JP2002512062A - 流動可能媒体のためのポンプなし適用デバイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、流動可能、好ましくは濃い媒体をポンプを使用することなく適用するためのデバイスに関する。上記デバイスは、好ましくは、カバー（４，４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ）上で相互交換することができるか、またはペーパータオル、織布または他の布、コットンボール等のための共通の回収デバイスのカバー（４ｅ）として固定することができる。本発明のデバイスは、カバー（４ｅ）自体のように構成されるか、またはカバー（４ａ，４ｂ，４ｃ，４ｄ）のようなものの上に固定するための手段を含むかのいずれかである分配容器（８，８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ，８ｅ）からなる。加えて、上記容器は、圧力が所定の一部分の領域に加わる場合、その部分に位置される媒体（９）の所定量に関係する。本発明は、好ましくは、個人の衛生、家庭の洗浄、および洗浄、研磨および／または滑らかにするための産業の分野で用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、個人衛生、身体治療、公衆衛生のための、紙、衛生的なタオル、コ
ットンボールたはパッド等に、洗浄するおよび／またはケアする乳液を適用する
ためのポンプなしの適用デバイスに関する。

【０００１】 通常のドライペーパーの洗浄する動作は、いつも満足いくものではない。より
良くそしてさらなる洗浄のための多くの必要は、しばしば知られている湿った洗
浄タオルにより行われる。

【０００２】 しかしながら、さらなる洗浄のこのタイプは、種々の不利益がある。閉じた容
器に必要な取り扱いは、たいてい幾分取り扱いにくい。さらに、湿ったタオルは
、比較的高価であり、徐々の乾燥する。加えて、不織セルロース布タオルは、し
ばしば、特に赤ちゃんの皮膚にアレルギーを引き起こし得る不織布製品からの防
腐剤を含んでいる。それにもかかわらず、不織布タオルは、下水道に詰まり得、
そして多くの場合、分解しにくい。また、既成のワイプタオルに含まれる香料は
、アレルギーを引き起こし得、そして皮膚の保護機能を傷つける物質が乾燥する
ことを妨げるのに利用される。

【０００３】 デバイスは、需要に応じてトイレで湿った洗浄タオルを分配することがすでに
提案されている。即ち、ＷＯ９３／０４６２２号は、引き出す前に、紙を湿らす
スプレーデバイスを記載している。このデバイスは、紙のロールの上に取り付け
られ、そして機能的にメータリングポンプに接続されたレバーによって作動され
る。洗浄タオルのための技術的に要求されるディスペンサーはＷＯ９８／０４１
７７号に記載される。ここで、上記紙は、モーター駆動のローラーによって前進
させられ、そして液体がモーター駆動の偏心器によって作動されるポンプ駆動の
スプレーノズルヘッドによって塗布される。ＷＯ９３／２２９６１号では、ロー
ルケースの外側に固定された湿らすデバイスが提案されており、紙がまず引き出
され、それから湿らす工程が、引き出しユニットで単純なバルブの持ち上げによ
って起こる。これらのデバイスは、ポンプまたは紙を湿らすためのバルブのいず
れかが必要であり、液体は、スプレーすることによって塗布される。

【０００４】 本発明の目的は、これに対して、基本的に通常のデザインの、衛生タオル、コ
ットンボール等のための引き出しデバイスに、さらに単純には、洗浄および／ま
たはケア、および特に粘性の乳液を可能に提供する、ポンプなしの適用デバイス
またはメータリングデバイスを、直接装備することである。

【０００５】 この場合に想定される引き出しデバイスは、第一にトイレットペーパーホルダ
ーである。また、この章に渡って、キッチンタオル、または他の洗浄および／ま
たはケアタオル、あるいはロールの形状の紙、紙のパイルあるいは二重または多
重にすることができる織布のための箱、コットンボールまたはコットンパッドの
ための、箱またはカップのような他の拭き取るもののためのホルダーも包含し、
ならびに拭き取るものを引き出すための、上記また同種の他の供給容器を流動可
能および特に表面にスプレーできない媒体の適用のために適用する。好ましい媒
体は、特にボディーケア、個人衛生および／または身体治療のための、クリーム
状の乳液またはゲルである。

