JP2002517826A - エンタープライズ内または間におけるコラボレーション管理システム及び管理方法 - Google Patents

エンタープライズ内または間におけるコラボレーション管理システム及び管理方法

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JP2002517826A JP2000552608A JP2000552608A JP2002517826A JP 2002517826 A JP2002517826 A JP 2002517826A JP 2000552608 A JP2000552608 A JP 2000552608A JP 2000552608 A JP2000552608 A JP 2000552608A JP 2002517826 A JP2002517826 A JP 2002517826A
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アバイ・ブイ・パラスニス
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    • G06Q10/10Office automation; Time management

Abstract

(57)【要約】 エンタープライズのコラボレーションのためのコンピュータ実行プロセスが開示されている。そのプロセスは、分配された複数のノードにおいて実行される、ワーク・フローのための予め定義された1組の機能を記憶する。そして、分配されたノードの各々において、ワーク・フローに自動的に働きかけて、予め定義された機能を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の技術分野 本発明は一般に、サプライチェーン、エンタープライズ、およびサイト・プラ
ンニングに関するものであり、特に、エンタープライズ内または間におけるコラ
ボレーション管理のシステム及び方法に関するものである。
【0002】 発明の背景 サプライチェーン、エンタープライズ、およびサイト・プランニングのアプリ
ケーションおよび環境は、意思決定支援と管理業務の補助のために製造エンティ
ティによって広範に使用されている。サプライチェーン、エンタープライズ、お
よびサイト・プランニングのための意思決定支援環境は、一体式シングルドメイ
ン環境から、一体式マルチドメイン環境に進化してきた。従来のプランニング・
ソフトウェア・アプリケーションは、種々の会社から提供される広範囲な製品に
利用できる。これらの意思決定支援ツールにより、エンティティは複雑な製造業
務をより効率的に管理することができる。しかしながら、サプライチェーンは、
一般に、複数の分散型異種プランニング環境を特徴としている。従って、サプラ
イチェーン・プランニングの問題に適用する場合には、一体式のアプリケーショ
ン・アーキテクチャに起因して従来環境の効果に制限がある。また、これらの問
題は、サプライチェーン全体の「所有者」が存在しない場合に悪化する。
【0003】 プランニング環境の次の発展段階に望まれるのは、複数のドメインならびに複
数のエンジンおよび製品にまたがって、製品をサポートするマルチドメイン異種
アーキテクチャを確立することである。種々のプランニング環境をシームレス・
ソリューションに統合することにより、ドメイン間およびエンタープライズ間の
サプライチェーン・プランニングを実現できる。また、いくつかのプランニング
・アプリケーションによって提供される重要機能は、単なる追跡処理ではなく、
対象環境の最適化である。特に、アイ・ツー・テクノロジーズ社(I2 TEC
HNOLOGIES)から市販されている製品RHYTHMファミリが最適化機
能を提供している。しかしながら、エンタープライズまたはサプライチェーン・
レベルのプランニングに関しては、SAPから入手できるものなど多くの従来ア
プリケーションはエンタープライズ資源プランニング(ERP)エンジンを使用
し、最適化を提供するものではない。
【0004】 エンタープライズの成功または失敗は、エンタープライズ内での意思決定の品
質に大いに左右される可能性がある。したがって、エンタープライズの成功には
、エンタープライズ内での最適な意思決定を支援するアイ・ツー・テクノロジー
ズ社の製品RHYTHMファミリなどの意思決定支援ソフトウェアが特に重要で
ある。一般に、最適な意思決定は、意思決定に達すると考えられる「世界」の広
がりである意思決定支援のドメインに関係している。例えば、行われようとして
いる意思決定は、工場が所定の期間中に生産しなくてはならない所定の品物の数
量であってもよい。「最適な」回答は、意思決定のドメインに依存している。ド
メインは、例えば、工場それ自体のみ、工場を含むサプライチェーン、エンター
プライズ全体、またはマルチエンタープライズ・サプライチェーンであってもよ
い(後の2つは、大きいドメインまたはマルチドメインと考えられる)。一般に
、意思決定支援のドメインが大きいほど、意思決定はより最適なものとなる。し
たがって、意思決定支援ソフトウェアが、意思決定過程で、より大きなドメイン
を範囲に含むことが望ましい。しかしながら、対象範囲をこのように拡大するこ
とによって重大な問題が生じることがある。
【0005】 そのような問題の1つとして、マルチドメインサプライチェインを効率的に計
画し、管理することがある。典型的には、マルチドメインサプライチェインは、
手動で、特別の方法により、定義され、管理される。これは、しばしば、サプラ
イチェインの重要な構成部分の脱落に結びつく。そして、コストと時間をかけて
、サプライチェインに含まれるマルチドメインの間のサプライチェインプランを
作りなおすことになる。さらに、脱落に気付かなければ、サプライチェインプラ
ンのオペレートと管理が非効率なものとなってしまう。
【0006】 発明の開示 本発明によれば、エンタープライズ内又は間においてコラボレーションを管理
するシステム及び方法であって、従来のシステム及び方法に関連した不利益と問
題を、実質的に解消し又は減少させるシステム及び方法が開示されている。特に
、本発明は、1又はそれ以上のエンタープライズのマルチ・ノードにまたがって
コラボレーションを管理する、コンピュータで実行する方法を提供する。
【0007】 本発明の一態様によれば、分配されたワーク・フローを管理するためのコンピ
ュータ実行プロセスは、分配された複数のノードにおいて実行される、ワーク・
フローのための予め定義された1組の機能を記憶するステップを有する。そして
、コンピュータプロセスは、分配されたノードの各々において、ワーク・フロー
に自動的に働きかけて、前記予め定義された機能を実行する。
【0008】 特に、本発明の一態様においては、複数のエンタープライズ間においてコラボ
レーションをデザインし、生成するためのコンピュータ実行プロセスは、第1の
エンタープライズから予備的なコラボレーションのデザインを受け取るステップ
を有する。その予備的なコラボレーションのデザインは、予め定義された第2の
エンタープライズに、検査のために自動伝達される。第2のコラボレーションか
ら、予備的なコラボレーションに対する応答が受け取られる。応答を、第1のエ
ンタープライズに、検査のために自動伝達する。
【0009】 また、本発明の他の態様においては、複数の他のエンタープライズに、第1の
エンタープライズによって生成されたコラボレーションを分配するためのコンピ
ュータ実行プロセスは、最初に、コラボレーションを受け取るステップを有する
。予め定義された第1のエンタープライズに、コラボレーションの予め定義され
た第1の部分が、自動伝達される。予め定義された第2のエンタープライズに、
前記コラボレーションの予め定義された第2の部分を自動伝達する。
【0010】 本発明のさらに他の態様においては、複数のエンタープライズに渡るコラボレ
ーションを追跡するための、コンピュータ実行プロセスは、第1のエンタープラ
イズの第1のノードに、第1のノードにおけるコラボレーションのオペレートに
関連した、第1の予め定義された1組のデータについて自動的に質問するステッ
プを有する。第1の1組のデータは、自動的に、管理システムに伝達される。第
2のエンタープライズの第2のノードに、第2のノードにおけるコラボレーショ
ンのオペレートに関連した、第2の予め定義された1組のデータについて自動的
に質問がされる。第2の1組のデータが管理システムに自動的に伝達される。
【0011】 本発明の技術上の利点は、エンタープライズ内のコラボレーションの管理のた
めの、改良された方法及びシステムを提供することである。特に、コラボレーシ
ョンは複数のノードに渡って他のコラボレーションを、生成し、展開し、管理す
るように定義されている。したがって、コラボレーションは、重要な構成部分を
落とすことのないように、効率的に管理され、定義される。
【0012】 本発明ならびにその利点は、同様の参照符号によって同様の特徴を示す添付図
面とともに以下の説明を参照することによって更に完全に理解されるであろう。
【0013】 発明の詳細な説明 意思決定支援プロセスの改良には、最適意思決定のためにエンタープライズ・
レベルおよびマルチエンタープライズ・レベルの意思決定支援を提供するための
拡張が含まれる。技術的および概念的には、エンタープライズ・レベルおよびマ
ルチエンタープライズ・レベルの意思決定支援を行うことは、ファクトリ・レベ
ルおよびサプライチェーン・レベルの意思決定支援を行うこととは異なっている
。その理由は、(エンタープライズまたはマルチエンタープライズ内の複数の事
業部門などの)マルチドメイン状況では、異なるドメインが異なる意思決定支援
ソフトウェアをしばしば使用しているからである。また、マルチドメイン状況で
は、あるドメインが別のドメインに特定の意思決定を強制することができない。
すなわち、この環境における最適意思決定支援は、強制とは反対の協定環境でし
ばしば実行される必要がある。
【0014】 マルチドメイン状況における意思決定支援は、強制的な方法ではなく、意思決
定支援への協調的な方法を追求することによって達成できる。そのような環境を
実現するために、大規模な協調的意思決定を実現可能にする手助けとなるインタ
ーネット、Web、JAVA、XML、CORBA等を含む種々の通信および分
散処理技術を利用できる。RHYTHM−GLOBAL COLLABORAT
ION MANAGER (GCM)やRHYTHM−GLOBAL COLL
