JP2002513759A - 神経発達障害の処置における4−ピペリジンメタノール誘導体の使用 - Google Patents

神経発達障害の処置における4−ピペリジンメタノール誘導体の使用

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JP2002513759A
JP2002513759A JP2000546775A JP2000546775A JP2002513759A JP 2002513759 A JP2002513759 A JP 2002513759A JP 2000546775 A JP2000546775 A JP 2000546775A JP 2000546775 A JP2000546775 A JP 2000546775A JP 2002513759 A JP2002513759 A JP 2002513759A
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カールッスン,マリア
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アー カールッスン リサーチ アーベー
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Abstract

(57)【要約】 【化1】 式I[式中、nは2、3もしくは4であり、R、R、RおよびRはそれぞれ独立して水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシもしくはアミノである]を有する化合物またはその光学異性体もしくは医薬上許容しうる塩の、神経発達障害を処置する医薬組成物を製造するための使用につき開示する。さらに、治療上有効量の前記化合物を患者に投与する神経発達障害の処置方法についても開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明は、神経発達障害を処置する医薬組成物を製造するための4−ペピリジ
ンメタノール誘導体の使用に関するものである。さらに本発明は、この種の障害
の処置方法にも関するものである。
【0002】背景 たとえば自閉症、ADHD(注意欠陥多動性障害)およびDAMP(注意、運
動抑制および認知における欠損)のような神経発達障害は極めて一般的であり、
患者への罹患および社会的な高処置経費の両者をもたらす。
【0003】 小児自閉症は、種々の程度の生涯ハンディキャップをもたらす慢性症状である
。この診断を受けた極めて少数の個人は成人としての孤立した人生を送る。自閉
症の主たる徴候は社会性、コミュニケーションおよびイマジネーションの阻害(
ウイングス・トライアド)である。他の徴候の例は同一性に関する強調、挙動プ
ログラムを切り換える困難性、硬直、常同性、欠陥的常習性および極めて貧弱な
挙動範囲である[L.カンナー(1943)、情緒的接触の自閉性障害、ナーバ
ス・チャイルド、第2巻、第217〜250頁]。アスペルガー症候群[L.ウ
イング(1981)、アスペルガー症候群:臨床的評価、Psychol Me
d、第11巻、第115〜129頁]は、顕著な社会的阻害を特徴とするが自閉
症におけるよりも高レベルの認識機能を有する他の自閉症スペクラム障害である
。自閉症の罹患率は、大して重症でない場合を含め1000人の小児当たり1〜
2名である[C.ギルベルク(1993)、自閉症および関連挙動、ジャーナル
・インテレクチュアル・ディスアビリティー・リサーチ、第37巻、第343〜
372頁;C.ギルベルク、M.コールマン(1992)、自閉性症候群のバイ
オロジー、第2版、クリニクス・イン・ディベロプメンタル・メディシン、No
.126、マックキース・プレス、ロンドン]。アスペルガー症候群は、約0.
5%の罹患率にて一層一般的である[S.エーラース、C.ギルベルク(199
3)、アスペルガー症候群の疫病学。全集団研究、J.Child Psych
ol Psychiat、第34巻、第1327〜1350頁]。従来、自閉症
の徴候を緩和させることを目的とした薬理学的介入は殆ど部分的にしか成功を収
めていない。
【0004】 自閉症で見られる徴候と、健康検体にてグルタメート拮抗剤により生ずる徴候
との間には驚異的な類似性が存在する[M.E.キャロル(1990)、PCP
およびハルシノーゲン、アドバンスト・アルコール・サブストレート・アビュー
ズ、第9巻、第167〜190頁;R.E.ガレー、L.A.ワイスベルグ、R
.G.ヒース(1977)、フェンサイクリジン:オーバービュー・ジャーナル
・サイケデリック・ドラグス、第9巻、第280〜285頁;G.ゲルランド(
1996)、アン・リクティッヒ・メニスカ・ボクフェルラゲット・キュラAB
、ストックホルム;T.グランジン(1992)、インサイド・ビュー・オブ・
オーティズム;E.ショプラー、G.B.ミシボブ(編)、自閉症を有する高機
能個人、プレナム・プレス、ニューヨーク、第105〜126頁;T.グランジ
ン(1996)、可視的思考知覚問題およびコミュニケーション困難性、http:/
/www.autism.org/temple/visual.html;G.ハンセン、S.B.ジェセン、L.