【０００６】 他の適用、例えば、全ての種類の対象物の表面、特に、好ましいものは、滑ら
かな金属、プラスチック、木またはガラス表面、常時流動可能なおよび好ましく
は粘性の異なる媒体の、洗浄、研磨および／または滑らかにすることにおいて、
これらは、洗浄、研磨および／または滑らかにする薬剤か、または少なくともこ
れらの薬剤を含むもののいずれかを利用可能であり、適用が要求され得る場合に
利用される。

【０００７】 引き出しデバイスは、好ましくは、持ち上げるかまたははずすことができるカ
バーからなるか、あるいは同様の種類のふた、あるいはカバーまたはふた等では
め込むことができるものからなる。さらに、引き出しデバイスは、好ましくは、
壁に取り付けるのに適合可能であるが、本発明のこの章の範囲内には、ペーパー
ホルダー、上記供給容器の箱および他のものの、フロアモデルおよび輸送モデル
も含むこととして理解されるべきである。

【０００８】 本発明によれば、この目的は、組み立てられた引き出しデバイス、分配容器等
をカバーに取り付けることによって達成され、好ましくは粘性の、例えば洗浄お
よび／またはケア乳液である媒体を、分配デバイスまたはその領域の、圧縮また
は圧搾によって、方向付けられ、紙、衛生タオル、コットンボール、コットンパ
ス等に適用することができる。

【０００９】 その単純な操作の他に、利点として言及すべき本発明の特徴は、特に以下のこ
とである；従来デザインの引き出しデバイス用いることができる。；分配容器は
、それ自体がカバーからなるか、または引き出しデバイスのカバーに直接取り付
けられているかのいずれかである。；後者である場合の重要な利点があることが
判明している。さらに、カバーの下方に取り付けられている場合の分配容器は、
その使用状態で実質的に目に見えない。これは、もちろん、圧縮することによっ
て用量を押し出させる領域を除いてである。；好ましくは、上記分配容器は、使
い終わったとき、カバーへの取り付けおよび取外しを容易に行って、交換するこ
とができる。；分配容器は、安価に製造することができる。分配容器の一部を単
に圧縮することによって、例えば、防臭、冷却、日焼け防止、かゆみ防止等の異
なった用途のためだけでなく痔、瘻、または肛門の亀裂（ａｎａｌ ｆｉｓｓｕ
ｒｅ）の治療処置のために、洗浄クリームまたはケアクリームを、例えば、ペー
パーシート、衛生タオル、あるいはコットンタオルまたはコットンパッド上に分
配することができる。特に、再生紙から作られたトイレットペーパーのような質
のおとる紙の場合には、上記クリームは、紙に含まれるアレルゲンに接触するこ
によって引き起こされる肛門部分の皮膚の炎症を防止する。さらに、ペーパーシ
ートのような拭き取るものに液体またはクリームを目標に定めた点状に適用する
ことは、広域にそれらを分布させるよりも経済的であり、そして紙の例では、さ
らに軟化の効果がある。また、不織布タオルのような布タオルの使用からわかる
廃棄問題は、ペーパータオルと組み合わせる本発明による適用デバイスを使用す
る場合には生じない。

【００１０】 慣例として上記引き出しデバイスは、公知のトイレットペーパーまたはペーパ
ータオルのような共通のデザインのペーパーロールホルダーである。しかしなが
ら、特に個々のシートまたは折り畳んだ、二重にした、およびミシン目を入れた
パイルとしての紙を供給することも可能である。さらに、紙以外には、コットン
または織布のようなクリームを取り込むのに適した他の材料を想定することがで
きる。

【００１１】 乳液を分配するための適用デバイスは、分配容器であり、少なくとも圧力を適
用が意図される領域において圧縮または曲げられる弾性材料または折り目を付け
ることができる材料から作成される。上記分配容器は、紙、布タオル、またはコ
ットンパッド対するカバーの下方または上方に取り付けることができる。他の実
施形態において、分配容器自体は、カバーとして形成される、および引き出しデ
バイスの壁ブラケット（ｗａｌｌ ｂｒａｃｋｅｔ）に、例えば蝶番を介して、
直接取り付けられる。紙のパイルまたはコットンパッドのための箱の場合には、
通常後ろの壁の上端に固定する。

