JP2002514998A - 高密度および熱衝撃耐性セラミック物質および製造法 - Google Patents

高密度および熱衝撃耐性セラミック物質および製造法

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Abstract

(57)【要約】 高密度、上昇した弾性率および少くとも300℃の温度変化に耐える性能によって測られた熱衝撃性の、好ましい組み合わせを有するセラミック物質が製造される。このセラミック物質は、セラミック構造をつくり、それを制御されたマクロおよびミクロクラック構造を形成するような少くとも一つの熱処理を行い、そしてこの様式で処理した構造をここに列挙したような性質の好ましい組み合わせを有する最終的なセラミック物質を形成するように静圧下で更に加熱することによりなる方法で製造される。本発明は、物質、その製造法およびこれらから組み立てることができる前以て定められた性質を有する種々の製品に拡張される。例えば、シリンダー挿入物あるいは内燃機関の製作、および集積回路装置のパッケージングが本発明のセラミック物質から製造され得る。

Description

【発明の詳細な説明】 高密度および熱衝撃耐性セラミック物質および製造法 発明の背景 本発明は一般的にセラミック物質に関し、更に詳細にはその物質および増加し た密度と熱衝撃耐性か達成するためのそれらの製造法に関する。 従来の技術の記載 セラミック物質は現代工業の肝要な部分になりつつある。新規な進歩したセラ ミック物質の応用は著しい経済性、生産性向上および製品市場拡大に貢献するこ とができる。工業は、変形に抵抗性のある室温での高い強度と高温での高い強度 の両方を有し、損傷耐性であり、熱応力や機械応力が因子であるような破断、腐 食や侵食に抵抗性がある物質を必要としている。通常、高密度セラミック物質の 熱衝撃耐性は比較的低い。新しい物質が、原子、電子、粒界、ミクロ構造および マクロ構造を含む、異なった組成および数種の異なった構造に関連した多くの原 理を用いて世界的に開発されている。 幾種かのセラミック製品は高純度物質、例えば、実質的に完全な特殊セラミッ ク成分または物質から組立てられるのが好ましい。そのような物質は、構造上、 多結晶体であり、かつ、切断器および摩耗耐性が重要な性質および能力であるよ うなその他の機材の製作のような製品に利用されている。そのような高密度物質 の製 造のための代表的な技術は米国特許第5,342,564号ウエイ(Wei)等に記 載されているものが含まれる。ウエイ等は、未焼結体を熱衝撃を与えるような温 度に加熱する特定の急速焼結方式により高密度のアルミナ−炭化チタン複合材の 製法を提案している。しかしながら、一般的に、熱衝撃耐性や破壊靭靱といった 性質の改善は、他のセラミックあるいは炭化チタンのような耐火材料を実質的に ドーピングすることにより達成することができる。更に開示された方法は、未焼 結体の熱衝撃を避けるために注意深く制御した加熱が必要であり、そして明らか に、そのような性質を達成することは期待できず、また実際達成できないのであ る。 既に記載されている高密度セラミック物質の製法における欠点の一つは、広範 な亀裂の広がりがおこることおよびそれに相当する使用に際しての破砕の可能性 である。例えば、自動車部品の製作に通常使用されるような型の金属鋳造管のセ ラミック物質の製作は、この製作において思いもしない破砕や破損を引き起こし 易いことに起因し、非常に困難であり、かつ、高密度の材料を使用するので、高 価な製作となる。一般的に、そのような管は、最初製作し、冷却縮小させて、使 用に際し放棄されるケーシングに入れられる。使用時に、焼結体は極端な温度変 動を受け、高密度と熱衝撃損傷に対する感受性のために、屡々、取替えねばなら ず、装置および作業休止時間に関し、製作者にとっては多大なコストかかる。し かも、同時に、射出筒として使用される物質の密度は高くなければならず、事実 、出来るだけ理論値に近くなければならず、それで、これらの物質は連続鋳造工 程の擦り減らす力に耐 えねばならない。 米国特許第3,887,524号カーフナー(Kirchner)等は、改善された強度 と熱衝撃特性とを組み合わせたアルミナ体を製造しようとし、最初に1750℃ の温度に上昇させ、そして約250℃以下の温度に保った液体焼入れ媒体中で焼 入れを行っている。この特定の焼入れ媒体は油・水エマルジョンであり、幾種類 かの油が提案され、例示されている。しかしながら、カーフナー等により製造さ れた物質は、ここで関係のある製品の高密度特性を示すことを意味していない。 事実、示された曲げ強度特性によれれば、そのような性状は期待できない。これ と同様な問題は米国特許第5,139,979号アンダーソン(Anderson)等にも ある。この特許ではアルミニウム・チタン複合体が製造されているが、このもの は改善された熱衝撃耐性、高い機械強度および低い熱膨張率を示している。アン ダーソン等の表4によれば、特許権者により記載された性質の物質は理論値より も実質的に低い密度を示している。これは更に、高密度で改善された熱衝撃耐性 は一般的に、一つのセラミック体で両方を達成することはできないと技術上理解 されていることを証明している。 両方の性質は達成が望まれており、特にこれらの性質の組み合わせは、広範な 市場および他の工業的応用を有する物質を作り出すのであるから、それ故、必要 性が認識されており、それは以下に述べる本発明によって実現されると信じられ る。 発明の要約 本発明によって、既知のいかなるセラミック物質においても見 出されていない性質の組合わせを示すセラミック物質が開示される。特に、本発 明のセラミック物質は、理論値に近付いた極高密度と、同時に、増加した弾性率 、および、著しく改善された熱衝撃耐性の組合わせを示している。この熱衝撃耐 性は、セラミック物質またはそれから生成した構造による変化や、極端な破損や そのような構造破壊の変化をおこすことなく、該セラミック物質の急速な上昇焼 入れにおけるような300℃以上の温度における変化に耐えるセラミック物質の 性能によって測定される。例示的なセラミック物質は、アルミナ、ジルコニア、 二酸化チタン、二酸化トリウム、シリカ、マグネシア、カルシア、それらの窒化 物、それらの炭化物、窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ほう素、炭化ほう素お よびこれらの混合物、アルミナ、窒化アルミニウムおよび窒化珪素の混合物は特 に模範的である。特別の例示においては、セラミック物質は、アルミナ、より詳 しくは、それぞれ、純度85%、96%および98.8%のアルミナから成って いる。ここにおける例示として3.8g/cmn3のオーダーの密度および650℃ 以上の熱衝撃耐性は本発明の内で達せられる。本発明は、また、アルミナ、ジル コニア、マグネシア、シリカおよびカルシアのような物質で製造された複合材料 に拡張される。更に、物質の混合物も企図される。それ故、例えば、75%乃至 90%のアルミナ、残余はジルコニアを含んで製造された複合材料も含まれる。 本発明によるセラミック構造または製品は以下の工程により製造される。第1 の実施態様において: (A) 該セラミック構造を形成させ; (B) 段階(A)のセラミック構造に対し、該セラミック構造の大きさおよび 形ならびに弾性率に関連する特性K因子に関連して決定されるような50,00 0psiのオーダーの圧力または応力を適用し、 (C) 段階(B)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 構造の熱容量、熱伝導度および熱膨張に関連する特性K因子に関連して決定され た該物質の弾性限界を越えさせ;かつ (D) 少なくとも1回の頻度で、該セラミック構造内で平衡温度に達するに充 分な時間およびそれにより少なくとも段階(B)の大きさの圧力パラメーターを 達成するように、段階(B)および(C)の条件に沿った処理を行う。 類似の製法が本発明の製造法に従って以下のように実施され得る: (A) 該セラミック構造を提供し、それを内部の制御されたマクロおよびミク ロ破砕領域の形成を促進するように、少なくとも1つの第1の熱処理を受けさせ ;そして (B) 段階(A)に従って処理したセラミック構造を、セラミック体が異方性 多結晶形に変換するような正接静圧(tangential static pressure)下に該セラ ミック構造を置いて、少なくとも1つの第2の熱処理を受けさせる。 後者に挙げた実施態様の方法は、最初のセラミック体を約1200℃までの温 度で第1の加熱を行い、次いで、熱処理体を室温 まで冷却し、あるいは約20℃の温度に冷却することより成っている。加熱およ び冷却の両者は、急速に、例えば、100℃/秒よりも高速で行うことが望まし い。加熱は、空気中で行うことができ、また、冷却は液体媒体、例えば、水によ り行うことができる。この場合に冷却したものは、後で乾燥される。 この工程の第2の段階または処理は、セラミック物質の結晶構造の変化をもた らすと信じられている加熱および圧力の適用を含む。特に、この工程の段階(B )はセラミック体を、圧力または応力、更に詳しくは、約10,000psiから約 280,000psiの範囲の応力、そしてより詳細には、約60,000psiから1 50,000psi、そして最も詳細には、少なくとも90,000psiのレベルの圧 力または応力を適用して、約1200℃までの温度に加熱することを含む。この 第2の処理段階の実行は、以前にはみられなかったセラミック体の結晶構造に変 化するものと信じられる。より重要には、得られたセラミック体は、本発明の反 映として至適な密度、強度および熱衝撃耐性を創出している。 この工程の両段階は複数回行うことが好ましい。特に第2段階は、そのような 繰返しの実行によって全ての望ましい性質における好ましい改良をもたらすこと が見出された。 本発明は、また、前以て生成したセラミック構造および製品の処理にも拡張さ れる。すなわち、実施態様として以下の工程が行われる: (A) 該セラミック構造に対し、該セラミック構造の大きさおよび形ならびに 弾性率に関連する特性K因子に関連して決定され るような50,000psiのオーダーの圧力または応力を適用し、 (B) 段階(A)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 構造の熱容量、熱伝導度および熱膨張に関連する特性K因子に関連して決定され た該物質の弾性限界を越えさせ;かつ (C) 少なくとも1回の頻度で該セラミック構造内で平衡温度に達するに充分 な時間およびそれにより少なくとも段階(A)の大きさの圧力パラメーターを達 成するように、段階(A)および段階(B)の条件に従った処理を行う。 