JP2002512335A - ブレード破砕を格納するための格納システム - Google Patents

ブレード破砕を格納するための格納システム

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JP2002512335A
JP2002512335A JP2000544914A JP2000544914A JP2002512335A JP 2002512335 A JP2002512335 A JP 2002512335A JP 2000544914 A JP2000544914 A JP 2000544914A JP 2000544914 A JP2000544914 A JP 2000544914A JP 2002512335 A JP2002512335 A JP 2002512335A
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ゴミュク,レハ
モダフェリ,マリオ
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Pratt and Whitney Canada Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D21/00Shutting-down of machines or engines, e.g. in emergency; Regulating, controlling, or safety means not otherwise provided for
    • F01D21/04Shutting-down of machines or engines, e.g. in emergency; Regulating, controlling, or safety means not otherwise provided for responsive to undesired position of rotor relative to stator or to breaking-off of a part of the rotor, e.g. indicating such position
    • F01D21/045Shutting-down of machines or engines, e.g. in emergency; Regulating, controlling, or safety means not otherwise provided for responsive to undesired position of rotor relative to stator or to breaking-off of a part of the rotor, e.g. indicating such position special arrangements in stators or in rotors dealing with breaking-off of part of rotor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/50Application for auxiliary power units (APU's)
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、タービンエンジン用の多層ブレード破砕制御システムに関する。このシステムでは、薄い延性材料(83)により分離された第1の内側格納リング(81)および第2の外側格納リング(82)を利用している。内側格納リング(81)および外側格納リング(82)は、それぞれ、複数の支持脚部(84,85,86)を使用することによってエンジンハウジングに取り付けられている。第1の内側格納リングおよび第2の外側格納リングは、それぞれ、相補型のリブ(87)および溝部(88)を内側表面および外側表面にそれぞれ備えており、これによって、破壊したブレードつまりブレードの砕片が内側格納リングに衝突した場合に、このリング(81)が、エネルギーの伝達を吸収し、第2の格納リング(82)の方向に移動する。このように内側格納リングが移動することによって、薄い延性材料(83)が変形し、これによって、付加的なエネルギー伝達が生じる。このようなシステムは、さらに、薄い延性層およびかみ合う凸部および凹部の組をを用いることなく、利用することが可能である。凸部および凹部は、相補型、非相補型のいずれにすることも可能である。このようなシステムは、軽量で、かつ製造が容易であるという利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、タービンエンジンハウジングに利用するための円筒状保護リングに
関し、特に、ガスタービンエンジンのコンパートメントに利用するためのロータ
ブレード破砕保護リングに関する。
【0002】
【背景技術】
保護リングは、一般的に、航空機のガスタービンエンジンのロータ部分つまり
ファン部分を外部から包囲するために利用されている。近代のガスタービンエン
ジンは、数千時間、著しい機能不良を起こすことなく、動作し得るが、ギアの損
傷に起因して、エンジンの駆動軸を制御する変速器が駆動軸から離脱するという
状況が生じてきた。このように離脱する結果、駆動軸がもはや抗力に対抗しなく
