【発明の詳細な説明】
網交換機におけるマルチポイントツーマルチポイントエコー処理
関連出願への相互参照
仮出願第60/001,498号(発明の名称「通信方法及び装置」、199
5年7月19日出願)への優先権を主張する。
発明の分野
本発明は、一般には網交換機に関し、特に、マルチポイントツーマルチポイン
ト交換シナリオに用いられる貴重な交換用リソースを妨げない装置及び方法に関
する。
発明の背景
非同期転送モード(ATM)網などの電気通信網は、音声、ビデオ、及び他の
データの転送に用いられる。ATM網は、ATMセルなどのデータユニットをソ
ースから交換機を経て宛先へルーチングすることにより、データを配送する。交
換機は、典型的には、複数の入出力(I/O)ポートを含んでいる。ATMセル
はI/Oポートを介して送受信される。受信されたATMセルがルーチングされ
た後、発信されるべき適切な出力ポートがATMセルヘッダに基づいて決定され
る。
マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオにおいて、種々のソースから
のATMセルは、交換機内部の複数の入力キューから複数の出力キューへ転送さ
れる。かかるシナリオにおいては、ATMセルの重複処理を排除し、あるいは、
ATMが交換機を経て転送されるのを許可する前に、ATMセルを選択的に選別
することにより、交換機を経由する特定のATMセルのフローを禁止することが
有益であることが多い。特定のATMセルが交換機を経て転送され
るのを許容することによってのみ、貴重な交換用リソースが妨げられなくなる。
従って、マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオにおいて、網交換機の
貴重な交換用リソースが妨げられない方式を案出することが望ましい。
発明の概要
マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオに用いられる網交換機におい
て、貴重な交換用リソースを妨げない装置及び方法が開示される。網交換機は、
交換機本体、複数の入力リンクと交換機本体との間に接続され、複数のデータバ
ッファ用キューを有する入力プロセッシングポート、及び、交換機本体と複数の
出力リンクとの間に接続され、複数のデータバッファ用キューを有する出力プロ
セッシングポートを含む。全てのデータバッファ用キューは、コネクション識別
コードを有し、出力プロセッシングポートのデータバッファ用キューはデータセ
ル処理コードを有する。入力プロセッシングポートは、入力リンクの1つに受信
されたデータセルの処理を、このデータセルが到着した入力リンクを示すリンク
番号と、データセルがバッファされる入力プロセッシングポートのデータバッフ
ァ用キューに対応付けられたコネクション識別コードとをデータセルに追加する
ことにより行う。出力プロセッシングポートは、入力プロセッシングポートによ
り処理され、交換機本体を経て出力プロセッシングポートに転送されたデータセ
ルの処理を、そのリンク番号を出力プロセッシングポートに接続されたリンクの
リンク番号と比較し、そのポート番号を出力プロセッシングポートのポート番号
と比較し、そのコネクション識別コードを出力プロセッシングポートに対応付け
られたコネクション識別コードと比較することにより行う。次に、データセルは
、データセル処理コードの値により示されるリンク番号、ポート番号、及びコネ
クション識別コードの適合スキームに従って、出力ポートのデータバッファ用
キューに格納される。
データセル処理コードが第1の値の場合、出力プロセッシングポート適合スキ
ームは、データセルが出力プロセッシングポートのデータバッファ用キューに格
納されるために、リンク番号、ポート番号、及びコネクション識別コードが適合
することを要求する。データセル処理コードが第2の値の場合、出力プロセッシ
ングポート適合スキームは、データセルが出力プロセッシングポートのデータバ
ッファ用キューに格納されるために、リンク番号、ポート番号、及びコネクショ
ン識別番号が適合しないことを要求する。この機構により、ATMセルは複数の
入力キューから各出力キューに転送され、各出力キューが独自に種々のソースか
らのATMセルの組を受信することが可能となる。
上述した概要から、本発明の装置が如何にして網交換機の貴重な交換用リソー
スを節約できるかは明らかである。
従って、本発明の主目的は、マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオ
に用いられる網交換機の貴重な交換用リソースを妨げない装置及び方法を提供す
ることである。
本発明の上記主目的は、他の目的、特徴、及び利点と共に、添付の図面と共に
読まれるべき以下の詳細な説明により明らかとなろう。
図面の簡単な説明
本発明のより完全な理解を容易とするため、添付の図面が参照される。これら
の図面は、本発明の限定するものとして解釈されるべきではなく、例示としての
み意図されたものである。
図1は、網交換機のブロック図である。
図2は、入力キューの構造を示す。
図3は、スケジューリングリストの構造を示す。
図4は、データセルの標準バスフォーマットを示す。
図5は、変換データセルの交換機内部データセルフォーマットを
示す。
図6は、入力キュー記述子のフォーマットを示す。
図7は、出力キュー記述子のフォーマットを示す。
図8は、種々のエコーフィールド、及び、これらのコードに対応付けられた対
応する出力ポートプロセッサ機能を示す表である。
図9は、「エコー無し」マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオを示
す。
本発明の詳細な説明
図1を参照するに、データクロスバー10,帯域幅アービタ(BA)12、複
数の入力ポートプロセッサ14,複数の出力プロセッサ16,及び、複数のマル
チポイント・トポロジーコントローラ(MTC)18を備える網交換機1が示さ
れている。N×Nクロスポイントスイッチであってもよいデータクロスバー10
は、データセル伝送に用いられ、本実施例では、N×670Mbpsのスループ
ットを生成する。BA12は、交換機相互接続を制御し、瞬間的に不使用となっ
た帯域幅を動的にスケジュールし、更に、マルチポイントツーポイント帯域幅競
合を解決する。各入力ポートプロセッサ14は、複数のコネクションからデータ
クロスバー10へのデータセルの送信をスケジュールする。各出力ポートプロセ
ッサ16はデータクロスバー10からデータセルを受信し、これらのデータセル
を出力リンク上へ組織化する。
交換機1を横断する場合、データセル22は先ずリンク24から交換機1に入
って入力ポートプロセッシングポート14に到り、入力バッファのキュー26に
バッファされる。次に、データセル22は、入力バッファのキュー26から、デ
ータクロスバー10を通して出力ポートプロセッサ16の出力バッファのキュー
28へ送信される。出力バッファのキュー28から、データセル22は交換機1
の外側のリンク30へ送信され、例えば別の交換機へ伝送される。
交換機1の横断を容易とするため、各入力ポートプロセッサ14はセルバッフ
ァRAM32を含み、各出力ポートプロセッサ16はセルバッファRAM34を
含んでいる。セルバッファRAM32及び34は、それぞれ、入力キュー26及
び出力キュー28へ組織化されている。コネクションパスの全てのデータセル2
2は、コネクションの持続期間中、1つの入力キューと1つの出力キューとを通
過しなければならない。従って、キュー26及び28はセル順序を保存する。こ
の方策により、コネクションごとのサービス品質(QoS)保証もまた可能とな
る。
交換機の横断を容易とするため、プローブ/フィードバックメッセージを介し
て3つの通信パスが用いられる。すなわち、プローブクロスバー42、XOFF
クロスバー44、及びXONクロスバー46である。本実施例ではN×Nクロス
ポイントスイッチであるプローブクロスバー42は、多重キュー番号をMTC1
8から出力ポートプロセッサ16へ送信するのに用いられる。各入力ポートプロ
セッサ14は、複数のスケジューリングリスト47を含んでいる。スケジューリ
ングリスト47の各々は、特定のコネクションに対する入力キュー番号を収容す
る環状リストである。各多重キュー番号は、入力ポートプロセッサ14のスケジ
ューリングリスト47からMTC18に供給される情報から得られる。多重キュ
ー番号は、コネクションが生成された際にデータセルが送信される1又は2以上
の出力キュー28を特定する。出力ポートプロセッサ16は多重キュー番号を用
いて、要求プローブメッセージを適切な出力キュー28へ導き、これにより、出
力キュー27にデータセルが使用可能な十分な出力バッファが存在するかを判定
する。
本実施例においてはN×NクロスポイントスイッチであるXOFFクロスバー
44は、「送信禁止」型のフィードバックメッセージを出力ポートプロセッサか
ら入力ポートプロセッサ14へ通信するのに用いられる。XOFFフィードバッ
クメッセージは、要求プ
ローブメッセージが入力ポートプロセッサ14からプローブクロスバー42を経
て出力ポートプロセッサ16へ送信されるのを停止させ、受信入力ポートプロセ
ッサ14内のスケジューリングリスト47をXOFF状態にすることを主張する
ものであり、スケジューリングリスト47を用いて多重キュー番号を提供するこ
とはできないことを意味している。後述の如く、スケジューリングリスト47は
、出力ポートプロセッサ16からXONメッセージを受信するまで、XOFF状
態に保持される。入力ポートプロセッサ14は、スケジューリングリスト47の
記述子のXOFF状態ビットを変更することにより、発せられたXOFFメッセ
ージに応答する。XOFFビットは、出力バッファが対応するコネクションに対
して使用可能である旨の通知を出力ポートプロセッサ16から受けるまで、入力
ポートプロセッサ14が要求プローブメッセージを出力ポートプロセッサ16へ
送ろうとするのを禁止する。
「送信禁止」型フィードバックメッセージは、また、データセルを受信するの
に使用可能な十分なバッファ空間が出力ポートプロセッサ16に存在しない場合
に、入力ポートプロセッサ14から出力ポートプロセッサ16へのデータセルの
送信を禁止させる。この場合、入力ポートプロセッサ14がデータセルをデータ
クロスバー10を介して送信することはない。その代わりに、相補巡回冗長検査
(CRC)計算を収容するアイドルセルが伝送される。
本実施例においてはN×NクロスポイントスイッチであるXONクロスバー4
6は、「送信許可」型フィードバックメッセージを出力ポートプロセッサ16か
ら入力ポートプロセッサ16へ通信するのに用いられる。より詳細には、XON
クロスバー46は、XONフィードバックメッセージを、出力ポートプロセッサ
16から入力ポートプロセッサ14へ通信する。入力ポートプロセッサ14から
の要求プローブメッセージに応じて、出力ポートプロセッサ16によりXOFF
フィードバックメッセージが発せられた場合、出力
ポートプロセッサ16は対応する出力キュー28のキュー記述子の状態ビットを
セットする。その出力キューのデータセル数がXONスレッシヨルドを下回ると
、XONメッセージがその出力ポートプロセッサ16から入力ポートプロセッサ
14へ送られる。XONメッセージは、入力ポートプロセッサ14のスケジュー
リングリスト47が要求プローブメッセージの送信に、従って、データセルの送
信に用いられることを許可する。
プローブ/XOFF通信パスはパイプライン式に動作する。先ず、入力ポート
プロセッサ14はスケジューリングリスト47を選択する。そして、そのスケジ
ューリングリストに対応付けられた情報を用いて、データセルが伝送されること
になる出力ポートプロセッサ16又は出力キュー28が決定される。より詳細に
は、入力ポートプロセッサ14のスケジューリングリスト47からMTC18に
供給された情報から得られた多重キュー番号が、プローブクロスバー42を用い
て、MTC18から1又は2以上の出力ポートプロセッサ16へ伝送される。次
に、各出力ポートプロセッサ16はバッファの使用可能性を検査し、そのコネク