ABORATION DESIGNER (GCD)など、協調的な意思決定支
援方法を可能にする製品は、アイ・ツー・テクノロジーズ社からすぐに入手でき
る。
【0015】 コラボレーション・システムとプロセス・コンポーネント 図1は、エンタープライズ・コラボレーションをサポートできるコンピュータ
実行アーキテクチャの一実施形態の図である。図示されているように、グローバ
ル意思決定支援アーキテクチャは、基礎をなすリンク・コンポーネント、ビジョ
ン・コンポーネント、グローバル・メッセージング・コンポーネント、およびデ
ータ・ウェアハウス・コンポーネントの上に構築できる。また、意志決定支援ア
ーキテクチャによってサポートされるグローバル・コラボレーション・デザイナ
(GCD)およびグローバル・コラボレーション・マネージャ(GCM)をコラ
ボレーションに含むことができる。グローバル・コラボレーション・デザイナは
、コラボレーションの設計と具体化に利用でき、グローバル・コラボレーション
・マネージャは、コラボレーションの実行に利用できる。この手法では、コラボ
レーションをモジュールと呼んで、別のバージョンを作ることができる。
【0016】 図2は、グローバル・コラボレーション・フレームワークの構成要素の一実施
形態の図である。図示されているように、フレームワークにより、ハブ・エンタ
ープライズ2はスポーク・エンタープライズ4およびウェブ・エンタープライズ
6と協同作業することができる。ハブ・エンタープライズ2とスポーク・エンタ
ープライズ4はいずれもグローバル・コラボレーション・マネージャ8を含んで
いる。グローバル・コラボレーション・マネージャ8は、それぞれの内部グロー
バル・コラボレーション・ワークスペース10に連結されて交信している。また
、外部グローバル・コラボレーション・ワークスペース12が、ハブ・エンター
プライズ2、スポーク・エンタープライズ4、およびウェブ・エンタープライズ
6の間でデータを共有する手段となっている。ハブ・エンタープライズ2は、電
子データ交換(EDI)プロセッサ14を介して付加価値通信網(VAN)と協
同作業をすることもできる。また、ハブ・エンタープライズ2は、グローバル・
メッセージ・バス15を使って他のハブ・エンタープライズと通信したり協同作
業をすることができる。
【0017】 稼働中、コラボレーションの主コントローラは、ハブ・エンタープライズ2の
GCMエンジン8であってもよい。ハブ/ハブの関係は、グローバル・メッセー
ジ・バス15によって簡単化でき、また、ハブ/スポーク及びハブ/ウェブの関
係は、外部グローバル・コラボレーション・ワークスペース(GCW)12によ
って簡単化できる。図示されているように、ハブ・エンタープライズ2は、一般
に、内部GCW10と外部GCW12とを持つことができる。内部GCW10は
、内部ユーザ・インタフェースおよびEDIプロセッサ14とのデータの共有お
よび交換に利用できる。外部GCW12は、スポーク・エンタープライズ4よび
ウェブ・エンタープライズとのデータの共有および交換に利用できる。
【0018】 安全性のために、外部GCW12は、DMZの中またはハブ・エンタープライ
ズ2の一連のファイアウォールの外側に設置できる。このように、ハブ・エンタ
ープライズ2の保護された一連のネットワークに外側から直接接続する必要が無
い。外部GCWは、例えば、IIOP、HTTP、およびHTTPSの接続を受
け付けることができる。特に、後の2つの接続は、既存のファイアウォール構成
を相互接続するのに有用である。このように、クライアント側(スポーク・ノー
ドまたはウェブ・ノード)にもサーバ側(ハブ・ノード)にもファイアウォール
構成が不要であり、それにより、より速やかに展開できるソリューションを作る
ことができる。
【0019】 図3は、特定のモジュールを構成するあるソフトウェア要素を強調表示させた
、図2のグローバル・コラボレーション・フレームワークの図である。図示され
ているように、グローバル・コラボレーション・マネージャ・モジュールのソフ
トウェアは、ハブ・エンジン8内、スポーク・エンジン8内、ハブ−ユーザ・ユ
ーザ・インタフェース(UI)内、スポーク−ユーザUI内、およびウェブ−ノ
ードUI内といった場所に存在しうる。また、モジュールは、ハブ・エンタープ
ライズ2およびスポーク・エンタープライズ4上のネイティブ・アプリケーショ
ン17と通信できる。ネイティブ・アプリケーション17との通信は、同期式(
点線)であっても、非同期式(実線)であってもよい。ネイティブ・アプリケー
ション17との非同期通信は、図示されているように、内部GCW10によって
簡単化できる。また、ハブ・エンタープライズ2側にグローバル・シリーズ・デ
ータベース(GSDB)が存在していてもよい。
【0020】 図4は、最適な意志決定を行うためにエンタープライズ内またはエンタープラ
イズ間の協同作業を可能にする、全体が16で示されたシステムの一実施形態の
ブロック図である。図示されているように、システム16は、コンピュータ・シ
ステム上で動作するハブ・エンジン内のプロセスとなりうるハブ・ノード18を
含んでいる。ハブ・ノード18は、やはりコンピュータ・システム上で動作する
ハブ・エンジン内のプロセスとなりうるスポーク・ノード20と結合され、これ
と通信を行う。図示されているように、スポーク・ノード20は、ハブ・ノード
18のエンタープライズ境界22の外側にあってもよい。ハブ・ノード18は、
1つ以上のコンピュータ・システム上で動作するスポーク・エンジン内のプロセ
スとなりうる複数のスポーク・ノード24と結合され、これと通信を行う。ハブ
・ノード18は、コンピュータ・システム上で動作するウェブ・ブラウザ内のプ
ロセスとなりうる複数のウェブ・ノード26と結合され、これと通信を行える。
また、ハブ・ノード18は、EDIシステムとのゲートウェイとなりうるEDI
(電子データ交換)プロキシ28に連結され、これと通信を行う。
【0021】 ハブ・エンジンおよびスポーク・エンジンは、グローバル・コラボレーション
・ワークスペースと共に、グローバル・コラボレーション・マネージャの基本エ
ンティティとなりうる。この環境では、ハブ・エンジンがコラボレーションの主
コントローラである。ハブ・エンジンは、グローバル・コラボレーションならび
にローカル・コラボレーションの両方と連係動作できる。グローバル・コラボレ
ーションは、ハブ・ノード18、スポーク・ノード20と24、およびウェブ・
ノード26にまたがるものである。ローカル・コラボレーションは、任意の単一
機能ハブまたはスポーク/スポーク−グループ上で動作できる。これらのコラボ
レーションは分散させることも可能であるが、ここでは単一エンタープライズの
範囲内にとどまっている。ハブ・エンジンは、ハブ−ユーザ・インタフェース(
UI)ならびにEDIプロキシ28のVAN−EDIプロセッサとも連係動作で
きる。一実施形態において、ハブ・エンジンは、複数のコラボレーションならび
に同一コラボレーションの複数のバージョンと同時に連係動作できるマルチスレ
ッド型のエンジンである。また、ハブ・エンジンは、コラボレーションを動的に
ロードおよび実行できる。
【0022】 スポーク・エンジンは、コラボレーションを開始させるように作用することも
可能である。この環境では、ハブ・エンジンとは異なり、スポーク・エンジンは
独立したエンティティではない。したがって、スポーク・エンジンは、ハブ・エ
ンジンと一緒でなければ、コラボレーションと連係動作できない。また、スポー
ク・エンジンは、別のスポーク・エンジンや別のウェブ・ノードと連係動作する
ことができない。ハブ・エンジンと同様に、スポーク・エンジンもマルチスレッ
ド化が可能で、複数のコラボレーションならびに同一コラボレーションの複数の
バージョンと同時に連係動作できる。スポーク・エンジンも、コラボレーション
を動的にロードおよび実行できる。
【0023】 図5は、グローバル・コラボレーション・ワークスペース30の使用法の一実
施形態のブロック図である。図5で、グローバル・コラボレーション・ワークス
ペース30は、コラボレーション内の種々のエンティティ間でデータ/オブジェ
クトを共有するために使用される主エンティティである。図示されているように
、ワークスペース30は、グローバル・コラボレーション・マネージャ(GCM
)32、ローカル・システム34、ウェブ・サーバ36、ウェブ・インタフェー
ス37、およびネイティブ・アプリケーション38と接続して機能できる。一般
に、オブジェクトは、一方のエンティティによってグローバル・コラボレーショ
ン・ワークスペース30に配置され、他方のエンティティによって検索されるこ
とが可能である。検索は、照会または登録によって達成できる。このように、グ
ローバル・コラボレーション・ワークスペース30は、データベースならびにメ
ッセージ・バスの属性を組み合わせている。
【0024】 グローバル・コラボレーション・ワークスペースは、メモリ内スロットまたは
永久スロットの階層として編成できる。スロットは、待機式のものであっても通
常のものであってもよく、各スロットに細かい許可段階を付けることもできる。
許可段階は、ユーザ別、動作別に割り当てることができる。主な動作は、読出、
書込、取込、および登録である。
【0025】 メモリ内スロットは、データを揮発性メモリに保持する。メモリ内スロットか
らの書込および検索は極めて高速であるが、グローバル・コラボレーション・ワ
ークスペース30が停止した場合にデータが失われる。メモリ内スロットと共に
使用されるとき、グローバル・コラボレーション・ワークスペース30は、セキ
ュリティとメッセージング機能とを備えた高速で確実なメモリ内オブジェクト・
データベースと考えることができる。一方、永久スロットは、そのデータを安定
記憶機構に保持する。永久スロットからの書込および検索はメモリ内スロットか
らの場合よりも遅いが、グローバル・コラボレーション・ワークスペース30が
停止した場合でもデータは失われない。
【0026】 メモリ内スロットを使用するか、永久スロットを使用するかは、アプリケーシ
ョンに応じて決定できる。グローバル・コラボレーション・ワークスペース30
は、オブジェクトの形でデータを記憶するもので、Javaオブジェクト、CO
RBAオブジェクト、または任意のバイト・アレイを記憶することができる。グ
ローバル・コラボレーション・ワークスペース30は、メモリ内の各機能と結合
されて、アイ・ツー・テクノロジーズ社のサプライチェーン・プランナとファク
トリ・プランナなど他のオブジェクト指向メモリ内エンジン間の高速データ共用
