JP2002517172A - 高度に分散された粉末を製造する方法及び該方法を実施するための装置 - Google Patents
高度に分散された粉末を製造する方法及び該方法を実施するための装置Info
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Abstract
(57)【要約】
高度に分散された無機物質の粉末を製造する方法は、高圧の気体媒体中で電流インパルスにより金属半完成品を爆発することにより行い、金属半完成品のイオン化エネルギに対する昇華エネルギ比が0.9以上の比エネルギ密度を、15マイクロ秒を越えない時間内で、前記半完成品に与える。本方法により高度に分散された粉末を製造するための装置は、蓄電装置(2)と、2つの電極(7−8)で金属半完成品を爆発させるためのリアクタと、半完成品供給機構(9)とを備える。リアクタの一方の電極(8)は、接地されると共に、半完成品から半完成品の直径の5又は10倍に等しい距離だけ離され且つ供給機構から直径の20又は40倍だけ機構機構から離されて設けられる。与えられるパラメータを正確に維持するために、半完成品供給機構には、ワイヤを螺旋形状に成形するためのユニット(12)が設けられている。リアクタの電極(7)の蓄電装置に対する接続は、コミュテータにより行われ、このコミュテータは、電圧調整器(4)及び2電極型のディスチャージャ(5)とを備えている。
Description
【発明の詳細な説明】
高度に分散された粉末を製造する方法及び該方法を実施するための装置
技術分野
本発明は、特に金属粉末、酸化物、炭化物及び窒化物の無機化合物中に高度に
分散された粉末を製造するためのプロセス、並びにそのようなプロセスを実施す
るための装置に関する。
発明の背景
気体媒体中で金属線を電気的に爆発させることによって金属粉末を製造する方
法は周知である。例えば、凝縮充填の張力が変化した時のように電気的なパラメ
ータが変化した時には、粉末粒子の寸法は減少する(1970年発行の米国特許
第3634040号、クラスC 23 C 13/12).
この方法の主な欠点は、0.2ミクロンよりも小さな粒子径を有する粉末を製
造することができないことであり、この欠点により、製造される粉末の品質が粗
悪となり、且つそのような粉末の用途が狭なる。
電気的に分散されたワイヤを備えたエアロゾル発生器の中で、約0.2ミクロ
ンの粒子径を有する金属及び金属酸化物の超分散粉末を製造する方法も周知であ
る。この方法は、大きな電流のインパルスすなわち衝撃がワイヤを通過すること
を想定している。その時点において、ワイヤが数千度(℃)まで加熱されて部分
的に蒸発し、周囲の媒体と反応する(F.G.Karioris,B.R.Fishの「爆発ワイヤ
型のエアロゾル発生器」:I.Golloid.Sci.1962,17 p.156-161)。
この方法の主な欠点は、製造される製品の組成を調節することができず、また
、多成分系金属及びその化合物を得ることができないことである。
気体(空気、窒素)中で金属ワイヤを爆発させることによって、金属の酸化物
及び窒化物並びに合金の高度に分散された金属粉末を製造する方法も周知である
。得られる酸化物(Fe3O4、NiO、NiFe2O4)又は窒化物−酸化物(T
iN−TiO2)の粒子は、0.5ミクロンよりも小さな粒子径を有し、球形状
である。電荷エネルギを変えて8−25kWの範囲の種々の電圧とする。(例え
ば、
K.Kaseyの「ワイヤ爆発による金属粉末及びその品質」:「Funtai oebi fummat
su yakin」,1973,v.20,N3,pp.67−70)。
本明細書において技術的な意味で説明される発明及びこれにより得られる結果
に最も近いのは、特に金属(チタン、ニッケル、ニオブ、タングステン、モリブ
デン、タンタル、鉄)の無機物質の高度に分散された粉末を得るための方法であ
り、この方法は、1−100気圧の圧力の気体アルゴン及びヘリウム中で電流イ
ンパルスの作用により金属半完成品を爆発させる段階を含む。その結果、0.0
1−0.2ミクロンの粒径を有すると共に、球形で且つ単結晶型の粉末が得られ
る(例えば、G.P.Glazynov、V.P.Kantsedal外の、「加圧気体中の導電体電気
爆発により得られる細かく分散された粉末の幾つかの品質」と題する文献:雑誌
"Questions of atomic science and technology",series:Atom Material study
,Issue I,M.,1978 p.p.21-24)。
上記方法の主な欠点は、0.5ミクロンよりも大きな寸法の粒子が多く、0.