チャンドレシュ、T.ヒルデン(1988)、ケタミンのサイコトロピック作用
、ジャーナル・サイコアクティブ・ドラグス、第20巻、第419〜425頁;
J.P.クーツ、D.J.コーエン(1981)、自閉症小児における知覚受容
の改変、ジャーナル・アメリカン・アカデミック・チャイルド・サイカイアト、
第20巻、第692〜701頁;J.H.クリスタル、L.P.カーパー、J.
P.サイビル、G.K.フリーマン、R.デラニー、J.D.ブレムナー、G.
R.ヘニンガー、M.B.ボウエルス、D.S.チャルネー(1994)、ヒト
における非競合性NMDA拮抗剤ケタミンの麻酔域下作用:サイコミメチック、
認知、認識およびニューロエンドクリン反応、Arch Gen Pshych
iatry、第51巻、第199〜214頁;K.W.ムイヤ、K.R.リース
(1995)、興奮性アミノ酸拮抗剤薬物での臨床的経験、ストローク、第26
巻、第503〜515頁;O.サックス(1993/1994)、マースにおけ
るアンスロポロジスト、ザ・ニュー・ヨーカー、12月27日〜1月3日、第1
06〜125頁;S.シェファー(1996)、ストイエルノール、リンサー・
オッホ・エプレン、att leva med autism、ボクフェルラゲ
ット・キュラAB、ストックホルム;L.ウイング(1997)、自閉症の症侯
群および非定型発達、D.J.コーエン、F.R.ボルクマー(編)、自閉症お
よび浸透性発達障害、第2版、ジョン・ウイリー・アンド・サンズ・インコーポ
レイテッド、ニューヨーク、第148〜170頁]。この種の徴候の例は次の通
りである:全ゆる様相の認知障害、欠陥的習性(特に些細な事象に対する脅迫観
念として現れる)、固執的挙動、空間における人体位置の欠陥的固有受容感覚/
誤解、時間/時間歪曲を評価する困難性、固定思考、急速感情変動、不安、不適
性/鈍感症、常同症、攻撃的挙動、アパシー/パシビティー、社会的隠遁、緊張
症および失調症。これらの類似性は、たとえば扁桃および海馬体など内側頭部構
造体のようなグルタメートニューロンのリッチな脳領域における錯乱を示す神経
解剖学的および神経イメージ的研究に鑑み論理的である[たとえばM.バウマン
、T.L.ケンパー(1985)、早期幼児自閉症における脳の組織解剖学的観
察、ニューロロジー、第35巻、第866〜874頁;M.L.バウマン(19
91)、自閉症における顕微鏡的神経解剖学異常性、ペジアトリックス、第87
巻、第791〜796頁;A.H.フーン・ジュニア等(1992)、中頭部お
よび自閉症;症例報告およびレビュー、ディベロップ・メド・チャイルド・ニュ
ーロロジー、第34巻、第252〜265頁;G.V.レイモンド等(1996
)、自閉症における海馬体:ゴルギー・アナリシス・アクタ・ニューロパソロジ
ー、第91巻、第117〜119頁;H.T.チュガニー等(1996)、幼児
型痙攣:III、ポジトロン放出断層撮影法における両側頭部ハイポメタボリズ
ムの予診徴候、アニュアル・ニューロロジー、第39巻、第643〜649頁]
、並びにたとえば前頭部、前頭葉前部のような皮質領域[たとえばN.J.ミン
シュー(1991)、自閉症における神経機能の指標:臨床的および生物学的徴
候、ペジアトリックス、第87巻、第774〜780頁;M.ジルボビチウス等
(1995)小児自閉症における前頭皮質の遅延成熟、アメリカン・ジャーナル
・サイカイアトリー、第152巻、第248〜252頁]、並びに体壁皮質[た
とえばE.クーシェネ等(1993)、幼児自閉症を有する患者の磁気共鳴画像
で検出される体壁葉異常性、アメリカン・ジャーナル・レントゲノロジー、第1
60巻、第387〜393頁](これは自閉症における欠陥的グルタメート伝達
を示す)。
【0005】 ADHD(注意欠陥多動性障害)およびDAMP(注意、運動抑制および認知
における欠陥)は、小児集団では約5%の罹患率を有する神経発達障害である。
DAMPはスカジナビアで使用されている用語であり、ADHDと実質的に同意
義であるが注意に対する困難性とは別に運動抑制の欠陥および認知錯乱を示す。
【0006】 ADHD/DAMPは少女におけるよりも少年にて2〜3倍一般的である。A
DHD/DAMP症例の半分において、徴候は年齢20歳にて消失し或いは極め
て減少している。ADHD/DAMPの診断を受けた小児の20〜25%は、彼
らが年齢20歳に達した時点で犯罪および物質乱用を伴う反社会的人格障害を発
生している。
【0007】 ADHD診断を受けた米国における約100万人の小児がd−アンフェタミン
およびメチルフェニデートのような精神刺激剤で処置されて注意、集中脳力、多
動性および衝動性を約70%にて改善すると推定される。ヨーロッパにおいて、
ADHD/DAMPを処置する神経刺激剤の使用は米国におけるよりも頻度がず
っと少ない。
【0008】 精神刺激剤、有力な嗜好剤、薬物を小児にて使用する多くの国における抵抗に
基づき、ADHD/DAMPを処置するのに効果的かつ安全な薬物を開発すべく
大きいニーズが存在する。