機構に適したグローバル・コラボレーション・ワークスペース30を形成する。
【0027】 グローバル・コラボレーション・デザイナ(GCD)は、コラボレーション設
計者が、グローバル・コラボレーション・マネージャを使用して実行されるコラ
ボレーションを対話式に設計、具体化、および配備できるようにするツールであ
る。グローバル・コラボレーション・デザイナの出力は、グローバル・コラボレ
ーション・マネージャが自動的にロードおよび実行できるコードである。グロー
バル・コラボレーション・デザイナにより、設計者は新しいコラボレーションを
作成し、既存のコラボレーションを検索し、別のバージョンのコラボレーション
を作ることができる。グローバル・コラボレーション・デザイナにより、設計者
は、コラボレーション用のハブ・アンド・スポーク式ネットワークを設計し、コ
ラボレーションの事象およびメッセージを設計することもできる。グローバル・
コラボレーション・デザイナは、標準的なオブジェクト・ライブラリと標準的な
コンポーネント・ライブラリとを統合させて、グローバル・コラボレーション・
デザイナの中でより使いやすくすることができる。グローバル・コラボレーショ
ン・デザイナは、同期、非同期、サブワークフロー、AND分割、OR分割、同
期結合、ヘテロキャスト(heterocast)分割、ヘテロキャスト結合等を備えた高
度なマルチエンタープライズ・ワークフローを作成するために利用できる。グロ
ーバル・ワークフローおよび局所ワークフローのいずれも作成可能である。グロ
ーバル・コラボレーション・デザイナは、コラボレーションの自動検証と、グロ
ーバル・コラボレーション・マネージャによって実行されるコードの自動コード
生成とを実行できる。生成されたコードは、所望であれば手作業で編集できる。
また、グローバル・コラボレーション・デザイナは、セキュリティ・マネージャ
構成およびグローバル・コラボレーション・ワークスペース構成の生成を含むコ
ラボレーションの具体例を生成できる。
【0028】 図6は、コラボレーションのライフサイクルの一実施形態の図である。図示さ
れているように、ステップ40で、グローバル・コラボレーション・デザイナを
使用してコラボレーションを設計できる。ステップ42で、グローバル・コラボ
レーション・デザイナを使用してコラボレーションを具体化できる。次に、ステ
ップ44で、グローバル・コラボレーション・デザイナとグローバル・コラボレ
ーション・マネージャを使って、具体化されたコラボレーションを配備できる。
配備後、ステップ46でグローバル・コラボレーション・マネージャを使ってコ
ラボレーションを実行できる。その後、新しい具体例を生成できるし、コラボレ
ーションの新しいバージョンを作成することもできる。新しい具体例を生成する
には、ステップ42に戻る。新バージョンの場合は、ステップ48でグローバル
・コラボレーション・デザイナを使用してコラボレーションを修正できる。
【0029】 シングルドメイン意思決定支援からマルチドメイン意思決定支援への拡張は複
雑になりうる。特に、マルチドメイン意思決定支援によって引き起こされる多数
の問題と、エンタープライズ内およびエンタープライズ間のコラボレーションが
最適意思決定を行うことを可能にする本発明のシステムおよびプロセスが、その
ような問題にどのように取り組んだかを以下の考察部分で述べる。
【0030】 表現の異質性 コラボレーションの1つの問題は、複数のエンタープライズにわたる異質な表
現間に橋をかけることである。コラボレーションが正常に行われる以前に、エン
タープライズ間の異質な表現に橋をかける必要がある。エンタープライズは、し
ばしば同じデータを別な形で表現する。これらの違いは、意味論的な違いから、
技術的な違い、命名の違い等にまで及ぶ。これらの違いに橋をかける1つの明ら
かな解決策は、標準化である。しかしながら、これにより、どの規格に合わせる
かという問題がすぐに生じる。本発明のシステムおよびプロセスでは、そのよう
な要件を回避できる。
【0031】 取り組む必要がある3つの関連基準カテゴリが存在しうることに注意されたい
。これら3つのカテゴリは、形式基準、転送基準、および意味基準である。形式
基準は、データ/オブジェクトを符号化する技術上の形式のことを言う。例とし
て、XML、Java Serial Streams、IIOP Seria
l Streams、およびEDI形式などがある。転送基準は、データを次々
に伝達するために使用される。これらは、HTTP、IIOP、RMI、DCO
M、FTP, 付加価値通信網、 MQSeriesのような非同期メッセージ
・バス等を含むことができる。第3の意味基準は、データの意味内容を記述する
方法である。例として、EDI、I2 COMMON DATA MODEL(
CDM)などがある。
【0032】 この見解で基準について考えると、前述の問題は自ずと理解できる。既存の基
準の多くが前述の二つ以上のカテゴリを扱っているが、種々の基準の考察は、ど
のカテゴリが論じられるかの類別を行わないことから、今日、多くの混乱を招い
ている。例えば、EDIは本質的には意味基準であるが、一般に形式基準(ED
Iファイル形式)および転送基準(付加価値通信網)も含んでいる。これが理解
されれば、EDI意味基準を他の2つから切り離せることが明らかになる。した
がって、意味EDIオブジェクトは、Java Serial Streams
などの別の形式に符号化でき、HTTPなどの他の転送基準で転送できる。同様
に、XMLは本質的には、種々の意味基準を符号化するために利用できる形式基
準である。EDIをXMLに符号化するための作業が進められている。
【0033】 いくつかの形式基準は、XML、EDI形式、Java Serial St
reams(Java言語やJavaプラットフォームとの混乱を避けるために
、Java形式と呼ぶ) およびIIOP Serial Streamsなど
、現在のグローバル・コラボレーション・マネージャでサポートできる。一実施
形態では、これらのうちのJava形式が基本形式であり、その他が派生形式で
ある。基本形式としてJava形式が選択されたのは、Java形式が他の形式
を生成する挙動を含むことができるからである。XML、EDI、およびIIO
P形式は、Java形式から派生させることができる。
【0034】 図7A及び7Bは、アイ・ツー・テクノロジーズ社からの共通ソフトがリレー
ションシップの両側に存在している状況と、していない状況の図である。例えば
、図示されているように、両側にRHYTHM GLOBAL COLLABO
RATION MANAGERがある場合、中間形式に変換しても何も得られな
い。これは不要な非能率を招き、データ(オブジェクトではない)だけが交換可
能であり、アプリケーションの範囲を限定するものである。したがって、両側に
同じソフトウェアが存在する場合、2進Javaオブジェクトを直接に交換でき
る。他方、例えば、RHYTHM GLOBAL COLLABORATION
MANAGERが片側にしか存在しない場合、XMLまたはEDI形式の「オ
ブジェクト」を生成(アウトバウンド)および解釈(インバウンド)できる。
【0035】 転送基準に関して述べると、当該グローバル・コラボレーション・マネージャ
は、HTTP、IIOP、および非同期メッセージ・バスを含む種々の転送基準
をサポートできる。以下に多関係タイプの処理について詳述する。
【0036】 意味基準について述べると、当該グローバル・コラボレーション・マネージャ
は主として2つの意味基準、EDIとRHYTHM−CDM、をサポートできる
。EDIがサポート可能であるのは、EDIが一般に最も普及している意味基準
だからである。しかしながら、これには、プランニング・ドメインの深い部分を
範囲に含まないという欠点(数ある中で)がある。他方、RHYTHM−CDM
は、プランニング・ドメインの深い部分を範囲に含み、マルチエンタープライズ
意思決定支援を実行するのに適切な構造を提供する。また、この形式は、アイ・
ツー・テクノロジーズ社のプランニング・エンジンのすべてによってサポートさ
れている。
【0037】 一般に、EDIなどの公認基準の問題の1つは、エンタープライズが交換した
い種類のデータ/オブジェクトに十分に対応していない場合があることである。
また、特定のオブジェクト上で標準化するために基準本体を待つことがオプショ
ンでないことがあり、公認基準を使用することによってサプライチェーンが特に
競争に有利な利点を有しない。前述および他の理由により、当該グローバル・コ
ラボレーション・マネージャは、独自のコミュニティ基準をサポートすることに
よって別の標準化法をサポートしている。エンタープライズのコミュニティは、
例えばRHYTHM−GCDを利用して、当該コミュニティだけに関連がある基
準セットを考案することができる。RHYTHM−GCDは、これらの独自のコ
ミュニティ基準をサポートし、実施する。RHYTHM−GCDは、独自のコミ
ュニティ基準を構成しうるビルディング・ブロック・オブジェクトから成るライ
ブラリもサポートする。独自のコミュニティ基準は、当該エンタープライズが交
換したい種類のデータ/オブジェクトを正確に対象として含むように設計できる
;特定の基準に同意する必要があるのは関係当事者だけなので、プロセスが基準
本体を待つよりもはるかに速い;パートナーの種々のカテゴリに合わせて種々の
基準を(極端な場合はパートナー毎に別々の基準を)開発できる;競争相手を越
える競争利益をサプライチェーンに与える基準を開発できる等、数多くの利点が
ある。
【0038】 多関係タイプ コラボレーションを可能にするための別の問題は、多関係タイプの扱いである
。エンタープライズは、そのパートナーとの間に種々のタイプの関係を持ってい
る。関係が異なるケースとして、一方は大きな取引相手間、他方は小さな取引相
手間の場合;サプライチェーンに与える影響がほぼ同等であるエンタープライズ
間と、サプライチェーンに与える影響が等しくないエンタープライズ間の場合;
一方は高度な技術程度を備えたエンタープライズ間、他方は等しくない技術程度
を備えたエンタープライズ間、がある。理解される通り、これらの異なる関係タ
イプは別々に処理されるべきである。
【0039】 当該グローバル・コラボレーション・マネージャは、エンタープライズ間の関
係を、上に説明され図4に記載されているハブ・アンド・スポーク式のネットワ
ークとして構成できる。当該実施形態の4タイプの関係は、ハブ/ウェブ、ハブ
