JP2002515739A - ラットobレセプター及びそれらをコードするヌクレオチド - Google Patents

ラットobレセプター及びそれらをコードするヌクレオチド

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Abstract

(57)【要約】 ラットobレセプター遺伝子を単離し、クローン化した。2種の異なるアレレ、即ち野生型及び唯一の塩基対で野生型とは異なるfa−アレレを同定した。しかし、その塩基対の変化により、DNA配列にMspI制限部位が導入され、またアミノ酸変化が起る。新規レセプター、該レセプターをコードする核酸を含むベクター、この遺伝子で形質転換された宿主細胞、及び該遺伝子又はタンパク質を用い、新規リガンドを同定するアッセイも本発明の一部である。

Description

【発明の詳細な説明】 ラットOBレセプター及びそれらをコードするヌクレオチド 発明の分野 本発明は、ラットobレセプタータンパク質、それらをコードするDNA配列 とRNA配列、及びラットレセプタータンパク質を用いるアッセイに関する。発明の背景 最近、齧歯類における肥満の発症に関与する幾つかの遺伝子の突然変異が同定 された。特に興味深いのは、体重を調節する新規のシグナル伝達経路の一成分で あるペプチドホルモンであるレプチンにおいて発見された突然変異である(Zhang ら,1994,Nature 372:425-432;Chenら,1996,Cell 84:491-495)。レプチンは 最初は、マウスの肥満遺伝子obのポジショナルクローニングで発見された。2 種の異なるobアレレが同定された。一つの突然変異は、レプチンペプチドの未 成熟終止を引起し、短縮タンパク質を産生し、他の突然変異は肥満(ob)遺伝 子の転写活性を変化させ、循環しているレプチンの量を減少させる。 ob/obマウスで観察される生物活性レプチンのレベルの減少と外に現われ る肥満表現形質の間に相関がある。組換えレプチンは、ob/0bマウスの体重 減少を誘起するが、糖尿病表現形質db/dbマウスでは誘起しないことが報告 された(Campfieldら,1995,Science 269:546-549;Halaasら,1995,Science 26 9:543-546;Pellymounterら,1995,Science 269:540-543;Rentschら,1995,B iochem.Biophys.Res.Comm.214:131-136;及びWeigleら,1995,J.Clin.Inves t.96:2065-2070)。 レプチンは脂肪細胞で合成されるが、食物摂取を減少させ、代謝速度を増加さ せるレプチンの能力は、視床下部によって中枢的に媒介されると考えられる。組 換えレプチンの第3脳室への注入によって、レプチンの末梢投与と同様の反応が 起る。更に、レプチンのヒトレセプター、ob−レセプター(OB−R)の最近 のクローニングは、OB−Rは視床下部で転写されることを示す(Tartagliaら ,1995,Cell 83:1263-1271;Stephensら,1995,Nature 377:530-532)。更に 、マウスOB−Rの長型の未成熟終止が起る突然変異は視床下部で優先的に発現 されるが、それはdb/dbマウスの肥満表現形質の原因であるよ うである(Leeら,1996,Nature 379:632-635;Chuaら,1996,Science 271:994 −996;及びChenら,1996,Cell 84:491-495)。 fa突然変異は劣性アレレであり、13Mラット株で自然発生し、1961年に最 初に報告された(Zuckerら,1961,J.Heredity 52:275-278)。fa/fa Zucker ラットにおける肥満は5〜7週齢で起り、齢と共に進行する。成熟肥満ラットの 体重は痩せて小さいラットの約2倍であり、その体重の40%超が脂肪組織であ る(Zuckerら,1962,Proc.Soc.Exp.Biol.Med.110:165-171;Zuckerら,19 63,J.Nutrition 80:6-19)。fa/fa Zuckerラットは、高コレステロール血 症、高脂血症、及び高血糖を有し、ヒト心臓血管系疾患及び糖尿病の動物モデル として広範に用いられてきた。肥満Zuckerラットコロニーの大部分は、できるだ け多くの遺伝子座でヘテロ接合性を維持するために、異系交配で維持されてきた 。