JP2002512943A - シリコーングラフトコポリマーを含有する無水エアゾールヘアスプレー組成物 - Google Patents

シリコーングラフトコポリマーを含有する無水エアゾールヘアスプレー組成物

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JP2002512943A JP2000545496A JP2000545496A JP2002512943A JP 2002512943 A JP2002512943 A JP 2002512943A JP 2000545496 A JP2000545496 A JP 2000545496A JP 2000545496 A JP2000545496 A JP 2000545496A JP 2002512943 A JP2002512943 A JP 2002512943A
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Abstract

(57)【要約】 開示されているのは、(a)約10,000〜約300,000の重量平均分子量を有するシリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーの約0.1重量%〜約10重量%であり、該シリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーが、ビニルポリマーの主鎖、およびその主鎖から分岐するポリシロキサンマクロマーを有し、該ポリシロキサンマクロマーが、約500〜約50,000の重量平均分子量を有する;(b)有機および無機塩基の組合わせを含む中和システムであり、該有機塩基が、シリコーングラフトコポリマーの酸根の約25%〜約80%を中和するのに十分なレベルであり、一方、該無機塩基が、シリコーングラフトコポリマーの酸根の約0.5%〜約20%を中和するのに十分なレベルである;(c)実質的には炭化水素噴射剤を含まない、非炭化水素噴射剤の約5重量%〜約50重量%;および(d)毛髪に適用するのに好適なキャリアを含む残余部分、を含む無水エアゾールヘアスプレー組成物である。本明細書中で定義される無水エアゾールヘアスプレー組成物は、ヘアスプレー容器より液垂れしたり発泡したりすることなく、効果的なスタイル保持、ヘアコンディショニング効果を提供し、過度の粘着性や触ったときのべたつきを感じさせない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は、シリコーングラフトコポリマーが、改善したスプレー送出性能を提
供するために、有機および無機中和剤の選択された組み合わせによって中和され
たシリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーを含む無水エアゾールヘアスプ
レー組成物に関する。
【0002】発明の背景 ヘアスタイリング組成物は、よく知られており、ムース、ゲル、ローション、
ポンプ式、またはヘアスプレーを含むさまざまな形態で商業的に利用可能である
。これらの組成物の多くは、一時的なヘアスタイリングまたは「セット」効果を
提供するためにさまざまなヘアスタイリング樹脂を含有する。
【0003】 シリコーングラフトコポリマーのようなヘアスタイリング樹脂が、ヘアスプレ
ーのようなヘアスタイリング組成物に特に有用であるのは、これらのコポリマー
が、毛髪に優れたスタイル保持効果を提供できるとともに、改善された毛髪の感
触もまた提供することができるからである。換言すると、シリコーングラフトコ
ポリマーは、通常のシリコーン非含有樹脂と比較して、非シリコーンの毛髪固着
性ポリマーに伝統的に付随するべとついた毛髪の感触を与えることなく、毛髪に
柔軟性およびコンディショニング効果の触感覚を与え得る。シリコーングラフト
コポリマーが、中和されたコポリマーとして典型的に使用されるのは、これらの
コポリマーが、少なくとも部分的に中和された形態で使用されるとき、これらの
コポリマーを水および/またはシャンプーによって容易に除去することができ、
かつスタイリング性能が改善されたヘアスプレー組成物を提供するからである。
【0004】 中和されたシリコーングラフトコポリマーをヘアスプレー組成物に使用するこ
とはよく知られており、典型的にこのコポリマーは、無機または有機中和塩基で
中和される。無機中和塩基を含有するヘアスプレー組成物は、シリコーングラフ
トコポリマーの溶解度を高めるために一般的に少なくとも約10重量%の水を含
む。そのうえ、中和されたシリコーングラフトコポリマーを含有する水性ヘアス
プレー組成物は、結果として毛髪にねばねばした感触や触るとべとつく感触を与
えるポリマー被膜となる可能性がある。したがって、所望の製品性能を得るため
には、中和されたシリコーングラフトヘアスタイリングコポリマーを約10重量
%未満の水を含有する組成物中において、好ましくは実質的には無水である組成
物中において使用することが望ましい。
【0005】 約10重量%未満の水を含有し、中和されたシリコーングラフトコポリマーも
また含有するヘアスプレーの一配合方法には、無機塩基および有機塩基の組み合
わせを含む中和システムの使用が含まれる。これらのヘアスプレーは、外観が透
明で、効果的なスタイル保持を与え、ヘアコンディショニング効果を与え、毛髪
にべたつき感を与えずに、容易にブラシで落とせ、同時に安定した製品および粘
度特性を有しながら、長期間およびストレスのある温度の貯蔵条件下でも十分に
安定性を存続する。これらのヘアスプレー組成物に混和された中和システムは、
所望のコポリマーの中和と、それに相応するヘアスタイル性能の改善および製品
の透明度とを達成するために選択された比率で無機および有機塩基を典型的に含
む。しかしながら、中和されたシリコーングラフトコポリマーを無水のヘアスプ
レーに使用すると、特にヘアスプレーが無水エアゾールヘアスプレーとして配合
されるときに、スプレー性能が発揮されない結果となる可能性があることが判明
した。これらの無水エアゾールヘアスプレーは、適用時にヘアスプレー容器の開