01から1ミクロンあるいはそれ以上の範囲で粒子が広く分布し、粗に分散され
た粉末のように焼結温度が高いことである。
不活性ガスで充填された室を備えた金属粉末を得るための装置が知られており
、該装置は、水冷装置と、絶縁プラグと、電極と、金属半完成品(ワイヤ)を上
記室の中に供給するための供給ローラとを備え、更に、装置凝縮器及び安定抵抗
器を備えている(ソビエト特許N103068,cl.B22 F 9/00,
1949)。
上記装置の欠点は、得られる粉末の品質が劣り、プロセスに大きなエネルギを
浪費することである。
また、電気放電装置を有する類似の装置も知られており、この装置は、高圧電
流供給源を有するフレームと、該フレームの内側の駆動機構を有するベースと、
クローユニット(つめユニット)と、上記フレームの中へ出入りする導電体供給
源と、導電体を有するドラムとを備え、上記クローユニット及び駆動機構は、高
圧電流源及び装置の接地された電極から絶縁されていると共に、空隙が設けられ
ており、該空隙は、電極と導電体との間に導電体の直径に等しい間隔を設け、ま
た、上記電極、クローユニット及び駆動機構の間の空隙は2mmよりも小さい
(ソビエト特許N890299,cl.G01I v 1/04,1980)。
上記装置の主な欠点は、得られる粉末の品質が十分に高くなく、また不均一で
あり、更にエネルギ消費が大きい。
電気的な爆発により高度に分散された無機物質の粉末を得るための装置として
は、蓄電装置を有する電流源と、金属ワイヤを爆発させるためのリアクタと、半
完成品供給機構とを備え、上記リアクタには2つの電極が設けられ、一方の電極
は接地され、第2の電極はフレームから絶縁されると共に上記蓄電装置に接続さ
れているものがである(ソビエト特許N829199,cl.B 22 F 9
/14,1979)。
しかし、上記装置並びに他の周知の装置の主な欠点は電力消費量が大きく、作
動資源が少なく、得られる粉末の品質が十分ではないことである。
発明の開示
本発明の概念は、分散度、均質性及び密度が高く、低い焼結温度を有すると共
にエネルギ浪費の少ない、高度に分散された無機物質の粉末を得ることである。
上記設定された目的は、加圧下の気体中で電流インパルスの影響により金属ワ
イヤ(半完成品)を爆発させることにより、高度に分散された無機物質の粉末を
得ることによって解決される。上記影響は、金属の昇華エネルギの0.9からそ
のイオン化エネルギまでの比エネルギを有する電流インパルスを15マイクロ秒
を越えない範囲で、0.2−0.7mmの直径を有する半完成品に伝達すること
によって行われる。
本発明によれば、金属並びに金属合金から形成された半完成品のワイヤを用い
ることができる。
すなわち、昇華エネルギに対するイオン化エネルギの比が0.9あるいはそれ
以上である金属及び合金を用いることができる。
しかも、液体及び固体状態における比金属強度の比が1あるいはそれ以上であ
る金属及び合金を用いることができる。
アルミニウム、錫、銅、銀、ニッケル、鉄、タングステン、モリブデンの群か
ら選択される金属を用いることができる。
黄銅、ニッケルークローム、鉄−ニッケルの群から選択される合金を用いるこ
とができる。
特に、80%ニッケル−20%クローム、及び50%鉄−50%ニッケルの組
成(質量%)の合金を用いることができる。
総ての金属及び合金に対して、水素、ヘリウム、アルゴンの群から選択される
気体中で爆発を実行する。
気体媒体として空気を用いることもでき、また、窒素、アセチレン、又はこれ
らのアルゴンあるいはヘリウムとの混合物を用いることができる。
本プロセスは、(0.5−10)105Paの圧力下で実行される。
本方法の利点は、高度に分散された無機物質の粉末を製造する上述の技術によ
り、周囲環境との間でエネルギ交換を行うことなく金属の半完成品の均一な加熱
が生ずることである。半完成品(ワイヤ)は、融解し、極めて小さな粒子に分解
