JP2002511054A - ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬 - Google Patents

ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬

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JP2002511054A JP53021498A JP53021498A JP2002511054A JP 2002511054 A JP2002511054 A JP 2002511054A JP 53021498 A JP53021498 A JP 53021498A JP 53021498 A JP53021498 A JP 53021498A JP 2002511054 A JP2002511054 A JP 2002511054A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ(FTase)および腫瘍遺伝子蛋白Rasのファルネシル化を阻害する化合物に関する。本発明はさらに、本発明の化合物を含む化学療法組成物ならびにファルネシル蛋白トランスフェラーゼおよび腫瘍遺伝子蛋白Rasのファルネシル化の阻害方法に関するものでもある。

Description

【発明の詳細な説明】 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬 発明の背景 Ras蛋白(Ha−Ras、Ki4a−Ras、Ki4b−RasおよびN− Ras)は、細胞表面成長因子受容体を細胞増殖開始核信号に連結する信号経路 の一部である。Rasの作用に関する生物学的研究および生化学的研究から、R asがG調節蛋白のような機能を有することが示されている。不活状態のRas はGDPに結合している。成長因子受容体活性化時にはRasはGDPからGT Pへの交換を誘発され、配座の変化を受ける。GTP結合型のRasは、信号が Rasの固有GTPase活性によって不活性なGDP結合型に戻るまで、成長 刺激信号を伝達する(D.R.Lowy and D.M.Willumsen,Ann.Rev.Biochem.62:851-89 1(1993))。結腸直腸癌、外分泌性膵臓癌および骨髄性白血病などの多くのヒト の癌において、突然変異ras遺伝子(Ha−ras、Ki4a−ras、Ki 4b−rasおよびN−ras)が認められる。これらの遺伝子の蛋白産物はその GTPase活性に欠陥があり、本質的に成長 刺激信号を伝達する。 Rasは、正常機能および腫瘍形成機能のいずれの場合も細胞質膜に局在して いなければならない。Rasの膜局在には少なくとも3つの翻訳後修飾が関与し 、3つの修飾はいずれも、RasのC末端で起こる。RasのC末端には「CA AX」すなわち「Cys-Aaa1-Aaa2-Xaa」ボックス(Cysはシステイン、Aaaは脂肪 族アミノ酸、Xaaはアミノ酸である)を末端とする配列単位がある(Willumsen e t al.,Nature 310:583-586(1984))。具体的な配列に応じてこの単位は、それ ぞれC15またはC20イソプレノイドによるCAAX単位のシステイン残基のアル キル化を触媒する酵素ファルネシル蛋白トランスフェラーゼまたはゲラニルゲラ ニル蛋白トランスフェラーゼに対する信号配列として機能する(S.Clarke,Ann.R ev.Biochem.61:355-386(1992);W.R.Schafer and J.Rine,Ann.Rev.Genetics 30 ;209-237(1992))。Ras蛋白は、翻訳後ファルネシル化を受けることが知られ ているいくつかの蛋白の一つである。他のファルネシル化蛋白には、Rho、真 菌交配因子、核ラミンおよびトランスジューシンのγ−サブユニットなどのRa s関連GTP結合蛋白などがある。ジェームスら(James et al., J.Biol.Chem.269,14182(1994))は、やはりファルネシル化されたペルオキシソ ーム会合蛋白Pxfを確認している。ジェームスらはさらに、上記のものに加え て、未知の構造および機能のファルネシル化蛋白があることも示唆している。 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼの阻害は、軟寒天でのRas形質転換細 胞の成長を遮断し、それらの形質転換した表現型の他の側面を変えることが明ら かになっている。さらに、ある種のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬 は、細胞内でRas腫瘍性蛋白の処理を選択的に遮断することも明らかになって いる(N.E.Kohl et al.,Science,260:1934-1937(1993)およびG.L.James et al .,Science,260:1937-1942(1993))。最近、ファルネシル蛋白トランスフェラ ーゼ阻害薬がヌードマウスにおけるras依存性腫瘍の成長を遮断し(N.E.Kohl et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.,91:9141-9145(1994))、rasトランス ジェニックマウスにおける乳癌および唾液癌の緩解を誘発する(N.E.Kohl et al .,Nature Medicine,1:792-797(1995))ことが明らかになっている。 in vivoでのファルネシル蛋白トランスフェラーゼの間接的阻害が、ロバスタ チン(lovastatin;Merck & Co.,Rahway,NJ) およびコンパクチンで示されている(Hancock et al.,ibid;Casey et al.,ibi d;Schafer et al.,Science 25:379(1989))。これらの薬剤は、ピロリン酸ファ ルネシルなどのポリイソプレノイドの産生における速度制限酵素であるHMG− CoAレダクターゼを阻害する。ファルネシル蛋白トランスフェラーゼは、ピロ リン酸ファルネシルを利用して、Ras CAAXボックスのCysチオール基 をファルネシル基で共役的に修飾する(Reiss et al.,Cell,62:81-88(1990);Sc haber et al.,J.Biol.Chem.,265:14701-14704(1990);Schafer et al.,Science,2 49:1133-1139(1990);Manne et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,87:7541-7545(1990 ))。HMG−CoAレダクターゼの阻害によるピロリン酸ファルネシル生合成 の阻害は、培養細胞におけるRasの膜局在を遮断する。しかしながら、ファル ネシル蛋白トランスフェラーゼの直接阻害は、一般的なイソプレン生合成阻害薬 の必要用量で起こるものと比較して、より特異的であり、しかも副作用が少ない と考えられる。 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ(FPTase)阻害薬では大別して4 種類が報告されている(S.Graham,Expert Opinion Ther.Patents,(1995)5:1269- 1285)。第1の種類はフ ァルネシル二リン酸(FPP)の類縁体であり、阻害薬の第2の種類はその酵素 の蛋白基質(例:Ras)に関係するものである。基質とは非競合的である二基 質阻害薬およびファルネシルトランスフェラーゼ阻害薬も報告されている。これ まで報告されているペプチド由来の阻害薬は、蛋白プレニル化の信号であるCA AX単位に関係する分子を有するシステインである(Schaber et al.,ibid;Rei ss et al.,ibid;Reiss et al.,PNAS,88:732-736(1991))。そのような阻害薬 は、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ酵素に対する代替基質として働きなが ら、蛋白プレニル化を阻害し得るか、あるいは純粋に競合的な阻害薬であり得る (米国特許5141851号、テキサス州立大学;N.E.Kohl et al.,Science,260 :1934-1937(1993);Graham et al.,J.Med.Chem.,37:725(1994))。一般に、CA AX誘導体からチオールを除くと、その化合物の阻害力が大幅に低下することが 明らかになっている。しかしながらチオール基によって、薬物動態、薬力学およ び毒性に関してFPTase阻害薬の治療投与は制限される可能性がある。従っ て、機能的にチオールに代わるものが望ましい。 最近、ピペリジン部分を有していても良いある種の三環式化 合物が、FPTase阻害薬であることが開示されている((WO 95/10 514、WO 95/10515およびWO 95/10516)。ファルネシル 蛋白トランスフェラーゼ阻害薬であるという訴求のある含イミタゾール化合物も 開示されている(WO 95/09001およびEP 0675112A1)。W O 95/09001には、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬である 含イミダゾール化合物が開示されている。 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬が血管平滑筋細胞増殖の阻害薬で あり、従って動脈硬化および糖尿病性血管障害の予防および治療において有用で あることが最近報告されている(JP H7−112930)。 従って本発明の目的は、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害し、従っ て蛋白の翻訳後ファルネシル化を阻害する低分子量化合物を提供することにある 。本発明の別の目的は、本発明の化合物を含む化学療法組成物ならびに本発明の 化合物の製造方法を提供することにある。発明の概要 本発明は、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する二環式化合物を含 むものである。本発明にはさらに、そのファ ルネシルトランスフェラーゼ阻害薬を含む化学療法組成物ならびにそれらの製造 方法も含まれる。 本発明の化合物は下記式Aによって表される。 発明の詳細な説明 本発明の化合物はファルネシル蛋白トランスフェラーゼならびに腫瘍遺伝子蛋 白Rasのファルネシル化の阻害において有用である。本発明の第1の実施態様 においては、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ阻害薬は下記式Aによって表 される化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩である。 式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニル、チオカルボニル、−C(=NR13)−またはスルホニル部分を も有する4、5、6または7員の複素環であり;ただし、Qは下記のものではな く; Yは、0〜3個の炭素原子がN、SおよびOから選択されるヘテロ原子によっ て置き換わっており、Yが炭素原子を介してQに結合している5、6または7員 の炭素環であり; R1およびR2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、R11C (O)O−、(R102N−C(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2 、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6 アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O) NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C( O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択され; R3、R4およびR5は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R11C(O)O−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R6a、R6b、R6C、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R11C(O)O−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、R11S (O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、− N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R7は、H;未置換もしくは a)C1-4アルコキシ b)アリールもしくは複素環 c)−C(O)−R11 d)−SO211 e)N(R102または f)C1-4パーフルオロアルキル で置換されたC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環、アリール、アロイ ル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルから選択 され; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C3〜C10シクロアルキ ル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、C l、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NS( O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10 C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換またはアリール、シアノフェニル、複素環、C3〜C10シクロアル キル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、(R102NC (O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(N R10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)N Hで置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は独立に、 a)水素 b)アルケニル、アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10− c)未置換またはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(N R10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)N R10で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエ チルから選択され; R13は、水素、C1〜C6アルキル、シアノ、C1〜C6アルキルスルホニルおよ びC1〜C6アシルから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Wは複素環であり; Xは、結合、−CH=CH−、O、−C(=O)−、−C(O) NR7−、−NR7C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)N R7C(O)−、−NR7−、−S(O)2N(R10)−、−N(R10)S(O)2 −または−S(=O)m−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは独立に、0、1、2、3または4であり; qは0、1、2または3であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0であり; tは0または1である。 本発明の化合物の好ましい1実施態様は、下記式Aによって表される化合物あ るいは該化合物の医薬的に許容される塩である。 式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニル、チオカルボニル、−C(=NR13)−またはスルホニル部分を も有する4、5、6または7員の複素環であり;ただし、Qは下記のものではな く; Yは、フェニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリル、 チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾリジ ニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチエニルから選択され; R1は独立に、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、 FまたはC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6 アルケニル、R10O−および−N(R102から選択される) から選択され; R3、R4およびR5は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NC(O)−、(R102 NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10 C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択さ れる) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R7は、H;未置換もしくは a)C1-4アルコキシ b)アリールもしくは複素環 c)−C(O)−R11 d)−SO211 e)N(R102または f)C1-4パーフルオロアルキル で置換されたC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環、アリール、アロイ ル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルから選択 され; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、(R102NS(O)2−、 R11S(O)mNR10−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O )NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキ ル、F、Cl、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102 NC(O)−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、 −N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換またはC1〜C6パーフルオロアルキル、F、Cl、R10O−、R11 S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、(R102 N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)N R10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択 され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリニ ル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチエニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Wは、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリ ル、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリ ニル、トリアゾリルまたはイソキノリニルから選択される複素環であり; Xは、結合、O、−C(=O)−、−CH=CH−、−C(O)NR7−、− NR7C(O)−、−NR7−、−S(O)2N(R10)−、−N(R10)S(O )2−または−S(=O)m−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは独立に、0、1、2、3または4であり; qは0、1、2または3であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0であり; tは0または1である。 本発明の化合物の好ましい1実施態様は、下記式Bによって 表される化合物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩である。 