JP2002511021A - 物体を清掃する方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、物体、好適にはスプレイガンを清掃する方法および装置に関する。少なくとも一つのパルス計数装置（９）が、洗浄液ポンプ（５）からの洗浄液（３）を少なくとも一つの洗浄液ノズル（２）へ供給する洗浄液導管（７）内における洗浄液の脈動流れのパルス数を計数するよう設けられる。パルス計数装置（９）は、少なくとも一つのバルブ装置（１１）を制御して、パルス計数装置（９）で計数される所定のパルス数に対応するよう洗浄液ポンプ（５）に対する圧力媒体導管（１３）を閉止することにより、前記ポンプの作動を中断する。これにより、洗浄液の所望および実際の量または容積が各洗浄工程の中で同一となるよう確保される。

Description

【発明の詳細な説明】 物体を清掃する方法および装置 本発明は、物体、好適にはスプレイガンを清掃する方法および装置であって、 洗浄液が、物体を清掃するため少なくとも一つの洗浄液ノズルにより放出され、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の洗浄液ポンプが作動 されて、前記ポンプおよび前記ノズルの間に設けられる洗浄液導管内に洗浄液の 脈動流れが生成される方法および装置に関する。 スプレイガンを清掃する清掃方法の先行技術は、欧州特許第０３００２４８号 公報に開示されている。しかしながら、この先行技術の方法においては、洗浄時 間が、一般に空気圧または機械的タイマで決定されていることから幾つかの不利 が発生する。前記タイマは、洗浄時間の計測開始を、洗浄液ポンプとノズルとの 間の洗浄液導管内に存在される洗浄液の有無または多寡によって左右される。例 えば、若し前記導管が洗浄液で完全に充満されていると、洗浄は、タイマが洗浄 液ポンプを始動すると直ちに開始される。しかしながら、洗浄液導管が洗浄液で 充満されていない場合は、洗浄開始までに或る時間を要し、すなわち、洗浄液ポ ンプが洗浄液導管を充満するに要する時間を必要とする。 前記理由のため、タイマで要求される洗浄時間と実際の洗浄時間とは対応され ず、実際の洗浄時間は、洗浄液が洗浄液導管内にどれだけ存在されているかによ って実質的に変更される。このことは、実際の洗浄時間が、スプレイガンの満足 な洗浄には余りにも短くなりこのため許容されない。 所望および実際の洗浄時間の間の前記相違は、例えば、短い洗浄時間の場合、 例えば、スプレイガンを循環洗浄液で洗浄した後で清浄洗浄液でゆすぐような間 に特に厄介となる。このようなゆすぎの間は、清浄洗浄液を節約するため、特に 清浄洗浄液は少量でも有用であるので、一般に短い洗浄時間が選定される。 液体導管が、スプレイガンのこの短時間のゆすぎの間に最初空である場合には 、実際の洗浄時間は所望の洗浄時間の僅かに半分となり、このためスプレイガン の清掃は不完全となる。 ゆすぎの間の清浄洗浄液の受容できる消費量は、例えば、３ｄｌのオーダであ る。洗浄の目的にしばしば使用される洗浄液ポンプの標準的なストローク容積は 約１ｄｌであり、またこの種のポンプの標準的な回転数は、例えば、秒当り１ス トローク（１Ｈｚ）である。 従って、上記ゆすぎのためのタイマは、３秒のゆすぎにセットされなければな らない。しかしながら、このような精密または正確な空気圧または機械的タイマ の製作は困難である。タイマが、例えば、±２秒の公差を有すると、洗浄液消費 量には±２ｄｌの変動が与えられ、すなわち、洗浄液の消費量は１および５ｄｌ の間で変動され、従って、無制御の消費および無制御または不正確な洗浄結果と なる。 洗浄液導管が充満されているかいないかの不正確さは、不正確なタイマと共に 、各サイクル中の所望および実際の洗浄液量が対応されていないので、特に短時 間の洗浄サイクルの間において、全く誤った洗浄結果を招来する。 本発明の目的は上述した問題を解決することにあり、そしてこれは、後述する 請求の範囲１の特徴要件で規定される方法手段によって達成される。 前記問題は、また、後述する請求の範囲１４の特徴要件で規定される装置手段 によっても解決される。 