しかし、ある保存系統を同系交配させ、異系交配fa/fa Zuckerラットよ り大なる糖尿病表現形質を有するZucker糖尿病肥満(ZDF)ラットのような動 物を産生させた(Clarkら,1983,Proc.Soc.Exp.Biol.Med.173:68-75)。 fa突然変異は、マウス第4染色体上でdbアレレとシンテ ニックである領域でラット第5染色体にマップされる(Truettら,1991,Proc.Na tl.Acad.Sci.88:7806-7809)。この観察を、fa/faラットとdb/dbマウ スの同様の表現形質と考え合わせ、fa遺伝子はdb遺伝子のラット相同体であ るという提案がなされた。より高分解能遺伝子マッピングは、fa遺伝子は、ラ ットOB−Rをコードする遺伝子に局在しているという主張を支持する(Chuaら ,Science 271:994)。 肥満のための齧歯類モデル系を用い更に実験し、ラットobレセプターをクロ ーンし、精製ラットobレセプターを産生でき、肥満を理解するのに有用で、そ の予防と治療に有用でありうるリガンドの同定のためのアッセイで使用できるこ とは望ましいであろう。図面の簡単な説明 図1はラットOB−レセプターのアミノ酸配列である。 図2はラットOB−レセプターのcDNA配列である。 図3は実施例で詳述したPCR反応のために用いたプライマーの表である。 図4は、痩身ラット及びfa/faラットから得られた視床下部cDNAとゲ ノムDNAからのOB−レセプターで同定さ れたA880からCへの突然変異の分析を示すゲルを示す。 図5は、ヒトサイトカインレセプターgp130(Humgp130)、マウ スOB−R(MousOBR)、ヒトOB−R(HumOBR)、及び痩身ラッ トOB−R(RatOBR)の間でアミノ酸配列を比較する。番号付けはタンパ ク質における位置を指す。サイトカインモチーフGXWSXWSが見られる。 本明細書及び請求の範囲で使用する場合、以下の定義を適用する: “同伴ラット膜タンパク質を実質的に含まない”ということは、ラットレセプ タータンパク質が如何なるラット膜タンパク質とも物理的接触をしていないとい うことを意味する。 “実質的に精製されたラットOB−レセプター”ということは、ラットレセプ タータンパク質が少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%純粋であるこ とを意味する。 “野生型”は、遺伝子又はタンパク質が、その遺伝子又はタンパク質の突然変 異を有しないと考えられるラットにおいて見出されるものと実質的に同一である ことを意味する。それは、本明細書及び請求の範囲で“痩身”とも言われる。 “fa”は、遺伝子又はタンパク質が、肥満(fatty)突然変異のために相同な ラットで見出されるものと実質的に同一であることを意味する。 核酸配列又はアミノ酸配列を指すときに“実質的に同一”ということは、それ が参照配列と同一であるか、又は正確に同一ではなくとも生物活性又は機能に影 響しない変化を含むことを意味する。faと野生型ラットOB−R遺伝子はたっ た1個のヌクレオチドだけ異なるけれども、コードされるタンパク質の生物活性 と機能が非常に異なるので、それらは“実質的に同一”とは考えられない。 ラットOB−Rはサイトカインレセプターファミリーの一員である。モチーフ WSXWS(Wはアミノ酸残基トリプトファン、Sはアミノ酸残基セリン、Xは 任意のアミノ酸)のようなサイトカインレセプターに特徴的なモチーフが、ラッ トOB−Rで保存されていることは知見されていた。 本発明の一面は、ラットOB−Rの分子クローニングである。痩身ラットとf a/faラットの視床下部cDNAの両方からのラットOB−Rのヌクレオチド 配列を決定し、比較した。fa/faラットで、1個のヌクレオチド変化、即ち ヌクレオチド 880でのAからCへの変化があり、そのためグルタミン269でのプロリンへ のアミノ酸変化があった。この突然変異により、MspI部位(CCGG)が導 入され、それを用いて幾つかの痩身の対照と肥満動物の遺伝子型解析を行った。 その結果によると、突然変異はfaアレレと密接に関連する。即ち、fa突然変 異はOB−RレセプターcDNAに存在し、塩基対880でのAからCへのトラ ンスバーションは肥満表現形質の原因であるように考えられる。ラットOB−R アレレの両方、即ちグルタミン269を含むOB−Rとプロリン269を含むア レレは本発明の一部であり、それらをコードできる全ての核酸も本発明の一部で ある。 