式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニルまたはスルホニル部分をも有する5または6員の複素環であり; ただし、Qは下記のものではなく; Yは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリ ル、チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾ リジニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチオフェニルから選択され; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6 アルケニル、R10O−および−N(R102から選択される) から選択され; R3およびR4は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜 C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6パーフルオロアルキル、R12O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(N R10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、 R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、 (R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、 CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR1 0 − c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、R11S (O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、− N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N S(O)2−、R11S(O)mNR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102N−C(NR10)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、 R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1 〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチルおよ びハロゲンであり; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ− C1〜C6アルキル、(C1〜C6アルキル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセ チルアミノ−C1〜C6アルキル、フェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−ト リフルオロエチル、アリールおよび置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オ キサゾリル、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチ エニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは、0、1、2、3または4であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0である。 本発明の化合物の好ましい別の1実施態様は、下記式Cによって表される化合 物あるいは該化合物の医薬的に許容される塩である。 式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニルまたはスルホニル部分をも有する5または6員の複素環であり; ただし、Qは下記のものではなく; Yは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリ ル、チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾ リジニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチオフェニルから選択され; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6 アルケニル、R10O−および−N(R102から選択される) から選択され; R3およびR4は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜 C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6パーフルオロアルキル、R12O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、CN(R102NC(O)−、R10 2N−C (NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11 OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、 R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、 R11S(O)mNR10−、(R102NS(O)2−、R10 2N−C(NR10)−、 CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR1 0 − c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R11S(O)2NR10−、(R102 NS(O)2−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N (R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R11S(O )2NR10−、(R102NS(O)2−、CN、NO2、(R102N−C(NR1 0 )−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R1 02NC(O)−、R11S(O)2NR10−、(R102NS(O)2−、(R10 2N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O) NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチルおよ びハロゲンであり; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ −C1〜C6アルキル、(C1〜C6アルキル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、ア セチルアミノ−C1〜C6アルキル、フェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2− トリフルオロエチル、アリールおよび置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オ キサゾリル、インドリル、キノリニル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチ エニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは、0、1、2、3または4であり;ただし、Xが結合もしくはOの場合p は0ではなく; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0である。 本発明の化合物のより好ましい1実施態様においては、ファルネシル蛋白トラ ンスフェラーゼ阻害薬は、下記式Dによって表される化合物あるいは該化合物の 医薬的に許容される塩であ る。 式中、 Qは、下記のものから選択され; 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキルまたはC1〜C6アルキルから選択され ; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の 置換基は、未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C1 0 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11 S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C( NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O) −NR10−から選択される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルおよびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102また はR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘ テロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフルオロアルキル、2−アミ ノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選択され; A1は、結合、−C(O)−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択さ れ; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; nは0または1であり;ただし、A1が結合、O、−N(R10)−もしくはS (O)mである場合はnは0ではなく; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4であり; rは0、1または2である。 本発明の化合物の別のより好ましい1実施態様においては、ファルネシル蛋白 トランスフェラーゼ阻害薬は、下記式Eによって表される化合物あるいは該化合 物の医薬的に許容される塩である。 式中、 Qは、下記のものから選択され; 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換 複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル 、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)− 、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およ びR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルおよびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の 置換基は、未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C1 0 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11 S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C( NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O) −NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロア ルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選択され ; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; nは0または1であり; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4であり;ただし、Xが結合もしくは0の場合p は0ではなく; rは0、1または2である。 本発明の化合物のさらに別の実施態様においては、ファルネシル蛋白トランス フェラーゼ阻害薬は、下記式Fによって表される化合物あるいは該化合物の医薬 的に許容される塩である。 式中、 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキルまたはC1〜C6アルキルから選択され ; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 またはF c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−も しくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、CH3およびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6 アルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロア ルキル、F、Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)− 、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102 またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R10 2NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R10 2またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4である。 本発明の化合物のさらに別の実施態様においては、ファルネシル蛋白トランス フェラーゼ阻害薬は、下記式Gによって表される化合物あるいは該化合物の医薬 的に許容される塩である。 式中、 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環またはC3〜C10シクロアルキル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、CH3およびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜 C6パーフルオロアルキル、F、Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R1 02NC(O)−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O) −、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1は結合、−C(O)−、O、−N(R10)−またはS(O)mであり; mは0、1または2であり; nは0または1である。 本発明の好ましい化合物は、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イ ルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}ベンゾニ トリル; 4−[3−(2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イルメチル )−3H−イミダゾール−4−イルメチル] ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ −ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}−2− メトキシ−ベンゾニトリル; 4−[3−(2−オキソ−1−ピリミジン−2−イル−1,2−ジヒドロ−ピ リシン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニト リル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチ ル}−ベンゾニトリル; 4−[3−(3’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4− イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベン ゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピリミジン−2−イル)−2−オキソ−1, 2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメ チル}−ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチ ル}−2−メトキシ−ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−4−メチル−ピリミジン−2−イル)−2− オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール −4−イルメチル}−ベンゾニトリル; 3−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(5’−シアノ−2−オキソ−2H−[1,3’] ビピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベ ンゾニトリル; 4−[3−(4’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベン ゾニトリル; 4−[3−(6’−メトキシ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル −4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル ; 4−[3−(3’−ニトロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(3’ートリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベン ゾニトリル; 4−{3−[1−(6−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イル)−2− オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール −4−イルメチル}−ベンゾニトリル; 4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イ ルメチル]−1−(6−シアノピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オ ン; 4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ −ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾール−1−イルメチル}−2−メトキ シ−ベンゾニトリル; またはこれらの医薬的に許容される塩 から選択される。 本発明の化合物の具体例としては、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イ ルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}ベンゾニ トリル; 4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ −ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾール−1−イルメチル}−2−メトキ シ−ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピリミジン−2−イル)−2−オキソ−1, 2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメ チル}−ベンゾニトリル; 3−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; またはこれらの医薬的に許容される塩がある。 本発明の化合物は不斉中心を持って、ラセミ体、ラセミ混合物として、さらに は個々のジアステレオマーとして他の可能な全ての異性体(光学異性体など)と ともに得られる場合があって、それらは本発明に含まれるものである。いずれか の部分(例:アリール、複素環、R1、R2など)が一つの構成部分中 に複数存在する場合、各場合についての定義は他のいずれのものからも独立であ る。さらに、置換基もしくは部分の組み合わせは、そのような組み合わせが安定 な化合物を与える場合にのみ許容されるものである。 