口部から液垂れしたり発泡したりする傾向がある。
【0006】 選択された中和システムは、組成物のスプレー送出性能を改善するために、シ
リコーングラフトポリマーを含有する無水エアゾールヘアスプレー組成物に混和
し得ることが現在見出されている。更に、スプレー送出性能は、組成物が非炭化
水素噴射剤を含有するとき、すなわち、実質的にいずれの炭化水素噴射剤も含ま
ない、例えば組成物の約5重量%未満の炭化水素噴射剤であるときに改善され得
ることも見出された。これらの無水エアゾールヘアスプレーに混和される選択さ
れた中和システムは、シリコーングラフトコポリマーの酸根の約25〜約80%
を中和するのに十分なレベルの有機塩基と、シリコーングラフトコポリマーの約
0.5〜約20%の酸根を中和するのに十分なレベルの無機塩基との組み合わせ
を含む。
【0007】 したがって、前述の事項を考慮して、本発明の目的は、適用時にエアゾール容
器の開口部から液垂れしたりまたは発泡したりすることがなく、シリコーングラ
フトコポリマーおよびコポリマーを中和するために選択された中和システムを含
有し、約5重量%未満の炭化水素噴射剤もまた含有する、無水エアゾールヘアス
プレー組成物を提供することである。本発明の目的はまた、効果的なスタイル保
持を与え、ヘアコンディショニング効果を与え、しかも過度の粘着性または触っ
たときのべたつきを感じさせない無水エアゾールヘアスプレー組成物を提供する
ことでもある。
【0008】発明の要旨 本発明は、 (a)約10,000〜約300,000の重量平均分子量を有するシリコーン
グラフトポリカルボン酸コポリマーの約0.1重量%〜約10重量%であり、該
シリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーが、ビニルポリマーの主鎖、およ
びその主鎖から分岐するポリシロキサンマクロマーを有し、該ポリシロキサンマ
クロマーが、約500〜約50,000の重量平均分子量を有する; (b)有機および無機塩基の組合わせを含む中和システムであり、該有機塩基が
、シリコーングラフトコポリマーの酸根の約25%〜約80%を中和するのに十
分なレベルであり、一方、該無機塩基が、シリコーングラフトコポリマーの酸根
の約0.5%〜約20%を中和するのに十分なレベルである; (c)実質的には炭化水素噴射剤を含まない、非炭化水素噴射剤の約5重量%〜
約50重量%;および (d)毛髪に適用するのに好適なキャリアを含む残余部分、 を含む無水エアゾールヘアスプレー組成物を指向している。
【0009】 実質的には炭化水素噴射剤を含まず、しかも有機および無機塩基の材料の選択
された組み合わせを含有する中和システムで中和されたシリコーングラフトコポ
リマーを含有する、無水エアゾールヘアスプレー組成物は、適用時にエアゾール
容器の開口部で液垂れしたりまたは発泡したりしないことが見出された。これら
の組成物は、効果的なスタイル保持、ヘアコンディショニング効果を提供し、お
よび過度の粘着性または触ったときのべたつきを感じさせない。
【0010】発明の詳細な説明 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、実質的には炭化水素噴射剤を
含まず、しかも本明細書で定義されたシリコーングラフトコポリマーを中和する
のに好適な選択された中和システムを含む、液垂れしたり/発泡したりしないヘ
アスプレー配合物である。
【0011】 本明細書中で使用される「無水」という用語は、本発明のヘアスプレー組成物
、およびその必須または任意成分が、添加水または遊離水を実質的に含有しない
ことを意味する。配合の観点からは、このことは、本発明のヘアスプレー組成物
が、約5重量%未満、好ましくは約3重量%未満、より好ましくは約1重量%未
満、最も好ましくは0%の遊離または付加水を含有することを意味する。
【0012】 本明細書中で使用される「周囲条件」という用語は、約1気圧、約50%相対
湿度、および約25℃における周囲条件をいう。
【0013】 本明細書中で用いられる「揮発性」という用語は、周囲条件下で少なくとも約
0.2mmHgの蒸気圧を有する材料をいう。逆に、本明細書中で用いられる「
非揮発性」という用語は、測定可能な蒸気圧をもたない材料、または周囲条件下
で約0.2mmHg未満の蒸気圧を有する材料をいう。
【0014】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、本明細書中に記載される必須
要素および本発明の限定、ならびに本明細書中に記載される追加または任意の配
合剤、成分、もしくは限定のいずれかを含むか、それらからなるか、または本質
的にそれらからなることができる。
【0015】 すべての百分率、部および比は、特に指定しないかぎり、全組成物の重量に基
づく。記載した成分に関するこのようなすべての重量は、活性レベルに基づき、
したがって、特に指定しない限りは、商業的に利用可能な材料に含まれる可能性
のある溶媒または副産物を包含しない。
【0016】シリコーングラフトスタイリングポリマー 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、シリコーングラフトポリカル
ボン酸スタイリングコポリマーを含む。これらのポリマーは当業者に周知であり
、ポリマーの炭素主鎖に共有結合するおよび懸垂するポリシロキサン部分により
特徴づけられる。上記シリコーングラフトスタイリングコポリマーは、シャンプ
ーで除去可能なヘアスプレー組成物により毛髪に薄いポリマー被膜を提供する。
【0017】 上記シリコーングラフトスタイリングコポリマーは、いずれかの慣用的な重合
技術またはさもなければ当業者に周知の重合技術により製造することが可能であ
る。ヘアスプレー組成物におけるシリコーングラフトコポリマーの濃度は、所望
のヘアスタイリング性能を提供するのに十分であるべきで、一般的には、組成物
の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約2重量%〜約9重量%、より好