図2に示すように、本発明により得られた野生型ラットOB−R cDNAの ヌクレオチド配列は3650個のヌクレオチドを有する。このDNA配列は、ヌ クレオチド75〜3653の読取り枠を含み、それは1162個のアミノ酸のタ ンパク質をコードする。ヌクレオチド75〜3653の読取り枠は本発明の一面 を構成する。 野生型とfaレセプタータンパク質は1個の細胞外ドメインと1個の膜貫通ド メインを含む。細胞外ドメインはアミノ酸1 〜830であり、膜貫通ドメインはアミノ酸839〜860であり、細胞質ドメ インはアミノ酸860〜1162である。本発明はまた、これらのドメインの一 つ以上を欠くタンパク質を含む。このような欠失タンパク質は、リガンド同定と リガンドの結合活性のアッセイに有用である。 別のスプライシングがレセプター遺伝子プロセシングで起りうることも知見さ れた。これは塩基対2742(リシン889)で起りうる。その別の配列(野生型 及びfaの両方)遺伝子及びレセプターを以下に示すか、これは本発明の別の面 を形成する: AGA GCG GAC ACT CTT TGA ATA TCT R A D T L終止 アミノ酸1〜28はシグナル配列を形成する。即ち、成熟タンパク質はアミノ酸 28〜1162である。成熟タンパク質は本発明の更に別の面を構成する。これ は、マウスとヒトOB−rで報告された1〜22のシグナル配列とは異なる。こ れは、別の解析プログラムを用いて説明できる。 異なる種の公知のOB−Rレセプターとの野生型ラットOB−Rの比較は類似 性を示した。例えば、ラットOB−Rヌクレ オチド配列はマウスOB−Rと93%同一であり、ヒトOB−R配列と81%同 一である。ラットOBレセプターの演繹アミノ酸配列はマウスと93%同一であ り、ヒトOB−Rと76%同一である。 本発明のラットOBレセプターの読取り枠の大きさ(1162アミノ酸)は、 Toriagllaら,1995,Cell 83:1-20によって報告されたヒトOB−R(1165 アミノ酸)の大きさと同様である。本発明のラットOB−RとヒトOB−Rの両 方は大きな細胞質ドメインを含む。対照的に、894アミノ酸のマウスOBレセ プターは比較的短い細胞質ドメインを有する。 本発明の最も注目すべきであり最も驚くべき面の一つは、OB−Rの野生型ラ ットcDNAとfa/faラットcDNAの間に唯一のヌクレオチドの違いだけ があることである。fa/facDNAから得られたPCRフラグメントを配列 決定した。痩身ラットのcDNA配列と比較して唯一のヌクレオチド変化が視床 下部で観察された。bp880でのAからCへのトランスバーションにより、ア ミノ酸残基268でグルタミンからプロリンへのアミノ酸変化が起る。fa/f aラットで検査した組織の全てで、ヌクレオチド880でのこのAからCへの突 然変 異についてホモ接合であることが知見された。配列におけるAからCへの変化に よって、配列にMspI制限エンドヌクレアーゼ部位(CCGG)が導入され、 これは、突然変異の存在についてのアッセイの基礎となる。 本発明の別の面は、bp880でのAからCへの突然変異を有する可能性のあ るOB−R DNAの遺伝子型を決定するアッセイであって、OB−R DNA をMspIで消化し、そのように産生された制限産物を比較することを特徴とす る該アッセイである。一好適実施態様では、アッセイは、OB−R DNAのP CR産物を産生させ、そのPCR産物をMspIで消化し、そのように産生され た制限産物を、野生型OB−R遺伝子を含有するラットから得られたものと比較 することを特徴とする。野生型OB−Rを有するラットからの遺伝子は、長さが 1774と289bpの2個の制限産物を産生させるであろう。faラットから の遺伝子は、長さが747、1027及び289bpの3個の制限産物を有する であろう。これらのことは、標準的ゲル技術を用いて容易に観察される。 OB−R遺伝子は、公知のベクターを用いて実際上任意の宿主細胞に導入でき る。好適な宿主細胞は、E.coli並びに哺乳動 物細胞系及び酵母細胞系などである。 当業者ならば、所定の宿主細胞に適した公知のベクターを選択できる。一般的 に、プラスミド又はウイルスベクターが好ましい。OB−R遺伝子は天然形態で ベクター中に存在できる。あるいは異種プロモーター、及び所望ならば、1個以 上のエンハンサー、又は転写もしくは翻訳を制御することが知られている他の配 列の制御下に置くことができる。