なり、その回転速度が連続的に増大し始める。駆動軸の回転速度が十分に大きく
なると、タービンブレードハブが駆動軸から分離して、エンジンハウジングに向
かって径方向外側に押しやられる可能性がある。このようなことが起こらないよ
うに、ハブが駆動軸から分離する前に、ブレードハブに取り付けられたタービン
ブレードがハブから分裂つまり「破砕」するように、タービンブレードを設計す
ることができる。しかし、このようなタービンブレードの分裂によっても、なお
、大きな損傷が発生する可能性がある。ガスタービンブレードの破局的な損傷に
よって、激しい損傷が航空機胴体部に生じるだけでなく、永久的な損傷がエンジ
ンコンパートメントに生じる可能性がある。ファンブレードの破砕をエンジンコ
ンパートメント内に拘束するために、様々な試みがなされてきた。
【0003】 このような試みの1つは、スチュアートに付与された米国特許第4,699、
567号に記載されており、これには、ガスタービンエンジンのファンダクト用
の格納リングが開示されている。この格納リングは、外周部が繊維状材料層で被
覆された剛性の円筒を備えており、この繊維状材料層は、材料が編まれたものか
らなる複数の部材から構成されている。さらに、繊維状材料の層がコア層の周囲
に巻き付けられており、続いて、不浸透性材料が被覆されている。
【0004】 他の従来技術の格納リングは、アクガン等に付与された米国特許第5,163
,809号に開示されている。このようなシステムでは、らせん状に巻き付けら
れたニッケル−コバルト製の格納リングがエンジンケース内の溝部に受容される
ようになっている。
【0005】 ブレード格納構造を利用した他の従来技術のシステムは、米国特許第4,53
4,698号、米国特許第4,818,176号、米国特許第4,902,20
1号および米国特許第3,602,602号に開示されている。しかし、開示さ
れている従来技術のシステムは、製造が困難であったり、商業用の航空機エンジ
ンに適用するには重量が比較的大きかったり、もしくは、これらの両方であった
りする。ガスタービンのファンブレードが、エンジンハウジングを通して破裂し
、繊維材料の層を突き抜けることにより、破裂がもはやエンジンシステム内部に
抑制されなくなることは周知であることから、格納シュラウドに、繊維が編まれ
たものもしくは巻き付けられたものを利用したシステムは、明らかに欠点がある
。さらに、繊維の熱的限界のため、編まれた繊維の格納シュラウドは、通常、エ
ンジンにおいて比較的低温の部分のみに制限される。
【0006】
【発明の開示】
従って、本発明の特徴は、損傷したり破壊したタービンブレードから生じて径
方向外側に移動した部材が、包囲しているエンジンケースから放出されないよう
にするガスタービンエンジン用格納リングを提供することである。
【0007】 本発明の他の特徴は、エアロスペースでの用途に比較的軽量であり、かつ製造
が容易な格納リングを提供することである。
【0008】 本発明の更なる特徴は、エネルギー吸収特性が大きく、高レベルの運動エネル
ギーを吸収する機能を有するとともに、エンジンの高温部分に使用することが可
能な格納リングを提供することである。
【0009】 第1の主要な形態によると、本発明は、ブレードもしくはブレードの損傷によ
り生じるブレードの砕片を格納するための格納システムを提供し、この格納シス
テムは、第1の内側円周方向格納手段と、前記の第1の内側円周方向格納手段を
包囲している第2の外側円周方向格納手段と、前記の第1の内側円周方向格納手
段と前記の第2の外側円周方向格納手段とを互いに近接して離間した状態で分離
させている円周方向の延性材料薄板と、前記の第1の円周方向格納手段および第
2の円周方向格納手段を前記の互いに近接して離間した状態で取り付ける取付手
段と、を備えている。
【0010】 第2の主要な形態によると、本発明は、タービンブレードに隣接した第1の内
側格納リングと、この第1の内側格納シュラウドを円周方向に包囲した第2の外
側格納リングと、からなる円筒状の格納リングを提供する。第1の内側格納リン
グは、複数のリブを備えており、これらのリブは、第2の外側格納リングの複数
の溝部とかみ合うように構成および配置が行われている。第1の円筒状内側格納
リングおよび第2の外側格納リングは、金属の延性薄板により分離されており、
この金属の延性薄板は、タービンブレードコンパートメント内のブレード破砕の
運動エネルギーを吸収するものである。1つあついは複数のタービンブレードが
、タービンブレードを破砕させるような大きな遠心方向荷重を受けた場合、分裂
したタービンブレードが移動することによって内側格納リングが外側の格納リン
グへと付勢され、破砕の運動エネルギーが吸収される。このような過程の間、延
性材料薄板が歪曲したり破壊したりすることにより、この延性材料薄板によって
、ブレード破砕の運動エネルギーがさらに吸収され、第2の外側格納リングに対
する第1の内側格納リングの動きが減衰する。
【0011】 第3の主要な形態によると、本発明は、第1の内側円周方向格納手段と、第2
の外側円周方向格納手段と、前記の第1の内側格納手段および第2の外側格納手
段のうちの一方にある凸部の組と、前記の第1の内側格納手段および第2の外側
格納手段のうちの他方にある凹部の組と、を備えた格納システムに関し、前記の
凸部および凹部は、締まり嵌め状態でかみ合うようになっている。本発明のこの