ましくは約3重量%〜約7%の範囲である。
【0018】 上記シリコーングラフトポリマーは、好ましくは約10,000〜約300,
000、より好ましくは約30,000〜約200,000、更により好ましく
は約90,000〜約165,000の重量平均分子量を有する。本発明の無水
エアゾールヘアスプレー組成物に使用するのに好適なポリマーの分子量および分
子量分布は、当業者によく知られているサイズ排除クロマトグラフィー(SEC
)技術によって決定される。そのような技術の1つには、架橋ポリスチレン−ジ
ビニルベンゼンのカラム(分子量範囲=100〜107)、示差屈折率検出器、
および示差粘度計の使用による分子の分離が含まれる。汎用較正曲線は、既知の
分子量(MW)および分子量分布(MWD)の単分散ポリスチレン標準より作成
する。所与のポリマーの分子量および分子量分布は、較正を基準とする濃度およ
び粘度の応答に基づいて求められる。
【0019】 シリコーングラフトコポリマーの主鎖は、好ましくはエチレン型の不飽和モノ
マーの重合により誘導された炭素鎖であるが、ポリシロキサン部分を懸垂したセ
ルロース鎖や他の炭水化物誘導ポリマー鎖であってもよい。主鎖は、エーテル基
、エステル基、アミド基、ウレタン基なども含有し得る。ポリシロキサン部分は
、ポリマー上で置換し得るか、またはポリシロキサン含有の重合可能なモノマー
とポリシロキサン非含有の重合可能なポリマーとの共重合によって生成し得る。
【0020】 好ましいシリコーングラフトコポリマーは、有機主鎖、好ましくはビニルポリ
マー主鎖のようなエチレン型の不飽和モノマーより誘導された炭素主鎖、および
主鎖より分岐したポリシロキサンマクロマー(特に、好ましくはポリジアルキル
シロキサン、最も好ましくはポリジメチルシロキサン)を含む。本発明において
使用するのに好ましいシリコーングラフトコポリマーは、最終ヘアスプレー組成
物に配合し、乾燥したときに、コポリマー相が、上記ポリシロキサンマクロマー
を包含する不連続相および上記主鎖を包含する連続相に分離する。この相分離特
性が、毛髪上にコポリマーによる特定の方向づけを提供し、結果として所望のコ
ンディショニング効果とスタイリング効果をもたらすと考えられる。
【0021】 上記ビニルポリマー主鎖は、好ましくは少なくとも約−20℃、好ましくは約
20℃〜約80℃、より好ましくは約20℃〜約60℃のガラス転移温度(Tg
)または結晶融点(Tm)を有する。これらのTgまたはTmの値を有するスタ
イリング・ポリマーは、過度に粘着性であったり、または触るとべたつきを感じ
たりすることのないスタイリング膜を毛髪上に形成する。所定のポリマーにガラ
ス転移がある場合、ここで使用される略語「Tg」は、ポリマー主鎖のガラス転
移温度を言い、略語「Tm」は、ポリマー主鎖の結晶融点のことを言う。好まし
くは、TgおよびTmの両方が、それらが存在する場合には上述の範囲内である
【0022】 上記ポリシロキサンマクロマーは、少なくとも約500、好ましくは約1,0
00〜約50,000、より好ましくは約5,000〜約40,000、最も好
ましくは約10,000〜約20,000の重量平均分子量を有するべきである
【0023】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物に使用するのに好適な上記シリコ
ーングラフトコポリマーは、上記主鎖より懸垂するシリコーンマクロマーを形成
する「シリコーン含有」(または「ポリシロキサン含有」)モノマー、および上
記ポリマーの有機主鎖を形成するシリコーン非含有モノマーを含む。上記シリコ
ーン非含有モノマーユニットは、親水性および/または疎水性モノマーユニット
から誘導可能である。したがって、本発明に使用する上記シリコーングラフトコ
ポリマーは、本明細書に記載される疎水性コモノマーとともにまたは無しで、本
明細書に記載される親水性および/またはポリシロキサン含有モノマーユニット
の組み合わせを含み得、結果として得られたスタイリングポリマーが、本明細書
に記載される必要な特性を提供する。
【0024】 上記シリコーングラフトスタイリングコポリマーは、コポリマーの約0.1重
量%〜約50重量%、好ましくは約0.5重量%〜約40重量%、より好ましく
は約10重量%〜約25重量%のポリシロキサン含有モノマーユニット;約1重
量%〜約99.9重量%、好ましくは約5重量%〜約80重量%、より好ましく
は約15重量%〜約30重量%の親水性モノマー;および0重量%〜約99重量
%、好ましくは約5重量%〜約92重量%、より好ましくは約50重量%〜約9
0重量%の疎水性モノマーを一般的に含む。疎水性および親水性モノマーユニッ
トの総量は、コポリマーの好ましくは約50重量%〜約99.9重量%、より好
ましくは約60重量%〜約99.5重量%、最も好ましくは約75重量%〜約9
0重量%である。
【0025】 好ましいシリコーングラフトポリマーは、少なくとも1つのフリーラジカル重
合が可能なビニルモノマーまたはモノマー、および親水性モノマーが親水性カル
ボキシレートモノマーからなるビニルモノマーと共重合が可能な少なくとも1つ
親水性モノマーから誘導されるモノマーユニット、およびTgまたはTmの値が
少なくとも約−20℃であるマクロマーを含む。その他の好適なシリコーングラ
フトポリマーの例示およびそれらの調製方法は、1987年9月15日発行のマ
ズレク(Mazurek)の米国特許第4,693,935号;および1988年3月
1日発行のクレメンス(Clemens)らの米国特許第4,728,571号に記載
されており、その記述を引用して本明細書に組み入れる。
【0026】 好適な親水性モノマーの非限定的な例示は、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、無水マレイン酸ハーフエステル、クロトン酸、および
イタコン酸を含むが、これらに限定されない。これらのモノマーは、炭素を主体
とし、本明細書の後述に定義した中和システムを用いて中和可能である酸性官能