OB−R遺伝子を含む宿主細胞を培養し、OB −R遺伝子を発現させる。適当な時間後、通常の分離技術を用いて細胞からOB −Rタンパク質を取得できる。 本発明の更なる面は、OB−Rリガンドを同定するアッセイでのラットOB− Rの使用である。リガンドがOB−Rに結合しても、インビボでレセプターの活 性化が起ることも起らないこともありうる。リガンドはレセプターのアゴニスト (即ちその活性を刺激する)、アンタゴニスト(その活性を阻害する)でありう るし、あるいはリガンドは、レセプター活性に対し殆ど又は全く影響を与えずに 結合しうる。 リガンドのアッセイにおいて、本発明のラットOB−Rを、推定上のリガンド に接触させ、結合量を測定する。結合量は多 くの方法で測定できる。例えば、検査されるリガンド又はOB−Rを、通常の標 識(放射活性標識又は蛍光標識など)で標識し、次に結合条件下OB−Rと接触 させることができる。適当な時間後、非結合リガンドをOB−Rから分離し、結 合したリガンドの量を測定できる。このことは、本発明の野生型OB−R又はf a OB−Rで行うことができる。あるいは、2個のアレレへの結合量を比較で きる。競合アッセイでは、推定上のリガンドと公知のリガンドの両方が存在し、 推定上のリガンドの結合量を公知のリガンドの結合量と比較する。あるいは、前 に結合した公知のリガンドを置換する推定上のリガンドの能力(又は逆)を測定 できる。更に別の実施態様では、アッセイは、OB−Rが表面に結合し、推定上 のリガンドと接触できることを特徴とする不均一アッセイでありうる。結合の検 出は、標識、抗体との反応及び発色団などの種々の方法によって行える。発明の詳細な説明 本発明は、結合したラット膜タンパク質を実質的に含まないラットobレセプ ターに関する。本発明は、実質的に精製されたラットobレセプター(“ラット OB−R”又は“ラットOB−レセプター”タンパク質にも関する。本発明のラ ットOB− Rの一つは野生型OB−Rを有するラットから得られる。本発明の別のラットO B−Rはfa突然変異を有するラットから得られる。 本発明の別の面は、ラットOBレセプターをコードする核酸である。核酸は、 ゲノムDNA、cDNA、又は種々の形態のRNAの任意のもののような、タン パク質をコードできる任意の核酸でありうる。好ましくは核酸はcDNAである 。 本発明はまた、ラットOB−R遺伝子を含むベクター、それらのベクターを含 む宿主細胞、及びラットOB−R遺伝子を含むベクターを宿主細胞に導入し、ラ ットOB−Rが産生される適当な条件下宿主細胞を培養する工程を含むラットO B−Rタンパク質を実質的に純粋にする方法をも包含する。そのように産生され たラットOB−Rは、通常の方法で宿主細胞から取得できる。 本発明の更に別の面は、ラットOB−Rを用いるアッセイである。これらのア ッセイでは、ラットOB−Rリガンドである可能性のある種々の分子をラットO B−Rと接触させ、結合を検出する。この方法によって、アゴニスト、アンタゴ ニスト及びリガンド擬似物を同定できる。本発明の更なる面はそのよう に同定されたリガンドである。 本発明をより良く説明するために、以下の非限定実施例を記載する。 実施例1 ラット組織からのmRNAとcDNAの調製 痩身及びfa/fa Zuckerラットから組織を集め、液体窒素中で急速冷凍し た。集めた組織は、視床下部、脳下垂体、肺、肝臓、腎臓、心臓、副腎、平滑筋 、骨格筋、及び脂肪組織を含んでいた。グアニジウムイソチオシアネート存在下 、Brinkmannポリトロンホモジナイザーで、組織をホモジナイズした。メッセン ジャーRNA単離キット(Stratagene,La Jolla,CA)付属の指示書に従い、mR NAを、視床下部、肺、及び腎臓から調製した。SuperScriptTM選択システム(Gi bco/BRL Gaithersburg,MD)を用いて、mRNA約2μgから、cDNAを調製 した。オリゴ(dT)12-18プライマー1μgと反応当りランダムヘキサマー2 5ngを用いて、第1鎖cDNA合成を開始させた。第2鎖cDNA合成は、製 造業者の指示に従い行った。[α−32P]dCTP(3000Ci/mmol) 約1μCiによる、第2鎖反応のアリコート(1/10)の標識によって、cD N Aの品質を評価した。標識産物をアガロースゲルで分離し、オートラジオグラフ ィーで検出した。実施例2 PCRを用いる、痩身ラットのOB−レセプターcDNAの増幅 マウスとヒトOB−レセプターアミノ酸配列に基づく縮重プライマーを用いる PCRによって、ラットOBレセプターの最初の部分を得た。