JP2002510111A - トラック識別を備えるテープサーボパターン - Google Patents

トラック識別を備えるテープサーボパターン

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JP2002510111A
JP2002510111A JP2000541674A JP2000541674A JP2002510111A JP 2002510111 A JP2002510111 A JP 2002510111A JP 2000541674 A JP2000541674 A JP 2000541674A JP 2000541674 A JP2000541674 A JP 2000541674A JP 2002510111 A JP2002510111 A JP 2002510111A
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    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
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    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes
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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5504Track change, selection or acquisition by displacement of the head across tape tracks

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 トラック識別を持つ磁気テープサーボパターンに関する。トラックを奇数または偶数として識別する情報と組合せて各フレーム上の一つ以上のトラックと交差するトラック識別領域からのトラック識別情報を含む磁気テープサーボパターンが、トラックを独特に識別するために使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は、動的磁気情報記憶または検索のフィールドに関する。より詳細には
、本発明はレコーダー機構の自動制御のフィールドに関する。更に詳細には、本
発明はトラック識別に関する。それに限定するものではなく更に特性化するため
に、本発明はトラック識別フィールドを持つサーボパターンである。
【0002】 背景技術 磁気テープ記録は、音声およびデータ情報を記録するために、永年に亙って利
用されている。情報記録および検索のために磁気テープは特に信頼性があり、コ
スト的に有効であり、および使用するのに簡単であることが判ってきている。磁
気テープをより有用に、およびコスト的に有効にするための努力において、与え
られたテープの幅および長さ当たりのより多いデータを記憶するための試みが行
われてきている。これは一般に、与えられたテープ幅に、より多くのデータトラ
ックを含むことによって達成されている。より多くのデータを記憶するできるよ
うになったが、このデータトラック数の増加により、それらのトラックがテープ
上に更に高密度に詰められている。データトラックがより密接配置されるに従い
、データの読み取りおよび書き込みにおいて誤差はより容易に発生しやすくなる
ので、テープヘッドに関するテープの正確な位置決めは一層重要になる。テープ
−テープヘッド間の位置決めは、テープまたはテープヘッドにおける変化、空気
流によって起こされるテープ移動、温度、湿度、テープの縮み、および他の要因
によって、特にテープの外側エッジにおいて影響を受けるであろう。
【0003】 データトラックの精度を増加するように、テープヘッドに関するテープの正し
い位置決めを維持するために、サーボトラックが参照点を与えるように採用され
ている。テープ上に置かれるデータトラックの数に従って一つ以上のサーボトラ
ックが使用されるであろう。サーボトラックから感知された信号は、ヘッドを移
動し、およびサーボ信号を通常の大きさに保つ制御システムに供給される。サー
ボ読み取りギャップがサーボトラックに対して或る場所に位置されるときに、通
常の信号が生じる。
【0004】 図1を参照すると、半インチ幅の磁気テープ11が、多重データストライプ1
2上に288個まで、またはそれ以上のデータトラックを含む。薄膜磁気読み出
しヘッドが、データトラック12からデータを読み出すために上部位置13およ