基を含有する。好ましい親水性モノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、および
それらの混合物を含む。
【0027】 疎水性モノマーの非限定的な例示は、メタノール、エタノール、メトキシエタ
ノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−
1−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペンタノール、3−ペンタノール、
2−メチル−1−ブタノール、1−メチル−1−ブタノール、3−メチル−1−
ブタノール、1−メチル−1−ペンタノール、2−メチル−1−ペンタノール、
3−メチル−1−ペンタノール、t−ブタノール(2−メチル−1−プロパノー
ル)、シクロヘキサノール、ネオデカノール、2−エチル−1−ブタノール、3
−ヘプタノール、ベンジルアルコール、2−オクタノール、6−メチル−1−ヘ
プタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノ
ール、3,5,5−トリメチル−1−ヘキサノール、1−デカノール、1−ドデ
カノール、1−ヘキサデカノール、1−オクタデカノールなどのようなC1〜C
18のアルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、炭素原子
が約1〜18個で、炭素原子の平均数が約4〜12を有するアルコール;スチレ
ン;ポリスチレンマクロマー;酢酸ビニル;塩化ビニル;塩化ビニリデン;プロ
ピオン酸ビニル;α−メチルスチレン;t−ブチルスチレン;ブタジエン;シク
ロヘキサジエン;エチレン;プロピレン;ビニルトルエン;およびそれらの混合
物を含むが、これらに限定されない。好ましい疎水性モノマーは、n−ブチルメ
タクリレート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート
、メチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート
、およびそれらの混合物を含む。
【0028】 好適な重合可能なポリシロキサン含有モノマーは、次式で表されるモノマーを
含むが、これらに限定されなく:
【0029】
【化6】
【0030】 式中、Xは、エチレン型不飽和基であり、例えばビニル基、これらは本明細書
に記載されるシリコーン非含有モノマーと共重合可能であり;Yは二価結合基で
あり;Rは、水素、低級アルキル(例えばC1〜C4)、アリール、アルキルアミ
ノ、トリ(C1〜C4アルキル)シロキシまたはC1〜C4アルコキシであり;Zは
一価のシロキサンポリマー部分であり;nは0または1であり;およびmは1〜
3の整数である。これらの重合可能なポリシロキサン含有モノマーは本明細書の
上記の重量平均分子量を有する。
【0031】 好ましくは、上記ポリシロキサン含有モノマーは、下記式(II〜VII)で表さ
れる1つ以上のモノマーから選択され:
【0032】
【化7】
【0033】
【化8】
【0034】 式中、mは1、2、または3であり(好ましくはm=1);pは0または1で
あり;qは2〜6の整数であり;R”はアルキルまたは水素であり、Xは次式で
表され:
【0035】
【化9】
【0036】 式中、R1は水素または−COOHであり(好ましいR1は水素である);R2
は水素、メチルまたは−CH2COOHであり(好ましいR2はメチルである);
Zは次式で表され:
【0037】
【化10】
【0038】 式中、R4はアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、またはヒド
ロキシル(好ましいR4はアルキルである);およびrは約5〜約700の整数
であり、好ましくは約50〜約500である(より好ましいrは約150〜約3
00である)。上記式のうち、式IIが最も好ましく、とりわけp=0、およびq
=3のときが好ましい。
【0039】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物に使用するのに好ましいいくつか
のシリコーングラフトコポリマーの非限定的な例示を以下に列挙する。一覧した
各ポリマーに続けて、モノマーの組成物を合成に使用したモノマーの重量比を示
す:
【0040】 (i)アクリル酸/n−ブチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサン(“P
DMS”)マクロマー−20,000重量平均分子量(“wt.avg.mw”)マクロ
マー(10/70/20); (ii)アクリル酸/イソブチルメタクリレート/PDMSマクロマー−20,0
00重量平均分子量マクロマー(20/60/20); (iii)アクリル酸/PDMSマクロマー−20,000重量平均分子量マクロ
マー(80/20); (iv)t−ブチルアクリレート(tBA)/アクリル酸(AA)/PDMSマク
ロマー−10,000重量平均分子量マクロマー(60/20/20); (v)アクリル酸/イソブチルメタクリレート/PDMSマクロマー−20,0
00重量平均分子量マクロマー(10/70/20); (vi)アクリル酸/メチルメタクリレート/PDMSマクロマー−20,000
重量平均分子量マクロマー(40/40/20); (vii)アクリル酸/イソプロピルメタクリレート/PDMSマクロマー−20
,000重量平均分子量マクロマー(25/65/15); (viii)アクリル酸/メトキシエチルメタクリレート/PDMSマクロマー−2
0,000重量平均分子量マクロマー(60/25/15); (ix)アクリル酸/PDMSマクロマー−20,000重量平均分子量マクロマ
ー(80/20)。
【0041】 上記のシリコーングラフトコポリマーは、シリコーンまたはポリシロキサン含
有モノマーとシリコーン非含有またはポリシロキサン非含有モノマーとのフリー
ラジカル重合によって合成することが可能である。フリーラジカル重合方法の一
般的な原理は周知である。例えば、オダイアン(Odian)著、「重合の原理」("