9種のオリゴヌク レオチドプライマーの1セットである、図3に示すROBR1−9を、コドン低 縮重度の領域に対し設計した。マウスアミノ酸配列HWEFLYV及びECWM KGに対応する正方向プライマーROBR2(5’-CAYTGG GAR TTY CTI TAY GT-3 ’)及びROBR3(5’-GAR TGY TGG ATG AAY GG-3’)の、マウスアミノ酸配 列GYTMWI、VYWSNWS及びWPMSKVを表す逆方向プライマーRO BR6(5’-ATC CAC ATI GTR TAI CC-3’)、7(5’-CTC CAR TTR CTC CAR TA I CC-3’)及び8(5’-ACY TTR CTC ATI GGC CA-3’)との対形成により、適当 な大きさの産物が良好な収率で得られた。問題のフラグメントは、Barnesの方法 (1994,Proc.Natl.Acad.Sci.91:2216-2220[引用により本明細書に含まれるも のとする])の改変によりポリメラーゼ連鎖反応 (PCR)長鎖産物として増幅した。必要な長鎖PCRフラグメントを得るため に、Taq Extender(Stratagene,La Jolla CA)とthe Expand Long Template PCR システム(Boehringer Mannheim,indianapolis,IN)を組合せて用いた。標準P CR反応混合液は、最終容量20μL中に、鋳型5ng(痩身ラットのcDNA )、プライマー100ng、500μM dNTP、Expandキットからの1×緩 衝液3、TaqポリメラーゼとTaq Expander各0.1μLを含んでいた。反応物は 薄壁反応チューブ中に加えた。増幅プロトコルは、Perkin-Elmer(Norwalk,CT)96 00温度サイクラーを用いて、92℃30秒の1サイクル、続いて92℃30秒、 45℃1分、及び68℃3分の32サイクルであった。 この戦略により、一連のPCR産物が産生され、最大のものは、プライマーR OBR2とROBR8から増幅された約2.2Kbpであった。これらの産物は 、下記のようにDNA配列解析のためにサブクローンした。 実施例3 PCR産物のサブクローニング アガロースゲルでの分離、バンドの切出し、及びPrep-A-gene(BioRad,Richmo nd,CA)を用いるDNA抽出によって、適 当な大きさのPCR産物をサブクローニングのために調製した。製造業者の指示 に従い、PCR産物をpCRTMII(Invitrogen,San Diego,CA)に連結させた。 連結体でINVaF’細胞を形質転換し、100μg/mLアンピシリンとX− Gal(50mg/mL X−Gal(Promega,Madison,WI)32μL)を含むLuri a-Bertaniプレートに播いた。白色コロニーを拾い上げ、Luria-Bertaniブロス+ 100μg/mLアンピシリン中で一晩生育させた。プラスミドDNAを、Wiza rd miniprepキット(Promega,madison,WI)を用いて調製した。プラスミドDN AをEcoRIで消化し、アガロースゲル上で制限エンドヌクレアーゼ消化産物 を分離して、挿入体を解析した。 エタノール沈殿及び最終DNA濃度100μg/mLになるように水への懸濁 によって、プラスミドDNAをDNA配列決定のために調製した。DNA配列解 析は、AmpliTaq DNAポリメラーゼ,FSにより、ABI PRISMTM色素ターミネー ターサイクル配列決定レディ(ready)反応キットを用いて行った。最初のDNA 配列解析はM13正方向プライマーと逆方向プライマーを用いて行い、次にラッ トOB−R配列に基づくプライマーを用いた。Perkin-Elmer 9600での増幅後、 伸長産物を精製し、 ABI PRISM 377自動配列決定機(Perkin Elmer,Norwalk,CT)で解析した。DN A配列データはSequencherプログラムで解析した。faアレレ((+/+)又は (+/fa))のための痩身Zuckerラットの未知の遺伝子型のために、各フラグ メントの多数のサブクローンのDNA配列を解析し、痩身ラットのOB−Rのc DNA配列を決定した。 