本明細書で使用する場合、「アルキル」およびアラルキルのアルキル部分なら びにそれに類似の用語は、指定された数の炭素原子を有する分岐および直鎖の両 方の飽和脂肪族炭化水素基を含むものであり、「アルコキシ」という用語は、酸 素架橋を介して結合した指定炭素原子数のアルキル基を表す。 本明細書で使用する場合、「シクロアルキル」とは、指定の炭素原子数を有す る非芳香族環状炭化水素基を含むものである。シクロアルキル基の例としては、 シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどがある。 「アルケニル」基には、指定の炭素原子数を有し、1個もしくは数個の二重結 合を有する基が含まれる。アルケニル基の例としては、ビニル、アリル、イソプ ロペニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、シクロプロペニル、シクロブ テニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、1−プロペニル、2−ブテニル 、2−メチル−2−ブテニル、イソプレニル、ファル ネシル、ゲラニル、ゲラニルゲラニルなどがある。 「アルキニル」基には、指定数の炭素原子を有し、1個の三重結合を有する基 が含まれる。アルキニル基の例としては、アセチレン、2−ブチニル、2−ペン チニル、3−ペンチニルなどがある。 本明細書で使用される「ハロゲン」または「ハロ」という用語は、フッ素、塩 素、臭素およびヨウ素を表す。 本明細書で使用する場合「アリール」ならびにアロイルおよびアラルキルのア リール部分という用語は、少なくとも1個の環が芳香環である各環7員以下の安 定な単環式もしくは二環式炭素環を意味するものである。そのようなアリール部 分の例としては、フェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダニル、ビ フェニル、フェナントリル、アントリルまたはアセナフチルなどがある。 本明細書で使用される複素環という用語は、安定な5〜7員の単環式複素環ま たは安定な8〜11員の二環式複素環であって、飽和もしくは不飽和であり、炭 素とN、OおよびSから成る群から選択される1〜4個のヘテロ原子とから成る ものであり、上記で定義の複素環のいずれかがベンゼン環に融合してい る二環式の基を含むものである。その複素環は、いずれかのヘテロ原子または炭 素原子で結合して、安定な構造を生じることができる。そのような複素環要素の 例としては、アゼピニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベン ゾフラアザニル、ベンゾピラニル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾ チアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シノリニル、 ジヒドロベンゾフリル、ジヒドロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル 、ジヒドロベンゾチオピラニル・スルホン、フリル、イミダゾリジニル、イミダ ゾリニル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニル、イソイ ンドリニル、イソキノリニル、イソチアゾリジニル、イソチアゾリル、イソチア ゾリジニル、モルホリニル、ナフチリジニル、オキサジアゾリル、2−オキソア ゼピニル、オキサゾリル、2−オキソピペラジニル、2−オキソピペリジニル、 2−オキソピロリジニル、ピペリジル、ピペラジニル、ピリジル、ピラジニル、 ピラゾリジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリジニル、ピ ロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキザリニル、テトラヒドロフリル、テ トラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、チアモル ホリニル、チアモルホリニル・スルホキシド、チアゾリル、チアゾリニル、チエ ノフリル、チエノチエニルおよびチエニルなどがあるが、これらに限定されるも のではない。 本明細書で使用される場合、「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1 個の環が芳香環であって1〜4個の炭素原子がN、OおよびSからなる群から選 択されるヘテロ原子によって置換された、各環7員以下の安定な単環式もしくは 二環式炭素環を意味するものである。そのような複素環要素の例としては、ベン ゾイミダゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾフラアザニル、ベンゾピラニ ル、ベンゾチオピラニル、ベンゾフリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、 ベンゾオキサゾリル、クロマニル、シノリニル、ジヒドロベンゾフリル、ジヒド ロベンゾチエニル、ジヒドロベンゾチオピラニル、ジヒドロベンゾチオピラニル ・スルホン、フリル、イミダゾリル、インドリニル、インドリル、イソクロマニ ル、イソインドリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、ナフチリジニル、オ キサジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピラゾリル、ピリダジニル、ピリミジ ニル、ピロリル、キナゾリニル、キノリニル、キノキザリニル、テトラヒドロイ ソキノリニル、テトラヒドロキノリ ニル、チアゾリル、チエノフリル、チエノチエニルおよびチエニルなどがあるが 、これらに限定されるものではない。 本明細書においてR3、R4、R5およびR6a-eの定義で使用する場合の「置換 された基」という用語は、置換基R3、R4、R5およびR6a-eが選択される置換 C1-8アルキル、置換C2-8アルケニル、置換C2-8アルキニル、置換アリールま たは置換複素環を意味するものである。 本明細書においてR7の定義で使用する場合、置換C1-8アルキル、置換C3-6 シクロアルキル、置換アロイル、置換アリール、置換ヘテロアロイル、置換アリ ールスルホニル、置換ヘテロアリールスルホニルおよび置換複素環は、その化合 物の残りの部分への結合筒所に加えて、1〜3個の置換基を有する部分を含むも のである。 具体的な置換基が規定されていない場合、本明細書で使用する「置換アリール 」、「置換複素環」および「置換シクロアルキル」という用語は、置換可能な環 炭素原子上にて、F、Cl、Br、CF3、NH2、N(C1-6アルキル)2、NO2 、CN、(C1〜C6アルキル)O−、−OH、(C1〜C6アルキル)S(O)m −、(C1〜C6アルキル)C(O)NH−、H2N −C(NH)−、(C1〜C6アルキル)C(O)−、(C1〜C6アルキル)OC (O)−、N3、(C1〜C6アルキル)OC(O)NH−、フェニル、ピリジル 、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、チエニル、フ リル、イソチアゾリルおよびC1〜C20アルキルを含む(これらに限定されるも のではないが)群から選択される1または2個の置換基で置換された環状基を含 むものである。 置換基から(R3、R4、Qなどから)環系中に引かれている線は、示された結 合が置換可能な環炭素原子または窒素原子のいずれに結合していても良いことを 示している。 下記の構造 によって示される置換基は、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、Sお よびOから選択される0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合して いる窒素原子に隣接するカルボニル、チオカルボニル、−C(=NR13)−また はスルホニル部分をも有する4、5、6または7員の複素環を表し、以下の環系 を含むものである。 好ましくは、 の構造は、から選択される。 最も好ましくは、Qは下記のものである。 そのような環は、上記で定義したR3、R4および/またはR5によって置換さ れていても良いことは明らかである。 下記の構造 によって示される置換基は、0〜3個の炭素原子がN、Sおよ びOから選択されるヘテロ原子に置き換わっており、Yが炭素原子を介してQに 結合している5、6または7員の炭素環を表し、それには以下の環系などがある 。 好ましくはYは、下記の構造によって示される部分であり、 芳香族6員環を表し、以下の環系を含むものである。 その場合、環炭素原子の1個がQで置き換わっていることは明らかである。好 ましくはそのYは、フェニルおよびピリジルから選択される。 以下の構造 (上記構造において、隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6e のうちのいずれか2個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH =CH−CH−、−(CH24−および−(CH23−から選択される2価の基 を形成している)のように描かれる部分には、以下の構造が含まれるが、これら に限定されるものではない。 そのような融合環部分が、上記で定義した残りのR6a、R6b、R6c、R6dおよ び/またはR6eによってさらに置換されていても良いことは明らかである。 好ましくは、R1およびR2は独立に、水素、R11C(O) O−、−N(R102、R10C(O)NR10−、R10O−または未置換もしくは 置換C1〜C6アルキルから選択され、置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置 換もしくは置換フェニル、−N(R102、R10O−およびR10C(O)NR10 −から選択される。 好ましくはR3は、 a)水素 b)C3〜C10シクロアルキル、ハロゲン、C1〜C6パーフルオロアルキル、 R12O−、CN、NO2、R10C(O)−または−N(R102 c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択される。 好ましくはR4は、水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメト キシおよびC1〜C6アルキルから選択される。 好ましくはR5は水素である。 好ましくはR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)C3〜C10シクロアルキル、ハロゲン、C1〜C6パーフルオロアルキル、 R12O−、R11S(O)m−、CN、NO2、R10C(O)−または−N(R102 c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、C3〜C10シクロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、 R10C(O)−または−N(R102から選択される) から選択される。 好ましくはR8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6パーフルオロア ルキル、R10O−またはCN から選択される。 好ましくはR9は、水素、ハロゲンまたはメチルである。 好ましくはR10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、ベンジル、2,2,2− トリフルオロエチル、アリールおよび置換アリールから選択される。 好ましくはA1およびA2は独立に、結合、−C(O)NR10−、−NR10C( O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2N(R10)−および−N(R10)S (O)2−から選択される。 好ましくはVは、水素、複素環およびアリールから選択される。より好ましく はVは、フェニルおよびピリジルである。 好ましくはWは、イミダゾリニル、イミダゾリル、オキサゾリル、ピラゾリル 、ピロリジニル、チアゾリルおよびピリジルから選択される。より好ましくはW は、イミダゾリルおよびピリジルから選択される。 好ましくは、nおよびrは独立に0、1または2である。 好ましくはsは0である。 好ましくはtは1である。 好ましくは、下記の構造 の部分は、 から選択される。 ある分子中の特定位置での置換基もしくは変数(例:R1、R2、R9、nなど )の定義は、その分子中の別の筒所での定義とは独立である。従って−N(R10 2は、−NHH、−NHCH3、−NHC25などを表す。当業者であれば、本 発明の化合物上の置換基および置換パターン選択することで、化学的に安定であ って、容易に入手可能な原料から当業界で公知の方法や以下に記述する方法によ って合成することができる化合物を提供できることは明らかである。 本発明の化合物の医薬的に許容される塩には、例えば無毒性の無機酸もしくは 有機酸から形成されるような、本発明の化合物の従来の無毒性塩などがある。例 えばそのような従来の無毒性塩には、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルファミン酸 、リン酸、 硝酸などの無機酸から誘導される塩;酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコー ル酸、ステアリン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、パ ルモ(palmoic)酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グル タミン酸、安息香酸、サリチル酸、スルファニル酸、2−アセトキシ安息香酸、 フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、シュ ウ酸、イセチオン酸、トリフルオロ酢酸などの有機酸から製造される塩などがあ る。 本発明の化合物の医薬的に許容される塩は、従来の化学的方法によって塩基部 分を有する本発明の化合物から合成することができる。一般にそれらの塩は、イ オン交換クロマトグラフィーによって、あるいは遊離塩基を化学量論量もしくは 過剰量の所望の塩を形成する無機酸もしくは有機酸と、好適な溶媒もしくは各種 混合溶媒中で反応させることで製造される。 本発明の化合物を生成するのに使用される反応は、文献で知ることができるか 、または実験手順で例示されるようなエステル加水分解、保護基開裂などの他の 標準的操作に加えて、図式1〜17に示したような反応を行うことで得られる。 図式中に示したR3、R6およびR8は、置換基R3、R4、R5、R6a、 R6b、R6c、R6d、R6eおよびR8を表す。図式の中間体および生成物ではその ようなR3、R6またはR8は1個のみ存在しているが、それらの図示の反応は、 そのようなアリール部分もしくは複素環部分が複数の置換基を有する場合にも適 用できることは明らかである。 これらの反応を直列で行って本発明の化合物を得ることができるか、あるいは それらの反応を用いて複数の断片を合成してから、次に図式に記述したアルキル 化反応によってそれらを結合させることができる。図式に示した反応は、説明の みを目的としたものであり、本発明を限定するものではない。ヘテロアリール部 分の製造に有用な他の反応については、サムスの編著およびその著書中の引用文 献に記載されている("Comprehensive Organic Chemistry,Volume 4:Heterocycl ic Compounds"ed.P.G.Sammes,Oxford(1979))。図式1〜22の概要 必要な中間体は、場合によっては市販品で入手でき、あるいはほとんどの場合 には文献法に従って製造することができる。図式1〜8には、好ましいベンジル イミダゾリル側鎖を有する本発明の二環式化合物の合成を示してある。そこで例 えば図式1では、市販されていない二環式中間体を、当業界で公知の方 法によって合成することができる。そのように、ベッケルヒーデらに記載の方法 に従って(Boekelhiede and Lehn,J.Org.Chem.,26:428-430(1961))、好適に置換 されたピリジノニルアルコール2を、相当するイソニコチン酸エステル1を原料 として合成することができる。次にそのアルコールを保護し、ウールマンカップ リング条件下、好適に置換されたヨウ化フェニルと反応させて、中間体の二環式 アルコール3を得る。中間体アルコール3は、相当する臭化物4に変換すること ができる。臭化物4を、好適に置換されたベンジルイミダゾリル5と結合させて 、脱保護後に、本発明の化合物6を得ることができる。 図式2〜4には、関連する中間体またはアルコール中間体の合成方法を示して あるが、それら中間体は図式1に示した方法に従って処理することができる。そ こで図式2には、好適に置換されたハロゲン化複素環を原料とするピリジル−ピ リジノニルアルコールおよびチエニルピリジノニルアルコールの製造を示してあ る。 図式3には、好ましいピリジノンが飽和ラクタムに置き換わった中間体臭化物 9の製造を示してある。好適に置換されたアニリン7を、好適に置換された臭素 化アシルクロライドでアシル化することで、アシル化中間体8を得る。ラクタム 環の閉環 によって、中間体アルコールが得られ、それを上記の方法に従って臭化物に変換 する。 図式4には、水素以外のR9bを有する本発明の化合物の合成を示してある。そ うして、容易に入手できる4置換イミダゾール10を選択的にヨウ素化して、5 −ヨードイミタゾール11を得ることができる。次にそのイミダゾール11を保 護し、好適に置換されたベンジル部分に結合させて、中間体12を得ることがで きる。次に、中間体12について、上記のアルキル化反応を行うことができる。 図式5には、アルキルアミノ、スルホンアミドまたはアミド連結基を介してビ アリールに結合した好ましいイミダゾリル部分を有する本発明の化合物の合成を 示してある。そうして、一級アミンをフタルイミドとして保護した4−アミノ− アルキルイミダゾール13を選択的にアルキル化し、次に脱保護することで、ア ミン14を得る。次に、アミン14を、当業界で公知の条件下に、各種活性化ア リールヘテロアリール部分と反応させて、図示した本発明の化合物を得ることが できる。 A1(CR1 2n2(CR1 2n連結基が酸素である本発明の化合物は、例えば 図式6に示したような、当業界で公知の方法によって合成することができる。好 適に置換されたフェノー ル15を、N−(シアノ)メタンイミド酸メチルと反応させて、4−フェノキシ イミダゾール16を得ることができる。イミダゾリル窒素のうちの1個を選択的 に保護した後、中間体17について、上記でベンジルイミダゾール類に関して記 載したアルキル化反応を行うことができる。 A1(CR1 2n2(CR1 2n連結基が置換メチレンである本発明の化合物は 、例えば図式7に示した方法によって合成することができる。そうして、N−保 護イミダゾリルヨージド18を、グリニャール条件下、好適に保護されたベンズ アルデヒドと反応させて、アルコール19を得る。アシル化とそれに続く上記図 式(特に図式1)に示したアルキル化法によって、本発明の化合物20を得る。 他のR1置換基が所望である場合は、アセチル部分を図式に示したように操作す ることができる。 図式8には、本発明の化合物の(CR2 2pX(CR2 2p連結基としてのアセ チル部分の組み込みを示してある。そうして、好適に置換されたアセチルピリジ ン21を相当するピリジノンに変換し、好適に置換されたヨウ化フェニルとのウ ールマン反応を行う。次に、アセチルを臭素化して中間体22を得る。イミダゾ リル試薬5との反応により、脱保護後に、本発明の化合物23を得る。図式1 図式1(続き) 図式2 図式3 図式4 図式5 図式6 図式7 図式7(続き) 図式8 図式8(続き) 図式9〜17には、本発明の化合物に組み込まれた下記式 の部分が含置換イミダゾール基以外のもので表される場合の反応を示してある。 そこで、これらの図式に合成を示した中間体ならびに市販もしくは容易に合成 される他のピリジノン炭素環中間体およびピ リジノン複素環中間体を、各種アルデヒドと結合させることができる。そのアル デヒドは、ゲールらの報告(O.P.Goel,U.Krolls,M.Stier and S.Kesten,Organic Syntheses ,1988,67,69-75)に記載の方法などの標準的な方法によって、好適な アミノ酸から製造することができる。図式9に示したように、ノケル(Knochel )化学を利用して、アリール−ピリジノン部分を組み込みことができる。そこで 、好適に置換された4−(ブロモ)ピリジンを上記の方法に従って、相当するピ リジノン24に変換し、そのピリジノンを、前述の方法に従って、好適に置換さ れたヨウ化フェニルに結合させる。得られた臭化物25を亜鉛(0)で処理し、 得られた臭化亜鉛試薬26をアルデヒドと反応させて、C−アルキル化された本 発明の化合物27を得る。化合物27を、接触水素化などの当業界で公知の方法 によって脱酸素化し、次に塩化メチレン中、トリフルオロ酢酸によって脱保護す ることで、最終化合物28を得ることができる。化合物28は、例えば特にトリ フルオロ酢酸塩、塩酸塩もしくは酢酸塩などの塩の形で単離することができる。 