Principles of Polymerization")、第2版、ジョン・ウィリイ&サンズ(John
Wiley & Sons)、1981年、179〜318頁を参照のこと。
【0042】 上記シリコーングラフトコポリマーは、25℃における粘度が約10,000
,000センチストークス以下を有する未反応のシリコーン含有モノマーおよび
シリコーンマクロマーグラフトポリマーを除去することにより、精製することが
望ましい可能性がある。このことは、例えば、ヘキサン抽出により実行可能であ
る。樹脂の反応溶媒を乾燥した後、過剰量のヘキサンを反応生成物に加え、そし
てポリマーの非シリコーン部分のTg近くまで加熱することにより反応生成物の
ヘキサン抽出を行うことができる。混合物は、30分間撹拌しながらこの温度を
保ち、そして室温まで冷却する。上記ヘキサンは、減圧吸引で除去する。好まし
くは更に2回のヘキサン抽出サイクルを上記と同様の方法で行う。3回の抽出を
繰り返した後、生成物とともに残存する残留ヘキサンを、蒸留および減圧乾燥で
除去する。
【0043】 低分子量のポリシロキサンを含有するモノマーおよびポリマーは、超臨界二酸
化炭素によって可溶化し、残留ポリマーから、抽出容器と同一の温度および圧力
に維持された輸送ライン経由で運び去る。抽出した材料を抽出容器に収集する。
抽出に続いて、上記システムを減圧および乾燥し、抽出したポリマーを抽出容器
から回収する。
【0044】中和システム 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、本明細書に記載される上記シ
リコーングラフトスタイリングコポリマーを中和するかまたは部分的に中和する
ために、有機および無機塩基の選択された組合せを含む。
【0045】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、約30%〜約99%、好まし
くは約55%〜約95%、より好ましくは約80%〜約95%のシリコーングラ
フトコポリマーの酸性モノマーを中和する、中和システムの総量を含有する。上
記中和システムは、上記シリコーングラフトコポリマーのカルボン酸部分を中和
または部分的に中和を提供するのに十分なレベルで有機および無機塩基材料の組
合わせを含有し、その際、有機塩基材料は、上記シリコーングラフトコポリマー
のカルボン酸部分の約25%〜約80%、好ましくは約40%〜約80%、より
好ましくは約50%〜約80%を中和するのに十分なレベルで存在し;更に無機
塩基材料は、上記シリコーングラフトコポリマーのカルボン酸部分の約0.5%
〜約20%、好ましくは約5%〜約20%、より好ましくは約10%〜約20%
を中和するのに十分なレベルで存在する。
【0046】 有機および無機塩基材料が組合わせて使用され、本発明の上記の必要な中和能
力と一致しているならば、いかなる慣用的な有機および無機塩基材料も本発明に
おけるヘアスプレー組成物中に使用し得る。好適な中和材料の非限定例示として
は、アミン、水酸化アンモニウム、アルカリまたはアルカリ土類金属の水酸化物
、およびそれらの混合物を含む。
【0047】 本発明において使用するのに好適な無機塩基材料の特定の非限定例示は、水酸
化アンモニウム、および水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、およびそれらの混
合物を包含するアルカリまたはアルカリ土類金属の水酸化物を含む。好ましい無
機塩基材料は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、およびそれらの混合物を含
む。
【0048】 本発明において使用するのに好適な有機塩基材料の非限定例示は、アミン、と
りわけアミノアルコール、例えば2−アミノ−2−メチル1,3−プロパンジオ
ール(AMPD)、2−アミン−2−エチル1,3−プロパンジオール(AEP
D)、2−アミノ−2−メチル1−プロパノール(AMP)、2−アミノ1−ブ
タノール(AB)、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(D
EA)、トリエタノールアミン(TEA)、モノイソプロパノールアミン(MI
PA)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、トリイソプロパノールアミン
(TIPA)、ジメチルステラミン(DMS)、ジメチルミリスタミン(DMM
)、ジメチルラウラミン(DML)、アミノメチルプロパノール(AMP)、お
よびそれらの混合物を含む。好ましくはアミノメチルプロパノールである。
【0049】 酸性ポリマーを中和するために必要とされる有機および無機塩基材料のグラム
総量(Z)は、ポリマーの酸価(A);ポリマーの総量(W);塩基のモル分子
量(B);酸性部分のモル分子量(M)および必要とされる中和度(N)を考慮
に入れた計算により導き出すことができる。
【0050】 Z(g)=WxA/100x1/MxBxN%
【0051】 次の実施例において、2.6gのアクリル酸コポリマー(酸価は20を有する
)を60%レベルに中和するために必要なKOHの量を計算する。
【0052】 Z(g)=2.6x20/100x1/72x56x0.60 Z=0.24g
【0053】 酸価は、実験的に特定量のポリマーを塩基で滴定することにより、または理論
的にコポリマーのオリジナルの酸性含量を、例えば20%の酸モノマーを有する
ポリマーは、酸価が20であるというように推定することにより決定することが
できることに注意されたい。
【0054】液体キャリア 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、適当な液体キャリア、組成物
の約40重量%〜約99.8重量%、好ましくは約50重量%〜約95重量%、
より好ましくは約55重量%〜約80重量%の範囲濃度で好適な液体キャリアを
含む。本発明に使用する液体キャリアは、既知であるか否かにかかわらず人の毛
髪または肌に局所適用するためにエアゾール配合に使用する効果的な液体キャリ