洗浄液導管内における洗浄液の脈動流れのパルス数を計数すると共に、このパ ルスの所定数に対応して洗浄液ポンプの作動を中止または中断することにより、 洗浄液の所望および実際の放出流量を各洗浄工程の中で同一となるよう確保する ことができる。 次に、本発明を添付図面を参照しながら以下更に詳細に説明する。図において 図１は、本発明に係る物体清掃用の装置を示す略図であり、 図２は、二つの連続洗浄操作または工程の間に二つの異なる洗浄液を用いる、 本発明に係る物体清掃用の装置を示す略図であり、 図３は、本発明の装置の部分を形成するパルス計数装置の、休止位置における 側面図であり、 図４は、図３に示すパルス計数装置の、始動位置における側面図であり、また 図５は、図３に示すパルス計数装置の、バルス計数位置における側面図である 。 図示される装置は、物体、好適には、例えば、エナメル塗装車両等に使用され る形式のスプレイガン１等の清掃用に適用される。このようなスプレイガン１お よびその関連部材が、スプレイガン１用のブラケット（図示せず）を備える洗浄 チャンバＴ（略図で示す）内に配置されている。この洗浄チャンバＴ内には、一 つまたはそれ以上の洗浄液ノズル２が設けられそして洗浄液３および／または４ を所定に放出することにより、前記スプレイガン１の外側および／または内側上 に付着されている残存ペンキが除去されるまで、このスプレイガンの外側および ／または内側を洗浄するように構成されている。 洗浄液３および／または４は、溶剤、例えば、シンナであって良い。 図１に示す清掃装置は、スプレイガンを、循環させる洗浄液３で洗浄し、洗浄 操作または工程を遂行するよう適用される。この清掃装置は、圧力媒体操作の、 好適には圧縮空気操作の洗浄液ポンプ５を含み、このポンプは、いわゆる脈動形 式と称されるものからなり、そして、前記ポンプ５および前記ノズル２の間に設 けられる洗浄液導管７内に洗浄液の脈動流れを生成する。 図示装置において、循環する洗浄液３を用いる洗浄工程は、所望および実際の 洗浄液の量が同一となるように制御される。この目的のため、洗浄装置はパルス 計数装置９を含み、この計数装置は、バルブ装置１１を、パルス計数装置９で計 数される所定のパルス数に対応するよう制御して、圧力媒体、すなわち、好適に は洗浄液ポンプ５の操作に適用される圧縮空気用の圧力媒体導管１３を閉止する ことにより、前記ポンプ５の作動、すなわち、清浄工程を中断する。 パルス計数装置９は、好適には、導管７が洗浄液３で充満され、且つその内圧 が洗浄液ポンプ５と洗浄液ノズル２との間に発生された際に、前記洗浄液導管７ 内の洗浄液の脈動流れのパルスを計数し始めるよう構成されている。 洗浄液導管７およびパルス計数装置９は、好適には連結導管１４を介して互い に連結され、そしてこの導管内において圧力が洗浄液ポンプ５の各ポンプストロ ーク毎に増大されると共に前記ポンプ５の各返り動作毎に減小され、そして前記 圧力の増加が検出されてパルス計数装置９が制御されるよう構成されている。 洗浄工程の間、洗浄液ポンプ５は、洗浄液コンテナＢ１から循環されることが できる洗浄液３を吸込導管Ｓを介して吸入し、そしてこの洗浄液３は、洗浄チャ ンバＴから返り導管Ｒを介して前記コンテナＢ１へ返還されるよう循環される。 図１に示す清掃または洗浄装置の作動は、循環用の洗浄液３を用いる洗浄工程 が、パルス計数装置９と協働する始動装置Ａ（略図的に示す）の作動によって始 動され、そしてこの場合、前記計数装置は始動位置にセットされると共にバブル 装置１１は開成される。これにより、圧力媒体源が、洗浄液ポンプ５に対する洗 浄液導管１３内の圧力を確立し、前記洗浄液ポンプが作動されて循環されるべき 洗浄液３が洗浄液コンテナＢ１から吸引され、洗浄液導管７を充満すると共にそ の内圧を確立する。これが完了すると、洗浄工程が始動され、そしてこれにより 洗浄液導管７内に生成される洗浄液パルスがパルス制御装置９によって検出また は読取られる。このパルス制御装置９が所定数の洗浄液パルスを計数すると、バ ルブ装置１１が圧力媒体導管１３を閉止するように制御され、そしてこれにより 、洗浄液ポンプ５の作動が中断されると共に循環される洗浄液３を用いる洗浄工 程が終了する。 図２に示す清掃装置は、二つの連続する洗浄工程で二つの異なる洗浄液を用い てスプレイガンを洗浄する装置であり、前記洗浄液は循環用の洗浄液３と清浄な 洗浄液４である。