【００１２】 分配容器は、基本的に引き出しデバイスで軌道（ｐｅｒｍａｎｅｎｔ ｗａｙ
）に固定することができ、洗浄および／またはケア製品は封止可能な開口を介し
て再供給することができるが、上記容器は取り付けることが好ましく、交換する
ことができる。取り付けおよび取り外しは、後者のおいて道具なしに行うことが
できる。これは、例えば、カバーにおいて分配容器の固定または係合によって可
能である。この目的のために、凹所が、好ましい実施形態においてカバーに提供
されており、そして分配容器の一致するふくらみ（ｂｕｌｇｅ）はこの凹所を通
っている。好ましくは、上記ふくらみは、凹所の形状を補足する形状を有してい
る。上記凹所の形状は、限定されるものではないが、好ましい形状は、円または
楕円である。凹所以外には、少なくとも１つの空洞を分配容器のカバーの前部ま
たは側部に一致して形成して提供することができ、一方、上記容器のふくらみを
上記空洞の端部の間で固定されて押さえることができる。ここで上記空洞は、好
ましくは、分配容器の挿入のための開口の入口に形成されるので、分配容器のふ
くらみより小さい直径を有し、一方、分配容器にて上記ふくらみの直径に空洞の
接合する部分が一致するので、ふくらみは開口の入口を通過した後は、空洞内の
安定した何位置に係合されスリップしない。

【００１３】 ふくらみのネックにおいて少なくともある部分は、カバーの凹所または空洞よ
り幾分長い交差部分を有しているので、分配容器のふくらみは上記凹所に固定す
ることができる。ふくらみの少なくともこの領域が折り目を付けることができる
材料からなる場合には、ふくらみはゆがめることができ、それゆえ上記凹所に押
し込むことができる。ついで、上記ふくらみは、圧力バランスによって再構築さ
れ、一方、ふくらみのネックは凹所の内部の端部に接着し、そしてふくらみの上
端部はカバーに接着する一方凹所の端部を越えて突出するかまたは凹所に重なる
ので、上記容器は、スリップする可能性なしにカバーに固定することができる。
ふくらみのネックは、例えば円柱状にすることができ、そして凹所の端部を越え
て突出する端部を有する。好ましい実施形態おいて、ふくらみのネックは、凹面
であるが、一方、カバーでの凹所の端部は凸形状である。

【００１４】 このように上記容器は、カバーの下部および上部の両方に実質的に安定した様
式で取り付けることができる。上記容器は、挿入している方向と反対方向に容器
上を引っ張ることにより取り外される。それらの上にふくらみは収縮しており、
それゆえ凹所から引き離すことができる。

【００１５】 別の取り付けのための可能性は、カバーまたは存在する場合には側面のフラッ
プにて分配容器を固定することである。この目的のために、突出部または他の凸
部が、または反対側には、凹部または開口が側面のフラップの内部の壁に提供さ
れている。この種類の容器を取り付けるために、実質的に補足する凹部および凸
部を有し、そしてカバーおよび／または側面のフラップに対して下方から押し出
され、その上にて突出部または凹部に係合する。上記突出部は、さらにガイドレ
ールとして形成することができ、この場合、分配容器は、それから前部側部から
カバーの下に挿入される。このために、ガイドノッチまたは溝を上記容器に提供
することができる。カバーは、同様に、凹部を含むことができ、そして一致する
突出部またはガイドレールを介して後に容器にて挿入されるまたはカバーに押し
出される。

【００１６】 以下に追加の保護のために、少なくとも１つの固定ストラップを取り付けるこ
とができるので、分配容器を支持することができる。このストラップは、例えば
、側面のフラップに蝶番で取り付けることができ、そして反対側の側面のフラッ
プにてホックに挿入されるので、分配容器の底部を支持することができる。

【００１７】 もちろん、以下の、張られた、弾性のストリップ、例えばゴムバンドからの支
持で提供される別のデバイスは、取り付けることができる。このようなデバイス
はまた、側面のフラップよりむしろカバーの後部および前部側面に固定すること
ができる。さらに、本発明の実施形態は、分配容器が凹所に固定されるあるいは
側面のフラップ間に固定されることなく、上記のストラップおよび／または他の
固定システムによって独占的に保持される。例えば、グリップまたは接着テープ
のような接着剤固定およびまた磁石固定は、単独でまたは他の固定のシステムと
組み合わせて使用することができるので、分配容器をカバーの側面の上部または
下部に固定することができ、または、追加的に固定することができる。このため
に、一方の手に、分配容器が、他方の手に引き出しデバイスのカバーおよび／ま
たは壁ブラケットが上述の固定の要素の一致する補足的な部分に提供される。