ような形態では、内側格納リングおよび外側格納リングは、延性材料により分離
されておらず、凹部および凸部は、堅固な締まり嵌め状態でかみ合うようになっ
ている。凸部を凹部へと押し付けるのに高レベルのエネルギーが消費される必要
があるため、このようなシステムは、ブレード破砕中に放出される高レベルのエ
ネルギーを吸収することが可能なものである。
【0012】 本発明の格納リングを利用することによって、さらに、一般的な従来技術の単
層格納リングよりも、重量を抑制することが可能となる。加えて、従来技術の格
納ハウジングは、KEVLAR、もしくは当該技術分野で周知であり、かつこの
ような用途で利用されている他のタイプの複合材料の利用を不可欠とした、複雑
な繊維のワインディングを利用したものであるが、このような従来技術の格納ハ
ウジングよりも、本発明の格納リングは、製造が容易である。さらに、本発明は
、アクガン等に付与された米国特許第5,163,809号に記載されているよ
うな、上記のらせん状に巻き付けられた格納リングよりも、重量が僅かに小さい
【0013】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の図1には、軸流ガスタービンエンジン10の断面図が示されている。
このエンジンは、各ブレードハブ30に連結された複数のタービンブレード20
を備えている。各ブレード20は、ブレードエアロフォイルの長手方向に沿った
部分、もしくはブレードエアロフォイル20とブレードハブ(図示せず)との間
の連結部に僅かに弱い部分を有するように設計されている。このような設計の特
徴は、安全上の特徴として用いられており、このような特徴によって、大きく重
いタービンブレードハブが、より軽量で薄いブレード20より先に、損傷しない
ようになっている。ブレードハブ30は、減速ギアボックス50に動力を供給す
る中心部のエンジン駆動シャフト40に連結されている。タービンブレード20
の前部には、圧縮機およびタービンステージ60が配置されており、これらは、
最初にエンジンダクトに導入される空気を圧縮する一連のブレード列を備えてい
る。タービンブレード部20の後方には、ガスタービンエンジンの燃焼室から燃
焼ガスを排出するための排気ダクト70が配置されている。
【0014】 タービンブレード20を円周方向に包囲しているものは、参照符号80によっ
て全体が示されている円筒状格納リングである。この円筒状格納リングは、第1
の内側格納リング81を備えており、この第1格納リング81は、第2の外側格
納リング82によって円周方向に包囲されている。内側の第1格納リング81に
は、リングの外側表面に沿って延びているリブ87の列が形成されている。第2
の外側格納リング82は、その内側表面に相補型の溝部88の列を備えており、
これらの溝部88は、リブ87と嵌合するように設計および配置が行われている
。リブ87および溝部88は、それぞれ、図2により明確に示されているように
、テーパ状に形成されている。
【0015】 リブおよび溝部の他の形状(例えば、ほぼ凸形および凹形となっているもの)
も、本発明の範囲内に含まれる。代わりの実施例として、内側の格納リングが凹
部を備え、かつこれに対して相補的な凸部を外側格納リングが備えた構成も、本
発明の範囲内に含まれると思われる。
【0016】 第1の内側格納リング81のリブ87と外側格納リング82の溝部88との間
に配置されているものは、延性材料薄板83であり、好ましくは、約30〜40
ミルの厚さの金属薄板である。この延性材料薄板83は、第1の内側格納リング
が破砕したブレード20からエネルギーを吸収した場合に生じる大きな荷重を受
けて歪曲するように設計および配置が行われている。
【0017】 第1の内側格納リングは、断面がほぼU字型の第1脚部84を含む取付手段に
よって支持されている。第2格納リングは、外側の第2脚部86によって支持さ
れており、この第2脚部86は、第1の内側脚部84と交差して接合部90を画
定している。接合部90から延びているものは、第3脚部85である。第1の内
側格納リング81および第2の外側格納リング82は、複数の締め具91,92
によって正位置に支持されている。接合部90は、第1締め具91により支持さ
れており、支持脚部85の周縁の端部は、第2締め具92により支持されている
。第1の締め具91および第2の締め具は、外側のエンジンハウジング(図示せ
ず)に、静止状態で固定されている。第1の内側リング81が第2の外側リング
82に対して変形するように設計されているため、内側リング81および内側脚
部84を構成している材料は、外側格納リング82および脚部85,86を構成
している材料よりも、延性が実質的に大きい。
【0018】 図3には、100として全体が示されている格納リングの構造に関する本発明
の代わりの実施例が示されている。内側格納リング81は、複数の凸部101を
備えており、これらは、外側格納リング82の複数の凹部102と互いに嵌合す
る。凸部および凹部は、様々な形状で構成することが可能であり、互いに合致す
る相補型形状もしくは互いに合致しない非相補型形状とすることが可能である。
図3に示されている実施例では、これらの形状は非相補型であり、凸部101が
ほぼ円錐形状となっており、凹部102がほぼ矩形となっている。上述した実施
例とは異なり、この実施例では、内側格納リング81と外側格納リング82との
間に延性材料の薄い層が利用されていない。代わりに、この実施例では、ブレー