【0009】 脳影像研究は、ADHD/DAMPにおける機能低前頭葉および欠陥皮質線状
体機能を示している[H.C.ルウ等(1984)、失語症を有する小児および
/または注意欠陥障害における局部的脳灌流不足、Arch Neurol、第
41巻、第825〜829頁;H.C.ルウ等(1989)、注意欠陥および多
動性障害における線状体機能不全、Arch Neurol、第46巻、第48
〜52頁;A.J.ザメトキン等(1990)、小児開始の多動性を有する成人
における脳グルコース代謝、ニュー・イングランド・ジャーナル・メジカルス、
第323巻、第1361〜1366頁;J.N.ギード等(1994)、注意欠
陥多動性障害における脳梁の定量的形態学、アメリカン・ジャーナル・サイカイ
アトリー、第151巻、第665〜669頁;B.J.キャセイ等(1997)
、応答阻止および注意欠陥/多動性障害における右前頭線状体回路の関与、ジャ
ーナル・アメリカン・アカデミック・チャイルド・アドレス・サイカイアトリー
、第36巻、第374〜383頁]。皮質線状体ニューロンはグルタメート形成
性であるため、グルタメート形成性伝達がADHD/DAMPにて欠損すると仮
定するのが合理的である。自閉症は恐らく脳グルタメート系における全体的欠損
症に関与するのに対し、ADHD/DAMPは制限脳領域にて(特に前頭葉から
線状体への突出部において)低機能グルタメートニューロンに関与すると思われ
る。
【0010】発明の概要 本発明の目的は、神経発達障害を処置するための新規な薬物および新規な方法
を提供することにある。この目的は4−ピペリジンメタノール誘導体の使用によ
り達成される。
【0011】 より詳細には本発明は、式I:
【化3】 [式中、nは2、3もしくは4であり、R、R、RおよびRはそれぞれ
独立して水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ
、C1〜6アルコキシもしくはアミノである] を有する化合物またはその光学異性体もしくは医薬上許容しうる塩の、神経発達
障害を処置する医薬組成物を製造するための使用に関するものである。
【0012】 さらに本発明は、治療上有効量の上記式Iを有する化合物またはその光学異性
体もしくは医薬上許容しうる塩を患者に投与する神経発達障害の処置方法にも関
するものである。
【0013】発明の詳細 上記したように本発明は、神経発達障害を処置する医薬組成物を製造するため
の式Iを有する化合物またはその光学異性体もしくは医薬上許容しうる塩の使用
、並びに神経発達障害の処置方法に関するものである。
【0014】 式Iの化合物は当業者に知られた任意適する技術により製造することができる
。これらは、たとえば米国特許第5,169,096号および米国特許第5,1
34,149号(両者を参考のためここに引用する)に記載された合成により作
成することができる。限定はしないが本発明による好適物質、すなわち(+)−
α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチ
ル)]−4−ピペリジン−メタノールの製造例は、米国特許第5,134,14
9号に記載されており次の通りである。エステル化反応はラセミ型α−(2,3
−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−
ピペリジン−メタノールとα−メトキシ−フェニル酢酸の(+)−異性体との間
で行われてジアステレオマー混合物をもたらす。この混合物をシリカゲルクロマ
トグラフィーにかけて2種のジアステレオマーを分離する。その後、(+,+)
−ジアステレオマーを所望の物質まで加水分解する。
【0015】 化合物を両エナンチオマー型の混合物として使用しうるが、好ましくは純Rも
しくはSエナンチオマーを使用する。
【0016】 本発明により使用するのに好適な式Iを有する化合物はR−(+)−α−(2
,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチル)]−
4−ピペリジン−メタノール(M100907として知られる)である。
【0017】 本発明により処置しうる神経発達障害の例は自閉症スペクトラム障害/自閉症
連続障害および浸透性発達障害(PDDs)、たとえば自閉症/自閉性障害、小
児/幼児自閉症、非定形自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、自閉性徴
候を有するレット障害/症候群、特記しない限り浸透性発達障害(PDD−NO
S)および小児崩壊性障害である。
【0018】 浸透性発達障害につき2種の主たる診断システムが存在する。一方はアメリカ
ン・サイカイアトリック・アソシエーション、ダイアグノスティック・アンド・
スタチスチカル・マニュアル・オブ・メンタル・ディスオーダーの第4版(DS
M−4;1994)に示されており、他方はワールド・ヘルス・オーガニゼーシ
ョン、インターナショナル・クラスィフィケーション・オブ・ディジーズ(IC
