JP2002517010A - 画像化受容積層体およびその製造プロセス - Google Patents

画像化受容積層体およびその製造プロセス

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JP2002517010A JP2000548773A JP2000548773A JP2002517010A JP 2002517010 A JP2002517010 A JP 2002517010A JP 2000548773 A JP2000548773 A JP 2000548773A JP 2000548773 A JP2000548773 A JP 2000548773A JP 2002517010 A JP2002517010 A JP 2002517010A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は画像化受容積層体(10)に関し、これは第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層(12);該コア層(12)の該第1の側に重ねられた熱可塑性スキン層(14)であって、該スキン層(14)はエチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸、アルキルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される官能性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマーあるいはターポリマーを含み、該スキン層(14)は約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、該コア層(12)は該スキン層(14)の融点よりも高い融点を有する、熱可塑性スキン層;および該スキン層(14)に接着した静電的に形成および現像された画像(22)を含む。本発明はまた、上記画像化受容積層体(10)の製造ためのプロセスに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は画像化受容積層体およびそのような積層体を製造するプロセスに関す
る。
【0002】 (発明の背景) 静電画像を形成するための電子写真的(electrographic)プロ
セスの使用は当該分野で周知である。このようなプロセスにおいて、潜像が、印
加した電荷の形状で、誘電性表面を有する基材上に直接、静電プリンタを用いて
形成される。プリンタは、走査スタイラスまたは誘電性表面の幅を横切って線形
アレイに配置された複数のスタイラスを用いて、電荷を画像状に基材の誘電性表
面上に堆積させ、所望の画像状の電荷パターンを創出することによって作動する
。印加された潜像を有する基材は次にトーニングステーション(toning
station)を通され、ここで適切に荷電されたトナーが反対に荷電した基
材の表面に付着し、トナー画像が形成される。トーニングステーションは定着ス
テーションを含み得、ここで付着したトナーが熱または圧力あるいはその両方で
定着される。カラー画像は、複数の連続的に配置された電荷の堆積および/また
はトーニングステーションを用いて作製され得る。このステーションは、例えば
3つまたは4つの色を連続的に適用させてカラー画像を生成するように作動する
【0003】 電子写真印刷工業での課題は、印刷することが望まれる基材が数多くあること
である。これらの多くは、直接的電子写真イメージングに適した形態で製造され
ると考えることができるが、その開発または製造は経済的ではなく、それゆえこ
れらはいずれも高価であるか、利用できない。他の基材としては、その物理的性
質(かさ、剛性、低強度、弾性、または構造を含む)のせいで、静電プリンタを
通して移動させることができないものが包含され、それゆえ、これらは電子写真
イメージングには全く不適である。厚いフィルム、紙および板、ならびに木材、
セラミックおよび金属の表面はほんの数例である。このような基材上に画像を提
供する能力が望まれる。
【0004】 プリンタを通して移動できない上記の基材の多くの上に画像を形成するための
電子写真プロセスは公知である。これらのプロセスは典型的には、静電的に形成
および現像された画像を、ポリ塩化ビニル(PVC)フィルムを中間の転写媒体
として用いて、電子写真移動シートから最終の基材に転写する工程を包含する。
静電的に形成および現像される画像は電子写真転写シート上に形成され、そして
次にPVCフィルムに転写される。静電的に形成および現像された画像が接着し
たPVCフィルムは次に、最終基材に接着される。これらのプロセスで典型的に
用いられるPVCフィルムはカレンダー加工された、あるいは分散キャストされ
た、のいずれかの単層のPVCフィルムである。これらのPVCフィルムの使用
は市場で成功してはいるが、PVCフィルムはまた完全に許容できるというわけ
ではないことが見出されている。PVCフィルムも、このようなフィルムの製造
に用いられるプロセスも、環境にやさしいものではない。本発明はPVCを含ま
ない独特な複層受容積層体の使用を用い、これらの課題を克服する。
【0005】 米国特許第4,946,532号は、複層のポリマーフィルムから作製される
複合フェースストック(facestock)およびライナーを開示する。複層
フィルムはコアまたはベース層とコア層の両側に重ねられたスキン層とを含む共
押出し物から構成される。コア層は充填材を含む。
【0006】 米国特許第5,106,710号は、静電プリンタにおいて多色トーン画像(
toned image)を作製する電子写真プロセスを開示する。ここで開示
されたプロセスは:a)可撓性のイメージングシートであって、誘電特性とトナ
ー剥離特性とを示す表面を有するシートを提供する工程;b)該イメージングシ
ートをプリンタを通して移動させる工程;c)該イメージングシートの表面上に
、電荷を画像状に堆積することによって、所望の色に対応する静電潜像を作製す
る工程;d)該潜像をトナーで現像してトーン画像を形成する工程;e)該トー
ン画像を乾燥する工程;f)工程c)、d)、およびe)を他の色に対応するト
ナーを用いて連続して繰り返し、多色トーン画像を完成させる工程;およびg)
イメージングシート上に形成された多色トーン画像を圧力および高温下、受容シ
ートと接触させて、該画像を受容シートに転写させる工程を包含する。受容シー
ト表面はイメージングシート表面の表面エネルギーよりも大きい表面エネルギー
を有し、そして10℃と105℃との間のガラス転移温度を有する。受容シート
はアクリル、ポリオレフィン、ポリビニルアセタール、PVCおよびポリウレタ
ンフィルムからなる群から選択されるポリマーから構成される。
【0007】 米国特許第5,435,963号は、配向したポリマーインモールド(in−
mold)ラベルフィルムを開示し、これは熱延伸、アニールされた、ライナー
なしの自己巻き取り性(self−wound)フィルム積層体を含む。このフ
ィルムは印刷のためのフェース層、中心層、および熱活性化可能接着剤を含むベ
ース層を有するものとして開示される。実施例は、エチレン/酢酸ビニルコポリ
マーとポリプロピレンホモポリマーとの混合物であると開示されるフェース層を
有するラベルフィルムを開示する。中心層はエチレン/酢酸ビニルコポリマーと
、ポリプロピレンホモポリマーまたはランダムポリプロピレンコポリマーのいず
れかと、任意に二酸化チタン濃縮物との混合物であると開示される。ベース層は
、エチレン/酢酸ビニルコポリマーと、ポリプロピレンホモポリマーまたは低密
度ポリエチレンのいずれかと、任意に熱活性化可能接着剤および静電気防止剤と
の混合物であると開示される。
【0008】 米国特許第5,601,959号は、導電性キャリアシート上に支持された剥
離可能な誘電性画像受容層を含む電子写真要素を用いて基材上に画像を形成する
ためのプロセスおよび関連要素を開示し、これは、基材の正面上に接着剤コーテ
ィングを施す工程、トーン画像を画像受容誘電層上に作製する工程、この画像を
接着剤層と接触させ、それにより電子写真要素を基材に接着させる工程、および
キャリアシートを画像受容層から分離および除去する工程により、それにより画
像受容層およびトーン画像は基材上に残留する。
【0009】 (発明の要旨) 本発明は画像化受容積層体に関し、これは:第1の側および第2の側を有する
熱可塑性コア層と;このコア層の第1の側に重なる熱可塑性スキン層であって、
該スキン層はエチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸
、アルキルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからな
る群から選択される官能性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマ
ーあるいはターポリマーを含み、該スキン層は約50℃から約120℃の範囲の
融点を有し、該コア層は該スキン層の融点よりも高い融点を有する、熱可塑性ス
キン層と;該スキン層に接着した静電的に形成および現像された画像とを含む。
1つの実施態様では、上記官能性モノマーは、アルキルアクリレート、アクリル
酸、アルキルアクリル酸、およびそれらの2つ以上の組み合わせからなる群から
選択される。1つの実施態様では、誘電層が上記静電的に形成および現像された
画像およびスキン層の上に重ねられる。1つの実施態様では、伝導性キャリアシ
ートが上記誘電層の上に重ねられる。1つの実施態様では、被覆積層される(o
verlaminate)保護フィルム層が画像およびスキン層の上に重ねられ
る。1つの実施態様では、被覆積層される保護フィルム層が誘電層の上に重ねら
れる。
【0010】 1つの実施態様では、画像化受容積層体はコア層の第2の側に重ねられた別の
スキン層を有し、この別のスキン層はエチレンまたはプロピレンと、アルキルア
クリレート、アクリル酸、アルキルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ
以上の組み合わせからなる群から選択される官能性モノマーとから誘導される主
要量の熱可塑性コポリマーあるいはターポリマーを含み、該別のスキン層は約5
0℃から約120℃の範囲の融点を有し、該コア層は該別のスキン層の融点より
も高い融点を有する。1つの実施態様では、上記官能性モノマーは、アルキルア
クリレート、アクリル酸、アルキルアクリル酸、およびそれらの2つ以上の組み
合わせからなる群から選択される。スキン層がコア層の両側に用いられる場合、
2つのスキン層の組成および/または寸法は同じか、あるいは実質的に同じであ
り得、あるいは両者は異なり得る。
【0011】 1つの実施態様では、接着性樹脂のタイ層がコア層とスキン層との間に位置す
る。スキン層がコア層の両側に用いられる場合、タイ層はコア層といずれかまた
は両方のスキン層との間に用いられ得る。スキン層がコア層の片側のみに用いら
れる場合、タイ層はコア層の片側または両側に用いられ得る。
【0012】 1つの実施態様において、感圧接着剤または熱活性化可能接着剤がコア層の第
2の側に、あるいはコア層の第2の側に重ねられたスキン層に(このようなスキ
ン層が用いられる場合には)接着される。1つの実施態様では、剥離コート(r
elease coat)された基材が感圧接着剤または熱活性化可能接着剤に
接着される。剥離コートされた基材は基材(例えば、紙、ポリマーフィルムなど
)と、この基材の片側に接着された硬化された剥離コーティング組成物の層とを
含む。剥離コーティング組成物は感圧接着剤または熱活性化可能接着剤と基材と
の間に位置する。
【0013】 1つの実施態様では、本発明は画像化受容積層体の製造のためのプロセスに関
し、これは:(A)静電的に形成される画像を電子写真転写シート上に形成およ
び現像する工程であって、該電子写真転写シートは伝導性キャリアシート上に支
持された誘電層を含み、該静電的に形成および現像された画像は該誘電層の上に
形成および現像される、工程;および(B)該電子写真転写シートの画像形成さ
れた側を受容積層体に対して接触させる工程であって、該受容積層体は熱可塑性
コア層上に重ねられた熱可塑性スキン層を有し、該スキン層はエチレンまたはプ
ロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸、アルキルアクリル酸、酢酸ビ
ニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される官能性モノ
マーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマーあるいはターポリマーを含み
、該スキン層は約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、該コア層は該スキ
ン層の融点よりも高い融点を有し、該静電的に形成および現像された画像は該ス
キン層に接着する、工程を包含する。1つの実施態様では、該誘電層は該静電的
に形成および現像された画像から分離される。1つの実施態様では、該誘電層は
該静電的に形成および現像された画像に接着する。1つの実施態様では、該伝導
性キャリアシートは該誘電層から分離される。
【0014】 本発明の利点は、本明細書で提供される複層受容積層体が、先行技術で用いら
れるPVCフィルムと比べて同じか、あるいは改良された能力を提供することに
あり、さらにまた、使用時および製造時の両方に環境に優しい受容積層体の使用
を提供することにある。これらの受容積層体は戸外耐候性であり、そして静電的
に形成および現像された画像と受容積層体表面との間に、先行技術のPVCフィ
ルムよりも高い結合強度を提供する。
【0015】 添付の図面において同様の参照符号は同様の部材または特徴を示す。
【0016】 (好適な実施態様の説明) 本発明の画像化受容積層体は、1つの実施態様において、静電画像を電子写真
転写シート上に形成および現像し、そして次にこの電子写真転写シートと受容積
層体とを接触させて、画像を受容積層体に転写し、それにより所望の画像化受容
積層体を形成することによって、作製される。静電的に形成および現像された画
像はトーン画像であり得る。画像は、プリント、デザイン、およびそれらの組み