これらの洗浄手順は、好適には、循環洗浄液３を用いる最初の 洗浄工程と、その後でスプレイガン１をゆすぐために清浄洗浄液４を用いる洗浄 工程とからなる。 前記後者の洗浄または清掃装置は、循環用の洗浄液３を用いる洗浄システムに 関しては、図１に示す清掃装置と実質的同一のユニットを有する。すなわち、図 ２に示す清掃装置は、圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第一脈動形洗浄 液ポンプ５を含み、このポンプ５は、洗浄液導管７内に洗浄液の脈動流れを生成 する。そして図２に示す清掃装置においても、図１に示す清掃装置と同様に、パ ルス計数装置９、バルブ装置１１、圧力媒体導管１３、連結導管１４、循環用洗 浄液３の洗浄液コンテナＢ１、吸込導管Ｓおよび返り導管Ｒが設けられている。 この、循環用洗浄液３用の洗浄システムは、図１に示す洗浄システムとして作動 する。 スプレイガン１を清浄洗浄液４でゆすぐために、図２に示す清掃装置は、更に 、圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第二洗浄液ポンプ６を含み、そして こ のポンプは、同じくいわゆる脈動形からなり、この第二ポンプ６と洗浄液ノズル ２との間に配置される第二洗浄液導管８内に洗浄液の脈動流れを生成する。ゆす ぎ工程も、また、所望および実際の洗浄液量が同一となるように制御される。こ れは、第二パルス計数装置１０が、この第二パルス計数装置１０で計数される所 定のパルス数に対応して第二バルブ装置１２を制御することにより、圧力媒体導 管１３のブランチ１３ａを閉止して、第二洗浄液ポンプ６および従って清浄洗浄 液４を用いるゆすぎ操作または工程を中断する際に到達される。 第二パルス計数装置１０は、好適には、第二洗浄液導管８が洗浄液３で充満さ れ且つその内圧が第二洗浄液ポンプ６と洗浄液ノズル２との間に発生された際に 、前記導管８内の洗浄液の脈動流れのパルスを計数するよう構成されている。 第二洗浄液導管８および第二パルス計数装置１０は、好適には連結導管１５を 介して互いに連結され、そしてこの導管内において圧力が第二洗浄液ポンプ６の 各ポンプストローク毎に増大されると共に前記第二ポンプ６の各返り動作毎に減 小され、そして前記圧力の増加が検出されて前記第二パルス計数装置１０が制御 されるよう構成されている。 スプレイガン１の清浄洗浄液４によるゆすぎ洗浄工程の間、第二ポンプ６は液 コンテナＢ２から吸込導管Ｓ２を介して前記清浄洗浄液４を吸入し、そしてこの 洗浄液４は返り導管Ｒを介して洗浄チャンバから洗浄液コンテナＢ１内へ流入さ れる。 図２に示す清掃装置は、両パルス計数装置９，１０に共通な始動装置１０が、 前記パルス計数装置をその始動位置にセットすると同時にバルブ装置１１および １２を開成するようにして作動される。これにより、圧力媒体源Ｋが、第一洗浄 液ポンプ５に対する圧力導管ブランチ１３ｂおよび１３ｃおよび同じく１３ｆ内 の圧力を確立し、前記ポンプが作動されて循環される洗浄液３を洗浄液コンテナ Ｂ１から吸引し、洗浄液導管７を充満すると共にその内圧を確立する。これが完 了すると、循環用の洗浄液を用いる洗浄工程が始動され、そしてこの工程の間に 第一洗浄液導管７内に生成される洗浄液パルスが第一パルス制御装置９によって 読取られ、そしてこのパルス制御装置が、所定のパルス数を計数した後に第一バ ルブ装置１１を制御または操作することにより、圧力媒体導管１３，１３ｂ，１ ３ｃおよび従って第一洗浄液ポンプ５の作動を閉止する。 循環される洗浄液３を用いるこの洗浄工程の間は、第二洗浄液ポンプ６は作動 されない。このことは、ブロックバルブ１６が、圧力媒体導管ブランチ１３ｄ、 １３ｅの間に設けられているからである。このブロックバルブ１６は、連結導管 １３ｆを介して圧力媒体導管１３，１３ｂ，１３ｃと協働され、そして前記導管 １３，１３ｂ，１３ｃ内の圧力で制御されて圧力媒体導管１３ａ，１３ｄを閉止 することにより、圧力媒体導管１３，１３ｂ，１３ｃ内および従って連結導管１ ３ｆ内に圧力が生成されている際は、第二洗浄液ポンプ６を圧力下にセットしな い、すなわち、始動しないよう構成されている。