実施例4 プライマーROBR10と17による痩身とfa/faの増幅とDNA配列解析 特定の痩身ラットの配列がROBR2−8PCRフラグメントから得られると 、ラット特異的プライマーROBR10(5’-CTG CAC TTA ACC TGG CCT ATC-3 ’)とROBR17(5’-GGC CAG AAC TGT AAC AGT GTG-3’)を合成した。プ ライマー10と17を用いて、PCR産物を、痩身ラットの視床下部、痩身ラッ トの肺、fa/fa視床下部、及びfa/fa腎臓cDNAから増幅した。この 反応で使用したPCR条件は、鋳型(上記の種々のラットcDNA)5ng、プ ライマー200ng、500μM dNTP、Expandキットからの1×緩衝液3 、TaqポリメラーゼとTaqExpander各0.25μlを含む総容量50 μLのPCR反応混合液であった。反応物を薄壁チューブ中に加えた。増幅プロ トコルは、Perkin Elmer 9600温度サイクラーを用いて、92℃30秒の1サイ クル、続いて92℃30秒、60℃1分及び68℃4分の32サイクルであった 。 実施例5 セミ−ネステッドPCRを用いるラットOB−R cDNAの3’部分の増幅 ヒトOB−レセプターの細胞質ドメインに対応する縮重プライマー又はヒトも しくはマウス配列の3’UTRと対になるラット特異的5’プライマーを用いて 、ラットcDNAの最初の増幅によるPCRによって、痩身ラットとfa/fa ラットOB−レセプターの両方の3’末端を得た。この後、最初の増幅フラグメ ント内に位置するネステッドプライマーと対になる最初のプライマーの一つ、又 は2個のネステッドプライマーを用いて、第2の短いラウンドの増幅を行った。 アミノ酸WKNKDEMM、MPQFQT及びMENKMCDにそれぞれ対応 する、ヒトOBレセプターの細胞質ドメインに位置するヒト縮重プライマー;H OBR5(5’-CAT CAT YTC RTC YTT RTT YTT CCA-3’)、HOBR6(5’-GTY TG R AAY TGI GGC AT-3’)及びHOBR7(5’-TCR CAC ATY TTR TTY TCC AT-3’)と異なる組合せ で、ラット特異的プライマーROBR15(5’-TCA CCT TGC TTT GGA AGC C-3’ )、ROBR16(5’-GAC ATG GTC ACA AGA TGT GGG-3’)及びROBT23(5’ -CCT GGA CAC TGT CAC CTG ATG-3’)を対にした。ヒトOBレセプターの3’末 端からのプライマーであるHOBR1R(5’-TCT CTC CCA CCC ACA ACT AT-3’) 及びマウスの3’末端からのプライマーであるMOBR1R(5’-TGG GTT CAT C TG TAG TGG TC-3’)もラット特異的プライマーと対にした。 鋳型(痩身ラットとfa/faラットの視床下部cDNA)5ng、プライマ ー100ng、500μM dNTP、Expandキットからの1×緩衝液3、Taqポ リメラーゼとTaq Expander各0.1μLを含む総容量20μL中で、上記プライ マーセットの種々の組合せで、PCR反応を行った。反応物をPerkin Elmer温度 サイクラーのために薄壁チューブ中に加えた。増幅プロトコルは、Perkin Elmer 9600温度サイクラーを用いて、92℃30秒の1サイクル、続いて92℃30 秒、45℃1分及び68℃4分の32サイクルであった。 製造業者の特定のプロトコルに従い、QIAクイックPCR 精製キットを用いて、全てのヌクレオチドとプライマーを除去して、産物を精製 し、水30μLに再懸濁した。次に、鋳型として第1PCR反応物及び上記最初 の3’プライマーと対になるネステッドラット特異的プライマーを用い、第2P CR工程を行った。反応条件は、鋳型(精製PCR産物から)5μL、プライマ ー200ng、500μM dNTP、Expandキットからの1×緩衝液3、Taqポ リメラーゼとTaq Expander各0.25μLを含む反応液50μLであった。反応 物は、Perkin Elmer 9600温度サイクラーのために薄壁チューブ中に加えた。増 幅プロトコルは、Perkin Elmer 9600温度サイクラーを用いて、92℃30秒の 1サイクル、続いて92℃30秒、45℃1分及び68℃4分の25サイクルで あった。 この戦略を用いて産生した最大のフラグメントは、長さが約1500bpの、 ROBR16とHOBR1Rから産生されたフラグメントであった。オールター ナティブスプライシングによって産生されるより小さいイソ型を恐らくコードす るマウス3’UTRは、長さが約650bpのフラグメントを産生した。