し、且つ蒸発する。分解された製品は1km/secを超える速度で飛遊し、極
めて急速に冷たくなる。粒子形成のプロセスが極めて迅速に進行するということ
は、材料の部分がアモルファス(非晶質)状態になることを意味する。その結果
、複雑な構造を有する粒子が形成され、そのような粒子は多くの良好な性質を有
する。
上述の技術は、得られる粉末を高純度とし、また、構造的な規則性を有する粉
末領域と、アモルファス状態にある粉末領域を備えた構造的に異質な粒子を形成
する。構成要素の粒子径は0.01−0.05mkmである。
そのような粉末は、低い焼結温度、高度の分散性、均一性及び密度を有すると
共に、種々の異なったプロセスにおいて高い化学活性度を有している。
プロセスが請求項のパラメータのいずれか1つにない場合には、高品質の粉末
を得るという目的を効果的に果たすことができず、プロセスの有効性を低下させ
る。
半完成品が、金属の昇華エネルギの0.8の比エネルギの電流インパルスによ
って影響を受ける場合には、導電材料(半完成品)の分解が遅くなって大きな部
分となり場合によってはワイヤの部片となり、必要な品質の粉末が形成されない
。
比エネルギを、金属のイオン化エネルギよりも大きい値まで増加させた場合に
は、高度に分散された粉末の品質の低下(大きな粒子、非球形の粒子)が生じ、
使用するエネルギの効率が低下する(イオン化に無駄なエネルギを浪費し、品質
に悪影響を及ぼす)。
半完成品に影響すなわち作用する電流インパルスの時間もプロセスを効果的に
するために必要な条件である。影響時間が15マイクロ秒よりも長ければ、冷却
速度が低下し、低品質のアマルガム化した粒子が形成される。
最初のワイヤ半完成品の直径が0.2mmよりも小さい場合には、本方法の生
産性が大幅に低下し、また、ワイヤを供給する技術をより複雑にする(他の総て
のプロセス条件が観察された場合でも)。
半完成品の直径が0.7mmよりも大きくなると、導電体(半完成品)のパラ
メータ及び電気回路を制御することが不可能となる。使用するエネルギの効率が
低下し、製品の品質が悪くなる。
本発明のパラメータの組み合わせ全体が遵守された場合には、粒径が0.5m
km(μm)よりも小さく、均一性が高く且つ密度の高い球形の粒子から成る高
度に分散された粉末がもたらされる。極めて低温で焼結された粉末は、広範囲の
長波の電磁波を吸収する。
金属半完成品の電気的な爆発によって得られる無機材料の粉末の品質は、粒径
ている。また、導電体に導入される比エネルギは、放電回路、金属半完成品の材
料及び幾何学的な寸法、その中で物が爆発する気体媒体のパラメータの種々のパ
ラメータに依存する。
上述の大部分のパラメータを維持することは技術的なプロセスにおいては問題
とはならない。しかしながら、3つのパラメータが問題となり、これらのパラメ
ータは、動作電圧Uo、半完成品の断面S、及び半完成品の長さlであって、主
要な問題点は、これらのパラメータを必要な精度で維持することにある。導入さ
れる比エネルギが上記パラメータにどのように依存するかを明確にすると: E
〜(Uo 3,S-2,l-2)となる。
上式から、与えられたパラメータの値を設定し且つ極力高い精度で維持する必
要があることが分かる。
この問題を解決するために、電気的な爆発により高度に分散された無機材料の
粉末を得るための装置を用いる。この装置は、電力蓄積装置を有する電源と、金
属半完成品用の爆発リアクタと、半完成品供給機構とを備え、上記リアクタには
2つの電極が設けられ、一方の電極は接地され、第2の電極は上記蓄積装置に接
続され且つフレームから絶縁されている。
接続された電極は、半完成品の直径の5又は10倍の間隙をもって半完成品か
ら離れて装着され、また、半完成品の直径の20−40倍の距離をもって半完成
品供給機構から出てくる半完成品の端部から離されている。
半完成品供給機構はフレームから絶縁され、その出口にはワイヤ変形ユニット