生成物のジアミン28を、さらに選択的に保護することで29を得ることができ 、次にそれを、第2のアルデヒドで還元的にアルキル化すること で、化合物30を得ることができる。文献に記載の方法によって、保護基を脱離 させ、ジヒドロイミダゾール31などの環化生成物に変換することができる。 アリールピリジノン・亜鉛臭化物試薬を、図式10の32などの保護された水 酸基を有するアルデヒドと反応させる場合には、後にその保護基を脱離させて、 水酸基を露出させることができる(図式10、11)。得られたアルコールを標 準的な条件下で酸化して、例えばアルデヒドとすることができ、それを次に、ア ルキルリチウム試薬などの各種有機金属試薬と反応させて、34などの第2アル コールを得ることができる。さらに、完全に脱保護したアミノアルコール35を 、各種アルデヒドで還元的にアルキル化して(前述の条件下にて)、36(図式 11)などの2級アミンまたは3級アミンを得ることができる。 Boc保護したアミノアルコール33を利用して、37(図式12)などの2 −アジリジニルメチルアリールヘテロアリールを合成することもできる。33を ジメチルホルムアミドなどの溶媒中1,1’−スルホニルジイミダゾールおよび 水素化ナトリウムで処理することで、アジリジン37を生成した。そのアジリジ ンを、塩基存在下にチオールなどの求核剤と反応させ て、開環生成物38が得られる。 さらに、図式13に示したように、標準的な方法に従って、アリールピリジノ ン試薬を、O−アルキル化チロシンなどのアミノ酸から誘導されるアルデヒドと 反応させて、40などの化合物を得ることができる。R’がアリール基の場合、 最初に40を水素化してフェノールを露出させ、アミン基を酸で脱保護して41 を得る。別法として、40におけるアミン保護基を脱離させ、42などのO−ア ルキル化フェノール性アミンを得ることができる。 図式14〜17には、部分Wがピリジル部分として存在している本発明の化合 物の合成で有用な好適に置換されたアルデヒドの合成を示してある。部分Wにつ いて他の複素環部分を組み込んだアルカノールを製造するための同様の合成戦略 も、当業界では知られている。図式9 図式9(続き) 図式9(続き) 図式10 図式11 図式12 図式13 図式13(続き) 図式14 図式15 図式16 図式17 本発明の化合物は、哺乳動物、特にヒトに対する医薬として有用である。これ らの化合物は患者に投与して、癌の治療に用いることができる。本発明の化合物 によって治療することが可能な癌の種類の例としては、結腸直腸癌、外分泌性膵 臓癌、骨髄性白血病および神経腫瘍なとがあるが、これらに限定されるものでは ない。そのような腫瘍は、ras遺伝子自体における突然変異、Ras活性を調 節できる蛋白(すなわち、ニューロフィブロミン(neurofibromin;NF−1) 、neu、scr、ab1、lck、fyn)における突然変異、または他の機 序によって生じ得るものである。 本発明の化合物は、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼおよび腫瘍遺伝子蛋 白Rasのファルネシル化を阻害する。本発明の化合物はさらに、腫瘍の脈管形 成を阻害することで、腫瘍の成長に影響を与えることもできる(J.Rak et al., Cancer Research,55:4575-4580(1995))。本発明の化合物のそのような抗脈管 形成性も、網膜血管新生に関係するある種の視覚消失の治療において有用なもの となり得る。 本発明の化合物はさらに、他の遺伝子での腫瘍形成性突然変異の結果としてR as蛋白が異常に活性化される(すなわち、 Ras遺伝子自体は腫瘍形成型への突然変異によっては活性化されない)、良性 および悪性の両方の他の増殖性疾患を阻害する上でも有用であり、そのような阻 害は、そのような治療を必要とする哺乳動物に対して有効量の本発明の化合物を 投与することで行われる。例えばNF−1の構成要素(component)は良性増殖 性障害である。 本発明の化合物は、ある種のウィルス感染、特にはデルタ型肝炎ウィルスおよ び関連ウィルス感染の治療においても有用であり得る(J.S.Glenn et al.,Scje nce,256:1331-1333(1992))。 本発明の化合物はさらに、新たな脈管内膜形成を阻害することで、経皮的経腔 的冠動脈血管形成術後の再狭窄の予防においても有用である(C.Indolfi et al. ,Nature medicine,1:541-545(1995))。 本発明の化合物はさらに、多嚢胞性腎臓疾患の治療および予防において有用な ものともなり得る(D.L.Schaffner et al.,American Journal of Pathology,1 42:1051-1060(1993)およびB.Cowley,Jr.et al.,FASEB Journal,2:A3160(198 8))。 本発明の化合物はさらに、真菌感染の治療にも有用となり得る。 本発明の化合物はさらに、血管平滑筋細胞の増殖阻害薬としても有用であり得 ることから、動脈硬化症および糖尿病性の血管障害の予防および治療に有用なも のとなり得る。 本発明の化合物は哺乳動物、好ましくはヒトに対して、標準的な製薬上の実務 に従って、単独であるいは好ましくは医薬的に許容される担体または希釈剤と併 用して、適宜にミョウバンなどの公知の補助剤を加えて医薬組成物にて投与する ことができる。本発明の化合物は、経口的に投与するか、または静脈投与、筋肉 投与、腹腔内投与、皮下投与、直腸投与および局所投与などのように非経口的に 投与することができる。 本発明による化学療法化合物の経口使用の場合、選択化合物は例えば、錠剤も しくはカプセルの形態で、あるいは水溶液もしくは懸濁液として投与することが できる。経口投与用の錠剤の場合、通常使用される担体には、ラクトースおよび コーンスターチなどがあり、ステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤を加えるの が一般的である。カプセルの形での経口投与の場合、有用な希釈剤には、ラクト ースおよび乾燥コーンスターチなどがある。経口投与用に水系懸濁液が必要な場 合、有効成分は乳化剤および懸濁剤と併用する。所望に応じて、ある種の甘味剤 および/または芳香剤を加えることができる。筋肉投与、腹腔内投与、皮下投与 および静脈投与の場合、有効成分の無菌溶液を調製するのが普通であり、溶液の pHは適切に調節して緩衝しなければならない。静脈投与の場合、溶質の総濃度 を制御して、製剤が等張性となるようにしなければならない。 本発明の化合物はさらに、治療する状態に対して特に有用であるという理由で 選択される他の公知の治療薬との併用で投与することもできる。例えば本発明の 化合物は、公知の抗癌剤および細胞毒薬と併用して有用である場合がある。同様 に、本発明の化合物は、NF−1、再狭窄、多嚢胞性腎疾患、デルタ型肝炎ウィ ルスおよび関連ウィルスの感染、ならびに真菌感染の治療および予防において有 用な薬剤との併用において有用なものとなり得る。本発明の化合物はまた、細胞 表面成長因子受容体を核信号に連結して細胞増殖を開始するシグナリング経路の 一部についての阻害薬と併用するのに有用でもあり得る。そこで本発明の化合物 を、ファルネシル蛋白トランスフェラーゼ活性のピロリン酸ファルネシル系拮抗 阻害薬と併用、あるいはRaf拮抗薬活性を有する化合物を併用することができ る。 固定用量として製剤する場合、そのような併用製剤では、本 発明の化合物を以下に記載の用量範囲内で用い、他の医薬活性剤をその承認され た用量範囲内で用いる。併用製剤が不適切である場合には、別法として、本発明 の化合物を、公知の医薬的に許容される薬剤とともに順次使用することができる 。 本発明はさらに、癌治療に有用な医薬組成物であって、医薬的に許容される担 体もしくは希釈剤を用いたりあるいは用いずに、治療上有効量の本発明の化合物 を含有する組成物をも含むものである。本発明の好適な組成物には、一定のpH レベル(例:7.4)にて、本発明の化合物と薬理的に許容される担体(例:生 理食塩水)とを含有する水溶液などがある。その液剤は、局部大量注射によって 患者の血流中に導入することができる。 本明細書で使用する場合、「組成物」という用語は、所定量で所定の成分を含 むもの、ならびに直接または間接に、所定量での所定の成分の組み合わせによっ て得られるものを包含するものである。 本発明による化合物をヒト患者に投与する場合、1日用量は処方医が決定する のが普通であり、その用量は通常、個々の患者の年齢、体重および反応や、患者 の症状の重度に応じて変わ るものである。 一つの投与例においては、好適な量の化合物を、癌治療を受ける哺乳動物に投 与する。投与は、1日当たり約0.1mg/kg〜約60mg/kg、好ましく は1日当たり0.5mg/kg〜約40mg/kgの量で行う。 本発明の化合物はさらに、組成物中のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ( FPTase)の有無および量を迅速に求めるためのアッセイにおける成分とし ても有用である。そこで、被験組成物を小分けし、部分サンプル2個を、公知の FPTase基質(例:アミン末端にシステインを有するテトラペプチド)およ びピロリン酸ファルネシルと、(混合物の一方に含まれている)本発明の化合物 とを含む混合物に接触させる。アッセイ混合物を、当業界で公知のように十分な 期間インキュベーションしてFPTaseによる基質のファルネシル化を行わせ た後、アッセイ混合物の化学的含有量を公知の免疫学的、放射化学的またはクロ マトグラフィー的方法によって測定することができる。本発明の化合物はFPT aseの選択的阻害剤であることから、本発明の化合物を含むアッセイでの未変 化基質の存在と比較して、本発明の化合物を含まないアッセイ混合物中の基質 が不在であるかもしくは量が低下していれば、被験組成物中にFPTaseが存 在することが示される。 上記のようなアッセイはファルネシル蛋白トランスフェラーゼを含む組織サン プルの確認および酵素の定量において有用であると考えられることは、当業者に は容易に理解できるものであろう。そこで、本発明の強力な阻害剤化合物を活性 部位力価アッセイで使用して、サンプル中の酵素の量を測定することができる。 未知量のファルネシル蛋白トランスフェラーゼ、過剰量の公知のFPTase基 質(例:アミン末端にシステインを有するテトラペプチド)およびピロリン酸フ ァルネシルを含む組織抽出物を小分けしたものからなる一連のサンプルを、各種 濃度の本発明の化合物の存在下に、適切な期間にわたってインキュベーションす る。サンプルの酵素活性を50%だけ阻害するのに必要な十分に強力な阻害剤( すなわち、アッセイ容器中の酵素濃度よりかなり小さいKiを有するもの)の濃 度は、その特定サンプル中の酵素濃度のほぼ半分に等しい。実施例 以下に示す実施例は、本発明についての理解をさらに深めるためのものである 。使用される特定の材料、化学種および条件 は、本発明をさらに説明するためのものであって、本発明の妥当な範囲を制限す るものではない。実施例1 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル メチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル 段階1:4−ヒドロキシメチル−1H−ピリジン−2−オン 2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−カルボン酸メチルエステル(J. Org.Chem.,26,428(1961)に記載の方法に従って製造)(1.8g、12.2m mol)をTHF(100mL)に懸濁させた。少量のDMFを加えて、溶解度 を高めた。LiBH4(61mmol)を加え、反応液を室温で18時間攪拌し た。MeOHおよびH2Oを加えて反応停止した。反応液を濃縮して、黄色油状 物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/CHCl3から20 %MeOH/CHCl3)によって、4−ヒドロキシメチル−1H−ピリジン− 2−オンを白色固体として得た。 1H NMR(400MHz、CD3OD)δ7.38〜7.36(1H、d) ;6.56(s、1H);6.37〜6.36(d、 1H);4.50(s、2H)段階2:4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1H−ピリジ ン−2−オン 段階1からの4−ヒドロキシメチル−1H−ピリジン−2−オン(1.3g、 10.5mmol)をDMFに溶かした。t−ブチルジメチルシリルクロライド (12.6mmol、1.9g)およびイミタゾール(12.6mmol、85 8mg)を加え、反応液を16時間撹拌した。反応混合物をEtOAcで希釈し 、H2O(2回)およびブラインで洗浄した。有機層を脱水し(MgSO4)、濾 過し、濃縮して、黄色油状物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(EtOA c)によって、4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1H− ピリジン−2−オンをオフホワイト固体として得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.30〜7.28(d、1H) ;6.60(s、1H);6.20〜6.18(d、1H);4.58(s、2 H);0.955(s、9H);0.11(s、6H)段階3:4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−1−フ ェニル−1H−ピリジン−2−オン 段階2からの4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1H− ピリジン−2−オン(1.5g、1.3mmol)をヨウ化ベンゼン(189m mol、21.12mL)に溶かし、銅(6.3mmol、400mg)および K2CO3(6.93mmol、958mg)で処理した。褐色スラリーを加熱し て180℃とし、16時間経過させた。反応混合物を冷却し、CHCl3で希釈 し、飽和NaHCO3で洗浄した。水層をCHCl3で抽出し戻した(2回)。有 機層を合わせ、ブラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、濾過し、濃縮して、 黄色油状物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサ ン)によって、4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)− 1−フェニル−1H−ピリジン−2−オンを白色固体として得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.49〜7.47(m、2H) ;7.43〜7.39(m、3H);7.29〜7.28(d、2H);6.6 5(s、1H);6.19(d、2H);4.59(s、2H);0.97(s 、9H);0.11(s、6H)段階4:4−ヒドロキシメチル−1−フェニル−1H−ピリジン−2−オン 段階3からの4−(tert−ブチル−ジメチル−シリルオキシメチル)−1 −フェニル−1H−ピリジン−2−オン(1.3g)をTBAFの1M THF 溶液に溶かした。得られた透明反応混合物を16時間攪拌した。反応混合物を濃 縮し、溶離液を10%MeOH/Et0Acとするシリカカラムで精製して、4 −ヒドロキシメチル−1−フェニル−1H−ピリジン−2−オンを黄褐色固体と して得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.5〜7.47(m、2H); 7.43(d、1H);7.38〜7.36(m、2H);7.32〜7.30 (d、1H);6.67(s、1H);6.23(d、1H);4.57(s、 2H)段階5:4−ブロモメチル−1−フェニル−1H−ピリジン−2−オン 段階4からの4−ヒドロキシメチル−1−フェニル−1H−ピリジン−2−オ ン(1.0g、5mmol)をCH2Cl2に溶かした。CBr4(6mmol、 2g)を加え、反応混合物を冷却して0℃とした。PPh3(6mmol、2. 0g)をCH2 Cl2溶液で滴下した。反応混合物を0℃で15分間攪拌し、昇温させて室温と した。反応混合物を濃縮し、溶離液を30%EtOAc/ヘキサンから50%E tOAc/ヘキサンとするシリカカラムで精製して、4−ブロモメチル−1−フ ェニル−1H−ピリジン−2−オン(8、x=H)を白色固体として得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.52〜7.48(m、2H) ;7.45〜7.43(d、1H);7.38〜7.33(m、3H);6.6 4(s、1H);6.30〜6.28(d、1H);4.25(d、2H)段階6:4−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−ベンゾ ニトリル 活性化亜鉛末(3.57g、54.98mmol)のTHF(50mL)葱濁 液に、ジブロモエタン(0.315mL、3.60mmol)を加え、反応液を アルゴン下に45分間20℃で攪拌した。懸濁液を冷却して0℃とし、α−ブロ モ−p−トルニトリル(9.33g、47.6mmol)のTHF(100mL )溶液を10分間かけて滴下した。反応液を20℃で6時間攪拌し、ビス(トリ フェニルホスフィン)ニッケルIIタロライド(2.40g、3.64mmol )および5−ヨード トリチルイミタゾール(15.95g、36.6mmol)を一気に加えた。得 られた混合物を20℃で16時間攪拌し、飽和NH4Cl溶液(100mL)を 加えて反応停止し、混合物を2時間攪拌した。飽和NaHCO3溶液を加えてp Hを8とし、溶液をEtOAcで抽出し(250mLで2回)、脱水し(MgS O4)、溶媒を減圧下に留去した。残留物についてクロマトグラフィー(シリカ ゲル、0から20%EtOAc/CH2Cl2)を行って、標題化合物を白色固体 として得た。 1H NMR(CDCl3、400MHz)δ(7.54(2H、d、J=7. 9Hz)、7.38(1H、s)、7.36〜7.29(11H、m)、7.1 5〜7.09(6H、m)、6.58(1H、s)および3.98(2H、s) ppm段階7:4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸 段階5からの4−ブロモメチル−1−フェニル−1H−ピリジン−2−オン( 1.1g、4.1mmol)と段階6からの4−(1−トリチル−1H−イミダ ゾール−4−イルメチル)−ベンゾニトリル(4.1mmol、1.7g)をC H3CNに 懸濁させ、加熱して80℃とした。30分後、反応液は均一になった。反応混合 物を80℃で16時間加熱した。不均一反応混合物を濃縮し、MeOHに取り、 1時間還流させた。反応混合物を冷却し、CHCl3で希釈し、飽和NaHCO3 で洗浄した。水層をCHCl3で4回抽出し戻した。有機層を合わせ、フライン で洗浄し、脱水し(MgSO4)、濾過し、濃縮して黄色固体を得て、それをフ ラッシュクロマトグラフィー(NH3で飽和した7%i−PrOH/CHCl3) によって精製した。最も純度の高い分画を回収し、濃縮して白色固体を得て、そ れをEtOAcで磨砕した。固体を濾過し、EtOAcで洗浄し、高真空下で1 6時間乾燥させて、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロ ピリジン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニ トリル塩酸塩を白色固体として得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.61(s、1H);7.58 〜7.57(d、2H);7.52〜7.49(m、2H);7.46〜7.4 4(d、1H);7.34〜7.32(d、2H);7.26〜7.25(m、 2H);6.97(s、1H);6.20(s、1H);5.77(d、1H) ;4.77(d、2H);3.96(s、2H)実施例2 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピ リジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}ベンゾニト リル 段階3でのヨードベンゼンを3−クロロヨードベンゼンに代えた以外、4−[ 3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル )−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述 した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、DMSOd6)δ9.25(s、1H);7.7 3〜7.71(d、2H);7.61〜7.58(m、2H);7.54〜7. 