/VAN−EDI、ハブ/スポーク、およびハブ/ハブである。各関係タイプに
、その適切用途がある。
【0040】 ハブ/ウェブについて述べると、人々が今日の電子商取引について話すとき、
ウェブ・ブラウザといくつかの集中サーバとが通信するアーキテクチャを含意す
ることが多い。このアーキテクチャは、このアーキテクチャをサポートするイン
フラストラクチャが一般に既に所定の位置にある、サーバ側に管理を集中させる
ことができるなど、いくつかの利点を有している。しかしながら、このアーキテ
クチャは、ウェブ・ブラウザ側に人間が存在している必要がある、という大きな
欠点も備えている。そのため、システム間の自動化が不可能である。前述および
他の賛否に基づき、この関係タイプは、エンタープライズが、重要度の低いパー
トナーまたは技術程度の低いパートナーとデータ交換する必要がある場合に適切
でありうる。
【0041】 ハブ/VAN−EDIについて述べると、今日、エンタープライズ間の電子取
引の大部分は、付加価値ネットワーク全体にEDIを送ることによって行われて
いる。この方法の利点は、システム間の統合が可能であり、今日、一般にサポー
トされていることである。この方法の欠点は、独自のVANにデータを送信する
ための多大なコスト、真の標準化が存在しないことによる高い管理費、真の「基
準」をエンタープライズに適した形に変換するためだけのサード・パーティ・ツ
ールが必要であること、システムと人とを統合するためのサポートが存在しない
こと、独自基準または企業基準のサポートが存在しないことである。前述および
他の賛否両論に基づき、この関係タイプは、レガシーVAN−EDI環境をサポ
ートするときに適切でありうる。
【0042】 ハブ/スポークについて述べると、この関係タイプも、VAN−EDIのよう
にシステム間の統合を可能にする。構造的には、ハブ/スポークは、ハブ・エン
ジンとスポーク・エンジンとの間のコラボレーションである。ハブ/スポーク関
係は、VAN−EDIと比較し、公衆網の利用によりネットワーク費用を削減で
きる、ハブ/スポーク関係インフラストラクチャの大部分を一元的に配備して管
理できるので管理費がVAN−EDIよりはるかに安い、(ただのデータに加え
)真のオブジェクトを交換により、更に高度なコラボレーションが可能となる、
EDI、I2−CDM、独自コミュニティ基準を含む複数の意味基準をサポート
できる、という利点を有することができる。前述の特徴に基づき、ハブ/スポー
クの関係は、高度なシステム間コラボレーションを実行することを望むエンター
プライズ間に適切でありうる。また、エンタープライズのいずれかにもアイ・ツ
ー・テクノロジーズ社のソフトウェアが存在していない場合にも適切でありうる
。これは、ハブ・エンタープライズによってハブ/スポークの関係が一元的に配
備されるからである。
【0043】 ハブ/ハブについて述べると、この関係は、ハブとスポーク・エンジン間では
なく2つのハブ・エンジン間で実行されることを除き、ハブ/スポークと同様で
ある。この特徴に基づき、ハブ/ハブの関係は、高度なシステム間コラボレーシ
ョンを実行することを望むエンタープライズ間に適切でありうる。また、ハブ/
ハブの関係は、2つのエンタープライズがそれぞれ別々にRHYTHM−GCM
を購入して、ハブ・エンジンをセットアップした場合にも適切でありうる。
【0044】 ハブ・エンジンとスポーク・エンジンの間には、いくつかの違いがある。一般
に、ハブ・エンジンの機能は、スポーク・エンジンの機能のスーパーセットであ
る。次の表に、いくつかの違いの例を示す。
【0045】
【表1】
【0046】 セキュリティ コラボレーションの別の問題は、広範囲なセキュリティを提供するという課題
である。エンタープライズが効率的に協同作業できる以前に、セキュリティの問
題に取り組む必要がある。協同作業環境では、セキュリティに対して数多くの異
なる側面が存在する。マルチエンタープライズ協同作業フレームワークは、これ
ら異なる側面のすべてに取り組むべきである。協同的なセキュリティフレームワ
ークに対する要件として、二者間で交換されるデータは二者のみが見るべきであ
る、二者間で交換されるデータは、不正操作がきかないようになっていなくては
ならない、エンタープライズは、パートナーが、エンタープライズの要求した本
人であることを確認できなくてはらない、フレームワークは相手ネットワークに
新しいセキュリティ・ホールを持ち込んではならない、フレームワークはセット
アップおよび管理が比較的簡単でなくてはならない、といったことを含むことが
できる。
【0047】 安全確実な協同作業フレームワークは、前述の要件に取り組む総合的なセキュ
リティ戦略を実施することによって実現できる。一実施形態において、この戦略
は、技術的セキュリティ、許可フレームワーク、およびデータ分割という3種類
の側面を有する。
【0048】 技術セキュリティは、セキュリティを保証するために使用される技術的手段の
ことである。このセキュリティは、プライバシー、認証、およびデータ保全性を
提供するために利用できる。プライバシーは、無許可の人間がデータを見ること
ができないようにするものである。認証は、コラボレーションの当事者が、本当
にコラボレーション当事者となることを要求した本人であるかどうかの認証を含
む。データ保全性は、無許可の人間が送信データをいずれかの方法で変更できな
いようにすることを含む。
【0049】 厳密なセキュリティ方法は、先に述べた関係タイプに基づいて変わることがで
きる。例えば1つの手法を次の表に詳述する。
【0050】
【表2】
【0051】 表から分かるように、ハブ/VAN EDIを除くすべての関係タイプは、S
SL 3.0を通じてセキュリティを支援できる。
【0052】 SSL 3.0は、ソケットをベースにしている接続に対する公開鍵暗号をサ
ポートするために使用される業界基準プロトコルであり、プライバシー、サーバ
と同様のクライアント認証、データ保全性、および認可管理を提供する。SSL
3.0は、RSA法およびディッフィ−ヘルマン法を含むいくつかの公開鍵暗
号化アルゴリズムを組み込むことができる高レベルのプロトコルである。
【0053】 SSL接続が完了すると、次の段階はユーザ名−パスワードの認証である。こ
れは、SSL 3.0自体が提供する認証を越える認証である。パスワードは、
PKCS5パスワードを使用した暗号化(RSA標準)を使用して記憶できる。
ユーザまたはスポークの認証がなされると、アクセス・トークンに戻される。こ
のアクセス・トークンは、管理者が指定可能な存続時間を有する。ユーザは、ア
クセス・トークンの有効期限の時間内でシステムにアクセスできる。これは、ア
クセス毎の認証が必要でないという有益な効果がある。アクセスされる各アプリ
ケーションは、セキュリティ・マネージャの署名(セキュリティ・マネージャの
専用鍵を使って暗号化されたダイジェスト)を確認することによって、アクセス
・トークンを認証する。
【0054】 技術的セキュリティ・フレームワークは、セキュリティ機構の一部である。他
の部分は、コラボレーション自体の設計と一緒に行わなくてはならない。フレー
ムワークにより、エンタープライズは、他のエンタープライズが実行可能な種々
のアクティビティに対して簡単に許可を付与することができる。グローバル・コ
ラボレーション・ワークスペースは、階層内の種々のデータ要素に対して別個の
許可を付ける階層許可モデルをサポートできる。特に、ユーザ固有およびスポー
ク固有の読出、書込、取込、および登録許可をサポートできる。従って、エンタ
ープライズは、誰がどのデータを読み出すことができ、誰がどのデータを書き込
むことができ、誰がどのデータを取り込むことができ、誰がどのデータの書込通
知を登録できるか、を細かく調整することができる。
【0055】 コラボレーション・フレームワーク・セキュリティ戦略の第3の要素は、種々
のコラボレーション・ワークスペースにデータを分割する機能である。特に、協
同作業ワークスペースは、内部協同作業ワークスペースと外部協同作業ワークス
ペースに分割され、関係者が真に共有する必要があるデータだけが外部協同作業
ワークスペースにある。その他は、内部協同作業ワークスペースにある。外部協
同作業ワークスペースは、一連のファイアウォールの外側、あるいはエクストラ
ネットまたはDMZの中に存在するように設計されている。コラボレーション・
フレームワークの設計に際し、(そうすることもできるが)一連のファイアウォ
ールを通じて外部協同作業ワークスペースをイントラネットに接続する必要がな
い。
【0056】 一実施形態において、グローバル・コラボレーションは、外部および内部協同
作業ワークスペースの両方を使用できる。局所コラボレーションは内部協同作業
ワークスペースしか使用しないので、相手エンタープライズからは全く見えない
。グローバル・コラボレーションの場合でさえ、関連部分が使用するのは外部コ
ラボレーション・ワークスペースである。また、前述の許可フレームワークのた
めに、それぞれの相手エンタープライズは、それ自身のデータしか見ること(書
込、読出、取込、登録)ができない。
【0057】 図8は、ハブ/スポークおよびハブ/ウェブの場合のセキュリティ構成の一実
施形態のブロック図である。図示されているように、ハブ・エンタープライズ5
0は、内部グローバル・コラボレーション・ワークスペース52と外部グローバ
ル・コラボレーション・ワークスペース54に連結され、これらと通信する。ス
ポーク・エンタープライズ56とウェブ・エンタープライズ58は、ウェブサー
バ60を通じて、外部グローバル・コラボレーション・ワークスペース54に接
続されている。ハブ・エンタープライズ50と同様に、スポーク・エンタープラ
イズ56は、内部グローバル・コラボレーション・ワークスペース62を有する
。エンタープライズ50、56、および58は、関連するファイアウォールによ
って保護でき、また、ウェブ・サーバ60と外部グローバル・コラボレーション
・ワークスペース54とによって形成されているエクストラネットは、フィルタ
リング・ルータとHTTPに適用されるSSL 3.0を介した通信とによって
保護できる。
【0058】 図9は、ハブ/ハブの場合のセキュリティ構成の一実施形態のブロック図であ
る。図示されているように、ハブ・エンタープライズ64とハブ・エンタープラ
イズ66は、SSL 3.0保護TCP/IPの接続により通信できる。この通
信は、別々のグローバル・メッセージ・ブローカ68と69の間で可能である。
両方のハブ・エンタープライズ64と66は、図示されているように、ファイア