更なる本発明の実施態様において、高密度、増加した弾性率および増加した熱 衝撃耐性の好ましい組み合わせを有するセラミック体の製造法は、セラミック体 を約675℃の温度に短時間加熱し、同じく短時間冷却し、次いで約1100か ら約1300℃の範囲の温度で物質を安定化するために加熱処理を行うことから なる第1の加熱段階により製造されることである。このように処理したセラミッ ク体は、約660℃以下の温度で熱循環処理に付して、少なくとも90,000p siの圧力下におくことにより、最終的に好ましい性質の組み合わせを、得られた セラミック体に与える。 セラミック体の性質を確かめるために中間時の測定にとり調節およびモニター されることによる工程の繰り返しは、前以て定められたレベルで行うことができ る。本明細書および特許請求の範囲における急速上昇焼入れ(upquenching)は 、セラミック物質表面の露出部を、例えば、熔融アルミニウムと接触させること によ り行い得る。これは、熔融金属を金属鋳造操作中、セラミックショットスリーブ (ceramic shot sleeve)の表面に対し、注ぐときと同じ方法が行われる。これ に関連して、本発明は、金属鋳造方法、たとえば、通常のエンジン製作に使用さ れる円筒型ショットスリーブにおいて使用される項目に拡張され得る。 同様に、本発明に従って実施されるような応力の負荷は、得られたセラッミッ ク体に好ましい異方性を与え、それは更に好ましい性質、例えば、電気伝導度、 その他のような好ましい性質を与える。本発明により製造されたセラミック体に より示された種々の性質は、結晶容量の減少、熱衝撃耐性および単位容積当りの ミクロークラック数の増加およびこれらの均一な分布、密度の増加および腐食、 侵食および摩耗抵抗性の増大である。 このようにして、本発明によって製造されたセラミック体は、多くの製品領域 に好ましい型で応用される好ましい性質を多く有している。例えば、本発明のセ ラミック体は以下に使用され得る、アルミニウムダイカストまたは射出成形;化 学品製造、および特に、化学品複合材料の製造の添加物、化学プロセスにおいて 使用される装置、ここで、特に、不活性物質による最終産物の汚染を減少させる ために好ましく使用される;航空部品、例えば、断熱材、タービンブルード、シ ール、ノズルおよび同様の構造物;医学および科学製品、これには、人工器官装 置、科学用装置および実験室用具を製造するための製造用機器を含む;電子なら びに電気機器、例えば、集積回路のパッケージング、電子光学機器、ピエゾ電気 装置、回路基板、抵抗器、サーミスター、その他;およ びセラミック成形および切断器具などがある。それぞれの例において、最終物の 特定の性状は前以て決定され、そして特定の工業利用に適合するように、得られ るセラミック体の適用性を最大にするようにされる。 更に詳しくは、本発明は、例えば、乗用車用、トラック用、工業機器用、その 他このタイプの起動力が使われるような用途用、の内燃機関の製造における用途 のシリンダー製造に拡張される。内燃機関の製造は、屡々、エンジンブロックの ような基本的な構成部分の鋳造を含む。別に、エンジンブロックの鋳造操作は、 金属が鋳造される鋳型内にシリンダー部材をおくことによりシリンダーチェンバ ーを決定することを含む。このシリンダー部材は、通常、セラミック成分から作 られるが、それは、繰り返し行われる鋳造処理において、寸法安定性および安全 性を保つために、充分な密度および熱衝撃耐性を有しなければならない。本発明 の優れた点は、ここで製造されるインサートが箸しく改善された安定性および使 用寿命を示すことである。 従って、本発明は、内燃機関の製造において使用するためのシリンダー部材ま たはインサートに拡張される。このシリンダーインサートは、理論値に近い密度 、増加した弾性率および300℃以上の温度差に耐える性能により測定された熱 衝撃耐性の増加の組み合わせを示すセラミック物質から製造される。 一般に注目される本発明セラミック物質の更なる利益は、その改善された熱衝 撃耐性が対応する電気的性質、例えば、改善された電気的損失因子および静電容 量のような性質をもたらすことで ある。従って、本発明のセラミック物質は、集積回路を含むセラミック構造の製 造に特に有用である。このような構造は、また、マイクロチップとしても知られ ており、それで、本発明の物質は、セラミックパッケージング製造にも使用可能 である。 本発明の方法は、例えば、数時間内に、望ましい性質の組み合わせを有するセ ラミック体を達成するために、急いで行われる。 従って、本発明の第一の主要目的は、高密度および高い熱衝撃耐性の望ましい 組み合わせを有するセラミック体を提供するにある。 本発明の更なる目的は、処理中の性質が信頼性と経済性で以て特徴付けられる 、前記したセラミック物質を提供するにある。 本発明の更に別の目的は、種々の工業および技術利用の広範な使用を託す好ま しい性質を与えるような前記したセラミック物質を提供するにある。 本発明の更に別の目的は、該製造法は迅速かつ経済的な方法であり前記したよ うなセラミック体の製造法を提供するものである。 本発明の更に別な目的は、広範な工業応用性を有する種々の製品を、本発明に よって製造されたセラミック物質から組み立てることによる製品を提供するにあ る。 その他の目的および利益は以下の図面を参照した以下の記載のレビューから当 業者には明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の実施を例示するセラミック結晶構造の模式を描いた概略図 である。 第2図は、本発明の方法の実施の結果を示すグラフである。 第3図は、本発明により製造されたセラミック物質の“Y”方向における中性 子線回折測定の結果のグラフである。 第4図は、本発明により製造されたセラミック物質の“X”方向における中性 子線回折測定の結果のグラフである。 第5図は、中性子線回折せしめられた立方体型標本の座標系における方向角を 3次元で描いたグラフである。 第6図は、標準標本OTSについての回折ピーク強度極図である。 第7図は、標準標本URQ2TSについての回折ピーク強度極図である。 第8図は、標準標本O2TSについての回折ピーク強度極図である。 第9図から第13図は、本発明により製造された物質標品のX線吸収解析の実 施の結果および比較を示す。 第9図は、UPQ試料について近端部におけるAl K−端吸収スペクトルを 描いたもの。 第10図は、OTS試料について近端部におけるAl K−端吸収スペクトル を描いたもの。 第11図は、1572−1600eVにおける第9図および第10図の比較を 示す。吸収スペクトルにおける僅差に注目せよ。 第12図は、第11図で示した領域の第1導関数の比較を示す。 第13図は、TSとUSQ2TSYを1つのバックグラウンドを調節して比較 したもの である。 好適な実施態様の詳細な説明 本発明は、セラミック物質および製品に関し、ここにおいて製造されたものは 改善された性質の組み合わせを有しており、それは種々の構造的並びに電気的の 応用に著しく適している。本発明のセラミック製品は高く、理論値に近い密度お よび増加した弾性率および増加した熱衝撃耐性の組み合わせを示す。そしてその 熱衝撃耐性は、300℃以上、より詳細には650℃以上の温度変化で内部に亀 裂が生じない温度における変化に耐えるセラミック物質から形成された構造の性 能により測定される。このような温度変化は、セラミック物質の急速な上昇焼入 れ(up−quenching)により生じ、ここに例示したように、セラミック物質の表 面に熔融金属、例えば、熔融アルミニウムの流れを適用することにより生じ得る 。本発明によらないで製造されたセラミック物質は亀裂とひび割れを生じ、処理 したときに砕けて崩壊する。 特別な実施態様において、本発明により、アルミナから製造されたセラミック 物質は、例えば、359GPa以上の弾性率および3.8g/cm3のオーダーの密 度を示す。650℃以上の温度変化に耐える性能が本発明のセラミック組成で達 成された。 適当なセラミック物質が、知られている物質から製造され得る。これは、アル ミナ、ジルコニア、二酸化チタン、二酸化トリウム、シリカ、マグネシア、カル シア、それらの窒化物、それらの炭化物、窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ほ う素、炭化ほう素、キン青石、シアロンおよびこれらの混合物を含む。ここに制 眼なし に例示される特定の物質は、アルミナ、窒化アルミニウムおよび窒化シリコンを 含み、市販のアルミナを基に特定の組成を有し、それはAl23がそれぞれ85 重量%、96重量%および98.8重量%のグレードのものを含む。代表的なア ルミナ組成は98.8重量Al23から成り、差はMgO、SiO2、CaO2か ら成っている。企図された物質には均一に処方されたこれらの個々の物質を含み 、同様に、例えば、第2のエレメントをドープした第1のセラミックエレメント が優勢である。その他の複合材料物質も含まれる。典型的な例としては、ジルコ ニアをドープしたアルミナを包含する。 本発明のセラミック物質の特徴は、独特の結晶構造であり、従って、新しい構 造状態の展開にある。この状態は、この種のセラミック物質には以前に見られな かった高密度と、改良され増強された熱衝撃耐性の組み合わせを与えているもの と信じられる。本発明により製造されたセラミック物質によって示されたこの好 ましい性質の組合わせは、本セラミック体の処理方法により大部分与えられたも のであり、それには以下のものが含まれる: (A) 該セラミック物質に対し、そのセラミック物質の大きさおよび形ならび に弾性率に関連する特性K因子に関連して決定されるような50,000psiのオ ーダーの正接応力または圧力を適用し、 (B) 段階(A)と同時に、該セラミック物質の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 物質の熱容量、熱伝導度および熱 膨張に関連する特性K因子に関して決定された該物質の弾性限界を越えさせ;か つ (C) 少なくとも1回の頻度で、該セラミック物質内で平衡温度に達するに充 分な時間、およびそれにより少なくとも段階(A)の大きさの圧力パラメーター を達成するように、段階(A)および(B)の条件に従った処理を行う。 上記の工程は、述べたように、既に生成されたセラミック体および構造に、そ れらの構造および状態を増強するために、適応することができ、そしてこれに関 して、本発明の方法は、別の通常の方法の一部として行われる一連の段階として も含まれ得る。言換えれば、本発明方法は、セラミック物質の製法を包含し、そ こで物質が製品または形状として形成され、そして、上述した方法が完成される ような製造法の概念を包含する。 