52(m、2H);7.46(s、1H);7.38〜7.36(d、2H); 7.30(m、1H);6.07〜6.05(d、1H);5.87(s、1H );5.34(s、2H);4.20(s、2H)実施例3 4−[3−(2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イルメチル) −3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩 段階3でのヨードベンゼンを2−ブロモピリジンに代えた以外、4−[3−( 2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル)−3 H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述した方 法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ9.26(s、1H);8.60 〜8.59(d、1H);8.00〜7.96(t、1H);7.81〜7.7 9(d、1H);7.71〜7.69(d、3H);7.64(s、1H);7 .51〜7.48(m、1H);7.37〜7.35(d、2H);6.11〜 6.09(d、1H);5.91(s、1H);5.36(s、2H);4.2 0(s、2H)実施例4 4−[3−(6’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−ブロモ−6−メチルピリジンに代えた以外、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル メチル)−3H−イミダゾー ル−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述した方法と実質的に同 様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.81〜7.79(d、1H) ;7.75〜7.71(m、1H);7.68〜7.61(d、1H);7.5 8〜7.56(m、3H);7.1〜7.24(m、3H);6.96(s、1 H);6.12(s、1H);5.83〜5.81(dd、1H);4.75( s、2H);3.92(s、2H);2.58(s、3H)実施例5 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロー ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}−2−メ トキシ−ベンゾニトリル 段階7での4−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−ベ ンゾニトリルを4−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)− 3−メトキシベンゾニトリルに代えた以外、4−{3−[1−(3−クロロ−フ ェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル]−3H− イミダゾール−4−イルメチル}ベンゾニトリルにつ いて前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.58(brs、1H);7. 48〜7.41(m、3H);7.36(s、1H);7.02(brs、1H );6.80〜6.78(d、1H);6.69(s、1H);6.14(s、 1H);5.77〜5.75(dd、1H);4.77(s、2H);3.92 (s、2H);3.86(s、3H)実施例6 4−[3−(2−オキソ−1−ピリミジン−2−イル−1,2−ジヒドロ−ピリ ジン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリ 段階3でのヨードベンゼンを2−クロロピリミジンに代えた以外、4−[3− (2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル)− 3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述した 方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.92(d、2H);7.58 〜7.55(m、3H);7.50〜7.48 (d、1H);7.42〜7.40(t、1H);7.22〜7.20(d、2 H);6.98(s、1H);6.20(s、1H);5.74〜5.71(d d、1H);4.77(s、2H);3.92(s、2H)実施例7 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2− ジヒドローピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル }−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2,6−ジクロロピラジンに代えた以外、4−[ 3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル )−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述 した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ9.34(s、1H);8.61 (s、1H);7.88〜7.86(d、1H);7.58〜7.63(m、3 H);7.24〜7.21(d、2H);6.98(s、1H);6.08(s 、1H);5.92〜5.90(dd、1H);4.76(s、2H);3.9 2(s、2H)実施例8 4−[3−(3’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンセンを2−ブロモ−3−メチルピリジンに代えた以外、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル メチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩につい て前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.45〜8.44(D、1H) ;7.71〜7.69(d、1H);7.60〜7.57(m、3H);7.3 6〜7.29(m、2H);7.25〜7.23(d、2H);6.96(s、 1H);6.15(s、1H);5.82〜5.80(dd、1H);4.78 (s、2H);3.93〜3.92(d、2H);2.22(s、3H)実施例9 4−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2,6−ジクロロピリジンに代えた以外、4−[ 3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル )−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述 した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.96〜7.94(dd、1H );7.88〜7.86(d、1H);7.84〜7.80(t、1H);7. 57〜7.55(m、3H);7.38〜7.35(dd、1H);7.23〜 7.21(d、2H);6.97(s、1H);5.88〜5.86(dd、1 H);4.75(s、2H);3.92(s、2H)実施例10 4−[3−(6’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピ リジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾ ニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−クロロ−6−トリフルオロメチルピリジンに 代えた以外、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジ ン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル 塩酸塩に ついて前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.27〜8.25(d、1H) ;8.06〜8.02(t、1H);7.97〜7.95(d、1H);7.7 2〜7.70(d、1H);7.57〜7.55(m、3H);7.26〜7. 22(m、2H);6.98(s、1H);6.05(s、1H);5.93〜 5.90(dd、1H);4.77(s、2H);3.93(s、2H)実施例11 4−{3−[1−(6−クロロ−ピリミジン−2−イル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチ ル}−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2,4−ジクロロピリミジンに代えた以外、4− [3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチ ル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前 述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.74〜8.72 (d、1H);8.31〜8.30(d、1H);8.18〜8.17(d、1 H);7.57〜7.55(m、3H);7.23〜7.21(d、2H);6 .99(s、1H);5.99(s、1H);5.94〜5.92(dd、1H );4.76(s、2H);3.92(s、2H)実施例12 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2− ジヒドローピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル }−2−メトキシ−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2,6−ジクロロピラジンに代えた以外、4−[ 3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イルメチル )−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩について前述 した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ9.34(s、1H);8.62 (s、1H);7.88〜7.86(d、1H);7.58(s、1H);7. 47〜7.44(d、1H);7.01(1、1H);6.78〜6.75(d 、1H);6.68 (s、1H);6.08(s、1H);5.93〜5.90(dd、1H);4 .78(s、2H);3.91(s、2H);3.86(s、3H)実施例13 4−{3−[1−(6−クロロ−4−メチルーピリミジン−2−イル)−2−オ キソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール− 4−イルメチル}−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2,4−ジクロロ−6−メチルピリミジンに代え た以外、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸 塩について前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.12〜8.10(m、2H) ;7.56〜7.54(d、3H);7.22〜7.20(d、2H);6.9 9(s、1H);5.97(s、1H);5.92〜5.89(dd、1H); 4.75(s、2H);3.92(s、2H);2.63(d、3H)実施例14 3−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階7での4−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)−ベ ンゾニトリルを3−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル)− ベンゾニトリルに代えた以外、4−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H− [1,2’]ビピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イル メチル]−ベンゾニトリルについて前述した方法と実質的に同様の方法で、標題 化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.96〜7.80(m、3H) ;7.63〜7.51(m、2H);7.42〜7.29(m、4H);6.9 5(s、1H);6.34(s、1H);5.89〜5.87(d、1H);4 .78(s、2H);3.90(s、2H)実施例15 4−[3−(5’−シアノ−2−オキソ−2H−[1,3’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを3−シアノ−5−ブロモピリジンに代えた以外、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル メチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩につい て前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.00〜7.81(m、2H) ;7.56〜7.54(m、3H);7.41(m、2H);7.22〜7.2 0(d、2H、J=7.9Hz);6.99(s、1H);5.96(s、1H );5.91〜5.88(dd、1H);4.75(s、2H);3.89(s 、2H)実施例16 4−[3−(4’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピ リジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾ ニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−ブロモ−4−トリフルオロメチルピリジンに 代えた以外、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジ ン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル 塩酸塩に ついて前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.10〜7.72(m、2H) ;7.57〜7.55(m、3H);7.44(m、2H);7.22〜7.2 0(d、2H、J=7.9Hz);6.98(s、1H);5.96(s、1H );5.91〜5.88(dd、1H);4.74(s、2H);3.88(s 、2H)実施例17 4−[3−(6’−メトキシ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−ブロモ−6−メトキシピリジンに代えた以外 、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イ ルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩につ いて前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.11〜7.72(m、2H) ;7.57〜7.55(m、3H);7.46 (m、2H);7.23〜7.19(d、2H、J=7.9Hz);6.98( s、1H);5.96(s、1H);5.90〜5.85(dd、1H);4. 75(s、2H);3.84(s、2H);3.76(s、3H)実施例18 4−[3−(3’−ニトロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−ブロモ−3−ニトロピリジンに代えた以外、 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル メチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩につい て前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.09〜7.71(m、2H) ;7.57〜7.55(m、3H);7.52〜7.36(m、2H);7.2 3〜7.19(d、2H、J=7.9Hz);6.98(s、1H);5.95 (s、1H);5.90〜5.84(dd、1H);4.74(s、2H);3 .86(s、2H)実施例19 4−[3−(3’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピ リジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾ ニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−クロロ−3−トリフルオロピリジンに代えた 以外、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル塩酸塩 について前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.11〜7.73(m、2H) ;7.58〜7.55(m、3H);7.51〜7.39(m、2H);7.2 4〜7.18(d、2H、J=7.9Hz);6.96(s、1H);5.95 (s、1H);5.92〜5.82(dd、1H);4.73(s、2H);3 .84(s、2H)実施例20 4−{3−[1−(6−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イル)−2−オ キソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール− 4−イルメチル}−ベンゾニトリル 段階3でのヨードベンゼンを2−クロロ−4−トリフルオロメチルピリジンに 代えた以外、4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジ ン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル 塩酸塩について前述した方法と実質的に同様の方法で、標題化合物を製造した。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ8.13〜7.72(m、2H) ;7.57〜7.49(m、2H);7.48〜7.39(m、2H);7.2 6〜7.20(d、2H、J=7.9Hz);6.95(s、1H);5.96 (s、1H);5.94〜5.83(dd、1H);4.73(s、2H);3 .82(s、2H)実施例21 4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イルメチル]−1−( 6−シアノピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン 段階1:4−(4−ブロモフェニルオキシ)イミダゾール 100〜110℃で液体の4−ブロモフェノール(25g、融点64〜68℃ )およびそれのナトリウム塩[脱水メタノー ル中、4−ブロモフェノール3.5g(20mmol)および金属ナトリウム( 0.46g、20mmol)から製造し、得られた溶液を濃縮し、残留溶媒を減 圧下に終夜で除去したもの]の混合物に、無希釈のN−(シアノメチル)メタン イミド酸メチル(2mL、20mmol;Hosmane,R.S.et al.,J.Org.Chem. ,p.1212,1984)を、緩やかな乾燥アルゴン気流下に、10分間かけて滴下した 。得られた混合物を100℃で2時間攪拌し、反応生成物を塩化メチレン(25 0mL)と水酸化ナトリウム水溶液(1M、250mL)との間で分配した。水 層を分液し、塩化メチレンて抽出した(50mLで3回)。有機抽出層を合わせ 、ブライン(50mL)で洗浄し、無水炭酸カリウムで脱水し、濾過し、濃縮し た。残留物について、クロロホルム:アセトン=7:3の混合液を溶離液とする シリカゲルでのカラムクロマトグラフィーを行った。適切な分画を回収・濃縮す ることで、標題化合物を白色粉末として得た。 1H NMR δ DMSO−d6 7.49(1H、s)、7.48(2H、 d、J=9.0Hz)、6.93(2H、d、J=9.0Hz)、6.85(1 H、s)段階2:4−(4−ブロモフェニルオキシ)−1−トリチル−1H−イミダゾー 4−(4−ブロモフェニルオキシ)イミダゾール(1.2g、5.0mmol )およびトリエチルアミン(0.76mL、5.5mmol)の冷(0℃)DM F(5mL)溶液に、アルゴン雰囲気下で、固体トリチルクロライド(1.46 g、5.3mmol)を加えた。得られた混合物を室温で終夜攪拌した。生成物 混合物をシリカゲルで濃縮し、シリカゲルカラムに負荷し、クロロホルム:アセ トン=9:1の混合液を溶離液として溶離した。適切な分画の回収・濃縮によっ て、標題化合物を白色粉末として得た。