を有しており、該ユニットは特に、ブッシュの形態として形成され、このブッシ
ュの中には車軸状のピボットが装着され、該ピボットの表面又は上記ブッシュの
内面には螺旋状の溝が設けられており、上記溝のパラメータは以下の関係から選
択される。
2<H/D<10、1<D/d<20
上式において、Hは溝のステップすなわち高さであり、Dは溝の直径であり、
また、dは半完成品の直径である。
フレームから絶縁されたリアクタの電極は、コミュテータによって蓄電装置に
接続され、上記コミュテータは、電圧調整器と、2電極型のディスチャージャす
なわち放電装置とを備え、上記調整器はディスチャージャと並列に接続され、ま
た、調整器の低電圧のアームは、リアクタに接続されたディスチャージャの電極
に接続されている。
本装置は、分岐パイプによってリアクタに接続された粉末貯蔵装置を備えてい
る。
上述の設備上の特徴により、電極に与えられる電圧の安定性がもたらされ、ま
た、導電体が必要な位置を取った瞬間に、導電体の長さの制御及びディスチャー
ジャの同期が開始される。本装置は、ワイヤの爆発される部分の長さを1−2%
の精度で設定し且つ制御することが可能であり、従来の装置においては上記精度
は10%である。更に、このようにすることにより、動作電圧が1%以下の精度
で制御され、これにより、使用するエネルギの経済性がもたらされる。
また、最適な間隙は、リアクタの安全な作動をもたらし、更に、全体的に電極
の腐食が防止されるので、半完成品が電極に付着することがない。従来の装置に
おいては、電極の腐食によって、得られた製品が電極の材料によって汚染され、
大きな粒子が発生すると共に、特定の目的の製品の品質が低下する。本発明を実
施するリアクタの構造は、上述の如き欠点を排除し、高品質の特定の目的の製品
をもたらすと共に、装置の信頼性を向上させる。
空隙により爆発される導電体の長さを制御することにより完全な安全性がもた
らされるばかりではなく、空隙を許容することができるので、導電体自身を曲げ
、何時でも別の態様にすることができる。
これは、爆発される導電体の長さが変化し、それが粉末の品質を阻害すること
に起因する。本装置には、半完成品変形ユニット(このユニットは半完成品を螺
旋状の形態に成形する)が設けられ、該ユニットはワイヤに軸方向の剛性を与え
、これにより、半完成品の長さを設定する精度が向上する。
図面の簡単な説明
図1は、粉末を製造するための装置を示し、図2は、金属半完成品を爆発させ
るためのリアクタを示し、図3は半完成品変形ユニットを示す。
発明を実施するための最善の態様
本発明の方法を実現する役割を果たすと共に本発明自身の目的である、電気的
な爆発により高度に分散された粉末を製造するための装置は、充電装置1を含む
電源と、エネルギ貯蔵装置2と、コミュテータすなわち整流子3とを備えており
、また、この装置は、電圧調節器4と、2電極型のディスチャージャ5とを備え
ており、更に、金属フィルム6、2つの電極7、8、及び半完成品の供給機構9
から成るリアクタを備えている。電極7は、絶縁材10によってリアクタのフレ
ームから絶縁されている。電極8は、フレームに接続され且つ接地されている。
供給機構は、絶縁されたベース11に設けられており、ワイヤ変形ユニット12
と、供給ローラ13と、ワイヤリール14と、ワイヤ15の爆発した部分15と
を備えている。リアクタは、パイプ16、17によって、粉末容器19を有する
粉末貯槽18に接続されている。
半完成品のワイヤを変形させるためのユニットは、ブッシュ20及びピボット
21を備えており、ピボットの表面及び/又はブッシュの表面には、螺旋状の通
路22が切削(フライス加工)され、ワイヤ半完成品を取り出す螺旋状の開口を
形成している。接地された電極8は、ワイヤの爆発した部分15から距離S(S
=(5−10)d)に設けられている。電極8と変形ユニット12との間の距離
S2は、S=(20−40)dの条件に従って選択される。