しかしながら、循環用の洗浄液 ３を用いる洗浄工程が終了しそして第一バルブ装置１１が圧力媒体導管１３，１ ３ｂ，１３ｃを閉止すると、その内部および連結導管１３ｆ内の圧力が降下し、 これによりブロックバルブ１６が制御または操作されて圧力媒体導管１３ａ，１ ３ｄを１３ｅに開成し、この結果、圧力下にセットされそして第二洗浄液ポンプ ６が始動される。すなわち、清浄洗浄液４を用いるゆすぎ工程は、循環されるこ とができる洗浄液３を用いる洗浄工程が終結された後に初めて自動的に始動され る。 上述したように、第二洗浄液ポンプ６は、清浄洗浄液４を洗浄液コンテナＢ１ から吸引して第二洗浄液導管８を充満すると共にその内部に圧力を確立または生 成する。これが完了すると、清浄洗浄液４を用いるゆすぎ工程が開始され、そし てこの工程の間に第二洗浄液導管８内で生成される洗浄液パルスが第二パルス計 数装置１０で読取りまたは検出される。この装置１０が所定の洗浄液パルス数を 計数すると、第二バルブ装置１２が制御または操作されて圧力媒体導管１３ａ， １３ｄ，１３ｅを閉止することにより、第二洗浄液ポンプ６の作動が中断される と共に清浄洗浄液４を用いるゆすぎ工程が終結される。 また、更に言及さるべきは、第二洗浄液導管８内には、洗浄液導管７内のパル スの第二パルス計数装置１０への伝達を防止するためのチェックバルブ１７が設 けられている。 図１に示す清掃装置のパルス計数装置９または図２に示す清掃装置のパルス計 数装置９，１０は、電気的には操作されない。図３〜図５に示すように、このよ うなパルス計数装置９および／または１０は膜またはダイアフラム１８を含むこ とができ、そしてこのダイアフラムは、それぞれの洗浄液導管７，８内の圧力増 加およびそれぞれの連結導管１４，１５内の圧力増加および各洗浄液パルスに対 して付与されるパルス計数動作に対応する圧力増加によって影響される。ダイア フラム１８は制御肩部１９と協働され、そしてこの制御肩部は、ピボット２０上 に変位可能且つ旋回可能に枢支されると共にダイアフラム１８のパルス計数動作 をパルス計数ホイール２１に伝達するように構成されている。すなわち、制御肩 部１９はパルス計数ホイール２１上の外歯２２と協働され、そしてこれにより、 各パルス計数動作の伝達の間に制御肩部がパルス計数ホイール２１を一歯２２ず つ時計方向へ旋回または回転させる。そしてこの場合、ピボット２０上に枢着さ れている送り肩部２３が歯２２上をスナップオーバすることにより、パルス計数 ホイール２１の反時計方向回転が防止されている。 ダイアフラム１８および制御肩部１９が一パルス計数動作を伝達すると、前記 部材は復帰スプリング１８ａを介して復帰される。 パルス計数ホイール２１は、このホイールが制御肩部１９で回転されると伸長 される復帰スプリング２４と協働する。パルス計数ホイール２１は、更に、回転 停止手段２５であって、パルス計数ホイール２１が始動位置にある際に始動位置 手段２６と係合するよう構成される回転停止手段を含む。前記始動位置手段２６ は、パルス計数工程におけるパルス数を変更できるよう、パルス計数ホイール２ １に対しセットされることができる。パルス計数ホイール２１は、また、凹部２ ７であって、軸線２９上に枢着または装着されるロック肩部２８が係合される凹 部を有する。 始動装置ＡおよびＡ１は、それぞれ操作スライド３０を含みまたはこれに連結 され、この操作スライドは、変位可能に装着されていて、パルス計数装置９およ び１０がそれぞれ休止位置にある際にバルブ装置１１および１２をそれぞれ閉止 するためのバルブ閉止位置ＶＬ（図３参照）を取ることかできる。操作スライド ３０は、このスライドを前記バルブ閉止位置ＶＬに変位する復帰スプリング３１ と協働される。 操作またはアクチュエータスライド３０は、端縁部分３３を備える肩部３２を 有し、前記スライドが前記端縁部分を通して制御肩部１９と協働されることによ り、この制御肩部および送り肩部２３が復帰スプリング３４，３５の作用に抗し てそれぞれの中立位置Ｆ１及びＦ２（図４参照）にセットされ、この位置では、 これら肩部はパルス計数ホイール２１を解放する。肩部３３は、ロック肩部２８ をロック位置ＬＬ（図３参照）に保持するよう設計され、この位置では、ロック 肩部はパルス計数ホイール２１の凹部２７内に係合してこのホイールが復帰スプ リング２４で回転されるのを防止する。