【００１８】 加えて、またはそれ以外に、分配容器の締め付けるタイプ固定は、ネジまたは
銃剣（ｂａｙｏｎｅｔ）ユニットで固定することができる。このため、例えば、
容器のふくらみは、カバーの凹所に挿入することができ、および好ましくはネジ
または銃剣ユニオンによってカバーの反対側に固定することができる。ロッキン
グキャップは、例えば、圧縮に弾性のある膜からなっていてもよい。容器の別の
可能な固定は、分配容器のふくらみに、ネジ山（ｔｈｒｅａｄ）を介してカバー
の凹所に分配容器をネジで取り付けることである。上述の最後の実施形態におい
て、逆方向のネジ山は、カバーの凹所の内部の端部に適用する場合に提供するこ
とができる。

【００１９】 例として記載された引き出しデバイスの、壁ブラケットまたはカバーにて分配
容器を固定する可能性は、最終選択を構成せず、本発明のいかなる方法にも限定
されるわけではない。本発明の本質は、分配容器は、引き出しデバイスのカバー
または蓋に直接取り付けられるか、または、このカバーまたは蓋自体を適切に構
成しているかである。

【００２０】 分配容器は、交換が容易であることが好ましいという観点から、特に廃棄可能
な容器であることが適している。しかしながら、ある実施形態において、分配容
器の詰め替えをする可能性が、必要に応じて、例えば、予め製造された詰め替え
パックを用いることによって、カバーに取り付けるかまたは取り外すときにある
。

【００２１】 洗浄およびケア乳液の送達は、このために提供された分配容器の弾性的に変形
可能なまたは折り目を付けられる領域に直接指で圧縮して行う。引き出しのカバ
ーの下方に取り付けた場合、ふくらみの表面はカバーを通って突出する。カバー
上部に取り付けた場合、分配容器の全体または上からアクセス可能な上部側面の
みのいずれか、あるいは単なる上部側面の部分は、弾性で、変形可能なまたは折
り目を付けられる材料から作成される。ここで送達される洗浄および／またはケ
ア乳液の量は、与えた圧力に比例し、それゆえ適用可能である。

【００２２】 直接指で圧力をかけるかわりに、上記容器はまた、レバーを介して圧力をかけ
ることができる。このようなレバーの動作は、手動または電動で行う（ｔｒｉｇ
ｇｅｒ）ことができ、そして電動で行うことは、光学または熱センサーを介して
接触することなく行うことができる。

【００２３】 ２つまたはそれ以上の異なる乳液を独立して送達するために、少なくとも部分
的に変形することができる各々の領域からなる数個のチャンバーを有する分配容
器か、または少なくとも２つの分配容器がカバーで提供することができる場合の
いずれかである。

【００２４】 少なくとも１つの分配容器の送達開口は、カバーが閉じた場合、該容器の最下
部に位置され、、好ましくは洗浄およびケア乳液の十分な利用を可能にするよう
に首状に形成される。ロックネジ山は、各送達開口のネックに配置することがで
きる。適用穴に一致するはめ込みは、好ましくは、送達開口に位置される。適用
穴は、異なる直径を有することができる。このことは、分配容器が異なるコンシ
ステンシーを有する乳液に使用される場合か、または分配容器が異なる環境条件
のもとで使用される場合のいずれかで、通常のケアおよび／または洗浄乳液の粘
度が温度の上昇とともに低下するので、さらなる用量の調整を可能にし、そして
主要な意味をなす。

【００２５】 工程において適用穴を調整することを想定する場合、適用はめ込みは、少なく
とも２工程を有するピラミッド拡張（ｐｙｒａｍｉｄａｌ ｅｘｔｅｎｔｉｏｎ
）で提供することができる。次いで、最も小さい直径は、最も外側のステージに
見られ、最も大きい直径は、最も内側のステージに見られる。所望の直径を有す
る適用穴は、適切な工程ではめ込みを切り取ることによって得られる。適用穴の
無限の調整は、例えば、外側に向かってより狭くなる内部の直径を有する中空の
円錐体の形状に拡張を用いる場合に、得ることができる。これは、適用穴の所望
の直径が判る位置に再び切り取られる。もちろん、拡張は、適切な位置に予め穴
をあけることができ、止めネジにような適用穴を調整するための他の手段を使用
することができる。