ションに対して出力バッファが使用可能でなければ、XOFFクロスバー44を
介して「送信禁止」型フィードバックメッセージを発する。そのコネクションに
対して出力バッファが使用可能ならば、入力ポートプロセッサ14はデータセル
を、データクロスバー10を介して、1又は2以上の出力キュー28へ伝送する
。
交換機1内の各入力ポートプロセッサ14は、また、帯域幅割付けをマッピン
グする交換機割付けテーブル(SAT)20を含んでいる。SAT20は、デー
タセルのスケジューリングの背後の基本機構である。各SAT20は、複数の連
続順序付けセルタイムスロット50、及び、常にセルタイムスロット50の1つ
を指すポインタ52を含んでいる。交換機1の全てのポインタ52は、任意の所
与の時点で、ポインタ52の各々が、対応するSAT20の同一
のセルタイムスロット、例えば、最初のセルタイムスロットを指すように同期さ
れている。動作中、ポインタ52は、各セルタイムスロット50が50Mhzに
おいて32クロックサイクルの間アクティブとなるように、1つずつ進められる
。ポインタ52がセルタイムスロット50を指す場合、入力ポートプロセッサ1
4は、セルタイムスロット50の対応するエントリー51を用いて、データクロ
スバー10に向けて発信するためのデータを獲得する。
各SATエントリー51の内容は、有効ならば、スケジューリング47を指し
ている。スケジューリングリスト47の各(空でない)エントリーの内容は、入
力キュー番号より構成されている。各入力キュー番号は、特定のコネクションに
固有の状態情報を収容する入力キュー記述子を指している。各入力キュー記述子
は、データクロスバー10を介して伝送するためのデータセルを収容する対応す
る入力キュー26の先頭及び末尾を指している。
SATエントリー51がスケジューリングリストへのポインタを収容していな
ければ、すなわち、SATエントリー51がゼロにセットされているならば、S
AT20の対応するセルタイムスロット50は割付けられず、そのセルタイムス
ロット50は動的帯域幅に対して使用可能である。また、SATエントリー51
がスケジューリングリスト47へのポインタを収容していないが、スケジューリ
ングリスト47に入力キュー番号が載っていない場合には、現在伝送に使用可能
なデータセルは存在せず、対応するセルタイムスロット50は動的帯域幅に対し
て使用可能である。割付けられていない全ての帯域幅を動的帯域幅と称す。動的
帯域幅は、交換機1の効率が向上するように、BA12により特定タイプのコネ
クションに対して許可される。
交換機1は、種々のサービス品質属性を有するコネクションを、任意のコネク
ションの特性が他の任意のコネクションと干渉しないように管理できるよう構成
されている。この性能を実現するため、
入力ポートプロセッサ14は、各コネクションを、各コネクションに固有のデー
タ構造の組と共に管理する。
種々のリソースを管理するため、入力ポートプロセッサ14は主要な2つのデ
ータ構造を使用する。一方のデータ構造は入力キュー26であり、他方のデータ
構造はスケジューリングリスト47である。概略的には、入力キュー26はバッ
ファを管理するのに用いられる。入力キュー26は、FIFOとして構成され、
ポインタを用いてリンクドリスト構造として操作される1又は2以上のバッファ
の群より構成されている。着信するデータセル22は入力キュー26の末尾に追
加(エンキュー)される。データクロスバー10へ送られたデータセルは入力キ
ュー26の先頭から除去(デキュー)される。データセルの順序は常に維持される
。所与のコネクションに対して、データクロスバー10に送られるデータセルの
順序は、入力ポートプロセッサ14へ到達した際の順序と同一である。ただし、
出発するデータセル間の時間間隔は、到達するデータセル間の時間間隔と異なっ
てもよい。図2は、入力キュー26の構造を示す。
スケジューリングリスト47は、帯域幅を管理するのに用いられる。スケジュ
ーリングリスト47は、環状リストとして構成された1又は2以上の入力キュー
番号より構成されている。入力キュー26と同様に、スケジューリングリスト4
7は、ポインタを用いてリンクドリストとして操作される。入力キュー番号はス
ケジューリングリスト47の末尾に追加され、スケジューリングリスト47の先
頭から除去される。任意の所与のスケジューリング番号47において、1つの入
力キュー番号は一度だけ現れる。追加及び除去に加えて、入力キュー番号をスケ
ジューリングリスト47の先頭から除去した後、その入力キュー番号をスケジュ
ーリングリスト47の末尾に戻すことにより、入力キュー番号をスケジューリン
グリスト上で循環させることもできる。この場合、、特定のスケジューリングリ
スト47上での入力キュー26のラウンドロビンサービスが行われる
ことになる。図3は、スケジューリングリスト47の構造を示す。
データセル22が入力ポートプロセッサ14において受信された際、入力ポー
トプロセッサ14が最初に実行する処理は、データセルのヘッダの誤りを検査し
、次に、データセルが有効なコネクションに対応付けられているかを検査するこ
とである。セルヘッダの完全性は、受信データセルのヘッダ内のバイトについて
ヘッダ誤り検査(HEC)を計算し、計算されたHECを受信データセルのヘッ
ダのHECフィールドと比較することにより確認される。計算されたHECとH
ECフィールドとが符合しない場合には、ヘッダ誤りが存在することになり、デ
ータセルは脱落させられる。
着信する各データセルに対して、入力ポートプロセッサ14はデータセルのヘ
ッダに明示されたVPI/VCIフィールドを、入力ポートプロセッサ14の翻
訳テーブルへのインデックスとして使用する。翻訳テーブルは、有効コネクショ
ンと入力キュー番号とを相関付ける。入力ポートプロセッサ14は、先ず、デー
タセルが有効コネクション、すなわち、交換機制御ソフトウェアにより設立され
たコネクションに属するか否かを検査する。コネクションが有効ならば、翻訳テ
ーブルからデータセルに入力キュー番号が割当てられる。コネクションが有効で
ないならば、データセルは脱落させられ、又は、翻訳テーブルから例外キュー番
号が割り当てられて更に処理される。
データセルは検査される一方、標準データバスフォーマットから交換機内部デ
ータセルフォーマットへ変換される。図4は、データセルの標準データバスフォ
ーマットを示す。図5は、変換データセルの交換機内部データセルフォーマット
を示す。
上述の如く、入力キュー番号は、特定のコネクションに固有の状態情報を収容
するキュー記述子を指すのに用いられる。交換機1内の各キューに対して、すな
わち、入力ポートプロセッサ14の入力キュー26及び出力ポートプロセッサ1
6の出力キュー28の双方
に対してキュー記述子が存在する。キュー記述子は交換機制御ソフトウェアによ
り保持されている。図6は、入力キュー記述子のフォーマットを示す。図7は、
出力キュー記述子のフォーマットを示す。
データセルに入力キュー番号が割当てられた後、入力ポートプロセッサ14は
、対応するキュー記述子を見て、データセルを如何に処理すべきかについての更
なる情報を探す。入力ポートプロセッサ14は、先ず、データセルに対するバッ
ファの割当てを試みる。バッファが使用可能ならば、データセルバッファ番号が
キューの末尾にエンキューされ、データセルはセルバッファRAM32に書き出
される。使用可能なバッファが存在しなければ、データセルは脱落させられ、統
計値が更新される。
着信するデータセルストリームの処理及びバッファに加えて、入力ポートプロ
セッサ14は、データセルをセルバッファからデータクロスバー10を介して1
又は2以上の出力ポートプロセッサ16に転送しなければならない。上述の如く
、データセルの転送は、プローブクロスバー42,XOFFクロスバー44、及
びデータクロスバー10を用いて実行される。具体的には、入力ポートプロセッ
サ14のスケジューリングリスト47からMTC18に供給された情報から得ら
れた多重キュー番号が、プローブクロスバー42を用いて、MTC18から1又
は2以上の出力プロセッサ16に伝送される。各出力ポートプロセッサ16は、
バッファ使用可能性を検査し、そのコネクションに対して出力バッファが使用可
能でなければ、XOFFクロスバー44を介して「送信禁止」型フィードバック
メッセージを発する。そのコネクションに対して出力バッファが使用ならば、入
力ポートプロセッサ14は、データクロスバー10を介して、データセルを1又
は2以上の出力キュー28へ伝送する。しかしながら、データセルが出力キュー
にエンキューされる前に、出力ポートプロセッサ16は、変換データセルのトレ
イラーに収容
された情報に基づいて各データセルを処理する。
特に図6及び図7を参照するに、入力キュー記述子及び出力キュー記述子は何
れも、コネクション識別(Conn ID)フィールド60を含んでいる。この
フィールド60は、交換機制御ソフトウェアにより割当てられ、8つの可能なデ
ータフローパスのうちセルマスクを実行すべき1つのパスを示す任意コードを収
容している。データセルを処理する際、入力ポートプロセッサ14はこのコード
を、入力キュー記述子のコネクション識別フィールドから、変換データセルの同
様のコネクション識別フィールド(Conn ID)へ挿入する(図6を参照)
。変換データセルは、また、データセル22が受信された入力ポートプロセッサ
14の番号を示す進入ポート番号フィールド64、及び、データセル22が到着
した入力リンク24の番号を示す進入リンク番号フィールド66を含んでいる。
出力キュー記述子は、入力ポートプロセッサ14から伝送されたデータセルを処
理する際に、出力ポートプロセッサ16が何を行うべきを示す2ビットコードの
「エコー」フィールド68をも含んでいることに留意されるべきである。これに
ついては、詳細に後述する。エコーフィールド68のコードもまた交換機制御ソ
フトウェアにより割当てられる。入力ポートプロセッサ14から伝送される各デ
ータセルに対して、出力ポートプロセッサ16はデータセルの処理を、データセ
ル自身のポート番号、リンク番号、及びコネクション識別コードを、変換データ
セルのポート番号、リンク番号、及びコネクション識別コードと比較することに
より行う。この比較結果を出力キュー記述子のエコーフィールド68の2ビット
コードと共に用いて、対応する出力キュー28に着信したデータキューをエンキ
ューすべきか否かが決定される。
図8は、種々のエコーフィールド、及び、これらのコードに対応付けられた対
応する出力プロセッサ機能を示す表である。例えば、出力キュー記述子のエコー
フィールド68が「00」にセットされ
ているならば、出力ポートプロセッサ16は常にデータセルをエンキューするこ
とになる。対照的に、出力キュー記述子のエコーフィールド68が「11」にセ
ットされているならば、出力ポートプロセッサ16はデータセルを決してエンキ
ューしないことになる。しかしながら、より重要なのは、出力キュー記述子のエ
コーフィールドが「01」又は「10」にセットされている場合の出力ポートプ
ロセッサ16の動作である。具体的には、出力ポートプロセッサ16により受信
されたデータセルのエコー処理は、マルチポイントツーマルチポイント交換シナ
リオにおいて、交換機1のリソースを節約する。
上記した、マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオにおいて交換機リ
ソースが節約されることを説明するため、交換機1は同様の交換機の網内部で使
用される場合が多いことが理解されなければならない。データセルはこの網を介
してルーチングされる。マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオにおい
て、種々のソースからのデータセルは、交換機1内部の複数の入力キュー26か
ら複数の出力キュー28へ転送される。かかるシナリオにおいて、データセルの
重複処理を排除し、さもなければ、特定のデータセルの交換機1を経由するフロ
ーを禁止することにより貴重な交換用リソースを解放することが有益である。出
力ポートプロセッサ16により受信されたデータセルのエコー処理は、基本的に