操作スライド３０は、肩部３２の前方に 細幅部材３６を有し、この部材は、操作スライド３０が始動位置ＳＬ（図４参照 ）へ変位された際に、ロック肩部２８を凹部２７との係合から離脱させて中立位 置ＦＬ（図４参照）へ旋回させそしてパルス計数ホイール２１を解放することに より、復帰スプリング２４による前記ホイールの時計方向への回転を行わせ、こ の回転動作は回転停止手段２５の始動位置手段２６との対接で停止される。 図３に、休止位置にセットされているパルス計数装置９および１０がそれぞれ 図示されているが、この状態では、復帰スプリング２４は伸長されまたパルブ装 置１１および１２はそれぞれ閉止されている。洗浄工程を開始するために、操作 スライド３０が左側へ、始動位置ＳＬ（図４参照）に達するまで移動される。こ の操作スライド３０の変位が、下記の同時的な作用を発生する。すなわち、 ａ）バルブ装置１１および１２がそれぞれ開成され、そしてこれにより、それ ぞれの洗浄液ポンプ５または６が圧力下にセットされると共に作動化される。 ｂ）制御肩部１９および送り肩部２３が、それぞれその中立位置Ｆ１およびＦ ２へ旋回される。 ｃ）ロック肩部２８がそのロック位置ＬＬから中立位置ＦＬへ旋回されると共 に、復帰スプリング２４がパルス計数ホイールをその始動位置（この位置で、回 転停止手段２５が始動位置手段２６に係合される）へ回転する。 その後で、操作またはアクチュエータスライド３０が解放され、そしてパルス 計数装置９および１０が、それぞれ図５に係るパルス計数位置を占める。 ダイアフラム１８および従って制御肩部１９がパルス計数動作に負荷されると 、パルス計数ホイール２４が時計周り方向へ段階的に回転され、そして操作スラ イド３０の肩部３２がその前端縁部３７でロック肩部２８に係合され、これによ り 操作スライド３０が、バルブ装置１１および１２をそれぞれ開成させる位置ＶＯ （図５参照）にセットされる。 パルス計数ホイール２１が所定のパルス数に対応する所定の段階数を時計方向 へ回転されると、凹部２７がロック肩部２８に対向する位置へ回動され、そして これにより前記肩部が肩部３２手段を介して前記凹部２７内へ押下げられると共 に、復帰スプリング３１が操作スライド３０上に作用される。このスプリング３ １は、操作スライド３０を（右側へ）そのバルブ閉止位置ＶＬ（図３参照）まで 変位させ、この結果、バルブ装置１１および１２がそれぞれ閉止されそしてそれ ぞれの洗浄液ポンプ５または６の作動が中断される。 次いで、上述した始動機能が繰返されて、パルス計数装置９および１０がそれ ぞれ同じ順序で同じモーメントを実行することができる。 先に述べた方法および装置は、添付される請求の範囲の範囲内で変更されるこ とができる。例えば、説明していない方法の例として、パルス計数は説明したと は別の方法且つ別の場所で行われ、また、説明した装置の例として、パルス計数 装置は説明したとは全く異なる構造を有し、異なる流通洗浄液量を用いる洗浄工 程数に対応して別の数のパルス計数装置を設けることができる。 最後に、説明した方法および装置は、スプレイガンおよびその付属部材とは別 の物体の清掃にも使用され、また、図１に示す清掃装置は、循環液の代わりに清 浄液を用いる洗浄にも使用されることができ、更に、洗浄液を放出する洗浄液ノ ズルの数は、一つまたはその他別の適宜の数であって良い。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ， ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 物体、好適にはスプレイガンを清掃する方法であって、 洗浄液（３または３および４）が、物体を清掃するため少なくとも一つの洗浄 液ノズル（２）により放出され、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の洗浄液ポンプ（５ または５および６）が作動されて、前記ポンプ（５または５および６）および前 記ノズル（２）の間に設けられる洗浄液導管（７または７および８）内に洗浄液 の脈動流れが生成される方法において、 洗浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパルス数が 計数され、 洗浄液ポンプ（５または５および６）の作動および従って洗浄工程が所定数の パルスに対応して中断されることを特徴とする物体の清掃方法。 ２． 洗浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパルス 数の計数は、前記導管（７または７および８）が洗浄液で充満され且つその内部 に圧力が生成または確立された後に初めて開始されることを特徴とする請求項１ 記載の方法。 ３． 洗浄液ポンプ（５または５および６）の作動は、洗浄液導管（７または７ および８）内における洗浄液の脈動流れの所定数パルスが計数された際に、前記 ポンプ（５または５および６）を作動する圧縮媒体用の、好適には圧縮空気用の 圧力媒体導管（１３または１３および１３ａ）が閉止されることにより中断され ることを特徴とする請求項１記載の方法。 ４． バルブ装置（１１または１１および１２）が制御されて、洗浄液導管（７ または７および８）内における洗浄液の脈動流れの所定数パルスが計数された際 に圧力媒体導管（１３または１３および１３ａ）が閉止されることを特徴とする 請求項３記載の方法。 ５． 洗浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパルス 数はパルス計数装置（９または９および１０）で計数されることを特徴とする請 求項１乃至４のいずれかに記載の方法。 ６． パルス計数装置（９または９および１０）は、或るパルス計数工程でパル ス数を計数した後で、次のパルス計数工程でパルス数を計数するよう自動的にリ セットされることを特徴とする請求項５記載の方法。 ７． 各パルス計数工程で計数されるべきパルス数は変更することができること を特徴とする請求項６記載の方法。 ８． 洗浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパルス 数は、各洗浄液パルスが、前記洗浄液導管（７または７および８）とパルス計数 装置（９または９および１０）との間の連結導管（１４または１４および１５） 内の圧力を増大し、そしてこの連結導管（１４または１４および１５）内の各圧 力増大が前記パルス計数装置（９または９および１０）に影響する間に計数され ることを特徴とする請求項１乃至７のいずれかに記載の方法。 ９． 洗浄液導管（７または７および８）内における各洗浄液流れのパルスは、 パルス計数装置（９または９および１０）の部分を形成するダイアフラム（１８ ）の上にバルス計数動作を発生し、 前記パルス計数動作は、パルス計数装置（９または９および１０）の部分を形 成するパルス計数ホイール（２１）へ伝達され、前記ホイールは各パルス計数動 作に対応して回転され、 パルス計数装置（９または９および１０）の部分を形成する復帰スプリング（ ２４）が、パルス計数ホイール（２１）がパルス計数動作に対応して回転される 際に伸長され、 パルス計数ホイール（２１）が所定数の計数パルスに対応して回転された際に 、バルブ装置（１１または１１および１２）が制御または操作されて、洗浄液ポ ンプ（５または５および６）を操作するための圧力媒体、好適には圧宿空気の圧 力媒体導管（１３または１３および１３ａ）を閉止することにより、前記ポンプ の作動が中断され、 パルス計数装置（９または９および１０）が新たなパルス計数工程を作動され る際に、パルス計数ホイール（２１）が復帰スプリング（２４）を介して始動位 置へリセットされることを特徴とする請求項１乃至８のいずれかに記載の方法。 １０． 物体（１）は、循環されることができる洗浄液（３）を用いる洗浄工程 の間と次いで清浄洗浄液（４）を用いる第二洗浄工程の間とで洗浄されることを 特徴とする請求項１乃至９のいずれかに記載の方法。 １１． 物体は、第一洗浄工程の間は循環されることができる洗浄液（３）で洗 浄され次いで第二洗浄工程の間は清浄洗浄液（４）で洗浄され、そして前記第二 洗浄工程は好適には第一洗浄工程が完了された時に自動的に開始されることを特 徴とする請求項１０記載の方法。 １２． 