段階3:4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イルメチル] −1−(6−クロロピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン 4−(4−ブロモフェニルオキシ)−1−トリチル−1H−イミダゾール(0 .164g、0.34mmol)および実施例7からの4−ブロモメチル−1− (6−クロロ−ピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン(98.5m g、0.34mmol)の脱水アセトニトリル(10mL)中の混合物 を60℃で24時間加熱還流した。得られた溶液を濃縮し、残留物をメタノール (10mL)と1,2−ジクロロエタン(1mL)の混合液に溶かした。溶液を 2時間加熱還流し、減圧下に濃縮した。残留物について、6%メタノール/クロ ロホルム:アンモニアガス飽和クロロホルム=1:1(体積基準)を溶離液とす るシリカゲルでのカラムクロマトグラフィーを行った。適切な分画の回収・濃縮 によって、標題化合物を得た。 1H NMR CDCl3δ9.33(1H、s)、8.60(1H、s)、7 .87(1H、d、J=7.6Hz)、7.41(1H、d、J=8.8Hz) 、7.40(1H、s)、6.92(1H、d、J=8.8Hz)、6.67( 1H、s)、6.31(1H、brs)、6.09(1H、dd、J=7.6, 1.9Hz)、4.85(2H、s)段階4:4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イルメチル] −1−(6−シアノピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン 4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イルメチル]−1− (6−クロロピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン(79mg、0 .17mmol)およびシ アン化亜鉛(12mg、0.1mmol)のDMF(1mL)中混合物をアルゴ ンで5分間パージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0 )(20mg、17μmol)のDMF(0.5mL)溶液を加えた。得られた 混合物をアルゴン下、80℃で終夜攪拌し、減圧下に濃縮した。残留物について 、5%メタノール/クロロホルム:アンモニアガス飽和クロロホルム=1:1( 体積基準)を溶離液とするシリカケルでのカラムクロマトグラフィーを行った。 適切な分画の回収・濃縮と、残留物についての脱水エーテルでの磨砕によって、 標題化合物を白色固体として得た。 1H NMR CDCl3δ9.64(1H、s)、8.89(1H、s)、7 .88(1H、d、J=7.6Hz)、7.41(1H、d、J=9.1Hz) 、7.40(1HNs)、6.92(1H、d、J=9.1Hz)、6.69( 1H、s)、6.32(1H、brs)、6.13(1H、dd、J=7.6, 2.0Hz)、4.86(2H、s) FAB MS M+1=449/451 1:1実施例22 4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ− ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾール−1−イルメチル}−2−メトキシ −ベンゾニトリル 段階1:4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオキシメチル)−1−( 3−クロロフェニル)−1H−ピリジン−2−オン 4−(tert−ブチルジメチルシリルオキシメチル)−1H−ピリジン−2 −オン(3.5g、14.6mmol)(日本特許6−80635(1994年 3月22日)に記載の方法に従って製造)を、3−クロロヨードベンゼン(25 g、105mmol)に溶かし、銅(933mg、14.6mmol)およびK2 CO3(2.02g、14.6mmol)で処理した。得られた褐色スラリーを 200℃で7時間加熱した。反応混合物をEt0Ac(75mL)で磨砕し、濾 過した。濾液を減圧下に濃縮し、残留物についてクロマトグラフィー(シリカゲ ル、EtOAc:ヘキサン=30:70)を行って、標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.45〜7.38 (m、3H)、7.30(m、1H)、7.26(d、J=5.3Hz、1H) 、6.65(s、1H)、6.19(d、J=7.1Hz、1H)、4.59( s、2H)、0.97(s、9H)、0.14(s、6H)ppm段階2:4−ヒドロキシメチル−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピリジン −2−オン テフロン製ビーカーに入った4−(tert−ブチル−ジメチル−シラニルオ キシメチル)−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピリジン−2−オン(5. 11g、14.6mmol)のアセトニトリル(75mL)溶液に、フッ化水素 −ピリジン(2.5mL、87.5mmol)を加え、3時間攪拌した。反応混 合物を固体および水溶液の重炭酸ナトリウム(sodiumdicarbonate)で中和し、 溶媒を減圧下に留去した。得られた固体残留物をEtOAcで抽出し、脱水し( MgSO4)、濾過し、溶媒を減圧下に留去した。その残留物についてクロマト グラフィー(シリカゲル、80%から100%EtOAc:ヘキサンの勾配溶離 )を行って、標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.45〜7.38(m、3H) 、7.30〜7.25(m、2H)、6.66 (s、1H)、6.24(d、J=7.1Hz、1H)、4.58(d、J=6 .0Hz、2H)、2.43(t、J=6.0Hz、1H)ppm段階3:1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリ ジン−4−カルボアルデヒド 4−ヒドロキシメチル−1−(3−クロロフェニル)−1H−ピリジン−2− オン(2.39g、10.14mmol)のCH2Cl2(250mL)の溶液に 、MnO2(4.41g、50.71mmol)を加え、18時間攪拌した。懸 濁液をセライト濾過し、セライト層を追加のCH2Cl2(200mL)で洗浄し た。合わせた濾液を減圧下に留去し、クロマトグラフィー(シリカゲル、5%か ら20%EtOAc:CH2Cl2の勾配溶離)を行って、標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ9.93(s、1H)、7.47 〜7.41(m、4H)、7.30(m、1H)、7.10(d、J=1.6H z、1H)、6.67(dd、J=7.1および1.6Hz、1H)ppm段階4:1−(3−クロロ−フェニル)−4−[ヒドロキシ−(1−トリチル− 1H−イミダゾール−4−イル)−メチル]−1H−ピリジン−2−オン トリチル−4−ヨードイミタゾール(3.51g、8.04mmol)のCH2 Cl2(50mL)溶液に、室温でエチルマグネシウムブロマイドの溶液(3M ジエチルエーテル溶液2.81mL、8.43mmol)を加え、混合物を2時 間攪拌した。段階3からのアルデヒド(1.79g、7.66mmol)のCH2 Cl2(50mL)溶液を加え、反応液を室温でさらに18時間攪拌した。飽和 NH4Cl溶液(200mL)を加え、固体が溶解するまで反応液を攪拌した、 その混合物をCH2Cl2で抽出した(250mLで2回)。合わせた抽出液をブ ラインで洗浄し、脱水し(MgSO4)、減圧下に溶媒留去した。残留物につい てクロマトグラフィー(シリカゲル、5:95=MeOH:CH2Cl2)を行っ て、標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.44(2、1H)、7.42 〜7.31(m、10H)、7.30〜7.21(m、4H)、7.15〜7. 09(m、6H)、6.78(s、1H)、6.67(s、1H)、6.37( dd、J =7.1および1.8Hz、1H)、5.56(d、J=5.2Hz、1H)お よび4.60(d、J=5.2Hz、1H)ppm段階5:チオ炭酸O−[[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イル]−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4 −イル)−メチル]エステル O−フェニルエステル 段階4からのアルコール(2.67g、5.02mmol)のCH2Cl2(5 0mL)溶液に0℃で、DMAP(1.34、11.0mmol)およびチオク ロロキ酸フェニル(694μL、5.522mmol)を加え、混合物を室温で 18時間攪拌した。溶液のpHを飽和NaHCO3溶液で8.5に調節し、水層 をCH2Cl2で抽出した(200mLで2回)。合わせた抽出層をブラインで洗 浄し、脱水し(MgSO4)、減圧下に溶媒留去した。残留物についてクロマト グラフィーを行って(シリカゲル、MeOH:CH2Cl2=2:98から3:9 7の勾配溶離)、標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.45(s、1H)、7.44 〜7.30(m、13H)、7.30〜7.19(m、 5H)、7.17〜7.08(m、7H)、6.84(s、1H)、6.75( s、1H)、6.50(d、J=8Hz、1H)および5.55(s、1H)p pm段階6:1−(3−クロロ−フェニル)−4−(1−トリチル−1H−イミダゾ ール−4−イルメチル)−1H−ピリジン−2−オン 段階5からのチオ炭酸エステル(0.95、1.4mmol)のベンゼン(4 0mL)溶液に、室温で水素化トリブチルスズ(1.13mL、4.19mmo l)およびAIBN(46mg、0.28mmol)を加えた。混合物に15分 間にわたってアルゴンを吹き込んで脱気し、混合物を85℃で18時間加熱し、 その間にほとんどの溶媒を留去した。残留物についてクロマトグラフィーを行っ て(シリカゲル、MeOH:CH2Cl2=2:98から4:96の勾配溶離)、 標題化合物を得た。 1H NMR(400MHz、CDCl3)δ7.43〜7.22(m、16H )、7.19〜7.07(m、9H)、6.68(s、1H)、6.45(s、 1H)、6.21(d、J=7.0Hz、1H)および3.74(2、2H)p pm段階7:4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジ ヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾール−1−イルメチル}−2− メトキシ−ベンゾニトリル ドライアイス/アセトン浴で−78℃まで冷却した段階6からの1−(3−ク ロロ−フェニル)−4−(1−トリチル−1H−イミダゾール−4−イルメチル )−1H−ピリジン−2−オン(272mg、0.527mmol)および4− ヒドロキシメチル−2−メトキシ−ベンゾニトリル(90.3mg、0.55m mol)のCH2Cl2溶液に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(192μ L、1.1mmol)およびトリフルオロメタンスルホン酸無水物(93μL、 0.55mmol)を加えた。反応液を徐々に昇温して室温とし、終夜攪拌した 。反応液をメタノール(10mL)で希釈し、2時間加熱還流し、冷却し、溶媒 を減圧下に留去した。残留物を飽和Na2CO3(20mL)とCH2Cl2(50 mLで2回)との間で分配した。有機抽出液を脱水し(MgSO4)、減圧下に 溶媒留去した。残留物についてクロマトグラフィーを行って(シリカゲル、Me OH:CH2Cl2=3:97から4:96から10:90の勾配溶離)遊離塩基 を得て、それを塩酸塩に変換して、標題化合 物をオフホワイト固体として得た。 1H NMR(400MHz、CD3OD)δ9.19(s、1H)、7.68 (s、1H)、7.56(d、J=8Hz、1H)、7.54〜7.49(m、 2H)、7.47〜7.38(m、2H)、7.28(dt、J=7.0および 2Hz、1H)、7.01(s、1H)、6.83(d、J=8Hz、1H)、 6.18(dd、J=7および2Hz、1H)、6.05(s、1H)、5.5 7(2、2H)、4.07(s、2H)および3.91(s、3H)ppm 元素分析:C2419ClN42・HCl・0.2C48O・0.95H2O 計算値:C、59.33;H、4.72;N、11.16 実測値:C、59.06;H、7.06;N、10.85 HRMS(M+) 計算値:431.1269 実測値:431.1271実施例23 rasファルネシルトランスフェラーゼのin vitroでの阻害 ファルネシル蛋白トランスフェラーゼのアッセイ 部分的に精製したウシFPTaseおよびRas蛋白(Ras-CVLS、Ras-CVIMお よびRas-CAIL)をそれぞれ、シャバーら報告の方法(Schaber et al.,J.Biol.Ch em .265:14701-14704(1990))、ポンプリアーノらの報告(Pompliano et al.,Bi ochemistry 31:3800(1992))およびギップスらの報告(Gibbs et al.,PNAS U.S .A.86:6630-6634(1989))に従って得た。100mMのN−(2−ヒドロキシエ チル)ピペラジン−N’−(2−エタンスルホン酸)(HEPES)(pH7. 4)、5mMのMgCl2、5mMのジチオトレイトール(DTT)、100m Mの[3H]−ファルネシル・2リン酸塩([3H]−FPP;740 CBq/ mmol、New England Nuclear)、650nMのRas−CVLSおよび10 μg/mLのFPTaseを含む容量100μLの液で、31℃で60分間、ウ シFPTaseのアッセイを行った。反応をFPTaseで開始し、1.0M HClのエタノール溶液1mLで停止した。細胞ハーベスタ(TomTec Mach II細 胞ハーベスタ)を用いて沈殿をフィルターマットに回収し、100%エタノール で洗浄し、乾燥し、LKB β−プレート(plate)カウンターでカウンティン グした。アッセイは、両方の基質、FPTaseレベルおよび時間に関して線型 であ り、反応期間中は10%未満の[3H]−FPPを利用した。精製した化合物を 100%ジメチルスルホキシド(DMSO)に溶かし、20倍希釈してアッセイ を行った。被験化合物非存在下での放射能取り込み量と比較した、被験化合物存 在下での取り込み量によって、阻害パーセントを測定する。 ヒトFPTaseをオマーらの報告(Omer et al.,Biochemistry 32:5167-51 76(1993))に記載の方法に従って得た。0.1%(重量/容量)ポリエチレング リコール20000、10μMのZnCl2および100nMのRas−CVI Mを反応混合物に加えた以外、上記の方法に従って、ヒトFPTase活性のア ッセイを行った。反応は30分間行い、30%(容量基準)トリクロロ酢酸(T CA)のエタノール溶液100μLによって停止し、ウシ酵素の場合について前 述した方法に従って処理した。 上記実施例1〜22に記載された本発明の化合物について、上記のアッセイに より、ヒトFPTaseに対する阻害活性を調べたところ、IC50が<50μM であることが認められた。実施例24 in vivo でのrasファルネシル化アッセイ 本アッセイに使用の細胞系は、ウィルスHa−ras p21を発現したRa t1またはN1H3T3細胞由来のv−ras系である。アッセイはほぼ、デク ルーらの報告(DeClue,J.E.et al.,Cancer Research 51:712-717(1991))に記 載の方法に従って実施する。密集率50〜75%で10cmシャーレに入った細 胞を、被験化合物で処理する(溶媒であるメタノールもしくはジメチルスルホキ シドの最終濃度は0.1%である)。37℃で4時間後、10%の通常DMEM 、2%のウシ胎仔血清および400mCiの[35S]メチオニン(1000Ci /mmol)を供給したメチオニンを含まないDMEM3mL中で細胞を標識す る。さらに20時間後、細胞を細胞溶解緩衝液(1%NP40/20mM HE PES、pH7.5/5mM MgCl2/1mM DTT/10mg/mLアプ ロチニン/2mg/mLロイペプチン/2mg/mLアンチパイン/0.5mM PMSF)1mL中で溶解し、溶解物を100000×gで45分間遠心するこ とで透明とした。酸沈殿可能物カウント数が等しい溶解物の小分けサンプルをI P緩衝液(DTTを含まない細胞溶解緩衝液)で1mLとし、ras特異的モノ クローナル抗体Y13−259で免疫沈殿させる(Furth,M.E.et al.,J.Virol .43:294-304,(1982))。4℃で2時間の抗体インキュベーション後、ウ サギ抗ラットIgGで被覆した蛋白A−セファロースの25%葱濁液200mL を加えて45分間経過させる。免疫沈殿物を、IP緩衝液(20nM HEPE S、pH7.5/1mM EDTA/1%トリトンX−100.0.5%デオキ シコール酸塩/0.1%/SDS/0.1M NaCl)で4回洗浄し、SDS −PAGEサンプル緩衝液中で沸騰させ、13%アクリルアミドゲルに負荷する 。染料先端が底に到達した時点でゲルを固定し、エンライトニング(Enlighteni ng)に浸漬し、乾燥し、オートラジオグラフィーを行う。ファルネシル化ras 蛋白と非ファルネシル化ras蛋白に相当する帯域の強度を比較して、蛋白への ファルネシル転写の阻害パーセントを求める。実施例25 in vivo での成長阻害アッセイ FPTase阻害の生物学的結果を明らかにするため、v−ras、v−ra fまたはv−mos腫瘍遺伝子のいずれかによって形質転換されたRat1細胞 の足場依存性成長に対する本発明の化合物の効果を調べる。v−Rafおよびv −Mos によって形質転換された細胞を分析に含めて、Ras誘発細胞形質転換に対する 本発明の化合物の特異性を評価することができる。 v−ras、v−rafまたはv−mosのいずれかによって形質転換された Rat1細胞を、底のアガロース層(0.6%)の上の培地A(10%ウシ胎仔 血清を補給したダルベッコの調製イーグル培地)における0.3%の表面アガロ ース層に平板(直径35mm)当たり細胞1×104個の密度で接種する。両方 の層に、0.1%メタノールまたは適切な濃度の本発明の化合物(メタノールに 1000倍に溶かして、アッセイで使用する最終濃度とする)を含有させる。細 胞には、0.1%メタノールまたはその濃度の本発明の化合物を含む培地A0. 5mLを週2回供給する。培地に接種してから16日後に顕微鏡写真を撮り、比 較を行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 13/12 A61P 13/12 27/02 27/02 35/00 35/00 43/00 43/00 111 111 C07D 401/14 C07D 401/14 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK,LR ,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 アンソニー,ネビル・ジエイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 ゴウメイス,ロバート・ピイ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126 (72)発明者 トラン,レクハーン・オウ アメリカ合衆国、ニユー・ジヤージー・ 07065、ローウエイ、イースト・リンカー ン・アベニユー・126