ド破砕によって内側格納リングが外側リング82に向かって外側に変形した場合
に、凸部101と凹部102との間に締まり嵌め状態が得られるように設計され
ている。締まり嵌めを行うには、凸部を凹部に押し込むために多大なエネルギー
が消費される必要があるため、このような設計によって、損傷したブレードが内
側格納リングに衝突する際に放出される高レベルの運動エネルギーを、格納リン
グシステムにより吸収することが可能となっている。
【0019】 本発明のシステムは、以下のように動作する。ブレードハブが機械的に損傷す
るより先に、ガスタービンエンジンのタービンブレードの損傷が生じるように、
ガスタービンエンジンが設計される。このことは、各ブレードが僅かな切り込み
つまり脆性部をその長手方向に沿って有するように設計することによって、達成
することができる。ブレードが破壊もしくは破砕した場合、ブレード部20から
分離したタービンブレードは、第1の内側リング81の内側表面に向かって径方
向外側に放出される。ブレードの運動エネルギーは、外側リング82に対する内
側リング81の変形へと変わる。延性材料薄板83は、このエネルギーの伝達を
緩和し、図2に示されているように内側リングが外側リングに対して変形するこ
とによって、歪曲したり破壊したりする。
【0020】 図3の代わりの実施例では、内側格納リングによって、ブレード破砕の運動エ
ネルギーが、内側格納リング81および外側格納リング82にそれぞれ設けられ
た締まり嵌めされている凸部101および凹部102へと伝達される。締まり嵌
めされている凹部に対して凸部を移動させるのに、高レベルのエネルギーが消費
される必要があるため、各凹部102内に凸部101が移動することによって、
ブレード破砕のエネルギーが吸収される。
【0021】 外側リング82は、さらに、ブレードの破壊もしくは破砕によるエネルギーの
伝達を抑制し得る一方で、内側格納リング81を構成するのに用いられている材
料よりも、延性が小さい材料から形成されている。従って、外側リング82は、
ブレード破砕状態で放出されるエネルギーの大部分を内側リング81が吸収する
ことを可能としながら、ほぼ正位置に維持される。このような設計によって、1
つあるいは複数のブレード20が損傷した場合に、エンジンを無傷の状態で維持
することができ、同時に、緩んだり破壊したブレードからエンジンハウジングの
内側壁部へとエネルギーが急峻に伝達されるのを抑制することができる。
【0022】 さらに、このようなシステムは、1つの部材からなる中実のより一般的な従来
技術の格納システムよりも、軽量の構造にすることができる。さらに、本発明の
格納リングは、基本となる3つの部材、つまり、内側格納リング81、外側格納
リング82、および内側リングと外側リングとの間に挟まれた延性材料薄板83
のみから形成されるため、製造が比較的容易である。
【0023】 この格納シュラウドシステムは、空気圧縮部にも適用でき、また、これに制限
されずに他のエンジン部分、つまり、ガスタービンエンジンにおいて回転するロ
ータブレードの組を備えた他の部分にも同様に適用することができる。本発明は
、さらに、ガスタービンエンジンの用途に制限されず、回転ブレードの組を備え
たいかなるタイプのシステム、もしくは、損傷したブレードを格納することが望
まれる、当業者に周知の他のタイプのシステムにも利用することができる。
【0024】 本発明の好適な実施例について図示および記載が行われたが、当業者が適切な
変更を加えることによって、本発明の範囲から逸脱することなく、格納システム
をさらに適応させることが可能である。例えば、格納システムを、多層システム
として構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を含むガスタービンエンジン部分の断面図。
【図2】 ブレード破砕に応じてかみ合う第1の格納リングおよび第2の格納リングを示
す部分断面図。
【図3】 本発明の代わりの実施例を示す断面図であり、間に中間材料層がない状態で、
凸部および凹部がかみ合っている状態を示している。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月26日(2000.4.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項24】 前記凸部の断面形状は、前記部の断面形状に対して相補的
なものであることを特徴とする請求項21記載の格納システム。
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月19日(2001.4.19)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 補型、非相補型のいずれにすることも可能である。この ようなシステムは、軽量で、かつ製造が容易であるとい う利点を有する。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレード、もしくはブレード損傷によるブレードの砕片をエン
    ジンハウジング内部に格納するための格納システムであって、 第1の内側円周方向格納手段と、 前記の第1の内側円周方向格納手段を包囲している第2の外側円周方向格納手
    段と、 前記の第1の内側円周方向格納手段と前記の第2の外側円周方向格納手段とを