D−10、1992、1993)の第10版に示されており、これらを下表1に
示す。本発明によれば、これら全ての障害を処置することができる。
【0019】
【表1】
【0020】 病気脅迫観念障害(OCD)は浸透性発達障害の群に属さないことに注目すべ
きである。
【0021】 本発明により処置しうる神経発達障害の他の群は注意欠陥多動性障害(ADH
D並びに注意、運動抑制および認知における欠損症(DAMP)で構成される。
【0022】 本発明による医薬組成物は、たとえば不活性ベヒクルまたは医薬上許容しうる
アジュバント、キャリア、保存料など当業者に周知されたような他の物質をも含
むことができる。
【0023】 本発明による医薬組成物は好ましくはたとえば0.1〜100mgの投与サイ
ズを有する適する投与形態物にて処方される。
【0024】 ここで用いる「処置」という用語は、病気もしくは症状を治癒もしくは軽減さ
せる処置および病気もしくは症状の悪化もしくは発達を防止する処置の両者を意
味する。処置は急性、サブ慢性または慢性的のいずれかで行うことができる。
【0025】 本発明による方法においては、治療上有効量の式Iを有する化合物を患者に投
与する。「治療上有効量」という用語は、所望の治療効果をもたらす量を意味す
る。ここで用いる「患者」という用語は、本発明による処置を必要とするヒトま
たは非ヒト哺乳動物を意味する。
【0026】 本発明による医薬組成物および物質はたとえば錠剤、カプセル、カシェット、
溶液および乳液の形態にて経口的、舌下錠の形態にて経粘膜的、座薬の形態にて
経腸的、経皮パッチの形態にて経皮的、或いはたとえば注射もしくは輸液のため
の溶液もしくは懸濁液の形態で非経口的に任意適する方法で投与することができ
る。
【0027】 本発明による医薬組成物もしくは物質はたとえば毎日1回の投与量または数回
(たとえば3回)で毎日投与することができる。
【0028】 使用する化合物がM100907(R−(+)−α−(2,3−ジメトキシフ
ェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチル)]−4−ピペリジン−メ
タノール)であれば、適する量は化合物を経口投与する場合は0.1〜100m
g/個人/1日であり、化合物を非経口投与する場合は0.005〜50mg/
個人/1日である。
【0029】 本発明による医薬組成物および方法を単独療法および精神学的および/または
薬理学的な同時処置に対するアジュバントとして使用することができる。
【0030】 以下、限定はしないが実施例により本発明をさらに説明する。
【0031】実施例 本発明者およびその共同研究者は自閉症の動物モデルを開発し、ここではマウ
スをグルタメート拮抗剤MK−801(ジゾシルピン)での処理により低グルタ
メート形成性にした。自閉症を有する人間と同様に、これら低グルタメート形成
性動物は欠損習性、忍耐的挙動(たとえば執拗な前進運動(いわゆる「頑固な前
進」)、常同性、貧弱な挙動範囲および挙動プログラムの変化困難性を示す。研
究者等は、この因子が容易に定量化されると共に自閉症の顕著な特徴であるため
、その研究を欠損習性に集中するよう選択した。
【0032】 欠損習性は新規であるならば親族の認知および応答を内包し、「同一性の強調
」、並びに単調性に対する極めて高い許容度(いわゆる自閉症につき典型的)の
現象に基づくと仮定することができる。大抵人間により「同一」と認知されるこ
とは、自閉症を有する人間により新規であると認知される。
【0033】動物 試験時点にて体重25〜30gの雄NMRIマウス(B&KユニバーサルAB
社、ソレンツナ、スウェーデン国)を実験に使用した。これら動物を1ケージ当
たり約20匹の群として少なくとも1週間にわたり収容した後、実験を水および
餌に自由に与えながら行った。温度:20〜22℃;12時間明−暗サイクル(
6AMにてライト)。
【0034】薬物 (+)−MK−801水素マレエート(ジアゾシルピン;リサーチ・バイオケ
ミカル・インコーポレイテッド)を生理食塩水に溶解させた。M100907[
(+)−(R)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フル
オロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール;コーテシー・ヘキスト・
マリオン・ラッセル・インコーポレイテッド、USA]を数μlの酢酸および5
.5%グルコース溶液に溶解させた。注射容量を10ml/kgとした。比較動
物には常に、薬物を溶解したものと同じ溶剤を与えた。
【0035】歩行活動の記録 歩行活動を活動計(デジスキャン・アニマル・アクティビティ・モニター、モ
デルRXYZM(16)タオ、オムニテク・エレクトロニクス社、コロンブス、
OH、USA)を用いて測定した。装置は8個の明るくかつ減音したボックス(
42x42x30cm)で構成し、これには各ボックスの床近くの前部および側