合わせを含む任意の形態であり得る。画像は、ブランク、白色または任意の所望
の色または色の組み合わせであり得る。
【0017】 (電子写真転写シート) 電子写真転写シート(例えば図6の部材28で示される)は、伝導性キャリア
シートに重ねられた誘電層から構成される。誘電層は画像受容性の誘電層であり
得る。静電的に形成および現像された画像は、誘電層のキャリアシートと接する
側と反対側に形成される。誘電層は透明または実質的に透明である。1つの実施
態様では、誘電層は剥離可能である。用語「剥離可能」は本明細書において、本
発明のプロセスに従って、誘電層が伝導性キャリアシートに、電子写真転写シー
トが静電的に形成および現像される画像がその上に形成されるプロセスを通じて
取り扱われることを可能にし、そして次に誘電層とこの誘電層に接着する層との
間の接着を損なうことなく、現像された画像が受容積層体に接着することを可能
にするに十分高い範囲の接着性で接着し、かつ電子写真転写シートが受容積層体
に接着した後にキャリアシートが誘電層から除去されることを可能にするに十分
に実質的に低い範囲の接着性で接着することを意味する。例えば、図2を参照の
こと。ここで誘電層20および静電的に形成および現像された画像22はスキン
層14に接着している。
【0018】 1つの実施態様において、電子写真転写シートは伝導性キャリアシート、この
伝導性キャリアシートの上に重ねられた誘電層、誘電層に重ねられた剥離コーテ
ィング層、および剥離コーティング層の上に形成された静電的に形成および現像
される画像から構成される。剥離コーティング層は、後で「感圧接着剤構造」の
サブタイトルで言及される任意の剥離コーティング組成物から構成され得る。こ
れらは、ポリオルガノシロキサン(例えば、ポリジメチルシロキサン)、ウレタ
ン−シリコーンポリマー、エポキシシリコーンポリマー、アクリル−シリコーン
ポリマーなどを包含する。この実施態様では、本発明のプロセスに従って、キャ
リアシートならびに誘電層は静電的に形成および現像される画像から、電子写真
転写シートが受容積層体に接着した後に除去され得る。例えば、図1を参照のこ
と。ここで静電的に形成および現像された画像22はスキン層14に接着し、そ
して誘電層は存在しない。
【0019】 誘電層は、電子写真転写印刷のための誘電層を提供するために用いられる任意
のフィルム形成性ポリマーで構成され得る。これらには、限定されないが、ポリ
エステル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリメチ
ルメタクリレート、スチレン化アクリル、エチレン−ビニルアルコールコポリマ
ー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、またはこれらの2つ以上の組み合
わせが包含される。誘電層は当業者に公知の他の添加剤を含み得る。
【0020】 伝導性キャリアシートは、基材の片側または両側に接着または塗工された伝導
層を有する基材から構成され得る。基材は、紙、ポリマーフィルムまたはそれら
の組み合わせから構成され得る。基材として用いられる紙、ポリマーフィルムま
たはこれらの組み合わせは、後で「感圧または熱活性化可能接着剤構造」という
サブタイトルの下で論じられる任意の基材であり得る。伝導層はバインダーおよ
び伝導性材料から構成され得る。バインダーは電子写真印刷に用いられる任意の
バインダーであり得、アニオン性ポリマー、ポリスチレンスルホン酸、スチレン
−アクリレートコポリマー、ポリマー性第四級アンモニウム化合物、アクリル樹
脂、アクリルコポリマー樹脂、ポリビニルアルコール、セルロース樹脂、スチレ
ン−無水マレイン酸コポリマー、ポリビニルピロリドン、またはこれらの2つ以
上の組み合わせからなる群から選択されるポリマー性バインダーを包含する。伝
導性材料は電子写真印刷に用いられる任意の伝導性材料であり得、アンチモンド
ープした酸化スズ、ヨウ化銅、インジウムドープした酸化スズ、グラファイト、
伝導性粘土、またはこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される伝
導性材料を包含する。伝導層は当業者に公知の他の添加剤を含み得る。
【0021】 誘電層上に形成される静電的に形成および現像される画像は、1つの実施態様
では、バインダー、または1種以上の顔料および/または染料がバインダー中に
分散したものから構成されるトナーインクである。顔料および/または染料は電
子写真印刷に用いられる任意の顔料または染料であり得、カーボンブラック、黒
色顔料および/または染料、シアン顔料および/または染料、マゼンタ顔料およ
び/または染料、イエロー顔料および/または染料、スポットカラー(spot
color)顔料および/または染料、あるいはこれらの2つ以上の組み合わ
せを包含する。バインダーは電子写真印刷のためのトナーを作製するのに用いら
れる任意のバインダーであり得る。これらには、ポリビニルブチラール樹脂、ス
チレン樹脂、スチレン−アクリルコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー
、アルキド樹脂、ロジン修飾フェノール樹脂、エチルアクリレートコポリマー、
ポリメチルアクリレート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ヒドロキシエチルメタクリ
レート樹脂、ポリラウリルメタクリレートコポリマー、イオン性ポリエステル、
およびこれらの2つ以上の混合物からなる群から選択されるポリマーが包含され
る。有用なトナーインクとしては、XeroxからHi−BriteおよびTu
rboという商品名で入手可能なものが挙げられる。
【0022】 有用な電子写真転写シートとしては、Minnesota Mining a
nd Manufacturing Company(3M)から3M Ima
ge Transfer Mediaの商品名で入手可能なもの、Rexam
GraphicsからDry Transfer Gradeという商品名で入
手可能なもの、およびSihlからSihl UPG85という商品名で入手可
能なものが挙げられる。
【0023】 静電的に形成される画像は電子写真転写シートの誘電層上に公知の手順を用い
て作製される。例えば、これは電子写真プリンタを用いて行われ得、この電子写
真プリンタは典型的には画像供給源(これはコンピュータであり得る)、および
電子写真転写シート上に画像を発生させるための機械的配置を含み得る。コンピ
ュータは画像情報をプリンタの印刷ステーションに提供することに加えて、プリ
ンタのすべての機能の制御もまたなし得る。これは電子写真シートを通常スタイ
ラスのアレイを含むイメージングステーションを通して駆動させることを包含す
る。コンピュータはスタイラスをアドレス指定し、そしてこれらが所定量の電荷
を電子写真シートの画像受容表面に堆積させるように指示する。電荷分布の形態
の潜像がこのようにして電子写真転写シートの画像受容表面上に形成される。
【0024】 電子写真転写シートは次にトーニングステーションを通して輸送される。ここ
で適切なトナーが画像受容表面に付与されてトーン画像を現像する。トーニング
ステーションは定着サブステーションを含み得、ここで付与されたトナーが熱ま
たは圧力あるいはその両方で画像受容表面に定着される。
【0025】 カラー画像の複写が所望される場合、上記プロセスを異なる色のさらなるトナ
ーで繰り返す。これは連続的に配置されたイメージングおよびトーニングステー
ションで行われるか、あるいは要素を同じイメージングステーションに通して交
互に各々のトナーを付与することによる。カラー複写は通常、オリジナルのカラ
ー画像の満足すべきかつ正確な複写を与えるために、3つ、しばしば4つの異な
るカラートナーを必要とする。このような正確なオリジナル画像の表現を提供す
るトナーカラーの選択および異なる画像の形成の組み合わせは当該分野で周知で
ある。
【0026】 1つの実施態様では、電子写真転写シートは約1milから約10milの範
囲の厚みを有し、そして1つの実施態様では約1.5milから約5mil、そ
して1つの実施態様では約2milから約4mil、そして1つの実施態様では
約2.7milから約2.85milの範囲である。
【0027】 (受容積層体) 受容積層体(例えば、図1および8の部材10;図2の部材10A;図3の部
材10B;図4の部材10C;または図5〜7の部材10Dで示される)は第1
の側および第2の側を有する熱可塑性コア層と、コア層の第1の側の上に重ねら
れた熱可塑性スキン層から構成される。1つの実施態様では、他のスキン層がコ
ア層の第2の側に重ねられる。1つの実施態様では、接着性樹脂のタイ層がコア
層と上記スキン層のいずれか、あるいは両方との間に配置される。1つの実施態
様では、接着剤のタイ層はコア層の第1の側とこの第1の側に重ねられたスキン
層との間に配置され、そして別の接着剤のタイ層がコア層の第2の側に接着され
る。
【0028】 コア層は単層または多層構造を含み得る。コア層は熱可塑性ポリマーで構成さ
れ、これはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリエチレンメチル
アクリル酸、ポリエチレンエチルアクリレート、メタロセン触媒で触媒されたポ
リオレフィン、ポリスチレン、ポリエチレンメチルアクリレート、アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレンポリマー、ポリエチレンビニルアルコール、ポリエ
チレン酢酸ビニル、ナイロン、ポリウレタン、ポリカーボネート、スチレン無水
マレイン酸ポリマー、スチレンアクリロニトリルポリマー、ナトリウムまたは亜
鉛含有エチレン/メタクリル酸コポリマー(イオノマーとも呼ばれることがある
)、ポリメチルメタクリレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート、熱可塑性ポリエステル、またはこれらの2つ以上の混合物であり
得る。
【0029】 1つの実施態様では、コア層はポリオレフィン、例えば、低密度、中密度、ま
たは高密度:ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリブチレンあるいはエチレ
ン、プロピレンまたはブチレンとアルファオレフィンとのコポリマーから構成さ
れる。アルファオレフィンは、2個から約18個の炭素原子、そして1つの実施
態様では2個から約10個の炭素原子を含むアルファオレフィンから選択され、
これには、エチレン、ブチレン、ヘキサンおよびオクタンが包含される。ポリオ
レフィンはメタロセン触媒を用いて調製され得る。有用なプロピレンホモポリマ
ーの例はUnion Carbideから5A97の商品名で入手可能であり、
これは162℃の融点を有するポリプロピレンとして同定される。有用なプロピ
レンコポリマーはランダムプロピレンコポリマーを包含し、これは約3重量%か
ら約5重量%のエチレンを含む。アフィニティ1030HFはDow Chem
icalの製品であり、121℃の融点を有するメタロセン触媒で触媒されるオ
クテン−エチレンコポリマーポリエチレンとして同定され、用いられ得る。Ly
ondell M6060はLyondell Petrochemical
Companyの製品であり、136℃の融点を有する高密度ポリエチレンとし
て同定され、用いられ得る。
【0030】 コア層で用いられる熱可塑性ポリマーはスキン層で用いられるコポリマーある
いはターポリマーの融点よりも高い融点を有する。この融点の差は、このフィル
ムが用いられる熱転写イメージングおよび印刷プロセスの間に溶融することを避
けるに十分な耐熱性をコア層に与えてるために必要である。コア層で用いられる
熱可塑性ポリマーの融点は通常約100℃から約165℃の範囲であり、そして
1つの実施態様では約110℃から約165℃の範囲である。1つの実施態様で
は、コア層中の熱可塑性ポリマーの融点はスキン層で用いられるコポリマーある
いはターポリマーの融点よりも約10℃から約250℃高く、そして1つの実施
態様では約25℃から約100℃高い。
【0031】 コア層中の熱可塑性ポリマーの濃度は通常少なくとも約30重量%であり、そ
して1つの実施態様では約30重量%から約90重量%であり、そして1つの実
施態様では約60重量%から約80重量%である。
【0032】 コア層は透明の外観であり得、あるいは顔料を含んでいても良い。用いられ得
る顔料には二酸化チタンが包含され、これはルチルおよびアナターゼ結晶構造の
両方である。1つ実施態様では、顔料はコア層材料に、顔料および樹脂キャリア
を含む濃縮物の形態で添加される。濃縮物は、例えば、約20重量%から約80
重量%の顔料、および約20重量%から約80重量%の樹脂キャリアを含み得る
。樹脂キャリアは約100℃から約265℃の範囲の融点を有する任意の熱可塑
性ポリマーであり得る。例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチ
レン、ポリエステル、ナイロンなどか挙げられる。1つの実施態様では、二酸化
チタン濃縮物が用いられ、これは約30重量%から約70重量%のポリプロピレ
ンと約70重量%から約30重量%の二酸化チタンとのブレンドから構成される
。用いられ得る市販の顔料濃縮物の例は、A.Schulman Inc.から
PolyBatch White P8555 SDという商品名で入手し得る
。これは被覆されたルチル二酸化チタン濃縮物50重量%をポリプロピレンホモ
ポリマーキャリア樹脂中に有する白色濃縮物として同定される。別の例はAmp
acet 110233であり、これはAmpacet Corporatio
nの製品であり、50%ルチルTiO2と50%低密度ポリエチレンとを含むT
iO2濃縮物として同定される。コア層中の顔料の濃度は約25重量%までであ
り得、そして用いられる場合、通常約5重量%から約25重量%の範囲、そして
1つの実施態様では約10重量%から約20重量%、そして1つの実施態様では
約13.5重量%である。
【0033】 1つの実施態様では、コア層は少量の少なくとも1種の核形成剤(nucle
ating agent)を含み、受容積層体に増強された寸法安定性を与える
。1つの実施態様では、このような核形成剤の添加は、このような受容積層体を