ア、例えばエアゾールヘアスプレーの配合に使用する液体キャリアを含み得る。
上記液体キャリアは、本発明のヘアスプレー組成物の溶剤およびその他の任意の
構成成分を包含し得る。
【0055】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物に使用するのに好適な液体キャリ
アは、C1〜C6アルカノール、カルビトール、アセトン、およびそれらの混合物
のような有機溶媒を含む。好ましい液体キャリアは、C1〜C6アルカノールであ
る。好ましいC1〜C6アルカノールの非限定例示は、エタノール、イソプロパノ
ール、およびそれらの混合物のようなC2〜C4一価アルコール類を含む。
【0056】噴射剤 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、所望の適用面にヘアスプレー
組成物のエアゾール送出のために適当な非炭化水素噴射剤を含む。改善したスプ
レー性能効果を提供するために、上記無水エアゾールヘアスプレー組成物は、実
質的には炭化水素噴射剤を含有してはならず、例えば、そのような炭化水素噴射
剤の約5重量%未満で含有しなければならない。
【0057】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、組成物の約5重量%未満、好
ましくは約3重量%未満、最も好ましくは0重量%の炭化水素噴射剤を含有する
。無水エアゾールヘアスプレー組成物のスプレー性能は、炭化水素噴射剤の濃度
を組成物の約5重量%未満にまで最低限にすることにより改善することが見出さ
れた。このような関係において、本明細書中で使用される「炭化水素噴射剤」と
いう用語は、炭素および炭化水素の原子、最も典型的にはプロパン、ブタン、お
よびイソブタンのみを含有する液化可能な気体のことをいう。
【0058】 無水エアゾールヘアスプレー組成物における非炭化水素噴射剤の総濃度は、1
つ以上の非炭化水素噴射剤を包含することができ、その非炭化水素噴射剤の総濃
度は、典型的には上記組成物の約5重量%〜約50重量%、好ましくは約15重
量%〜約40重量%、より好ましくは約25重量%〜約40重量%の範囲である
。このような関係において、本明細書に使用される「非炭化水素噴射剤」という
用語は、人の毛髪または肌に局所適用に使用するのに好適な、上記に定義した炭
化水素噴射剤を除外した、すべての液化可能な気体をいう。好適な非炭化水素噴
射剤の非限定例示は、窒素、二酸化炭素、一酸化二窒素、空気、デュポン社によ
りDymel 152Aとして供給される1,2−ジフルオロエタン(ハイドロフルオロカ
ーボン 152A)、ジメチルエーテル、およびそれらの混合物を含む。好ましくは
、ジメチルエーテルである。
【0059】 本発明のエアゾールヘアスプレー組成物は、無水であり、したがって組成物の
約5重量%未満、好ましくは約3重量%未満、より好ましくは約1重量%未満、
最も好ましくは0重量%の遊離または付加水を含有する。
【0060】任意の成分 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、ヘアケアまたはパーソナルケ
ア製品への使用に既知のまたはそうでなければ効果的な任意成分を更に含み得、
任意成分は、本明細書に記載される必須成分と物理的および化学的に適合性があ
り、またはその他の製品安定性、美観、または性能を過度に損なわないものを提
供する。そのような任意の構成成分の濃度は一般的に、ヘアスプレー組成物の0
〜約25重量%、より典型的には約0.05重量%〜約25重量%、更により典
型的には約0.1重量%〜約15重量%の範囲である。
【0061】 任意成分の非限定例示は、防腐剤、界面活性剤、本明細書に記載されるシリコ
ーングラフトコポリマー以外のおよびそれに加えてコンディショニングまたはス
タイリング・ポリマー、増粘剤および粘度調整剤、電解質、脂肪族アルコール、
pH調整剤、香油、香料可溶化剤、金属イオン封鎖剤、皮膚軟化剤、潤滑剤、お
よびさまざまなラノリン化合物、蛋白質加水分解産物、およびその他の蛋白質誘
導体のような浸透剤、エチレン付加物およびポリオキシエチレンコレステロール
、日焼け止め剤、揮発性および非揮発性シリコーン液、およびイソパラフィンを
含む。
【0062】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、組成物の約0.01重量%〜
約25重量%の範囲の濃度で可塑剤を含むように配合することができる。任意の
可塑剤は、以下に詳細を記載する。
【0063】任意の可塑剤 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、更に、改善されたヘアスタイ
ル性能を提供するのに効果的な濃度で任意の非揮発性可塑剤を含み得る。このよ
うな濃度は、一般的に組成物の約0.01重量%〜約25重量%、好ましくは約
0.1重量%〜約15重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%の範
囲である。本明細書中で使用される、可塑剤に関する「非揮発性」という用語は
、上記可塑剤が周囲条件下で測定可能な蒸気圧をもたないことを意味する。上記
ポリマー−液体キャリア溶液は、液体キャリアが蒸発して実質的な可塑剤の重量
損失があると、使用中にポリマーの可塑化を過度に減少させる可能性があるので
、そうならないようにするべきである。
【0064】 本発明において使用する任意の可塑剤は、一般的に、約250℃以上の沸点を
有する。これらの材料は当業者にとっては周知であり、「化学工業辞典」(Kirk
-Othmer Encyclopedia of Chemical Technology)、第2版、15巻、720〜7
89頁(John Wiley & Sons. Inc. ニューヨーク、1968年)に;「可塑剤」
("Plasticizers")という表題で「可塑剤の技術」("The Technology of Plast
icizers")、J.カーン・シアーズ(J. Kern Sears)およびJ.R.ダービー(J.