部に沿って赤外線フォトセンサを設けた。
【0036】 新たな環境に移動させた際、正常マウスは約30分間持続する予備的活動の初
期段階を示す。その後、マウスは新たな環境に慣れて鎮静、低い活動レベルを示
す。図1は0.3もしくは0.8mg/kgのグルタメート拮抗剤MK−801
での処理に続く習性阻害を示す。図に示した結果は中央値、並びに上側および下
側4分値である。
【0037】 多数の化合物をこの自閉症モデルにて試験したが、これらはいずれもMK−8
01誘発欠陥習性に抗することができず、正常な挙動を著しく阻害した。長期間
にわたり、自閉症様挙動に対し特異的作用を示す化合物を見出すことは不可能で
あると思われた。正常挙動の阻害は、臨床的に副作用があると予想されたので、
不安であった。
【0038】 次いで本発明者およびその共同研究者等は本発明による化合物、すなわちM1
00907を試験した。驚くことに、この化合物は正常挙動を阻害することなく
欠陥習性を緩和することが突き止められた。本発明による化合物の抗自閉性作用
を示すこれらデータを図2に示す。M100907を挙動記録の開始直前に腹腔
内投与した。M100907の投与量はそれぞれ0.001mg、0.01mg
および0.1mg/kgとした。示した結果は中央値および上側および下側4分
値(veh=ベヒクル=比較)である。
【0039】 上記実施例において、マウスのデータはグルタメート拮抗剤MK−801によ
り誘発される多動性を減少させるM100907の効能を示す。上記したように
、グルタメート形成性伝達はADHD/DAMPにも欠損すると仮定するのが合
理的である。自閉症は恐らく脳グルタメート系にて全体的欠損に関与するのに対
し、ADHD/DAMPは限定脳領域にて(特に前頭葉から線状体への突起部に
おいて)低機能グルタメートニューロンに関与すると思われる。これを強調する
のは、錯乱認知がグルタメート拮抗剤処理の健康検体とADHD/DAMP検体
との両者にて顕著な特徴であるという事実である。これに鑑み、本発明による化
合物(たとえばM100907)は自閉症だけでなくADHD/DAMPにも効
果的であるとすべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイポグルタメート形成症が欠陥習性をもたらすことを示す。MK−801を
70分間持続する挙動記録の開始直前に投与量0.3mg/kgもしくは0.8
mg/kgにて腹腔内投与した。習性のロスを縦軸(Y−軸)に5分間間隔にお
けるカウント数として示す。
【図2】 挙動記録の開始直前にてそれぞれ0.001mg、0.01mgおよび0.1
mg/kgの投与量にて腹腔内投与されたM100907が抗自閉症効果を示す
ことを例示する(veh=ベヒクル=比較)。習性のロスを縦軸(Y−軸)にm
/30分間として示す。
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Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、nは2、3もしくは4であり、R、R、RおよびRはそれぞれ
    独立して水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ
    、C1〜6アルコキシもしくはアミノである] を有する化合物またはその光学異性体もしくは医薬上許容しうる塩の、神経発達
    障害を処置する医薬組成物を製造するための使用。
  2. 【請求項2】 式Iを有する前記化合物を純RもしくはSエナンチオマーの
    形態で使用する請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 式Iを有する前記化合物がR−(+)−α−(2,3−ジメ
    トキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチル)]−4−ピペリ
    ジン−メタノール(M100907)である請求項1または2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 前記神経発達障害が自閉症スペクトラム障害/自閉症連続障
    害および倒錯性発達障害(PDDs)よりなる群から選択される請求項1〜3の
    いずれか一項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 前記神経発達障害が、自閉症習性を有するレット障害/症候
    群である請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 前記神経発達障害が、特記しない限り浸透性発達障害(PD
    D−NOS)である請求項4に記載の使用。
  7. 【請求項7】 前記神経発達障害が小児崩壊性障害である請求項4に記載の
    使用。
  8. 【請求項8】 前記神経発達障害が非定型自閉症である請求項4に記載の使
    用。