び下部位置14に示されている。もし、テープ読み出しヘッドが16素子を持ち
、および多重位置にヘッドを移動させることにより各ヘッドが9トラックを読み
出すことができるならば、その磁気読み出しヘッドは144トラックを読み出す
ことができるであろう。望ましい構成における288トラックのようなより多い
トラックを読み出すために、二つのデータ帯域15および16が利用される。テ
ープヘッドは上部位置13および下部位置14の各々で9個の追尾位置に移動可
能である。すなわち、位置13のテープヘッドによってそれはデータ帯域15の
144トラックを読み出すことができ、および位置14でデータ帯域16の14
4トラックを読み出すことができる。二重データ帯域15および16、並びにそ
れらの帯域内部の重複ヘッド位置によって、テープヘッド位置決めは臨界状態に
ある。
【0005】 正確な多重ヘッド位置を達成するために、5個までまたはそれ以上のサーボス
トライプ17を含むことが望ましいであろう。サーボストライプ17は、多重位
置においてテープヘッドに対するテープの位置決めを行わせるために、色々なパ
ターンまたは周波数範囲を利用するであろう。このことにより、データ読み取り
ヘッドはデータストライプ12からデータをより正確に読み取る。図2を参照す
ると、サーボストライプ17がより詳細に示されている。同時係属出願、名称−
強化された同期特性を備えたテープサーボパターン、1997年2月21日出願
、米国特許出願No.804,445に開示されているように、第一周波数信号1 9は各サーボストライプ17においてフレーム18の幅を横切って書き込まれる
。当技術分野で知られているように、消去周波数のような明確に異なる周波数信
号は、範囲21および22におけるチェッカー盤パターンのような所定のパター
ンで、第一周波数信号19の上に書き込まれる。各サーボストライプ17中の1
2個の矩形20および23の水平側部は、実質的にテープ長11の移動方向に平
行である。各ストライプ17の上下に沿った外側境界25は無視されるので、各
範囲21および22の6個の矩形(12個の側部)は、周波数信号19と矩形2
0,23間に5個の水平境界(サーボトラック)24を画定する。好ましい実施
例では、矩形20は領域21および22の左側に示され、矩形23は領域21お
よび22の右側に示される。テープ読み取りヘッドのサーボ読み取り素子26は
、境界24に沿って周波数信号を読み取るために境界24に沿って正確に配列さ
れる。すなわち矩形20,23の水平部に沿う境界24を表す点線は、サーボ読
み取り素子26の中心を通過する。もしテープ上のサーボパターンが右から左に
移動すればサーボ読み取り素子26は、領域21および22間のサーボ読み取り
素子26の全幅を横切る読み取り周波数19と、サーボ読み取り素子26の半分
を横切る読み取り周波数19およびサーボ読み取り素子26の他の半分を横切る
矩形20,23からの消去周波数の間で交番する。こうして、もしテープ11が
図2に示されるように移動するならば、サーボ読み取り素子26は領域21およ
び22の各々において、先ずトラック24上の矩形20を感知し、次いでトラッ
ク24の下の矩形23を感知する。
【0006】 当技術分野で知られているように、テープ駆動中のサーボ制御システムは、ト
ラック上に留まるために、パターン21または22の最初の半分の間に感知され
た信号振幅とパターン21または22の次の半分の間に感知された信号振幅の和
によって割り算された、パターン21または22の最初(左)の半分の間に感知
された信号振幅とパターン21または22の次(右)の半分の間に感知された信
号振幅の間の差の比を使用して、位置誤差信号を決定する。図2に示されたチェ
ッカー盤パターン領域中のトラック上の正確なヘッド位置については、パターン
の各半分の期間の信号が同一であるので、比はゼロであろう。もしサーボ読み取
り素子26がトラックの上にあれば、トラックより上により多く矩形20が、お
よびトラックより下により少ない矩形23が読み取られるので、位置誤差信号の
極性は正であろう。これに応答してトラックサーボは、比がゼロになり、サーボ
読み取り素子26が正確にトラック24上にくるまで、(サーボ読み取り素子2
6を含めて)ヘッドを下方に移動するであろう。逆に、もしサーボ読み取り素子
26がトラックの下にあれば、トラックより下により多く矩形23が、およびト
ラックより上により少ない矩形20が読み取られるので、位置誤差信号の極性は
負であろう。これに応答してトラックサーボは、比がゼロになり、サーボ読み取
り素子26が正確にトラック24上にくるまで、(サーボ読み取り素子26を含