用いて作製される感圧または熱活性化可能接着剤構造の座屈(buckling
)またはしわ(wrinkling)を低減または排除する。このような核形成
剤の必要性は特に、このような受容積層体を用いて作製される感圧または活性化
可能接着剤構造がハンドシートよりも大きい場合に明らかである。このハンドシ
ートは典型的には約8.5インチ×約11インチのサイズである。このような核
形成剤の例には、ジベンジジエンソルビトール、安息香酸ナトリウムおよびカル
ボン酸が挙げられる。有用な市販の核形成剤の例には、Millad3988(
Milliken Chemicalsの製品で、ポリオレフィン用のソルビト
ールベースの浄化剤(clarifying agent)と同定される);S
chulmann8588NAP濃縮物(A.Schulmannの製品で、ジ
ベンジジエンソルビトールを含む濃縮物として同定される);Sodium B
enzoate 325 Mesh PowderおよびSodium Ben
zoate Ultra Fine Powder(両方ともMallinch
rodt Catalyst and Chemical Additives
Divisionの製品で、安息香酸ナトリウム粉末として同定される);な
らびにMoldpro 931およびMoldpro 932(両方ともWit
co Corporationの製品で、カルボン酸混合物と同定される)が挙
げられる。コア層中のこれらの核形成剤の濃度は約6重量%までであり得、そし
て1つの実施態様では約0.5重量%から約6重量%であり、そして1つの実施
態様では約0.5重量%から約5重量%であり、そして1つの実施態様では約0
.5重量%から約3重量%である。
【0034】 スキン層(単数または複数)は主要量の熱可塑性コポリマーまたはターポリマ
ーを含み得、これはエチレンまたはプロピレン(好ましくはエチレン)と、アル
キルアクリレート、アクリル酸、アルキルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれら
の2つ以上の組み合わせからなる群から選択される官能性モノマーとから誘導さ
れる。1つの実施態様では、官能性モノマーは、アルキルアクリレート、アクリ
ル酸、アルキルアクリル酸、およびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群か
ら選択される。1つの実施態様では、スキン層(単数または複数)はエチレン酢
酸ビニル樹脂、および酸または酸/アクリレート修飾エチレン酢酸ビニル樹脂が
存在しないことで特徴づけられる。アルキルアクリレートおよびアルキルアクリ
ル酸の中のアルキル基は、典型的には1から約8個の炭素原子を含み、そして1
つの実施態様では1から約2個の炭素原子を含む。コポリマーまたはターポリマ
ーは通常、約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、そして1つの実施態様
では約60℃から約110℃である。コポリマーまたはターポリマーの官能性モ
ノマー成分の範囲は、コポリマーまたはターポリマー分子の約1から約15モル
パーセントであり、そして1つの実施態様では約1から約10モルパーセントで
ある。例としては:エチレン/酢酸ビニルコポリマー;エチレン/メチルアクリ
レートコポリマー;エチレン/エチルアクリレートコポリマー;エチレン/ブチ
ルアクリレートコポリマー;エチレン/メタクリル酸コポリマー;エチレン/ア
クリル酸コポリマー;ナトリウムまたは亜鉛を含むエチレン/メタクリル酸コポ
リマー(イオノマーとも呼ばれる);酸−、無水物−またはアクリレート−修飾
エチレン/酢酸ビニルコポリマー;酸−または無水物−修飾エチレン/アクリレ
ートコポリマー;無水物−修飾低密度ポリエチレン;無水物−修飾線状低密度ポ
リエチレン、およびこれらの2つ以上の混合物が挙げられる。1つの実施態様で
は、特に有用なエチレン/酢酸ビニルコポリマーは、酢酸ビニル含量が少なくと
も約20重量%のものを包含し、そして1つの実施態様では約20重量%から約
40重量%、そして1つの実施態様では約22重量%から約28重量%、そして
1つの実施態様では約25重量%である。
【0035】 用いられ得る市販のコポリマーおよびターポリマーの例には、DuPontか
ら商品名Elvaxとして市販されるエチレン/酢酸ビニルコポリマーが挙げら
れる。これらはElvax3120(これは酢酸ビニル含量が7.5重量%であ
り、融点が99℃である)、Elvax3124(これは酢酸ビニル含量が9重
量%であり、融点が77℃である)、Elvax3150(これは酢酸ビニル含
量が15重量%であり、融点が92℃である)、Elvax3174(これは酢
酸ビニル含量が18重量%であり、融点が86℃である)、Elvax3177
(これは酢酸ビニル含量が20重量%であり、融点が85℃である)、Elva
x3190(これは酢酸ビニル含量が25重量%であり、融点が77℃である)
、Elvax3175(これは酢酸ビニル含量が28重量%であり、融点が73
℃である)、Elvax3180(これは酢酸ビニル含量が28重量%であり、
融点が70℃である)、Elvax3182(これは酢酸ビニル含量が28重量
%であり、融点が73℃である)、およびElvax3185(これは酢酸ビニ
ル含量が33重量%であり、融点が61℃である)、およびElvax3190
LG(これは酢酸ビニル含量が25重量%であり、融点が約77℃であり、そし
てガラス転移温度(Tg)が約−38.6℃である)を包含する。DuPont
から商品名Surlynで入手可能なイオノマー樹脂もまた用いられ得る。これ
らはナトリウム、リチウムまたは亜鉛と、エチレンとメタクリル酸とのコポリマ
ーとから誘導されるものとして同定される。これらは、Surlyn1601(
これはナトリウム含有イオノマーであり、融点が98℃である)、Surlyn
1605(これはナトリウム含有イオノマーであり、融点が90℃であり、そし
てTgが約−20.6℃である)、Surlyn1650(これは亜鉛含有イオ
ノマーであり、融点が97℃である)、Surlyn1652(これは亜鉛含有
イオノマーであり、融点が100℃である)、Surlyn1702(これは亜
鉛含有イオノマーであり、融点が93℃である)、Surlyn1705−1(
これは亜鉛含有イオノマーであり、融点が95℃である)、Surlyn170
7(これはナトリウム含有イオノマーであり、融点が92℃である)、Surl
yn1802(これはナトリウム含有イオノマーであり、融点が99℃である)
、Surlyn1855(これは亜鉛含有イオノマーであり、融点が88℃であ
る)、Surlyn1857(これは亜鉛含有イオノマーであり、融点が87℃
である)、およびSurlyn1901(これはナトリウム含有イオノマーであ
り、融点が95℃である)を包含する。DuPontから商品名Nucrelで
市販されるエチレン酸コポリマーもまた用いられ得る。これらは、Nucrel
0407(これはメタクリル酸含量が4重量%であり、融点が109℃である
)、およびNucrel 0910(これはメタクリル酸含量が8.7重量%で
あり、融点が100℃である)を包含する。Dow Chemicalから商品
名Primacorで市販されるエチレン/アクリル酸コポリマーもまた有用で
ある。これらは、Primacor1430(これはアクリル酸モノマー含量が
9.5重量%であり、融点が約97℃であり、Tgが約−7.7℃である)を包
含する。Chevronから商品名EMACで入手可能なエチレン/メチルアク
リレートコポリマーもまた用いられ得る。これらはEMAC2205(これはア
クリル酸メチル含量が20重量%であり、融点が83℃である)およびEMAC
2268(これはアクリル酸メチル含量が24重量%であり、融点が約74℃で
あり、Tgが約−40.6℃である)を包含する。
【0036】 スキン層(単数または複数)中の上記熱可塑性コポリマーまたはターポリマー
の濃度は一般に、少なくとも約25重量%であり、そして1つの実施態様では少
なくとも約50重量%であり、そして1つの実施態様では約50重量%から約1
00重量%であり、そして1つの実施態様では約60重量%から約95重量%で
あり、そして1つの実施態様では約85重量%から約92重量%である。
【0037】 コア層およびスキン層(単数または複数)は、好ましくは、紫外光吸収剤また
は他の光安定剤を含み得、好ましくは含む。これらの添加剤は太陽光による変質
を防ぐために含まれる。1つの有用なタイプの安定剤は、ヒンダードアミン光安
定剤である。ヒンダードアミン光安定剤は文献(例えば、米国特許第4,721
,531号の第4欄から9欄)に記載されており、これは本明細書中に参考とし
て援用される。ヒンダードアミン光安定剤は、例えば、2,2,6,6−テトラ
アルキルピペリジンまたは置換ピペリジンジオンの誘導体であり得る。多くの本
発明で有用なヒンダードアミン光安定剤は市販されており、例えばCiba−G
elgy Corporationから一般登録名「Tinuvin」および「
Chimassorb」として、ならびにCytecから一般名「Cyasor
b−UV」として市販されている。例としては、Tinuvin 111(これ
は1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミン、N,N’’−[1,2−
エタンジイルビス[[[4,6−ビス[ブチル(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジニル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]イミ
ノ]−3,1プロパンイジル]]−ビス[N’,N’’−ジブチル−N’,N’
’−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−およびジ
メチルスクシネートポリマーと、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチ
ル−1−ピペリジンエタノールとの混合物として同定される);Tinuvin
123(これはビス−(1−オクチルオキシ−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジニル)セバケートと同定される);Tinuvin 770(こ
れはビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケートと
同定される);Tinuvin 765(これはビス−(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジニル)セバケートと同定される);Tinuvin
622(これは、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル−1−ピペ
リジンエタノールを包含するジメチルスクシネートポリマーである);およびC
himassorb 944(これはポリ[[6−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチル)アミノ]−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル][[2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]ヘキサメチレン(2,2
,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ]]である)、およびChi
massorb 119(これは1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリア
ミン−N’,N’’−[1,2−エタンジイルビス[[[4,6−ビス[ブチル
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ペペリジニル(peperidin
yl))アミノ]−1,3,5−トリアジン−2−イル]イミノ]−3,1プロ
パンジイル]]−ビス[N’,N’’−ジブチル−N’,N’’−ビス(1,2
,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニル)−と同定される)が挙げられ
る。有用な安定剤は、商品名Ampacet 10561として入手可能であり
、これはAmpacetの製品であり、20重量%のUV安定剤と80重量%の
低密度ポリエチレンキャリア樹脂とを含むUV安定剤濃縮物と同定される。コア
層およびスキン層中のUV吸収剤または光安定剤の濃度は、約2.5重量%まで
であり得、そして1つの実施態様では約0.05重量%から約1重量%である。
【0038】 スキン層(単数または複数)は滑剤を含み得る。これらは、第一級アミド(例
えば、ステアルアミド、ベヘンアミド、オレアミド、エルクアミドなど);第二
級アミド(例えば、ステアリルエルクアミド、エルシル(erucyl)エルク
アミド、オレイルパルミトアミド、ステアリルステアルアミド、エルシルステア
ルアミドなど);エチレンビスアミド(例えば、N,N’−エチレンビスステア
ルアミド、N,N’−エチレンビスオレアミドなど);および上記アミドの2つ
以上の組み合わせを包含する。滑剤は、約2重量%までの範囲の濃度で用いられ
得、そして1つの実施態様では約0.05重量%から約2重量%、そして1つの
実施態様では約0.1重量%から約0.5重量%である。
【0039】 コア層の第2の側に重ねられたスキン層(例えば図3、5,6および7のスキ
ン層16)は、アンチブロック剤を含み得る。これらは、天然シリカ、ケイソウ
土、合成シリカ、ガラス球、セラミック粒子、炭酸カルシウム粒子、ケイ酸カル
シウム粒子、脂肪アミド粒子、ケイ酸アルミニウムなどを包含する。市販のアン
チブロック剤の例には、A.Schulmanから商品名CABL 4040と
して入手可能なものが挙げられ、これは5%のケイ酸塩、5%のセラミック微粒
子を含み、そして残りは低密度ポリエチレンを含む固体ペレットと同定される。
他の有用な添加剤には、Zeelan Industriesから商品名Zee
ospheresとして入手可能な添加剤;3Mから商品名Scotchili
