JP2002512579A - 燃料ディスペンサ用バーコード・リーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 燃料ディスペンサ（１２）及び関連する設備を、磁気ストリップ・カードに加え又は該カードに代えて、バーコード・カードを受容するように適合させるシステム及び方法が提供される。標準のバーコード・リーダが磁気ストリップ・カード・リーダと合わせて使用される。バーコード・リーダは、光検出器及び光源を含む。光検出器及び光源は、磁気ストリップ・カード・リーダ内のカードに光学的にアクセスできるように固定される。これにより、光検出器がバーコード・カード上に印刷されたバーコード・データにアクセスすることが可能になる。更に、バーコード・リーダを追加して設けても、磁気ストリップがカード上に添付されていれば、該磁気ストリップの読取を磁気ストリップ・カード・リーダが行うことを妨げない。バーコード・カードが磁気ストリップ・リーダ内へ滑り込まされると、バーコード・リーダが斯かる挿入により発生した信号を解釈して、該信号を対応する番号に「復号」する。これらの番号が、次いで、データバス上をコントローラまで送信され、該コントローラにおいて解釈される。一旦解釈されると、該番号が、汎用の磁気ストリップ・カードにより生成されていた番号と同様に使用され、または、別途に使用されて、顧客の口座の更新等の追加のサービス及び／または特典を提供するために使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 燃料ディスペンサ用バーコード・リーダ発明の背景 本発明は、小売り用の燃料ディスペンサ（燃料自動販売機）に関し、より詳細 には、燃料ディスペンサにおいて、標準バーコード・データの読み取りを可能に する装置に関する。 小売り用の燃料ディスペンサには、十年以上に亘り、磁気ストリップ・カード ・リーダが内蔵されて磁気ストリップの付いたデビット・カード／クレジット・ カードを読み取るように構成されてきた。典型的な磁気ストリップ・カードは、 磁性材料からなるストリップ（即ち、磁気データ）を含んだ小型のプラスチック ・カードで構成され、該磁気ストリップには、口座番号及びクレジット・ファシ リティまたはデビット・ファシリティ（例えば、銀行等の施設）等の情報が含ま れている。 しかしながら、様々な卸食品販売組合またはビデオ・ショップ等の多くの小売 店では、バーコードを利用した顧客ベースが確立されている。バーコード化され たカード（バーコード・カード）もまた、一般に小型のプラスチック製であるが 、磁気ストリップの代わりにバーコード（即ち、光学的データ）を含んでおり、 該バーコードにより、当該小売店と口座とが関係付けられている。これらのバー コード・カードにより、小売店は多くの利益を得ることができる。即ち、常連の 顧客に特典を与えたり、不正使用を防止したり、一定の購入割引を与えたり、ま た、内部支払い口座の識別も可能となる。 これらのバーコード・カードでの顧客ベースを確立している小売店が、従来の 燃料ディスペンサを使用して燃料を販売しようとした時に、ある種の問題が発生 する。従来の燃料ディスペンサでは、バーコード・カードの読み取りができない ため、その１つの解決策として、小売店が顧客へ燃料購入用の磁気ストリップ・ カードを配布することである。しかしながら、これでは、従来のバーコード・カ ードに加えて、更に別のカードを持つこととなる。斯かる解決策は費用がかかる ことばかりか、多くの顧客にとっては、１つの小売店に対して２枚のカードを持 つこととなり、望ましくない。 別の解決策は、顧客にバーコード・カードから磁気ストリップ・カードへの切 り替えを依頼することである。この解決策は、既に多くのバーコード・カードが 使用されていることから実際的ではなく、且つ、その切り替えにも多くの費用が かかることとなる。また、小売店の多くの施設では既にバーコード・リーダが使 用されており、それらを取り替えなくてはならないことになる。 従って、従来の燃料ディスペンサ及びその関連ファシリティ（施設）を、磁気 ストリップ・カードに加えて、または該磁気ストリップ・カードに代えて、バー コード・カードを受容できるものに適合させることができるシステム及び方法が 、必要とされている。