  9. 【請求項9】 前記神経発達障害がアスペルガー症候群である請求項4に記
    載の使用。
  10. 【請求項10】 前記神経発達障害が高機能型自閉症である請求項4に記載
    の使用。
  11. 【請求項11】 前記神経発達障害が自閉症/自閉性障害である請求項4に
    記載の使用。
  12. 【請求項12】 前記神経発達障害が小児/幼児自閉症である請求項4に記
    載の使用。
  13. 【請求項13】 前記神経発達障害が注意欠陥多動性障害(ADHD)およ
    び注意、運動抑制および認知における欠損(DAMP)よりなる群から選択され
    る請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
  14. 【請求項14】 前記医薬組成物が0.1〜100mgの投与サイズを有す
    る適する投与形態物で処方される請求項1〜13のいずれか一項に記載の使用。
  15. 【請求項15】 治療上有効量の式I: 【化2】 [式中、nは2、3もしくは4であり、R、R、RおよびRはそれぞれ
    独立して水素、C1〜6アルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ
    、C1〜6アルコキシもしくはアミノである] を有する化合物またはその光学異性体もしくは医薬上許容しうる塩を患者に投与
    することを特徴とする神経発達障害の処置方法。
  16. 【請求項16】 前記神経発達障害が自閉症スペクトラム障害/自閉症連続
    障害および浸透性発達障害(PDDs)よりなる群から選択される請求項15に
    記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記神経発達障害が、自閉症習性を有するレット障害/症
    候群である請求項16に記載の使用。
  18. 【請求項18】 前記神経発達障害が特記しない限り浸透性発達障害(PD
    D−NOS)である請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記神経発達障害が小児崩壊性障害である請求項16に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】 前記神経発達障害が非定型自閉症である請求項16に記載
    の方法。
  21. 【請求項21】 前記神経発達障害がアスペルガー症候群である請求項16
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記神経発達障害が高機能型自閉症である請求項16に記
    載の方法。
  23. 【請求項23】 前記神経発達障害が自閉症/自閉性障害である請求項16
    に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記神経発達障害が小児/幼児自閉症である請求項16に
    記載の使用。
  25. 【請求項25】 式Iを有する前記化合物を純RもしくはSエナンチオマー
    の形態で使用する請求項16に記載の方法。
  26. 【請求項26】 式Iを有する前記化合物がR−(+)−α−(2,3−ジ
    メトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチル)]−4−ピペ
    リジン−メタノール(M100907)である請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記化合物を0.1〜100mg/個人/1日の量にて経
    口的および0.005〜50mg/個人/1日の量にて非経口的に患者に投与す
    る請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記神経発達障害が注意欠陥多動性障害(ADHD)およ
    び注意、運動抑制および認知における欠損(DAMP)よりなる群から選択され
    る請求項15に記載の方法。
  29. 【請求項29】 式Iを有する前記化合物を純RもしくはSエナンチオマー
    の形態で使用する請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 式Iを有する前記化合物がR−(+)−α−(2,3−ジ
    メトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニルエチル)]−4−ピペ
    リジン−メタノール(M100907)である請求項29に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記化合物を0.1〜100mg/個人/1日の量にて経
    口的および0.005〜50mg/個人/1日の量にて非経口的に患者に投与す
    る請求項30に記載の方法。
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