te Glass Bubblesとして入手可能な添加剤;Potters
Industriesから商品名Spheriglassとして入手可能な添加
剤;Mo−Sci Corporationから商品名Precision G
lass Spheres(Class IV)として入手可能な添加剤;Hu
berから商品名Huber Qとして入手可能な添加剤;Nyco Mine
ralsから商品名Nycor、Nyad、Ultrafibe、Primgl
os、NyglosおよびWallastocoatとして入手可能な添加剤;
Jaycoから商品名Dragoniteとして入手可能な添加剤;Witco
から商品名Kenamideとして入手可能な添加剤;ならびにU.S.Sil
icaから商品名Minu−U−Silとして入手可能な添加剤が挙げられる。
アンチブロック添加剤は、濃度約10重量%で用いられ得、そして1つの実施態
様では約0.1重量%から約10重量%、そして1つの実施態様では約0.5重
量%から約3重量%である。
【0040】 アンチブロックおよび滑剤は樹脂濃縮物の形態で一緒に添加され得る。このよ
うな濃縮物の例は、DuPontから商品名Elvax CE9619−1とし
て入手可能である。この樹脂濃縮物は20重量%のシリカ、7重量%のアミド滑
剤、および73重量%のElvax 3170(DuPontの製品で、18重
量%の酢酸ビニル含量を有するエチレン/酢酸ビニルコポリマーとして同定され
る)を含む。
【0041】 コア層および/またはスキン層(単数または複数)は、スキン層(単数または
複数)のコア層への接着を増強するために、少量の添加性樹脂を含み得る。また
、あるいは、接着性樹脂のタイ層が、接着性を増強するためにコア層とスキン層
の片方または両方との間に配置され得る。接着性樹脂は上記の任意のエチレン/
酢酸ビニルコポリマーであり得る。これらは、DuPont Elvax 31
70および3190LGを包含する。DuPontから商品名Bynelで入手
可能な接着性樹脂もまた用いられ得る。これらは、Series 1100の商
品名で入手可能なエチレン/酢酸ビニル樹脂、酸修飾エチレンアクリレートポリ
マー(Series 2000)、無水物修飾エチレンアクリレートコポリマー
(Series 2100)、無水物修飾エチレン/酢酸ビニルコポリマー(S
eries 3000)、酸およびアクリレート修飾エチレン/酢酸ビニル樹脂
(Series 3100)、無水物修飾エチレン/酢酸ビニルコポリマー(S
eries 3800)、無水物修飾エチレン/酢酸ビニル樹脂(Series
3900)、無水物修飾高密度ポリエチレン樹脂(Series 4000)
、無水物修飾線状低密度ポリエチレン樹脂(Series 4100)、無水物
修飾低密度ポリエチレン樹脂(Series 4200)、および無水物修飾ポ
リプロピレン樹脂(Series 5000)を包含する。Bynel CXA
1123(エチレン/酢酸ビニルコポリマー、融点74℃)およびBynel
CXA3101(エステルおよび酸性コモノマー官能基を含むエチレンベースの
ポリマー、融点87℃)が用いられ得る。コア層中に含まれる場合、接着性樹脂
は約40重量%までの濃度で用いられ、そして1つの実施態様では約5%重量%
から約25重量%で用いられ得る。スキン層(単数または複数)で用いられる場
合、接着性樹脂は約45重量%までの濃度で用いられ、そして1つの実施態様で
は約10重量%から約30重量%で用いられる。コア層とスキン層(単数または
複数)との間でフィルム層(単数または複数)の形態で用いられる場合、このよ
うな接着性樹脂フィルム層(単数または複数)はコア層の厚みの約5%から約4
0%を有し、そして1つの実施態様では約10%から約25%である。
【0042】 受容積層体は、全部の厚みが約1milから約25milの範囲であり得、そ
して1つの実施態様では約2milから約20mil、そして1つの実施態様で
は約2milから約5milである。コア層の厚みは受容積層体の全体の厚みの
約10%から約90%の範囲であり得、そして1つの実施態様では約20%から
約80%であり、スキン層(単数または複数)(コア層とスキン層(単数または
複数)との間に配置された接着剤またはタイ層有りまたは無し)の合計の厚みが
残りを作り上げる。1つの実施態様では、スキン/コア/スキン層は10%/8
0%/10%であり、そして1つの実施態様ではこれは20%/60%/20%
である。スキン層がコア層の各側に用いられる場合、このようなスキン層は同じ
厚みであるか、または異なる厚みであり得る。好ましくは、スキン層は同じか実
質的に同じ厚みを有する。同様に、各スキン層は同じ組成を有するか、またはこ
れらは異なる組成を有し得る。好ましくは、各スキン層は同じ組成を有する。
【0043】 受容積層体はポリマー共押出しプロセスを用いて作製され得る。ポリマーフィ
ルム材料の共押出しは、2つ以上の押出し機および適切な公知のタイプの共押出
しダイから同時に押出しすることによって形成され、これによりコア層およびス
キン層(単数または複数)が互いに接着して、永久的に結合した状態とされ、1
つの共押出し物を提供する。上で示したように、接着性樹脂のタイ層(単数また
は複数)が画像化受容積層体中に含まれ得、そしてこのようなタイ層(単数また
は複数)はコア層およびスキン層(単数または複数)と共に共押出しされ得る。
これらの積層体を作製するための共押出しプロセスは当該分野で周知である。
【0044】 1つの実施態様では、受容積層体で用いられる各層のTgは10℃より低く、
そして1つの実施態様では8℃より低く、そして1つの実施態様では約5℃より
低く、そして1つの実施態様では約2℃より低く、そして1つの実施態様では約
0℃より低い。1つの実施態様では、受容積層体中で用いられるポリマー材料の
各層は応力配向性(stress oriented)ではない。
【0045】 本発明の利点は、用いられる受容積層体が広範囲の積層温度で用いられ得、そ
して処理が容易であるということである。これらの受容積層体はPVCを含まず
、それゆえPVCを含む積層体またはフィルムを作製および使用する両方の場合
の環境的課題を回避できる。これらの受容積層体は太陽光により生じる変質に対
して耐性が高く、そして静電的に形成および現像された画像と積層体表面との間
の結合強度が、先行技術のPVCフィルムよりも高い。
【0046】 (感圧または熱活性化可能接着剤構造) 1つの実施態様では、本発明は感圧または熱活性化可能接着剤構造または製品
を提供し、ここで画像化受容積層体はそれに接着した感圧または熱活性化可能接
着剤複合体を有する。感圧または熱活性化可能接着剤複合体は例えば、図5の部
材30または図6の部材39で示される。感圧または熱活性化可能接着剤複合体
は基材に塗工された感圧または熱活性化可能接着剤層を含む。1つの実施態様で
は、基材は剥離コートされた基材または剥離ライナーである。剥離コートされた
基材または剥離ライナーは、基材またはバッキングライナーと、その基材または
バッキングライナーの片側または両側に接着した硬化した剥離コーティング組成
物の層とから構成される。剥離コーティングは感圧または熱活性化可能接着剤と
基材との間に位置する。感圧または熱活性化可能接着剤はコア層の第2の側に塗
工され、あるいはスキン層がコア層の第2の側に接着している場合には、接着剤
はこのようなスキン層に塗工される。タイ層がコア層の第2の側に接着し、そし
てスキン層がこのようなタイ層に接着していない場合、接着剤はこのようなタイ
層に塗工され得る。
【0047】 剥離コーティング組成物は当該分野で公知の任意の剥離コーティング組成物で
あり得る。シリコーン剥離コーティング組成物が好ましく、そして当該分野で公
知の任意のシリコーン剥離コーティング組成物が用いられ得る。シリコーン剥離
コーティングの主成分はポリオルガノシロキサン、およびしばしば、ポリジメチ
ルシロキサンである。本発明で用いられるシリコーン剥離コーティング組成物は
室温硬化、熱硬化、または光硬化され得る。一般に室温および熱硬化性組成物は
少なくとも1種のポリオルガノシロキサンおよびこのようなポリオルガノシロキ
サン(単数または複数)のための少なくとも1種の触媒(または硬化剤)を含む
。このような組成物はまた少なくとも1種の硬化促進剤および/または接着促進
剤(ときどきアンカレッジ添加剤(anchorage additive)と
も呼ばれる)を含み得る。当該分野で公知のように、いくつかの物質は両方の機
能を果たす能力を有する。すなわち、硬化促進剤として作用して速度を増大させ
、硬化温度を低下させるなどし、そしてまた接着促進剤として作用して、シリコ
ーン組成物と基材との結合を向上させる。このような二重機能添加剤の使用は適
切な場合、本発明の範囲内である。
【0048】 剥離コーティング組成物は、公知の技術を用いて基材に塗工される。これらは
、グラビア、逆グラビア、オフセットグラビア、ローラーコーティング、刷毛塗
り、ナイフ−オーバーロール、メータリングロッド(metering rod
)、逆ロールコーティング、ドクターナイフ、浸漬、ダイコーティング、スプレ
ー塗り、カーテンコーティングなどを包含する。コーティング重量は約0.1グ
ラム毎平方メートル(gsm)から約10gsm以上の範囲であり、そして1つ
の実施態様では約0.3gsmから約2gsmである。1つの実施態様では、得
られる剥離コートされた基材の厚みまたはカリパーは約2milから約10mi
lの範囲であり得、そして1つの実施態様では、約4milまたは4.5mil
から約6milである。
【0049】 基材は紙、ポリマーフィルム、またはこれらの組み合わせを含み得る。適切な
基材の選択の必要性は、受容積層体を用いて作製される感圧または熱活性化可能
接着剤構造がハンドシートよりも大きい場合において特に明白である。このハン
ドシートは典型的には約8.5インチ×約11インチのサイズである。不適切な
基材を選択するとこのような受容積層体を用いて作製される感圧または熱活性化
可能接着剤構造の座屈またはしわが生じ得る。紙基材は、使用することができる
用途が広範囲であるため有用である。紙はまた、比較的安価であり、そしてアン
チブロッキング、静電気防止、寸法安定性などの望まし特性を有し、そしてリサ
イクルできる可能性があり得る。従来の紙のコーティングおよび処理装置での取
り扱いに十分な引っ張り強さを有する任意のタイプの紙が基材材料として使用さ
れ得る。それゆえ、任意のタイプの紙が最終用途および特に個人の好みに応じて
用いられ得る。とりわけ、用いられ得る紙のタイプは、粘土コート紙、グラシン
、ポリマーコート紙、およびソーダ、亜硫酸または硫酸(クラフト)プロセス、
中性硫化物蒸解プロセス、アルカリ−塩素プロセス、硝酸プロセス、セミケミカ
ルプロセスなどのようなプロセスによって調製される同様のセルローズ材料であ
る。任意の重量の紙が基材材料として使用され得るが、約30ポンド毎連から約
120ポンド毎連の範囲の重量を有する紙が有用であり、約60ポンド毎連から
約100ポンド毎連の範囲の重量を有する紙が目下、好適である。用語「連」は
本明細書において3000平方フィートに等しい。
【0050】 あるいは、基材はポリマーフィルムであり得、ポリマーフィルムの例は、ポリ
オレフィン、ポリエステル、ナイロンなど、およびこれらの組み合わせを包含す
る。ポリオレフィンフィルムは1分子当たり、2個から約12個の炭素原子を有
するモノオレフィンのポリマーおよびコポリマーを含み得、そして1つの実施態
様では2個から約8個の炭素原子、そして1つの実施態様では2個から約4個の
炭素原子を含む。このようなホモポリマーの例は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ−1−ブテンなどを包含する。上記定義内のコポリマーの例は、エチレ
ンと約1重量%から約10重量%のプロピレンとのコポリマー、ポリプロピレン
と約1重量%から約10重量%のエチレンまたは1−ブテンとのコポリマーなど
を包含する。コポリマーまたはコポリマーとホモポリマーとのブレンドから調製
されるフィルムもまた有用である。フィルムは単層または多層で押出しされ得る
【0051】 基材として用いられ得る別のタイプの材料はポリコートクラフトライナーであ
り、これは片側または両側のいずれかがポリマーコーティングでコートされたク
ラフトライナーから成る。ポリマーコーティングは、高、中、または低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレンまたは他の同様のポリマーを含み得、基材表面の片側
または両側に押出しコーティングされ得、ライナーに強度および/または寸法安
定性を加える。これらのタイプのライナーの重量は約30ポンド毎連から約10
0ポンド毎連の範囲であり得、約40ポンド毎連から約100ポンド毎連が典型
的な範囲を表す。全体で、最終的なライナーは約10%と約40%との間のポリ
マー、および約60%から約90%の紙から構成され得る。両側のコーティング
のために、ポリマーの量はほぼ均等に紙の上面と下面との間で分配される。上面
のポリマー組成は下面の組成と同じであるか、または異なり得る。
【0052】 用いられ得る感圧または熱活性化可能接着剤物質は、当該分野で公知の任意の
感圧または熱活性化可能接着剤であり得る。これらは、ゴムベースの接着剤、ア
クリル接着剤、ビニルエーテル接着剤、シリコーン接着剤、およびこれらの2つ
以上の混合物を包含する。接着剤はホットメルト、溶液またはエマルジョン接着
剤の形態であり得る。「Adhesion and Bonding」、Enc
yclopedia of Polymer Science and Eng
ineering,第1巻、476−546頁、Interscience P
ublishers,第2版、1985に記載される感圧または熱活性化可能接
着剤物質が包含され、この開示は本明細書中に参考として援用される。有用な感
圧または熱活性化可能物質は主要構成要素として接着性ポリマー(例えば、アク
リルタイプポリマー;ブロックコポリマー;天然、再生、またはスチレン−ブタ
ジエンゴム;粘着付与された天然または合成ゴム;あるいはエチレンおよび酢酸
ビニルのランダムコポリマー、エチレン−ビニル−アクリルターポリマー、ポリ
イソブチレン、ポリ(ビニルエーテル)など)を含み得る。感圧または熱活性化