発明の概要 従って、本発明の目的は、燃料ディスペンサ及びその関連ファシリティを磁気 ストリップ・カードに加えてまたは該カードに代えて、バーコード・カードを受 容できるものに適合させることが可能なシステム及び方法を提供することである 。この目的のために、本発明の一実施例では、磁気ストリップ・カード・リーダ と併用して、標準のバーコード・リーダの基本回路が使用される。斯かるバーコ ード・リーダは、光検出器及び光源を含んでいる。光検出器及び光源は、磁気ス トリップ・カード・リーダ内のカードに光学的にアクセスできるように、固定さ れる。これにより、光検出器が、バーコード・カードに印刷されたバーコード・ データにアクセスすることが可能となる。更に、バーコード・リーダを追加して も、磁気ストリップがカードに設けられていれば、磁気ストリップ・カード・リ ーダにより斯かる磁気ストリップを読み取ることを妨げることにはならない。 バーコード・カードを磁気ストリップ・カード・リーダ内へ滑り込ませると、 バーコード・リーダが、挿入により発生した信号を解釈して該信号を対応する番 号に復号する。次いで、これらの番号が、データ・バス上をコントローラへ送ら れ、該コントローラにて解釈される。一旦解釈されると、該番号は磁気ストリッ プ・カードが従来生成していた番号と同様に使用することができ、または、該番 号を別個に使用して、常連口座の更新等追加のサービス及び特典の提供をするこ とができる。 別の実施例では、燃料を販売するシステムは、リーダ、コントローラ及びデー タベースを含んでいる。リーダはバーコード・カード等からのバーコード化され たデータ（バーコード・データ）を読取コントローラへ供給する。次いで、コン トローラは、バーコード・データをデータベースにより使用するように提供して 、コントロール信号を送り返す。コントロール信号は、ディスペンサに対して燃 料を販売するように指示するか、または、提供される特典または割り引きを指示 する。 バーコード・リーダは、バーコード化されたレシート等の様々なアイテムを読 み取ることができる走査型のバーコード・リーダとして構成することができる。 走査型バーコード・リーダは、ディスペンサの前面に設置しても、または、ディ スペンサに接続したキオスクに設置しても良い。図面の簡単な説明 図１は、本発明の特徴を具現化した燃料ディスペンサ・システムの図である。 図２は、図１の燃料ディスペンサ・システムに使用されるバーコード読み取り 用のワンド（棒状体）の図である。 図３は、図１の燃料ディスペンサ・システムに使用されるカード・リーダの図 である。 図４ａ及び図４ｂは、図１の燃料ディスペンサ・システムに使用される別のカ ード読取装置の図である。 図５は、本発明の特徴を具現化した別の燃料ディスペンサ・システムの図であ る。 図６は、図５の燃料ディスペンサ・システムに使用されるレシートの図である 。 図７は、本発明の特徴を実施するための、従来の燃料ディスペンサ・システム を使用したキオスクの図である。詳細な説明 図１において、符号１０は、本発明の１実施例の特徴を具現化した燃料ディス ペンサ・システムを示す。燃料ディスペンサ・システム１０は燃料ディスペンサ １２を含んでおり、該燃料ディスペンサ１２は燃料供給源（図示なし）に接続さ れた燃料供給ノズル１４等の従来の燃料ディスペンサの多くの要素を含んでいる 。ディスペンサ１２は、前面１６及び後面１８を有している。以下の説明では説 明を容易にするために前面についてのみ説明をする。しかしながら、本書に述べ る特徴は後面１８にも同様に適用できるものであり、それにより、一度に２人の 顧客がディスペンサを使用する事が可能となる。 前面１６には、従来のグラフィック表示２０ａ、２０ｂ及び本発明の特徴を具 現化した読取装置２２が収容されている。グラフィック表示２０ａ、２０ｂは各 々、大型の汎用のＬＣＤパネルを含んでおり、文字や数字が表示されて分与され た燃料の量に相当する価格２４等が表示される。読取装置２２は磁気ストリップ 読取回路を含んでおり、該回路は、ＲＳ２３２データバス等のリボン・ケーブル ２８を介してコントローラ２６に接続されている。