従って、そして本発明の別の実施態様においては、本発明の改良された性質を 有するセラミック製品または構造の製造または製作方法は以下より成り立ってい る。 (A) 該セラミック構造を形成させ; (B) 段階(A)のセラミック構造に対し、セラミック構造の大きさおよび形 ならびに弾性率に関連する特性K因子に関連して決定されるような50,000p siのオーダーの応力を適用し、 (C) 段階(B)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 構造の熱容量、熱伝導度および熱膨張に関連する特性K因子に関して決定された 該物質の弾性限界 を越えさせ;かつ (D) 少なくとも1回の頻度で、該セラミック構造内で平衡温度に達するに充 分な時間およびそれよりも少なくとも段階(B)の大きさの圧力パラメーターを 達成するように、段階(B)および(C)の条件に沿った処理を行う。 ことより成るセラミック構造の製造方法である。 本発明の方法は、別の形式においても実行され得るが、それによるセラミック 物質は以下ににより製造される: (A) セラミック体を形成し、それを内部の制御されたマクロおよびミクロ破 砕領域の形成を促進するように、少なくとも1つの第1の熱処理を受けさせ;か つ (B) 段階(A)に従って処理したセラミック体を、そのセラミック体が異方 性多結晶形に変換するような圧力または応力下にセラミック体を置いて、少なく とも1つの第2の熱処理を受けさせる ことよりなる。 この実施態様において、第1の段階(段階A)は、望ましい均一性を展開し、 終局的には好ましい密度と熱衝撃耐性の性質を与えるに適した、限定されたミク ロおよびマクロの亀裂の制御された増殖を与えるようにセラミック体の初期の条 件付けを表わしている。従って、セラミック体はこのセラミック体を約1200 ℃以下、より好ましくは約675℃以下の温度での初期前加熱を含む熱処理工程 に付される。次いで、約20℃のオーダーの温度にセラミック体を急速冷却また は下降焼入れ(downquenching)を行 う。この冷却または下降焼入れはセラミック体を冷却液または冷媒に接触するよ うに浸すことで実行され得る。冷却液が使用される場合、そのような液は水また は他の公知の冷却液、例えば、低障害焼入れ液、その他が挙げられる。この観点 から、本発明は、その精神と範囲内に、そのような適当な冷却液の全てに拡張す ることを意図している。 更に詳しくは、本発明の第1または調整熱処理は複数回行われ。100℃/秒 のような模範的な割合の温度変化の加速速度で行われる。冷却液が使用される場 合で熱循環が完了すれば、セラミック体は乾燥され、そして更に約1100℃か ら約1300℃において加熱処理または熱安定化が必要に応じて行われる。 この第1加熱段階の実行は、先に示したように、均一なセラミック体の製造の ための段階を設定するために行われるものである。というのは、出願人の観察で は、セラミック体および特に厳しい温度に曝されたセラミック体は、屡々、広範 な使用時に亀裂および破損を生じる。本発明の展開は、熔融金属ダイキャスト装 置において有用なショットスリーブについての出願人の努力の結果として生起し たもので、例えば、出願人の米国特許第5,322,111号に開示されており、 その開示は文献としてここにとり入れられる。 出願人はこのような装置についてのセラミックライナーは、熔融金属が鋳造さ れるような場合に生ずる、突然の極端な熱に曝されるときに屡々破損し、使用寿 命が制限される。これまで、著しい温度変動に抵抗性を有するセラミック体の製 造は、常に、好ま しくない制限や、出来上がったセラミック体の強度や密度の減少を伴うものであ った。一般的に、問題の2つの性質は相互に相容れないものであり、それ故に休 止時間および再設置の時間について、保証のない、好まれない費用が、ここに挙 げたような型のキャスティング装置の使用に際して、工業関係者によって経験さ れていた。改善された性質を有し、この不利益を解消し、金属キャスティング関 連の製造コストの削減をもたらす、セラミック体を開発する課題を出願人が設定 したのは、そのためなのである。出願人は、ここで企図された型のセラミック製 品の損失率は、セラミック体を、最初に、均一で制御された亀裂が増殖発生する ように処理することにより部分的に減少することを見出した。本発明方法の第1 段階が開発され、成功裡に実行されたのはこのような状況においてである。 以下の定義が本発明の実行において出現する用語の幾つかとして提示される。 特に幾つかの因子は本発明の実施を行うパラメーターを決定するために挙げられ る。そしてこれらは以下に述べられている。K−因子の定義 一次K因子(K1)は弾性係数、ヤング率または弾性率である。本発明に関連 しては因子は、比例限度内での単軸応力条件に対する単位張力または圧縮ひずみ に関する単位張力または圧縮応力の変化率について観察することができる。圧縮 下の物質の弾性挙動は、比例限度内の範囲内での張力下の挙動と同じであり、そ して圧縮応力−ひずみ曲線は単に引張り応力−ひずみ曲線の延長に過ぎない。弾 性率は物質の原子内結合の強度に関する指標である。結晶物質における最大弾性 ひずみは通常非常に小さいが、このひずみを生じるに必要な応力は通常大きい。 この応力−ひずみ比率(弾性率)は高い。なぜなら与えた応力は一次結合(イオ ン性または共有)の復原力に働くからである。結果として、弾性率は物質がその 化学結合内の応力またはひずみを確実にするための態力である。 セラミック体がおかれた条件下で応力を定義する別の用語はせん断弾性係数( または剛性)として知られており、これは単位面積当りの接線力をラジアンで表 わした角変形により除したものにより定義される。更なる測定単位は体積断性係 数であり、これはセラミック体上の圧力のその容積のわずかな減少の比として定 義される。 第2のK因子(K2)、熱伝導率、は物の熱を伝導する態力の単位である。表 面に対し垂直方向に均一物質の無限の平板の単位厚さを通して定常的な熱の流れ の時間比であって、単位温度差により導かれる。 断面物質のブロックに対してA、単位時間当り移動するエネルギーE/t、面 の間の距離、l、距離はE/t=λA(T2−T1)/l、ここにおいてえは伝導 度、T2およびT1は表面の温度である。 関連する用語および単位は熱拡散率である。熱拡散率は熱伝導度を単位質量当 りの密度および熱容量の積で除することにより与えられる特性である。 第3のK因子、(K3)、は熱容量である。熱容量は目的物または標本に対し 供給された熱に対するそれに従った温度上昇の比として定義される。関連する用 語、比熱、は物質の単位質量に対し供給された熱の、それに従って上昇する温度 の比によって定義される。特に、物質1gの温度を1度上昇するに必要な熱量で ある。 第4のK因子(K4)、は熱膨張であり、これは温度の単位度数変化当りのセ ラミック体のわずかな次元変化として定義される。熱膨張は結合エネルギー、熱 膨張係数、および弾性率(ヤング率)と比較され、以下の例示的関係を有する: もし結合エネルギーが高ければ、熱膨張率は小さくなりヤング率は高くなる。 未処理セラミック物質を変換するの必要な力は、4つのK因子に関連している ので、形および大きさによる(断面が小さくなればなるほど、および直線方向が 小さくなれば小さい程、温度上昇が急速に上昇すると標品の性態が増加する。な ぜなら熱伝導度は形および大きさ依存性(K2)であるからである)。 適用された活性化エネルギーが最初の物質の元の弾性限度K1 より大きい応力−ひずみを生じるとき凝縮物質が転位されることが、上記方法に より提示された。このような本条件下では、処理物質において原子構造および化 学結合が変化し、新しい物質の状態、新しい構造および新しい性質が創出される 。このことは、原物質の劇的な熱衝撃耐性の上昇により注目される。なぜなら熱 衝撃耐性はエネルギーを吸収した消散したりする物質の能力に関連しているから である。 本発明の工程(A)の実施により製造されたセラミック体はそのような制御さ れたマクロ−およびミクロ−クラッキングを示し、そして、公知技術により製造 されるであろうそれらセラミック体をしのぐ改善を示している。本発明方法の第 2のおよび等しく重要な事項は、近理論密度おほび高熱衝撃耐性の究極のセラミ ック製品を達成するための、制御されたマクロ−およびミクロ−クラッキングを 配置したセラミック体の更なる処理に関する。 従って、特別の観点において、本発明の方法は、セラミック物質の横造および 性状を変換することを探究している。本方法は、セラミック ライナー/シリン ダーでアルミナを含み、常温で、炉に置かれ約982℃に予熱されたもので例示 される。炉にセラミックを設置することで、一次的な温度低下がおこる。炉を元 に回復させ、そしてセラミックが完全の元の温度の飽和したとき、炉を止める。 セラミックは常温にゆっくりと冷却する。 処理したセラミックは圧力器にかけ、初期圧力約50,000psiのオーダ ーで接線方向に圧力をかける。セラミックは次いで、活性エネルギーの特異的な 上昇に処する。活性化エネルギー は、セラミック内に含まれている多結品体物質の物理−化学的相互作用を変化さ せるのに必要である。このエネルギーは、種々の方法により適用され得る。それ は、限定はされないが、機械的衝撃、超音波処理、変調電磁波、および時間対温 度対圧縮サイクリングが含まれる。 この工程は、多結晶性アルミニウムオキサイドにおいて、提示されたように、 熱衝撃耐性の顕著な上昇(ΔT700℃以上)、また熱膨張係数の顕著な減少( T=30−400℃)、で元の物質の全密度を保持しているものをもたらした。 例えば、最初の熱膨張係数は7.74x10-6と測定されたが、それを最終点の 物質と比較すると、4.69x10-6/℃と測定された。 この得られた新セラミックは、炉において最初の上昇焼入れ(up−quen ching)を行い、下降焼入れ(down−quenching)なしでも作 られる。即ち、セラミックは上記方法におけるように直接圧縮にかけ、活性化エ ネルギーを与える。 熱衝撃耐性は、疲労または破損なしに急速にエネルギーを吸収および消散する 物質の性能により特徴づけられるから、スパイク誘発電圧変動(spike i nduced voltage surge)により電流の急激な上昇にあった とき電子機器に生じる同様の事故または失調に言及することができる。このよう なサージは多くの事柄で生じ得る、例えば照明の点灯、欠陥モーター等。 本方法の直接の改善により、商業的量で本物質の製造時間の短 縮が可能となった。新しい性質のセラミックをより早く製造できるばかりでなく 、カスタムフォーマットによる製法も可能である。このことは物質が特定の用途 用に特別生産できることを意味している。 