可能接着剤物質は典型的にはガラス転移温度が約−70℃から約10℃の範囲で
あることを特徴とする。
【0053】 上記樹脂に加えて他の物質が感圧または熱活性化可能接着剤物質に含まれ得る
。これらは、固体粘着付与樹脂、液体粘着付与剤(しばしば可塑剤と呼ばれる)
、抗酸化剤、充填材、顔料、ワックスなどを包含する。接着剤物質は、固体粘着
付与樹脂および液体粘着付与樹脂(または液体可塑剤)のブレンドを含み得る。
【0054】 用いられ得る市販の感圧接着剤の例はAeroset 1460であり、これ
はAshland Chemicalの製品であり、溶媒アクリル接着剤として
同定される。
【0055】 用いられ得る市販の熱活性化可能接着剤の例はElvax 3185であり、
これはDuPontの製品であり、熱シール接着剤として同定される。
【0056】 感圧または熱活性化可能接着剤組成物のコーティング重量は一般に、約10g
smから約50gsmの範囲であり、そして1つの実施態様では約20gsmか
ら約35gsmである。
【0057】 感圧または熱活性化可能接着剤は受容積層体(コア層の第2の側またはコア層
の第2の側に接着されたスキン層のいずれかの上)または剥離コートされた基材
の硬化剥離コーティング層のいずれかに公知の技術を用いて塗工され得る。これ
らは、グラビア、逆グラビア、オフセットグラビア、ローラーコーティング、刷
毛塗り、ナイフ−オーバーロール、メータリングロッド、逆ロールコーティング
、ドクターナイフ、浸漬、ダイコーティング、スプレー塗り、カーテンコーティ
ングなどを包含する。感圧接着剤が受容積層体に塗工される場合、この感圧受容
積層体構造は剥離コートされた基材と接着剤とを公知の技術(例えば冷間圧延積
層)を用いて接触させることによって組み立てられる。熱活性化可能接着剤が受
容積層体に塗工される場合、この熱活性化可能受容積層体構造は剥離コートされ
た基材と接着剤とを公知の技術(例えば熱間圧延積層)を用いて接触させること
によって組み立てられる。感圧接着剤が剥離コートされた基材に塗工される場合
、この感圧受容積層体構造は、受容積層体と接着剤とを公知の技術(例えば、冷
間圧延積層)を用いて接触させることによって組み立てられる。熱活性化可能接
着剤が剥離コートされた基材に塗工される場合、この熱活性化可能受容積層体構
造は受容積層体と接着剤とを公知の技術(例えば熱間圧延積層)を用いて接触さ
せることによって組み立てられる。組み立てられた感圧または熱活性化可能受容
積層体構造において、感圧または熱活性化可能接着剤は受容積層体と硬化した剥
離コーティングとの間に位置し、そして好ましくは受容積層体に接着している。
硬化した剥離コーティングは感圧または熱活性化可能接着剤と基材との間に位置
し、そして好ましくは基材に接着している。感圧または熱活性化可能受容積層体
は剥離コートされた基材を引き剥がし、処分することによって用いられ得る。曝
露された感圧または熱活性化可能接着剤を、受容積層体が配置されるべき表面に
、感圧受容積層体の場合には圧力、あるいは熱活性化可能受容積層体の場合には
熱と圧力を用いて、押しつけられる。
【0058】 1つの実施態様では、感圧または熱活性化可能受容積層体接着剤構造は約5m
ilから約40milの範囲の厚みを有し、そして1つの実施態様では約5mi
lから約25mil、そして1つの実施態様では約8milから約20mil、
そして1つの実施態様では約10milから約15mil、そして1つの実施態
様では約11milから約12.5milの厚みを有する。
【0059】 (画像化受容積層体の作製のためのプロセス) 本発明の画像化受容積層体の作製のためのプロセスは、電子写真転写シートと
受容積層体とを温度、圧力および接触時間の適切な条件下で接触させて、これら
を互いに結合させる工程を包含する。この接触工程の間に、誘電層(その上に画
像が静電的に形成および現像される)は、受容積層体のコア層の第1の側に重ね
られたスキン層に押しつけられる。この接触プロセスは当業者に公知の多くの方
法(例えば、電子写真転写シートおよび受容積層体を共にロールラミネーターの
加熱されたニップローラーに通す工程、または電子写真転写シートおよび受容積
層体を一緒に真空ドローダウンフレーム(draw down frame)の
加熱圧盤上に配置する工程)で達成され得る。接触時点の積層温度は一般に、約
40℃から約200℃の範囲であり、そして1つの実施態様では、約65℃から
約160℃である。加熱ロールラミネーターで使用されるロールに付与される圧
力は一般に、約25psigから約125psigであり、そして1つの実施態
様では、約70psigから約110psigである。加熱ロールラミネーター
で用いられるロール間の接触時間は一般に、約0.25秒から約1秒の範囲であ
り、そして1つの実施態様では約0.25秒から約0.4秒であり、そして1つ
の実施態様では約0.5秒から約1秒である。
【0060】 典型的には、得られるトナー結合品質、すなわち「画像受容性」は、画像化受
容積層体へのトナー結合接着および/または画像化受容積層体からのトナーの除
去によって評価される。トナー結合品質評価を行うための技術は当業者に公知で
あり、そしてスナップテープテストによって行われ、ここで、3M Scotc
h Tape No.610または同様のテープを画像にしっかり貼り付け、次
に速い動作で除去する。トナー結合の品質は次に、除去の困難さおよび受容積層
体からテープを用いて除去されたトナーの量によって判定される。実際の実施で
は、上記の試験方法は、実際の画像化受容積層体の性能を完全に予想するもので
はないことが見いだされた。なぜなら、これはこの画像化受容積層体のより一般
的な最終用途に関するからである。より予測的な評価方法が、被覆積層保護フィ
ルムの1インチ×12インチの条片を3M Scotch Tape No.6
10の代わりに使用して用いられている。この方法は、被覆積層保護フィルムの
使用が必要とされる、意図される最終用途のためのトナー結合品質の評価に特に
有用である。この方法は被覆積層保護フィルムの条片を画像化受容積層体に制御
された方法で適用すること、被覆積層保護フィルムの条片と画像化受容積層体と
の間の接着結合を特定のドウェル時間エージングすること、および被覆積層保護
フィルムの条片を、予測的な、定量的な、制御された様式で除去することを必要
とする。被覆積層保護フィルムの条片を画像化受容積層体から除去するのに必要
な力が記録される。画像化受容積層体から被覆積層保護フィルムの条片によって
除去されるトナーの量は、除去の百分率として記録される。
【0061】 (画像化受容積層体のための被覆積層保護層) 1つの実施態様では、受容積層体に接着する静電的に形成および現像された画
像上に被覆積層保護層が重ねられる。これは増強された耐久性および耐摩擦性を
有する画像化受容積層体を提供する。誘電層が画像化受容積層体に接着したまま
である実施態様では、被覆積層保護層は誘電層に接着する。誘電層が除去される
実施態様では、被覆積層保護層は、形成および現像された画像に接着する。画像
がそれが接着している熱可塑性スキン層の表面全体をカバーしない実施態様では
、被覆積層保護層は、カバーされた部分中の画像とカバーされていない部分のス
キン層に接着する。
【0062】 被覆積層保護層は熱可塑性フィルムならびにこのフィルムの片側に接着した感
圧または熱活性化可能接着剤とから構成され得る。被覆積層保護フィルムは、例
えば、図9の部材45で示される。被覆保護層は静電的に形成および現像された
画像をそれを通して目視することを可能とするに十分、透明である。
【0063】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムは単層または多層構造を有し得る。これは
熱可塑性ポリマーから構成され得、この熱可塑性ポリマーは:ポリオレフィン;
ナトリウム、リチウムまたは亜鉛とエチレン/メタクリル酸コポリマーから誘導
されるイオノマー樹脂;エチレンアクリルまたはメタクリル酸コポリマー;エチ
レン−酢酸ビニルターポリマー樹脂(ここでターモノマーはアクリル酸、メチル
アクリレートまたは無水マレイン酸である);ポリメチルメタクリレート;また
はポリエステルであり得る。
【0064】 有用であり得るポリオレフィンは、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリ
ブチレン、あるいはエチレン、プロピレンまたはブチレンとアルファオレフィン
とのコポリマーを包含する。アルファオレフィンは、2個から約18個の炭素原
子を含むアルファオレフィンから選択され、そして1つの実施態様では2個から
約12個の炭素原子、そして1つの実施態様では2個から約8個の炭素原子であ
り、エチレン、ブチレン、ヘキセンおよびオクテンが挙げられる。中密度ポリエ
チレンおよび線状中密度ポリエチレンが有用である。有用なポリオレフィンは、
チーグラー−ナッタ触媒またはメタロセン触媒を用いて調製されるものを包含す
る。有用なポリオレフィンの例はDow Chemicalから商品名Affi
nity1030HFとして入手可能であり、これはメタロセン触媒で触媒され
たオクテン−エチレンコポリマーとして同定される。
【0065】 DuPontから商品名Surlynで入手可能なイオノマー樹脂が用いられ
得る。これらの樹脂はナトリウム、リチウムまたは亜鉛ならびにエチレンおよび
メタクリル酸とのコポリマーとから誘導されるものとして同定される。これらの
群には、以下が挙げられる:Surlyn1601(これはナトリウム含有イオ
ノマーである);Surlyn1605(これはナトリウム含有イオノマーであ
る);Surlyn1650(これは亜鉛含有イオノマーである);Surly
n1652(これは亜鉛含有イオノマーである);Surlyn1702(これ
は亜鉛含有イオノマーである);Surlyn1705−1(これは亜鉛含有イ
オノマーである);Surlyn1707(これはナトリウム含有イオノマーで
ある);Surlyn1802(これはナトリウム含有イオノマーである);S
urlyn1855(これは亜鉛含有イオノマーである);Surlyn185
7(これは亜鉛含有イオノマーである);およびSurlyn1901(これは
ナトリウム含有イオノマーである);SurlynAD−8546(これはリチ
ウム含有イオノマーである);SurlynAD−8547(これは亜鉛含有イ
オノマーである);SurlynAD−8548(これはナトリウム含有イオノ
マーである);Surlyn7930(これはリチウム含有イオノマーである)
;Surlyn7940(これはリチウム含有イオノマーである);Surly
n8020(これはナトリウム含有イオノマーである);Surlyn8140
(これはナトリウム含有イオノマーである);Surlyn8528(これはナ
トリウム含有イオノマーである);Surlyn8550(これはナトリウム含
有イオノマーである);Surlyn8660(これはナトリウム含有イオノマ
ーである);Surlyn8920(これはナトリウム含有イオノマーである)
;Surlyn8940(これはナトリウム含有イオノマーである);Surl
yn9120(これは亜鉛含有イオノマーである);Surlyn9650(こ
れは亜鉛含有イオノマーである);Surlyn9730(これは亜鉛含有イオ
ノマーである);Surlyn9910(これは亜鉛含有イオノマーである);
Surlyn9950(これは亜鉛含有イオノマーである);およびSurly
n9970(これは亜鉛含有イオノマーである)。
【0066】 用いられ得るエチレンアクリルまたはメタクリル酸コポリマーは、DuPon
tから商品名Nucrelで入手可能なものを包含する。これらには、Nucr
el 0407(これはメタクリル酸含量が4重量%であり、融点が109℃で
ある)、およびNucrel 0910(これはメタクリル酸含量が8.7重量
%であり、融点が100℃である)が挙げられる。
【0067】 Dow Chemicalから商品名Primacorで入手可能なエチレン
/アクリル酸コポリマーもまた有用である。これらには、Primacor14
30(これはアクリル酸モノマー含量が9.5重量%であり、融点が約97℃で
ある)が挙げられる。
【0068】 熱可塑性ポリマーの被覆積層保護フィルム層の熱可塑性フィルム中での濃度は
通常、少なくとも約30重量%であり、そして1つの実施態様では約30重量%
から約99.5重量%であり、そして1つの実施態様では約75%から約99.
5重量%である。
【0069】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムは、UV光吸収剤または他の光安定剤を含
み得、また含むことが望ましい。これらは受容積層体のコア層およびスキン層で
用いられる上記のUV光吸収剤および光安定剤を包含する。UV光吸収剤の中で
も有用なのはCiba−Geigyから商品名Tinuvinとして入手可能な
ヒンダードアミン吸収剤であり、特にTinuvin234、Tinuvin3
26、Tinuvin327およびTinuvin328の名称で入手可能なも
のである。用いられ得る光安定剤には、Ciba−Geigyから商品名Tin
uvin111、Tinuvin123、Tinuvin622、Tinuvi
n770およびTinuvin783として入手可能なヒンダードアミン光安定
剤が挙げられる。また有用な光安定剤は、Ciba−Geigyから商品名Ch
imassorbとして入手可能なヒンダードアミン光安定剤であり、特にCh
imassorb119およびChimassorb944である。熱可塑性フ
ィルム組成物中のUV光吸収剤および/または光安定剤の濃度は約2.5重量%
までの範囲であり、そして1つの実施態様では約0.05重量%から約1重量%
である。
【0070】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムは抗酸化剤を含み得る。熱可塑性フィルム
の製造に有用な任意の抗酸化剤が用いられ得る。これらはヒンダードフェノール
および有機亜リン酸塩である。例としては、Ciba−Geigyから商品名I
rganox 1010、Irganox 1076またはIrgafos 1
68として入手可能なものが挙げられる。抗酸化剤の熱可塑性フィルム組成物中
での濃度は約2.5重量%までの範囲であり、そして1つの実施態様では約0.