一例ではあるが、コントロー ラ２８は、ディスペンサ１２の他の機能のみならず読取装置２２も制御するもの であり、例えば、コントローラはドレッサーインダストリ社のウェイン事業部（ Ｗａｙｎｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ ｏｆ Ｄｒｅｓｓｅｒ Ｉｎｄｕｓｔｒｉｅｓ ）が製造している顧客起動ターミナル（Ｃｕｓｔｏｍｅｒ Ａｃｔｉｖａｔｅｄ Ｔｅｍｉｎａｌ （「ＣＡＴ」）コンピュータを含んでいる。コントローラ２ ６及びリボン・ケーブル２８の双方とも従来の装置であり、ディスペンサ１２内 に収容されている。読取装置２２及びコントローラ２６は本書で開示する機能及 び特徴に加えて、従来の磁気ストリップ読取機能も引き続き提供する点を理解さ れたい。 コントローラ２６はまた、バス３２を介して計算センタ３０に接続されている 。一実施例では、計算センタ３０は遠隔の店内（図示なし）の容易にアクセスで きる所に配置されている。計算センタ３０は、ポイント-オブ-セール（「ＰＯＳ 」）・コントローラ３４を含んでいる。該ＰＯＳコントローラ３４は、従来の電 子キャッシュ・レジスタの多くの特徴を含んでおり、例えば、キーボード３６、 ディスプレイ３８、データベース４０、キャッシュ引き出し４２及び内部カード 読取装置４４が含まれ、燃料ディスペンサ１０の監視及び維持を担当するオペレ ータにより使用される。データベース４０は遠隔にあっても良く、説明を簡単に するためにＰＯＳコントローラ３４と一体として図示している。また、ＰＯＳコ ントローラ３４は、洗車施設（ファシリティ）４６等のその他のシステムまたは 装置と連絡するようにすることも可能である。 データベース４０には顧客に関する記録が含まれており、例えば、当該店は会 員指向の小売りアウトレットである場合、各顧客の記録は、顧客が会員であるこ と、且つ、該顧客が受けられる恩恵又は特典の「レベル」を表している。あるレ ベルでは顧客が購入した物品に対して第１の割引を示し、別のレベルでは第２の 割引を示すようにすることも可能である。これにより、ＰＯＳコントローラ３４ はコントローラ２６から情報を受け取り、データベース４０にアクセスすると共 に、例えば、会員資格レベル、恩恵のレベル又は燃料自動販売を許可する「ＯＫ 」の信号を送り返すことができる。 図２に示すように、コントローラ２６はまた、第２のリボン・ケーブル６２を 備えたバーコード検出ワンド６０の一方の端に接続されている。バーコード検出 ワンド６０は、標準の復号タイプの把持型固定ビームバーコード・リーダであり 、ウェルシュ・オリンのスキャンティームＳＴ６１８０（Ｗｅｌｓｈ Ａｌｌｙ ｎｍｏｄｅｌ Ｓｃａｎｔｅａｍ ＳＴ６１８０）リーダ等がそれである。バー コード検出ワンド６０はまた、前記第２のケーブル６２とは反対の端部に光検出 器６４及び光源６６を含んでいる。光検出器６４はフォトセル、フォトダイオー ドまたはフォトトランジスタであり、一方光源６６は発光ダイオードである。 図３を参照すると、読取装置２２はハウジング６８により囲繞されており、該 ハウジングの側面７１には、該ハウジングの前面７２近傍に穴７０が画成されて いる。該穴７０は、デビット（借方）／クレジット（貸方）カード等のカードを 収容するのに使用するスロット７４まで延在しているが、プラスチック製又はガ ラス製の小窓（図示なし）により、該スロットから分離されている。この結果、 穴７０は既存の読取装置２２の回路に干渉することがない。穴７０はまた１ビッ トのバーコード・データを一時に見るのに十分なサイズにされている。バーコー ド検出ワンド６０は、穴７０を介して読取装置２２内へ挿入されて、リボン・ケ ーブル６２を備えた端部が該穴から外に出るように構成されている。このように 、光検出器６４は、小型の窓の後ろに収納されて、スロット７４に出し入れされ るカードにアクセスできるように構成されている。 動作において、読取装置２２がバーコード・カード８０を収容する。バーコー ド・カード８０がスロット７４内へ滑り込むと、光源６６からの光がバーコード ・カード８０から反射して、光検出器６４が順番にカードに記録された光（バー コード化された）データ８２を読み取ることができる。バーコード検出ワンド６ ０は、バーコード・データ８２を解釈してアスキー（ＡＳＣＩＩ）データに変換 し、リボン・ケーブル６２を介してコントローラ２６へ伝送する。