【００２６】 本発明にかかる適用またはメータリングデバイスは、流動可能な、しかし好ま
しくは粘性でスプレーすることができない媒体のいかなる種類に対して利用する
ことができる。クリーム、オイルまたはゲルのコンシステンシーを有する乳液で
が好ましい。ボディーケアおよび／または家庭の衛生への適用のために、クリー
ムは、グリース、スティック、スポットの形状でないことが好ましい。引き出し
デバイスからペーパーまた衛生ナプキンを引き出す間にクリームまたはゲルの不
必要な塗り付けを避けるために、適切な空洞は、カバーの前端部に提供すること
ができる（カバーの場合には、ペーパーロールあるいはペーパータオルまたは衛
生タオルのパイルと直接接触する）。本発明にかかる適用デバイスで用いるため
に適した乳液は、好ましくは８０００〜４５０００ｃｐｓのコンシステンシーを
有する。ボディケアおよび身体治療のために特に好ましい乳液は、０℃で３１０
００ｃｐｓと４０℃で９０００ｃｐｓとの間のコンシステンシーを有し、一方２
１℃の室温でのコンシステンシーは約１１０００ｃｐｓである。乳液の他の成分
には、植物性脂肪および植物油、例えば、ココナッツ脂肪およびココナッツオイ
ル、脂肪酸と脂肪アルコール、ソルビトール、グリセロールとのエステル、植物
抽出物およびエッセンシャルオイル、例えば、カモミールまたはハマメリス（ｈ
ａｍａｍｅｌｉｓ）等ような化粧クリームまたはゲルの成分が挙げられる。

【００２７】 意図された適用に依存して、洗浄および／またはケア乳液は、殺菌、消臭、ケ
ア物質および皮膚用化粧剤（ｓｋｉｎ−ｓｐｅｃｉｆｉｃ ｃｏｓｍｅｔｉｃ
ａｇｅｎｔ）のような種々の添加剤を含むことができる。消臭または香り効果の
ためには、例えば、天然および／またはエッセンシャルオイルと同じ香り成分が
使用される。

【００２８】 明らかなケアおよび予防の目的のため、皮膚の洗浄および皮膚のケア（特に陰
部または傷の保護において）において、ハーブのエッセンシャルオイル（例えば
、カモミール、マリーゴールド、ハマメリスまたは小麦の麦芽）を添加すること
ができる。

【００２９】 本発明にかかるデバイスは、好ましくは、サニタリーゾーンにおいて使用され
る。クリームは、例えば、湿らしたトイレットペーパーに用いることができ、洗
浄以外に、かゆみおよび火傷または皮膚の赤みを軽減することによって追加の治
癒的効果を提供する。それら以外には、痔、肛門亀裂等の処置のための治療使用
も利点がある。敏感な赤ちゃんの皮膚、特に肛門および陰部においてもまた、本
発明のため容易になり、改良される。皮膚のケア、傷の保護または傷の手当ての
ための与える化粧品または乳液も、上記デバイスの使用が肛門および／または陰
部の衛生に制限されるわけではないので、分配することができる。上記の範囲を
越えて、本発明は、特に産業または家庭において使用される流動可能な媒体、例
えば洗浄、研磨および／または滑らかにする薬剤の形態での適用に適している。
実施形態のみとして、乗物、家具またはガラス分野で適用が指摘される。

【００３０】 添付の図面を用いて、本発明を５つの好ましい実施形態の例により詳細に説明
する。

【００３１】 図１は、適用デバイスの好ましい実施形態の断面図を示す。ペーパーロール３
を受容するロールホルダー２は、壁ブラケット１に取り付けられている。この構
成は、公知であり、共通である。この実施形態において、開口６は容器のふくら
み１２のためのカバー４に提供され、空洞７は、乳液またはクリーム用量１３の
ための通路として前部側面に提供される。洗浄およびケアの乳液またはクリーム
９についての供給を行う分配容器８は、カバー４の下部に取り付けられる。分配
容器８は、ロックするネジ山を有する容器ネック１０がペーパーロール３の上部
の狭まった位置にあるように、好ましくは中央において中央になるようにデザイ
ンされる。適切な適用穴を有するはめ込み１１は、容器ネック１０内に位置され
る。所望の用量１３は、圧縮に対して弾性である容器のふくらみ１２の表面のＡ
の方向に圧力をかけた場合に供給される。

