JP2002511314A - 傷包帯材において使用するためのポリウレタン発泡体 - Google Patents

傷包帯材において使用するためのポリウレタン発泡体

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JP2002511314A JP2000543179A JP2000543179A JP2002511314A JP 2002511314 A JP2002511314 A JP 2002511314A JP 2000543179 A JP2000543179 A JP 2000543179A JP 2000543179 A JP2000543179 A JP 2000543179A JP 2002511314 A JP2002511314 A JP 2002511314A
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    • C08G2110/00Foam properties
    • C08G2110/0008Foam properties flexible

Abstract

(57)【要約】 本発明は傷接触層としての使用に適するポリウレタン発泡体を形成する方法を提供し、当該方法は、1重量部の0.5ミリ当量乃至4.8ミリ当量NCO基/グラムを有するイソシアネート−キャップ処理したプレポリマーと0.4重量部乃至1.0重量部の水および有効量の不揮発性で薬剤的に許容可能な酸を混合して、プレポリマー混合物を形成する工程と、上記プレポリマー混合物を硬化して発泡体生成物を形成する工程と、当該泡体生成物を乾燥する工程とにより構成されている。さらに、本発明は上記の方法により得られる酸性化したポリウレタン発泡体および当該発泡体から成る傷包帯材を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明はポリウレタン発泡体に関し、特に、傷包帯材(wound dressing)にお
いて使用するための形状一致性(conformable)で高密度なポリウレタン発泡体を
製造する方法に関する。さらに、本発明はこのような発泡体から形成される傷接
触層を有する傷包帯材に関する。
【0002】 ポリウレタン発泡体は従来技術での多数の使用方法において提案されている。
例えば、US−A−3903232号は体外洗浄用、体内用途用、およびオムツ
のような吸収性の製品として有用である言われている親水性の架橋ポリウレタン
発泡体を開示している。これらの発泡体は、2個以上のイソシアネート官能基を
有する特定のイソシアネート−キャップ処理したポリオキシエチレン・ポリオー
ルを好ましくは水のような大量の水性反応物と反応させることにより作成できる
【0003】 EP−A−0171268号は深い傷において使用するための包帯材を開示し
ており、この包帯材は穴あきのポリマー・フィルムにより形成された多孔質の袋
の中に入れた個々の吸収性で親水性の発泡体の部材片により構成されている。好
ましくは、この吸収性の発泡体は親水性のポリウレタン発泡体であり、W. R. Gr
ace & Co. 社により販売されるHYPOL(登録商標)イソシアネート−キャッ
プ処理したポリエーテル・プレポリマーおよび非イオン性の界面活性剤により作
成できる。
【0004】 EP−A−0171268号によれば、上記の発泡体が個々の部材片の形態で
存在するという事実により、包帯材の初期的使用時およびこれに続く体液の吸収
時の両方において傷の空孔部の輪郭に一致し得る特性を包帯材に賦与できる。市
販の発泡体は、単一の部材片として使用される場合に、密度が高すぎて必要な形
状一致性を得ることが困難である。
【0005】 US−A−4339550号は親水性の発泡体組成物を開示しており、この組
成物は約2個乃至約8個の官能基を有するイソシアネート−キャップ処理したポ
リエーテル・プレポリマー、水、および化学的に相溶性を有する実質的に非極性
の揮発性有機化合物の「イン・シトゥ(in situ)」反応により作成される。この
発泡体は発泡構造から上記の揮発性物質が持続および制御された状態で放出でき
ると言われている。適当な「制御放出(control release)」成分として、プロ
ピレン・グリコールおよびグリセリンのようなポリオールが含まれる。
【0006】 EP−A−0335669号はイソシアネート−キャップ処理したポリエーテ
ル・プレポリマー、吸水性の親水性薬剤、湿潤剤、水およびアルコールから成る
補助剤(adjuvant)の「イン・シトゥ」反応性生物により構成される親水性発泡
体組成物を開示している。この発泡体組成物において提案されている用途の一例
に傷包帯材の製造がある。この組成物は補助剤を放出可能に担持していて、発泡
体が接触する外部液体(例えば、傷滲出液)内にこの補助剤の少なくとも一部分
が放出されると言われている。
【0007】 広範囲のプレポリマー、親水性薬剤、補助剤、および湿潤剤がEP−A−03
35669号に開示されている。適当なプレポリマーは多い場合に2.55ミリ
当量(meq/g)または少ない場合に0.5ミリ当量乃至0.9ミリ当量のN