実施例6 ラットOBレセプターの5’末端の増幅 ラットOBレセプターの5’末端は、3’末端のための上記の方法と同様の方 法でセミーネステッドPCRを用いて得た。この場合に、ラット特異的プライマ ーは、ヒトOB−レセプターの5’UTRからのプライマーと組合せた3’プラ イマーである。使用したプライマーは、ROBR11(5’-GAT AGG CCA GGT TAA GTG CAG-3’)又はROBR12(5’-GAG TGC GGA GCA GTT TTG AC-3’)と対に なったHOBR1F(5’-CTT ATG CTG GGA TGT GCC-3’)とHOBR1F−2(5 ’-TCG TGG CAT TAT CCT TCA G-3’)であった。HOBR1F−2とROBR1 1からの最大の産物は、領域をカバーし、イニシェーターメチオニンコドンを含 む500bpのフラグメントを与えた。 実施例7 fa/fa cDNAの1ヌクレオチド変化の同定 fa/fa cDNAから得られたPCRフラグメントは、アガロースゲルで のPCR産物の分離、問題のバンドの切出し、及びPrep-A-Gene(BioRad)を用い るDNAの抽出によって、DNA配列解析のために調製された。fa/fa視床 下部cDNAから 産生されたPCR産物の配列決定の結果から、痩身ラットからのcDNA配列と 比較して唯一のヌクレオチド変化が同定された。bp880でのAからCへのト ランスバーションにより、アミノ酸残基268でのグルタミンからプロリンへの アミノ酸変化が起る。配列中でのAからCへの変化により、配列中にMspI制 限エンドヌクレアーゼ部位(CCGG)が導入される。 プライマーペアROBR10と17を用いて、痩身ラットとfa/faラット の組織からの視床下部、肺、及び腎臓cDNAから、幾つかの独立のPCR産物 を増幅した。この産物はヌクレオチド1907で唯一の内因性MspI部位を含 む。PCR反応液5μl、水4μl及び制限エンドヌクレアーゼMspI1μL からなる反応液中のPCR産物の制限消化を行った。これらを混合し、37℃で 1時間インキュベートし、1%アガロースゲルで分析した。痩身ラットのcDN AからのPCR産物は唯一の内因性MspI部位を含み、1774と289bp の産物を産生した。対照的に、fa/fa cDNAからのPCR産物は、RO BR10/17の配列決定の間に同定された更なるMspI部位を含み、747 、1027及び289bpの産 物を産生した。即ち、fa/faラットで検査したあらゆる組識は、ヌクレオチ ド880でAからCへの突然変異に関しホモ接合であった。 実施例8 痩身ラットとfa/faラットの遺伝子型解析 ゲノムDNAを、10匹の痩身及び10匹のfa/faZuckerラット、並びに 2匹の痩身及び5匹のfa/fa ZDFラットの尾の2cm部分から調製した 。50mM Tris,pH8.0、100mM EDTA、及び0.5%SD Sを含む緩衝液0.7mL中のプロテイナーゼK0.3μgを用いて、組織を5 5℃で一晩消化した。DNAをフェノール/クロロホルムで2度、クロロホルム で1度抽出した。濃度0.3MまでNaClを加え、次に等量の100%エタノ ールを加えて、DNAを沈殿させた。DNAを70%洗浄液に移し、次に10m MTris、1mM EDTA中に再懸濁した。 種々の源から上記のように得られたゲノムDNAを、水で希釈し、最終濃度約 100ng/μLにした。この実験で、反応条件は、ゲノムDNA鋳型1μL、 プライマー100ng、500μM dNTP、Expandキットからの1×緩衝液 3、Taq ポリメラーゼとTaq Expander各0.25μLを含む反応液20μLであった。反 応物はPerkin Elmer 0.5mL薄璧チューブ中に加えた。Perkin Elmer 480温 度サイクラーのための増幅プロトコルは、92℃30秒、54℃1分、及び68 ℃5分の32サイクルであった。プライマーROBR27(5’-GTT TGC GTA TGG AAG TCA CAG-3’)とROBR28(5’-ACC AGC AGA GAT GTA TCC GAG-3’)を用 い、約1.65kbpのイントロン配列を含むに違いない1.8kbpのフラグ メントを増幅した。これらのプライマーは、cDNAを増幅するときには156 bpのPCRフラグメントを産生するだけであるからである。 PCR増幅後、産物のMspI制限エンドヌクレアーゼ消化を行った。