本発明は、以下のように作用する装置を用いて実施することにより実現される
。電気Iによって電力源を作動させ、貯蔵装置2に電圧Uoを与える。半完成品
供給機構9を作動させ、ローラ13で変形ユニット12を通し、半完成品15を
電極7、8の間に置く。半完成品が、電圧Uの影響により、設定位置(電極7か
らのその端部までの距離はS3に等しい)に着くと、電極7と、半完成品と、電
極8との間のクリアランスすなわち間隙が保持される。その結果、電極7が接地
され、ブロック電圧すなわち閉塞電圧が取り除かれ、ディスチャージャ5が作動
され、貯蔵装置2のエネルギが半完成品15に与えられ、半完成品の爆発が生じ
、この爆発により、高度に分散された粒子が形成され、これら粒子は飛散してリ
アクタ室の中の気体媒体と反応し、その結果、高度に分散された粉末が形成され
、該粉末はパイプ16を通って粉末貯槽18に入り、この粉末貯槽において、上
記粉末は粉末容器19の中に捕捉され且つ貯蔵される。気体媒体は、パイプ17
を介して、リアクタ室へ戻される。
本方法がどのように実現されるかを多くの例で示すことができる。各プロセス
において、昇華エネルギEcは、標準状態において金属が固体の状態から蒸発す
るのに必要なエネルギを意味し、イオン化エネルギEuは、金属粒子から電子を
分離させるのに必要なエネルギを意味する。
例 1
高度に分散された窒化アルミニウムの粉末が、窒素雰囲気中でアルミニウムの
ワイヤを爆発させることによって製造される。0.40mmの直径を有する電子
技術的なアルミニウムのワイヤA995Dを用いる。爆発した部分の長さは10
0mmである。蓄電装置の容量は1.7×10-6F(ファラッド)であり、回路
のインダクタンスは1.2×10-6H(ヘンリー)であり、充電電圧は38.5
kW(キロワット)である。アルミニウムの昇華エネルギはEc=33j/mm3
(ジュール/立法ミリメートル)であり、アルミニウムのイオン化エネルギは、
Eu=57j/mm3であり、その比はEu/Ec=1.73である。液相及び固相
におけるアルミニウムの比強度はρl/ρs=2.2である。粉末を製造する前に
、爆発室を真空にし、10×105Pa(パスカル)の圧力まで気体媒体の窒素
X4を充填する。45j/mm3のエネルギを半完成品に与えた。この値は、0
.9Ecよりも大きく、Euよりも小さい。上記エネルギは、3.3マイクロ秒に
わたって半完成品に与えられた。1230g(グラム)の粉末が生じた。窒化ア
ルミニウムは98.2%である。この粉末の比表面積は24m2/gであり、平
均粒径は0.08mkm(マイクロメータ)であり、ピクノメータ(密度計)で
測定した密度は3.1g/cm3であり、焼結温度は1100℃である。
例 2
高度に分散された炭化タングステンは、アセチレン中のタングステン爆発によ
って製造される。0.23mmの直径を有するタングステンワイヤBAを用い、
爆発した部分の長さは74mmである。蓄電装置の容量はC=2.68×10-6
Fであり、回路の誘導率すなわちインダクタンスは0.18×10-6Hであり、
充電電圧は45kWである。アセチレンの圧力は2×105Paである。タング
ステンの昇華エネルギはEc=88.7j/mm3であり、タングステンのイオン
化エネルギはEu=82j/mm3である。その比はEu/Ec=0.9である。比
ρl/ρs=1.1である。80j/mm3のエネルギを半完成品に与えた。この
エネルギは0.25マイクロ秒にわたって与えられた。2180gの炭化タング
ステンが生じた。窒化タングステンは87%である。平均粒径は0.15mkm
であり、比表面積は11m2/gであり、密度は16.5g/cm3であり、焼結
温度は1200℃である。
例 3
高度に分散されたニッケル粉末が、水素中のニッケル爆発により製造される。
直径0.7mmのニッケルのワイヤを使用し、爆発した部分の長さは114mm
である。ニッケルの昇華エネルギは111j/mm3であり、比Eu/Ec=1.