めて)ヘッドを上方に移動するであろう。この方法でテープ制御器はサーボ読み
取り素子26に関するテープ11の位置を決定でき、およびサーボ読み取り素子
26を線24に沿ったサーボトラックと配列状態に保つようにテープヘッドを移
動できる。この配列はデータ読み取りヘッド(図示せず)によるデータストライ
プ12中のデータトラックの正確な読み取りを確実にする。
【0007】 上記のシステムがサーボ読み取り素子26(および代わりに読み取りヘッド)
を正確にトラック上に保つために使用されている間、テープ制御器システムはサ
ーボ読み取り素子26が正しいトラック上にあるか否かを見分けられない。当技
術分野で知られているように、光センサーがテープに関してテープヘッドを略位
置決めするために使用されるであろう。しかしながら、データストライプ12中
のデータトラック上に読み取りギャップを位置決めするために正確な位置決めが
要求される時、光センサーは十分な精度がない。すなわち、案内によるテープ移
動の期待される範囲はトラックピッチよりもかなり広いので、トラック追随が希
望するトラックで開始することを確実にすることは不可能である。このことは間
違ったトラックが読み取られることに終わるであろう。サーボ読み取り素子26
がどのトラック24上にサーボ制御回路が位置されているかを、信頼性をもって
決定できるシステムを持つことが望ましいであろう。
【0008】 テープ位置決めに対する先行技術の解決は、読み取りまたは書き込み操作を開
始する前にトラックの適正な識別を行わせるために、データトラック中に記録さ
れた十分な情報を持つことである。この解決法は、適用分野で使用される前に総
てのトラックが適正な識別を持つことを確実にするために、テープカートリッジ
が工場において予め記録されることを必要とする。各トラックを適正に識別する
ために十分な情報で総てのトラックを予め書き込むことは、各カートリッジのコ
ストを増加する。加えて、識別情報用にデータトラック区域を使用することは、
データトラック上に実際のデータ記憶用に利用可能な区域の量が低減されるので
、容量に影響を与える。
【0009】 発明の概要 本発明は、トラック識別領域を持つ新規なサーボストライプパターンである。
トラック識別領域はサーボストライプ位置に依存する特別なサーボトラック上に
位置決めされる。テープ制御器は、感知されたトラックが、追尾サーボに使用さ
れる位置誤差信号の極性によって奇数または偶数に番号付けされたトラックであ
るかを見分けることができる。テープ制御器は次いで、トラック識別領域の有無
を奇数または偶数トラック決定と組み合わせることによって、感知されたトラッ
クを識別する。
【0010】 発明を実施するための最良の形態 色々な図のそれぞれを通して、同じ参照番号は同じ構造を示している図面を参
照し、図1は、データストライプ12のデータトラック上にヘッド読み取りギャ
ップを正確に配列するために、テープ11上に書き込まれた多重サーボストライ
プ17を図示する。図2を参照すると、サーボ読み取り素子26は、示されるよ
うにトラック24に正確に配列されている。すなわちトラック24を表す点線は
、矩形23の縁に沿いサーボ読み取り素子26の中心を通過する。テープ制御器
はこうして、サーボ読み取り素子26がトラック上に中心を置かれていることを
見分ける。テープ制御器はまたトラック追随サーボに使用される位置誤差信号の
極性によって、トラックが偶数番号トラックか奇数番号トラックを見分ける。テ
ープ制御器が見分けられないものは、テープヘッドがどの奇数番号トラックまた
は偶数番号トラック上に中心を置かれているか、ということである。本発明は、
サーボ読み取り素子26がどのトラック上に中心を置かれているかをテープ制御
器に決定させるように、テープ制御器に十分な情報を提供する。
【0011】 図1および3を参照すると、5個のサーボストライプ17の各々に一つのフレ
ーム18が示されている。図3において、番号27,28,29,30および3
1の5個のストライプを拡大し、および説明目的のために近接配置して表示され
ている。当技術分野に習熟した人々によって理解されるように、サーボストライ
プは実際にはテープの作動領域を横切って分布する狭いストライプである。各サ
ーボストライプ27−31のフレーム18は、トラック識別領域32が各フレー
ム18に独特の位置に追加される点を除いて、上の図2に関して記述されたよう
に同等である。各ストライプは、番号1から5の5個のサーボトラック24を持
つ。サーボシステムは、トラック追随サーボ中に使用される位置誤差信号の極性
によってそれが偶数番号トラック(2または4)か、または奇数番号トラック(
1,3または5)を追随しているかを見分けられるが、どの奇数または偶数番号