は、変換データセルをその内部に収容されたポート番号、リンク番号、及びコネ
クションIDコードに従って選別することにより、上記の目的を達成する。
出力キュー記述子のエコーフィールド68が「01」にセットされているなら
ば、すなわち、「エコー無し」状態であるならば、出力ポートプロセッサ16は
、データセルのポート番号、リンク番号、及びコネクションIDコードが、出力
ポートプロセッサ16のポート番号、リンク番号、及びコネクションIDコード
と適合しない場
合には、常に、データセルをエンキューする。一方、出力キュー記述子のエコー
フィールド68が「10」にセットされているならば、すなわち、「エコーのみ
」状態であるならば、出力ポートプロセッサ16は、データセルのポート番号、
リンク番号、及びコネクションIDコードが、出力ポートプロセッサ16のポー
ト番号、リンク番号、及びコネクションIDコードと適合する場合にのみ、デー
タセルをエンキューする。
図9は、「エコー無し」マルチポイントツーマルチポイント交換シナリオの一
例を示す。図9において、複数のデータセル(A、B、C、及びD)が対応する
複数のソース(T1、T2、T3、及びS1)から複数の宛先(R1、R2、R
3、及びS2)へ送信されている。より具体的には、T1、T2、及びT3は端
末ステーション送信機を示し、R1、R2、及びR3は、端末ステーション送信
機を示し、S1及びS2は、網内の他の交換機要素を示している。データセルは
入力ポートプロセッサ14a及び14bにより受信され、そこで処理されて入力
キュー26a、26b、26c、及び26dにエンキューされる。入力ポートプ
ロセッサ14a及び出力ポートプロセッサ16aは同一のポート番号を有してい
る。また、入力ポートプロセッサ14b及び出力ポートプロセッサ16bは同一
のポート番号を有している。リンク24a、24c、30a、及び30cは全て
同一のリンク番号を有している。また、リンク24b、24d、30b、及び3
0dは全て同一のリンク番号を有している。全ての入力キュー26及び出力キュ
ー28には任意コネクション識別コード「6」が割当てられている。
上述の如く、データセルの処理は、各データセルのトレイラーを、任意コネク
ション識別コード、リンク番号、及びポート番号を含むように修正することを含
んでいる。本例において、データセルAには任意コネクション識別コード「6」
、リンク番号「24a」、及びポート番号「14a」が割当てられている。同様
に、データセル
Bには任意コネクション識別コード「6」、リンク番号「24b」、及びポート
番号「14a」が割当てられ、データセルCには任意コネクション識別コード「
6」、リンク番号「24c」、及びポート番号「14b」が割当てられ、データ
セルDには任意コネクション識別コード「6」、リンク番号「24d」、及びポ
ート番号「14b」が割当てられている。各データセルに対して、多重キュー番
号が同時に出力ポートプロセッサ16a及び16bへ送信され、これにより、出
力ポートプロセッサ16a及び16bはそれぞれバッファ使用可能性を検査する
。すなわち、出力ポートプロセッサ16aは出力キュー28a及び28bについ
てバッファ使用可能性を検査し、出力ポートプロセッサ16bは出力キュー28
c及び28dについてバッファ使用可能性を検査する。十分なバッファが使用可
能ならば、データセルはデータクロスバー10を介して送信され、対応する出力
ポートプロセッサ16a及び16bにより処理される。
「エコー無し」シナリオにおいて、出力ポートプロセッサ16a及び16bは
、データセルのポート番号、リンク番号、及びコネクション識別番号が、出力ポ
ートプロセッサ16a及び16bのポート番号、リンク番号、及びコネクション
識別番号と適合しない場合に、データセルをエンキューする。このため、出力キ
ュー28aはデータセルB、C、及びDをエンキューし、出力キュー28bはデ
ータセルA、C、及びDをエンキューし、出力キュー28cはデータセルA、B
、及びDをエンキューし、出力キュー28dはデータセルA、B、及びCをエン
キューすることになる。
コネクション識別コードは、ソース又は宛先をそれぞれ送信又は受信から選別
する別の制御を提供する。この制御は、物理的ポート及びリンク番号の選別を増
強する。
上述の如く、エコー処理は、コネクションリソースの単一の組、すなわち、入
力キュー26a〜26d、スケジューリングリスト47、及び出力キュー28a
〜28dを使用しつつ、各出力キュー2
8a〜28dがデータセルをソースの種々の組から受信することを可能とする。
このように、エコー処理によれば、マルチポイントツーマルチポイント交換シナ
リオに用いられる網交換機において、貴重な交換用リソースが妨げられることが
防止される。
開示された発明概念から逸脱することなく、上述した方法及び装置に種々の変
形及び変更を加えられることが理解されよう。従って、本発明は上記実施例に限
定して解釈されるべきではない。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION Multipoint-to-multipoint echo processing in a network switch Cross-reference to related application Claim priority to provisional application No. 60 / 001,498 (Title of Invention "Communication Method and Apparatus", filed on July 19, 1995). Field of the invention The present invention relates generally to network switching, and more particularly, to an apparatus and method that does not interfere with valuable switching resources used in a multipoint-to-multipoint switching scenario. Background of the Invention Telecommunications networks, such as asynchronous transfer mode (ATM) networks, are used for the transfer of voice, video, and other data. ATM networks deliver data by routing data units, such as ATM cells, from a source to a destination through a switch. Switches typically include multiple input / output (I / O) ports. ATM cells are transmitted and received via I / O ports. After the received ATM cells have been routed, the appropriate output port to be transmitted is determined based on the ATM cell header. In a multipoint-to-multipoint switching scenario, ATM cells from various sources are transferred from multiple input queues to multiple output queues inside the switch. In such a scenario, specific ATM cells passing through the switch can be eliminated by eliminating duplicate processing of the ATM cells or by selectively filtering the ATM cells before allowing the ATM to be forwarded through the switch. It is often beneficial to prohibit this flow. Only by allowing certain ATM cells to be forwarded through the switch, valuable switching resources are not obstructed. Therefore, in a multipoint-to-multipoint switching scenario, it is desirable to devise a scheme in which valuable switching resources of the network switch are not hindered. Summary of the Invention Apparatus and methods are disclosed that do not interfere with valuable switching resources in a network switch used in a multipoint-to-multipoint switching scenario. A network switch is connected between the switch body, a plurality of input links and the switch body, an input processing port having a plurality of data buffer queues, and connected between the switch body and the plurality of output links. An output processing port having a queue for data buffers. All data buffer queues have a connection identification code, and the data buffer queue of the output processing port has a data cell processing code. The input processing port handles the processing of a data cell received on one of the input links with a link number indicating the input link at which the data cell has arrived, and a data buffer queue of the input processing port where the data cell is buffered. This is performed by adding the attached connection identification code to the data cell. The output processing port processes the data cell processed by the input processing port and transferred to the output processing port via the switch body, compares its link number with the link number of the link connected to the output processing port, The number is compared with the port number of the output