本発明方法の付加価値は生産者に特定の製品と部材の信頼性と寿命の増加した 製法を提供することになる。本発明から恩恵をもたらす代表的な製品は、なかん づく、工業用、自動車用、発電所用その他用のマイクロチップ、アルミニウム・ ダイ・キャスト工業用のショットスリーブ(shot sleeves)、プラ ンジャーおよび鋳型インサート、および自動車分野のシリンダー・ライナー、タ ーボチャージャー部品、航空分野における用途などを含む。電子工業用としては 、特定の応用、回路基板材、半導体物質および超電導物質およびピエゾ電気装置 を含む。 更に本発明によれば、一例示として工程(A)の実施により製造されるセラミ ック体は、制御された微小亀裂を展開するための処理を含み、圧力および応力と 共に高温を含む処理に曝らされ、セラミック体の結晶横造の変性がおこり、本発 明に示された改善された性質の組み合わせを有するセラミック体の開発への道を 開くのである。 工程(A)により製造された、例えばアルミナより成るセラミック体は、約1 200℃までの範囲、より特別には、約20℃から約1200℃までの範囲の熱 処理を施し、その間セラミック体は、約10,000psiから約280,00 0psi、より好ましくは約60,000psiから約150,000psi、 の 範囲の応力または圧力下におかれる。本発明による圧力の適用の効果は、第1図 に模式的に描かれている。ここでセラミックの結晶構造モデルが示されている。 このようにして、例えば、圧力の適用は、模式的に図示したように、六方晶型構 造を四方晶型またはダイヤモンド型の大きさ密度に変換する。それ故、この効果 は、本発明により製造されたセラミック製品を特色づける密度において所望した 改善を達成する。 本発明の工程(B)の実施は、温度および圧力の両者の応用を含む。これらの パラメーターの関連性を考慮すると、いずれかのパラメーターの変更は、他の対 応する変更を幾分か補償することができ、それで例えば、増加した圧力は、結果 的に、温度を上昇させ、外部からの温度の適用の必要性は減少する。上述にもか かわらず、第2図に示すように、好ましいしきい値圧力は、これにより至適の好 ましい性質が得られるように処理されたセラミックにおいて達成されるが、90 ,000psiである。この特別なしきい値は、現時点で知られたベストモード を示す出願人の義務を満たすように考慮されて設定された。勿論、装置および工 程の改善により、ここに幾分述べたよりも明快にパラメーターは変わるであろう 、それで、本発明は、その精神および範囲内での変形を包含することを意図して いるものである。 本発明方法の両工程は、熱サイクリングを置くことにより達成され得る、別の 言葉で言えば、加熱および冷却工程の複数の実施により、改善がもたらされ、得 られたセラミック製品の性質を至適にする。高密度および熱衝撃耐性の組み合わ せた性質の展開は 多結晶体物質の異方性への変換をもたらしている。この最後にあげた性質は得ら れたセラミック物質の電気的性能を増強すると信じられ、それ故、本発明により 至適に製造されたセラミック物質から、前にあげたような特別な電気部品の製作 に適している。 上記したように、本発明のセラミック物質は多くの電気および電子用途に使用 され得る。電気および電子用途としては、セラミック物質は以下の主要性質を示 さねばならない:温度、腐食、環境および寸法の安定性;高機械強度;高熱衝撃 耐性;種々の物質への接着の増進;寸法、誘電定数;損率および熱膨張の減少; 増加した熱伝導性;および電力分配。 セラミック物質の環境安定性の増加は集積回路の保護および適切な機能の保証 に必要であり、そして物質強度の増加は次元の安定性を達成するに必要である。 回路の金属とセラミック成分間の熱膨張の差は基板に幾分かの応力を生じる原因 となり得る。そしてセラミックの熱膨張はセラミックパッケージング内で生じた 応力を最少にするためにシリコンのそれを合わせる必要がある。 減少した次元の利点は高いパッケージング密度、低電気抵抗性、高伝違速度ま たは低時間遅延および重量の減少である。誘電定数の減少の利点は誘電環境にお ける高伝導速度および信号時間遅延の減少である。損率の減少は、信号エネルギ ーの散逸の減少をもたらし、セラミックパッケージングの発熱を減少させ、これ らにより、更に冷却する必要性を避けている。熱伝導性の増加は熱除去をもたら し、電気抵抗、伝達速度、熱ストレスの改善に寄与する。最後に、パッケージの メタル化の高電気伝導性による電力 分配の増加は、少いエネルギー散逸およびセラミックパッケージングの低加熱を もたらす。上記の全ての特徴は本発明によるセラミック物質の使用により好まし く修正される。 絶縁体が製作され、コンダクターの誘電絶縁において一義的に使用され得る。 集積回路のセラミックパッケージングは別の顕著な応用例である。個々の集積回 路は半導体の単結晶内につくられたミニアチュア電子回路である。それらは、単 一論理回路で1mm四方より少し大きい位であり、大きな回路では8mm四方で あり、百万のオーダーのトランジスターあるいはコンデンサーを含み、記憶回路 、マイクロコンピューター、ポケット計算器、電子時計等のマイクロエレクトロ ニクス装置に広く使用されている。セラミック−金属パッケージは、電力分配、 冷却およびアウトプット用のダイオードやトランジスターの内部結合および環境 保護に使用されている。 別の用途はコンデンサーの製作である。コンデンサーはほとんどの電子回路で 必須の成分である。それらは電気エネルギーを貯えるばかりでなく、これら装置 は高周波チューニング用電子ノズルを濾過するのに使用されている。 ピエゾ電気セラミック(pb(Mg1-3Nb2-3)O3)、はピエゾ電気振動器 、圧力および加速センサー、超音波モーター、およびピエゾ電気アクチュエータ ーに使用されている。 電気−光学装置はジルコン酸チタン酸鉛または強誘電体から製造され得る、そ して通常は電場と共に極方向が変化するときに、結晶のある種の結晶学的方向に そって逆転または再配位できる全 自発分極により特徴づけられている。電気−光学ッセラミックの応用は高速シャ ッター、スイッチ、および光変調器およびデイスプレーを含む。 広い範囲のセラミックセンサーが、以下の環境パラメーターを測るために製造 され得る:ガス、酸素、温度、電圧及び温度。典型的には、それらはTiO2、 ZrO、BaTiO3、SnO2およびMgCr23のような半導体酸化物を基に している。 フェライト(磁性セラミックス)のカテゴリーには、硬質、軟質およびマイク ロウエーブ物質を含む。全てFe23に基づいている。硬質フェライト(MeO 、Fe23、ここでMeはSr、Ba)は永久磁石として、そしてモーター用に 使用される。軟質フェライト(MeO、Fe23)は、立方スピネル構造(Me =Ni、Co、Cu、ZnおよびMn)に基づき、そしてコンピューターメモリ ーに使用される。 セラミック超伝導体は、エネルギー貯蔵、薄膜装置(SQUIDS)、マイク ロウエーブ応用、マイクロエレクトロニクスなど多くの重要な応用を目的にして いる。セラミック超伝導体の構造は、主として酸素欠損、層状灰チタン構造の基 づいている。超伝導性化合物は以下の系で見出されている:Y−Ba−Cu−O 、Bi(Pb)−Sr−Ca−Cu−OおよびT1−Ca−Ba−Cu−B。 一般的に、マイクロエレクトロニクスパッケージの高複合体や多面領域におけ るセラミック物質の使用は、前駆体、合成および不純物レベルの詳細および制御 工程に密接な注意が必要である。 本発明により製造されたセラミック物質は、著るしく改善された性質、例えば熱 衝撃耐性、破損耐性、靭性、延性、および電気的性質を示す。予備的な結果では 、相対誘電率の減少、誘電損率の減少を示し、そして増加した結晶粒子の接触に より、セラミック物質の新しい状態の伝導性の増加がみられる。このことは、伝 統的な限界、電気的・電子的応用における応用の改革をはるかに超えたセラミッ ク物質の設計を可能にした。 前にも述べたように、絡子パラメーターの変化と共に性質の強化は、本発明に より製造されたセラミック体を特徴づける改善された、独特な組合わせを与える 。そのような物質およびそれらの使用の進歩性の詳説は、前に述べてある、そし て学際間を広く横断する応用が可能であることが明らかである。本物質の耐破損 性および密度は、切断器具のような、腐食および摩耗に対する抵抗性が決定的で あるようなものに対する応用に最適である。同様に、得られたセラミックの格子 構造を変更し特色化することは、結晶学的性質が製品の得られた性質に決定的で あるような、特色ある電気製品の製造に適した物質に最適である。同様に、厳し い、著しい温度変化の耐える、本発明により製造されたセラミックの性能は、物 質に温度安定性が必要な工業的応用、例えば内燃機関のエンジンブロックキャス テイング用シリンダー体の製造における本発明セラミック物質の使用に更に広範 な舞台を提供する。 従って、本発明は、ここに概説する方法により製造される前記したような性質 を有するセラミック製品にも拡張される。 表1を参照すると、本発明の実施から明らかな性質の特定の組み合わせが示さ れている。特に、本発明は、ここに一般的に示した米国特許第5,322,11 1号に記載の装置および方法において使用するためのショットスリーブライナー についての改良への努力の結果として研究開発されたものである。この点に対し 、以下に、本発明方法を展開し、精密した代表的な試験方法を記載する。実施例1 材料と方法: サンプルデータ圧縮材を製造したこのものは複数の円筒状のセラミックサンプ ルを含めるようにされた。圧縮材を組み立て、最初300ないし550℃の温度に予熱 し、その後炉から取り出し、セラミックサンプルを挿入した。圧縮材は約20℃の 室温に冷却させ、その際圧縮材を、本方法と試験による冷却液体を循環させる冷 却のための冷却ラインに備えつけた。同様に、圧縮材を前に示した限界まで温度 を上昇させるための加熱エレメントに備えつけ、その後温度を、例えば約100℃ /秒の割合で上昇させた。熱循環の間、60,000から約280,000psiのオーダーで圧 力を指示したように、接線方向に加え、そして本方法の効果、特に工程(B)が 確かめられた。熱循環に続いて、セラミック体を冷却し、個々の物質を約20℃の 室温まで冷却し、その後、セラミックサンプルを取り出し、検査し更に試験に付 した。そのような性質の試験結果および、それらの利点の比較を以下の表1にあ げる。 表1を再検して、物質0とした物質は熱循環および本発明方法に付していない ものである。表の検討から、この物質の熱衝撃耐性は、本発明による方法で処理 した物質IIのそれよりも箸しく低いことが判る。 前に示したように、そして、ここで第2図を参照すると、本発明方法の実施の 特定のパラメーターは、出来上がったセラミック製品において異なった効果を達 成するために修正されよう。