トラックが追随されているかは見分けられない。例えば、もし奇数番号トラック
(すなわち1)が追随されるならば、システムはトラック1下の矩形23を感知
するに先立ってトラック1上の矩形20の存在を期待するであろう。これは総て
の奇数番号トラックに当て嵌まるであろう。この期待は奇数番号トラックを安定
平衡領域とさせ、偶数番号トラックを不安定平衡領域とさせる。もし位置誤差信
号が奇数番号トラックに設定され、およびサーボ読み取り素子26が偶数番号ト
ラックに位置されていれば、トラック追随サーボはヘッドを隣接する二つの奇数
番号トラックの一つに向かって移動させる。もし偶数番号トラックが望まれるな
らば、矩形20はトラックの上の矩形23を感知するに先立ってトラックの下に
期待され、こうしてトラック追随サーボによって感知される位置誤差信号の極性
は、奇数番号トラックについてそれが在ったものから逆転される。勿論、当技術
分野に習熟した人々は、トラックの上下の位置についての正および負の極性の選
択は設計上の選択の一つであり、容易に逆にできる、ということを理解するであ
ろう。
【0012】 上記のように、テープ11は上部帯域15と下部帯域16に分割されるであろ
う。すなわち読み取り/書き込みヘッドの作動部分は何時でもテープ幅の略半分
(すなわち図1の位置13および14)を占める。上部帯域15、サーボストラ
イプ27,28および29は、サーボシステムによってトラック追随用に使用さ
れる。同様にストライプ29,30および31は、下部帯域16に使用される。
サーボシステムがトラック追随モードにある時、3個のサーボ読み取りギャップ
26の中心線を3個のストライプ(27,28,29および29,30,31)
の各々の希望するトラック中心線上に保つことが試みられるであろう。例えば、
システムが上部帯域15のトラック2を追随している時、サーボシステムは読み
取り素子26をストライプ27,28および29の各々のトラック2上に中心を
置かせるであろう。
【0013】 追随されるトラックを識別するために、トラック識別領域32が各フレーム1
8に追加される。好ましい実施例では、トラック識別領域32は各サーボストラ
イプ17の5個のサーボトラック24の二つに跨る矩形形状で描かれる。フレー
ム上の位置は、サーボストライプ17間で変化する。トラック識別領域32の位
置はストライプ27および31(トラック1および2上で)において同一であり
、およびその位置はストライプ28および30(トラック3および4上で)にお
いて同一である。ストライプ29において、トラックID32はトラック4および
5上にある。ストライプ29は、両帯域に対して共通である。追随されるトラッ
クを識別するためには、3個のストライプ(27,28,29)または(29,
30,31)の何れか二つで十分である。これはテープの欠陥、または他の問題
が生じた時、一つのストライプを無視させる。トラックID32は、サーボシステ
ムがトラック追随モードにあり、およびサーボ読み取り素子26はトラックID3
2が記録されるサーボフレーム18の長手部分を通過する時、検出される。好ま
しい実施例では、その領域の信号レベルが所定の閾値よりも少ない時、トラック
ID32を含む消去領域は検出される。例えばこの閾値は、信号19の通常レベル
の10%でも良いであろう。トラック中心線24に関する消去領域32の横縁の
位置は、閾値レベル、消去領域32の残留信号(消去後どれだけの量が残留して
いるか)、および最小検出誤差に対する要望の関数である。
【0014】 図3を参照すると、システムがトラック1または2を追随するときに、ストラ
イプ27のトラックID32は、検出される。上記のようにサーボは、トラック2
4が位置誤差信号の極性から奇数または偶数トラックの何れであるかを見分ける
。こうしてストライプ27のみを使用して、システムはトラック1,2および4
を独特に識別することができるが、トラック3とトラック5との間は識別できな
いであろう。トラックID32が検出され、およびシステムはそれが奇数トラック
24を追随していることを見分けるので、トラック1は識別される。同様に、ト
ラック2はトラックID32の存在により、およびそれが偶数トラックであるので
、識別可能である。トラック4はトラックIDが存在せず、およびそれが偶数トラ
ックであるので識別される。トラック3および5はそれらが共に奇数であり、お
よび共にトラックID32を持たないので識別することができない。同様の分析が
、ストライプ27と同等の形状を持つストライプ31について当て嵌まる。スト
ライプ28および30はまた同等の形状を持ち、および上と同じ分析を適用して
