ−クオフ(take−off)速度(A)と押出
し速度(S)の比として定義される。
【0035】 V=A(m/分)/S(m/分) 押し出し速度(S)は次の式で与えられる。
【0036】 S=4xF(m/分)/Zxd2 xπx100 但し、F=パンペ−ジ速度(ccm/分) Z=ジェットホールの数 d=ジェットホールの直径(cm)。
【0037】 テ−クオフ速度(A)は加熱ローラーを離れた後のヤ−ンの速度に相当する。
【0038】 以下の実施例は本発明を例示するのに役立つ。パ−セントは、断らない限り最
終エラスタンヤ−ンの重量に基づくものである。
【0039】 ヤ−ンの靭性(cN/dtex)及び極限引っ張り強度伸長(%)の決定は、
標準的DIN52815法のように行われ、ヤ−ンのデータはあらい線密度の条
件下に、ヤ−ン当たり200ニュートンまでの測定範囲を有するウォルパ−ト
(Wolpert)からの大型装置を用いて測定される。
【0040】
【実施例】
実施例1 独国特許第054222772号の実施例7に従って製造され、140℃で約
10分間ジエチルアミン0.5%で予備処理し且つ50℃で測定して22Pa.
sの紡糸粘度を有する29.5重量%のエラスタン紡糸溶液を、ジェットホール
の直径0.1mmを有する2つの397個のジェットホールを通して、25.2
%DMAC−水混合物を含む凝固浴中へ85℃で紡糸した。この端をジェットか
ら500mmの距離に配置されたヤ−ンホルダーを介して集め、凝固浴液体の直
ぐ上に配置された偏向ローラーを介して80m/分で取出し、一緒にし、そして
端にプレスローラーを含む1対の洗浄ローラーが特徴の洗浄浴で洗浄し、120
m/分で加熱ローラーによりセットし、紡糸仕上げし、そして重ねたヤ−ンをボ
ビンに巻き取った。2つのジェットを供給する紡糸ポンプのポンペ−ジ速度は3
19.4ccm/分であった。紡糸状態のフィラメントの線密度(ASFLD)
は13.9dtexであり、これは最終ヤ−ンの線密度の値の0.19%に相当
した。ジェット延伸比は1.6であった。
【0041】 ヤ−ンを、加熱してない遊びローラーと組合わせた加熱ローラー(異なる温度
域に細分)を介して、接触時間14.8秒に相当する2つのローラーに52回巻
き付けることによって輸送した。この異なる温度は領域1で260℃、領域2で
265℃、及び領域3で270℃であった。
【0042】 得られたエラスタンヤ−ンは、7381dtexの線密度、0.67cN/d
texの靭性、636%の伸長性、及びDMAC紡糸溶液溶媒に対して0.16
%の残存値を有した。このエラスタンヤ−ンは、連続表面リボンの形であった。
リボン幅は約5mmで、リボンの厚さは0.42mmであった。 実施例2−6(本発明) 下表1は、本発明の方法によるあらい線密度のエラスタンヤ−ンの製造に関す
る更なる実施例(番号2−6)を要約する。すべての場合、実施例1の化学組成
を有するエラスタン重合体をDMACに溶解し、紡糸溶液をそこに記述したよう
に紡糸した。得られたヤ−ンを、洗浄し、セットし、スピン仕上げし、巻き上げ
た。ここにすべての工程は実施例1に記述したように行った。
【0043】 すべての場合、ヤ−ンの靭性は少くとも0.4cN/dtexで、ヤ−ンの伸
長性は少くとも500%であった。ヤ−ンの残存DMAC含量は重合体固体に基
づいて0.30重量%以下であった。表1によれば、10000dtexまたは
それ以上のエラスタンヤ−ンを製造することが可能である。
【0044】
【表1】
【0045】 実施例7−9 実施例1の紡糸溶液の一部分を、2つの397個のホールのジェットの代わり
に175−350個のホール及びホール直径0.15mmの1つのジェットを用
いる以外、実施例1に記述したようにして7300dtexのエラスタンヤ−ン
に紡糸した。凝固浴中の速度は80の代わりに50m/分とした。表2から分か
るように、紡糸状態のフィラメントの線密度の値が最終のヤ−ン線密度の1%以
上である(参照、表2の実施例9及び10)場合にはいつでも、即ち紡糸状態の
フィラメントの線密度が高すぎる場合にはいつでも、加熱ローラー上でのセット
過程において、切断端というかたちの問題が起こり続ける。
【0046】
【表2】
【0047】 実施例10−14 実施例1で使用した397個のホールジェットが、いくつかの場合に、より細
い孔直径(0.1mmの代わりに0.08mm)を有し、且つフィラメントを凝
固浴中で、より低速(80m/分の代わりに25−40m/分)で紡糸するとい
う以外、実施例1の紡糸溶液の他の一部分を、そこにに記述したように7300
dtexのエラスタンヤ−ンに紡糸した。表3から分かるように、0.5以下の
ジェット延伸比は少くとも0.4cN/dtexのエラスタンヤ−ン強度を最早
保証しない(参照、表3の実施例10及び11)。
【0048】
【表3】
【0049】 実施例15−21 加熱ローラー上のエラスタンヤ−ンのセット条件を図1aにしたがって変える
以外、実施例1の紡糸溶液の他の一部分を、そこで使用した397個のホールジ
ェットから3000dtexのエラスタンヤ−ンへ紡糸した。このエラスタンヤ
−ンを、温度及び接触時間を変えつつ加熱ローラー上に通過させた。230−2
70℃の温度傾向を設定した。ヤ−ンの加熱ローラー上の接触時間は、巻き付け
数を変えて約4.7ないし約9.8秒に変化させた(17回のヤ−ンの巻き付け