    分離させている円周方向の延性材料薄板と、 前記の第1の内側円周方向格納手段および前記の第2の外側円周方向格納手段
    を互いに近接して離間した状態で取り付けるための取付手段と、を備えているこ
    とを特徴とする格納システム。
  2. 【請求項2】 前記の第1の円筒状格納手段および前記の第2の円筒状格納手
    段は、それぞれ、相補型の内側表面を備えていること特徴とすることを請求項1
    記載の格納システム。
  3. 【請求項3】 前記の相補型の内側表面のうちの第1の相補型内側表面は、複
    数の凸部を備えており、前記の相補型の内側表面のうちの第2の相補型内側表面
    は、複数の凹部を備えていることを特徴とする請求項2記載の格納システム。
  4. 【請求項4】 前記凸部はリブであり、前記凹部は溝部であることを特徴とす
    る請求項3記載の格納システム。
  5. 【請求項5】 前記リブおよび前記溝部は、テーパ状であることを特徴とする
    請求項4記載の格納システム。
  6. 【請求項6】 前記延性材料薄板は、前記の第1の相補型内側表面と前記の第
    2の相補型内側表面との間に離間して配置されていることを特徴とする請求項1
    記載の格納システム。
  7. 【請求項7】 前記延性材料薄板は、金属製の比較的薄い薄板であることを特
    徴とする請求項1記載の格納システム。
  8. 【請求項8】 前記延性材料薄板は、厚さが約30ミルであることを特徴とす
    る請求項1記載の格納システム。
  9. 【請求項9】 前記延性材料薄板は、厚さが約40ミルであることを特徴とす
    る請求項1記載の格納システム。
  10. 【請求項10】 前記の第1の円周方向格納手段は、前記の第2の格納手段よ
    りも、延性が大きい材料から形成されていることを特徴とする請求項1記載の格
    納システム。
  11. 【請求項11】 前記取付手段は、複数の脚部を備えていることを特徴とする
    請求項1記載の格納システム。
  12. 【請求項12】 前記の第1の円周方向格納手段および前記の第2の円周方向
    格納手段は、前記脚部に一体に取り付けられていることを特徴とする請求項11
    記載の格納システム。
  13. 【請求項13】 前記脚部は、前記ブレードの径方向外側で、ハウジングに固
    定的に取り付けられていることを特徴とする請求項11記載の格納システム。
  14. 【請求項14】 前記脚部は、締め具によって前記ハウジングに固定的に取り
    付けられていることを特徴とする請求項13記載の格納システム。
  15. 【請求項15】 圧縮部、タービン部および排気部を備えたタービンエンジン
    システムと組み合わせられており、前記の第1の格納手段および第2の格納手段
    が、前記の圧縮部およびタービン部のうちの一方を円周方向に包囲していること
    を特徴とする請求項1記載の格納システム。
  16. 【請求項16】 前記の第1の格納手段および第2の格納手段は、前記の圧縮
    部およびタービン部のうちの一方と同軸上に整列していることを特徴とする請求
    項15記載の格納システム。
  17. 【請求項17】 前記タービンエンジンは、ガスタービンエンジンであること
    を特徴とする請求項15記載の格納システム。
  18. 【請求項18】 前記タービンエンジンは、ターボプロップエンジンであるこ
    とを特徴とする請求項15記載の格納システム。
  19. 【請求項19】 前記タービンエンジンは、補助動力装置の一部を構成してい
    ることを特徴とする請求項15記載の格納システム。
  20. 【請求項20】 前記タービンエンジンは、ジェットエンジンであることを特
    徴とする請求項15記載の格納システム。
  21. 【請求項21】 前記の第1の内側円周方向格納手段および前記の第2の外側
    円周方向格納手段は、リングであることを特徴とする請求項1記載の格納システ
    ム。
  22. 【請求項22】 ブレード、もしくはブレード損傷によるブレードの砕片をエ
    ンジンハウジング内部に格納するための格納システムであって、 第1の内側円周方向格納手段と、 前記の第1の内側円周方向格納手段を包囲している第2の外側円周方向格納手
    段と、 前記の第1の内側円周方向格納手段および前記の第2の外側円周方向格納手段
    のうちの一方に設けられた凸部の組と、 前記の第1の内側円周方向格納手段および前記の第2の外側円周方向格納手段
    のうちの他方に設けられた凹部の組と、を備えており、 前記凸部と前記凹部とが締まり嵌め状態でかみ合うようになっていることを特
    徴とする格納システム。
  23. 【請求項23】 前記凸部の断面形状は、前記凹部の断面形状とは実質的に異
    なっていることを特徴とする請求項22記載の格納システム。
  24. 【請求項24】 前記断面形状のうちの一方は、ほぼ円錐形状であり、前記断
    面形状のうちの他方は、矩形であることを特徴とする請求項23記載の格納シス
    テム。
  25. 【請求項25】 前記凸部の断面形状は、前記凹部の断面形状に対して相補的
    なものであることを特徴とする請求項22記載の格納システム。
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