トラック2,3および4はストライプ28および30中で識別されるが、システ
ムはトラック1とトラック5との間を識別できない。図3のストライプ29に分
析を適用して、トラック2,4および5は識別できるがストライプ29中のトラ
ック1および3は識別できない。
【0015】 二つの帯域15および16に分割されたテープ11について、ストライプ27
,28および29、またはストライプ29,30および31の一方は何時でも利
用可能である。上記のように、3個のセットからの三つの利用可能なストライプ
の内の二つの如何なる組合せも、システムがサーボシステムで追随されるトラッ
クを独特に識別するのに十分である。各セットの第三ストライプは、テープ上の
傷の発生、または他の欠陥の場合の冗長目的用に使用される。
【0016】 図4を参照すると、図3のトラック24の識別は次のように行われる。システ
ムは、帯域15(ストライプ27,28および29)で操作しているが、ストラ
イプ29はそれが必要でないので利用することができない、と仮定する。ストラ
イプ27および28のトラック5に中心を置いたサーボ読み取り素子26につい
て、テープ制御器ロジック35は素子26から信号を受け、並びに位置誤差信号
およびトラック識別領域32の存在(または不存在)を決定する。位置誤差信号
の極性は、読み取りヘッドを位置決めするためにサーボシステム34によって使
用され、およびテープ制御器はトラック1、3または5の一つが追随されている
、ということを見分ける。しかしながら、テープ制御器ロジック35はストライ
プ27で追随されるトラック上の信号からトラックID32の存在を決定できなか
ったので、トラック1はテープ制御器ロジック35によって候補としては除去さ
れる。同様に、トラックID32がストライプ28で追随されるトラック上に検出
されなかったので、トラック3はテープ制御器ロジック35によって除去される
。トラック5はストライプ27および28からの唯一つの共通の候補であり、そ
れは追随されるトラックとしてテープ制御器ロジック35によって識別される。
【0017】 発明がその特別の実施例について記述されたが、添付特許請求の範囲によって
画定される本発明の意図される十分な範囲内にある変更および修正は為され得る
ように、それは制限されるべきではない。例えばサーボトラックおよびデータト
ラックの特定の数が開示されているが、本発明は、本発明の範囲から逸脱するこ
となしに、より多いまたはより少ないサーボまたはデータトラックを用いて利用
されるであろう。トラック識別領域32の矩形形状もまた修正され、およびサー
ボストライプ中のサーボトラックの数に依存して一つ以上のサーボトラックと交
差できるであろう。同様に、特別なチェッカー盤テープサーボパターンが開示さ
れたが、他の形式のパターンも本発明の範囲から逸脱せずに採用されるであろう
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気テープのデータ帯域中における多重データおよびサーボスト
ライプの図である。
【図2】 サーボパターンを図示するサーボフレームの図である。
【図3】 本発明によるトラック識別領域を持つサーボパターンを備えた多
重サーボストライプの図である。
【図4】 テープ制御器によって用いられるトラック識別方法を図示する流
れ図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年10月27日(1999.10.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 図4を参照すると、図3のトラック24の識別は次のように行われる。システ
ムは、帯域15(ストライプ27,28および29)で操作しているが、ストラ
イプ29はそれが必要でないので利用することができない、と仮定する。ストラ
イプ27および28のトラック5に中心を置いたサーボ読み取り素子26につい
て、テープ制御器ロジック35は素子26から信号を受け、並びに位置誤差信号
およびトラック識別領域32の存在(または不存在)を決定する。位置誤差信号
の極性は、読み取りヘッドを位置決めするためにサーボシステム34によって使
用される。テープ制御器はトラック1、3または5の一つが追随されている、と
いうことを見分ける。しかしながら、テープ制御器ロジック35はストライプ2
7で追随されるトラック上の信号からトラックID32の存在を決定できなかった
ので、トラック1はテープ制御器ロジック35によって候補としては除去される
。同様に、トラックID32がストライプ28で追随されるトラック上に検出され
なかったので、トラック3はテープ制御器ロジック35によって除去される。ト