【００３２】 図２は、上部からのホルダーおよび分配容器を示す。壁ブラケット１、ペーパ
ーロール３、カバー４、穴６、空洞７および容器のふくらみ１２を図で示すこと
ができる。破線に隠され表現されるものは、分配容器８、容器ネック１０および
適用穴を有するはめ込み１１を認識している。

【００３３】 図３は、分配容器がカバー上に取り付けられている適用デバイスの断面図であ
る。この実施形態は、分配容器の交換についての特に単純な可能性で区別される
。図１と同様に、容器のふくらみ１２ａを有する分配容器８ａはカバー４ａの凹
所６ａに挿入することによって固定される。この実施形態において、さらに凹所
１４が適用穴１１ａを有する容器ネックについて通路として役立つように提供さ
れる。容器のふくらみ１２ａが適用穴上部の容器ネックに一体化する場合に、ち
ょうど凹所を有するカバー上に分配容器を取り付けていることを視角化すること
もできる。さらに、ふくら１５は、分配容器の上部側面に追加して提供すること
ができる。しかしながら、適切な操作のために明らかにふくらみを必要としない
場合には、分配容器の表面全体、または圧縮または曲げるための弾性材料から作
成される分配容器のある部分に有することも可能である。圧縮の方向Ａに指で圧
力を付与すると、洗浄またはケア乳液９の任意の所望量１３をペーパー３に送達
される。

【００３４】 図４は、カバー４ｂの側面フラップ４ｂ’間に係合された分配容器８ｂの前面
断面図を示す。容器８ａはこのホルダーに下方から押され、そして２つの突出部
１６によって保持されている。上記突出部はまた、容器が前部側面から挿入され
る場合に、ガイドレールの形状にすることができる。容器は、ガイドノッチまた
はガイド溝を有することができる。次いで、分配容器のふくらみは、カバーの凹
所に達するカバーユニットの下方を介して押されるか、またはふくらみがカバー
の前部側面に向かって側面の溝または溝開口に押されているかのいずれかである
。さらなる保護を提供するために、容器の下方に、少なくとも１つのストラップ
１８（破線で示す）を設けることは、利点がある。；これは、例えば、ホック１
７に取り付けることができ、および蝶番１９に固定することができる。

【００３５】 図５は、カバー上に取り付けた容器に２つの凹所を介している断面図を示す。
容器８ｃは、容器８ｃの凹所２０でカバー４ｃの突起（ｋｎｕｂ）２１に接続す
ることによってカバー４ｃに取り付けられている。この種類の固定において、少
なくとも１つの突起が必要である。カバーのふくらみまたは容器における凹所は
、もう一度、例えば、レール、溝、またはノッチの非常に種々の形状にすること
ができる。カバーは、固定しているデバイスで提供される各ストラップの形状に
することができ、一方ストラップ間の空間は分配デバイスによって埋められる。
締め付ける型の固定にもかかわらず、容器は、例えばホックで、ストラップに吊
るすことができる。

【００３６】 図６は、側面の凹所に係合することによってカバーの下方に取り付けられた適
用デバイスの上面図を示す。この実施形態において、分配容器８ｄは、ペーパー
３のカバー４ｄ（この実施形態では側面のフラップはない）で側面の溝２３に係
合している分配容器を介して保持している要素２２を有する。加えて、凹所２４
は、乳液用量のための動作する領域で突出している容器のふくらみ１２ｄを介し
てカバー４ｄで提供される。

【００３７】 図７は、適用デバイスのさらなる実施形態を示し、ここで分配容器８ｅはペー
パーのカバー４ｅとして形成されている。実際には、楔形の分配容器８ｅは、側
面の壁４ｅ’を適切に有している場合、好ましい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 トイレットペーパーロールの下方に取り付けられた分配容器を有する適用デバ
イスの断面図である。

【図２】 本発明の適用デバイスの上面図である。

【図３】 カバーの上に取り付け分配容器の断面図である。

【図４】 カバーの側面のフラップの間に締め付けて固定した分配容器の上部断面図であ
る。

【図５】 カバー上に取り付けた分配容器の２つの凹所の断面図である。

【図６】 側面の凹所に係合することによって下方に取り付けた適用デバイスの上面図で
ある。

【図７】 分配容器自体がカバーからなる実施形態である。

【手続補正書】特許協力条約第１９条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１１年９月３日（１９９９．９．３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【請求項１４】 上記媒体が洗浄、研磨および／または滑らかにする薬剤からなる、特に金属、
プラスチック、木、またはガラスの滑らかな表面の、洗浄、研磨および／または
表面を滑らかにするための請求項１２記載の使用。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年６月６日（２０００．６．６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００３