コントローラ ２６のファームウェアがアスキーデータの存在を検出して、磁気ストリップカー ドを処理する場合と同じ方法で、電子データに処理する。次いで、コントローラ ２６は、電子データをバス３２を介してＰＯＳコントローラ３４へ伝送する。Ｐ ＯＳコントローラ３４は、電子データを使用して、該データに従って、電子デー タをクレジット・カード処理ネットワータ（図示なし）へ送信して、販売の承認 をもらい、且つ／または当該販売を前記電子データに関係した口座に請求する等 っを行って、支払いを確実なものにする。ＰＯＳコントローラ３４は、次いで、 １つ以上のコントロール・コードを返送して、コントローラ２６に燃料の自動販 売を許可すると共に、提供すべき割引を表示するように指示する。 別の実施例では、バーコード・データ８２がＰＯＳコントローラ３４により処 理されて、ローカル・ビリング・ファイルが画成され、後日、顧客へ請求がなさ れる。ＰＯＳコントローラ３４は、全ての無効な口座番号のローカル・ネガティ ブ・ファイルまたは全ての有効なカード番号のローカル・ポジティブ・ファイル を持つようにする事が可能である。斯かる場合には、電子データを保持して当該 地域での請求即ちローカル・ビリングを行うか、または「バッチ」でデータを別 のオン・サイト又はオフ・サイトのコンピュータに転送して請求を行う。バーコ ード検出ワンド６０により提供される電子データは、読取装置２２により磁気ス トリップ・カードから従来通りに読み取られる電子データと識別することができ る。この識別は、例えば、常連客の追跡及び報奨、または、価格割引の提供等に 利用することができ、以下に詳細に説明する。 図４ａ及び図４ｂを参照すると、別の実施例が図示されており、読取装置９０ が前記の読取装置２２（図３）に代わって使用されている。バーコード検出ワン ド６０用の丸い穴７０を備える代わりに、読取装置９０は、バーコード化・デー タを全て同時に見られるように構成された矩形の窓９２を含んでいる。該窓９２ はシンボル・テクノロジー社（Ｓｙｍｂｏｌ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ Ｉｎｃ． ）により製造されるシンボルＬＳ１２００乃至１３００モデル（Ｓｙｍｂｏｌ ｍｏｄｅｌ ＬＳ１２００−１３００）等の走査型バーコード・リーダ９４でカ ード８０上のバーコード・データ８２を読み取る事が可能なようにされている。 該走査型バーコード・リーダ９４は、バーコード検出ワンド６０の要素と同一の 要素を多く備えているが、光源（図示なし）を多方向へ動かしてバーコード・デ ータを読み取る能力を増大させ得る点で、効果的である。また、図３の読取装置 ２２の場合と同様に、読取装置９０は、従来の磁気ストリップ回路９５及び従来 の磁気ストリップ・データを読み取る磁気ストリップ・リーダ９６を含んでいる 。 動作においては、読取装置９０がカード８０を収容する。カード８０はバーコ ード・データを有しており、該カード上には磁気ストリップ・データ１０４が記 憶されている。読取装置９０は、従来の方法で磁気ストリップ・リーダ９６によ り磁気ストリップ・データ１０４を読み取り、読み取ったデータを、読取装置２ ２（図３）と同様に、リボン・ケーブル２８を介してコントローラ２６へ報告す る。バーコード・データを読み取るためには、カード８０が読取装置９０のスロ ット１０６内へ滑り込まされて、バーコード・データ８２を窓９２内で完全に露 出させる。走査型バーコード・リーダ９４の光源からの光がバーコード・データ ８２から反射されて、読取装置によるデータの読取が可能となる。走査型バーコ ード・リーダ９４がバーコード・データ８２を解釈して、該解釈したデータをア スキー・データに変換し、次いで、リボン・ケーブル６２を介してコントローラ ２６へ伝送する。コントローラ２６内のファームウェアが、アスキーデータの存 在を検出して、該データを、磁気ストリップ・カードを処理する場合と同様な方 法であって、上記に図３を参照して説明した方法で電子データに処理する。バー コード・データと磁気ストリップ・データを組み合わせたものは色々と考えられ ると共に、カード８０は斯かる組み合わせの一部を例示したに過ぎない点を理解 しておきたい。 修正した読取装置２２、９０の利点は、残存する部品の機能性を完全に維持し つつ修正を非常に簡単に行う事ができる点である。