ラック5はストライプ27および28からの唯一つの共通の候補であり、それは
追随されるトラックとしてテープ制御器ロジック35によって識別される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 磁気テープのデータ帯域中における多重データおよびサーボスト
ライプの図である。
【図2】 サーボパターンを図示するサーボフレームの図である。
【図3】 本発明によるトラック識別領域を持つサーボパターンを備えた多
重サーボストライプの図である。
【図4】 テープ制御器によって用いられるトラック識別方法を図示するブ
ロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・ディーン・ギリンガム アメリカ合衆国80503コロラド州ロングモ ント、ウエストレイク・ドライブ2166番 (72)発明者 リチャード・ルイス・オデイ アメリカ合衆国80303−1107コロラド州ボ ールダー、ハリソン・アベニュー4740番 Fターム(参考) 5D042 AA01 GA01 HA06 HB01

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープのフレーム上に書き込まれたサーボパターンにお
    いて、上記フレームは所定領域を上記テープ上に持ち、 上記所定領域の第一部分上に書き込まれた第一周波数を持つ第一信号、 上記所定領域の第二部分上に書き込まれ、上記第一周波数から明確に異なる周
    波数を持つ第二信号、該第二信号は少なくとも三つのサーボトラックを画定する
    ために上記第二部分の選択された領域の上に所定のパターンで書き込まれ、およ
    び 少なくとも上記トラックの一つと交差するように上記第一部分上に所定の形状
    で書き込まれ、上記第一周波数から明確に異なる周波数を持つ第三信号を有する
    ことを特徴とするサーボパターン。
  2. 【請求項2】 上記第二周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求
    項1記載のサーボパターン。
  3. 【請求項3】 上記第三周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求
    項1記載のサーボパターン。
  4. 【請求項4】 上記所定パターンはチェッカー盤パターン状の複数の矩形を
    含み、上記矩形は上記磁気テープに実質的に平行な二つの側部を持ち、上記側部
    は上記サーボトラックを画定することを特徴とする、請求項1記載のサーボパタ
    ーン。
  5. 【請求項5】 上記フレームの第一部分上に第一周波数信号を書き込むステ
    ップ、 上記フレームの第二部分上に第二周波数信号を書き込み、該第二信号は上記第
    一信号から明確に異なる周波数を持ち、上記第二信号は少なくとも三つのサーボ
    トラックを画定するために上記第二部分の選択された領域の上に所定のパターン
    で書き込まれるステップ、および 少なくとも上記トラックの一つと交差するように上記第一部分上に所定の形状
    で書き込まれ、上記第一周波数から明確に異なる周波数を持つ第三信号を書き込
    むステップを有することを特徴とする、ある長さの磁気テープのフレーム上にサ
    ーボパターンを書き込む方法。
  6. 【請求項6】 上記第二周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求
    項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記第三周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求
    項5記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記所定パターンはチェッカー盤パターン状の複数の矩形を
    含み、上記矩形は上記磁気テープの移動方向に実質的に平行な二つの側部を持ち
    、上記側部は上記サーボトラックを画定することを特徴とする、請求項5記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 更に複数の上記サーボストライプを持つことを特徴とする、
    請求項5記載の方法。
  10. 【請求項10】 上記トラック識別領域は複数の上記各サーボストライプの
    異なるトラックと交差することを特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ある長さの磁気テープに沿った複数のデータストライプ、