processing port, and the connection identification code is compared with the connection identification code associated with the output processing port. Next, the data cell is stored in the data buffer queue of the output port in accordance with the link number, port number, and connection identification code matching scheme indicated by the value of the data cell processing code. If the data cell processing code is the first value, the output processing port adaptation scheme is such that the link number, port number, and connection identification code match because the data cell is stored in the data processing queue of the output processing port. Request that When the data cell processing code is the second value, the output processing port adaptation scheme does not match the link number, port number, and connection identification number because the data cell is stored in the data processing queue of the output processing port. Request that This mechanism allows ATM cells to be transferred from multiple input queues to each output queue, and each output queue can independently receive sets of ATM cells from various sources. From the above summary, it is clear how the apparatus of the present invention can save valuable switching resources in a network switch. Accordingly, it is a primary object of the present invention to provide an apparatus and method that does not interfere with valuable switching resources of a network switch used in a multipoint-to-multipoint switching scenario. The above objects of the present invention, together with other objects, features and advantages, will become apparent from the following detailed description, which should be read in conjunction with the accompanying drawings. BRIEF DESCRIPTION OF THE FIGURES For a more complete understanding of the present invention, reference is made to the accompanying drawings. These drawings are not to be construed as limiting the invention, but are intended only as examples. FIG. 1 is a block diagram of a network exchange. FIG. 2 shows the structure of the input queue. FIG. 3 shows the structure of the scheduling list. FIG. 4 shows a standard bus format of a data cell. FIG. 5 shows an exchange internal data cell format of the converted data cell. FIG. 6 shows the format of the input queue descriptor. FIG. 7 shows the format of the output queue descriptor. FIG. 8 is a table showing the various echo fields and the corresponding output port processor functions associated with these codes. FIG. 9 illustrates a “no echo” multipoint-to-multipoint exchange scenario. Detailed description of the invention Referring to FIG. 1, a network switch including a data crossbar 10, a bandwidth arbiter (BA) 12, a plurality of input port processors 14, a plurality of output processors 16, and a plurality of multipoint topology controllers (MTCs) 18. 1 is shown. The data crossbar 10 1, which may be an N × N crosspoint switch, is used for data cell transmission, and in this embodiment, generates a throughput of N × 670 Mbps. The BA 12 controls the switch interconnect, dynamically schedules instantaneously unused bandwidth, and resolves multipoint-to-point bandwidth contention. Each input port processor 14 schedules transmission of data cells from a plurality of connections to the data crossbar 10. Each output port processor 16 receives data cells from data crossbar 10 and organizes these data cells on output links. When traversing switch 1, data cells 22 first enter switch 1 via link 24, arrive at input port processing port 14, and are buffered in queue 26 of the input buffer. Next, the data cells 22 are transmitted from the input buffer queue 26 to the output buffer queue 28 of the output port processor 16 through the data crossbar 10. From the queue 28 of the output buffer, the data cells 22 are transmitted to a link 30 outside the switch 1 and transmitted, for example, to another switch. To facilitate traversing the switch 1, each input port processor 14 includes a cell buffer RAM 32 and each output port processor 16 includes a cell buffer RAM 34. Cell buffer RAMs 32 and 34 are organized into an input queue 26 and an output queue 28, respectively. All data cells 22 of the connection path must pass through one input queue and one output queue for the duration of the connection. Thus, queues 26 and 28 preserve the cell order. This measure also allows quality of service (QoS) guarantees on a per connection basis. To facilitate traversing the switch, three communication paths are used via probe / feedback messages. That is, the probe crossbar 42, the XOFF crossbar 44, and the XON crossbar 46. In this embodiment, the probe crossbar 42, which is an N × N crosspoint switch, is used to transmit the multiplex queue number from the MTC 18 to the output port processor 16. Each input port processor 14 includes a plurality of scheduling lists 47. Each of the scheduling lists 47 is a circular list containing the input queue numbers for a particular connection. Each multiplex queue number is obtained from information supplied to the MTC 18 from the scheduling list 47 of the input port processor 14. The multiple queue number identifies one or more output queues 28 to which data cells are transmitted when a connection is created. The output port processor 16 uses the multiple queue number to direct the request