ウォールで保護されている。
【0059】 エンタープライズ間のワークフロー マルチエンタープライズ意思決定支援の問題の1つは、閉ループのコラボレー
ションが無いことである。その代わり、データは、あるエンタープライズから次
のエンタープライズに、整合のとれたワークフローなしで送られる。閉ループ・
コラボレーションを実現するために、マルチエンタープライズのワークフローの
作成を支援する必要がある。当該グローバル・コラボレーション・マネージャお
よびグローバル・コラボレーション・デザイナにより、高度なマルチエンタープ
ライズ・ワークフローを構築、配備、監視、および変更することが可能になる。
【0060】 一般に、「ワークフロー」は、いくつかのタスクを一緒に実行するデータフロ
ーによってつなぎ合わされた「アクティビティ」セットでありうる。ワークフロ
ーは、一般に、ワークフロー・エンジン上で実行される。「分散型ワークフロー
」とは、複数のワークフロー・エンジン上で実行されるワークフローのことを言
う。言い換えると、ワークフローのいろいろな部分が、別々のエンジン上で実行
される、ということである。「ノード」は、分散型ワークフローの種々のワーク
フロー・エンジンが実行される抽象的なエンティティのことを言い、「ノード・
グループ」は、何らかの特徴毎に分類されたノード・セットでありうる。「マル
チエンタープライズ分散型ワークフロー」は、ノードがエンタープライズである
分散型ワークフローでありうる。
【0061】 ワークフローのパラメータ化は、エンタープライズ・コラボレーションにとっ
て重要でありうる。「パラメトリック・ワークフロー」は、何らかの変数につい
てパラメータ化されたワークフローであり、正規のもの、または分配されるもの
でありうる。種々の値のパラメータ変数を利用してパラメータ・ワークフローを
具体化することにより、ワークフローの種々の具体例ができる。「ノード・グル
ープ内のノードについてパラメータ化された分散型ワークフロー」とは、ワーク
フローのパラメータが、ノード・グループ内のノードである分散型ワークフロー
のことを言う。従って、ワークフローが具体化されるとき、ワークフローは、ノ
ード・グループ内の特定ノードに合わせて調整される。
【0062】 当該グローバル・コラボレーションによってサポートできる、ワークフローに
とって重要ないくつかの特性がある。これらのワークフローは強分類される(st
rongly typed)。強分類を行うことは、堅固で誤りのないワークフローを生成す
る上で不可欠でありうる。本質的に、強分類を行うことによってメッセージタイ
プは設計時に保証される。例えば、資材明細書を送信するようにワークフローを
設計する場合、強分類を行うことにより、資材明細書以外のオブジェクトの送信
が物理的に不可能になる。グローバル・コラボレーション・デザイナを利用して
設計され、グローバル・コラボレーション・マネージャによって実行されるワー
クフローの場合、正しくないタイプのオブジェクトを送ることを不可能にするこ
とさえも可能である。この機能は、堅固で誤りのないワークフローを作る上で重
要である。
【0063】 強分類にもかかわらず、例えば、不適切なオブジェクト・タイプがワークフロ
ーを通過できると考えられる2つの径路がある。ワークフローの設計者側の誤り
によるものと、ワークフローを傷つけようとする誰かの悪意のある試みによるも
のである。その両方の径路に対し、対処可能である。第1のものは、設計時の誤
りが、そのような径路を通過できないようにすることによって対処できる。第2
のものは、前述の公開鍵暗号化または他の暗号化方式(保全特性)を使用するこ
とにより、データフローに対する不正操作を防止することによって対処できる。
【0064】 別の重要特性は、グループについてパラメータ化されたワークフローのサポー
トである。マルチエンタープライズ・ワークフローの中には、多数のエンタープ
ライズを含んでいるものがある。そのような場合、パートナー毎に個別化したワ
ークフローを作成することは無理になる。そうではなく、パートナーのグループ
についてパラメータ化されるワークフローを作成することが有利である。例えば
、調達部門において、2つのグループが第1供給元と第2供給元であってもよい
。第1供給元グループは、あるタイプのワークフローを有し、第2供給元グルー
プは別のタイプのワークフローを有することができる。グループベースのワーク
フローは、実行時に、グループ・メンバー向けに実際のワークフローを作成でき
るという意味で、パラメトリックでありうる。
【0065】 マルチエンタープライズ環境では、エンタープライズは、例えば、潜在的に数
百または数千の他のエンタープライズと協同作業することもできる。それぞれの
コラボレーションまたはマルチエンタープライズ・ワークフローは、潜在的に(
そして、一般に)独自のものである。しかしながら、エンタープライズのパート
ナーとの数千の専用ワークフローを設計することは望ましくないし、実現可能で
もない。他方、これらのワークフローの多くは、基礎となるパラメータ化された
ワークフロー上ではパラメータ的変形例であるに過ぎない。例えば、企業Aは、
小売業者、代理店、直売所等と(販売に関して)協同作業しているかもしれない
。従って、種々のパートナーをグループ化することは意味がある。グループ化の
例として、ウォールマート社(WalMart);シアーズ社(Sears);
ウォールマート社とシアーズ社を除く他の小売業者(グループ);第1代理店(
グループ)と第2代理店(グループ)にすることもできる。ここで、例えば、第
1代理店グループの全メンバーとのワークフローは、当該グループの特定代理店
についてパラメータ化された基礎パラメトリック分散型ワークフローを変化させ
たものである。
【0066】 グループについてパラメータ化されたワークフローは、HETEROCAST
INGワークフロー定義法によってサポートできる。HETEROCASTIN
Gワークフロー定義法は一般に、パラメータの差に基づいて異種のワークフロー
を具体化するためにパラメータ化されたワークフロー定義を使用するものである
。このように、HETEROCASTING定義法により、非パラメータ的分散
型ワークフローを(ビジュアル・デザイン・ツールを通じて)ノード・グループ
内のノードに対して容易にパラメータ化することができる。この定義を実施する
ために、HETEROCAST分割アクティビティとHETEROCAST結合
アクティビティという2つのワークフロー・アクティビティを使用できる。HE
TEROCAST分割とHETEROCAST結合の間のすべてのアクティビテ
ィは、これらのアクティビティに該当するノード・グループのノードについてパ
ラメータ化される。
【0067】 図10は、複数のグループについてのパラメータ化を含むエンタープライズ間
ワークフロー設計の一実施形態の図である。図示されているように、ワークフロ
ーは、何らかの事象を待つ受信アクティビティ70から開始できる。アクティビ
ティ70は、並列アクティビティ71に連結され、並列アクティビティ71はサ
ブ・ワークフロー72とヘテロキャスト分割73と連結している。サブ・ワーク
フロー自体は、ワークフロー定義を含むことができる。HETEROCASTI
NGについて述べると、ヘテロキャスト分割73後のワークフローは、パラメー
タ化される。従って、図10の例では、アクティビティ74は、パラメ−タ化ア
クティビティである。アクティビティ74の後、ヘテロキャスト結合75は、ア
クティビティ74からのフローを受け入れる。サブ・ワークフロー72とヘテロ
キャスト結合75は、同期または非同期結合76に連結されており、同期または
非同期結合76は、さらに統合イベント77(例えば、マルチキャスティング)
に連結されている。図10のようなワークフローは、当該グローバル・コラボレ
ーション・デザイナを使用して設計でき、各ワークフローがエンタープライズ間
意思決定支援できるようにする。ワークフローは、当該グローバル・コラボレー
ション・マネージャを通じて具体化および実行できる。
【0068】 図11は、ワークフローの設計を修正する変更管理の一実施形態の図である。
図示されているように、最初のワークフローの設計は、並列アクティビティ分割
71に連結されたイベント70を有することができる。アクティビティ分割71
とアクティビティ結合76の間には、例えば、2つのアクティビティ78があっ
てもよい。このワークフローは、設計後、グローバル・コラボレーション・マネ
ージャによって具体化および実行できる。ワークフローに対して変更を行う必要
がある場合、グローバル・コラボレーション・デザイナは、変更時のトラブルを
著しく軽減する。例えば、新規アクティビティ79を分割71と結合76の間に
追加できる。その後、ワークフローを一元的に再具体化して実行することができ
る。
【0069】 特に、HETEROCAST法により、ノード・グループのノードについてパ
ラメータ化した分散型ワークフローを構築できる。これにより、個々のグループ
・メンバーの個々のワークフローの設計に莫大な生産利得を与えることができる
。また、この手法により、数百または数千の可能なパートナーと共に、高度なエ
ンタープライズ間ワークフローの設計および試作が高速化される。この手法は、
全く同じメッセージを種々のノード(パートナー)に送出する従来の「マルチキ
ャスト」と区別されるべきである。本質的には、マルチキャストでは、複数のノ
ードに対して全く同じように実行される単一ワークフローが設計される。これは
、ワークフロー実行対象のノードに基づいてワークフローが違ったように実行さ
れるHETEROCASTING法とは異なっている。
【0070】 第3の重要特性は、役割ベースのワークフローのサポートである。役割ベース
のワークフローにより、一般的な役割を利用してワークフローを指定できる。こ
の機能により、種々の筋書で具体化できる一般的な、すなわちテンプレート付き
のワークフローを作ることができる。例えば、役割タイプを、パートナー役、ス
ポーク役、スポーク・グループ役、ウェブ役、ウェブ・グループ役、ユーザ役に
してもよい。役割の例として、パートナー役とは、パートナーが果たす種々の役
割のことを言う。したがって、調達の場合のパートナーの役割の1つは、第1供
給元と第2供給元である。
【0071】 役割ベースのワークフローは、ワークフローの設計および実行に3段階の概念
をもたらすことができる。設計段階は、役割ベースのワークフローを規定する段
階である。具体化段階は、役割を具体例に割り当てる段階である。例えば、第1