CO含有量を有するプレポリマーを含むと言われている。また、水溶性の一価、
二価および多価アルコールは全て適当な補助剤であるが、グリセロールが好まし
く、記載されている実施例の大半はグリセロールを使用している。補助剤として
一価のアルコールを使用している1個の実施例のみが1.6ミリ当量のNCO含
有量を有するプレポリマーを使用している。この結果として得られる生成物は「
粗い多孔質性(gross porosity)」の理由で許容し得ないと言われている。
【0008】 EP−A−0541391号は傷接触層としての使用に適するポリウレタン発
泡体を形成する方法を記載しており、この方法は1重量部の0.5ミリ当量乃至
1.2ミリ当量のNCO基/gを有するイソシアネート−キャップ処理したプレ
ポリマーと0.4重量部乃至1.0重量部の水を0.05重量部乃至0.4重量
部のC1 乃至C3 の一価アルコールの存在下に混合した後に、この生成物中に残
留する水溶性アルコールの量が1重量%以下になるようにこの生成物を乾燥する
ことにより構成されている。このようにして得られた発泡体は高密度および形状
一致性を有している。
【0009】 特定の状況において、例えば、ポリマー混合物を延展して層を形成する時間を
設けたり、発泡体生成物の密度および多孔質性を制御するために、上記のような
ポリウレタン発泡体の硬化時間を延長することが望ましい場合がある。このよう
に硬化時間を延長することにより、延展処理の前に時期尚早に硬化して延展線ま
たは穴のような発泡体の欠陥部が生じることを防ぐ。
【0010】 EP−A−0063044号は土質安定化において使用するポリウレタン・ゲ
ル・プレポリマーの硬化時間を延長する方法を記載している。この方法はミセル
状のプレポリマー組成物における水分を安定化することにより構成されている。
このEP−A−0063044号は、酸を添加することによりゲル・プレポリマ
ーの硬化時間が延長するが、不所望な物性を有する生成物ゲルが生じることを記
載している。なお、発泡体ポリウレタンまたはそれらの包帯材における使用につ
いては何ら言及していない。
【0011】
【発明の概要】
本発明において、EP−A−0541391号に記載される種類のプレポリマ
ー混合物に薬剤的に許容可能な酸を添加することにより、結果として得られる発
泡体の物性を何ら低下することなく硬化時間を延長できることが見出された。こ
のような薬剤的に許容可能な酸は殺菌作用も賦与できる。
【0012】 従って、本発明は傷接触層としての使用に適するポリウレタン発泡体を形成す
る方法を提供し、この方法は、1重量部の0.5ミリ当量乃至4.8ミリ当量N
CO基/gを有するイソシアネート−キャップ処理したプレポリマーと0.4重
量部乃至1.0重量部の水および有効量の不揮発性で薬剤的に許容可能な酸を混
合して、プレポリマー混合物を形成する工程と、上記のプレポリマー混合物を硬
化して発泡体生成物を形成する工程と、上記の発泡体生成物を乾燥する工程から
成る。
【0013】 好ましくは、上記のイソシアネート−キャップ処理したプレポリマーは、上記
の理由により、0.5ミリ当量乃至1.2ミリ当量NCO基/gを有している。
【0014】 好ましくは、上記混合工程は0.05重量部乃至0.4重量部のC1 乃至C3 の一価アルコールの存在下に行われ、その後、上記乾燥工程が結果として得られ
る生成物中の一価アルコールの含有量を1重量%以下にするように行われる。
【0015】 好ましくは、上記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸はアスコルビン酸、ステア
リン酸または乳酸のようなモノカルボン酸、クエン酸、ソルビン酸、リンゴ酸ま
たは酒石酸のようなジカルボン酸、あるいはエデト酸、アルギン酸またはヒアル
ロン酸のようなポリカルボン酸から成る群から選択される。さらに、これらの酸
の任意の物の混合物も使用できる。なお、好ましい薬剤的に許容可能な酸はアス
コルビン酸およびヒアルロン酸である。また、この薬剤的に許容可能な酸はアミ
ノ酸でないことが好ましい。
【0016】 好ましくは、上記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸は0.05ミリ当量(H+ /g)乃至2.0ミリ当量、さらに好ましくは0.1ミリ当量乃至1.0ミリ当
量の量で上記プレポリマー混合物中に存在している。この量は、アスコルビン酸
のような代表的な有機酸の場合に、プレポリマー混合物の重量を基準にして、一
般に約1重量%乃至20重量%、好ましくは2重量%乃至10重量%の上記不揮
発性の薬剤的に許容可能な酸に相当する。
【0017】 上記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸は上記ポリウレタン・プレポリマーと混
合してプレポリマー混合物を形成する前に水に溶解されるのが好ましい。好まし
くは、この不揮発性の薬剤的に許容可能な酸の量および酸強度(pKa)は水性
成分のpH値を4.0以下、さらに好ましくは3.0以下、最も好ましくは2.