probe message to the appropriate output queue 28, thereby determining if there are enough output buffers available in the output queue 27 for data cells. In the present embodiment, the XOFF crossbar 44, which is an N × N crosspoint switch, is used to communicate a “transmission prohibited” type feedback message from the output port processor to the input port processor. The XOFF feedback message stops the request probe message from being sent from the input port processor 14 to the output port processor 16 via the probe crossbar 42 and puts the scheduling list 47 in the receiving input port processor 14 into the XOFF state. This means that it is not possible to provide multiple queue numbers using the scheduling list 47. As described below, the scheduling list 47 is held in the XOFF state until an XON message is received from the output port processor 16. Input port processor 14 responds to the issued XOFF message by changing the XOFF status bit in the descriptor of scheduling list 47. The XOFF bit inhibits the input port processor 14 from sending a request probe message to the output port processor 16 until the output port processor 16 is notified that the output buffer is available for the corresponding connection. . A "prohibit transmission" type feedback message also indicates that a data cell from input port processor 14 to output port processor 16 may not have enough buffer space available to receive the data cell. Prohibit transmission. In this case, the input port processor 14 does not transmit data cells via the data crossbar 10. Instead, an idle cell containing a complementary cyclic redundancy check (CRC) calculation is transmitted. In this embodiment, the XON crossbar 46, which is an N × N crosspoint switch, is used to communicate a “send permission” type feedback message from the output port processor 16 to the input port processor 16. More specifically, XON crossbar 46 communicates XON feedback messages from output port processor 16 to input port processor 14. When an XOFF feedback message is issued by the output port processor 16 in response to a request probe message from the input port processor 14, the output port processor 16 sets the status bit of the queue descriptor of the corresponding output queue 28. When the number of data cells in the output queue falls below the XON threshold, an XON message is sent from the output port processor 16 to the input port processor 14. The XON message allows the scheduling list 47 of the input port processor 14 to be used for sending request probe messages, and therefore for sending data cells. The probe / XOFF communication path operates in a pipeline manner. First, the input port processor 14 selects the scheduling list 47. Then, using the information associated with the scheduling list, the output port processor 16 or the output queue 28 to which the data cell is to be transmitted is determined. More specifically, the multiple queue number obtained from the information supplied to the MTC 18 from the scheduling list 47 of the input port processor 14 is transmitted from the MTC 18 to one or more output port processors 16 using the probe crossbar 42. Is done. Next, each output port processor 16 checks the availability of the buffer, and if the output buffer is not available for the connection, issues an "off-transmission" type feedback message via the XOFF crossbar 44. If an output buffer is available for the connection, input port processor 14 transmits the data cell to one or more output queues 28 via data crossbar 10. Each input port processor 14 in switch 1 also includes a switch assignment table (SAT) 20 that maps the bandwidth allocation. SAT 20 is the basic mechanism behind data cell scheduling. Each SAT 20 includes a plurality of consecutively ordered cell timeslots 50 and a pointer 52 that always points to one of the cell timeslots 50. All pointers 52 of switch 1 are synchronized such that, at any given time, each of pointers 52 points to the same cell time slot of the corresponding SAT 20, for example, the first cell time slot. In operation, pointers 52 are advanced one by one such that each cell time slot 50 is active for 32 clock cycles at 50 Mhz. If the pointer 52 points to the cell time slot 50, the input port processor 14 uses the corresponding entry 51 of the cell time slot 50 to obtain data for transmitting to the data crossbar 10. The content of each SAT entry 51, if valid, points to the scheduling 47. The content of each (non-empty) entry in the scheduling list 47 is composed of an input queue number. Each input queue number points to an input queue descriptor that contains state information specific to a particular connection. Each input queue descriptor points to the beginning and end of the corresponding input queue 26 that contains data cells for transmission via the data crossbar 10. If the SAT entry 51 does not contain a pointer to the scheduling list, that is, if the SAT entry 51 is set to zero, the corresponding cell time slot 50 of the SAT 20 is not allocated and its cell time slot 50 Is available for dynamic bandwidth. If the SAT entry 51 does not contain a pointer to the scheduling list 47 but the input queue number is not listed in the scheduling list 47, there is no data cell currently available for transmission, and the corresponding cell Time slot 50 is