請求項１０または１１記載の方法であって、 第一洗浄工程の間循環されることができる洗浄液（３）は、循環用の前記洗浄 液（３）で物体（１）を洗浄するための少なくとも一つの洗浄液ノズル（２）か ら放出され、 清浄洗浄液（４）は、第二洗浄工程の間、前記清浄洗浄液（４）で物体（１） をゆすぐための少なくとも一つの洗浄液ノズル（２）から放出される方法におい て、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第一洗浄液ポンプ （５）が、この第一ポンプ（５）と前記ノズル（２）との間に設けられる第一洗 浄液導管（７）内に、循環される洗浄液（３）からなる洗浄液の脈動流れを生成 するために作動され、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第二洗浄液ポンプ （６）が、この第二ポンプ（６）と前記ノズル（２）との間に設けられる第二洗 浄液導管（８）内に、清浄洗浄液（４）からなる洗浄液の脈動流れを生成するた めに作動され、 物体（１）を、循環されることができる洗浄液（３）で洗浄する間に、前記第 一洗浄液導管（７）内における洗浄液の脈動流れのパルス数が計数され、 前記第一洗浄液ポンプ（５）の作動および従って循環用の洗浄液（３）を用い る第一洗浄工程が、前記第一洗浄液導管（７）内における洗浄液の脈動流れの所 定数の計数パルスに対応して中断され、 物体（１）を清浄洗浄液（４）で洗浄する間に、前記第二洗浄液導管（８）内 における洗浄液の脈動流れのパルス数が計数され、 前記第二洗浄液ポンプ（６）の作動および従って清浄洗浄液（４）を用いる第 二洗浄工程が、前記第二洗浄液導管（８）内における洗浄液の脈動流れの所定数 の計数パルスに対応して中断されることを特徴とする方法。 １３． 洗浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパル ス数は、非電気的操作のパルス計数装置（９または９および１０）によって計数 されることを特徴とする請求項１乃至１２のいずれかに記載の方法。 １４． 物体、好適にはスプレイガンを清掃する装置であって、 少なくとも一つの洗浄液ノズル（２）が設けられて、物体を清掃するための洗 浄液（３または３および４）が放出され、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の洗浄液ポンプ（５ または５および６）が設けられて、前記ポンプ（５または５および６）および前 記ノズル（２）の間に設けられる洗浄液導管（７または７および８）内に洗浄液 の脈動流れが生成される装置において、 少なくとも一つのパルス計数装置（９または９および１０）が設けられて、洗 浄液導管（７または７および８）内における洗浄液の脈動流れのパルス数が計数 され、 パルス計数装置（９または９および１０）が、少なくとも一つのバルブ装置（ １１または１１および１２）を制御して、パルス計数装置（９または９および１ ０）で計数される所定数のパルスに対応するよう、圧力媒体導管（１３または１ ３および１３ａ）を閉止することにより前記ポンプの作動および従って洗浄工程 を中断し、この圧力媒体導管は、洗浄液ポンプ（５または５および６）を作動す るよう意図される圧力媒体用の好適には圧縮空気用の圧縮空気導管から、なるこ とを特徴とする装置。 １５． パルス計数装置（９または９および１０）は、洗浄液導管（７または７ および８）が洗浄液で充満され且つその内部に圧力が生成または確立された際に 初めて前記導管内における洗浄液の脈動流れのパルス計数を開始されることを特 徴とする請求項１４記載の装置。 １６． パルス計数装置（９または９および１０）は復帰スプリング（２４）を 有し、これにより、前記パルス計数装置（９または９および１０）が或るパルス 計数工程でパルス数を計数した際に前記装置が次のパルス計数工程でパルス数を 計数できるように前記装置が自動的にリセットされることを特徴とする請求項１ ４または１５記載の装置。 １７． 装置は、洗浄工程の間循環されることができる洗浄液（３）で物体（１ ）を洗浄する手段（２，５，９，Ｂ１）と、および第二洗浄工程の間清浄洗浄液 （４）で物体（１）を洗浄する手段（２，６，１０，Ｂ２）とを含むことを特徴 とする請求項１４乃至１６のいずれかに記載の装置。 １８． 