    および 上記ある長さの磁気テープに沿った複数のサーボストライプを有し、上記サー
    ボストライプは上記データストライプと実質的に平行で、かつそれと交互に配列
    し、 上記各ストライプは、 複数のフレーム、 上記各フレームの第一パターン上に書き込まれた第一周波数信号、 上記各フレームの第二パターン上に書き込まれ、上記第一周波数から明確に異
    なる第二周波数信号、上記第二周波数信号は少なくとも三つのサーボトラックを
    画定するために上記第二部分の選択された領域の上に所定のパターンで書き込ま
    れ、および 少なくとも上記トラックの一つと交差するように上記第一部分上に所定の形状
    で書き込まれ、上記第一周波数から明確に異なる周波数を持つ第三信号を含むこ
    とを特徴とするある長さの磁気テープ。
  12. 【請求項12】 上記第三信号は上記各サーボストライプの異なるトラック
    と交差することを特徴とする、請求項11記載のある長さの磁気テープ。
  13. 【請求項13】 上記第二周波数は消去周波数であることを特徴とする、請
    求項11記載のある長さの磁気テープ。
  14. 【請求項14】 上記第三周波数は消去周波数であることを特徴とする、請
    求項11記載のある長さの磁気テープ。
  15. 【請求項15】 上記所定パターンはチェッカー盤パターン状の複数の矩形
    を含み、上記矩形は上記磁気テープの移動方向に実質的に平行な二つの側部を持
    ち、上記側部は上記サーボトラックを画定することを特徴とする、請求項11記
    載のある長さの磁気テープ。
  16. 【請求項16】 上記第三信号の上記所定形状はトラック識別領域を持つこ
    とを特徴とする、請求項11記載のある長さの磁気テープ。
  17. 【請求項17】 上記複数のサーボストライプは3個のサーボストライプを
    持ち、各サーボストライプはトラック1から5と指名された5個のサーボトラッ
    クを持つことを特徴とする、請求項16記載のある長さの磁気テープ。
  18. 【請求項18】 各サーボストライプは、以下の上記トラックと交差する上
    記トラック識別領域、すなわち 第一サーボストライプ上でトラック1および2と交差する上記トラック識別領
    域、 第二サーボストライプ上でトラック3および4と交差するトラック識別領域、
    および 第三サーボストライプ上でトラック4および5と交差するトラック識別領域を
    持つことを特徴とする、請求項17記載のある長さの磁気テープ。
  19. 【請求項19】 ある長さの磁気テープ、 テープ上に書き込まれ、およびテープに沿って縦方向に延在する複数のデータ
    トラック、 互いに隣接するテープに書き込まれ、およびそれに沿って縦方向に実質的に連
    続して延在し、並びに実質的にデータトラックと平行であり、テープに沿って一
    連のフレームより成る複数のサーボトラックを有し、 各フレームは、 極性、振幅または各トラックを偶数または奇数トラックと画定する他の特性を
    持つサーボトラック、 フレームの一部の上に書き込まれた第一周波数を含み、および複数のサーボト
    ラック中におけるサーボトラックの総てではなく幾つかを横切って横方向に延在
    し、それによって複数のサーボトラック中の偶数または奇数トラックの少なくと
    も幾つかを識別する識別信号を持つことを特徴とするサーボの書き込まれたテー
    プ。
  20. 【請求項20】 更に、一つの奇数トラックおよび一つの偶数トラックを横
    切って延在する識別信号を備えた、全部で4個のサーボトラックを有することを
    特徴とする、請求項19記載のサーボの書き込まれたテープ。
  21. 【請求項21】 第一複数体から横方向に離隔配置され、およびそれと平行
    なテープ上に設けられたサーボトラックの少なくとも一つの追加の複数体、それ
    ぞれの少なくとも一つの追加の複数体における各サーボトラックは第一複数体中
    の各サーボトラックに対応するサーボトラックを持ち、および フレームの一部の上に書き込まれ、および第一識別信号が横切って延在する第
    一複数体のサーボトラックに対応するサーボトラックから少なくとも部分的に異
    なる少なくとも一つの追加のサーボトラックの複数体におけるサーボトラックの
    総てではないが幾つかを横方向に横切って延在する少なくとも一つの追加識別信
    号を有することを特徴とする、請求項19記載のサーボの書き込まれたテープ。