available for dynamic bandwidth. All unallocated bandwidth is called dynamic bandwidth. The dynamic bandwidth is granted by the BA 12 for certain types of connections so that the efficiency of the exchange 1 is improved. The exchange 1 is configured to manage connections having various quality of service attributes so that the characteristics of any connection do not interfere with any other connection. To realize this performance, the input port processor 14 manages each connection together with a set of data structures unique to each connection. To manage various resources, input port processor 14 uses two main data structures. One data structure is the input queue 26 and the other data structure is the scheduling list 47. Schematically, the input queue 26 is used to manage buffers. The input queue 26 is configured as a FIFO and includes a group of one or more buffers operated as a linked list structure using pointers. The incoming data cell 22 is added (enqueued) to the end of the input queue 26. The data cells sent to the data crossbar 10 are removed (dequeued) from the head of the input queue 26. The order of the data cells is always maintained. For a given connection, the order of the data cells sent to the data crossbar 10 is the same as when it arrived at the input port processor 14. However, the time interval between the departing data cells may be different from the time interval between the arriving data cells. FIG. 2 shows the structure of the input queue 26. The scheduling list 47 is used to manage bandwidth. The scheduling list 47 includes one or more input queue numbers configured as a circular list. Like the input queue 26, the scheduling list 47 is operated as a linked list using pointers. The input queue number is added to the end of the scheduling list 47 and is removed from the beginning of the scheduling list 47. For any given scheduling number 47, one input queue number appears only once. In addition to adding and removing, the input queue number can be circulated on the scheduling list 47 by removing the input queue number from the beginning of the scheduling list 47 and then returning the input queue number to the end of the scheduling list 47. In this case, the round robin service of the input queue 26 on the specific scheduling list 47 is performed. FIG. 3 shows the structure of the scheduling list 47. When a data cell 22 is received at the input port processor 14, the first processing performed by the input port processor 14 checks for errors in the header of the data cell and then associates the data cell with a valid connection. Is to check for The integrity of the cell header is confirmed by calculating a header error check (HEC) for the bytes in the header of the received data cell and comparing the calculated HEC to the HEC field of the header of the received data cell. If the calculated HEC and HEC fields do not match, a header error is present and the data cell is dropped. For each incoming data cell, input port processor 14 uses the VPI / VCI field specified in the header of the data cell as an index into input port processor 14's translation table. The translation table correlates the valid connection with the input queue number. The input port processor 14 first checks whether the data cell belongs to a valid connection, ie, a connection established by the switch control software. If the connection is valid, the input queue number is assigned to the data cell from the translation table. If the connection is not valid, the data cell is dropped or assigned an exception queue number from the translation table for further processing. The data cells are checked and converted from the standard data bus format to the switch internal data cell format. FIG. 4 shows a standard data bus format for data cells. FIG. 5 shows an exchange internal data cell format of the converted data cell. As described above, the input queue number is used to point to a queue descriptor that contains state information specific to a particular connection. There is a queue descriptor for each queue in switch 1, ie, for both input queue 26 of input port processor 14 and output queue 28 of output port processor 16. The queue descriptor is held by the switch control software. FIG. 6 shows the format of the input queue descriptor. FIG. 7 shows the format of the output queue descriptor. After an input queue number has been assigned to a data cell, input port processor 14 looks at the corresponding queue descriptor for more information on how to process the data cell. The input port processor 14 first attempts to allocate a buffer for a data cell. If a buffer is available, the data cell buffer number is enqueued at the end of the queue and the data cell is written out to cell buffer RAM 32. If no buffer is available, the data cell is dropped and the statistics are updated. In addition to processing and buffering the incoming data cell stream, the input port processor 14 must transfer data cells from the cell buffer via the data crossbar 10 to one or more output port processors 16. As described above, the data cell transfer is performed using the probe crossbar 42, the XOFF crossbar 44, and the data crossbar 10. More specifically, a multiplex queue number obtained from the information supplied to the MTC 18 from the scheduling list 47 of the input