供給元を第1の会社に割り当て、PO承認者をジョン・ドゥに割り当てることも
できる。第3の実行時段階は、具体化されたワークフローを実行する段階である
【0072】 更に別の重要な特徴は、自動化ワークフローとユーザ指向ワークフローとの統
合である。ワークフローは、自動化されたシステム間ワークフローとユーザ・イ
ンタフェース・ワークフローという2つの種類があると説明されることが多い。
完全に自動化されたワークフローも存在しているし、完全にユーザ駆動のワーク
フローも存在しているが、大部分のワークフローは、自動化要素とユーザ・イン
タフェース要素とを持っている。当該グローバル・コラボレーション・マネージ
ャおよびグローバル・コラボレーション・デザイナは、ワークフローのタイプに
このような人工的な区別をする必要がない。そのため、ワークフローは部分的に
自動化し、他の部分をユーザと相互作用させることができる。自動化部分とユー
ザ部分の両方とも、複数のエンタープライズをつなぐことができる。
【0073】 外界との統合 図12は、ワークフローと外界との統合の一実施形態の図である。既出部分に
記載されているように、高度なエンタープライズ間およびエンタープライズ内ワ
ークフローを作成できる。これらのワークフローは、種々の構成でつなぎ合わさ
れている複数のアクティビティから作ることができる。ワークフローの種々のア
クティビティが何を行うかについては何ら制限はないが、これらのアクティビテ
ィの主要タスクのうちの1つは、外界との統合である。図12に、コンポーネン
トベースの統合法を利用して、どのようにワークフローと外界とを統合させるこ
とができるかを示す。コンポーネントは、アクセッサ80、トランスフォーマ8
2、転送オブジェクト84、アダプタおよびフロー86を含むことができる。
【0074】 グローバル・コラボレーション・マネージャは、コンポーネント・ベースの統
合モデルをサポートできる。コンポーネント・ベースの統合モデルを採用するこ
とにより、統合を行う際に柔軟性がもたらされる。コンポーネントには、単純コ
ンポーネント(primitive component)と複合コンポーネン
ト(compound component)の2タイプがある。単純コンポー
ネントとして、アクセッサ80、トランスフォーマ82、および転送オブジェク
ト84などがある。複合コンポーネントは、アダプタおよびフロー86などであ
る。複合コンポーネントは、単純コンポーネントで構築されている。この手法で
は、アクセッサ80は、SCP(サプライチェーン・プランナ)、SAP、リレ
ーショナル・データベース、ウェブ・サーバ、eメール、メッセージ・バスなど
の外部ソースにアクセスするために使用される。アクセッサ80は、データソー
スおよびデータ宛先と読出、書込、または通信を行うために使用できる。トラン
スフォーマ82は、データをある形態から別の形態に変換するために使用できる
。転送オブジェクト84は、アクティビティ間またはエンタープライズ間で受け
渡し可能なオブジェクトである。転送オブジェクト84は、必要に応じてEDI
、XML、CORBA構造等に変換できるものでもよい。アクセッサ80とトラ
ンスフォーマ82は、一緒に連なってフローを形成できる。図13に示されてい
るように、フロー全体を1回のアクティビティで実行できる。
【0075】 図13は、1回のアクティビティ92で実行されるデータフローの一実施形態
の図である。図示されているように、データソース90は、アクセッサ・コンポ
ーネント94からアクセス可能であり、また、アクセッサ・コンポーネント94
にデータを供給できる。また、アクセッサ・コンポーネント94は、第2のアク
セッサ・コンポーネント100にデータを供給するトランスフォーマ・コンポー
ネント96と98を通じてデータを受け渡すことができる。その後、データはデ
ータ宛先102に記憶される。
【0076】 図14は、複数のアクティビティ104と106に関して分割されたデータフ
ローの一実施形態の図である。図示されているように、図14のフローは、トラ
ンスフォーマ・コンポーネント96と98が、別々のアクティビティ104と1
06の中にあり、転送オブジェクトによって連絡されている点が図13のものと
異なっている。マルチエンタープライズのデータフローは、図13でなく図14
のモデルを基礎とすることができる。
【0077】 変換について述べると、一実施形態において、I2 CDMを使用した変換と
直接変換との2種類の基本変換タイプがサポートされる。I2 CDMを使用し
た変換は、アイ・ツー・テクノロジー社のCOMMON DATA MODEL
(CDM)に基づくものである。CDMは、リレーショナル形にもオブジェクト
形にも利用可能な抽象スキーマである。
【0078】 図15は、I2−CDMをベースにした変換モデルの一実施形態のブロック図
である。図示されているように、トランスフォーマとアクセッサを結合して、ア
プリケーション・データをCDMデータ・オブジェクト110に変換したり、そ
の逆を行ったりすることができる。例えば、SCPアクセッサによってSCPデ
ータ114からSUPPLY CHAIN PLANNER (SCP)オブジ
ェクト112を作成できる。その後、SCPオブジェクト112は、SCP−C
DMトランスフォーマによってCDMオブジェクト110に変換できる。同様に
、SAPアクセッサによってSAPデータ118からSAPオブジェクト116
を作成できる。その後、SAPオブジェクト116は、SAP−CDMトランス
フォーマによってCDMオブジェクト110に変換できる。他のアクセッサおよ
びトランスフォーマでそうであるように、SAPアクセッサおよびトランスフォ
ーマを組み合わせて、CDMベースの変換に利用できる標準的なSAP−CDM
アダプタ120にすることができる。別の例として、BAANアクセッサによっ
て、BAANデータ124からBAANオブジェクト122を作成できる。その
後、BAANオブジェクト122は、BAAN−CDMトランスフォーマによっ
てCDMオブジェクト110に変換できる。これらの変換は別の方向にも働く。
【0079】 図16は、直接変換の一実施形態の図である。直接トランスフォーマの場合、
オブジェクトは、中間形式を通らずに一つの形態から別の形態に変換される。例
えば、図16に示されているように、SUPPLY CHAIN PLANNE
R (SCP)アクセッサがSCPデータ130にアクセスしてSCPオブジェ
クト132が作成される。SCPオブジェクト132は、FACTORY PL
ANNER (FP)オブジェクト134に直接に変換される。FPオブジェク
ト134は、その後、FPアクセッサを通じてFPデータ136となりうる。こ
のデータフローは、別の方向にも作用しうる。
【0080】 これらのプロセスには、アクセスおよび変換可能な、リレーショナル・レベル
(テーブル)、汎用オブジェクト・レベル(ツリー、グラフ、マトリックス等)
および特定オブジェクト・レベル(資材明細書、プラン等)などの細分化された
種々のレベルが存在している。アクセス権は1つのレベル(例えば、テーブル)
でしか得られないが、別のレベル(例えば、汎用オブジェクト)での変換が適し
ていることもある。例えば、階層集約(変換の形態)は、しばしばツリー・オブ
ジェクトに適している。しかしながら、表の形でしかデータにアクセスできない
こともある。この場合、例えば、データにテーブル・レベルでアクセスし、ツリ
ーに変換し、そしてそれに階層集約を適用しなくてはならない。
【0081】 図17は、異なるアクセスおよび変換レベルの一実施形態の図である。図示さ
れているように、アクセスおよび変換は3つのレベルを持つことができる。第1
のレベル140は、表のアクセスおよび変換を含むことができる。第2のレベル
142は、汎用オブジェクト(ツリー、グラフ等)のアクセスと変換を含むこと
ができ、第3のレベルは、特定オブジェクト(資材明細書、プラン等)のアクセ
スと変換を含むことができる。アプリケーション形式間の変換の他に、図示され
ているように3レベル間の変換があってもよい。
【0082】 コラボレーションの配備 マルチエンタープライズ・コラボレーション・システムの重要要素の1つは、
コラボレーション配備の容易さである。前述のように、当該グローバル・コラボ
レーション・マネージャは、ハブ/ウェブ、ハブ/スポーク、ハブ/ハブ、およ
びハブ/VAN−EDIという4種類のパートナー関係をサポートできる。これ
らの4種類のうち、ハブ/ウェブは、従来のウェブ・アプリケーションのあらゆ
る配備特性を有する。ハブ/VAN−EDIは、既存のVAN−EDIインフラ
ストラクチャに影響を及ぼす範囲まで配備可能である。ハブ/ウェブ関係は高度
に配備可能であるが、関係のウェブ側に人間を要するという問題がある。すなわ
ち、これは、システム間コラボレーションには適合しない可能性がある。
【0083】 ハブ/スポーク・ソリューションは、システム間コラボレーション環境に最大
の配備可能性を与えることができる。ハブ/スポーク領域において、スポーク・
エンジンはウェブ・ブラウザと類似し、コラボレーションのスポーク部はウェブ
・ページまたはアプレットと類似している。ウェブ・ページまたはアプレットと
同様に、コラボレーションのスポーク部は、集中的に設計されて遠隔スポーク・
エンジンに配備される。ウェブ・ページまたはアプレットと異なり、遠隔から実
行する必要のある統合業務が依然として存在している。この遠隔統合は不可避で
あるが、コラボレーションのスポーク部によって制限し正確に規定できる。
【0084】 配備可能性の別の側面は、バージョン管理処理である。設計および配備された
コラボレーションは、時間の経過に伴って(種々の方法で)変更が必要になるこ
とが多い。初期バージョンのように、コラボレーションの後続バージョンを簡単
に配備できることが重要である。当該グローバル・コラボレーション・マネージ
ャは、コラボレーションのバージョン管理と集中再配備とを完全にサポートでき
る。また、コラボレーションの種々のバージョンは、互いに影響を及ぼすことな
く同時に実行可能である。これにより、既存バージョンを段階的に体好く廃止し
ながら、別のバージョンを段階的に導入していくことができる。
【0085】 当該グローバル・コラボレーション・マネージャの配備特性の別の要素は、既
存のインフラストラクチャの強化である。この要素は、例えば、既存のウェブ・
プロトコルに基づいたハブ/スポーク関係のサポートで明らかである。既存のウ
ェブ・プロトコルに基づいてハブ/スポークをサポートすることは、既存のウェ