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００３】 デバイスは、需要に応じてトイレで湿った洗浄タオルを分配することがすでに
提案されている。即ち、ＷＯ９３／０４６２２号は、引き出す前に、紙を湿らす
スプレーデバイスを記載している。このデバイスは、紙のロールの上に取り付け
られ、そして機能的にメータリングポンプに接続されたレバーによって作動され
る。洗浄タオルのための技術的に要求されるディスペンサーはＷＯ９８／０４１
７７号に記載される。ここで、上記紙は、モーター駆動のローラーによって前進
させられ、そして液体がモーター駆動の偏心器によって作動されるポンプ駆動の
スプレーノズルヘッドによって塗布される。ＷＯ９３／２２９６１号では、ロー
ルケースの外側に固定された湿らすデバイスが提案されており、紙がまず引き出
され、それから湿らす工程が、引き出しユニットで単純なバルブの持ち上げによ
って起こる。これらのデバイスは、ポンプまたは紙を湿らすためのバルブのいず
れかが必要であり、液体は、スプレーすることによって塗布される。文献ＤＥ ３ ６０１ ５９１号およびＤＥ ３ ５３５ ３３０号はまた、ト イレットペーパーを湿らすためのデバイスを記載しており、ＤＥ ３ ６０１ ５９１号では、ロールホルダーのカバーの下方に固定されたスポンジが、液体の ための容器および離されているトイレットペーパーのシートに接続されており、 湿らすためのこのスポンジ上に位置され圧力がかけられる。ＤＥ ３ ５３５ ３３０号の場合には、紙がローラーによって湿らされ、ローラーは液体のための タンクと接続されており、そしてロールホルダーの蓋にかけられた圧力によって 移動を開始する。