5以下に下げるのに十分な量で存在するように設定される。しかしながら、この
酸の量および強度は発泡体を傷に適用した場合に刺激を与えないようにする程度
に抑制する必要がある。
【0018】 本発明に従って比較的少量の水を使用することにより、相当に高い初期的粘度
を有する初期的反応混合物が得られる。それゆえ、イソシアネート末端基の加水
分解により発生する二酸化炭素が捕捉されて、発泡状態のヒドロゲルが生成でき
る。
【0019】 さらに、本発明は傷接触層としての使用に適するポリウレタン発泡体を提供し
、この発泡体は少なくとも0.28g/cm3 の密度を有しており、1重量%以
下の水溶性アルコールを含有し、少なくとも1重量%の1種類以上の不揮発性の
薬剤的に許容可能な酸を含有している。
【0020】 好ましくは、発泡体内に取り込まれる不揮発性の薬剤的に許容可能な酸の量お
よび組成は前記の値である。この傷接触用発泡体における酸の存在により、この
酸の殺菌性および防腐性の作用、および特定の酸の特定の傷治癒特性の両方によ
り傷の治癒が促進できる。好ましくは、本発明によるポリウレタン発泡体は本発
明による方法に従って作成可能である。好ましくは、この発泡体は少なくとも4
重量%の不揮発性の薬剤的に許容可能な1種類またはそれ以上の酸を含有してい
る。
【0021】 本発明の方法に従って作成した発泡体は少なくとも0.28g/cm3 、好ま
しくは少なくとも0.30g/cm3 の密度を有している。特に好ましい発泡体
は0.3g/cm3乃至1.0g/cm3 の範囲内、例えば約0.5g/cm3
の密度を有している。
【0022】 さらに、本発明の発泡体は少なくとも150%の破断点伸びを有しているのが
好ましく、さらに好ましくは、少なくとも300%の破断点伸びを有している。
特に、本発明による好ましい発泡体は500%乃至2000%の範囲の破断点伸
びを有している。
【0023】 その他の添加剤の比率により、本発明の発泡体は少なくとも3g塩類溶液(sa
line)/g、好ましくは少なくとも5g/g、さらに好ましくは8g/g乃至2
0g/gの吸収性を有する。これらの発泡体は高度に吸収性であると共に形状一
致性を有している。
【0024】 さらに、本発明の発泡体は水の吸収時に膨潤および膨張する特性を有している
。この発泡体の膨潤性により発泡体が傷床部に向けて内側に移動して傷の空孔部
を充填するので、このような特性は傷接触層において特に有利である。この結果
、基底部から上方および外側に傷の治癒が促進され、床部が肉芽組織で充填され
る前に傷の表面が上皮形成されることが抑制される。
【0025】 水性媒体による完全な飽和時における本発明の発泡体の膨潤度は一般的に少な
くとも100%(その容積増加において)、好ましくは少なくとも200%であ
る。さらに、好ましい発泡体は400%乃至800%膨潤する。このような高い
膨潤度にもかかわらず、本発明の発泡体は大量の水の吸収後もその構造の完全性
を保持する。
【0026】 さらに、上記の発泡体は低接着性の傷包帯材に特に適している形態的特長を有
することが分かっている。この発泡体は連続気泡型であって、その気泡は極めて
均一な大きさおよび形状を有しており、各気泡の壁部の中の穴に対して極めて滑
らかな端部を備えている。一般に本発明の発泡体の各気泡は0.1mm乃至0.