R. Darby)著(John Wiley & Sons. Inc., ニューヨーク、1982年)に;お
よび"Appendix of Sears/Darby"、表A.9、983〜1063頁に記載されて
おり;これらの記述を引用して本明細書に組み入れる。
【0065】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物に使用するのに好適な任意の可塑
剤には、環式および非環式の両方の非揮発性材料が含まれる。好適な非揮発性可
塑剤の非限定例示は、アジペート、フタレート、イソフタレート、アゼレート、
ステアレート、シトレート、トリメリテート、シリコーンコポリオール、イソ−
14〜C22アルコール、カーボネート、セバケート、イソブチレート、オレエー
ト、ホスフェート、ミリステート、リシノレエート、ペラルゴネート、バレレー
ト、カンファー、グリコール、およびヒマシ油を含む。
【0066】 本発明において使用するのに好ましい任意の可塑剤は、グリセリン、ジイソブ
チルアジペート(DIBA)、グリコール、およびシトレートを含む。好ましい
グリコールには、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールおよびそれら
の混合物が含まれる。好ましいシトレートには、アセチルトリ−n−ブチルシト
レート、トリ−n−ブチルシトレートおよびファイザー社(Pfizer)が供給する
商品名Citroflex RTM(登録商標)として販売するアセチルトリ−2−エトキシ
ヘキシルシトレート、およびそれらの混合物が含まれる。
【0067】製造方法 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、中和システムが、本明細書に
定義される必要な中和特性を有するかまたは提供するために配合されることを提
供する無水エアゾールヘアスプレー組成物を提供するのに好適な既知または効果
的な技術のいずれによっても調製され得る。
【0068】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物を調製する方法は、通常の配合お
よび混合技術を含む。好適な方法としては、シリコーングラフトコポリマーをエ
タノールに加えることおよびポリマーが溶解するまで数時間混合することが含ま
れる。次いで、上記中和システムおよび任意の可塑剤を加え、そして、その混合
溶液を撹拌する。水、および香料のような残りの構成成分はいずれもその後に加
えることができる。上記組成物は、それからエアゾールディスペンサーのような
好適な容器に包装される。
【0069】 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、既知のまたはそうでなければ
効果的なエアゾール容器または送出システムのいずれかに含有するかまたは分配
することができる。そのようなすべての容器または送出システムは、本発明のヘ
アスプレー組成物の必須およびいくつかの選択された任意構成成分と適合性を示
すべきである。
【0070】 一方、加圧エアゾールディスペンサーは、商品名SEPROとしてAmerican Nation
al Can Corp.より販売される、2つに仕切られたタイプの缶のような特殊な容器
を使用することによって、噴射剤がヘアスプレー組成物と接触しないように分離
させて使用し得る。
【0071】 その他の好適なエアゾールディスペンサーは、使用に先立ちポンプまたは同等
の装置の手段によりディスペンサーに充たし得る、圧縮空気噴射剤を含有するも
のが含まれる。そのようなディスペンサーは、1978年3月7日発行のオロフ
ソン(Olofsson)の米国特許第4,077,441号;および1989年7月2
5日発行のタースティージ(TerStege)の米国特許第4,850,577号に記
載されている。使用に好適な圧縮空気エアゾール容器は、商品名ヴァイダルサス
ーンエアスプレー(VIDAL SASSOON AIRSPRAY(RTM))(登録商標)ヘアスプレ
ーとして、プロクターアンドギャンブル社(The Procter & Gamble Company)か
ら現在市販もされている。
【0072】使用方法 本発明の無水エアゾールヘアスプレー組成物は、ヘアスタイリング/保持効果
を提供するために通常の方法で使用する。組成物の有効量は、毛髪を整える前お
よび/または後に、乾燥した、または湿った毛髪にスプレーする。本明細書中で
使用される「有効量」とは、毛髪の長さおよび質感に応じて、所望の毛髪の量感
およびスタイルを提供するのに十分な量を意味する。
【0073】 本発明は、また、実質的には炭化水素噴射剤を含まない無水エアゾールヘアス
プレー組成物の使用と関連して起こる液垂れおよび発泡の問題を調整する方法で
あり、そのような調整の上記方法は、本明細書中にもまた定義された有機および
無機塩基材料の選択された組合わせを含む、本明細書中に定義された無水エアゾ
ールヘアスプレー組成物の配合を含む。
【0074】実施例 以下の実施例は、本発明の範囲内の実施態様を更に記載し、そして説明するも
のである。その実施例は、単に説明の目的だけで示されており、そして本発明の
精神および範囲から逸脱することなく本発明の多数の改変が可能であるので、本
発明を限定するものとして解釈すべきではない。実施例において、特に指定のな
い限り、すべての濃度は重量パーセントで示されている。例示した各組成物は、
過度の粘着性または触ったときのべたつきを感じさせず、シャンプーで簡単に除
去することができ、しかもエアゾールヘアスプレー容器に包装したときに液垂れ
や発泡を起こすことがない。
【0075】 例示した各組成物は、エアゾールディスペンサーを使用して適用するのに好適
な無水エアゾールヘアスプレー濃縮物の形態である。本明細書中の実施例に使用
される略語は以下の意味を示す。
【0076】 ヘアスタイリングコポリマー−60%t−ブチルアクリレート/20%アクリ
ル酸/20%シリコーンPDMS. 150,000の重量平均分子量(SECに
て測定) KOH−45%水酸化カリウムおよび55%水および微量物質を含有する水酸
化カリウム溶液 NaOH−30%水酸化ナトリウムおよび70%水および微量物質を含有する
水酸化ナトリウム溶液 AMP−2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール DMM−ジメチルミリスタミン DML−ジメチルラウラミン 液体キャリア−エタノール
【0077】
【表1】
【0078】 上記無水のヘアスプレー濃縮配合物は、シリコーングラフトコポリマーを液体
キャリアのエタノールに直接加えることによって調製される。マグネチックスタ
ーラまたは空気撹拌機を、ポリマーが溶解するまで、典型的には約1〜2時間、
構成成分を混合するのに使用する。中和システム(有機および無機塩基の組合わ
せ)を、その後、プレミックスに加え、そして混合する。それから任意の構成成
分および水を、適用可能なように組成物に混合する。上記濃縮物を、通常のエア
ゾールスプレー缶に包装し、ジメチルエーテルのような非炭化水素の液化可能噴
射剤を、噴射剤対濃縮物比が35対65になるように装入する。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月4日(2000.2.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA Fターム(参考) 4C083 AB032 AB051 AB052 AC061 AC101 AC172 AC211 AC541 AC542 AD021 AD091 AD092 AD161 AD162 BB49 CC32 CC33 DD08 DD23 EE07 EE28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)10,000〜300,000の重量平均分子量を有
    するシリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーの0.1重量%〜10重量%
    であり、該シリコーングラフトポリカルボン酸コポリマーが、ビニルポリマーの
    主鎖、およびその主鎖から分岐するポリシロキサンマクロマーを有し、該ポリシ
    ロキサンマクロマーが、500〜50,000の重量平均分子量を有する; (b)有機および無機塩基の組合わせを含む中和システムであり、該有機塩基が