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第一洗浄液 ポンプ（５）が設けられて、この第一ポンプ（５）と前記ノズル（２）との間に 設けられる第一洗浄液導管（７）内に、循環する洗浄液（３）からなる洗浄液の 脈動流れが生成され、 少なくとも一つの圧力媒体操作の、好適には圧縮空気操作の第二洗浄液ポンプ （６）が設けられて、この第二ポンプ（６）と前記ノズル（２）との間に設けら れる第二洗浄液導管（８）内に、清浄洗浄液（４）からなる洗浄液の脈動流れが 生成され、 第一パルス計数装置（９）が設けられて、前記第一洗浄導管（７）内における 循環する洗浄液（３）の脈動流れのパルス数が計数され、 前記第一パルス計数装置（９）が、少なくとも一つの第一バルブ装置（１１） を制御して所定の計数パルス数に対応するよう、第一洗浄液ポンプ（５）を作動 するよう意図される圧力媒体用の、好適には圧縮空気用の圧縮空気導管からなる 第一圧力媒体導管（１３）を閉止することにより前記ポンプの作動従って循環す る洗浄液（３）を用いる洗浄工程が中断され、 第二パルス計数装置（１０）が設けられて前記第二洗浄導管（８）内における 清浄洗浄液（４）の脈動流れのパルス数が計数され、 前記第二パルス計数装置（１０）が、少なくとも一つの第二バルブ装置（１２ ）を制御して所定の計数パルス数に対応するよう、第二洗浄液ポンプ（６）を作 動するよう意図される圧力媒体用の、好適には圧縮空気用の圧縮空気導管からな る第二圧力媒体導管（１３ａ）を閉止することにより、前記ポンプの作動および 従って清浄洗浄液（４）を用いる洗浄工程が中断されることを特徴とする請求項 １７記載の装置。 １９． 第一および第二パルス計数装置（９および１０）が同時に始動位置に位 置され、 第一および第二バルブ装置（それぞれ１１および１２）がそれぞれのパルス計 数装置（それぞれ９および１０）により制御または操作されて、第一および第二 洗浄液ポンプ（それぞれ５および６）をそれぞれ作動するための圧力媒体用の、 好適には圧縮空気用の第一および第二圧力媒体導管（それぞれ１３および１３ａ ）がそれぞれ開成され、 ブロックバルブ（１６）が第二圧力媒体導管（１３ａ，１３ｄ，１３ｅ）内に 設けられ、そしてこのブロックバルブ（１６）が制御または操作されて、第二圧 力媒体導管（１３ａ，１３ｄ，１３ｅ）が、第一圧力媒体導管（１３，１３ｂ， １３ｃ）内の圧力媒体圧力からの影響を介し第二洗浄液ポンプ（６）に対して閉 止されることにより、前記第二洗浄液ポンプ（６）が、第一洗浄液ポンプ（５） の作動中は作動されなくなり、前記ブロックバルブ（１６）が更に制御または操 作されて、第二圧力媒体導管（１３ａ，１３ｄ，１３ｅ）が、第一圧力媒体導管 （１３，１３ｂ，１３ｃ）内の圧力媒体圧力の影響が終息された間に開成される ことにより、第二洗浄液ポンプ（６）が、第一洗浄液ポンプ（５）の非作動化中 に作動化されることを特徴とする請求項１８記載の装置。 ２０． パルス計数装置（９および／または１０）は、洗浄液導管（７および／ または８）内の各洗浄液流れパルスによるパルス計数動作を付与されるダイアフ ラム（１８）を含み、 制御肩部（１９）が、ダイアフラム（１８）のパルス計数動作をパルス計数ホ イール（２１）へ伝達するよう設けられると共に前記ホイールを各パルス計数動 作に対応して回転し、そして復帰スプリング（２４）が伸長されるように設けら れ、 パルス計数ホイール（２１）が所定数の計数パルス回転の後に手段（３０）を 解放することによりこの手段が洗浄液ポンプ（５および／または６）に対する圧 力媒体導管（１３および／または１３ａ）を閉止するバルブ装置（１１および／ または１２）を閉止し、これにより前記ポンプ（５および／または６）の作動が 中断されることを特徴とする請求項１４乃至１９のいずれかに記載の装置。 ２１． パルス計数ホイール（２１）は、始動装置（Ａおよび／またはＡ１）が 作動化されて復帰スプリング（２４）がパルス計数ホイール（２１）を始動位置 へリセットまたは復帰させる際にロック肩部（２８）により解放されることを特 徴とする請求項２０記載の装置。 ２２． パルス計数装置（９および／または１０）は、非電気的に作動されるこ とを特徴とする請求項１４乃至２１のいずれかに記載の装置。