パラメーターの組み合わせは、グラフで第2図に示 してあり、ここで米国特許第5,332,111号に示された装置に使われた型のセラミ ック体が製造され、その後設置された。特に、そのような装置は、メタルスリー ブで内にセラミック体を含み、次いで2つの間がきっちりと合っているようにス リーブを焼きばめした。認められるように、加熱と引き続いた冷却を熱膨張率の 大きなメタルスリーブに行うと、膨張率が大きくないセラミック体に極端な圧力 がかかることになる。本発明に従って最適に処理したセラミック体のみが、セラ ミック体内に有害な亀裂の発生がなく、セラミック体は外側のメタルスリーブの 加熱状態から冷却されたので、実質的な温度の変動に耐えることができ、いわゆ る変換という処理ができたのであった。第2図にグラフで示した結果は、本発明 の実施によって表されたパラメーターの好ましい組み合わせ、密度および熱衝撃 耐性の改善された性質を有するセラミック体の製造を容易にする、という事実を 充分に示した。 以下の事実が認められた: − 亀裂の大きさが減少すると亀裂密度が一般的に増加する、 これは焼き入れ温度差により制御できる; − 厳しい熱衝撃で物質の保持された強度は亀裂の密度に比例する; − 亀裂の運動エネルギーは表面エネルギーに変換される; − 亀裂密度が増加すると臨界温度差−Cが増加する; − もし別の焼き入れ物質を熱転移率が低い状態で使い;同じ熱応力を達成す るには、△Tを上げる必要がある; − 一般に、亀裂密度は物質の型、熱衝撃耐性、標品の大きさおよび形状の関 数である。 工程(B)で実行されたように、セラミック体または標品に熱加圧応力サイ クリングを含む静的負荷/圧力(-10-280kpsiおよび1200℃の温度)を適用する と、原子(イオン)間の距離が減少する。これらは幾分結晶構造を圧縮し、粒子 間の結合を増加させる。結果として、物質の強度は高くなり、破壊靭性が増加す る(表1)。物質”II”は、溶融アルミニウムにより誘導された650℃以上の温 度差で熱衝撃に耐えることができる。 破損開始に対する抵抗および亀裂増殖に対する抵抗は箸しく改善される。指導 的な研究者による確認、およびたとえば、Hasselman et al.(1985)J.Am Ceram.S oc.533:9,490-495;Haseelman et al.(1988),"Thermal Stress Resistance of En gineering Ceramics,"Baking Essex,UK,高熱衝撃耐性および破損抵抗性を有する セラミック物質があることが考慮されている。 高圧下での亀裂の修復中に、亀裂の先端部における連続的な亀裂の退行、また は亀裂の長さに沿って亀裂の不連続な消滅がある。 微小亀裂の表面間の多くの結合の結果として、亀裂の巾も、また同時に減少する 。言い換えると、このことは標品の応力濃度の減少と破壊靭性の増加である。 そのような微小亀裂帯の展開は、一般的に物質の破壊的抵抗性を増加させる。 この微小亀裂帯は非常に微視用な高密度の微小亀裂から成っている。微小亀裂は 一次的に2つの課程で生じる: 1. 既に材料に存在する部分的な亀裂の修復、(焼き入れによって生成) 2. 熱圧縮応力による微小亀裂の誘導 微小亀裂は、熱膨張異方性による残留応力の存在を意味する。[Davidge et a l.(1968)J.Mater,Sci,3:629]。そのような異方性は非正方形材料に典型的なもの である。熱膨張異方性は、粒子・面・長のオーダーの波長の残留応力を生じ、隣 接小平面に沿って張力と圧縮力の間に振動を生じる。生じた微小亀裂は、高圧縮 応力(10-280kpsi)の存在の結果として、比較的短く(10-50μm)として狭い (0.001-0.1μm)。 この前提の基本は微小亀裂は残留応力の領域に捕獲されるという認識である。 我々は、Elber(1980)Eng.Frac.Mech.2:37-45において、亀裂閉鎖の概念が提案さ れたことを考慮することができる。それによると、先端部に前以て可塑性の引張 された材料要素の上の亀裂先端に続いて可塑領域エンクレーブの周辺の材料の可 塑性拘束が上昇する。閉鎖がその結果、無能応力による亀裂表面間に干渉を生じ ることになる。そのような遮蔽は循環応力による誘導される。 これは焼き入れ温度差により制御できる; − 厳しい熱衝撃で物質の保持された強度は亀裂の密度に比例する; − 亀裂の運動エネルギーは表面エネルギーに変換される; − 亀裂密度が増加すると臨界温度差−Cが増加する; − もし別の焼き入れ物質を熱転移率が低い状態で使い;同じ熱応力を達成す るには、△Tを上げる必要がある; − 一般に、亀裂密度は物質の型、熱衝撃耐性、標品の大きさおよび形状の関 数である。 工程(B)で実行されたように、セラミック体または標品に熱加圧応力サイ クリングを含む静的負荷/圧力(-10-280kpsiおよび1200℃の温度)を適用する と、原子(イオン)間の距離が減少する。これらは幾分結晶構造を圧縮し、粒子 間の結合を増加させる。結果として、物質の強度は高くなり、破壊靭性が増加す る(表1)。物質”II”は、溶融アルミニウムにより誘導された650℃以上の温 度差で熱衝撃に耐えることができる。 破損開始に対する抵抗および亀裂増殖に対する抵抗は著しく改善される。指導 的な研究者による確認、およびたとえば、Hasselman et al.(1985)J.Am Ceram.S oc.533:9,490-495;Haseelman et al.(1988),"Thermal Stress Resistance of En gineering Ceramics,"Baking Essex,UK,高熱衝撃耐性および破損抵抗性を有する セラミック物質があることが考慮されている。 高圧下での亀裂の修復中に、亀裂の先端部における連続的な亀裂の退行、また は亀裂の長さに沿って亀裂の不連続な消滅がある。 微小亀裂の表面間の多くの結合の結果として、亀裂の巾も、また同時に減少する 。言い換えると、このことは標品の応力濃度の減少と破壊靭性の増加である。 そのような微小亀裂帯の展開は、一般的に物質の破壊的抵抗性を増加させる。 この微小亀裂帯は非常に微視用な高密度の微小亀裂から成っている。微小亀裂は 一次的に2つの課程で生じる: 1. 既に材料に存在する部分的な亀裂の修復、(焼き入れによって生成) 2. 熱圧縮応力による微小亀裂の誘導 微小亀裂は、熱膨張異方性による残留応力の存在を意味する。[Davidge et a l.(1968)J.Mater,Sci,3:629]。そのような異方性は非正方形材料に典型的なも のである。熱膨張異方性は、粒子・面・長のオーダーの波長の残留応力を生じ、 隣接小平面に沿って張力と圧縮力の間に振動を生じる。生じた微小亀裂は、高圧 縮応力(10-280kpsi)の存在の結果として、比較的短く(10-50μm)として狭 い(0.001-0.1μm)。 この前提の基本は微小亀裂は残留応力の領域に捕獲されるという認識である。 我々は、Elber(1980)Eng.Frac.Mech.2:37-45において、亀裂閉鎖の概念が提案さ れたことを考慮することができる。それによると、先端部に前以て可塑性の引張 された材料要素の上の亀裂先端に続いて可塑領域エンクレーブの周辺の材料の可 塑性拘束が上昇する。閉鎖がその結果、無能応力による亀裂表面間に干渉を生じ ることになる。そのような遮蔽は循環応力による誘導される。 残留応力、割目周辺と粒子内の両方は、脆性破壊行程として影響を表す。 創性された微小亀裂工程領域は亀裂を遮蔽し、従って材料は増強された破壊靭 性を示す。[Evans et al.(1984),J.Am.Ceram.Soc.67:255-260]。微小亀裂靭性 は、抵抗性”R”曲線により、かならず特徴づけられる[Evans同上;Swan(1988 ),"R-curve Behavior in Ceramic Materials,pp.45-67,in Advanced Ceramics I I,S.Siyomiya編,Elsevier Applied Science;Evans et.al(1984)"Mechanical Beh avior of Alumina:A model Amisotropic Britlle Solid,in Advances in Cerami cs,V.10,Structure and Properties of Mgo and Al2O3 Ceramics,W.D.Kimsery編 、The American Ceramic Society,Ind.,Columbs,Ohio;Evans(1990),J.Am.Ceram. Soc.73(2)187-206;Marshall et al.(1987)Reliability of Advanced Structual Ceramic and Ceramic Matrix Composites-A Review,Ceramic Bulletin,V.66(2)3 09-317。]亀裂長と共に破壊靭性KRの増加は、”R”−曲線行動と呼ばれている 。粘り強くなることは微小亀裂進行領域における弾性率の広がりおよび微小亀裂 により誘導された膨張の両者であると信じられている。亀裂の運動エネルギーは 界面エネルギーに変換されると思われる。亀裂頂点周辺の微小亀裂領域の生成は 、それは、微小亀裂に関連する開口とスライディングの置換を経て成された仕事 を通して、そして界面の創生を通してエネルギーを放散する金属における亀裂頂 点の可塑性領域に類似していると考えることができる[Hoagland et al.(1980), J.Am.Ceram.Soc.65(5):242-245]。特に、前線の進行領域は、亀裂界面上全面に 拡った領域よりも、靭性において実施的に小さな効果をもたらす。靭性の 源は引き続く残存エネルギー密度である。残存エネルギー密度は一次的に、進行 領域の低い弾性率による、小さな付加的な強力化効果と共に微小亀裂を伴う膨張 率から導かれる[Evans(1978).同上]。 ウェイク(wake)の影響は、R−曲線行動、ここにおいて破壊抵抗性、KRは亀 裂が進展すると共に連続的に増加する、において証明される。微小亀裂により靭 性が顕箸に増大するためには、微小構造次元および均一性の厳密な要請がある。 微小亀裂の高密度の取り込みは、脆性材料の破壊抵抗性(あるいは熱衝撃耐性) を顕著に改善することができる。亀裂間の相互作用はまた圧力強度を減少させ、 そして破壊抵抗性を上昇させる。 粒子サイズは破壊的抵抗性をもたらす。特に臨界応力は粒子サイズが増加すれ ば減少し、R−曲線の傾斜はそれに相当する増加を呈する[Evans(1984),同上;S wain同上;Evans et al.(1984)同上]。 単一相の解析の基礎は転位靭性化の展開に類似している[McMeeking et al.