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Aで表される化合物 または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニル、チオカルボニル、−C(=NR13)−またはスルホニル部分を も有する4、5、6または7員の複素環であり;ただし、Qは下記のものではな く; Yは、0〜3個の炭素原子がN、SおよびOから選択されるヘテロ原子によっ て置き換わっており、Yが炭素原子を介してQに結合している5、6または7員 の炭素環であり; R1およびR2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2 〜C6アルキニル、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、R11C (O)O−、(R102N−C(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2 、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、 C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R10O −、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11O C(O)−NR10−から選択される) から選択され; R3、R4およびR5は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R11C(O)O−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、 C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、( R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3 、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R11C(O)O−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 NO2、R10C(O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、N3 、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、 C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、( R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11 OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R7は、H;未置換もしくは a)C1-4アルコキシ b)アリールもしくは複素環 c)−C(O)−R11 d)−SO211 e)N(R102または f)C1-4パーフルオロアルキル で置換されたC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環、アリール、アロイ ル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル、 ヘテロアリールスルホニルから選択され; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C3〜C10シクロアルキ ル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、C l、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC (O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(N R10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10− c)未置換またはアリール、シアノフェニル、複素環、C3〜C10シクロアル キル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、パーフルオロアルキル、F、 Cl、Br、R10O−、R11S(O)m−、R10C(O)NH−、(R102NC (O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(N R10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)N Hで置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は独立に、 a)水素 b)アルケニル、アルキニル、パーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10 O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102また はR11OC(O)NR10− c)未置換またはパーフルオロアルキル、F、Cl、Br、R10O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(N R10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR10OC(O)N R10で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; R13は、水素、C1〜C6アルキル、シアノ、C1〜C6アルキルスルホニルおよ びC1〜C6アシルから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、−NR10C(O)−、O、−N(R10)−、−S(O)2 N(R10)−、−N(R10)S(O)2−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘ テロ原子で置き換わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Wは複素環であり; Xは、結合、−CH=CH−、O、−C(=O)−、−C(O)NR7−、− NR7C(O)−、−C(O)O−、−OC(O)−、−C(O)NR7C(O) −、−NR7−、−S(O)2N(R10)−、−N(R10)S(O)2−または− S(=O)m−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは独立に、0、1、2、3または4であり; qは0、1、2または3であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0であり; tは0または1である。] 2.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Aで表される請求項 1に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニル、チオカルボニル、−C(=NR13)−またはスルホニル部分を も有する4、5、6または7員の複素環であり;ただし、Qは下記のものではな く; Yは、フェニル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリル、 チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾリジ ニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチエニルから選択され; R1は独立に、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、 FまたはC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6 アルケニル、R10O−および−N(R102から選択される) から選択され; R3、R4およびR5は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜 C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6パーフルオロアルキル、R12O−、R11S (O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(N R10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC (O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R11 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、 R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、 (R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、 CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR1 0 − c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NC(O)−、(R102 NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10 C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択さ れる) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(C H23−から選択される2価の基を形成しており; R7は、H;未置換もしくは a)C1-4アルコキシ b)アリールもしくは複素環 c)−C(O)−R11 d)−SO211 e)N(R102または f)C1-4パーフルオロアルキル で置換されたC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、複素環、アリール、アロイ ル、ヘテロアロイル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニルから選択 され; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、(R102NS(O)2−、 R11S(O)mNR10−、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O )NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9は、 a)水素 b)C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキ ル、F、Cl、R10−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102N C(O)−、CN、NO2、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、− N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換またはC1〜C6パーフルオロアルキル、F、Cl、R10O−、R11 S(O)m、−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、(R10 2N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O) NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリニ ル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチエニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Wは、ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリ ル、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリ ニル、トリアゾリルまたはイソキノリニルから選択される複素環であり; Xは、結合、O、−C(=O)−、−CH=CH−、−C(O)NR7−、− NR7C(O)−、−NR7−、−S(O)2N(R10)−、−N(R10)S(O )2−または−S(=O)m−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは独立に、0、1、2、3または4であり; qは0、1、2または3であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0であり; tは0または1である。] 3.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Bで表される請求項 1に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニルまたはスル ホニル部分をも有する5または6員の複素環であり;ただし、Qは下記のもので はなく; Yは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリ ル、チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾ リジニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチオフェニルから選択され; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6 アルキル上の置換基は、未置換もしくは置換アリール、複素環、C3〜C10シク ロアルキル、C2〜C6アルケニル、R10O−および−N(R102から選択され る) から選択され; R3およびR4は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(N R10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)− NR10−から選択される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、R11S(O)mNR10−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102NS(O)2−、 R11S(O)mNR10−、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3 、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N S(O)2−、R11S(O)mNR10−、CN、NO2、(R102N−C(NR10 )−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102N−C(NR10)−、(R102NS (O)2−、R11S(O)mNR10−、R10C(O)−、−N(R102またはR1 1 OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチルおよ びハロゲンであり; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエ チルから選択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリニ ル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチエニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは、0、1、2、3または4であり; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0である。] 4.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Cで表される請求項 1に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、QのYへの結合を介在している窒素原子とN、SおよびOから選択され る0〜2個の別のヘテロ原子を有し、さらにはYに結合している窒素原子に隣接 するカルボニルまたはスルホニル部分をも有する5または6員の複素環であり; ただし、 Qは下記のものではなく; Yは、フェニル、チオフェニル、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、フリ ル、チアゾリル、イソチアゾリル、テトラヒドロフリル、ピペリジニル、チアゾ リジニル、ピペラジニルおよびテトラヒドロチオフェニルから選択され; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102、Fまた はC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換もしくは置換C1〜C6アルキル(置換C1〜C6アルキル上の置換基 は、未置換もしくは置換アリール、複素環、 C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、R10O−および−N(R102 から選択される) から選択され; R3およびR4は独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 CN(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C (O)−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およ びR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R11S(O)mNR10−、(R102NS(O)2−、R10 2 N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O)−、N3、−N(R102ま たはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R11S(O)2NR10−、(R102 NS(O)2−、R10 2N−C(NR10)−、 CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−か ら選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R11S(O )2NR10−、(R102NS(O)2−、CN、NO2、(R102N−C(NR1 0 )−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R11S(O)2NR10−、(R102NS(O)2−、(R10 2N−C(NR10) −、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換され たC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、C1〜C6アルキル、トリフルオロメチルおよ びハロゲンであり; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1およびA2は独立に、結合、−CH=CH−、−C≡C−、−C(O)−、 −C(O)NR10−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択され; Vは、 a)水素 b)ピロリジニル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピリジニル、チアゾリル 、ピリドニル、2−オキソピペリジニル、オキサゾリル、インドリル、キノリニ ル、イソキノリニル、トリアゾリルおよびチエニルから選択される複素環 c)アリール d)0〜4個の炭素原子がO、SおよびNから選択されるヘテロ原子で置き換 わっているC1〜C20アルキル e)C2〜C20アルケニル から選択され;ただし、A1がS(O)mの場合はVは水素ではなく、A1が結合 であり、nが0であり、A2がS(O)mの場合はVは水素ではなく; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; nは独立に、0、1、2、3または4であり; pは、0、1、2、3または4であり;ただし、Xが結合もしくはOの場合p は0ではなく; rは0〜5であり;ただし、Vが水素の場合はrは0である。] 5.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Dで表される請求項 3に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、下記のものから選択され; 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキルまたはC1〜C6アルキルから選択され ; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルおよびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6e のうちのいずれか2個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH= CH−CH2−、−(CH24−および−(CH23−から選択される2価の基 を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜 C6アルキル、N−(未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アル キル、(C1〜C6アルキル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ− C1〜C6アルキル、フェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエ チル、アリールおよび置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1は、結合、−C(O)−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択さ れ; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; nは0または1であり;ただし、A1が結合、O、−N(R10) −もしくはS(O)mである場合はnは0ではなく; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4であり; rは0、1または2である。] 