は4.7秒に相当)。表4は、約250℃からのセット温度及び少くとも5秒の
接触時間においてだけ0.4cN/dtex以上のヤ−ン性能が得られるという
ことを明らかにしている(参照、表4の実施例15−17及び19)。
【0050】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ヘルベルツ,トニ ドイツ・デー−41540ドルマゲン・ハウプ トシユトラーセ79 Fターム(参考) 4L035 BB03 BB11 BB17 BB22 CC03 DD02 EE08 EE20 FF01 FF04 MH09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも25重量%、好ましくは少くとも30重量%の、安
    定粘度のエラスタン溶液を凝固浴中へ紡糸して、一組のフィラメントを形成させ
    、洗浄且つ随時延伸し、まとめた一組のフィラメントを接触加熱によって乾燥し
    、エラスタンヤ−ンを形成させ、セットし、スピン仕上げし、そしてこのエラス
    タンヤ−ンを少くとも2500dtexの最終線密度で巻き取り、但し凝固浴を
    出るフィラメントを凝固浴液体の直ぐ上に配置された偏向ローラーを通過させる
    、工程を含んでなる湿式紡糸されたエラスタンヤ−ンの製造方法であって、 a)紡糸した状態のフィラメントの線密度がそのヤ−ンの最終線密度値の高々1
    %であり、 b)ヤ−ンのジェット延伸比が0.3−50、好ましくは0.5−50の範囲内
    にあり、 c)接触加熱温度が少くとも220℃、好ましくは少くとも230℃、特に25
    0℃、更に好ましくは少くとも260℃であり、そして d)エラスタンヤ−ンと接触加熱の加熱媒体との接触時間が少くとも2秒、好ま
    しくは少くとも3秒、特に少くとも5秒である、 ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 用いる接触加熱が加熱手段特有の加熱されたローラーである
    、請求項1のエラスタンヤ−ンの製造法。
  3. 【請求項3】 加熱手段が電気的に加熱されたローラーを加熱されてない遊
    びローラーと組合わせて使用する、請求項1または2のエラスタンヤ−ンの製造
    法。
  4. 【請求項4】 加熱されたローラーの表面温度が250−280℃、好まし
    くは260−270℃の範囲内である、請求項1−3のいずれかのエラスタンヤ
    −ンの製造法。
  5. 【請求項5】 ヤ−ンの加熱ローラーとの接触時間が10−30秒、好まし
    くは10−15秒である、請求項3−4のいずれかのエラスタンヤ−ンの製造法
  6. 【請求項6】 エラスタンヤ−ンの最終線密度が3500−20000dt
    ex、好ましくは4000−15000dtexの範囲内にある、請求項1−5
    のいずれかのエラスタンヤ−ンの製造法。
  7. 【請求項7】 ヤ−ンの断面における幅対高さの比が少くとも4:1、特に
    少くとも8:1、より好ましくは少くとも10:1である、少くとも2500d
    tex、特に3500−20000dtex、更に好ましくは4000−150
    00dtexの最終線密度及びリボン状断面を有するエラスタンヤ−ン。
  8. 【請求項8】 ヤ−ンの残存溶媒含量が、5000dtexまでの最終線密
    度において1.0重量%以下、好ましくは0.5重量%以下、更に好ましくは0
    .3重量%以下、5000−10000dtexの最終線密度において2.0重
    量%以下、好ましくは1重量%以下、更に好ましくは0.6重量%以下、そして
    10000dtex以上の最終線密度において3.0重量%以下、好ましくは1
    .5重量%以下、更に好ましくは1重量%以下である、請求項7のエラスタンヤ
    −ン。
  9. 【請求項9】 エラスタンヤ−ンが少くとも0.4cN/dtex、好まし
    くは少くとも0.5cN/dtexの靭性を有する、請求項7又は8のエラスタ
    ンヤ−ン。
  10. 【請求項10】 エラスタンヤ−ンが少くとも500%、好ましくは少くと
    も550%の伸長性を有する、請求項7−9のいずれかのエラスタンヤ−ン。
  11. 【請求項11】 ヤ−ンがリボン状の断面を有し、ヤ−ンの断面における幅
    が1.5mm以上、好ましくは2mm以上である、請求項7−10のいずれかの
    エラスタンヤ−ン。
  12. 【請求項12】 ヤ−ンがリボン状の断面を有し、ヤ−ンの断面における厚
    さが0.1mm以上、好ましくは0.2mm以上である、請求項7−11のいず
    れかのエラスタンヤ−ン。
  13. 【請求項13】 湿式紡糸法で製造される、請求項7−12のいずれかのエ
    ラスタンヤ−ン。
  14. 【請求項14】 請求項1−6のいずれかの湿式紡糸法で製造される、請求
    項7−12のいずれかのエラスタンヤ−ン。
  15. 【請求項15】 請求項7−14のいずれかのエラスタンヤ−ンの、織物及
    び工業製品、特に衣服及び使い捨ておしめの製造への使用。
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