05重量%から約1重量%である。
【0071】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムは金属失活剤を含み得る。熱可塑性フィル
ムの製造に有用な任意の金属失活剤が用いられ得る。これらは、ヒンダードフェ
ノール金属失活剤を包含する。例としては、Ciba−Geigyから商品名I
rganox 1024として入手可能なものが挙げられる。金属失活剤の熱可
塑性フィルム組成物中での濃度は約1重量%までの範囲であり、そして1つの実
施態様では約0.2重量%から約0.5重量%である。
【0072】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムの厚みは一般に、約0.5から5milの
範囲であり、そして1つの実施態様では、約1から約3milである。
【0073】 被覆積層保護層の熱可塑性フィルムに接着する感圧または熱活性化可能接着剤
は、サブタイトル「感圧または熱活性化可能接着剤構造」の下で上記の任意の感
圧または熱可塑性接着剤であり得る。特に有用な感圧接着剤はAeroset1
460である。特に有用な熱活性化可能接着剤はElvax3185である。感
圧または熱活性化可能接着剤は、被覆積層保護フィルム層の熱可塑性フィルムの
製造において有用であるとして上記の1つ以上のUV光吸収剤、光安定剤、抗酸
化剤および/または金属失活剤とブレンドされ得る。これらの添加剤物質は典型
的には感圧または光活性化可能接着剤組成物に、各添加剤物質について感圧また
は熱活性化可能接着剤組成物の全体の重量を基準にして、約2.5重量%までの
濃度で添加され、そして1つの実施態様では約0.05から約1重量%である。
【0074】 被覆積層保護層の感圧または熱活性化可能接着剤の厚みは一般に約0.25m
ilから約2milの範囲であり、そして1つの実施態様では約0.5milか
ら約1milである。1つの実施態様では感圧または熱活性化可能接着剤のコー
ト重量は一般に約10gsmから約50gsmの範囲であり、そして1つの実施
態様では約20gsmから約35gsmである。
【0075】 被覆積層保護層は画像化受容積層体にフィルム層と積層体を公知の技術を用い
て接触させることによって接着する。被覆積層保護層の感圧または熱活性化可能
接着剤は画像化受容積層体に接触し、そしてフィルム層と積層体とを接着する。
【0076】 被覆積層保護層を画像化受容積層体に接着する前に、被覆積層保護層は剥離ラ
イナーをその感圧接着剤層の上に設けてもよい。剥離ライナーの使用は被覆積層
保護層の取り扱いを容易にする。被覆積層保護層の積層体への接着工程の間に、
剥離ライナーは被覆積層保護層から剥がされ、これにより感圧接着剤が曝露する
。「感圧または熱活性化可能接着剤構造」のサブタイトルの下で上記の任意の剥
離ライナーが用いられ得る。
【0077】 あるいは、被覆積層保護層の第1の表面は剥離コートされ得、自己巻き取りロ
ール構造を可能とする。ここで感圧または熱活性化可能接着剤コートされた被覆
積層体の第2の表面がこの被覆積層保護層の剥離コートされた第1の表面と接触
して巻き回される。剥離コーティング組成物は当該分野で公知の任意の剥離コー
ティング組成物であり得る。シリコーン剥離コーティング組成物が好適であり、
そして当該分野で公知の任意のシリコーン剥離コーティング組成物が用いられ得
る。シリコーン剥離コーティングの主要成分はポリオルガノシロキサンであり、
そしてさらにしばしばポリジメチルシロキサンである。本発明で用いられるシリ
コーン剥離コーティング組成物は室温硬化、熱硬化、または光硬化され得る。一
般に室温および熱硬化性組成物は少なくとも1種のポリオルガノシロキサンおよ
びこのようなポリオルガノシロキサンのための少なくとも1種の触媒(硬化剤中
)を含む。このような組成物はまた少なくとも1種の硬化促進剤および/または
接着プロモーター(ときどきアンカレッジ添加剤(anchorage add
itive)とも呼ばれる)を含み得る。当該分野で公知のように、いくつかの
物質は両方の機能を果たす能力を有する。すなわち、硬化促進剤として作用して
速度を増大させ、硬化温度を低下させるなどし、そしてまた接着プロモーターと
して作用して、シリコーン組成物と基材との結合を向上させる。このような二重
機能の添加剤の使用は適切な場合、本発明の範囲内である。
【0078】 剥離コーティング組成物は被覆積層保護層に公知の技術を用いて塗工される。
これらは、グラビア、逆グラビア、オフセットグラビア、ローラーコーティング
、刷毛塗り、ナイフ−オーバーロール、メータリングロッド(metering
rod)、逆ロールコーティング、ドクターナイフ、浸漬、ダイコーティング
、スプレー塗り、カーテンコーティングなどを包含する。コーティング重量は約
0.1グラム毎平方メートル(gsm)から約10gsm(またはそれより大き
い)の範囲であり、そして1つの実施態様では約0.3gsmから約2gsmで
ある。1つの実施態様では、得られる剥離コートされた基材の厚みまたはカリパ
ーは約0.5milから約10milの範囲であり得、そして1つの実施態様で
は、約1milから約6milである。
【0079】 図1を参照すると、ここに開示される画像化受容積層体は受容積層体10とこ
の積層体に接着した静電的に形成および現像された画像22から構成される。受
容積層体10は熱可塑性コア層12とコア層12を覆って接着する熱可塑性スキ
ン層14とを有する。画像22はスキン層14に接着する。受容積層体10の厚
みは約1milから約10milの範囲であり、そして1つの実施態様では約2
milから約5milである。コア層12の厚みは受容積層体10の全体の厚み
の約10%から約90%の範囲であり、そしてスキン層14の厚みが違いを埋め
合わせる。
【0080】 図2を参照すると、ここに開示の画像化受容積層体は受容積層体10Aと、こ
の積層体に接着した静電的に形成および現像された画像22と、この画像22と
この積層体とに重ねられた誘電層20とから構成される。積層体10Aはコア層
12と、このコア層の片側に重ねられたタイ層13と、タイ層に重ねられたスキ
ン層14とを有する。受容積層体10Aは全体の厚みが約1milから約25m
il、そして1つの実施態様では約2milから約20mil、そして1つの実
施態様では約2milから約5milの範囲である。タイ層13の厚みは受容積
層体10Aの全体の厚みの約5%から約30%、そして1つの実施態様では約1
0%から約20%である。スキン層14は受容積層体10Aの全体の厚みの訳5
%から約30%、そして1つの実施態様では約10%から約20%の厚みを有す
る。
【0081】 図3を参照すると、ここに開示される画像化受容積層体は受容積層体10Bと
、この積層体に接着した静電的に形成および現像された画像22と、この画像2
2と積層体に重ねられた誘電層20とから構成される。受容積層体10Bは熱可
塑性コア層12と、このコア層の両側に重ねられたタイ層13および15と、タ
イ層13および15に各々重ねられた熱可塑性スキン層14および16とを有す
る。受容積層体10Bの全体の厚みは約1milから約25milの範囲であり
、そして1つの実施態様では約2milから約20milであり、そして1つの
実施態様では約2milから約5milである。スキン層14および16の合計
した厚みは、積層体10Bの全体の厚みの約5%から約30%、そして1つの実
施態様では約10%から約20%である。スキン層14および16は同じ組成お
よび/または寸法を有し得るか、あるいはこの組成および/または寸法は異なり
得る。タイ層13および15の合計の厚みは、受容積層体10Bの全体の厚みの
約5%から約30%、そして1つの実施態様では約10%から約20%である。
タイ層13および15の組成および/または寸法は同じであり得るか、あるいは
異なり得る。
【0082】 図4を参照すると、ここで開示される画像化受容積層体は図2で開示される画
像化受容積層体と同一であるが、ただし図4で開示される画像化受容積層体10
Cはコア層12の片側に重ねられた接着性樹脂のタイ層15を含む。タイ層15
の厚みは受容積層体10Cの全体の厚みの約5%から約30%、そして1つの実
施態様では約10%から約20%である。
【0083】 図5を参照すると、ここに開示される画像化受容積層体は受容積層体10Dと
、感圧または熱活性化可能接着剤複合体30とを含む。受容積層体10Dは熱可
塑性コア層12(これは第1の側および第2の側を有する)と、コア層の第1の
側に重ねられた第1の熱可塑性スキン層14とを有する。静電的に形成および現
像された画像22は第1のスキン層14に接着し、そして誘電層20が画像22
とスキン層14とに重ねられる。積層体10Dはまた、コア層12の第2の側に
重ねられた第2の熱可塑性スキン層16を有する。感圧または熱活性化可能接着
剤複合体30はスキン層16に重ねられる。添加剤複合体30は、スキン層16
に接着した感圧または熱活性化可能接着剤の層32と、感圧または熱活性化可能
接着剤32に重ねられた剥離コーティングの層34と、剥離コーティング層34
に重ねられた基材36(例えば、紙、ポリマーフィルムなど)を有する。
【0084】 図6を参照すると、ここに開示される画像化受容積層体は受容積層体10Dと
、受容積層体10Dの片側に重ねられ、接着した電子写真転写シート28と、積
層体10Dの他の側に重ねられ、接着した感圧または熱活性化可能接着剤複合体
39とを含む。積層体10は熱可塑性コア層12(これは第1の側および第2の
側を有する)と、コア層12の第1の側に重ねられた熱可塑性スキン層14と、
コア層12の第2の側に重ねられた熱可塑性スキン層16とを有する。電子写真
転写シート28は静電的に形成および現像された画像22と、画像22およびス
キン層14に重ねられた誘電層20と、誘電層20に重ねられた伝導性層24と
、伝導層24に重ねられたキャリアシート26とを含む。画像22はスキン層1
4に接着している。接着剤複合体39は、スキン層16に接着した感圧または熱
活性化可能接着剤32と、この感圧または熱活性化可能接着剤32に重ねられた
剥離コートされた基材38とを含む。
【0085】 図7を参照すると、ここで開示される画像化受容積層体は受容積層体10Dか
ら構成され、これはコア層12とコア層12の両側に接着した熱可塑性スキン層
14および16とを有する。画像化受容積層体は静電的に形成および現像された
画像22(これはスキン層14に接着する)、ならびに誘電層20(これは画像
22およびスキン層14に重なる)を含む。
【0086】 図8を参照すると、ここで開示される画像化受容積層体は受容積層体10と、
積層体10に接着した静電的に形成および現像された画像22と、画像22およ
び積層体10に重ねられた誘電層20とから構成される。積層体10はコア層1
2とコア層の片側に重ねられたスキン層14とを有する。画像22はスキン層1
4に接着する。
【0087】 図9を参照すると、ここで開示される画像化受容積層体は、受容積層体10D
と、受容積層体10Dの片側に重ねられた静電的に形成および現像された画像2
2と、画像22および受容積層体10Dに重ねられた誘電層20と、誘電層20
に重ねられた被覆積層保護層45と、積層体10Dの他の側に重ねられた感圧ま
たは熱活性化可能接着剤複合体39とを含む。積層体10Dは熱可塑性コア層1
2(これは第1の側および第2の側を有する)、コア層12の第1の側に重ねら
れた熱可塑性スキン層14と、コア層12の第2の側に重ねられた熱可塑性スキ
ン層16とを有する。画像22はスキン層14に接着する。被覆積層保護層45
は熱可塑性フィルム46と感圧または熱活性化可能接着剤47を含む。感圧また
は熱活性化可能接着剤47は熱可塑性フィルム46と誘電層20との間に位置し
、そしてフィルム46を誘電層20に接着させる。接着剤複合体39は、スキン
層16に接着した感圧または熱活性化可能接着剤32と、感圧または熱活性化可
能接着剤32に接着した剥離コート基材38とを含む。
【0088】 受容積層体10Dを作製する押出しプロセスを図10に開示する。このプロセ
スに用いられる装置は押出し機100、102および104と、スクリーンチェ
ンジャー106、108および110と、アダプターブロック112と、キャス
ト押出しダイ114と、エアナイフ118と、キャストロール120と、チルロ
ール122と、ニップロール124とを含む。スキン層14を形成するためのポ
リマー材料は押出し機100からスクリーンチェンジャー106を通して、アダ
プターブロック112およびキャスト押出しダイ114に押し出される。コア層
12を形成するためのポリマー材料は押出し機102からスクリーンチェンジャ
ー108を通して、アダプターブロック112およびキャスト押出しダイ114
に押し出される。スキン層16を形成するためのポリマー材料は押出し機104
からスクリーンチェンジャー110を通して、アダプターブロック112および
キャスト押出しダイ114に押し出される。押出しダイ114の中でポリマー材
料は組み合わせられて、受容積層体10Dを形成する。受容積層体10Dは押出
しダイ114からエアナイフ118を通過し、キャスティングロール120の下
を通り、チルロール122の上を通り、ニップロール124の間を通って、テー
クアップロール126まで前進する。ここでこれは巻き回されて、最終的な受容
積層体10Dがロール形状で提供される。当業者は、図10に例示されたプロセ
スを改変して、例えばさらなる押出し機および対応のスクリーンチェンジャーな
どによって、例えば図3または4中に例示されるタイ層13および15のような
さらなるフィルム層の共押出しに備えられ得ることを理解する。
【0089】 1つの実施態様では、図10のニップロール124は一対のアニーリングロー
ル(図示せず)で置き換えられる。受容積層体は約38℃から約72℃の範囲の
温度(1つの実施態様では約60℃)で操作される第1のアニーリングロールの
上を前進し、そして次に温度約60℃から約121℃の温度(1つの実施態様で
は約74℃)で操作される第2のアニーリングロールの上を前進する。積層体は
次に図10に示されるテークアップロール126に前進する。
【0090】 本発明の画像化受容積層体を作製するためのプロセスの例示の実施態様を図1
1に示す。このプロセスは、画像化電子写真転写シート28(これはロール形状
で提供される)、アイドラーロール202、ラップアラウンドアイドラーロール
204および加熱されたニップロール206および208の使用を包含する。画
像化電子写真転写シート28は巻き戻されてアイドラーロール202の下を通り
、ラップアラウンドアイドラーロール204の上を通り、加熱されたニップロー
ル206および208の間を通って前進する。同時に、受容積層体10Dは右か
ら左に加熱されたニップローラー206および208を通り、電子写真転写シー
ト28と接触する。接触は誘電層20と電子写真転写シート28の画像22、お
よび受容積層体10Dのスキン層14との間で行われる。電子写真転写シート2
8および受容積層体10Dにニップロール206および208から印加される圧