port processor 14 is transmitted from the MTC 18 to one or more output processors 16 using the probe crossbar 42. You. Each output port processor 16 checks for buffer availability and issues an "off-transmission" type feedback message via the XOFF crossbar 44 if no output buffer is available for that connection. If an output buffer is used for the connection, the input port processor 14 transmits the data cells via the data crossbar 10 to one or more output queues 28. However, before the data cells are enqueued in the output queue, output port processor 16 processes each data cell based on information contained in the trailer of converted data cells. With particular reference to FIGS. 6 and 7, both the input queue descriptor and the output queue descriptor include a connection identification (Conn ID) field 60. This field 60 is assigned by the switch control software and contains an arbitrary code indicating one of the eight possible data flow paths to perform the cell mask. When processing a data cell, input port processor 14 inserts this code from the connection identification field of the input queue descriptor into a similar connection identification field (Conn ID) of the converted data cell (see FIG. 6). The translated data cell also includes an incoming port number field 64 indicating the number of the input port processor 14 at which the data cell 22 was received, and an incoming link number field 66 indicating the number of the input link 24 at which the data cell 22 arrived. In. Note that the output queue descriptor also includes a 2-bit code "echo" field 68 that indicates what the output port processor 16 should do when processing data cells transmitted from the input port processor 14. It should be. This will be described later in detail. The code in the echo field 68 is also assigned by the switch control software. For each data cell transmitted from the input port processor 14, the output port processor 16 processes the data cell, and converts the port number, link number, and connection identification code of the data cell itself into the port number, link The number is compared with the connection identification code. The comparison result is used together with the 2-bit code of the echo field 68 of the output queue descriptor to determine whether or not the data queue arriving at the corresponding output queue 28 should be enqueued. FIG. 8 is a table showing the various echo fields and the corresponding output processor functions associated with these codes. For example, if the echo field 68 of the output queue descriptor is set to "00", the output port processor 16 will always enqueue data cells. In contrast, if the echo field 68 of the output queue descriptor is set to "11", the output port processor 16 will never enqueue a data cell. More important, however, is the operation of output port processor 16 when the echo field of the output queue descriptor is set to "01" or "10". Specifically, echo processing of data cells received by output port processor 16 saves switch 1 resources in a multipoint-to-multipoint switching scenario. To illustrate that the switching resources are conserved in the multipoint-to-multipoint switching scenario described above, it must be understood that switch 1 is often used within a network of similar switches. Data cells are routed through this network. In a multipoint-to-multipoint switching scenario, data cells from various sources are transferred from multiple input queues 26 within switch 1 to multiple output queues 28. In such a scenario, it would be beneficial to eliminate redundant processing of data cells or otherwise free up valuable switching resources by inhibiting the flow of specific data cells through switch 1. The echo processing of the data cells received by the output port processor 16 basically achieves the above object by selecting the converted data cells according to the port number, link number, and connection ID code accommodated therein. To achieve. If the echo field 68 of the output queue descriptor is set to "01", that is, in the "no echo" state, the output port processor 16 determines the port number, link number, and connection ID of the data cell. If the code does not match the port number, link number, and connection ID code of output port processor 16, the data cell is always enqueued. On the other hand, if the echo field 68 of the output queue descriptor is set to "10", i.e., in the "echo only" state, the output port processor 16 determines the port number, link number, and The data cell is enqueued only when the connection ID code matches the port number, link number, and connection ID code of the output port processor 16. FIG. 9 shows an example of a “no echo” multipoint-to-multipoint exchange scenario. In FIG. 9, a plurality of data cells (A, B, C, and D) correspond to a plurality of sources (T1, T2, T3, and S1) to a plurality of destinations (R1, R2, R3, and S2). Has been sent. More specifically, T1, T2, and T3 indicate terminal station transmitters, R1, R2, and R3 indicate terminal station transmitters, and S1 and S2 indicate other switching elements in the network. I have. The data cells are received by input port processors 14a and 14b, where they are processed and enqueued into input queues 26a, 26b, 26c, and 26d. The input port processor 14a and the output port