また、斯かる修正をキットと して販売すれば、従前の磁気ストリップ専用読取装置を改良した読取装置２２、 ９０に交換できる。その他の修正は、２本のケーブル２８、６２に代えて１本の ケーブルを使用するとか、または、一部又は全部の回路９５をバーコード・デー タ及び磁気データの解釈を行うに使用するのに共用すると言った具合に、簡単に 支援できる。 図５を参照すると、符号１１０は、本発明の別の実施例の特徴を具現化した燃 料ディスペンサ・システムを示している。該燃料ディスペンサ・システム１１０ は燃料ディスペンサ１１２を含み、該燃料ディスペンサ１１２は、計算センタ３ ０及び前記の燃料ディスペンサ・システム１０（図１）の部品に類似した部品に 接続されており、斯かる部品に就いては、前記のシステムの場合と同様な符号を 付すこととする。 前面１１６には、汎用のグラフィック・ディスプレイ２０ａ、２０ｂ及び（オ プションで）汎用の磁気ストリップ専用読取装置１１８が収容されている。前面 １１６にはまた、走査型バーコード・リーダ１２０が収容されている。磁気スト リップ読取装置１１８及び走査型バーコード・リーダ１２０はそれぞれ、リボン ・ケーブル２８、６２を介してコントローラ２６へ接続されている。走査型バー コード・リーダ１２０は、光源（図示なし）を多方向に動かしてバーコード・デ ータの読取能力を増大する点で、前記のリーダ９４（図４ａ、図４ｂ）と類似し ている。走査型バーコード・リーダ１２０は、前面１１６に直接配置されて、以 下に詳細に説明する幾つかの利点を追加して実現している。 動作においては、バーコード・カード８０を単純に走査型バーコード・リーダ １２０の前に置くか、またはその前で振る。この時、走査型バーコード・リーダ １２０から突き出た光源からの光がバーコード・カード８０から反射し、光検出 器（図示なし）がバーコード・データ８２を読み取ることができる。走査型バー コード・リーダ１２０がバーコード・データ８２を解釈してアスキーデータに変 換し、リボン・ケーブル６２を介してコントローラ２６へ伝送する。コントロー ラ２６内のファームウェアが、アスキーデータの存在を検出すると共に、バーコ ード・リーダ６０で使用し且つ図３を参照して説明した方法で、電子データに処 理する。 図６を参照すると、走査型バーコード・リーダ１２０がもたらす別の利点は、 バーコード・カード以外のものからも、バーコード・データを読み取る事ができ ることである。符号１３０は、バーコード・データ１３２が印刷された紙のレシ ートである。該レシート１３０を、図５を参照して上記に説明した如く、走査型 バーコード・リーダ１２０の前に置くか、または前で振ればよい。 図７を参照すると、別の実施例が図示されており、キオスク１４０等の別体の システムが、１基以上の汎用の燃料ディスペンサ１４２とインタフェースするよ うに設けられている。キオスク１４０は走査型バーコード・リーダ１４４、ディ スプレイ・スクリーン１４６及びキー・パッド１４８を含んでいる。キオスク１ ４０は、計算センタ３０と連絡しており、該計算センタ３０が次いで汎用のディ スペンサ１４２のコントローラ２６に連絡している。斯かるキオスク１４０を使 用することにより、ディスペンサ・システム１４２を物理的に修正することなく 本発明の特徴を実現することができる。 以下に、上記に説明した燃料ディスペンサ・システムの使用方法の例を挙げる 。以下に説明する機能性は、異なるシステム間で相互に交換することが可能であ り、完全なリストを意味するものではない点を理解しておく必要がある。例Ａ（図５及び６） １． 顧客が店舗に入り、１０ドル分のガソリンとその他のものを購入する。 ２． 店は顧客にレシート（レシート１３０と同様）を渡す。該レシートに は、購入内容の説明と１０ドルの前払い金額を示したバーコード・デ ータ（バーコード・データ１３２と同様な）が含まれている。 ３． 顧客は、走査型バーコード・リーダ１２０の前にレシートを置き、デ ィスペンサ１１０を操作して１０ドル分のガソリンをディスペンサか ら購入する。例Ｂ（図５及び６） １． 顧客が店舗に入り、いくつかのものを購入する。 ２． 店は、無償ガソリンを提供する報奨制プログラムを採用しており、顧 客にレシート（レシート１３０と同様）を渡し、該レシートには１ド ル分の無償ガソリンを表示したバーコード・データが記載されている。 ３． 顧客は、当該店での購入に対する更に４枚のレシートを集める。各レ シートには、１ドル分の無償ガソリンが表示されている。 ４． 顧客は、順番に５枚のレシートを走査型バーコード・リーダ１２０の 前に置き、燃料ディスペンサ１１０を操作して５ドル分のガソリンを 得る。 ５． 顧客はまた、磁気ストリップ・クレジット・カードを磁気ストリップ 読取装置１１８内へ挿入して、追加のガソリンを燃料ディスペンサか ら購入する。追加の量に対する請求は、磁気ストリップ・クレジッ ト・カードにより識別されるクレジット会社へ報告される。例Ｃ（図７） １． 顧客は、「会員」地位（例えば、この顧客は一定の特典を得る資格 を有している）を表示したバーコード・カード（カード８０と同 様）を所持している。 ２． 顧客は、斯かるカードをキオスク１４０の走査型バーコード・リー ダ１４４の近傍に置く。カードが口座及び適切な特典（例えば、ガ ロン当たり１セントの割引）を識別する。 ３． 顧客は、燃料ディスペンサ１４２を識別する番号をキーパッド１４ ８から入力する。 ４． 顧客は、燃料ディスペンサ１４２を操作してガソリンを購入し、顧 客の口座に斯かる購入分が請求される（ガロン当たり１０セントの 調整をして）。 例Ｄ（図１〜３） １． 顧客は、店にとって初めての口座であることを表示したバーコー ド・カード（カード８０と同様）及びある銀行についての第２の口 座を表示した汎用の磁気ストリップ・カードを受け取る。 ２． 顧客は、当該店の燃料ディスペンサ１２に近づき、バーコード・カ ードを読取装置２２内へ置く。 ３． 次いで、顧客は磁気ストリップカードを読取装置２２内へ置く。 ４． 顧客は、燃料ディスペンサ１２を操作して該ディスペンサから燃料 を購入すると、斯かる購入分が第２の口座に請求される。 ５． 店は、顧客の燃料購入の最初の口座にデータの記録を行う。 ６． 上記の１〜５のステップを更に４回繰り返す。 ７． 燃料ディスペンサ１２は、ディスプレイ・スクリーン２０ｂに、下 記のメッセージを表示する。 「あなたはこの３０日以内に当店で５度の燃料の購入をなされたの で、無償で１回の洗車を致します。」 次いで、顧客に所定の番号が渡される。 ８． 顧客は、近傍の洗車ファシリティ４６まで車を運転して行き、所定 の番号をキーパッド（図示なし）で入力する。 ９． 洗車ファシリティ４６は、所定の番号を解釈して、当該顧客が無償 で洗車を行えることを認識して、洗車サービスを行う。 本発明を例示する実施例を図示すると共に説明してきたが、その他の修正、変 更及び置換等を上記の開示に施す事が可能である。例えば、例Ｄにて説明した上 記の洗車ファシリティ４６にも計算センタ３０に接続したバーコード・リーダを 設けることも可能である。このように、洗車ファシリティ４６が読取装置２２に ついて上記に説明した機能と同様な機能を提供することも可能である。また、洗 車ファシリティ４６と燃料ディスペンサ１２とを連絡させて、所定の番号を渡す 代わりにバーコード・カードに関係する無償の洗車を表示する記録を記憶させて おくことも可能である。従って、添付の請求の範囲を広義に且つ本発明の範囲に 一致したものとして理解すべきである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，Ｙ Ｕ，ＺＷ 【要約の続き】 用の磁気ストリップ・カードにより生成されていた番号 と同様に使用され、または、別途に使用されて、顧客の 口座の更新等の追加のサービス及び／または特典を提供 するために使用することができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．燃料ディスペンサにおいて、 燃料を分与するノズルと、 前記ノズルと通信して、該ノズルが燃料の分与を行うことを許可するコントロ ーラと、 前記コントローラに接続され、ユーザが提供する光学的データを読み取って、 該データを前記コントローラに転送する光学的リーダと を備え、前記コントローラが、光学的データを受信すると直ちに、該光学的デー タに関係した記録にアクセスして、前記ノズルが燃料を分与することを可能にす ることを特徴とする燃料ディスペンサ。 ２．