6.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Eで表される請求項 4に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 Qは、下記のものから選択され; 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキルまたはC1〜C6アルキルから選択され ; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 、FまたはC2〜C6アルケニル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、C1〜C6アルキルおよびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シクロアルキル、 C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11S(O)m−、R10 C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、 R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O)−NR10−から選択 される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6e のうちのいずれか2個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH= CH−CH2−、−(CH24−および−(CH23−から選択される2価の基 を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜 C6アルキル、N−(未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アル キル、(C1〜C6アルキル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ− C1〜C6アルキル、フェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエ チル、アリールおよび置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選 択され; A1は、結合、−C(O)−、O、−N(R10)−またはS(O)mから選択さ れ; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; nは0または1であり;ただし、A1が結合、O、−N(R10) −もしくはS(O)mの場合はnは0ではなく; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4であり; rは0、1または2である。] 7.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Fで表される請求項 5に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキルまたはC1〜C6アルキルから選択され ; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N(R102 またはF c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、R10O−も しくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換 複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル 、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)− 、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およ びR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、CH3およびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の置換基は、未置換も しくは置換アリール、未置換もしくは置換 複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル 、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)− 、R10 2N−C(NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およ びR11OC(O)−NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいずれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O) NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O )−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アル キル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロアルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエ チルから選択され; Xは、結合、−CH=CH−、−C(O)NR10−、−NR10C(O)−、− NR10−、Oまたは−C(=O)−であり; mは0、1または2であり; pは、0、1、2、3または4である。] 8.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する下記式Gで表される請求項 6に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 [式中、 0〜2個のfは独立にNであり、残りのfは独立にCHであり; R1は、水素、C3〜C10シクロアルキル、R10O−、−N (R102、FまたはC1〜C6アルキルから選択され; R2は独立に、 a)水素 b)アリール、複素環またはC3〜C10シクロアルキル c)未置換またはアリール、複素環、C3〜C10シクロアルキル、C2〜C6ア ルケニル、R10O−もしくは−N(R102によって置換されたC1〜C6アルキ ル から選択され; R3は、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の 置換基は、未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C1 0 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11 S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C( NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O) −NR10−から選択される) から選択され; R4は、H、ハロゲン、CH3およびCF3から選択され; R6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eは独立に、 a)水素 b)未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C10シ クロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、ハロゲン、C1〜C6 パーフルオロアルキル、R12O−、R11S(O)m−、R10C(O)NR10−、 (R102NC(O)−、R10 2N−C(NR10)−、CN、NO2、R10C(O )−、N3、−N(R102またはR11OC(O)NR10− c)未置換C1〜C6アルキル d)置換C1〜C6アルキル(該置換C1〜C6アルキル上の 置換基は、未置換もしくは置換アリール、未置換もしくは置換複素環、C3〜C1 0 シクロアルキル、C2〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、R12O−、R11 S(O)m−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、R10 2N−C( NR10)−、CN、R10C(O)−、N3、−N(R102およびR11OC(O) −NR10−から選択される) から選択されるか;あるいは 隣接する炭素原子上のR6a、R6b、R6c、R6dおよびR6eのうちのいすれか2 個が一体となって、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−、− (CH24−および−(CH23−から選択される2価の基を形成しており; R8は独立に、 a)水素 b)アリール、置換アリール、複素環、置換複素環、C1〜C6アルキル、C2 〜C6アルケニル、C2〜C6アルキニル、C1〜C6パーフルオロアルキル、F、 Cl、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、CN、NO2 、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11O C(O)NR10− c)C1〜C6パーフルオロアルキル、R10O−、R10C(O)NR10−、(R102NC(O)−、(R102N−C(NR10)−、R10C(O)−、−N(R102またはR11OC(O)NR10−で置換されたC1〜C6アルキル から選択され; R9aおよびR9bは独立に、水素、エチル、シクロプロピルまたはメチルであり ; R10は独立に、水素、C1〜C6アルキル、アミノ−C1〜C6アルキル、N−( 未置換もしくは置換ベンゾイル)−アミノ−C1〜C6アルキル、(C1〜C6アル キル)2−アミノ−C1〜C6アルキル、アセチルアミノ−C1〜C6アルキル、フ ェニル−C1〜C6アルキル、2,2,2−トリフルオロエチル、アリールおよび 置換アリールから選択され; R11は独立に、C1〜C6アルキルおよびアリールから選択され; R12は独立に、水素、C1〜C6アルキル、C1〜C6アラルキル、C1〜C6置換 アラルキル、C1〜C6ヘテロアラルキル、C1〜C6置換ヘテロアラルキル、アリ ール、置換アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C1〜C6パーフル オロア ルキル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルから選択され ; A1は結合、−C(O)−、O、−N(R10)−またはS(O)mであり; mは0、1または2であり; nは0または1である。] 9. 4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4−イ ルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}ベンゾニ トリル; 4−[3−(2−オキソ−2H−[1,2’]ヒピリジニル−4−イルメチル )−3H−イミタゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ −ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}−2− メトキシ−ベンゾニトリル; 4−[3−(2−オキソ−1−ピリミジン−2−イル−1,2−ジヒドロ−ピ リジン−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニト リル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチ ル}−ベンゾニトリル; 4−[3−(3’−メチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベン ゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピリミジン−2−イル)−2−オキソ−1, 2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメ チル}−ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−ピラジン−2−イル)−2−オキソ−1,2 −ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチ ル}−2−メトキシ−ベンゾニトリル; 4−{3−[1−(6−クロロ−4−メチル−ピリミジン−2−イル)−2− オキソ−1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチル]−3H−イミタゾール −4−イルメチル}−ベンゾニトリル; 3−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(5’−シアノ−2−オキソ−2H−[1,3’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(4’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミ ダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(6’−メトキシ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル −4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル ; 4−[3−(3’−ニトロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニル− 4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリル; 4−[3−(3’−トリフルオロメチル−2−オキソ−2H−[1,2’]ビ ピリジニル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベン ゾニトリル; 4−{3−[1−(6−トリフルオロメチル−ピリミジン−2−イル)−2− オキソ−1,2−ジヒドローピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール −4−イルメチル}−ベンゾニトリル; 4−[5−(4−ブロモフェノキシ)イミダゾール−1−イルメチル]−1− (6−シアノピラジン−2−イル)−1H−ピリジン−2−オン; 4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ −ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾー ル−1−イルメチル}−2−メトキシ−ベンゾニトリル; から選択されるファルネシル蛋白トランスフェラーゼを阻害する化合物または該 化合物の医薬的に許容される塩。 10.4−[3−(2−オキソ−1−フェニル−1,2−ジヒドロピリジン−4 −イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]ベンゾニトリル; である請求項9に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 11.4−{3−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒ ドロピリジン−4−イルメチル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}ベン ゾニトリル; である請求項9に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 12.4−{5−[1−(3−クロロ−フェニル)−2−オキソ−1,2−ジヒ ドロ−ピリジン−4−イルメチル]−イミダゾール−1−イルメチル}−2−メ トキシ−ベンゾニトリル; である請求項9に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 13.4−{3−[1−(6−クロロ−ピリミジン−2−イル)−2−オキソ− 1,2−ジヒドロ−ピリジン−4−イルメチ ル]−3H−イミダゾール−4−イルメチル}−ベンゾニトリル;である請求項9に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 14.3−[3−(6’−クロロ−2−オキソ−2H−[1,2’]ビピリジニ ル−4−イルメチル)−3H−イミダゾール−4−イルメチル]−ベンゾニトリ ル; である請求項9に記載の化合物または該化合物の医薬的に許容される塩。 15.医薬用担体および該担体中に分散させた治療上有効量の請求項1に記載の 化合物を含有する医薬組成物。 16.医薬用担体および該担体中に分散させた治療上有効量の請求項3に記載の 化合物を含有する医薬組成物。 17.医薬用担体および該担体中に分散させた治療上有効量の請求項4に記載の 化合物を含有する医薬組成物。 18.医薬用担体および該担体中に分散させた治療上有効量の請求項9に記載の 化合物を含有する医薬組成物。 19.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼの阻害を必要とする哺乳動物に対し て、治療上有効量の請求項15に記載の組成物を投与する段階を有するファルネ シル蛋白トランスフェラーゼの阻害方法。 20.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼの阻害を必要とする哺乳動物に対し て、治療上有効量の請求項16に記載の組成物を投与する段階を有するファルネ シル蛋白トランスフェラーゼの阻害方法。 21.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼの阻害を必要とする哺乳動物に対し て、治療上有効量の請求項17に記載の組成物を投与する段階を有するファルネ シル蛋白トランスフェラー ゼの阻害方法。 22.ファルネシル蛋白トランスフェラーゼの阻害を必要とする哺乳動物に対し て、治療上有効量の請求項18に記載の組成物を投与する段階を有するファルネ シル蛋白トランスフェラーゼの阻害方法。 23.癌治療を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項15に記載 の組成物を投与する段階を有する癌治療方法。 24.癌治療を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項16に記載 の組成物を投与する段階を有する癌治療方法。 25.癌治療を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項17に記載 の組成物を投与する段階を有する癌治療方法。 26.癌治療を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項18に記載 の組成物を投与する段階を有する癌治療方法。 27.ニューロフィブロミン良性増殖性障害の治療を必要とする哺乳動物に対し て、治療上有効量の請求項15に記載の組成物を投与する段階を有するニューロ フィブロミン良性増殖性障害の治療方法。 28.網膜血管新生関連の視覚消失の治療を必要とする哺乳動物に対して、治療 上有効量の請求項15に記載の組成物を投与 する段階を有する網膜血管新生関連の視覚消失の治療方法。 29.デルタ型肝炎ウィルスおよび関連ウィルス感染の治療を必要とする哺乳動 物に対して、治療上有効量の請求項15に記載の組成物を投与する段階を有する デルタ型肝炎ウィルスおよび関連ウィルス感染の治療方法。 30.再狭窄の予防を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の請求項15 に記載の組成物を投与する段階を有する再狭窄の予防方法。 31.多嚢胞性腎臓疾患の治療を必要とする哺乳動物に対して、治療上有効量の 請求項15に記載の組成物を投与する段階を有する多嚢胞性腎臓疾患の治療方法 。 32.請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせること で製造される医薬組成物。 33.請求項1に記載の化合物と医薬的に許容される担体とを組み合わせる段階 を有してなる、医薬組成物の製造方法。
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