  22. 【請求項22】 奇数または偶数であるサーボトラック、およびトラック上
    の識別信号の一つの有無、および少なくとも一つの追加識別信号中のその対応ト
    ラックの組合せは、各トラックについて独特の組合せであることを特徴とする、
    請求項21記載のサーボの書き込まれたテープ。
  23. 【請求項23】 各複数体に少なくとも5個のサーボトラックを備え、並び
    に 第一複数体中の第一および第二トラックを横切って延在する第一複数体の信号
    中の識別信号、第二複数体中の第三および第四トラックを横切って延在する第二
    複数体の識別信号、および第三複数体中の少なくとも第五サーボトラックを横切
    って延在する第三複数体の識別信号を備えて、 サーボトラックおよび識別信号の三つのこのような複数体を有することを特徴
    とする、請求項22記載のサーボの書き込まれたテープ。
  24. 【請求項24】 各複数体のサーボトラックは6個のサーボトラックを持ち
    、および第三複数体の識別信号は第三複数体の第五および第六サーボトラックを
    横切って延在することを特徴とする、請求項23記載のサーボの書き込まれたテ
    ープ。
  25. 【請求項25】 サーボトラックおよび識別信号の追加の二つのこのような
    複数体を有し、 奇数および偶数トラックの組合せ、および第三、第四および第五複数体につい
    てのトラック上の識別信号の有無が第三、第四および第五複数体における各トラ
    ックについて独特な組合せを提供するように、第四および第五複数体のトラック
    および信号は第一および第二複数体におけると同じようなトラック上に位置決め
    されることを特徴とする、請求項23記載のサーボの書き込まれたテープ。
  26. 【請求項26】 サーボトラックは、 フレームの第二部分上に書き込まれた第二周波数を含むとともに、サーボトラ
    ックの全複数体を横切って延在する第二信号、および 第二部分の選択された領域上に所定のパターンで書き込まれた第三周波数を含
    む第三信号を有し、 第二および第三信号は共にサーボトラックを画定することを特徴とする、請求
    項19記載のサーボの書き込まれたテープ。
  27. 【請求項27】 第三周波数は第二周波数の約半分であることを特徴とする
    、請求項26記載のサーボの書き込まれたテープ。
  28. 【請求項28】 第三周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求項
    26記載のサーボの書き込まれたテープ。
  29. 【請求項29】 第一周波数は消去周波数であることを特徴とする、請求項
    19記載のサーボの書き込まれたテープ。
  30. 【請求項30】 ある長さの磁気テープに沿って縦方向に実質的に連続して
    延在する複数のサーボトラックを書き込む方法において、 (a)第一周波数信号に縦方向に隣接し、および複数のサーボトラックがその
    上に書き込まれるべきテープの全体を横切って横方向に延在する第一周波数信号
    を書き込むステップ、および (b)第二周波数信号がその上に書き込まれたテープ領域の選択された領域上
    に所定のパターンで第二周波数信号を書き込み、それらの間の第二および第三周
    波数は各トラックが奇数または偶数として容易に識別されような方法で複数のサ
    ーボトラックを画定するステップ、 (c)奇数または偶数である各サーボトラックおよび識別信号の有無の組合せ
    が各サーボトラックを独特に識別するように、サーボトラックの総てではないが
    幾つかを横切って横方向に延在するフレーム中の所定位置に、第三周波数信号を
    識別信号として書き込むステップ、および (d)サーボトラックに沿う各フレームについてステップ(a)、(b)およ
    び(c)を繰り返すステップを有することを特徴とするサーボトラック記入方法
  31. 【請求項31】 偶数または奇数であるサーボトラックおよびそのトラック
    上の識別信号の有無、およびその対応トラックの組合せが、各トラックについて
    の独特な組合せを創り出すように、他のセットのトラックに対応する平行サーボ
    トラック、および各セットにおける識別信号を創り出すために、テープを横切っ
    て横方向に離隔配置された第一、第二および第三信号の多重セットをステップ(
    a)、(b)および(c)の仕方で書き込むステップを更に有することを特徴と
    する、請求項30記載の方法。
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