(1 982)J.Am.Ceram.Soc.65(5):242-245;Badiensky et al.(1972)Int.J.Solid Struc tures 19:327]。しかしながら、単一相に対して、本発明方法によって微小亀裂 進行領域を改良することは多相転位領域に対するよりもより容易である。 相一相に対する破壊靭性における改良に、多くのその他の機構が貢献している :亀裂の分岐、亀裂の片寄り、亀裂の橋渡(粒子による)、および靭性化におい て抵抗曲線行動をもたらす残留応力、従って1つ以上の機構が靭性化進行に役割 を果たしているし、機構間の相互作用を相乗的の可能性を含めて考慮しなければ ならない[Evans(1990),同上;Marshall(1987),同上;Hoagland et al.(1980)同 上;McMeeking et al.(1982)同上;Badiansky et al.同上;Clarke(1992)J.Am.Cer am,Soc.75(4):739-759]。 それ故に、復損しやすい材料の熱衝撃耐性/破壊抵抗性を改善するないしそれ 以上の機構を結合するのは非常に望みのあることである。例示として、微小亀裂 マトリックスを延性補強を組み合わせることは新しい材料のデザインに有益とな り得る。 アルミナにより例示したセラミック材料において熱衝撃耐性/破壊抵抗性を改 善する本発明の方法は、疑いもなく、他の非立方性多結晶体、たとえばSi3N4, α-Sic,及びBaTiO3における使用に密接な関係を有している[Evans et al.(198 4),同上等]。 脆性破壊の機構は、−α−T,開裂抵抗性および顕著な進行性の傷、に付した 材料間の強度および靭性と同様である。それ故、熱衝撃耐性/破壊抵抗性につい ても同様である。事実、本証拠は既に、同様の強度および靭性傾向は、微小亀裂 および粒子サイズの靭性についての効果を含め、Si3N4に関係していることを指 摘している[Rice(1977)Treatise Mater.Sci,Technol.11:199;Heuer et al.(198 0)J.Am.Ceram.Soc.63:53]。 実施例2 温度媒体として溶融アルミニウムを用いた材料試験 (溶融アルミニウムの融点は660℃) 熱衝撃耐性を決めるのに使用された試験パラメーター。 カテゴリー1 − 材料−Oを230℃に予熱し、表面に溶融アルミニウムを注 ぐ。そして温度をセラミックスに浸透させる。 観察:材料が分離すると”不合格” カテゴリー2 − 材料−Oを230℃に予熱し、放射状に圧力を加えつつ表面に溶融アルミニ ウムを注ぐ。そして温度をセラミックスに浸透させる。 観察:材料が分離すると”不合格” カテゴリー3 − 材料−Oを360℃に予熱し、表面に溶融アルミニウムを注ぐ。そして温度 をセラミックスに浸透させる。 観察:材料が分離すると”不合格” カテゴリー4 − 溶融アルミニウムを室温20℃から材料−Oの表面に注ぐ。 そして温度をセラミックスに浸透させる。 観察:材料が分離すると”不合格” カテゴリー5 − 溶融アルミニウムを室温20℃から圧力下で材料−Oの表面に注ぐ。そして 温度をセラミックスに浸透させる。 − 室温の水を、この加熱表面にスプレーし、材料を急速に冷却する。 観察:材料が分離しなければ”合格” カテゴリー6 − 溶融アルミニウムを材料−IIの表面に室温20℃から注ぎ、温度をセラミッ クスに浸透させる。 − 室温で水をこの加熱表面にスプレーし、急速に材料を冷却する。 − 材料を水浴(室温)中に沈める。 観察:材料が分離しない”合格” カテゴリー7 − 溶融アルミニウムを種々のセラミックAl2O3/ZrO2およびAl2O3複合材料を 室温20℃から表面に注ぎ、温度をセラミックスに浸透させる。 − 室温の水をこの加熱表面にスプレーし、材料を急速に冷却する。 − 材料を水浴中(室温)中に浸透する。 観察:材料が分離する”不合格” 前に述べたように、本発明方法を特徴づける利点の1つは、セラミック材料を 処理して構造および性質における変化は、相互に組み合わせることによって生じ 、そして出発物質の化学組成、密度および弾性率等に依存している。従って、本 発明の重要な特徴は、バルクセラミック材料の性質を特定の最終使用に適するよ うあるいは高めるように作る能力であり、それは以下の特別な点に集中される。 (a)熱衝撃耐性、(b)熱膨張の増加または減少、(c)電気的性質の修正、 (d)バルクセラミック材料を安定化する簡単な工程。 更に詳しくは、本発明の方法は固体/バルクセラミック材料を新しい状態に変 換することができる。これは組成および構造の相 互関係を、バルクセラミック材料の弾性限界、熱容量、熱伝導度、熱膨張とに対 して、および通してエネルギーを適用して変成することにより安定される。そし て得られた性能を新しい性質の組み合わせを創出するように、伝統的な制限を越 えた環境において元の固体/バルクセラミック材料の使用を拡大する。固体/バ ルクセラミック材料は、与えた活性化エネルギーが出発物質の元の弾性限界より も大きなひずみを生じるときに、変換されるが、しかも固体/バルクセラミック 材料を破損から守り、あるいはセラミック体または容器中に保持することにより 、それ自体を分離し、そして相互関係および構造を移すことを可能にする。 98.8重量%のAl2O3か含有する、例示的なセラミック材料をX−線吸収を用い るシンクロトロン放射により、精密構造を解析した。この試験では、化学結合が 、本発明の結果、変形されていることを示した。 実施例3−7 幾種かのセラミック組成者を本発明方法により、ここに述べる方法で製造し処 理した。そしてこれらの材料の相当する性質を測定した。結果は以下の表2−5 に示してある。データは、セラミック材料の性質は本発明方法を用いて修飾し得 ること、および新しい性質の組み合わせが達成されること、工程のパラメーター の幾つかを変化することにより調整することができること、を確認し示した。そ れ故、表2および4は、アルミナセラミックスそれぞれ98.8および96重量%で以 て達成された改良を示し、表5には、 AlN(窒化アルミニウム)およびSi3N4(窒化シリコン)の処理による同様の改善 および利得を示す。 特に表2および4を参照すると、本発明のセラミック材料の改善された性質を 反映する必須パラメーターが、熱衝撃耐性、これは一様に改良されているが、に ついての値が示されている。その他のパラメーター、例えばせん断弾性係数、そ れは多分異常値として現われるが、は、当該技術の範囲内に全て入る方法および 条件の変形により確認することができる。そしてそのような変形は、本発明の範 囲内に含まれる。 考察 後に示す、中性子回析およびX−線回析方法によると、本発明方法は、団体バ ルク材料例えば98.8重量%Al2O3(アルミナ)および97重量%Aln(窒化アルミニ ウム)の結晶科学的本質、における絶対的変化を生じさせる。材料のパフォーマ ンスに関連した影響があるが、それは主題の材料の単一結晶物理学的性状による 異方性、例えば、前記表3に示されている。熱膨張係数によって示された、異方 性があるからである。 本発明方法の効果の重要な証拠は、表2および4に示されたAl2O3の熱衝撃耐 性における改良で示された。更に”変換”後の熱膨張係数における変化も材料の 構造上のある種の変化の重要な信頼される証拠である。試験は直接的で再現性の あるものであり、変化は、改良された熱衝撃耐性に比例している。率、硬度、強 度および破壊靭性における無視し得る変化は、熱衝撃耐性の改善が、通常そうで あるような材料の機械的パフォーマンスの悪化を犠牲にして得られたものではな いことを示している。比熱および誘電損率の明らかな変化は興味をそそられる。 これら性質の変化は、内部に”変換”に関連した基礎的な構造変化が起こってい ること、そして修飾される”変換された材料”の電気的電子、および/または光 学的性質の可能性を示峻している。 実施例7 本シリーズの実験では、アルミナ標品を中性子ビーム分析にかけた。サンプリ ング容量は約立方体(2mm)3であった。これは係 数8で信号が増強されており、それで各標品のYおよびZ方向を含む多くの回析 ピークの推察が可能であった。回析ピークは6(hkl)の値について得られた。 生データ、中性子数対散乱角は、一次バックグラウンドのガウスピークに合わせ た。興味あると思われる適合パラメーターは、以下の表6に示される。各列はガ ウス(およびそれに関連した適合不確定性)、平均散乱角(およびその適合不確 定性)、回析ピークの巾(度)(およびその適合不確定性)、およびバックグラ ウンドの定数部分(その適合不確定性と共に)を示す。不確定性は、標品OTS と標品UPQ2TSの間に検出される相異の有意性の評価に重要である。生の回 析ピークは図3、4に示した適合したガウス係数でプロットした。標品間の相違 は(006)回析ピークに著しいことが明らかであるが、(2-13)回析ピークは無 視し得る。 データの比較を容易にするために、減らした結果を表7に示した。総合した強 度および平均散乱角は焦点のためのパラメーターとして選んだ。OTSUからP Q2TSへの強度の%での減少は、(104),(006)および(2-16)ピークにお いてのみ統計的に有意であった。この減少はZ方向よりもY方向において大きい 。平均散乱角におけるシフト,20は格子ひずみεとしてあげられている。ここに おいて ε=(Sin(θOTS)/Sin(θUPQ2TS−1)) 格子ひずみはもし化学的な相異が材料間にあれば表れるし、もし 標品に残存応力があれば表れる。しかし、多くの格子ひずみは存在しない。 上記により、本発明に従って製造した材料の試験で存在を追及するための指標 は集積強度である。この信号の変動は(006)回析ピークで最大である。データ は、また、本発明の方法が材料の結晶学的特質に影響していることを示唆してい る。 本発明に従って製造した3つの標品の中性子回析特質分析は以下により行われ た。 データ採取および提示 (0006)中性子線回析ピークの強度は、立方形標品のクリスタライトの容積画 分に直接比例する。その(0006)平面−性状は入射および回析中性子線ビームの 2等分線に平行である。オイラーのクレードルが組織的に、立方体型標品を配置 し、標品上を完全半球の方向にこの2等分線をスイープする。方向は2つの角度 、標品のZ−方向からX斜面および標品のX−方向からη=方向角により特定さ れる(第5図を参照)。各標品配位において(0006)回析ピークの強度を測定す る。 中性子線は立方体の全容積を通して透過し、測定は標品容積の平均となる。平 準化強度対方向(χ,η)を立体”極図”上にプロットする。この図において、 標品Z方向は、プロットの中心であり、プロットの周辺は標品X,Y面である。 輪郭線は、同じ強度の方向で合致する。