6mmの平均直径を有している。
【0027】 本発明の方法において使用するプレポリマーはエチレンオキシ/プロピレンオ
キシ・コポリマーのようなイソシアネート−キャップ処理したポリエーテルであ
るのが好ましい。特に好適なプレポリマーは商標名HYPOLヒドロゲルとして
販売されているものである。
【0028】 本発明の好ましい方法はメタノール、エタノールまたはプロパノールのいずれ
の使用をも含むが、メタノールの使用が特に好ましい。これらの全てのアルコー
ルはイソシアネート−キャップ処理したプレポリマーおよび水の反応速度を減少
するが、メタノールの作用が最も著しい。この反応速度の減少は種々の成分の混
合すること、および反応混合物を硬化するために適当な厚さの層に延展すること
を容易にするために望ましい。加えて、このような一価のアルコールは一部のN
CO末端基を端部キャップ処理するように作用して、水との反応による尿素結合
の形成を阻止する。このことにより、さらに柔軟で形状一致性の発泡体が得られ
る。
【0029】 さらに好ましくは、1重量部のイソシアネート−キャップ処理したプレポリマ
ーを0.05重量部乃至0.25重量部のメタノールまたは0.1重量部乃至0
.3重量部のエタノールの存在下で水と混合する。
【0030】 なお、上記生成物に所望の特性を賦与するために、本発明の方法における反応
混合物に別の成分を添加することが可能であることが理解できると考える。特に
、天然または合成のいずれでもよい小比率(例えば、30重量%までの上記湿潤
成分)のゴムを含むことが好ましい。この成分はポリウレタンの硬化時間を増加
する作用を有しており、延伸性、強度および粘着性を高める。さらに重要なこと
は、乾燥時におけるゲルの収縮量を減少し、発泡性を改善してより均一でより小
さい気泡を生成する。
【0031】 好ましくは、上記のゴムはラテックス、すなわち、水性媒体中における当該ゴ
ムの懸濁液またはエマルジョンの形態で添加される。一般に、このラテックスは
40固形重量%乃至70固形重量%、例えば50重量%乃至60重量%で構成さ
れる。もちろん、発泡体が傷接触層として使用される場合に、このゴムは薬剤的
に許容可能であることが必要である。
【0032】 アクリルを基剤とするゴムは特に好ましい。このような材料はRohm & Haas 社
により製造されるPRIMAL・B−15JおよびPHOPLEX・N−560
のようなラテックスの形態で販売されている。
【0033】 メタノールまたはエタノールに加えて、別のアルコール、特にポリオールを反
応混合物に加えてより柔軟で形状一致性の高い発泡体を形成することができる。
例えば、Bayer AG社により登録商標LEVAGELとして販売されるポリオール
が使用できる。しかしながら、少量のこのようなアルコールが発泡反応処理後に
遊離形態で残留しやすく、このような残留物は単に加熱するだけでは発泡体から
除去するのが困難である。それゆえ、このようなアルコールは包帯の使用中に発
泡体から浸出する可能性があるので、発泡体を傷接触層として使用する場合には
、高沸点のアルコールの使用を避けるのが好ましい。傷包帯材としてまたは傷包
帯材中において使用する場合に、本発明の発泡体は1重量%以下、好ましくは0
.1重量%以下の水溶性アルコールを含有している。さらに、本発明の発泡体は
水溶性アルコールを実質的に含まない(例えば、0.01重量%以下)ことが特
に好ましい。
【0034】 傷接触層として使用する場合に、本発明の発泡体はシルバー・サルファジアジ
ン、ポビドン・イオジン、クロロヘキシジン・アセテートおよびクロロヘキシジ
ン・グルコネートのような局所的薬剤および防腐剤、並びに、ポリペプチド成長
因子および酵素のような治療剤として有用なその他の添加剤を含むことができる
【0035】 さらに、本発明は撥水性または防水性の支持層と共に上記のようなポリウレタ
ン発泡体により形成した傷接触層から成る傷包帯材を提供する。さらに、この支
持層は水蒸気透過性であって、延伸性および形状一致性を有している。特に好適
な材料はMEDIFIX4003または4005(登録商標)のような高密度ポ
リウレタン発泡体である。これらはブロック・トルエン・ジイソシアネートの性
質を有するポリウレタン発泡体であり、主に独立気泡により構成されている。
【0036】 本発明の包帯材における特に有利な態様は支持層の上において傷接触材料の島
として使用することであり、この支持層の少なくとも周辺部分に接着剤が塗布さ
れている。アクリル系、ヒドロコロイド系、ポリウレタン系およびシリコーン系
の接着剤を含む医療的に許容されて皮膚に刺激を与えない接着剤であればいずれ
も使用可能である。
【0037】 この接着剤は支持層の周辺部分に継続的あるいは断続的に供給できる。しかし
ながら、支持層自体が細菌に対して非透過性でない場合には、この接着剤を支持
層全体に継続的に供給してこの支持層/接着剤の組み合わせ体を細菌に対して確
実に非透過性にすることが好ましい。
【0038】 また、この接着剤および支持層の組み合わせ体は最小で400g/m2 /24
時間、好ましくは少なくとも700g/m2 /24時間の水蒸気透過性を有して
いる。
【0039】 好ましい接着剤はLEVAGEL(登録商標)として知られBayer AGにより販
売されているポリウレタン・ゲル材料である。この接着剤は3種類の成分、すな
わち、変性ジフェニルメタン・ジイソシアネート、高分子量ポリヒドロキシ・ポ
リエーテルおよび触媒(ジブチルチン・ジラウレート)により作成されている。
これらの3種類の成分は、ゲルが4部乃至10部(好ましくは4.6部乃至6.