processor 16a have the same port number. The input port processor 14b and the output port processor 16b have the same port number. Links 24a, 24c, 30a, and 30c all have the same link number. Further, the links 24b, 24d, 30b, and 30d all have the same link number. All input queues 26 and output queues 28 are assigned an arbitrary connection identification code “6”. As described above, processing of the data cells includes modifying the trailer of each data cell to include an arbitrary connection identification code, link number, and port number. In this example, the data cell A is assigned an arbitrary connection identification code “6”, a link number “24a”, and a port number “14a”. Similarly, an arbitrary connection identification code “6”, a link number “24b”, and a port number “14a” are assigned to the data cell B, and the arbitrary connection identification code “6” and the link number “24c” to the data cell C. , And a port number “14b”, and the data cell D is assigned an arbitrary connection identification code “6”, a link number “24d”, and a port number “14b”. For each data cell, the multiple queue number is simultaneously sent to output port processors 16a and 16b, whereby output port processors 16a and 16b each check for buffer availability. That is, output port processor 16a checks buffer availability for output queues 28a and 28b, and output port processor 16b checks buffer availability for output queues 28c and 28d. If sufficient buffers are available, the data cells are transmitted via data crossbar 10 and processed by corresponding output port processors 16a and 16b. In the "no echo" scenario, the output port processors 16a and 16b do not match the port number, link number, and connection identification number of the data cell with the port number, link number, and connection identification number of the output port processor 16a and 16b. If enqueuing a data cell. Thus, output queue 28a enqueues data cells B, C, and D, output queue 28b enqueues data cells A, C, and D, and output queue 28c enqueues data cells A, B, and D. , Output queue 28d will enqueue data cells A, B, and C. The connection identification code provides another control for filtering the source or destination from sending or receiving, respectively. This control enhances the selection of physical port and link numbers. As described above, echo processing uses a single set of connection resources, namely, input queues 26a-26d, scheduling list 47, and output queues 28a-28d, while each output queue 28a-28d stores data cells. Allows reception from various sets of sources. As described above, according to the echo processing, it is possible to prevent a valuable exchange resource from being hindered in the network exchange used in the multipoint-to-multipoint exchange scenario. It will be understood that various modifications and changes can be made in the method and apparatus described above without departing from the disclosed inventive concepts. Therefore, the present invention should not be construed as being limited to the above embodiments.
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U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR
,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 カルダラ,スティーヴン エイ
アメリカ合衆国,マサチューセッツ州
01776,サッドベリ,ホースポンド・ロー
ド 220番
(72)発明者 ハウザー,スティーヴン エイ
アメリカ合衆国,マサチューセッツ州
01803,バーリントン,ファームズ・ドラ
イヴ 106番
(72)発明者 マニング,トマス エイ
アメリカ合衆国,マサチューセッツ州
01532,ノースボロ,サマー・ストリート
26番
(72)発明者 ヴェイト,スティーヴン アール
アメリカ合衆国,ミズーリ州 63033,ブ
ラック・ジャック,ブリストル・ロック・
ロード 5082番
【要約の続き】
されたデータセルを、リンク番号を出力プロセッシング
ポートに接続されたリンクのリンク番号と比較し、ポー
ト番号を出力プロセッシングポートのポート番号と比較
し、コネクション識別コードを出力プロセッシングポー
トのデータバッファ用キューに対応付けられたコネクシ
ョン識別コードと比較することにより処理する。次に、
データセルは、リンク番号間、ポート番号間、及びコネ
クション識別コード間の、データセル処理コードにより
指示された適合スキームに従って、出力プロセッシング
ポートのデータバッファ用キューに格納される。────────────────────────────────────────────────── ───
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(81) Designated countries EP (AT, BE, CH, DE,
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Z, UG), EA (AM, AZ, BY, KG, KZ, MD
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DE, DK, EE, ES, FI, GB, GE, HU, I
L, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LK
, LR, LS, LT, LU, LV, MD, MG, MK,
MN, MW, MX, NO, NZ, PL, PT, RO, R
U, SD, SE, SG, SI, SK, TJ, TM, TR
, TT, UA, UG, US, UZ, VN
(72) Inventor Caldara, Stephen A
Massachusetts, United States
01776, Sudbury, Horse Pond Low
C 220
(72) Inventor Hauser, Stephen A
Massachusetts, United States
01803, Burlington, Farms Dora
Eve 106
(72) Inventors Manning, Thomas A
Massachusetts, United States
01532, Northborough, Summer Street
26th
(72) Inventor Vate, Stephen Earl
United States, Missouri, 63033, Bu
Rack Jack, Bristol Rock
Road 5082
[Continuation of summary]
Processing the output data cell and link number
Compares the link number of the link connected to the port and
Compare the port number with the port number of the output processing port
And output the connection identification code to the output processing port.
Connector associated with the data buffer queue of the
This is processed by comparing with the version identification code. next,
Data cells are between link numbers, between port numbers, and
Data cell processing code between action identification codes
Output processing according to the indicated adaptation scheme
It is stored in the port's data buffer queue.