太実線はもし結晶学的実質が完全に不規 則であった場合に得られる強度を示す。薄い連横線は不規則のものよりも強度が 大きく、点線は不規則より小さい強度を示す。横線をつけた輪郭は最小(O)と 最大(X)を示す。輪郭の間隔は0.2X強度であり、結晶配位の不規則的分布で 得られる。 生データの結果 (0006)回析ピークの強度変化対3つの標品の方向を図6−8に示す。全ての 3つの標品において、クリスタライドが好ま しい配位である程度は大きくない。また3つの全ての場合で、集合組織の対称面 は立方型標品のXYZ軸に一致しない。しかし極図から処理した標品(URQ2 TSおよびOSTS)の集合組織において対照標品(OTS)と比較して、定量 的差があることが明らかである。対照標品は、標品区方向にほとんど一致する軸 についてほとんど円筒形対称である強度分布を示す。処理した標品の両方とも、 長延型の分布を有するが、これはURQ2TSにおいて顕著である。この結果は 本発明の方法はアルミナ材料の結晶学的集合組織に絶対的な変化を生じているこ とを示している。材料のパフォーマンスにおいて関連する影響がある可能性があ る。というのはアルミナ単一結晶の物理学的性質、例えば熱膨張係数では異方形 であるからである。 定量的指標の計算 結晶構造が六角プリズム対称を示す材料の(0001)基礎極図の形は、時々にJ. J.Keans(Westing house Co.Report WARD-TM-492,Pittsbugh,PA,1965)により定義 された単純パラメーターで定量される。これらのパラメーターは基本極の分画で あり、標品の特定の方向を決定する。与えられた方向における(0006)回析ピー クの強度I(χ,η)を示している。立方体形標品については、以下に定義され る。 3つの標品のそれぞれの(0006)極値から計算したF−パラメーターの値は表 8に示される。標本URQ2TSは格別であり、Fγの値が最小でFγの値が最 大である。これらの値は、URQ2TS極値はX方向で最高強度を示し、Y方向 で最低強度であるという事実の定量的測定である。OTS、URQ2TSおよび O2TSのシリーズにおいて、Z方向から(0006)平面−標準の増加する分布が あり、これはF2の値の系統的減少により示される。 結論 以下は、本発明の効果について、アルミナ中のクリスタライト(即ち結晶学的 集合組織)の好ましい配位の程度についての要約である。アルミナの標準的処理 (例えば、焼結または熱平衡加圧)は材料のバルクから成るクリスタライトの好 ましい配位に変化させることは期待できない。我々は試験したアルミナの標品に つき結晶学的集合組織の中性子線回析測定を行った。測定は、”未処理済”(本 発明に従って)と”未処理”にはっきりと同定され、材料の結晶学的集合組織に おける顕箸な相違を表した。アルミナにおけるクリスタライトの好ましい配位が 900℃以下の温度でおこるような方法によって、変化することができる。本発明 の結果は、本発明方法がアルミナ材料の物理的条件を変更したことを示すのに十 分である。 実施例8 本実験では、材料のサンプルを発明の方法で作ったものをX−線吸収分析にか けた。方法は以下にそして得られた結果は以下に示す。 XAFS(X線吸収微細構造)は高度に発展した技術で、物質の性質特定に広 く使用されている。それは、目的とする特定のコアレベル上のX線吸収率(例え ば、AlK-edge)の変調に関する。通常、XAFSは2つの領域に分れている。即 ち、近−端領域、これにはしきい値として第1の40-50eV、そして時にはXAN ES(X−線吸収近端構造)およびEXAFS(拡張X−線吸収精密構造)、こ れはXANESの領域を越えて、しきい値として1000eV以上。XANES領域で は強い共鳴がしばしば観察され、これらの特徴は電子構造(状態密度)および局 所および拡張環境(近接の原子殻)の分子構造の特徴である。この領域がAlオキ サイドサンプルで相異を観察する最もよい機会である。EXAFS領域は、吸収 原子による光電子の放出および後方散乱の影響から振動を呈する。EXAFSは 吸収原子とその近接原子間の内部原子距離、配位数と動的行動に敏感である(De bve-Waller因子、これには熱不安定の結果、結合距離における相対平均変位につ いての情報を含む)。結果はグラフに示し、全てのスペクトルは多数の走作の合 計である。 2. XANES結果(9−13図) 第9、10図は、サンプルUPQおよびOTSに対するSiK端XANES(生 データ)である。両スペクトルは一見するとAl2O3(コランダム)の場合と同じ 見える。詳細な観察によって1584-1594eV間の領域に小さな差があり、そこはU PQサンプルが高い強度を示している。 差は第11図でより明らかに見える。そこではスケールを大きくしてある。吸 収スベクトルの1次誘導も示してあり、ここに影の部分は統計的に受け入られる 差を示す。この領域における吸収率の差の起源は、現時点では明らかではない。 多分少しばかり差のあるバックグラウンドから生じた差によるものであろう。こ れは、しかし、多くあることではない。第13図には、UPQスペ クトルから直線バックグラウンドを除いたものを示し、バックグラウンドの傾斜 はOTSとUPQスペクトルではほとんど同じである。この処理の結果は、第1 3図に示してあるが、ここに差がまだあることが判る。この付加強度は、もしそ れが本物であれば、格子の強いAl-O結合により生じたものか、バンド構造(band structure)の観点から見れば、密度を付加した状態と見ることができる。通常 の知識では、この領域の吸収は、A1 1sからA1 3d(t2)遷移に関連する。A1 3dは 稀に直接結合に関与するが、しかしもしクーロン電位が増加するとすれば、この より拡散した軌道殻が崩壊し、1s軌道(即ち強度)の重なりが増加する。 結論 2つのサンプルOTSとUPQ2TSYをA1 K-edgeでのX−線吸収スペクト ロスコピーで調べた。この技術は、A1電子構造を探ることができ、そしてその瞬 時の状態を探ることができ、固体のA1原子の周辺の局所構造(近接原子)の変化 に非常に感受性がある。我々の、本発明により製造した2つのサンプルでの研究 では、A1 K-edge吸収スペクトルに注目し得る差が存在することを示した。特に 、サンプルOTSとUPQ2TSYに、Si K-edgeスペクトルの近端領域で注目 し得る差が認められた。変化は、A1の外側の非専有軌道に影響を及ぼし、K-edge 吸収スペクトルが突き止められた。それで、この技術は、処理の結果として生じ る顕微鏡的変化をモニターするのに使えることが判った。 実施例9 以下の試験をアルミナサンプルで行った。(処理−UPQ2TS,UPQ−2 CEおよび未処理OTS,OCE): ・ 密度、超音波速度、静電容量および誘電損測定。 ・ 弾性率、ポアッソン比および誘電率の計算。 ・ 超音波C−スキャン。 結論 処理したアルミナサンプル(UPQ2TS,UPQOCE)は元サンプルOT S,OCEと比較したとき、それぞれ0.31,0.38%増加した。全てのサンプルは 幾分異方性を示したが、処理サンプルで得にy−方向に増加した。処理物のポア ッソン比は得にy−方向に減少し、硬さが増加した(研磨が困難)。ヤング率は 処理サンプルで高かった(0.2%)。 超音波行動は、処理サンプルの特異熱が高い値を示すことを示唆した。サンプ ルの誘電値は普通ではなく、異なった周波数での行動、特に誘電損が普通でなか った。異なった周波数での誘電定数はOTSサンプルの処理したもので、減少( 11-12%)した。周波数>5KHzの損率はOTSサンプル処理で増加した。OCE とUPQ2CEの誘電行動は、OTSよりもUPQ2TSサンプルの方が異なっ ていた。誘電定数値はほとんど同じに残った。しかし、周波数>5KHzでの処理 では損率は増加した。処理(OTS)および未処理(UP2TSおよびOT2S )アルミナサンプルのインピーダンスを501℃で0.5-10MHzから測定した。現実お よび想像のサンプルのインピーダンスは処理後の値の変化を明らかに示した。得 られた伝導性および容量性成分、平行R/C 等値電流を用い、ZRESプログラムから計算、は処理により変化した。低い静 電容量値は、粒子プラス粒子結合体を含むバルクシサンプルからインピーダンス が生じることが示された。処理アルミナサンプル(O2TS)の低い抵抗性は欠 損(例えば転位、電荷担体)あるいはサンプル処理による粒子構造の変化の増加 により生じるコンダクタンスを示唆した。 例えば、コンピュータのマイクロチップは、本発明の方法の適用、利点によく 合致している、というのはある種の用途で通常より高い熱膨張が、マイクロチッ プ組立てを完遂するのに使われる他の部材の膨張を相殺するのに望ましいからで ある。別の例においては、例えば、シリコンの例においては、低い熱膨張率を有 しているので、反対であることが望ましい。熱衝撃耐性と異方性および電子性質 の組み合わせは本発明の進歩に貢献する。 本発明はその精神または必須の特徴から離れることなく他の形で具体化され、 あるいは他の方法で行われ得る。本発明の開示は、それ故、全てにおいて例示と 考えるべきであり、制限的に考えてはならない。付録するクレームにより示され た発明の範囲、および均等の意味および範囲内で行われる全ての変更は本発明に 含有される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/658,818 (32)優先日 平成8年5月31日(1996.5.31) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,FI,GE, HU,IL,IS,JP,KG,KP,KR,LK,L R,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO ,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT, UA,UZ,VN