17であり、比ρl/ρs=1.33である。蓄電装置の容量はC=12×10-6
Fであり、回路のインダクタンスはL=2×10-6Hであり、充電電圧は50k
Wである。水素の圧力は5×105Paである。133j/mm3のエネルギを半
完成品に与えた。そのエネルギは15マイクロ秒にわたって与えられた。125
0gのニッケル粉末が生じた。平均粒径は0.22mkmであり、比表面積は1
8m2/gであり、密度は8.6g/cm3である。焼結温度は630℃である。
例 4
80%Ni(ニッケル)−20%Cr(クローム)の合金の高度に分散された
粉末が、上記合金をヘリウム中で爆発させることにより製造される。0.3mm
の直径を有する合金ワイヤを用いる。爆発した部分の長さは100mmである。
この合金の昇華エネルギは69j/mm3であり、そのイオン化エネルギは11
1j/mm3である。比Eu/Ecは1.6である。ρl/ρs=1.3である。蓄
電装置の容量は6×10-6Fであり、回路のインダクタンスはL=2×10-6H
であり、充電電圧はUo=20kWである。ヘリウムの圧力は8×105Paであ
る。62j/mm3のエネルギを半完成品に与えた。そのエネルギは5マイクロ
秒にわたって与えられた。500gのNi−Cr(ニッケル−クローム)合金が
生じた。平均粒径は0.3mkmである。比表面積は1.7m2/gであり、密
度は8.8g/cm3であり、焼結温度は650℃である。
装置の助けにより方法がどのように実行されるかを以下の例で示す。
例 5
初期半完成品 アルミニウムのワイヤ
気体媒体 水素
蓄電装置電圧 Uo,kW 50
ディスチャージャ電極のブロック電圧U1,kW 8
半完成品の直径d,mm 0.3
螺旋ステップH,mm 51
螺旋直径D,mm 5.7
リアクタの接地電極と半完成品の間の間隙S1,mm 1.5
変形ユニットと接地電極の間の間隙S2,mm 6
間隙寸法と半完成品の直径との比S1/d 5
間隙寸法と半完成品の直径S2/d 20
比H/d 9
比D/d 19
蓄電容量、F 2×10-6
回路インダクタンス、H 4×107
回路抵抗、オーム 0.05
例 6
初期半完成品 ニッケルのワイヤ
気体媒体 アルゴン
蓄電装置電圧 Uu,kW 35
ディスチャージャ電極のブロック電圧U,kW 6
半完成品の直径d,mm 0.3
螺旋ステップH,mm 7.5
螺旋直径D,mm 3
リアクタの接地電極と半完成品の間の間隙S1,mm
変形ユニットと接地電極の間の間隙S2,mm 12
間隙寸法と半完成品の直径との比S1/d 10
間隙寸法と半完成品の直径S2/d 40
比H/d 2.5
比D/d 10
蓄電容量、F 2×10-6
回路インダクタンス、H 4×10-7
回路抵抗、オーム 0.05
表1は、本発明で使用した金属及び合金のパラメータを示している。
表2は、高度に分散された粉末を製造するためのプロセスのパラメータを示し
ている。
産業上の適用性
上述の方法により製造される粉末は、
到達限界温度において高い化学的な活性を有し、
極めて低い温度で自己拡散プロセスの状態で焼結し、
低い電子放出作用を有する金属間化合物を容易に形成する。
上記品質はこの粉末を:他の焼結活性材料として、高品質低温ダイアモンド、
硬質融解プレート、セラミック、電子部品及び電子ユニット、並びに電子光学的
な接合材料に用いることを可能とし;カソード、電磁放射吸収材料、及び磁性キ
ャリアを製造することを可能とし;また、モータオイル、高分子材料に対する添
加
剤として使用することを可能とし;更に、薄いフィルタ等を製造することを可能
とする。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IT,LU,MC,N
L,SE),CS,JP,MN,US
(72)発明者 アンドリーヴィッチ,ビル・ボリス
ロシア634040 トムスク,イルクト・トラ
クト,デー 186,ケーヴェー 49