ブ・インフラストラクチャの変更または再構成が必要ないため、高速配備にとっ
て重要である。これに関する大幅な時間の節約は、既に所定の場所にあるかも知
れない、注意深く設計されたファイアウォールおよびセキュリティ・インフラス
トラクチャを修正する必要が無くなることに起因する。
【0086】 多コラボレーション対多コラボレーションのサポート 本発明のハブ/スポークアーキテクチャは、扱いやすさと配備しやすさを提供
するものである。しかしながら、実際には、エンタープライズは、更に別のエン
タープライズと協同作業を行う数多くのエンタープライズと協同作業する。従っ
て、エンタープライズはしばしば協同作業ウェブまたはグラフを形成する。これ
は、スポーク・エンジンの代わりにハブ・エンジンを随時使用する機能を介して
サポートできる。この代用機能により、多コラボレーション対多コラボレーショ
ン・ウェブは、一度にではなく有機的に成長することができる。
【0087】 図18は、コラボレーション内のスポーク・エンジンの代わりにハブ・エンジ
ンを使っている一実施形態の図である。図示されているように、エンタープライ
ズ(EI)は、それ自体にハブ・エンジン150を配備し、そのパートナー・サ
イトの全部にスポーク・エンジン152を配備することもできる。特に、スポー
ク・エンジン154は、パートナー側(E2)にあってもよい。パートナー側(
E2)が、自己のコラボレーションの設計および制御を希望する場合、スポーク
・エンジン154とハブ・エンジン156を交換できる。E1から見ると、E2
は、依然としてE1のコラボレーション内のスポークでありうる。しかしながら
、今やこのスポークは、スポーク・エンジン158によりそれ自体のコラボレー
ションを制御できるハブ・エンジン156上で動作している。また、スポーク・
エンジン160と162は、E3に代わってハブ・エンジン150およびハブ・
エンジン156の両方と対話する第3のエンティティ(E3)と対応付けること
もできる。
【0088】 フレームワークの拡張 本願のフレームワークの重要側面は拡張性である。拡張性無くしては、フレー
ムワークは直面する新しい状況や課題を処理しえない。この拡張性に対して、い
くつかの異なる次元がある。例えば、拡張性の主領域の1つは、意味オブジェク
ト基準の領域にある。サポートしている基準が、特定の問題に対して不十分な場
合、フレームワークに新しい意味基準を増補できる。更に、フレームワークは独
自の意味基準を構築できる。また、フレームワークは、新しいアクセッサ、トラ
ンスフォーマ、アダプタ等によって拡張できる。基準コンポーネント・ライブラ
リは、習慣的に拡張することも、エンド・ユーザが拡張することも可能である。
【0089】 コラボレーション管理 本発明によれば、エンタープライズ内又は間におけるコラボレーションを管理
する。概略をいえば、本件発明は、ワークフローや、1又は2以上のエンタープ
ライズのノード間に分配されるコラボレーションやワークフローを管理するため
のコンピュータ実行プロセスを提供するものである。コンピュータで実行される
プロセスは、分配された各ノードでコラボレーションを実行するための、1組の
予め定義された機能を保存することによって、コラボレーションを管理する。コ
ンピュータ実行プロセスは、自動的に、各々のノードにおいて、コラボレーショ
ンに対して作用して、予め定義された機能を実行させる。ここで、「各々」とは、
特定されたアイテムの少なくとも1つのサブセットの各々を指す。他のシステム
・コラボレーションに関して、又は複数のノードに亙ってコラボレーションを管
理することができる他の適当なプロセスに関して前述したように、コンピュータ
実行プロセスは、グローバル・コラボレーション・デザイナ及びグローバル・コ
ラボレーション・マネージャによって生成され加工される高次のコラボレーショ
ンであっても良い。予め定義された機能は、コラボレーションを生成し、展開し
、モニタし、若しくは相互作用するものであっても良い。
【0090】 図19は、本発明の実施形態の1つを示しており、複数のエンタープライズ間
のコラボレーションの生成を行うための、フローチャートを示している。図19
について言えば、コラボレーションを生成する方法は、ステップ160で始まり
、そのステップでは最初のエンタープライズから予備的なコラボレーションを受
け取る。そのコラボレーションが予備的であるのは、そのコラボレーションに含
まれる他のエンタープライズによって、コメントされ又は変更される可能性があ
るからである。予備的なコラボレーションは、最初のエンタープライズによって
、生成され、または提供される。
【0091】 ステップ162に進むと、予備的なコラボレーションは、自動的に、コラボレ
ーションに含まれる第二のエンタープライズに伝達される。予備的なコラボレー
ションは、第2のエンタープライズの、ハブ、スポーク、又は他の適当なノード
に伝達することができる。ここで、イベントが「自動的」であるのは、イベントが
コンピュータプロセスによって事前に定義され実行されるからである。そのイベ
ントは、ユーザの動作や他の適当なイベントに続いてすぐに、又はそれに応じて
、行われても良い。
【0092】 ステップ164では、予備的なコラボレーションに対する応答は、第2のエン
タープライズによって受け取られる。その応答は、予備的なコラボレーションに
対するコメントや、予備的なコラボレーションの修正など、であっても良い。予
備的なコラボレーションの変更は、予備的なコラボレーションの修正又は追加で
あっても良い。許容できる応答のタイプは、第2のエンタープライズによって承
認された特権によって制御されるものであっても良い。
【0093】 次に、ステップ166において、応答が、自動的に最初のエンタープライズに
伝達され、プロセスが終了する。予備的なコラボレーションが第2のエンタープ
ライズに伝達され、応答が第2のエンタープライズから伝達されたのと同様にし
て、予備的なコラボレーションは、他のエンタープライズの幾つにでも伝達され
て良く、応答を、それらのエンタープライズから受け取っても良い。異なるエン
タープライズは、予備的なコラボレーションを修正し、又は単にコメントする異
なる特権を承認されても良い。含まれている全ての又は多数のエンタープライズ
によるレビューと応答は、含まれているエンタープライズによって注意深く考慮
され、最適化された最終のコラボレーションにつながる。
【0094】 コラボレーションの設計の中に複数のエンタープライズを含めることに加えて
、設計のプロセスを複数のステージに細分化しても良い。例えば、第1のステー
ジにおいて、選ばれた数のエンタープライズだけについて、予備的なコラボレー
ションの変更を許可しても良い。これらのエンタープライズが、予備的なコラボ
レーション及びそれに対する変更に基づくコラボレーションに同意した後に、そ
の結果のコラボレーションを、コメントや他の制限された応答のために、他のエ
ンタープライズに伝達しても良い。
【0095】 他の実施形態では、コラボレーションの設計は、一般的ステージと特殊ステー
ジに分けても良い。この実施形態では、予備的なコラボレーションは、エンター
プライズ間のコラボレーションのアウトラインである。含まれているエンタープ
ライズの間でコラボレーションのアウトラインが同意されると、コラボレーショ
ンの特殊なディテールが、エンタープライズ間に、伝達され、応答の対象となる
。このようにして、1又は2以上のエンタープライズの分配されたノード内で又
は間で、コラボレーションが効率的に生成される。
【0096】 図20は、本発明の実施形態の1つを示しており、最初のエンタープライズに
よって生成されたコラボレーションを他の複数のエンタープライズに展開するた
めの、フロー図である。図20について説明すると、その方法はステップ170
において始まり、そこで、コラボレーションが最初のエンタープライズによって
生成される。次に、ステップ172において、予め定義されたコラボレーション
の最初の部分が、自動的に第2のエンタープライズに転送され、オペレートされ
る。コラボレーションの最初の部分は、第2のエンタープライズのスポークや他
の適当なノードに伝達される。
【0097】 ステップ174に進むと、予め定義されたコラボレーションの第2の部分が、
自動的に第3のエンタープライズに伝達され、オペレートされる。コラボレーシ
ョンの第2の部分は、第3のエンタープライズのスポークや他の適当なノードに
伝達される。同様にして、コラボレーションの他の部分は、自動的に他のエンタ
ープライズに伝達され、オペレートされる。このようにして、コラボレーション
は、ユーザとの関りを最小限に抑えながら、エンタープライズ内又は間に展開さ
れる。
【0098】 ある実施形態では、コラボレーションは、展開されても、そのコラボレーショ
ンを全ての又は十分な数のエンタープライズが承認するまでの間は、どのエンタ
ープライズによっても実行されない。この実施形態では、プロセスは、個々に、
そこに含まれるエンタープライズからの承認を要請し、受領しても良い。このよ
うにして、コラボレーションが、1つ又はほんの数個のコラボレーションのため
だけに早まって実行されることがなくなり、古いバージョンのコラボレーション
のオペレートが、早まって中断されることもなくなる。
【0099】 図21は、本発明の実施形態の1つとして、複数のエンタープライズにまたが
ってコラボレーションを管理する方法を示している。図21について説明すると
、その方法はステップ180から始まり、第1のノードに対して、第1のノード
におけるコラボレーションのオペレートに関連したデータについての質問が発せ
られる。質問は、エージェントによって、又は他の適当な機構によって発せられ
ることができる。好ましくは、エージェントは、第1のノードにおいて、ネット
ワーク・リソースの使用を最小限にするように、操作を行う。
【0100】 ステップ182に進んで、第1のノードからのデータは、自動的に管理システ
ムに伝達される。データの伝達は、周期的であっても良く、又は予め定義された
イベントに対する応答であっても良い。管理システムは、ハブ、スポーク、又は
システムの他の適当なノードにおくことができる。
【0101】 ステップ184において、第2のノードに対して、第2のノードにおけるコラ
ボレーションのオペレータに関連したデータについての質問が発せられる。第1
のノードについて説明したように、質問は、ローカル・エージェントによって発
せられても良い。ステップ186において、第2のノードからのデータが、自動