反応液 は、PCR反応液5μL、水4μL及び制限エンドヌクレアーゼMspI 1μ Lを含んでいた。これらを混合し、37℃で1時間インキュベートした。次に、 産物を1%アガロースゲルで分析した。PCR産物は、イントロンのどこかでフ ラグメントを切断する内因性MspI部位を含んでおり、700bpのフラグメ ントを産生する。即ち、ホモ接合痩身ラットからの1800bpのROBR27 /28PCR産物のMspI制限エンドヌクレアーゼ消化により、1100bp の 2個のフラグメントと内因性の700bpのフラグメントを得る。対照的に、A からCへの突然変異を含む、fa/fa ROBR27/28PCR増幅からの PCR産物のMspI消化により、更なるMspI部位が導入され、1100b pバンドを切断し、950bpと130bpの小フラグメントが産生される。痩 身のZucker及びZDFラットのゲノム解析はまた、Fa/faヘテロ接合体は、 これらのラットが1100bpのフラグメント並びに950bpの突然変異フラ グメントを有することを示すMspI制限エンドヌクレアーゼ消化パターンによ って示されるように存在していることも示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12Q 1/68 (C12N 1/21 G01N 33/53 C12R 1:19) //(C12N 1/21 C12N 15/00 ZNAA C12R 1:19) 5/00 B (31)優先権主張番号 9608473.6 (32)優先日 平成8年4月25日(1996.4.25) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),CA,JP,US (72)発明者 キヤスキイ,シー・トーマス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 リユー,キンユン アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 フイリツプス,マイケル・エス アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 同伴ラットタンパク質を実質的に含まないことを特徴とするラットob− レセプター(OB−R)。 2. 実質的に純粋であることを特徴とする請求項1に記載のラットOB−R。 3. 野生型OB−Rを有するラット由来であることを特徴とする請求項1に記 載のラットOB−R。 4. fa OB−Rを有するラット由来であることを特徴とする請求項1に記 載のラットOB−R。 5. 図1に示される請求項3に記載のOB−R。 6. 請求項1に記載のラットOB−Rをコードすることを特徴とする核酸。 7. DNAであることを特徴とする請求項6に記載の核酸。 8. 図2に示される請求項7に記載の核酸。 9. 図1に示されるヌクレオチド75ないし3653のORFをコードするこ とを特徴とする請求項7に記載の核酸。 10. 実質的に精製されたfa OB−Rをコードすることを特徴とするDN A。 11. ラットOB−Rをコードする核酸を含むことを特徴とするベクター。 12. プラスミドであることを特徴とする請求項11に記載のベクター。 13. ウイルスベクターであることを特徴とする請求項12に記載のベクター 。 14. 請求項11に記載のベクターを含むことを特徴とする宿主細胞。 15. E.coli、哺乳動物細胞又は酵母細胞であることを特徴とする請求項14 に記載の宿主細胞。 16. ラットOB−R遺伝子が野生型であるか、又はfaアレレであるかを決 定するアッセイであって、遺伝子からPCRプライマーを複製し、MspI制限 酵素でプライマーを切断し、得られたフラグメントの長さを測定することを特徴 とする該アッセイ。 17. 推定上のリガンドがラットOB−Rに結合するかを決定し、推定上のリ ガンドをfa−OB−Rに結合させるためのアッセイであって、その推定上のリ ガンドをラットOB−Rと接触させ、結合が起ったかどうかを測定することを特 徴とする 該アッセイ。 18. リガンドが標識されていることを特徴とする請求項17に記載のアッセ イ。 19. ラットOB−Rが標識されていることを特徴とする請求項17に記載の アッセイ。 20. 請求項17に記載のアッセイによって同定されることを特徴とするリガ ンド。
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