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.加圧された気体媒体中で電流インパルスの影響下で金属ワイヤの半完成品 を爆発させることにより高度に分散された無機物質の粉末を製造するための方法 において、 上記影響が、ある比エネルギの電流インパルスを半完成品に付与することによ って行われ、前記比エネルギが、金属ワイヤのイオン化エネルギに対する昇華エ ネルギの0.9に等しく、該エネルギの付加が15マイクロ秒を超えない時間内 に行われ、0.2−0.7mmの直径を有する金属の半完成品を用いて行われる ことを特徴とする高度に分散された粉末を製造する方法。 2.請求項1の方法において、昇華エネルギに対するイオン化エネルギの比が 0.9あるいはそれよりも大きい金属及び合金製の半完成品を用いることを特徴 とする方法。 3.請求項1又は2の方法において、1あるいはそれよりも大きな液相及び固 相の比強度比を有する金属及び合金製の半完成品を用いることを特徴とする方法 。 4.請求項1乃至3のいずれかの方法において、アルミニウム、錫、銅、銀、 ニッケル、鉄、タングステン及びモリブデンの群から選択される半完成品を用い ることを特徴とする方法。 5.請求項1乃至4のいずれかの方法において、黄銅、ニッケル−クローム、 鉄−ニッケルの群から選択される半完成品を用いることを特徴とする方法。 6.請求項1乃至5のいずれかの方法において、80%ニッケル−20%クロ ーム、50%鉄−50%ニッケルから成る合金製の半完成品を用いることを特徴 とする方法。 7.請求項1乃至6のいずれかの方法において、水素、ヘリウム及びアルゴン の群から選択される気体媒体を用いることを特徴とする方法。 8.請求項1乃至7のいずれかの方法において、空気と、窒素、アセチレン、 あるいはそのアルゴン又はヘリウムとの混合物から成る群から選択される気体を 気体媒体として用いることを特徴とする方法。 9.請求項1乃至8の方法において、電流インパルスが、(0.5−10)× 105Paの圧力の気体媒体中で行われることを特徴とする方法。 10.蓄電装置(2)を有する電源(1)と、金属ワイヤの半完成品を爆発させ るためのリアクタ(6)と、半完成品供給機構(9)とを備え、前記リアクタに は2つの電極が設けられ、一方の電極(8)は接地され、第2の電極(7)は、 フレームから絶縁されると共に、前記電源の蓄電装置に接続されている、電気的 な爆発による高度に分散された無機材料粉末用の装置においで、前記接地された 電極(8)は、前記半完成品の直径の5又は10倍に等しい間隙をもって、且つ 、前記供給機構(9)から出てくる前記半完成品の端部から該半完成品の直径の 20又は40倍に等しい距離だけ離れて、前記半完成品に対して着されることを 特徴とする高度に分散された粉末を製造する方法を実施するための装置。 11.請求項10の装置において、前記供給機構(9)は、前記フレームから絶 縁され、前記半完成品を螺旋状に成形するためのワイヤ変形ユニット(12)を その出口に有することを特徴とする装置。 12.請求項11の装置において、前記ワイヤ変形ユニット(12)はブッシュ (20)として形成され、該ブッシュには軸ピボットが装着され、該ピボットの 表面及び/又は前記ブッシュの内面には、ワイヤの半完成品を送り出すための螺 旋状の溝(22)が形成されることを特徴とする装置。 13.請求項12の装置において、前記螺旋状の溝(22)は、2<H/D<1 0、及び1<D/d<20の比により決定されるパラメータを有し、前記Hは溝 のステップであり、前記Dは溝の直径であり、前記dは半完成品の直径であるこ とを特徴とする装置。 14.請求項10の装置において、前記フレームから絶縁されているリアクタの 電極(7)は、コミュテータ(3)によって前記蓄電装置(2)に接続され、前 記コミュテータは、電圧調整器(4)と2電極型のディスチャージャ(5)とを 備え、前記電圧調整器は前記蓄電装置と並列に接続され、また、前記調整器の低 圧側は、前記リアクタの電極と一体になった前記ディスチャージャの電極に接続 されていることを特徴とする装置。 15.請求項10の装置において、パイプ(16及び17)によって前記リアク タに接続される粉末貯槽(18)を備えることを特徴とする装置。
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