力および熱は、これら2つの材料が互いに接着して所望の画像化受容積層体11
を形成するに十分である。
【0091】 以下の実施例は本発明のさらなる開示のために提供される。これらの実施例な
らびに明細書全体および請求の範囲を通じて、他に指示がなければ、全ての部お
よび百分率は重量により、そして全ての温度は摂氏温度である。
【0092】 (実施例1) 両側にスキン層14および16を有するコア層12から構成される受容積層体
10Dを共押出しする。コア層は以下の組成を有する: 60%Polypropylene 5A97 10%Elvax 3190LG 3%Ampacet 10561UV安定剤濃縮物 20%UV安定剤 80%低密度ポリエチレンキャリア樹脂 27%Schulman PolyBatch White P8555SD 50%TiO2 50%ポリプロピレンキャリア樹脂 スキン層の各々は以下の組成を有する: 3%Ampacet 10561 10%Elvax CE9619−1 7%アミドスリップ添加剤 20%シリカ抗ブロック剤 73%Elvax 3170 87%Elvax 3190LG 感圧接着剤複合体をスキン層16に接着する。画像化電子写真転写シートは3M
から3M Image Transfer Mediaという商品名で提供され
、これをスキン層14に接着する。
【0093】 (実施例2) (パートA) 両側にスキン層14および16を有するコア層12から構成される受容積層体
10Dを共押出しする。コア層12は以下の組成を有する: 48%Polypropylene 5A97 15%Elvax 3190LG 5%Ampacet 10561 30%Schulman PolyBatch White P8555SD 2%Schulman 8588 NAP 濃縮物 スキン層14は以下の組成を有する: 5%Ampacet 10561 95%Elvax 3190LG スキン層16は以下の組成を有する: 5%Ampacet 10561 15%CABL 4040 40%Polypropylene 5A97 40%Ultrathene UE631−04 感圧接着剤複合体をスキン層16に接着する。電子写真転写シート(Rexam
Graphics Dry Transfer Paperを用いて調製され
、これは伝導性紙層と誘電層とXerox Turboトナーインクから構成さ
れる)をスキン層14に、GBC Pro−Tech Orca IIIラミネ
ーターを用いて、1.5fpmのスピード、空気圧85psig、上部ロール温
度250゜F(121℃)および下部ロール温度180゜F(82℃)で操作し
て、接着する。得られた生成物は所望の感圧接着剤構造であり、スキン層14に
接着させたトナー層、およびトナー層の上に重なる誘電層を有する。 (パートB) パートAで開示された感圧接着剤構造をトナー結合強度およびトナー除去につ
いて試験する。伝導性紙層を剥がし、曝露された誘電層および誘電層の下のトナ
ー層を残す。アクリル溶媒接着剤を塗工した透明なビニル被覆積層保護フィルム
の1インチ×12インチの条片を画像化受容積層体の誘電層に接着し、そして室
温で24時間エージングする。Instron引っ張り試験機を用いて透明ビニ
ル被覆積層保護フィルムの条片を除去し、このフィルムを除去するのに必要な力
を測定する。画像化受容積層体から除去されるトナーの量もまた測定する。この
手順を比較の目的で、一例として、ディスパージョンキャスト(dispers
ion cast)単層ビニルフィルムを受容積層体10Dの代わりに用いて、
そして他の例ではカレンダー処理単層ビニルフィルムを受容積層体10Dの代わ
りに用いて、繰り返す。結果を以下に示す: 平均結合強度(lbs.) トナー除去(%)
パートAの積層体 3.7 0 ディスパージョンキャストビニルフィルム 2.7 15 カレンダー処理ビニルフィルム 2.7 10 (実施例3) 6つの多層受容積層体10(これは各々コア層12とスキン層14とから構成
される)を共押出しする。各積層体のコア層は以下の組成を有する: 24%Ampacet 110233 61%Dow Affinity 1030−HF 15%Lyondell M6060 スキン層14は以下の組成を有する: (a)95%EMA 2205 5%Ampacet 10561 (b)95%Primacor 1430 5%Ampacet 10561 (c)95%Ultrathene UE631−04 5%Ampacet 10561 (d)95%Surlyn 1605 5%Ampacet 10561 (e)95%Elvax 3175 5%Ampacet 10561 (f)75%Elvax 3175 20%Elvax 3185 5%Ampacet 10561 各積層体の全体の厚みは3milである。スキン層は0.3milの厚みを有す
る。感圧接着剤組成物をコア層12のスキン層14が接着しているのと反対の側
に接着する。画像化電子写真転写シートは3Mから3M Image Tran
sfer Mediaという商品名で提供され、これを各スキン層14に接着す
る。
【0094】 (実施例4) コア層12と、コア層12の片側に重ねられたタイ層13と、コア層12の他
の側に重ねられたタイ層15と、タイ層13に重ねられたスキン層14とから構
成される受容積層体10Cを共押出しする。コア層12は以下の組成を有する: 60%Polypropylene 5A97 10%Elvax 3190LG 3%Ampacet 10561 27%Schulman PolyBatch White P8555SD タイ層13は以下の組成を有する: 5%Ampacet 10561 95%Elvax 3190 スキン層14は以下の組成を有する: 95%Surlyn 1605 5%Ampacet 10561 タイ層15は以下の組成を有する: 94%Elvax 3190LG 3%Ampacet 10561 3%Elvax CE9619−1 感圧接着剤複合体をタイ層15に接着する。画像化電子写真転写シートは3Mか
ら3M Image Transfer Mediaという商品名で提供され、
これをスキン層14に接着する。
【0095】 (実施例5) 両側にスキン層14および16を有するコア層12から構成される受容積層体
10Dを共押出しする。コア層12は以下の組成を有する: 48%Polypropylene 5A97 15%Elvax 3190LG 5%Ampacet 10561 30%Schulman PolyBatch White P8555SD 2%Schulman 8588 NAP 濃縮物 スキン層14は以下の組成を有する: 5%Ampacet 10561 95%Elvax 3190LG スキン層16は以下の組成を有する: 5%Ampacet 10561 15%CABL 4040 40%Polypropylene 5A97 40%Ultrathene UE631−04 感圧接着剤複合体をスキン層16に接着する。電子写真転写シート(Rexam
Graphics Dry Transfer Paperを用いて調製され
、これは伝導性紙層と誘電層とXerox Turboトナーインクから構成さ
れる)をスキン層14に、GBC Pro−Tech Orca IIIラミネ
ーターを用いて、1.5fpmのスピード、空気圧85psig、上部ロール温
度250゜F(121℃)および下部ロール温度180゜F(82℃)で操作し
て、接着する。伝導性紙層を剥がし、曝露された誘電層および誘電層の下のトナ
ー層を残す。得られた生成物は感圧接着剤構造であり、スキン層14に接着させ
たトナー層、およびトナー層の上に重なる誘電層を有する。熱可塑性フィルムお
よび感圧接着剤から構成される被覆積層保護フィルム層を誘電層の表面に接着す
る。被覆積層保護フィルム層の熱可塑性フィルムは厚みが1milであり、以下
の組成を有する: 90%Surlyn 1605 10%Ampacet 10561 被覆積層保護フィルム層の接着剤はAeroset 1460であり、この接着
剤層の厚みは0.5milである。
【0096】 本発明の画像化受容積層体はグラフィック用途に用いら得、これは看板、転写
(decal)などから、交通標識、レクリエーション用車輌、ボート、トラッ
ク、および自動車免許プレート、ならびに建築およびプロモーションのグラフィ
ックまでにわたる。画像化受容積層体は印刷または画像化された透明画として用
いられ、これはクリエイティブな看板の用途(例えば、反射信号、ウインドウグ
ラフィックなど)のための他の画像化積層体またはフィルムに積層され得る。
【0097】 本発明をその好適な実施態様に関連して説明してきたが、その種々の改変は本
明細書を読めば当業者に明らかであることが理解される。従って、ここで開示さ
れる本発明は添付の請求の範囲内である限りこのような改変を包含することを意
図することが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明を特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図であ
る。この受容積層体は熱可塑性のコア層、およびこのコア層の片側に重ねられた
熱可塑性のスキン層を含む。静電的に形成および現像された画像はスキン層に接
着する。
【図2】 図2は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。この受容積層体は、熱可塑性コア層、コア層の片側に重ねられた接着性
樹脂のタイ層、およびタイ層に重ねられた熱可塑性スキン層を含む。静電的に形
成および現像された画像はスキン層の上に接着する。誘電層が画像およびスキン
層の上に重ねられる。
【図3】 図3は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、熱可塑性コア層、コア層の各側に重ねられた接着性樹脂
のタイ層、およびタイ層の各側に重ねられた熱可塑性スキン層を含む。静電的に
形成および現像された画像はスキン層のうちの1つに接着する。誘電層が画像お
よび画像が接着しているスキン層に重ねられる。
【図4】 図4は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、熱可塑性コア層、コア層の各側に重ねられた接着性樹脂
のタイ層、およびタイ層の1つに重ねられた熱可塑性スキン層を含む。静電的に
形成および現像された画像はスキン層に接着する。誘電層が画像およびスキン層
に重ねられる。
【図5】 図5は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。積層体は、第1および第2の側を有する熱可塑性コア層、コア層の第1
の側に重ねられた第1の熱可塑性スキン層、およびコア層の第2の側に重ねられ
た第2の熱可塑性スキン層を含む。静電的に形成および現像された画像は第1の
スキン層に接着する。誘電層が画像および第1のスキン層に重ねられる。感圧接
着剤または熱活性化可能接着剤が第2のスキン層に接着する。剥離コーティング
の層が感圧接着剤または熱活性化可能接着剤に重ねられる。基材が剥離コーティ
ング層に重ねられる。
【図6】 図6は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層、コア
層の第1の側に重ねられた第1の熱可塑性スキン層、およびコア層の第2の側に
重ねられた第2の熱可塑性スキン層を含む。静電的に形成および現像された画像
は第1のスキン層に接着する。誘電層が画像および第1のスキン層に重ねられる
。伝導層が誘電層に重ねられる。キャリアシートが伝導層に重ねられている。感
圧接着剤または熱活性化可能接着剤が第2のスキン層に接着する。剥離コート基
材が感圧接着剤または熱活性化可能接着剤に重ねられる。
【図7】 図7は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、熱可塑性コア層、およびコア層の各側に重ねられた熱可
塑性スキン層を含む。静電的に形成および現像された画像はスキン層の1つに接
着する。誘電層が画像および画像が接着しているスキン層の上に接着する。
【図8】 図8は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、熱可塑性コア層、およびコア層に重ねられた熱可塑性ス
キン層を含む。静電的に形成および現像された画像がスキン層に接着する。誘電
層が画像およびスキン層に重ねられる。
【図9】 図9は、本発明を他の特定の形態で具現化する画像化受容積層体の側面模式図
である。受容積層体は、第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層、コア
層の第1の側に重ねられた第1の熱可塑性スキン層、およびコア層の第2の側に
重ねられた第2の熱可塑性スキン層を含む。静電的に形成および現像された画像
は第1のスキン層に接着し、そして誘電層が画像および第1のスキン層に重ねら
れる。被覆積層された保護フィルム層が誘電層に重ねられる。被覆積層された保
護フィルム層は誘電層に接着剤層によって接着された熱可塑性フィルムから構成
される。別の感圧接着剤または熱活性化可能接着剤の層が第2のスキン層に接着
し、そして剥離コートされた基材がこの感圧接着剤または熱活性化可能接着剤の
層に重ねられる。
【図10】 図10は、受容積層体の製造のための押出しプロセスを示すフローシートであ
る。
【図11】 図11は、画像化受容積層体の製造のためのプロセスを示すフローシートであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バラジ, ラマブハドラン アメリカ合衆国 オハイオ 44077, ペ インズビル, ラナーク レーン 811 (72)発明者 ベイド, クシャルクマー エム. アメリカ合衆国 オハイオ 44060, メ ンター , ナンバー37, センター ス トリート 6400 (72)発明者 ブチョルツ, ロバート オー. アメリカ合衆国 オハイオ 44023, チ ャグリン フォールズ, サミット ドラ イブ 8355 Fターム(参考) 4F100 AA33D AA37D AA37E AC03D AJ04D AK01G AK02D AK03A AK04A AK04B AK07A AK07B AK08A AK12A AK12D AK12E AK15C AK22B AK22C AK22E AK23C AK23E AK25B AK25C AK25D AK25E AK27A AK33E AK41C AK42A AK45A AK48A AK51A AK68B AK69A AK69C AK70A AK70B AK73A AK73E AR00C AR00D BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D BA26 CA13E CB00 CB03 CB05 DG10D EH20 HB00E JA04A JA04B JB16A JB16B JG01D JG03C JL11G YY00A YY00B