4部)の変性ジフェニルメタン・ジイソシアネート、99.9部乃至99.99
75部(好ましくは99.94部乃至99.995部)のポリヒドロキシ・ポリ
エーテルおよび0.0025部乃至0.1部(好ましくは0.005部乃至0.
06部)の触媒を含むように混合できる。
【0040】 このゲルは米国特許第4,661,099号に記載される方法により混合する
ことができ、従来的な塗布方法により支持層上に塗布できる。また、このゲル層
の厚さは、25g/m2 乃至250g/m2 の塗布量の場合で、0.001mm
乃至1.0mm、好ましくは0.05mm乃至0.5mmの間にすることができ
る。
【0041】 さらに、上記の包帯材は傷接触層と支持層との間に吸上層を備えることができ
る。このような吸上層は吸収性を有しているが、さらに重要なことは、この吸上
層が水分の包帯材の傷に対向している面からその反対側の面への移動を促して、
この水分が通気性の支持層を通して包帯材から放散できることである。この吸上
層は水分ができるだけ大きな表面積において拡散してその蒸発量を高めることが
できるように良好な吸上特性を有する必要がある。この層の全体的な効果は傷に
面している層から水分を吸い上げて、傷の浸軟化を抑えて、包帯材の支持層から
の蒸発量を増大することである。
【0042】 必要であれば、この吸上層は(同一または異種の)数層の積み重ねにより形成
することができるが、この吸上層の全体の厚さは1mmを超えないのが好ましい
。また、この吸上層は傷接触層と同一の寸法および形状をしているか、当該傷接
触層よりも僅かに小さいのが好ましい。
【0043】 上記の吸上層として適する材料としては、不織布、織布および編布が含まれる
。不織外科用綿棒を作成するために従来用いられているような不織ビスコース繊
維が好ましいが、多くの別の繊維(特に他のセルロース繊維)を代わりに使用す
ることができる。
【0044】 本発明の包帯材は一般に滅菌処理されて従来的な無菌エンベロープの中に保管
される。これまで、滅菌処理はγ線照射により行われていたが、電子ビーム滅菌
処理のような別の滅菌処理方法もまた使用できる。
【0045】 傷包帯材において使用するためのポリウレタン発泡体の実験的な硬化速度にお
ける不揮発性の酸の添加による効果を以下の例示のみを目的とする非制限的な実
施例である特定の実施形態により示した。
【0046】例1(比較例) 廃棄可能なカップ中において、メタノール(6g)をHYPOL(登録商標)
ヒドロゲル・プレポリマー(50g、NCO含有量:0.5ミリ当量/g乃至1
.2ミリ当量/g)に添加して数秒間十分に混合した。その後、水(32g)お
よびラテックス(12g)をこのHYPOL混合物に添加して激しく攪拌した。
この発泡性の混合物を剥離紙の上に注いで、ステンレス・スチール製のハンド・
スプレッダーを用いて2.2mmの厚さで広げた。この発泡体を放置して硬化し
た後に、当該発泡体のシートおよび剥離紙をオーブン(80℃乃至100℃(3
0分))の中に入れて水分を除去した。冷却後、発泡体を剥離紙から持ち上げて
、自然に収縮させてから、同一の紙の上に置いた。その後、この発泡体を一定の
寸法および形状にキス−カット処理(kiss-cut)した。
【0047】例2 実施例1の処理を繰り返したが、予備的な工程として、プレポリマー混合物の
重量を基準にして0.5重量%、1.0重量%、5.0重量%および10.0重
量%のアスコルビン酸水溶液による分散処理を行った。これらの得られた水性溶
液のpH値およびプレポリマー混合物の硬化時間の測定値を表1に示す。
【0048】例3 実施例1の処理を繰り返したが、予備的な工程として、プレポリマー混合物の
重量を基準にして0.5重量%、1.0重量%、5.0重量%、10.0重量%
または20.0重量%の乳酸水溶液による分散処理を行った。これらの得られた
水性溶液のpH値およびプレポリマー混合物の硬化時間の測定値を表1に示す。
【0049】例4 実施例1の処理を繰り返したが、予備的な工程として、プレポリマー混合物の
重量を基準にして0.5重量%、1.0重量%、5.0重量%、10.0重量%
または20.0重量%のリンゴ酸水溶液による分散処理を行った。これらの得ら