的に管理システムに伝達される。付加的なノードにおけるコラボレーションの操
作は、同様に管理することができる。このようにして、多数のエンタープライズ
にまたがった、コラボレーションの操作は、ハブ、即ち中央のロケーションによ
って管理され又は追跡され、又は含まれるエンタープライズに個別に管理される
【0102】 以上、本発明を詳細に説明したが、添付の請求項に記載の本発明の精神および
範囲から逸脱せずに本発明に対して種々の変更、置換、および修正を行えること
を理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エンタープライズ・コラボレーションをサポートできるコンピュ
ータ実行アーキテクチャの一実施形態の図である。
【図2】 グローバル・コラボレーション・フレームワークの構成要素の一
実施形態の図である。
【図3】 特定のモジュールを構成するあるソフトウェア要素を強調表示さ
せた、図2のグローバル・コラボレーション・フレームワークの図である。
【図4】 最適な意思決定を行うためにエンタープライズ内またはエンター
プライズ間のコラボレーションを可能にするシステムの一実施形態のブロック図
である。
【図5】 グローバル・コラボレーション・ワークスペースの使用法の一実
施形態のブロック図である。
【図6】 コラボレーションのライフサイクルの一実施形態の図である。
【図7A】 共通ソフトがリレーションシップの両側に存在している状況の
図である。
【図7B】 共通ソフトがリレーションシップの両側に存在していない状況
の図である。
【図8】 ハブ/スポークおよびハブ/ウェブの場合のセキュリティ構成の
一実施形態のブロック図である。
【図9】 ハブ/ハブの場合のセキュリティ構成の一実施形態のブロック図
である。
【図10】 複数のグループに対するパラメータ化を含むエンタープライズ
間ワークフロー設計の一実施形態の図である。
【図11】 ワークフローの設計を修正する変更管理の一実施形態の図であ
る。
【図12】 ワークフローと外界との統合の一実施形態の図である。
【図13】 1回のアクティビティで実行されるデータフローの一実施形態
の図である。
【図14】 複数のアクティビティに関して分割されたデータフローの一実
施形態の図である。
【図15】 COMMON DATA MODELをベースにした変換モデ
ルの一実施形態のブロック図である。
【図16】 直接変換の一実施形態の図である。
【図17】 異なるアクセスおよび変換レベルの一実施形態の図である。
【図18】 コラボレーション内のスポーク・エンジンの代わりにハブ・エ
ンジンを使用した一実施形態の図である。
【図19】 本発明の実施形態の1つとして、複数のエンタープライズの間
でコラボレーションを生成するためのコンピュータ実行プログラムを示すフロー
図である。
【図20】 本発明の実施形態の1つとして、複数のエンタープライズにコ
ラボレーションを展開するためのコンピュータ実行プログラムを示すフロー図で
ある。
【図21】 本発明の実施形態の1つとして、複数のエンタープライズにま
たがって、コラボレーションを管理するためのコンピュータ実行プログラムを示
すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 マーク・ビー・ホイップル アメリカ合衆国75208テキサス州ダラス、 ノース・クリントン・アベニュー110番

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分配された複数のノードにおいて実行される、ワーク・フロ
    ーのための予め定義された1組の機能を記憶するステップと、 分配されたノードの各々において、ワーク・フローに自動的に働きかけて、前
    記予め定義された機能を実行するステップとを備えることを特徴とする、 分配されたワーク・フローを管理するためのコンピュータによって実行される
    方法。
  2. 【請求項2】 前記1組の予め定義された機能が、複数のエンタープライズ
    の間にワークフローを生成させるように動作可能であることを特徴とする請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記1組の予め定義された機能が、前記分配されたノードの
    各々の操作に関連したデータを管理システムに伝達するように動作可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記1組の予め定義された機能が、前記分配されたノードに
    前記ワーク・フローを展開するように動作可能であることを特徴とする請求項1
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1のエンタープライズから予備的なコラボレーションを受
    け取るステップと、 前記予備的なコラボレーションを、予め定義された第2のエンタープライズに
    、検査のために自動伝達するステップと、 前記第2のコラボレーションから、前記予備的なコラボレーションに対する応
    答を受け取るステップと、 前記応答を、前記第1のエンタープライズに、検査のために自動伝達するステ
    ップを備えることを特徴とする、 複数のエンタープライズ間にコラボレーションを生成するためのコンピュータ
    によって実行の方法。
  6. 【請求項6】 前記応答が、前記予備的なコラボレーションに対するコメン
    トであることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記応答が、前記予備的なコラボレーションの変更であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記変更が、前記予備的なコラボレーションに対する追加で
    あることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記変更が、前記予備的なコラボレーションの修正であるこ
    とを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記予備的なコラボレーションと応答に基づくコラボレー
    ションについての承認を、前記第1及び第2のエンタープライズから受け取るス
    テップと、 前記コラボレーションを、予め定義された第3のエンタープライズに、検査の
    ために自動伝達するステップと、 前記第3のエンタープライズから、前記コラボレーションに対する応答を受け
    取るステップと、 前記応答を、第1のエンタープライズに、検査のために自動伝達するステップ
    とを備えることを特徴とする請求項5記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記応答が、コメントであることを特徴とする請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記応答が、前記コラボレーションの変更であることを特
    徴とする請求項10記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記変更が、コラボレーションに対する追加であることを
    特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記変更が、前記コラボレーションの修正であることを特
    徴とする請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】 コラボレーションを受け取るステップと、 予め定義された第2のエンタープライズに、前記コラボレーションの予め定義
    された第1の部分を、自動伝達するステップと、 予め定義された第3のエンタープライズに、前記コラボレーションの予め定義
    された第2の部分を自動伝達するステップとを備えたことを特徴とする、 複数の他のエンタープライズに、第1のエンタープライズによって生成された
    コラボレーションを分配するための、コンピュータによって実行する方法。
  16. 【請求項16】 前記第2のエンタープライズのノードにおいて、前記コラ
    ボレーションの第1の部分をオペレートするための前記第2のエンタープライズ
    による承認を要請するステップと、 前記第3のエンタープライズのノードにおいて、前記コラボレーションの第2
    の部分をオペレートするための、第3のエンタープライズによる承認を要請する
    ステップとを、さらに備えたことを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記第2のエンタープライズからの承認の受領に応答して
    、その承認を前記第3のエンタープライズに通知することを特徴とする請求項1
    6記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記第2及び第3のエンタープライズからの承認の受領に
    応答して、前記第2及び第3のコラボレーションに信号を伝達して前記コラボレ
    ーションをオペレートさせることを特徴とする請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記コラボレーションが伝達された全てのエンタープライ
    ズからの前記コラボレーションをオペレートするための承認の受領に応答して、
    前記全てのエンタープライズに信号を伝達して前記コラボレーションをオペレー
    トさせることを特徴とする請求項16記載の方法。
  20. 【請求項20】 第1のエンタープライズの第1のノードに、第1のノード
    におけるコラボレーションのオペレートに関連した、第1の予め定義された1組
    のデータについて自動的に質問するステップと、 前記第1の1組のデータを管理システムに伝達するステップと、 第2のエンタープライズの第2のノードに、第2のノードにおけるコラボレー
    ションのオペレートに関連した、第2の予め定義された1組のデータについて自
    動的に質問するステップと、 前記第2の1組のデータを管理システムに伝達するステップを備えたことを特
    徴とする、 複数のエンタープライズに渡るコラボレーションを管理するための、コンピュ
    ータにより実行する方法。
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