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  1. 【特許請求の範囲】 1.近理論密度、上昇した弾性率および増加した熱衝撃耐性の改良された性質の 組み合わせを示し、該熱衝撃耐性は、例えば該セラミックが内部にクラックを生 成することなく急速な焼入れが行われるような約300℃以上の温度において、 構造変化に耐える該セラミック物質から形成された構造の性能により測定される セラミック物質。 2.該密度が約3.8g/cm3のオーダーである請求項1記載のセラミック物 質。 3.該温度変化が少くとも650℃である請求項1記載のセラミック物質。 4.該弾性率が359GPaのオーダーである請求項1記載のセラミック物質。 5.該セラミック物質がアルミナ、ジルコニア、二酸化チタン、二酸化トリウム 、シリカ、マグネシア、カルシア(calcia)、その窒化物、その炭化物、窒化ア ルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化ホウ素、キン青石、シアロン(sialon) 、およびこれらの混合物からなる群より選ばれた請求項1記載のセラミック物質 。 6.該セラミック物質がアルミナより成る請求項1記載のセラミック物質。 7.該物質がアルミナと、ジルコニア、マグネシア、シリカ、カルシアおよびこ れらの混合物からなる群から選ばれた物質との 混合物から成る請求項6記載のセラミック物質。 8.該アルミナが少くとも85重量%の量で存在する請求項6記載のセラミック 物質。 9.該アルミナが少くとも96重量%の量で存在する請求項6記載のセラミック 物質。 10.該アルミナが少くとも98.8重量%の量で存在する請求項6記載のセラミ ック物質。 11.セラミック構造をその性質を変化するためおよび近理論密度、増加した弾性 率および、例えば急速な焼入れによりおこるような少くとも300℃の温度にお ける変化に耐える構造性能により測定される増加した熱衝撃耐性の改善された組 み合わせを得るためのセラミック構造の処理方法であって、該方法は以下により 成っている: (A)該セラミック構造に対し応力または圧力を、該セラミック構造の大きさ および形について決定されるような50,000psiのオーダーおよび弾性率 に関する特種K因子において適用し、 (B)工程(A)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 構造の熱容量、熱伝導度および熱膨張の関する特種K因子に関して決定された該 物質の弾性限界を越えさせ;そして (C)少くとも1回の頻度で該セラミック構造内で平衡温度に達するに充分な 時間およびそれにより少くとも工程(A )の大きさの圧力パラメーターを達成するように、工程 (A)及び(B)の条件に従った処理を行う、 ことより成るセラミック構造の処理方法。 12.工程(A)に適用された圧力応力が、処理されるセラミック構造の弾性限界 を越える量に対する最小値からそして該セラミック構造がその構造の完全性を保 持する限界内の最大値に調節されている請求項11記載の方法。 13.該最大圧力が400,000psiのオーダーである請求項12記載の方法 。 14.該セラミック物質が、アルミナ、ジルコニア、二酸化チタン、二酸化トリウ ム、シリカ、マグネシア、カルシア、その窒化物、その炭化物、窒化アルミニウ ム、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化ホウ素、キン青石、シアロン、およびこれらの 混合物からなる群より選ばれた請求項11記載の方法。 15.該セラミック物質がアルミナより成る請求項14記載の方法。 16.該セラミック物質がアルミナと、ジルコニア、マグネシア、シリカ、カルシ アおよびこれらの混合物からなる群より選ばれた物質との混合物から成る請求項 11記載の方法。 17.該アルミナが少くとも85重量%の量で存在する請求項15載の方法。 18.該アルミナが少くとも96重量%の量で存在する請求項15記載の方法。 19.該アルミナが少くとも98.8重量%の量で存在する請求項 15記載の方法。 20.セラミック構造をその性質を変化するため、および近理論密度、増加した弾 性率および、例えば急速な焼入れによりおこるような少くとも300℃の温度に おける変化に耐える構造性能により測定される増加した熱衝撃耐性の改善された 組み合わせを得るためのセラミック構造の製造方法であって、該方法は以下によ り成っている: (A)該セラミック構造を形成させ; (B)工程(A)のセラミック構造に対し応力を、該セラミック構造の大きさ および形について決定されるような50,000psiのオーダー、および弾性 率に関する特種K因子において適用し; (C)工程(B)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーの レベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック 構造の熱容量、熱伝導度および熱膨張に関する特種K因子に関して決定された、 該物質の弾性限界を越えさせ;そして (D)少くとも1回の頻度で、該セラミック構造内で平衡温度に達するに充分 な時間、およびそれにより少くとも工程(B)の大きさの圧力パラメーターを達 成するように、工程(B)及び(C)の条件に従った処理を行う、 ことより成るセラミック構造の製造方法。 21.セラミック構造をその性質を変化するため、および近理論密度、増加した弾 性率および、例えば該構造の急速な焼入れによ りおこるような少くとも300℃の温度における変化に耐える性能により測定さ れる増加した熱衝撃耐性の改善された組み合わせを得るためのセラミック構造の 製造方法であって、該方法は以下により成っている: (A)該セラミック構造を形成し、それを内部の制御されたマクロおよびミク ロ破砕領域の形成を促進するように、少くとも1つの第一の熱処理を受けさせ; そして (B)工程(A)に従って処理したセラミック構造を、そのセラミック構造が 、異方性多結晶形に変換するような圧力または応力下に該セラミック構造を置い て、少くとも1つの第2の熱処理を受けさせる、 ことよりなるセラミック構造の製造方法。 22.請求項21の方法において、工程(B)が以下により行われる方法: (i) 工程(A)のセラミック構造に対し圧力または応力を、該セラミック構造 の大きさおよび形状に関して決定されるような50,000psiのオーダー、 および弾性率に関する特種K因子において適用し; (ii)工程(i)と同時に、該セラミック構造の温度を650℃のオーダーのレ ベルまたは他の活性化エネルギー源により調節し、アルミナおよびセラミック構 造の熱容量、熱伝導度及び熱膨張に関する特種K因子に関して決定された、該物 質の弾性限界を越えさせ;そして (iii)少くとも1回の頻度で、該セラミック構造内で平衡温度 に達するに充分な時間、およびそれにより少くとも工程(i)の大きさの圧力パ ラメーターを達成するように、工程(i)および(ii)の条件に従った処理を行うこ とにより工程(B)が行われる請求項21の方法。 23.該第1の熱処理が、該構造を最高温度約1200℃に加熱し、該構造を約2 0℃の温度に冷却し、そしてその後該冷却した構造を乾燥させる、ことより成る 請求項21記載の方法。 24.該第2の熱処理が、工程(A)に従って処理された該構造を約1200℃の 温度範囲まで加熱することにより、そして約280,000psiまでの圧力ま たは応力下で行われ、次いで該構造を該圧力下で室温まで急速に冷却することに より行われる、請求頂21記載の方法。 25.該第1の熱処理が、該構造を約1200℃の温度に加熱し、該構造を約20 ℃の温度に冷却し、そしてその後該冷却した構造を乾燥することにより行われ、 そして該第2の熱処理が、工程(A)に従って処理された該構造を約1200℃ までの温度範囲に加熱することにより、そして約10,000psiから約28 0,000psiの圧力または応力において行われ、次いで該構造を該圧力下で 室温まで急速に冷却することにより行われる、請求項22記載の方法。 26.該第1の熱処理が約675℃の温度で行われ、該第2の熱処理が約660℃ の温度で行われ、そして約60,000psiから約150,000psiの範 囲の圧力で行われる、請求項 25記載の方法。 27.該圧力が少くとも90,000psiである請求項24記載の方法。 28.該圧力が少くとも90,000psiである請求項25記載の方法。 29.該圧力が約90,000psiである請求項26記載の方法。 30.該セラミック構造が、アルミナ、ジルコニア、二酸化チタン、二酸化トリウ ム、シリカ、マグネシア、カルシア、その窒化物、その炭化物、窒化アルミニウ ム、窒化珪素、窒化ホウ素、炭化ホウ素、およびこれらの混合物からなる群より 選ばれた物質より製造されたものである請求項21記載の方法。 31.該物質がアルミナ、窒化アルミニウムおよび窒化珪素からなる群より選ばれ たものである請求頂30記載の方法。 32.該物質がアルミナ、およびジルコニア、マグネシア、シリカ、カルシアおよ びこれらの混合物から選ばれた物質との混合物より成る請求項30記載の方法。 33.請求項20記載の方法により製造された、近理論高密度、増加した弾性率、 および増加した熱衝撃耐性の組み合わせを有するセラミック構造。 34.請求項11記載の方法により処理された、近理論高密度、増加した弾性率、 および増加した熱衝撃耐性の組み合わせを有するセラミック構造。 35.金属鋳造操作において使用される円筒形挿入物であって、該 円筒形挿入物は、近理論密度、増加した弾性率、および例えば急速な焼入れによ りおこるような、300℃以上の温度差に耐え、内部にひび割れを生じない、該 セラミック物質から形成された構造性能により測られた増加した熱衝撃耐性、の 組み合わせを示すアルミナ含有セラミック物質から製造された円筒形挿入物。 36.該円筒形挿入物が内燃機関のエンジンブロックの製造に使用されるものであ る請求項33記載の円筒形挿入物。 37.溶融金属を祷型に導入するための導管として使われる円筒型挿入物に用いら れる金属鋳造操作において、鋳造操作において用いられる円筒型挿入物が、近理 論密度、増加した弾性率、および例えは急速な焼入れによりみられるような30 0℃以上の温度差に内部に生じるひび割れがなく、耐えられるような該セラミッ ク物質の性能により測定される増加した熱衝撃耐性、の組み合わせを示すアルミ ナ含有セラミック物質から製造されることより成る改良。 38.セラミック物質から製造されるセラミック半導体パッケージであって、該セ ラミック物質が、近理論密度、増加した弾性率、および急速な焼入れにより生じ るような300℃以上の温度における変化に耐え、内部にひび割れもない該セラ ミック物質から形成される構造の性能により測られるような、増加した熱衝撃耐 性、の組み合わせを示すものである、セラミック物質から製造されるセラミック 半導体パッケージ。 39.近理論密度、増加した弾性率、および増加した熱衝撃耐性の 組み合わせにおいて改善された電気的性質を示すセラミック半導体パッケージで あって、請求項11記載の方法により処理された該セラミック半導体。 40.近理論密度、増加した弾性率、および増加した熱衝撃耐性の組み合わせにお いて改善された電気的性質を示すセラミック半導体パッケージであって、請求項 20記載の方法により製造された、該セラミック半導体パッケージ。
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