れた水性溶液のpH値およびプレポリマー混合物の硬化時間の測定値を表1に示
す。 表1 配合 酸(%) 水性溶液のpH値 ポリマー硬化時間(分) 標準的配合 0 6.01 2.0 標準的配合+ 0.5 3.21 3.5 アスコルビン酸 1.0 2.98 6.5 5.0 2.07 34.0 10.0 1.79 >150.0 標準的配合+ 0.5 2.25 2.5 乳酸 1.0 1.85 2.5 5.0 1.43 3.3 10.0 1.23 4.5 20.0 1.16 10.4 標準的配合+ 0.5 2.30 3.1 リンゴ酸 1.0 1.99 2.6 5.0 1.43 3.0 10.0 1.06 3.3 20.0 0.88 >150.0
【0050】 以上の結果から、各酸をプレポリマー混合物に添加することにより硬化時間が
延長することが分かる。この延長した硬化時間により、プレポリマー混合物の延
展の制御が可能になり、傷包帯材における使用に適した発泡体層が形成できる。
さらに、低濃度における硬化時間の延長効果はアスコルビン酸の場合に特に顕著
である。
【0051】 さらに、上記実施例と同様に本発明に従って製造した多数の発泡体の水吸収性
、密度、および破断点伸びを測定し、これらの結果を表2に示した。 表2 配合物 吸収性 密度 破断点伸び % g/g g/cm3 標準的配合 0 12.0 0.30 872 標準的配合+ 1 7.0 0.30 902 アスコルビン酸 5 9.1 0.60 987 平均値 8.1 0.45 947 標準的配合+ 1 9.2 0.40 914 乳酸 5 7.5 0.64 740 平均値 8.4 0.52 827 標準的配合+ 1 11.8 0.42 953 リンゴ酸 5 14.4 0.60 876 平均値 13.1 0.51 915 標準的配合+ 1 7.6 0.27 907 酒石酸 5 2.6 0.80 931 平均値 5.1 0.54 919 標準的配合+ 1 11.9 0.28 865 クエン酸 5 11.3 0.40 1025 平均値 11.6 0.34 945 標準的配合+ 1 11.0 0.40 900 アルギン酸 5 6.5 0.91 716 平均値 8.8 0.66 808
【0052】 以上の結果から分かるように、酸を混合することは発泡体の吸収性または破断
点伸びに対してほとんど悪影響を及ぼさないことが分かる。
【0053】 また、本発明による発泡体における酸、特にアスコルビン酸が殺菌作用を含む
有効な治療作用を有していることに注目すべきである。
【0054】 上記の実施形態は例示的目的のみのために説明した。特許請求の範囲に記載の
本発明の範囲の中に該当する本発明の別の実施形態が当該技術分野の熟練者にお
いて明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (71)出願人 Erskine House,68−73 Q ueen Street,Edinbur gh EH2 4NH,United K ingdom (72)発明者 ブラックロック・トレーシー イギリス国、ビーディー22・0エイエック ス、ウェスト・ヨークシャー、カイレイ、 カウリング、ウォルトン・ストリート 16 Fターム(参考) 4C081 AA02 BA14 BC02 CA211 DB03 4J034 BA05 CA02 CA21 CA22 CA24 CB01 CC01 CC03 CE01 HA00 HD00 RA02 RA03

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 傷接触層としての使用に適するポリウレタン発泡体を形成す
    る方法において、 1重量部の0.5ミリ当量乃至4.8ミリ当量NCO基/gを有するイソシア
    ネート−キャップ処理したプレポリマーと0.4重量部乃至1.0重量部の水お
    よび有効量の不揮発性で薬剤的に許容可能な酸を混合して、プレポリマー混合物
    を形成する工程と、 前記プレポリマー混合物を硬化して発泡体生成物を形成する工程と、 前記発泡体生成物を乾燥する工程とから成る方法。
  2. 【請求項2】 前記イソシアネート−キャップ処理したプレポリマーが0.