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００２１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００２１】 洗浄およびケア乳液の送達は、このために提供された分配容器の弾性的に変形
可能なまたは折り目を付けられる領域に直接指で圧縮して行う。引き出し容器の
カバーの下方に取り付けた場合、カバーから突出し、そしてカバーの外側からア クセス可能である、ふくらみの領域の少なくとも一部分は、圧縮するかまたは曲 げる、あるいは折り目を付けることができる弾性である材料から作成されている 。 カバー上部に取り付けた場合、分配容器の全体または上からアクセス可能な上
部側面のみのいずれか、あるいは単なる上部側面の部分は、弾性で、変形可能な
または折り目を付けられる材料から作成される。ここで送達される洗浄および／
またはケア乳液の量は、与えた圧力に比例し、それゆえ適用可能である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ａ，ＺＷ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 流動可能、好ましくは、ポンプを使用することなくスプレー不可能な媒体の適
   用するためのデバイスであって、好ましくは相互交換可能に、衛生的なタオル、
   コットンボール等の拭き取ることを助けるための引き出しデバイスに固定するこ
   とができ、そして拭き取るもののためのカバー（４ｅ）としてそれ自体が形成さ
   れるか、またはカバーのように固定するための手段（４，４ａ，４ｂ，４ｃ，４
   ｄ）を含むかのいずれかである、分配容器（８，８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ，８ｅ
   ）を含むデバイス。
2. 【請求項２】 請求項１記載の適用デバイスであって、さらに、分配容器の最下部にて、適用
   デバイスに取り付けられそして操作可能な状態で位置される少なくとも首型の送
   達開口を備え、および、適用デバイスに取り付けられそして操作可能な状態であ
   る適用デバイスより上部側にて、分配容器は、圧縮するかまたは曲げられるか、
   あるいは折り目をつけられる弾性材料からなる少なくとも１つのゾーンを有し、
   それにより分配容器（８，８ａ，８ｂ，８ｃ，８ｄ）に含まれる媒体の所定の量
   をこのゾーンにおいて押し出させる、適用デバイス。
3. 【請求項３】 少なくとも１つの送達穴が、該穴の直径を調整するための手段、好ましくは無
   数の様式で、適合されていることを特徴とする請求項２記載の適用デバイス。
4. 【請求項４】 分配容器（８，８ｂ，８ｄ）が、カバー（４，４ｂ，４ｄ）のより低い表面に
   取り付けるための形状にされ、そして取り付けられ、好ましくはカバー４ｂの２
   つの側面のフラップ（４ｂ’）に、基本的に補足的な形状の、凹所および／また
   は突出部に入れ込むおよび／または係合する操作しようとする場合に、迅速な取
   り付けおよび取り外しのための固定手段、特に道具なしで、好ましくは側面の突
   出部および／または凹所で提供されることを特徴とする請求項１〜３のいずれか
   一項記載の適用デバイス。
5. 【請求項５】 カバー（４，４ｂ，４ｄ）の下方に取り付けるための分配容器（８，８ｂ，８
   ｄ）が、分配容器（８，８ｂ，８ｄ）の底部表面に沿ってある固定しているスト
   ラップ（１８）を有し、該容器が取り付られ、操作しようとする場合に、カバー
   （４，４ｂ，４ｄ）に固定されていることを特徴とする請求項４記載の適用デバ
   イス。
6. 【請求項６】 カバー（４，４ｂ，４ｄ）の底部側面または上部側面に取り付けるための分配
   容器（８，８ｂ，８ｄ）が、特に道具なしで、迅速に取り付けおよび取り外しの
   ための手段を提供し、これらの固定手段が、分配容器がそこに単に圧力をかける
   ことによって固定することができる方法のような、接着テープ、グリッピングテ
   ープおよび／または磁石の接触を含むことを特徴とする請求項１〜３のいずれか
   一項記載の適用デバイス。
7. 【請求項７】 分配容器８が、スリップの可能性がないカバー（４，４ａ）に固定することが
   できる目的で少なくとも１つのふくらみ（１２，１２ａ）、全ての側面の範囲に
   開口（６，６ａ）を、またはカバー（４，４ａ）の前部側面に向かって凹所を開
   けて形成するふくらみ（１２，１２ａ）を有することを特徴とする請求項１〜６
   のいずれか一項記載の適用デバイス。
8. 【請求項８】 ふくらみ（１２，１２ａ）がカバー（４，４ａ）の開口または凹所（６，６ａ
   ）よりも大きい直径を有する少なくとも１つのゾーンからなり、このふくらみ（
   １２，１２ａ）は取り付けられ、そして操作しようとする場合に、カバー（４，
   ４ａ）の開口または凹所（６，６ａ）に、好ましくは取り外し可能に締め付ける
   かまたは係合することを特徴とする請求項７記載の適用デバイス。
9. 【請求項９】 分配容器（８，８ｂ，８ｄ）が、カバー（４，４ｂ，４ｄ）の下方に固定する
   ための形状にされ、カバー（４，４ｂ，４ｄ）の外側からアクセス可能であるふ
   くらみ（１２，１２ｄ）の領域の少なくとも一部が、圧縮または曲げる、あるい
   は折り目をつけることができる材料の弾性材料から作成されることを特徴とする
   請求項７または８記載の適用デバイス。
10. 【請求項１０】 ふくらみが、外部のネジ山を有し、その末端で外側に向かって開口があり、上
    記ゾーンが外側からアクセス可能であり、圧縮または曲げることあるいは折り目
    をつけることができる弾性が、固定または相互交換可能な構成物として、特に銃
    剣ユニットまたはネジ接合の弾性膜として形成される特徴とする請求項９記載の
    適用デバイス。
11. 【請求項１１】 カバー（４ｅ）は、圧縮または曲げるあるいは折り目をつけることができる弾
    性材料の少なくとも一部からなる、好ましくは、楔形形状の、分配容器（８ｅ）
    からなり、適用デバイスが上記カバー（４ｅ）の形状で作成されることを特徴と
    する請求項１〜３のいずれか一項記載の適用デバイス。
12. 【請求項１２】 紙のシート、ペーパータオル、織布または不織布、コットンボール、コットン
    パッド等のような拭き取るもの上に、流動可能な媒体、好ましくはクリーム状ま
    たはゲル状の乳液の所望の量のポンプなしの送達のための請求項１〜１１のいず
    れか一項記載の適用デバイスの使用。
13. 【請求項１３】 上記媒体が洗浄および／またはケア乳液からなる、ボディーケア、身体治療ま
    たは家庭の衛生のための請求項１２記載の使用。
14. 【請求項１４】 上記媒体が洗浄、研磨および／または滑らかにする薬剤からなる、特に金属、
    プラスチック、木、またはガラスの滑らかな表面の、表面の洗浄、研磨および／
    または滑らかにするための請求項１２記載の使用。