請求項１記載のディスペンサにおいて、前記記録が、分与された燃料に関係 する金額が請求される口座であることを特徴とするディスペンサ。 ３．請求項２記載のディスペンサにおいて、前記口座が、クレジット口座又はデ ビット口座であることを特徴とするディスペンサ。 ４．請求項１記載のディスペンサにおいて、前記記録が、分与された燃料に関係 する価格を調整する一定の割引を示すことを特徴とするディスペンサ。 ５．請求項１記載のディスペンサにおいて、前記記録が、後に検索可能なように 、燃料の分与に関する情報を記憶していることを特徴とするのディスペンサ。 ６．請求項１記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダが、磁気ストリッ プ・カード・リーダを含んでいることを特徴とするディスペンサ。 ７．請求項６記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダが、バーコード・ ワンドであることを特徴とするディスペンサ。 ８．請求項６記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダが、光学的走査装 置である事を特徴とするディスペンサ。 ９．請求項６記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダ及び前記磁気スト リップ・リーダが、別々のバスを介して前記コントローラに接続されていること を特徴とするディスペンサ。 １０．請求項６記載のディスペンサにおいて、前記記録が、分与された燃料に関 係した価格を調整する割引を示し、且つ、前記磁気ストリップ・リーダが、分与 された燃料に関係した金額が請求される口座を更新するのに使用されることを特 徴とするディスペンサ。 １１．請求項１記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダが、光学的走査 装置であり、前記ディスペンサの前面に配置されていることを特徴とするディス ペンサ。 １２．請求項１１記載のディスペンサにおいて、前記光学的リーダがさらに、バ ーコード・カード以外のものからの光学的データを読み取ることができる事を特 徴とするディスペンサ。 １３． 燃料ディスペンサに使用する読取装置において、 第１及び第２の孔を有するハウジングであって、該第１の孔がカードを受容し 、前記第２の孔が光を前記カードからバーコード・リーダまで移動するのを可能 にするハウジングと、 前記第２の孔の近傍に配置されたバーコード・リーダと、 磁気ストリップ・リーダと を備え、前記カードがバーコード・データを含んでいる場合、該カードが前記ハ ウジング内に受容されたときに、前記光が前記バーコード・カードから反射して 前記バーコード・リーダへ至り、且つ、前記カードが磁気ストリップ・データを 含んでいる場合、該カードが前記ハウジング内に受容されたときに、前記磁気ス トリップ・リーダが前記磁気ストリップ・データを読み取ることを特徴とする燃 料ディスペンサに使用するリーダ。 １４．請求項１３記載の読取装置において、前記第２の孔が、バーコード・デー タの各ビットを順番に露出するのに十分なサイズに形成され、且つ、前記バーコ ード・リーダが、バーコード検出ワンドであることを特徴とする読取装置。 １５．請求項１３記載の読取装置において、前記第２の孔が、バーコード・デー タの全てを同時に露出するのに十分なサイズに形成され、且つ、前記バーコード ・リーダが、走査型バーコード検出器であることを特徴とする読取装置。 １６． 磁気ストリップ・カードから磁気ストリップ・データを読み取って電子 データに変換し、該データをコントローラにおいて使用できるようにする読取装 置を備えた燃料ディスペンサにおいて使用されるキットであって、バーコード・ カードからバーコード・データを読み取り且つ電子データに変換し、該データを コントローラにおいて使用できるようにするキットにおいて、該キットが、 バーコード・リーダと、 該バーコード・リーダの出力を前記コントローラに接続するケーブルと、 前記バーコード・リーダを前記読取装置内において、バーコード・カードが前 記読取装置内へ挿入されたときに、前記バーコード・リーダが前記バーコード・ カード上の前記バーコード・データを読み取る位置に固定する手段と を備えていることを特徴とするキット。 １７．請求項１６記載のキットにおいて、前記バーコード・リーダが、バーコー ド検出ワンドを含んでいることを特徴とするキット。 １８．請求項１６記載のキットにおいて、前記バーコード・リーダが、走査型バ ーコード検出器を含んでいることを特徴とするキット。 １９． バーコード・データを有したレシートに応答して燃料を分与し、且つ、 該分与された燃料の支払を確実にするシステムにおいて、 バーコード・データを受け取る読取装置と、 該読取装置からのバーコード・データを受け取るコントローラと、 バーコード・データに応答して、制御データを送り返すデータベースと、 前記制御データの受け取りに応答して、燃料を分与するディスペンサと を備えている事を特徴とするシステム。 ２０．請求項１９記載のシステムにおいて、前記読取装置がさらに、磁気ストリ ップ・データを受け取ることを特徴とするシステム。 ２１．請求項１９記載のシステムにおいて、前記データベースが、該システムの 顧客の顧客プロファイルを含んでいることを特徴とするシステム。 ２２．請求項２１記載のシステムにおいて、前記バーコード・データが、前記顧 客プロファイルにアクセスするために使用され、且つ、前記磁気ストリップが分 与された燃料の支払口座を示すことを特徴とするシステム。 ２３．請求項２１記載のシステムにおいて、前記読取装置が、バーコード・デー タを読み取る光学的ワンドを含んでいることを特徴とするシステム。 ２４．請求項１９記載のシステムにおいて、前記読取装置が、走査型バーコード 検出器を含んでいることを特徴とするシステム。 ２５．請求項２４記載のシステムにおいて、前記走査型バーコード検出器が、前 記ディスペンサの前面に設けられていることを特徴とするシステム。 ２６．請求項２４記載のシステムにおいて、前記走査型バーコード検出器が、前 記ディスペンサに接続されたキオスクに設けられていることを特徴とするシステ ム。 ２７．請求項２４記載のシステムにおいて、前記走査型バーコード検出器が、バ ーコード化されたレシートを読み取ることが可能であることを特徴とするシステ ム。 ２８．請求項１９記載のシステムにおいて、該システムは更に、制御データを受 け取り、且つ、該制御データの受け取りに応答した情報を通信する顧客インタフ ェースを備えていることを特徴とするシステム。 ２９．請求項２８記載のシステムにおいて、前記制御データの受け取りに応答し た情報が、顧客報奨を示すことを特徴とするシステム。 ３０．請求項２９記載のシステムにおいて、該システムは更に、洗車手段を備え 、前記顧客報奨が減額した価格での洗車であることを特徴とするシステム。 ３１．請求項２９記載のシステムにおいて、該システムは、更に、前記顧客報奨 の存在を前記洗車手段へ連絡する手段を備えていることを特徴とするシステム。 ３２． 磁気ストリップ・カードを収容するスロットを有する磁気ストリップ・ カード・リーダを含んだ燃料ディスペンサ・システムにおいて実行される方法で あって、バーコード・カードからバーコード・データを読み取る方法において、 前記磁気ストリップ・リーダに穴を画成するステップと、 バーコード検出器を前記穴に整列させて、光検出器及び前記バーコード検出器 の光源を前記磁気ストリップ・リーダの前記スロットに隣接して位置決めするス テップと、 前記バーコード検出器をコントローラに接続するステップと、 バーコード・カードが前記磁気ストリップ・リーダの前記スロット内へ挿入さ れたときには常に、前記バーコード検出器で前記カードからバーコード・データ を読み取って、該バーコード・データを前記コントローラへ供給するステップと を備えていることを特徴とする方法。 ３３．請求項３２記載の方法において、該方法は更に、前記コントローラによる 前記バーコード・データの受け取りに応答して、燃料割引を表示するステップを 備えていることを特徴とする方法。 ３４．請求項３２記載のほうほうにおいて、該方法はさらに、前記コントローラ による前記バーコード・データの受け取りに応答して、燃料の分与を可能にする ステップを備えていることを特徴とする方法。 ３５．請求項３４記載の方法において、該方法は更に、分与された燃料に対して 、バーコード・データにより示された口座を更新するステップを備えていること を特徴とする方法。