    、シリコーングラフトコポリマーの酸根の25%〜80%を中和するのに十分な
    レベルであり、一方、該無機塩基が、シリコーングラフトコポリマーの酸根の0
    .5%〜20%を中和するのに十分なレベルである; (c)実質的には炭化水素噴射剤を含まない、非炭化水素噴射剤の5重量%〜5
    0重量%;および (d)毛髪に適用するのに好適なキャリアを含む残余部分 :を含む無水エアゾールヘアスプレー組成物。
  2. 【請求項2】 組成物が、3重量%未満の水を含みおよびそのキャリアが、
    1−C6アルカノール、カルビトール、アセトン、およびこれらの混合物からな
    る群から選ばれる請求項1に記載の無水組成物。
  3. 【請求項3】 シリコーングラフトコポリマーが、50重量%〜99.9重
    量%のビニルポリマー主鎖、および0.1重量%〜50重量%のポリシロキサン
    マクロマーを含む請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ビニルポリマー主鎖が、アクリル酸、メタクリル酸、マレイ
    ン酸、無水マレイン酸、無水マレイン酸のハーフエステル、クロトン酸、イタコ
    ン酸、およびそれらの混合物からなる群から選択されるモノマーを含有する親水
    性カルボキシレートの1%〜99.9%;およびC1−C18アルコールのアクリ
    ル酸エステル、C1−C18アルコールのメタクリル酸エステル、スチレン、ポリ
    スチレンマクロマー、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、プロピオン酸
    ビニル、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、シクロヘキサ
    ジエン、エチレン、プロピレン、ビニルトルエン、およびそれらの混合物からな
    る群から選択される疎水性モノマーの0%〜99%を含む請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリシロキサンマクロマーが、次式(I)で表されるポリシ
    ロキサン含有モノマーを含み: 【化1】 式中、Xは共重合が可能なビニル基であり;Yは二価結合基であり;Rは水素
    、アルキル、アリール、アルキルアミノ、トリアルキルシロキシまたはアルコキ
    シであり;Zは一価のシロキサンポリマー部分であり;nは0または1であり;
    およびmは1〜3の整数である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の組成物
  6. 【請求項6】 ポリシロキサンマクロマーが、一般式(II〜VII)を有する
    ポリシロキサン含有モノマーを含み: 【化2】 【化3】 式中、mは1、2または3であり;pは0または1であり;qは2〜6の整数
    であり;R”はアルキルまたは水素であり、Xは次式で表され: 【化4】 式中、R1は水素または−COOHであり;R2は水素、メチルまたは −CH2COOHであり;Zは次式で表され: 【化5】 式中、R4はアルキル、アルコキシ、アルキルアミノ、アリール、または、ヒ
    ドロキシルであり;およびrは5〜700の整数である請求項1ないし4のいず
    れか1項に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 シリコーングラフトコポリマーが、 (i)アクリル酸/n−ブチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサンマクロ
    マー−20,000重量平均分子量マクロマー(10/70/20); (ii)アクリル酸/イソブチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサンマクロ
    マー−20,000重量平均分子量マクロマー(20/60/20); (iii)アクリル酸/PDMSマクロマー−20,000重量平均分子量マクロ
    マー(80/20); (iv)t−ブチルアクリレート(tBA)/アクリル酸(AA)/ポリジメチル
    シロキサンマクロマー−10,000重量平均分子量マクロマー(60/20/
    20); (v)アクリル酸/イソブチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサンマクロ
    マー−20,000重量平均分子量マクロマー(10/70/20); (vi)アクリル酸/メチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサンマクロマー
    −20,000重量平均分子量マクロマー(40/40/20); (vii)アクリル酸/イソプロピルメタクリレート/ポリジメチルシロキサンマ
    クロマー−20,000重量平均分子量マクロマー(25/65/15); (viii)アクリル酸/メトキシエチルメタクリレート/ポリジメチルシロキサン
    マクロマー−20,000重量平均分子量マクロマー(60/25/15); (ix)アクリル酸/ポリジメチルシロキサンマクロマー−20,000重量平均
    分子量マクロマー(80/20); (x)およびこれらの混合物からなる群から選択される請求項1ないし6のいず
    れか1項に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 有機塩基が、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジ
    オール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2
    −メチル−1−プロパノール、2−アミノ−1−ブタノール、モノエタノールア
    ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
    ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ジメチルステラ
    ミン、ジメチルミリスタミン、ジメチルラウラミン、アミノメチルプロパノール
    、およびこれらの混合物からなる群から選択され、および無機塩基が、水酸化ア
    ンモニウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、およびこれらの混合物からな
    る群から選択される請求項1ないし7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 非炭化水素噴射剤が、窒素、二酸化炭素、一酸化二窒素、空
    気、1,2−ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、およびこれらの混合物から
    なる群から選択される請求項1ないし8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 (a)以下の構成成分を組合わせることによりシリコーン
    グラフトポリカルボン酸コポリマーを溶解し: (i)10,000〜300,000の重量平均分子量を有するシリコーング
    ラフトポリカルボン酸コポリマーの0.1重量%〜10重量%であり、該シリコ
    ーングラフトポリカルボン酸コポリマーが、ビニルポリマーの主鎖、およびその
    主鎖から分岐するポリシロキサンマクロマーを有し、該ポリシロキサンマクロマ
    ーが、500〜50,000の重量平均分子量を有する;および (ii)液体キャリアの40重量%〜99.8重量%;および (b)ステップ(a)の溶解したシリコーングラフトコポリマーを、以下の構成成
    分と混合する; (i)有機塩基が、シリコーングラフトコポリマーの酸根の25%〜80%を
    中和するのに十分なレベルであり、一方、無機塩基が、シリコーングラフトコポ
    リマーの酸根の0.5%〜20%を中和するのに十分なレベルである、有機およ
    び無機塩基の組合わせからなる中和システム;および (ii)実質的には炭化水素噴射剤を含まない非炭化水素噴射剤の5重量%〜5
    0重量%; のステップからなる無水エアゾールヘアスプレー組成物の液垂れおよび発泡を調
    整する方法。
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