Claims (39)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像化受容積層体であって: 第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層; 該コア層の該第1の側に重ねられた熱可塑性スキン層であって、該スキン層は
    エチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸、アルキルア
    クリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択
    される官能性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマーあるいはタ
    ーポリマーを含み、該スキン層は約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、
    該コア層は該スキン層の融点よりも高い融点を有する、熱可塑性スキン層;およ
    び 該スキン層に接着した静電的に形成および現像された画像 を含む、積層体。
  2. 【請求項2】 誘電層が前記画像および前記スキン層の上に重ねられる、請
    求項1に記載の積層体。
  3. 【請求項3】 伝導性キャリアシートが前記誘電層の上に重ねられる、請求
    項2に記載の積層体。
  4. 【請求項4】 被覆積層保護層が前記画像および前記スキン層の上に重ねら
    れる、請求項1に記載の積層体。
  5. 【請求項5】 被覆積層保護層が前記誘電層の上に重ねられる、請求項2に
    記載の積層体。
  6. 【請求項6】 別のスキン層が前記コア層の第2の側の上に重ねられ、該別
    のスキン層がエチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸
    、アルキルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからな
    る群から選択される官能性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマ
    ーあるいはターポリマーを含み、該別のスキン層は約50℃から約120℃の範
    囲の融点を有し、該コア層は該別のスキン層の融点よりも高い融点を有する、請
    求項1に記載の積層体。
  7. 【請求項7】 前記スキン層および前記別のスキン層が、同じあるいは実質
    的に同じ組成を有する、請求項6に記載の積層体。
  8. 【請求項8】 接着性樹脂のタイ層が前記コア層と前記スキン層との間に位
    置する、請求項1に記載の積層体。
  9. 【請求項9】 前記コア層および前記スキン層が共押出し物を含む、請求項
    1に記載の積層体。
  10. 【請求項10】 接着性樹脂のタイ層が前記コア層と前記別のスキン層との
    間に位置する、請求項6に記載の積層体。
  11. 【請求項11】 前記コア層、前記スキン層および前記別のスキン層が共押
    出し物を含む、請求項6に記載の積層体。
  12. 【請求項12】 接着性樹脂のタイ層が前記コア層と前記スキン層との間に
    位置し、そして接着性樹脂の別のタイ層が前記コア層と前記別のスキン層との間
    に位置する、請求項6に記載の積層体。
  13. 【請求項13】 感圧または熱活性化可能接着剤が前記コア層の前記第2の
    側に接着し、そして剥離コートされた基材が該感圧または熱活性化可能接着剤に
    接着し、該剥離コートされた基材が、基材および該基材の片側に接着した硬化し
    た剥離コーティング組成物の層を含み、該剥離コーティング組成物が該感圧また
    は熱活性化可能接着剤と該第2の基材との間に位置する、請求項1に記載の積層
    体。
  14. 【請求項14】 感圧または熱活性化可能接着剤が前記別のスキン層に接着
    し、そして剥離コートされた基材が該感圧または熱活性化可能接着剤に接着し、
    該剥離コートされた基材が、基材および該基材の片側に接着した硬化した剥離コ
    ーティング組成物の層を含み、該剥離コーティング組成物が該感圧または熱活性
    化可能接着剤と該基材との間に位置する、請求項6に記載の積層体。
  15. 【請求項15】 前記コア層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチ
    レン、ポリエチレンメチルアクリル酸、ポリエチレンエチルアクリレート、メタ
    ロセン触媒で触媒されたポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエチレンメチルア
    クリレート、アクリロニトリル、ブタジエンスチレンポリマー、ポリエチレンビ
    ニルアルコール、ポリエチレン酢酸ビニル、ナイロン、ポリウレタン、ポリカー
    ボネート、スチレン無水マレイン酸ポリマー、スチレンアクリロニトリルポリマ
    ー、エチレン/メタクリル酸のナトリウムまたは亜鉛塩をベースとするイオノマ
    ー、ポリメチルメタクリレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
    レフタレート、熱可塑性ポリエステル、およびこれらの2つ以上の混合物からな
    る群から選択される少なくとも1種の熱可塑性ポリマーを含む、請求項1に記載
    の積層体。
  16. 【請求項16】 前記スキン層が、エチレン/酢酸ビニルコポリマー;エチ
    レン/メチルアクリレートコポリマー;エチレン/エチルアクリレートコポリマ
    ー;エチレン/ブチルアクリレートコポリマー;エチレン/メタクリル酸コポリ
    マー;エチレン/アクリル酸コポリマー;ナトリウムまたは亜鉛のエチレン/メ
    タクリル酸コポリマー塩;酸−、無水物−またはアクリレート−修飾されたエチ
    レン/酢酸ビニルコポリマー;酸−または無水物−修飾されたエチレン/アクリ
    レートコポリマー;無水物修飾された低密度ポリエチレン;無水物修飾された線
    状低密度ポリエチレン;およびこれらの2つ以上の混合物からなる群から選択さ
    れる少なくとも1種のコポリマーあるいはターポリマーを含む、請求項1に記載
    の積層体。
  17. 【請求項17】 前記スキン層が少なくとも1つのエチレン/酢酸ビニルコ
    ポリマーを含み、ここで該コポリマーの酢酸ビニル含量が少なくとも約22重量
    パーセントである、請求項1に記載の積層体。
  18. 【請求項18】 前記コア層がさらに、顔料、接着性物質、光安定剤、核形
    成剤、またはこれらの2つ以上の組み合わせを含む、請求項1に記載の積層体。
  19. 【請求項19】 前記核形成剤が、ジベンジジエンソルビトール、安息香酸
    ナトリウム、およびカルボン酸からなる群から選択される、請求項18に記載の
    積層体。
  20. 【請求項20】 前記スキン層がさらに、接着性物質、スリップ添加剤、光
    安定剤またはこれらの2つ以上の組み合わせを含む、請求項1に記載の積層体。
  21. 【請求項21】 前記別のスキン層が抗ブロック添加剤を含む、請求項6に
    記載の積層体。
  22. 【請求項22】 前記画像がバインダー中に分散した顔料粒子および/また
    は染料から構成される、請求項1に記載の積層体。
  23. 【請求項23】 前記画像が、バインダー、カーボンブラック顔料および/
    または黒色染料、シアン顔料および/または染料、マゼンタ顔料および/または
    染料、イエロー顔料および/または染料、スポットカラー顔料および/または染
    料、またはこれらの2つ以上の組み合わせから構成される、請求項1に記載の積
    層体。
  24. 【請求項24】 前記画像が、ポリビニルブチラール樹脂、スチレン樹脂、
    スチレン−アクリルコポリマー、スチレン−ブタジエンコポリマー、アルキド樹
    脂、ロジン修飾フェノール樹脂、エチルアクリレートコポリマー、ポリメチルア
    クリレート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ヒドロキシエチルメタクリレート樹脂、
    ポリラウリルメタクリレートコポリマー、イオン性ポリエステル、およびこれら
    の2つ以上の混合物からなる群から選択される少なくとも1種のポリマーから構
    成される、請求項1に記載の積層体。
  25. 【請求項25】 前記誘電層が、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化
    ビニル、ポリビニルブチラール、ポリメチルメタクリレート(polymeth
    ylmethyacrylate)、スチレン化アクリル、エチレン−ビニルア
    ルコールコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマー、またはこれらの
    2つ以上の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1種のポリマーから
    構成される、請求項2に記載の積層体。
  26. 【請求項26】 前記伝導性キャリアシートが、アニオン性ポリマー、ポリ
    スチレンスルホン酸、スチレン−アクリレートコポリマー、ポリマー性第四級ア
    ンモニウム化合物、アクリル樹脂、アクリルコポリマー樹脂、ポリビニルアルコ
    ール、セルロース樹脂、スチレン−無水マレイン酸コポリマー、ポリビニルピロ
    リドン、またはこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択されるポリマ
    ーフィルム形成性材料から構成される、請求項3に記載の積層体。
  27. 【請求項27】 前記伝導性キャリアシートが、アンチモンドープ酸化スズ
    、ヨウ化銅、インジウムドープ酸化スズ、グラファイト、伝導性粘土、またはこ
    れらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つの化合物
    から構成される、請求項3に記載の積層体。
  28. 【請求項28】 前記伝導性キャリアシートが伝導性層をその片側または両
    側にコートした紙から構成される、請求項3に記載の積層体。
  29. 【請求項29】 前記剥離コーティング組成物がシリコーン剥離コーティン
    グ組成物である、請求項13に記載の積層体。
  30. 【請求項30】 前記剥離コーティング組成物が室温または熱硬化性組成物
    である、請求項13に記載の積層体。
  31. 【請求項31】 前記剥離コーティング組成物が光硬化性剥離コーティング
    組成物である、請求項13に記載の積層体。
  32. 【請求項32】 前記感圧または熱活性化可能接着剤組成物がゴムベースの
    接着剤、アクリル接着剤、ビニルエーテル接着剤、シリコーン接着剤、またはこ
    れらの2つ以上の組み合わせを含む、請求項13に記載の積層体。
  33. 【請求項33】 前記基材が紙、ポリマーフィルム、またはこれらの組み合
    わせから構成される、請求項13に記載の積層体。
  34. 【請求項34】 画像化受容積層体であって: 第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層; 該コア層の該第1の側に重ねられた熱可塑性スキン層であって、該スキン層は
    エチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸、アルキルア
    クリル酸、およびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から選択される官能
    性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマーあるいはターポリマー
    を含み、該スキン層は約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、該コア層は
    該スキン層の融点よりも高い融点を有する、熱可塑性スキン層;および 該スキン層に接着した静電的に形成および現像された画像 を含む、積層体。
  35. 【請求項35】 画像化受容積層体であって: 第1の側および第2の側を有する熱可塑性コア層; 該コア層の該第1の側に重ねられた熱可塑性スキン層であって、該スキン層が
    エチレン/メチルアクリレートコポリマー;エチレン/エチルアクリレートコポ
    リマー;エチレン/ブチルアクリレートコポリマー;エチレン/メタクリル酸コ
    ポリマー;エチレン/アクリル酸コポリマー;ナトリウム、リチウムまたは亜鉛
    のエチレン/メタクリル酸コポリマー塩;酸−または無水物−修飾されたエチレ
    ン/アクリレートコポリマー;無水物修飾された低密度ポリエチレン;無水物修
    飾された線状低密度ポリエチレン;およびこれらの2つ以上の混合物からなる群
    から選択される主要量の熱可塑性コポリマーあるいはターポリマーを含み、該ス
    キン層は約50℃から約120℃の範囲の融点を有し、該コア層は該スキン層の
    融点よりも高い融点を有する、熱可塑性スキン層;および 該スキン層に接着した静電的に形成および現像された画像 を含む、積層体。
  36. 【請求項36】 画像受容積層体を作製するためのプロセスであって: (A)静電的に形成および現像される画像を電子写真転写シート上に形成する
    工程であって、該電子写真転写シートが伝導性キャリアシート上に支持された誘
    電層を含み、該画像が該誘電層の上で形成および現像される、工程;および (B)該電子写真転写シートと受容積層体とを接触させる工程であって;該受
    容積層体は熱可塑性コア層の上に重ねられた熱可塑性スキン層を有し;該スキン
    層はエチレンまたはプロピレンと、アルキルアクリレート、アクリル酸、アルキ
    ルアクリル酸、酢酸ビニルおよびこれらの2つ以上の組み合わせからなる群から
    選択される官能性モノマーとから誘導される主要量の熱可塑性コポリマーあるい
    はターポリマーを含み、該スキン層は約50℃から約120℃の範囲の融点を有
    し、該コア層は該スキン層の融点よりも高い融点を有し;該画像は該スキン層に
    接着する、工程を包含する、プロセス。
  37. 【請求項37】 前記誘電層が前記静電的に形成および現像される画像から
    分離している、請求項36に記載のプロセス。
  38. 【請求項38】 前記誘電層が前記静電的に形成および現像される画像と接
    着している、請求項36に記載のプロセス。
  39. 【請求項39】 前記キャリアシートが前記誘電層から分離している、請求
    項36に記載のプロセス。
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