    5ミリ当量乃至1.2ミリ当量NCO基/gを有している請求項1に記載の方法
  3. 【請求項3】 前記混合工程が0.05重量部乃至0.4重量部のC1 乃至
    3 の一価アルコールの存在下に行われる請求項1または請求項2に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記一価アルコールがメタノールである請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸がアスコルビン酸、ス
    テアリン酸または乳酸のようなモノカルボン酸、クエン酸、ソルビン酸、リンゴ
    酸または酒石酸のようなジカルボン酸、あるいはエデト酸、アルギン酸またはヒ
    アルロン酸のようなポリカルボン酸、およびこれらの混合物から成る群から選択
    される請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸が0.05ミリ当量(
    + /g)乃至2.0ミリ当量で前記プレポリマー混合物中に存在している請求
    項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸が0.1ミリ当量(H + /g)乃至1.0ミリ当量で前記プレポリマー混合物中に存在している請求項
    6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸が前記プレポリマーお
    よび前記一価のアルコールと混合される前に水に溶解される請求項1乃至請求項
    7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸が前記水のpH値を4
    .0以下に下げるのに十分な量で存在している請求項1乃至請求項8のいずれか
    1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記不揮発性の薬剤的に許容可能な酸が前記水のpH値を
    3.0以下に下げるのに十分な量で存在している請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記プレポリマー混合物が1重量%乃至20重量%の前記
    不揮発性の薬剤的に許容可能な酸を含有している請求項1乃至請求項10のいず
    れか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記イソシアネート−キャップ処理したプレポリマーがイ
    ソシアネート−キャップ処理したポリエーテル・プレポリマーである請求項1乃
    至請求項11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記イソシアネート−キャップ処理したプレポリマーがイ
    ソシアネート−キャップ処理したエチレンオキシ/プロピレンオキシ・コポリマ
    ーである請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 1重量部の前記イソシアネート−キャップ処理したプレポ
    リマーが0.6重量部乃至0.9重量部の水と混合される請求項1乃至請求項1
    3のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 1重量部の前記イソシアネート−キャップ処理したプレポ
    リマーが0.05重量部乃至0.25重量部のメタノール、または、0.1重量
    部乃至0.3重量部のエタノールの存在下で水と混合される請求項1乃至請求項
    14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 傷接触層としての使用に適するポリウレタン発泡体におい
    て、少なくとも0.28g/cm3 の密度を有しており、1重量%以下の水溶性
    アルコールを含有し、少なくとも1重量%の1種類以上の不揮発性の薬剤的に許
    容可能な酸を含有しているポリウレタン発泡体。
  17. 【請求項17】 前記発泡体が少なくとも4重量%の1種類以上の不揮発性
    の薬剤的に許容可能な酸を含有している請求項16に記載のポリウレタン発泡体
  18. 【請求項18】 0.32g/cm3乃至0.48g/cm3 の密度を有し
    ている請求項16または請求項17に記載のポリウレタン発泡体。
  19. 【請求項19】 少なくとも150%の破断点伸びを有している請求項16
    、請求項17または請求項18に記載のポリウレタン発泡体。
  20. 【請求項20】 500%乃至2000%の範囲の破断点伸びを有している
    請求項16乃至請求項19のいずれか1項に記載のポリウレタン発泡体。
  21. 【請求項21】 少なくとも3g塩類溶液/gの吸収性を有する請求項16
    乃至請求項20のいずれか1項に記載のポリウレタン発泡体。
  22. 【請求項22】 水の吸収時に少なくとも200容量%の膨潤性を有してい
    る請求項16乃至請求項21のいずれか1項に記載のポリウレタン発泡体。
  23. 【請求項23】 0.01重量%以下の水溶性アルコールを含有する請求項
    16乃至請求項22のいずれか1項に記載のポリウレタン発泡体。
  24. 【請求項24】 請求項16乃至請求項23のいずれか1項に記載のポリウ
    レタン発泡体により形成される傷接触層を有する包帯材。
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